リプレイ
③👾ペルセポリス封鎖戦『水馬蒙衝兵』
嵐柴・暁翔
亜人達に組織的な行動を要求するのがどだい無理な話なのかもしれないけど、中途半端に頭が回るジェネラル級は苦労していそうだな
もっとも、そういう立場にいたのに今まで手を打ってこなかったのなら殆どの苦労は身から出た錆でしかないな
現地到着後は高台に上るなりして速やかに水馬蒙衝兵達を探します
足が浮遊するアメンボってホバークラフトみたいだけど、移動音がないなら偵察や奇襲に向いていそうだな
水馬蒙衝兵達がどの程度周囲を警戒しながら動いているのかは分かりませんが、発見次第《贋作者》謹製の『PGM ヘカートⅡ』で砲撃を敢行します
意図的に逃がすか全員仕留めるかは状況次第ではあるけど、全滅させる勢いでやらなければどちらも出来ないからな
蹂躙戦記イスカンダルの年代的に時計はないだろうし、そもそもそういう時間の概念そのものがないのかもしれないけど、ろくに帰投時間も指定されずに偵察に出される方々も大変だな
(「…亜人達に組織的な行動を要求するのがどだい無理な話なのかもしれないけど、中途半端に頭が回るジェネラル級は苦労していそうだな…もっとも、そういう立場にいたのに今まで手を打ってこなかったのなら、殆どの苦労は身から出た錆でしかないな…」)
蹂躙戦記イスカンダルの要衝、ペルセポリス東方に到着した嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は声には出さずに呟きながら、目に付く高い岩山へ【飛翔】を併用して素早くかつ目立たないように登り、頂上から周囲を見回す。探す相手はトループス級蟲将『水馬蒙衝兵』の集団。高速で走る巨大アメンボに乗った蟻人…しかもけっこう派手な色合いをしている…という荒野では、いや、たぶんどこにいようが異質な存在が比較的平坦な場所を移動している姿を発見するには、それほど時間はかからなかった。
(「けっこう数がいる…意図的に逃がすか全員仕留めるかは状況次第ではあるけど、全滅させる勢いでやらなければどちらも出来ないからな…」)
呟きながら暁翔はパラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動。マテリアルライフル「PGM ヘカートⅡ」を作成し、高所遠距離から攻撃を仕掛ける。
「!!!!!」
複数の『水馬蒙衝兵』が直撃を受けアメンボもろとも粉砕されるが、さすがに偵察行動の最中だけあって半ば自動的に反撃のパラドクス「エネルギー砲」を発動。攻撃してきた何者かに向け、アメンボの口から高出力ビームを放つ。潰れる寸前の反撃のため狙いは不正確で暁翔を直撃することはなかったが、掠める程度でも多少のダメージは受ける。
そして攻撃を受けなかったトループス級は、混乱したのかアメンボらしく瞬時その場でくるくると何度か旋回したが、すぐに西…ペルセポリスに向け疾走を始める。
「敵襲! 敵襲! 全機、全速デ帰還セヨ! 急ギ戻ッテ、敵ノ進出ヲ報ジル!」
成功 🔵🔵🔵🔴
効果1 【飛翔】LV1が発生! 効果2 【ガードアップ】LV1が発生!
③👾ペルセポリス封鎖戦『水馬蒙衝兵』
アルラトゥ・クリム
寝返りたくても、懸念が多くて決心が付かない…かあ。
亜人にしては慎重って言えなくも無いけど、
優柔不断なだけって気もするね…
さて置き、可能なら救援機動力で戦場へ駆けつけ
不可能なら荒野迷彩のフード付ポンチョを纏って岩場などの障害物に隠れつつ
戦闘音などを頼りにしつつ、双眼鏡で慎重に周囲を観察して情報収集し敵の位置を看破
比較的平坦な場所を滑走する派手な容貌は、荒野なら結構に目立つ筈
可能なら撤収する敵の側面から奇襲する
敵を発見、或いは戦場に合流したら障害物に隠れつつ間合を詰め
相手を観察して情報収集を行い、速度や反応性など敵の基礎性能を看破
残像を纏った超高速移動で一気に敵の懐に入り
剣形態ブレードガンに伸長させた魔力刃を纏わせ華麗に舞わせ
敵の高機動攻撃を受け流し、XMA宜しき体捌きで回避軽減しつつ
最高効率による斬撃で一気に薙ぎ払い、敵の数を減らしつつ此方の存在をアピール
極少数、可能なら1~2体程度まで減らした敵を故意に逃がして
此方の存在の情報を持って帰って貰う
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
(「救援機動力で一気に…というわけにはいかないのか。まあ、危機に直面しているわけではないというのは、いい兆候かもしれないけど」)
戦場に降り立ったアルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は、パラドクス「Infinity EndAll(インフィニティー・エンドオール)」を発動。世界その物を含めた全ての『存在』という『情報』を感じ取り、自身が今居る場の『全ての情報の流れ』を把握しながら、声に出すことなく呟く。パラドクスの力により瞬時に戦場全体を把握したアルラトゥは、ディアボロスに攻撃されて敗走するトループス級蟲将『水馬蒙衝兵』の集団を把握。岩陰を低空で飛んでいく【飛翔】を使用し、最短最速で敵の側面へ出る。
(「…位置関係から、一撃で全滅は無理か。ならばいい。二体を残してペルセポリスへ走らせ、防衛部隊を引き出す囮になってもらおう」)
すべてを把握した者ならではの冷徹な判断を下すと、アルラトゥは残像を帯びた超高速移動を行い敵中を駆け、伸縮自在の魔力刃を帯び斬撃力を増した剣形態ブレードガンを以て『水馬蒙衝兵』を薙ぎ払う。
