知恵者や否や(作者 一条もえる
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#蹂躙戦記イスカンダル  #バビロン北方攻略前哨戦  #バビロン  #惨憺たるムシュフシュ  #妖艶なる魔豹使いシトリー 

「バビロン北方に偵察を行なった結果、彼の地を拠点とする亜人がバビロンの奪還を試みていることが判明したわけですが……」
 許・伯隼(人間の無双武人・g03617)は僅かに眉を寄せ、顎を撫でる。
 亜人というのは、惨憺たるムシュフシュのことである。油断がならぬことに、このジェネラル級は『TOKYOエゼキエル戦争』から流れてきたアークデーモン・妖艶なる魔豹使いシトリーと戮力し、こちらを窺っているのだ。
「すでに我々は、敵の軍営に対して攻勢をかけています。が、まだ十分とは言えますまい。
 バビロン奪回を目論む敵の師旅を撃破できれば、両ジェネラル級に対して決戦を挑むことも可能となるでしょう。
 さらなる攻撃をお願いしたい」
 と、伯隼はディアボロスたちを見渡す。

 現在、亜人どもは各所に軍営を設けて待機しつつ、偵諜を放ってこちらを窺っているようである。こちらの動静が判明次第、軍をまとめて進撃する目論見であろう。
「細流も、ひとつになれば巨岩を動かします。その前に撃破してしまいましょう。
 偵察を行なっているのは、スプンタ・マンユどものようです」
 伯隼は各所に丸が描かれた絵図を示した。その丸が、敵の軍営である。
 その傍らに、サラサラと何かを描き始める伯隼。それは両手が翼となった、猛禽の亜人であった。
「この者どもは軍営の周囲を巡回しております。こちらの動静を窺っているのも、こやつらかもしれませぬ」
 まずはこの敵を撃破するのが最優先であろう。が、襲撃を軍営に伝えられては、敵は万全の態勢でこちらを待ち構えることになる。そうなれば、苦戦は必至である。
 伯隼はさらに、絵図に示された丸のひとつに力強く✕印をつけた。ここが、今回襲撃する軍営である。
「敵の軍営は急ごしらえなためか、いくらかの柵が設けられているほかは防衛に適したものではありませぬ。
 ただ、辺りは開けた荒れ地であり、木々がありませぬ。途中までは、岩陰に身を隠す事ができるでしょうが……」
 軍営そのものはいくぶん高くなったところに設けられているため、最終的には敵の前に姿を晒すことになってしまう。
 そうすればやはり、敵は万全の態勢でこちらを迎えるであろう。
「敵の目に映らぬよう、ひと工夫が必要ですな」
 伯隼はディアボロスたちの頭から生まれる策を楽しむように、目を細めた。

「シトリーは、バビロン湖からディヴィジョン境界を渡って『最終人類史』に、向かうことを考えているのでしょう。ムシュフシュにとっても、バビロン奪回という業績は喉から手が出るほど欲しいもののはず。
 今のところ、その周辺で霧の発生は確認されておりませんが……」
 伯隼は思案するように顔を上げ、顎を撫でる。
「現在、我々はインド、トルコ・ギリシア方面、南イタリアと、各所で攻勢に出ております。
 が、ここでさらにバビロン北方に進出するには手が足りませぬ。
 ここで一度、今後の経略を思案する必要がありますな」

「進軍の命令はまだ来んのか」
 師旅を預かるブケファラスは不満そうに顔をしかめ、大きな鼻息を漏らした。
「は。その間に、ディアボロスどもの出方を窺う、スプンタ・マンユらを放ち……」
「知らん、知らん。命令が来るまでは適当にやっておけ」
 進言しようとしたオーガコンスルどもの言葉を遮り、ブケファラスは天幕の中に消えていった。
「やれ、やれ」
 「『蹂躙戦記イスカンダル』いちの知恵者」を自認するオーガコンスルどもは肩をすくめながら、禿頭を叩く。
「致し方あるまい。実際のところ、退屈な日々だ」
「左様。単騎で駆け出さぬだけ、ブケファラス様も辛抱しておられる」
「ははは……」
 笑いを収めたオーガコンスルどもは、
「そこにいくと、さすがに我ら知恵者よ。スプンタ・マンユを差し向けて、油断なく周囲を窺っておる」
「バビロンを奪い返せば、我らの望みも思うがままよ。乾杯!」
 オーガコンスルどもは杯を掲げ、シトリーに差し入れられた酒食を存分に楽しむ。
 安心しきっているオーガコンスルどもの知恵とは、そのようなものであった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【通信障害】
2
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【防空体制】
1
周囲が、飛行する存在を察知しやすい世界に変わる。ディアボロスが屋外を飛行中の敵を発見するまでに必要な時間が、「効果LVごとに半減」する。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

