飛ぶ亜人、書く亜人(作者 大丁
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#蹂躙戦記イスカンダル  #ペルガモン侵攻作戦  #ペルガモン  #オーク将軍クラテロス 

 新宿駅グランドターミナルには、『蹂躙戦記イスカンダル』行きのパラドクストレインが出現していた。
 ぬいぐるみにも手伝わせ、時先案内人は資料を抱えて列車に乗り込む。
「ごきげんよう。ファビエヌ・ラボー(サキュバスの人形遣い・g03369)です。攻略旅団の方針により、古代都市ゴルディオンから西へ向かって侵攻する事になりました。史実では『アッタロス朝ペルガモン』があった地域となりますわ」
 吊り広告用の留め金を使い、ぬいぐるみ型の自動人形が地図を垂らす。
 イスカンダルにしては扱う範囲が少し広い。
「この方面の守備を任されているらしい、オーク将軍クラテロスが、ディアボロスの襲撃に備えて、部隊を展開しているようなので、この敵部隊を撃破しながら、先に進む事になるでしょう。オーク将軍クラテロスは、《七曜の戦》では、ルーマニアに攻め込んで来た将軍ですわ」
 地図を眺めながら、幾人かが頷く。
 史実のアッタロス朝の支配地域は、トルコの西側と、イスタンブール、ブルガリアあたりまで及んでいたので、ブルガリアと国境を接するルーマニアにクラテロスが攻めてきたのは妥当なのかもしれない、と。
 遭遇が予測される亜人たちの画像も掲出された。
「トループス級『ゴブリン爆撃兵』は、当方の哨戒任務が成功した場合には、狙いやすい標的になるかもしれません。図のようなハングライダーで飛翔していますので。アヴァタール級『大賢者・アリストテレス』は、遅れて地上を移動してくるようです」

 車内に資料を残し、ファビエヌはぬいぐるみたちとともにプラットホームへと降りる。
「トルコ高原の防衛線を突破すれば、『オーク将軍クラテロス』と決戦を行なえるでしょう。決戦に勝利すれば、重要都市と思われるペルガモンに進めるはず。イイコトになるよう祈ってますわ♪」

「クラテロス様からの命令ですか。……はい、儂のほうからも配下をだします。伝令ごくろうさま。将軍にはよろしくお伝えください」
 『大賢者・アリストテレス』は、使いの亜人に丁寧な言葉で応対した。
 ただし、席から立つことはせず、羊皮紙に走らせるペンを止めることもなかった。同室のとりまきゴブリンたちにも、そっぽを向いたまま指示をだす。
「ほら、聞いていたでしょう? ディアボロスを見つけ出して殺してください」
「大賢者さまぁ。略奪できるわけでもないし、つまらない任務だと思いますよぉ」
 ゴブリンたちは不平を言うが、アリストテレスは穏やかな口調のままだ。
「わかりますわかります。そうですね……ほら、余りものの皮からつくったハングライダーがあったでしょう。あれのお試しがてら、そこいらを飛んできてみるのは? 儂もこのページを書き終わったら追いかけますから」
「んじゃあ、いってきまーす」
 ゴブリンたちはなだめられ、部屋から出て行った。
 それからしばらくはペンの音が続いていたが、ふと止まる。
「はて? ディアボロスたちは飛んだり、鳥をつかったりして偵察するから、そこが狙い目だとかなんとか言われた気がしたな。《七曜の戦》のあとくらいに。……逆は、どうだったかな?」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【託されし願い】
2
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【猫変身】
1
周囲が、ディアボロスが猫に変身できる世界に変わる。変身した猫は最大「効果LV×10m」の高さまで跳躍できるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【ダブル】LV2

●マスターより

大丁
 オープニングをお読みいただきありがとうございます。
 マスターの大丁です。

 今回は、蹂躙戦記イスカンダルのトルコ高原にて、亜人の偵察部隊と戦うシナリオとなっております。

 敵部隊哨戒任務を行うのは、低木が散らばるなだらかな丘陵です。
 発見できるのは、取り巻きトループス級『ゴブリン爆撃兵』で、哨戒任務が成功していれば、ゴブリンがハングライダーで飛んでいるところに出くわします。
 その後に現れる、アヴァタール級『大賢者・アリストテレス』を撃破すれば依頼成功です。

 戦いに、冒険に。そして、ドキドキを。
 みなさまの素晴らしいプレイングをお待ちしております。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


