ブックサンタで、メリークリスマス!(作者 相原きさ
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#最終人類史(新宿島)  #最終人類史のクリスマス2023  #クリスマス2023 

 しゃんしゃんと鈴を鳴らしながら、サンタ姿のユーク・エメラブリント(サイボーグのガジェッティア・g03498)がやってくる。
「みなさーん、メリークリスマスっ!! 今年はブックサンタをやってみませんか? あなたの選んだ本を子供達に配るというイベントなんですよ」
 今年は、東京23区に、京都・奈良、それに加えて、オーストラリアの各都市からの要請を受けて、パーティを行っていると、ユークは言う。
「他の皆さんもいっぱい、準備していますので、気になったパーティがあれば、ぜひ遊びに行ってくださいね」
 会場にはパラドクストレインで移動できるので、遠く離れた場所のパーティでも、自由に行き来できるからと説明している。
「ボクはいつものように、新宿島に住む子供達とパーティする予定です」
 と、悪戯な笑みを浮かべ、クリスマスの説明を始めた。

「ボクのパーティは、まず、協力してもらえる本屋さんに向かいまーす! そこで、子供達にあげる本を選んであげてください。あ、本屋さんの横には、ちょっとしたスペースを作って、手作りの絵本を作ることもできますよ。文房具屋さんがついている本屋さんって、便利ですよね!」
 好きな本を選んであげても良いし、自分達で作った本をあげてもいい。手作りの本に関しては、本屋さんの文房具コーナーの近い場所にいくつか簡易机と椅子、それに材料になる画材や白い本なども準備されているので、すぐに作れるそうだ。シールを使って可愛く仕上げたりすることもできる。
「本が出来たら、皆さんでラッピングですよー! 袋型のラッピングセットもあるので、苦手な方はこちらそどうぞー!」
 ラッピングも自分達でやるそうだ。
「出来たら、子供達のいる会場へ移動して、プレゼントしますよ! そこでは、美味しいご馳走とケーキも用意していますから、そこで美味しく楽しんでくださいね」
 もちろん、本の贈り物も忘れずに。
「あ、皆さんはサンタさんの弟子になってますので、サンタ服は絶対に着てくださいね! どうしてもって方は、帽子だけでいいです」
 サンタ服……いや、帽子は必須らしい。
「では皆さん、まずは……本屋さんで本を調達ですよー!!」
 と、楽しそうにユークは本屋さんへと向かうパラドクストレインへと案内するのだった。

●楽しいブックサンタさん
 新宿島にある、本屋さん。そこはかなりの数の児童書がそろえられた大型店だ。
 今日の日の為に、本屋さんも頑張ってくれたらしい。日本の本だけでなく、外国語で書かれた本も集めてくれたようだ。
「今日はどんな本が選ばれるでしょうね?」
「ディアボロスさんが選ぶ本……かなり興味ありますね♪」
 準備を手伝ってくれている人達も、笑顔があふれている。

 もちろん、子供達が集まるパーティ会場も大賑わい。
 実は会場の飾りつけは、子供達も手伝ってくれている。
 幼稚園や保育園の小さな子供達。小学生になった子供達。
 そして、彼らの兄貴やお姉さん的な中学・高校のお兄さんお姉さん達もいるようだ。
 その会場の端には、美味しそうなご馳走やケーキ、スイーツもたくさん並べられていくのであった。



 最終人類史で行われるクリスマスパーティーに参加します。
 時先案内人と新宿島の人々が、ディアボロスへの感謝を込めて、いろいろ準備してくれたようですので、思いっきり楽しみましょう。

 開催されるクリスマスパーティーの内容などは、オープニングの情報を確認してください。


特殊ルール この選択肢には、特殊ルールはありません。
👑60 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【怪力無双】
1
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【能力値アップ】LV5 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1

●マスターより

相原きさ
 メリクリー!! 今年は、ブックサンタさんですよー!!
 どうも、相原です。ユークと楽しくブックサンタをするシナリオとなっています。

 楽しく①最終人類史のクリスマスで、本を選んだり、作ったりして、プレゼントする本を用意してください。その後、そのまま会場へと向かいます。子供達が集まっているので、必要な子供達に選んだ本をプレゼントしてあげてください。
 小さい子から、高校生まで、ずらっと揃っていますので、気になる方々にそっとお渡しくださいね。
 あ、他にも渡したい方がいるのなら、プレイングで互いに指定していただければ、送り合うことも可能です。こちらも良ければどうぞー!! 盛りだくさんな内容なので、プレイングもめいっぱいギリギリまで詰め込んでいただけると嬉しいです。
 グループで参加する方は、その旨をお願いします。リーダーさんは、人数書いてくださると助かります。……ただ、プレイングで指定していなかった方がいる場合は、一度、お返ししてしまう可能性があります。しっかりお誘いあわせの上、ご参加くださいね。
 程よく楽しんだ後は、頃合いを見て②クリスマス・クライマックス!で締めとなります。締めを担当したいという方は、ぜひ、こちらにもどうぞ。

 あっと、今回は一人で寂しいとか、ユークと仲良くなりたいという方は、ぜひ、ユークをお呼びください。プレイングでお呼び頂いた方々には、ユークもおまけに参加しまーす♪ こちらもよければどうぞー!