一条もえる
 こんにちは、一条です。
 バビロン北方に駐屯する敵軍に対して、さらなる攻勢をかけていきましょう!
 まず選択肢②が鍵となるでしょう。軍営の周辺を窺うこの兵どもを、うまく軍営から引き離して撃破してください。一見すると物腰柔らかで悠然とした亜人どもですが、しょせんは殺戮を好む邪悪な性質は隠せません。
 この兵を放置、あるいは手こずるようであれば、皆さんの接近が軍営に知られてしまいます。そうなると、次の選択肢はかなり不利になるでしょう。
 次に選択肢①は、軍営に籠もる兵どもとの戦いです。敵は完全に惰気に包まれており、奇襲する形がとれればかなり戦いは有利になるでしょう。
 しかし、軍営は高台にあり、普通に接近したのではすぐに知られてしまいます。襲撃する時間、地形、その他いろいろを考慮して策を練ってください。例えば「【戦闘知識】でいい方法をとる」と仰られても、そのいい方法がどんなものなのかわからず困ってしまいます。文章で「いい方法」をお知らせください。この選択肢に限らず、いつものことですが。

 では、よろしくお願いします。
 いつも感想、ありがとうございます。一言でも長文でもとても励みになりますので、よろしければぜひ。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ハーリス・アルアビド
周辺一帯に死角となる建造物や木々はないようですね。周辺の景色に馴染みやすい布をまとい、地面のわずかな凹凸など【地形の利用】を行いましょう。風下を移動できればよいのですが、難しい場合は地面に低く伏せてできる限り発見しにくいように移動します。

殺戮の神にして秩序もたらすセクメトよ、お力添えを。祈りを捧げ【幸運】を願い、この戦に勝利を。
【光学迷彩】を併せて身を隠したまま敵の様子を【偵察】し、巡回やスプンタ・マンユ以外の敵が互いの居場所を確認する行動などがないかを見極め、互いの視線と距離が離れた瞬間を見計らい静かに後退します。
起きる砂塵にスプンタ・マンユが反応するように、あまり大きくならぬよう調整しながら距離をあけましょう。

十分な距離があいたら【残像】を生み出す速度で駆け、舞い上がる砂塵を【風使い】でより巧みに操り【残像】と合わせ砂の幕としながら【残像】を囮に死角へと回り込み、【不意打ち】で【セクメトへの請願】を放ちます。


近衛・千歳
イスカンダルね。随分古い歴史のディヴィジョンもあったものだ。ただ地名が同じだけで色々滅茶苦茶になってるみたいだけど。早く元通りに戻さないと。集めた情報だけでも凄く怒る要素いっぱいだし。特に子供の親としてはね。

バビロン。奪還するのに凄く苦労したと聞いた。だからこそ、奪い返されるのは避けたいね。

侵入先の軍営は高台にあって余程注意しないと姿丸見え、周囲には隠密に向く地形や障害物はほぼ無し、と。性質はどうあれ、さすが軍団だね。一筋縄ではいかないか。まず、巡回している連中をどうにかする必要がある。

軍営の周りいるってことは行動範囲は荒地かな?まずは黎明の導きで動いている集団確認。もちろん岩陰から。夜に作戦実行。【狐変身】で敵の行動範囲へ。パラドクス使えないけど、荒れ地走って高台から距離取らせることはできると思う。狐一匹いるのはあからさまに怪しいしね。

十分距離取らせたら【狐変身】を解き、【残像】【ダッシュ】で降下位置を絞らせないよう立ち回りながら黎明の導きの【連射】で撃ち落としていく。


ジズ・ユルドゥルム
「スプンタ・マンユ」…。よりにもよってその名を亜人が簒奪するとは。
善なる神も、奴らに改竄されればただの群れる禽獣か。
亜人らしいやり口だ。

気に喰わないが…奴らの性質は、敵を誘い出すには役立つ。
禽獣どもの殺戮を好む性質を利用し、本陣から引き離して撃破を狙おう。

【防空体制】で上空を警戒しながら
仲間と歩調を合わせ、岩陰に身を隠して進む。

警備の禽獣が私を視認できる距離まで近づいたなら、岩陰から一瞬姿を現し、逃げるようにしてすぐ隠れる。
私が一般人…すなわち弱い獲物かどうか確かめるため、奴らがこちらへ寄ってくるよう仕向けたい。
…亜人の性質を持っていれば、狩りを楽しむ機会を看過するのはおそらく難しいだろう。

