リプレイ
レヴィアート・レクザット
※アドリブ、連携可
続々と攻め入ってきますね。海賊らしいと言えばらしいですが
冥海機に比べれば、確かに見た目は貧弱そうには見えますが、貴方達はこと海については庭のように駆けまわれるのでしょう
だから、ただの一般人を襲う等赤子の手をひねる用に簡単なのでしょうね
けれどそれは邪魔が入らなければの事
海で自由なのは貴方達だけではありません。海竜の名、墓標に刻んでおきなさい
一般人を傷つける訳には行きません。時間を掛けてはこの後の事を考えても意味がありません。確実に各個撃破と参りましょう
初手は奴らの視界外からの奇襲、その後は攻めつ攻められつつで進行を
竜視蒼眼を最初から使用し、威圧しつつ確実に仕留めます
反撃こそ受けるでしょうが致命傷以外は気にしません。耐えます
封殺されていく様子を見れば、残党の戦意も削れるでしょう
翼は飛行以外に盾の様にも使用。尾はしなやかで頑丈、攻撃を受けたり弾いたりも出来る。
武器はBlaues Drachenschwertを主に用いる
伊藤・真九郎
エルドラードにおける初陣となるか。
如何なる土地にも、民を貪る無法者は居るものよ。ならば一先ずは思い悩む必要はない。話は奴等を蹴散らしてからだ。
我こそは日ノ本が戦国武将にしてディアボロス、伊藤真九郎義将!海賊共よ、何処からでもかかってくるがいい!
【戦国銃刀術】使用。
右手に天魔単筒、左手に小太刀を構え、敵陣に突入する。
駆け込みつつ単筒を乱射。魔力弾による弾幕を叩き込み、陣形を抉じ開ける。
懐に飛び込み、零距離射撃と小太刀による斬撃で仕留めてゆこう。
一つ所に居着かず動き回る事で撹乱し、包囲されるを防ぐ。敵を掻き回し、味方の攻撃に繋ぐ。
反撃は、「戦闘知識」で戦場の地形や利用されそうな物を「看破」し攻撃を見切る。【ガードアップ】の効果で強化した武者鎧で急所を庇い、被害を最小限にして耐え抜こう。
アドリブ、連携歓迎致す。
風祭・天
おー…ガチのマで海賊船じゃん☆
今回は陸で迎撃だけど、そのうち映画っぽく敵の海賊船にロープで飛び移ったりとかしてみたくない? その時はマジでテンアゲ案件だよねー☆
さて、とりま一般の人の安全確保も優先せんとー…ってワケで、【避難勧告】で少し逃げといて貰おっかな☆ 私たちの勇姿を確認できないぴえん案件は、パラドクスで派手に戦るってので補おう☆
戦闘については、他の人たちとの連携重点―☆
突撃組が多くなりそうだし、私は中距離で戦況把握に努めつつの援護攻撃重点な感じで立ち回り☆ 実は天さん、銃も持ってるので近接オンリーではないのです☆ ふっふーん☆
や…得意なのは近接なんだけど、それはさて置き案件で☆
さてさて、援護攻撃は他の人たちの攻撃と攻撃の合間を潰していくイメージでBANG☆ 消耗している敵をパラドクスの肆式疆域で一網打尽にしていく感でゴーゴー☆ 肆式疆域で出て来る銃器、海賊っぽいのあったっけ…?
