ウェパルのダンスカーニバル

 南米の食料ダンジョンの探索を成功させたディアボロスは、近隣の大都市『リオ(現在のリオデジャネイロに相当)』に関する情報を得て、リオを目指して移動を開始しました。
 リオ周辺の集落では、TOKYOエゼキエル戦争から漂着したアークデーモンにより、生贄の儀式が行われているようです。
 生贄の儀式を行っているアークデーモンは、かつて、TOKYOエゼキエル戦争の境界を守っていたジェネラル級アークデーモン『泡沫のウェパル』に似た姿をしているようです。

 アークデーモンが現れた集落では、人々は恐怖に駆り立てられ、狂ったように踊り狂います。
 そして、最も優れた踊りを踊った人間が生贄として捧げられる事で、アークデーモンは最大限に高まった『畏怖』の力を取り込み、その力を増していくようです。

 この儀式『ウェパルのダンスカーニバル』を阻止し、狂気に駆られて踊らされている南米の人々を救ってあげてください。

ビバ! ウェパルカーニバル(作者 七尾マサムネ
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●カーニバルの時間だ!
 陽気なホイッスルに合わせて、フグ頭の海賊達が、躍り狂っている。
 そんな異様な集団を引き連れて進むのは、海藻にも似た装いの人魚。風変わりな一行は、近隣の集落を目指しているようだ。
 陽気なサンバのリズムで突き進むその集団を、物陰から監視する者達がいた。こちらはこちらで怪しい。何せサメの頭部を有する海賊なのだから。
「ふん、『幼体』に、今のところ気になる点はないな……」
 サメ海賊が、人魚……幼体を注視しながらつぶやいた。
 もう少し近くで、と身を乗り出そうとした個体を、別の個体が引き留めた。
「それ以上はいけない。俺達まであの一団の仲間入りしちまうぞ」
「おっと悪ぃ。あいつの魔力でこっちまで踊り出しちゃたまらん」
 仲間に感謝するサメ海賊。気を取り直して、『監視対象』をにらむ。
「万が一、『アレ』が暴走するような事があれば、すぐに報告しないとな」
 サメ海賊達の監視を知ってか知らずか。幼体の一団は、なおも激しく情熱的に踊り狂い続けるのだった……。

●カーニバルへのお誘い
 王・天花(人間の無双武人・g03356)は、新たなパラドクストレインの出現を報告した。目的地は、『黄金海賊船エルドラード』の南米、リオだという。
「南米のダンジョンを攻略し、住民からの情報を得たことで、南米の大都市『リオ』へ向かう事が出来るようになりました。このリオ周辺では、攻略旅団の調査によって、『TOKYOエゼキエル戦争』から漂着したアークデーモンの活動が確認されています」
 怪しい動きをみせているのは、以前『TOKYOエゼキエル戦争』の境界を守っていた、ジェネラル級アークデーモン『泡沫のウェパル』、その幼体にあたる存在らしい。
「ウェパルの幼体は、トループス級を率いて、リオ周辺の集落に出現します。その目的は、人々を狂気的な踊りに誘い、選び出した生贄を喰らう事のようですね」
 そうして高まった人々の畏怖で、力を増加させるつもりなのだ。
 この儀式を繰り返せば、幼体は力を蓄え、いずれはジェネラル級にも及ぶ強さを得るかもしれない。その前に儀式を阻止し、幼体を撃破するのが、今回の作戦目的だ。

 まずは、天花の示した集落へと向かう。そこで、ウェパル幼体によってダンスカーニバルが開催されているのだ。
「カーニバルの最中は、敵も狂気的なダンスに没頭しているので、ディアボロスが潜入しても、気付かれずに済みそうです。ダンスカーニバルに加わり、『最も優れた踊り』を披露して生贄に選ばれれば、相手を油断させた状態で、戦闘に持ち込むことが出来るでしょう」
 素晴らしいダンスで一般人を熱狂させる事ができれば、一般人の畏怖も薄れ、敵の弱体化を招く事も可能だ。
 また、このダンスカーニバルの敵群、トループス級『コンキスタドール・フグ』とは別に、集落の外で様子を伺っているトループス級『下っ端海賊・シャークパイレーツ』も確認されている。
「こちらのトループス級は、戦いが始まると、すぐさま撤退に移ります。ここで討ち取らなければ、情報を持ち帰ってしまうでしょう」

 一通りの説明を終えた天花は、参考になればと、自ら踊りを披露した。
「……ふう。見様見真似ですが、少しは様になっているでしょうか。皆さんも、リオのカーニバルのダンスを参考にして、熱狂的なダンスを披露してみてくださいね」
 いつもとはまた違った趣で、ディアボロス達を鼓舞する天花だった。

●とめどなき熱狂
 響くホイッスル、轟くドラム。
 集落の周囲を、『コンキスタドール・フグ』達と、一般の若い男女達が、踊り歩いている。
 その数は1000人近く。集落の規模からすると、数倍にも及ぶ人数が集まっていることになる。ウェパルの幼体の魔力によって、文字通り踊らされているのだ。
 踊り狂う一般人達の表情は、皆一様に苦悶に満ちている。
「も、もう限界だっ……」
 ばたり。
 1人の男が、踊り疲れてその場に倒れ伏す。しかし、それを気遣う者は誰もいない。それどころか、男の体を踏みつける事もいとわず踊り続ける。まるで、踊りをやめれば死んでしまうとでもいうように。
 狂乱のダンス集団は、集落の周りを延々と回り続ける。幼体の眼鏡にかなう踊り手が現れるまで……。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【腐食】
2
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV1 / 【ガードアップ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV2 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

七尾マサムネ
 ようこそ情熱の国へ!