敵を誘い出せたなら、姿を現し「炎天の巡」を起動。
「守護者の戦斧」を上空の敵へ投擲し、回転する斧によって痛撃を与よう。
報告に戻ろうとする個体を優先して斃す。

敵の反撃は、急降下した敵を逆に斧で迎え撃ち、猛襲の勢い削ぐのを試みる
私の肉を啄みたいならくれてやる。全部はご免被るがな。
代わりに貴様らの命を寄越せ。


「ずいぶんと古い歴史のディヴィジョンもあったものだ」
 砂塵の舞う広大な天地を見渡した近衛・千歳(暁紅のチェルカトーレ・g10944)は、頭を振りながらため息を付いた。
「もっとも、地名が同じというだけで、いろいろと滅茶苦茶になっているみたいだけれど」
 と、顔をしかめる。この地に生きる人々が受けている仕打ちを思えば、眉間に皺がよるのは仕方がない。わが子のことを思い出せば、なおさらである。
「えぇ。ですから、一日でも早く奪回しなければいけません」
 土色の外套に身を包んだハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)は、空を見上げている。
「敵は、スプンタ・マンユが周囲を窺っているとのことですから」
「スプンタ・マンユ……よりによって、その名を亜人が簒奪するとは」
 仮面に隠されてはいるが、ジズ・ユルドゥルム(砂上の轍・g02140)の表情が厳しいことは、その声色からわかる。
「善なる神も、奴らに改竄されればただの群れる禽獣か。……亜人らしいやり方だ」
 鼻を鳴らしたジズは、
「気に食わないが……奴らの性質は、誘い出すには役に立つ。行こう」
 と、仲間たちを促した。
 一行は歩を進め、敵の軍営に近づいていく。この丘を越えれば、あとは身を隠す場所のない荒野が広がっているはずだ。
 身を乗り出して先を窺った千歳はそのことを確かめ、
「聞いていたとおりだね。性質はどうあれ、曲がりなりにも軍団だね。一筋縄ではいかないか」
 急いで頭を下げたのは、彼方にスプンタ・マンユどもと思しき群れが見えたからである。
「まずは、私にやらせてもらえる? 時間は十分にあるし、夜を待ちたいんだけれど」
「お任せしましょう。
 殺戮の神にして秩序もたらすセクメトよ、お力添えを。千歳さんに幸運を与え、我らに勝利をもたらしたまえ」
「ありがと」
 日が落ちる。ハーリスに微笑んだ千歳は、
「自分たちの運命を悟らせてあげるよ」
 と、狐に変じて駆け出した。
「おや、狐ですね」
「ほうほう、愛らしいことよ」
 その姿を見つけたスプンタ・マンユどもはそれを見やりつつも、
「ほれ、あっちへ行きなさい。我らは忙しい。かまってやる暇も餌もありませんよ」
 と、羽根となった前足を振った。
 が、千歳は数歩退いてはチラリと見て、数歩退いてはチラリと見るということを繰り返した。鳥人どもはその様子に嗜虐心を増したらしく、
「行かぬというなら、引き裂いてやりましょう」
「はは、逃げよ逃げよ! 逃げぬなら喰らってやりますよ!」
 と、駆け出した狐を追い始める。
 その視界の端で、何かが動いた。それは岩陰から身を起こしていたジズであった。
「何者です!」
 敵は狙いを定めて殺到してくるが、もとよりそれはジズの狙っていたところである。
「……敵の軍営にも、動きは見えません。どうやらスプンタ・マンユの動きに気を配っている者はいないようですね」
 それを確認したハーリスも、身を起こした。
 3人はそれぞれに駆け、敵を引き離さぬ絶妙の塩梅で軍営から離れていく。
「鳥目ってわけでもないんだね。……そろそろ、頃合いだね」
 千歳が、狐の変身を解いた。
「うぬッ、ディアボロス!」
 空に舞い上がった鳥人どもは、翼を畳んで急降下して襲いくる。
 しかし、
「狙いは外さない」
 ジズが握りしめる『守護者の戦斧』には、鷹のジン『ケレイ』が憑依している。投擲されたそれは自在に弧を描き、そして炎風を巻き起こして回転しつつ襲いかかった。
「クエ……ッ!」
 首を打たれた鳥人は、短い悲鳴……あるいは裂けた喉から呼気が漏れる音を残して墜落する。
「おのれッ!」
 鳥人どもは怒声を発しながら襲いかかってきた。
「そうはいかない」
 狐が軽やかに跳ねるように。千歳は戦場を駆け巡って敵の狙いを外しつつ、そして敵が最も接近する瞬間を狙って、望遠鏡を兼ねる特製の銃『黎明の導き』の引き金を引いた。
 真紅の銃から放たれる弾丸は敵の胸に吸い込まれ、その羽毛を同じく真紅に染め上げた。
「まだまだ。バビロンを奪還するのには、すごく苦労したと聞いたからね。
 だからこそ、また奪われるわけにはいかないからね!」
「ディアボロスめ!」
「そうでした、ブケファラス様にお知らせしなければ!」
 スプンタ・マンユどもはギラギラと目を光らせながら襲い来ると同時に、いまさら自らの役目を思い出して飛び去ろうとする者が現れた。
 急降下してきた鋭い鉤爪がジズの肩を裂くが、
「おぉ、私の肉を啄みたいのなら、くれてやるとも」
 と、ジズは嘯く。続く鉤爪を斧で受け止め、
「全部は御免被るがな。そして代わりに、貴様らの命を寄越せ!」
 顔が見えぬだけに、その釣り上げた口の端は恐ろしげである。手元に戻った戦斧を再び投じると、飛び去ろうとする鳥人の腕が飛んだ。
「うぬ……!」
 敵はよろめきつつもなお軍営を目指そうとしたが、
「殺戮の神セクメトに請い願う」
 改めて破壊と疾病をもたらす恐るべき殺戮の女神・セクメトに祈りを捧げたハーリスは、『アヌビスの爪』を振りかぶった。
 まっすぐに繰り出された籠手には、3つの爪が拵えてある。それらが喉元をえぐり、スプンタ・マンユは仰向けになって倒れた。
「おのれディアボロス!」
 鳥人どもが声を張り上げると、戦場は淡く輝く雲に覆われる。鳥人どもは群れをなしてその雲の中を旋回し、あるいは突如としてそこから飛び出してハーリスに襲いかかった。恐るべき蹴りを胸板に受け、ハーリスの骨がきしんだ。
「ははは、恐ろしいでしょう!」
 哄笑しつつ、再び周囲を旋回する鳥人ども。ディアボロスたちと、そして同胞たちの流した血にさえ興奮し、その目は血走っていた。もはや偵察を命じられていたことさえ忘れ、目の前の殺戮しか頭にはなかった。
「そこが、私たちの付け入る隙というものです」
 ほのかに笑ったハーリスは風を呼び、砂塵を舞い上げる。残像を残しつつ戦場を駆けたハーリスは跳躍して、旋回するスプンタ・マンユどもの雲に飛び込んだ。
「なッ!」
 まさか、かえって懐に飛び込んでくるとは予想外だったか、敵の反応が遅れる。女神の加護を得た爪が、その心臓を貫いた。
 そしてジズの投じた戦斧も、千歳の放った銃弾も、鳥人どもの急所を深々と抉る。
 3体の骸はほとんど同時に地に落ちて、吹き抜けた風が、その羽毛を彼方へと吹き飛ばしていった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【防空体制】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