後、さっきも言ったけど派手感満載でねー☆ 後で島の人たちに話を聞いて貰う為にも、さ☆
時は来たれり、とばかりにヤ・ウマトの領地を荒しにやってきたアビスローバーの残虐非道な振る舞いに対するレヴィアート・レクザット(彗空深流・g04929)の答えはただ一つであった。
「なに!?」
突如、視界外からの乱入者に海賊半魚人が怯んだ隙を見逃すものか。
レヴィアートの竜気を纏う双剣が縦横無尽に敵を刻み、その戦意を削ぎ落としにかかる。彼らが見た目ほどには貧弱でないことをレヴィアートは見抜いていた。
「随分と海には自信をお持ちのようで? どうせ一般人を殺すことなど赤子の手をひねるのと同じくらいに思っていたのですが……邪魔が入って残念でしたね」
鋭い蒼眼に凄まれた海賊半魚人が息を呑む気配があった。だが、それは致命的な隙だ。小太刀を抜き払う微かな音は伊藤・真九郎(剣客・g08505)の手元より響いた戦いが始まる時の合図そのもの。
「我こそは日ノ本が戦国武将にしてディアボロス、伊藤真九郎義将! 海賊共よ、何処からでもかかってくるがいい!」
見得を切った真九郎を目がけ、半魚人たちが飛びかかる――否、真九郎が敵陣に突入する方が早かった。
右手の単筒から飛び出す魔力弾の弾幕が強引に敵の陣形を突き崩そうと迸る。すると大量の弾丸を浴びせかけられた半魚人の注意が島の住民たちから逸れる一瞬が訪れた。
「チャーンス☆」
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)はすかさず避難勧告を発動し、住民の自発的な避難を促す。逃げ惑う人々の背を押すように大きく手を振りながら。
「早く逃げちくりー。あ、でも戦いは見ててくれると嬉しいなあ。頑張ってアビスローバーを倒すぞい☆」
その間にも、真九郎が切り開いた陣形の乱れをさらにこじ開ける。反撃などお構いなしに攻め続けるレヴィアートの剣閃に続いて激しい火砲が入り乱れたのはその時だった。
「――なんだこいつは!?」
なにしろ、アビスローバーの時代にはまだなかったような重火器による一斉射撃である。度肝を抜かれた敵が右往左往するのをレヴィアートが無慈悲にも斬り捨てた。
「くそッ、やっちまえ!」
倒してもまたその後ろから新手が繰り出してくる。
まさしく続々と、といった感じだ。数にものを言わせて蹂躙しようというのはいかにも海賊らしい戦い方であった。もっとも海で自由なのは彼らだけではないのだが。
「畜生、テメェ何者だ?」
「――海竜」
誰何の声にレヴィアートが唇を開いた。
また一人止めを与え、剣についた血を振り払いながら告げる。
「忘れないよう、墓標にでも刻んでおきなさい」
ちら、と住民が逃げていった方角を一瞥しながら。この依頼の目的は敵を倒すだけでは終わらない。できるだけ早く、決着を。
「どうした無法者よ? 我の動きについてこれないようだが」
真九郎は器用に両手の単筒と刀を交互に振るいながら攪乱を仕掛ける。前線で派手に動く真九郎に群がる敵は自分たちが誘い込まれていることにまるで気付いていなかった。目の前の真九郎に夢中になればなるほど、彼らから少し離れた場所で戦場全体を眺め渡している天の前に隙を晒してしまう。
「はい、ばーん☆」
たまには近接攻撃以外も楽しいものだ。
天は避難した人々の目にも届くようにことさら派手に砲撃を繰り出した。ディアボロスの雄姿をご覧あれ、とばかりに大サービス。
「消耗してる奴から順次吹っ飛ばしてくよー」
それはそれとして、海賊っぽい重火器はなかっただろうか。天はあれでもないこれでもないと手品みたいにさまざまな銃器を披露する。
「今回は陸で迎撃だけど、そのうち映画っぽく敵の海賊船にロープで飛び移ったりとかしてみたくない?」
「ほう。興味深いな」
世界が変われば、敵の様相もまた変化する。
真九郎は知っていた。如何なる土地においても民を貪る無法者はいて、苦しめられている者たちが助けを求める声に変わりはないのだと。
「ゆえに、まずは貴様等を蹴散らす」
迫る半魚人の武器から真九郎は頑強なる武者鎧で急所を守る。何を利用するのかさえ事前に読んでおけば、好き放題させることなく上手を取れるというもの。
「くそッ、この!」
滅茶苦茶に振り回される武器はレヴィアートが盾のようにかざした翼に阻まれる。レヴィアートは器用に尾を使って敵の攻撃を受け流すのだった。
「止めです」
残りは反撃で息の根を止めてやれば終わり。
「うっそでしょ? 全滅ですって?」
船に残って双眼鏡で戦況を見守っていたオーラルレディが驚いたような顔になる。島の連中を蹂躙して略奪するという計画がご破算だ。
「まずいわね。いまのうちに私だけでも逃げられないかしら――」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
レヴィアート・レクザット
※アドリブ、連携可
ふむ。逃げを選択肢の内に入れましたか。状況の見極めはそれなりな様です
しかし、逃がすとお思いですか?奪う者は奪われる覚悟があってこそ。貴女にもそれ位あるでしょう?
