最終人類史のクリスマス2023

 幻想竜域キングアーサー奪還戦の勝利に湧く最終人類史では、更に嬉しいニュースとしてワイルド・カードでの提案を受けて行われた『オーストラリアの住民の帰還』が発表されました。
 隣接海域である『冥海機ヤ・ウマト』のソロモン海域の安定化なども行っており、帰還の為の準備活動にも余念が無かった為、2023年のクリスマス時点で住民の帰還作業を完了させることが出来ています。

 オーストラリアの人々への初期説明は終わっており、ディアボロスの活動にも理解が得られています。
 オーストラリアの各都市からも、ディアボロスとの友好を深める為のクリスマスパーティの招待状が送られてきています。

 東京23区、横須賀、京都・奈良に加え、オーストラリア各地で行われるクリスマスパーティに参加して、素晴らしい聖夜を過ごしましょう。
 オーストラリアを含め最終人類史の住民達は、時先案内人と共に、ディアボロスと楽しむ為のパーティの準備を手伝ってくれています。

※地獄変エネルギーについて
 2022年のクリスマスの実験を通じ、クリスマスの催しでも(サンタクロースを『妖怪の一種』と強引に認定することで)僅かながら地獄変エネルギー補充が可能であることが判明しています。ハロウィン程の効率はありませんが、一定のエネルギーの補充は期待できるかもしれません。

クリスマスの湯・2023(作者 聖山葵
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「冬は寒いモノよね。オーストラリアとか南半球みたいに場所によってはそうでもないようだけれど」
 とはクリスティーヌ・シュヴァリエ(サキュバスの陸戦砲兵・g03188)の言。例によって明らかに寒そうな格好のクリスティーヌは今年も入浴施設を借り切ってのパーティーが行われるのよと君たちに話す。
「今年も、としたとおり会場も同じ場所――」
 鮮やかな桃色のお湯に【植物活性】などで咲いた花を新宿島の人々が摘んで用意された花弁が浮かび、入浴剤も使用されているようで疲労や肩こりなどに効くのだとか。
「脱衣所の外、パーティー会場の方には料理やケーキも用意してあるわ」
 お風呂で思う存分温まったり日頃の疲れをお湯にとかした上で、お風呂から出ればクリスマスを祝う料理で舌鼓を打つことも出来る。もちろん純粋にどちらか片方だけを楽しむのも自由だ。
「お風呂の方は男湯と女湯、それから混浴が用意してあるの。この辺りも同じよね」
 各クリスマスパーティー会場はパラドクストレインで移動できるので、他に遠く離れた場所のパーティに参加したいとしても問題はない。

「話を続けるわね? お風呂なのだけれど……色々な人が来るかもしれないということもあるから基本的に入浴は水着着用の上で、と言うことになってるわ」
 水着は持参しても良いし、無かったとしても貸し出してもらえるそうなので水着は持っていないというディアボロスでも問題はない。加えて入浴用のタオルやら洗面器なども借りることができるそうな。
「後はそうね……他のひとが嫌がることはしない、とかかしら?」
 当然だが公共良俗に反する行いは禁止、発見次第つまみだされることになる。
「微妙にデジャヴも感じるけれど、まぁ、ルールは前と同じとかそう言うことね」
 若干苦笑の成分が混じった微笑みを湛えたクリスティーヌの視線が向けられたのは、おそらく、ここではないどこか。

「こう、お湯の注ぎ口だけれど……火砲や大砲型のモノを増やしてみるというのは――」
 そんなクリスティーヌの提案はさらっと流された。以前、注ぎ口の一つを榴弾砲の形状にするとかの提案は通されているのだ。無碍にされたというよりはクリスティーヌの提案と言うか希望ばかりを入れてはいられないとかそう言うことだろう、そもそも。
「今年は私たちの方でも考えまして」
「こんなのを作ってみたんです」
 と新宿島の住民たちが見せたのは、抱えたプレゼントの袋の口からお湯が出るデザインのサンタ像。もちろんお湯の注ぎ口で。
「後はこんなのも考えてみたのですが」
 そう言いつつ別の住民が見せたのは、榴弾砲を担いだクリスティーヌの像。砲口からお湯の出るデザインで、裸婦ではなくきちんと水着を着たデザインになっている。クリスティーヌが砲関連で提案してくることを予想して先に手を打っていたのだろう。
「……素敵ね」
 チョロいというのもアレかもしれないが、クリスティーヌもその像に満足したようで追加の提案をしてくることはなく。
「今年もディアボロスの皆さんが喜んでいただけるような時間を提供したいものですね」
「ええ」
「はい」
 自身の像に視線を注ぐクリステーヌを置き去りにして住民たちは頷きあったとかなんとか。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
2
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【友達催眠】
1
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【冷気の支配者】
1
ディアボロスが冷気を自在に操る世界になり、「効果LV×1km半径内」の気温を、最大で「効果LV×10度」低下可能になる(解除すると気温は元に戻る)。ディアボロスが望む場合、クロノヴェーダ種族「アルタン・ウルク」の移動速度を「効果LV×10%」低下させると共に、「アルタン・ウルク」以外の生物に気温の低下による影響を及ぼさない。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【液体錬成】
2
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
5
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV4 / 【フィニッシュ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV2 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

聖山葵
 うぅ、寒。冷えてきましたよね。

 こんな時はお風呂で温かくという訳で今年もお風呂で温まったりクリスマスパーティーの料理を楽しむお話となります。

 用意された料理はオードブル盛り合わせとかローストチキンとか、一般的なクリスマスパーティーで出そうな料理となっております。マジパンのサンタとかチョコプレートの飾られたクリスマスケーキもある模様。
 入浴に絞っての参加とか料理を楽しむ方面だけの参加でも問題はありません。
 クリスティーヌは基本的に裏方に徹している予定ですが、お誘いがあれば顔を出すかもしれません。(性別的に男湯は除く)

 ではご参加お待ちしておりますね?
52

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


峰上・悠凪
アドリブ歓迎だよ

戦争も終わって今年の事件も一段落……うん、それならお風呂でゆっくりするのもいいよね。
水着は……お風呂に入るだけだし今年のコンテストで着たスクール水着でいっか。

現地に到着したらシャワーを浴びて体をきれいにしてから女湯でゆっくりとお風呂に浸かってるね。
寒いのが苦手っていうことはないけど、こうやってのんびりと温まるのも、偶には悪くないよね。
お風呂は花のいい香りがするし、入浴剤で疲れがよく取れてる感じもあって良いね……

のぼせない程度にお風呂で温まってリラックスした後は、クリスマスの料理があるみたいだけど……うん、こういう時はやっぱりローストチキンだよね。
会場にはケーキとかもあるんだろうけど、普段はあんまり食べないものだし、食べるんならやっぱりお肉とかガッツリ食べたいもんね。

お風呂でリラックスできて、美味しいものも食べられて……うん、楽しいね。


アッシュ・シレスティアル
※アドリブ歓迎
ドラゴン共との激戦が終わってからというもの外はすっかりクリスマスシーズン真っただ中。
独り身としてはどうしても肩身が狭く感じちまうわけで…。

まぁそんなことはともかく風呂だ風呂!
激戦の疲れは広い湯舟に浸かってとるに限るし、男湯ならカップルのいちゃいちゃが視界に入ってくることもないからな!

今年の水着コンで使ったサーフパンツを着用し、洗い場で一通り洗う。
さてどの風呂から行くかだが…ん、あれは!?
サンタに紛れて一つだけ注ぎ口の像が麗しい女性になってるじゃないか!?さっきの案内人にそっくりでナイスたゆん…っていかんいかん。
たゆんヴェーダ以外でも反応してたらただのセクハラになっちまうぜ。

とりあえずこの風呂に浸かる事にしようか。
この前の奪還戦はドラゴンにかかり切りでたゆん鑑賞もままならなかったからな…せめてこの像をじっくり鑑賞することで色々補填させてもらうぜ。

いい感じに火照ってきた…そういえば食事もあるとか言ってたな。
せっかくだから顔出したいが…カップルでいっぱいとかないよな?


