リプレイ
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
※協力・連携アドリブ可
※天狗のお面で目元を隠す
ごきげんよう皆々様
泣く子も脱臼・窒息する略奪者のエントリーですわ♪
先ずは光学迷彩で姿を隠しつつ潜伏場所より敵の布陣と砦の状況を遠目から確認
砦に対してどのように花火を上げるのが良いかじっっっと見つめて検討する
もちろん手元のこれですわよ
ある程度の偵察が済んだところで行動開始
潜伏場所から離れた所でマジックグレネードを爆破して敵を誘導、
誘われた敵をヴィラネスト・アイスブランドで生成した氷剣で頭をブチ刺すように秘密裏に暗殺、
地形に潜みながら砦に向かってマジックグレネードを投擲・爆破を試み
ありったけの花火を投げ入れて差し上げましょう(敵との戦闘に備えて一個以上は残しておく)
砦への攻撃を最優先
ある程度の破壊成功で離脱もしくは味方と合流
離脱時に敵との戦闘になった場合こちらからの攻撃はヴィラネスト・アイスブランドと妖精刀の二刀流斬撃、
敵からの攻撃には1個以上残したマジックグレネードの爆破で撹乱を狙いつつ怯んだ隙を狙っての氷剣による反撃でそれぞれ立ち回る
●海賊砦に殴りこめ
「ごきげんよう皆々様、泣く子も脱臼・窒息する略奪者のエントリーですわ♪」
「そのふざけた姿、ディアボロスか!」
念入りな観察から奇襲。
先手を打って投げ込んだ『マジックグレネード』が爆炎を上げるなか、天狗仮面に目元を隠したナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)を迎え撃ったのは『コンキスタドール・フグ』の甚だ風評被害な返しだった
「あら、コンキスタドールを名乗る割に礼儀がなってませんこと!」
「事実に礼儀も失礼も不要よ! ディアス卿の留守をつく不貞の輩め!」
フグ頭をぷくりと膨らませるアビスローバーの征服者たち、高々と花を掲げる天狗のお面。なんとも言えぬ絵面だが、『妖精刀【カノー】』と打ち合うレイピア捌きは本物。
なるほど、留守を任されるだけの事はある……ナイナは落ちる仮面の影に妖精の力で応戦した。
「氷蒼霊剣!渦巻く殺気溢るる凍れる刃!」
「征服者の軍隊の威容を恐れよ!」
内包した氷の魔力を集積した『ヴィラネスト・アイスブランド』を二刀流に次々と切りつけるナイナに対し、『征服者の軍隊』は数の利をもって応戦する。
フグ各々が構える強固な甲冑、鋭い剣。更には倒しても毒を撒き散らして支援する陣形は熟練のディアボロスたるナイナも容易くは撃破できない強敵だ。
「あら、何か勘違いなされていて? あなたがたのお相手は二の次ですの」
「なにっ……しまった!」
だがそれに拘る必要はない。今回の目標は海賊砦、トルーピス級の相手は突破の手段にすぎず……ナイナが宣言すると同時、時間差の爆発が連鎖した。
「先触れの荷物は届いたようですわね、ではごきげんよう」
爆発に気を取られたフグたちの隙に、一気にナイナは距離を取る。この一撃でケリがつけばいいが、そうはいかないのだ。
慎重に仕切る直すナイナの前方、崩れかけた砦は染みだした触手と粘液が補修を始めていた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
レオアリア・フォルシオン
さて、このまま剣と剣をぶつけ合いましょうか!
ゲオルギウスをアロンダイトに変え、光学迷彩を身に纏い奇襲状態で機先を制した状態で先制攻撃を
毒の剣を穿たれるような隙を水の操作で壁を作り補いながら、一体ずつアビスローバーを切り伏せていく
水の剣を水量を増やして水の剣の形にし、そのまま水の剣をファンネルの様に浮遊し使役して展開
猛毒を仕込んだ剣をファンネルの水の剣で受け止め、その隙に空いている水の剣をアビスローバーの肉体に叩き込む!
他にも、施設破壊戦闘であるなら地元の建材で構築された場所を水の剣を射出して結合を脆弱にして砦を崩壊
そのままアビスローバーが砦の崩壊に動揺した所を隙として攻撃を仕掛けていく
反撃に対しては水の壁を展開し防ぎ、そのまま水の壁から魔弾を射出する事で攻撃を叩き込む
上手く反撃アップを活用したい所ね
このまま、アビスローバーの陣形と戦略を崩壊させて思惑を崩してやるわ!