ハーリス・アルアビド
スプンタ・マンユが倒されたにも関わらず、陣営の反応が静かですね。油断しきっているのでしたら楽なのですが…。高台にある場所への潜入となれば、少々骨が折れるかもしれません。

大いなる天空にして夜の神ヌトよ、お力添えを。
祈りを捧げ仲間達への【幸運】を願い、装備の上から闇に紛れやすいよう暗い色の布を被ります。

まずは離れた場所に身を伏せ【光学迷彩】で身を隠し、風下に回り周辺の状態を確認します。地面の僅かな凹凸など【地形の利用】ができる箇所を確認し、一定の距離への移動と隠れることを繰り返し陣営の様子を見られる距離へ。

陣営の中で巡回や見張りをしている敵がいるか【偵察】をし、身を隠せそうな場所がねければ死角になっている方角に回り込み周辺にある篝火を【クピンガ】の【投擲】によって倒し、敵の注意をそちらに引きつけましょう。
異常に反応して出て来た敵ではなく、異常が起きたにも関わらず反応が鈍い敵を死角から【不意打ち】の【ヌトへの嘆願】で仕留めて行きます。


近衛・千歳
う〜ん・・・拠点にしちゃ妙だね。かなり重要拠点の斥候が倒されたのに妙に静かだ。拠点にして悔しいけど最適な高台にあるのにね。

私、守護者の一族に仕える一族の当主だから、その不気味さは良く分かるんだ。慎重に行こうか。【パラドクス通信】で仲間と連絡を取り合いながら進むね。

闇に溶け込む用な衣を羽織る。この時代の建物の構造は把握してるから【光学迷彩】【完全視界】は有り難く使わせてもらうね。本当に戦友の支援は助かるね。

こまめに連絡を取り合いながら細かな足跡や揺らぎなどを見逃さないように
【偵察】【追跡】。身を隠せそうな所や死角に立ち、仲間達の動きを確認したら武甕雷の刃で煉獄の懐刀を【不意打ち】で【投擲】し、接近する仲間を支援。

