リプレイ
レイラ・イグラーナ
モスクワ制圧からの周辺支援やサンクトペテルブルク攻めも疎かにはできません。いち早くラスプーチンの足取りを掴めたのは僥倖ですね。
ラスプーチンの配下ではないということですが、果たして誰の部下なのか。
これだけ厳重ですと隠れてひそかに……というのも難しいでしょう。まずは正面からの戦闘のつもりで臨みましょう。
銀の針を手に【手製奉仕・旋】。防衛線を組む敵から集中的に狙われては持ちません。【ダメージアップ】を乗せた複数の敵を攻撃するパラドクスで早期の撃破を目指します。
あちらがバリケードなどの防衛設備を使ってきた場合、闇雲に攻撃するのではなく、顔など見えている部分を狙うか、見えている部分から胴体の位置を予測し、バリケードごと貫いて胴体を狙います。
人型、それも全身鎧を着ていては柔軟な動きはできません。バリケードさえ貫ければ大きく予測を外すことはないでしょう。
反撃の広範囲の攻撃は振るわれるたびに飛び退き、立ち位置を変え、連続で攻撃を受けないように。
まだこの地の戦いは始まったばかり……ここからです。
●強固な防衛ラインと守護する者達
「モスクワ制圧からの周辺支援やサンクトペテルブルク攻めも疎かにはできません。いち早くラスプーチンの足取りを掴めたのは僥倖ですね。ラスプーチンの配下ではないということですが、果たして誰の部下なのか」
そう呟きながら、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は、身を隠しながら、防衛ラインの様子を伺う。
「これだけ厳重ですと隠れてひそかに……というのも難しいでしょう」
レイラの見立て通り、敵はひっきりなしに、警備を続けている。しかも、既にバリケードやトーチカなども設置されているようだ。
思わず、ため息が出てしまうのも仕方ないというもの。
「まずは……」
ニードルケースから銀の針を手に取ると、颯爽と正面から突破を図る。
「ディアボロスだ!!」
「絶対にここを通すなっ!!」
防衛ラインを守る黄金騎士団達がすぐさま、集まってくるのが見えた。その前に少しでも敵を、目の前のバリケードを崩しておかなくてはならない。
「不凍の信念、垣間の大地。爛れる呵責が心魂を通す」
手製奉仕・旋(ハンドメイドサービス・スピラーリ)だ。ドリルのように高速回転した針がバリケードを貫通して、黄金騎士団の体を貫いたのだ。
「ぐああああああ!!」
「な、バリケードに阻まれているはずなのに!?」
「そこに顔があるではありませんか」
そう、レイラはバリケードから見える頭部を見て、バリケードごと貫いたのだ。
「皆、頭を隠せ!! そうすれば、敵の攻撃は来なくなるはずだ!!」
その言葉にレイラは嫌そうな顔を浮かべた。逆に敵から放たれてくる轟雷波が激しさを増してくる。
「敵も考えるものなのですね」
ならばと、気配を頼りに三本の銀の針をバリケード越しに放っていく。命中率は下がるが、お陰でレイラのいる方向のバリケードは、かなり損傷が激しくなってきたようだ。もちろん、レイラも連続で攻撃を受けぬよう、飛び退き、立ち位置を変えて何とか敵の攻撃を避け続けていた。
「まだこの地の戦いは始まったばかり……ここからです」
そう、レイラの言う通り、戦いはまだ始まったばかり。ここの防衛ラインを突き崩すには、もう少し時間が必要なようである。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
マティアス・シュトローマー
自国にアルタン・ウルクを招き入れるなんて正気?
……悔しいけど、今はラスプーチンの目論見通りに動くしかなさそうだ
その卑劣な策を講じたのはこのディヴィジョンのお偉いさんなんだけどなー
なんて言っても、今はまだ信じて貰えないだろうから――
ここは力尽くで突破する!
仲間に続いてパラドクスを発動。混乱に乗じてダッシュで地を駆け、バリケードかそこから顔を出す敵を足蹴に高く跳躍。さらに【エアライド】で宙を蹴り、遮蔽物のない高所から衝撃波を伴う一撃をお見舞いするよ
狙いは仲間と統一し、一撃で倒せる個体を優先して撃破。また、一手で複数の敵を巻き込めるようポジション取りにも注意を払おう
衝撃波でバリケードごと吹き飛ばしてしまうのもアリだろうか
二段構えの攻撃は厄介だね
なら、守りも二段構えに
反撃は敵の持つハルバードのリーチに入らないよう【エアライド】で宙へと逃れる事で直撃を回避。ガードアップの効果を纏わせたライオットシールドを構え、稲妻から受けるダメージも出来る限り抑えたい
次に会う面々はもう少し話が通じればいいんだけど
●力尽くで突破せよ!
