虐げられた子と親の慟哭(作者 陵かなめ
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#吸血ロマノフ王朝  #ヴィボルグ解放作戦  #ヴィボルグ 

●依頼
「攻略旅団の提案により、サンクトペテルブルクの北方、大領主である『無明卿ウーストレル』が統治していた大領地『ヴィボルグ』の解放作戦を行うことになったよ」
 ヴィクター・リントヴルム(ドラゴニアンのレジェンドウィザード・g01290)が説明を始めた。
 『無明卿ウーストレル』自身はサンクトペテルブルクに居るため、大領地『ヴィボルグ』は大領主不在となっている。だが、サンクトペテルブルクからあまり離れていないからか、ウーストレルは配下を通じた大領地の統治を継続しているとのこと。
「ウーストレルの大領地では幼子のいる家族が集められており、その親の手で子供を虐待させるといった残虐な行為が行われているようだ」
 その内容を思ったのか、ヴィクターは一瞬目を伏せ言葉を区切った。
 それからこう続ける。
「ウーストレル配下のヴァンパイアノーブル撃破をお願いするよ。子供と、そして親達をどうか救ってあげて欲しいんだ」

 大領地『ヴィボルグ』は大領主不在であるため、潜入は難しくないとヴィクターは言う。
「大領地内にはいくつかの集落があり、そこに5名程度の幼児とその親が集められて、虐待が行われているようだ」
 まずは集落を管理しているウーストレル配下のヴァンパイアノーブルを撃破し、その後、虐待されていた子供達の救護、虐待をさせられていた親たちのフォローなどを行うというのが今回の作戦だ。
「今回のヴァンパイアノーブルは教導卿『トルストイ』。『教育』と称して幼子の親に虐待行為を強要しているようだ。その周囲にはトループス級『ノーブルメイド』の姿もあるよ」
 なお、救出した親子は、ラスプーチン派の拠点で面倒を見てもらう事になる。

 幼児は3~5歳くらいだが、まともな教育を受けておらず、栄養状態も悪い。幼児の親達も、日本ならば大学生をしている20歳前後の若者とのことだ。彼らへのフォローも大切だと思うとヴィクターは語った。
「攻略旅団の提案により、本来ならば見過ごされていたはずの親子を助けるチャンスを得る事が出来たのは僥倖だ。この機会を逃さず、不幸な状態を強要された親子を、皆の手で救って欲しい」
 そう言って、ヴィクターは締めくくった。

●か弱き者の悲鳴
「今の歩き方はよくありませんね。優雅さのかけらもない。教育が悪い証拠です。さあ、親であるあなたが鞭を打つのですよ」
「そ……そんな……」
 教導卿『トルストイ』は、幼子の親である男に子を鞭打てと促す。
 幼子はその場で小さくなって震え上がっていた。
「親であるあなたができないとなると、ノーブルメイドに打たせましょう」
「承知しましたわ。ですが、力の加減が難しいですね。殺さない程度というのが、できるかどうか」
「それも致し方ないことです。親が鞭打たないせいでメイドが鞭を持つ羽目になったのですから。その鞭で子供がひとり死んでしまったとしても、それは手ずから鞭を振るわなかった親の責任です」
 親である男の目の前で、ノーブルメイドが鞭を空振りした。
 それは鋭く空を切る。
 とてもではないけれど、子供が耐えうる破壊力ではない。あの鞭で打たれてしまったら、子供は死ぬことになるだろう。
「あ、あなた……」
 母親は、もう一体のノーブルメイドに拘束されており、動くことができないようだ。
 男が頭を垂れて、声を絞り出した。
「申し訳……ございませんでした……。わ、わたしが……鞭打ちます……」
「素晴らしい考えです! さあ、早く! 子供に教育を施すのです!」
「あああ……あ、あああああ」
 暗い屋敷の中、親と子の絞り出すような悲鳴がこだました。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【イルカ変身】
1
周囲が、ディアボロスが体長2m程度のイルカに変身できる世界に変わる。変身したイルカは最大時速「効果LV×20km」で泳げるが、変身中はパラドクスは使用できない。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV2 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV4

●マスターより

陵かなめ
 こんにちは、陵かなめです。
 今回ご案内するのは吸血ロマノフ王朝のシナリオになります。
 攻略旅団の提案により、サンクトペテルブルクに集結した大領主の1体『無明卿ウーストレル』の領地である、大領地『ヴィボルグ』の解放作戦を行います。
 領地内の屋敷では、恐ろしい虐待行為が行われているようです。
 まずは③👾護衛するトループス級『ノーブルメイド』と④👿アヴァタール級との戦闘『教導卿『トルストイ』』を撃破してください。
 その後①幼児達の救護と②親達へのフォローを行いましょう。
 屋敷で生活しているとはいえ、幼児達は鞭で打たれる恐怖に震えています。自分の子供に鞭を打たなければならなかった親も、心が折れそうになっているようです。心身ともにケアをしてあげてください。
 なお、屋敷への侵入は難なく可能となっています。敵と対峙したところから執筆予定です。
 それでは、プレイングお待ちしています。
26

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

心情
親に子を虐げさせるか
本当に禄でもない奴等だ
早く親子共に禄でもない状況から解放してやらないと
正直、怒りに煮え滾りそうだが……怒りをぶつけるのはリューの奴に任せるさ


そう言う訳だ
貴様等は此処で討ち取り、彼等は解放させて貰う!
天網恢恢疎にして漏らさず、貴様等外道の行い、俺達が見逃すと思ったか!

