リプレイ
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
制限は多いがトロッコのダンジョンか。やってみる価値はある!
一般人になった、いや、戻った気分で頑張ってみよう
【行動】
トロッコに乗っている時に目に何か入るのを防ぐためにゴーグルをつけておこう
途中で目を開けていられずに分岐器を見逃すとか笑えるからな
金も銀も電気を通しやすいが
一番流しやすいと言われているのは「銀」だ
値段が高くなるからとか諸々の理由で電線とかに使われているのは別の金属だが間違いない
そう考えてエレメントリボルバーを構える
特殊な力は使えなくても普通の銃としては使えるだろう
そのまま分岐器を撃って切り替える
岩石が迫っていても落ち着いて対応をしよう
橋は勢いをつけて飛び越えたい
勢いが足りなかったら持ち込んだライターを使い
同じく持ち込んだ爆弾をトロッコ後方で炸裂させて
その爆風の勢いもつければ飛び越せるはずだ
ジェーン・コーネリアス
びくびくしながら乗っても楽しんで乗っても行きつく先は一緒だ
それなら楽しんだ方が得
今回も楽しんで宝探しをしようか!
トロッコに乗って景気よく線路の上を進んでいこう
より速いのは光、夜にピストルを撃ったら光が見えた後に音が聞こえるしね
トロッコに乗ったままピストル「Nemain」を抜いて分岐器を撃ち、衝撃でAの側に倒す
後々スピードを利用するんだろう?
それならブレーキなんてかけてる暇はない
もし次の問題を解く人がいなきゃそっちも僕が……
……よく分からないけどたぶん色だ!迷ってる暇はないしとりあえずBに倒れてなきゃ「Badhbh」を抜いて撃つ!
これまで一回もブレーキを踏んでないし勢いは十分
トロッコが飛び越えるコースの補助でフック付きロープを対岸に投げ、崖を飛び越える時に同時に引っ張って加速しつつ方向を補正
飛び終わったらロープは回収している余裕はないし投棄
消耗品だからね。持ってるのは一本だけじゃないし問題はないよ
シル・ウィンディア
…ええと、魔法が使えない?
え、ってことは、わたし、ただの女の子になっちゃうんだけどっ!?
…とはいえ、ここは頑張らないわけにはいかないから、がんばりますっ!
リュックサックにフック付きロープを入れていくよ。
ロープは人がぶら下がっても大丈夫なようなものをだね。
まずは分岐器の事を考えないとね。
ええと、謎解きみたいな分岐だなぁ…。
とりあえず、こんな感じかな?
分岐器1:Bの銀
分岐器2:Aの光
分岐器3:Bの色
そっちの方向に分岐されているならそのままで。
分岐しなければいけないのなら、世界樹の翼type.Aを伸ばして、分岐器を殴りつけるよ。
120cmの長い杖だから、わたし一人分くらいの長さがあるよっ!
分岐したあとは、崩れている橋をどうするかだよね…。
ここで訳立つのが、新宿島で用意したフック付きロープっ♪
これを思いっきり回転させてぶん投げて向こうに引っ掛ければっ!!
ロープを投げて対岸へフックを絡ませた後、ロープの持ち手もしっかり固定して、ロープをバランスを取りながら歩いていくよ。
…いざとなったらターザンだね
●トロッコ・ラン!
ゴンドワナ大陸にある密林の奥深く……ディアボロスたちは深い木々を掻き分けて、目的の場所へと辿り着く。
「これがトロッコか……見た目は普通のトロッコだな」
洞窟に入ると、一台のトロッコが彼らを迎える。
鉄のフレームに木枠を嵌め込み、鉄の車輪と木で押し付けるタイプのブレーキが備わっているトロッコは頑丈で大きく、複数人のディアボロスが乗っても平気そうに見える。
そしてトロッコが乗る長く伸びる線路の果ては、洞窟の奥へと続いており見ることが出来ない。
「びくびくしながら乗っても楽しんで乗っても、行きつく先は一緒だ! それなら楽しんだ方が得、今回も楽しんで宝探しをしようか!」
そう言いながら颯爽とトロッコに飛び乗るのはジェーン・コーネリアス(監視者・g10814)だ。
彼女は固定されていたブレーキを外すと、荒田・誠司(雑草・g00115)に押すように伝える。
「最初の勢いは任せるよ、男らしいとこ見せてくれよ?」
「ああ、パラドクスが使えないなど制限は多いが、トロッコのダンジョンか。やってみる価値はある! 一般人になった、いや、戻った気分で頑張ってみよう」
首にさげていた『解析能力補助ゴーグル』を、目に何かが入るなど走行中のトラブル防止に掛けた誠司は、ふんっ! と力を入れトロッコを押す。
乗り込んだディアボロスたちの重みで最初はジリジリとしか動かないが……勢いが付くと一気に走り出そうとするトロッコに慌てて飛び乗った誠司は、ジェーンと共に最初のカーブへと差し掛かる。
「ここは体重移動だな……出来ればノンストップで勢いをつけて走り抜けたい」
風を切る音の中、そう叫ぶ誠司にジェーンは頷くと、トロッコの淵に手を掴みイン側に体重を乗せる。
「分かってる。後々スピードを利用するんだろう? それならブレーキなんてかけてる暇はない」
体重を乗せ、車輪を浮かせカーブを一気に走り抜けるトロッコ。
最初の分岐器はまもなく訪れようとしていた。
そんな時だ、ガコンと言う音と共に巨大な岩が後方から転がり出したのは。
「あれが栞さんが言っていた大岩だね……追いつかれないように速度を維持しないとだよ、最初の分岐にはまだ着かないの!?」
小さな身体を活かし、青い髪をなびかせながらトロッコから頭だけを出して後方を警戒していたシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が、前を振り返りながら叫ぶ。
ガタンガタンと走るトロッコの騒音に負けないよう叫ぶシルの声とほぼ同時に、誠司が問題の看板を見つけて叫び返す。
「問題が見えた! 金と銀、どちらが電気を通しやすいか……だ!」
問題文を読むと、ホルスターから『エレメントリボルバー』を引き抜いた誠司は、分岐器のレバーを睨みながら弾丸を装填する。
この洞窟内、正確には宝を手にするまでは周囲に満ちる力をエレメントリボルバーで吸い上げることは出来ない。
だがリボルバーの名前通り、通常の弾丸を装填すれば大口径の拳銃として使える。
「金も銀も電気を通しやすいが、一番流しやすいと言われているのは「銀」だ!」
そう叫び、分岐器のレバーへとトリガーを引き絞る誠司。放たれた弾丸はレバーの持ち手に寸分たがわず命中し分岐器の向きを変えさせる。
