最終人類史のクリスマス2023

 幻想竜域キングアーサー奪還戦の勝利に湧く最終人類史では、更に嬉しいニュースとしてワイルド・カードでの提案を受けて行われた『オーストラリアの住民の帰還』が発表されました。
 隣接海域である『冥海機ヤ・ウマト』のソロモン海域の安定化なども行っており、帰還の為の準備活動にも余念が無かった為、2023年のクリスマス時点で住民の帰還作業を完了させることが出来ています。

 オーストラリアの人々への初期説明は終わっており、ディアボロスの活動にも理解が得られています。
 オーストラリアの各都市からも、ディアボロスとの友好を深める為のクリスマスパーティの招待状が送られてきています。

 東京23区、横須賀、京都・奈良に加え、オーストラリア各地で行われるクリスマスパーティに参加して、素晴らしい聖夜を過ごしましょう。
 オーストラリアを含め最終人類史の住民達は、時先案内人と共に、ディアボロスと楽しむ為のパーティの準備を手伝ってくれています。

※地獄変エネルギーについて
 2022年のクリスマスの実験を通じ、クリスマスの催しでも(サンタクロースを『妖怪の一種』と強引に認定することで)僅かながら地獄変エネルギー補充が可能であることが判明しています。ハロウィン程の効率はありませんが、一定のエネルギーの補充は期待できるかもしれません。

海の中のクリスマス(作者 凪未宇
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 季節を間違えたかと思うような眩しい太陽が煌めく。
 美しい砂浜にエメラルドブルーの波が打ち寄せ、オーストラリアの海岸は夏模様。
 青い空、白い雲、青い海、赤いサンタクロース。
 サーフボードに乗って白い大きな袋を抱え水着姿のサンタクロースに扮した地元住民が颯爽と浜辺に到着。
 雪ならぬ砂だるまにサンタ帽を被せられ、浜辺にはビーチガーデンパーティーの準備がされている。
 海ではアシカやイルカの群れが楽しそうに時を過ごす海の中では、貝やライト、オーナメントに彩られたクリスマスツリーが静かに待っている。
 そんな光景を描き、蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)はスケッチブックを広げた。
「マリンクリスマスのご案内なのです」
 オーストラリアの帰還が行われ、やっと豊富な食料が行き渡るようになり帰還した人々の生活や、これからの帰還が変わり始めようとしている。
「ボクのご案内は海中散歩。海の中で過ごすクリスマスなのです」
 これも美しく大自然が豊富なオーストラリアだからこそ素敵な光景になるだろうと、企画されたものだ。
 本来であればダイバーセットを装着するのだが、ここは最終人類史。そしてディアボロスだ、残留効果はLV10で使える。
「ボク達なら水中適応とパラドクス通信で楽しむことができるのです」

 夏のオーストラリアなので厚着をする必要はない、水着でも構わないくらいだ。
「勿論、サーヴァントと楽しんでも構いません」
 早く泳ぎたいと旗を振るダンジョンペンギン『フラート』を抱え、ルゥルゥラナ・レイラ(宵闇の刃・g08924)が横から補足する。
「他の方に迷惑を掛けなければその辺りは問題ないようですね」
「海の中は薄暗いのでお昼でも十分に素敵な雰囲気なのです」
 砂浜からは動物たちのいる海上近くまで、ボートを出してくれるのでそこからツリーの元へと泳いでいくといい。
 もしお腹が空いたなら海辺にパラソルとベンチを用意してあり、海鮮BBQパーティーを楽しむことも出来る。
「お料理はオーストラリアならではのオージービーフやラム肉と海鮮類、それからクリスマスのデザートといったあたりですね」
 ローストビーフ、ローストチキン、クリスマスハムの塊、ミートパイ、サーモンのカルパッチョ、オイスターのレモンがけ、アイスケーキ、スイカやトロピカルフルーツの盛り合わせ、ジンジャーブレッドなどがある。
 勿論自分で持ち込んだ食材を焼いてもらうことも焼くことも出来るので、楽しみ方は色々あるだろう。
「それから飲み物は大抵のものはありますが未成年の飲酒は禁止ですよ」
 好きな味や色などを伝えてくれれば、オリジナルカクテルを考えてくれるサービスもあるらしい。
 パーティーの締めには水上花火を打ち上げるようなので、最後を花火と共に盛り上げてもいいという人がいたら是非立候補して欲しい。

「これから俺達はどうなってしまうんだろうか……」
 そんな不安を口にしながら、ダイバースーツに身を包んだ地元の青年は船の上で揺られていた。
 気が付けば、知らないうちに侵略されていて時が止まっていたというのだ。驚きを抱くのも無理ない。
「大丈夫さ。俺達はディアボロスを信じよう。今は勝利を手にした彼らの為に盛大なお祝いを成功させるんだ」
 振り返った砂浜では、いくつものパラソルが広げられ。子供達が雪ダルマならぬ砂ダルマを作り上げ、サンタ帽を被せている。
 楽しみで仕方がない、そんな笑い声が聞こえてきそうだ。
「そうだな。俺達の時間を動かしてくれた彼らにお礼をしないとな」
 笑顔を浮かべ、彼はオットセイの群れを眺めながら海へと潜っていく。
 スカイブルーの空を見上げ、エメラルドブルーの海へ。色はだんだん青を強め、気付けば周囲は深い濃紺に。
 薄暗い海底に設置されたクリスマスツリーの側では、珠萌えとルゥルゥラナが他の地元住民と一緒に飾り付けを行っていた。
 不思議なことに彼女達はダイバースーツを必要とせず、自由に泳いでいる。
 何度説明を受けても不思議な光景だ。
 クリスマスツリーには通常のオーナメント以外に、貝やサンゴに海藻があしらわれ、気の早い小さな魚が身体を隠しに集まり飾りのようにも見えた。
 そんな小魚を目を輝かせたフラートが追いかけまわせば、慌ててルゥルゥラナが捕まえに泳ぐ。
 後は最後の1つ、彼の持ってきた大きな水中LEDライトの星をテッペンに飾るだけ。
 ダイバー仲間が指さすツリーの先端に、彼は星を飾る。
 これからもディアボロス達が、護り奪われたものを取り戻してくれると。願いをこめて。
 そして指数字でカウントダウンをし、点灯!
 赤や白のケミカルライトが、ほんのりと優しい光が海底を照らし。水中LEDライトの星や、海中を彩るガーランドが輝きだす。
 すると先程まで気がついていなかったマリンスノーが、辺りを彩り。楽しそうな気配に近付いてきたイルカたちが近くを泳いでいくのであった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【動物の友】
2
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【無鍵空間】
1
周囲が、ディアボロスが鍵やパスワードなどを「60÷効果LV」分をかければ自由に解除できる世界に変わる。
【完全視界】
2
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【おいしくなあれ】
1
周囲の食べ物の味が向上する。栄養などはそのまま。効果LVが高いほど美味しくなる。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
9
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【影忍び】
1
周囲が、ディアボロスが「自身が視認している、3m以内にいる一般人1人」の足元の影に変身できる世界に変わる。変身中は対象とした一般人の足元を離れられず、この効果の解除を除く自発的な行動は行えない。最大「効果LV✕10分」で解除。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV5 / 【ガードアップ】LV6 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV2 / 【リザレクション】LV1 / 【先行率アップ】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV3 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

凪未宇
皆様こんにちは、凪です。
最終人類史『新宿島』のオーストラリアで行うクリスマスイベントへのお誘いです。

こちらでは、海中散歩、BBQが楽しめます。最後のクライマックスは花火に合わせて、盛り上げられる内容であれば可能です。

・ご同行者がいる際は、迷子防止に【】でチーム名もしくは、IDを記載ください。
 また、お相手様の呼び方を一緒に記載頂けると嬉しいです。
 もしプレの提出などが数日に別れる場合などは、なるべく相談所でチーム人数をお知らせください。
・お一人で参加の場合、基本他の方と混ぜます。一人での描写をご希望の際はその旨をご記載ください。

①:オーストラリアで行うクリスマスパーティーに参加できます。
お昼から夕方を想定しています。夜で楽しみたい方は明記ください。
海中散歩しながら、海中クリスマスツリーを楽しめます。辺りは美しい海が広がり、海の生き物も多くいます。
もし、飲食を楽しみたいという方は、ビーチでのBBQクリスマスをお楽しみください。

②:パーティーの最後、夜になったら花火を打ち上げます。
合わせて終了の挨拶やクライマックスを盛り上げて頂ける方を募集します。

※最終人類史内のため、残留効果は全て(プレイングで発生していないものも含め)効果LV10で使用できます。
※未成年の飲酒喫煙、危険行為、公序良俗に反する行動などは、描写できかねますのでご了承ください。

NPC:蒼狐・珠萌とルゥルゥラナレイラ、ダンジョンペンギンのフラートが会場に居ます。
主に珠萌はビーチやカクテルづくりのお手伝いを。ルゥルゥは海上と海中への案内をお手伝いしています。
それ以外も、お声がかかれば対応いたします。

作業日や状況等は、マスターページにてご確認くださいませ。
それでは、皆様のプレイングお待ちしております。
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このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


奴崎・娑婆蔵
【唯妃(g01618)と】
差し詰め此度の遠出は戦勝祝コミってなモンよ
そんなこんな、たまにゃあっし主導で唯妃をどこぞかへ連れて行ってみるかと算段した次第

てなわけで、やって来やしたぜオーストラリア海中散歩
雪舞う夜空を見上げ肩ァ寄せ合うだけがクリスマスの作法でなし――マアそれもそれでオツなモンかとは存じやすが
(去年の水着(id=160151)着て来て唯妃と海底を往く)

アーアー、テステス
聞こえやすかァ?
水中でもこの通りの良さ……
成る程、これがつい先日に強化を見たってェ話のパラドクス通信の力……
へい?特に関係無い?強化されたのは通信距離であるからして?
アッへい

それにしても――どうでえ、改めての海中散歩よォ?
お前さん、泳ぎの腕前の上達こそ捗々しく無くとも海底を歩んで進む分にゃ楽しげだったじゃァありやせんか
そら、去年の8月頃の話でござんすよ
あんときゃ千葉の様子を探りに行くついで、鬼が出るか蛇が出るかとピリピリしながらの海底見物でござんしたからねえ?
平和な海でいっぺん仕切り直すのもアリかと思ったんでさァ


黄泉王・唯妃
【娑婆蔵さん(g01933)と】
駄竜諸々も片付きましたし、そろそろクリスマスムードと思っていたらデートのお誘いにウッキウキ。
しかも常夏のイヴで海底散歩と凄いまともなデートプランと来たものだ。
なんかまとも過ぎて戦争の時に頭打ったりしてないかとちょっと心配になったりもしたが、それはそれ。
折角なので常夏と海に合わせたサンタビキニでエントリーです。


日本では雪舞う季節なのが信じられないくらいの陽気ですね。
しかも海も澄んでいて水中だというのが信じられないくらいです。
ふふ、娑婆蔵さん。別にパラドクス通信の強化は音がクリアになったりとか最新のスマホみたいな事じゃないんですよ。

そういえばそうでしたねぇ。
未だ泳ぎに上達は見えませんが残留効果を使えば何の問題もありませんし。
それに、こうやって二人で出掛けられればどこでも楽しいんですよ。
それがデートでも何気ない散歩でも戦争でも哨戒でも、ね?