(親に対し穏やかな口調で)
もう大丈夫
今迄の苦しみは此処で終わる
怒れる竜に鬼と天使や騎士が悪党共を討ち果たすからさ

だから、もう少しだけ其処でお子さんと待っていてくれるかい?

創造伯の時も思ったがトルストイ伯爵家への風評被害が著しいにも程がある
メイドを倒したら彼等の名を穢した貴様に彼等の無念思い知らせてやるから覚悟しろ!


リューロボロスに続く様に〇双翼魔弾を父親と息子の傍にいるメイドに放ち親子の所へ少しでも早く駆け寄る為に低空〇飛翔
親子の所に駆け付けた後は彼等を護る様に彼等を背にしながら近寄る敵を片っ端から〇双翼魔弾で撃ち倒す

敵の攻撃に関しては背にした親子を護る為にも回避せずに耐える方向で対処


リューロボロス・リンドラゴ
※無明卿宿敵主

ルゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!

咆哮一閃、飛び込むぞ!
黙って不意打て?
否!
絶望を斬り裂くことこそ第一よ!
子を打たねばならぬ父の。
見ておるしかできぬ母の。
父に打たれ泣き叫ぶ幼子の。
嘆きを、悲しみを、諦観を、一瞬でも「え?」と思わし吹き飛ばすほどの。
それでいて、家族の誰もが共感せしほどの。
怒りの咆哮と共に駆けつけようぞ。

――形代よ、厄災を禊げ。祈り願われるは竜である。

駆けつけざまに斬り伏せるは、母親を拘束しておるメイドよ。
既に拘束されておる状況、下手すれば我らへの人質に使われかねぬからの。
だが同時に幼子と家族達の心は救わせてもらうぞ。
【腐食】せよ!
父親が握らされてるムチを腐らせよう。
ムチは大体7~8kg。
ヒトに使わせるのだ、反逆されそうな特殊なものではない一般的なものだろう。
ならば脆く崩れ去ろうよ!
もう打たずとも良いのだと。
打たれることはないのだと。
示してくれる。
幼子よ。我が来た。竜が来た。――もう、大丈夫だ。
我は龍、我こそはドラゴン。リューロボロス・リンドラゴ也!



「ルゥオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)の咆哮がこだました。
 押さえつけられた母親と、恐怖に怯え小さくなる子供。……そして、鞭を持つ父親。
 それらを当然のように見ている教導卿『トルストイ』と『ノーブルメイド』がいる。
 そこに、ディアボロスたちがなだれ込んできた。
「黙って不意打て? 否! 絶望を斬り裂くことこそ第一よ!」
「そ……」
 リューロボロスは敵が言葉を発する間さえ許さなかった。
「――形代よ、厄災を禊げ。祈り願われるは竜である」
 『神剣解放、雛流し』の一撃がノーブルメイドに襲い掛かる。激しくも的確な斬撃が、母親を押さえつけていたメイドの体を斬り裂いた。
「が――」
 幼い身体には不釣り合いであり、龍の巨躯には相応しい巨大な神剣が振りぬかれた時、短い断末魔と共にメイドの体が崩れ落ちる。
 言葉を交わすことすら無い。ただただ、リューロボロスの怒りの咆哮が敵を斬って捨てた瞬間だった。
 その場に残された母親が、遅れて息をのむ。彼女を押さえつけていたメイドはもういない。
 子を打たねばならぬ父の。
 見ているしかできぬ母の。
 父に打たれ泣き叫ぶ幼子の。
 嘆きを、悲しみを、諦観を――。
 すべてを吹き飛ばす、目の覚めるような一撃だった。
「敵襲ですか……」
 それを見ていたトルストイが一歩下がる。手下を盾にするように立ち位置を変えたようだ。
「そう言う訳だ。貴様等は此処で討ち取り、彼等は解放させて貰う!」
 さて、リューロボロスに続くように、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)が敵と父親の間に飛び込んできた。親子を背にかばうように位置取り、敵を見据える。自分たちが来たからには、もう彼らに苦しみを味合わせることはさせないのだと。動作一つにも、ディアボロスの思いが現れていた。
 ルィツァーリは一瞬振り向き、親子に穏やかな声で話しかける。
「もう大丈夫。今迄の苦しみは此処で終わる。怒れる竜に鬼と天使や騎士が悪党共を討ち果たすからさ」
「あ、ああ……!」
 父親がぎゅっと子供を抱きしめた。
「だから、もう少しだけ其処でお子さんと待っていてくれるかい?」
「……ありがとう」
 子供を抱く手は震えているようだ。だが、決してその手を離さないという意志を感じる。子供を思う親の気持ちは、きっと並々ならぬものなのだろう。
(「そんな親に子を虐げさせるか。本当に禄でもない奴等だ」)
 早く親子共に禄でもない状況から解放してやらないと、と思った。
「正直、怒りに煮え滾りそうだが……怒りをぶつけるのはリューの奴に任せるさ」
 悪魔の翼を広げルィツァーリは飛ぶ。天井を蹴り、壁を伝い、攻撃の間合いまで一気に距離を詰めた。
 敵が何か動きを見せる。だがそれよりも早く、ルィツァーリは魔力の弾丸をばらまいた。
「天網恢恢疎にして漏らさず、貴様等外道の行い、俺達が見逃すと思ったか!」
「くっ……」
 子供のそばにいたメイドが逃げ惑う。
 『双翼魔弾』は敵を追いかけ、命中するたびに爆発して敵の体を破壊した。
「そ、そんな。こんな……こと……が」
 やがてノーブルメイドは立っていることすらできなくなり、地に伏せる。
 そこに容赦なく残弾が飛来し、残った敵の体を砕いた。
 あっという間の爆撃で、敵を一体葬り去ったのだ。
 ルィツァーリがリューロボロスを見る。あちらはすでにメイドを倒したらしい。
 リューロボロスが、親子に近づいてきた。
「同時に幼子と家族達の心は救わせてもらうぞ」
 それから、緊張で固まっている子供に向かって宣言する。
「幼子よ。我が来た。竜が来た。――もう、大丈夫だ。我は龍、我こそはドラゴン。リューロボロス・リンドラゴ也!」
 周囲に腐食の霧が広がった。父親の手にあった鞭が、リューロボロスの思惑通り崩れていく。
 それはもう打たずとも良いのだと、打たれることはないのだと物語っているようだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!

