リプレイ
ロッカ・スターアニス
アドリブ歓迎
お一人様で紅茶とパフェを楽しんじゃおうの会
紅茶や店の雰囲気を楽しみたいので昼間のカウンター席
「わぁ、紅茶の種類がたくさんあって迷いますが二杯目でミルクティーにできる恋着に致しましょうか
「パフェ。種類が多いのは良いことですが、つまりは悩む時間が増えるということで・・・苺パフェとチョコパフェお願いします。
「盗み聞きはいけませんけども、微笑ましい光景は見たくなりますよねぇ
「パフェがもはや芸術品すぎて、拝みたくなりますねいえ拝みませんけども
「苺うまーあまーチョコパフェしあわせー
「そういえばチョコパフェとカカオ被りしてちょっと心配でした恋着もカカオの味わいが美味しいですね、ミルクを入れて混ぜて・・・やっぱり美味しいですね
「帰りに紅茶の茶葉を全種類買って帰りましょう。お一人様ってこういう衝動買いができるから楽しいですし
「とりあえずこの幸せ空間を時間ギリギリまで満喫したいので、追加で葡萄パフェと甘い酩酊お願いしまーす
●おひとり様でも楽しいのです
おひとり様でもバレンタインデーは楽しめる。そのことをロッカ・スターアニス(六花・g09145)は知っていた。
たとえば――紅茶の店。紅茶の香り、店の雰囲気を楽しむのならカウンター席が良い。
ロッカはオススメの紅茶を並べてもらう。香りの確認もできるらしく、茶缶の蓋を開ければどれも違う香り。
「わぁ、紅茶の種類がたくさんあって迷いますが二杯目でミルクティーにできる恋着に致しましょうか」
そして、とロッカが開くメニュー。やはりパフェは頼まねばならない。
「パフェ。種類が多いのは良いことですが、つまりは悩む時間が増えるということで……」
ううんと唸りながらロッカはどれにしようかと視線を巡らせる。ひとつを選ぶのは難しくて、ならふたつでもいいじゃないというところ。
「苺パフェとチョコパフェお願いします」
注文して、店内にそっと視線巡らせる。
付き合いたてのカップルだろうか。楽しそうに過ごしている姿へとそっとロッカは視線向ける。
「盗み聞きはいけませんけども、微笑ましい光景は見たくなりますよねぇ」
ふふと笑み零してロッカは笑む。けれどあまり見ていれば気付かれてしまうかと視線外すと――自分の方へ運ばれてくるパフェと紅茶。
苺のパフェはグラスの中。一番下は苺ババロア。その上にクリームと、半分に切られた苺が断面見せるようにグラスの中に並んでいる。ソルベは一口サイズの丸いかたち。食感楽しめるようにサクサクのパイやナッツも飾られていた。そこにさらに苺のコンフィチュールがかかるのは贅沢というもの。
チョコレートのパフェは背の高いグラスの中。一番下はサクサクのパイ生地が砕かれており、その上には見るからに濃厚そうなチョコレートのアイスクリーム。けれどそれだけでは重すぎるとオレンジのコンフィチュール。
一番上はオレンジが綺麗に添えられたバニラのアイスクリームだが、添えられたほんのりあたたかなチョコレートがある。つまりこれをかけて、ということらしい。
「パフェがもはや芸術品すぎて、拝みたくなりますねいえ拝みませんけども」
ではまずあつあつのチョコレートをかけて、ととろりと自分でするのも楽しさがある。ロッカはほんのり溶けたアイスクリームとチョコレートソースのところをすくってパクリ。
このチョコレートの甘さと濃厚さ――もう一つも気になって、苺をひとすくい。
「苺うまーあまーチョコパフェしあわせー」
そしてパフェを食べながらカップへも手が伸びる。
口元へ運べば、先に紅茶の良い香り。カカオの香り……とロッカは改めてその紅茶を見つめ、一口。
「そういえばチョコパフェとカカオ被りしてちょっと心配でした恋着もカカオの味わいが美味しいですね、ミルクを入れて混ぜて……やっぱり美味しいですね」
一口目の美味しさ。ミルクもおすすめと聞いていたから、早速とくわえれば先程とは違う味わい。
ミルクをいれたら、カカオの雰囲気がまた違う美味しさになっているのだ。
ぱちりとロッカは瞬いて、やっぱりこれは他のも気になると心は定まる。
「帰りに紅茶の茶葉を全種類買って帰りましょう。お一人様ってこういう衝動買いができるから楽しいですし」
それに――運ばれていく葡萄のパフェが目に入る。つややかな果実が積まれているのも気になる。
ロッカのお腹にはまだまだ余裕がある。なら、やることはひとつ。
「とりあえずこの幸せ空間を時間ギリギリまで満喫したいので、追加で葡萄パフェと甘い酩酊お願いしまーす」
ウィスキーの香りがする紅茶も気になっていたのだ。まだまだ幸せで楽しい時間は、続くとロッカは笑み零した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
アーシャ・ナジュマ
地大・龍輝(g05599)と参加
【心情】
ばれんたいんでー、大事な人に日頃の感謝を伝える日、なんだね
それじゃあ、龍輝にはお礼をしないと!
