リプレイ
御守・樹
アドリブ歓迎
今回奇襲の必要はあったっけ?先手必勝てきなやつ。
なくとも一応隠れるような努力はしとこう。地形的に見つかりやすさはお互い様だし、そうだとしたら
周辺の地形色に合わせた布を被って警戒。
布被るのは目立たなくするのもあるけど、長時間待つ必要あるなら日よけ砂よけに使えそうだ。
直射日光って結構体力削られんだよなぁ。
真夏の昼間にちょっと当たっただけで結構しんどいもん。
警戒中はこっちが先に見つけるためにじっと待機。
隠れる木陰があれば楽だけど低木にそれは期待できないし、なら地面に紛れるしかない。
幸いハングライダーで飛行してるって話だし羽ばたかない鳥らしきものを見つけるようにすればいけるかな。

ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎
仲間の残留効果も活用
久々の復讐者の仕事だ
仲間の足を引っ張らぬよう頑張るかね
元より亜人は数あるクロノヴェーダの中でも虫酸が走るほど嫌いだ
特にお下劣なオーク将軍を倒す為の準備はしっかりやろう(決戦は超精鋭ディアボロス達にお任せ)
アナトリア高原の丘陵地帯に合った迷彩マントと消音ブーツ着用
【平穏結界】で極力静かに行動
身を隠しづらい地形のようだが低木や大きな岩、高低差などを利用できるならする
持ち込んだ双眼鏡と味方の【完全視界】も借りて、主に空中を警戒
但しアヴァタール級は飛行系ではないのを忘れない
視覚だけではなくハングライダーで飛ぶ物音などにも注意
職業柄、耳には自信があるつもりだが、低知能の亜人らしく下品に騒いでくれたらかなり楽なんだがね……
パラドクストレインを降りてから、指示されたポイントまでは徒歩だった。ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)は同行者に一礼し、微笑みかける。
「久々の復讐者の仕事だ。戦闘はど素人なので、お手柔らかに頼むよ」
「んん? ああ、俺で良ければ、だぜ……ゴホン」
御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は、咳払いに見せかけてそっぽを向く。
(「あれ、予知で聞いたアヴァタール級も相手の顔を見ずにしゃべってるって。俺、感じ悪くなってねーだろな?」)
年齢がずいぶん離れた男性から、急に礼儀正しく接せられ、焦ったのだ。
ディアボロスたちは丘陵を歩きはじめ、ジョルジョは道中も構わず話し続けた。
「もちろん、仲間の足を引っ張らぬよう頑張るつもりだ。元より亜人は数あるクロノヴェーダの中でも虫酸が走るほど嫌いだ。特にお下劣なオーク将軍を倒す為の準備はしっかりやろう。……もっとも、決戦は君みたいな超精鋭ディアボロスたちにお任せしたい」
「い、いや、俺は、その、……だぜ」
樹は、言葉使いがずれていくのを感じつつ、復讐者にブレはないと改めて思った。
家族の話まではしなかったが、このサウンドソルジャーが何かを抱えているのは確かだ。
待ち伏せ地点に到着する。
自然の地形なので、全体がなだらかでも起伏はそれなりにあった。
樹とジョルジョは、地質にあわせた迷彩柄の布を、ほぼ同時に取りだす。
「あんたも?」
「ふふ、君もか。身を隠しづらい地形のようだったからね」
ジョルジョは、高低差のあるところに陣取る。
「隠れる木陰があれば楽だけど低木にそれは期待できねーし、なら地面に紛れるしかないって」
樹もそばに場所を探した。
「あと、布被るのは目立たなくするのもあるけど、長時間待つ必要あるなら日よけ砂よけに使えそうだ。直射日光って結構体力削られんだよなぁ。真夏の昼間にちょっと当たっただけで結構しんどいもん」
「同感だ」
