リプレイ
レイラ・イグラーナ
むむむ、今年はグランダルメ奪還戦もあり、そちらにかまけてディアコレの衣装を頼み損ねていたのですよね。
うぅん……昨年のドレスを出しましょうか。
2023年ディアコレの真紅のドレスを着て村へと向かいます。
春だろうと流石に肌寒いでしょうから【寒冷適応】を使用……と思いましたが、見た人が「寒そう」という感想を抱かれては春の印象が薄れそうですし、上からショールを羽織りましょう。
代わりに【熱波の支配者】を使用し、気温を上げることで村の方に一時的とはいえ春の訪れを感じて頂きます。
夜会に出席するように、村の広場までゆっくりと歩きます。
その後は他の復讐者に踊られる方がいればその方と、おられなければ村の方を手招きし、一緒に落ち着いた踊りを踊ります。
一通り踊りが終われば、集まっているであろう村の方々へと言葉をかけましょう。
私たちは大天使。皆様に春の訪れを告げ、豊かな生活を授けに参りました。
正しく信仰と共に生きる皆様へ祝福を。
そういえば今年はディアコレの衣装を頼むことも忘れていた。
昨年仕立てたドレスに手を通しながら、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は断頭革命グランダルメ奪還戦に向け、皆で走り続けてきたここしばらくを振り返り……同時にこの吸血ロマノフ王朝の奪還を念ずる。
レイラが身にまとったドレスは細身のワンショルダー。
春とは言え、ロマノフではさすがに寒いだろうが、寒冷適応があれば問題ない。実際、このドレスは南極部門で着たものだ。けれど今日は、その上にふわふわのショールを羽織ることにした。
自分は寒くなくとも、むきだしの肩では見た人に寒そうだと思われてしまう恐れがある。それでは春の印象が薄れてしまいそうだから。
寒冷適応の代わりに、熱波の支配者を使用して周囲の気温を上げると、レイラは村へと向かった。
なんだか今日は特に温かい。
村人たちは、これまで冷たい空気を無暗と取り入れないように自然と浅くしていた息を、大きく吸って、はぁっと長く吐いた。そうすると寒さにこわばっていた身体がほぐれてゆくようだ。
そうか、一番苦しい時季は過ぎたのか。
そんな思いで、ある者は久方ぶりに窓を少し開けて見、ある者は家の外に出て陽の光を浴び、しているところに。
鮮やかな真紅が翻った。
身に馴染む細身のドレスは、深みのある紅。その裾にかけて天の川のように金の輝きが流れている。
品よく編み込まれた銀の髪。
肩から掛けられたショールはふんわりと柔らかそうで。
(「綺麗だ……」)
こんな綺麗なものを見たのはいつぶりのことだろう。
夜会にでも出席するようにしずしずと歩いてゆくレイラに、人々は目を奪われ、もっと見ていたくなりその後についていった。
魅入られたような人々を引き連れながら広場まで歩いてゆくと、レイラはほっそりとした手をあげて、村人を差し招いた。
「よろしければ……」
一緒に、と伸ばされた手を吸い寄せられるように取った村人と、右に左にゆっくりとステップを踏み、レイラは踊る。
ひとりが終わればまたひとり。
ゆるり、ふわり。
老若男女問わず、場にいる人が望むままにひと通り踊ると、レイラは人々に告げた。
「私たちは大天使。皆様に春の訪れを告げ、豊かな生活を授けに参りました。正しく信仰と共に生きる皆様へ祝福を」
「おお……なんと有難い……」
「大天使さま……」
美しき大天使を前に、人々は感涙にむせびながらひれ伏していった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
大天使を装って、ですか。
演じるは「春を告げる大天使」という所ですね。
踊るのも良いですが、そこに歌も添えれば春を迎える祭りっぽくなりますね。
『24年ディアコレの漢服』に、翼を隠す(大天使への偽装)のと防寒用に毛皮のマントを羽織ります。
高祖母みたいに小紋でも良かったのですが、見た目から人々に寒い印象を与えそうですしね。
現地では、熱波の支配者もお借りして、勝利の凱歌を籠めながら、春を告げるかのような暖かな旋律の歌を歌いながら広場に向かいましょう。
道中、歌を聴きに来た住民達や子供達を誘っても良さそうです。
皆様と共に春の訪れを祝わせて下さいね。
広場に着いたら、恐らく踊りの最中か、仲間の演説がある頃でしょう。
ならば私も其方の流れに続くように、村人達と共に踊りに参加、歌う機会もあれば、歌って回りましょう。
温かな雰囲気の歌を子供達に教えても良さそうです。
私ですか?