※普段、龍輝の世話している擁護施設で暮らしているのでその恩返し
【行動】
「ええ!? こんなすごいパフェ食べていいの!?」
恩返しに意気込んでいたけれど、用意されたパフェの迫力の前に全部吹っ飛んでしまいます
頼んだパフェは苺系
グラスの中にお菓子の姿が見える、巨大なもの
食べていると適度に中がシェイクされて、味も見た目も千変万化の変化を見せます
「うん、凄くおいしい♪」
【プレゼント】
ひとしきりパフェを食べたところで冷静になって、感謝のプレゼント
それがし、ワスレテイタワケデハナイノデゴザイマスデス
お店の人に紹介してもらった、『初恋の瞬き』をプレゼント
「龍輝、いつもお茶飲んでるから、お茶好きでしょ?」
あたしも味見してみて、おいしかったのを選んだんだ
喜んでくれると嬉しいな
受け取ってもらえたのなら、後はニコニコ顔で残ったパフェをいただきます
地大・龍輝
アーシャ・ナジュマ(g10799)と
昼に参加
【心情】
バレンタインは恋人との仲を深めるための日とも言うそうだが、ここ最近では、義理チョコ・友チョコという形でやる形も多いそうだ
女の子向けのイベントということであれば、楽しんでもらおう
※昭和の価値観
この街を守ることにもつながるのであればなおさら
【行動】
アーシャは甘いもの好きだし、パフェを奢るとするか
俺の生まれた時代には多少話に聞くことはあったが……これは予想以上だな
「完璧」が名前の元と聞くが、たしかに甘味の王としか言いようがない
「どうだ、おいしいか?」
アーシャ、あまりにもうまそうに食べるな
俺も興味がわいた。追加で一ついただきたい
【プレゼント】
さて、こうしたプレゼントを選ぶのは得意ではないので、店の者を頼りたい
子供でも楽しめそうな甘めのフレーバーがあれば、紹介してもらえると幸甚だ
「俺にプレゼント? うれしいが……」
ちょっと名前が過激すぎないか?
あと、俺が好きなのは緑茶であって、風味もだいぶ違うが……
いや、大事なのは心だな
「ありがたく、いただこう」
●互いのこころづかい
バレンタインデー――それはアーシャ・ナジュマ(流星の戦姫・g10799)にとって初めてのもの。
大事な人に日頃の感謝を伝える日と聞いて、アーシャがまず思い浮かべたのは地大・龍輝(名前のない戦士・g05599)だ。
龍輝にはお礼をしないと! と意気込んだアーシャは、今瞳きらきら輝かせ、お耳をぴこぴこさせ尻尾をゆらゆらさせていた。
「ええ!? こんなすごいパフェ食べていいの!?」
「ああ、食べていいぜ」
バレンタインは恋人との仲を深めるための日とも言うそうだが、ここ最近では、義理チョコ・友チョコという形でやる形も多いそう。
そしてどちらかといえば女の子向けのイベントだろう。であれば、アーシャに楽しんでもらいたいと思って龍輝は一緒に来たのだ。
それにこうして楽しむことがこの街を守ることにつながるのであればなおさらというところ。
アーシャは甘いものが好き。そのことを知っている龍輝はパフェを奢るとするかと注文して。そして目の前で嬉しそうにしているアーシャの姿に満足げな笑み。
龍輝へ恩返しをと意気込んでいたけれど、目の前に出てきたパフェの迫力の前に全部吹っ飛んでしまったアーシャ。
大きなワイングラスの中に苺色のムース。その上にフレッシュな苺とクリーム。そこに添えられるマカロンやクッキー、苺のチョコレート。サクサクのパイ生地は、苺とクリームを合わせればミルフィーユになる気配。それに苺アイスと苺尽くし。けれどそれだけではないのだ。グラスに蓋をするように置かれたのはカスタードたっぷりの苺タルト。
どどーんと登場したパフェ。龍輝もそれを改めてみる。
(「俺の生まれた時代には多少話に聞くことはあったが……これは予想以上だな」)
「完璧」が名前の元と聞くが、たしかに甘味の王としか言いようがないとその姿に感心していた。
そしてずっと見ているままのアーシャに食べないと溶けるぞとグラスの中のアイスクリームを示す。
アーシャはそうだねと丁寧に蓋になっているタルトをまず外して、グラスの中をひとすくい。どこからいこうか迷ってしっかり苺ムースからすくいあげた。
「どうだ、おいしいか?」
「うん、凄くおいしい♪」
ひとすくの場所が変われば、また味も変わる。それにだんだんと適度にシェイクされ。味も見た目も千変万化。さくさくと思えばしっとりとしていたりと食感にも差がでるが美味しいのは変わりない。
苺のタルトも気になる。けれどあれは最後になんて思いながらアーシャはぱくぱく幸せ心地。頬は緩みっぱなしだ。
アーシャがあまりにも美味しそうに食べるから龍輝もそれがどんな味か興味が湧いてくる。
追加でひとつ、と龍輝も頼めば同じものを一緒に食べれて、アーシャも嬉しくなるというもの。
そしてふと、そうだと先に差し出したのは龍輝だった。事前に店にきて、こうしたプレゼントを選ぶのは得意ではなかったから店員に相談に乗ってもらったのだ。
子供でも楽しめそうな甘めのフレーバーがあれば、紹介してもらえると幸甚だと――それなら、と出してもらったのは目にも楽しいひとつ。
カラフルな金平糖が茶葉と一緒にガラス瓶の中に入っているものだ。紅茶と一緒に金平糖も要れたなら、溶けて程よく甘くなるという。
「砂糖入れなくても甘いそうだ」
「! いいの? ありがとう!」
ひとしきりパフェを食べ、そして紅茶をもらってアーシャははっとする。
そう、自分もちゃんと感謝のプレゼントを用意していたのだ。
それがし、ワスレテイタワケデハナイノデゴザイマスデスとカタコトになりながら差し出したのは店の人に紹介してもらった柑橘風味のする紅茶だ。
「龍輝、いつもお茶飲んでるから、お茶好きでしょ?」
「俺にプレゼント? うれしいが……」
と、その紅茶には『初恋の瞬き』とあるのに気付いた龍輝。
ちょっと名前が過激すぎないか? と龍輝は思う。それに、いつも飲んでいるのは緑茶であり紅茶ではない。
風味もだいぶ違うが……と思ったがいや、と龍輝は思い直す。
大事なのは心だ。