 今回は、「①ディアボロスのダンスカーニバル」→「②民衆を鼓舞する為の戦い『コンキスタドール・フグ』」・「③逃走するトループス『下っ端鮫・シャークパイレーツ』」→「④アヴァタール級との決戦『泡沫のウェパル『幼体』』」の順番での攻略を想定しています。

 選択肢①を攻略せずに戦闘を開始した場合、一般人が生贄として殺害され、ウェパル幼体の戦闘力が増強するため、攻略難度が上昇します。
 一方で、超成功判定が出た場合は、ウェパル幼体を弱体化させる事ができます。
 踊りの種類は問いませんが、リオのカーニバルっぽいものだとなおよいでしょう。また、衣装も雰囲気作りの上で大事かもしれません。

 また、選択肢③に関しても、必ず撃破する必要はありませんが、情報が敵の手に渡ってしまうことになり、今後に悪影響が出る可能性があります。

 それでは、皆さまの情熱的なダンス、お待ちしております!
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


フェルナンデス・ミカ
ダンスで主役を獲得できるようにミカもがんばる

ミカは競泳水着タイプのカラフルな
ブルーのドレスに背負い羽
キラキラした綺麗な
アクセサリーを着けて参加するよ

ち、ちょっと恥ずかしいけど
ここじゃこれが普通で
むしろ他のひと達より
露出控えめだからいいよね

ミカのダンスはお人形さん遊びしてるみたいな微笑ましく
そして周りのダンスとは違うぞって
動きのお人形ダンス

音楽をよく聴いてブレインデバイスで情報収集
瞬時にパターンを解析して
音感もノリもばっちりにリズムに
乗ってカリスマさえ感じてしまうような周囲を圧倒するキレキレダンス
を披露するよ
ミカは金髪だし内気な容姿だから
そんな仕草が目立つかも

ミカと同じ格好にしてあげた
ミカちゃん人形も念動力で操り
ダンスをシンクロしたり
時間差や別々の躍りをして見せて
興味を惹かせ人々を魅了するよ

最後に向けて時間を逆算して
お人形ダンスもテンションマックス
最後はカーテシーの仕草で挨拶
ぺこりとお礼

強運の加護も使って
神様にお祈り
みんなを笑顔にするダンスの力で畏怖の力を弱められたらいいな♪

アドリブ歓迎


阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎

郷に入りては郷に従えって言葉もあるし
リオの慣習や風俗にあった行動をとったがいいよね

華麗なる姫騎士でその場にあった雰囲気にあわせて
ビスチェビキニ&ショートパンツ&ベアフッドサンダル姿のマジックナイトに変身
羽飾りは自前の天使の羽で充分かな
キラキラ感が足りない部分はオーロラバンクルでカバー

派手なキラキラな衣装で羽飾りとか盛ってるから正体がばれる心配は少ないかな

ボクが得意とするダンスはサイリウムダンスだけど場違いもいいところだよね
現場の踊りを見て見様見真似で踊ってみる
事前に調べた感じじゃ激しい踊りみたいなイメージだったけど
そこまで想像するよりも激しくなかった
両手を頭に添えてぴょこぴょこ上下に揺さぶりながら腰を左右に振って踊ってみる

プリンセスナイトに変身して踊っているので熱狂的なダンスに見えるかな
強い熱意が周囲に伝播して【士気高揚】させるのが狙い
上手く魅了させて幼体の眼鏡にかなう踊り手になれるといいな

後で気付いたんだけど激しくなかったのは強制的に踊らされて疲れていたからなのか


 ダンスカーニバル会場は、既に、熱狂に包まれていた。
 しかしそれは、ウェパル幼体達によって強制された、偽りの熱。陽気というより陰気から生まれる、負の熱量ともいうべきものだ。
 文字通り命を懸けてサンバに明け暮れる人々に混じって、フェルナンデス・ミカ(アイアン・ブレイン・g03347)も踊り手として加わっていた。
 ミカの衣装は、競泳水着タイプのカラフルなブルーのドレス。そこに派手な背負い羽や、キラキラとした綺麗なアクセサリーを着けてコーディネイト。
 このサンバ会場では、むしろ、流儀にのっとっているのだが、ミカの表情は困り顔。
「ち、ちょっと恥ずかしいけど、ここじゃこれが普通なんだよね」
 ちらりちらちら。
 ミカが周りをうかがうと、自分より露出度高めな人々が、既に激しく踊っている。
 それに比べればむしろ控えめなくらいだからいいよね、とミカは、自分の羞恥心をなだめた。
 そんなミカとは別に、このカーニバルにはディアボロスが潜入していた。一見、人畜無害な子ども……阿良々木・蘭(紫君子・g02198)だ。
 郷に入りては郷に従え。その言葉にならって、蘭は、リオの慣習や風俗にあった踊りを披露するつもり満々だった。
 となれば、やはりまずは形から。『華麗なる姫騎士』でドレスアップ!
 くるりとその場で回って、ビスチェビキニにショートパンツ、ベアフッドサンダルで全身コーデを整えたマジックナイトに変身。
 他の人々もつけている羽飾りは、蘭自前の天使の羽だったりする。
「うーん、まだキラキラ感が足りないかな?」
 飽くなき向上心。思いたった蘭は、オーロラバンクルを追加して、煌めきをマシマシにしてみた。
 ベースこそ姫騎士だが、派手さを優先させたスタイルだ。キラキラも羽も盛り盛り。
 そこにきて、この会場を包む熱狂の雰囲気。ウェパル幼体達に、蘭達の正体がばれることもないだろう。
 高らかに響き渡るサンバのリズム。それに合わせて、ミカも踊る。
 ミカのダンスは、人形遊びをしているよう。感情を昂らせるというよりも、むしろ微笑ましさを与えるものだ。
 意図して、周りのダンスとは違うぞと、そう主張するような動きの、お人形ダンス。
 なお、演奏は、ウェパル幼体の指示を受けたトループス級『コンキスタドール・フグ』達の仕事のようだ。正直、とても音楽センスの持ち主には見えないのだが、これも仕事のうちなのだろう。
 ブレインデバイスで、そのリズムをしっかり把握。パターンを解析し、音感もノリも足並みをそろえるミカ。
 いつしかきっちりサンバのリズムに乗って、見るものにカリスマさえ感じさせてしまうような、周囲を圧倒するキレキレダンス。
「……!」
 人々が、ミカを振り返る。『強運の加護』により、周りを金色に照らし出されたミカの姿を。
 金髪かつ清楚な容姿のミカがこうした類のダンスで躍動するようすは、皆の目を惹くのに十分だった。
 みんなを笑顔にするダンスの力で、畏怖の力を弱められたら。そんな思いを抱くミカの隣では、お揃いコーデのミカちゃん人形もダンシング。
 ミカの念動力で操られた人形は、ダンスをシンクロしたり、ときに時間差や別々の振り付けをしたりしてみせて、人々を魅了した。
 いっそう高まる場の熱気。蘭も、衣装ばっちり。あとは踊るだけ。
 が、ダンスはダンスでも、蘭の得意とするのはサイリウムダンス。さすがに場違いだろうと、やはり周囲に合わせてみることにする。
 見よう見まねで、参加者達の踊りに合わせてダンシング。
 蘭が観察したところ、人々の表情は、心からカーニバルを楽しんでいるようにはとても見えない。こわばった笑顔……無理をしているのが、蘭にもわかる。
 そして、わかる事はもう1つ。
「事前に調べた感じじゃ激しい踊りみたいなイメージだったけど……そこまで激しくないかな」
 それなら、自分でも出来るはず。
 蘭は、両手を頭に添えると、ぴょこぴょこと上下に揺さぶりながら、腰を左右に振って踊ってみる。
 プリンセスナイト効果も手伝って、きっちりばっちりと、熱狂的なダンスに見えているようだ。
 ウェパル幼体の気を惹くのはもちろん、蘭の強い熱意を周囲に伝播させられるよう、踊る、躍る。
 実際、蘭の懸命さから溢れる情熱にあてられるようにして、周りの皆も、自然と熱狂が増していく。
 強制されているのではない。魂、心の奥から湧き出す熱が、畏怖を払いのけているのだ。
「ん? 出来るヤツがいるな……」
「ならついてこられるか? このリズムにッ!」
 ミカの踊りっぷりに気づいたコンキスタドール・フグが、これまでよりも激しくドラムを叩いた。サンバホイッスルも、いっそうテンポアップで響き渡る。
 しかしミカも負けじと、それについていってみせる。
 そして、とめどなきサンバも、1つのクライマックスが近いようだ。いよいよ、ミカのダンスもテンションマックス。
 最後は、片足を引いて、膝を曲げた、いわゆるカーテシーの仕草でご挨拶。それからぺこりとお礼すれば、周りの人々から、拍手喝采がミカに贈られたのであった。
 ふう、と、蘭もひと段落。
 周りの人々のダンスも、クライマックスに向け激しさを増していったのが、蘭にもわかった。
「もしかして、あんまり激しくないなって思ったのは、強制的に踊らされて心も体も疲れていたからなのかな?」
 蘭は考えた。
 実際、人々は、最後の方は汗を流しながらも、蘭達の熱気にあてられたように、激しく踊っていた。もはや、自らの意志で。
 それは、相乗効果をもたらし、より情熱度を増した蘭の踊りは、コンキスタドール・フグや、ウェパルの目に留まることになった。
「そこの奴ら、前に出ろ! 喜べ、ウェパル様のご指名だ!」
 敵の意識が、蘭達に向いている。そして同時に油断もしている……今こそ、敵の喉元に食らいつくチャンスだ!
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎

今なら相手も油断しているね
でも、相手の毒は厄介だね
一般人を巻き込まないためにもっと離れたがいいのかな
しばらくはおとなしくついていこう

ある程度、距離が取れたら
【輝きある氷原の吹雪】で氷の結晶でできた双剣を具現化召喚して奇襲攻撃
武器を持ってないのは相手を油断させるためといつでも召喚できるから持ち歩く必要がないから

斬る、叩く、突く、どんな攻撃を繰り出しても猛毒を撒き散らされるし
猛毒を回避しても汚染されて毒の効果は残るし厄介だね

【飛翔】して汚染された地面に着かないように高速で動き回りながら戦う
猛毒が気化して空気中に充満してるな
風下には立たないように立ち回る
飛翔して旋風を巻き起こし毒気を分散させてみる

フグはフグ毒じゃ死なないけど被害は抑えることはできるね
毒対策は近づかないことが一番かな

ディアボロスだからなんとか耐えられて動けるけど
神経毒だから蓄積されると呼吸麻痺を引き起こし危険だから
さっさと片付けるのがベストだね

シャークも逃がすわけにはいかないし
時間はかけられないね


フェルナンデス・ミカ
今なら相手も油断してる
敵複数をやっつけて民衆に勇気を与えるよ!

ハッキングで敵複数の位置を情報収集して瞬時に把握
予測される攻撃パターンを計算に入れアイアンブレインで高速思考

……考えろ、考えろ、考えるんだ……!
倒した敵が猛毒を撒き散らすなんて厄介な相手だね

敵の征服者の軍隊に対して
ファンシーワード・Mで攻撃

ミカのパラドクス化した言霊の乗った台詞と妹のような無邪気な仕種で
お願いという名の命令をして敵を惑わし
逆らえぬようその魂を【傀儡】のように縛り付けることで
統率された動きと武器を無力化

「……ねえ、ミカ達のダンス気に入ってくれた?
なら、ちょっとだけミカの言う通りにしてほしいな……♪
統率された動きするの得意だよね。上手にタイミングを合わせて同士討ちしてね♪
せ~の!はい、どうぞ♪」