ア・ンデレ
アンデレちゃんがこの戦場に来た理由。それはリューロボロスちゃんが怒っていたからだ。
愛するリューロボロスちゃんの敵はアンデレちゃんの敵。
そう思って来た。

でも来てみたら、そんなの関係なく、アンデレちゃんは、怒った。
教育を騙った虐待。
アンデレちゃんは学校に通う身だが、リューロボロスちゃんや、小さな子供に勉強を教える教育者の面も持っている。
だから、教育もどきは許せない。

アンデレちゃんはトルストイを叩きに行く。
あっちのメイドは、最強のドラゴンがいるから、大丈夫でしょ。

「教師の真似した、ヴァンパイアよ。教育という言葉を知らないとは、自身も大した教育を受けていないようですね。可哀想に。」

アンデレちゃんの怒りに反応して、アンデレちゃんにともだちパワーが集まってくる。
その友達の中には、アンデレちゃんに勉強を教えられた子供たちも混ざっている。

「たたかれて、そだつものか。アンデレちゃんが、たたいたげるから、じぶんのみで、たしかめろ。」

ともだちパワーの翼で飛びかかり、ともだちパワーのこもった拳でぶっ叩いてやる。



 教導卿『トルストイ』との戦いが始まった。
 ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)がここに来たのはリューロボロスが怒っていたからだ。だが、実際にこの戦場に飛び込んで、純粋に怒りを覚えた。
 ここで行われていた教育を騙った虐待。
 アンデレちゃんは学校に通う身だが、リューロボロスや、小さな子供に勉強を教える教育者の面も持っている。だから、教育もどきは許せない。
 トルストイはメイドの後ろに下がっていたようだが、そのメイドが倒されてしまえば、盾にもならない。
 それを悟ったのか、教鞭を手にして前に出てきた。
「……無粋な者よ、教育してあげましょう。これから一切の反抗を禁じます。さあ、おとなしく鞭打たれなさい」
「教師の真似した、ヴァンパイアよ。教育という言葉を知らないとは、自身も大した教育を受けていないようですね。可哀想に」
 敵の攻撃に対して、アンデレちゃんはともだちのみんなに呼びかけた。アンデレメダルを通じて、ともだちからパワーをもらうのだ。
「アンデレちゃんのともだちのみんな、アンデレちゃんにパワーをちょうだい。アンデレちゃんは、そのパワーで、せかいをすくってみせるよ」
 その中には、アンデレちゃんに勉強を教えられた子供たちも混ざっていることだろう。
 パワーはやがて翼となる。
 アンデレちゃんはこぶしを握り締め、一気に敵へと飛び掛かった。
「反抗を禁じましたよ。無作法者は見ていて不愉快ですわね。すぐに動きを止めなさい」
 トルストイが言葉を重ね精神攻撃を仕掛けてくる。
 それでもアンデレちゃんは止まらなかった。どんなに体が重くなっても、生命を削られようとも、この一撃だけは振り下ろすのだと。
「たたかれて、そだつものか。アンデレちゃんが、たたいたげるから、じぶんのみで、たしかめろ」
 ともだちパワーのこもった拳を振り上げ、ただただ痛烈な一撃を叩きつける。その勢いは凄まじく、敵の体を派手に吹き飛ばした。
「ぐ……ぅ……っ」
 トルストイは、壁に激突してうめき声をあげる。
 だが、まだ沈まない。
「なんという……野蛮な……!」
 立ち上がった敵は、痛みに口元をゆがませた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

ナナ・シアー
わたしのいた時代のカリブにも、辛い境遇の同年代の子は、たくさんいました。親のいない子もいました。大人はわがままで、酷くて、わたしたちは、子どものままでいることが出来ませんでした。
子にとって、大人に傷つけられるほど、辛いことはないんです。

だから、わたしはこの戦い、全力で討ち取りにいきます!