技量に劣る私は接近すると邪魔になりかねないからね。遠距離でサポートするよ。


 叢雲が月を半ば隠す中、亜人どもが籠もる軍営に近づく影がある。
 ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)と近衛・千歳(暁紅のチェルカトーレ・g10944)である。
「う~ん」
 千歳が首を傾げた。というのも、
「妙だね。斥候が倒されたのに、妙に静かだ」
「それは私も思っておりました。油断しきっているならば、楽なのですが……」
 スプンタ・マンユどもを引き付けることに成功したから、戦いに気づいていないことはあり得る。また、知らせに飛んだ者もいなかったはずではあるが。
「まさか。私、守護者の一族に仕える一族の当主だから、その不気味さはよくわかるんだ。慎重に行こう」
「えぇ。……大いなる天空にして夜の神ヌトよ、お力添えを」
 千歳と並んで、ハーリスもゆっくりと軍営に近づいていく。
 ふたりは、闇に溶け込むような暗い土色の外套を身にまとっている。
 ハーリスは「こちらに」と風下を指し示し、そちらから接近していく。
 ふたりが急ごしらえに作られた木の柵を越えても、騒ぎは起きなかった。
 いや、むしろ賑やかな声が聞こえてくる。思わず、顔を見合わせるふたり。
「私はサポートに回らせてもらってもいい? 技量に劣る私は、足手まといになりかねないからね」
「ご謙遜を」
 千歳の言葉にハーリスは微笑んでかぶりを振るが、とりあえずふたりは離れて軍営へと乗り込んだ。
「営内を巡回する兵もろくにいないとは……」
 呟いたハーリスが注目したのは、営内を照らす篝火である。投じられた得物はそれを倒し、炎は傍らの天幕に燃え移った。
 火は瞬く間に燃え広がり、
「なんだなんだ?」
「おいおい、誰が倒した。飲み過ぎであるぞ!」
 と、揶揄するような笑声が上がる。こちらの襲撃だとは、まだ思っていないらしい。
 とはいえ炎を捨て置くわけにもいかず、オーガコンスルどもが駆けつけてきた。
「誰もいないな? おい、篝火を倒したなら、自分で後始末せよ!」
 ハーリスが狙いを定めたのは、火の始末をするオーガコンスルどもではなく、その様を遠目に見ながら、
「逃げた奴は、あとで罰杯だな」
 などと笑っている者どもである。
 篝火の明るさが強ければ強いほど、その影も増す。ハーリスはその影に紛れ、敵に近づく。
 生と死を司る夜の女神ヌトに改めて祈りを捧げたハーリスは、笑いながら杯を干したオーガコンスルの首筋を、背後から『アヌビスの爪」で刺し貫いた。
「ぐ……!」
 ハーリスは次の獲物を狙う。その首を掻き切ったとき、さすがにその姿は見咎められた。
「貴様ッ! どこから入ってきた!」
 オーガコンスルどもは怒声を上げ、その禿頭に太い血管を浮き上がらせながら激高する。
「まさかとは思いましたが、やはり気づいていなかったのですか。
 斥候からの知らせがないならないで、そこに異常を感じるべきなのでは?」
「うぬぬ……我らが計は完璧であったというに!」
「知らせもできんとは、スプンタ・マンユどもめ!」
 血管の浮き出たオーガコンスルどもの脳天は赤熱さえして、ついにはそこから熱線が放たれた。
 熱線はハーリスを焼き尽くすべく襲いかかるが、
「雷神よ、力を貸して!」
 またしても敵の死角から、ディアボロスは襲いかかる。千歳の投じた大鎌には雷の力が宿り、敵の首を刈った。
「やはり、謙遜でしたね」
「やめてよ。なんだか気恥ずかしいから」
 千歳は笑いながら駆け、深々と地に突き立った大鎌を掴み取る。
「抜けてるね。こっちとしては悔しいことに、せっかく拠点としては最適な高台に陣を敷いているのに」
「おのれ、小癪な!」
 オーガコンスルはトーガの懐から巻物を取り出し、それを振り回して襲いかかってくる。
「知は力なりッ!」
 知恵の有無はさておき、オーガコンスルの剛力で振り回される巻物は棍棒の如きであり、恐るべき威力を秘めている。
 大鎌の柄で受け止めはしたものの、千歳の身体は吹き飛ばされた。くるりと地を転がって起き上がる千歳だが、その両手は痺れている。
 左右を窺った千歳は、向こうに装飾の施された天幕があることに気がついた。陣の中央にあることといい、あそこが敵将・ブケファラスの天幕であろう。
 敵将も交えての混戦となっては、苦戦は免れない。細かなことに頓着しない敵将のようではあるが、この場所に軍営を構えたことといい、戦の勘は優れているのかもしれない。
 千歳は顔をしかめ、大鎌を構え直す。
「兵士たちが騒いでいるだけと思われている間に、早く決着をつけないとね……」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!

エイレーネ・エピケフィシア
戦闘の騒音が立ち始めた以上、敵の指揮官も遠からずこの状況に気づくでしょう
幸い仲間の偵察は完璧で、雑兵の数はかなり削れています
もう一押しすれば、将が動く前に壊滅させられそうですね!

《神護の長槍》と《神護の輝盾》を手に戦場に飛び込みます
【通信障害】を発動して狼煙や楽器を用いた救援要請を封じると共に
ブケファラスを直接呼びに行こうとする者がいたなら、優先的に仕留めましょう

敵が仲間と対決している状況に後入りできることを利用して、意識の外から突然襲いかかります
『雷光旋舞斬』を放ち、槍で近くの敵を突き刺すと共に、弾ける雷撃で周囲にいる者たちも一掃
【グロリアス】で傷の手当てを行いながら戦い続け、速やかに残存戦力を削りきります
一匹として逃がすつもりはありません。怪物どもよ、覚悟なさい!