敵複数を全員同じタイミングで同士討ちすれば
一度に全員倒せるから毒も問題ないよね

作戦が成功するかはやってみなくちゃ分からないけど
お友達の蘭くんも来てくれてるし
【ガードアップ】【グロリアス】もある
何体か襲ってきても耐えられるよ


 ディアボロスの密かな参加によって高められたサンバの熱狂は、クロノヴェーダをも飲み込んだのか。
 阿良々木・蘭(紫君子・g02198)は、すっかり油断したコンキスタドール・フグ達に、突如、牙を剥いた。
「なっ!?」
「ディアボロスだったのか! 陽気なサンバのリズムで気づかなかった……!」
 己の失態を悔いるフグ達。しかし、文字通り、後の祭りだ。
「狙いはウェパル様だろう!」
「ウェパル様をお守りしろ!」
 フグ達が、ウェパルを囲うようにして、蘭達から距離を取ろうと後退する。
 もっとも、蘭にとっても、それは好都合だ。この場には、多数の一般人がいる。万が一にも巻き込まれるような事があっては困る。
 ここは大人しく、相手の動きに追随していく蘭。
「こっちにもいるよ!」
「えっ、お前もディアボロスだったのか!?」
 フェルナンデス・ミカ(アイアン・ブレイン・g03347)もまた、サンバ衣装を取り払い、正体を表した。
 人々は、畏怖から解き放たれ、真なる熱気を取り戻そうとしている。
 ここでミカ達が、コンキスタドール・フグ達を華麗に撃退してみせれば、民衆に一層の勇気を与えることが出来るはず……そう信じて、蘭とともに戦いに臨む。
「うん、この辺でいいよね」
 すっかり浮足立っているフグ達へと、蘭が仕掛けた。ここまで離れれば、一般人に影響が及ぶこともない。
「武器も無しに俺達を相手しようなんて、無謀!」
 ぷくっ!
 フグが、口を膨らませた。毒を含んだ水鉄砲を噴出する予備動作だ。
 だが、一足早く相手の間合いに入り込んだ蘭は、虚空より剣を抜き放った。氷の結晶からなる双剣が、毒鉄砲使いのフグを、豆鉄砲を喰らった鳩めいた表情に変えた。
「ッ!?」
 蘭が武器を携帯していない理由は、2つ。こうして相手を油断させるためと、いつでも召喚できるゆえに、持ち歩く必要がないからだ。
 蘭の双剣が、冷気による白き軌跡を描き出しながら、フグを圧倒する。この調子ならフグを新鮮なうちに調理できそうだ。
 だが、アビスローバーとはいえフグ。フグにはフグなりの問題点がある。
「グフフフ……! 簡単に逃れられると思うな!」
 フグが、鮮血と笑いをこぼす。
 斬る、叩く、突く……蘭が様々な剣技を披露するたびに、猛毒を撒き散らしてくる。
 たとえ水鉄砲の直撃を回避しても、それを浴びた地面は汚染され、毒の効果は残る。
 対抗策として、蘭は、常に高速移動する事を選んだ。双剣の生む吹雪に乗るようにして。汚染された地面自体に触れなければ、毒とて意味はない。
「くそっ、すっかりだまされた! ディアボロスがこれほど情熱的なサンバの踊り手だったとは」
 慌てて細剣を抜き、ミカに抵抗しようとするフグ達。
 ディアボロスによる思わぬ襲撃を受けたことで、その動きはバラバラ。連携が分断されている今がチャンス。
 ただ、敵の数は、ミカ達より多いのも事実。それに対抗すべく、ミカは、敵複数の位置の情報収集に着手した。
 敵の配置、予測される敵の攻撃パターンを計算に入れ、アイアンブレインで高速思考する。
(「……考えろ、考えろ、考えるんだ……!」)
 相手の思惑を崩し、圧倒するための方法を、ミカは演算した。労苦を顔には出さず、民衆の打ちひしがれた心を鼓舞するような、鮮やかな逆転の一手を。
「まだまだ、毒の魅力ってのはこんなもんじゃないんだぜ!」
 フグの意味深な笑いの意味を、蘭はすぐに理解した。
「ん……猛毒が気化して空気中に充満してるな……」
 相手が毒使いと知って、群衆から離れたところに戦場を移したのは、やはり正解だった。
 一般人なら即死だ。畏怖を集めるため、無暗な殺戮はしないだろうが、それは犠牲を全く出さない、という事と同義ではない。
 努めて、風下に立たないよう立ち回る蘭。その飛翔から生まれる氷風をまとい、毒気を払いながら、攻撃を続ける。
「フグはフグ毒じゃ死なないけど、被害は抑えることはできるね」
 やはり、毒対策は、近づかないことが一番か。
 蘭が継続して動けるのは、ディアボロスであるという部分が大きい。何せクロノヴェーダの用いる神経毒。蓄積されれば、さしもの蘭とて呼吸麻痺を引き起こしかねない。
「それに」
 監視者、シャークパイレーツ。あれも逃すわけにいかない。
 そのために目の前のフグも、手早く始末しまうのがベスト。蘭は、ミカに目配せをすると、双剣を振るう速度を上げた。
「くっ、こうも容易く追い詰められるとは……」
「思い出せ! 我らは兵! 軍を為す兵である」
 ミカの耳に、フグの勇ましい声が届いた。
 途端に、動きが変わる。軍隊を思わせる、冷徹な挙動。ようやく本調子を取り戻してきたらしい。
 だが、ミカは、既にその全てを把握していた。
 サンバのリズムを捨てた敵に対し、ミカは、目に見えない武器を用いた。
「……ねえ、ミカ達のダンス気に入ってくれた? なら、ちょっとだけミカの言う通りにしてほしいな……♪」
「? 今更何を……」
「命乞いのつもりか?」
 カワイイ妹のような無邪気な仕草。ミカの『お願い』に、戸惑うフグ達。
 だが、その身体が、びくん、と一度痙攣した。
「こ……これは……」
 異変に気付いた時には、既に周囲のフグ達は、ミカの虜になっていた。
 『お願い』とはいったものの、その実、『命令』に等しい。ミカのパラドクス化した言霊により、フグ達の意識……魂とよべる深層は、傀儡のように縛り付けられた。
「ねぇ、お願い、聞いてくれる?」
「も、もちろんだ……」
 こくりこくり。虚ろな瞳でうなずくフグ達に、ミカは満足げに笑った。
「今見せてもらったけど、統率された動きするの得意だよね。上手にタイミングを合わせて同士討ちしてね♪」
 ミカの願いに従って、フグ達が剣の切っ先を味方に向け、円陣を組んだ。
「せ~の! はい、どうぞ♪」
「ヤーッ!」
 フグ達の剣が、お互いを貫いた。
「グワーッ!!」
 悲鳴の合唱。
 統制のとれた動きが仇となった。いや、ミカにとってはプラスに働いた、というべきか。
 毒を撒き散らす余裕もなく、フグ達は一斉に倒れていったのである。
「おお、あの魚人達をこんなに容易く……!」
 戦いの一部始終を、離れた場所から見守っていた人々が、ミカ達の活躍に思わず感嘆した。
 しかし、ミカ達を見守っていたのは、民衆だけではない。
 ひそかに成り行きを監視していた『シャークパイレーツ』達が、撤退を始めようとしていたのだ……。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

アドル・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

リオのカーニバルか。
まぁ、当然本来のそれとは違うんだろうが、一応形式に則っているとなると、何らかの理由はあるんだろう。

まぁ、彼方は任せておいて、此方は隠れてる奴を炙り出すか。

標的は集落の外れに居るらしいが、踊りの会場がよく見えるとなると、そこまで離れていないだろう。
近くの物陰か、木々や岩場の側、だろうな。
逃走されぬよう、集落の更に外側から静かに近づき、背後から不意を突くとするか。

戦闘では蛇毒を発動し、戦場に簡易陣地を構築すると共に、毒霧の仕掛けを起動する。
敵の側で構築することで、無理矢理敵を此方の領域に引き摺り込み、敵の足止めをしながら確実に仕留めるぞ。

基本は敵の懐に突っ込んで二振りの剣の一撃をお見舞いし、その序でに腐食の毒霧を浴びせて毒を流し込む。
最優先で狙うべきは逃走を試みる敵、次いで弱った敵。
誰1人として逃がす気はない。