私も大天使の1人ですよ。人々に温かく豊かな春の訪れと、正しき信仰への祝福を告げに参りました。
皆様の幸福を祈らせて下さいね。
一角・實生
制帽を被り改めて装いを確認
ディアコレではイタリアの国家憲兵隊『カラビニエリ』を模した衣装を仕立てて貰ったんだ
そういった繋がりを疑う人はいないと思うけれど
怪しい時には制帽を取ったりマントで隠すなどしてアレンジしてみよう
イグラーナさんが残してくれた【熱波の支配者】を引き続き使わせて貰って
きびきびとした確かな足取りで広場へ向かうよ
大天使を騙るのに自分の種族は丁度いい
ふわふわ、つやつや、もふもふ
三拍子揃うよう昨夜は翼の手入れを頑張ってもきた
春を喜ぶ人々の前で大きく翼を広げる
踊りや音楽が途切れたタイミングで声を挙げよう
厳しい冬は終わり、いのち芽吹くあたたかな春が来る
長く辛い冬を乗り越えたあなた方にこそこの喜びを知って欲しい
我々大天使はそう思いここへ降り立った
言い終わるタイミングで【勝利の凱歌】を使い人々の心に希望を宿そう
俺は超弩級の音痴だからな……自らの心に勇気がわいてきてもつられて歌わないよう心掛ける
ここで歌ってしまえば全てが台無しだ
人々と目が合えば頷くよ
前を、上を向いていいのだと伝える
緋詠・琥兎
ディアコレで用意した服で住人達から信仰を、か
そうなると、自分と燈杜美は「24年中華繁華街」で来た服装になるな
自分のは、中華風のレトロシャツとサイドに中華風の柄入りの黒デニムという、中国服を現代のものにアレンジしたものになるな
ディアコレでは首にかける程度にしていた藍色の大判ストールは
ラフな感じで首に巻いておく
燈杜美のはシンプルな色合いの漢服
そこに天女の羽衣を思わせる綺麗な色合いの薄手のロングストールも羽織ろうか
事前に黄色や白のクロッカスやチューリップを植えた、持ち運びできる小さめの植木鉢を用意して持っていく
広場に着いたら
燈杜美にグドークで演奏をしてもらいつつ
【熱波の支配者】で温まった空気を風使いで緩やかに広げていこう(浄化・祈り・勇気・激励・地形の利用など
場が温まった頃を見計らって【植物活性】を使い
村に根付いている野花や持ち込んだ植木鉢の花々などを中心に植物を成長させよう
春は長い眠りから植物が芽吹く季節
それは、この地でも変わらない
辛い冬は終わりだ
明るい未来の春を祝わせてくれ
アドリブ
連携歓迎
●フィーナ・ユグドラシア ~中華繁華街部門衣装
冬の厳しさに打ちのめされて季節を忘れかけている村人に、大天使を装って春の訪れを知らせる。とすると、演じるは『春を告げる大天使』という所か。
依頼内容を聞いたフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は、ふむと考えを巡らせ、今年のディアコレのために誂えた衣装を選んだ。
それは、淡い青から瑠璃紺まで様々な青を重ねた漢服だ。
襟が柔らかくひだを作る首元には、常に変わらず聖天使の人形『レーベンシュテルン』がある。
袖口や襟縁に施した瑠璃紺には目を惹く金の縁取り。
裳を押さえる帯の両側につけられた花飾りの意匠が、帯から靡く飾り布にも浮かび上がっている。
華やかでありながら落ち着いた印象の衣装に、フィーナは毛皮のマントを羽織った。防寒にもなるし、翼を隠しているようにも見えるかとの狙いもある。
レイラがもたらした【熱波の支配者】の効果を借りて、フィーナは歌いながら広場へと向かった。
春を告げるかのような温かな旋律の歌には、勝利の凱歌の効果をこめて。
「わぁ……」
歌に誘われて出てきた子どもたちが、異国の衣装に目を奪われる。
「お姉ちゃん、すごくキレイ……」
子どもたちに向けてフィーナは、
「一緒に春の訪れをお祝いしませんか」
と手を差し伸べた。
●一角・實生 ~空母甲板部門衣装
村へと入る前に、一角・實生(深い潭・g00995)は制帽を被り、改めて自身の装いを確認した。
今年のディアコレのために實生が仕立てて貰ったのは、イタリアの国家憲兵隊『カラビニエリ』を模した衣装だ。
青褐色を基調とした制服に、マントの裏地の青が鮮やかだ。
側章の白と青、肩から垂れる飾緒の銀が、爽やかな色合いでありながら、きりりとした印象を加えている。
「よし」
レイラが残してくれた【熱波の支配者】を使用すると、實生は纏った衣装に似合うきびきびとした足取りで広場へ向かった。
實生を目にした村人が、はっと息をのむ。
もしや衣装によって繋がりを疑われたかとどきりとしたが、次いで向けられたのは、
「ねぇ、あの凛々しいお方はだぁれ?」
「ほんとに素敵……」
純粋な憧れのまなざし。
駆けのぼってくる照れを表に出さぬように顔を引き締め、實生は村人の視線の中を歩いて行った。
●緋詠・琥兎 ~中華繁華街部門衣装
着替えようと、緋詠・琥兎(その身に潜むは破滅か。それとも朧げな標か・g00542)が今年のディアコレのために仕立てた衣装を準備していると、燈杜美が首をかしげて漢服をちょっと持ち上げてみせる。
「ああ。燈杜美ももう一度それを着てくれ。依頼で必要なんだ」
生き抜くことに必死で、楽しみを振り捨ててきた村人に、装う楽しさ、春を祝う喜びを思い起こしてもらうために。