だから絶対に逃がしません。代償は貴女の命を以て支払いなさい
真正面から攻めてしまっては逃げに拍車をかけてしまうかもしれない
だから海中から強襲をします。幸い水中適応が機能する。束縛はされないわ
なるべく深く入り、船底に位置取る。後は飛び出し後方から襲撃を掛けるわ
眼の良さは認めなくてはいけない。一撃も重いでしょう。受けるべきものは受け、致命のものは避けましょう
サンゴが厄介ね。その攻撃の軌道にも注意するわ
我が友から貰い受けた竜往無沈は、誰でも何処でも確実に溺れさせるわ
サンゴ姫よ。海の藻屑となりて消え去りなさい
翼は飛行以外に盾の様にも使用。尾はしなやかで頑丈、攻撃を受けたり弾いたりも出来る。
武器はBlaues Drachenschwertを主に用いる
伊藤・真九郎
残るは首級のみ。逃しはせん。
奴の船は櫂船。人手が無ければ速度は出ぬ。風を掴まれる前に攻め込むべし。
【飛翔】し海上を低空飛行し、最短距離を最高速度で突進する。配下共を片付けた今ならば空を飛んでも問題はなかろう。
敵目前で急上昇し、頭上を取る。
太刀を抜き放ち、【天地双生返し】の奥義にて仕る。
急降下の勢いを乗せた唐竹割りで斬り伏せ、着地と同時に再跳躍。刃を逆返し、斬り上げの追撃を食らわせよう。
そのまま上空へと離脱し、反撃に備える。
蹴り飛ばされた宝箱を払い除けつつ、攻撃を受け止める。戦場において最大の宝とは大将首の誉れよ。金銭など石礫にもならん。我が気を引きたければまずその素っ首を差し出せ。
上空から敵の動きを見極め、逃走を警戒する。仕留めるまで何度でも攻撃を仕掛けようぞ。
アドリブ、連携歓迎致す。
相手が逃げを選択肢に入れた、と判明した瞬間にレヴィアート・レクザット(彗空深流・g04929)はその退路を断つべく動いていた。
「逃がすとお思いですか?」
「え?」
いるはずのない方向から聞こえた声にコーラルレディの顔色が一瞬で変わる。しまったとでも言いたげな表情。状況の見極めはそれなりにできても、詰めが甘い。
「なんで海から!?」
「奪うのなら奪われる覚悟を決めてからにしなさいな。それくらい、貴女にだってできるでしょうに」
海中からの急襲は完全にコーラルレディの想像の範疇外であった。発動する水中適応によって行動それ自体はまるで問題ない。海の中を移動して船底に潜り込んだレヴィアートは相手の隙を突いて後方から飛び出しながらパラドクスを発動する。
一言で言えば、竜気の渦。
突如、竜の往来に巻き込まれたオーラルレディは船から突き落とされる形で水中に没した。咳き込んだ時の空気が泡となって立ち昇る。衝撃で揺れる船上に漆黒の翳が見えた。低空飛行にて追いついた伊藤・真九郎(剣客・g08505)の読み通り、漕ぎ手が揃わない櫂船はまだ岸辺の近くを漂っていたのである。
「話は聞いた。覚悟はできたのか、盗人よ?」
「ち――」
舌を打つコーラルレディを抜き払った太刀による一閃が襲った。頭上から一直線に振り下ろした後で即座に切り上げるという二段構えの剣技、鋭いVの字を描く真九郎の奥義は初見で看破することなどまず不可能。
「やってくれるじゃないのッ」
真九郎は離脱する自身を目指して飛来する宝箱を払い除けるような形で受け止める。ぶつかり合った刹那、金貨の輝きが周辺に散った。こんなもので刺客を惑わせられると考えているのなら失笑ものだ。
戦場における最大の宝は、大将の首の誉れただひとつ。
それを差し置いて誰が他のものに目をくれるというのか。しかもよりによって金銭の類で気を惹こうとは片腹痛いにもほどがある。
「そのようなもの、たかが石礫にもならん。我が気を引きたくば、まずはその素っ首を差し出さぬか」
「く……ッ」
さすがに、これだけ鋭い剣閃が繰り出されるとあってはコーラルレディも迂闊に動けない。逃走も難しい。このままでは、エルドラードにも帰れない。
海面に浮かぶコーラルレディの背後で乗り手を失った櫂船がゆらゆらと波に揺らされている。あれを奪取し、エルドラードに乗り込むことができれば任務達成だ。
レヴィアートは迫りくるサンゴの動きを恐れる事無く注視する。
眼の良さは認めなければならないだろう。それに貫かれたら痛いに決まっている、だが、致命さえ受けなければそんなものは大した問題にはならない。直線的に伸びる珊瑚と鞭のようにしなるレヴィアートの尾は対照的な動きでそれぞれの目的を果たすための鍔迫り合いを演じた。
攻める者と、それを受ける者との――。
「サンゴ姫よ。海の藻屑となりて消え去りなさい」
美しい海はきっと、あなたの墓標にふさわしい。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV2になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【反撃アップ】LV1が発生!