●新しい思い出
 キングアーサーの地を奪還し、遂にクリスマスも海外へ進出。
 冬の寒さも忘れるような青い海、白い雲。
 ここは真夏、オーストラリア。
「差し詰め此度の遠出は戦勝祝コミってなモンよ」
 全身包帯の姿に黒のサーフパンツ姿の奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)が、砂浜に立った。
 良く見れば、水着に翼を広げているのは鴉だろうか。
「駄竜諸々も片付きましたし、クリスマスですから」
 今年はどうなるかと近付くクリスマスムードに、黄泉王・唯妃(灰色の織り手・g01618)がソワソワしていた所にかけられたデートのお誘いだ。
 浮かれないわけがない。
 折角なので、常夏の海に合わせサンタビキニを思い切って着た唯妃の姿は眩しい。
 元々肌の色が白いので、海と空の青に赤いビキニが余計に映える。
 たまにゃ、あっし主導で唯妃をどこぞかへ連れて行ってみるかと算段した次第でさ。
 そんな娑婆蔵の珍しい姿に、唯妃は嬉しかったり、ドキドキしたり。
 いつものように、実は何か別のデートとは違う何かがあるのではと身構えていたが、あまりにもまともなデートプランだったので、戦争の時に頭打ったりしてないかとちょっと心配したほどだ。
 だが、それはそれ。
 やっぱりと思わず苦笑してしまうのは、こうゆうとき水着姿を褒める言葉がするっと出ないとこだろう。
 そういうとこも含めて、彼のことが好きなのだから仕方ない。
 言葉にはしてもらえなくても、眩しそうに視線を向けて貰えれば、それだけでも嬉しい。
 軽く船に揺られた後は、やって来やしたぜオーストラリア海中散歩と、2人そろって広大な海の中へ。
『アーアー、テステス。聞こえやすかァ?』
『聞こえますよ』
 こうして自由に水中を動けるのも、声を届けられるのもパラドクスの恩恵。ディアボロスの醍醐味だ。
『水中でもこの通りの良さ……成る程、これがつい先日に強化を見たってェ話のパラドクス通信の力……』
 なるほどと娑婆蔵が感心していれば、ふふっと唯妃から笑い声が聞こえてくる。
『娑婆蔵さん。別にパラドクス通信の強化は、音がクリアになったりとか最新のスマホみたいな事じゃないんですよ』
『へい? 特に関係無い? 強化されたのは通信距離であるからして? アッへい』
 そうだったのかと理解しつつ、普段使わないと慣れないなと苦笑が漏れ。思わず互いに微笑みが溢れる。
 小魚の群れが鱗を輝かせながら、頭上を追い抜いていき。珊瑚が形作る美しい道が開けていく。
『雪舞う夜空を見上げ肩ァ寄せ合うだけがクリスマスの作法でなし――マアそれもそれでオツなモンかとは存じやすが』
『日本では雪舞う季節なのが信じられないくらいの陽気ですね。しかも海も澄んでいて綺麗です』
 こうして並んで泳ぐ互いの姿は勿論。離れたとこを泳いでいくイルカの姿も、小魚たちの
群れも良く見える。
『それにしても――どうでえ、改めての海中散歩よォ? お前さん、泳ぎの腕前の上達こそ捗々しく無くとも海底を歩んで進む分にゃ楽しげだったじゃァありやせんか』
『そういえばそうでしたねぇ。未だ泳ぎに上達は見えませんが、残留効果を使えば何の問題もありませんし』
 それにこうして共に泳いでくれる人が居れば、話は別。
 陽の光を受けエメラルドに輝いてた海は、いつの間にか深い青に。
 姿が見えると言ってもはぐれないように、自然と距離は縮まる。
『二人で出掛けられればどこでも楽しいんですよ。それがデートでも何気ない散歩でも戦争でも哨戒でも、ね?』
 同じ夏の海でも、去年の8月頃に行った海とは違うと懐かしみながら、海中を横切る星屑のガーランドを潜ればクリスマスツリーが彼らを出迎えてくれる。
『あんときゃ千葉の様子を探りに行くついで、鬼が出るか蛇が出るかとピリピリしながらの海底見物でござんしたからねえ?』
 今のオーストラリアは、近隣から他ディビジョンが介入してくる気配もなく穏やかだ。
 ゆらゆらツリーの上に輝く星を見下ろしながら、娑婆蔵が言う。
『平和な海で、いっぺん仕切り直すのもアリかと思ったんでさァ』
 彼の言葉に彼女は寄り添い、海の中の思い出を新しいものに……。
 どんな思い出でも、きっと隣にお互いの姿が刻まれるのは間違いないだろう。
 穏やかな海に抱かれる中、もうしばらく2人は海中散歩を楽しむのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【書物解読】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

月見里・千隼
【月日夫妻】
妻の伊吹(g04125)と同行
※アドリブ歓迎
水着は2022水着コンの水着着用

オーストラリアでサマークリスマスも趣きがあって良いな。

先日のキングアーサーの奪還戦争では復讐者陣が大勝利した上に
伊吹がガウェインを溶かして撃破と言う大金星を成し遂げたからな。
思いっきり夫婦のクリスマスを楽しもう。それと伊吹、手を繋ごうか。

海中の珊瑚に囲まれたクリスマスツリーは色鮮やかで幻想的。
この光景は綺麗だが、目を輝かせて嬉々と海中クリスマスツリー眺める水着姿の伊吹は本当に綺麗だ…!

日が暮れたらBBQだな。
マンゴーとオレンジのモクテルで乾杯して飲んでから
ラム肉串と野菜串とローストビーフ、一切れのパイナップル味のアイスケーキを頂こうか。

ほら、チャンディラムの分の果物盛り合わせだ。
お前の大好物のバナナたっぷりだぞ、お食べ。
(アサイーボウル風の盛り付け方、バナナなど馬が食べてもいい果物のみ使用)

さて夜の海中クリスマスツリーも見に行こうか?
イルミネーションで照らされたクリスマスツリーも煌びやかで綺麗かと。


月見山・伊吹
【月日夫妻】
旦那の千隼(g03438)と一緒
アドリブ歓迎だよ!

雪降る中のいつもクリスマスも素敵だけど、南国のサマークリスマスもワクワクしちゃうっ
ガウェイン溶かして消耗した分、楽しんで英気養いまくりしちゃお!

2023年の水着コンの水着を着てお肌に日焼け止めをちゃんと塗って【水中適応】を使って
千隼と手を繋いでレッツゴー⭐︎
シフォン、海の中のお魚を食べたりじゃれたりしたらダメだよ?

わあぁぁ!沖縄の海並みに海の中が綺麗だし
オーナメントと珊瑚と貝で彩られてお魚達が住処にしてるマリンなクリスマスツリーが絶景で壮観だねぇ!

夕方から夜になりかけの時間にはBBQディナー!
赤いモクテルで乾杯したらローストビーフとチキン頂きまーす!
焼いたラム肉串や海鮮串と牛肉のステーキも美味しい〜!
デザートにはジンジャーブレッドとマンゴーココナッツのアイスケーキも食べちゃお!

シフォン、ご馳走どうぞ!
今日は焼肉(ラム肉牛肉)と焼きサーモンだからねぇ。

いいねぇ!食後に夜のライトアップしたクリスマスツリーも見ちゃお!


●繋ぎ合う時間
「シフォン、海の中のお魚を食べたりじゃれたりしたらダメだよ?」
「にぁ」
 分かっていると律儀に応えるスフィンクス『シフォン』と、その主の月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)の姿に、月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)は眩しそうに目を細めた。
 今、新宿島は冬だと忘れそうな、オーストラリアの真夏の太陽の下。
 まるでこの空と海に合わせたかのような、ブルーグリーンの水着姿の妻の姿。
「オーストラリアでサマークリスマスも、趣きがあって良いな」
 ラッシュガードに身を包み、ダイビングの準備をしながら千隼は表情を綻ばせる。
「雪降る中のいつもクリスマスも素敵だけど、南国のサマークリスマスもワクワクしちゃうっ」
「先日のキングアーサーの奪還戦争では復讐者陣が大勝利した上に、伊吹がガウェインを溶かして撃破と言う大金星を成し遂げたからな」
 これはそんな労いも兼ねた、クリスマスデートだ。
「ガウェイン溶かして消耗した分、楽しんで英気養いまくりしちゃお!」
「思いっきり夫婦のクリスマスを楽しもう。それと伊吹」
 手を繋ごうかと差し出されれば、自然と指を絡め合い海へ。
『わあぁぁ!』
 思わず伊吹が歓声をあげた。
 透き通ったエメラルドの海に、サンゴ礁が美しい。
『沖縄の海並みに綺麗だし』
 どこか懐かしさも感じる青に包まれながら泳いでいれば、直ぐにツリーへと誘うガーランドが海中を彩る。
 定番のクリスマスの飾りもいいが、そこに貝殻や集まる魚たちが彩りを加えていく。
 サンゴが作り出すピンクの大地に囲まれ、魚たちが集まるクリスマスツリーはどこか幻想的だ。
「オーナメントと珊瑚と貝で彩られて、お魚達が住処にしてるマリンなクリスマスツリーが絶景で壮観だねぇ!」
「ああ、綺麗だな。本当に綺麗だ……!」
 伊吹もと、千隼は目を輝かせて嬉々と海中クリスマスツリー眺める愛しい人の姿を優しく見守っていれば、物凄い勢いでシフォンが泳ぎ逃げ込んでくる。
 尚、サーヴァントもディアボロスの一部の為、同じく水中適応が効いているので泳ぎも安全だ。
 どうやら小魚の群れを追いかけていたら、ジュゴンに迫られたらしい。
 大きな身体で優雅に泳いでいくジュゴンを見送り、今度はBBQにと陸へ戻っていく。
 夕暮れに染まりはじめたビーチでディナータイム。
 この後、もうひと泳ぎ楽しむためにノンアルコールのモクテルで乾杯。
 千隼はグレナデンシロップの上にマンゴーとオレンジジュースを重ねローズマリーを添えた、夕日のようなモクテル。
 伊吹はピーチシロップの上にグレナデンシロップを重ね、カットされたイチゴを散らしミントを添えた赤いモクテル。
 どちらも程よい炭酸が、暑さに爽やかさを感じさせてくれる。
 パラソルのテーブルの上には、クリスマスらしいローストビーフとチキンが並び、食べ応えバッチリなラム肉や海鮮のトウモロコシやピーマン、ナスなどの串が焼き上がる。
「頂きま~す! 美味しい〜!」
「ほら、チャンディラムの分の果物盛り合わせだ。お前の大好物のバナナたっぷりだぞ、お食べ」
「シフォン、ご馳走どうぞ! 今日は焼肉(ラム肉牛肉)と焼きサーモンだからねぇ」
 無双馬『チャンディラム』にはアサイーボウル風に盛りつけた果物を。シフォンには魚多めのプレートを。
 家族揃って楽しいクリスマスBBQ。
 牛肉のステーキを焼き始めれば、香ばしい匂いが余計に食欲をそそる。
 口に頬張れば、肉汁がじゅわっと広がり思わず笑顔に。
 デザートにはサッパリとクールに。
「ジンジャーブレッドとマンゴーココナッツのアイスケーキも食べちゃお!」
「パイナップル味のアイスケーキを、一切れ頂こうか」
 甘いデザートを楽しむ頃には、すっかり夜に。
「さて夜の海中クリスマスツリーも見に行こうか? イルミネーションで照らされたクリスマスツリーも煌びやかで綺麗かと」
「いいねぇ! ライトアップしたクリスマスツリーも見ちゃお!」
 ビーチもクリスマスイルミネーションに彩られ、海のイルミネーションを楽しみに仲良く手を繋ぎ2人は海へと向かうのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

ルーシド・アスィーム
【アストラ】
今年仕立てて頂いたペンギンモチーフ水着を着て、いざ行かん南国へっすよう!
オーストラリアは確か日本国と季節が真逆なんですっけ。夏の解放感はやっぱり良いですね
脱ぐのに気楽だし……いや、これ以上は脱ぎませんけど!
僕もオルカくんに倣ってご挨拶をば
先の戦いではお世話様でした、皆様のお陰で心強く戦い抜く事が出来ました。有り難う御座います、とわたゆきと一緒に手を振りましょう

脊椎反射でお二人を旅行にお誘いしましたけれど、海中のツリーって確かにどんなものでしょう。見てのお楽しみ、ですね!
実際に目の当たりにすればその素晴らしさに目が輝いて、わたゆきと目を見合わせちゃうかも

ホントだ、お魚にエビも住みかにしてる!普段は見ないガーランドの華麗さもあって、お伽噺に出てきそうですね……!
更に演出するかの様に来てくれるイルカさんまで来てくれて
ふふ、おばあちゃん可愛い……でもホント、前からの知り合いみたいに人懐こい子ばっかりすね!