琥兎が着替えたのは、中華風のレトロシャツと、サイドに金糸で中華風の柄を縫い取った黒のデニム。落ち着いた色合いだからこそ、チャイナボタンや縫い取りが映える。
中国服を現代風にアレンジした洒落たデザインは、細身の琥兎に良く似合っていた。
首元には、藍色の大判ストールをゆるく巻きつけ、ラフな感じになるように整えて。
燈杜美が身に着けたのは漢服。琥兎のストールと揃いの色の帯、そこから白へのグラデーションとなる色合いの衣装の上には、天女の羽衣を思わせる綺麗な色の、透けるような薄手のロングストールをかけて。
「さあ行こうか」
琥兎が村の入り口を指すと、燈杜美が先に、ふわりと楽しそうに進み出した。
歩き出して少しすると、こちらを凝視している視線を感じた。琥兎がそちらを見やると、古ぼけたショールをかけた女性がおどおどと近寄って来る。
「あの、少しだけ、そのストールを見せてもらっても……?」
「ああ、構わないが」
「ありがとうございます!」
女性はしげしげと、琥兎と燈杜美のストールに見入ってうっとりとため息を漏らした。
「やっぱり綺麗なものを身に着けるのって良いですよね……あ、すみません、不躾に。さきほどから綺麗な衣装の方々がお越しになっていて、気になっていたんです。他のみなさまは広場にいらっしゃいますよ」
そう言って女性……ラリーサは道の先を示した。
●春告げの大天使
広場の中央で、ひらりとレイラの真紅のドレスの裾が翻る。
その周りを、フィーナと手を繋いだ子どもたちが、春の歌を口ずさみながら輪になって回っている。
優しい春の歌を耳にした燈杜美は、それにあわせてグドークに弓を当てた。
『――儚くも その緑の輝きよ 尊き息吹と為りて 駆け抜けん』
燈杜美が奏でる音楽と琥兎の謳が共鳴し、草花の聖なる風を起こす。
広場に温かな空気が広がるのを見計らい、琥兎は村に根付いている野花や、持ち込んだ植木鉢の黄色や白のクロッカスやチューリップへと、【植物活性】をかけた。
「まるで春を迎えるお祭りのようですね」
グドークの音色に耳を傾け微笑むフィーナに、
「うん、春だね」
「春が来たんだね」
子どもたちもはにかむように笑った。
踊りと歌が途切れたタイミングで、實生は目立つように前に出る。
そして春を喜ぶ人々の前で大きく翼を広げた。
ふわふわ、つやつや、もふもふ。
三拍子揃うよう念入りに手入れをしてきた翼は、明るい空の下、光を受けて輝かんばかりに白く。
言葉を忘れて翼に目を奪われている村人へと、實生は声を挙げた。
「厳しい冬は終わり、いのち芽吹くあたたかな春が来る。長く辛い冬を乗り越えたあなた方にこそこの喜びを知って欲しい――我々大天使はそう思いここへ降り立った」
言い終わると同時に、【勝利の凱歌】を響かせる。
湧き上がる勇気に、つい自分でも合わせて歌いたくなるけれど、
(「俺は超弩級の音痴だからな……ここで歌ってしまえば全てが台無しだ」)
目指すは信仰される大天使だからと、實生はぐっと堪えた。
琥兎も人々へと呼びかける。
「春は長い眠りから植物が芽吹く季節。それは、この地でも変わらない。辛い冬は終わりだ。明るい未来の春を祝わせてくれ」
歯を食いしばり、極寒に耐え、村人はこの冬を乗り切った。ならば今は春を寿ぎ、生きる喜びを、笑顔を、活力を思い出そう、と。
「お姉ちゃんも大天使さまなの?」
子どもに見上げられ、フィーナは頷く。
「私も大天使の1人ですよ。人々に暖かく豊かな春の訪れと、正しき信仰への祝福を告げに参りました。皆様の幸福を祈らせて下さいね」
そう言って目を閉じると、子どもたちもその仕草を真似た。
「この村にも……春が来たのですね」
尽きないと感じていた辛い日々が、少しは楽になるのかもしれない。それを大天使は告げに来てくれたのだろうかと、村人たちは縋るようにディアボロスたちを見つめる。
その視線を受け止め、實生は頷いてみせた。
前を、上を向いて良いのだと、力強く伝えるように。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV2が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
レイラ・イグラーナ
さて、衣装をアピールはしましたが……この村に現在ある物資では皆様に春の装いを着て頂くことはおそらく不可能。
そんな皆様の前に立ち申し上げましょう。
私たちは春の訪れを告げに参りました。
それは何も言葉だけではございません。
【アイテムポケット】より、たくさんの布、針、糸を取り出します。
本来ならば色とりどりの物をご用意したり、ロマノフの伝統に応じた物にするのですが……大天使の支援だと見せる必要がございます。
排斥力で排除されないよう紡織の技術レベルは抑えつつ、白だったり十字架が薄く刻印されていたり、そんな布を多めに。
後はニードルケースなど、ここに置いていくつもりの小物にも十字架を刻印しておきましょうか。
衣服を用意するのは私たち大天使にとっては易いことです。
ですが春の訪れは体を動かす方が感じることができるでしょう。
障りがあれば縫い方の指南もさせて頂きます。
皆様と共に春の装いを縫い、春を実感して頂きます。
村の広場に色彩が躍る。
くすんでいた村人の表情に、色味を与えるように。