「ありがたく、いただこう」
「あたしも味見してみて、おいしかったのを選んだんだ」
龍輝がやわらかに笑むのを目にしてアーシャは選んでよかった! と笑み深める。
残ったパフェをニコニコ顔で食べながら、自分の目の前にある茶葉にも目を。
その紅茶の名は『流星と一緒に』という名前。金平糖は星に見立てられていて、飲むのが楽しみと思う。
「ねね、龍輝も一緒に飲もう!」
せっかくならと互いの紅茶を示しながら最後にとっていたタルトに手を付けるアーシャ。
紅茶を飲むときは、甘い物も必要だねと笑いながら。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【猫変身】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
●いつも一緒に
紅茶とパフェと聞いてアンナ・ローザ(ヴェンデッタの糸・g03283)はその店の扉をゆっくりと開いた。
いらっしゃいませの声が迎えてくれるよりも早くもきゅっと モーラット・コミュ『マリア』が店の中へ。
マリアの瞳がきらきらと輝いている理由をアンナは知っている。それはきっとこの場に満ち溢れた甘い香りのせい。
日頃の感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る。それは素敵な風習に思えて、アンナも今日を楽しむ気持ちはいっぱいだ。
もちろんマリアも一緒にねと、傍らで跳ねる姿に笑み向ける。
「いらっしゃい、アンナ」
何にする? と笑って案内したのはライカだ。メニュー開けば、これは迷うわねと真剣な表情。
その中からアンナが選んだのは苺のパフェ。それから、紅茶は――華やかな香りがするもの。
「おっまたせ~」
きらきら輝く苺いっぱいのパフェにマリアはもきゅもきゅっ! と感激の声。
ライカがそれを運んできて、あとこれもと小さな包み。それは紅茶の香りがするチョコレートだという。
「これはアタシからのプレゼント」
アンナは嬉しいと笑って、お返しとそっと鞄から取り出した包みをひとつ、ライカの手に。
今後も一緒に頑張れるようにと、想いを込めて。
ライカは嬉しい、ありがととと笑ってごゆっくり~と離れていく。
カップに紅茶を注いでその香り楽しめばふわとふくよかで高らかだ。
「あ。ちょっとマリア、食べすぎてはだめよ」
先にパフェをはぐはぐしていたマリア。マリアは苺をフォークに刺してアンナの口元へ。
「イベントはみんなで楽しむもの……って、それは私に?」
ぱちりと瞬いて、アンナは笑うとぱくりと。苺の甘酸っぱさが口に広がる。
「あ、ありがとう。そうね、いつも一緒にいてくれて、あなたにも感謝してるわ」
もきゅっとマリアは声あげてパフェをひとすくい。それを運ぶのは自分の口に。
そこでアンナははっとする。このままじゃマリアに全部食べられちゃうと。
けれど目を輝かせて食べているのを止めるのは、今日は――たまにはいいかしらと自分のをもうひとつ。
これはあげないわよと笑って一緒に甘い時間。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
●王妃の一杯
扉を開けた先――落ち着いた雰囲気の店。紅茶の香りがふわと広がり、案内されるままにカウンターへ。
するとどの紅茶にいたしますかと、いくつかの缶が前にならぶ。
そのひとつひとつ、蓋を開けて感じて、どうしようかしらと迷う時間は贅沢なものだ。
バレンタインに合わせて、カカオの香りのするものもある。紅茶らしい紅茶というものも、それからフレーバードティーも様々な彩を見せてくれる。
その中で、心を擽ったのは華やかな香りを持つもの。
この香りは薔薇の香りと、マリー・アントワネット(人間のサウンドソルジャー・g09894)は笑み零した。
「この紅茶でお願いいたしますわ」
ポットを温め、茶葉を蒸らして。カウンターはその手際が良く見える。
しばし待っていれば運ばれてくる紅茶。
真っ白なポットから真っ白なカップへと注がれるその色。そしてふわと、その香りが際立つ。
カップを口に寄せれば一層その香は近くなり、マリーはふわと微笑んだ。
香り高い――華やかな薔薇の香りは庭園に咲く花々を思い起こさせる。口に含めば、ふわとひろがり抜けていく。
「とても美味しいですわ」
淹れてくれたマスターへ告げるとにこりと微笑んで、一緒にどうぞと一皿が置かれた。
それは焼菓子。焼きメレンゲ、マドレーヌ、フィナンシェといったものだ。
紅茶と菓子と。
ここが宮殿でドレスを着ていたなら、誰と共にこの一杯を楽しんでいたでしょうかと心疼くものがある。
皆で華々しく茶会を楽しむのも素敵な時間。けれどこうしてゆるりと一杯を楽しむのも良きもの。
マリーは穏やかに笑み讃えて、菓子をつまみカップに口をつけるのだった。
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
捌碁・秋果
【秋逸】
※昼のカフェに参加
お紅茶とお洒落なパフェ、楽しみです
茶葉も選べるみたいだし、どんなのにしようかなあ…
もー、堂々としてれば平気ですよ
さ、入りますよ
色んな茶葉があって目移りします、自分用にお土産の茶葉も選ぼうかな?
余裕がある…そうですね、水色の違いを楽しんだり紅茶を注いだ時の湯気を幸せに感じるのもゆとりがあってこそ
伏見さんとお互いのパフェと茶葉を選びあう
迷わず手にするのは『甘い酩酊』
大人っぽくてぴったりでしょ!
(自分の毒系のパラドクスにかこつけてもいるけど、それは言わない方が良い気がしたので内緒)
パフェはチョコ系にスグリやベリーの赤い色がアクセントで入ったものをチョイス
伏見さんの目の色をイメージしてみました!
提供された紅茶とパフェをいただく前に、端末で撮影
ふふっ。ではいただきます!
葡萄のフレーバーティは甘いパフェを引き立てるようにストレートで飲みます
紅茶とパフェ、相性ばっちり
伏見さん、センスいいじゃないですか…!