「自国にアルタン・ウルクを招き入れるなんて正気? ……悔しいけど、今はラスプーチンの目論見通りに動くしかなさそうだ」
既にレイラが暴れてくれているお陰で、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)もやりやすくなっているようだ。
「その卑劣な策を講じたのはこのディヴィジョンのお偉いさんなんだけどなー。なんて言っても、今はまだ信じて貰えないだろうから――ここは力尽くで突破する!」
マティアスは、レイラに引き続き、重ねるようにアイゼンハントを放ち、黄金騎士団達の混乱を更に助長させていく。
「うわ、こっちからもディアボロスが現れたぞ!!」
兵力が二分することで、強固だった防衛ラインも徐々にひび割れているのに、敵は気づいていないようだ。
そのまま、マティアスは駆け抜け、バリケードから顔を出す敵を足蹴に高く跳躍。さらにエアライドで宙を蹴り、遮蔽物のない高所からの。
「Leck mich am Arsch! ……なんてね」
アイゼンハント、もとい、鉄の拳で壁を突き破るように。立ちはだかるもの全てを打ち払う、嵐のような一撃を放った。
「ぐああああああ!!」
見事に巻き込まれた2体の黄金騎士団達が倒れ、そこから潜入していく。
「急いで止めろっ!!」
慌てふためきながら、マティアスを塞ぐように黄金騎士団達が立ちはだかる。と、敵の後ろでレイラがまた敵を倒してくれたのが見えた。恐らく、あともう少しすれば、レイラは更に奥へと進めるだろう。
と、黄金騎士団達がマティアスを止めようと攻撃してきた。
「二段構えの攻撃は厄介だね。なら、守りも二段構えに……」
まずは振るわれるハルバートの間合いに入らないよう、飛び上がりつつ後退することで、直撃を回避。さらに続く攻撃もまた、守りの力を込めたライオットシールドを構え、稲妻から受けるダメージも出来る限り抑えていく。やはり、全ての攻撃を無効化することはできなかったが、ダメージはかなり抑えられたはずだ。
「くっ……やるな」
「それはどうも!」
お返しにと言わんばかりにマティアスは、再び、嵐のような衝撃波を浴びせた。今度は後続してくれる仲間のためにも、バリケードごと吹き飛ばす勢いで。
「うわああああ!!」
次々と黄金騎士団達が倒れていく。ようやく、奥への道が切り開かれ、マティアスも先に行くレイラの後を追う。
「次に会う面々はもう少し話が通じればいいんだけど」
そう呟きながら、マティアスは次の戦場へと急ぐのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
ディアボロス達は、ようやく、堅い守りであった防衛ラインを越えて、更に敵のいる奥へと突き進んでいく。
と、その途中で集団で動く、諜報員達の姿が見えた。
幸いにもアヴァタール級のアンナの姿が見えない。今のうちであれば、よりスムーズにラスプーチンへの疑いを植え付けることも可能だろう。
それとも、アヴァタール級がいない間を使って、そのまま諜報員を撃退するのもできるだろう。奇襲をかければ、かなり優位に戦いを勧められるはずだ。
どの作戦を取るか、疑いを植え付けて逃がすか……どうするかは、ここにいるディアボロス達に委ねられている。
マティアス・シュトローマー
ラスプーチンへの疑いを植え付けるため、諜報員に真実(と少しの嘘)を伝えよう。両手を上げれば“今は”戦う意思が無い事も伝わるだろうか
『ディアボロスが、吸血ロマノフ王朝にアルタン・ウルクを呼び寄せようとしている』
君達はラスプーチンのこの情報を信じてここにいる訳だ
結論から言うと、近いうちにエカテリンブルク南方からアルタン・ウルクが侵入してくるだろう。けどこれを企てたのは、君達をここに派遣するよう指示したラスプーチン本人だ
俺が今真実を伝えているのは、君達のためじゃない。ロマノフで生きている何の罪もない人達のため
俺達は彼らを守るためなら君達と肩を並べて戦う覚悟もある
そもそも、仲間を欺き姿を隠していた奴の言う事なんて信用出来る?
今回も自分の配下ではなく“わざわざ”君達を派遣して俺達とアルタン・ウルクにぶつけるなんておかしいと思わない?