折角だから、一緒に遊んで貰いませんか?とお二人とモ助くんに笑顔でお誘いしちゃおう


逆叉・オルカ
【アストラ】ルーシドと梅指と参加。

おぉ、夏のクリスマスか。オーストラリアは暖かく快適そうだ(そして夏は気軽に脱げる、と頷きながら)
ルーシド、梅指と海に入る前にパーティを準備してくれた人達に感謝を述べておく。
先日は戦争もあったと言うのに…俺たちの為にありがとう。勿論、蒼狐達もね。

海中では水着。水着コンのお気に入りのやつ。
モーラットの『モ助』はサンタの帽子を被せておこう。嬉しそうなら何よりだ。

海を飾り付けとは面白いな。周囲を見て楽しみながら散策するよ。
海中のクリスマスツリーはあれかな?
ふふ、趣向を凝らした感じがいいね。

見かけない生き物もいるのか。これは興味深い。
生き物達もツリーが気になるのかもな。
わたゆきじゃないが、オーストラリアには小さいペンギンもいるらしいね。
ーーと、はいはい、モ助。海老について行かないの(水中では迷子にならないよう抱っこしておく)

イルカと会話する梅指を発見したら、ほっこりと笑って見守る。
俺達はイルカにもシャチにもなってないぞ?
イルカも仲間も、孫のように甘やかして遊ぶよ


梅指・寿
【アストラ】3人で参加ね。
私はルーくん、オルカさん、わたゆきちゃん、モ助くんって呼んでいるわ。
水着コンテストで着ていたふわふわひらひらの水着姿で行くわね。

海中クリスマスツリーって何かしら?
わたゆきちゃんペンギンだから知ってる?モ助くんもモーラットだから何か知ってる?
知らないのね…(しょんぼり)
いいえ、分からない事は調べてばいいのよね、よしっ直接潜って見て見ましょう。

あら、あらあら素敵なツリーだわ。
お魚が隠れ家にしていて…こんなところに小さなエビも入り込んでいるわ!
うふふっ可愛らしくて素敵ね。ねえ見て見てオルカさんにルーくんも、日本じゃみないエビだわ。
…あらら?イルカが二匹??イルカ変身したのかしら?
こんな時は【動物の友】で意思疎通をして…ルーくんにオルカさん、二人とも変身してどうしたの?
んん?二人じゃない…普通のイルカさん達だわ。
ごめんなさいね間違えちゃったわ。イルカさん達は遊びにきたの?
二人はどこかしら…あっいたわ!迷子じゃないのね、よかったわ。


●海の出会い
「いざ行かん南国へ……っすよう!」
 真夏のオーストラリアビーチに、颯爽と服を脱ぐルーシド・アスィーム(轍つ祈星・g01854)に、逆叉・オルカ(オルキヌスの語り部・g00294)が続く。
 ルーシドは爽やか水玉模様ペンギンモチーフの水着に、ダンジョンペンギン『わたゆき』とお揃いのバイザー。
 オルカは鮫柄のサーフパンツにパーカーを羽織り、モーラット・コミュ『モ助』にはサンタ帽子を被らせ、海へと視線を向ける。
「おぉ、夏のクリスマスか。オーストラリアは暖かく快適そうだ」
「オーストラリアは確か日本国と季節が真逆なんですっけ。夏の解放感はやっぱり良いですね。脱ぐのに気楽だし……」
 気軽に脱げるというルーシドの言葉にオルカが頷き振り返れば、既に彼は上着からも解放されてあと1枚だ。
 脱ぐの?
「……いや、これ以上は脱ぎませんけど!」
 まあ、脱いだらビーチから豪警察に強制連行されること間違いないだろうし。同行している梅指・寿(不沈の香・g08851)が、目のやり場に困るだろう。
 そんな寿は、優しいミントグリーンがヒラヒラふわりと広がるビキニタイプの水着だ。フリルもふんだんに使い、左右の足に巻き付くリボンは緑と赤でクリスマスカラーに。
 髪飾りは丸いドーナツにチョコスプレーをトッピングした形を模したもので、美味しそうなデザインになってる。
「海中クリスマスツリーって何かしら?」
 聞きなれない言葉に寿は首を傾げ、
「わたゆきちゃんペンギンだから知ってる? モ助くんもモーラットだから何か知ってる?」
 2匹のサーヴァントは、首を横に振って答える。
 知らないのねとしょんぼりしてる間に、パーティの準備のお礼をとBBQの準備をしている一団に声をかける。
「先日は戦争もあったと言うのに……俺たちの為にありがとう」
 オルカの言葉に、住民や珠萌が手を休め顔を上げる。
「これはディアボロス様、遊びに来てくれたんですね。今日は日頃の疲れを癒してのんびりしていってください」
「先の戦いではお世話様でした、皆様のお陰で心強く戦い抜く事が出来ました。有り難う御座います」
 ルーシドがお辞儀をすれば、同じようにわたゆきも頭を下げた。
「そんな、皆さんのおかげでこうして動けるようになったんですよ」
 それに止まっていた間の記憶はないし、家族も感謝してると笑顔をみせる。
「みなさんステキな水着なのです。ゆっくりして行くのです」
 青いサンタ服を翻し、珠萌がガーランドのロープを辿っていけば辿り着くと明るくお見送り。
 住人たちに手を振って別れた一同は海の中へ。
 明るい色から深い色へ、幾重にも重なる青に染められながら、クリスマス飾りのガーランドが水中に揺れている。
『脊椎反射でお二人を旅行にお誘いしましたけれど、海中のツリーって確かにどんなものでしょう。見てのお楽しみ、ですね!』
『分からない事は調べてばいいのよね、よしっ直接見て見ましょう』
 期待に胸を膨らませ、観光客慣れした海の生き物達と先へと向かえば、クリスマスの灯りが出迎えてくれる。
『海中のクリスマスツリーはあれかな? 海を飾り付けとは面白いな』
 キラキラの大きなツリーに思わずルーシドはわたゆきと顔を見合わせる。
 わたゆきの目の輝きが、魚の鱗に反応したので無ければいいが。
『あら、あらあら素敵なツリーだわ。お魚が隠れ家にしていて……こんなところに小さなエビも入り込んでいるわ!』
 ツリーはすっかり海の生き物達の隠れ家に。
『ホントだ、お魚にエビも住みかにしてる!』
 おどろかせてごめんと見つめて居れば、葉っぱの影から小魚が顔を出してくれる。
『うふふっ可愛らしくて素敵ね。ねえ見て見てオルカさんにルーくんも、日本じゃみないエビだわ』
『ふふ、趣向を凝らした感じがいいね。見かけない生き物もいるのか。これは興味深い』
 生き物達もツリーが気になるのかもなと笑いながら、エビを追いかけそうになったモ助をオルカは抱えた。
『はいはい、モ助。海老について行かないの』
 こんは広大な海ではぐれたら淋しいだろう。
『普段は見ないガーランドの華麗さもあって、お伽噺に出てきそうですね……!』
『わたゆきじゃないが、オーストラリアには小さいペンギンもいるらしいね』
 この地にはまだまだ知らない出会いが待っているかもしれないと思うと、期待に胸も踊る。
 クリスマスの飾りや小魚達に夢中になれば、友達の姿に好奇心旺盛なイルカ達が近づいてくる。
『……あらら、イルカが2匹? イルカ変身したのかしら?』
『ルーくんにオルカさん、2人とも変身してどうしたの?』
 なんて動物の友で尋ねれば、イルカ達は「あそぼ」「こんにちは」と楽しそうに鳴き声をあげて、寿は気が付いた。
『あらら、普通のイルカさん達だわ』
『俺達はイルカにもシャチにもなってないぞ?』
『ふふ、おばあちゃん可愛い……でもホント、前からの知り合いみたいに人懐こい子ばっかりすね!』
 勘違いして話しかけていた姿をほっこり見守られ、寿は照れ隠しするように大人ぶる。
『2人ともはぐれちゃ駄目よ! 迷子じゃないのね、よかったわ』
 そんな寿の姿にますますほっこり。
『折角だから、一緒に遊んで貰いませんか?』
 新しい友達に好奇心いっぱいのイルカと、彼らは泳ぎだす。
『ごめんなさいね、間違えちゃったわ。一緒に遊びましょう』
 こっそり囁いた寿の声に、イルカは嬉しそうに歌を響かせるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【影忍び】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!

イツカ・ユメ
古安くん(g02347)とお出掛け!

海でのクリスマスと聞いて!
じゃじゃーん!サンタ水着で来てみたよ!
【水中適応】で準備ができたら海中散歩にレッツゴー!

水中のクリスマスツリーなんて初めて見たよ!
わぁ、魚の飾りがある…って、動いた!これ、本物!?
ふふ、時間が止まっていた海も不思議で素敵だったけれども、
魚が泳ぐ賑やかな海も活気があって良いよね。
…?な、何か、視線を感じるような気が……?
ぁ、古安くん、あっちにオットセイがいたよ!

皆で勝ち取った海の景色を満喫したら、バーベキューでお腹もさせちゃおう♪
オーストラリアの名物って何があるんだろ?
……コアラやカンガルーは食べない、よね??


クリスマスが過ぎたら、今年もあと少しで終わっちゃうんだなって。
いつもならちょっぴり寂しくなっちゃうけれども。
キャンプして、海に行って、お祭りに行って、ハロウィンもクリスマスもお出掛けして。
今年は古安くんとの思い出がいっぱいあるから、全然寂しくないや。
来年も、いっぱい遊んでくれる?
……うん!その先も、きっと!約束だよ。


九重・古安
イツカ【g02834】と一緒に参加だ。

夏の終わりに帰還前のオーストラリアを訪れたのが記憶に新しいな。時間の止まったような静かな海も奇麗だったが、活気が戻った姿もまた良いものだ。
『完全視界』があれば飾りに隠れた小さな生き物も見つけられそうだな。……それ以上にイツカのサンタ風の水着姿が気になるというのはここだけの話だ。
……しかし、ツリーが水中にあるというのは中々斬新なものがあるな。これもオーストラリアならではか。心なしか、海の生き物たちもツリーに集まってきているような気がする。この触れ合いも俺たちが戦って勝ち取ったものなのだな。

海中の景色を満喫したらバーベキューをやっているというビーチへ向かおうか。景色を楽しみながら何を食べるかビーチに上がる道中で考えておこう。なに、料理は逃げないのだから慌てずゆっくりとな。

オーストラリアだと実感が薄いが、こうしてみると今年も締めくくりが近いな。一年が短く感じるのはそれだけ濃く楽しいものだったからだろう。
もちろん来年も、その先も、きっと。


●聖夜の誓い
 エメラルドグリーンの海にじゃじゃーん!
「サンタ水着で来てみたよ!」
 イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)が振り返れば、ほんのり九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)が視線を彷徨わせる。
「夏の終わりに、帰還前のオーストラリアを訪れたのが記憶に新しいな」
 あの時は全てが止まっており、独特な世界が広がっていた。
「時間の止まったような静かな海も奇麗だったが、活気が戻った姿もまた良いものだ」
 やはり街は元気な人々の姿があってこそだと、ここに来るまでに通り抜けてきたマーケットやまだ準備で駆け回る住人達の姿に、嬉しそうに古安は目を細める。
「さぁ、古安くん海中散歩にレッツゴー!」
 軽くイツカに手を引かれるようにして、海の中へ。
 道標のように、海流に揺らめくガーランドを辿り仄かな灯をともすクリスマスツリーの元へ。
『水中のクリスマスツリーなんて初めて見たよ!』
 思わず歓声をあげるイツカの無邪気な姿に、古安も表情を綻ばせる。
『わぁ、魚の飾りがある……って、動いた! これ、本物!?』
 近づいてきたイツカに驚いた小魚が、スルンと木の葉の影へ。
 これはまだまだ隠れていそうだと、灯りだけでなく完全視界も使って目を凝らす。
『他にも飾りに隠れた小さな生き物も見つけられそうだな』
『そうだねー。おうちになってるのかな?』
 出てきたと顔を覗かせるイツカの喜ぶ姿を前に、古安はツリーではなく彼女の姿に視線を向ける。
『心なしか、海の生き物たちもツリーに集まってきているような気がするな』
 太陽の下でも眩しかったが、こうして独り占めできるのは如何とも。
『ふふ、時間が止まっていた海も不思議で素敵だったけれども、魚が泳ぐ賑やかな海も活気があって良いよね』
『……しかし、ツリーが水中にあるというのは中々斬新なものがあるな。これもオーストラリアならではか』
『……? な、何か、視線を感じるような気が……?』
 急に振り返ったイツカと視線が合い、慌てて古安が視線をずらせば、イツカは見られていたとは気づかず奥へと視線を向ける。
『ぁ、古安くん、あっちにオットセイがいたよ!』
 ゴホンと咳込み、オットセイかと見ていたのを誤魔化すように視線を泳がせる。
『……この触れ合いも、俺たちが戦って勝ち取ったものなのだな』
 そんな古安の姿に笑顔を咲かせ、イツカは頷いた。
 この景色は皆で勝ち取った、大自然の贈り物だ。
 オットセイと並走するように泳ぎ海岸へと向かいながら、盛り上がるのはBBQのはなし。
 オージービーフは定番として何があるだろう。
『……コアラやカンガルーは食べない、よね??』
 絶対とは言えないが、さすがに今回のBBQは珍味がメインではない。
『なに、料理は逃げないのだから慌てずゆっくりとな』
 心なしかオットセイがビクビク離れていったような気もするが。きっと誤解は解けるはず。
 だんだん近づく海面の煌めきに、ポツリとイツカが言う。
『クリスマスが過ぎたら、今年もあと少しで終わっちゃうんだねっ』
『オーストラリアだと実感が薄いが、こうしてみると今年も締めくくりが近いな』
『いつもなら、ちょっぴり寂しくなっちゃうけれども』
 彼女は振り返り彼を見る。
 キャンプして、海に行って、お祭りに行って、ハロウィンもクリスマスもお出掛けして。
『今年は古安くんとの思い出がいっぱいあるから、全然寂しくないや』
『一年が短く感じるのはそれだけ濃く楽しいものだったからだろう』
 何となく気恥ずかしそうに、彼女の姿を彼は見上げる。
 降り注ぐ光のシャワーが、彼女を輝かせる。
『来年も、いっぱい遊んでくれる?』
『もちろん来年も、その先も、きっと』
 彼女の手を取り、古安は誓いイツカが花のように微笑む。
 ――その先も、きっと!
 約束だよ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV3になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!