「!!!!」
瞬時に両断されたトループス級は、しかし、ディヴィジョン崩壊を乗り越えて戦闘を続けている古兵だけあって、倒れる寸前に反撃のパラドクス「高速横動」を発動。捨て身の斬撃と巨大アメンボの体当たりでアルラトゥに反撃する。アルラトゥは華麗に身を躱すが、パラドクス同士の近距離激突を完全に避けることはできず、掠めた程度ではあるが多少のダメージを負う。
「…想定内だ」
呟いて、アルラトゥはペルセポリスへと逃走する残兵と、その向こうにそびえる巨大城塞都市を見やる。
「…寝返りたくても、懸念が多くて決心が付かない…かあ。亜人にしては慎重って言えなくも無いけど、優柔不断なだけって気もするね…」
ペルセポリスに籠るジェネラル級『ダレイオス3世』の心境を思いやって(?)か、アルラトゥは声に出して小さく呟いた。
成功 🔵🔵🔵🔴
効果1 【完全視界】LV1が発生! 効果2 【命中アップ】LV1が発生!
防衛部隊をおびき出すため、偵察部隊の卜ループス級蟲将『水馬蒙衝兵』を二体だけ残してペルセポリスへと敗走させているディアボロスだが、周辺の地形が少々都合が悪いことに気がついた。
ある程度平らな地形でないと『水馬蒙衝兵』が乗っている巨大アメンボは走れないのだが、そういう地形は限られており、ペルセポリスのかなり至近まで行かないと城塞から敗走部隊が目視できない。大きな岩山が視界を塞ぐようにでんと立ちはだかっており、その向こう側で何をやっていても見えたり聞こえたりしないのだ。
普通なら、ペルセポリスに逃げ込もうとする敵部隊が大きく迂回しなくてはならず好都合なのだが、今回ばかりは防衛部隊が戦闘に気づかず出てこないのは困る。岩山は通常の地形だからパラドクスをぶつけて壊すという手もありかもしれないが、それでは派手過ぎて防衛部隊が警戒するかもしれない。もう少し自然な形で、ペルセポリスの防衛部隊に敗走部隊の存在を気づかせる方法はないだろうか?
①🔑籠城する亜人への挑発
扶桑・深汐
(トレインチケット)
①🔑籠城する亜人への挑発
時任・夕弥
(トレインチケット)
「ふむ…あの城塞に籠る敵を引き出すのか。しかも、敵は亜人としては利口な方で、城塞から出ずに防衛に徹しろという命令を奉じている。単純に挑発すればいい、というわけではないのだな」
巨大なペルセポリス城塞を遠く見やり、扶桑・深汐(竜操提督・g09817)が理知的な口調で状況をまとめる。そして時任・夕弥(人間のガジェッティア・g03228)が、淡々と応じる。
「その通りだ。ただ、引き出すための手掛かりは既にある。城塞から出た偵察部隊が先行したディアボロスの攻撃を受けて壊滅状態になって、ペルセポリスへ敗走しているんだ。ペルセポリスの支配者『ダレイオス3世』は情報を切望していて、防衛部隊の中でも利口な連中はそれを知っている。状況を見せてやれば、危険を冒してでも偵察部隊を回収しようと出てくるだろう」
そう言うと、夕弥は軽く肩を竦める。
「そこで問題になるのが、ペルセポリスからは岩山が邪魔になって敗走してくる偵察部隊がぎりぎりまで見えないという地形状況だ。本来なら有利な点だが、防衛部隊を引き出すためには都合が悪い。かといって露骨に岩山を崩して見せたりしたら、さすがに警戒されるだろう」
「じゃあ、どうすればいいんだ?」
アレス・ストラトス(ウェアキャットのファランクスランサー・g08926)が性急な口調で訊ね、夕弥はあくまで淡々と返す。
「とりあえず俺が思いつく手段は、まず盛大に発煙筒を焚いて岩山を隠し、上部を削って視線が通るようにした上で、偶然の風で煙が散らされたように偽装することぐらいかな。防衛部隊がどのくらい注意深いか知らないが、しょせん亜人だ。岩山が消えれば不審に思うかもしれないが、多少高さが減っていても気が付かないと思う」
「なるほど。偵察部隊が敗走してくるのを隠すために煙を焚いたと思わせるのだな。なかなかの妙案だ。それに煙幕を張るのは海戦の常道、充分な用意がある」
深汐が応じ、アレスは少々きょとんとした表情になるが、すぐに勢いよく言い放つ。
「オレ、ちょっとよくわかんないけど、二人がそれでいいっていうなら、それでいこう!」
「そうか。代案がないようなら俺の思いつきでやってみるとしよう」
発煙筒は用意してきたが扶桑さんが助力してくれるなら心強い、と夕弥が告げ、三人はペルセポリス城塞にほど近い岩山へと注意深く進む。
そして間もなく、ペルセポリスを防衛するトループス級亜人『オーガコンスル』たちは、眼の前の岩山を覆う大量の煙に気づいて騒然となる。
「これは、いったい…?」
「自然現象ではなさそうですね。敵が何かやっているのでしょうか?」
「確認に出るべきでしょうかね? 我々をおびき出す罠という可能性もありますが…」
「ううむ…指揮官殿に報告…するのはかえって危険でしょうね…」
魁偉な顔を顰めて『オーガコンスル』たちはがやがやと相談するが、亜人としては優秀な知力、判断力を持っている分、かえって疑心暗鬼に陥り結論が出ない。
そして、更にしばらくして。
「お…風が。煙が散るようですぞ」
「いったい何をやっているのか…むむ? あれは?」
岩山を覆う煙の一部が散り、その向こう側が見通せるようになった瞬間『オーガコンスル』たちは一斉に色めき立つ。なんと、岩山の向こうからトループス級蟲将『水馬蒙衝兵』が疾走してくるではないか!