 それでは、皆さんと楽しくクリスマスパーティができるよう、ユークと一緒にお待ちしていますね!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


九条・雅
相棒のエアハルト(g03594)と参加

ブックサンタか。人の親としてはお互い気になるよね。アタシの息子とエアハルトの娘は最終人類史では中学生と高校生の年頃だ。未来ある若者達の為に本をプレゼントするとしよう。

折角なので手作りの本を作ってプレゼントするとしよう。日本を舞台にした物語だ。少々私の体験も交えるとしよう。

農村で、助け合って暮らしてたら悪い盗賊の襲撃や川の増水に悩まされていたらどこからか旅装束の人達が盗賊を退治し、村の人達と助け合って村を立て直し、希望を捨てなければ大丈夫、と旅人達に励まされる。

そして今日も村人達は畑仕事に精を出す。旅人たちの言葉を胸に刻みながら。

絵もしっかり描く。文字も読みやすいようにしっかり書く。まあ、わかる通り盗賊はクロノヴェーダを意味してるが、そこははっきりさせないよ。希望を齎す旅人ってのは復讐者を表しているね。

髭は流石に遠慮するが、サンタ服はきっちり着る。髭もしっかりつけたエアハルトと共に小学生と中学生に本をプレゼント。未来はこれからだ。しっかり頑張るんだよ。


エアハルト・ヴィオレ
相棒の雅(g03417)と参加

子供達に本を選んでプレゼントすると。最終人類史に合わせれば私の娘は高校生、雅の息子は中学生になりますか。未来ある若者達に本を贈りましょう。

雅も手作りの本を作りますか。私も手作りの本を。舞台は中世風になりますか。

その街は音楽が盛んだった。ある悪人が住民の前で悪い煽動する音楽で人々を戸惑わせる。その場に現れてのは風変わりの装束をきた流れの音楽団。彼らの奏でる音楽は住民を鼓舞し、希望を捨てるな、と告げる。音楽団の励ましで住民は奮起し、盛大なオーケストラで悪人を圧倒し、退散する。

流れの音楽団が去っても人々は彼らの希望の歌を忘れることはない。

悪人はクロノヴェーダ、流れの音楽団はディアボロスを表してますね。子供に贈る本ですから、詳細はぼかしておきます。

サンタ服は髭もしっかりつけて、中学生と高校生に手作りの本をプレゼント。少々高度な内容になってしまいましたから。若者達は色々学び、未来へ進んで欲しい。その道筋を守るのが我々大人の役目です。


●二人のブックサンタからの手作りな本
 件の本屋さんにやってきたのは、一組の男女のディアボロス。
 二人はそろって、本を選ぶ……のではなく、作る方へと、作業机のある方へとやってきた。
「ブックサンタか。人の親としては、お互い気になるところか」
 そう言いながら、白い本を手に取るのは、九条・雅(赫焉のパシオン・g03417)だ。
 その雅の言葉にくすりと笑みを浮かべながら。
「そうですね。最終人類史に合わせれば私の娘は高校生、雅の息子は中学生になりますか」
 エアハルト・ヴィオレ(天籟のエヴァンジル・g03594)もまた、自分の子供のことに思いを馳せる。
「ああ、そうなるね。未来ある若者達の為に本をプレゼントするとしよう」
「ええ、私も本を贈りましょう」
 そういって、二人はさっそく、絵本を作り始める。
「そういえば……雅さんはどんな本を作るのですか?」
「アタシか? そうだな……日本を舞台にした物語にするつもりだ。少々、アタシの体験も交えながらな。そういう、エアハルトはどういう内容なんだい?」
 雅に言われて、苦笑しながらもエアハルトは答える。
「私は……そうですね、故郷の話を元に描くので、ここでいう、中世風になるかと」
 エアハルトも故郷の話を元に作るようだ。
「それはいい。さて、少々長くなりそうだから、手早く進めていこうか」
「そうですね。ちょっと大変ですが、できるところまで」

 雅の作っていく本の内容は、こんな感じだ。
 とある日本の農村。そこでは、村人達が互いに助け合って暮らしていた。
 しかし……その生活には問題が発生していた。悪い盗賊の襲撃に、川の増水……村人達が頭を悩ませているところに、どこからか旅装束の者達が村を訪れる。
 その旅人達は、村人達が困っているのを見て、まずはと盗賊をあっという間に退治して見せた。
 それだけではない。村の人達と協力しながら、村の川を整備し、立て直して見せたのだ。
 旅人は言う。『希望を捨てなければ大丈夫』と励ますように。
 そして、今日も村人達は畑仕事に精を出す。ここにはもういない、旅人たちの言葉を胸に刻みながら。