皆お紅茶とパフェに夢中ですからね
我々も…穏やかにお茶を楽しみましょう
伏見・逸
【秋逸】(アドリブ歓迎)
昼のカフェに参加
紅茶の店、話を聞いた時に
捌碁が紅茶好きらしいのを思い出したので、気になってはいた
洒落た店構えと、あちこちから感じる甘い雰囲気に
入って大丈夫か俺…?とちょっと不安になるが、店に押し込まれる
普段は、茶葉の紅茶なんて洒落て手間のかかるもんは飲まない
それを楽しめるって事は、余裕があるって事なんだろう
状況もだが、心が穏やかだとか、そういう
互いに相手の紅茶とパフェを選ぶ
葡萄の甘い香りがする紅茶があるというので、それを選ぶ
パフェは折角だからチョコレートメインで、大人っぽく綺麗なもの
落ち着いた色合いに、宝石のような艶のあるチョコレートの飾り
喜ぶ捌碁の様子を見れば、悪い気はしない
選んで貰った紅茶は、よく知っている(酒の)香りがする
甘い酩酊か…悪くねえ
飲んでも酔いはしないが、酔う心地よさを思い出す
俺の目の色は、こんなに甘いだろうか
穏やかで甘っちょろい夢の中にいる気分
なんとも気恥ずかしかったが、少しぐらい力を抜いてもいいか
他の客は誰も、こっちなんざ気にしちゃいねえだろう
●穏やかな午後を
紅茶の店がある――その話を聞いた時、伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)が紅茶好きらしいという事を思いだした。
だから気にはなっており、共に足を運んだのだが――その足は重い。
けれど秋果は楽しそうな表情だ。
「お紅茶とお洒落なパフェ、楽しみです」
茶葉も選べるみたいだし、どんなのにしようかなあ……と思案する様子に逸は来てよかったとも思うのだけれど、やはり店を前にすると居心地の悪さがあった。
洒落た店構えと、あちこちから感じる甘い雰囲気――ぴた、と足は店前で止まる。
「入って大丈夫か俺……?」
「もー、堂々としてれば平気ですよ」
さ、入りますよと秋果はちょっと不安になっている逸の背を押して店の中へ。
扉の先、店の中は落ち着いた雰囲気で逸の不安はぬぐわれる。
静かでほんわりと、あたたかな印象だ。
ふたりはソファ席へ。しばらくすると、好みを聞いて何種類かの茶葉を持ってきてくれた。
「色んな茶葉があって目移りします、自分用にお土産の茶葉も選ぼうかな?」
一つずつ香りを確かめる秋果。逸も真似て、紅茶の香りを感じる。
「普段は、茶葉の紅茶なんて洒落て手間のかかるもんは飲まないが……それを楽しめるって事は、余裕があるって事なんだろう」
それは状況もだが、心が穏やかだとか、そういうことだと逸は紡ぐ。
この店に流れる空気はあたたかでやわらかだと感じながら。こういう雰囲気が出せるのも余裕があるからなのかもしれない。
「余裕がある……そうですね、水色の違いを楽しんだり紅茶を注いだ時の湯気を幸せに感じるのもゆとりがあってこそ」
だから、いまこのひと時がそうあれるものであればいいと秋果も思う。
「ねぇ、お互いのパフェと茶葉を選びあいましょう」
伏見さんにあうのはこれと迷わず秋果が手にしたのは『甘い酩酊』だった。
缶の蓋をあけた途端広がる香り――アルコールは入っていないとうのにウイスキーの香りがするのだ。
そして逸もこれにしようと選ぶ。葡萄の香りがする紅茶だ。
それは彼女にとても合う気がする。パフェも、折角だからチョコレートメインで大人っぽくキレイなものを選んだ。
二人の前に運ばれてくる紅茶とパフェ。目の前に並んだところで秋果は端末取り出して撮影。
逸の選んでくれたパフェに秋果は嬉しそうに笑む。
チョコレートとフルーツジュレの重なり。チョコレートアイスクリームはビターとミルクの二種類だろうか。落ち着いた色合いに、宝石のような艶のあるチョコレートが飾られている。
「ふふっ。ではいただきます!」
葡萄のフレーバーティは甘いパフェを引き立てるようにストレートで。
パフェもチョコレートを掬い上げて口へ。広がる甘さに秋果の頬は緩む。
「紅茶とパフェ、相性ばっちり」
そしてこれを選んでくれたのは逸。だからぱっと顔むけて笑みを。
「伏見さん、センスいいじゃないですか……!」
喜ぶ彼女の様子に悪い気はしないと逸の口端は笑みを象る。
そして逸の前にあるパフェは、カクテルグラスを器としていた。チョコ系にスグリやベリーの赤い色がアクセントで入ったものを秋果はチョイスしたのだ。
だってこの赤い色はと秋果は逸の瞳を見詰める。
「伏見さんの目の色をイメージしてみました!」
俺の目の色は、こんなに甘いだろうかとパフェも口に運びつつ紅茶も。口元に運べば――ぴたと手が止まる。
ふわと漂うその香りは逸にとってよく知っている香りだったから。
「甘い酩酊か……悪くねえ」
「大人っぽくてぴったりでしょ!」
本当は、秋果の毒系のパラドクスにかこつけてもいるけど、それは言わない方が良い気がしたので内緒にして、ふふと笑む。
口に含めばアルコールではないから酔いはしないが、酔う心地よさを逸に思い出させる。
紅茶とパフェと――穏やかで甘っちょろい夢の中にいる気分と。
心なしか、表情も柔らかになって。
逸は気恥ずかしさを感じつつも、少しぐらい力を抜いてもいいかと緩む。
他の客は誰も、こっちなんざ気にしちゃいねえだろうと、零しながら逸もパフェを口へ運ぶ。
その様子を目に秋果も笑み零して。
「皆お紅茶とパフェに夢中ですからね」
こちらを見ている人なんていませんしと秋果はパフェをひとすくい。
「我々も……穏やかにお茶を楽しみましょう」
紅茶とパフェで、穏やかな時間を。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
夏目・ありす
【マタさん(g04728)とご一緒に】
マタさんは大人だから、背伸びして夜のカフェにお邪魔するよ
勿論、あたしはお酒は飲まないけど!
ライカさん、はじめましてっ
今日は素敵なお誘いをありがとう!ってご挨拶して
マタさんの手を引いてふかふかのソファ席へ
あたしまだ未成年なんだよー?って笑ってみせて
マタさん、お酒はちょっとだけ待ってね
えへへ、先日お願いした紅茶を!