「あれは、偵察部隊ですぞ! 敵に追われておる!」
「あれこそ『ダレイオス3世』陛下が待ちに待っていた部隊ではありませんか! すぐに回収に向かわなくては!」
「おのれ、偵察部隊を援助させないよう煙幕を張って隠していたのですな! 危ういところであった!」
口々に叫びながら『オーガコンスル』たちはペルセポリス城塞から打って出る。工作を仕掛けたディアボロスたちがしてやったりとほくそ笑んだのは言うまでもない。
善戦 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴
効果1 【操作会得】LV1が発生! 【防空体制】LV1が発生! 【冷気の支配者】LV1が発生! 効果2 【ダブル】LV1が発生! 【能力値アップ】LV1が発生! 【ロストエナジー】LV1が発生!
③👾ペルセポリス封鎖戦『水馬蒙衝兵』
嵐柴・暁翔
状況次第では相手の戦力も確認せずに逃げ帰った臆病者、みたいな責められ方をしかねないだろうに、攻撃されれば即座に撤退して情報を持ち帰るのを優先するとは、偵察部隊としては良い判断だな
指揮官がしっかりしているのか、復讐者の脅威が共有されているせいなのかは分からないけど、ペルセポリスを落とすのには苦労しそうだな…
ペルセポリスからの増援を引き出すために水馬蒙衝兵達は幾らかは見逃します
《伝承顕現》で火尖鎗を作り出して攻撃します
ある程度は攻撃を外すなりして全滅まではさせませんが、意図的に見逃されていると認識されても問題になりそうなので、攻撃されている感を出すのとペルセポリス側からも分かり易いように炎で出来るだけ派手に攻撃します
③👾ペルセポリス封鎖戦『水馬蒙衝兵』
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
さて、どうしましょうか。
岩山の向こうで偵察隊とディアボロスの戦闘が起きている、という事が城塞に伝われば良いでありますか。
【飛翔】もしくは無双馬の馬術で岩山の山頂付近まで移動します。城塞からはギリギリ見えない辺りに位置します。
残敵を【召雷破】で単体攻撃します。敵を減らし過ぎない様に。トドメを刺さない方が好都合なので、技能が無くダメージの低い攻撃を使います。
天から雷を落とす気象攻撃です。あからさまに姿を見せると怪しいので、パラドクスによる現象のみ見える様にします。
防衛部隊が不自然な落雷に気付いてくれるといいのですが。【強運の加護】で幸運を祈ります。この残留効果は周囲が輝く副次効果があるので、山頂の謎の光で目を引いて怪しんで貰えるかもしれません。
反撃は魔力盾スクトゥムで上方に受け流してダメージの軽減を図ります。
アメンボをおいて空を飛んでくる攻撃なら、城塞からも見えるかもしれません。一つ一つは分の悪い賭けなので、複数張っておくであります。
「…どうやら、防衛部隊の釣り出しに成功したようだな」
高さを半分ほどに減じた岩山の向こうに見えるペルセポリスの門が開き、トループス級亜人と思われる徒歩兵の部隊が飛び出してきたのを見て、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)は安堵の息をつく。
何しろ、早い時点で残り二騎まで減らしてしまったので、囮として敗走させているトループス級蟲将『水馬蒙衝兵』を迂闊に攻撃すると全滅させてしまう危険性が高い。もともとパラドクス攻撃は「狙って撃てばほぼ必中」なので、牽制攻撃や偽装攻撃に使うのは非常に難しい。しかも「意図的に別の場所を狙う」と、狙った場所の地形を一撃で大きく変えてしまう可能性があり、状況を激変させてしまいかねない。
「…やっと、攻撃可能でありますね。もう、全滅させてしまっても良いですね?」
後から合流してきたものの、状況が微妙すぎて手をこまねいていたバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が、吐息混じりに暁翔に訊ねる。それに対して、暁翔は苦笑混じりに応じる。
