リプレイ
緒方・敦司
新年になったことだし依頼も来てるし、初詣に行く事にするか。
かと言って、一緒に行ってくれる友達もまだいないんだよな。だから俺のサーヴァント、ミニドラのルカと一緒に行くことにした。いくのは日本の神社だ。ご朱印帳いただく為に幾つかの神社を回るつもりだ。
願いごとは何にするかな。
んー…… 友達が出来ますように?
うわ、切実すぎて切ない。後は早く人類に平和が訪れますように?
んー…… 壮大すぎてこれもないなぁ。
暫く考えてからこれに決める。
『今年も怪我や病気もせず健康に過ごせますように。』
あ、ルカの分も一緒に願っておこう。
幾つかの神社でお願いしておけばご利益もあるだろう。お守りを買う事も御神籤を引く事も忘れない。
※真剣に祈りすぎて側から見ると何か怖いこの人、な状態になっていますが、本人に自覚はありません。常に真剣モードです。
※絡み・アドリブ歓迎です。
●初詣に行こうっ!
「2024年を迎えたことだし、初詣にでも行ってみるか!」
そう言って出店が並ぶ参道を歩くのは、サーヴァントのミニドラゴン『ルカ』を連れた緒方・敦司(人狼戦士・g10853)だ、
彼が連れ歩くミニドラゴンの姿に、ディアボロスが神社に来ていると参拝客は黄色い声を上げていた。
時間はまだ日が昇る前にも関わらず、神社には沢山の人たちが溢れていた。
参道にはカップル、友人、家族連れ……ディアボロスとして目覚めてから日が浅く、一緒に巡ってくれる友達もまだいない彼は、その光景を少し羨ましそうに見る。
『きゅーぅ』
「どうした? ん、そうだな、俺にはお前が居るからな」
心配そうに声を掛けるルカの姿に、敦司は良い子だと頭を撫でる。
そうこうしている間に列は進み、いつの間にか拝殿の前に二人……一人と一匹は来ていた。
「願い事か……何にするかな」
敦司は賽銭箱に向けてお賽銭を投げ入れると、手を合わせる。
横ではミニドラゴンのルカも、同じように祈り始めた。
「(んー…… 友達が出来ますように? うわ、切実すぎて切ない。後は早く人類に平和が訪れますように? んー…… 壮大すぎてこれもないなぁ)」
悩む敦司の姿に、参拝客たちはひそひそと声を上げる。
「さすがディアボロス、きっと歴史奪還のために真剣に祈っているんだろうな」
「カッコいい……神様の前じゃなきゃ、写メ撮りたかった!」
「でも真剣過ぎて、ちょっと怖いな……」
そんな声が上がっているのも聞こえず、真剣に何を願おうか悩む敦司はやがて一つの願いを思いつく。
「(神様、願いを叶えて下さるなら、今年も怪我や病気もせず、ルカと共に健康に過ごせますように)」
そう願いを込め二拝し二柏手を打つと、一拝し後ろに下がる。
「ルカの分も願ったからな、さあ御神籤だ! その前に御朱印を頂かなくっちゃな……ん、新宿区御朱印ラリー?」
授与所に向かった敦司は、区内の神社で御朱印を頂きキャンペーンに応募しよう、と言うチラシが置かれているのに気づく。
丁度新宿区内の神社を参ろうと思っていた彼は、これは良いとそのチラシを一枚引き抜き、授与所の巫女さんに御朱印帳と一緒に差し出す。
ちなみに、御神籤は幸先よく大吉であった。ルカと笑いながら籤を結ぶと、次の神社へと急ぐ敦司であった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
服は水色の振り袖姿で。
新年だし、着物で行きたいよねー。
キングアーサー奪還も終わって、新年は新しい気持ちで行きたいよね。
…願わくば、大切な人がこの世界にも来てくれるようにお祈りしようかな?
わかってる、それがとっても確率の低いものっていうのもね。
でも、願わないとかなわないしね
…また、お父さんとお母さんに会えますように……。
さて、お祈りしたら楽しい出店回り♪
せっかくだから、栞さんをお誘いしようかな?
ねね、栞さん。おいしいものたべてみない?