御守・樹
アドリブ歓迎

今回奇襲の必要はあったっけ?先手必勝てきなやつ。
なくとも一応隠れるような努力はしとこう。地形的に見つかりやすさはお互い様だし、そうだとしたら
周辺の地形色に合わせた布を被って警戒。
布被るのは目立たなくするのもあるけど、長時間待つ必要あるなら日よけ砂よけに使えそうだ。
直射日光って結構体力削られんだよなぁ。
真夏の昼間にちょっと当たっただけで結構しんどいもん。

警戒中はこっちが先に見つけるためにじっと待機。
隠れる木陰があれば楽だけど低木にそれは期待できないし、なら地面に紛れるしかない。
幸いハングライダーで飛行してるって話だし羽ばたかない鳥らしきものを見つけるようにすればいけるかな。


ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎
仲間の残留効果も活用

久々の復讐者の仕事だ
仲間の足を引っ張らぬよう頑張るかね
元より亜人は数あるクロノヴェーダの中でも虫酸が走るほど嫌いだ
特にお下劣なオーク将軍を倒す為の準備はしっかりやろう(決戦は超精鋭ディアボロス達にお任せ)

アナトリア高原の丘陵地帯に合った迷彩マントと消音ブーツ着用
【平穏結界】で極力静かに行動
身を隠しづらい地形のようだが低木や大きな岩、高低差などを利用できるならする
持ち込んだ双眼鏡と味方の【完全視界】も借りて、主に空中を警戒
但しアヴァタール級は飛行系ではないのを忘れない
視覚だけではなくハングライダーで飛ぶ物音などにも注意

職業柄、耳には自信があるつもりだが、低知能の亜人らしく下品に騒いでくれたらかなり楽なんだがね……


 パラドクストレインを降りてから、指示されたポイントまでは徒歩だった。ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)は同行者に一礼し、微笑みかける。
「久々の復讐者の仕事だ。戦闘はど素人なので、お手柔らかに頼むよ」
「んん? ああ、俺で良ければ、だぜ……ゴホン」
 御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は、咳払いに見せかけてそっぽを向く。
(「あれ、予知で聞いたアヴァタール級も相手の顔を見ずにしゃべってるって。俺、感じ悪くなってねーだろな?」)
 年齢がずいぶん離れた男性から、急に礼儀正しく接せられ、焦ったのだ。
 ディアボロスたちは丘陵を歩きはじめ、ジョルジョは道中も構わず話し続けた。
「もちろん、仲間の足を引っ張らぬよう頑張るつもりだ。元より亜人は数あるクロノヴェーダの中でも虫酸が走るほど嫌いだ。特にお下劣なオーク将軍を倒す為の準備はしっかりやろう。……もっとも、決戦は君みたいな超精鋭ディアボロスたちにお任せしたい」
「い、いや、俺は、その、……だぜ」
 樹は、言葉使いがずれていくのを感じつつ、復讐者にブレはないと改めて思った。
 家族の話まではしなかったが、このサウンドソルジャーが何かを抱えているのは確かだ。
 待ち伏せ地点に到着する。
 自然の地形なので、全体がなだらかでも起伏はそれなりにあった。
 樹とジョルジョは、地質にあわせた迷彩柄の布を、ほぼ同時に取りだす。
「あんたも?」
「ふふ、君もか。身を隠しづらい地形のようだったからね」
 ジョルジョは、高低差のあるところに陣取る。
「隠れる木陰があれば楽だけど低木にそれは期待できねーし、なら地面に紛れるしかないって」
 樹もそばに場所を探した。
「あと、布被るのは目立たなくするのもあるけど、長時間待つ必要あるなら日よけ砂よけに使えそうだ。直射日光って結構体力削られんだよなぁ。真夏の昼間にちょっと当たっただけで結構しんどいもん」
「同感だ」
 いつの間にか、ふたりは自然に会話していた。
「私は『平穏結界』を持ち込んでいる。樹君も使ってくれ」
「ありがとう、ジョルジョ。俺からは『完全視界』を残留させっから」
 準備ができた。
 しばらくは音を立てずにじっと待機することになろう。
「今回、奇襲の必要はあったっけ? 先手必勝てきなやつ」
「ふむ。敵がいい標的になると言われた。それは先手が打てるぶんも含まれていると思う。発見は早いほどいいだろう」
 以後は、手分けして空と地上を交互に警戒する。
 ハングライダーに乗ったゴブリンなら、羽ばたかない鳥らしきものを見つけるようにすればいい。
 アヴァタール級は飛行系ではないのも忘れなかった。ジョルジョは、音にも注意する。職業柄、耳には自信があるつもりだ。
(「低知能の亜人らしく下品に騒いでくれたらかなり楽なんだがね……」)
 はたして、希望どおりの現れ方であった。
「ヒャッハー! こいつはゴキゲンだぜェ!」
「ただの偵察なんて退屈だもんなー」
「飛んでていいなら、気晴らしになるし!」
 笑ってしまうほどゴブリンたちの会話が降ってくる。ふざけあって、競争や旋回をするヤツらまでいた。
 地面に伏せ、カモフラージュしているディアボロスたちは、先制攻撃のタイミングを計っている。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