「気持ちはわかるが、もう少しだけ待て。出てきた防衛部隊が慌てて引っ込んでしまったら、それこそ元も子もないからな」
急いては事を仕損じる、と、暁翔は半分以上自分に言い聞かせるように呟く。かといって、待ちすぎて『水馬蒙衝兵』と『オーガコンスル』が接触してしまっては、何を伝えられるか知れたものではない。最終的には、城塞外に出てきたクロノヴェーダはペルセポリスに情報を持ち帰らないように全部潰すつもりだし、万一に備えて【通信障害】も仕掛けてあるが、無駄なリスクは冒さないに越したことはない。
「…よし、いいぞ」
「了解したであります」
タイミングを測って暁翔が告げ、待ちかねました、とバトラは吐息をつく。そして同時に、暁翔はパラドクス「伝承顕現(レジェンダリーウェポン)」を発動して哪吒太子の武器として名高い「火尖鎗」を作成。バトラはパラドクス「召雷破」を発動する。
(「…技能補正のないパラドクスですから、ダメージはそれほど大きくないはず…あれ?」)
声を出さずに呟いていたバトラは、パラドクスで召喚された雷が『水馬蒙衝兵』を巨大アメンボもろとも反撃も許さず粉砕するのを見て目を丸くする。まあ、自覚はないのかもしれないが歴とした高レベルディアボロスのバトラがトループス級を攻撃すれば、技能補正が
なくてもたいていは一撃必殺の威力が出る。
(「…まあ、そういうことになるよな」)
こちらも声には出さずに呟いて、暁翔は最後に残った一体の『水馬蒙衝兵』に向けて「火尖鎗」から炎を放つ。直接投擲するよりは多少ダメージが少ないかもしれないが、それも程度問題で、トループス級は巨大アメンボもろとも猛火を浴びて反撃もできないまま消し炭と化す。
(「…やっぱり、パラドクス攻撃って奴は加減が効かないというか、問答無用だよなあ…」)
まあ、とりあえず目的はつつがなく達したからいいけどさ、と、暁翔は突進してくる『オーガコンスル』の集団を見やりながら呟いた。
大成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1 【通信障害】LV1が発生! 【強運の加護】LV1が発生! 効果2 【反撃アップ】LV1が発生! 【グロリアス】LV1が発生!
②👾護衛するトループス級『オーガコンスル』
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
ようやく普通に戦えますね。
無双馬に騎乗して、長槍サリッサと魔力盾スクトゥムを構えて部隊を迎え撃ちます。
【盾槍陣】を使用して、槍と盾の複製を無数に具現化します。
前方に並べ立てて、ファランクス陣形を形成。仲間とタイミングを合わせて突撃を仕掛けます。
真正面からの盾を叩き付けて体勢を崩しながら、盾の合間から繰り出す槍衾で刺し貫いてゆきます。
反撃の巻物による殴打は、展開した盾で受け止め受け流してダメージに耐えます。
理屈や弁論を並べようと、最後に頼れるのは腕力であります。学者さんはやはり賢いでありますね。
②👾護衛するトループス級『オーガコンスル』
アルラトゥ・クリム
状況読み間違えて、自分で初手を無駄にする所だった…
このミスは、これからの働きで取り返すよ!
やれやれ…皆の策に乗せられて、上手く釣り出されてくれて助かった。
御礼に、君達の仲間と同じ所へ送ってあげる。
さあ、ショータイムだ!
出来れば念の為、岩山の向こうの城壁からは見える位置まで引き付けてから襲撃
できるだけアヴァタールとオーガを引き離したい
上手く引き付けられたら、可能なら残像を帯びた超高速移動と
魔力刃を纏わせた剣形態ブレードガンによる斬撃の薙ぎ払いでの奇襲を行い
敵陣を引っ掻き回す
敵の陣が堅い様なら一撃離脱で外周を徐々に削り取っていき
脆い様なら敵中に突入して暴れ回り内側から出血を強いて混乱を助長させる
敵の反撃はXMA宜しき身熟しで狙いを散らしつつ回避するか
魔力刃で受ける或いは斬り裂いて受け流し
防ぎきれぬ分は最悪、防具で受け負傷軽減する
折角状況不透明の只中に、まんまと釣り出されてくれた敵なんだ。
状況把握される前に、一気に殲滅してしまおう!