そういってお誘いだね。
イカの姿焼きにタコ焼き、りんご飴にクレープっ♪
目移りしちゃうよね。
せっかくだから、シェアして食べない?さすがに全部は食べられないから…。
そだ、栞さんはどんなお願い事したの?
あ、無理に聞くつもりはないから!ほら、言わない方が叶うっていう考えもあるしね?
わたしの願いは、ある意味利己的なもの。
叶う確率は低くても、それでも求めちゃいたいものだから。
なーんてね。
でも、悲しみを生む存在を撃ち砕くのがこれからのわたしの願いだから。
だから、力を貸してね?
カイル・ミヤ
※連携アドリブ大歓迎です
※言葉として発音しようとすると上手く言語化出来ないキャラです。
ぴょんぴょんと跳ねながら歩いて行く先は神社という神様のお家です。
神様にお願いをするとお願いを叶えてくれると聞きました!
俺はどうしてもお願いしたいことがあるのです。
お願いを聞いてもらうためには色々決まった行動をしないといけないらしいのは特訓してきたので大丈夫です。できますよ。
手を叩いてお辞儀をして…
「だいじなひとを、まもれるように、いっぱい、がんばる、ので。ずっといっしょにいられるように。まけない、げんきをください!」
ちゃんと聞こえたでしょうか、
努力続けられる元気が俺がいちばん欲しいものなのです。
「よろしくおねがいします! 」
最後にお辞儀をしました。
帰り道に沢山小さなお店があったので
お世話になってる旅団の人達にお土産を買って帰ります!
「ふわふわ!ベビー?かすてらください 」
「たくさん!えっと、この?お小遣いで買えるくらい?買えますか?」
帰れるおうち(旅団) があるのが嬉しいです。
ずっとずっと頑張ります!
カルメン・リコリスラディアタ
【銀プロ】
呼称は老若男女問わず:(名前)ちゃん
アドリブOK
服装:白の蜘蛛の巣柄の赤黒振袖に黒ブーツ、カワウソの絵付き帯
新宿区内の花園神社って芸能上達やヒット祈願とか芸事のご利益が…
んな?!芸事は花園神社の中にある芸能浅間神社なんだ!
まずは手水舎で清めてお賽銭入れて鈴鳴らして二礼二拍手してお祈り、終わったら一礼だよな?
銀プロ所属の歌手でスチールモデルとしての俺の願い事はこれ!
『世界中の人々をより多く笑顔にしてめっちゃ楽しませたい』
夫婦円満?お願いしなくても円満過ぎるくらい旦那とは仲睦まじいからにゃー♪
玉垣奉納もするぜ♪
こうやって大物有名人達と並べた方が、皆と同じくらい超ビッグになってやるぜ!って思えて気合い入るじゃん?
芸能成就の守りも授かって、すぐに裏紙に俺の名前を書くぜ。
おみくじも引きたい!(結果お任せ)
こうして好きなコトを仕事に出来て、銀プロに良き仲間達がいるのも幸せ。
これからも切磋琢磨し合って芸能上達してさ
最高の歌を披露しまくって幸せの輪を広げたいぜ♪
ソラ・フルーリア
【銀プロ】の皆と一緒に!
※アドリブ歓迎します!
芸能の神様、コノハナノサクヤヒメを祀る芸能浅間神社!それを内包する花園神社!
新宿の中にこんなところがあるなんてね!ちょうど初詣の季節、これは行かない手はないわ!
ということで、初詣らしく着物を着ていきましょ!
アタシは空色を基調に色々な花や和柄の入った振り袖!所々に入った星柄がアタシっぽいでしょ!
参拝の作法はバッチリよ!まずは拝殿でお賽銭を入れて二礼二拍手!
アタシは「これまでより多くの人を元気に出来ますように!」
……それと「銀プロがもっと発展して皆が色んな場所で輝けますように!」
あと皆が健康で居られますように……とか色々!
ふふん、願いは多いほうが良いのよ!一礼して拝殿を後にするわ!
そしてお目当ての芸能浅間神社ね!
お参りしたら玉垣奉納ね!アタシもしちゃう!
アタシもいつか、この人たちと同じビッグになるって願掛けよ!
皆と同じく芸能成就のお守りも買って、名前を裏紙に書くわ!