場の雰囲気の変化を感じ取ると、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)はドレスの裾を引いて村人の前に進み出た。
衣装をアピールはしたけれど、冬を乗り越えたばかりの村にある物資では、皆に春の装いを着てもらうことはおそらく不可能。
このまま手を放せば、現実はすぐに村人たちの前に立ち塞がる。そうさせないためには支援が必要だ。
「私たちは春の訪れを告げに参りました。それは何も言葉だけではございません。皆様に春を届けにも参りました」
そう言ってレイナは【アイテムポケット】から次々に布を取り出していった。
本来ならば、春らしい色とりどりの生地や、ロマノフの伝統に応じたものを選ぶところだが、今回の目的にはこの支援を大天使からだと偽装することも含まれている。
レイラが取り出し村人たちの手に渡してゆく布は、白くふんわりとした起毛生地、淡く翼模様が浮かぶ生地、十字のキルティングがされた生地……など、排斥力で排除されぬよう、紡績の技術レベルを抑えたもので、かつ大天使をイメージさせるようなものが多い。
手から手へ、村人たちは捧げ持つように布を受け渡してゆく。
「新しい布なんていつぶりかしら」
「きれいー、やわらかーい」
子どもたちが生地を撫でてはしゃぐ。
「衣服を用意するのは私たち大天使にとっては易いことです。ですが春の訪れは体を動かす方が感じることができるでしょう」
障りがあれば縫い方の指南もさせて頂きますと言いながら、レイラは針と糸も取り出した。
ニードルケースや指ぬきなど、この村に置いていくつもりの小物には、十字架の刻印がされている。
後日聞き取りに来たヴァンパイアノーブルが、あとに残された物品に大天使の痕跡を発見できるように。
何を作ろうかと、村人が広げる生地が陽を受けてまぶしい。
明日からの生活が明るいものとなるのを告げるかのように。
「大天使さま、作りたいものがあるんですけれど……」
村人の相談に乗り、手を貸し。
レイラは皆とともに春の装いを縫い上げてゆくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
緋詠・琥兎
自分らの格好や歌などで無事に春の到来を実感してもらえたみたいだな
だが、自分らだけ村人が綺麗だと思う格好をしているのは不平等だろう
排斥力に排除されない質に抑えた、最初から仕立てるには難しい衣服をアイテムポケットから取り出して村人たちに渡していこう
主に薄地のショールなどだな
村人たちも着やすい類のものにはしつつ
配る衣服には大天使を思わせる意匠のデザインやワンポイントなどをさりげなく入れておこう
衣服を配りながら
今後の村の生活のことも鑑みて、こっそり土壌改良も使っておく
大天使の支援の一環にもできるし
自分らが一度退いた後も少しでも豊かになってくれていればいいんだが
ラリーサにも声を掛け
先程、見せてほしいと言ったディアコレで身に着けていたストールをよかったら差し上げようかと提案
遠慮するようだったら
貴女が良いと思うものを自分があげたいからと言って
渡すのを試みてみよう
無論、実際に渡すのは排斥力に排除されないように考慮し
大天使をイメージした意匠のワンポイントを施したもの
アドリブ
連携歓迎
「無事に春の到来を実感してもらえたみたいだな」
緋詠・琥兎(その身に潜むは破滅か。それとも朧げな標か・g00542)は明るくなった村人たちの顔に安堵した。
村人はディアボロスたちを憧れと敬慕の視線で追っている。
仕立てが良い美しい衣装は、今の村人たちにとっては天上のもののように見えることだろう。
彼らの今後の生活の助けのため、畑には土壌改良を施しておくとして。
「今度はみんなに綺麗な恰好をしてもらう番だな。燈杜美、また手伝ってくれるか」
琥兎が声をかけると、村人たちに漢服を披露していたオラトリオの『燈杜美』は、すぐに頷いて戻ってきた。
琥兎のアイテムポケットの中には、排斥力に排除されない質に抑えた衣服の数々。村人たちが最初から仕立てるには難しい衣服を選んで詰めてきた。
琥兎が取り出した薄地のショールを、燈杜美がひらりと靡かせながら村人の手に渡す。
自分たちには縁遠いと思っていた美しいショールを渡され、村人は驚いた。
「いただいていいんですか」
「勿論だ」
風を含んでひらめくショールの端には、十字架の縫い取りがされている。
琥兎と燈杜美が配る衣服に、人々は最初はおどおどと、だが次第に自分にもと手を掲げ。
その中にラリーサがいるのに気づくと、琥兎は肩にかけていた藍色のストールを外した。
「よかったら差し上げよう」
「ええっ」
ラリーサの声がひっくり返る。
「先程、見せてほしいと言っていただろう」
「そんな、おそれおおいです……」
「貴女が良いと思うものを自分があげたいんだ」
「ほ、ほんとうに……?」
ストールと琥兎の顔を何度も見比べたあと、ラリーサは意を決して両手を差し出す。
「ありがたく、お、お受けいたします……」
その手にストールがのせられると、成り行きを見守っていた村人から、ほっとした息と祝いの声があがった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、絡みok
毛皮のマントで翼を隠す、という偽装は継続します。