水の剣となったゲオルギウスを振るい、アビスローバーの群れを殲滅していくわ
「腹にイチモツ、剣には毒。なかなか油断なりませんわ、お気をつけて」
「情報ありがとう、ヴィラネスティズム卿。後は任せて」
歪む大気が交錯し、【光学迷彩】の剣士たちは姿を変えたように入れ替わる。
「さて、このまま剣と剣をぶつけ合いましょうか!」
「ぬっ、貴公は……!?」
距離を取るナイナと後退し、真紅の髪と『征竜真剣『ゲオルギウス』』をなびかせるのはレオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)
その姿を知るか、あるいはまとう空気が伝えたか。『コンキスタドール・フグ』たちは即座に向き直り身構えるが、レオアリアの奇襲は一手速い。
「復元せよ、我が歴史。それは水を以て防衛を司る盾なる聖剣の歴史……」
征龍帝の詠唱に応える愛剣が姿を変える。相さえも変える。
『聖なる流れは、剣の中に湖畔の如く内包されている』
そう、あれかしと出でた姿は膨大な水を一つの刀身に収納・凝縮し形作られた『水の聖剣』。
「ラウンズベイン・アロンダイト!」
「しからば受けよっ、『コンキスタドールの毒剣』一刺!」
迎え撃つはユーモラスな姿から想像もつかぬ、かすり傷すら致命傷になりえるフグの猛毒の魔剣。
レオアリアは二体を一閃。しかし一体のフグが切り結び、脇腹の隙に更なる一体の刺突が迫る。
「……その復元を以て我は水の巨壁を剣とし、攻防一体で敵を斬滅する」
「み、水がっ、うおぉぉ!」
だが瞬間、剣が爆ぜた。刀身に内包された大量の水がレオアリアの意志に展開、無数の水の聖剣となって飛び散ったのだ。
かすめる毒剣は鍔ぜりあう中で毒を現れ、わずかに血を流すのみ。返す反撃の刃で切り捨て、そのままレオアリアは水の剣を砦に向けた。
「あそこね……貫き、崩せ」
「狙いは……建材かっ」
フグたちも気付いた狙う先、それは海賊砦に結合された現地の建材。石や木の壁は強固だが、再生の力はせいぜいが粘液を固めて覆うだけ。一度剥がせば直すことは早々できない。
「た、退避ーっ!」
中か、外か、アビスローバーたちの悲鳴が聞こえる。
激流が粘液をも押し流し、支えを失う砦が崩れる。
「仕上げは上々……このまま、アビスローバーの陣形と戦略を崩壊させて思惑を崩してやるわ」
宝を担いだアビスローバーを追うか、向かい来る大柄なアヴァタール級に立ち向かうか。レオアリアは次の段階へ向け、素早く作戦を巡らせた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
ジェーン・コーネリアス
ふんふん、バルトロメウとカテリーナは盟友。ただしバルトロメウは不在でカテリーナが一方的に戦力を供出中と
カテリーナとアン・ボニーは特に険悪だって話もある
くっくっ、つけいる隙が見えて来たね
機嫌よく砦を歩き、騒ぎが起きているところへ向かおう
宝を運び出そうとするシャークパイレーツと出くわしたらピストル「Badhbh」を突き付けるよ
Ahoy!仕事中のところ悪いね。
その運んでいる宝。ちょうど僕らもそれが欲しいと思ってたんだ
大人しく宝を置いていくなら命までは取らない。嫌だって言うならどんな手段を使ってでも頂戴する。どうする?