御守・樹
アドリブ歓迎

ハングライダー使いながら火炎びんとか結構器用だな。
落とすだけなら分かるけど、どうやって火つけてんのかなぁ。
まぁ、ゴブリンってゲームとかでも思ったより器用なとこあるからありうるのかも。

動き回った時の砂ぼこりや火炎びんの熱での困らないよう完全視界で視界確保。
両手のナイフで螳螂千刃を放つ。
本人たちに当たらなくともうまい事ハングライダーにも当たらないかな。
そうすれば空中の機動力をごそっと削れそうだし。
まぁ当人たちにきっちり当てに行くんだが。
反撃にはタイミングが合えば地面への螳螂千刃で砂煙をあげてその中に紛れる、身を隠すように。
とは言っても動き回って回避する方を優先。低木とはいえ枯れ木ではないようだからすぐさま火が燃え広がらないと思いたいが。


ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎

ホントに下品に騒いでくれてて助かった
おバカな亜人でもアヴァタール級は自称アリストテレスだから、部下を抑える策ぐらいはあるかもしれないと心配してたよ…
おそらく敵はディアボロスが空中を飛び回っているとでも思い込んでるだろう
できるだけ真下に近い位置から奇襲をかけるのは楽しそうだが、どうしようか

先制攻撃のタイミングは仲間と合わせて、それまでは【光学迷彩】も使って哨戒同様極力静かに接近する

【無言歌】で攻撃する時は剣を敵の頭上から降らせるように出現させ、ハングライダーごと地面に叩きつけて縫い止める感じで行こう
反撃の爆撃には魔力障壁を展開してダメージを抑えよう