 雅は、その物語を丁寧な絵と読みやすい文字で表現して、描いて見せた。

 対して、エアハルトが作る本の内容はというと。
 その街は音楽が盛んだった。しかし、ある悪人が、住民の前で悪い煽動する音楽で人々を戸惑わせていた。
 そこを通りかかわったのは、風変わりの装束をきた流れの音楽団だ。彼らの奏でる音楽は住民を鼓舞し、『希望を捨てるな』と告げていく。
 その音楽団の励ましで、住民は奮起し、音楽団と住民達が奏でる盛大なオーケストラで、悪人を圧倒し、退散させることに成功した。
 流れの音楽団が去っても、人々は彼らの希望の歌を忘れることはない……そんな話だ。

 エアハルトは絵の代わりに、不要になったチラシからイメージに合う絵や写真を切り抜いて、コラージュして作って見せた。

 二人とも大量には作ることはできなかったが、数人の学生達に手渡せるほどには作ることができた。互いに満足できる出来だ。二人ともそれぞれ、丁寧にラッピングをして、白い袋にその本を入れる。
「後はサンタの姿になって、本を渡す……だな」
「ええ、行きましょう」
 ぺたりとエアハルトは、たっぷりの白髭を口元に着けて、しっかりサンタ服を身に纏う。雅も……流石に髭はつけなかったが、こちらもしっかりサンタ服を着て、作った絵本の入った袋を担いで、会場へ。
 集まってくる子供達に、エアハルトも雅も胸を熱くさせながら。
「未来はこれからだ。しっかり頑張るんだよ」
 小学生と中学生に向けて、雅は自分の絵本を手渡していく。
「はい、どうぞ」
 おひげのエアハルトは、中学生と高校生へと絵本を手渡していく。
(「若者達は色々学び、未来へ進んで欲しい。その道筋を守るのが、我々大人の役目です」)
 雅もエアハルトも、ここにはいない自分達の子供達と重ねるように、プレゼントを嬉しそうに受け取る彼らをいつまでも、いつまでも眺めているのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

不知火・紘希
仲間とご一緒歓迎だよ◎

好きな本をみんなに配れるの?
すっごくステキな催しだね……!
僕、本屋さんって大好きなんだ。いろんな世界のことを知ったりできるし、冒険してる気分にもなるでしょ。想像するのって楽しいよね。

思わず盛り上がっちゃった。
普段、よく読むのはファンタジーや図鑑なんかだけど……今日は僕がつくった絵本を配りたいな!

スペースを借りて、友だちにもらったクレヨンや画材を使って特製の絵本をつくるよ。ちょっと工夫して画用紙や型紙もこうして…。
できた!あとは空色の包装紙にくまさんの飾りつけ。
サンタ服も着ていいの?ワクワクしながらサンタ衣装に着替えて、くまさんに人形もサンタ仕様だよ。

プレゼントを配るのは新宿島の幼稚園や保育園の子どもたち。
みんなが応援してくれて、日常を過ごしてくれるおかげで幸せな新宿島があるし、戦争も頑張れたよ。

渡した絵本はクリスマスにある女の子のためみんなでサンタを手伝ってケーキとプレゼントを届けるお話。
飛び出す絵本のサプライズもありだよ。

絵本を読んだりお話してみんなと楽しもう!


薔薇星・パッフェ
(アドリブ大歓迎である!)

我輩は吸血鬼である。
…しかし今日ばかりはサンタになるのも吝かではない。

渡す相手は新宿島の高校生。さて、どんな本を選ぼう。
やはりクリスマスに因んだ、日頃手にしないような特別感のあるものが良い。
…であるならば。
(洋書のコーナーに行き、装丁の美しい絵本を手にする。
それはクリスマスの精霊達がある人物に生き方を問う有名な作品)
…高校生ともなれば、子供騙しでは失礼である。
大人でも美しいと感じる装丁の、英語のクリスマスの絵本にしよう。

メリークリスマス!
サンタの衣装とつけ髭で高校生に絵本をプレゼント。
反応はどうだろうか、喜んでくれるといいが…。
話の筋は知っているが読めない、であるか。
では我輩が朗読をしよう。我輩、トランシルバニア出身…と言いたいところだがアメリカ出身である。つまり母国語なのだ。英語ぺらっぺらである。

言葉が分からなくても伝わるように感情や抑揚をつけて語ろう。
昔、演劇をかじっていて良かった。人生何が役立つか分からぬな。

では、薔薇星サンタの朗読のはじまりである!