風祭・天
おぉ…ザ・海賊っぽい格好のテンアゲ案件☆
ま、海の中から船に飛び乗るんは悪役っぽくてサゲ案件かな、って思ってたんだけれども…皆がコーラルレディを海上に引き出してくれたんだし、此処は華麗にズバッとやっちゃいますか-☆ 敵は一体だし、レッツ近接☆
派手に鍔迫り合いをしてくれてんし【水中適応】でコッソリ後ろ側に回り込んでからのパラドクスでズバッとやっちゃう感☆ パラドクスは初式抜刀でゴーゴー☆
逃げを選択肢に入れてるぱおん案件っぽいし、その選択肢を取られる前にガン攻めして斃さないとね☆ 折角、派手に引き付けてくれてんだし、それに応えられなきゃいかんっしょー☆
ガン攻めなんで、とりま、多少のダメージも覚悟ってことで☆ ウェイ☆
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は思わず感嘆した。そうそう、海賊っていったらこういうのだよね――まさしくザ・王道☆ テンションもだだ上がりになること天井知らずである。しかもシチュエーションがこれまた良き。
「だってさ、海の中から船に飛び乗るんは悪役っぽいじゃん? でもこの状況なら……いかにも正義の味方登場って感じだよねー☆」
水中適応にて海中より抜刀すれば、周囲の海面ごとパカリと割れながらコーラルレディの背中に太刀傷が刻まれる。
「いつの間に!?」
「ついさっき☆」
なんて、余裕たっぷりにウインク。
「ガッツリ後ろを取られるまで気づかないなんてさー、ちょっち油断し過ぎじゃない?」
「う……」
真っ赤になるコーラルレディである。
背後から斬られた屈辱に震え、怒りを込めて宝箱を蹴り付ける。あらかじめそれを予想していた天は構うことなく反撃を繰り出した。
ガン攻め、というやつだ。
こいつを逃がさないためなら、多少の傷などもらってやる。その代わりにお見舞いするのは千差万別に軌跡を変える芸術的なまでの抜刀術であった。
「う、く――!」
「ウェイ☆ んじゃ、一気に決めるよー」
あまりにも天が勢いよく攻め立てるので、コーラルレディは逃げるどころか完全に押され始めている。
まずい、と今更気が付いたところで本格的に遅かった。最初に挟撃され、否応なしに引き付けられてしまった時点で勝負は決まっていたのだから。
天は刀を振り抜いて真一文字にコーラルレディを斬り捨てる。
「一丁上がりー☆」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
「な、なんて人たちだ。全部やっつけちまった……」
ディアボロスの戦いぶりを丘の上から見守っていた住民たちの間に驚愕が広がる。ある子どもが親の手を引いてたずねた。
「あれはだあれ? めいかいきのなかまなの?」
「わからない」
だが、もしかしたらという希望もあった。
彼らは長い間、冥海機に頼る生活を続けている。自分達でどうにかするのではなく、与えられるのが当たり前の状態に長くあった。
「あの人たちなら、俺たちを助けてくれるかもしれない」
「そうだ、冥海機が来ないからもう食糧が尽きかけてる。どうか、救いの手を……!」
レヴィアート・レクザット
※アドリブ、連携可
さて、ひとまずの脅威は払いました。後は彼らの意思を問うだけです
目の前の現実を受け入れることは難しいかもしれません。けれど見てもらわなければなりません
戦闘行為が終わったと同時に集まっている群衆の場所へと向かいます
戦闘は彼らも見ているでしょう。だから多少は受け入れてもらえると考えています
突然来たのであれば驚くでしょう。視線もこちらへ向くはずです。利用させてもらいます
私が伝えたいことは以下の通り。回りくどいことは言いません
・貴方達を助けたのは冥海機ではなく、我らディアボロスである
・なぜ冥海機が助けに来なかったのか。それは明白であり、貴方達を捨てたから
・もし助けてくれるのであれば島の上陸すら許さなかった、それが無かったことが唯一の証拠
・貴方達は自力で生きていかなくてはならなくなった
・だから我々が貴方達を全力で助ける。その為のサポートも行う
・必要であれば生活に関わる物資の補給も行なう。食料品が必要ならそれを、生活環境の改善が必要ならばその技術と物資を