(戦争も終わって今年の事件も一段落)
 今年最後のひと月も半ばはとうに過ぎていて、峰上・悠凪(無口な剣術少女・g00211)は無表情のままでちらり新宿島の空を仰いだ。
「……うん」
 それならお風呂でゆっくりするのもいいよねと思う悠凪だったが、おそらくどこからも文句は出ないであろう。
「水着は……お風呂に入るだけだし今年のコンテストで着たスクール水着でいっか」
 と、入浴施設のクリスマスパーティーに参加することを決めた後に浴室で着るものも定め持参してきており、準備は万端。入浴用の品や着替えを抱え女湯と書かれた暖簾の下がった入り口をくぐって脱衣所の中に消え。
「クリスマス、だな。まぁ、ドラゴン共との激戦があった日付を考えればすぐにでも理解ることだが……」
 すっかりクリスマスシーズン真っただ中の新宿島にあるこの入浴施設までやって来たアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は入れ違いの形で暖簾の前に足を止めた。表向きはいつもの自信にあふれた表情のまま、だがその実恋人たちが楽し気に街を往く様などを見かけてしまえば、どうなるか。
「独り身としてはどうしても肩身が狭く感じちまうわけで……」
 だからと言って別に逃げるように隠れるようにこの場に足を運んだ、という訳でもない、筈。
「まぁそんなことはともかく風呂だ風呂! 激戦の疲れは広い湯舟に浸かってとるに限るし、男湯ならカップルのいちゃいちゃが視界に入ってくることもないからな!」
 ぶんぶん頭を振ってからくるり向きを変えると男湯の暖簾をくぐって脱衣所へとアッシュは入ってゆく。
「さてと」
 取り出すのは、今年の水着コンテストでも着用したサーフパンツ。衣服に手をかけ順に脱いでゆくと脱衣籠に入れた衣服のかわりにそれを履き、浴室とを遮る戸の方へと歩き出す。
「一番風呂かどうかは定かでないが、利用者を見ないな」
 戸を開け入り口をくぐった先で湯気の立ち上る浴室内を軽く視線で撫でるとアッシュはその足で洗い場に向かい。
「さてどの風呂から行くかだが……ん、あれは!?」
 身体を洗い終えた後だった。湯に浸かるべく浴槽を順に見ていたアッシュが声をあげる。
「サンタに紛れて一つだけ注ぎ口の像が麗しい女性になってるじゃないか!? さっきの案内人にそっくりでナイスたゆん」
 釘付けになった視線の先、榴弾砲を担いだ女性像の胸へとアッシュの目は留まって。
「……っていかんいかん。たゆんヴェーダ以外でも反応してたらただのセクハラになっちまうぜ」
 頭を振るも、モデルの当人はサキュバスなので気にしないか生存に必要な精神エネルギーが手に入ったと思うくらいのような気もするが、だからという訳でもないとは思う。
「とりあえずこの風呂に浸かる事にしようか」
 頭は振ったものの女性像から注がれるお湯の流れ込む浴槽に足を踏み入れ。
「ふぅ、この前の奪還戦はドラゴンにかかり切りでたゆん鑑賞もままならなかったからな……せめてこの像をじっくり鑑賞することで色々補填させてもらうぜ」
 身体を肩まで沈めると浴槽の縁にもたれかかりつつアッシュは女性像を眺める。たぶん胸を重点的に。
「水着はちゃんとつけてるが、割ときわどいな」
 その布地であのたゆんの大きさを支えられるのかとアッシュが唸っていた頃。
「ふぅ」
 シャワーで体を洗い終えた悠凪も壁と混浴の浴場を挟んだ女湯でお風呂に浸かっていた。
(寒いのが苦手っていうことはないけど、こうやってのんびりと温まるのも、偶には悪くないよね)
 徐にお湯を掬えば指の間から桃色のお湯と浮かんだ花びらが流れ落ち、湯気で霞む浴室の中で息を吸い込めば。
(お風呂は花のいい香りがするし、入浴剤で疲れがよく取れてる感じもあって良いね……)
 こちらはこちらでクリスマスの湯を満喫して居るようだった。無表情ながらも温まれば肌には赤みがさすし、疲労はお湯へととけてゆく。
「……そろそろ」
 いいかなと悠凪が口の中で呟いた。このイベントの楽しみ方がただお風呂で温まるだけでないことを悠凪は聞いていた。
「いい感じに火照ってきた……そういえば食事もあるとか言ってたな」
 とは男湯のアッシュの独言だが。
「せっかくだから顔出したいが……カップルでいっぱいとかないよな?」
 そう湯船に浸かったまま唸るアッシュとはある意味対照的に、十分温まったと判断した悠凪はお湯から上がる。
(クリスマスの料理があるみたいだけど……あっちかな)
 着替えを終えて暖簾をくぐれば、わかりやすく案内も出ていて、悠凪がパーティー会場にたどり着くのは容易だった。まだ早いこともあってほとんどが空席の中、適当な席を確保すると悠凪は料理を取りに行き。
「……うん」
 一つ頷き皿にとったのは、ローストチキン。
「会場にはケーキとかもあるんだろうけど」
 と言う予想の通り視界の端には様々な種類のケーキが並ぶ一角もあったが、の狙いはどちらかと言えばお肉だった。
(普段はあんまり食べないものだし、食べるんならやっぱりお肉とかガッツリ食べたいもんね)
 から揚げにフライドチキン、ローストビーフとお肉系の料理をこんもり山盛りにすると席に戻って一つ目を頬張り。
(お風呂でリラックスできて、美味しいものも食べられて……うん、楽しいね)
 肉料理の山は消えてゆく。無表情ではあるものの、悠凪がイベントを満喫しているのは間違いなく。チキンの骨だけ残った皿を手に取るとお代わりの為に席を立ち料理の置かれている方へ向かうのだった。
「おっ、思ったより空いてたな」
 パーティー会場に入って来たアッシュとすれ違いつつ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV2が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!

魔破・克也
アレンジ歓迎

懐かしいこの空気、俺は帰ってきた!
一年の修行によって俺は弱点を克服してきたぜ!(フラグ
……え、適当な事を言ってたけど、俺が前回にトレイン乗ったのって一年前ってマジ?時が流れるのはっや!?
スタッフさん達も久しぶり、今年も挑戦させて貰うぜ
水着を借りて混浴へだ!
あ、カップルとかの邪魔にはならないようにするぞ

今年の注ぎ口はサンタと……ああ、砲絡みのアイデアはこれか
良く出来てるが破壊力は流石に本人の方が上だな…
こういうのだと……芸術品見てる感覚でなんともないんだが……

解決しない思春期の葛藤を抱えつつも湯につかり
ふー……三年目となると慣れ親しんだ湯とも言って良い気がするな、ここの湯
桃色と浮かんでる花弁、香りも良くて疲れも取れる
何だかんだと、この湯につかると今年も終わりなんだなって感じるようになったな
(当初の意気込みはすっかり疲れと共に流れ去った頃)

ん?……ああ、随分リラックスしてた…
(全身に走る緊張、思い出す挑戦心、湧き上がる葛藤!)
(クリスティーヌと鉢合わせたかどうかはMS様にお任せ)


「懐かしいこの空気、俺は帰ってきた!」
 入浴施設の入り口前で、魔破・克也(金欠守護者・g00588)はぐっと拳を握り締めた。
「一年の修行によって俺は弱点を克服してきたぜ!」
 得意げに腕を組んで流れるようにフラグを建築し、目を見開く。
「……え、適当な事を言ってたけど、俺が前回にトレイン乗ったのって一年前ってマジ?」
 こう、クリスマスな装いの入浴施設を見て、前にここに訪れたのもクリスマスだったことを思い出したのだと思う。
「時が流れるのはっや!?」
 きょろきょろ克也が周囲を見回すも、似ているようできっちり違うクリスマスの装飾が一年経っていることを証明しており。
「お、スタッフさん達も久しぶり、今年も挑戦させて貰うぜ」
「はい、お久しぶりです。心行くまでお楽しみくださいね」
 生暖かい目で眺めていた新宿島の住人は自身に気づいた克也へ会釈すると水着はレンタルなさいますかと尋ねる。これも去年水着を借りたことを住民の方が覚えていたからだろうか。
「そうだな」
 頷いてサクッと水着を借りればそのまま混浴のお風呂に向かうべく脱衣所の暖簾をくぐり。
「……カップルとかの邪魔にはならないつもりで居たが、これは来るのが少し早かったか」
 着替えを終えて浴場に出ると利用者らしき人物の影はなかった。克也からすれば周りに気を使う必要がないということでもあるが同時に一年の修行の成果を見せる相手が居ないということにもつながりそうで。
「今年の注ぎ口はサンタと……ああ、砲絡みのアイデアはこれか」
 もう一度周囲を見回した克也はアレンジされたお湯の注ぎ口を順に眺めてクリスティーヌをモデルとしたお湯の注ぎ口に目をとめた。
「良く出来てるが破壊力は流石に本人の方が上だな……」
 着用している水着のデザイン自体がきわどくても、相手は生身ではなく無機物。
「こういうのだと……芸術品見てる感覚でなんともないんだが……」
 逆に言うなら、生身相手では今も無理と言うことなのだろう。解決しない思春期の葛藤を抱えて克也は浴槽へと足を踏み入れ。
「ふー……三年目となると慣れ親しんだ湯とも言って良い気がするな、ここの湯」
 身体をお湯に沈めて脱力し天井を仰ぐ。利用者がまだ少ないと思われるからこそ湯舟に湛えられたお湯の色、浮かぶ花弁や香りを楽しむ余裕も生じて。
「何だかんだと、この湯につかると今年も終わりなんだなって感じるようになったな」
 当初の意気込みはすっかり疲れと共に流れ去ったのだろうか、ポツリ呟くと。
「ん? ……ああ、随分リラックスし」
 ただただ自分が風呂を楽しんでいたことに気づいた克也の身体が硬直する。全身に緊張が走ると同時に思い出したのは、挑戦心。気づいたのだ、きわどい水着を着た像が二つに増えていることに。
「あら?」
 いや、片方は当人である。己の視線に気づいたクリスティーヌへどう対応すべきか。無難に軽く言葉を交わして去るかそれとも今年こそリベンジを果たすか。
「うぉっ?!」
 葛藤の中、湯舟を出たところで濡れた床に足が滑り。その先のことで克也が覚えているのは、何かがとても柔らかかったことだけだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【おいしくなあれ】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!

ナディア・ベズヴィルド
【ヒラール】
混浴で
今年作ったお揃いの水着を着用

大きな戦いの後だからゆっくりと疲れた体を癒しましょ
広いお風呂ね、みて花びらも…とても綺麗
心と体、目も一緒に癒される感じがする

…テクト?ああ、毛玉ちゃんと格闘していたのね
濡れるのがいやだったら桶に入れて湯船に浮かばせておくとかどう?
中は温かいし、ひっくり返さない限り濡れないし?(いいのかどうか謎)
んふ、気に入ったみたい。可愛いお餅が入っているわね

準備万端でお風呂に浸かり、ほっと一息。

ふふ、ありがとうテクト。温かい

肩にかけて貰ったお湯もそうだが、身を寄せ合い触れる温もりがいつもより一層温かく感じてしまう
湯気でほんのりしっとりした耳で彼の頬を撫でて息遣い、声、全てを聞き漏らさないように
きゃあっ!(摘ままればびくっとして)もうテクトったら

何を見ているの…?あはは、サンタクロースの像がある
本当ね、素敵なクリスマスプレゼントだわ
…そして榴弾砲からもちゃんとお湯も出ている(けらけら)

温まったら美味しいお料理もあるんですって、もう少ししたら行ってみましょうね


テクトラム・ギベリオ
【ヒラール】
揃いの水着で混浴へ

流れ着いた当初、ここの人々は風呂に対しての情熱が凄まじいと驚いたものだ
だが今ならわかる。冬の温かいオアシスは素晴らしい…!