見捨てる人だけじゃない、って小さい子に希望を持たせるために。
あなたはもう大丈夫、って大人の人を安心させるために。

あなたの破滅はここにあり! わたしがあなたを終わりに導きます!
認識を狂わせるならば、高らかに声をあげて予言します。
トルストイ、あなたは自分の悪行に殺されるだろう!
浮かぶ凶兆は剣と天秤、罪ははかられ、罪人の首は斬り落とされる!

皆が勝利できるように。親子達が絶望しないように。
鼓舞の意を、こめて。

そして、家族に話しかけましょう。
見ていて下さい。わたしたちが来たからには、もう大丈夫。
あなたを思って戦う人はこんなにも居る。
だから……これから、色々上手くいきます。ええ、絶対。


 戦場に飛び込んだナナ・シアー(先見・g11013)は、教導卿『トルストイ』に鋭い視線を向けた。
 自分の居た時代のカリブにも、辛い境遇の子は多かったと思う。
「大人はわがままで、酷くて、わたしたちは、子どものままでいることが出来ませんでした」
 ナナは言う。子にとって、大人に傷つけられるほど、辛いことはないのだと。
「だから、わたしはこの戦い、全力で討ち取りにいきます!」
「ふふ。不躾な方ですわね」
 トルストイが扇子で口元を隠し、静かに笑った。
「そのように感情を露わにするなど、淑女教育は……お受けになっていないのかしら。それでは、良き教育をあなたに。あなたが撃つべき者を示して差し上げましょう」
 口元を隠してもわかるほどの、敵の嘲笑。
 それに構うことなくナナは攻撃を繰り出した。
「あなたの破滅はここにあり! わたしがあなたを終わりに導きます!」
 敵の言葉がこちらの認識を狂わせるというのなら、高らかに声を上げて予言しよう。
 ナナは、自分たちが来たからにはもう大丈夫だと、怯える親子に伝えたかった。
 見捨てる人だけではない。震える親子を思って戦う者はここに居るのだと。
 小さな子に希望を持たせるために、敵の真正面に立つ。
 皆が勝利できるように。親子達が絶望しないように。
 鼓舞の意を、こめて。
「トルストイ、あなたは自分の悪行に殺されるだろう! 終わりを、見ろ!」
 今まで皆が味わってきた恐怖を、次はあなたが知ることになるだろうと、宣言する。
 浮かぶ凶兆は剣と天秤だ。
 コトリと天秤が傾いた。今まさに、敵の罪が測られたのだ。
 そして罪人とみなされた者は、首を狙われる。
 トルストイがそれを否と声を上げた。扇子で指すは、戦場に立つディアボロス。
「はしたない真似はおやめなさい。あなたが攻撃すべきは、あちらでしょう」
 敵の精神攻撃だ。互いの攻撃が互いに掠り、いくつか体力を削った。
 攻撃を浴びた両者は、いったん距離を取る。
 引き際、ナナは親子に声をかけた。
「……これから、色々上手くいきます。ええ、絶対」
 その言葉を聞いて、親子は頷いた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【イルカ変身】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!

リューロボロス・リンドラゴ
メイドを斬り伏せきったらそのまま次はトルストイよ!
もっとも、アンデレがぶん殴り、ナナが予知した以上、我が出る幕は無いかもだがな!
くはははははは!
……ふん。しぶといの。
良い。我とルィが引導を渡してやろう。
己が身を振り返れだと?
言ったであろう。
我は龍。我こそはドラゴン。幼子の守護者にして復讐者だと。
それが全てよ。
故に、我が罪悪の記憶を呼び覚ますというのなら!
今、この時まで貴様に幼子達を虐げさせてしまったこと、それこそが罪!
許し等、我は求めぬ。
だが、ケジメはつけさせてもらうぞ!

――笑止千万。無慈悲なるは竜である。

戦意?
滾るほどあるが?
貴様が火に油を注いだのであろうがあああああ!
我が怒りは幼子達の怒り!
我を突き動かすは【託されし願い】!
貴様の小細工程度で奪えるわけが無かろうがあああああああああ!
蹴り! 拳! 尾! 角! 翼!
優雅さとは程遠い、我が天禀――ドラゴンとしての圧倒的暴力で小細工毎粉砕してくれるわ!
どうした?
腰が引けてるのではないか?
優雅とは程遠いぞ?

悪夢は。今。終わる。


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

心情
此れで後はあの外道を打ち倒すのみか
まあ尤もあくまで戦闘は、だが
傷付いた心を癒やすのは時間がかかるし親子の仲にも凝りが出来ちまうだろう
未だ未だやるべき事は多いんだ
外道にはとっとと退場してもらわんと、な


メイド共は討ち倒したし次は貴様の番だぞ外道
名を騙られ穢されたトルストイ家の、貴様に苦しめられた親子の為にも貴様はリューと共に全力で打ち倒す!