いつの間にか、ふたりは自然に会話していた。
「私は『平穏結界』を持ち込んでいる。樹君も使ってくれ」
「ありがとう、ジョルジョ。俺からは『完全視界』を残留させっから」
準備ができた。
しばらくは音を立てずにじっと待機することになろう。
「今回、奇襲の必要はあったっけ? 先手必勝てきなやつ」
「ふむ。敵がいい標的になると言われた。それは先手が打てるぶんも含まれていると思う。発見は早いほどいいだろう」
以後は、手分けして空と地上を交互に警戒する。
ハングライダーに乗ったゴブリンなら、羽ばたかない鳥らしきものを見つけるようにすればいい。
アヴァタール級は飛行系ではないのも忘れなかった。ジョルジョは、音にも注意する。職業柄、耳には自信があるつもりだ。
(「低知能の亜人らしく下品に騒いでくれたらかなり楽なんだがね……」)
はたして、希望どおりの現れ方であった。
「ヒャッハー! こいつはゴキゲンだぜェ!」
「ただの偵察なんて退屈だもんなー」
「飛んでていいなら、気晴らしになるし!」
笑ってしまうほどゴブリンたちの会話が降ってくる。ふざけあって、競争や旋回をするヤツらまでいた。
地面に伏せ、カモフラージュしているディアボロスたちは、先制攻撃のタイミングを計っている。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
御守・樹
アドリブ歓迎
ハングライダー使いながら火炎びんとか結構器用だな。
落とすだけなら分かるけど、どうやって火つけてんのかなぁ。
まぁ、ゴブリンってゲームとかでも思ったより器用なとこあるからありうるのかも。
動き回った時の砂ぼこりや火炎びんの熱での困らないよう完全視界で視界確保。
両手のナイフで螳螂千刃を放つ。
本人たちに当たらなくともうまい事ハングライダーにも当たらないかな。
そうすれば空中の機動力をごそっと削れそうだし。
まぁ当人たちにきっちり当てに行くんだが。
反撃にはタイミングが合えば地面への螳螂千刃で砂煙をあげてその中に紛れる、身を隠すように。
とは言っても動き回って回避する方を優先。低木とはいえ枯れ木ではないようだからすぐさま火が燃え広がらないと思いたいが。

ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎
ホントに下品に騒いでくれてて助かった
おバカな亜人でもアヴァタール級は自称アリストテレスだから、部下を抑える策ぐらいはあるかもしれないと心配してたよ…
おそらく敵はディアボロスが空中を飛び回っているとでも思い込んでるだろう
できるだけ真下に近い位置から奇襲をかけるのは楽しそうだが、どうしようか
先制攻撃のタイミングは仲間と合わせて、それまでは【光学迷彩】も使って哨戒同様極力静かに接近する
【無言歌】で攻撃する時は剣を敵の頭上から降らせるように出現させ、ハングライダーごと地面に叩きつけて縫い止める感じで行こう
反撃の爆撃には魔力障壁を展開してダメージを抑えよう
以前にもゴブリン爆撃兵と戦ったが、亜人の割には小洒落た道具と戦法を使うなあ……
鬱陶しいので速やかに、そして油断せず片っ端から叩き落として行こう
ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)は、『光学迷彩』も加えた。
(「ホントに下品に騒いでくれてて助かった。おバカな亜人でもアヴァタール級は自称アリストテレスだから、部下を抑える策ぐらいはあるかもしれないと心配してたよ……」)
いまのところ、ゴブリン爆撃兵のハングライダーが、攻撃的な機動をする気配はない。
(「おそらく敵はディアボロスが空中を飛び回っているとでも思い込んでるのだろう。できるだけ真下に近い位置から奇襲をかけるのは楽しそうだが、どうしようか」)