攻撃を仕掛けてきたり逃げたりする様子を見せたらこっちも攻撃しよう
海賊砦の床を蹴って跳び上がり『炸華流星』。炸裂する弾丸でシャークパイレーツを逃さず仕留める
反撃に向かってくる奴がいれば左手でカトラス「Mórrígan」を抜き、滅茶苦茶に振るわれるカトラスを切り払って防御し、近距離から炸華流星を撃ち込もう
倒したら黄金の獣の像を回収
ありがたく頂戴するよ
●海賊砦のお宝を奪え
「バルトロメウとカテリーナは盟友。ただしバルトロメウは不在でカテリーナが一方的に戦力を供出中……で、カテリーナとアン・ボニーは特に険悪だって話もある」
瓦礫を踏み越えて海賊砦に乗り込むジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)は得られた情報にふんふん、と流れる水髪を弾いて散らす。
「くっくっ、つけいる隙が見えて来たね?」
考えをまとめ、海賊砦を飛び出したアビスローバーたちを見やるジェーンに、アクアスライム『おたから』が一つの群れにぽいんと跳ねた。
「急げ! カテリーナの姉御の船だ!」
「これだけでも守らねーとカミナリじゃすまねぇぞ!」
二人がみたのはすたこらさっさと逃げ出す『下っ端鮫・シャークパイレーツ』の一団……大事そうに抱えた包みから漏れる黄金色の光
見つけた、獣の黄金像……ジェーンの行動は早かった。
「げっ!?」
「Ahoy! 仕事中のところ悪いね、その運んでいる宝、ちょうど僕らもそれが欲しいと思ってたんだ。大人しく宝を置いていくなら命までは取らないが、嫌だって言うなら……」
『おたから』をほおるや一気に詰め寄り、手にした『Badhbh』ピストルの黒い銃身を突きつけてホールドアップ。
動けば打つと無言に伝える銃爪に置いた指へ、シャークパイレーツもおっとり刀で剣を抜く。
「やってみろコラー!」
「だろうね! じゃあ吹き飛びな!」
海賊の流儀に従い、めったやたらに振り回される『舶刀斬撃』、反撃の銃撃。一対多の激しい攻防を繰り広げながらジェーンは跳躍、銃口から『炸華流星』が放たれる。
「ぐえーっ!?」
「てめっバルトロメウのカシラにどつかれてぇか!? ひるむなぁぁぁ!!」
着弾と同時にはじけ飛ぶ銃撃の衝撃波が凪ぎ倒す。
だがシャークパイレーツもさるもの、仲間たちを壁に身と宝を守った後衛が殺到するのに、ジェーンは逆手でカトラス『Mórrígan』を引き抜く。妖しく漏れる魔力が粗雑なシャークパイレーツの剣と打ち合い、艶やかな青い火花を散らした。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
仲村・裕介
(トレインチケット)
「クソッ、かくなるうえは!」
次々と切り倒されていく『下っ端鮫・シャークパイレーツ』たち、縦横無尽に進撃するジェーンを前にお宝を担ぐ一団は素早く決断した。
「ここは任せた、兄弟!」
「あっ、コラテメー!」
すなわち後退、敵前逃亡である。
「ハッ、海賊を名乗るには甲斐性ないんだね!」
勿論見逃すはずもなく、目前のシャークパイレーツを切り倒したジェーンが逆手で拳銃を連射。
一体倒れ、二体、三体……数を減らしながらもシャークパイレーツの逃走は止まらない。宝を担いだ者を倒しても、取り落とした荷はすぐ生き残りが引き継がれてしまうのだ。
「お待たせしました! 全力でサポートしますから、後ろ……いえっ、『前』は任せてください!」
このままでは振り切られる……そう思われたとき、振ってきた仲村・裕介(人間のワールドハッカー・g08579)の声が周囲を変えた。
「なんだぁ、一人……イデデデッ!?」
「ふわふわしてるからと飛びついたりするとズタズタになっちゃいますよ」
現出した光景は無数のタンブルウィードが転がる『タンブルウィード・ラビリンス』だ。服越しでも刺さる枯れ木の棘にシャークパイレーツの足が止まる。
瞬間、脳天に銃弾が突き刺さる。
「助かったよ、青年!」
「いえいえ、ジェーンさんたち英雄が如きディアボロスと一緒に戦えるなんて、ボクの方こそ光栄です」
一礼する裕介を怪訝に見ながらも、そうかい、と笑うジェーン。
周囲には残り少なくなったシャークパイレーツと地面に落ちた黄金の獣の像。さぁ、あと一押しだ。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【迷宮化】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
味方との協力・連携・アドリブ可
まあ!どこへ向かわれるのかしら?
みっともないですわよ
光学迷彩で姿を隠した状態で敵に問いかけてからの奇襲
目ぼしいお宝がそこにあるみたいですが先に後腐れのないよう殲滅しておきましょう
ヴィラネスト・レイジモードで魔散弾銃による突撃をかけつつ黄金像とやらの回収を試み
黄金像の回収を行う敵を最優先、こちらで回収後は像を奪われぬよう守りを徹底しつつ奪還を試みようとする敵を反撃(反撃アップ込み)で潰していく
敵からの攻撃から敵群の士気を読み取り、それを潰せるように徹底的に叩いていく
戦意喪失の兆しがあれば尚結構、
本当にみっともないですこと
今すぐご退場願いますわ
敵からの攻撃は無闇矢鱈の太刀筋を避けにくいと踏んでマジックグレネードの投擲爆破での相殺を狙う
爆風で目眩した直後に至近距離からその顔面及び口に向けて魔散弾銃の貫通撃を味わっていただきますの
なんなら上手に捌いて差し上げましょうかしら?