茶葉と一緒に持ってきてもらうのは
先日あたしがブレンドした紅茶
チョコレートの香りに濃いめのアッサムCTC
ミルクたっぷり甘めでどうぞ
茶葉の名前は「Tomber amoureux」
あたしのブレンドしてきた中でも最高に濃いミルクティ
パフェはさっぱりした柑橘系をお願いしたい気分
わぁ、とってもお洒落なパフェ!
マタさんは甘いもの大丈夫?
お酒と一緒に食べたりするの?
まだまだマタさんのことは知らないことがいっぱい
あたしの大好きな騎士さま
これから、ずっと傍にいてね
えへへ、漱石のその言葉は知ってるよ?
あたしもね、今日の月は綺麗だなって思うんだっ
アドリブ歓迎だよ
マタ・クリスタニカ
【アリス(g05978)と共に】
・まぁ、酒は無理に嗜むものでもあるまいよ。こういった場所でも、自分の好きな飲み物を楽しむがよかろうて。まぁ私は折角だし酒の…む?
・…まさか、事前に準備してくれていたとは。参ったな、私は何も用意をしていないのだが…うむ、ではこうしよう。この後、アリスの好きな我儘を一つ言いたまえ。すぐでなくとも良い。気が向いたときに、その我儘を、可能な限り応えようではないか。勿論、不可能なものは勘弁してくれよ?
・で、この香りは…あぁ、バレンタインだものな。チョコに…うむ、ミルクを、か。いいじゃないか、お勧めのままに楽しむとしよう。あぁ、ちなみに甘いものは好きだぞ。甘い酒に、甘いものの組み合わせは合うものだ。だから、アリスのそれと同じものを私ももらうとしよう。
・隣で様々な表情を魅せる少女。その髪の色は、まるで満月のごとく。
・「La lune est belle, n'est-ce pas?」
・成程。この国も、よい言葉を持つものよ。
●月の色
夜のカフェは、昼とちがってほんのり温かくやわらかな光で満たされていた。
夏目・ありす(不思議の国の・g05978)はちょっと背伸びして、夜のカフェへ。
共に足運ぶマタ・クリスタニカ(幻奏にして現創の剣・g04728)が大人だから、この時間を選んだ。
「こんばんは、いらっしゃいませ~!」
「ライカさん、はじめましてっ」
今日は素敵なお誘いをありがとう! とありすは笑む。ライカも心行くまで楽しんでねと笑って、あそこの席がいいかしらとソファ席を示した。
窓際の、二人で並んでゆっくりと座れる席だ。
そこにするとありすはマタの手をとってふかふかのソファ席へ。
まだ未成年のありす。だからお酒は勿論飲まないけれどマタが飲みたければ飲めるようにとこの時間を選んだのだ。
「あたしまだ未成年なんだよー?」
けれど冬がくれば、ありすは20歳になる。次の誕生日がきたら一緒にお酒が飲めるようになる。だから笑って。
「マタさん、お酒はちょっとだけ待ってね」
「まぁ、酒は無理に嗜むものでもあるまいよ」
こういった場所でも、自分の好きな飲み物を楽しむがよかろうてとマタはやわらかに笑み浮かべる。
「えへへ、先日お願いした紅茶を!」
「まぁ私は折角だし酒の……む?」
と、ありすが手をふってお願いする様にすでに準備済み? とマタはぱたりとメニューを閉じた。
この時間は酒も楽しめるが、彼女が準備してくれているならそれを楽しもうと。
他の茶葉を持ってきてもらうのと一緒に持ってきてもらうもの。それが、ありすからマタへの贈物。
それを察して、マタは困ったなと眉を八の字に。
「……まさか、事前に準備してくれていたとは。参ったな、私は何も用意をしていないのだが……うむ、ではこうしよう」
今、この場で私ができる一番の心づくしとマタはゆるりと紡ぐ。
「この後、アリスの好きな我儘を一つ言いたまえ」
「我儘?」
「すぐでなくとも良い。気が向いたときに、その我儘を、可能な限り応えようではないか。勿論、不可能なものは勘弁してくれよ?」
ありすは頷いてはにかむ。我儘――すぐには思いつかないけれど、自分のお願いを一つ聞いてくれると言っている。それは自分を想って出た言葉だとわかるから嬉しくなってくる。
そしてありすも、マタを思ってこの紅茶を用意したのだ。
「ふふ、ちょっと前にきてあたしがブレンドしたの」
チョコレートの香りに濃いめのアッサムCTC。
ミルクたっぷり甘めでどうぞ、とありすは笑む。
その茶葉の名前は『Tomber amoureux』と。
あたしのブレンドしてきた中でも最高に濃いミルクティと、その一杯をマタへ。
「で、この香りは……あぁ、バレンタインだものな。チョコに……うむ、ミルクを、か」
いいじゃないかと、マタはありすを見詰め笑む。彼女が自分のためにブレンドしてくれたのだから。
「お勧めのままに楽しむとしよう」
是非是非とありすは笑みつつ、ちょっと遅れて運ばれてきたパフェに瞳輝かせる。
「わぁ、とってもお洒落なパフェ!」
背の高いグラス。一番下は柚子のジュレできらきら輝いている。その上にさくさくのパイ、とろりとしたのは柑橘系のさっぱりしたムースだという。その上に綺麗に象られたフルーツがあり、グラスの上には薄いアーモンドクッキー。その上にクリームとマカロンがちょんと乗っている。
見た目にも楽しくてありすの表情はくるくると変わりゆく。その表情に魅せられる心地。表情変われば楽し気に揺れるその髪――まるで満月のごとき色とマタはふと笑み零していた。
「マタさんは甘いもの大丈夫? お酒と一緒に食べたりするの?」
「あぁ、ちなみに甘いものは好きだぞ。甘い酒に、甘いものの組み合わせは合うものだ」
そう言って、すっと指差すのはありすの前にあるパフェ。
「だから、アリスのそれと同じものを私ももらうとしよう」
同じものを食べる楽しみがある。
だから、飲めるようになったら私のおすすめも試してみるか? とマタが笑みたたえればありすはそれは嬉しい事と大きく頷く。
まだまだ、マタさんのことは知らないことがいっぱい。だから、お酒の好み、食の好み。ほかにも色々なことを知っていきたい。
あたしの大好きな騎士さま――そう思いながらありすは青い瞳を揺らめかせる。
そんな彼女を見詰めて、ふとマタの心に浮かんだ言葉がある。
「La lune est belle, n'est-ce pas?」
その言葉は自然と落ちて。そしてありすの耳にも届いていた。そしてその意味も――知っているからふわと笑みが咲く。
「えへへ、漱石のその言葉は知ってるよ?」
ねぇ見て、とありすは窓の外を示す。
「あたしもね、今日の月は綺麗だなって思うんだっ」
二人で窓の外、月を見上げて。
けれどそっと、マタはありすへと視線を向ける。ほんのり月の光を受けて、きらきらとその金糸はやわらかに輝いている。
成程――と、マタの口端は自然とあがる。
この国も、よい言葉を持つものよと、先ほど紡いだ言葉を心内で再度紡いで。
今はこのひとときを、共に。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【現の夢】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!