2024年も皆で高めあって、最高の1年にしちゃいましょ!
エアハルト・ヴィオレ
絡み・アドリブ歓迎
家族が忙しくしてるので今回は一人で初詣に来ました。甘酒をいただき、家族分のお守りをいただいて、と。御朱印も賜っておきましょう。
最初に参拝するのは氷川神社。武神である素戔嗚尊、奥方である奇稲田姫命、国づくりの神である大国主尊に大事な家族の健康と学ぶことの充実を祈ります。得に大事な一人娘であるシエルの道行きが確かなものになりますように祈ります。亡き妻に託されし命、守り抜きます。
おみくじも引きますかね。(結果はお任せ)吉ならいいですが、凶でも家族で乗り越えられますよね。
ああ、破魔矢も賜っておきましょう。それもきっちり家族分。屋台で何か甘いものが買えれば、買って行きますか。
ネリリ・ラヴラン
【銀プロ】で一緒だよ
新宿区内の神社ということで今年は花園神社に行こう~♪
なんといってもアイドル事務所の仲間同士だからね
自ずとお仕事の成就を願って参拝したくなるのでした
とはいえステージ衣装でお参りするわけにはゆかないので
歩く姿は周りの人々と変わらない着物姿だよ
藍色の生地に月と花をあしらった振袖ね!
お願いごとは勿論去年よりたくさんの人へ笑顔を届けられますようにっ
ソラちゃんやカルメンさんもやっぱり似たような願いになったのかな
でもカルメンさんはご夫婦円満の願いもありそう!
なんてお話も交えつつわいわいと参拝するよ
拝殿を後にしたら当然足は芸能浅間神社へと向かうわ
むしろこちらが本命とも?
お参りと一緒に玉垣奉納もお願いしてみたいね
歴代の有名人さん達と並ぶのはまだまだ烏滸がましいけれど
怖気づいていたら永遠に並ぶことはできないものね!
帰りに芸能成就の守りも買って
その場で裏紙に皆で名前を刻んでみよう~♪
良き仲間でも良きライバルでもある皆と今年の躍進を共に誓うわ
*アドリブは大歓迎だよ
●出店に行こうっ!
「天気は青空! 水色の振袖のわたしと合っているかな!」
長い青い髪と水色の着物の袖ををクルクル回しながら、楽しそうにくるっと一回りしたのはシル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術師・g01415)だ。
「シルさん、草履ではしゃぎすぎると転んじゃいますよ? それにしても、今日はお誘いありがとうございます」
そんな彼女の姿を微笑ましく見守るのは、赤い着物を着た時先案内人の月読・栞。
彼女はシルに初詣へと誘ってくれたお礼を告げる。
「ねね、栞さん。初詣が終わったら、おいしいものたべてみない?」
「新年初買い食いですね……勿論付き合いますよ」
そう言いながら出店で賑わう参道をまるで姉妹のように手を繋ぎながら二人は楽しそうに歩く。
手水舎で手と口を清め、拝殿でお賽銭箱に小銭を納めてから鈴を鳴らす。
そして深々と礼をすると両手を二度合わせ、神様に新年の願いを伝える。
「(今年は皆さんが怪我をしませんように……それにしてもシルさん、やけに真剣にお祈りしてますね。どんなお願いなのかしら?)」
栞は横目で祈るシルの姿を見る。彼女はとても、とても大事なお願いを神様にしていた。
「(神様、いらっしゃるのでしたら、どうかお願いを叶えて下さい……それがとっても確率が低いことだっていうのも分かっています。それでもどうか、どうか……また、お父さんとお母さんに会えますように)」
うっすらと閉じたまぶたに浮かぶ涙が淡い青のまつ毛を伝い頬を滑り落ちる。
驚いた栞に声を掛けられ、シルは慌てて目元を拭うと拝殿へと礼をし境内を駆け出した。
駆け出したシルに追いついた栞は、そう言いながら彼女を抱きしめると自慢の青い長い髪を撫でる。サラサラとした手触りが気持ち良い。
「えへへ、ちょっと真剣にお祈りし過ぎちゃったね」
「……きっと、神様も聞いてくれますよ。シルさんは良い子ですからね」
「ホント! なら今日の出店は栞さんの奢りだね! イカの姿焼きにタコ焼き、りんご飴にクレープっ♪」