明日の新宿島にはフカヒレのお吸い物が並びますわよ
安価でね
オホホホホ!
「まあ! どこへ向かわれるのかしら? みっともないですわよ」
「うわっ、ひぃっ!」
それでも何とかタンブルウィードの迷宮から脱出を図る『下っ端鮫・シャークパイレーツ』
だがその出口に待っていたのは脱出の幸運を後悔させる、【光学迷彩】から現れたナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)の笑顔だった
「おっ、そっちも片付いたのかい。手間かけるね」
「ええ、お陰様で。留守預かりの長を残すところですけれど……その前に片付けておいた方がよろしいかと」
「えぇ……えぇぇぇいっ、クソがぁぁぁーっ!」
宝物を抑えたジェーンたちと軽口をかわすナイナは、ヤケクソじみた勢いでカトラスを振り回して来るシャークパイレーツへと『魔散弾銃【BS12・ハイドラ】』を突きつける。
「本当にみっともないですこと、今すぐご退場願いますわ」
突進を阻む高周波の散弾が下っ端鮫たちを打ちぬき、地面を抉る。
「ウオラッシャァァァァァーッ!」
それでもなお、ゴッソリと肉を削られ、飛び出した頭をへこませながらも肉薄する気迫はくさってもクロノヴェーダ、アビスローバーの気概か。
ナイナは反撃の舶刀斬撃を一撃かわし、二撃目を魔散弾銃の銃身で阻む。
捨て身の突進の傷は浅いが、これで銃は抑えられてしまった……では、どうするか?
「無闇矢鱈の太刀筋は避けにくいですこと……では、やめましょうか」
「何をっ、ふぉっ!?」
ためらいなく、ナイナは銃を手放すと身を引いた。さては臆したか、突破のチャンスかとシャークパイレーツは前のめりに突っ込む。
そこに置き捨てられた、『マジックグレネード』の爆発に向かって。
「まっ、前が! どっちだ、前が見えねぇ!」
「あらお上手。なんならそのまま捌いて差し上げましょうかしら? 明日の新宿島にはフカヒレのお吸い物が並びますわよ」
目をやられたシャークパイレーツに対するナイナは、無手になりながらも一切恐れず、ひるまない。凱閃令嬢の最後の武器は常にその手にあるのだから。
「加虐憤怒!傷痕残る逆さ鱗を撫でられた悪女の乱暴狼藉!」
「シャァァァァァァーック!?」
内に溜めた怒りの感情を爆発させる『ヴィラネスト・レイジモード』
カミソリの如く研ぎ澄まされた淑女の手刀は刺身包丁さながら、一挙一側にしてシャークパイレーツたちを三枚におろしていた。
「御見事! こりゃあ出る幕なかったね」
「ええ、さすがは……いえっ、まだです!」
宝の黄金像を拾い上げたジェーンと、それに拍手で同意する裕介。これで一件落着か……思われた空気を裂いて立つ巨体。
ナイナは残心の構えのまま、油断なくその姿へと身構えた。
「いや見事見事……脱出もやっとで、救援の暇もありませんでしたよ」
「褒め言葉にもなりませんわ、そちらこそ逃げ遅れて潰れていたのでなくて?」
皮肉と毒舌、雅な言葉づかいで現れた『マンコ・インカ・ユパンキ』にナイナは舌戦のジャブを放つ。
こいつはただものではない。炎燃やす黄金の手を掲げた王のアビスローバーに、ナイナも引いた拳を構えなおした。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
●決戦ユパンキ
「砦のみならず宝物、ディアス卿より預かった部下までとは痛恨の極み。かくなるうえは……」
「上も先もありはしないわ。アナタもここで終わり……さぁ、征龍の竜滅を味わいなさい!」
ゆらり、構える『マンコ・インカ・ユパンキ』にレオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)はにべもなく、そして迷いなく己の力を掌に掲げた。
「復元せよ、我が歴史。それは水と共に奇跡を成す黒翼の歴史……!」
喚びだす力は『黒翼は水と晶の聖蹟と共に嵐となる』、水晶の剣を手にして一薙ぎすれば、黒く染まった翼から無数の羽根が機関銃めいて放たれる。
一発一発が対物ライフルをもしのぐ『水』の概念の猛攻に、ユパンキが構えるのは対照的な体一つ。
「なるほど、なるほど、征龍帝の名に偽りなし。しかしてっ!」
「このちから……そうかっ、炎の!」
パン、と他界音を鳴る。逆手の掌に拳を打ち付ける包拳の礼を合図に、むっちりと隆々な体が燃え上がる。炎と化して、羽根の射出を受け止める。
「我こそ、皇帝なり!」
焼き払い、逆撃。偉大なる祖先と神の力を借り受け、炎と化した南米の王朝の簒奪者は手刀を水晶の剣へと叩きつける。
「簒奪の歴史の帝が、片腹痛いわ! わたくしこそが世界の頂点!」