●小さなサンタと……大きな、サンタ?
「好きな本をみんなに配れるの? すっごくステキな催しだね……! 僕、本屋さんって大好きなんだ。いろんな世界のことを知ったりできるし、冒険してる気分にもなるでしょ? 想像するのって楽しいよね!」
 不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)は、大興奮しながら、そう捲し立てた後、ふと我に返った。
「わわ……思わず盛り上がっちゃった」
 いけないいけないと、紘希が向かうのは、手作り絵本が作れる場所。その席に座って、さっそく作成を始めた。
「普段、よく読むのはファンタジーや図鑑なんかだけど……今日は僕がつくった絵本を配りたいな!」
 白い絵本を受け取って、うーんと考えつつ、取り出したのは友達からもらったクレヨン。
「ちょっと工夫して、画用紙や型紙もこうして……」
 完成には、まだ時間がかかりそうだ。

 一方その頃、本屋さんフロアーでは。
「我輩は吸血鬼である。……しかし、今日ばかりはサンタになるのも吝かではない」
 やってきたのは、美しい……いや、芸術的な人形を連れている薔薇星・パッフェ(悲劇大好き吸血鬼おじさん・g10767)だ。
 パッフェが本を渡そうとしている相手は、高校生。
「さて、どんな本を選ぼう? やはりクリスマスに因んだ、日頃手にしないような特別感のあるものが良い」
 クリスマスコーナーにまとめられた絵本を見渡しながら、パッフェは探していく。
「……であるならば」
 どうやら、その場所にはなかったらしく、別のコーナーへ。向かったのは洋書をコーナーだ。
 そこに向かい、パッフェは、まず表紙を眺めていった。
「……高校生ともなれば、子供騙しでは失礼である」
 そして、一冊の本を見つけた。
 見た目でも、装丁の美しい絵本。それはクリスマスの精霊達が、ある人物に生き方を問う有名な作品でもあった。
「これは美しい……」
 大人でも美しいと感じる装丁の、英語のクリスマスの絵本を手に取り、プレゼントに決めたのだった。

 そして、数時間後。
「できたーー!」
 満足げな笑みで、紘希はようやく、手作りの絵本を完成させた。
 もちろん、それだけでなく、空色の包装紙でくるんで、くまさんの飾りつけも施した。そのくまさんにも、ご丁寧にサンタ服が着せられている。
「準備ができたから……本を配りにいくよ! え? サンタ服も着ていいの?」
 嬉しそうに紘希はサンタ服に着替えて(流石におひげは止めたようだ)いざ、子供達のいる会場へ!!
「おや……君もこれから本を配りに行くのかね?」
「そこの大きなサンタさんも行くの? 一緒だね!」
 と、そこにいたのは、しっかりとサンタ服と白髭を付けたパッフェだ。
 偶然の出会いに二人は微笑みながら、一緒に会場の扉を開いたのだった。

「吾輩は高校生に渡すつもりなのだが、君は誰に渡すのかね?」
「うん、僕は幼稚園や保育園の子どもたちにプレゼントするの!」
「ほう。喜んでもらえると良いな」
「うん、大きいサンタさんも、お兄ちゃんお姉ちゃんに喜んでもらえるといいね!」
 二手に分かれて、紘希とパッフェが、プレゼントをしに向かった。
 まずは、小さなお友達に渡す紘希から。
「みんな、絵本のプレゼントだよー!!」
 そう呼びかけて、子供達を集めてから、さっそく、綺麗にラッピングしたプレゼントを配っていく。特に女の子は、サンタ服を着たくまさんが大人気な様子。
 ちなみに紘希が作った絵本の内容は、クリスマスの日に、ある女の子の為、その子と仲良い動物達みんなでサンタを手伝い、ケーキとプレゼントを届けるという、ハートフルなお話だ。それに、飛び出す絵本のしかけもついたサプライズつき。
「わあ……すごーいっ!!」
 さっそく引率の先生に読んでもらって、楽しんでいる様子。

 こちらは、パッフェサンタ。
(「反応はどうだろうか、喜んでくれるといいが……」)
 綺麗な装丁の絵本に喜んでいるようだが……なんだか浮かない様子。
「どうしたのであるか?」
 パッフェが耐え切れず、声をかけると……。
「あ……その、この絵本の物語は知ってるんだけど……」
「英語が読めなくて……」
 どうやら、学習中で英語がまだ読めないらしい。
「なるほど。では我輩が朗読をしよう。我輩、トランシルバニア出身……と言いたいところだが、アメリカ出身である。つまり英語は母国語なのだ。英語ぺらっぺらである」
 渡した本を一冊借りて、彼らを傍に集まらせて、パッフェは集まってくれた学生達に仰々しく頭を下げると。
(「言葉が分からなくても伝わるように、感情や抑揚をつけて語ろう。昔、演劇をかじっていて良かった。人生何が役立つか分からぬな」)
 そう思い、最初のページを開いて、読み始める。最初の言葉はこうだ。
「では、薔薇星サンタの朗読のはじまりである!」
 その傍には、学生達だけでなく、いつの間にか絵本を配り終えた紘希や他の子供達も集まって、パッフェサンタの読み聞かせを楽しんでいたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】LV1が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!