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
(「…そうか。どうして防衛部隊が偵察部隊を救援に出てこないのか不思議で仕方なかったが…単純に見えていなかったから出てこなかったのか…あまりに単純すぎて気づかなかった…不覚…」)
声には出さずに悔恨の思いを噛みしめながら、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)はあらためてパラドクス「Infinity EndAll(インフィニティー・エンドオール)」を発動する。
このパラドクスによってアルラトゥは「戦場における全ての情報の流れ」を把握することができるのだが、俯瞰的に状況が見えてしまう分だけ、明らかに理不尽な動きをされたり、当然動くべき時に動かなかったりされると、全体のバランスを崩さずに対応する方法が咄嗟に出せなくなることがある。特に、動くはずの敵が動かない場合、いったいどうすれば動かせるのか、多種多様な方法を比較検討しているうちに機を逃してしまう場合がある。
今回は、別行動のディアボロスたちが事態を打開しれくれたが、本来なら最初から戦場にいる自分が迅速に動くべきだった、と、アルラトゥは内心忸怩たる思いを 噛む。
しかし、だからといって焦って行動を起こしては失敗の上塗りになりかねない。アルラトゥは悔恨と反省をひとまず横に置き(主義として棚には上げない)敵味方の動きを把握する。
(「…できれば、先行したトループスと、まだ動かないアヴァタールを引き離してておきたいが…」)
思考するアルラトゥに呼応するかのように、突進してくる『オーガコンスル』の部隊をぎりぎりまで引き付け、バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)がパラドクス「盾槍陣(ファランクス)」を発動させる。
「ファランクス、アグレシオ!」
ようやく普通に戦えますね、と呟きながら、バトラは長槍サリッサと魔力盾スクトゥムの複製を無数に具現化。単騎でファランクスを瞬時展開するという、ローマ人(いやまあ、オーガは人ではないが)から見れば悪夢のような戦術を駆使して真正面から襲いかかる。
「ななななな、なんですとぉぉぉぉぉ!?」
しまった、マケドニアファランクスが相手なら、こちらも大盾と投槍を装備してくればよかった、などと後悔しても後の祭り。『オーガコンスル』部隊の前衛が、たちまちのうちに盾に押し込まれ槍で突き倒される。
「ぬおおおお、知は力なりぃぃぃぃぃ!」
もはややけっぱちと言うべきか、ファランクスに蹂躙されながらも『オーガコンスル』たちは反撃のパラドクス「知は力なり」を発動。手にした巻物(?)で盾をがしがしぶん殴ってダメージを与えるが、しょせんたいした抵抗にはならず蹂躙される。
そしてアルラトゥは、この機を逃さず『オーガコンスル』部隊の後方から襲いかかる。
「ぐわああああああ! こ、後方から敵ですとおおおおおおお!?」
後ろから襲われるのでは、大盾と長槍を装備しなかったのは正解だったのか、などと思い直している場合ではない。残像を帯びた超高速移動と、魔力刃を纏わせた剣形態ブレードガンによる斬撃の薙ぎ払いで、アルラトゥは人ならぬ魔風の如くトループス級を潰していく。倒された『オーガコンスル』は反撃のパラドクス「知恵熱」を発動するが、倒れた状態から放つ熱はビームに収束するには至らず、周囲に熱風を撒き散らす。結果的に非常に範囲の広い熱攻撃となり、高速移動するアルラトゥにも多少のダメージを及ぼすが、しかし戦闘力に影響を与えるほどではない。
「うわああああ、前後に敵とは挟み撃ちですかぁぁぁぁぁぁ!」
もはや何を言ってるのかよくわからない状態に陥りながらも『オーガコンスル』たちは必死に踏みとどまり、抵抗する。この状況で逃げ腰になったり崩れたりしないのは、さすがというべきなのだろう。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1 【防衛ライン】LV1が発生! 【完全視界】がLV2になった! 効果2 【反撃アップ】がLV2になった! 【命中アップ】がLV2になった!
②👾護衛するトループス級『オーガコンスル』
アルラトゥ・クリム
おっと。一気に叩けるかと思ったけど、結構しぶといね…
それじゃ、ちょいと戦法変えようか。
先程までは多数を一気に薙ぎ払って殲滅する方策で戦っていたが
一体ずつ確実に仕留め、着実に数を減らして殲滅する方針にシフト
精神集中して無念無想の境地に没入し、己の心身を異能の粋に高めたら
XMA宜しき身熟しと殺陣が如き位置取りの妙にて
常に戦いを一対一の状況に持ち込み、同時に複数を相手にせぬ様努めながら
魔力刃を纏わせた剣形態ブレードガンによる精確無比な斬撃にて
敵を一体ずつ確実に仕留めていき、確実に数を減じさせて全滅を狙う
反撃には精神集中して無念無想の境地に没入し、情報処理の精度を高めると共に
無闇に押し寄せる有象無象の情報の波を、単なるノイズとして受け流し
処理による負荷を最低限に抑える事で実害を滅し消耗を抑える
よりによって『情報』を処理し操る魔法使いに、情報で対抗しようなんてね。
片手間の繰り言に惑わされる程、『現代の魔法使い』は安くは無いよ!