泣いたカラスがもう笑う……そんな風に思わせるぐらい表情がクルっと変わったシルに、栞は呆れてため息を漏らす。
「別に良いですけど……全部食べれるんですか?」
「えーと……せっかくだからシェアして食べない? さすがに全部は食べられないの」
あーっと言う声を出しながら頬を掻くシルの姿に、仕方ないですねと栞も頬とお財布の紐を緩める。
「ふふ、本当のわたしのお願いはね……ある意味利己的なもの。叶う確率は低くても、それでも求めちゃいたいものだから」
買い食いを楽しみながら、シルは栞の腕を取りこっそり呟く。
しんみりとしながらコツンとシルの額に自分の額を合わせる栞に、シルは自慢の青い瞳を輝かせながら笑顔を見せる。
「なーんてね。でも、悲しみを生む存在を撃ち砕くのがこれからのわたしの願いだから……だから、力を貸してね?」
ええ、と栞はシルに笑顔で答える。
そして二人は買い食いの続きを満喫するのであった。
一方、新宿区内の別の神社ではカイル・ミヤ(ダンディメイヤー・g10410)がぴょんぴょんと参道を跳ねながら歩いていた。
「(今日は新年、神様にお願いをすると叶えてくれると聞きました)」
楽しそうに跳ねるカイルは、大きな鳥居の前に辿り着くとぺこりと丁寧に一礼する。
「(神様にお願いを聞いてもらうためには、色々決まった行動をしないといけないらしいけど、特訓してきたので大丈夫です。できますよ!)」
「しつれいします!」
元気に挨拶をしたカイルは鳥居をくぐり、石畳の端を歩いて奥へと向かう。
「(真ん中は神様の通り道、だから端っこ歩く!)」
カイルはるんるんと歩くと、清らかな水が溢れる手水舎へと辿り着く。
「たしかー」
柄杓を取り、流れる水を受け止めると手を流し口をゆすぐ。
「(日本の神様は清浄が大好き、だから穢れはここで流す……よし、出来た!)」
正しく清めたカイルは、いよいよ拝殿へと辿り着く。
「(ここでお参り……お願いをするんだね。まずはお賽銭? を入れて……)」
手を叩いてお辞儀をした彼は、大きな声で神様にお願いを伝える。
「だいじなひとを、まもれるように、いっぱい、がんばる、ので。ずっといっしょに、いられるように。まけない、げんきをください!」
そして深々と礼をすると、パンパンと手を二回叩く。
「(ちゃんと神様まで届いたでしょうか? 大事な人を護る努力を続けられる元気が、俺が一番欲しい物なんです)」
最後にお辞儀をしながら、声を上げるカイル。
「よろしくおねがいします!」
彼の元気なお参り姿に、拝殿にいた参拝者たちの間に微笑みが溢れる。
そんなことにはトンと気が付かず、ニコニコ顔のカイルは参道に並んでいる出店の数々に目を魅かれる。
「(小さなお店、沢山ある……そうだ、お世話になっているおうちの人たちにお土産を買って帰ります!)」
そうして並んでいる出店を眺めていると、彼の鼻にふんわりと甘い匂いが漂ってきた。
それは小さなカステラをコロコロと焼き上げてザラメを塗す、ベビーカステラのお店であった。
「ふわふわ! ベビー? かすてらください」
「らっしゃい、お兄ちゃん。幾つ買うんだ?」
出店のおじさんは紙袋を取り出し、ベビーカステラを計りの上に乗せる。
どうやら計り売りのお店だったらしく、カイルは悩んだあげくお財布を広げて見せる。
「たくさん! えっと、この? お小遣いで買えるくらい? 買えますか?」
「それなら……これくらいだな」
おじさんは大きな紙袋を取り出すと、山もりにベビーカステラを流し込む。
どうやらサービスなんだろうが、カイルは気が付かない。
だが沢山のベビーカステラが袋に入れられる姿に、彼は子どものように目を輝かしていた。
「ディアボロスのお兄ちゃん、今年もよろしくなっ!」
そう言ってベビーカステラで満杯になった紙袋を手渡して来たおじさんに、ありがとうと元気に返事をしたカイルは、楽しそうに旅団……いや、おうちへと帰る。
両手から伝わる暖かな幸せに、カイルの帰りを待っている家族の笑顔が浮かぶ。
家族と言えば、境内で配られている甘酒に舌鼓を打っているエアハルト・ヴィオレ(天籟のエヴァンジル・g03594)の姿は新宿氷川神社にあった。