しかしスフィンクスの毛玉は機嫌が悪い
水があまり得意ではないため、爪を立てられて腕が痛い
折角ナディアが気にかけてくれてもムスッとしている

彼女の意見に賛成し、桶に入れて浮かばせてみよう
桶に雪を詰め込んだような見た目だ…いや餅か?雑煮には早いぞ毛玉
まぁ収まっているし、大丈夫だろう

諸々準備を整え、ようやく湯に浸かれる
はあぁ…力が抜けて思わず長い溜息
彼女の肩が冷えないよう湯を掬ってかけつつ、そのまま腕を回して密着する
リラックスしているようで来て良かったと思う
いつもはふかふかの狐耳も、今日はぺったりしていて思わず摘んでしまう
む、驚かせたかな?(確信犯)

のんびりしていると施設の方へも目が向く
ナディア。注ぎ口の意匠が凝っていると聞いたが…アレだろうか?
この湯はサンタからのプレゼントという事か。季節ならではで粋だ。
榴弾砲も見えるが…見なかった事にしよう


「流れ着いた当初、ここの人々は風呂に対しての情熱が凄まじいと驚いたものだ」
 目を閉じ、そう声には出さずテクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)が独白したのは、クリスマスのイベントにすらお風呂を持ち出してくる催しが当初のことを思い起こさせたからかもしれない。
「だが今ならわかる。冬の温かいオアシスは素晴らしい……!」
 力説するテクトラムの視線の先にはいくつかの浴槽。
「大きな戦いの後だからゆっくりと疲れた体を癒しましょ」
 と呼びかけた同じ【ヒラール】のナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)と共に訪れていたのは混浴の浴場。
「広いお風呂ね、みて花びらも……とても綺麗」
 心と体、目も一緒に癒される感じがする。そう感想を漏らすナディアに応じつつもテクトラムがむっすりとしてそちらを見ない理由は、不機嫌そうにテクトラムの腕に爪を立てていて。
「……テクト? ああ、毛玉ちゃんと格闘していたのね」
 テクトラムと共にあるスフィンクスの様子に気づき、おおよその事情を察したナディアは、ちらり視線をそちらに落としてから提案してみる。
「濡れるのがいやだったら桶に入れて湯船に浮かばせておくとかどう? 中は温かいし、ひっくり返さない限り濡れないし?」
「そうだな」
 賛意を示してテクトラムがスフィンクスの毛玉を桶へと入れれば、収まった毛玉もまんざらではなさそうで。浴槽に近寄ってお湯に浮かべても桶から出てくるそぶりはない。
「んふ、気に入ったみたい」
「桶に雪を詰め込んだような見た目だ……いや餅か?」
「そうね。可愛いお餅が入っているわね」
 まじまじ毛玉の収まった桶を見たテクトラムが首を傾げると、ナディアは頷き。
「雑煮には早いぞ毛玉」
 視線を落とすテクトラムへ毛玉は一鳴きして応じた。
「まぁ収まっているし、大丈夫だろう」
 鳴き声をどう解釈したのか。毛玉が桶から出てこないこともおそらくは加味して、これでよいとテクトラム自身も浴槽に入るとお湯に浸かり。
「はあぁ……」
 自然と出た長い溜息に脱力しながら湯気の立ち上る天井を仰ぐ。隣にはほぅと一息つくナディアが居て。
「いい湯だな」
 お湯の温かさに身を委ねつつ少ししてから横を見たテクトラムはナディアの肩が冷えぬよう湯を掬ってかけ、そのまま腕を回して密着するよう引き寄せ。
「ふふ、ありがとうテクト。温かい」
 ナディアのリラックスしている様を見て、礼の言葉を聞いてテクトラムは思う、来て良かったと。一方で、視線がちらりとナディアの狐耳を通過したのは、湯気でほんのりしっとりしたそれがテクトラム自身の頬に撫でるよう触れたのも理由の一つだろうか。
「きゃあっ!」
「む、驚かせたかな?」
 耳を包まれて悲鳴を上げたナディアは手を離しつつ尋ねてくるテクトラムに確信犯じみたものを感じ。
「もうテクトったら」
 口では非難しつつも口元は綻ばせて身を預けると、流れ出す穏やかな時間。
「何を見ているの……?」
 ただただお湯の温かさに身を委ねていたナディアは、ふいにテクトラムの視線が一点にとどまっているのに気づいて問い。
「ナディア。注ぎ口の意匠が凝っていると聞いたが……アレだろうか?」
 名を呼んだテクトラムが示したのは、お湯の注ぎ口。
「あはは、サンタクロースの像がある」
「この湯はサンタからのプレゼントという事か。季節ならではで粋だ」
「本当ね、素敵なクリスマスプレゼントだわ」
 感心した態でテクトラムが唸れば、笑い声を零していたナディアも同意して頷いて。
「……そして榴弾砲からもちゃんとお湯も出ている」
 視線を横に流して榴弾砲を担ぐサキュバスの像に言及しナディアはまた笑い出すも、テクトラム自身も視界に入れているソレを敢えて見なかったことにして桶の中の毛玉へと目を向け。
「温まったら美味しいお料理もあるんですって、もう少ししたら行ってみましょうね」
「……そうだな」
 続く提案に振り返って賛同すると遠ざかりかけていた桶を引き寄せたのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【防衛ライン】LV1が発生!
【水中適応】がLV3になった!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

魔破・克也
アレンジ歓迎

なんだ?柔らかい……それに幸せな気分にもなる……
待て、何故こうなったか思い返せ


そう、先ずは見かけて
葛藤があったんだ、それと同時に予想以上の衝撃も受けた…(一年のブランクで耐性が低下
それでも先ずは軽い挨拶をって、ふらっと湯船の外へ出て……?

……待て待て待て、俺は今どうなってる!?
これの正体を確かめずにいたら、前回の二の舞、挑戦しに来た意味もねえ!
それに相手へ怪我とかさせてねえよな?!
って、色々な意思を奮い立たせて意識を繋ぐ

その、悪かった。助かったよ、足を滑らせたんだ
久しぶりで、はしゃいじゃったみたいだ……
此処に来るのもだし、こうして会えたのも嬉しくてさ

言葉を発してはいるが改めて間近で見る水着姿と柔らかい物の正体
様々な衝撃が思春期を一度に襲う!若干言動が混乱しているかもしれない!
大ダメージ、重ね技KO!(耐性下がってるから鼻血出しも可


あまりの衝撃に最後は意識と一緒に記憶もぶっ飛び、休憩室で目覚めた時には何かが柔らかかった事だけ覚えてる
何か……スタッフさんの目が物凄く生暖かくね??


「なんだ? 柔らかい……それに幸せな気分にもなる……」
 夢うつつ、とでも言うべきだろうか。意識も朧げな中で、魔破・克也(金欠守護者・g00588)は確かにそんな感触を覚えていた。
(待て、何故こうなったか思い返せ)
 だが、闇に沈んでいきそうな意識を詳細不明な今の状況へ抱いた疑問と付随するこのままではいけないという危機感が押しとどめた。
(そう、先ずは見かけて――)
 回想という名で克也の意識は過去へ戻る。
「葛藤があったんだ、それと同時に予想以上の衝撃も受けた……」
 始まった少し前の光景は徐々にいまに近づき、クリスティーヌが登場したところでモノローグの様に自身の声が聞こえて。
「それでも先ずは軽い挨拶をって、ふらっと湯船の外へ出て……?」
 声の通りに光景は動く。湯舟を出る際一度だけ床を向いた視線が前に向き直り、像を結んだクリスティーヌが近づいて、その後は。
(……待て待て待て、俺は今どうなってる!?)
 混乱する中、疑問が再び頭をもたげる。
(これの正体を確かめずにいたら、前回の二の舞、挑戦しに来た意味もねえ!)
 同時に思いもした。
「それに相手へ怪我とかさせてねえよな?!」
 と。疑問と不安、いや後者は心配とすべきか。色々な意思を奮い立たせることで克也は沈みかけた意識を繋ぎ。
「大丈夫?」
 覚醒してすぐに知覚したのは、問い。
「あ、あぁ」
 肯定の返事を返してから、克也は言葉を続ける。
「その、悪かった。助かったよ、足を滑らせたんだ」
「そう、怪我がなくてよかったわ」
 返されるクリスティーヌの声に安堵の成分が混じっていることに若干ばつの悪さを感じ。
「久しぶりで、はしゃいじゃったみたいだ……此処に来るのもだし、こうして会えたのも嬉しくてさ」
 平静に会話を続けようと試みつつ克也は何とか視線を逸らそうとする。意識を取り戻し、ぼやけた視界がはっきり見えるようになれば柔らかい物の正体はすぐに判った。というか顔のすぐそばにあったのだ。
「様々な衝撃が思春期を一度に襲う!」
 なんて文字が脳裏に浮かぶぐらいには強烈な光景だった。クリスティーヌの豊かな胸、それにかかったきわどい水着がおそらくは自身の触れたはずみで零れ出しそうになっているのだ。
「……触れ?」
 至近距離が故に視界から外せない柔らかさの正体、自身の言葉で蘇るつい先ほどの感触。
「っ」
「あっ」
 知らず後ずさりした克也をフラついたとでも思ったのだろう。視界から外そうとしたものが逆に視界一杯に迫ってきて。
「……何だ?」
 目が覚めたのは、休憩室。自分が何をしていたのかが思い出せず克也は周囲を見て首を傾げた。
「何か……スタッフさんの目が物凄く生暖かくね??」
 その後、意識と一緒に飛んだ記憶が戻って来るかどうかは恐らく当人次第なのだろうが、今はまだ誰も知りえぬことだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

桜・姫恋
アドリブ歓迎

恋人のりぃちゃん(g02264)と参加

水着でお風呂入ることなんてあまりないから不思議な感じ

水着はICで着てるのと同じ2023年の水着コンのもの(波乗りあざらし絵師様の)

ん。りぃちゃん一緒に楽しもうね!

まずはお風呂からよね?
りぃちゃん行こー?(手をぐいぐい引っ張りながら)

きっと彼女は慌てて照れてるんだろうなと思いながらもそれも嬉しくどんどん進んでいく。

お風呂に到着したらりぃちゃんと一緒に入っていく
なんだかりぃちゃんとこうして一緒に過ごす日が来るとは思ってなかったから不思議な感じがするわ。
それにりぃちゃんがこんなに照れ屋だとは思わなかったしね?(クスッと笑ってはひしっとくっついて)

照れてのぼせたりしないでね?

暫くお風呂を楽しんだあとは用意されている料理を堪能しに行く。
折角のクリスマスだしりぃちゃんワインでも飲む?
美味しそうな料理もたくさんあるよ?と言いつつりぃちゃんに向かってあーんとしてみる


天夜・理星
水着で入るお風呂か…新しいな。
でもこれだけの人々で賑わってるなら納得だ。
一緒に楽しむか、ひーちゃん(g03043)?

ちなみに水着はシャドウアクア(水着コンテスト2022のやつ)着るから無敵です。背伸びしようとしたんすけど手が引っ張られますわーい!!(?)