「ならば、示してみせれればよろしかろう!」
炎と水、掌と水晶の鍔迫り合いは互角。衝突に砕けながらも振り抜いたレオアリアの剣はユパンキの拳を落とし、また同時に半身を炎に包まれる。
激突は痛み分け。しかし、長期に見ればそうではないのもレオアリアは素早く読んでいた。
「我が腕一つ、いかがでしたかな。征龍帝?」
「評価を覆すには至らないわね、未だ」
役目を終えた水晶の剣が消滅するが、ユパンキの腕には燃える炎が拳を作る。
ユムシの再生力と炎の不死性。この厄介な組み合わせを破るのは、なかなかに骨が折れそうだ。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ジェーン・コーネリアス
へぇ、やるね
襲撃にあったらすぐに宝を安全な場所に持ち出す手際もよかった。部下の躾はもちろんだが、腕の立つ配下もいるようだね
中々やり手じゃないか、この砦の主だっていう「フランシス・ドレーク」は。
わざと上司の名前を間違えた上で、アヴァタール級が何か反論をする前に言葉を重ねよう
フランシス・ドレークっていえば掟に厳しい大海賊って聞いてるよ
僕も掟にはこだわりがあってね
規律正しい警備、宝を優先する忠誠は掟なしじゃ得られない。自由と言えば聞こえはいいが、抜け駆けを良しとするバルトロメウ・ディアスのような海賊の下じゃそうそうこうはいかないだろう
と、フランシス・ドレーク配下と勘違いしているフリをしつつ相手を持ち上げよう。
フランシス・ドレーク配下とバルトロメウ・ディアス配下の仲が悪いことはわかってる
聞いた相手が反論するためにフランシス・ドレークの部下の悪いところなんかを挙げ連ねてくれると嬉しいね
●海賊と海賊、引き出される心意気
「へぇ、やるね」
演舞めいた『マンコ・インカ・ユパンキ』とレオアリアの一挙一側をにらみ、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)は感嘆の声を漏らした。
両腰に吊るした白黒の拳銃『Nemain』『Badhbh』へと手をかけつつ、しかしチャンスを図るのは戦うためでなく。
「襲撃にあったらすぐに宝を安全な場所に持ち出す手際もよかった。部下の躾はもちろんだが、腕の立つ配下もいるようだね」
「おほめに預かり大変光栄……などと言うとでも?」
「いや、ただ思うままの言葉だよ。僕も掟にはこだわりがあってね……中々やり手じゃないか、この砦の主だっていう『フランシス・ドレーク』は」
投げかけるのは必殺のカマかけ。黄金の右腕を今にも叩きつけんとしたユパンキがピクリと動きを止める、その反応をジェーンは見逃さない。
「何と?」
「驚いたかい? 仕掛けるくらいだ、それくらいは調べたさ。フランシス・ドレークっていえば掟に厳しい大海賊って聞いてるよ。規律正しい警備、宝を優先する忠誠は掟なしじゃ得られない。自由と言えば聞こえはいいが……」
かかった。
ホルスターから手を放し、脅威ではないと見せかけながらジェーンは続ける。もちろん全て、分かったうえでのブラフだ。
「……抜け駆けを良しとするバルトロメウ・ディアスのような海賊の下じゃそうそうこうはいかないだろう?」
同意を求められたユパンキも、拳を解いて腕を組む。
興が乗ったか、あるいは逆か……。
「ふむ……なかなかお上手なことです、女海賊。ジェネラルの命令といえ、どうせ従うならば気持ちの良い大海賊の手下でいたいもの。そして私もそうありたいもの」
「だろう?」
「しかし真の海賊と、海賊もどきの区別もつかぬ愚か者は論外にすぎますね……それが本心なら、ですが」
ぴっと組んだ腕から黄金の人差し指が持ち上がり、拒絶を告げる。どうやら一筋縄ではいかないらしい。
あるいはもう一度くらいは何か仕掛けられるかもしれないが……どうするか。ジェーンはいつの間にか乾いた唇を、そっと舌で湿らせた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【通信障害】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
ジェーン・コーネリアス
肩をすくめて首を振ろう
やれやれ、降参だ。こういうことは君の方が上手らしい
僕の負けだよ、君から話を聞き出すのは諦める
あぁ、でも誤解しないで欲しい。掟へのこだわりは本心だ
抜け駆けに関しちゃ別の海賊同士の争い、そこを咎めるつもりも権利も僕にはないけどね
僕ら人間の海賊にとっては船長よりも掟が重いのさ
少なくとも僕にとってはね
くっくっ、話が長くてすまないね
それじゃあやろうか!