レックス・ウェリタス
【魚縁】
今日は、一段と甘い日だ
美味しいものが食べられる名目ってイイ事だよねえ
それにちょっと得した気分になっちゃう
紅茶は僕にとっての特別
故郷の甘すぎた苦手でも有り
リビトがくれた好きでも在る
確かに種類が多いと迷うよね
すんごい解る
じゃ僕も『初恋の瞬き』を頂こうかな
そうだね、知れるのなら
ふふ、味で恋を知れるならとても素敵なことだしと
ゆるり同じ味を辿るんだ
――わ、好い香り
鼻が擽られる感じ、嫌いじゃない
柑橘の甘酸っぱさにチョコのあまい馨
紅茶なのに不思議な感じ
うん、サッパリしてて美味しい
瞬き…初恋もこんな感じなのかな?
同じくチョコ系でお任せしたパフェに緩んで
あは、今日の特別って感じだね?
真似できない方が一緒に食べに来る口実になるし
僕得だけどな~
恋は解らない
でも紅茶もパフェも美味しくて
何よりリビトと過ごす時間が楽しいのは解る
――ん?
美味しいって想いなら
そもそも早いっていうかさ
恋って知るものじゃなく落ちるものなんでしょ?
ならいつか解るかも
次は『恋着』とかどうだろ
解らない心地と想いを
ふたり探し歩くみたいにさ
津・リビト
【魚縁】
良い香りがするな
ばれんたいん、とてもいい行事だ(食べたいだけ)
本当に色んな種類の紅茶があるんだな
どれにするか迷ってしまうが
折角なら、此処のお店のおすすめ
『初恋の瞬き』を頂こうか
恋をあまり良く分かっていないが
これを飲めば気持ちが理解出来るのだろうか。なんて
ふふ、レックスも知りたくないか?
甘酸っぱい香りとちょこれいとの甘い香りに頬を緩ませ
一口飲めば目を瞬かせる
ちょこれいとの香りがするのに――甘くない
むしろ、さっぱりとして飲みやすい
初恋……難しいな
後で店員にこっそり贈り物用として少し包んでもらおう
お気に入りの茶葉、レックスに贈りたい
そして、ちょこ系でお任せしたぱふぇに目を奪われて
! ぱふぇもお洒落で素敵だ
俺のお店では真似出来そうにないな(不器用)
恋はやはり分からないが美味い
レックスは――この想い伝わったか?
ふふ、俺達には少し早過ぎたかもしれないな
知るものではなく落ちるもの……やはり難しいな
けれど、この一時さえ楽しくて笑顔が零れてしまう
次はどの紅茶を飲んでみようか
色んな想い、知ってみたい
●まだ解らぬけれど、今はそれで
扉を開けば――紅茶の香り。
すんと鼻を鳴らし良い香りがするなと津・リビト(釣人・g00145)はレックス・ウェリタス(Memento mori・g07184)へと共に感じてほしくて視線向けた。
レックスも、店の中に入った途端に感じた空気に自然と頬緩ませて、今日は、一段と甘い日だとくすぐったそうに紡いだ。
「美味しいものが食べられる名目ってイイ事だよねえ」
それにちょっと得した気分になっちゃうと言うレックスにリビトはうんと頷く。
「ばれんたいん、とてもいい行事だ」
甘いもの、食べたいだけ――なんてところもあるけれど、楽しい時間になるのは間違いないから。
ふたり、席に着けばどの紅茶にいたしますかといくつか缶が並ぶ。どれも香りを確かめてからお願いできるようだ。
紅茶は、レックスにとって特別なもの。
故郷の甘すぎた苦手でも有り――隣でどうしようかと悩むリビトがくれた好きでも在る。
「本当に色んな種類の紅茶があるんだな」
どれにするか迷ってしまうとリビトは一つずつ手に取っていた。
「確かに種類が多いと迷うよね」
すんごい解るとレックスもこの香りも好きだなぁと一つ試しては次のを手に。
リビトは、その中からひとつ。折角なら、此処のお店のおすすめ、『初恋の瞬き』をと最後に手にした。
「じゃ僕も『初恋の瞬き』を頂こうかな」
恋。
それをリビトはあまりよく分かっていないと自分でも思う。
でも、これを飲めば気持ちが理解出来るのだろうか。なんてと笑って。
「ふふ、レックスも知りたくないか?」
「そうだね、知れるのなら」
レックスとリビトは運ばれてた紅茶をポットからカップへと注ぐ。
「ふふ、味で恋を知れるならとても素敵なことだし」
そして二人一緒にカップを持ってその口へと運ぶ。ゆるり同じ味を辿っていく。
甘酸っぱい香りとちょこれいとの甘い香りだとリビトは頬緩ませる。一口飲めば、その青い瞳がぱちぱちと瞬いた。
「ちょこれいとの香りがするのに――甘くない」
むしろ、さっぱりとして飲みやすい。後でこっそり贈物用として少し包んでもらおうとリビトはもう一口。
お気に入りの茶葉、それをレックスに贈りたいから。
リビトはレックスをちらりと見る。彼もまたカップを口元へ運んでいて。
「――わ、好い香り」
鼻が擽られる感じ、嫌いじゃないとレックスも頬緩めていた。
柑橘の甘酸っぱさにチョコのあまい馨。それは紅茶なのに不思議な感じだ。
「うん、サッパリしてて美味しい」
そしてレックスはもう一口。
「瞬き……初恋もこんな感じなのかな?」
「初恋……難しいな」