ガタンガタタンと激しく音を立て、銀の道へとトロッコは走る。
「一見金の方が電気を通しやすそうに見えるんだけどね、流石は誠司さん!」
「値段が高くなるからとか諸々の理由で電線とかに使われているのは別の金属だが、金と銀なら銀で間違いない」
自信あり気に答える誠司の姿に、シルは流石と褒める。
その答えは正しかったのか、次の問題が記された看板が見えて来た。
「次の問題は……光と音、どっちが速いかだね」
ジェーンは白い銃身を持つピストル『Nemain』を引き抜くと、分岐器のレバーに向けて高速で連射をする。
「光と音なら、より速いのは光だね。夜にピストルを撃ったら光が見えた後に音が聞こえるしね」
揺れるトロッコから正確無比な射撃を繰り出し、フゥーと銃口から立ち昇る白い煙を吹き消す彼女に、誠司とシルはパチパチと拍手をする。
「確かに俺も銃を使うからな、その答えが正しいことは分かるぜ。時先案内人の言葉が正しければあと一問だ」
キキーっと音を立て、カーブを高速で駆け抜けるトロッコ。そしてゴロンゴロンと追いかけて来る大岩。
トロッコに乗り込んだ全員で体重移動をしないとひっくり返りそうだ。
「大岩が追いかけて来る……次の問題は何だ!?」
「シアン、マゼンタ、イエロー……光か色どっちか? うーんと、確か色なんだよっ!」
問題文を読んだシルは、風翼の装飾と杖頭に藍鉱石の蕾を鏤めた白銀の長杖、『世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』』を伸ばすと、通り過ぎようとする分岐器のレバーに向けて振りかぶる。
120cmもある杖は小柄な彼女が持っても、トロッコの中から分岐器のレバーに充分に届く距離であった。
激しい衝撃音と共にガチャンと転轍機が動き、トロッコが高速でその上を駆け抜ける。
そしてトロッコは長いトンネルを抜け……中央が崩れた橋に出た。
「これまで一回もブレーキを踏んでないし、勢いは充分!」
「ここで訳立つのが、新宿島で用意したフック付きロープっ♪ ……いざとなったらターザンも出来るしね」
ジェーンとシルはトロッコの揺れに耐えながら、フック付きロープを空中でグルグルと回転させ勢いをつけると、崩れた橋の向こう側へと飛ばす。
「よし、ロックしたよ!」
シルが叫ぶと同時にトロッコは崩れた橋を飛ぶ……慣性で前に進み、やがて重力に引かれて落下し始める。
「みんな引くんだよ!」
ジェーンの声と同時にディアボロスたちは全員でロープを引き、鈍くなる速度を落ちないように助ける。
だが落下の勢いは止まらない……その状況に、誠司は最後の手段を取ることを決意した。
「全員、衝撃に備えるんだ!」
誠司のその言葉に、トロッコに乗っていた全員がフレームを掴む。
それを確認した彼は、用意した爆薬にライターで火を点け、トロッコの後方で爆発させた。
その衝撃で様々な悲鳴が上がる中、爆風に乗ったトロッコはシルとジェーンのロープの誘導もあり、無事崩れた橋を飛び越え対岸の線路へと着地する。
「なんとかなったか……」
ふぅ、とため息を吐きだしながら、橋から転がり落ちていく大岩を眺める誠司。
あとは宝箱のある空間まで一直線だ。
「……確かループ線になっていて、エルドラードの奴らもそこにいるんだね」
「ああ、宝を手にするまでは通常の攻撃が有効だろう……幸い飛び道具はあるからな」
ジェーンにエレメントリボルバーを見せる誠司。それに答えるように彼女も白と黒の二丁拳銃をその銃身に重ねる。
「宝を取るまで魔法が使えないから、わたしはただの女の子になっちゃうんだけど……とはいえ、ここは頑張らないわけにはいかないから、がんばりますっ!」
銃口を重ねる二人をまねて、世界樹の杖を重ねるシル。
宝を取れば、彼女の本領は発揮出来る筈……それまでの我慢だと二人は告げる。
「みんな、ありがとう……さあ、合流だよっ!」
トロッコはトンネルを潜り抜け、先行したエルドラードのアビスローバーたちが周回する線路へと合流する。
ここは円周の線路だ。トロッコのスピードを調整すれば、相手のトロッコに追いついたり追いつかれたり出来るだろう。
そしてどちらが先に中央にある空洞の上にある宝箱の中身を奪えるか……ディアボロスとアビスローバーたちの勝負が始まろうとしていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
ジェーン・コーネリアス
せっかく手がいくつもあるんだ。分担した方がよさそうだ
舵取りは僕がやろう。こう見えて力仕事には慣れてるからね
敵への牽制や攻撃を誠司に。宝の奪取をシルに任せて僕はトロッコのスピード調整を担当
ループ状の路線内を加速したり減速したりでアビスローバーの触手を避けていこう
誠司の銃もダンジョンじゃマスケット並の連射速度になるんだっけ?装填中は敵から距離を取り、銃を撃てる時は距離を詰めるようにして有利な距離を取りたいね
宝箱の奪取に必要ならシルの指示も聞いて適宜減速したり加速したり
その他宝箱を取りに行ったり敵の足止めに協力した方がいいならそっちの手伝いもしよう
そんなにグルグル回るのが好きなら君らはそうしてな
その間に宝は頂戴していくよ!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
ようやく宝の元まで行けたな。あとは奪うだけだ
そうそう、銃にも制限がつく。合図を出したら距離を取ってくれ
絶対に宝は渡せない。奴らに奪われたらどうなるかなんて考えたくもない
【行動】
仲間と声を掛け合い積極的に連携して行動する
俺は銃による敵の牽制を担当する
盾は盾として使えるだろうからそれで仲間も守ろう
敵が攻撃しようとした際や宝を取ろうと行動を取るタイミングに合わせてエレメントリボルバーを使用し発砲
そのまま敵を挑発して俺に狙いを向けさせる
銃の性能はマスケット銃並に落ちるっていうし
装填も隙に繋がるだろう
その時は盾の後ろで身を守りながら
ジェーンに頼んでトロッコのスピードを上げてもらう
装填が完了し発砲する時は逆に落としてもらおう
ただ、宝を奪取するシルの指示は俺よりも優先してもらう
必要なら臨機応変に対処する
シル・ウィンディア
空中に浮いている宝箱かぁ…。いざという時には飛ばないと行けなさそうだけど…。さて、どうしようか?