「新宿氷川神社と言えば武神である素戔嗚尊、奥方である奇稲田姫命、国づくりの神である大国主尊が祭られています……大事な家族の健康と学ぶことの充実を祈るなら、最適でしょう」
クイっと甘酒を飲み干し、ありがとうございますと巫女さんに紙コップを返すとエアハルトは祭殿へと向かう。
賽銭箱に自分と娘との分と言うことで千円札を納め、深々と礼をし鈴を鳴らすと手を叩く。
「(亡き妻に託されし大事な一人娘であるシエル……その道行きが確かなものになりますように)」
真剣に祈る父の願いは、神様に届いているだろうか。祈りを終えたエアハルトは、答えを知るため御神籤を引く。
「結果は……ほう、大吉ですか。家族円満が続くとは最高の答えですね」
思わず漏れる笑みを隠せないエアハルト。上機嫌な彼は籤を結ぶと、軽くなった脚で授与所へと向かう。
「あけましておめでとうございます」
「おめでとうございます。すみません、御守りを……この健康祈願と破魔矢を八つ。いやもう一つお願いします。それと御朱印を賜ってもよろしいですか?」
家族全員分の御守りと破魔矢。正月からかなりの奮発することになったが、これで家族が護られるなら安い物。
御朱印帳に氷川神社の御朱印を認めて貰うと、大事そうに仕舞う。
「来年も、その先も、このページが尽きるまで……いや、尽きてもお参りに来ませんと」
正直、今回はゲン担ぎで新宿氷川神社に来たが、次は家族と別の神社に詣でても良い。
家族と一緒に……きっとそれは楽しいだろう。
「そう言えば、参道に屋台がありましたね……何か甘い物があればいいのですが」
並ぶ出店の数々を眺めながら、たい焼きの屋台を見つけたエアハルトは驚くことになる。
「あんことクリームだけではないんですか? ハムエッグ、お好み焼き……ハンバーグまで!?」
興味を魅かれた彼は、あんことクリーム以外の変わり種も幾つか購入する。
「何が当たるか分からないのも、きっと喜んでくれるでしょうね」
家族の喜ぶ顔を思い浮かべ、彼もまた重い包みから伝わる温もりに心まで暖かくなるのであった。
●芸能神社へ行こうっ!
「遅いわよ!」
「待たせちゃったかな?」
「いや、社長が早すぎただけだぜ」
……賑やかに集まった美麗な一団に、参拝客がちらちらと視線を飛ばして来る。
ここは花園神社。新宿の街の中心にあり、新宿総鎮守・街の守り神として祀られ親しまれている。
そんな花園神社を訪れたのは、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)率いるシルバースカイ・プロダクションの面々。
目的は勿論初詣なのだが、それともう一つ……花園神社の境内摂社である芸能浅間神社への参拝であった。
「芸能の神様、コノハナノサクヤヒメを祀る芸能浅間神社! それを内包する花園神社! 新宿の中にこんなところがあるなんてね!」
空色を基調に、色々な花や和柄……そして彼女らしい星柄が入った振り袖を纏ったソラが、表参道を歩きながら同行するカルメン・リコリスラディアタ(彼岸花の女・g08648)とネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)に楽しそうに話しかける。
「花園神社は新宿の守り神様で、芸能浅間神社は芸事を祭る……カルメンちゃんは一緒だと思っていたみたいだけどね?」
「んな!? ネリリちゃん、それは言わない約束じゃ……」
藍色の生地に月と花をあしらった振袖姿のネリリの言葉に、こちらは白の蜘蛛の巣柄の赤黒振袖に黒ブーツ、カワウソの絵付き帯を締めたカルメンが肩を落とす。
だがそれも仕方がない。芸能浅間神社は花園神社の摂社……つまりは管理下にある小規模な神社になる。
ただ祭神はソラが言っていた通り芸事を司る木花之佐久夜毘売、そして新宿と言う立地で芸能人御用達の神社でもあった。
三人は並んで鳥居の前で一礼し、境内へと入る。
「まずは手水舎で清めて、お賽銭入れて鈴鳴らして二礼二拍手してお祈り、終わったら一礼だよな?」
