リプレイ
丹尾・水葵
すっかり油断して緩み切った敵の警備を搔い潜って不意打ち、ね…
達成難易度としては、けっこー簡単そう?
世界へのハッキングで≪ステルスモード≫を発動。
「光学迷彩」で姿を隠して慎重に、忍び足にダッシュ、観察と、
味方の残留効果も活用しながら、スニーキングミッションだ!
侵入しながら、攻撃するときのために施設や敵の配置はよくみておこう。
戦いの勢いは大事だけど、動き出すまでの準備が重要ってね。
この先集結して軍団になるかもしれないやつらなんだ、
ここでしっかり、枝葉を切り落としてやらないと。
それにしても、暑いし砂埃いっぱいだし…早いところ終わらせちゃいたいのはあるなぁ
でも焦りは禁物、焦れて行動焦って失敗じゃ目も当てられないもの
アドリブ連携歓迎
●怠け者には悪戯を
バビロン奪還の為に展開している駐屯地。その一つへと丹尾・水葵(小悪魔ハッカー・g00080)はやってきた。
「すっかり油断して緩み切った敵の警備を掻い潜って不意打ち、ね……。達成難易度としては、けっこー簡単そう?」
水葵はひとまず様子見と、遠くから駐屯地の様子を窺っていた。
粗末な柵がぐるりと取り囲む。それは駐屯地としてとりあえず設置したかのようで、少しの攻撃で脆くも吹き飛んでしまいそう。
そして出入り口かの様に少しだけ広く開いている柵の間には、警備らしき亜人が立っている。
立ってはいるが、周囲を警戒するどころかあくびまでしている始末。
様子を窺えば窺うほど、水葵の頭には「楽勝」の二文字が浮かぶ。
「さてと、悪戯をするときはこっそりと、ね?」
水葵は行動を開始する為【光学迷彩】を発動し、周囲の景色に溶け込んだ。
「って、悪戯じゃないか……けど、こっそり近づいて驚かす。悪戯みたいなものだねうん」
こんなのは潜入とは呼べない。悪戯で十分だと水葵は笑う。
とうとう居眠りを始めた警備の亜人の横を抜け水葵は難なく駐屯地への侵入を果たす。
「戦いの勢いは大事だけど、動き出すまでの準備が重要ってね」
奇襲の時の為に、施設や敵の配置は確認しておく。
「それにしても、暑いし砂埃いっぱいだし……早いところ終わらせちゃいたいのはあるなぁ」
いっその事、もう仕掛けてしまおうか。そう考えてしまうほど緊張感のかけらもない。
だが焦りは禁物。
焦って行動した結果、失敗してしまっては元も子もない。
「この先集結して軍団になるかもしれないやつらなんだ、ここでしっかり、枝葉を切り落としてやらないと」
水葵は駐屯地内部に身を隠し、奇襲を仕掛けるその瞬間を待つのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
新城・橙花
他の人と協力して頑張るねー。
周りを見ると岩とか礫が多い乾燥した所っぽいかなー。
そうしたら茶色っぽい狐に【狐変身】っ。
気休めだと思うけど、[光使い]も補助的に使って近くの自然の色に近づけるよう努力してみるねー。
そして体を低くして物陰から物陰へ[ダッシュ]。
くぼ地も使って移動するよー。
近づいてきたら[忍び足]でこっそりと。音にも注意しないとだねっ。
相手はかなり油断しているみたいだから、これで駐屯地に潜入。
後は攻撃し易そうなところへ移動して、攻撃開始を待つばかり、だねっ。
●その隙間、通っちゃうよ
水葵が駐屯地へと侵入を始めた同時刻、新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)は発見された場合のリスクを考え、水葵の向かった出入り口の反対側に来ていた。
「あっちはどうなったかな」