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
「おっと。一気に叩けるかと思ったけど、結構しぶといね…それじゃ、ちょいと戦法変えようか」
ペルセポリス城塞から飛び出してきたトループス級亜人『オーガコンスル』の部隊を着実に挟撃殲滅していたアルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は、パラドクスを切り替えて「無念無想(ムネンムソウ)」を発動する。周囲の情報を全て把握して対応するところまでは同じだが、問答無用で多数を薙ぎ払う「Infinity EndAll(インフィニティー・エンドオール)」に対して「無念無想」は一体ずつを確実に仕留める。更に、対応する相手の情報を完全に把握することで、異能の域に達した見切りと体術を駆使するのだ。
「…風が、止まりました、ですか? ぎゃあああああああああああっ!」
魔風のように荒れ狂うアルラトゥの攻撃がほんの一刹那だけ止まり、生き残っているトループス級が安堵よりも当惑の色の濃い呟きを漏らした瞬間、魔力刃を纏わせた剣形態ブレードガンによる精確無比な斬撃がその身体を完全両断する。
しかし、トループス級亜人とはいえ知力判断力に優れた『オーガコンスル』は、死の瞬間にアルラトゥの攻撃に魔術的なものを感じ取り、反撃のパラドクス「無知は罪なり」を発動。巻物から膨大な情報を飛ばす。
もしもアルラトゥが物理的な「見切りと体術」を高めているだけだったら、情報攻撃を為すすべもなく浴びて大ダメージを受けたかもしれない。しかし、アルラトゥは凄まじい量と範囲の情報を把握処理して能力を高めている。トループス級がいくら「膨大な情報」を放っても、アルラトゥの処理能力にとっては「個体が放つ些細なノイズ」にすぎない。
「よりによって『情報』を処理し操る魔法使いに、情報で対抗しようなんてね。片手間の繰り言に惑わされる程『現代の魔法使い』は安くは無いよ!」
会心の笑みを浮かべながら、アルラトゥは『オーガコンスル』の渾身の情報攻撃を軽くいなして無効化し、ノーダメージで残存のトループス級を全て一刀両断する。
「…よし、片付いた」
トループス級の最後の一体を斬り倒し、反撃を無効化したアルラトゥの表情から、しかし、既に笑みは消えていた。『オーガコンスル』の部隊全部を纏めたよりも遥かに強大で混沌としたエネルギーの巨塊…アヴァタール級亜人『暴嵐獣ティフォン・クティノス』がペルセポリスから猛然と出撃してきたという情報が察知されたのである。
大成功 🔵🔵🔵🔵
効果1 【書物解読】LV1が発生! 効果2 【命中アップ】がLV3になった!
④👿アヴァタール級との決戦『暴嵐獣ティフォン・クティノス』
バトラ・ヘロス
アドリブ、連携歓迎であります。
残るはアヴァタール級だけでありますね。
武人型の相手なら何か策を弄するのが有効なのかもしれませんが、自分には無理です。真正面からぶつかるのみであります。
無双馬に騎乗して、長槍サリッサと魔力盾スクトゥムを構えます。
イスカンダルの指揮官級なら、ファランクス陣形は対応し慣れてるかもしれません。他世界の戦法をお借りします。
【鋼騎疾駆】を使用して、装備した槍と盾、無双馬の馬鎧を強化します。
そのまま突撃して、増加した質量と突進の勢いを全て穂先に集中させるランスチャージを仕掛けます。
突き刺した槍を手放して、勢いを殺さず駆け抜けて離脱します。反撃は、【ガードアップ】して強度を増した盾で受け流して耐え抜きます。
④👿アヴァタール級との決戦『暴嵐獣ティフォン・クティノス』
アルラトゥ・クリム
よーやっと部隊長のお出ましかあ…
とは言え、此奴はさっきまでのトループスとは格が違う。
闇雲に突っ込むのは無しにしようか。
さあ、本日のメインディッシュだ。
ショータイムと洒落込もうか!
極力仲間と協力・連携して攻撃を仕掛け
無闇に単独で突出して相対したり、仕掛ける事はない様に心掛ける
白銀の聖鎧と翼を纏い成長した姿(ネメシス)となって魔力を高め
左手甲のDEを表出させ、世界その物へハッキングを仕掛けて侵蝕し
敵の『存在その物』を侵蝕・損傷させると共に
敵の纏う赤い風や胸の結晶にアクセス
それ等を制御する術式や構造等を早業で情報収集を行い看破したら
侵蝕と改竄を行い、術式を書き換えたり構造を破損させて
赤風や結晶の機能を減衰、可能なら消失させ
敵が放つパラドクスの威力を減衰させる
反撃は敵を確と観察して情報収集を行い、波動発射の『起こり』を看破
威力範囲内から素早く身を躱しつつ
波動にPDでハッキングして改竄を行い威力を減衰させ
更に防具三種を差し込みダメージを回避軽減する
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
④👿アヴァタール級との決戦『暴嵐獣ティフォン・クティノス』
嵐柴・暁翔
指揮官が重役出勤とはな…
もっとも、トループス級の部隊よりもアヴァタール級一人の方が戦闘能力は上だったりするし、哨戒や防衛は部下に任せておいて手強い相手がいる個所にだけ向かうというのも案外合理的なのかもな
……そこに個人的な感情や思惑さえ絡んでいなければ、な…
《星霊召喚》で借り受けた雪風に飛び乗り、勢いと重量に任せて騎乗突撃を敢行します
殴打で攻撃してくる相手なんだし、突撃前に勢いを得るのと相手のタイミングをずらすのを兼ねて相手の周囲を旋回してから突撃します
攻撃後はそのまま勢いを殺さずに高速で離脱します
「貴様らは何者だ? 噂のディアボロスか? それともリグ・ヴェーダの手先か? …まあ、何でもいい。この俺、強大なる『ティフォン・クティノス』の有り余る力を存分に発揮できる強敵でありさえすればな!」
ペルセポリスから猛然と飛び出してきたアヴァタール級亜人『暴嵐獣ティフォン・クティノス』は、それこそ嵐のような声で一方的に吠え立てる。