まだ恋は分からないから二人は同じ方向に首傾げて、そして笑いあう。
そして一杯目を口にしたら――ふたりの前に運ばれてくるパフェ。
一番下はチョコレートムース。その上にサクサクのパイ、ラズベリーのソースがかかりちょっと味を変えてのパンナコッタの層。
そしてクリームを挟んでまた濃厚なチョコレートだ。その上に色とりどりのフルーツ。
天辺にはバレンタインに合わせてハートのチョコレートだ。
「! ぱふぇもお洒落で素敵だ」
「あは、今日の特別って感じだね?」
俺のお店では真似出来そうにないなと自分の不器用さを思うリビト。それぞれ一つずつでも美味しそうだけど、合わせて食べたらどんなお味かなとわくわくする所もある。
リビトがパフェに目を奪われる姿にレックスもふふと笑む。
「真似できない方が一緒に食べに来る口実になるし。僕得だけどな~」
なんて笑いながら、一口目をどこから食べようかと悩みながら手を伸ばす。
今日はバレンタインデーで、恋は解らないけれど、でも。
「美味いのはよくわかる」
リビトは頷いてレックスへと屈託なく笑いかけて。
「レックスは――この想い伝わったか?」
「――ん?」
この想いって、なんだろうか。恋は解らない。
でも紅茶もパフェも美味しくて何よりリビトと過ごす時間が楽しいのは解る。
「美味しいって想いなら」
「ふふ、俺達には少し早過ぎたかもしれないな」
少し早すぎた、とレックスはその言葉を紡いで――でもひとつ、思う。
「そもそも早いっていうかさ、恋って知るものじゃなく落ちるものなんでしょ?」
ならいつか解るかも、と言って。でも今は、リビトと一緒に食べる紅茶とパフェが美味しいのが解るだけで十分とふにゃと笑み一口。
「知るものではなく落ちるもの……やはり難しいな」
けれど、この一時さえ楽しくて笑顔が零れてしまう。
リビトは紅茶を飲んで、パフェのチョコレートの甘さに混ざる柑橘の香にこくりと喉がなる。
あっという間にポットの紅茶は無くなって――レックスに誘いかける。
「次はどの紅茶を飲んでみようか」
色んな想い、知ってみたいと次の出会いを楽しみにして。
「次は『恋着』とかどうだろ」
解らない心地と想いを、ふたり探し歩くみたいにさとレックスは悪戯するように笑ってみせる。
一体どんな味――どんな想いを感じるだろうか。
解らないから、それを知るのがまた楽しみ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
【落下耐性】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
誘樂・春祝
✤春雪
紅茶のいい香りがするね、雪璃
君はいつもどんな紅茶を飲んでいるんだ?
俺は桜の紅茶が多いな
ポヌは猫舌だから温いホットミルク
「なぁん」と鳴いた猫を撫でて、微笑む
はは!わかった
今度俺のオススメをご馳走するから、雪璃のオススメを俺にご馳走して欲しいな
此度はチョコレートフレーバーの紅茶が目玉らしい
席はカウンターとソファ席、どちらがいい?
わかった、ソファにしよう
ポヌは俺の膝の上だ
『初恋の瞬き』に『恋着』、『甘い酩酊』か……どれも甘いドキドキするような名前だね
流石はバレンタイン
どれも美味しそうで悩むな…雪璃はどれがいい?
俺は恋着…いや、甘い酩酊にする
並べられた紅茶の香りを楽しみ、口をつける
─おいしい
あたたかさと香りがひろがって蕩けるよう
この茶葉、買っていこうかな
これに合うたい焼きも考えたい
完成したら味見してくれる?
一緒に並ぶパフェは食べるのが勿体ないお洒落さで恐る恐るスプーンを差し入れ
果実もクリームも美味しい!
機嫌よく猫尾がゆれる
お洒落なバレンタインだ
同感だ
大人になった気分がする
こういうのもいいな
茜來・雪璃
✤春雪
ぉおー、ほんといい香り…
いつもはフルーツ系のフレーバーティーかな
あとはアッサムのミルクティー!
春祝は桜の紅茶かあ
いいよねえ、桜の香り
ね、今度春祝のおすすめ教えてよ
あは、いづもポヌと一緒だねよえ
あ、なるほど!だからさっきから甘い香りがするんだねえ
気になるねえ…頼んでみようかな?
ふかふかソファ席がいいな!
…いづも私の膝の上来る?
うんうん、ザ・バレンタインって感じの名前だねえ
どれにしようかなあ…とメニューと睨めっこ
ん、これにしよ!私は『恋着』にする
ミルクティーまでしっかりいただくんだー
春祝はー?
わぁ…いい香りだし、美味しい
こんなにカカオの香りするんだねえ
ふふ、これ好きだなあ
ほんとそのままでもミルクティーでも美味しいや
後でこれと他のも買って帰ろー
たい焼きと大人な香りの紅茶かあ、すごくお洒落になりそうかも?
ふわぁ…すごいオサレなパフェ……
こんなの初めて、と恐る恐る
……!!おいし…パフェも……すっごく!
味や香りの余韻に浸り二尾もゆるゆら
今までとはまた違う
こういうバレンタインもたまにはいいかも!