上手く、春の到来に人々の心を向ける事が出来たみたいです。
もう一押しという所ですが、この場を助けるのは私達ディアボロスではなく大天使、と印象づけないといけませんから、方法には気を付けませんとね。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉もありますし、冬を越した事で食料が足りないかも知れませんから、私は其方の方面で支援しますよ。
人々が落ち着いたら、この村を支援したい旨を伝えて、食料庫かそれに準ずる所に案内して貰います。
そこで、当面の食料を口福の伝道者を利用して増やします。
もし現場に食べ物などが残っていればそれを直接増やしますが、何もなければ、新宿島から、現地に合った食材を持参して増殖ですね。
この現象が何か聞かれたら、「私達大天使が皆様に齎した奇跡の一環」とでも説明しますね。
ちゃんと食べられるように試食したり、勧めたりもしますよ。
折角お祭りっぽい雰囲気になったことですし、増やした食料で料理を作り、皆様に振る舞うのも良いかも知れません。
長く苦しい冬が去ったことを知った村人たちが、丸めていた背を伸ばす。
雪の下に埋もれていた草が、春の日差しへと向くように。
ではここでもう一押し。
「『衣食足りて礼節を知る』という言葉もありますしね」
仲間たちが衣の面での支援をしてくれるなら、自分は食の面を。村人たちが落ち着いてきたところを見計らい、フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は申し出た。
「冬を越したばかりですから、食料が不足していることでしょう。支援いたしますので、食料庫などがありましたら案内していただけますか」
「なんと慈悲深い……」
村人は感じいったように頭を下げると、フィーナを広場近くにある建物へと案内した。
「大天使様にお見せするのはお恥ずかしいのですが……」
頑丈に作られた倉庫の扉を村人が開き、窺うようにフィーナの顔を見た。
土や古ぼけた木材のような臭いがする倉庫は薄暗く、置かれた箱の中にわずかばかりの食料がおさめられていた。これだけでは到底長くは食いつなげないから、寒さが緩んできたこれから、村人たちは必死に食料集めをしなければならないだろう。
「少しひとりにしていただけますか」
フィーナは倉庫を回って食べ物を集め、それに新宿島から持ってきた食材も足して、一食分を組み上げた。それを食べ終えると、【口福の伝道者】の効果で400人分の食事が出現する。
「お待たせしました」
フィーナが倉庫の扉を開け放つと、おお、と村人の間にどよめきが走った。
「これは一体……何が起きたというのでしょうか……」
戸惑う村人に、フィーナは微笑んで答える。
「これは春を迎えた皆様への祝福、私達大天使が齎した奇跡の一環です。よく辛い冬を乗り切りましたね」
「大天使様……」
「ありがとうございます……」
涙まじりに礼を述べる村人に、フィーナは食事を差し出した。食べられることを示すように、自分でも試食してみせる。
「今もお腹がすいているのではありませんか? 皆で食事を楽しみましょう」
春の祭りのようにとフィーナが言うと、人々は他の皆を呼び集めようと、村の中に散っていった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
春原・春雨
(トレインチケット)
フィーネ・フェリエ
(トレインチケット)
吸血ロマノフ王朝の地を、典礼公女『エカテリーナ・バーバヤガー』が進んでゆく。
しずしずと散策しているかのような足取りではあったが、これはティーホンより命じられた巡回任務だ。
「次はあの村ね」
付き従う歌劇鬼『ドレッサー』たちが、見えて来た村を指した。それは今まさにディアボロスたちが支援を行っている村だ。
「この辺りにも、その大天使とやらが来ているのかしら」
「見つけたら、八つ裂きね」
そうする相手が見つかってほしいとばかりに、ドレッサーはかしましく喋り合っている。
そこに。
『霧が出るよ、気をつけて』
不意に響く声。そしてその通りにドレッサーを霧が包み込む。
ドレッサーは慌てたが、その霧は、春原・春雨(記憶喪失の王子様・g01554)がパラドクス【魔剣・クラウドバースト】によって発生させたものだ。
「え、何か言った?」
「きゃっ……」
妖精に呪われた剣から発生するこの霧は、小さな妖精郷と繋がっている。ドレッサーたちは見ることができないがその中では、霧に紛れた妖精たちが、囁き、脚を引っかけと、イタズラを仕掛けてくる。
見えないものから動きを阻害されることに苛立ちながら、ドレッサーは大声をあげた。
「ディアボロスも来ていたのね」
お返しにと、ドレッサーは踊るような動きで春雨を蹴りつける。そのドレッサーへと、フィーネ・フェリエ(終わりの紫電・g10199)は、銀の十字架を模した一対の双剣『ディヴァント・クロス』を手に斬りかかった。
『ボクが紫電と呼ばれる所以、味わってください』
双剣に纏いつく雷が光を散らす。
パラドクス【雷狼絶影(ライロウゼツエイ)】。髪を、ドレスを靡かせながら振り下ろす剣はまさに紫電の如く。
春風の妖精に傷つけられていたドレッサーは、フィーネの剣を受けてよろめいた。だが、最期の力を振り絞り、洋服に触れたフィーネを回転させる。