右手にカトラス「Macha」左手にピストル「Nemain」を構え、『海嵐の極み』を使う
カトラスとピストルの連撃でユパンキを攻撃する
ユパンキに腕が立つって言ったのも本心だ
ここまでに積み重ねた残留効果は【反撃アップ】が多数だし、焦って戦いを決めにいくのではなく、着実にダメージを積み重ねよう
炎となっての一撃は受け止めるのでなく【反撃アップ】で攻撃の動きを悟り、身を逸らして傷を抑えてすぐに反撃に出る
舌戦じゃ負けを認めたけど、こっちじゃ負けるつもりはないよ!
「……やれやれ、降参だ。こういうことは君の方が上手らしい」
わずかばかりの思案の後、ジェーン・コーネリアス(pirate code・g10814)は肩をすくめて首を振った。
「僕の負けだよ、君から話を聞き出すのは諦める」
「ほう。潔い方は好きですよ、では……」
やり取りに優位を確信したのか、その様子に『マンコ・インカ・ユパンキ』が動く。再び炎と化した腕がつかみ、焼き尽くさんと伸びてくる。
「ぬうっ!」
「あぁ……でも誤解しないで欲しい。掟へのこだわりは本心だ」
だがしかし、瞬間にユパンキの腕が飛んだ。
まさに一瞬、すくんだ俯きの姿勢からジェーンは両手に銃と剣を抜き放ち、跳ね戻す体のバネで振るったのだ。
「くっくっ、話が長くてすまないね……それじゃあやろうか! 僕ら人間の海賊にとっては船長よりも掟が重いのさ、少なくとも僕にとってはね」
「お行儀のいい事です! 実に……弱きものにふさわしい!」
カトラス『Macha』の赤刃が落とした腕が一瞬にして戻る。
『我こそ皇帝なり』と、クロノヴェーダらしい身勝手な暴虐が、彼らの理屈と共に襲いかかる。
「もう一つ、腕が立つって言ったのも本心だ。けどねっ!」
それでもジェーンはひるまない。
ユパンキの反撃が届くわずかな時間で『Nemain』を連射。白の銃身が跳ね上がるたび、炎が揺れて乱れていく。 それが厳戒に達した瞬間、ジェーンは膝を曲げて身を反らし、大きくのけぞった。
「舌戦じゃ負けを認めたけど、こっちじゃ負けるつもりはないよ!」
炎がジェーンの衣装を炙り、身を焼き焦がしていくが、転回。溜めたバネを解き放ち、体をひねりトリガーを引く。
高められた【反撃アップ】の残留効果が反撃を減じさせ、最小限に抑え込む。更に踏み込み、連射、連撃。これぞ『海嵐の極み』なり。
「剣と弾、好きな方で斃れていきなよ!」
「うおぉぉぉぉっっ!?」
再び、二度目より深く切り落とされた片腕にユパンキは今日、初めて脅威を叫んだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
レオアリア・フォルシオン
ええ、略奪を掲げる割には中々に統制が取れているじゃない――其れは断片の王たるコロンブスの統制下にあるからかしら?
略奪を感情エネルギーとする海賊・航海士型のクロノヴェーダ
そして大航海時代における『王』たる偉業を成した人物
その中で断片の王たる資格を持つのはフランシス・ドレイクともう一人――
――新大陸の発見者にして新大陸の蹂躙者、コンキスタドールの中のコンキスタドールたるコロンブス
中南米を支配するというなら、これほど皮肉かつ相応しい者もいないじゃない
コロンブスが略奪でエネルギーを蓄えているのは、北進……『空想科学コーサノストラ』って知っている?
そこに攻め入り新大陸を統一する為じゃないかしら?