まずはしっかりと観察だね。
円周状に動いていくのならば、宝箱から一定間隔で線路が敷かれているはずだからね。
触手がトロッコに迫るなら、創世の光剣で切り払って妨害を阻止。
阻止しながらも頭は最大に回転させるよ。
宝箱には手を伸ばしても届かない(触手込み)
いざとなったら飛ぶけど…。ただ、普通に飛んでも無理ならば、勢いつけるか投げてもらうか…。
…ジェーンさんにトロッコを加速してもらって、ロープを都度投げて軌跡を観察して勢いを確認。
誠司さん、合図でわたしを宝箱に向って投げてっ!
ロープを無駄に投げてたのはこのタイミングを取る為っ!
人とロープは違うけど、大まかな軌跡は取れるはずだから!
あとは、宝箱に向ってダイブするのみっ!
両手を差し出して、ぎゅっと抱きしめるようにして宝箱を確保するよ。
パラドクスが発動可能になったら、残留効果の浮遊の効果を使って宙にとどまるよ。
無理な場合は…。
宝箱を抱きしめながら落ちるのみっ!
●トロッコ・レース!
「ようやく宝の元まで行けたな。あとは奪うだけだ」
トロッコが円周を描く線路に合流する。
視線の先には、アビスローバー……『深海修道女』たちを乗せたトロッコが先行していた。
その姿を捉えた荒田・誠司(雑草・g00115)は左手に緊急時はジェットボードになる盾、『フェイク・プリドゥエン』を。右手にはエレメントリボルバーを構えてトロッコの先頭で仁王立ちする
「俺は銃による牽制と敵の妨害の防御を担当する。お前たちには指……いや、触手一本触れさせない」
頼もし気な誠司の姿に、なら僕はとジェーン・コーネリアス(監視者・g10814)が最後尾……ブレーキの操作レバーを握りしめる。
「なら舵取りは僕がやろう。こう見えて力仕事には慣れてるからね……せっかく手がいくつもあるんだ。分担した方がよさそうだ」
そう言うと彼女はブレーキのレバーを巧みに操作し、前のトロッコに近すぎず遠すぎずの絶妙なスピードを維持する。
「それじゃあ、私が宝箱を奪わないとだね。それにしても空中に浮いている宝箱かぁ……いざと言う時には飛ばないといけなそうだけど、まずはしっかりと観察だね」
トロッコの中央で、流れる風に長い青髪を踊らせるシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が睨みつけるのは、円を描く線路の中央に浮かぶ宝箱。
だが、その下は奈落に通じる大穴が開いており、歩いて近づくことは出来ない。
前を向けば向こうも同じなのか、トロッコから触手を伸ばしたりはしているが、距離が離れており、またスピードもあることから宝箱までは届いていなかった。
「これは、どっちが早く宝を手に入れるかのレースだな」
こちらへと伸びて来る触手に牽制の射撃を放ち、スイングアウトさせたシリンダーから薬莢を吐き出す。
そしてポケットから取り出したスピードローダーに装填してある六発の弾丸をセットしながら誠司が呟いた。
「レースかい? そりゃ負けられないね……装填も終わったようだし、それじゃあ距離を詰めるよ!」
ジェーンがリロードの隙を減らすため掛けていたブレーキを解放すると、トロッコの速度がグンと上がる。
この円周状の線路は、勾配か回転の勢いかは分からないが、常にスピードが乗る様になっていた。
また黄金海賊船エルドラードのダンジョン内では、武器の威力や性能がエルドラードの一般的な武器と同じ程度まで低下してしまう。
それにより誠司やジェーンの持つ拳銃も、古臭いマスケット銃と同じ程度の威力になってしまっているのだ。
だからこそ、攻撃の際は近寄らなくてはならない……アビスローバーたちもそれを分かっているのか、ブレーキをかけトロッコ同士が急速に接近する。
「おっと、近づきすぎはいけないよ、うちの姫様にはおさわり厳禁だ!」
急減速し触手を伸ばそうとする前方のトロッコにぶつからないよう、ジェーンもまたブレーキを掛ける。
キキキッーとレールと車輪が擦れる音がしながら速度が落ち、伸ばされた触手は誠司のフェイク・プリドゥエンで叩き掃われるのであった。
近付き打ち合い、離れて装填し……そんな一進一退の攻防が続くなか、シルは宝箱の位置と自分たちの距離を冷静に計っていた。
「(この距離だと、今のわたしじゃ普通に飛んでも無理。ならば、勢いつけるか投げてもらうか……)」
脳が焼ききれそうになるまで全開で回し、何通りも計算をしながら彼女は荷物の中から崖を渡る際に用意したフック付きロープを取り出すと、宝箱に向かって投げる。
「……ジェーンさん、トロッコを加速させて!」
放物線を描きながら奈落に落ちていくロープの行方を真剣な目で追いながら、シルはジェーンに加速するよう要求する。
「おうさ! 何か考えがあるんだね、僕に任せな!」
ジェーンはブレーキを解除すると、トロッコを加速させる。
あっという間にトロッコは先行する深海修道女たちの乗るトロッコに追いつき、ガンガンとその前部と後部をぶつけ合う。
「ほらほら、ひっくり返されたくなければ君たちも加速しな!」
何をする! そう深海修道女たちが声を上げるが、そんなのお構いなしでジェーンはトロッコをぶつけ、どんどんと加速させる。
その間もシルはフック付きロープを投げ、軌道を確認していた。
そして……理想の軌道を描いて落ちるロープの姿を見たシルは、今度は誠司に向かって叫ぶ。
「誠司さん! 合図でわたしを宝箱に向かって投げてっ!」
「……!? 分かった、任せろ!」
ぶつかり合うトロッコの先頭で伸びて来る触手を盾で防ぎ、エレメントリボルバーを撃ち込んで押し返していた誠司であったが、シルの呼びかけに考えを一瞬で理解すると盾を捨て彼女の元へと向かう。
「(ロープを無駄に投げてたのはこのタイミングを取る為っ! 人とロープは違うけど、大まかな軌跡は取れるはずだから!)」
最後のタイミングを計るシル。誠司は彼女を抱え上げ、深海修道女の放つ触手を諸共せずに投擲の姿勢を取る。
「……いいよ、誠司さん!」
「いくぞ、シル!」
ビュン、風を切りシルが飛ぶ。
トロッコの勢い、そして誠司の投擲、二つの要素が絡まってシルの小さな身体は砲弾のように飛んだのだ。