「あなたの血をちょうだい」
フィーネの血を吸い上げ……だが、その途中でドレッサーの膝は砕け、もんどりうって地面に転がった。
「村には行かせません」
ディヴァント・クロスを構え直すと、フィーネは次の敵へと斬りこんでいった。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【腐食】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
後々、改めてフォローは必要でしょうが、村への当面の支援はこれで良し。
後は、最後の仕上げですね。
彼方が大天使の関与を疑ってくれるよう、私達の痕跡を消すとしましょう。
という訳で、この先は通行止めです。
貴方達は、ここから先にも後にも進めないと思って下さいね。
既に戦端が開かれていて混乱中みたいですが、私達の事を他の部隊に伝達されても困りますから、通信障害を仕掛けて念押しです。
戦闘では『砂塵領域』を展開し、砂槍を創造。
初手は精霊達やユリウスと共に砂の魔弾に依る一斉射撃で出端を挫き、その後、突撃して砂槍を一刺し、接近戦を仕掛けます。
弱った敵から確実に止めを刺して数を減らしますが、戦場から逃走しようとする敵が居たら其方を優先です。
敵は踊りながら攻撃してくるようですが、それならば、ある程度敵の攻撃タイミングは読み易そうですね。
態々敵の踊りに付き合う気はありませんが、その動きは利用して、砂槍や魔力障壁で敵の連撃を切り払うか受け流すかし、その狙いを逸らすか回避、そのまま刺突のお返しです。
後々改めてのフォローは必要だろうが、当面に支援はこれで良し。
そう判断したフィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は、有難そうに食事をとる村人たちに別れを告げて、歌劇鬼『ドレッサー』と戦うディアボロスのもとへと駆けつけた。
支援直後の村で聞き込みをされては、ディアボロスの痕跡を見つけられてしまう恐れがある。ティーホンに大天使の関与を疑わせるためには、この巡回部隊を撃破しておかなければ。
フィーナはドレッサーの進路を遮るように足を進めた。
「この先は通行止めです。貴方達は、ここから先にも後にも進めないと思って下さいね」
宣言するフィーナの周囲に、地、風、水の精霊が現れた。地が踊り、風が踊り、水が踊ると、そこから砂塵領域が生まれ、広がった。空を霞ませ舞う砂塵は、敵の通信を阻害する。これで情報を他部隊へと通信されずに済むことだろう。
水を含んで魔弾を形成した砂を、フィーナはドレッサーへと一斉に射ち出した。
魔弾を受けたドレッサーは、その威力に空中へと飛ばされ、どさりと落ちた。
そこからぎくしゃくと起き上がり、くるりくるり、魔弾によってぼろぼろになったスカートを広げながら、ドレッサーは踊り来る。
「踊りましょ!」
誘う声の裏から、華麗なパンチが繰り出されるが、そんなダンスにわざわざ付き合うつもりはない。
「ユリウス、気を付けてくださいね」
ダンジョンペンギンのユリウスに注意を与えながら、フィーネは手にした砂槍でドレッサーの今わの際の反撃を切り払った。
そこからは砂槍を持っての突撃だ。
すべて倒してしまえば、ディアボロスが動いているとティーホンの耳に入ることはない。この戦いも、巡回部隊と大天使が衝突したのだと思わせることができるだろう。
「逃がしません」
まだ雪の残る道を駆け、フィーナは全身の力をこめてドレッサーを刺し貫いた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
フィーナ・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok
配下は倒せましたし、後は指揮官を残すのみ。
とはいえ、誰か1人でも逃がしたらそこで御破算です。
通信障害は継続し、最後まで気を抜かずにいきますよ。
戦闘方針は『聖槍』を用いた接近戦。
敵は搦め手で来るようですが、私は私の戦い方を貫くのみです。
初手は『聖槍』を具現化、投擲して出端を挫きます。
これで敵の目を引ければよし、無理でも牽制にはなるでしょう。
投擲後は再び『聖槍』を具現化し、今度は刺突に依る突撃を敵にお見舞い、そのまま接近戦に移行して敵に張り付きます。
立ち回りでは、敵に呪術を行使する暇を与えぬよう、足下を薙ぎ払っての体勢崩しや喉元などを狙っての詠唱妨害を試み、敵の行動を阻害します。
接近の際、敵の操る亡者達を突破する必要が出そうですが、『聖槍』による薙ぎ払いと身に纏う魔力障壁で弾き返し、彼らを縋り付かせないようにします。
それでも縋り付く人は居そうですが、その際は光の波動で振り払います。
とはいえ、貴方達も犠牲者なら、安息をこれ以上邪魔させません。
彼女を倒し、貴方達も解放します。
緋詠・琥兎
さて
今回の総仕上げと行こうか
悪いが、こっちの情報を持ち帰らせる訳にはいかない
全力でぶちのめさせてもらおう
まずは先手必勝
血の盾を展開される前に自分は塵狼雷迅閃を使い
敵の懐に突撃して城壁剣を振るう
時折、太刀筋にフェイントも混ぜて攪乱しつつ
衝撃波も交えた強打の攻撃をしていこう