仲間へ合図を送る。
御守・樹(諦念の珪化木・g05753)も、より有効な位置までカモフラージュを効かせながら接近することに同意した。戦闘が始まれば、動き回って砂ぼこりが立ち、敵の火炎びんの熱で空気が歪むかもしれない。あわせて、引き続きの完全視界も勧めてくる。
周到な準備が功を奏したのだ。
飛ぶ亜人の撃破は、あっけなかった。開始の息もピッタリで、樹は両手のナイフで『螳螂千刃』を放つ。
武器を振り下ろすことで、多数の衝撃波を敵群へと放った。
(「本人たちに当たらなくとも、うまい事ハングライダーにも当たらないかな。そうすれば空中の機動力をごそっと削れそうだし。まぁ当人たちにきっちり当てに行くんだが」)
衝撃波が複数体に命中し、三角の翼が木の葉のように舞う。
ゴブリンたちの悲鳴が短く聞こえ、必死に操作をしている様子が見えた。だが、そのもっと高空から、剣のようなものが降ってくる。樹の眼にも、はっきりとはわからない。
ジョルジョのパラドクスらしいのだが、当人は上を向いたまま、静止していた。
(「鬱陶しいので速やかに、そして油断せず片っ端から叩き落として行こう。耳ではなく魂で聴いてみるがいい」)
このオペラ歌手の『無言歌』は、心の中で再現される、美しい楽曲。
多数の不可視の剣が具現化されて、敵へと襲いかかるのだ。操作不能に陥ったハングライダーに次々と突き刺さり、ゴブリンごと墜落させると、地面に縫い止めた。
傍らでへばりついている亜人の絶命を見下ろす、ジョルジョ。
(「以前にもゴブリン爆撃兵と戦ったが、亜人の割には小洒落た道具と戦法を使うなあ……」)
それに、この部隊がつかっている物は革張りで、骨組みはガラクタでも、膜だけは高級な質感がある。
空中には、操作を立て直した一体だけがいた。
風の動きを上手く読んだのだろう。ジョルジョは、魔力障壁を展開してすぐにその場を離れる。樹は、衝撃波を地面にもうって、砂煙のなかへと隠れた。
「ハングライダー使いながら火炎びんとか結構器用だな。落とすだけなら分かるけど、どうやって火つけてんのかなぁ。まぁ、ゴブリンってゲームとかでも思ったより器用なとこあるからありうるのかも」
ただし、命中精度は低い。
低木とはいえ枯れ木ではなく、心配したように辺りですぐさま燃え広がることもなかった。
ディアボロスたちは、もう一度同じ合図を送り合うと、衝撃波と不可視の剣で撃破した。現場のありさまで、どのようなやられ方をしたのか、推察できたのだろう。
駆け付けたアヴァタール級、『大賢者・アリストテレス』は頭を抱えた。
「儂としたことが、うっかりしていました。飛翔を狙えるなら、逆も真でしたね」
状況を見定めた敵に、隠密からの奇襲は通用しない。
アリストテレスも、ディアボロスと正面から戦うつもりだ。
「おのれぇ。こうなったら書き味抜群、ペルガモン名産の羊皮紙の威力、とくとご覧いただくっ!」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
リーシャ・アデル
・心情
他の人のおかげでやりやすくなってるわね
それじゃ、指揮官をぶっ飛ばす為にいっちょ働きますか!!
・戦闘
パラドクス『翠焔・創像:フェニックスブレイヴ』の【貫通撃】で敵が持つ本を狙いながら攻撃するわ
敵の攻撃は、パラドクスで発生させた鳥型の炎を【火炎使い】で操り防ぎつつ、【臨機応変】に対応していくわね!!
・その他
アドリブ等は大歓迎よ
御守・樹
アドリブ歓迎
え、レスリング技使わないのか?アリストテレスの名を持ってんのに?
だってアリストテレスが影響受けた人物の一人、プラトンはレスラーだったんだろ?