「飛べ……飛べぇぇぇっ!!」
シルの……いや、シルだけではない。誠司やジェーンも叫ぶ。
まるで見えない翼が生えたかのようにシルは飛び……そして両手を差し出し、ぎゅっと抱きしめるかのように宝箱を掴む……が、翼が折れたイカロスが墜ちるかのようにシルの身体も飛んだ勢いのまま大穴に向け落下していく。
「シル!?」
トロッコに残る二人が叫ぶ。
だが……大穴に消えたと思った彼女は、宝……金の大鷲像を手に浮かび上がって来た。
そう、宝物を手にしたことでパラドクスが解禁されたのだ。
「みんな、やったよ!」
ディアボロスが浮かぶことが出来る世界に変える【浮遊】のパラドクス効果を発動しそう叫ぶシルと、宝を奪われたことで大慌てする深海修道女たち。
誠司とジェーンは拳をぶつけ合うと、前を走るトロッコへと視線を向ける。
「絶対に宝は渡せない……さあ、かかってこい!」
「そうそう、宝は頂戴した! 君らはこのままグルグルと回ってな!」
ガン! ガン! とトロッコをぶつけながら、誠司とジェーンはシルを労いつつ深海修道女たちに向け叫ぶ。
そこからは一方的な戦いであった。
前方のトロッコに乗る深海修道女たちに対し、誠司たち三人は使用可能となったパラドクスを使い攻撃をする。
「おっ、逃げようってのかい? ……逃げられると思っているなら、甘いんだよ!」
ジェーンは二刀のカトラス……青い魔力を帯びる『Mórrígan』と、赤い魔力を帯びた『Macha』を構えると、それを連続で振り下ろす。
彼女のパラドクス、『螳螂千刃』は振り下ろした武器より発生した無数の衝撃波が敵へ襲い掛かると言うもの。
レールの上を走るトロッコに乗せられた深海修道女たちは必死で距離を取ろうとするが逃げられる訳もなく、ジェーンの放った衝撃波で斬り刻まれる。
一方、宝を手に大穴の上に位置したシルはと言うと、背中から二対の魔力翼を伸ばすと手にした『世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』』を射撃モードへと変形させる。
「世界を司る六界の精霊達よ、六芒星に集いてすべてを撃ち抜く力となれっ!!」
彼女の手にした杖先に、火・水・風・土・光・闇の六属性の属性エネルギーが収束し、力ある言葉と共に閃光が輝く。
『六芒星精霊速射砲』……放たれた速射砲は、その名の通り走るトロッコを狙い撃つが如く連射され、乗り込んでいた深海修道女たちを蒸発させた。
そうしてディアボロスたちの前を走るトロッコは乗り手も少なくなり、強固だった車体もボロボロになっていった。
「さて、これで止めと行こう。トロッコごと奈落へ……いや、あの世へ行くんだな」
最後に、誠司が自らの乗るトロッコの後方に罠を設置する。
……蜘蛛の巣型のワイヤートラップ、その名もずばり『罠設置:蜘蛛の巣』は直ぐに展開され、あっという間に後方へと流れていく。
だが忘れてはいけない、この空間は円周上の線路で作られている。
そして先行するのは深海修道女たちの乗るトロッコだ。
彼女たちは一縷の望みをかけて全力で加速している……そう、蜘蛛の巣に目掛けて。
「ジェーン、ブレーキを」
「あいよ!」
誠司の呼びかけに、ギギギィーとトロッコのブレーキを掛けるジェーン。
深海修道女たちは思ったかも知れない、見逃してくれるのだと。
希望と共に加速し……絶望と言う名の蜘蛛の巣へと突入していく彼女たちは、トロッコごとワイヤーで斬り刻まれて大穴へと落ちていく。
その姿を見送りながら、停車したトロッコにシルが近付いていく。
「これで宝は手に入ったね。あとは外で待つ敵だね」
そう、敵は今の深海修道女たちだけではない。
宝を奪うため外で待つ別動隊がいるのだ。
手にした宝を持ち帰る為、ディアボロスたちは来た道を辿って入り口へと戻るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
ジェーン・コーネリアス
全員ダンジョンに入っててくれれば楽だったんだけどね
そう簡単にはいかないか
宝探しもせずのんびりピクニックかい?
随分とお行儀がいい海賊もいたもんだね
そのままのんびりして行くといい、望みのものが手に入ることはないだろうけどね
右手に「Macha」左手に「Mórrígan」の二振りのカトラスを持って戦闘を行う
薙ぎ払うように二振りのカトラスを振るい、【命中アップ】【ダメージアップ】で強化された大海を覆すような強烈な薙ぎ払いで触手ごと深海修道女を切り飛ばす
反撃の触手攻撃はこっちを捕らえようとする触手を【反撃アップ】で動きを読んで逆に切り払い、締め上げられても【ガードアップ】で深手は避ける
僕らの宝に手を出そうっていうんなら、女だろうと修道士だろうと容赦はなしだ
神サマにでもデイヴィ・ジョーンズにでも、自分の行いを懺悔してきなよ!
シル・ウィンディア
さてさて、お宝はしっかり手に入れたし。
あとは帰り道を塞いでいるクロノヴェーダをしっかりばっちり退治してから帰りましょうかっ!
残念だったね。
お宝はわたし達がしっかりとらせてもらったよ。
だから諦めてね。
ま…。
諦めても、あなた達は撃たせてもらうけどっ!
いいつつ高速詠唱で時空精霊収束砲っ!
纏めてズドンと行っちゃうよっ!!
攻撃対象は味方と合わせて攻撃を仕掛けるね。
敵の数が多いのなら確実に倒していかないとね。
パラドクス通信を利用して、弱ってそうな敵がいるかどうかとか、わたしの攻撃した敵はこのあたりとか、そういう情報を共有して少しでも退治するのが早くなるようにして動くね。
敵の攻撃は耳を塞いでもダメージは入るんだし、せめて対抗して歌って見せるっ!聖歌はそんな変な歌じゃないんだーーっ!!
あ、ディフェンスが可能な状態ならばWIZでのディフェンスを行うよ。
さて、タコさんかイカさんかわからないトループスは終わったよ。
あとは、あなただけだからね、海賊さんっ!!
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
あとは外を片付ければ大手を振って帰れるな
外で待っているよりも中に来たら良かったのにな!