(ダッシュ・蹂躙・高速詠唱など
燈杜美は後方から援護射撃を頼む
主に自分の死角から飛んでくる攻撃を打ち落としていってくれ
(風使い・光使い・演奏・全力魔法・連続魔法など
そちらが血でカウンターやらを狙ってくるなら
こっちはそれごと吹き飛ばすまでだ
自分が前線で敵の注意を引き付けつつ
臨機応変に立ち回り
結界術や肉体改造などで棘や刃の痛みに耐え
見切れそうな攻撃は避けていこう
(精神集中・情報収集・看破・観察・時間稼ぎなど
連撃で再度、塵狼雷迅閃を早業で使い
雷撃を纏った一撃で敵を血の盾ごと一刀両断していこう
(電撃使い・魔力付与・破壊・粉砕・斬撃・薙ぎ払いなど
悪いが、運がなかったと諦めるんだな
アドリブ
連携歓迎
配下を倒し終えたことを確認すると、フィーナ・ユグドラシア(望郷の探求者・g02439)は典礼公女『エカテリーナ・バーバヤガー』にまっすぐ視線を当てた。
「配下は全て倒しました。残るは指揮官の貴方だけです」
あとはエカテリーナを倒せば偽装は完了する。だが、1人でも逃したらそこですべてはご破算だ。最後まで気は抜けない。
「さて。今回の総仕上げと行こうか」
緋詠・琥兎(その身に潜むは破滅か。それとも朧げな標か・g00542)は『禍津餓機・城壁剣』を構えるや否や、先手必勝とばかりにエカテリーナの懐へと突撃した。その背後でオラトリオの燈杜美が、祈るように見守る。
「悪いが、こっちの情報を持ち帰らせる訳にはいかない。全力でぶちのめさせてもらおう」
この作戦を成功させれば、次のチェインに繋がる。そうしていつか、吸血ロマノフ王朝の地の奪還に手が届くように。
『轟く刹那を、その身に刻め』
自身が取りこんだクロノヴェーダの力と共鳴することによって、琥兎に雷の魔力が宿り、それが城壁剣へと流れこむ。それを薙ぐ、と見せかけておいて、琥兎は上段からエカテリーナへと攻撃を叩き込んだ。一度ばかりでなく、何度も何度も。
それは琥兎のパラドクス【塵狼雷迅閃】。迅雷を纏った閃撃は、飢えた狼の如くにエカテリーナを喰らった。
「悪いが、運がなかったと諦めるんだな」
城壁剣を受けたエカテリーナはふと息を吐いて一歩下がると、切り裂かれたドレスの流れを整えた。その足下からは犠牲者から絞り上げた血液が湧きだし、彼女を護る盾となる。それだけでなく、盾は形を変えて棘を生やし、琥兎へと襲いかかった。
盾から生える赤黒く鋭い棘が琥兎に食い込む。その痛みに琥兎は息を詰めて耐えると、血の盾を斬り払いながら、なおも前に出た。
戦場を見渡し、エカテリーナは静かに口を開く。
「ティーホン様が対処すべきは、大天使ではなくディアボロスということですわね」
「はい。でもそれを伝えさせはしません」
答えるフィーナの手に、魔力を凝集させた光の聖槍が現れる。
万が一のことを考え【通信障害】の効果も発生させてある。ここでエカテリーナを倒せば、その情報がティーホンに伝えられることはない。
『暁光の審判をここに、苦難に癒やしを、悪意に裁きを……!』
迷いなく投擲した暁光の聖槍は、民を苦しめるヴァンパイアノーブルへの裁きとなって、その身を穿つ。敵の出方がどうれあれ、フィーナはフィーナの戦い方を貫くのみだ。
「悪意とは……例えばこのようなものですの?」
エカテリーナは槍につけられた傷口を押さえることもせず手元の屍典を開くと、そこに記された呪われた言葉を読み上げた。
淀んだ空気が流れ、そしてエカテリーナの儀式の犠牲者たちの魂が呼び寄せられる。
「あなたたちは苦痛の中で命を落としたというのに、あそこには生きているお嬢さんがいるだなんて、不公平ですわよね」
「命を奪ったのは貴方ではありませんか」
どの口が、とフィーナは思うが、犠牲者たちはエカテリーナの扇動のままに、生者であるフィーナを妬み、道連れにしようと縋りついてくる。
それは悍ましく、けれど憐れな有様で。
再び作り出した聖槍と魔力障壁で彼らの腕を寄せまいと弾きながら、フィーナの胸は痛む。
「貴方達も犠牲者なら、安息をこれ以上邪魔させません。彼女を倒し、貴方達も解放します」
もしここで生者であるフィーナを道連れにすることが出来たとしても、犠牲者の魂は安らがない。エカテリーナを倒すことこそが、彼らを安息に導く道。
フィーナはエカテリーナへと聖槍を突き立てようと、憐れな魂たちを振り払いながら戦場を駆けるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
レイラ・イグラーナ
吸血ロマノフ王朝の中では、このシュリッセリブルク近郊の統治は慈悲深いものです。
人民の皆様が生きることを許されている土地は、そう多くありませんから。
ですが、ただ誰に許されるでもなく、人民が自由の元生きることができる地と国のため。お覚悟を。
炎の呪詛を込めた針を手に戦闘を行います。
逃さぬよう、他の復讐者と包囲、あるいは挟み撃ちするような立ち回りを意識し、中距離より呪詛針を投擲。刺さると共に燃焼する【既成奉仕・炎】で攻撃を行います。
敵の放つ氷の結晶は回避は困難。パラドクスに対してどの程度効果があるかは分かりませんが、【熱波の支配者】で気温を上げ、敵の放つ微細な結晶を溶かしたり、体内の凍結まで時間がかかるように。
敵が隙を見せたところで接近し、心臓などの急所に針を撃ち込み、そのまま焼き尽くしましょう。