とはいえ、敵も仲間を呼ぶようだが、自分から此方の罠に飛び込んでくれるなら好都合か。
突っ込んでくる奴は受け流し、あわよくば同士討ちを狙うとしよう。


フィリス・ローラシア
※アドリブ、連携ok

ふむ、踊りにも色々あるとは聞きますが、あそこまで熱狂的なお祭りもあるのですね。
今回のは色々脚色されているようですが。

さて、何やらこそこそしている人達が居るみたいですし、此方もこっそりと仕留めてしまいましょうか。

まずは会場が見える所という条件付けで、物陰など隠れていそうな場所を捜索します。
その際、自分達が見つからぬよう、此方も物陰などに潜みながら進みましょう。
今の時点では、恐らく会場の監視に夢中で此方の警戒は疎かでしょうが、念には念を入れて、忍び足で背後からこんにちはです。
その前に、防衛ラインを集落の外側に引き、逃走妨害出来るようにします。

戦闘では『隣人達』の術式で竜狩りの騎士団を召喚。
騎士達には防衛線を組んで貰って、敵の逃走を阻止しますよ。
私も魔力弾で援護しますが、騎士さん達には各々好きなように集中攻撃して貰います。
最優先は逃走を図る敵、次いで弱った敵ですね。

敵の攻撃に対しては、騎士さん達に受け止めて貰ったり、受け流してもらったりしながら直撃を回避、その後反撃ですね。


 阿良々木・蘭とフェルナンデス・ミカによる、人々を奮い立たせる戦いにより、コンキスタドール・フグが撃滅されている頃。
 アドル・ユグドラシア(我道の求道者・g08396)が、集落の周辺を探索していた。『シャークパイレーツ』の潜伏場所を発見するためだ。
 アドルが訪れたこの集落は、ある種の異様な雰囲気を醸し出していた。
「この熱狂の空気……リオのカーニバルか。まぁ、当然本来のそれとは違うんだろうが、一応形式に則っているとなると、何らかの理由はあるんだろう」
 ウェパル幼体が強化するため、畏怖を集めるための儀式。そう考えれば、納得も行くだろうか。
「まぁ、彼方は任せておいて、此方は隠れてる奴を炙り出すか」
 アドルも、だいたいの目星は付けている。敵が撤退してしまう前に、その場所を突き止めてみせる。
 アドルの探索行に合流したのは、フィリス・ローラシア(夢現の竜使い・g04475)だ。アドルともども、シャークパイレーツの姿を探し求め、忍び足で動いていた。
「ふむ、踊りにも色々あるとは聞きますが、これほど熱狂的なお祭りもあるのですね。もっとも、今回のは、色々脚色されているようですが」
 カーニバルに精通しているわけではないウェパル幼体、そしてアビスローバーの仕業であるのだから、当然かもしれない。
 さて、フィリス達が目指す標的は、どうやら、集落の外れに潜んでいるもよう。
「ウェパルの幼体の近くにいればつられて踊り出してしまうそうですし」
 自分達の身を隠せる場所、かつ、会場がよく見えるという要件を満たす必要がある。そうした条件の元、フィリス達は、敵陣を捜索した。
 こちらが先に発見されぬよう、フィリスも物陰に潜みながら、慎重に進んでいく。

 ウェパル幼体の様子を陰からうかがっていたシャークパイレーツ達の表情が、次第に苦いものへと変わっていく。
「ディアボロスがここにも出やがったか。とりあえず報告しないとな」
「よっしゃ了解。……って!?」
 逃走を図ろうとしたシャークパイレーツ達は、背後の気配に振りかえった。アドル達の急襲だ!
「まさか、お仲間が戦っている間に、こっちを探してたってのかよ?」
 他のディアボロスがフグ達を倒すのを確信していた、アドルの勝利である。集落の外れ、かつ、踊りの会場がよく見える場所と推測すれば、おのずと場所は絞られた。
 そして案の定、集落付近の岩場に、シャーク達は布陣していたというわけだ。
「けッ、あいにくとなあ、俺達はこれからとんずらこかせていただくところ……」
「こそこそしている人達、見つけましたよ」
 シャーク達が、一様に、びくっ、と肩を震わせた。
 振り返れば、そこには声の主……フィリスがこんにちは。
「挟み撃ちだぁ!?」
「そもそもなんで俺達がここにいるってバレたんだ!?」
 シャーク達が動揺し、顔を見合わせるが答えは出ない。
 会場……ウェパル幼体の監視にばかり意識を向けていたせいで、自分達が襲撃されることは、頭の中から抜け落ちていたとみえる。フィリスの予想通り。
 向こう、コンキスタドール・フグ達との戦いも、決着を見たようだ。ならばフィリスは、こちらはこちらでこっそり仕留めてしまおうと決意した。
 人々を鼓舞する戦いとは異なり、人々に知られぬうちに決着させるのが、フィリス達の戦いだ。
 アドルは、既にパラドクスによる簡易陣地を築いている。敵群をここで押しとどめる構えだ。
 既にシャーク達の一部は、アドルの領域に引き込まれていた。侵入者に反応し、仕掛けが起動する。
「なにいっ、こりゃあ毒か……!」
 怪しげな色の霧が、シャーク達を包んだ。
 トラップにかかった相手を狙い、アドルは、敵の懐へと突撃した。二振りの剣が、続けざまに敵を刻む。
「これはおまけだ。受け取ってくれ」
 斬撃のついでとばかりにアドルが浴びせたのは、腐食の毒霧。まともにそれを喰らったシャークは、流し込まれた毒に悶え、その場に倒れ込んだ。
「ぐ、ぐわーっ……!」
「ちっ、長居は無用だ!」
 シャークの一体が、背を向け逃げ出した。与えられた任務は、あくまでウェパル幼体の監視。
 もちろん、アドルも、1人とて逃亡を許すつもりもない。容赦なく、敵の背中に切りつけ、引導を渡した。
「また仲間を……こうなりゃ数だ。来いよヤロウども、蹂躙の時間だぜ!」
「オーッ!!」
 シャークの合図で、どっ、と押し寄せる波。敵の呼んだ増援だ。
 この数で攻め込まれれば、アドル達とて、劣勢は免れないだろう。
 だが、ここは既にアドルの陣地なのを忘れてはいけない。一歩足を踏み入れたが最後、毒の餌食となり果てる。
 それでも、統制のとれていない敵は、無謀にも突っ込んでくる。アドルは、その剣を軽く受け流す。シャークが弾かれたその先には、別のシャーク。交錯する頭突きが、同士討ちを成し遂げた。
「くそっ、こんなところでくたばってたまるか!」
 フィリス達に先手を許した時点で、不利は確定。こうなれば、生き残る事こそが正義。
 シャーク達は我先にと、逃走を図ろうとする。
 だが、この場は既に、一方はアドルの、そしてもう一方はフィリスによって封鎖されている。
「ちきしょう、どうしても俺らを逃がしたくないってわけか!」
 さしものシャーク達も、腹を括らざるをえない。武器を構え、フィリスを正面から突破する覚悟を決めたようだ。
 そんな敵群に対し、フィリスが圧をかけた。フィリスの術式によって召喚された、竜狩りの騎士団だ。
 それぞれに武器を手に取った騎士達が、シャーク達と激突する。
 シャーク達は、鮫の牙を剥き、頭突きを繰り出す。荒々しい海の男めいた戦法が、騎士達を蹂躙せんとする。
 だが、そのカトラスも並びの良い歯も、血で塗れることはなかった。フィリスの魔力弾の狙撃を受け、足を止めたところに、騎士達の集中攻撃を喰らい、倒されていく。
 逃走者はもとより、深手を負った相手を狙い、次々と仕留めていくフィリス。
「ふう、こちらも大体片付きましたね。あとはウェパルの幼体だけですか……!」
 偽りのカーニバルにも、終焉の時が近づいている。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【腐食】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