【行動】
仲間とパラドクス通信で声を掛け合いながら積極的に情報を共有し連携していく
残留効果2は全て使う
盾のフェイク・プリドゥエンを背負い
それから自分の機械の両腕を片刃の剣に改造して攻撃する
接敵する前にトラップ生成で地面を粘着罠にして少しでも動きを封じてから不意打ちをしよう
敵からの攻撃は己の両腕を改造した剣で防御する
触手で締め付けられようが剣なら切ることができる
盾を背負っていれば自分に攻撃が届くまで時間を稼げるはずだ
攻撃されれば神速反応で切り裂き
締め付けから抜け出す
必要なら臨機応変に対処する
アンゼリカ・レンブラント
遅ればせながら作戦に作戦するよ
ダンジョンの宝も見事確保したのは流石みんなだね
荒事から力になるよ!
救援機動力でかけつけ、【パラドクス通信】を駆使し
仲間と挟撃出来るように動いてパラドクスで攻撃ッ!
「さぁ、ディアボロスはここにもいるぞ!」
パラドクスの閃光と衝撃波を放って敵陣に痛打を与えたら
反撃をしっかりと盾で受け止め、
【命中アップ】の恩恵を受けつつそのまま攻撃していくね
骨を砕く前に、足元見てもらったらどうかな!
泥濘の地も展開して、戦闘に影響なくても動揺を引き出せるかな
戦闘中も常に仲間の動きを見て、
遠距離攻撃の援護を受けられるよう
こちらも隙を作り出せるよう立ち回るよ
触手で包み込まれたら――
んぐぐ……こんにゃろーっ!
苦しむけど腹筋を引き締めパワー全開!こじ開けて脱出してやろう
まだまだ、このくらいで壊れる鍛え方はしてないもの!
お返しにこちらの必殺の一撃を受けてみろっ
全力全開の《光剣閃波》を叩き込んで殲滅していくよ!
これで、どうだーっ!
終わったら…それが宝物かな?
アヴァタールからきっちり守り抜こうねっ
●宝を護れ!
「さてさて、お宝はしっかりと手に入れたし、あとは帰り道を塞いでるクロノヴェーダをしっかりばっちり退治してから帰りましょうかっ!」
線路を辿り、迷宮の入り口近くまで戻って来たディアボロスたち。
外の光が見えて来たところでシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)が宝箱を掲げながらそう告げる。
そう、宝物は手に入れた。
だが、外にはそれを奪おうと待ち構えているクロノヴェーダたちがいることを時先案内人の予知で知っている。
「全員、ダンジョンに入っててくれれば楽だったんだけどね……そう簡単にはいかないか」
二振りのカトラスを腰に下げたジェーン・コーネリアス(監視者・g10814)が、銀色の髪を掻き上げながら残念そうに呟く。
すると荒田・誠司(雑草・g00115)も同意見だったのか、話しに乗って来る。
「確かに。外で待っているより、中に来たらまとめて倒せて楽だったのにな。まあ。あとは外を片付ければ大手を振って帰れる。あと一息だ」
そんなことを話しながら、一行が迷宮のあった洞窟から出ると……そこには迷宮内でも遭遇したトループス級『深海修道女』と、彼女たちのリーダーである海賊船型の殻を背負った海賊風のアヴァタール級アビスローバー……『ジョン・ラカム』が待ち受けていた。
『俺のお宝、よく取って来てくれた……それじゃ、大人しくそれを置いて帰りな!』
ジョン・ラカムの声に、ジェーンが呆れたとばかりに返答する。
「宝探しもせずにのんびりピクニックかい? 随分お行儀がいい海賊もいたもんだね。僕たちのことは気にせず、そのままのんびりしていきな」
『ほう、宝は渡さないってことか……いい度胸だぜ』
ジェーンの言葉に、ジョン・ラカムは蓄えた髭を撫でながらニヤリと笑みを浮かべる。
『そっちのチビも同意見か?』
「ち、チビ!? ……残念だったね、お宝はわたしたちの物だし、わたしは立派なレディーだよ! だから諦めてね……ま、諦めても失礼なあなたたちはしっかりと撃たせて貰うけどっ!」
背丈を馬鹿にされたシルは、右脇で宝箱を抱えると左手に構えた白銀の長杖、『世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』』を射撃モードへ変形させる。
明かな敵対行動に、ジョン・ラカムは仕方ないと呟きながら右手を掲げ、配下の深海修道女たちに戦闘態勢を取らせる。
ディアボロスたちも各々に武器を構え、迎え撃つ準備を整えたところに……「ちょっと待ったーっ!」と声が響いた。
「その勝負、私も加わらせて貰うよ!」
「アンゼリカさん!?」
救援機動力……ディアボロスは同じ事件に関わる他のディアボロスの位置や状況、近い未来に起きる危機の予感を感じ取り、知らない場所でも、最も邪魔されにくい適切な移動方法を直感し、素早く駆け付けることが出来る。今回は密林の木々を蹴りながら、最短距離を駆け抜けた……で駆け付けた金髪の女性、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)の姿に、シルが驚きの声を上げる。
「栞から話しは聞いた! パラドクスの使えないダンジョンの宝を見事確保したのはみんな流石だね! 荒事なら任せて、遅ればせながら作戦に参戦するよ! ……さぁ、ディアボロスはここにもいるぞ!」
ジョン・ラカムたちの背後を取ったアンゼリカに、忌々し気な表情を見せた彼は、それでも掲げた右腕を振り下ろす。
『お前たち! 宝を置いて立ち去るように痛い目みせてやれ!』
その号令に、深海修道女は一斉に触腕をうねうねとさせながら動き出す。
「僕らの宝に手を出そうっていうんなら、女だろうと修道士だろうと容赦はなしだ。神サマにでもデイヴィ・ジョーンズにでも、自分の行いを懺悔してきなよ!」
右手に血のように赤い魔力を帯びたカトラス、『Macha』を。左手に妖しく艶やかな青い魔力を帯びたカトラス、『Mórrígan』を構えたジェーンは、深海修道女たちに懺悔しろと斬りかかる。
『ターニングオケアノス』……まるで大海を覆すような強烈なパラドクスの一撃で、彼女は次々と深海修道女たちを両断していく。
「ほらほら、どうしたんだい? おおっ!?」
哀れな深海修道女をカトラスの錆びにしたところで、ジェーンを取り囲んでいた深海修道女が無数の触手を伸ばして彼女を捕える。
抱擁するような圧殺……だが、二刀のカトラスを触手との間に挟み込むことで、力を込めた瞬間に締め付けて来た触腕を逆に斬り払った。
「ふふ、僕を捕まえようだなんて、いけない奴だね」
カトラスを構え直したジェーンは距離を取った深海修道女たちと睨み合う。