●ちょっと大人のバレンタインデー
ふわ、と広がる香りは心地よく。
誘樂・春祝(招喜猫・g10644)は扉の先で迎えてくれたその香りにふと笑み零し尾を揺らす。
そして茜來・雪璃(朧夜ノ蝶華燈・g00793)の尾もゆうらりと期待に満ちていた。
「紅茶のいい香りがするね、雪璃」
「ぉおー、ほんといい香り……」
「君はいつもどんな紅茶を飲んでいるんだ? 俺は桜の紅茶が多いな」
「いつもはフルーツ系のフレーバーティーかな。あとはアッサムのミルクティー!」
春祝は桜の紅茶かあと雪璃は紡いでふふと笑む。
「いいよねえ、桜の香り」
その紅茶を想像すれば春をきっと感じられる。それに彼が好んでいるものも気になるから雪璃はぱっと顔向けて。
「ね、今度春祝のおすすめ教えてよ」
「はは! わかった」
もちろんと春祝が頷くと、とんと肩に乗る気配。それはスフィンクス『ポヌ』だ。まるでその茶会自分も参加するというようにアピール。
ポヌは猫舌だから温いホットミルクと笑って、春祝が手を伸ばし撫でれば「なぁん」と一声響くのに微笑零れる。
「今度俺のオススメをご馳走するから、雪璃のオススメを俺にご馳走して欲しいな」
うんと雪璃が返せば足元をするりと撫でていく気配。自分も忘れては嫌だよというようにクダギツネ『いづ』が見上げてくる。
「あは、いづもポヌと一緒だねよえ」
そう言いながら、雪璃はずっと感じている甘い香りが何だろうなぁと考えていて。春祝は笑って、此度はチョコレートフレーバーの紅茶が目玉らしいと告げる。
「あ、なるほど! だからさっきから甘い香りがするんだねえ」
気になるねえ……と雪璃はそわそわ。頼んでみようかな? と紡ぐところへ、春祝はその前にと尋ねる。
「席はカウンターとソファ席、どちらがいい?」
「ふかふかソファ席がいいな!」
「わかった、ソファにしよう」
選んだのはソファ席。どうぞと案内されて座りつつ、春祝はポヌへ微笑んでぽんと膝を叩く。
「ポヌは俺の膝の上だ」
撫でられつつ、ポヌはご機嫌。それを見ていた雪璃はいづをちらり。
「……いづも私の膝の上来る?」
雪璃の膝の上にいづもぴょんと乗って尻尾をゆらり。
そんな様子に互いに笑みながら、メニューを開く。今日はバレンタイン仕様のおすすめ紅茶が並んでいるようだ。
「『初恋の瞬き』に『恋着』、『甘い酩酊』か……どれも甘いドキドキするような名前だね」
流石はバレンタインと春祝が紡げば雪璃もうんうんと頷く。
「ザ・バレンタインって感じの名前だねえ」
どれにしようかなあ……とメニューと睨めっこ。
「どれも美味しそうで悩むな……雪璃はどれがいい?」
「ん、これにしよ! 私は『恋着』にする」
ミルクティーまでしっかりいただくんだーと、二段構えの楽しみを見つけている雪璃。雪璃は、春祝はー? と、まだ少し悩んでいる彼へと尋ねる。
「俺は恋着……いや、甘い酩酊にする」
それから、パフェも選んで――待つのも楽しみな時間。他愛ない話をしていればふたりの元へ運ばれてくるのが見えて楽しみが募る。
カップとティーポット。注げばふわりと香りが広がる。
「わぁ……いい香りだし、美味しい」
「――おいしい」
それぞれ紅茶の香り楽しみ、口をつける。
含めばふわとカカオの香り。けれど紅茶の香りをあいまって極上のもの。香りの広がりが、一層深みを増す様な気もする。
「ふふ、これ好きだなあ」
雪璃の眦は緩む。そしてそこにミルクを足せば、また違う味わい。
「ほんとそのままでもミルクティーでも美味しいや」
春祝ももう一口。あたたかさと香りがひろがって蕩けるよう。香りが何処までも深くひろがっていくようだ。まだ知らぬお酒の香りがとても不思議で魅力的。
後でこれと他のも買って帰ろーと雪璃が紡げば春祝も頷いて。
「この茶葉、買っていこうかな」
それに、と春祝はじぃとカップを見詰める。
「これに合うたい焼きも考えたい。完成したら味見してくれる?」
この香りの紅茶なら、どんなのがあうだろうか――春祝は今から、その想像に余念ない。そしてきっかけの一杯を一緒に飲む雪璃にぱっと顔向けて早速のお願いだ。
「たい焼きと大人な香りの紅茶かあ、すごくお洒落になりそうかも?」
笑い合って、そして――紅茶の横のパフェにも実はさっきから視線ちらちら。
「ふわぁ……すごいオサレなパフェ……」
改めてみると背の高いグラスの一番下はコンフィチュール。春祝のは苺、雪璃のは葡萄のようだ。
その上はさくさくのパイ。チョコレートアイスクリームが乗っていて果物もたっぷり。そして面白いのは、グラスに蓋をするようにラングドシャがあって――その上に薔薇の形をしたマドレーヌが乗っているのだ。
「こんなの初めて」
外すのも勿体ないが、外さなければ食べられない。ふるふる手を震わせながら雪璃はそっと置く。春祝も外して、スプーンを手に。
二人は頷き合って、恐る恐る差し入れる。
「……!! おいし……パフェも……すっごく!」
ぴぴんとたった雪璃の尻尾。味や香りの余韻感じながら二尾はゆらゆら。
「果実もクリームも美味しい!」
そして春祝も一口食んで、機嫌よく猫尾がゆれる。
お洒落なバレンタインだともうひとすくい。傍らのマドレーヌも紅茶と合わせたらまた美味しそうだ。
「今までとはまた違う、こういうバレンタインもたまにはいいかも!」
雪璃は楽し気に笑み、スプーンを口へ。パフェを食べ紅茶を飲んで――果物を食べたあとだと紅茶に果物の香りがまた含まれて幸せだ。
春祝も、かぐわしい香りに果物のみずみずしさを感じ笑み深める。
「同感だ、大人になった気分がする」
こういうのもいいなと春祝は笑み浮かべる。その表情はいつもより心なしか大人びる。
けれどパフェを食べれば頬緩んで。ちょっとだけ、大人気分。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!