フェルナンデス・ミカ
シスター服姿で十字を切り
皆の無事と勝利を祈り
奇蹟と幸運の加護を得る

戦闘中は空間をハッキングして
敵味方の変化し続ける
詳細位置や攻撃内容を
よく観察しながら把握

情報収集に努め
アイアンブレインによる
常人離れした高速思考と演算で
状況判断

情報や気付きを復讐者全員の
武器にする
危険な時やチャンス時は仲間に指示
してサポート

ウェパルは幼体なぶん
攻撃が単純で攻撃前にクセがあるかもしれない
戦闘経験が少ないぶん
奇襲やフェイントに弱いかもしれない

攻撃された時1番早くこちらに
毒の泡等が到達する
危険な場所を素早く看破して
回避に役立てる

毒の泡に対抗し
早業でパラドクス発動

ミカはクイーンズフレアで
巨大な炎で包み込み
毒の泡ごとウェパルも焼き尽くす
見た目も派手でお祭りの
締めくくりっぽいね

2つのサイキックオーラで
ミカや仲間を咄嗟に吹き飛ばして
緊急回避したり
防御の足しにしたり

相手の視線を遮った後に
ミカちゃん人形と早業で入れ替わり
意表を突いた時に
サイキックオーラで
自分を吹き飛ばし
裏側に高速で回り込み
パラドクスの【ダブル】攻撃で
追撃だよ


フィリス・ローラシア
※アドリブ、連携ok

逃げようとしていた監視役は倒しましたし、後は幼体さんを倒すだけですね。
集落の人々は今の内に逃げて貰うとして、避難完了までの間は此方で引き付けましょう。
最後まで気を抜かず、です。

戦闘ではリュカと力を合わせて攻撃です。
幼体とはいえジェネラル級手前の個体みたいですし、油断せず、味方と足並みを揃えましょうか。
ならば、遠距離からリュカと一緒に砲撃です。
魔力を集中して『重唱』の術式で砲撃し、幼体さんを薙ぎ払います。
接近戦を行う味方が居たら、其方と目標を合わせて援護し、前衛の負担を減らします。
後は、避難が完了するまでは、人々に危害が及ばないよう留意、建物なども、後で集落の人々が困るので、要注意ですね。

さて、敵の注意を引き付けるのはよしとして、敵の攻撃を無策で受ける訳にもいきませんね。

毒泡は広範囲に及びそうなので、回避するより薙ぎ払った方が良さそうですが、周囲には注意しませんとね。
『重唱』で消し飛ばせる分は消し飛ばし、残りは光の魔力障壁を張って防御。
腐敗にはグロリアスの力で対抗です。


アドル・ユグドラシア
※アドリブ、連携ok

裏方の仕事は終わりだが、まだ彼方が残っているようだな。
最後の後始末をせねばな。
無論、集落の人々を遠ざける事も忘れずに行わんとな。
折角救助しても、戦闘に巻き込ませる訳にはいかん。

だがジェネラル級の幼体って何だ?
アメーバみたいに細胞分裂する訳でもあるまいに。
敵も分かってないから監視してたのかね?

まぁ、どちらでも良いか。

戦闘では蛇毒を発動、人々を巻き込まぬよう注意しながら、戦場一帯を簡易陣地として毒霧を同時に仕込む。
此方で敵を引き付ける間に人々には逃げて貰おう。

基本は敵の懐に突っ込んで二振りの剣の一撃をお見舞いし、その序でに腐食の毒霧を浴びせて毒を流し込む。

どうも彼方は動き回るタイプではなさそうだしな。敵を此方の領域に引き摺り込んで、戦場で優位に立つというのもありか。
それに、パラドクスの領域なら、後には残らんから集落に迷惑も掛からんだろう。

敵の放つ泡に対しては、両手の剣で切り払うか、簡易陣地の防壁と毒霧で対抗。海水が残っている場合は、足下を掬われんよう、宙に浮いて回避だな。


阿良々木・蘭
アドリブ、連携、大歓迎

シャークは倒してもらったみたいだね
後はウェパル幼体だけだね
いずれはジェネラル級にも及ぶ強さを得るかもしれない幼体
このまま放置することはできないね
力を蓄えるために出現してる今がチャンスだね
逆にデーモンイーターとして喰らって吸収して力を蓄えさせてもらおう

幼体はアヴァタール級だし、元々の幼体はいっぱいいるんじゃない
長生きしてヌシみたいになったのがジェネラル級になったのかもしれないし
そう考えるとジェネラル級を倒しても他にジェネラル級がいる可能性もあるのね

氷の双剣で接近戦に挑む
毒泡や海水に足元を掬われないように飛翔した状態で戦う
相手の力を吸収するのは倒した後でいいので先に倒すことを優先

し、静まれ・・・悪魔の左手
強力な力に魅入られているのか左手に眠る悪魔の力が騒めく
人魚の唄で精神を苛まれ、力の制御ができずに悪魔の力が暴走して
暴食の狂戦士と化し【悪魔の左手】で攻撃
必要以上の力を吸収してしまい体に大きな負担をかけてしまい
過ぎたる力で身を滅ぼし自傷する