その姿を己も触手に襲われながら見ていた誠司は、足元を泥濘に変え、クロノヴェーダの動きを阻害する【泥濘の地】のパラドクス効果を発動させつつ、彼女の戦い様を良いアイデアだと振り返っていた。
「なるほど、そう言う手もあるか。俺も真似をさせて貰おうか」
そう言った誠司は左腕に構えていた盾である『フェイク・プリドゥエン』を背負うと、パラドクス『自己改造:機械刃』で自身の機械で出来た両腕を片刃の剣へと改造する。
その間にも触手は誠司に迫り、死の抱擁をしようと巻き付いてくる……が、両腕を刃と化した誠司もまた、ジェーンと同じように巻き付いてきた触腕を斬り捨て自由を取り戻す。
「締め付けから逃れるのに最適だな。助かった、ジェーン」
「なに、僕の剣がお役に立てたなら幸いだよ」
そう互いに声を掛け合いながら誠司とジェーンは背中合わせになり、お互いをカバーしつつ次々と迫る深海修道女たちを斬り捨てる。
「さあ、斬り伏せるぜ! 掛かって来な……それともこっちから行こうか?」
誠司は両腕の刃を煌めかせると、迫る深海修道女へと斬りつける。
二度、三度と両腕を振るい、その度に刃が走り深海修道女を斬り伏せるのであった。
一方、シルとアンゼリカはと言うと、ジェーンと誠司が剣士同士によるどちらも前衛となるコンビネーションだとすれば、魔法使いと騎士による前衛後衛を分けたコンビネーションを見せていた。
「このぉ! 触手なんかに!」
巨大な恐竜の紋章が描かれた大盾『竜紋のタワーシールド』で迫る触手を振り払いつつ、シルへと攻撃を通さないようアンゼリカは立ち回る。
そこにシルの魔砲が飛び、深海修道女を焼き尽くす。それを繰り返していた。
「アンゼリカ、大丈夫?」
「うん、シルこそ平気だね。飛ばして行くよ!」
一瞬合流し、阿吽の呼吸で再び散る……刻逆が起きてすぐに出会った二人のコンビネーションは、最早熟練の粋に達していた。
掃っても掃っても伸びて来る触手。だがアンゼリカがパラドクス『光剣閃波』で生み出した光剣による閃光を伴った衝撃波で、その大本ごと薙ぎ払われた。
「どんな相手でも、この光剣で叩き斬るよっ! これで、どうだーっ!!」
放たれた衝撃波は触手ごと深海修道女たちを叩き斬る。まるで枯葉を箒で掃き散らかすかのように。
「生き残りは任せて! まとめてズドンと行っちゃうよっ!!」
アンゼリカの攻撃で生き残った深海修道女たちに向け、世界樹の翼を構えたシルがパラドクス、『時空精霊収束砲』の詠唱を開始する。
彼女の背中からは一対の青白い魔力翼が展開し、杖の先端で閃光を増す精霊たちと時の力の反動に備える。
シルの行動に気付いたのか、生き残りの深海修道女たちは禍々しい邪悪な聖歌を歌い始める。
その歌声で彼女の精神を汚染し、操り人形にしようと言うのだ。
「聖歌はそんな変な歌じゃないんだーーっ!!」
叫ぶシルは、対抗して聖歌を歌い出す。アイドルでもある彼女の歌声は呪われし聖歌とぶつかり合い、心を塗りつぶそうとする歌声に抵抗する。
そして歌声と共に呪文を唱えた彼女は、眩しく輝く閃光と共に火・水・風・土と時の力をまとめ上げた高出力型砲撃系精霊魔術を発動した。
「ふぅ……これで全部だね。さて、タコさんかイカさんかわからないトループスは終わったよ。あとは、あなただけだからね、海賊さんっ!」
白い輝きがキラキラと辺りに降り注ぐ戦場で、青い髪を靡かせたシルが今度はジョン・ラカムへと向け杖を掲げる。
『くっ……どうやら、俺の出番が来たようだな……後悔しても知らないぜ?』
海賊船型ヤドカリと融合したアヴァタール級アビスローバー『ジョン・ラカム』は、右手にサーベルを、左手にピストルを構えながらディアボロスたちへと向かうのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水面走行】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【神速反応】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV3が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
シル・ウィンディア
トループスもいなくなったし、邪魔は入らないからやりましょうか?
あ、一つだけ再度言っておくけど…。
ちびっていうなーーーっ!!こう見えても15歳だよーっ!!
とりあえず言うことは言ったから、ここからはがっちりいかせてもらうよっ!
高速詠唱を行ってから、七芒星精霊収束砲!
いきなりぶっ放すよっ!遠慮せずもってけーっ!!
前衛さんが多いみたいだし、撃った後はその場でとどまり固定砲台として撃ち続けるよ。
場所を動かないなら、相手の行動も見やすいと思うしね。
わたしを狙ってくるならそれでもよし。その一瞬のスキをみんなが突いてくれたらいいしね。
ほかの人が狙われる状態なら、世界樹の翼type.Bの誘導弾を連射しつつパラドクス砲撃で気を惹くように撃っていくよ。
敵の攻撃は、質量がでかいから気を付けないと…。
パラドクスを撃った後に発現する光の翼を体を覆うようにして展開するよ。ガードアップの恩恵が効くよね。
最後は全力魔法での七芒星精霊収束砲!
わたしの全力全開、遠慮せずにもってけーっ!!
お宝ゲットっ♪
みんな、お疲れさまっ!
ジェーン・コーネリアス
あれ?まだいたのかい?
くっくっ、てっきり尻尾を巻いて逃げ帰ったのかと思ったよ
おもりのお姉さんたちがいなくて戦えるのかい?
挑発して頭に血を上らせて無差別の砲撃を誘発して戦闘
こっちを狙ってくるわけじゃないんだ、恐れず笑って前を見て、【反撃アップ】【ガードアップ】で被弾を減らしてカノン砲の直撃を避けながら近づこう
海賊船のような殻まで接近したら、勢いよく殻に手を突っ込む!
ガタガタうるさいな、さっさと出て来なよ!
無理やり引き摺り出したらパラドクスを使用、後頭部を掴み、勢いよくジャンプ、全力で頭を地面に叩きつけて粉砕しよう
ねぇ、海賊の宝に手を出そうっていうんだ。もちろん頭の中身を全部ぶちまける覚悟くらいはあるんだろうね?
地獄変のようにエネルギーが蓄えられてる……って話だったね
地獄変っていうのはよく知らないけど、財産っていうのは蓄えるだけじゃ意味がない。上手い使い方が見つかるといいね
荒田・誠司
アドリブなど歓迎
【心情】
誰が後悔なんてするかよ。そっちこそ吠え面かきやがれ!