彼はより大きな権力を握るために画策しているんだよ
君達を捨て駒にして――ね
今は信じてくれなくていい
ただ、事が起きた時には思い出して。最前線で戦っているのはきっと俺達だから
●ほんの少しの嘘と真実を
目の前にいるのは、アヴァタール級つきの諜報員達だ。今は別行動をしているらしく、ここにアンナの姿はなさそうである。
それを確認すると、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)は、両手を上げて、『今は』攻撃の意志はないことを示しながら、彼らへと近づいていく。
「……な、なんだ?」
「お前は、ディアボロス……なのか?」
攻撃してこないマティアスを見て、警戒しながらも諜報員達も攻撃せずにいてくれているようだ。どちらかというと、困惑しているというのに近いかもしれない。
その様子に少しホッとしながらも、マティアスは友好的な態度を崩さず、その手もそのままにしながら。
「『ディアボロスが、吸血ロマノフ王朝にアルタン・ウルクを呼び寄せようとしている』……君達は、ラスプーチンのこの情報を信じて、ここにいる訳だ」
「……それがどうした」
声を掛けてきたのであれば、話を聞くつもりはあるようだ。マティアスは続ける。
「結論から言うと、近いうちにエカテリンブルク南方からアルタン・ウルクが侵入してくるだろう。けど……これを企てたのは、君達をここに派遣するよう指示したラスプーチン本人だ」
「な、なんだと!?」
マティアスの告白に、諜報員達は更に戸惑いを見せていた。信じたくないと言った表情も見て取れる。
「俺が今真実を伝えているのは、君達のためじゃない。ロマノフで生きている何の罪もない人達のため。俺達は彼らを守るためなら、君達と肩を並べて戦う覚悟もある」
「嘘だっ!!」
さっそく噛みついて来た。構わず、マティアスは次の言葉をそのまま告げる。
「そもそも、仲間を欺き姿を隠していた奴の言う事なんて信用出来る? 今回も自分の配下ではなく“わざわざ”君達を派遣して俺達とアルタン・ウルクにぶつけるなんておかしいと思わない? 彼はより大きな権力を握るために画策しているんだよ。君達を捨て駒にして――ね」
「……っ!!」
ふっと笑みを見せながら、マティアスは締めにかかる。
「今は信じてくれなくていい。ただ、事が起きた時には思い出して。最前線で戦っているのは、きっと俺達だから」
そのマティアスの言葉を静かに聞いていた諜報員達は、仲間達と顔を見合わせ、困惑した表情で言葉を失うのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
「何を話しているかと思えば……そんな嘘を私の部下達に吹き込むなんて、流石はディアボロスですね」
そこに現れたのは、『吸血侍女長』アンナ・デミドヴァだ。
「で、ですが……」
「ラスプーチン様が、そんなことをなさるとは思えません。ディアボロスが言った嘘ですよ。あなた達を惑わすための、ね。さあ、目の前にいるディアボロス達を殲滅させますよ」
我々の任務は、防衛ラインを破った者を滅ぼすのみ。
そのアンナの言葉に、諜報員達は煮え切らない表情で、アンナの護衛につくのであった。
●マスターより
諜報員達を逃すには、諜報員の青丸が達成する前に、アンナを倒すことが必要になります。
その場合、諜報員達がアンナを支援するので、ダメージが通りにくくなりますので、ご注意ください。
また、諜報員をここで打ち取ってもかまいません。最終的に、アンナを倒せば、この依頼は達成されますので、どのようにするのかをご相談の上、進めていただけると幸いです。皆さんのプレイング、お待ちしています。
レイラ・イグラーナ
彼はそんなことをしないだろう、しないはずだ……
貴女はラスプーチンを信じているのですね。
それが事実であった時、被害を被るのはこの吸血ロマノフ王朝、ひいては断片の王であるはずなのに。それよりもご自身の思想を大事にされるとは。
素晴らしい忠義ですね。
煽るような言葉を投げかけ、戦闘へと入ります。
アンナ・デミドヴァの心を揺らがすことはできずとも、諜報員たちの心が揺らげば多少は横やりもマシになるでしょう。
銀の針を手に、【手製奉仕・駆】。戦場を駆け、アンナ・デミドヴァが振るう、生き物のように動く魔力の鞭を避けながら戦闘を行います。
この辺りにはバリケードはなさそうですが、周囲の建造物や樹など、ありとあらゆるものを足場にし、鞭をかいくぐってアンナ・デミドヴァへと接近。銀の針を突き立てます。
貴女は信じようと信じまいと構いません。
どの道、ここを抜けラスプーチンの元に向かうには……排除するしかないのですから。
お覚悟を。
●『吸血侍女長』アンナ・デミドヴァの憂鬱
「彼はそんなことをしないだろう、しないはずだ……貴女はラスプーチンを信じているのですね」
そう声をかけるのは、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)だ。
「もちろん。あなた方の言葉の方が嘘に決まっています」
しっかりとした口調で、アンナは言い切った。しかし、レイラは、すっと銀の針をアンナに向けながら。