峰谷・恵
「やっぱりBBQはお腹空かせた後みんな一緒に食べるほうが美味しいよね」

えっちい描写やアドリブは歓迎。
現地の人たちに暇な人は一緒にBBQ楽しまないか声をかけ、人が集まるまで水中適応で水中散歩、人がしばらく居なかった分数も増えただろうオーストラリアの海の生物と戯れる一時を楽しむ。たまに動物の友でイルカといっしょに泳ぎながら水上に飛び出して見ている人にVカップの胸を含めたボディラインを見せつけるサービスもする。
人が集まったらBBQにおいしくなあれを使ってから口福の伝道者で集まった現地の人分増やしながら食べてBBQの数を増やし、現地の人たちと一緒にBBQを堪能する。

「オーストラリアの人たちも折角帰ってこられたんだから、今日くらい思い切り楽しんでほしいかな」
「まだまだ帰還できてない人も土地も多い。これからも張り切っていかないとね」


霧宮・悠希
ううん、なんだかふくざつ…!
(『刻逆』が起きなければ経験出来るはずもなかった、海外への渡航と海中での過ごしかた。けれどちゃっかり水着も持ってきているぞ!)

ともかく参加してしまった以上は楽しむとしましょう。せっかく奪い返せたオーストラリアなのですし!
ふくざつな気持ちを振り切って水着(サーフパンツ+ラッシュガード)に着替えて、まずは海辺の会場でごはんをいただきます。だって美味しそうですから!
ローストチキンにミートパイ。サーモン。オイスター。ついつい食べ過ぎてしまいそう……!

食事を楽しむのはそこそこで切り上げて、本命の海中散歩に向かう。
ボートに乗せてもらって海に出る。【水中適応】や【パラドクス通信】での備えをしたら、いざ海中へ!

水深が浅いうちは明るく鮮やかな色合いの海中。
潜っていけば少しずつ色合いが深まり、また昼から夜へと移るかのように明るさも落ちて、海の生き物の顔ぶれも変わっていくのを楽しみつつ。
やがてクリスマスツリーに辿り着けば、その幻想的で不思議な光景にしばし見とれてしまうだろう。


御守・樹
わらびと一緒に
2023年の水着着用

海底にツリー飾ってるそうだから一緒に見に行こうか。
目的地まで泳ぐ途中でわらびをみると…いない。
いや、いないんじゃなくて半透明の身体だから見づらくなってるんだな?きな粉と黒蜜色の不思議そうな目で見てこなきゃ判別できないのクラゲみたいと言うかなんというか。
…うん、ちょっと紛らわしいからそばに、つか小脇に抱えていこう。
クラゲに間違われて食べられそうになっても困るし。

陸上でみるイルミネーションと違ってゆらゆらと揺れる光が不思議な光景を生み出してるな。水の揺らぎでツリーごと踊ってるように見えなくも…?
おいまてわらび一緒に揺れるな、危ないだろ?!(つるんと抜け出しもよもよゆれながら漂うのを慌てて追いかける)
待ってイルカ!その子はボールじゃない!わらびも楽しそうにするな!


安藤・優
無事にキングアーサー奪還戦も終わった事だし今日はBBQを楽しむのだ。
アウロラも楽しみにしてたみたいだし、今日は目一杯楽しもう!

ミートパイやローストチキン、後はラム肉の燻製ってのがすごく気になる…どんな味だろうね?
飲み物はジュースにするけど……カクテルってシャカシャカシャカ…カーンッ‼︎ってやるアレだよね?飲めないけど作ってる所は見てみたいかも。
……モクテル?何それ?飲んでも大丈夫なヤツ?
それでアウロラはカクテル作ってみたいの?うーん、誰か飲んでくれる人居るかな?サーヴァントのきまぐれカクテル。珠萌の人辺りに渡しておこうかな?僕が飲んで大丈夫な保証がないからね…!


ソラリオン・レプカ
今日は待ちに待ったクリスマスです!
モラさんもBBQ楽しんでますね♪

モラさんがローストビーフやクリスマスハムの塊をいただいて来ているので、わたしはフルーツやアイスケーキなんかをいただいちゃいます!

あ、モラさん、カクテルは飲んじゃダメですよ?飲むならモクテルにしましょうね!


●真夏のクリスマス
 青い空、青い海、白い雲に、白い白波。
(「ううん、なんだかふくざつ……!」)
 パラドクストレインから降り、オーストラリアのビーチに立った霧宮・悠希(小さき復讐者・g02383)は、眩しい海を眺め思う。
「『刻逆』が起きなければ経験出来るはずもなかった、海外への渡航と海中での過ごしかた」
 ディアボロスでなければ、海中をダイバーセットなしで歩くことも当然できなかっただろう。
 そう思うと何て便利なと、思わずにはいられない。
「無事にキングアーサー奪還戦も終わった事だし、今日はBBQを楽しむのだ」
「今日は待ちに待ったクリスマスです!」
 安藤・優(名も無き誰かの代表者・g00472)の言葉にオラトリオ『アウロラ』が嬉しそうに頷き、ソラリオン・レプカ(名も無き新米観測者・g10295)の周囲をモーラット・コミュ『モラさん』がふよふよ漂う。
「……そうだな。ここまで来てしてしまった以上は、楽しむとしましょう。せっかく奪い返せたオーストラリアなのですし!」
 バッチリとサーフパンツとラッシュガードに着替えてるしと、悠希も仲間に続いてBBQ会場へ。
「アウロラも楽しみにしてたみたいだし、今日は目一杯楽しもう!」
 何があるかなとテーブルを眺め、思い思いの料理に手を伸ばす。
 定番のローストチキンやビーフは程よく。
 モラさんが、何だかお肉山盛りなチョイスでクリスマスハムの塊まで取り分けてくるので、ソラリオンはデザートをメインに。
 まさかモラさんはソラリオンの黒焦げ料理を回避する為に、食べ溜めようとしてるのだろうか。そんなことは無いと信じたい。
 料理は好きらしく、気になったものは作り方を聞いているが果たしてどうなることやら。
「ラム肉の燻製ってのがすごく気になる……どんな味だろうね?」
 味よりも先ずは燻製チップの残り香がほのかに漂い、思ったよりクセの無い味が広がる。牛肉にも近い味で、柔らかく食べやすい印象だ。
「どれも美味しそうで、ついつい食べ過ぎてしまいそう……!」
 焼き上がった肉串も海鮮類も、並べば手が伸びてしまう。
「モラさんもBBQ楽しんでますね♪」
 サーモンにオイスターに、止まらないと悠希は楽しみながらも、そろそろ海へと向かった。
「あ、モラさん、カクテルは飲んじゃダメですよ? 飲むならモクテルにしましょうね!」
「……モクテル? 何それ? 飲んでも大丈夫なヤツ?」
 確かカクテルって、『シャカシャカシャカ…カーンッ‼︎』ってやるアレだよねと、優は首を傾げた。
 バーテンダーがシェイカーで、リキュールとかを混ぜる時にパフォーマンスも兼ねて良く行っているのを見かけるだろう。
 スプーンなどで混ぜるより、シェイカーで混ぜたほうがまろやかな口当たりになるのだ。
 カクテルはお酒をメインに、様々なリキュールやソーダなどを混ぜて作るもの。同じように作るけどノンアルコールのものを、モクテルと言うらしい。
「飲めないけど作ってる所は見てみたいかも」
 シャカシャカシャカシャカ……。
 そうこんな音と優が振り返れば、やる気満々なアウロラが珠萌に習ってシェイカーを振るっていた。
「うーん、誰か飲んでくれる人居るかな? サーヴァントのきまぐれカクテル」
 シェイカーの振りは足りないかもしれないけど、組み合わせは保証されてるので安心だ。
 折角なので作ったカクテルやモクテルは、現地の人達や珠萌とルゥルゥラナが頂くことに。
 幸い混ぜ方が完璧でなくても、アウロラが小さな身体で必死に振ってる姿が可愛らしいと、現地の人達にも好評のようだ。
 海の方では、動物の友でイルカと仲良くなった峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)がその背に捕まり水を弾き、Vカップの自慢のボディラインを海岸の人達に見せつけながら手を大きく振る。
 一方、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は彼岸花をあしらった水着姿で、アクアスライム『わらび』と海底に向かって泳いでいた。
『ツリー飾ってるそうだから、一緒に見に行こうな……わらび?』
 隣を見ると美しいオーストラリアの海が広がるばかりで、一緒に泳いでいたはずのわらびの姿が無い。
 慌ててキョロキョロしてると、呼んだーと呑気な雰囲気で、きな粉と黒蜜色の目で樹を覗き込み瞬いた。
『いないんじゃなくて半透明の身体だから見づらくなってるんだな? 判別できないのクラゲみたいと言うかなんというか』
 当のわらびは行方不明事件になりかけたことも知らずに、ふよふよと漂っている。
『……うん、ちょっと紛らわしいからそばに、つか小脇に抱えていこう。クラゲに間違われて食べられそうになっても困るし』
 安全第一で更に潜っていく。
 鮮やかなエメラルドグリーンが青へと染まり、その色が重なるように濃くなっていく。
 その変化を楽しみながら悠希がガーランドに導かれ海底に付けば、そこは夜の景色。
 最初に目につくのは、大きなテッペンの星飾り。
 その光から下へと輝きが振るように、クリスマスツリーがそこにあった。
 まるで始めから夜が用意されてたかのような海底に、ツリーのほのかな灯りがディアボロス達を出迎えてくれる。
 波の揺れに光も揺れて、定番の飾りもだが、海らしい貝殻のオーナメントが特に目を引く。
 小さな魚たちは新しい隠れ家代わりにツリーを出入りし、生きた飾りのように海中のクリスマスツリーを彩ってくれる。
 元々観光地として人の出入りも多かったせいだろう。生き物たちも極端に人を恐れる気配はなく、驚かせなければのんびりと漂っていた。
『こんな光景が見れるなんて不思議だな……』
 悠希がそんな事を呟いた側を、恵とイルカが優雅に泳いでいく。
『陸上でみるイルミネーションと違って、水の揺らぎでツリーごと踊ってるように見えなくも……?』
 樹がいうように、そう考えるとますます不思議な光景が広がる。
 タイミング良く振り出したマリンスノーが、更に幻想的な光景へと誘う。
 海底は当然音は無く、誰かがパラドクス通信でも使わない限り静寂な世界が広がり。
 波に揺られたクリスマスツリーと飾りがマリンスノーと一緒に揺らめいて、まるで本物の雪が振り出したかのような光景だ。
 魚たちが漂う様子につられるように、じっとしていられなくなったのだろう。わらびが樹の腕からつるんと抜け出し飛び出した。
『おい。まて、わらび一緒に揺れるな、危ないだろ!?』
 一瞬、姿を見失い。気が付いた時には海流にのって少し先を自由遊泳するわらび。
 ふよふよもよもよ漂いながら、わらびは集まったイルカ達と遊んで……遊ばれて?
『待ってイルカ! その子はボールじゃない! わらびも楽しそうにするな!』
 ……きっと、新しい友達と思って貰えたはず。
 海中散歩を充分に楽しんだ後は、再び砂浜へ。
 海に向かう前に恵が声をかけておいたおかげか、BBQ会場は住民達も集まり賑やかに。
「やっぱりBBQはお腹空かせた後、みんな一緒に食べるほうが美味しいよね」
 まだまだ楽しい時間は続く。
 住人達も恵は巻き込んで、おいしくなあれと口福の伝道者を存分に使ってパーティーを豪華に盛り上げる。
「オーストラリアの人たちも折角帰ってこられたんだから、今日くらい思い切り楽しもう」
(「まだ帰還できてない人も土地も多い。これからも張り切っていかないとね」)
 集まった人達と賑わいながら、恵は世界が早く元の姿を取り戻せるようにと願うのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV6になった!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV4になった!
【先行率アップ】がLV2になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【グロリアス】LV1が発生!

プターハ・カデューシアス
【賽】
珠萌様、ルゥルゥ様準備お疲れ様でした
ご招待頂き有難うございます

新しい水着を着込み(水着コンの画像参照)
手にはウクレレ
以前新宿ビーチでの正装を教えてくれた店員が見立てて下さいました
この出で立ちに必要な装備だと!
年末特典でサンタ帽も付けてくれましたよ(とアフロの上に被って)

錬晏の言葉に、傷は「武人」の勲章でしょう?
それだけ死地をくぐり抜けてきた、立派ですよ。気にする事は無いのに、と笑い
シャムスは…此処でも安心の通常営業ですね…とこちらには苦笑で
ナディアさんが着ぐるみなのは勿体ない気もがしますね

こちらのサンタクロースは波乗りでやってくるとか

という訳で
ジェットスキーを手配したので皆もどうですか?
百やソレイユのくれた物も装備しますよ、ありがとう!