今のところ駐屯地は静かなもの。
それは、侵入が順調である証拠だった。
「橙花もそろそろ行こうかなー」
物陰から周りを見渡す。
こちら側には亜人の影は微塵も見当たらない。
警備をしているかどうかも怪しくなってくる程だ。
「これはかなり油断してるねー。よし、今なら大丈夫だね♪ 変身っ」
掛け声とともに、橙花の姿が茶色っぽい毛の狐の姿へと変わる。
ぴょんぴょんと跳ね、問題がないか確認すると、残留効果の【光学迷彩】も利用して、周りの自然の色と同化する。
準備が整うと、物陰から飛び出し柵の傍へと駆けていく。
見上げれば、何とも粗末な柵。
駐屯地の場所を現す目印程度で、防衛の意図が全く見えない。
橙花は呆れてため息を吐くと、柵の間にするりと体を滑り込ませた。
狐の姿のおかげで、柵の隙間を軽々潜り、橙花は拍子抜けするくらいあっさりと侵入を果たしたのだった。
そのまま体を低くして、橙花は物陰から物陰へ駆け抜け、駐屯地内部を目指す。
慎重に行動してはいるが、道すがら見かけた亜人達は寝ていたり、話しや遊びに夢中だったりと警戒の「け」の字すらない。
堂々と駆け抜けても見つからないのではと思ってしまう。
「後は攻撃し易そうなところへ移動して、攻撃開始を待つばかり、だねっ」
駐屯地中心部まで辿り着いた橙花は、潜伏場所を見つけ身を隠した。
駐屯地への侵入は成功した。
敵もまさか内部から攻撃を受けるとは思ってもみないだろう。
攻撃が始まれば、敵は慌てふためくに違いない。
――さあ、奇襲の始まりだ。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【狐変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
丹尾・水葵
特に騒ぎは起きてないみたいだし、潜入は無事成功…っと
後は不意を突いて内側から大暴れしてやればおっけーだね
【光学迷彩】で隠れた状態から機会を伺い、
トループス級が集まってる所を一息に叩いてしまおう。
狙いを定めつつ、仲間の動き始めに合わせて行動開始!
世界へのハッキングで≪MOD:スライムキング≫を発動。
アクアスライムのピオネを超巨大化させて、
大質量のスライムボディと水流で敵を圧し潰しちゃえ!
小さなゴブリンなんて意に介さない暴れっぷりをみせてよね。
モブはささっと片付けてしまって、指揮官戦に備えたいね。
●効果的な場所を狙って
駐屯地に侵入を果たして、しばらくの時間が経った。
「特に騒ぎは起きてないみたいだし、潜入は無事成功……っと。後は不意を突いて内側から大暴れしてやればおっけーだね」
辺りが侵入前と変わらない様子に、丹尾・水葵(小悪魔ハッカー・g00080)は安堵する。
水葵は引き続き【光学迷彩】で隠れながら奇襲をかける機会を窺う。
談笑する者、眠る者と様々な小鬼ゴブリンが居る中、狙うは目に付く中で一番多く集まっている場所。
「いい感じに集まってるね。これを機に一息に叩いてしまおう」
一番油断している初手に、多くの敵を巻き込む事で被害を大きくする。
良さそうな集団に狙いをつけ、水葵は悪戯を仕掛ける子供のような表情を浮かべた。
「大きくなって、派手に良いとこみせてよね!」
水葵が掛け声と共に、パラドクスを発動する。
すると、傍に控えていたアクアスライム『ピオネ』が巨大化を始める。
「圧し潰しちゃえ、ピオネ!」
水葵の指示に、ピオネは集まっていた小鬼ゴブリンの集団へと飛びつき、その巨体で小鬼ゴブリンをまとめて圧し潰した。
戦闘準備も碌に出来ていない小鬼ゴブリン達は、成す統べなく倒れていった。