貴様の言霊が肉体を支配し行動を禁じるというのなら一撃に全てを込め、縛られる前に攻撃するだけの事!
抑え込んでいた怒りを此の一撃に込めて我が神の焔矢を今放とう!
己の行いの報い受けるが良い!!

貴様によって苦しめられてきた親子の体と心の痛みは其れ以上の物だったんだ
とっとと消え果てろ外道

奴等は倒した
もう貴方達を苦しめる奴等はいない

そうだな
治療の為にも怪我とか見せてくれるかい?


敵が言葉で動きを妨害するというのなら縛られる前に〇ペルーン神の焔矢をぶちかます!
兎に角、次の一撃を考えず、全力の其れを

終わったら穏やかな口調で親子に話しかけ彼等の状態を確認


 『ノーブルメイド』を撃破したリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)とルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)も敵の前に立つ。
(「此れで後はあの外道を打ち倒すのみか。まあ尤もあくまで戦闘は、だが」)
 ルィツァーリは、ちらりと親子の姿を見た。
 親は子を抱いてはいるけれど、まだまだ怯えの表情のまま。
 傷付いた心を癒やすのは時間がかかるし、親子の仲にも凝りが出来てしまうだろうとルィツァーリは思う。
「未だ未だやるべき事は多いんだ。外道にはとっとと退場してもらわんと、な」
 構えるは『ペルーン神の焔矢』だ。
 苦しめられ震える親子のためにも、全力で打倒すと力を籠める。
「メイド共は討ち倒したし、次は貴様の番だぞ外道」
 トルストイは眉を顰め、鞭を取り出した。鞭を空振りしてしならせ、ルィツァーリに照準を合わせる。
「メイドを倒した? たったそれごときで、何を偉そうにふるまうのか。そのような態度はいただけません。これからは一切の反抗を禁じます」
 そうして、繰り出してくる精神攻撃は強力だ。
 行動禁止の命令が全身を蝕んでいく。徐々に生命力すら奪われるだろう。
 だが、ルィツァーリはそれに臆することなく、全力を振り絞って攻撃に移った。
「己の行いの報い、受けるが良い!!」
 空駆けし天空の神よ、偉大なる雷神よ。我が敵を討つ為に御身の焔矢を降らせたまえ! と。
 次弾など考えない。
 この一撃にすべてを込める、と。
 顕現させた巨大な大砲から誘導弾を撃ち放つ。
 放たれた弾丸が、敵に向かって飛んでいった。
「く……。避けられない……!」
「貴様によって苦しめられてきた親子の体と心の痛みは其れ以上の物だったんだ。とっとと消え果てろ外道」
 すでに体は敵の攻撃に蝕まれ、重い。
 けれど一撃を敵に叩きこむまでルィツァーリは膝をつかない。
 攻撃を避けようと逃げる敵の姿を追い、神の焔矢が敵に命中する様子をしっかりと見た。
「っ、ああ、体が……」
 トルストイが悲鳴を上げる。
「リュー!」
 ルィツァーリがリューロボロスを呼んだ。
 その声に応えるようにリューロボロスが前に出る。
 アンデレがぶん殴り、ナナが予知した以上、敵が無事でいるはずはないとリューロボロスは思った。
 そしてルィツァーリの追撃に晒されたのだ。
 おそらく目の前の教導卿『トルストイ』の負った傷は深いだろう。ともに戦場に立つ仲間たちの視線がそれを物語っている。
 だが、敵は立ち上がった。
「おのれ……己が身を振り返りなさい。あなた達は許されざることをしているのですよ!」
 こちらの戦意を奪おうと、語り掛けてくる。
「……ふん。しぶといの」
 リューロボロスは敵の言葉を一笑に付す。
「己が身を振り返れだと? 言ったであろう。我は龍。我こそはドラゴン。幼子の守護者にして復讐者だと」
「何を……」
「それが全てよ。故に、我が罪悪の記憶を呼び覚ますというのなら! 今、この時まで貴様に幼子達を虐げさせてしまったこと、それこそが罪!」
 許しなど、求めない。
 ――笑止千万。無慈悲なるは竜である。
 戦意ならば、滾るほどあるのだ。
 そしてリューロボロスが咆哮する。
「貴様が火に油を注いだのであろうがあああああ!」
 我が怒りは幼子達の怒りだ。この体を突き動かすは託されし願い。敵の小細工程度で奪えるわけが無いのだと。
 リューロボロスは敵の演説を振り払うような勢いで、敵との距離を一気に詰めた。
「ひ……」
 リューロボロスの怒りを浴び、ついに教導卿が恐怖に顔をひきつらせた。
「どうした? 腰が引けてるのではないか? 優雅とは程遠いぞ?」
「そ……」
 まずは敵の体を蹴り上げ、破壊する。
 それから拳で粉砕し残骸を飛び散らせた。
 次は尾で、角で、翼で、敵の体を破壊しつくす。圧倒的な暴力が小細工を粉砕していった。
 もう敵は言葉を発しない。
 ドラゴンとしての圧倒的暴力が、対峙した者のすべてを打ち砕いた。
 悪夢は。今。終わる。
 震える親子が見つめる中、教導卿『トルストイ』が倒れ消えていった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【命中アップ】LV1が発生!