ナディアさんの操る水上バイクでスキーを引いて貰い、波乗りサンタを気取るが…
展開はお察しの通りで
…誠、私の回収お願いします
先程海に落ちた時アリアもサメに囲まれてましたが無事ですか!?

思い切り遊んだ後は、BBQや海底散歩
皆との時間を思い切り楽しみましょう


ナディア・ベズヴィルド
【賽】
ボスがサンタになっている
サングラスをくいっと上げ登場する姿はトナカイの着ぐるみを着用したエジプトトナカイマフィア

あのコーディネーターさんは本当に優秀だわ
私はトナカイとしてサンタを引っ張ってゆかねば

物 理 的 に

と言うわけで準備はいいですかいいですね安心してください返事は聞きません
(流れるような所作でプターハさんに水上スキーのセッティングを)
水上バイクを走らせるのもいいですがそれだと生ぬるい
飛翔を使ってドキドキスリル満点下手したら新宿島海岸送りになるかもしれないけれどもやっちゃえ☆彡
と低空飛行でばびゅんと引っ張って楽しみましょう

いい悲鳴を聞かせてくれるかしら?

シャムスサンタさんと百トナカイさんは可愛いわね、何とも平和な光景
あら?何故か鮫が寄ってきたなんで?ソレイユさんか!
無害な顔をして意外に鬼畜!
アリアさーん齧られてる齧られてる!サメ愛が半端ないわね
錬晏さんも水上スキーは如何かしら、引っ張るわよ
えー、誠さんもう鮫を返しちゃうの?早くない?

珠萌さんとルゥルゥラナさんとも一緒に遊びたい!


夏候・錬晏
【賽】
…今って冬だよな?
新宿島とは真逆の気温に目を白黒させつつ、ミナミハンキュウ?と松中殿の言葉に首を傾げる
ソレイユの故郷では、海は遠かったのか?ああ、憧れというやつか

今年の水着を身に着けて
傷だらけの肌を覆う仕立てだが快適
プターハは……随分と華やかだ(さんたって赤と白の色合いだった気がする、という言葉は飲み込んだ)

嬉々として海に繰り出すナディア殿とプターハ、一殿、シャムスを見送る
すきいは今回は遠慮するよ
仁義なき…?と不穏な言葉に思わず唾をのむ
接近する角に緊張感が高まり【水面走行】で駆けよれば
嬉しそうにサメと戯れるアリア殿の姿にほっとする。…いや、噛まれてるな?愛……?

松中殿はサメと戦ったことがあるからか、さすがの冷静さだ

水中の煌びやかなつりいに目を細める
レイラ殿が準備してくれたのか?夜空の中に入ったみたいで素敵だ

海中散歩を堪能したら浜へ上がって小腹を満たそうか
蒼狐殿にはプターハサンタのカクテルを頼んでみる
どんな仕上がりになるかな

こうして誰かと過ごすのは初めてだよ
分かち合えるのは幸せだな


一・百
【賽】
あれ?アロハじゃないの?
装着してたサングラスをしまい

なるほど…クリスマスだから今回の正装は違うんだな…
プターハの姿に納得し
これも持っておこう…
大きな白い袋を手渡す。中身は肉食系魚を集める謎肉の餌
いっぱい(無事に)プレゼント配ってきてな…
鮫とか釣れるかも…(ぼそっ)

シャムスもトナカイになるの?
じゃぁ俺も運んでもらう!
もふんと狐変身
今日は服じゃなくてリュックなんだな…
ゴソゴソ潜ってひょこっと顔を出す
これなら泳げなくても大丈夫!

誠のスキーの乗りこなしカッコいい
いつかやろうかな…
鮫もいっぱい…
ソレイユが呼んだんだ…
たんとお食べとプターハを指させば
ナディアに引っ張られぶっとんでくボスの姿
海で楽しむって過酷なんだな…
スキーはやめとこう

水中のツリーに目をキラキラ
ジンのキューコン(九尾銀狐)も呼び出しのんびり
魚も居るの?邪魔しないようそーっと覗く

ツリーの後は砂浜でBBQ休憩?
オリジナルカクテル気になる…
お酒飲んでいいかな?

珠萌やルゥルゥラナも誘ってワイワイ食べよう
錬晏初めてのクリスマスなのか?


ソレイユ・クラーヴィア
【賽】
アドリブ歓迎
この夏に新調したセーラー風水着で楽しみます

青い空、白い砂浜
夏のビーチは欧州人にとっての永遠の憧れといっても過言ではありません
素晴らしいですね、オーストラリア
ちなみに距離では無く、概念的なイメージです

とか感動していたら雷サマーウクレレサンタなプターハとトナカイ着ぐるみのナディアとシャムスの姿を見て現実に戻ります
そうでした、ここは仁義なき賽のクリスマス
ジェットスキービーチで惨劇が起こるのですね…
とりあえずプターハの格好は属性盛りすぎでは??
レイ(花輪)も掛けます?

餌の袋を持って出発する一行を見送り
水中適応で海中からサポートできるようにしておきます

動物の友でサメと仲良くなり、仲間も呼んで欲しいとお願い
ええと、あのジェットスキーの団体が来たら
(ジョーズ的な)ファンサービスをしてあげて欲しいんです
あ、噛むのは優しくでお願いします
後は誠がなんとかしてくださるでしょう

水中ツリーへ行きましょう
つきましては、ルゥルゥのフラートを撫でても宜しいでしょうか?
後で珠萌のカクテルも頂きたいですね


シャムス・ライラ
【賽】
オーストラリア、生命の海
エメラルド色に輝くそれはまさに楽園の趣
沖で跳ねるイルカも我々の来訪を祝福してくれている
成程、みなみはんきゅう
(誠殿に頷き、錬晏、ソレイユに微笑む)

プターハ、何と華やかで男前な水着姿
ビーチの視線を独り占めですね
光り輝くばかりです(雷光で)

クリスマスらしくトナカイの被り物を着用
(勿論メッシュ。夏仕様)
ナイトレイドになっても顔出し禁止で

なるほど波乗りですか
では、このトナカイが露払いを務めましょう
ささ、ナディア殿もご一緒に

おや、後ろから可愛い狐さんもついてきた
そりでは風圧で飛んでしまうかもしれないから
背中のリュックへお入り
風を切ってジェットスキー
上がる水しぶきも気持ちが良い
振り返れば
おや、プターハは…?
まさかの海中引き回しの刑!?
ああ、鮫が寄ってきた
…本当に生き物に好かれやすいのですね
(好意的見解)
アリア殿も鮫がお好きでしたか
ところで齧られてません?

海の中のツリーも見に行こう
不思議な風景だけれどとても美しい
珠萌殿やルゥルゥラナ殿達の渾身の作品ですね

アドリブ等歓迎


松中・誠
【賽】
アドリブ歓迎

冬なのに暑いって個人的には不思議な気分だけど…南半球だからそういうものなんだぜぃ。
オーストラリアだしなぁ。

水着…普通のサーフパンツかな。派手なのは最年長がやってくれてるし…。
……トナカイの着ぐるみ熱くない?メッシュだから大丈夫?そう……。
仁義なき賽クリスマスというパワーワードに震える…怖い。
属性もりもりのところに更に属性を盛ろうとするのも怖い。

鮫……最近殴ったなぁ。ぁ、もちろんクロノヴェーダなんだぜぃ。
噛み噛みされたけど。

ジェットスキー?俺っちは普通に乗るけど。
安全運転と周りの迷惑にならないように………。(いろいろ見た。見なかったことにした)
最終的に誰の迷惑にもならなければいいんだぜぃ。
落ちた人とかいたら回収するんだぜぃ。
鮫が寄ってきたら【動物の友】で平和的に帰って…ぇ?ファンサ?
……なら、仕方がないんだぜぃ。ぁ、俺っちは遠慮しておくんだぜぃ。

水中散歩
場所によって海の感じも微妙に違うから楽しみながら散歩するんだぜぃ。
海中のクリスマスツリーは幻想的なんだぜぃ。


アリア・パーハーツ
【賽】
冬なのに夏だ!おもしろーい
色のコントラストが綺麗で眩しい
プターハさんが輝いて…うん、眩しい(サングラス装着)

シャムスさんがトナカイに…凄い組み合わせだけどクリスマスだもんね、あってるか

海といえば、…鮫…(百さんの呟きにそわっと)
…え、誠さん殴ったの?なんだ、敵の方か

ボート!絶対楽しそう…だけど、波乱の予感しかしない
これが仁義なき賽のクリスマス
よし、エジプト勢が海に散っていくのをボク様ちゃんと記録に残すぞ
防水カメラを構えて海の中に

皆を撮影しつつ大笑い
海の中の綺麗な装飾も映しながら、被害者、もとい楽しんでいる仲間を頑張ってカメラで追う
あっはっは、ナディアさん容赦ねぇな

…サメの、ファンサ…?(ソレイユさんの発言に目を光らせ)
ホホジロザメが寄って来たらカメラ放り出して突撃
他の鮫には目もくれずホホジロだけ愛でる、かわいいかわいい、齧られても許す
ダイエットと思えば…あいたたた…
これは愛の試練ですよ錬晏さん