それに対して三人のディアボロス…アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)バトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が、短く通信を交わしながら息の合った連携攻撃を仕掛ける。
「遠距離からハッキング攻撃をかける。機を見て連携頼む」
「了解だ。俺は騎馬突撃でいく」
「自分も同じく…真正面からぶつかりますので、合わせお願いします」
三人の間で言葉が飛ぶが早いか、アルラトゥがパラドクス「Exist Hacking(イグジスト・ハッキング)」を仕掛ける。白銀の聖鎧と翼を纏い成長した姿(ネメシス形態)となって魔力を高め、左手甲のDEを表出させ、世界その物へハッキングを仕掛ける。
「ふん。魔法か? 俺にそんな小細工が通じると思うか?」
アルラトゥのハッキングを察知したのか『ティフォン・クティノス』が傲然と吠える。アルラトゥのパラドクスはアヴァタール級に侵蝕して存在そのものの改竄、損傷を図るが、凄まじく強い抵抗に遭い相応の消耗を強いたものの、情報を改竄する段階までには至らない。一方『ティフォン・クティノス』は反撃のパラドクス「融け響くエンケラドス」を発動。通常なら、胸部に埋め込まれた黄金色の結晶から岩盤をも融解させる灼熱の波動を放ち、大気中を雷鳴にも似た大音響を鳴らしながら突き進むところを、物理的な熱や音ではなく情報存在を歪ませるパラドクス波動を打ち放つ。
「…さすがアヴァタール級、言うだけのことはある…」
唸りながら、アルラトゥは自己存在を歪まされないよう的確に抵抗しながら迅速に波動を処理する。致命的な歪みは完全に防いだものの、急速処理による消耗は激しい。
しかし、高度なパラドクスの高速応酬により『ティフォン・クティノス』の物理的な肉体には相応の隙というか、反応空白時間が生じる。そこへバトラがパラドクス「鋼騎疾駆(ハードギャロップ)」を発動。問答無用単純明快な全力全速の騎馬突撃、中世ヨーロッパ騎士顔負けのランスチャージを仕掛ける。
「いくよ、青縞!」
イスカンダルの指揮官級ならファランクス陣形は対応し慣れてるかもしれないと考えたバトラは、敢えて他世界の戦法であるランスチャージを選んだ。実在の将帥ではなく神話の魔獣ティフォーンの名を継ぐアヴァタール級がファランクス戦術の対応に秀でていたかどうかは定かではないが、結果的に一点突破のランスチャージ戦法は、この状況に見事なまでに適合した。
「ぐわああああああああああああああああああっ!」
反応空白の瞬間を突かれて受けも躱しもできず『ティフォン・クティノス』はバトラの突き込んだ長槍サリッサで串刺しにされ凄まじい絶叫をあげる。その刹那、バトラは絶妙のタイミングで槍から手を離して速度を減じることなく駆け抜ける。
「ば、馬鹿な、ゼウスの雷霆をも弾いたこの不壊の身を、ただの槍が、ただの雑兵の槍が貫くだとぉ!?」
アヴァタール級はそれこそ雷鳴のような大声で喚き立てながら、反撃のパラドクス「爆ぜ砕くギガントマキア」を発動。四肢に纏った赤き旋風を圧縮し、強大無比な推進力へと転換した殴打を放つ。しかし、おそらく「無敵のはずの自分の力」に疑念が生じてしまったためだろう。旋風殴打の推進力はあっけないほどあっさりと消えうせ、全力全速で離脱するバトラと『青縞』まで届かない。
(「…おそらくこいつは神々との戦いで自分が猛威を振るった「記憶」だけを持っていて、逆説連鎖戦の実戦経験はあまりないな。どんなにハイスペックな兵器を装備していても、そいつを使う「頭脳」が兵器性能依存で自信過剰なボンクラじゃ、まともな戦果は出せるもんじゃないぜ」)
声には出さずに呟きながら、パラドクス「星霊召喚(ユキカゼ)」で召喚した「星霊グランスティード『雪風』」に騎乗した暁翔が、バトラと『青縞』に旋風殴打を打ち出した直後の『ティフォン・クティノス』に襲いかかる。
「翔けろ雪風! 一陣の風の如く!」
「ぎゃあああああああああああっ!」
突撃寸前に『雪風』は素早く敵の死角に回り込み、崩れた体勢のアヴァタール級に容赦ない体当たりを仕掛けて、更に身体を捻って前蹄、後蹄でげしがしだかばきとどつきまくる。たぶん本来は、赤き旋風が防護の役を果たすのだろうが、旋風殴打のために打ち放ってしまったので、星霊グランスティードの苛烈な攻撃がまったく遠慮会釈なく、槍で串刺し状態になっている『ティフォン・クティノス』を打ち据える。
「ぐわ、が、が、が…な、舐めるなあっ!」
攻撃するだけしまくって、バトラと『青縞』と同様に高速離脱しようとした暁翔と『雪風』に、アヴァタールが怒りの咆哮とともに「爆ぜ砕くギガントマキア」で反撃する。しかも、先刻は旋風殴打のみで追撃しようとして失敗したので、今度は『ティフォン・クティノス』自身が跳躍して『雪風』に追いすがり、至近距離から旋風殴打を叩き込む。
「うわっ!」
旋風殴打をまともに喰らってしまった『雪風』の召喚は一瞬で解け、暁翔は小さからぬダメージを肩代わりした状態で宙に投げ出される。しかし、咄嗟に【飛翔】を発動して空中で体勢を立て直し、回避運動をしながら間合いを取って着地する。
一方『ティフォン・クティノス』は『雪風』に飛びかかって攻撃を当てるだけで相当に消耗したらしく、槍で串刺し状態になったまま、地面に片手片膝をついて、ぜいぜいと荒い息を吐く。
成功 🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1 【防衛ライン】がLV2になった! 【無鍵空間】LV1が発生! 【防空体制】がLV2になった! 効果2 【ガードアップ】がLV2になった! 【能力値アップ】がLV2になった! 【反撃アップ】がLV3になった!