「そうよ! 神様は汚れを嫌うのよ、手水舎で心まで綺麗にしないとなの!」
作法を尋ねるカルメンに、よく勉強してるじゃないと参拝の作法はバッチリ覚えているソラが答える。
参拝の列に並んだ三人は、待ち時間についついワイワイと話してしまう。
「ソラちゃんやカルメンさんはどんなお願いごとをする予定かな? あ、カルメンさんはご夫婦円満の願いもありそう!」
「夫婦円満? お願いしなくても円満過ぎるくらい旦那とは仲睦まじいからにゃー♪」
ネリリの突然のフリにニヤリと笑いながら返すカルメン。
新年初惚気頂きましたーとソラとネリリがヒューヒューと賑やかす。
そうこうしているうちに列は進み、三人の順番がやって来た。
拝殿の前に辿り着くと、一同は横一列に並びお賽銭箱にお賽銭を入れ二礼二拍手をする。
「(世界中の人々をより多く笑顔にしてめっちゃ楽しませたい)」
「(去年よりたくさんの人へ笑顔を届けられますようにっ)」
カルメンとネリリはお祈りを済ませると、一礼して横を見る。
そこではソラがまだ真剣な表情で願いを伝えていた。
「(これまでより多くの人を元気に出来ますように! ……それと、銀プロがもっと発展して皆が色んな場所で輝けますように! あと皆が健康で居られますように! それから……)」
ソラの長い願いは、カルメンとネリリを呆れさせるほど続く。
このままでは終わらないと思った二人はほら行くよと彼女の肩を叩いた。
「あーん、まだお願いごとあったのにー!」
引き摺られるように拝殿に一礼をしながら、ソラが不満の声を上げる。
「そんなにお祈りしても、神様が困るだろ?」
「ふふん、願いは多いほうが良いのよ!」
「下手な鉄砲数撃ちゃ……だね」
そんなことを話しながら三人は花園神社の社務所へとやって来た。目的は玉垣奉納だ。
受付をして、それそれの名前が書かれた玉垣が並べられる。
一緒に並べられた玉垣には、大物歌手や有名人の名前が並んでいた。
「歴代の有名人さんたちと並ぶのは、まだまだおこがましいけれど……怖気づいていたら永遠に並ぶことはできないものね!」
並んだ玉垣にネリリがゴクリと唾を飲む。
だが彼女の言う通り、怖気づいていたら追いつくことも追い越すことも出来ない。
「そうよ、これはアタシたちも何時か、この人たちと同じビッグになるって願掛けよ!」
自信満々で胸を張るソラに、カルメンが同意する。
「そうそう。こうやって大物有名人たちと並べて貰った方が、皆と同じくらい超ビッグになってやるぜ! って思えて気合い入るじゃん?」
一緒に授けて頂いた芸能成就の御守り。その裏紙に名前を書くカルメン。
「あ、アタシも書くわ!」
「わたしも……良き仲間でも良きライバルでもある皆と今年の躍進を共に誓うわ」
カルメンからペンを受け取り、ソラとネリリも御守りの裏紙にサラサラと名前と共に決意を刻み込む。
「さぁ、最後は芸能浅間神社にお参りよ! 目的を忘れないようにしなきゃね」
ソラがそう言うと、カルメンとネリリも頷く。
芸事の神様へ、シルバースカイ・プロダクションとその所属タレントの躍進を願わねば。
「みんな、2024年も皆で高めあって、最高の一年にしちゃいましょ!」
おーっと手を上げながら、ソラの掛け声に二人が続く。
それぞれに願いは掛けた。だが叶うかどうかはこれからの心がけ次第。
ディアボロスとして生きて……そして願いを叶えるために努力する。
そうすれば、きっと願いは叶うことだろう。
だから今はこう締めよう。
『新年、あけましておめでとうございます』
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【一刀両断】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV2が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【反撃アップ】LV3が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!