 サンバの盛り上げ役を担っていたコンキスタドール・フグの軍団は、潰滅した。
 阿良々木・蘭(紫君子・g02198)は、今回のカーニバルの主……ウェパル幼体へと、じり、とにじり寄った。
「向こうのシャークは倒してもらったみたいだし、後はウェパル幼体だけだね」
 今でこそアヴァタール級として対処可能な範疇だが、畏怖が集まれば、いずれはジェネラル級にも及ぶ強さを得る事が明白な以上、このまま放置しておくわけにはいかないだろう。
「裏でこそこそしていたら難しかったけど、力を蓄えるために出現してる今がチャンスだね」
 チャンスとは、蘭にとっては、敵を倒すという意味だけにとどまらない。デーモンイーターとして喰らい吸収して、力を蓄えさせてもらおうと考えていたのである。
 決着に向け、緊張高まる戦場に、アドル・ユグドラシア(我道の求道者・g08396)が、馳せ参じた。
 既に、シャーク退治という裏方仕事をこなしたおかげで、体は適度に温まっている。
「最後の後始末をせねばな」
 ウェパル幼体を、しかと見据えながら、アドルは、集落の人々にも意識を向けていた。
 敵は一体のみとはいえ、トループス級との戦い以上の激しさが予想される。戦闘に巻き込んでしまう訳にはいかなかった。
「シャーッ!!」
 次々と駆けつけるディアボロスを、ウェパル幼体は、愛らしくすらある歯をのぞかせて威嚇した。
「こいつがウェパルの幼体か……だがジェネラル級の幼体って何だ?」
 思わずアドルは、疑問を口にした。
「アメーバみたいに細胞分裂する訳でもあるまいに。敵もその辺よく分かってないから監視してたのかね?」
 シャーク達は、幼体の暴走を報告する役割だった。とすれば、アドル達の参戦は、また別の手間をかけさせたという事になるが、それはそれとして逃亡は許しがたい。
「もしかして、元々の幼体はいっぱいいるんじゃない? 長生きしてヌシみたいになったのがジェネラル級になったのかもしれないし」
 アドルにつられるようにして、蘭が思うところを口にした。
 クロノヴェーダにはまだまだ不明な点も多い。神秘であった。
「なるほどヌシか……おっと、それどころではなかったか」
 アドルは、膨らみだした思考を中断した。なんにせよこれは、敵だ。
 アドルとともに、フィリス・ローラシア(夢現の竜使い・g04475)もまた、挙げた戦果を手に、決着の場に駆け付けている。
 敵数は、もはや一体。トループス級の監視を受けるような存在だが、最後まで気を抜くわけにはいかない。
 集落の人々に無事に逃げて貰うため、避難完了までの間、敵を引き付けるのは、フィリス達の役目だ。
 こうして仲間が集った以上、もう何も心配はいらない。フェルナンデス・ミカ(アイアン・ブレイン・g03347)は、正装……シスター服姿で十字を切り、共闘する皆の無事と勝利を祈った。もたらされるのは、奇蹟と幸運の加護。
「……!」
 まだ成長途中ゆえか。ウェパル幼体は、はっきりとした言葉こそ発せぬものの、その怒りは、ミカにも伝わっている。
 サンバの畏怖集めの邪魔をされたのだから、無理もないかもしれない。
「!!」
 幼体が、空中を泳ぐように、襲い掛かった。
 畏怖の力を集めそこなった分、ミカ達復讐者を完膚なきまでに叩きのめすことで、人々から畏怖を集めようと画策しているのか。
「そうはさせないよ。ここで一気に倒しちゃうから!」
 ミカが手をかざすと、虚空に、光のラインが駆け抜けた。空間にハッキングを仕掛けたのだ。
 敵味方の常に変化し続ける位置や、攻撃内容。観察し、把握したそれらをつなぎ合わせ、戦況をリアルタイムでアップデートしていく。
 補助演算装置アイアン・ブレインの力が、常人離れした高速思考と演算を叶え、状況判断を行う。
 超常の戦いにおいても、情報は、心強い武器となる。ミカの収集した情報や気付きを、復讐者全員に伝え、サポートを担った。
 ミカの後押しを受け、蘭は、氷の双剣を携え接近戦を挑んだ。
 毒の泡や、海水……敵の仕掛ける攻撃は、こちらの動きを制限するようなものばかり。敵の目論見にはまって、足元を掬われるものか。
 蘭は地面に別れを告げ、飛翔状態での交戦に臨んだ。
 敵の力を吸収するのは、きっちり倒した後で、ゆっくりと堪能させてもらえばいい。今は、敵を仕留める事が最優先。
 すると、幼体は、すうっ、と空気を吸い込んだ。蘭の氷剣によって、いくぶん熱狂の残滓を冷まされた空気を。
「~~♪」
 唄う。
 美しく、しかしそれは同時に、魔性の魅力を孕んだ歌声だ。
 その力に反応したように、蘭の剣が震え出した。いや、正確には、剣を持つ左手が、
「し、静まれ……悪魔の左手」
 進化途中とはいえ、相手の秘めたる力に魅入られてしまったのか。蘭の左手に眠る、悪魔の力が騒めき始めた。
 戦いに専心しようにも、人魚の呪いの唄が、蘭の精神を苛む。左手の持つ悪魔という属性が共鳴し、敵の魔力に引きずられてしまっているのかもしれない。
 やがて悪魔の力は、蘭の制御を脱し、膨張。やがて、蘭自身の精神へもフィードバックし、暴走していく。
「??」
 予想とは違う反応に、戸惑うように小首をかしげた幼体に、蘭が襲い掛かった。
 暴走した腕で、幼体に掴みかかる。既に氷剣はその手を離れ、地面に突き立っていた。
「!?」
 幼体が、地面に叩きつけられる。
 めりっ、と、地面がクレーターを生んだ。
 自分より小柄な体のどこにこれほどの力が!? 想像以上の蘭の膂力は、幼体を混乱させた。幼体が抗う間にも、蘭の左手は、その力を吸い取っていく。
 癒える肉体、満ちる活力。当初の目的を図らずも達成してしまった事になる。だが、暴走という形で叶えられたそれは、代償を伴うものだった。
「う、う……!」
 必要以上の力を吸収してしまった蘭の体は、大きな負担を被ることになった。過ぎたる力は、身を滅ぼす……左手は、幼体に痛手を与えただけでは飽き足らず、蘭自身をも傷つけていく。
 そんな蘭に落ち着きを取り戻させたのは、割って入ったアドルだった。
「凄い力だな。あとは任せろ」
 幼体も距離を取り、こちらの出方をうかがった。