アメリカ大陸を発見したコロンブスの存在を奪ったクロノヴェーダなら、アメリカ大陸全土統一に執着してもおかしくない
いずれにせよ、少しは北米のディヴィジョンについてはわたくしも情報を握っているのよ?
口を割らせてみなさいな
そう言って剣を突きつけ、挑発する
●舌戦と再戦
「これで仕切り直しね、略奪を掲げる割には中々に統制が取れているじゃない」
「謙遜とは征龍帝がらしからぬ事を……それとも、何か狙いがおありで?」
ジェーンの作った隙に息を整えるレオアリア・フォルシオン(フォルシオン統一王朝初代皇帝『征龍帝』・g00492)が突きつける征竜の剣に、『マンコ・インカ・ユパンキ』は意図を図るように構えを崩さない。
だがそれでいい、レオアリアとしては望むところだ。
「いいえ、ちょっと考えていたの、その精強さの由来……其れは断片の王たるコロンブスの統制下にあるからかしら?」
「ほう?」
二、三合と切り結ぶ剣と拳、投げかけた言葉に対するユパンキの反応をレオアリアは食いついたと判断する。
「略奪を感情エネルギーとする海賊・航海士型のクロノヴェーダ。そして大航海時代における『王』たる偉業を成した人物、その中で断片の王たる資格を持つのはフランシス・ドレイクともう一人――」
それは新大陸の発見者にして新大陸の蹂躙者、コンキスタドールの中のコンキスタドールたるコロンブス、その人なのではないかと。
確かに中南米を支配するというなら、これほど皮肉かつ相応しい者もいないかもしれない。
「であれば……どうすると?」
「コロンブスが略奪でエネルギーを蓄えているのは、北進……『空想科学コーサノストラ』って知っている?
そこに攻め入り新大陸を統一する為じゃないかしら? アメリカ大陸を発見したコロンブスの存在を奪ったクロノヴェーダなら、アメリカ大陸全土統一に執着してもおかしくない……」
コーサノストラの情報は恐らく自分たちが最も知っているだろう。そうでなくとも他のディヴィジョンの情報は手が出るほど欲しいはず。
差し込まれる黄金の手刀を払い、赤い風となって跳ね退いたレオアリアは、さぁどうすると指先で手招きして見せる。
「いずれにせよ、少しは北米のディヴィジョンについてはわたくしも情報を握っているのよ? 口を割らせてみなさいな」
「論外ですねぇ……征龍帝ともあろうものが口から出まかせで何か情報を得ようとは、失望しますよ」
結論から言えば、ユパンキはそれに応じる事はなかった。
かのアビスローバーの口調からはハッキリと呆れ、軽蔑、侮りが伝わってくる。
「そう……ありがとう、でまかせにのってくれて」
「む……」
だがレオアリアからすれば十分だ。でまかせだろうが、推理だろうが、反応してくれた時点で最低限の目標は達成できた。
ユパンキの様子からして答えはハッタリでも嘘でもない。つまり彼が知る限り、少なくとも現状のアビスローバーが北アメリカ方面の侵攻を考えていない事、コロンブスのクロノヴェーダが断片の王でない事は確定したわけだ。
「アーサー王にヴィルヘルム2世、安倍晴明……その時代で断片の王たる偉人の候補はそう多くない。それが一つ、減らせたなら十分」
「なるほど……これは前言を撤回せねば」
最早一言たりとも対話は無用。拒絶の拳を突きつけるユパンキの姿は、そのままレオアリアの成果を示していた。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【通信障害】がLV3になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
日野宮・陽菜
(トレインチケット)
「少々おしゃべりを楽しみ過ぎました、そして侮りすぎたようです……!」
炎が燃える、炎と変わる。偉大なる祖先と神の力が『マンコ・インカ・ユパンキ』を燃え上がらせ、無数の火弾をあたりにまいていく。
「す、すごいです……これが、黄金の皇帝の力……!?」
「いかにも、我こそは征服者。我こそ皇帝なり! 先刻の屈辱は焼き払う血肉にて払わせていただく」
ステップを踏みかわす日野宮・陽菜(恒真式遊侠・g10615)が思わず感嘆をもらす。誇らしく応えながらも、ユパンキの踏み込みは揺るがない。
破壊と死が一瞬にして陽菜に迫る。
「だめっ、小刻みにかわしたら間に合わない!」
しくじった。振り下ろされる炎の拳に陽菜は後悔する。一瞬の駆け引きが勝負を分ける逆説連鎖戦で、彼女のトライアンドエラーの姿勢は不利が否めない。
だが、いやそれでも。
「では……行きます!」
焦りの引いた声に戸惑うより早く、衝撃がユパンキを跳ね飛ばす。
一体何が起きたのか?