巻物に書かれた呪文でも唱えるのかと思っていましたが、得物として振り下ろすとは……いかにも亜人らしいですね
呆れつつもオーガの膂力を侮りはせず、巻物を盾で受け止めて威力を軽減
捌いたあとはすぐに再び槍を振るい、攻撃を再開します


「遠からず敵将にも気づかれてしまうでしょうが……もう一押しです!」
 ハーリスと千歳が、押し寄せるオーガコンスルどもの攻撃をしのいでいる間に。エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は、その横合いから敵群へと襲いかかった。
「むぅッ!」
 オーガコンスルどもは慌てて振り返り、咄嗟のこととして手にした巻物を振り下ろしてくるが、エイレーネの繰り出す槍はそれよりも速い。
「雷霆よ、人々を脅かす慮外者どもに裁きを下したまえ!」
 敵には、その穂先が伸びたように思えたであろう。瞬く間に懐に跳び込んだエイレーネの槍が、オーガコンスルの喉を貫いた。
 エイレーネは敵の腹を蹴って槍を引き抜くと、右に、左にと大きく振り回し、すれ違った敵の胴を立て続けに深々と割る。
「おのれッ!」
 オーガコンスルは手にした巻物を叩きつけてくるが、エイレーネはゆとりさえ持ってそれを盾で受け止めた。
「呪文でも唱えるとかと思っていましたが、得物として振り下ろすとは……」
 呆れつつ、渾身の力で敵を押し返す。エイレーネの発した雷が周囲の敵群に襲いかかっており、それを浴びていた敵は容易く押し返され、膝から崩れた。
「いかにも亜人らしいですね」
 その隙を逃さず、容赦なく胸板を刺し貫く。
「うぬ、うぬぬッ……!
 スプンタ・マンユという、我らが目を奪って軍営に襲いかかるとは……なんと卑劣な!」
 厚顔なことに、オーガコンスルは唾を飛ばしてエイレーネをなじる。あくまで、己が「才知」に非はないというつもりらしい。
「何が卑劣ですか。これこそが計というのです。なんでも、『算多きは勝ち、算少なきは勝たず』と言うとか」
 ひとつの妙案の上にあぐらを掻いていたオーガコンスルどもは、まさしく算少なき者であろう。
 嗤笑したエイレーネは、いまさらになってブケファラスに注進をとでも思ったか、駆け出すオーガコンスルを追う。
「1匹とて逃がすつもりはありません。覚悟なさい!」
 地を蹴ったエイレーネの槍が、オーガコンスルの背を貫いた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!

 ディアボロスたちが、大きく息を漏らしつつオーガコンスルどもの骸を見下ろしたとき。
「うおおおおおッ!」
 装飾の施された天幕から雄叫び……嘶きと言った方がよいか? が、あがる。
 天幕を蹴倒しつつ飛び出したのはブケファラスであり、敵将は、
「なにやら辺りは騒がしいことであるし……もはや、ジッとしてはおれぬ。
 偵察するだの、命令を待つだの、面倒くさいことはもうやめだ!
 偵察なら、この俺が自ら行ってやろうではないか!」
 と、周囲の、それこそオーガコンスルどもの骸に気づきもせず、軍営を飛び出して怒濤の勢いで駆けだした。
近衛・千歳
これだけ雑踏に見せかけて緻密に見える手勢をまとめ上げる手腕、かなり手練れだね。私も立場上わかるんだけど、あの振る舞いは何か爆弾を持ってる。皆、頑張って。サポートするよ。

プケファラス、この世界の断片の王の愛馬の名前とか。この名前を冠するなら大雑把すぎる振る舞いも頷ける。でも親衛隊級の遺骸も気にしない性質だと、このまま暴走させるとかなりタチが悪いね。必ず仕留めよう。


単騎突撃する動きを【偵察】して観察し、今までのありったけの【戦闘知識】を動員して足運びを【追跡】して見続ける。余裕があるならば戦友の動きも見てみるね。

いざというときにあの勢いでは壁に激突しかねないので【残像】での致命傷の回避の備えはやっとくね。【グロリアス】を重ねて体力も回復し続ける。

ここで狙うのは足かな。【勝利の凱歌】で牽制しつつ、煉獄の懐刀を【投擲】して牽制!!これは【フェイント】にすぎない。

本命は大鎌!!【ダッシュ】で接近して【不意打ち】!!一気に足2本をジュスティスラッシュで【解体】【貫通撃】斬り落とす!!


ハーリス・アルアビド
味方の屍も目に入らず飛び出してくるとは。激しい気性に加えてあの体躯です。ただでさえ馬の突撃は生身の人間には止められぬもの、真正面から制するのは難しいでしょう。

砂漠の守護神にして嵐司りしセトよ、お力添えを。すべてを薙ぎ払う恐るべき嵐のごとき力をお貸し下さい。
祈りを捧げ仲間達への【幸運】を願い、戦の勝利を誓います。

速度はあちらが上ですが、小回りならばこちらにも分があります。【残像】を生み出す速度で駆けながら、舞い上がる砂塵を【砂使い】で巧みに操り砂の幕とし、【残像】と【忍び足】での緩急に加え、不規則な軌道を描きこちらの間合いや攻撃のタイミングを的確に読めぬよう【撹乱】します。