一匹くらい持ち帰れないかな、と最後まで足掻きつつ
せっかくだから皆とも遊ぼうっと


●賽の河原inオーストラリア
「冬なのに夏だ! おもしろーい。色のコントラストが綺麗で眩しい」
 そう言って砂浜を駆け出したアリア・パーハーツ(狂騒・g00278)に、賽の面々が続く。
「……今って冬だよな?」
 パラドクストレインで辿りついたそこは、常夏の大地。
 夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)が、新宿島とは真逆の気温に目を白黒させる。
 アリアは黒のシックな大人っぽい水着姿、錬晏は爽やかな中華風の身体の傷を覆い隠すような水着姿だ。
「青い空、白い砂浜。夏のビーチは欧州人にとっての永遠の憧れといっても過言ではありません」
 そう言うソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は、やはりこの夏に新調したセーラー風の水着姿で、眩しそうに視線を海に向けた。
「ソレイユの故郷では、海は遠かったのか?」
「ちなみに距離では無く、概念的なイメージです」
「ああ、憧れというやつか」
「オーストラリア、生命の海。エメラルド色に輝くそれはまさに楽園の趣、沖で跳ねるイルカも我々の来訪を祝福してくれている」
 素晴らしいですねという言葉に重ねるように、シャムス・ライラ(極夜・g04075)も美しい海に視線を向けた。
「冬なのに暑いって個人的には不思議な気分だけど…南半球だからそういうものなんだぜぃ。オーストラリアだしなぁ」
 サーフパンツ姿の松中・誠(術師系竜人・g03037)の言葉に錬晏は首を傾げ、成程と頷いたシャムスが説明する。
 果たして地球が丸く場所で季節が変わることを、どれだけの当時の人は知っていただろうか。
 新宿島で得た知識は貴重だろう。
 そんな中、目の前に挨拶に来た雷様にルゥルゥは目を点にした。
「珠萌様、ルゥルゥ様準備お疲れ様でした。ご招待頂き有難うございます」
 折り目正しくプターハ・カデューシアス(招福龍・g03560)に挨拶されれば、慌てて一緒に頭を下げる。
「以前、新宿ビーチでの正装を教えてくれた店員が、見立てて下さいました。この出で立ちに必要な装備だと!」
 手にしたウクレレを鳴らし、年末特典でサンタ帽も付けてくれましたとプターハが説明しながら緑のアフロの上に被せれば、それは素敵ですねとルゥルゥは素直に褒める。
「ルゥルゥは、まだ新宿島の文化はあまり分からないのです」
 ニッコリと珠萌が何やらスケッチブックに描いて、ルゥルゥラナに見せるとコクリと頷き、笑顔で一同を見送った。
 チラッと見えたスケッチブックには、仮装だとか突っ込んではいけない、そっとしておいてあげてとか書いてあったような。
「ボスがサンタになっている」
「あれ? アロハじゃないの?」
 そんな事もあろうかと用意してきましたと、サングラスをくいっと指で押し上げ、颯爽と砂浜ランウェイに繰り出すのは、やけにスタイルのいいトナカイ。
 もといナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)と、好奇心と勘違いを抱き大きな白い袋を抱える一・百(気まぐれな狐・g04201)だ。
 彼女の恰好は、エジプトトナカイマフィアなのだとか。
「あのコーディネーターさんは本当に優秀だわ」
 そういうものなのだろうか。誰か正してあげる人はいないかとほんのりと思うが、ここは突っ込み不在の賽のメンバー。
「派手なのは最年長がやってくれてるし……」
 普通が一番と誠は、見守る構えに。
「プターハさんが輝いて……うん、眩しい」
 サングラスはきっとこの為に必要だったんだとアリアは装着し。
「プターハは……随分と華やかだ」
「そうですか。錬晏もそのように傷を気にする事は無いのに」
 武人の勲章でしょうと笑うプターハに、錬晏は出かかった言葉を呑み込んだ。
(「さんたって赤と白の色合いだった気がする」)
「プターハ、何と華やかで男前な水着姿。ビーチの視線を独り占めですね。光り輝くばかりです」
 そう感心しながらシャムスは雷神の装いにサンタを付け足したプターハに対抗し、それでしたら私も用意してありますと、トナカイの被り物(メッシュ、夏仕様)を装着し顔を隠した。
「……トナカイの着ぐるみ熱くない?」
「見た目より快適ですよ」
「メッシュだから大丈夫? そう……」
「シャムスさんもトナカイに……凄い組み合わせだけどクリスマスだもんね、あってるか」
「シャムスは……此処でも安心の通常営業ですね……」
 変わらない仲間の様子にプターハが苦笑を浮かべ、ジェットスキーを手配したので皆もどうですかと尋ねる。
「こちらのサンタクロースは波乗りでやってくるとか。ナディアさんが着ぐるみなのは勿体ない気もがしますね」
 それはハラスメント的にセーフなのだろうか。
 流れるような所作でナディアトナカイによって、プターハに水上スキーがセッティングされていくからおあいこか。
「なるほど……クリスマスだから今回の正装は違うんだな……これも持っておこう……」
 だったらこれもと百が大きな白い袋をプターハに持たせようとする。
 中身は肉食系魚を集める、謎肉の餌だとか。
「いっぱい(無事に)プレゼント配ってきてな……鮫とか釣れるかも……」
 なんて百が呟けば、そわっとアリアが耳を傾けた。
「海といえば……鮫……」
「鮫……最近殴ったなぁ」
 そう簡単に鮫が出てきても困るのだが、誠の言葉に更に食らいつく。
「……え、誠さん殴ったの?」
「ぁ、もちろんクロノヴェーダなんだぜぃ。噛み噛みされたけど」
「なんだ、敵の方か」
 心なしか残念そうなアリアだが、何故か鮫の敵が大量発生してるディビジョンもあるので不思議だ。
「絶対楽しそう……だけど、波乱の予感しかしない」
「すきいは今回は遠慮するよ」
 盛り盛り準備されていく様子に、アリアも錬晏も遠慮気味だ。
 夏の美しい海に見惚れていたソレイユも、さすがに雷サマーウクレレサンタなプターハとそれを囲むトナカイ着ぐるみのナディアとシャムスの姿に、現実に引き戻される。
「そうでした、ここは仁義なき賽のクリスマス。ジェットスキービーチで惨劇が起こるのですね……」
 仁義なきという不穏なパワーワードに、錬晏と誠は震え唾をのみ。
 これが仁義なき賽のクリスマスと、アリアはカメラを用意する。
「とりあえずプターハの格好は属性盛りすぎでは?? レイ(花輪)も掛けます?」
 あれ、良心かと思った方が手の平を返したか。
 ありがとうとプターハが笑顔で受け取っているが、もう情報過多で良く分からない。
「属性もりもりのところに更に属性を盛ろうとするのも怖い!?」
 笑顔で後押しするソレイユの姿に、きっと誰もが強者の気配を感じたことだろう。
「私はトナカイとしてサンタを引っ張ってゆかねば」
 物 理 的 に!
「なるほど波乗りですか。では、このトナカイが露払いを務めましょう。ささ、ナディア殿もご一緒に」
 ジェットスキーに跨り先導を務めようとするシャムスの姿に、「じゃぁ、俺も運んでもらう!」と、もふんと狐変身した百が駆けよれば嬉しそうに振り返る。
「おや、後ろから可愛い狐さんもついてきた。そりでは風圧で飛んでしまうかもしれないから、背中のリュックへお入り」
 今日は服じゃなくてリュックなんだななんて、そんなに服に入っているのだろうか。
 慣れた感じで器用にリュックに潜り込み、ひょこっと顔を出して百もスタンバイ。
 これなら泳げなくても大丈夫と、嬉しそうだ。
「水上バイクを走らせるのもいいですが、それだと生ぬるい。と言うわけで準備はいいですか?」
「ナディアさん、まだソリに乗っていませんが……」
「いいですね。安心してください返事は聞きません」
 有無を言わさない状態で、先に出発したシャムスのジェットスキーを追いかけるようにナディアが飛翔した。
「ドキドキスリル満点、下手したら新宿島海岸送りになるかもしれないけれども」
 勿論トナカイが引くのはサンタクロース=水上スキーのプターハ。
 尚、飛翔はやろうと思えば最高時速900km、飛行機並の速度を出せる。
 ――やっちゃえ☆彡
 ナディアはとてもいい笑顔であった。
「いい悲鳴を聞かせてくれるかしら?」
「メ、リィィィィィ……」
 続く言葉は、あまりの速さで聞き取ることはできなかった。
 バビュンと、ひとっとび。軽快な水柱を上げながら、稲妻アフロがぶっ飛んでいった。
「よし、エジプト勢が海に散っていくのをボク様ちゃんと記録に残すぞ」
 防水カメラを構え、海の中に飛び込んだアリアが後を追う。
 いってらっしゃいと、優しく見送り海に向かうソレイユは、ここは海中からもサポートをと動物の友を使い鮫と仲良くなると、耳打ちする。
「仲間も出来るだけ呼んで貰えますか。ええと、あのジェットスキーの団体が来たらファンサービスをしてあげて欲しいんです」
 果たして鮫にファンサービスが通じたかは分からないが、ジョーズ的なと動きを示したことで通じたようだ。
「あ、噛むのは優しくでお願いします。後は誠がなんとかしてくださるでしょう」
 そう鮫たちを見送り悠々と、海中散歩へ。
 風を切って颯爽と海上を滑るシャムスは、上がる水飛沫に気持ち良さそうにジェットスキーを乗りこなし。
「おや、プターハは……?」
 振り返った先を水飛沫だけが通り抜けていく。
「まさかの海中引き回しの刑!?」
「俺っちは普通に乗るけど。安全運転と周りの迷惑にならないように…………」
 いろいろ見た誠だが。見なかったことにした。
「最終的に誰の迷惑にもならなければいいんだぜぃ」
 何かあった時は、回収してあげようと見守っていると、何やら水中を無数の影が横切っていく。
「ああ、鮫が寄ってきた。……本当に生き物に好かれやすいのですね」
 シャムスの言葉に、本当と百も身を乗り出す。
 そんな彼らの平和な光景に和みながら、ナディアが引っ張るロープの先は最強絶叫アトラクション。
「あら? 何故か鮫が寄ってきたなんで?」
 鮫の泳いでくる先を辿れば、笑顔でファンサの説明をするソレイユの姿が見える。
「ソレイユさんか! 無害な顔をして意外に鬼畜!」
 鮫もいっぱいと百は眺めながら、たんとお食べとプターハを指させば、指さしたところからぶっ飛んでいくプターハの姿は残像すら残らない。
(「海で楽しむって過酷なんだな。スキーはやめとこう」)
 カッコ良く乗りこなす普通のジェットスキーの光景を眺めるだけに辿める百。
「あっはっは、ナディアさん容赦ねぇな。……サメの、ファンサ?」
 そんな光景に、アリアは大笑いしながらもソレイユの発言を耳にしていた。
 ちゃんと水中のクリスマスツリーにもカメラを向けながら、被害者……もとい楽しんでいる仲間の勇姿もバッチリおさめている。
 仲間に近付く鮫の背びれにヒヤッとした錬晏は、救出するつもりで水面走行で駆け寄ったがその頃には、目的とするホホジロザメと出会いカメラを放置し突撃しているアリアの姿があった。
 その姿は愛が溢れすぎて、多少噛まれても気にしない程。
「アリアさーん、齧られてる齧られてる! サメ愛が半端ないわね」
「アリア殿も鮫がお好きでしたか。ところで齧られてません?」
 楽しそうな様子に、シャムスも鮫と戯れる様子をほのぼのと見守っている。
「かわいいかわいい、齧られても許す。ダイエットと思えば……あいたたた……」
 楽しそうな様子にホッとする錬晏だが。
「……いや、噛まれてるな?」
「これは愛の試練ですよ錬晏さん」
「愛……?」
「錬晏さんも水上スキーは如何かしら、引っ張るわよ」
 明るく声をかけられれば、遠慮すると錬晏は苦笑を浮かべ。
 弾みでナディアは、うっかりロープを離し、プターハは勢いよく鮫の群れの中へ。
「落ちた人とかいたら回収するんだぜぃ」
「……誠、私の回収お願いします」
 ジェットスキーで近付きながら、誠が動物の友で平和的に帰ってもらおうとしていると、ファンサだからと誰かが耳打ちする。
「……ぇ? ファンサ? ……なら、仕方がないんだぜぃ。ぁ、俺っちは遠慮しておくんだぜぃ」
 見るも無残に切り裂かれた白い袋からプターハを切り離し救出し、鮫たちが帰るまでアリアはひたすら一緒に帰れないか持ち帰りを試みようと、口説き一匹くらい持ち帰れないかなと掻いていた。
 そして、何故か海中に潜るまでに物凄いボリュームを叩きだす一行。
 やっとクリスマスツリーのある海へと、今度はゆっくりと海中散歩へ。
「水中ツリーへ行きましょう」
 この騒動の一部でないかのように、ソレイユが爽やかに声をかけたところに心配そうに様子を見に来たルゥルゥラナとダンジョンペンギン『フラート』が合流する。
 ふと振り返れば、つるんとかわいらしいボディをしたフラートとソレイユの目が合った。
 何となくフラートもセーラー姿のソレイユが気になるのか、ジッとつぶらな瞳で見あげ可愛らしさ全開だ。
「フラートを撫でても宜しいでしょうか?」
「どうぞ。とっても可愛いですよね」
 同志かもと普段はあまり感情を見せないルゥルゥラナだが、何だかうちの子可愛いでしょと前のめりだ。
 撫でると、つるんとした独特な羽毛の手触りが伝わってくる。
 ソレイユが無邪気な笑顔を浮かべていれば、それを見守る大人達が微笑ましい視線を向けた。
 水中のクリスマスツリーは幻想的にゆらゆらと。
 波に揺られ、優しい光を灯し、そこが水中だということを忘れそうな光景を見せてくれた。
『レイラ殿が準備してくれたのか? 夜空の中に入ったみたいで素敵だ』
『ステキなことをおっしゃってくれるんですね』
 錬晏の感想に嬉しそうに耳を揺らし、小魚に目をキラキラさせるフラートと黒狐姿の百と、そのジンのキューコンをチラチラ見ている。
 どうやら感情豊かに揺れる尻尾が気になるようだ。
『不思議な風景だけれど、とても美しいね』
 シャムスの言葉に頷きながらも、狐たちは魚が気になるようで。
 邪魔しないように、そーっと見ているが大勢に囲まれ小魚たちはちょっと恥ずかしそうに奥から顔を覗かせる。
『海中のクリスマスツリーは幻想的なんだぜぃ』
『現地の皆さんや、珠萌殿やルゥルゥラナ殿達の渾身の作品ですね』
 その言葉にきっと用意した人達は、喜んでくれることだろう。
 そろそろ陸へ戻ろうかという時、ふと思い出したようにプターハがアリアを振り返る。
『先程、アリアもサメに囲まれてましたが無事ですか!?』
『鮫? 残念ながら持ち帰れなかったんだよね』
 まだ愛が足りないかなと首を傾げているので、何となく大丈夫そうだ。
 今度は先程とは逆に、濃い青から明るい色へ、エメラルドブルーへと戻っていく。
「さあ、思い切り遊んだ後は皆との時間を思い切り楽しみましょう」
「せっかくだから皆とも遊ぼうっ」
「珠萌さんとルゥルゥラナさんとも一緒に遊びたい!」
「砂浜でBBQ? オリジナルカクテル気になる……飲んでいいかな?」
「程々にするんですよ」
「蒼狐殿にはプターハサンタのカクテルを頼んでみようか。どんな仕上がりになるかな」
「後で珠萌のカクテルも頂きたいですね」
「皆、元気なんだぜぃ」
 ワイワイと賑やかに、賽の河原御一行様は次なる楽しみへと移動していく。
 そっと、用意されたカクテルはラムベースにグレープフルーツとマンゴーのジュースを加え、カシスリキュールでまとめ、カットレモンとミントが添えられているのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV2が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【動物の友】がLV2になった!
【水中適応】がLV7になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV6になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!

日向・銀河
【星猫】
妻のユヴィ(g09587)と一緒
アドリブOK!
2023の水着コンの水着


サマークリスマスかあァまだ馴染みないが南国でクリスマスを楽しむのもこれはこれでいいなァ!