「間に合わないなら、すべて壊塵に帰すまでです……!」
中国拳法はその気の爆発を勁と呼んだ。そして陽菜が放つは『発勁・瞬塵』
気勢の不利をも覆す、高速移動による全方位からの発勁連打である。不利を背負ってなお戦い続けた陽菜の技量に、十分に蓄えられた『反撃アップ』が加われば、後の先は可能なのだ。
「まだ、侮っていたというのですか……!」
「いえ、その力は恐ろしい……すごいものだと思います。それはそれとして、倒すのです!」
炎を剥がれたユパンキの呻きに、息を整えた陽菜はきっぱりと宣言した。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【水面走行】がLV2になった!
効果2【ダブル】がLV2になった!
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
ネメシスモード「覆面ドライバー717号」発動!
味方との協力・連携・アドリブ可
長々とお話しされるとは待ちくたびれましたわよ
寝ている者を起こしなさんな
ドレスを脱ぎ放ちボディースーツを露わに、
ネメシスモード発動のサインとしてスーツに赤いラインを走らせながらパラドクス製の赤いマフラーを発現させれば天狗のお面を装着して「変身」
地獄から来た令嬢・覆面ドライバー717号!
敵が触れたものを黄金にする右腕で行くのであればこちらも拳とフェアリークラッチで相対
右腕の攻撃にこちらの両腕両足が触れないように極力回避を心がけながら反撃アップを介した反撃を狙う
隙を見てはダメージアップと能力値アップと命中アップを込めたフェアリークラッチで妖精の幻影と共に相手にキャメルクラッチを食らわせに参ります
腕に触れなければ全身煌びやかにならずに済むのでしょう?
たとえ触れてしまったとしても構わず馬乗りになって顎を上げさせて「極め」ればよろしくてよ
腕振りばかりで背筋の強化を怠った己が罪を贖ってくださいな
フハハハハ!
「長々とお話しされるとは待ちくたびれましたわよ!」
ばっさりと切り捨て、ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)ナが飛ぶ。いや、ドレスが飛ぶ。
「へっ、変身ですか!?」
露わになるボディスーツに陽菜が思わず合いの手を入れる。
鮮血が沸き立つよう走る赤のライン。それが首元より伸びてマフラーと化せば、ネメシスモード発動のサイン。
「地獄から来た令嬢・覆面ドライバー717号!」
「なんとぉぉぉーっ!?」
天狗の面を装着してポーズを決めるナイナの闘志に半ば飲まれ、しかしなお燃える拳を打ち込むは『マンコ・インカ・ユパンキ』の皇帝たる自負ゆえか。
「ならば受けなさい、荒ぶる妖精の涅槃固技!」
「ヌッ、いつの間に! しかしぃぃぃ!」
拳が届くかどうかという瞬間、ユパンキをつかむのは背に乗った妖精……らしき存在。
エビ反りに固めんとする『フェアリークラッチ』の力に体をひねり、身をかわしてユパンキの拳がナイナに迫る。
かすめた『黄金の右腕』が面よりこぼれた金髪を数房、色はそのままに脆く吐かない黄金の糸へと変えた。
「ぐうぅぅぅぅぅ!?」
「腕に触れなければ全身煌びやかにならずに済むのでしょう?」
だがナイナの体捌きは更に速い。地に打ったヒールを軸に九十度回転、伸びるユパンキの体に回り込み、両手が肩をしっかとかかえる。
「腕振りばかりで背筋の強化を怠った己が罪を贖ってくださいな! 麺に餓えたる妖精の、機矢滅留・苦落血!」
「入りましたっ、ツープラトンです!」
妖精とナイナ、二人がかりのダブル・キャメルクラッチ!
陽菜の上ずる声援を受け、全力で締め上げられたユパンキにできる事はもはや悲鳴を上げるのみだ。
「ぬあぁぁぁぁぁーっ!?」
「フハハハハ! カウントォ!」
3、2、1。
バンバンと地を叩くユパンキの腕がゴングの変わりだ。最後の悪あがきが地面を叩くと同時、崩れる砦を追うがごとく、ゴキリとユパンキの首と背骨はへし折れていた。
「だからいったでしょう。長々とお話など……寝ている者を起こしなさんな」
さっそうとドレスを羽織るナイナの振り返る先、崩れ落ちた海賊砦とアビスローバーたちから、それにこたえる声は一つと上がらなかった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!