レスリングは哲学者のたしなみだと思ってたんだが。強くなきゃ思想は貫けないと思うし。
パンクラチオンの話も聞いた事があるしちょっと期待してんだけどな…残念。
引き続き完全視界で視界確保。
ゴブリンたちと一戦終えた状態で見つかってなければいったん光学迷彩を纏い、一応低木に隠れる(気持ちだけだが)。
見つかってる状態ならまぁいいかな。
どっちの状態でも気配を断つようにし、隙を見て一気に距離を詰め両のMortaによる五月雨で攻撃。
反撃にはタイミングを看破して避けられるようならそうするが、間に合わないと判断したら投擲ナイフAtroposをばらまいて少しでも威力を減らす。
金属製だし雷属性なら散らせると思うし、熱量にもよるだろうけど他の属性でも物理的に一瞬でも壁にする。その一瞬でもないよりは避ける目もあると思うしな。

ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎
以前は亜人の名を聞く度に、名を騙られた正史人物に同情していたが
亜人とアリストテレスほど知力がかけ離れてると笑うしかないな
それでも戦闘で相手を侮るのは命取りだ
あくまで知性のある敵として扱ってやろう
このパラドクスの特質上、戦場がうるさくなってしまうのは仲間達には申し訳ないが、しばし勘弁願うよ
【戦へと臨むカバレッタ“Sangue”】で戦いに臨む激しいアリアを歌い、【大声・殺気】を叩き付けて敵の思考の邪魔をしながら更に剣でぶった斬る!
反撃は魔力障壁を展開してダメージを抑え、鞭で拘束されても落ち着いて短剣で切って脱け出そう
孫・リア
アリストテレスって新宿島の歴史の本読んだら物凄く頭の良い賢者で今でも格言とか色々残ってる物凄い人って読んで聞いてるけど……んー確かに頭良さそうだけどやっぱり亜人としてのイメージが先行しちゃうわね……いやこれは偏見ね、めちゃめちゃ頭良いかもしれないし!
なんか鳥を使って偵察するのか?とか言ってたけどそうそう!私の場合は鴉だけどねー!あとは……こんな子達も呼んじゃうわよ
『花蟲』を使い可愛い蟲達を召喚!ふわふわ飛んで上からの花の矢を放って攻撃!そのエネルギー弾に当たらないように飛んでねー!勿論私も当たらないように立ち回るわよ!
【アドリブ共闘歓迎】
アヴァタール級が、なにやら自慢しているのは、左手に携えた分厚い表紙の本のことらしい。
「んー。確かに頭良さそうだけど……」
孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)は、哲学者風味のディアドコイとハングライダーの残骸とを見比べた。いっぽう、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)にとっては、ただの敵でしかなく。
「樹たちの哨戒任務のおかげでやりやすくなってるわね。それじゃ、指揮官をぶっ飛ばす為にいっちょ働きますか!!」
『翠焔・創像(ブレイズ・リアライズ)』のためのエディットツールを実体化させた。
リアも、召喚術のための手つきはするが、少々まごつく。
対応の仕方を考えるならば、歴史改竄者の性質には注意を払いたい。
「やっぱり亜人としてのイメージが先行しちゃうわね。これは、偏見かしら。アリストテレスって新宿島の歴史の本読んだら物凄く頭の良い賢者で、今でも格言とか色々残ってるって書かれてたけど……」
「私もね、以前は亜人の名を聞く度に、名を騙られた正史人物に同情していたが」
ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)が言葉を添える。
「亜人とアリストテレスほど知力がかけ離れてると笑うしかないな。それでも、リアさんの用心は正しいと思う。戦闘で相手を侮るのは命取りだからね。あくまで知性のある敵として扱ってやろう」
「ありがと。めちゃめちゃ頭良いかもしれないし!」
実際、『大賢者・アリストテレス』はその場で本を開き、リアが調べたような難しい格言や文言を述べていた。戦闘中にウロウロと歩きながらすることかと問われれば、かえって愚かに感じるかもしれないが、ディアボロス側だって、絵を描いたり歌を歌ったりするのだ。
御守・樹(諦念の珪化木・g05753)はもう一度、気配を断ってみる。