④👿アヴァタール級との決戦『暴嵐獣ティフォン・クティノス』
アルラトゥ・クリム
そっちも『存在』という情報に干渉できるとはね…
でも、こっちはそれが本職だ。
このまま後塵を拝する訳にはいかなくてね!
引き続き仲間と協力・連携して攻撃を仕掛け
敵の隙を作り見出し、その蟻の一穴を全力で突く
ネメシス形態を持続し、魔力を更に高めたら
高らかに奪還と調律の唄を歌い上げ、世界その物への侵蝕を再開
(IS:WANNA BE AN ANGEL)
敵の因果を追跡して情報収集し、その存在を看破
本来有り得べからざる因果律を伝承知識で見出し
それを改竄・調律する事で『敵の存在その物』に損傷を与えると共に
物理的肉体も同時に侵蝕し、崩壊を誘発して損害を与える
反撃には唄の魔力を叩き付けて侵蝕を行い
瞬時の早業で情報収集を行い、術式や構造を看破
それ等を改竄する事で波動の威力を弱めて可能なら霧散させ
不可なら威力範囲内から体を躱しつつ防具三種を差し込んで負傷を抑える
フィナーレだ。所詮は実戦経験に乏しい分身体に過ぎないアヴァタール。
まだまだアマチュア、だよ。
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
(「だいぶ削った…だいぶ弱ってきてる…だけど、これ、もしもこいつが臆病風に吹かれて逃げに徹してきたらまずいんじゃないか?」)
アヴァタール級亜人『暴嵐獣ティフォン・クティノス』の状況を、外見ではなく存在情報として把握しながら、アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は声に出さずに高速思考する。
(「…粗削りだけど、こいつには『存在』そのものに干渉する力がある…自分が劣勢だ、存在を消されるかもしれないと自覚して全力で逃げようとしたら、距離を無視してペルセポリスに瞬間移動するぐらいのことはやりかねない…それを無理矢理捕まえるよりは、今すぐ強引に消去する方がまだしも確実だ…それはそれで危険はあるけど…」)
迷っている暇はない、と、アルラトゥはパラドクス「Ruchette Arkarn(ホシノウタ)」を発動して一気に勝負を掛ける。『ティフォン・クティノス』の残存パワーはまだ大きく単独で完全消去を仕掛けるのは危険だが、他のディアボロスに情報を伝えたり連携を図るだけの余裕はないとアルラトゥは判断した。
(「奴は強い。だが粗い。しょせんは実戦経験に乏しい分身体、存在情報の扱いに関してはアマチュアだ」)
自分に言い聞かせるように呟くと、アルラトゥはネメシス形態の持続により高めた魔力を総動員し、高らかに奪還と調律の唄を歌い上げ、存在情報そのものへの侵蝕を再開する。
「ガアアアアアアアアアアアアアアッ!」
通常の物理現象を伴うパラドクス攻撃とはまったく次元の違う、根本的に異質なパラドクス攻撃を受けた『ティフォン・クティノス』は凄まじい咆哮をあげ、反撃のパラドクス「融け響くエンケラドス」を放つ。存在情報そのものを揺るがす波動が爆発的に放たれ、アルラトゥの「歌」と真っ向から衝突する。
「無駄だ! 無駄が多い!」
凄まじいパワーを叩きつけられ、存在情報そのものに歪みとダメージを受けながら、アルラトゥは敢えて声に出して叫んで『ティフォン・クティノス』の「核」に効率よく侵蝕し、冷酷に改竄し、速やかに無に帰す。
「…一手差勝ちでも、勝ちは勝ちさ」
自己存在情報への歪みとダメージをぎりぎりで修復し、致命的にならないレベルに抑えながら、アルラトゥは小さく呟く。そして、アヴァタール級の存在情報消滅により強大な排斥力が発動。作戦に参加したディアボロス全員が、新宿島へ帰還するパラドクストレインへと強制移送された。
善戦 🔵🔵🔴🔴
効果1 【勝利の凱歌】LV1が発生! 効果2 【ガードアップ】がLV3になった!