花塚・夜壱
シャルロット(g00467)と
絵を描くのはハードルが高いな…!
俺も本を選ぶことにしよう
お!モラさんは絵本を作るのか
傑作が楽しみだ

おぉ…!これだけの本があれば圧巻だな
昔はよく、絵本や図鑑を読んでたんだ、懐かしい
向こう側には、海外の絵本もあるみたいだ
シャルロットの馴染みの絵本も見つかるかもしれない

これだけあると、選ぶのが悩ましいが…
子供たちには
森の動物たちが、食材を持ち寄って鍋料理を作る絵本にしよう
こっちの絵本はシャルロットとモラさんに
おっと、内容はまだ内緒だ
ラッピングができたらすぐに渡そう
お互いが何を選んだが、ワクワクするな

子供たちには、サンタが描かれた赤い包装紙に緑のリボンを
彼女には、星空の包装紙に赤と金のリボンを

出来上がったら早速プレゼント
同じくサンタ帽を被って
ハッピーメリークリスマス!
絵本の内容は、2人の女の子がサンタさんにリンゴケーキを贈るもの
リンゴケーキの作り方も載ってるぞ
気に入って貰えると良いんだが

2冊も貰えるのか?
シャルロット、モラさん…ありがとう
素敵なクリスマスプレゼントだ


シャルロット・アミ
花塚さん(g00016)と

奇遇ね、私も絵を描くのは苦手なの
「もきゅっ」モラさんは絵を描くの?
じゃあ、モラさんは絵本をつくりましょうか「もきゅ!」

本当にすごい…!
こんなに沢山の本の中から選べるのは幸せだわ
本当、こちらの海外の絵の本はなんだか懐かしい

(モラさんはもきゅもきゅ手作り絵本用の絵を描いている)

さて、私はどうしようかしら
子供たちには、これかな
泣き虫なサンタさんの絵本
こちらの絵本は…ふふ、花塚さん用に
私もラッピングしてお渡しするわね

緑の地にトナカイが描かれた包装紙に赤のリボン
子供たち用の絵本はこれで包んで
花塚さんにはシンプルに赤に金色のリボン
「もきゅ」あら、モラさんも出来たの?
花塚さんにあげるのね、わかったわ

サンタ帽を被ってメリークリスマス!
子供たちが喜んでくれるといいのだけれども

花塚さんにはこれを
くまさんが森でクリスマスパーティをする絵本よ
美味しいカフェラテの作り方つき
モラさんは…ふふ、りんごとお星さまの絵本ね

アドリブ、連携歓迎です


●二人の素敵な本のプレゼント
 ここにまた、新たな二人のディアボロス達がやってきた。
「流石に絵を描くのはハードルが高いな……!」
 絵本を作るコーナーを横目に苦笑を浮かべるのは、花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)だ。
「奇遇ね、私も絵を描くのは苦手なの」
 夜壱の隣でこくこくと同意するのは、一緒にやってきたシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)。彼女の傍には、いつも連れているモーラット・コミュの姿も見える。
「もきゅっ」
 と、シャルロットのモーラット・コミュのモラさんが、右手を挙げて、なにやらアピールしてきた。
「モラさんは絵を描くの? じゃあ、モラさんは絵本をつくりましょうか」
「もきゅ!」
 シャルロットの言葉に頷き、モラさんは、白い本を受け取って、さっそく、絵本を作り始めたようだ。
「お! モラさんは絵本を作るのか。傑作が楽しみだ」
「もきゅきゅ!」
 夜壱の言葉に、モラさんは俄然、やる気な様子。そんなモラさんを眺めながら、二人は顔を見合わせて。
「それじゃあ、俺達は本を選ぶとしよう。あっちみたいだ」
「ええ。また後でね。モラさん」
「もきゅっ!」
 頑張って絵を描いていくモラさんをそのままに、夜壱とシャルロットは、本屋スペースへとやってきた。
「おぉ……! これだけの本があれば圧巻だな。昔はよく、絵本や図鑑を読んでたんだ、懐かしい」
「本当にすごい……! こんなに沢山の本の中から選べるのは幸せだわ」
「ん? 向こう側には、海外の絵本もあるみたいだ。シャルロットの馴染みの絵本も見つかるかもしれない」
「本当。こちらの海外の絵の本は、なんだか懐かしい」
 数多くの本が並べられているのを見て、夜壱とシャルロットは圧倒されながらも、本を眺めていく。
「これだけあると、選ぶのが悩ましいが……」
 そう、まずはプレゼントする本を見つけなくて行けないのだ。
「では、私はあちらに行くわ。また後で合流しましょう」
「ああ、また後で」
 夜壱とシャルロットも、二手に分かれて、本探し。
「子供達には……そうだな、森の動物たちが、食材を持ち寄って鍋料理を作る絵本にしよう」
 さっそく、夜壱は子供に配る用の本を見つけたようだ。いや、それだけではない……?
「あとは……これも。お互いが何を選んだが、ワクワクするな」
 店のカウンターに持っていき、それぞれを可愛らしくラッピングしてもらう。