 さて、この場での敵は全て打倒した。
 残されたのは、震える親と子だ。
 もし子が気になるのなら、優しく声をかけてやるのもいいだろう。腹をすかしているので、何か温かいものをふるまうのもいいかもしれない。
 もし親が気になるのなら、彼らを立ち直らせ、親子の絆を取り戻させてやるのもいいだろう。
 親は進んで子を虐待していたのではない。そうするしか、子供を死から守ることができなかったのだ。だが、善良な彼らは、子に鞭を向けた罪悪感でつぶされてしまいそうになっている。
 親をフォローすれば、この依頼は達成されるだろう。
 ディアボロス達は、そうした事情を考えながら親子に目を向けた。
リューロボロス・リンドラゴ
震えておるか。
無理もない。
怖かったであろう、そして今も怖かろう。
どうなるかが分からない。
明日が怖い。
助かったのも信じられない。
ともすれば我らも怖い。
当然よな。
ぬしらからすれば余りにも都合が良すぎる。
食事にしよう。
腹が膨れれば現実感も湧くであろうよ。

アイテムポケットから食材を取り出し、ルィより教わった具沢山のカーシャを《料理》よ。
包帯や薬なども入れれるだけ入れてきた。
我が料理中に親による治療などで絆を取り戻すきっかけになれば良いが……。
互いに躊躇いや、どう接すれば分からないという想いがある、か。

幼子よ。
存分に食べるが良い。
我は優雅さなど求めぬ。
肩肘張って食べずとも良い。
顔色を窺う必要もないのだ。
ぬしらはもう誰にも支配されておらぬ。
痛いこともないし、父を、母を、悲しませることもない。
怖かっただけでなく両親の辛い顔を見るのも苦しかったのであろう。
幼子よ。
よく見るが良い。
ぬしがたらふく食べておる姿に、両親は辛そうな顔をしておるか?
してなかろう。
もう悲しまずとも良い。もう悲しませることもないのだ。


ア・ンデレ
「みんなのともだち、アンデレちゃんがきたよ!」
目と目が合ったら、友達だ。
子供達は既に、アンデレちゃんの友達。
友達が腹をすかせているのに、放っておく理由があろうか。

アンデレちゃんはミニドラゴンのトロを召喚する。
「クッキーくらえ!」
トロちゃんは天に三つの口を向け、大量のチョコチップクッキーを放出する。
クッキーがまるで噴水のようだ。
アンデレちゃんのクッキーショーにきっとみんな大喜び。
みんなにクッキーと笑顔を配っていくよ。

もしクッキーを噛む力もない子がいたら、アンデレちゃんかトロちゃんがかわりに噛んでから与えるよ。


●その頬が緩むとき
 親に抱かれた子は、無言でディアボロス達を見上げていた。
 リューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)はそんな子供の様子を見る。
「震えておるか。無理もない」
「……」
 膝をついて子供の目線で話しかけるが、あまり反応はなかった。
 リューロボロスの言葉の通り、よく見ると手足が小刻みに震えている。
「怖かったであろう、そして今も怖かろう」
 おそらくだが、幼子の心は不安と恐怖でいっぱいのはずだ。どうなるかが分からない。明日が怖い。助かったのも信じられない。……といった感情だろうか。ともすれば――目の前のディアボロスすらも怖いのだろう。
 それも当然のことだとリューロボロスは頷いた。決して、自分たちを信用しろと、押しつけはしない。
「食事にしよう。腹が膨れれば現実感も湧くであろうよ」
 そう言って、具材を取り出し料理を始めた。
 子供は、親の腕の間から、たくさんの具材をチラチラと盗み見していた。
 さて、ア・ンデレ(すごいぞアンデレちゃん・g01601)は元気いっぱいに子供に挨拶をした。
「みんなのともだち、アンデレちゃんがきたよ!」
「……とも、だち……」
「目と目が合ったら、友達だ! 友達が腹をすかせているのに、放っておく理由があろうか」
 アンデレちゃんは言う。
 もう君は友達なのだと!
 幼子は父親を見上げた。
「……友達が、来てくれたんだよ……」
 戸惑いながらも、父親は子供を促す。その視線の先には、召喚されたミニドラゴンのトロの姿があった。
「そう! アンデレちゃんがきたんだよ! さあ、クッキーくらえ!」
 掛け声に合わせて、クッキー属性のブレスを吐き出すトロ。
「わあ……!」
 さながら噴水のように溢れ出すクッキーを見て、ついに子供が大きな声をあげた。昨日までとは違う、もちろん、鞭打たれていたときとも違う。全く見たこともない光景に、純粋な驚きの声を上げたのだ。
 明日忘れてしまったとしても、この瞬間、クッキーがわんさと宙を舞う景色は、子供の心を動かした。
「さあ、みんなで食べよう!」
 アンデレちゃんは、いっぱいのクッキーを抱え、笑顔を向ける。
 親に抱かれていた幼子が、おそるおそる親の腕を離れクッキーに手を伸ばした。手は小さく、細い。今まで満足に食事をすることができなかった者の手だ。
 その手のひらに、クッキーを一枚乗せてやる。すると、子供は遠慮がちに、ゆっくりとクッキーを握りしめた。
「クッキーはとっても美味しいよ」
「……あ、でも……」
 子供がクッキーとアンデレちゃんを見比べ、もじもじと俯く。
 噛む力が無いようにも見えないが……。
 その様子に気づいたリューロボロスが近くにやってきて声をかけた。
「幼子よ。存分に食べるが良い」
「でも、その……」
「我は優雅さなど求めぬ。肩肘張って食べずとも良い。顔色を窺う必要もないのだ」
 諭され、子供はゆっくりとクッキーを口に運ぶ。そして、一口、サクッと咀嚼音を響かせてクッキーを味わった。
「……!」
 甘さ? 美味しさ? それとも、自由に食べることができる嬉しさ?
 ともあれ、子供がはっきりと瞳を輝かせた。
 それを見たアンデレちゃんも笑顔になる。
「ぬしらはもう誰にも支配されておらぬ」
 リューロボロスは、出来上がったカーシャを子供に手渡した。
「あたたかい」
 それは優しい味付けで、しかも具がたくさん入っている。
 柔らかく煮てあり、きっと弱った子供でも十分に食べることができるだろう。
 しばらくすると、子供の頬に赤みがさした。常に恐怖で支配されていた頃とは違う。子供らしい、頬の緩みが見えてきたのだ。
「幼子よ。よく見るが良い。ぬしがたらふく食べておる姿に、両親は辛そうな顔をしておるか?」
 リューロボロスに言われ、子供は親の顔を見る。
「してなかろう。もう悲しまずとも良い。もう悲しませることもないのだ」
「うん……」
 温かな穀物を噛み締めながら、子供は頷いた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