以前にもゴブリン爆撃兵と戦ったが、亜人の割には小洒落た道具と戦法を使うなあ……
鬱陶しいので速やかに、そして油断せず片っ端から叩き落として行こう


 ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)は、『光学迷彩』も加えた。
(「ホントに下品に騒いでくれてて助かった。おバカな亜人でもアヴァタール級は自称アリストテレスだから、部下を抑える策ぐらいはあるかもしれないと心配してたよ……」)
 いまのところ、ゴブリン爆撃兵のハングライダーが、攻撃的な機動をする気配はない。
(「おそらく敵はディアボロスが空中を飛び回っているとでも思い込んでるのだろう。できるだけ真下に近い位置から奇襲をかけるのは楽しそうだが、どうしようか」)
 仲間へ合図を送る。
 御守・樹(諦念の珪化木・g05753)も、より有効な位置までカモフラージュを効かせながら接近することに同意した。戦闘が始まれば、動き回って砂ぼこりが立ち、敵の火炎びんの熱で空気が歪むかもしれない。あわせて、引き続きの完全視界も勧めてくる。
 周到な準備が功を奏したのだ。
 飛ぶ亜人の撃破は、あっけなかった。開始の息もピッタリで、樹は両手のナイフで『螳螂千刃』を放つ。
 武器を振り下ろすことで、多数の衝撃波を敵群へと放った。
(「本人たちに当たらなくとも、うまい事ハングライダーにも当たらないかな。そうすれば空中の機動力をごそっと削れそうだし。まぁ当人たちにきっちり当てに行くんだが」)
 衝撃波が複数体に命中し、三角の翼が木の葉のように舞う。
 ゴブリンたちの悲鳴が短く聞こえ、必死に操作をしている様子が見えた。だが、そのもっと高空から、剣のようなものが降ってくる。樹の眼にも、はっきりとはわからない。
 ジョルジョのパラドクスらしいのだが、当人は上を向いたまま、静止していた。
(「鬱陶しいので速やかに、そして油断せず片っ端から叩き落として行こう。耳ではなく魂で聴いてみるがいい」)
 このオペラ歌手の『無言歌』は、心の中で再現される、美しい楽曲。
 多数の不可視の剣が具現化されて、敵へと襲いかかるのだ。操作不能に陥ったハングライダーに次々と突き刺さり、ゴブリンごと墜落させると、地面に縫い止めた。
 傍らでへばりついている亜人の絶命を見下ろす、ジョルジョ。
(「以前にもゴブリン爆撃兵と戦ったが、亜人の割には小洒落た道具と戦法を使うなあ……」)
 それに、この部隊がつかっている物は革張りで、骨組みはガラクタでも、膜だけは高級な質感がある。
 空中には、操作を立て直した一体だけがいた。
 風の動きを上手く読んだのだろう。ジョルジョは、魔力障壁を展開してすぐにその場を離れる。樹は、衝撃波を地面にもうって、砂煙のなかへと隠れた。
「ハングライダー使いながら火炎びんとか結構器用だな。落とすだけなら分かるけど、どうやって火つけてんのかなぁ。まぁ、ゴブリンってゲームとかでも思ったより器用なとこあるからありうるのかも」
 ただし、命中精度は低い。
 低木とはいえ枯れ木ではなく、心配したように辺りですぐさま燃え広がることもなかった。
 ディアボロスたちは、もう一度同じ合図を送り合うと、衝撃波と不可視の剣で撃破した。現場のありさまで、どのようなやられ方をしたのか、推察できたのだろう。
 駆け付けたアヴァタール級、『大賢者・アリストテレス』は頭を抱えた。
「儂としたことが、うっかりしていました。飛翔を狙えるなら、逆も真でしたね」
 状況を見定めた敵に、隠密からの奇襲は通用しない。
 アリストテレスも、ディアボロスと正面から戦うつもりだ。
「おのれぇ。こうなったら書き味抜群、ペルガモン名産の羊皮紙の威力、とくとご覧いただくっ!」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

リーシャ・アデル
・心情
他の人のおかげでやりやすくなってるわね
それじゃ、指揮官をぶっ飛ばす為にいっちょ働きますか!!

・戦闘
パラドクス『翠焔・創像:フェニックスブレイヴ』の【貫通撃】で敵が持つ本を狙いながら攻撃するわ
敵の攻撃は、パラドクスで発生させた鳥型の炎を【火炎使い】で操り防ぎつつ、【臨機応変】に対応していくわね!!

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


御守・樹
アドリブ歓迎

え、レスリング技使わないのか?アリストテレスの名を持ってんのに?
だってアリストテレスが影響受けた人物の一人、プラトンはレスラーだったんだろ?
レスリングは哲学者のたしなみだと思ってたんだが。強くなきゃ思想は貫けないと思うし。
パンクラチオンの話も聞いた事があるしちょっと期待してんだけどな…残念。

引き続き完全視界で視界確保。
ゴブリンたちと一戦終えた状態で見つかってなければいったん光学迷彩を纏い、一応低木に隠れる(気持ちだけだが)。
見つかってる状態ならまぁいいかな。
どっちの状態でも気配を断つようにし、隙を見て一気に距離を詰め両のMortaによる五月雨で攻撃。
反撃にはタイミングを看破して避けられるようならそうするが、間に合わないと判断したら投擲ナイフAtroposをばらまいて少しでも威力を減らす。
金属製だし雷属性なら散らせると思うし、熱量にもよるだろうけど他の属性でも物理的に一瞬でも壁にする。その一瞬でもないよりは避ける目もあると思うしな。


ジョルジョ・ストレッポーニ
※連携・アドリブ歓迎

以前は亜人の名を聞く度に、名を騙られた正史人物に同情していたが
亜人とアリストテレスほど知力がかけ離れてると笑うしかないな
それでも戦闘で相手を侮るのは命取りだ
あくまで知性のある敵として扱ってやろう
このパラドクスの特質上、戦場がうるさくなってしまうのは仲間達には申し訳ないが、しばし勘弁願うよ

【戦へと臨むカバレッタ“Sangue”】で戦いに臨む激しいアリアを歌い、【大声・殺気】を叩き付けて敵の思考の邪魔をしながら更に剣でぶった斬る!
反撃は魔力障壁を展開してダメージを抑え、鞭で拘束されても落ち着いて短剣で切って脱け出そう


孫・リア
アリストテレスって新宿島の歴史の本読んだら物凄く頭の良い賢者で今でも格言とか色々残ってる物凄い人って読んで聞いてるけど……んー確かに頭良さそうだけどやっぱり亜人としてのイメージが先行しちゃうわね……いやこれは偏見ね、めちゃめちゃ頭良いかもしれないし!