 一方、シャルロットもまた。
「さて、私はどうしようかしら。子供たちには、これかな」
 子供達に渡す用に選んだのは、泣き虫なサンタさんの絵本だ。
「こちらの絵本は……ふふ、花塚さん用に」
 どうやら、シャルロットも夜壱に渡す用の本を選んだようだ。
 シャルロットもまたカウンターへ……と、そこで絵本を完成したモラさんがやってきた。
「もきゅ!」
「あら、モラさんも出来たの? ……花塚さんにあげるのね、わかったわ」
 モラさんの本も一緒に、可愛くラッピングしてもらい、本の準備は完了だ。
 ラッピングされた本を受け取り、今度はプレゼントすべく、着替え室へと移動するのであった。

「とっても似合ってるわ」
「シャルロットも、その帽子、似合ってるぞ」
「もっきゅ!!」
 二人はサンタの帽子をかぶり、白い袋も借りてきた。この袋の中にはプレゼントする本が入っている。おっと、同じく小さなサンタ帽をかぶったモラさんも忘れてはならないだろう。一番の功労者なのだから。
 準備を終えた二人と一匹は、子供達の待つ会場へと足を踏み入れたのだった。

「わあ、ありがとうっ!!」
 夜壱は、サンタが描かれた赤い包装紙に緑のリボンでラッピングした、例の絵本を次々と配っていった。
「メリークリスマス!」
「お姉さんたちも、ありがとう!!」
 シャルロットは、緑の地にトナカイが描かれた包装紙に赤のリボンでラッピングされた本を渡していく。子供達の笑顔を見て、シャルロットも思わず笑みを零していく。
 そうして、子供達に本を全て配り終えた後に。
「シャルロット、ハッピーメリークリスマス!」
「花塚さんには、これを」
 と、その手が止まった。
「どうやら、同じことを考えていたらしい」
「そのようね」
 くすりと互いに笑みを浮かべながら、本の交換会が始まった。
「気に入って貰えると良いんだが」
 そう言って、夜壱が手渡したのは、星空の包装紙に赤と金のリボンでラッピングされた本。
 そして、シャルロットが差し出したのは、シンプルな赤の包装紙に金色のリボンでラッピングされた本だ。
 互いにその包みを開いて、中を見てみる。
「まあ……」
 夜壱がシャーロットにプレゼントした本は、2人の女の子がサンタさんにリンゴケーキを贈るものだ。しかも、最後のページには、そのリンゴケーキの作り方も載っている。
「2冊も貰えるのか?」
 夜壱が驚くのも無理もない。何故なら、そこにはシャルロットが選んだ、くまさんが森でクリスマスパーティをする絵本(こちらは美味しいカフェラテの作り方つき)と、モラさんの作ったりんごとお星さまの絵本が入っていたのだから。
「シャルロット、モラさん……ありがとう。素敵なクリスマスプレゼントだ」
「私も……素敵なクリスマスプレゼントをありがとう」
 互いにお礼を述べながら、受け取った絵本を大事に抱きしめるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【命中アップ】LV1が発生!

宇佐美・アリス
アドリブOK
連携も、必要ないかもだけどOKよ
困っている人がいたら、フォローに入るわ

サンタ服、ウ~ン。羽のせいで背中開いちゃうけど、仕方ないか
帽子は角に被せてっと

既婚。埼玉県民。
一歳になる娘もいたが、刻逆で別離
大学の専攻は英文学科で研究テーマは児童文学なので、得意分野といえば得意分野?とは言え、ちっちゃい頃は、お話もだけど色使いとかリズムも重要よね

娘に選ぶつもりで選びましょう
刻逆で新作は止まってるし、年代に分けてチョイスした名作をラッピング
大きい子には母方の田舎、イギリスの湖水地方を舞台にした兎の話とか、小さい子には特徴的な色使いの作家さんの作品とかチョイス