敵はどれほど素早く動こうとも動きはほぼ直線、【セトへの誓願】の【連射】で足を狙い、動きが鈍ったところで確実に仕留めます。


「うおおおおおッ!」
 天幕を跳ね上げたブケファラスは、これまでの退屈を吹き飛ばすように駆ける。
「味方の屍も目に入らず飛び出してくるとは」
 ハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)が驚きとも呆れともとれる口ぶりで、敵将を見やる。
 丸太のようなその脚にかけられては、いかにディアボロスといえどもただでは済むまい。
「……手勢をまとめ上げる手腕、かなりの手練れかと思ったんだけれど」
 近衛・千歳(暁紅のチェルカトーレ・g10944)は呟きつつ、首をかしげた。
「あの手合いは何かの爆弾を持ってる……かな? どうだろう」
ともあれ、大王の愛馬の名を持つ亜人である。細密な知恵を巡らせる輩ではなく、ただ疾く駆け眼前の敵を蹂躙することに熱中するというのも理解は出来る。
「あのまま飛び出して行かれては、私たちも困ります」
「そうだね。暴走させると、かなりタチが悪いね。必ず仕留めよう」
 ふたりは駆け出すが、力強く筋肉を躍動させるブケファラスの脚は速く、それだけでは追いつけそうにもない。
「ならば……嵐の神セトに願い奉る」
 砂漠の神、そして嵐を司る神に祈りを捧げるハーリス。神は敬虔な信徒の願いに応え、敵将の眼前にはたちまち大嵐が吹き荒れた。
「ぬおッ!」
 凄まじい砂嵐の力はひとつに束ねられ、槍へと変ずる。それが、敵の胴を抉る。
「ディアボロスめ、そんなところにいたか!」
 そこに至って、やっと敵はこちらを認識し、軽やかな足取りで方向を変えて突進してきた。
「俺の守る軍営に攻め込むとは、馬鹿な連中よ!」
 雄叫びが轟けば、それは辺りの空気をビリビリと震わせる。歴戦の強者であるハーリスでさえ、気圧されまいとするには神経を使う。
 突進を紙一重のところで避けられたブケファラスは、今度は千歳へと狙いを定めて突進してきた。
「くッ!」
 繰り出される前足を、千歳は大鎌を構えて受ける。無論、何物であろうと踏み砕く強靱な足を、まともに受けてはいられない。得物を斜めに、そして自らも横に跳ぶが、それでも衝撃は腕に、それどころか肩に残った。
「いつまで耐えられるかな!」
 敵は再び突進してくるが、敵将が踏み砕いたかと見えたのは、千歳の【残像】であった。
「とはいえ、冷や汗ものだね……!」
「ふんッ!」
 ブケファラスは鼻を鳴らしながら、旋回して再び突進してくる。
「速度はあちらが上ですが、小回りならばこちらにも分があります」
 ハーリスは巻き上がる砂塵を巧みに操って煙幕とし、敵の突進を避けた。
「そして、どれほど速く駆けようとも、動きはほぼ直線……!」
「だね。狙うとしたら、まずは足かな!」
 ハーリスにチラリと目配せした千歳は、突進してくる敵将を迎え撃つべく、懐刀を抜いた。
「はッ!」
「そんなものッ!」
 敵を煉獄へ叩き落とすという短刀だが、敵将は投じられたそれを身を屈めて避け、得物を失った千歳を踏み殺さんと、残忍な笑みを浮かべるブケファラス。
 だが、千歳の狙いは別にある。
「本命はこっちッ!」
 なんと千歳は蹄が目前に迫ろうかという距離まで自ら間合いを詰め、『暁の鎌』を振りかぶった。
「なにッ!」
 驚くブケファラスの脚を狙い、悪を断ち、正義を為さんとする不滅の意思を武器に宿した千歳の一撃が襲いかかった。
「ぐわッ!」
「くッ……!」
 斬り落とせまではしなかったが、鎌は敵将の前脚を深々と抉る。敵の体勢を崩しつつも突進の勢いは殺しきれず、千歳も吹き飛ばされて地を転がった。
「おのれ……!」
 敵将は傷ついた脚で立ち上がろうとするが、足音を忍ばせて接近したハーリスもまた、その脚を刈るべく狙いを定めていた。
「セトよ、お力添えを。すべてを薙ぎ払う、恐るべき嵐のごとき力をお貸しください……!」
 砂嵐の力を束ねた槍が、ブケファラスの脚の付け根に突き立った。
 まだ、まだ。ハーリスはさらに追撃を加えんとしたが、
「お前らごときの刃で倒れる俺かッ!」
 ブケファラスは地面を血で濡らしながらも怒声を上げ、体ごとハーリスにぶつかってきた。両者はもつれ合うようにして、地面に倒れた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【通信障害】がLV2になった!
効果2【グロリアス】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!