宝は絶対に奴に渡せるか!奴を倒して持って帰るんだ!
殻は万能じゃない。攻撃を受け続けると壊れるんだよ
【行動】
パラドクス通信で仲間と連絡を取り合いながら積極的に連携する
まずは右腕に装着するタイプの銛撃ち銃と銛を製作して装備
命中アップと能力値アップを使いながら敵の殻の一点を狙い撃ち続ける
殻は強固だがダメージを集中させれば砕けるはずだ
殻が少しでも壊れればそこから脆くなっていくだろうから
次は隠れているであろう敵に対して攻撃
敵からの攻撃はガードアップを使用し盾のフェイク・プリドゥエンで防ぐ
真正面から受けるとこっちもダメージを喰らうし消耗するから受け流せるなら受け流したい
必要なら臨機応変に対処する
アンゼリカ・レンブラント
さぁ、残るはこのヤドカリ海賊だけだね!
きっちりばっちりやっつけてダンジョン攻略の勝鬨をあげよう
【パラドクス通信】を駆使し仲間と連携を密に
足を使い仲間と挟み込むよう動き
放つは全力のパラドクスの砲撃!
へへ、先ほど立ち回った光剣のイメージもあるかと思うけど
魔法だって使えるんだよ!
前衛の仲間を援護するように砲撃を撃ち続け
同じく砲撃を行う友と挟撃を続けるよ
基本的に自分の位置は固定だけど、
敵が移動して囲めなくなる場合はすかさず足を使い挟撃をキープ
これだけ挟み込めば隠れるなんて無駄だよ!
その殻だって叩き割ってやるからねっ!
さぁ、接近戦を挑む仲間に気を取られたらこっちを忘れるなって砲撃
相手の船体の攻撃もしっかり鍛えたボディと障壁で堪えるよっ
んんんっ!このくらいで屈するもんかー!
最後は気合のある方が勝つ、そうだよねっ!
仲間のラッシュに合わせ、呼吸を整え
最大まで力をためた《終光収束砲》をを叩き込み勝利を掴むっ
お宝の代わりに私のめいっぱい!受け取れぇーっ
終わったら仲間とはいたーっち!
お宝ゲットだね、この調子♪
●海賊『ジョン・ラカム』
「あれ? アンタ、まだいたのかい? くっくっ、てっきり尻尾を巻いて逃げ帰ったのかと思ったよ。おもりのお姉さんたちがいなくて戦えるのかい?」
ゴンドワナ・ダンジョンの入り口近く。
襲い掛かって来た深海修道女に突き立てたカトラスを引き抜きながら、ジェーン・コーネリアス(監視者・g10814)は深海修道女たちの大将であるアヴァタール級アビスローバー『ジョン・ラカム』を見る。
その瞳は冷酷であり、視線を向けられた者はひぃっと怯んでしまうことだろう。
案の定、ジョン・ラカムも彼女の瞳に一瞬たじろぐが……残虐な海賊らしく振舞おうと髭を撫でながら口を開く。
『生意気な眼だ……良いだろう。その目をくりぬいて、俺のお宝に加えてやろう。後悔しても遅いんだぜ』
その言葉に、荒田・誠司(雑草・g00115)が反応する。
「誰が後悔なんてするかよ。そっちこそ吠え面かきやがれ! 宝は絶対に渡せるか、お前を倒して持って帰るんだ!」
普段冷静な彼が怒りを見せると、その威圧感に再びジョン・ラカムは後ずさる。
思わず殻に戻りそうになるが、流石にそんな醜態は見せれないと必死に怯える心を堪えていた。
「とりあえずー……残るのはこのヤドカリ海賊だけだね! きっちりばっちりやっつけて、ダンジョン攻略の勝鬨をあげよう!」
パシンと拳と手のひらを打ち付けて、気合いを入れるのはアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)……そのパーンと響く殴打の音に、ジョン・ラカムは更に怯える。
「あれ、怯えてる? でも逃がしてあげないよ!」
そう言ったシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)であったが、一つ忘れていたとジョン・ラカムへと指を突き付ける。
「あ、一つだけ再度言っておくけど……。ちびっていうなーーーっ!! こう見えても十五歳だよーっ!!」
「シル……気にしてたんだ」
アンゼリカが思わず身を縮めて小さくなる。なにせ相棒の彼女はすくすくと成長しているのに、シルの身長は……これ以上は言うまい。
だがそれは敵には通じない。優位に立てそうと感じたジョン・ラカムは前に乗り出して調子に乗ろうとした。
『ほー、小さいことを気にしてたのか。道理で胸も器も……』
そう言いかけたところで、彼の顔が真っ青になる。
シルの表情が見たことのないような、怒りを通り越しし薄く微笑みを浮かべていたのだ。
「ふふふ……トループスもいなくなったし、邪魔は入らないからやりましょうか?」
その場に居た全員が、シルの笑顔に背筋を冷やしつつ「了解しました!」と声を揃える。
それ程に美しい、怒りの笑顔であった。
「六芒星に集いし世界を司る六人の精霊達よ、過去と未来を繋ぎし時よ……。七芒星に集いて虹の輝きとなり、すべてを撃ち抜きし光となれっ!!」
開幕、先制の一撃を繰り出したのは怒りの笑顔を張り付かせたシルだ。
にこりと笑みを浮かべると、四対の魔力翼を展開しながら白銀の長杖『世界樹の翼『ユグドラシル・ウィング』』を構える。
「わたしの全力全開、遠慮せずにもってけーっ!!」
火・水・風・土・光・闇の六属性の精霊が、そして時の力を乗せたパラドクス、『七芒星精霊収束砲』を解き放つ。
視界を白くするような閃光が走り、驚きの表情を浮かべたジョン・ラカムは思わず殻の中へと籠る。
『大丈夫、大丈夫、この海賊船は壊れな……い……?』
ビキビキ、っと言う音が響き、ジョン・ラカムが籠る海賊船型のヤドカリの殻にヒビが入る。
『……ちくしょう、やるしかねえか』
閃光と衝撃が収まったのと同時に冷静になったジョン・ラカムは殻から飛び出し、漢らしい海賊の顔を見せながらシルに攻撃を加える。
「くっ、海賊船の殻は質量が大きいから気を付けないと……」
四対の魔力翼を巧みに操り、突撃してくるジョン・ラカムの攻撃を防ぐシル。
「みんな、今のうちに!」
攻撃を捌きながら、両手をフリーにするためインカムへ繋いだパラドクス通信機のマイクにシルは叫ぶ。