「それが事実であった時、被害を被るのはこの吸血ロマノフ王朝、ひいては断片の王であるはずなのに。それよりもご自身の思想を大事にされるとは。素晴らしい忠義ですね」
「何ですって!?」
アンナはそのレイラの言葉に逆上しているようだ。煽るようなレイラの言葉にアンナの護衛をしている諜報員達もざわついている様子。
(「揺らぎましたか。ならば、多少は横やりもマシになるでしょう」)
その隙にレイラはそのまま、一気に距離を詰めてアンナに迫る。
「アンナ様!!」
すぐさま諜報員達が動き出すものの、一足遅かった。
「軋む節足、唸る灰猫……」
「くっ
……!!」
何とかアンナは鮮血の如き魔力を宿した鞭を振るうも、レイラはその鞭を足場にして躱し、高速で縦横無尽に駆け抜け、アンナの背後を捉える。
「石火の鉤爪が瑕疵を劈く」
「ぐあっ!!」
そのまま一気に、愛用の銀の針を突き立てて見せる。そして、すぐさま、そのスピードで距離を開けて。
アンナの振るう鞭がレイラの服を少々、切り裂かれた。
「貴女は信じようと信じまいと構いません。どの道、ここを抜けラスプーチンの元に向かうには……排除するしかないのですから」
ずさっと、地面に着地すると、レイラはもう一度、銀の針を構え直す。
「お覚悟を」
細められたレイラの赤い瞳が、しっかりとアンナを捉えていた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【壁歩き】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
六宮・フェリクス
(トレインチケット)
岩船・長武
(トレインチケット)
●憂鬱はなおも続く
「よう、手こずってるようだな」
ばさりと白い翼を広げ、意気揚々と現れたのは鳥のような仮面をつけた男、六宮・フェリクス(An die Freude・g01325)だ。
「またディアボロスか。ここで滅ぼしてあげましょう」
嫌そうな顔をしながら、アンナはさっそく、鮮血の如き魔力を宿した鞭を振るうと。
「おっと、そうはさせねぇぜ!」
フェリクスとアンナの間に、滑り込むように割入ったのは、ドラゴニアンの岩船・長武(ずんぐり竜騎士親父・g02803)。アンナの赤い鞭をハンマーで叩き潰して、動きを止めていた。
「まだいたのですかっ!?」
驚きながらも、横やりを入れてきた長武を睨みつけ、今度は魔力で生み出した鮮血の刃を纏わせた腕を、その長武へと振るう。
「くっ……なかなかの腕を持ってやがるな」
その服も鱗もズタズタになりながらも、長武は、仲間の盾になることをやめない。
「どこまで耐えられるか見ものですね!!」
その様子にアンナは勝ち誇ったように声をあげると。
「復讐するは我にあり、ってなァ!」
急に飛び上がると、そのままアンナへと強襲してきた。そう、長武の竜翼翔破だ。その手に持つピストルクロスボウで撃ちながら、アンナへと攻撃を重ねていく。
「ぐはっ!!」
その隙を傍で見ていたフェリクスは見逃さない。
「意外といい女じゃねぇか」
嬉しそうな声を上げつつ、装着していた高速機動ユニットを起動。そのままアンナへと突っ込んでいく。
「オーケー、楽しい地獄を演じようぜ、ハニー! ハニーが嫌がっても、その手は止めないがな!!」
通路の壁を蹴って軌道を変えると、そのまま一気にすべてを捩じ伏せるための刀剣、『閃光』を振るう。それが、フェリクスのボルテックチャージだ。
「辻斬りに遭った、運が悪いとでも思うが良いぜ!」
「あああああっ!!!」
傷つきながらも、それでも、アンナはまだ立ち上がる。
「そう……ですね。まさか、これほどの力を持っているとは思っていませんでした。ですが、私もタダではやられませんよ。せめて……お前だけでも!!」
「ぬっ!?」
再び放たれた鮮血の刃を纏わせた腕が長武へと容赦なく振り下ろされた。
「ぐあっ!!」
力の込められたそのアンナの攻撃は、長武をそのまま地に伏せていく。
「後はお前ひとり……」
「オレとしては、もう少しハニーと過ごしたかったが……」
先ほどの高速機動ユニットを起動させると、倒れた長武を担いで、後退していく。
「残念だが、ここでお暇させていただくぜ。けど、オレ達を甘く見ない方がいいぜ」
きっと、後続の仲間達がハニーを倒すだろうから。
その言葉を胸に秘め、フェリクスは長武と共に、その場を後にしたのだった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【壁歩き】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
マティアス・シュトローマー
お褒めに預かり光栄だなー
その物騒な鞭もついでに仕舞ってくれたらもっと嬉しかったんだけど
仲間が攻撃を仕掛けた隙にこちらも銃を構え、パラドクスを発動。雷撃を纏った数多の弾丸を敵陣に放ち、その連携を崩していく
複数体を巻き込むパラドクスで諜報員とアンナを分断しながら【通信障害】の効果を使い、援軍を呼び込まれたり、こちらの情報が敵軍に伝達されるのを防ごう
傘はお忘れなく――なんて
この雷雨は傘があっても防げなかっただろうね
面白い鞭の使い方だね、速すぎて目で追えなかったよ
――でも、蝙蝠と渦なら目視出来る……!