選んでると娘や旦那の事を思い出し、少ししんみり
今年はやっと埼玉辺りに入れる様になったし、来年こそは、家族で祝いたいわね。いえ、絶対取り戻してやるんだから


●アリスのブックサンタさん
 目の前を忙しそうに駆けてゆくユークを見つけた。
「あっ……」
「はわわわわっ!!」
 更に大量のラッピング用品を運んでいたユークは、それを零しそうになって……。
「大丈夫? この量、一人では大変よね? 私も手伝うわ」
 そう声をかけたのは、宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)。もともと、誰かの手伝いをと思っていたアリス。ユークの大変な様子に思わず手を貸したようだ。
「あ、ありがとうございますぅうううう……なんだか途中で足りなくなっちゃったみたいで」
 有難くユークはアリスの申し出を受け、半分を運んでもらうことになった。かなり助かったようだ。
「本当に本当にありがとうございましたっ!!」
「いえいえ。私も参加しようと思ってたし」
「えっ!?」
 しかも、この催しに参加するつもりだったらしい。一石二鳥というやつだ。ユークとはここで別れ、アリスはさっそく、子供達のプレゼントにする本を選び始めた。
「大学の専攻は英文学科で、研究テーマは児童文学だったのよね……」
 ある意味、アリスにとっては得意分野なのかもしれない。
「ちっちゃい頃は、お話もだけど色使いとかリズムも重要よね。娘に選ぶつもりで選びましょう」
 まずはと手に取るのは、アリスの母方の田舎、イギリスの湖水地方を舞台にした兎の話の本だ。こちらは、大きい子供達に渡す用となる。
「懐かしいわね……あそこの湖、とっても綺麗だったわね。娘と行きたいと思っていたけど……」
 次に手に取ったのは、特徴的な色使いの作家さんの絵本を手に取っていく。
「ふふ、あの子も喜んで見てくれそう……旦那も読み聞かせてくれるかしら?」
 ここにはいない、家族の事。それを思い出しながら、アリスはそっと瞳を細める。
「二人とも……元気にしてるわよね」
 本来ならば、一緒にクリスマスを過ごしている頃だろう。しかし、彼らはまだ、アリスの傍には来ていない。
「今年はやっと、埼玉辺りに入れる様になったし、来年こそは、家族で祝いたいわね。いえ、絶対取り戻してやるんだから」
 思わず、その手を握って、アリスは高々と振り上げる。そう、今はいなくても、いつかきっと…………。

「ウ~ン。羽のせいで背中開いちゃうけど、仕方ないか」
 本の準備を終えたアリスは、さっそくサンタ服に着替えた。
「帽子は角に被せてっと」
 変な風に伸びちゃってるが、気にしない。
 これから、楽しいクリスマスパーティーが始まるのだから。
「ほら、みんなー!! メリークリスマス!! 本のプレゼントよー!!」
 明るいアリスの声が、子供達のいる会場に響き渡ったのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!

九条・雅
相棒のエアハルト(g03594)と参加

新しい本を持った人達が嬉しそうな顔をしているね。本と共に祝いの歌を贈ろう。エアハルトのバイオリンの【演奏】と共に高らかに【勝利の凱歌】を
歌おう。【士気高揚】も合わせておおいに盛り上げよう。

歌は家族にプロがいるからね。歌は親しみやすいよく知られたクリスマスソングにしよう。できれば海上にいる子供達と一緒に歌おう。光り輝く祝福の夜には幸福の空気が似合う。子供達の将来に光あるように。

ああ、子供達の笑顔が微笑ましい。子の親として、大人として。それに社会の厳しさを知る先達として。この笑顔を守っていきたいよね。エアハルト。

ああ、未来ある若者の笑顔を見れたことはとても嬉しい。エアハルトの言う通り最高のクリスマスだったよ。来年のクリスマスも変わらずに。この笑顔を守る為ならアタシは全力を尽くせる。


エアハルト・ヴィオレ
相棒の雅(g03417)と参加

ええ、新しい本を持った皆さんの笑顔が微笑ましいですね。本と共にクリスマスソングを贈りましょう。私は雅の歌の演奏を。(愛用のバイオリン)を取り出す。

私の周囲は華やかな音楽が流れている環境ですから盛り上げるのはお手のものですよ。子供達ですから、良く知られているクリスマスソングがいいでしょうか。心地よく聞こえるように張り切って演奏する。