その声に答えるように、誠司が手にした箱の形をした罠を作成するツール『トラップメーカー』と掛けていた『解析能力補助ゴーグル』を接続させる。
するとトラップメーカーから巨大な銛と、それを撃ち出す銃が生成された。
「殻は万能じゃない。攻撃を受け続けると壊れるんだよ」
彼のパラドクス、『即席製作:銛撃ち銃』で生み出した銛撃ち銃を右腕に装着し、シルの砲撃で脆くなったジョン・ラカムが背負う海賊船型殻へと向けて撃ち放つ。
放たれた銛は船側を貫き、海賊船へと深々と突き刺さる。
「これで殻の中には隠れられなくなっただろう?」
そう告げる誠司に対し、ニヤリと笑ったジョン・ラカムは大量のカノン砲を召喚する。
『それはどうかな? 思う存分、砲弾と踊るといいぜ』
奥までは入れないが、身を屈めて殻の入り口へと潜り込んだジョン・ラカムは、カノン砲たちに放てと宣言する。
「爆発しない弾なら受け流せる!」
カノン砲の弾は鉄の塊……誠司はそう叫ぶと、盾のフェイク・プリドゥエンで砲弾を受け流すようにし交わす。
『ちっ、タフな奴だぜ……』
砲弾の雨を撃ち終わり、立ち込める煙の中堂々と立つ誠司の姿に、忌々し気にジョン・ラカムは吐き捨てる。
「お前さん、そもそも腕が悪いんじゃないかい? そのピストルもカノン砲もお飾りのようだね」
カノン砲の嵐でも無傷の誠司の姿を見て、ジェーンはジョン・ラカムを嘲笑う。
明かな挑発だが、銃は男のシンボル。沽券に関わると彼はそれに受けて立つ。
『そう言うことなら、俺の自慢のカノン砲でお前を粉砕して目に物を見せてやるぜ!』
再び殻の入り口に潜ったジョン・ラカムは、今度はジェーンへと向けカノン砲を発射する。
「さあて、当てられるかい?」
そう笑いながら砲撃の雨の中を、傘も差さずに悠々と歩くジェーン。
段々と歩速を上げ、駆け足に近い速度になった頃には海賊船型の殻の目の前まで辿り着いていた。
「ほら、ガタガタ五月蝿くするな! さっさと殻から出て来なよ!」
ジェーンはむんずと殻の中に籠るジョン・ラカムの首根っこを掴むと、無理やり外へと引きずり出す。
『な、何を!?』
「ねぇ、海賊の宝に手を出そうっていうんだ。もちろん頭の中身を全部ぶちまける覚悟くらいはあるんだろうね?」
驚くジョン・ラカムに対し、ジェーンは顔を近づけてそう告げると、その身体を掴みパラドクスの力で飛び上がると全力で地面へとキスさせた。
『インビンシブルプレッシャー』……敵の身体を掴み、急加速して地面に叩きつける豪快な一撃は、ジョン・ラカムの脳を激しくシェイクする。
「デカいわりに大したことないんだよ、んっ?」
クラクラと揺れるジョン・ラカムを眺めていると、ジェーンのパラドクス通信機から声が響く。
『ジェーンさん、砲撃するから離れて!』
それは全身に闘気を巡らせ、眼前に精霊の力で六芒星を描き出したアンゼリカの声。
その声にジェーンは了解と返事を返し、同時にジョン・ラカムの身体を蹴り彼女の射界に蹴りこんだ反動で飛び離れる。
「へへ、先ほど立ち回った光剣のイメージもあるかと思うけど、私は魔法だって使えるんだよ!」
アンゼリカはそう言うと、先程巨大な閃光を放ったシルより学んだ六芒星増幅術で収束させた光の砲撃を行う必殺の一撃『終光収束砲』を放つ。
「裁きの光と共に輝け、六芒星に集いた精霊よ! 邪悪なる者全てを……撃ち抜けぇーっ!」
その声と同時に白く輝く六芒星の中心から閃光が再び戦場に迸る。
慌ててジョン・ラカムは殻の中へと避難するが、白き閃光は度重なる攻撃で脆くなっていた海賊船型のヤドカリの殻を打ち壊し、中に居たジョン・ラカムを輝きで焼き尽くす。
「隠れても無駄だよ! その殻だって撃ち砕いてやるからねっ! お宝の代わりに私のめいっぱい! 受け取れぇーっ!!」
光の中、砕けていく海賊船……そしてジョン・ラカムの姿が崩れていく。
『俺、の……船、が……宝、が……消え、る……』
ジョン・ラカムは最後にシルの持つ宝箱へと手を伸ばそうとし……そして光の中に消えていった。
「最後は気合いのある方が勝つ! そしてこれでお宝ゲットだね、この調子♪」
魔法を放ったアンゼリカは、勝利の余韻に浸りつつもシルの元へと駆け寄ると片手を掲げる。
「そうだよ、これで間違いなくお宝ゲットっ♪ みんな、お疲れ様っ!」
掲げられたその手にシルはジャンプしハイタッチを交わす。
「このお宝には地獄変のようにエネルギーが蓄えられてる……って話だったね。地獄変っていうのはよく知らないけど、財産っていうのは蓄えるだけじゃ意味がない。上手い使い方が見つかるといいね」
ジェーンはキャッキャと宝箱を掲げながら勝利の喜びを祝うシルとアンゼリカの姿を微笑ましく眺めながらそう告げる。
「そうだな……見つけた宝も大事だが、何より楽しそうなあの二人の姿が一番の宝物だな」
緑のゴーグルを外し、首にかけながら誠司はクリアになった視界で世界を見る。
パラドクスの使えない迷宮をトロッコに乗って走り、崩れた橋を飛び越え、アビスローバーと財宝の取り合いをし、そして海賊と争う。
それはどれもディアボロスでしか体験できないことであり、かけがえのない思い出だ。
「違いないね。また縁があれば、一緒に冒険したいもんだよ」
そう告げるジェーンの言葉に、誠司は頷く。
「ディアボロスの力は絆を重ねることで強くなる……また共に轡を並べたい物だ」
そんな時だ、宝を掲げていたシルとアンゼリカの二人がこちらにやってきたのは。
「ジェーンさん、誠司さんもお疲れ様なのっ!」
「それ、ハイターッチ!!」
全力で飛び込んで来た二人にやれやれと苦笑しながらも、ジェーンと誠司も両手を掲げ勝利のハイタッチを交わすのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV2になった!
【壁歩き】LV2が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV3になった!