…実際、照れないわけがないんだよな。
本当に鮮やかでセクシーで、とっても似合ってるもんだから…ドキドキが止まらなくて、導かれてく。

そしてお風呂に着く…あ、すごいあったかい。

…やっぱすごく綺麗だなひーちゃん、なんて思いながらドキドキしちゃって…
ぁ、

(ひーちゃん…とっても、ぽかぽかする…)

…って、照れるのは仕方ないだろが…!
ひーちゃんあんまりにも、綺麗なんだしさ…!
こっちからもぎゅってしてやろ…そうだそうしよう…!

のぼせたりするもんか、なんてったって王だからね…!

そういや料理あるんでしたねとお風呂上がってから思い出したのでそっちも楽しむぞ。
そうだね、紅ワイン飲むかあ。
苺のいっぱい載ったケーキもとても良 あー んむ??

…とっても、美味し…♪


「水着で入るお風呂か……新しいな」
 ポツリ漏れた天夜・理星(復讐の王・g02264)の声に桜・姫恋(苺姫・g03043)が頷く。
「まぁ、確かにそうね。水着でお風呂入ることなんてあまりないから不思議な感じ」
「でもこれだけの人々で賑わってるなら納得だ」
 同意する姫恋の声を聞きながら理星の向けた視線の先には、ディアボロスか新宿島の住民なのか幾人かの人の姿があって。
「一緒に楽しむか、ひーちゃん?」
「ん。りぃちゃん一緒に楽しもうね!」
 振り返り声をかける理星へ姫恋が満面の笑みで応じ、二人は脱衣所へ。
「もちろん」
 そう返せる自信が理星にはある持参した水着は去年のモノだが、これを身に纏えば無敵だという確信が理星にはあり。脱衣所に着くと衣服へ手をかけ、水着へと着替える。背伸びをして、姫恋へ相応しい自分に。
「まずはお風呂からよね? りぃちゃん行こー?」
「わーい!!」
 格好つける暇もなく、理星は唐突に手を引っ張られ、自分でも何故上げたのかわからない歓声とともに浴場への入り口をくぐる。
(きっと慌てて照れてるんだろうな)
 片方はそう見抜いて、だがそれを嬉しく思いつつ。
(……実際、照れないわけがないんだよな)
 もう一方は、見抜かれていることを察しているのか。
(本当に鮮やかでセクシーで、とっても似合ってるもんだから……ドキドキが止まらなくて――)
 どんどん先に進んでゆく姫恋にリードされる形で、気づけば湯気の立ち上る浴槽の近くまで来ていた。
「……あ、すごいあったかい」
 声が漏れたのは、お湯に足の指先が触れた瞬間。だが熱すぎるわけでもなくて、理星は浴槽に足を踏み入れそのまま身体を沈めてゆく。この時姫恋も一緒に同じ浴槽に浸かって。
「なんだかりぃちゃんとこうして一緒に過ごす日が来るとは思ってなかったから不思議な感じがするわ」
 夏にも着ていた端が赤いフリルに彩られた水着姿で姫恋が前を見たまま呟く。
(……やっぱすごく綺麗だなひーちゃん)
 その横顔を眺め心の中で独言した理星は知覚する、早鐘のような自身の鼓動を。
「それにりぃちゃんがこんなに照れ屋だとは思わなかったしね?」
「ぁ」
 だからという訳でもないだろうが、クスッと笑って体を密着させてきた姫恋に理星は微かに声を漏らすことしかできず。
(ひーちゃん……とっても、ぽかぽかする……)
 お湯とは違う温かさに惚けたのはきっと一瞬のこと。
「……って、照れるのは仕方ないだろが……! ひーちゃんあんまりにも、綺麗なんだしさ……!」
 すぐさまと言うには間があったが、言い返し、理星はついと顔を背け。
(こっちからもぎゅってしてやろ……そうだそうしよう……!)
 直視しないからこそ冷静さを取り戻して思いつけたこともあるのか。
「照れてのぼせたりしないでね?」
「のぼせたりするもんか、なんてったって王だからね……!」
 密かに反撃の準備をしようとする自分へさしてきた釘に理星は胸を逸らし。
「それはそれとして――」
「え」
 そこから始まるささやかなじゃれ合い。理星からすると逆襲、だろうか。
「りぃちゃん次はあっちね」
「そういや料理あるんでしたね」
 やがてじゃれ合いの後に風呂も十分堪能して着替えた理星は再び姫恋に手を引かれてイベントの説明を思い出し。
「折角のクリスマスだしりぃちゃんワインでも飲む?」
「そうだね、赤ワイン飲むかあ」
 パーティー会場に着けば、壁際に並ぶボトルを指す姫恋の言葉に頷いてワイングラス二つとワイン一瓶を確保しに行き。ついでにケーキやいくつもの料理を取って席に戻ると。
「苺のいっぱい載ったケーキもとても良」
「美味しそうな料理もたくさんあるよ? あーん」
 フォークをケーキへ伸ばそうとする理星へ被せるようにテーブルを占拠する料理の数々を示した姫恋はその一つにフォークを刺して言葉の途中だった理星の口へと押し込む。
「んむ??」
 突然ではあった、だがこのパーティーの為に作られた料理だ。
「……とっても、美味し……♪」
「ん」
 咀嚼した料理の味に相好を崩した様子の理星を見て少し満足そうに微笑んだ姫恋は先ほどのフォークを同じ料理に突き刺すと自身の口元へと持ってゆくのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!

湯乃郷・翡翠
【七星】で参加します
水着は緑色のモノキニで皆と混浴へ
「今年も銭湯でメリークリスマスですね」
湯船に入りつつお湯を見て、クリスティーヌ像を見る
「桃色で優雅ですし今年も入れて嬉しいです♪」
「やっぱり全員綺麗でスタイル良くて羨ましいですねー・・・そして追加された像もスタイル抜群ですね」
月狐さんや蒼香さんやロロスさんの存在感がまた増してますし・・・
そんな風に考えてると頭の上に重くて柔らかい物体が・・・ヘタすると別の方向からも・・・
「プログラムですか・・・考えておきます」
内心は本当に羨ましいですけどね!(バストアップの効果もあまりみられないので)

温まったらクリスマスパーティーですね
お風呂上がりなので(色んな意味で)牛乳で乾杯したらお食事にしましょう♪
「メリークリスマスですね♪いただきましょう」
皆に料理をサーブしたりしつつも自分もケーキなどをいただきます♪
「下地がないと大きくなるのも難しそうですしね・・・」(回りの大山脈を見つつ)

(他の人との絡みやアドリブはお任せします)


夜坂・月狐
【七星】
「やっぱり良い銭湯ね、あの像に挑戦心も感じるわ」
水着ははち切れそうな爆乳を納めた黒と金のホルターネック&白のチューブトップビキニ(なお去年より乳が増大中)
また爆乳を浮かせつつゆっくり疲労を溶かすわ
「全員温まってるかしら?」
温まりつつロロスさんが翡翠さんに乗せてるのを見てボリューム満点のスイカのような胸を翡翠さんにむにゅっと押し当てる
「プログラムも試してみたらどうかしら?後は細いしお酒や食事も大事だわ」
レグルさんが出てきたら声をかけるわ
「今回はお湯の中に既にいたのね」
ただまた沈みそうだわ(ロロスさんの方を見て)

温泉から出たらお酒が私を待ってるわ!
「今日も飲むわよ、乾杯!」
まずはビールを一気に呷るわ
飲んで空になったらレグルさんにお酒を注いで貰うわね
「それじゃ遠慮無くさせてもらうわね」
ビールを注いで貰いつつ本当に腕を背もたれのようにして寛ぐ
「私からも注いであげるわね、ガンガン飲むわよ」
なお爆乳が押し当たってたわむのはご愛敬だわ

ネタ・アドリブ・アレンジ歓迎だわ


ロロス・ペタルロベル
【七星】
鬼城さんは今年もお誘いありがとうございます
今年も素敵な花弁の浮いた素敵な温泉ですね
毎年恒例の楽しみです

湯に浸かりながらまったり(水着は白ビキニを着用)
ふと思い立ってススッと湯乃郷さんの後ろに回り……
自身の胸を湯乃郷さんの頭の上に乗せてみたり
バストアップの成果はどうですか?
そろそろ諦めて私の特別プログラムを受けてみては……
(実際には触らないですがワキワキと怪しい手つきを見せて揶揄う)

おや……お湯からモグラが出てきましたね
シュヴァリエさんの像が担いでいる榴弾砲の砲口を尻尾で半分以上塞いで、
ホースの要領で湧き出るお湯の飛距離を伸ばしてファングスさんの顔にかけて遊びます

温泉から上がったら皆さんと乾杯です
今年は折角飲めるようになったので夜坂さんと飲み比べでもしているのかというくらい沢山飲みます
(超ザルなので全然酔わない)
あら?雛霧さんは初めてのお酒なのですね
お酌をしたいところですが、無理をさせてはいけませんね
日本酒に合いそうな料理やおつまみをお勧めしたりしてみましょう

アドリブ等お任せします


鬼城・蒼香
【七星】
白地のビキニを着て、セプテントリオンの皆と混浴で一緒に楽しみます♪
「今年も銭湯でクリスマスを過ごせますね♪」
お風呂に入るとぐーっと腕を上に伸ばし、また成長したメロンのような116cmのQカップの爆乳が双子島のように浮いている
「今年もしっかり癒すとしましょう♪」
同族の方々も増えてそうですしね、全員ルックスもいいですし
「翡翠さんはバストアップの効果はありましたか?」
今年も見てみましたがダメだったら来年も頑張りましょうね
場合によってはロロスさんと同じように頭に乗せるのも面白そうです(ぉぃ
「大きくなるようにわたしのも乗せてみますね♪」
トラブルが起きたら救助に向かいます
「レグルさんは潜水していたのですね、大丈夫ですか?」
具体的にはこの後撃たれそうですし

お風呂から出たらパーティですね♪
「メリークリスマス♪」
乾杯したら皆で料理に舌鼓を打ちましょう
動いてますし食べすぎても大丈夫てしょう(なお栄養の行き場は相変わらずな模様)
「今年も良いクリスマスになりましたね♪」