「なんだ、なんだ!?」
「敵? 敵なのか??」
「みんな、やられた!? に、逃げろー」
突如始まった攻撃に小鬼ゴブリン達は慌てふためく。
「モブはささっと片付けてしまって、指揮官戦に備えたいね」
水葵は悪戯成功とばかりに笑みを浮かべる。
「ピオネ、小さなゴブリンなんて意に介さない暴れっぷりをみせてよね」
その後も、水葵とピオネは逃げ惑う小鬼ゴブリンを蹂躙していった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
新城・橙花
他の皆と協力して頑張るよー。
せっかくの【光学迷彩】だから隠れた状態から開始だねー。
物影からいきなり開幕パラドクス呪法【妖葉乱舞】っ。
緩んでいる敵を葉の嵐で蹂躙しちゃうよー。
本当は掛け声出したいけど、気付かれちゃうから我慢我慢。
一撃入れたら欲張らずに次へ。
なるべく混乱しているうちに多くの敵をパラドクスの餌食にしちゃおうっ。
●戦場に舞う嵐
突如として騒がしくなる駐屯地。
「どうやら向こうは始めたみたいだねー」
離れた所から聞こえる悲鳴に、新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)は仲間が奇襲を開始したことを悟る。
「それじゃあ、こっちもそろそろ……あれ?」
こちらも暴れるかと思った矢先、橙花の元に小鬼ゴブリン達が向かってきた。
見つかったのかと警戒するが、どうやら先の奇襲でパニックに陥った小鬼ゴブリン達が攻撃から逃げてきたようだ。
「あーらら。迎え撃つんじゃなくて逃げちゃうんだ」
態勢を立て直す為に、一時撤退することもあるだろう。
そう思ったが、見るからに小鬼ゴブリン達は背後を頻りに気にし、ただひたすらに逃げていた。
その姿に橙花は呆れてため息を吐く。
「けど、こっちには橙花が居たりするんだよね☆」
手始めに、橙花は目の前の逃げてきた小鬼ゴブリン達を倒すことに決めた。
敵に気付かれてしまうかもしれないと、声を張るのを我慢。
しかし、本当は掛け声を出したい。
葛藤した結果、やはり掛け声は大事だと結論付け、橙花は自分にしか聞こえない様な囁き声で声を発した。
「呪いの葉の乱れ撃ちだよっ」
掛け声と同時、橙花は物陰から飛び出しパラドクスを発動する。
「葉の嵐で蹂躙しちゃうよー」
大量の葉が舞う竜巻が生まれ、小鬼ゴブリン達の行く先を遮る。
「なんで、こんな所に……ギャァ!?」
竜巻は逃げてきた小鬼ゴブリン達を飲み込み、瞬く間にその体を切り裂いていく。
「なるべく混乱しているうちに多くの敵をパラドクスの餌食にしちゃおうっ」
バタバタと小鬼ゴブリンが倒れていく中、橙花は姿を隠し次の場所へと向かうのだった。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
御倉・クズハ
(トレインチケット)
●その拳は全てを吹っ飛ばす
見事奇襲が成功し、駐屯地はあっという間に戦場と化した。
悲鳴、怒号、破壊音。
様々な音が響く中、御倉・クズハ(街の用心棒・g05167)もまた、戦場へと降り立つ。
「おー、随分派手にやってるね」
聞こえてくる音。立ち上る火の手に、皆の暴れっぷりを感じクズハは声を漏らす。
「おや? あっちにまだ敵が残ってるじゃないか。これは、アタシの出番ってとこだね」
周りを眺めていた最中、なにやらこそこそと移動している小鬼ゴブリンの集団を見つけ、クズハはそちらへ向かって走り出した。
「おい、どこに行くんだ?」
「まずい、見つかった」
「倒す? 逃げる?」