さあ、会場の皆さんも一緒に歌いましょう。聖夜の祝福の夜は華やかで楽し雰囲気が相応しい。未来を担う子供達に確かな祝福がありますように。

子供達の笑顔を見て、子の親として、大人として。世の厳しさを知るものとして笑顔でいれるように努力しませんとね。

ああ、最高のクリスマスでした。来年もクリスマスを変わらず祝いたいですね。この笑顔と共に。その為なら私は全力を尽くせます。


●楽しい演奏会
 ゆっくりとパーティー会場に入って来る二人組がいる。
「新しい本を持った人達が嬉しそうな顔をしているね」
 そういって、眩しそうに瞳を細めるのは、九条・雅(赫焉のパシオン・g03417)。
「ええ、新しい本を持った皆さんの笑顔が微笑ましいですね」
 雅の言葉に嬉しそうに頷くのは、エアハルト・ヴィオレ(天籟のエヴァンジル・g03594)だ。
 信頼している者同士、ここに来たのは理由がある。
 そう、宴もたけなわな会場に、ささやかなプレゼントを届けに来たのだ。
「本と共に祝いの歌を」
「本と共にクリスマスソングを贈りましょう」
 雅はあーあーと、発声練習を。そして、エアハルトは愛用しているバイオリンを取り出し、軽く調整を行う。
(「歌は家族にプロがいるからね」)
 だからこそ、雅は親しみやすく良く知られているクリスマスソングを選んだ。
 と、雅の力強く澄んだ声が会場に響き渡る。
(「私の周囲は、華やかな音楽が流れている環境ですから、この場を盛り上げるのは、お手のものですよ」)
 その雅の声に合わせるようにエアハルトがバイオリンの曲を合わせていく。
 二人の演奏と歌声が、パーティーを楽しむ子供達に、いや、それだけではないようだ。彼らの付き添いの大人達、会場を手伝うスタッフ達も手を止めて、二人の演奏に見入っているようだ。
(「光り輝く祝福の夜には、幸福の空気が似合う。子供達の将来に光あるように」)
 雅は心を込めて歌っていく。
「さあ、会場の皆さんも一緒に歌いましょう!」
 エアハルトがそう呼び掛けると、子供達もまた、嬉しそうな笑顔でその歌に加わった。
(「聖夜の祝福の夜は華やかで楽し雰囲気が相応しい。未来を担う子供達に確かな祝福がありますように」)
 エアハルトも心を込めて、愛用のバイオリンを響かせていく。
「ああ、子供達の笑顔が微笑ましい。子の親として、大人として、それに社会の厳しさを知る先達として……この笑顔を守っていきたいよね、エアハルト」
「ええ。子供達のこの笑顔を見て、子の親として、大人として……世の厳しさを知るものとして、笑顔でいれるように努力しませんとね」
 互いに微笑み。
「ああ、未来ある若者の笑顔を見れたことはとても嬉しい」
「私も最高のクリスマスでした。来年もクリスマスを変わらず祝いたいですね。この笑顔と共に。その為なら私は全力を尽くせます」
 そういうエアハルトの言葉に、雅も頷く。
「エアハルトの言う通り、最高のクリスマスだったよ。来年のクリスマスも変わらずに。この笑顔を守る為なら、アタシも全力を尽くせる」
 と、そこにユークも顔を出して。
「みんな、クリスマスパーティーは楽しんでくれたかな? 来年も楽しいクリスマスが過ごせるよう、ボク達も頑張るから、応援よろしくね! 今日はみんな、参加してくれて、ありがとうっ!!」
 こうして、楽しいひと時はあっという間に過ぎ去っていく。
 たくさんの本を手に、子供達は眩しい笑顔をたくさんたくさん見せてくれた。それがとても嬉しい。
 また、新宿島で楽しいパーティーが出来るように。そう願って、彼らは……ディアボロス達は、この会場を後にしたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV5になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年12月31日

最終人類史のクリスマス2023

 幻想竜域キングアーサー奪還戦の勝利に湧く最終人類史では、更に嬉しいニュースとしてワイルド・カードでの提案を受けて行われた『オーストラリアの住民の帰還』が発表されました。
 隣接海域である『冥海機ヤ・ウマト』のソロモン海域の安定化なども行っており、帰還の為の準備活動にも余念が無かった為、2023年のクリスマス時点で住民の帰還作業を完了させることが出来ています。

 オーストラリアの人々への初期説明は終わっており、ディアボロスの活動にも理解が得られています。
 オーストラリアの各都市からも、ディアボロスとの友好を深める為のクリスマスパーティの招待状が送られてきています。

 東京23区、横須賀、京都・奈良に加え、オーストラリア各地で行われるクリスマスパーティに参加して、素晴らしい聖夜を過ごしましょう。
 オーストラリアを含め最終人類史の住民達は、時先案内人と共に、ディアボロスと楽しむ為のパーティの準備を手伝ってくれています。

※地獄変エネルギーについて
 2022年のクリスマスの実験を通じ、クリスマスの催しでも(サンタクロースを『妖怪の一種』と強引に認定することで)僅かながら地獄変エネルギー補充が可能であることが判明しています。ハロウィン程の効率はありませんが、一定のエネルギーの補充は期待できるかもしれません。

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#最終人類史(新宿島)
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#最終人類史のクリスマス2023
🔒
#クリスマス2023


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選択肢『最終人類史のクリスマス』のルール

 最終人類史で行われるクリスマスパーティーに参加します。
 時先案内人と新宿島の人々が、ディアボロスへの感謝を込めて、いろいろ準備してくれたようですので、思いっきり楽しみましょう。

 開催されるクリスマスパーティーの内容などは、オープニングの情報を確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『クリスマス・クライマックス!』のルール

 楽しかったクリスマスパーティが、クライマックスを迎えます。

 クリスマスパーティを締めくくる挨拶やイベント等を行って、パーティを締めくくりましょう!
 最後に、ディアボロスからパーティの準備をしてくれた最終人類史の人々に感謝を込めたイベントなどを行っても良いかもしれませんね。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。
 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、シナリオは成功で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。