※アドリブなどは歓迎です♪


雛霧・麻美
【七星】で参加します。交流・アドリブ描写OKです。

混浴にはワンピース型の白い水着で、髪はアップに纏めています。
身長は170㎝を越え脚も長い、日本人離れした超モデル体型です。

女性陣の輪のちょうど端っこくらいの位置で物静かに温泉を楽しみます。

「毎年、このように集まっておられるのですね」

ファッションモデルもして人の視線に慣れているので、
男性がいても余裕の雰囲気は変わりません。

温泉からあがれば、仲間と共に食事処へ。

新成人となって初のお酒は日本酒をちびちびと。
少し頬を染めますが、自分のペースでかなり控えめに留めます。

「飲む側としては、これが初めてです」

こうして騒ぐのは久々なので、この雰囲気を静かに堪能します。


レグル・ファングス
●七星
「今年は迷わず行けたな。後は余所見せずに足元に気をつけるぞ。」と去年と同じく砂漠イメージの海パンで混浴へ。去年の失敗の対策はしてきた様子

美女達の中に男1人という羨ましいシチュではあるが遠慮はあるようで皆から少し離れた場所で浸かる

「効能のおかげか身体の調子が良くなったかもな…よし、試しに息止めしてみるか!」と温泉に潜り息止めに挑戦。しかし、自分の場所を見失い、女性陣が固まっている場所で上がってしまう

「よし、5分はいけたぜ!あ、すまん。驚かせてしまったか」と謝罪はしているが内心は周りが眼福だと邪な感情を抱いたのも束の間、ロロスの放水を食らう

「ガボボボ!?やめろ!2度目の死が混浴はマヌケ過ぎる!」と激流で溺れそうになるが何とか脱出

温泉から上がったら去年と同じく皆と乾杯し、料理と酒を楽しむ

「俺の酒、良かったら注ぐぞ。今なら俺の腕の背もたれ付きだぜ?」と去年より飲んだからか気が大きくなってるがいざ月狐が来てくれると素直に嬉しい様子…だがちゃっかり柔らかな感触は堪能するのであった

※アドリブOK


「今年は迷わず行けたな」
 他の【七星】の面々がもうたどり着いているかもしれない混浴の浴場へ続く入り口を視界に収め、レグル・ファングス(死せる喧嘩屋・g03807)は密かに安堵の息を漏らした。唯一の男性と言うこともあって脱衣場こそ他のメンバーとは別だが、昨年のような遅刻とは無縁で済みそうであり。
「後は余所見せず、足元に気をつけて――」
 同じ轍は踏まぬように口の中で唱えると問題ないと確信し、浴場への入り口をくぐった。砂漠をイメージした海パンこそ去年のままであっても同じ結末は辿るつもりもなく。
「レグルさんもそこにいますし、これで今年も銭湯でクリスマスを過ごせますね♪」
「はい。今年も銭湯でメリークリスマスですね」
 声に振り返って視界に捉えたのは、鬼城・蒼香(青にして蒼雷・g00201)の言葉に緑色のモノキニを着た湯乃郷・翡翠(人間のジン契約者・g01641)が頷く姿。あちらも着替えて出てきたばかりなのだろう。
「鬼城さんは今年もお誘いありがとうございます」
 翡翠との会話が終わったところでロロス・ペタルロベル(妖艶な焔刃納刀術使い・g02535)が話かけ、礼を言っていて。
「お気になさらず、人が多い方が楽しいでしょうし♪」
 軽く頭を振った蒼香は弾みで大きな胸を揺らしつつ、入りましょうかと浴槽を示すと。
「今年も素敵な花弁の浮いた素敵なお湯ですね」
 湯気と共に花の香りが立ち上る浴槽へ視線を落としてロロスは呟き。
「桃色で優雅ですし今年も入れて嬉しいです♪」
 浴槽に入り翡翠は片手で桃色のお湯を掬う。指の間から零れたお湯の立てる音は誰かが浴槽へ入って来た時の音に紛れ。
「んっ、今年もしっかり癒すとしましょう♪」
 浴槽の中でぐーっと腕を上に伸ばした蒼香の豊かな胸は双子島のように浮いて。
「やっぱり良い銭湯ね、あの像に挑戦心も感じるわ」
 仲間と共にお湯に浸かりながら夜坂・月狐(赤にして石英・g07117)もまた大きな胸をお湯に浮かせ浴槽にお湯を注ぎ続けるクリスティーヌの像を見つめた。月狐が身に着ける黒と金のホルターネックのビキニは胸の部分が重ねて巻かれた白いチューブトップ共に内圧ではちきれんばかり。
「やっぱり全員綺麗でスタイル良くて羨ましいですねー……そして追加された像もスタイル抜群ですね」
 同じクリスティーヌの像に目をやりつつもそこまでに経由した【七星】の仲間たちの体型を見てしまっているからか、翡翠の視線はどこか遠く。
「……温かい」
 仲間たちの作る輪の端っこで雛霧・麻美(エクリプス・g09203)は微かに呟いた。日本人離れした超モデル体型、翡翠の言う全員には当然麻美のことも含まれているのだろう。
「全員温まってるかしら?」
 ひっそりと、それでいて十分にワンピース型の白い水着に包まれた身体で浴槽の縁にもたれながら温まっていれば、自身を含む面々へ先ほどまでお湯を注ぐ像を見つめていた月狐が声をかけてきて。
「はい。ありがとうございます」
 頷き返して月狐を眺めていれば、ゆっくりと翡翠の後ろへ回り込もうとするロロスを見ていて。
(月狐さんや蒼香さんやロロスさんの存在感がまた増してますし……)
 間接直截含めて複数人の視線に晒されていることに築かず、翡翠は仲間たちの水着姿を思い浮かべてため息をつく。「去年より増大中」だとか「また成長した」なんて注釈が想像の仲間たちの胸部についているのは、きっと翡翠のせいではないと思う。
「はぁ」
 再び出たため息。だがこれが二桁に至るより早くの頭にもにゅんと大きなものがのしかかる。
「バストアップの成果はどうですか?」
 柔らかなものとは別に降ってきたロロスの声で翡翠は頭に乗っかったモノの正体を察し。
「翡翠さんはバストアップの効果はありましたか?」
 横からざぶざぶお湯を双子島でかき分けるようにして寄って来たのは、蒼香。
「そろそろ諦めて私の特別プログラムを受けてみては……」
「プログラムも試してみたらどうかしら? 後は細いしお酒や食事も大事だわ」
 ワキワキと怪しい手つきを見せるようにして揶揄うロロスに乗っかる形で声をかけた月狐が横合いからボリューム満点のスイカのような胸をむにゅっと翡翠のほっぺに押し付け。
「プログラムですか……考えておきます」
「今年も見てみましたがダメだったら来年も頑張りましょうね」
 内心の羨ましさを隠し平静を装って応じる翡翠に蒼香がエールを送り。
「大きくなるようにわたしのも乗せてみますね♪」
「えっ、待」
 翡翠の視界の大半はお湯から上がったばかりの双子島に塞がれた。
「毎年、このように集まっておられるのですね」
 そんな謎の儀式を含む和気あいあいとした光景を眺めて麻美は口元を綻ばせると、「あ」と声を漏らす。
「インスピレーションが、湧きました」
 こう、どんなと問うのは無粋だろうか。
「効能のおかげか身体の調子が良くなったかもな……よし、試しに息止めしてみるか!」
 一方で自分以外は女性陣と言うことへの遠慮もあってか女性陣の輪から外れていたレグルは、そんな思い付きからこの時すでにお湯の中。
「よし、5分はいけたぜ!」
 故に気づかなかった。翡翠の頭や顔に自身の胸の膨らみを乗っけたりくっつけると言った謎儀式の真っ最中だった女性陣の真ん中へ浮上してしまったことに。
「あ、すまん。驚かせてしまったか」
 即座に謝るも内心で眼福だと邪な感情を抱いたことを見透かされたらしい。麻美を始め一部の女性陣は異性の目も気にしてはいないようだったが、それはそれ。
「今回はお湯の中に既にいたのね」
「おや……お湯からモグラが出てきましたね」
 月狐と共にお湯の中から現れたレグルの方を向いたままロロスは自身の白い尻尾をクリスティーヌ像が担ぐ榴弾砲を模ったお湯の吹き出し口へ近づけ。
「レグルさんは潜水していたのですね、大丈夫ですか?」
「あぁ、何」
 蒼香が尋ねた直後だった。吹き出し口が半分塞がれたことで向きと勢いのかわったお湯がレグルを直撃したのは。
「ガボボボ!?」
「これは、また沈みそうだわ」
 月狐はロロスからお湯を注がれるレグルの方へ目を向け。
「やめろ! 2度目の死が混浴はマヌケ過ぎる!」
 お湯から顔を背けたレグルが手でお湯を防ごうとする中、麻美は静かに温まり。
「そろそろ上がりましょうか」
 水音に顔を上げると、お湯から上がる蒼香の姿があって。
「着替えてクリスマスパーティーですね」
「お酒が私を待ってるわ!」
 次々浴槽から上がる仲間に麻美も続いて、その後で。
「メリークリスマス♪」
 着替えを終えてパーティー会場に足を運んだ面々の中、蒼香がグラスを掲げて音頭をとる。
「メリークリスマスですね♪いただきましょう」
「今日も飲むわよ、乾杯!」
 翡翠は牛乳、月狐はビール。グラスの中身は様々だったけれどそれらは軽くぶつけられ、月狐はそのままグラスの中身を一気に呷って。
「では私も」
 ロロスもまたグラスを傾け中身を喉へ流し込んでゆく。まるで飲み比べでも始めたかのようにあっという間にグラスを空にする二人だったが、テーブルには酒瓶がいくつか並んでいた。
「飲み物はまだ大丈夫そうですね♪」
 不足がないことを確認して蒼香は料理へ手を伸ばす。結果としていくつかの料理が平らげられてゆくことにはなるが。
「動いてますし、食べすぎても大丈夫てしょう」
 蒼香に気にした様子はなく。
「なるほど。下地がないと大きくなるのも難しそうですし――」
 むしろそれと仲間たちの胸部にある大山脈を見て翡翠も倣うよう料理に手をつけ始めた。料理は前にも増した勢いで減ってゆく。お酒を含む飲み物もまた同様で。
「あら? 雛霧さんは初めてのお酒なのですね」
 かなりの勢いで酒瓶を空にしていたロロスは日本酒をちびちびと飲む麻美に目をとめると声をかけ。
「そうですね。飲む側としては、これが初めてです」
 肯定する麻美の顔はほんのり頬が染まっていた。
(お酌をしたいところですが、無理をさせてはいけませんね)
 見れば己のペースを守ってゆったりとお酒をたしなんでいる様子。
「でしたら、これはいかがですか?」
 かわりにロロスは料理の中から日本酒に合いそうな料理を勧め。
「俺の酒、良かったら注ぐぞ。今なら俺の腕の背もたれ付きだぜ?」
 別のテーブルでは沢山酒を飲んで気が大きくなったのか、酒瓶を掲げて月狐を呼び止めたレグルが空いた方の腕を示す。
「それじゃ遠慮無くさせてもらうわね」
 呼び止められた月狐は席を立つとレグルの隣に座ってからのグラスを差し出し。
「おう」
 嬉しさが隠しきれなかったのか微かに口元を綻ばせながら酒瓶を傾け中身をグラスに注ぐ。
「私からも注いであげるわね、ガンガン飲むわよ」
 満たされたグラスの中身を一口飲むと月狐もレグルの手にしていた酒瓶をとって今度は逆にレグルのグラスを満たし、酒瓶を置くと自分のグラスを掲げた。ここまでレグルの腕を背もたれのようにして寛ぎながらだ。押し当った月狐の豊かな胸は撓み、ちゃっかりレグルは柔らかな感触を堪能して。浴場のようなことにならなかったのは、月狐が自ずからレグルの腕を背もたれにしていたからか、ロロスが麻美と向き合いつつグラスを傾けていたからか。
「お代わりはいかがですか?」
 時折翡翠が皆に料理をサーブしたりする中、翡翠自身も空いた自分の皿へ取って来たケーキを味わったりしつつ時間は流れ。
「今年も良いクリスマスになりましたね♪」
 やがて空になった皿の並ぶテーブルを立つ仲間たちの姿を眺めつつ蒼香は微笑んだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【狐変身】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【士気高揚】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