伊藤・真九郎
「民々よ、安心するがいい!海賊共は全て討ち倒した!我等はディアボロス、悪を滅ぼす兵軍也!」
一先ず声はかけておくか。
「だが、心得よ。冥海機は既に、人々を護る事は無い。斯様な困窮にありながら、我等が来るまで何もしてこなかったのがその証左よ。」
ここを認識させなければ話が先に進まん。生命の危機にあったばかりの今が、現実を認知する好機。力強く滔々と論じて、冥海機に依存する危険さを説こう。
「これからは自らの手でたつきを立てるのだ。苦難はあろうが、来るか分からぬ支援を待つ生活の不安、身に沁みていよう。」
食料の自給や外敵からの防衛法、伝えられるならば教えよう。どうしていいか分からんから他者に頼るしかなくなる。困難だろうとまずは手段を知っておく事だ。
自立の意思がありそうなら、種等の支援物資を渡し、用意しておいた保存食を【口福の伝道者】で増やし配る。
最初からは渡さない。依存する対象が我等に移るだけになっても宜しく無いでな。
アドリブ、連携歓迎致す。
「民々よ、安心するがいい! 海賊共は全て討ち倒した! 我等はディアボロス、悪を滅ぼす兵軍也!」
未だ状況を呑み込めていない住民に向けた伊藤・真九郎(剣客・g08505)の名乗りを受けて、衆目の間に大きなどよめきが起こった。
「悪を滅ぼす? じゃあ、やっぱり俺たちを助けてくれたんだ!」
「よかった。冥海機がいなくなって困っていたんだよ」
住民は真九郎を取り囲み、口々に助けを求める。
誰もかれもが痩せており、生活の苦しさを物語っていた。
「なあ、冥海機はいつ戻って来るんだ?」
「このままじゃ全員飢え死にしちまう……!」
よほど追い詰められていたのだろう、住民の訴えはほとんど懇願に近かった。
真九郎はゆっくりと首を横に振る。
「冥海機は既に、人々を護る事は無い。斯様な困窮にありながら、我等が来るまで何もしてこなかったのがその証左と心得よ」
「そんな……!!」
信じたくない言葉の前に泣き崩れる者がいる。
両手で顔を覆い、絶望に打ちひしがれる者。苛立ちを爆発させるように地面を殴りつける者……現実が受け入れがたい気持ちはレヴィアート・レクザット(彗空深流・g04929)にも理解できる。
果たして、その絶望を乗り越えるつもりが彼らにあるのか? レヴィアートは今まさにその意志の有無を問おうとしていた。
「このような状況で、未だ冥海機に依存し続けるのですか?」
砂浜を踏む足音に顔を上げた彼らは、自分たちを救ったディアボロスに反発したりはしなかった。ただ、困惑したように聞き返す。
「依存だって?」
「冥海機が助けに来なかった理由は明白です。貴方達は冥海機に見捨てられたのですよ」
あらためて事実を突き付けられた住民は言葉もない。反論できるものは誰一人としていなかった。それくらい、彼らは既に疲弊しきっていたのだ。
「もし助ける気があれば島への上陸すら許さなかったでしょうね。しかし、そうはならなかった。これ以上の証拠がありますか?」
「……どうしたらいいんだ」
新しく縋る相手を求めるように、住民の視線がレヴィアートを見る。
「自力で生きていくしかないでしょう」
「そんなの無理に決まってる!」
誰かが叫ぶと、「そうだそうだ」と追従する声がいくつも上がった。
真九郎は落ち着くように身振りで示しながら続ける。
「これからは自らの手でたつきを立てるのだ。苦難はあろうが、来るか分からぬ支援を待つ生活の不安、身に沁みていよう」
力強く諭すような口ぶりは住民に安心感を与え、動揺を抑える効果があった。実際のところ、冥海機に依存し続けるのはあまりにも危険過ぎる。彼女たちは人間などエネルギーを得るための道具くらいにしか考えていないのだから。
「でも、自力でなんて……」
彼らも不安なのだ。
今までの生き方を変えるのは相当な決心が必要になる。
だが、レヴィアートと真九郎は根気よく彼らに説明した。
心配はいらない、冥海機がいなくても自立できるように全力で支援するから。物資が足りないなら補給の用意もある。それに自給の方法、外敵からの防衛法など伝えられることはいくらでもあった。
知らないから、わからないから誰かに頼ろうとする。
なら知ればいい、と真九郎は言う。