貴女たちは死体もなく斃れ、ただあの村には大天使の痕跡が残される。
ラスプーチンの影響でシュリッセリブルク攻めも状況が変わる可能性はございますが、ひとまずは……戦いの情報は残せません。
一角・實生
この村に残るのは春の訪れと大天使の記憶だけでいい
他は残ると困ってしまうと困る
お前も俺達も、ここで消えておかないとね
アヴァタール級を逃がさないことを最優先に
グラナトゥムを構え、仲間の攻撃と攻撃を繋ぐように立ち回ろう
パラドクス通信でも連携を図るよ
敵が見せた攻撃の機を逃さずにパラドクスを発動
頭上から銃弾の雨をお見舞いしよう
氷の結晶を極力吸い込まぬよう、敵との距離をある程度以上は維持したいところだけど
時間をかけて痛みを与えてくるというのならば、それよりも一気に畳みかけるのが有効そうだ
苦痛と絶望を己の浄化能力で気休め程度に軽減し怯むことなく攻撃を継続する
この作戦の先にある更なる作戦のため
堅実に且つ完璧に
可能性を実現へと変えてゆく一手を
※アドリブ・連携歓迎
今頃あの村は大天使を礼賛していることだろうと、レイラ・イグラーナ(メイドの針仕事・g07156)は後にしてきた人々を思う。
「吸血ロマノフ王朝の中では、このシュリッセリブルク近郊の統治は慈悲深いものです。人民の皆様が生きることを許されている土地は、そう多くありませんから」
生きていられるだけで幸せ。そう思わねばならない土地に人々は生きている。けれど。
レイラが求めるのは、ただ誰に許されるでもなく、人民が自由の元生きることができる地と国。その実現のために。
「お覚悟を」
声を荒げるでも大げさな動作をするでもなく。レイラは炎の呪詛をこめた針を、ひそりと手に握りこんだ。
退路を塞ぐように位置取りし、一角・實生(深い潭・g00995)は典礼公女『エカテリーナ・バーバヤガへと話しかけた。
「村に残るのは、春の訪れと大天使の記憶だけでいい。他は残ると困るんだ。――お前も俺達も、ここで消えておかないとね」
この作戦の先にある更なる作戦のため、堅実に且つ完璧に。ヴァンパイアノーブルを倒し、ディアボロスの痕跡も消す。
これは可能性を実現へと変えてゆく一手のための戦いだ。
フィーナと琥兎が仕掛ける動きと呼応させ、レイラと實生はエカテリーナを挟み込むようにこの場にとどめる。
レイラの手元から針がエカテリーナへ飛び。刺さると同時に炎をあげた。
パラドクス【既製奉仕・炎(レディメイドサービス・プラーミャ)】。針自体の殺傷力は高いわけではないが、こめられた燃焼の呪詛は敵の全身へと広がり炙る。
その生み出した【熱波の支配者】の効果は、春でもまだ冷たい空気を暖めた。
身を焼く炎にエカテリーナは形の良い眉をひそめると、技典を開いて枯死の衝撃を発動させた。
きらきらと周囲の空気が輝き出す。幻想的な風景を創り出しているのは、無数の細かな氷の結晶たち。美しい輝きは吸い込めば内側から熱を奪い、体内からきりきりと苦痛と絶望で敵を苛む。
レイラは炎、エカテリーナは氷。
対照的な攻撃は、どちらも相手の身を侵食する。
傷口から広がる熱にエカテリーナの意識が向いている隙をつき、
『その肉叢に崩壊を』
實生はセミオート式狙撃銃『グラナトゥム』を発射した。
パラドクス【インブレム・グランズ】によって實生のちからをのせた銃弾は、無数に分かれ、エカテリーナに降り注ぐ。
銃弾の雨というが、ならばこれは銃弾の豪雨というべきか。分裂した銃弾は黒く禍々しい豪雨となり、白い日傘に無数の穴を開け、エカテリーナ自身にも傷を刻んだ。
これまでの戦いで見る影もなくなった日傘を、エカテリーナは静かに閉じ。
真向から實生に視線を返しながら、周囲に氷の結晶を展開した。
警戒して距離は取っていたけれど、逆説連鎖戦により歪められた時空から、微細な結晶が白く靄のように實生を取り巻き、体内へと流れ込んだ。
内側に生まれた冷たさが、じわじわと成長しながら痛みを与えてくる。
だがそれならば、一気に畳みかけて倒すのみ。實生は苦痛と絶望に怯むことなく、エカテリーナへとグラナトゥムを向け続けた。
ディアボロスからの攻撃を受けても、エカテリーナは落ち着き払っている。だが身にまとった白いドレスは見るも無残に裂け、儀式の犠牲者から絞り上げたのではない彼女自身の血液で汚れ。
實生の弾雨にぐらついたその隙を見計らい、レイラは一気に距離を詰めた。
狙いすました呪詛針は、エカテリーナの心臓の位置へ。
燃え上がった炎がエカテリーナの内から外へ、そしてすべてを焼き尽くしてゆくのをレイラは見守った。
「戦いの情報は残せませんからね」
エカテリーナたちは死体もなく斃れ、ただあの村には大天使の痕跡が残される。
巡回部隊が帰還しないのに気づいたティーホンが、どう動き、どう判断を下すのか。ラスプーチンの影響で状況が変わる可能性はあるけれど、ひとまずは。
エカテリーナが完全に焼け落ちたのを見届けると、ディアボロスたちは新宿島行きのパラドクストレインへと乗り込んだのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】がLV2になった!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!