シャーロット・アルシェピス (トレインチケット)



桐生・椿 (トレインチケット)



「やー、クリスマスだねー」
 そう言うにはクリスマス要素はサンタクロースを模ったお湯の注ぎ口くらいしかない、浴室内。桐生・椿(あげぽよ妖狐のバウンサー・g03488)ははふぅと息を漏らすと浴槽の縁にもたれかかる。
「んー、マジあったかい。花のいい匂いもするし」
 こういうのもアリかもと漏らしつつちらり横を見れば、水着姿のシャーロット・アルシェピス(人間の撃竜騎士・g03299)が桃色のお湯に浸かっていた。その水着から覗く肌には健康的な日焼けの跡があり。
「オーストラリアだっけ? なんかイベントの案内してたってあーしも小耳にはさんだけど」
「あ、うん」
 話を振れば、シャーロットは頷いて話し出す。今のオーストラリアは真夏だとかサンタクロースがサーフィンをしてくるだとか。
「水着で楽しめるって言うところはある意味で共通点があるのかもね」
「そっかー」
 言葉を交わしながら身じろぎするとささやかな波とともにちゃぷりと水音が立ち。
「オーストラリアのクリスマスの翌日はボクシング・デーって祝日でね――」
 椿が聞き手に回る中もサンタクロースの像は抱えたプレゼントの袋から浴槽にお湯を注ぎ続けて。
「十分温まって来たみたいだし、そろそろあーしらも出る? パーティー会場も別にあるって言うし」
「そうだね。のぼせてしまったら本末転倒だし」
 それからしばらく会話を続けて、不意に脱衣所の方を振り返った椿が提案するとシャーロットも同意し、浴槽の縁に手をかけた。脱衣所で着替えて暖簾をくぐれば、その先に待つのは宴の会場。
「そー言やあーしもハタチ超えてたっけ」
 去年も場所も内容も違えどクリスマスのイベントに足を運んだ椿だったがあの時は未成年。事実一つで時の流れを実感するに十分だったのだろうか。
「さぁ行こう、パーティーの会場はあっちみたいだ」
「マジ楽しみ。どんなのがあるかなー」
 案内のプレートを見て少し先を行くシャーロットに促され、気持ちを供される料理や飲み物の方に切り替えて椿は後をついてゆくのだった。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!

御守・樹
あったかい風呂は助かる。
アクアスライムのわらびと一緒に男湯へ。水着は今年の水着コンのでいいだろう。
一通り洗ってから湯舟へ。
入浴剤だけじゃなく花弁も入ってるのがまた風流?っていうのか。いいな。
あ、わらびが入れそうな大き目洗面器を借りてそこにお湯を張ってわらび用の風呂にしとこう。
大きい湯船に一緒に入ってもいいんだけど沈まれたら探すの大変だし、うっかり踏んだり踏まれたりしても困るもんな(小さい頃海で知らずにクラゲ踏んだ嫌な感触を思い出す)
…あ”ー…。なんで湯に入ると唸っちゃうんだろうな。おっさん臭いと言われても止められねぇ。
自分もあったまりながら時々わらびの洗面器にお湯を足して冷めないように気を使って。…ん?(顔だと思われる部分を出して惚けた表情わらびを見て)若干溶けてきて、ない?なんかホットカーペットや暖房の前に陣取った猫みたいで。
うん洗面器借りて正解だったな、この状態で沈まれたらマジで探せねぇ。
十分あったまってわらびも溶けきる前に出るか。
料理もだけど冷たいビールとか想像するだけで喉がなる。


「あったかい風呂は助かる」
 脱衣所の暖簾をくぐった御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は、アクアスライムのわらびを抱えたまま呟いた。外気の寒さも寒冷適応を用いれば快適に過ごせると言えど、それはそれこれはこれだ。今年の水着コンのでいいだろう、と持参してきた水着に着替えるとわらびを連れて浴場の入り口から中へ入り。
「こんなとこだな」
 洗い場で一通り身体を洗うと、浴槽の方を樹は振り返る。
「入浴剤だけじゃなく花弁も入ってるのがまた風流……っていうのか。いいな」
 暖かそうな桃色のお湯を眺め、疑問符が付いたような気もするがその趣を称賛して。
「あ」
 洗い場にあった大き目の洗面器に目をとめると、一つを手に取って近くの浴槽からお湯を汲み。
「わらび、ここに入ってくれ」
 即席の専用風呂を用意した樹はアクアスライムを促す。
「大きい湯船に一緒に入ってもいいんだけど沈まれたら探すの大変だし、うっかり踏んだり踏まれたりしても困るもんな」
 素直に入ってくれる様を眺めつつ思い出したのは、小さい頃に海で知らずにクラゲ踏んだ嫌な感触。似たようなことになってはと備えれば懸念も消えて、洗面器を手にしたままで樹は浴槽に足を踏み入れる。
「……あ゛ー……。なんで湯に入ると唸っちゃうんだろうな」
 思わず上げてしまう自身の声におっさん臭いと言われても止められねぇと漏らすと洗面器をちらりと見てお湯を足す。
「これでしばらくは耐つな」
 その後も洗面器のお湯が冷めないように気を使いつつ浴槽に身を委ね。
「……ん?」
 顔だと思われる部分を出して惚けた表情のわらびの姿を目にした樹は洗面器の中を二度見する。
「若干溶けてきて、ない?」
 なんかホットカーペットや暖房の前に陣取った猫みたいと感想を抱きつつ脱衣所の方を一瞥し。
「十分あったまって来たし、わらびも溶けきる前に出るか」
 温まった分身体から出て不足したのだろうなんとなく水分を求める自分が居て、この後立ち寄る予定のパーティー会場で待て居るであろう料理や冷たいビールを想像して樹は喉を鳴らし。
「ん?」
 不意に落とした視線が洗面器の中のわらびと合って。
「そうだな、出るか」
 一つ頷いた樹は洗面器を返却に行くのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV4になった!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!

袁・雀蜂
神雫・イカリ(天魔の電霊・g03598)とペア参加

・内容
混浴の小さな家族風呂(露天)で
二人だけでお風呂の縁に座って肩を寄せ合い語らっている

・セリフ
(いたずらっぽい笑顔で覗き込み)
「今日はウチのわがままに付き合ってくれてありがとね、イカリ
恥ずかしかったんじゃない?」

「でも、ひとまず戦争も終わったし
こうしていられるのは今だけかもしれないから
今のうちにやっておきたかったんだー。」

「カップルっていうか、新婚夫婦っていうか
二人で温泉旅行って憧れみたいなものがあったから……。」

「でもウチ、羽根が濡れるのが苦手で普段はシャワーばっかりなんだけど
肩まで温泉に浸かるのってくつろげるねぇ、景色もいいし最高だよね!」

(少し真剣な表情になって)
「……これからも厳しい戦いは続くのだけど
今この時、こうして二人でいられる幸せは確かなものだから
ありがとうねイカリ、愛してるよ。」

「今夜はゆっくりと楽しもうね、絶対忘れられない夜にしちゃうんだから!」
(彼の肩に身を寄せ空を見上げ、二人で雪が降ってくる様を眺める)