たとえ困難であっても、そういう時の対処法さえ知っていれば何とかなるという自信にも繋がるだろう。
「この調子なら、なんとかなりそうですね」
ふたりに教えてもらったやり方をさっそく出来る事から実践し始めた住民を見守るレヴィアートと真九郎である。ひとまず、応急処置的な物資と生活環境の改善に必要だと思われる技術は教えた。あとは彼らのやる気次第だ。
「ああ、うまくいってよかった」
真九郎が残留効果で増やした保存食を住民たちに与えたのは立ち去る最後の時だった。依存心を克服し、自立を受け入れた彼らへの餞のようなもの。
「では、さらば」
「ありがとうございます。このご恩は決して忘れません」
住民は何度も繰り返した。
ディアボロスさまも、どうかお元気で――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
そして海岸にはアビスローバーの乗って来た海賊船だけが残される。船を漕ぐための櫂もいくつかは流されずに残っていた。これを使えばきっと、アビスローバーの本拠地である黄金海賊船エルドラードへ乗り込むことができるはずだ。ひとつひとつの海賊船の力は微々たるものだが、幾つも集めればいずれは艦隊を作って遠征を行うことも可能になるだろう。
風祭・天
海賊たちをやっつけてからの~…一般の人たちを勇気付けて(もらって)からの~…大海原に出航じゃー☆ 者ども、帆をあげろー☆
と、言っても私たち復讐者しか居ないんだけど☆ いや、こんなシチュだったら言ってみたいテンアゲ台詞Best10には入りそうだしさー☆
とは言え、やっぱ出航前に海賊船の中は確認しておかないとダメっしょー☆ 何か航海に必要な物とかあるかもしんないしさ☆ んー…ほら、羅針盤とか海図とか海賊船によくあるようなんがあると、いい波に乗れそうじゃん?
さっきのコーラルレディが出してたんみたいなんじゃなくて、本物の宝箱は~…流石にないか。ぱおん。
さて、エルドラードに行くには…みんなで協力し合うことプラスのレッツ肉体労働って感あるよね☆ 漕ぐのはつらたんだけど、みんなと七つの海を制覇する的なノリで頑張んよー☆
行く先の見極めとかは得意な人にマジお任せ☆ 私は漕ぐのを頑張んのと…何か見つけてみたいからキョロキョロはしておくし☆ 何か新発見とかできたら、それこそやばばでテンアゲ案件だもん☆
「いよいよ出航じゃー☆」
風祭・天(逢佛殺佛・g08672)は勢いをつけて空の海賊船へ飛び乗った。
アビスローバーの海賊は無事に討伐完了。島の住民たちはディアボロスの説得によって自立心に芽生えてくれたのでオールオッケー。
「さー、者ども帆をあげろー☆ なんつってね」
するすると自分で全部やりながらツッコミを入れる。どうしても言ってみたかったのだ。こんな機会はそれこそなかなか無いのは分かっていたので。
「こういうシチュで言ってみたいテンアゲ台詞Best10には余裕で入るよねー……と、何だこれ羅針盤かな?」
つんつん、と天は船についていた計器のようなものを指で触る。
「もしかしてエルドラードの方向を指してる? なるほどね~」
針の指し示す方向に舵を向け、波に乗る。さすがに本物の宝箱がなかったのは残念だが、仕方ないか。ぱおん。見てみたかったなあ、本物の宝物。アビスローバーのパラドクスで出現したような偽物ではなく、輝ける金貨や宝石がたくさん入ったやつを。
……それはそれとして、いくらディアボロスでも櫂船を動かすのはそれなりの労働である。だがこれもみんなと七つの海を制覇するための前不利だと思えばむしろ楽しくなってくるもので。
「待っててね~、世界中のお宝さんー☆」
おいっちに、おいっちに。
やがて境界を覆う深い霧の向こう側へ出た後で、天は周りをきょろきょろと見た。好奇心旺盛な瞳が何かを見つけ、きらきら輝いている。
「やばば、先客がいるじゃーん☆」
既に一艘の海賊船が同じ海域に来ているのを発見したのだ。その傍に海賊船を寄せてから、「お疲れさまー」と自分を労った。
「これにて任務完了! この調子でたくさん海賊船を集めてこーぜい☆」
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!