「逃げるだって? 遠慮するなよ、アンタが死ぬまで殴ってやるから!」
見つけた以上、逃がすつもりはない。
叫ぶと同時、一気に距離を詰めると、拳を振るった。
暴力にモノを言わせ暴れまわる。
一瞬にして、クズハの周りに小鬼ゴブリンの死体の山が築きあがっていく。そして……。
「これで終いだ。ぶっとべぇぇ!!」
霊力を腕に纏わせ、舞うように体を一回転させながら渾身の拳を叩きこむ。
最後の小鬼ゴブリンを吹き飛ばし、戦いは終わりを迎えるのだった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
白臼・早苗
(トレインチケット)
六宮・フェリクス
(トレインチケット)
●駐屯地の指揮官
ディアボロスが暴れた結果、駐屯地は無残に崩れ去った。
建てられていた建物は焼け落ち、柵もそのほとんどがなぎ倒されている。
駐屯地いっぱいに居た小鬼ゴブリンも一体足りと残ってはいない。
「やってくれたな、ディアボロス」
この駐屯地の指揮官、アヴァタール級『コボルトの暗黒戦士』が牙をむき出しディアボロスを睨みつける。
犬を思わせる頭部を持つ亜人。
手にした剣からは禍々しい気配が放たれていた。
「あの雑魚達の親玉か。どうせ大したことないんだろ?」
「そう、思うか……?」
挑発する六宮・フェリクス(An die Freude・g01325)。
本当は分かっている。漂う気配が小鬼ゴブリンとは比べ物にならないことに。
敵は強い。だが、ここで気圧されるわけにはいかない。
「あなたほどの者が、どうしてあのような部下を」
「どうして、か。俺としてももう少しましな部下が欲しかったんだがな」
相手がどういう相手かを見定める為、白臼・早苗(深潭のアムネジェ・g00188)は問いかける。
それにコボルトの暗黒戦士は笑いながら答えた。
「一応あんなでも、俺の部下だ。その仇取らせてもらうぞ」
一瞬にして空気が変わる。
二人は咄嗟に身構える。
「オーケー、楽しい地獄を演じようぜ!」
「戦う以上は……、容赦しないよ!」
「容赦しないのはこちらも同じこと!」
言葉が飛び交い、各々が動き出す。
「こういうのは、どう!」
距離を取り、早苗が針を放つ。
放たれた針は瞬時に強烈な光を放ち、辺りを白く染める。
「目くらましか……だがっ!」
コボルトの暗黒戦士は高々と跳躍すると、空気を爪でかきむしる。
すると、その場所から闇色の魔力が放出され、早苗を襲う。
「う、くっ……」
「切り刻んでやらァ!」
赤い刀身を持つ大型のサバイバルナイフ『光耀』を手に、フェリクスが飛び掛かった。
真紅の一閃が走る。
「ちっ……」
攻撃を受けコボルトの暗黒戦士は舌打ちしながら後方へと飛び退く。
漆黒の魔力を纏い、コボルトの暗黒戦士の気配が薄れていく。
その次の瞬間。
「がっ……」
横から放たれた突きがフェリクスの体を貫いていた。
「大丈夫?」
「まだ、何とかな」
互いのダメージを確認し、二人はコボルトの暗黒戦士を見る。
敵にもこちらの攻撃は効いている。
二人は構えなおすと、攻撃を続けた。
善戦🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【照明】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
丹尾・水葵
これで大体のモブは片付いたかな……っと
後は敵のボスさんだけど、どこにいるんだろーな
あ、こんにちはあ。そしてすぐ、さようならになるね。
滅茶苦茶簡単なステージだったけど、今更出てきてなにしてたのかな?