神雫・イカリ
袁・雀蜂(ホーネットレディ・g01434)とペア参加

水着着用とはいえ混浴というのはなかなかに心臓に悪いなんて思いつつ

雀蜂と肩を寄せ合い、色々と積もる話をしている

「確かに気恥ずかしィけどよ…。雀蜂とこうしてられる幸せの方が勝る、かな」

一緒になってからは忙しくて旅行などもできていなかったから、丁度いい機会である

立ち込める湯気の中、お湯で濡れたことでいつもと雰囲気が少し違う彼女の姿にドキドキしつつも、真剣な話に答える

「たとえどんな険しい戦いが待ち受けていても―――、隣で一緒に笑い合えるって信じてるからさ。俺の方こそありがとうな。愛してるぜ、雀蜂」

「あァ、今夜は全力で楽しもうぜ」

肩に彼女の温かさを感じつつ、しっかりとその体を抱きしめながら空を見上げる


「ふぅ」
 口から漏れた神雫・イカリ(天魔の電霊・g03598)の息はお湯の温かさへ対してのものか、別の理由でのものか。いずれにしても温かさと心地よさは身体へ染み込んで来るようだ。
「今日はウチのわがままに付き合ってくれてありがとね、イカリ。恥ずかしかったんじゃない?」
 水着着用とはいえ混浴というのはなかなかに心臓に悪い、なんて胸中の声が聞こえたかのように袁・雀蜂(ホーネットレディ・g01434)がいたずらっぽい笑顔で覗き込んで来たのは、息を漏らした直後だった。その息遣いさえ聞こえてしまいそうな程に近い、二人の距離。
「でも、ひとまず戦争も終わったし……こうしていられるのは今だけかもしれないから、今のうちにやっておきたかったんだー」
 イカリが何か答えるよりも早く言葉を続けた雀蜂は、正面に向き直ると風呂の縁へ座り直して再びイカリに肩を寄せる。
「カップルっていうか、新婚夫婦っていうか、二人で温泉旅行って憧れみたいなものがあったから……」
 独白とも告白とも取れそうな言葉を吐く雀蜂の横顔に視線を向け、黙って話を聞いていたイカリは温泉旅行と言う単語を反芻した。一緒になってからは忙しくて旅行などもできていなかったから、この二人の時間は丁度いい機会でもあったのだろう、きっと。
「確かに気恥ずかしィけどよ……。雀蜂とこうしてられる幸せの方が勝る、かな」
 視線を逸らしつつ口を開いて、浴槽の中で触れた雀蜂の手を握る。
「でもウチ、羽根が濡れるのが苦手で普段はシャワーばっかりなんだけど、肩までお湯に浸かるのってくつろげるねぇ、景色もいいし最高だよね!」
 そんなリアクションへの照れ隠しも含んでか、雀蜂はお湯から立ち上がってホラと背中を見せはしゃいで見せ、すぐに浴槽へ腰を下ろし今度は浴槽の縁にもたれて身体を伸ばす。弾みでざぶんと波が立って湯面に広がってゆき。
「……これからも厳しい戦いは続くのだけど」
 その波が消えぬうちに真剣な表情を作って、再び口を開く。
「今この時、こうして二人でいられる幸せは確かなものだから。ありがとうねイカリ、愛してるよ」
 真っすぐ投げかけられる言葉、最後だけは微笑みを添えて。
「たとえどんな険しい戦いが待ち受けていても―――、隣で一緒に笑い合えるって信じてるからさ。俺の方こそありがとうな。愛してるぜ、雀蜂」
 お湯で濡れたことでいつもと雰囲気が少し違う雀蜂に早まる心臓の鼓動を隠しながら、イカリも雀蜂の言葉に真剣な表情で頷き、告げる。立ち込める湯気に隠されながら言葉を交わし合い、見つめ合い。二人の身体から落ちる滴が湯面を打って短い沈黙を破った。
「今夜はゆっくりと楽しもうね、絶対忘れられない夜にしちゃうんだから!」
「あァ、今夜は全力で楽しもうぜ」
 肩を寄せてきた雀蜂のぬくもりを感じながら頷くイカリは雀蜂の身体を抱きしめて。二人の時間はまだ続いてゆく、クリスマスの思い出を作りながら。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

百目木・京也 (トレインチケット)



「うふふ、混浴があってよかったわ」
 湯気に霞む景色の中、百目木・京也(愛と美の伝道師・京ちゃん・g02036)は頬に手を当てて笑んだ。視線を落とせば桃色のお湯に浮かぶ花びらが揺れ、甘い花の香りが漂ってくる。
「疲労や肩こりに効くって話だけど、お肌にはどうかしらね?」
 ぱしゃり掬ったお湯を自分にかけつつお湯に濡れた肌を指でなぞるのは一人のオネェだ。
「お湯でお化粧が流れてしまったらとかあるけど、最近は防水性の高いモノもあるし、新しいモノ試してみるのも良かったかもしれないわね」
 浴槽に浸かりつつつい思考がメイク関連に向くのは、京也がメイクアップアーティストを目指しているからだろうか。
「本当にいい湯加減だわ。バイトの疲れも溶けてなくなってしまいそう。しばらくはここでのんびりしてようかしらね」
 あぁと声を漏らし、京也は目を閉じる。肩までお湯に浸かったまま力を抜き、浴槽の底に手をついてほうと息を吐いた。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!

柳谷・凪
音無・サカハ(g10149)と参加

水着コレクション2023の水着を着用
サカハちゃんと混浴に仲良く入るんだよ。
(関係としてはまだ友達なのでデートとかの意識は無し。ただ友達としての距離感は普通にバグっている)
ゆっくり浸かってのびのび温泉を楽しむのだ。
サカハちゃんが鼻血を出したら温泉から出て膝枕して介護するんだよ。
「サカハちゃん大丈夫?のぼせちゃったかな?」


音無・サカハ
柳谷・凪(g00667)と参加

これ、地味にはじめて他の女子と一緒にお出かけだよな、普段はなんか、友達と一緒に…
…あれ?これってもしかして、デート!?
ま、まって!心の準備が全然できてない!プレゼントとかないし、と、とりあえず深呼吸!

ダメだ…顔が真っ赤…あ、凪ちゃん、き、来たんだ…
今日はよろしくお願いします!

…え?混浴?水着…???

(深呼吸)

どうやら神は…俺がここで死ぬ定めだと、そう言っているようだ…

あ、鼻血が、止まらない…


「これ、地味にはじめて他の女子と一緒にお出かけだよな。普段はなんか、友達と一緒に……」
 だが、同行者は音無・サカハ(過去を探す旅人・g10149)ただ一人。つまり自分だけであることを理解したサカハは入浴施設の前でふいに顔を上げた。
「……あれ? これってもしかして、デート!?」
 唐突に声をあげたことで通行人が振り返るも、サカハはそれどころではなかった。
「ま、まって! 心の準備が全然できてない!」
 事態を理解して慌て出したのは心の準備が出来てないだけではない。
「プレゼントとかないし、と、とりあえず深呼吸!」
 それでもこのままもよろしくないことには気づいて、大きく息を吸い。
「ダメだ……顔が真っ赤……あ」
 息を吐いても見ずにわかるくらいに顔の熱を知覚して頬に手を当てたところでサカハは固まった。
「サカハちゃ~ん」
 と声がして、向けた視線の先にこちらへ向かってくる柳谷・凪(お気楽極楽あーぱー娘・g00667)の姿を認めたのだ。
「お待たせなんだよ!」
「凪ちゃん、き、来たんだ……」
 笑顔で駆けてくる凪に心の準備の実装が結局真理合わなかったサカハはどもりつつ挙動不審で、対照的に凪は自然体。片方がこの催しへの参加をデートと認識しているのに対してもう一方は友達とクリスマスイベントに参加するだけと思ってるという意識の差なのだろうが。
「今日はよろしくお願いします!」
「こちらこそなのだ! それじゃ、早速ゴーなのだ~♪」
 何とか普通に挨拶できる程度には持ち直したサカハが頭を下げると軽く頭を下げた凪はサカハの腰に腕を回して確保し、施設の中へと入ってゆく。友達としての距離感は普通にバグっているが故の近さと言うか積極性にフリーズしたサカハはなすがまま。
「……え?」
 我に返った時には暖簾のかかった脱衣所の前に居た。まぁ、いくら混浴とは言え脱衣所は男女別なのだから当然と言えばそうなのだが。
「混浴? 水着……???」
 心ここにあらずだったところも見られていたからか、スタッフらしき新宿島の住民に中では水着着用ですよと説明されて、これも加味した上でサカハは考える。
「どうやら神は……俺がここで死ぬ定めだと、そう言っているようだ……」
 結論を出したサカハの表情は穏やかだった。推定で女性用の脱衣所にもう入っている、下手すれば着替えて浴場の方にたどり着いてしまっているかもしれない凪を待たせるわけにもいかなかった。暖簾をくぐり、脱衣所で着替えてもう一度深呼吸。
「行こう」
 浴場に続く戸へと近寄り、手をかけて開け、中へ。
「あっ、来たのだ! こっちこっち!」
 硬直したり深呼吸したりと時間をロスしていた分、やはりと言うべきか。既に浴場の方に居た凪は水着姿で、サカハを認めると手を振って。
「水、着」
「これ? これなら水着コンテストでも着てたやつなのだ」
 もはや単語しか口にしないサカハのそれを質問と捉えると布地を摘まんで凪は答える。
「それはそれとして、せっかくおフロに来たんだから温まるのだ! ゆっくり浸かってのびのび楽しむ――」
「あ」
 言ってることはもっともだ。ここまで来てお湯に浸からなかったら何しに来たんだと問われても仕方ない。だからサカハの手を掴んで凪が浴槽の方へ連れてゆくのも間違ってはいない。サカハからすると問題は完全に凪のペースと言うことで。
「ここにするんだよ」
 浴槽を定めたらそのまま躊躇いなく入って行き、当然手を引かれたサカハもお風呂の中へ。
「うーん、ぬくぬくなのだ」
「あっ」
 肩まで浸かる凪の隣で入浴することになると至近距離で目にし続けることになる凪の水着姿。加えてまだ放して貰ってない手が凪の体温と手の感触を伝え続けていて。
「ごめんっ」
 なんとなくヤバいと思ったサカハは立ち上がり浴槽を出るが、ちょっと遅かったのかもしれない。
「あ、鼻血が、止まら」
「わっ」
 くらり傾いだサカハの身体を支えた凪はそのままサカハを寝かせると自身の膝を枕に。
「サカハちゃん大丈夫? のぼせちゃったかな?」
 頭を撫でつつ問いかけるもサカハからの返事はなく。
「気が付いてよかったのだ」
「ごめん」
 脱衣場の前で二人が顔を合わせたのは、それからしばらく後のこと。並んで歩き出す二人の内、サカハの方は新宿島の住民たちから生暖かい目で見られていたり今日二人目と言われていたことに気づいたかは定かでない。
「向こうでパーティーもやってるらしいのだ」
「あっ、あ、あ――」
 ただ、気づいていようといまいともう暫し、凪のペースで引っ張られていそうなことは間違いなさそうだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【液体錬成】がLV2になった!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

シャーリー・ラフォルス
【黒鷲】
★アドリブ歓迎
※フルネームで呼ばれると敬礼+大人しくなる
※リースクララ様とリヒテン様のペット

今年もご主人様達の出汁風呂Fooo!!
(エルフィ様がスケスケだから、鰹節みたいで余計においしry)
エルフィ様を涎まみれの熱い視線で脳内印刷、もとい寝ても夢に出るレベルで焼き付けるのでこざいますぅ
「混浴へよーそろーでございます」
やはり、クリスティーヌ様のセンスは素晴らしいでございますね!!
(今度、ヴィーナスなエルフィ様の石像を自作……ぐふふ)
かけ湯は大切、とローマ人が言っていた(気がする)のでございます
ぐへ、ぐふふ……出汁ぃ、ご主人様達の新鮮で純度が高い出汁でございますぅ↑↑
ラッコの様に浮いてウホウホしておるのでございます
ご主人様という名の海藻に絡まって、わたくしは海のクリオネになるのでございます
ご主人様達をバッカルコーン!
「BIGLOVE……おぶっ!」
あるぅれぇ?
リースクララ様が乗ってきてわたくしでお風呂の海へ旅立っているぅ〜
世界で生きる皆様、Merry Christmas(サムズアップ)