ほらユヴィ、日焼け止めあるから使ってくれ。予備もあるからなァ…いいぜ、背中とか手の届かないところ手伝うからなァ。

【水上走行】して海上を散歩してから【水中適応】で色鮮やかな珊瑚礁のある綺麗な青さの海の中を散歩しようぜ?
しかも、海底にクリスマスツリーがあるからなァ!
【パラドクス通信】は効果範囲に限りあるし海はとても広いからなァ。ほら、迷子防止に手を繋ごうか。

海中のクリスマスツリーかァ…12月が夏のオーストラリアならではの斬新なアイデアだぜ!
しかも定番のオーナメントだけでなく珊瑚とか貝殻が飾られててさ…
ほらユヴィ、この綺麗な小魚や小エビなんか…飾りに見えて実は本物だぞ!

夕日を眺めながらディナーを食おうぜ!
ラムチョップもビーフステーキもミートパイも美味え!
トロピカルフルーツとアイスケーキも食べるか?


ユヴィ・レリオ
【星猫】
夫の銀河(g04685)と一緒に
アドリブOK♪
夫と合わせて作った2023の水着コンの水着

ユヴィはクリスマス事態が初めてにゃぁ~
家の方は寒いのになんでココは熱いのにゃ??
…でも、銀河と過ごせるなら良いかにゃ♡
んみぃ?日焼け止め、あるならぬってほしいのにゃぁ…お願いしてイイにゃ?

【水上走行】して海上を歩くのもイイにゃね♡何時もは走ってたにゃ…
【水中適応】海の何かもお勧めって話してたにゃね?
わぁ~…海底にクリスマスツリーショッピングモールで見たのとは全然雰囲気ちがくて…にゃんだろう…神秘的?にゃね♡
【パラドクス通信】範囲とかじゃ無くても何時でも手は繋ぎたいにゃ

この綺麗な小魚や小エビ…飾りにじゃないのにゃ!?…た…食べてもイイにゃぁ?

夕日を眺めながらディナー?ユヴィもうお腹空いたのにゃ~
どのお肉も美味しいのにゃぁ~♡
うみぃ…♡
トロピカルフルーツとアイスケーキもちろん食べるにゃ~♡

オーストラリアスゴイね♡
取り返せてよかったのにゃ~♪


●南国のひととき
 パラドクストレインで降り立ったとこは、日本とは真逆。
 常夏の大地オーストラリア。
「サマークリスマスかあァ。まだ馴染みないが、南国でクリスマスを楽しむのもこれはこれでいいなァ!」
 沖縄で生まれたが育ちは北海道の日向・銀河(景星鳳凰・g04685)。
 この眩しさや光景には馴染みがあるかもしれないが、さすがにクリスマスを迎えるのは初めてかもしれない。
「ユヴィはクリスマス事態が初めてにゃぁ~家の方は寒いのになんでココは熱いのにゃ??」
 それは南半球で云々という理由があるのだが。
「……でも、銀河と過ごせるなら良いかにゃ❤」
 ユヴィ・レリオ(幸せを壊させない・g09587)には関係なかった。
 2人の水着は青と紫と互いの瞳の色を合わせ仕立てたもの。さり気なく銀河のサーフパンツに、猫姿の時のユビィの肉球がスタンプされている。
 青い海に目を輝かせ、今にも駆け出しそうなユヴィの様子に銀河は日除けになるよう立ちながらスッと日焼け止めを差し出す。
「ほらユヴィ、日焼け止めあるから使ってくれ。予備もあるからなァ……いいぜ、背中とか手の届かないところ手伝うからなァ」
 色白なユヴィには、強い日差しは大敵だろう。
「んみぃ? 日焼け止め、あるならぬってほしいのにゃぁ……お願いしてイイにゃ?」
 パラソルの下に用意されたベンチにユヴィが寝転がり、念入りに下準備。塗り残しがあるといけないのでしっかりと水着の紐の下まで指を通す。
 準備が出来たらまずは水上から。
 2人手を取り合い、水上走行でダイブポイントまで水を切って進んでいく。
「海上を歩くのもイイにゃね❤何時もは走ってたにゃ……」
「この後は、色鮮やかな珊瑚礁のある綺麗な青さの海の中を散歩しようぜ?」
「海の何かもお勧めって話してたにゃね?」
「しかも、海底にクリスマスツリーがあるからなァ!」
 それはどんな光景だろうと楽しみに、ポイントに辿り着いた2人は今度は海中適応で、海中散歩へ。
 エメラルドブルーの波が、光の煌めきと共に段々と青を重ね濃くなっていく。
『海はとても広いからなァ。ほら、迷子防止に手を繋ごうか』
 何時でも手は繋ぎたいにゃと差し出された銀河の手に、ユヴィも指を絡め仲良く海底へ向かっていく。
 段々夜のように暗くなっていく海の底。優しく光るイルミネーションの灯りが出迎えてくれる。
『わぁ~……』
『海中のクリスマスツリーかァ……12月が夏のオーストラリアならではの斬新なアイデアだぜ!』
 ツリーから伸びるガーランドもオーナメント飾りも様々。
 波に揺られながら静かに輝く姿は、どこか不思議な光景だ。
『海底にクリスマスツリーショッピングモールで見たのとは全然雰囲気ちがくて……にゃんだろう……神秘的? にゃね❤』
『しかも定番のオーナメントだけでなく珊瑚とか貝殻が飾られててさ……』
 そう飾りを近付いてい眺めていれば、目が合った小魚が慌ててツリーの中へ隠れていく。
『ほらユヴィ、この綺麗な小魚や小エビなんか……飾りに見えて実は本物だぞ!』
『この綺麗な小魚や小エビ……飾りにじゃないのにゃ!? ……た……食べてもイイにゃぁ?」
 ユヴィが目を輝かせれば、ドキリと何かを察したエビが勢いよく後ろへ跳ぶように逃げていく。
 その姿を少し残念そうにユヴィは見送り、ご飯は陸に戻ってからと銀河に促されれば、ツリーに隠れてる小魚たちにも我慢できる。
 他に邪魔されることのない、2人の時間を過ごした後は、夕日の砂浜でBBQ。
 夕日に染まったテーブルに並べられていく料理に、漂うお肉の焼ける匂いが食欲をそそる。
「さあ、夕日を眺めながらディナーを食おうぜ!」
「ユヴィもうお腹空いたのにゃ~」
「ラムチョップもビーフステーキもミートパイも美味え!」
「どのお肉も美味しいのにゃぁ~❤」
 柔らかなお肉は口の中に入れば、噛んだと気付かないうちにとろけるように肉汁がじゅわっと広がり、大きな1枚肉のステーキはお皿から溢れそうな大きさだ。
 お互い次はどれを食べよう、何にしようなんて盛り上がりながらディナータイムは進み。
「トロピカルフルーツとアイスケーキも食べるか?」
「トロピカルフルーツとアイスケーキもちろん食べるにゃ~❤」
 綺麗なデザイングラスボールに盛りつけられたフルーツは宝石のように輝いて、可愛らしいアイスケーキはクリスマスらしいデザインに。
「オーストラリアスゴイね❤ 取り返せてよかったのにゃ~♪」
 これからまた新しい場所を取り返し人々が戻って来れば、こうして夫婦で訪れることもできるだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV2になった!

不知火・紘希
キョウちゃん(g04509)と!

遅くなっちゃう、早く早く!と急かしながらオーストラリア行きの電車に乗車

青い海、青い空! 
とっても清々しい気分だね!
一応上着も持ってきたけどやっぱり夏らしい天気。新宿島は冬だから気分はすっかりインドアさんで運動不足…ちょっと運動してから海に入らないとね。
あ、キョウちゃんは【水中適応】持ってる?僕、親友と今年ダイビングするのに水着を買ったんだけど残留効果しておけば一緒に自由に動き回れるかも。

海辺では色んな美味しそうなお料理の香りが漂ってて、僕くらいの子が砂だるまをつくってる!
サンタ砂だるまだ。見てキョウちゃん、かわいいね。

手を繋いでいざ水中に潜ったら、碧だった色が段々濃青に変わってきた。前と違って動くお魚に流れる水。ほんとに戻ったんだ。
珠萌さんやルゥルゥさんが見えてきたら手を振って。星を抱えたくまさんの飾りをそっとつけたして。
輝きはじめるツリーに、わぁっと歓声をあげながら隣を見る。

へへっ今年も、クリスマスを一緒に過ごせて幸せ。
キョウちゃん、だいすきだよ!


大和・恭弥
紘希(g04512)と
呼称→コウ
2023年の水着姿で

弟に手を引かれて滑り込んだ乗車
行先は戻ったばかりのオーストラリア

刻逆から戻ってきた地域は混乱もあるだろう。この機会に俺達が行って大丈夫だということを伝えられたらいいよな。―そんな考えもイベント気分の彼をみると言う気も雲散していく。
まぁ、いいかと準備だけ促して、砂だるまに喜ぶ彼にそうだな、と相槌を打つ。軽食を取るのかと思いきや、そのまま水中にいくのだと言われて手を差し出してくる

手を握り返しながら藍雪の力で【水中適応】を発動して。そういや今年はダイビングしたって言ってたな。

まるでそれが当たり前のようになった帯刀したままでの潜水も、仕事以外でとなるとやはり普通じゃないことを実感する
光が隠れてゆく水中の奥、案内人の方々が見えたら目礼を。感動した様子の弟に微笑み飾りを手伝う。

隣で感嘆の声を上げた弟の手の温もりを感じながらそっと頭を撫でて
記憶の底に眠る蜜のような感情が刻逆後も俺達を繋いでくれる

ああ、俺もだよ。コウは…紘希はいつだって俺の最愛の弟だ。


●2人の願い星
 遅くなっちゃう。
 そう小さな不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)の手に引かれ、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)は、新宿駅のプラットホームを走っていた。
「キョウちゃん、早く早く!」
 そんなに急かさなくてもと苦笑を浮かべながら滑り込んだオーストラリア行きのパラドクストレイン。
(「刻逆から戻ってきた地域は混乱もあるだろう。この機会に俺達が行って大丈夫だということを伝えられたらいいよな」)
 そんな事を恭弥は考えながらトレインに揺られ、隣ではイベントを楽しみにしてる紘希が窓の外を眺めていた。
 曇天気味だった新宿の空とは一転。
「青い海、青い空! とっても清々しい気分だね!」
 念の為、上着を持って来ていたが、そんな心配はないほどの快晴。夏らしい天気だ。
「新宿島は冬だから気分はすっかりインドアさんで運動不足……ちょっと運動してから海に入らないとね。僕、親友と今年ダイビングするのに水着を買ったんだけど……」
 楽しそうな紘希の姿に表情を緩め、恭弥も今年仕立てた白いサーフパンツの水着姿に。
 ビーチで用意されているBBQ会場からは、美味しい匂いが漂い。
 砂浜では子供達が砂を積んで城と一緒に、雪ならぬ砂ダルマを作っている。
「サンタ砂だるまだ。見てキョウちゃん、かわいいね」
「そうだな」
 相槌をうちながら、そのまま遊ぶのか軽食かなと恭弥が思っていればそのまま手を引かれ水中へ。
 妖刀『藍雪花染』を手に水中適応を使いながら、目指す海底へ。
 明るく広がっていたエメラルドの碧だった色が段々濃青へと変わっていく。
『そういや今年はダイビングしたって言ってたな』
 なるほど水中での泳ぎ方も慣れたものだと、無邪気な紘希の様子を眺め嬉しそうに目を細め。ふと、当たり前のように帯刀したままでの潜水してる姿に苦笑が零れる。
 依頼では当然のことで違和感を感じてなかったが、こうしてオフを過ごすと印象は変わるなと実感する。
『前と違って動くお魚に流れる水。ほんとに戻ったんだ』
 ガーランドを辿りながら、魚たちと戯れ進んでいれば、他の案内を終えた珠萌とルゥルゥラナとすれ違う。
 その姿に紘希が手を振り、恭弥が目礼すると、同じように手を振り返してくれ。一緒に居たダンジョンペンギン『フラート』が2人に手旗を振って泳ぎ去って行く。
 天井の光が遠くなれば、そこは海の底に生まれた夜の世界。
 海中クリスマスツリーの姿に目を輝かせ、紘希はこれもと星を抱えたくまさんの飾りをそっと付けたそうと手を伸ばし。
 うっかり流されないようにと恭弥がその背を支え、一緒に飾り付けをする。
 そうして飾ったクマさんの星も輝きだす。
『わあっ』
 見てキョウちゃんと紘希が隣を振り返れば、ふわりと優しく恭弥の手が頭を撫でる。
 繋いだコウの確かな手の温もりを感じ、また1つ確かな兄弟の記憶を刻んで。
(「記憶の底に眠る蜜のような感情が刻逆後も俺達を繋いでくれる」)
 失った記憶を取り戻すように、新しい記憶を積み重ねて。
『へへっ今年も、クリスマスを一緒に過ごせて幸せ。キョウちゃん、だいすきだよ!』
『ああ、俺もだよ。コウは……紘希はいつだって俺の最愛の弟だ』
 また次も共に素敵な思い出を作れるように。そう互いに願うのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】がLV9になった!
効果2【ダブル】がLV3になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

シエルシーシャ・クリスタ
ヴェルチ(g03614)と一緒だよ。
今年の水着(id=183529)で参加。

クリスマスは新宿島で知ったけど、真夏のクリスマスかぁ。すごく不思議な気分。
妖精郷には何度か行ったから分かってたつもりではあるんだけど、あっちは季節イベントなかったしね。

【水中適応】しながらヴェルチの傍をすいすいと泳いで、周りの景色を楽しみながら進む。
表情は大きくは動かないけど、割と気が浮き立ってる様子。

南国の海って、やっぱり北の海とは全然違うんだね。色も生き物も。
……あ、でもアザラシはこっちにもいるんだ。へぇ……ちょっと違う、かな?
妖精さんたちもはしゃいでる。おーい、迷子にはならないでね?大丈夫?そう。
【完全視界】も使うと本当に先の先までよく見えるね。

たまに海から潜入する作戦はあったけど、そういう時は観光してる暇ってないしね。
ゆっくり楽しめる機会って確かにあまりないかも。

?どうしたのヴェルチ。あ、あれがツリーかな、行ってみよう。
え、遠くまで?それもいいかもね。
ツリーは帰りに寄ればいいし。思いっきり行っちゃおうか?