 早くも深手を負った相手に対し、アドルは独特の構えをとった。
 その気によって制圧された周囲は、アドルの陣地となる。先ほどもシャークパイレーツ相手に披露した技だ。
 無論、このウェパル幼体にとっては初見。当然、原理は不明だ。
 一見、待ちのような構えから、アドルは、果敢に攻めにかかった。
 そんな戦いを背に、人々が避難を始めていた。敵の注意は十分に引き付けた。人々にこっそりと合図を送っていたのだ。
 既に、ディアボロスが味方である事と、その実力は証明済。避難は速やかに行われた。
(「どうも彼方は動き回るタイプではなさそうだしな」)
 敵を此方の領域に引き摺り込んで、戦場で優位に立つというのもありか。
 それに、パラドクスの領域なら、後には残らんから集落に迷惑も掛からんだろう……そう読んだアドルは、相手を挑発した。
 狙い通りに幼体を誘い込むと、カウンター気味に攻撃を仕掛けた。
 至近距離からの二刀流が、幼体に炸裂する。二振りの刃が人魚の肉を裂くと同時、腐食の毒霧が、全身に吹き付けた。毒が、傷口から流れ込んでいく。
「……ッ!!」
 激しく身もだえする幼体。
 それでも、やられたままでは、腹の虫がおさまらぬのか、直近から、アドルに泡を叩きつけた。
「これも毒か。毒比べだな……」
 こちらの顔を映す無数の泡を、アドルは、両手の剣で切り払いつつ、後方へのステップで距離を取る。
 簡易陣地の防壁と毒霧の合わせ技にて、毒泡をしのぎ切る。
「サンバの力を失ったのは、痛手だったようだな」
 敵の攻勢は、いっそう減速している。今ならば。アドルは、仲間に合図を送った。
 それに応じて真っ先に動いたのは、小さな影であった。
「……!」
 ウェパル幼体が、新たな加勢を威嚇した。フィリスのミニドラゴン、リュカだ。
 にょろりとしているところが、親近感……というより同族嫌悪を呼び起こしたのかもしれない。
 ともあれ、敵は、幼体とはいえジェネラル級手前の個体。油断せず、味方と足並みを揃えて戦うフィリスとリュカ。皆の連携で、敵の自由を制限しながら、追い詰めていく。
「これなら押し切れそうですね」
 避難が完了するまでは、人々に危害が及ばないよう、心を砕くフィリス。
 人的被害はもちろん、建物などの物的被害も、望ましいものではない。後で、集落の人々の生活が困る。
 フィリスは、接近戦を行う味方達を積極的に援護し、負担の軽減に努める。
 フィリスの見立てでは、幼体は、思うような力が発揮できていないようだ。想定通りに畏怖の力を集められなかったことで、むしろ弱体化している節すら見受けられた。
「ならば、リュカと一緒に攻撃です」
 フィリスの合図で、リュカはその身を巨大化させた。
 味方が引き付けてくれている間に、フィリス達は、魔力を集中。充分すぎるほどに。
 相手を殲滅し、かつ、周囲に被害を出さないという、制御もばっちりだ。後は、味方の示した好機をつかんで、力を解き放つのみ!
 そして、リュカの咆哮を合図として、フィリスは砲撃した。
「!!」
 氷の精霊力と、光の竜波動……『重唱』の直撃が、幼体の視界を白く染め上げた。
 詠唱は完璧、威力は十分。正面からその威力を余すところなく喰らった幼体が、光の奔流の中から姿を現す。もはや全身傷だらけで、態勢を維持するのがやっとの状態まで追い込まれていた。
「ッッ!!」
 幼体の怒りが、砲撃者であるフィリスとリュカに向けられた。注意を引き付けられたのは良いが、問題は、どう相手の攻撃をしのぐか、だ。
 フィリスが思案している間にも、幼体は、無数の泡を招来した。
 綺麗なシャボン玉などという、カワイイものではない。一個一個が毒を含んだ、恐れるべき透明球だ。逃がすつもりはない、という敵の強固な意志を感じる。
 視界を覆い尽くすほどの泡の群れに対し、フィリスは、回避行動とは別の対処法を選択した。
 リュカとの連携魔法で、大半の泡を消し飛ばすと、残る泡沫を、光の魔力障壁を張って防ぎ切る。
 守りの力は充分だった。腐敗の力も、フィリスには届かない。
「ッッ!!」
 崩壊の止まらぬ肉体を引きずった幼体が、後方支援に徹していたミカに、泡を放った。
 幼体であるがゆえ、その攻撃の軌道も、比較的素直だ。
 ミカの見出した敵のウィークポイントは、すなわち、戦闘経験の少なさだ。
 アヴァタール級としての能力こそ備えていても、その使い方、ディアボロスへの対処の仕方はまだまだ甘い。
 毒を含んだ泡が、最も早く到達する危険な場所を看破し、かわすミカ。
(「幼体は、攻撃の前に、決まってする動作があるね!」)
 既にその情報も、味方に伝達済みだ。
 そしてミカは、思わぬ回避手段を取った。2つのサイキックオーラを自身にあてることで、強制的に位置を変え、腐敗を避けたのだ。
「!?」
 想定外の回避法に、幼体の、次の対処が遅れる。
 返礼として、ミカは炎をお見舞いした。毒泡ごと、ウェパルを焼却する。
「……ッ!」
 炎が、幼体の視線を遮断する。それを打ち破ろうと、反射的に、次の泡を撃ち出そうとする幼体だったが、そこにいたのはミカちゃん人形。入れ替わりだ。
「!?!?」
 いっそう混乱する幼体の背後に、ミカが回り込んでいた。サイキックオーラで、自分を吹き飛ばすことで。
「……!」
 おののくウェパルの容貌が、紅く照らし出される。
 ミカの美しき炎は、再度、ウェパルを包み込み、焼き尽くした。その魂に至るまで。
 吹き荒れる熱風と、赤き炎。
「うん、見た目も派手で、お祭りの締めくくりっぽいね」
 ミカは、戦いのフィナーレを、戦い抜いた皆とともに祝う。
 それを見届けた人々は、もはや自由な意志を以て、踊り始めた。解放という、喜びに身を任せて。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
【腐食】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【グロリアス】がLV2になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年04月17日