ヴァイスハイト・エーレンフリート
【黒鷲】3名
★アドリブ歓迎

今年は執事に日頃の感謝として、無理矢理休ませてきました
つまり、シャーリーを操れるのは魔法の言葉か、リースクララやヒリテンだけでしょうね
(今年も……??何で、クリスティーヌさんが石像になっているんですか??)
執事がいなくて着替えが楽だと思って混浴に入ったら、温泉にシャーリーに近いセンスの石像を見て夢かと思いました
シャーリーがやべー事を考えている顔だったので、あっつあつのかけ湯をぶっ掛けてリセット
「やはり、こんな寒い時は温かいお風呂に入るのが良いですね。エルフィ」
うん、うん……うん?
浮いているシャーリーから邪なオーラ感じたので、目を合わせないでおきます
また、今年は純度の高い出汁が出てるぅとか思っていそうな表情ですね
「おや、リースクララ……ふふ、良い船旅を」
あれで大人しくなれば良いのですが…
「あ、そうそう。コレを貰ったんだけど……」
アヒルのオモチャ、何故かクリスティーヌさん仕様で榴弾砲の砲口から水を吹き出しながら進みシャーリーの顔面へ湯を噴射

「そうだね、エルフィ……」


エルフリーデ・エーレンフリート
【黒鷲】
※身内のみなので女性口調
※アドリブ歓迎

やっぱり…水着はこれしかないわよね…(ため息)
(今年水着コンのスケスケ水着)
シャーリーが出汁とか言い出さなきゃいいけど…って遅かったわね。

ふむ、クリスティーヌ殿の石像…。
よく出来ているわね。私もリース(サーヴァントのリースクララ)の石像とか注文してみようかしら?
(シャーリーの方を見つつ)
あれは絶対でよからぬことを考えている顔ね。
な、なんか「バッカルコーン!」とか聞こえてきそうな気が…。

シャ、シャーリー・ラフォルス!
公衆の面前よ!
リース!相手してあげて!
(水を怖がらないリース)


あ、リースがシャーリーの上に飛び乗ったわ…。

兄様、今年も色々あったわね…色々…。


「さて、あとはあの向こうに向かうだけですね」
 脱衣所で着替えを終えたヴァイスハイト・エーレンフリート(死を恐れぬ魔術師・g00112)は、視線を浴場と脱衣所を遮る戸へと向けた。【黒鷲】としてイベントに参加したのは三名。四名であれば男性側に居たであろう人物を日頃の感謝として無理矢理休ませてきたことを思い出し、それもあって着替えも楽だなと感想を抱きながら水着姿になったのがつい先ほどのこと。
「しかし……」
 同時に思いもする。ブレーキ役が一人いないとなるとこの後合流するであろう二人のうち一人を操れるのは、魔法の言葉か自分たちの連れるサーヴァント、スフィンクスのリースクララや無双馬のヒリテンだけであると。
「騒ぎが起きたりしないといいのですが」
 そうして浴場に向かおうとするヴァイスハイトはまだ知らない。壁を一枚挟んだ向こうの光景を。
「やっぱり……水着はこれしかないわよね……」
 呟きにため息が遅れて吐き出される。エルフリーデ・エーレンフリート(蒼銀の砲撃軍人令嬢・g01663)は自身の身に着けた水着に視線を落としていた。今年の水着コンテストでも着用したパレオなど一部に透ける素材を使用した水着。自身でもスケスケ水着と称するモノに思うところもあったようではあるが、入浴に関してであれば別の懸念もあって。
「シャーリーが出汁とか言い出」
 口にしかけた言葉はフラグではないと思いたい。
「今年もご主人様達の出汁風呂Fooo!!」
「……って遅かったわね」
 両手をブンブン振ってゲーミングに光りながらテンションもあげるシャーリー・ラフォルス(ゴリラゲーミングメイド長・g05277)を見ればエルフリーデは否応なしに手遅れを理解した。
「兄様への目印になるかしらね」
 とかいっそ利用方法を考えてしまう程度には諦めかけたそんなエルフリーデをシャーリーは見つめる。
(エルフィ様がスケスケだから、鰹節みたいで余計においし――)
 口に出していたなら、こう流石にエルフリーデから何か言われていたかもしれない。
「シャーリー?」
 だからこそ、エルフリーデ側から理解できたのは、涎を零さんがばかりの表情で自身を熱心に見るシャーリーの姿のみ。まぁ、その反応だけで黙っていられず声が出たとしてもある意味当然だろうか。
「混浴へよーそろーでございます」
 ただ、ヴァイスハイトが予想した通りと言うべきか。フルネームではないエルフリーデからの呼びかけと視線では止まることなく、シャーリーは軽い足取りで浴場へと進み出し。
「あ」
 戸をくぐった先でシャーリーが目にしたのは、担いだ榴弾砲からお湯を浴槽に注ぐクリスティーヌの像とこれを目にして茫然とした顔で軽く自分のほっぺをつねるヴァイスハイトだった。
(今年も……?? 何で、クリスティーヌさんが石像になっているんですか??)
 理解に苦しむあまりこれは夢ではないかと確認していたヴァイスハイトの方はまだシャーリーには気づいておらず。
「ふむ、クリスティーヌ殿の石像……」
「やはり、クリスティーヌ様のセンスは素晴らしいでございますね!!」
「えっ、あ」
 唸るとエルフリーデと称賛するシャーリーの声でようやく二人がやってきたことに気づき声を漏らして。目にしたのは今まで自分の見ていた像を見る二人の姿だ。
「よく出来ているわね。私もリースの石像とか注文してみようかしら?」
(今度、ヴィーナスなエルフィ様の石像を自作……ぐふふ)
 片や声を出して、もう一方は声には出さずではあるもののどちらもクリスティーヌ像に触発されたようではあった。
「よっ」
 だが明らかにシャーリーがやべー事を考えている顔だったのを見て取ると、ヴァイスハイトは迷わずシャーリーを捕まえクリスティーヌ像の前、榴弾砲型のお湯の注ぎ口のほぼ真下に放り出す。
「がばばばばばばば、ぼぼーばびびばびっべびばぼべぼばびばぶ」
「何を言っているのかはわかりませんが――」
 あれでリセットできたでしょうとよしとして。
「やはり、こんな寒い時は温かいお風呂に入るのが良いですね。エルフィ」
 くるり妹の方に向き直ると立ったままもなんですしと浴槽に入るよう促して。
「だけど、兄様……」
「うん、うん……うん?」
 もの言いたげなエルフリーデの視線の先を辿ろうとしたヴァイスハイトは浮いているシャーリーから邪なオーラ感じ、目を逸らす。
(また、今年は純度の高い出汁が出てるぅとか思っていそうな表情ですね)
 と目を合わせていないながらも状況やら普段の言動やらで推測するが。
(ぐへ、ぐふふ……出汁ぃ、ご主人様達の新鮮で純度が高い出汁でございますぅ)
 まさにその通りだった。おそらくはテンションをぶち上げながらお湯に浮かびがっつんがっつん胸を叩く様はラッコかゴリラか。
「あれは絶対でよからぬことを考えている顔ね」
 と口には出さないがエルフリーデも表情と奇行とこれまでの付き合いからおおよそのことを察しており。
(ご主人様という名の海藻に絡まって、わたくしは海のクリオネになるのでございます。ご主人様達を――)
 シャーリーの心の声を聞いていたという訳ではないのだろう、だが。
(な、なんか「バッカルコーン!」とか聞こえてきそうな気が……)
 もう直接心の声聞いてるのではと思えそうな程の読みだった。
「BIGLOVE――」
「シャ、シャーリー・ラフォルス! 公衆の面前よ!」
 思わずフルネームで呼びつけた上、近くに居たスフィンクスのリースクララへエルフリーデは命じていた。
「リース! 相手してあげて!」
 と。これに応じて一声鳴いたリースクララは飛ぶが、反射的に敬礼してしまったシャーリーがすぐ反応できるかと言えば、否。
「おや、リースクララ……ふふ、良い船旅を」
 ヴァイスハイトは笑みを湛えて見送るだけでよかったが向かってこられたシャーリーはそうもいかない。
「……おぶっ!」
 普通に踏み台にされ。
「あ、リースがシャーリーの上に飛び乗ったわ……」
「あるぅれぇ?」
 状況を口で説明するエルフリーデに対し、説明されたシャーリーのあげた声は不思議そうだった。
「リースクララ様が乗ってきてわたくしでお風呂の海へ旅立っているぅ〜」
 そんな奇妙なボンボヤージュを眺め、とりあえずヴァイスハイトは思った。
「あれで大人しくなれば良いのですが……」
 と。
「あ、そうそう。コレを貰ったんだけど……」
 思った上で徐に取り出したのは、アヒルのオモチャ。何故かどこかのサキュバス像の様に榴弾砲をそなえたソレは榴弾砲の砲口から水を吹き出しながらシャーリーの方へと突き進み。
「ぶぶっ」
 リースクララの乗り物と化していたシャーリーへオモチャの放った水が直撃。
「世界で生きる皆様、Merry Christmas」
「兄様、今年も色々あったわね……色々……」
「そうだね、エルフィ……」
 親指を立てて沈んでゆく約一名をスルーして一組の兄妹は今年を振り返り。
「ふふっ、今年も盛況だったみたいね」
 やがてをそんな三人を含むすべての入浴客が浴場を後にするのを見届けたクリスティーヌは脱衣場の方へと歩き出す。
「そろそろパーティー会場の方もお開きでしょうし」
 その後はスタッフたちでの打ち上げなどがあるのかもしれない。いずれにしても三回目となるこの入浴施設でのクリスマスイベントもこうして終わりを迎えることとなる。幾人もの人々に思い出を残して。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV5になった!
【寒冷適応】がLV2になった!
【強運の加護】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年12月29日