もうワンちゃん一匹だけだし、尻尾撒いて逃げちゃった方が良いと思うけど
味方と動けるよう遭遇したら会話で適当に煽りつつハッキングの時間も稼ぎ、
良い感じのところで≪ノーティーノクターム≫を発動して相手の意識を奪いに行くよ。
完全に落ちちゃえば後はもうこっちのもので倒しちゃえるし、
意識の混濁だけでも、隙ができればそこを突いて一気に倒しちゃおう。
アドリブ連携歓迎
新城・橙花
他の皆と一緒に戦うねっ。
「いよいよ敵将でしょうか?」
最終戦なので冷静冷酷モードに性格が変化します。
正面から当たる必要もなさそうですし、なるべく不意をうてるように物陰から奇襲しましょう。
申し訳ないですけど、他の方に気がそれている時がねらい目です。
[ダッシュ]しつつ自分自身を[念動力]で押し込んで一気に大剣型呪刀【譲葉】を振りかざします。
「天地神仏に願い奉る…我に邪を断ち切る刃を…斬!」
パラドクス呪剣【護法一閃】を[両断]+[強打]+[粉砕]付きで叩きつけます。
これで仕留められれば僥倖。
できなければ、敵の攻撃に注意しつつ、倒れるまで繰り返すだけです。
【エイティーン】で成長した大人の姿に一時的になりつつ、
「貴方を終わりの旅へ、誘いましょう…」
冷たい目で殲滅するまで攻撃し続けます。
●駐屯地の壊滅
「あなたが、敵将でしょうか?」
新城・橙花(呪刀の裁定者・g01637)の視線の先、犬を思わせる頭部を持つ亜人が全身傷だらけで立っていた。
「新手か……」
息を切らしつつ橙花を睨みつける亜人――コボルトの暗黒戦士。
この様子を見るに、早苗とフェリクスが限界まで戦ってくれたのだろう。
見るからにコボルトの暗黒戦士は大分消耗している。
あと一押しといったところだろうか。
「正面から当たる必要もなさそうですし、なるべく不意をうてるようにしたいですね」
「そういうことなら、僕に任せてよ」
消耗していたとしても、油断は出来ないと言う橙花に、丹尾・水葵(小悪魔ハッカー・g00080)が笑って答える。
「わかりました。お任せします」
「それじゃ、僕が隙を作るから、上手くやってよね」
水葵が告げると、冷静冷酷モードの橙花はただ頷き、走り出す。
それを確認した水葵は息を吸い、肺いっぱいに空気を溜める。
「あ、こんにちはあ。そしてすぐ、さようならになるね」
一際大きな声でコボルトの暗黒戦士に話しかける。
「滅茶苦茶簡単なステージだったけど、今更出てきてなにしてたのかな?」
「なんだと」
「もうワンちゃん一匹だけだし、尻尾撒いて逃げちゃった方が良いと思うけど」
挑発に次ぐ挑発。
煽り続け、意識を自分の方へと向けさせる。隙が出来るその瞬間まで。
距離を取りながら煽る事数分。
タイミングを見計らって、パラドクスを発動し相手の意識を奪いに行く。
「気が付く前に、意識は深く闇の中……」
「ぐ、うぅ……まだ!」
水葵の攻撃を受けるもコボルトの暗黒戦士は持ち堪え、魔力を集中させた剣を振り抜いた。
振り抜いた剣から魔力が放たれる。
「うっそー。うわっと」
反撃に出たコボルトの暗黒戦士に驚きつつ、水葵は飛び退いて攻撃を何とか躱す。
だがこの時、コボルトの暗黒戦士の意識は完全に水葵へと向いていた。
「今だよ、橙花!」
「申し訳ないですけど、気がそれるこの瞬間。待ってました」
「なに!?」
気付いた所で、コボルトの暗黒戦士の背後には既に大剣型呪刀【譲葉】を振りかざす橙花の姿。
「貴方を終わりの旅へ、誘いましょう……」
大地と大気を巡る気を集め、自らの霊格を高めて放たれるのは破邪の一撃。
「天地神仏に願い奉る……我に邪を断ち切る刃を……斬!」
一時的に大人の姿へと成長した橙花が、冷たい目でコボルトの暗黒戦士を見つめる。
振り下ろされる【譲葉】。
放たれた斬撃は、容赦なくコボルトの暗黒戦士の体を両断した。
「……ここまで、か……」
コボルトの暗黒戦士がかすれた声を漏らす。その体は光の粒となって空へと溶けていく。
しばらくして、駐屯地に静寂がやってきた。
戦いは終わった。
数ある駐屯地の一つが今ここで壊滅した。
いずれはムシュフシュとシトリー、二体のジェネラル級と相対する日も近いかもしれない。
全ては今後の方針次第。今はこの勝利を喜ぼう。
ディアボロス達は駐屯地を後にし、帰路へとついたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!