リューロボロス・リンドラゴ
親達よ。
……よく、頑張った。よく耐えた。
褒められたことではないと思うておるであろう。
頑張ったのも耐えたのも、幼子たちだと思うておるであろう。
非難されるべきだと思うておるであろう。
そうよな。
我はぬしらを叱ってやるべきやもだが。
それでもだ。
それしかなかったのだとしても。
脅されたのだとしても。
子にとってもぬしらにとっても辛いことだったにしても。
ぬしらは、選んだ。
ぬしらは紛れもなく大人である。
子を打つことなど選べぬべきだと自責しておろう。
その感情は然りであるよ。
だがの。
ぬしらはどれだけ辛くとも。
泣きじゃくり、諦め、打つことを恐怖し、子の命を手放してヴァンパイア共の手に委ねる等といったことはしなかった。
ぬしらはどこまでも我が子の親であり続けた。
親としての責務を全うし続けたのだ。

己を許せぬというのなら、竜が許そう。
己を責め続けるのを良しとした上で、我が許し続けよう。
故に、我が歌にて今は休め、かつての幼子たちよ。(勝利の凱歌)
目覚めた時、ぬしらは我らを忘れていようが。
それでも。
竜は。ぬしらと共にある。


ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎

心情
トルストイは討ち取ったが……此処からが本番、だな
だが、子供を抱きしめたあの姿を見た以上、彼等は子供達を放すことはない、希望は絶対に或ると確信を持てる
だから、先ずは彼等を落ち着かせないと、な


先ずは親達に◯ペルーン神の慈雨で飢えを和らげ活力を齎す
子供達程じゃなくても彼等も苦しい状況にいた訳だから其れを癒やしておいた方が良い
何をするにしても飢えて苦しい時に頭は回らないし悪い方悪い方に思考が行ってしまうものだから
その後は穏やかな声で話しかける

さて此処からが本番だ

貴方達はあの状況下で逃げる事なく子供達を抱きしめた
其れは貴方達が子供達を大事に思ってる証じゃないか
無理やりに子供達を痛めつけさせられて自分が許せない気持ちは判る
けど子供達の為にも其れを抑え込んで欲しい
だって貴方達が側から居なくなってしまったら子供達の心の傷は二度と癒えなくなっちまうし……何より貴方達の之からの人生もきついもんになっちまう
そいつは悲しすぎるじゃないか
だから、どうかもう一度親として子供達と生きて貰えないか?