エイレーネ・エピケフィシア
――それ以上はさせません!
ハーリス様と共に倒れたブケファラスがそれ以上の攻撃をかける前に、『流星が如く燃え立つ投槍』を素早く投擲します
炎を纏い、凄まじい速度で宙を翔ける≪神護の長槍≫で敵を貫きましょう
【ダメージアップ】を更に重ねた一撃で、あわよくば傷ついた敵にトドメを
即座に仕留めることが出来ないとしても、今はわたしを相手取ることに集中しなければならぬと考えさせます

敵が反撃のために突撃してきたなら、≪神護の輝盾≫を構えて防御
踏み付けが命中して地面に叩き伏せられることを警戒し、直撃を受けないよう注意します
身を逸らして当たり所を変えたり、脚を盾で弾いて見当違いの所を踏むように
拳も盾で防ぐか、踏み付けに対処したことでそれが間に合わないようなら≪神護の胸当て≫で受け止めます
一通り凌いだところで後方に素早く飛び退きながら再び槍を投げ、決着を付けに行きましょう
都市を脅かさんとする怪物よ!悪行の報いを受けなさい!

バビロン北方の攻略も着実に進展していますね
……次の一手を考える頃合い、でしょうか


「俺の足に傷をつけた罪を、贖わせてやる!」
 ブケファラスは起き上がり、傷ついた足を高々と振り上げてハーリスを踏みつけにしようとした。しかしハーリスもほぼ同時に起き上がっており、すんでのところでその蹄を避ける。
「避けるなッ!」
 敵将はなおも飛びかかろうとしたが、
「それ以上は、させませんッ!」
 エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)の声が鋭く響く。
 大きく振りかぶって投じられた『神護の長槍』。それは風を切る音さえ置き去りにしてブケファラスへと迫る。大気との摩擦は炎を生じ、赤熱した穂先はブケファラスの肩を深々と抉った。敵将は倒れまいとして棹立ちとなり、辺りには肉の焦げる不快な臭いが漂う。
「ぐわッ!」
 涎を撒き散らしながら悲鳴を上げたブケファラスであったが、
「そんなもので、止まる俺かッ!」
 と、エイレーネに狙いを定め直し、土を巻き上げながら突進してきた。
「わたしの方に注意が向くなら、好都合です……!」
 盾に描かれたゴルゴーンが、敵を睥睨している。エイレーネはその突進を盾で受け止めつつ、横に跳んだ。凄まじい衝撃に、腰が落ちる。
「く……」
「ヒヒヒ~ンッ! 次はその頭蓋を踏み砕いてやるぞ!」
「それは、願い下げですね」
 いくぶんふらつきながらもエイレーネは立ち上がり、敵を迎え撃った。
 ブケファラスの猛攻は凄まじく、エイレーネは懸命に蹄を避け、頭上から振り下ろされる拳を盾で防いだ。肩が、腕がきしむ。
「小癪なッ!」
 敵将はなおも拳を打ち下ろしたが、エイレーネは咄嗟に盾でブケファラスの足を打ち、体勢を崩した。拳は空振りし、たたらを踏んだ敵将は飛び退くエイレーネの脇をすり抜けて旋回し、再び突進しようと地面を掻く。
 が、いつの間にか手元に戻っていた槍を、エイレーネは振りかぶっていた。
「決着をつけましょう! 都市を脅かさんとする怪物よ、悪行の報いを受けなさいッ!」
 信仰の厚さが大きな加護を生み、その加護が猛烈な加速を生む。
「輝ける槍よ、悪しき者の命を過たず穿たんことを!」
「ヒヒッ……!」
 燃え盛る槍は狙いを違わず、喚いたブケファラスの大口を貫き、頭蓋を打ち砕いた。

 倒れた敵将の骸から槍を引き抜いたエイレーネは、彼方に視線を巡らせた。あの舞い散る土埃の向こうのあちこちに、敵の軍営があるはずである。
 その攻略は、着実に進展している。
「次の一手を考える頃合い……でしょうか」
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2024年03月21日

バビロン北方攻略前哨戦

 攻略旅団の提案により、バビロン北方を拠点とするジェネラル級亜人『惨憺たるムシュフシュ』および、その協力者である『妖艶なる魔豹使いシトリー』を討つべく、バビロン北方の攻略を開始します。

 まずは、バビロン(湖)への侵攻の準備をしている亜人の部隊を撃破して、敵の意図を挫きつつ、バビロン北方への攻撃の準備を行ってください。

今後の攻略について

 バビロン北方の敵拠点を攻略する場合は、本格的な戦闘となるため、他地域の攻略を一旦停止して実行する必要があります。
 今回の作戦で得られる情報なども踏まえ、継続して作戦を行うかどうかを、攻略旅団で提案してください。

※24年3月1日:『最終人類史のバレンタインデー2024』により、攻略期限が40日延長されました。

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選択肢👾大群のトループス級『オーガコンスル』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾巡回警備のトループス『スプンタ・マンユ』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)と共に、周囲を巡回・警備するトループス級(👾)と戦闘を行います。
 敵は、巡回・警備を行っている為、うまくやり過ごして戦闘を避けたり、わざと発見されるようにして陽動するなど、状況に合わせた対応を行う事で、有利に戦う事が出来るでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『ブケファラス』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「呉守・晶」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。