なんか鳥を使って偵察するのか?とか言ってたけどそうそう!私の場合は鴉だけどねー!あとは……こんな子達も呼んじゃうわよ
『花蟲』を使い可愛い蟲達を召喚!ふわふわ飛んで上からの花の矢を放って攻撃!そのエネルギー弾に当たらないように飛んでねー!勿論私も当たらないように立ち回るわよ!


【アドリブ共闘歓迎】


 アヴァタール級が、なにやら自慢しているのは、左手に携えた分厚い表紙の本のことらしい。
「んー。確かに頭良さそうだけど……」
 孫・リア(勇武と炎を胸に秘めて・g03550)は、哲学者風味のディアドコイとハングライダーの残骸とを見比べた。いっぽう、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)にとっては、ただの敵でしかなく。
「樹たちの哨戒任務のおかげでやりやすくなってるわね。それじゃ、指揮官をぶっ飛ばす為にいっちょ働きますか!!」
 『翠焔・創像(ブレイズ・リアライズ)』のためのエディットツールを実体化させた。
 リアも、召喚術のための手つきはするが、少々まごつく。
 対応の仕方を考えるならば、歴史改竄者の性質には注意を払いたい。
「やっぱり亜人としてのイメージが先行しちゃうわね。これは、偏見かしら。アリストテレスって新宿島の歴史の本読んだら物凄く頭の良い賢者で、今でも格言とか色々残ってるって書かれてたけど……」
「私もね、以前は亜人の名を聞く度に、名を騙られた正史人物に同情していたが」
 ジョルジョ・ストレッポーニ(Il Voce Grande・g10013)が言葉を添える。
「亜人とアリストテレスほど知力がかけ離れてると笑うしかないな。それでも、リアさんの用心は正しいと思う。戦闘で相手を侮るのは命取りだからね。あくまで知性のある敵として扱ってやろう」
「ありがと。めちゃめちゃ頭良いかもしれないし!」
 実際、『大賢者・アリストテレス』はその場で本を開き、リアが調べたような難しい格言や文言を述べていた。戦闘中にウロウロと歩きながらすることかと問われれば、かえって愚かに感じるかもしれないが、ディアボロス側だって、絵を描いたり歌を歌ったりするのだ。
 御守・樹(諦念の珪化木・g05753)はもう一度、気配を断ってみる。
 隙だらけにみえる敵に、本当に隙はあるのか。
「刻む! 『五月雨(サミダレ)』!」
 低木の影から飛び出し距離を詰め、両の『Morta』、一式二対のナイフで斬りかかった。
「え……?」
 広めの額から、鮮血がほとばしる。ダメージは入ったが、焦りの表情を浮かべたのは、樹のほう。
「なんてことだ……」
「若者は簡単に騙されます。すぐに信じますから」
 アリストテレスがそっぽを向いたまま言うと、樹の身体に衝撃が走った。羊皮紙を綴じた本から、雷属性の『言霊魔弾』が発せられている。
「くッ!」
 樹は、投擲ナイフ『Atropos』をばらまきながら飛びすさった。
 金属に吸い寄せられるように放電がおき、魔弾を散らしたのだ。大賢者の攻撃を避ける仲間にならい、リアは距離をとりつつ、『花蟲』を召喚する。
「なんか鳥を使って偵察するのか? とか言ってたけどそうそう! 私の場合は鴉だけどねー! あとは……こんな子達も呼んじゃうわよ」
 『花蟲【五月雨打】(フワフワハナノヨウナモフモフナムシタチ)』は指示どおり、エネルギー弾に当たらないように飛んでいる。上から、花の矢を放ってアリストテレスを攻撃した。
 やはり、避けない。
 ページに目を落としたまま、矢が後頭部に刺さっている。
「なんてことだ……!」
 樹の動揺は収まらなかった。
「レスリング技使わないのか? アリストテレスの名を持ってんのに?」
「樹……。あなたもクロノヴェーダの元ネタを気にしてたのね」
 リーシャが、描きかけの絵から筆を離す。
「だってアリストテレスが影響受けた人物の一人、プラトンはレスラーだったんだろ? レスリングは哲学者のたしなみだと思ってたんだが。強くなきゃ思想は貫けないと思うし。パンクラチオンの話も聞いた事があるし、ひょっとしてプロレスっぽい受け技とか見れるんじゃないかって、ちょっと期待してたんだけどな。……残念!」
 亜人に負けず劣らず、自説を展開する樹。
「私が調べた本には、載ってなかったわね。ううん、まだまだ勉強不足なのかも……」
 リアは、『花蟲』から射かけながら、小首を傾げた。
「あれ、攻撃が効くなら、十分?」
「勉強……本……。狙いはそこね!!」
 リアライズペインターの筆が加速した。リーシャは、火炎使い用のエディットツールを足すと、アドリブ的にゲームキャラクターの意匠を試す。
「完成よ!! 『翠焔・創像:フェニックスブレイヴ・ボルケイノランス』!!」
 『描雅』された鳥型の炎が螺旋を描いて槍のように突撃する。
 大賢者の言葉で水属性の魔弾が発生したが、リーシャの炎はそれを蒸発させ、本を貫いた。
「わ、儂の貴重な本がっ!」
 あいた大穴から顔を覗かせ、アリストテレスは取り乱す。
「どうやら大賢者さんは、我々のパラドクスをただ無視していただけだったようだ。ほら、樹君の与えた傷口からますます血が吹き出しているよ」
 ジョルジョが指し示すと、後頭部の矢傷からも出血した。
 亜人は、腰の鞭をとる。
「儂の教えを邪魔するのなら……」
 打ちつける速度は目にも止まらぬ。だが、ジョルジョは華麗な動きで短剣を振るい、鞭を切り飛ばした。
「おまえの教えなど誰も聞いてはいなかったが、もっと邪魔になる。このパラドクスの特質上、戦場がうるさくなってしまうのは仲間達にも申し訳ないが、しばし勘弁願うよ」
 それは、激しいアリアだった。
「『戦へと臨むカバレッタSangue(サングエ)』♪」
 サウンドソルジャーの歌声が、丘陵地帯に響き渡る。アヴァタール級亜人『大賢者・アリストテレス』は頭を抱えている。
「うぐああ、考えが纏まらんっ! 集中できん! はて、この血はなんじゃろな?」
「貴様も我も、望むはただ相手の血のみ!」
 高く掲げられた片手剣が、ジョルジョによって振り下ろされる。ペルガモンから派遣されてきた書く亜人は、真っ二つになって滅びた。
「戦闘はど素人だって? ジョルジョ?」
「なに、舞台のための小道具だよ。樹君」
 ディアボロスたちは、敵の残した残骸や、投擲につかった武器などを手早く片付ける。
 トルコ高原に引かれた、敵の防衛線をひとつずつ突破していくのだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【託されし願い】LV2が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
【ダブル】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年05月15日