ジャンプで後退後、さらに【エアライド】で宙を蹴る事で鮮血の渦に巻き込まれないよう回避。続いてこちらに向かってくる蝙蝠は銃撃で撃ち落とし、対応しきれないものはガードアップの効果を纏わせたライオットシールドで往なしていく
能力値アップの効果で戦闘が長引くほどこちらが有利になるからね。ここを耐え切り、再び弾丸を撃ち込もう
今回蒔いた種がどう芽吹くのか
ラスプーチンを追い詰める一手になる事を祈ろう
●憂鬱の終わりとそして
「お褒めに預かり光栄だなー。その物騒な鞭も、ついでに仕舞ってくれたら、もっと嬉しかったんだけど」
そこに現れたのは、マティアス・シュトローマー(Trickster・g00097)。
激しい戦いに諜報員達は、慌てふためき、対応しきれていない様子。
それでも、アンナは一人で戦っていた。連戦だというのに、自身もかなりの傷を負っているというのに、先ほどは二人のディアボロスを撃退して見せた。
そのことに驚きながらも、マティアスも戦いに参戦する。
「まだ終わってはいません!!」
最初から戦っていたレイラが愛用の銀の針を突き立てたのだ。しかし、長い戦いでかなり疲労がたまっている様子。恐らくこれが最後の攻撃になるだろう。
「レイラは下がってて」
そうマティアスが言うと、レイラは大人しく、その指示に従い後退。すると同時に。
「傘はお忘れなく――なんて」
マティアスが放ったのは、ゲヴィッター。激しい雷雨と共に放たれた弾丸が、盾になる諜報員ともども、アンナを貫いていく。
「ああああああっ!!!」
叫ぶアンナにマティアスは告げる。
「この雷雨は、傘があっても防げなかっただろうね」
と。アンナは即座に護衛達を呼び寄せると、再び、戦いへと転じてきた。
「それでも戦えるんだ。やはりアヴァタール級は強いね」
クローフィ・プリェーチで生み出された鮮血の如き魔力を宿した鞭を、アンナは必死に振るって見せる。
「面白い鞭の使い方だね、速すぎて目で追えなかったよ――でも」
マティアスは心の中でこう告げた。
(「蝙蝠と渦なら目視出来る
……!」)
軽く後ろへと飛び上がる。
「避けられると思っているのですか!」
「だろうと思ったよ!」
更にマティアスはエアライドを使って、見えた渦を何とか避けて見せた。更に襲い掛かる蝙蝠は、手にしていた銃で打ち落とし、それでも打ち落とせなかったものに関しては、ライオットシールドで往なしていく。
「わ、私はそれでも……っ!!」
「傘はお忘れなく」
鞭の動きが止まったのを見て、マティアスは攻撃へと転じる。再び、ゲヴィッターで雷雨と共に弾丸を放つと。
「いやあああああ!!」
叫びと共にアンナが倒れた。
「い、行きなさい……」
その最後のアンナの言葉を受け取り、諜報員達は即座に逃げ去っていく。
残ったアンナは、そのままその姿を消していった。
戦いは終わった。アヴァタール級であったアンナを倒し、真実を知った諜報員達は逃げ去っていった。
「今回蒔いた種がどう芽吹くのか……今は、ラスプーチンを追い詰める一手になる事を祈ろう」
任務を終えたマティアスは、他の仲間達に手を貸しながら、今後の事を憂いつつ、その場を去るのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!