隙だらけにみえる敵に、本当に隙はあるのか。
「刻む! 『五月雨(サミダレ)』!」
低木の影から飛び出し距離を詰め、両の『Morta』、一式二対のナイフで斬りかかった。
「え……?」
広めの額から、鮮血がほとばしる。ダメージは入ったが、焦りの表情を浮かべたのは、樹のほう。
「なんてことだ……」
「若者は簡単に騙されます。すぐに信じますから」
アリストテレスがそっぽを向いたまま言うと、樹の身体に衝撃が走った。羊皮紙を綴じた本から、雷属性の『言霊魔弾』が発せられている。
「くッ!」
樹は、投擲ナイフ『Atropos』をばらまきながら飛びすさった。
金属に吸い寄せられるように放電がおき、魔弾を散らしたのだ。大賢者の攻撃を避ける仲間にならい、リアは距離をとりつつ、『花蟲』を召喚する。
「なんか鳥を使って偵察するのか? とか言ってたけどそうそう! 私の場合は鴉だけどねー! あとは……こんな子達も呼んじゃうわよ」
『花蟲【五月雨打】(フワフワハナノヨウナモフモフナムシタチ)』は指示どおり、エネルギー弾に当たらないように飛んでいる。上から、花の矢を放ってアリストテレスを攻撃した。
やはり、避けない。
ページに目を落としたまま、矢が後頭部に刺さっている。
「なんてことだ……!」
樹の動揺は収まらなかった。
「レスリング技使わないのか? アリストテレスの名を持ってんのに?」
「樹……。あなたもクロノヴェーダの元ネタを気にしてたのね」
リーシャが、描きかけの絵から筆を離す。
「だってアリストテレスが影響受けた人物の一人、プラトンはレスラーだったんだろ? レスリングは哲学者のたしなみだと思ってたんだが。強くなきゃ思想は貫けないと思うし。パンクラチオンの話も聞いた事があるし、ひょっとしてプロレスっぽい受け技とか見れるんじゃないかって、ちょっと期待してたんだけどな。……残念!」
亜人に負けず劣らず、自説を展開する樹。
「私が調べた本には、載ってなかったわね。ううん、まだまだ勉強不足なのかも……」
リアは、『花蟲』から射かけながら、小首を傾げた。
「あれ、攻撃が効くなら、十分?」
「勉強……本……。狙いはそこね!!」
リアライズペインターの筆が加速した。リーシャは、火炎使い用のエディットツールを足すと、アドリブ的にゲームキャラクターの意匠を試す。
「完成よ!! 『翠焔・創像:フェニックスブレイヴ・ボルケイノランス』!!」
『描雅』された鳥型の炎が螺旋を描いて槍のように突撃する。
大賢者の言葉で水属性の魔弾が発生したが、リーシャの炎はそれを蒸発させ、本を貫いた。
「わ、儂の貴重な本がっ!」
あいた大穴から顔を覗かせ、アリストテレスは取り乱す。
「どうやら大賢者さんは、我々のパラドクスをただ無視していただけだったようだ。ほら、樹君の与えた傷口からますます血が吹き出しているよ」
ジョルジョが指し示すと、後頭部の矢傷からも出血した。
亜人は、腰の鞭をとる。
「儂の教えを邪魔するのなら……」
打ちつける速度は目にも止まらぬ。だが、ジョルジョは華麗な動きで短剣を振るい、鞭を切り飛ばした。
「おまえの教えなど誰も聞いてはいなかったが、もっと邪魔になる。このパラドクスの特質上、戦場がうるさくなってしまうのは仲間達にも申し訳ないが、しばし勘弁願うよ」
それは、激しいアリアだった。
「『戦へと臨むカバレッタSangue(サングエ)』♪」
サウンドソルジャーの歌声が、丘陵地帯に響き渡る。アヴァタール級亜人『大賢者・アリストテレス』は頭を抱えている。
「うぐああ、考えが纏まらんっ! 集中できん! はて、この血はなんじゃろな?」
「貴様も我も、望むはただ相手の血のみ!」
高く掲げられた片手剣が、ジョルジョによって振り下ろされる。ペルガモンから派遣されてきた書く亜人は、真っ二つになって滅びた。
「戦闘はど素人だって? ジョルジョ?」
「なに、舞台のための小道具だよ。樹君」
ディアボロスたちは、敵の残した残骸や、投擲につかった武器などを手早く片付ける。
トルコ高原に引かれた、敵の防衛線をひとつずつ突破していくのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【託されし願い】LV2が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!