ペルガモン侵攻作戦

 攻略旅団の方針に従い、制圧した古代都市『ゴルディオン』から西方へと向かいます。
 ゴルディオンの西方であるトルコ西部は、史実では『アッタロス朝ペルガモン』の領域となっており、ペルガモンの将軍であるジェネラル級亜人『オーク将軍クラテロス』が、ディアボロスを警戒して防衛網を敷いているようです。
 この防衛網を突破し、ペルガモンを攻略できれば、イスタンブールを経由して、ギリシャ北東部を目指せるでしょう。

オーク将軍クラテロス

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#蹂躙戦記イスカンダル
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#ペルガモン侵攻作戦
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#ペルガモン
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#オーク将軍クラテロス


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選択肢『敵部隊哨戒任務』のルール

 周囲を警戒し、近づいてくる敵部隊を発見します。
 うまく成功すれば、敵に発見される事無く、一方的に発見する事が出来ます。
 一方的に敵を発見する事で、後の行動の成功率が大きく上昇する場合があります。
 周囲の状況や、近づいてくる敵部隊に関する情報などは、オープニング及びリプレイを参照してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾取り巻きトループス級『ゴブリン爆撃兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)の取り巻きのトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 取り巻きトループス級は、👿と常に一緒に行動していますが、戦闘時に👿を庇うような行動はとらず、👿が撃破すると、逃走していきます。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『大賢者・アリストテレス』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「孫・リア」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。