●親と子の結末
 ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は少し元気を取り戻した子供と、そして親を見た。
「トルストイは討ち取ったが……此処からが本番、だな」
 子供を抱きしめたあの姿を見た以上、彼等は子供達を放すことはないとルィツァーリは考える。希望は絶対に或ると確信を持てるのだ。
 だから――。
「先ずは彼等を落ち着かせないと、な」
 子供達へ食事を振る舞い終えたリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)も頷く。
 リューロボロスもまた、親への言葉を持ってきたようだ。

 二人は、暗い顔をして俯いている親に声をかけた。
「親達よ。……よく、頑張った。よく耐えた」
「……あたたかい食事を、ありがとうございました……」
 リューロボロスに対しての返事の声は暗い。その顔には後悔や物悲しい表情が滲んでいる。
「褒められたことではないと思うておるであろう。頑張ったのも耐えたのも、幼子たちだと思うておるであろう。非難されるべきだと思うておるであろう」
「……わ、わたしは……子供を鞭で……!」
 父親が苦しげに言葉を絞り出した。握りしめた拳は、悔しさを表すように震えている。
「そうよな。我はぬしらを叱ってやるべきやもだが」
 それでも――、と、リューロボロスは思う。
 それでもだ。
 それしかなかったのだとしても。
 脅されたのだとしても。
「子にとってもぬしらにとっても辛いことだったにしても。ぬしらは、選んだ。ぬしらは紛れもなく大人である」
「……」
「ぬしらはどれだけ辛くとも。泣きじゃくり、諦め、打つことを恐怖し、子の命を手放してヴァンパイア共の手に委ねる等といったことはしなかった」
 彼らはずっと、親であり続けたのだと。
 その言葉に、瞳を揺らす親たち。
 ルィツァーリも、そんな彼らに穏やかな声で話しかけた。
「貴方達はあの状況下で逃げる事なく子供達を抱きしめた。其れは貴方達が子供達を大事に思ってる証じゃないか」
「しかし……」
「無理やりに子供達を痛めつけさせられて自分が許せない気持ちは判る。けど子供達の為にも其れを抑え込んで欲しい」
 子供のために、自分の感情を抑え込めと言われ、親ははっとしたようだ。
「だって貴方達が側から居なくなってしまったら子供達の心の傷は二度と癒えなくなっちまうし……何より貴方達の之からの人生もきついもんになっちまう」
「たしかに……、そうですね。わたしは、あの子を守らなければいけない」
「だから、どうかもう一度親として子供達と生きて貰えないか?」
 それまで俯くばかりだった父親が顔を上げる。
「はい。あなた達の言う通りだ。わたしは、あの子の親として生きていきたい」
 その視線の先には、お腹が膨れて微笑む子供の顔があった。
「己を許せぬというのなら、竜が許そう。己を責め続けるのを良しとした上で、我が許し続けよう」
 リューロボロスが子守唄を歌い出す。
 かつて子供だった者たちへ、明日へと続く今だけは休めと。
 優しい歌声が周囲を包んだ。
 それに加え、ルィツァーリが活力を齎すよう、働きかける。
 子供達ほどではないけれど、親である彼らも苦しい助教にいたはずなのだから。
 何をするにしても、飢えて苦しい時に頭は回らないとルィツァーリは考える。悪い方悪い方に思考が向かうこともあるだろう。
 だからせめて、少しでも彼らを癒やしてやりたいという思いから。
 ディアボロス達は、子供だけではなく、親たちまでも気遣い癒やした。
「目覚めた時、ぬしらは我らを忘れていようが。それでも。竜は。ぬしらと共にある」
 リューロボロスの言葉が親の心に染み込んでいく。
「ありがとうございます、皆さん」
 親が子に手を伸ばし、しっかりと抱きしめた。子は安心したように笑顔を浮かべる。
 その様子を見届け、ディアボロス達は帰路についた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2024年03月26日

ヴィボルグ解放作戦

 攻略旅団の提案により、サンクトペテルブルクに集結した大領主の1体『無明卿ウーストレル』の領地である、大領地『ヴィボルグ』の解放作戦を行います。
 ウーストレルの嗜好により、ヴィボルグには、幼児を虐待するように仕向けられた若い親子が強制的に暮らさせられているようです。
 ウーストレル自身は、サンクトペテルブルクに移動していますが、彼は、配下達に命じて幼子の虐待を継続させており、時々、領地を見て回って、悦に入っているようです。
 ウーストレルの命令で集落を管理しているヴァンパイアノーブルを撃破し、虐待されている幼児や、虐待させられているその親達を救ってあげてください。

無明卿ウーストレル

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#吸血ロマノフ王朝
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#ヴィボルグ解放作戦
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#ヴィボルグ


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選択肢『幼児達の救護』のルール

 無明卿ウーストレルが支配していた大領地で虐待され続けていた、幼児達の救護を行います。
 幼児達はいつ死んでもおかしくない状態ですので、手厚い看護が必要になるでしょう。
 幼児達は、虐待により精神的にも追い詰められているので、その心も癒してあげてください。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『親達へのフォロー』のルール

 無明卿ウーストレルによって、我が子を虐待させられていた親達のフォローを行ないます。
 彼らは、罪悪感を感じつつも「そうしなければ殺されていた」状況で、追い詰められて虐待を行っていたようです。
 彼らは、罪悪感などから、子育てを出来る状況では無く、このままでは、救出した幼児達を任せることが出来ないでしょう。
 ディアボロスの言葉や態度で、彼らを立ち直らせ、親子の絆を取り戻させてあげましょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『ノーブルメイド』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

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 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との戦闘『教導卿『トルストイ』』のルール

 事件解決の為に、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破するだけでは事件を解決できないので、戦闘終了後、必要な行動を行ってください。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※このボスの宿敵主は「エルマー・クライネルト」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。