ヴェルチ・アリ
シエル(g01847)と共に参加。

冬に海で泳げるってのも、変な感じしますね。いやここは夏なんですけど。しかも普通にこうやって泳げて会話もできる?凄い。

水の中の暗さってまた夜の暗さとは違いますよね。上が明るくて、下が暗い。ほんとに、別世界に来たみたいだ。
そしてそんな別世界のような場所に、水着姿のシエルがいるわけで。うん、なんだこのシチュエーション。素晴らしいな完璧かよ。というかシエルが水景色に似合いすぎてるんだよねうん。
まぁけど、良い感じに暗くて助かった。大切な人の水着姿を見たくはあるが…かといって、それを誰にでも見せたいわけじゃないし。もっとも、こんな情けないことは口には出来ないけど。

しかしまぁ色々いますねぇほんとに。海の中なんて当然見たことないし…ちょうど一年前に、水族館で見たきりか。
…あの時から、知らないことを、知ることができただろうか。君の事を知って、君の事を想って。

妖精さんも元気ですねぇほんとに。ふふ、どうせだ、お望みのままに、シエル。いけるとこまで、行ってみましょう。


●君とどこまでも
 真夏のオーストラリアに到着したヴェルチ・アリ(火喰らい・g03614)とシエルシーシャ・クリスタ(水妖の巫・g01847)は、眩しい日差しを見あげた。
 サーフパンツにロッシュガード姿のヴェルチと並ぶシエルシーシャは、黒のヒラヒラしたワンピースタイプの水着姿だ。
「冬に海で泳げるってのも、変な感じしますね。いやここは夏なんですけど」
「クリスマスは新宿島で知ったけど、真夏のクリスマスかぁ。すごく不思議な気分」
 妖精郷に縁のあった土地だが、その頃の面影はない。
「妖精郷には何度か行ったから分かってたつもりではあるんだけど、あっちは季節イベントなかったしね」
 あの場所は悠久の時、同じ変わらない時を繰り返す場所。この常夏の大地とは全然違う。
 海の中へと、ヴェルチとシェルシーシャは水中適応で並んで泳ぎ進んでいく。 
 エメラルドグリーンの鮮やかな色は段々と深い濃い青に。
『水の中の暗さってまた夜の暗さとは違いますよね。上が明るくて、下が暗い。ほんとに、別世界に来たみたいだ』
『南国の海って、やっぱり北の海とは全然違うんだね。色も生き物も』
『こうして泳げて、しかも普通にこうやって泳げて会話もできるなんて凄い』
 そうだねと相槌を打つシェルシーシャは、殆ど表情こそ変わらないが割と浮足立っており、ヴェルチの傍をすいすいと泳ぎ、周りの景色とこの状況を楽しんでいた。
『たまに海から潜入する作戦はあったけど、そういう時は観光してる暇ってないしね。
ゆっくり楽しめる機会って確かにあまりないかも』
 たまにはこんな風にのんびり大切な人と、2人の時間を過ごせるのもいいものだ。
『……あ、でもアザラシはこっちにもいるんだ。へぇ……』
『え、本当?』
 だけどそれはジュゴンで、ヴェルチが見た時には過ぎ去っていく尾がゆらゆらと揺れている後ろ姿だけ。
『……ちょっと違う、かな?』
 ジュゴンを見逃した惜しさもあるが、それより彼女の水着姿を見ていたなんてヴェルチは言えないわけで。また会えるかなと小さくぼやき、そっと視線を前に戻す。
 音は無く、通信で伝える互いの声だけ。
 どこまでも青く、泳ぎ去る魚達と、ガーランドが導くクリスマスの灯り。
(「こんな別世界のような場所に、水着姿のシエルがいるわけで。うん、なんだこのシチュエーション。素晴らしいな完璧かよ」)
 そんな彼女への賛辞を胸のうちで叫び。再び視線は彼女の方へ。
(「というかシエルが水景色に似合いすぎてるんだよね、うん」)
『しかしまぁ色々いますねぇほんとに。海の中なんて当然見たことないし……ちょうど一年前に、水族館で見たきりか』
 自由に泳ぐ魚につられたのか、妖精達も楽しそうに集まり祝福するように飛び回る。
『妖精さんたちもはしゃいでる。おーい、迷子にはならないでね?』
『妖精さんも元気ですねぇほんとに』
 妖精を追うように追いかけるシェルシーシャこそ海の妖精だと、泳ぐ彼女の姿を可愛いなと見惚れてしまう。
(「……あの時から、知らないことを、知ることができただろうか。君の事を知って、君の事を想って」)
 ガーランドや妖精、魚達に混ざり彼女を覆う辰砂が煌めく。
(「まぁけど、良い感じに暗くて助かった。大切な人の水着姿を見たくはあるが……かといって、それを誰にでも見せたいわけじゃないし」)
 もっとも、こんな情けないことは口には出来ないけど。
『完全視界も使うと本当に先の先までよく見えるね』
『え、あ、そうだね』
『? どうしたのヴェルチ』
 まさか君を見ていたなんて、ヴェルチが言えるわけもなく慌てて言葉が詰まる。
『あ、あれがツリーかな、行ってみよう』
『ふふ、どうせだ。いけるとこまで、行ってみましょう』
 そう手を伸ばし、もう少しだけ2人っきりの時間を。
『え、遠くまで? それもいいかもね。ツリーは帰りに寄ればいいし。思いっきり行っちゃおうか?』
『お望みのままに、シエル』
 彼は優しく彼女の手を取り、海の散歩へとエスコートしていく。
 どこまでも一緒に――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

アンナ・ローザ (トレインチケット)



シャルロット・アミ (トレインチケット)



水上・鏡夜 (トレインチケット)



フロラン・フォンテーヌ (トレインチケット)



●平和を願って
 すっかり陽は沈み、オーストラリアの海岸も夜の装いに。
 エメラルドだった海は真っ暗に、深く暗いビロードのように波を揺蕩わせ。天に輝く星々をその上に映し、煌めかせながら静かに寄せては返す。
 海岸に設置されたBBQ会場には篝火がたかれ、それぞれのテーブルにはランタンが置かれ、常夏の夜を彩る。
「とっても素敵ね。真夏のクリスマスなんてイタリアでは無かったわ」
 日本と近い緯度のイタリアでも、当然クリスマスは冬である。
 故郷のものとは何もかも違うクリスマスは全て新鮮だったが、まさか季節まで違うクリスマスがあるなんて。
 こんな風に過ごすことがあるなんて、刻逆がなければ無かったことだろうとアンナ・ローザ(ヴェンデッタの糸・g03283)は不思議そうに過ごしていた。
「ねぇ、マリア。クリスマスツリーも素敵だったわね」
 そう隣の席を振り返るとキューと素敵なリボンを揺らしモーラット・コミュ『マリア』が答え、更に隣でモキューとモーラット・コミュ『モラさん』が音符のペンダントを揺らし目を瞬かせる。
「クリスマスは冬だって思っていたから驚いたわ」
 そう緩やかに答えるシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)もグランダルメの出身。彼女にとっても夏のクリスマスは珍しい。
 テーブルの上に料理や焼き上がった海鮮やお肉を並べながら、そうなのですかと耳を揺らしルゥルゥラナ・レイラ(宵闇の刃・g08924)は首を傾げる。
 彼女にしてみれば、新宿島に来てから知った異国の文化。こうして手伝う機会でもなければ知らなかったイベントだ。
 飲み物をどうぞとダンジョンペンギン『フラート』が差し出したトレーには、アンナも飲めるノンアルコールのモクテルが運ばれてくる。
 ミルキーなブルーに、チェリーとパイナップルの添えられた可愛らしいモクテルだ。
 ブルーキュラソーにミルクを入れることで、まろやかに。そしてパイナップルとココナッツのジュースで甘くすっきりと整えられている。
「モクテルか。ボクとしては、普通のお酒を出して貰っていいんだぜ」
 そうだろと水上・鏡夜(共在者・g09629)はフロラン・フォンテーヌ(天使のリアライズペインター・g03446)を振り返れば、隣のテーブルではイベントを過ごしながら描いた互いのスケッチを蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)と披露しあっている最中である。
 夏のクリスマスマーケットに、ビーチで楽しむディアボロス達の姿、海ではしゃぎ過ぎてたり鮫と触れあう姿、それから海中のツリー。
 色んなスケッチが広げられていたが、それは新宿島に戻ってからも楽しめるだろう。
「折角の祝いだ、存分に楽しまないとね」
 鏡夜の言葉に珠萌はスケッチブックを閉じ立ちあがった。
「では、シャンパンを開けるのです」
 スケッチブックを閉じ準備する珠萌は、グラスにグレナデンを入れシャンパンを注ぎ、ローズマリーを中に沈めれば、それは海中のクリスマスツリーのようなカクテルに。
 アンナには、シャンパンではなくソーダ―を使ったノンアルコールのモクテルを用意。
 サーヴァント達はフルーツの盛り合わせを囲んで楽しんでいるらしく、いつの間にか竹管から出て来たクダギツネ『緋星』も加わっていた。
 そこだけ見ると、何だか可愛らしくて見ているだけで和みそうだ。
 お酒よりその光景をスケッチにと、再びフロランが思わずペンを動かす。
 山盛りフルーツがまるでカラフルなツリーのようで、崩さないよう手を伸ばすマリアやモラさんの姿に和み。大きなパイナップルと格闘するフラートの姿に笑みがこぼれ、見守るように緋星が覗き込む。
 更に焼き上がったお肉をルゥルゥラナが運んできたところで乾杯。
 お肉はジューシーで、食べ応えもバッチリ。
 慣れたナイフ捌きでルゥルゥラナはクリスマスハムの塊を切り出し、焼き上がった野菜も素早くサーブしていく。心なしかアンナの前に多く積まれるのは、育ち盛りですからという彼女なりの配慮らしい。
「このお肉は何かしら、あまり食べたことないわね」
「そう言えば、オーストラリアではカンガルーやワニを食べるのは珍しくないようですね」
 そんなルゥルゥラナの言葉に、お肉を口に運んでいたアンナとシャルロットの動きが止まった。
「ボク達のバーベキューには入ってないのです。それはラム肉なのです」
「そうよね。いきなりカンガルーなんて……でも、どんな味がするのかしら」
 興味があるなら挑戦してみるのもいいだろう。でもそれは、次の機会に。
 なんせ最終人類史にオーストラリアは帰ってきているのだ。これから色んなことが出来ることだろう。
 お腹も充分に満たされ、そろそろ宴も終わりの時間。
「今年も、もう終わりなのです。皆さんにとってはどんな年だったのです」
 珠萌の言葉に、それぞれの1年を振り返り新年への豊富を抱く。
 来年は、いったいどんな年になるのだろうか。
 願わくば少しでも多くの人達に笑顔が戻ってくるように。
「ささっ、アンナさんここでポチっと締めの花火を打ち上げるのです」
「え、私!?」
 急に振られどうしようとアンナがオロオロとすれば、マリアがその背を押すように応援する。
「いいねぇ。打ち上げ花火?」
 ボクもいいのと鏡夜が身を乗り出し、みんなで押すことに。
 3、2……と、カウントダウンし、手を重ね花火のスイッチをみんなで押す。
 メリークリスマス、ハッピーニューイアー!
 会場のお祝いの声と一緒に、海上に半円を描くように花火が開き、空に大輪の花が輝く。その光景が海に映り、幻想的な姿を見せる。
「とっても綺麗だね。これはさすがにスケッチにはできないかな」
 フロランは指で小窓を作ると、花火で彩られた世界を切り取り心にスケッチした。
 また来年も、賑やかで楽しい時間がおくれるように。
善戦🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【現の夢】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV5になった!
【反撃アップ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2023年12月30日