ハルファスの赤き座(作者 ツヅキ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #ハルファスのカテドラル  #港区 

 赤き塔、東京タワー。
 その周辺を灰褐色の建物が取り巻いている。聖堂だろうか。内部にはハルファスの像や彫刻が飾られ、それらを拝む信者は数百ン人を越えるという。
「ハルファス様に栄光あれ!」
「どうかその御姿をお見せくださいませ。ハルファス様」
 熱心に祈る彼らの声に応え、まばゆい光が輝いた。
「おおっ……!!」
 信者たちの目には、まさしく一瞬にしてハルファスが降臨したかのように見えたはずだった。椅子に腰かけたハルファスは偉そうに足を組み、こう告げた。
「今、港区は様々な悪しきものの侵略を受けている。だが、恐れる事は無い、我が加護がある限り、ハルファスのカテドラルは敵に屈する事は無い」
「ははっ」
 ひれ伏す信者たちの間を、この聖堂風の建物――カテドラルを任されたラーフというアヴァタール級のアークデーモンが、ハルファスの座に向かって進み出る。
「カテドラルの防衛はわたくしにお任せください。いずれ、抵抗する者共もすべてハルファス様の御前にひれ伏すでしょう。ハルファス様に栄光あれ!」
「栄光あれ!!」

「皆のおかげで、港区を支配するジェネラル級のアークデーモン『死と破壊のハルファス」の本拠地がわかったの。まさか、こんなところに自分のカテドラルを作って信者を増やしているなんてね……」
 中山・ネフ(NN・g03318)が示したのは、東京タワー。その周辺にハルファスは複数をカテドラルを構築し、最終防衛ラインを築こうとしているのだ。
「港区はいま、品川区の大天使に続いて江東区のアークデーモンからも侵攻を受けて存亡の危機に晒されてる。どうやら、渋谷区の大天使にも動きがあるみたいだし、そういった情勢からも防衛ラインの構築は急務のようね。ハルファスはこのカテドラルを拠点として、港区に侵攻してきた大天使やアークデーモンの軍勢を退けようって魂胆よ」
 ただし、とネフは続ける。
「ディアボロスには、この最終防衛ラインも効果がない。つまり、こちらから攻め込んで破壊できる。そうすればハルファスとの決戦……港区奪還に手が届く」

 ハルファスのカテドラルを攻めるにあたって、対処すべき問題がひとつある。それは、ハルファスを崇拝する信者たち一般人の存在だ。
「彼らの信仰を崩さない限り、カテドラルの主であるアヴァタール級のアークデーモン『ラーフ』の戦闘能力は上昇した状態にあるの。だから、まずは彼らにハルファスを幻滅してもらわなくちゃならない。そのためには彼自身に信者を裏切ってもらうのが一番効くはずよ」
 すなわち、ハルファスにこのカテドラルを放棄させて信者を残したまま撤退させる。
「これができれば、信者たちの信仰心が揺らぐのは間違いない。あとは、強化を失ったラーフを倒せばこのカテドラルは最終防衛ラインとしての効力を失うわ」

「ハルファスは護衛のトループス級と一緒にカテドラル内のテラスで警戒に当たってる。さすがに、これだけ劣勢に立たされたら本気にならざるを得ないって感じみたい。隣接区のアークデーモンや大天使の動きも気になるけど、ハルファスを追い詰めるのは今がチャンスよ。確実に決めていきましょ」

「我々はハルファス様のおかげで、こうして安全な場所に守られている。ハルファス様を信仰しないやつらの気がしれないね」
「ああ、ハルファス様がいらっしゃれば安泰さ。ハルファス様に栄光あれ!」
 カテドラルからは、東京タワーが赤き塔のごとく聳え立つのが見えた。建物の出入り口や屋上には『ピグマリオン・プッティ』というトループス級のクロノヴェーダが数体ずつ配置され、侵入者に目を光らせている。
「ハルファス様、ハルファス様!!」
 テラスのハルファスは信者たちの喝采に応えるように両手を挙げた。
「ハルファス様、ハルファス様――!!」


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
3
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【腐食】
3
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【避難勧告】
2
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【トラップ生成】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【建造物分解】
3
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
1
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV8 / 【ガードアップ】LV3 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV1 / 【先行率アップ】LV2 / 【アヴォイド】LV2

●マスターより

ツヅキ
 信者たちのハルファスに対する信仰心を失墜させ、カテドラルを守るクロノヴェーダを倒してください。

●カテドラル
 灰褐色の聖堂風の建物です。
 数百人の信者を擁し、ハルファスへの信仰心を集めることでカテドラルを任されているアヴァタール級のアークデーモンの戦闘力を強化しています。

●施設を警備するトループス級『ピグマリオン・プッティ』
 カテドラルの入り口や屋上などの出入り口に数体ずつ配置されており、侵入者の発見と排除の役割を担っています。

●護衛のトループス級『ショディー』
 ハルファスが大好きな量産型アークデーモンであり、ハルファスの指示を受けて戦ったりハルファスを庇ったりといった行動を行います。あまり知能が高くないので、難しい戦術は取れません。
 ショディーが倒された場合、ハルファスは撤退します。

●アヴァタール級との決戦『『羅睺星』ラーフ』
 ハルファスの忠実な下僕です。信者たちの信仰心による加護を受け、強化状態にあります。このままでも撃破できないことはありませんが、かなりの強敵となるようです。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


エンデ・トロイメライ
アイツら好きだねぇ、この手の汚いやり口。まあ悪魔のイメージにピッタリではあるけど。
さてと、それじゃみんなの目を覚まさせるためにも、さっさと片付けようか。

それじゃアタシは屋上の敵を対処しようか。
仮面とマントに光学迷彩で姿を消し、気配を察知されないよう静かに後ろを取り、ナノマシンから再構成したサイレンサー付きのライフルで撃ち抜き気づかれないよう一撃で仕留める。
後はそれを繰り返して、確実に数を減らしていく。

はぁ……戦うとか好きじゃないんだけどなぁ。
まあ、それしかないなら潰すけど。


十六夜・ブルーノ
歴史侵略者には痛い目を見てもらおう
港区奪還を目指して頑張ろうね、ドゥー

カテドラルへ侵入するために
ピグマリオン・プッティを手早く倒そう

ドゥーにお願いをして
物陰からこっそりと電磁槍ビリビリ⚡
【通信障害】で俺達の襲撃を知らせることができない様にする

そのまま一気に突撃
ドゥーと共に俺も短槍を振るう

重なった二つの穂先から迸る電撃で空中からから撃ち落とし
穂先で貫いたり石突で砕く

キミたちも命令に従っているだけなんだろうけれど
命を己の道具としかみない歴史侵略者に容赦はしない
俺達には取り戻したいものがある
押し通らせてもらう

死出の旅路へ捧げる曲は少々待ってもらうよ
今はできるだけ音は立てたくないから
さあ行こう、ドゥー


外道・歩
港区に悪魔を崇拝する施設なんて不要っす!
迷惑防止条例違反により取り壊しを執行っす!
まずは警備している彫像っぽいクロノヴェーダからぶっ倒していくっすよ!
パワーはありそうっすけど動きはトロそうなんで
『衝撃波』を使ったダッシュで一気に近寄り
{デストロイガントレット}に『念動力』を込めて
パラドクス【デストロイスマッシュ】を叩きこみ即離脱!
これでいくっす!


塞河・みやび
まず見張りを倒すとなるとー。
連絡を少しでも遅らせるのがいいと思うのじゃ。
見張りへの対処は【計略】のキモなのじゃ。

びりびりオーラを【オーラ操作】し、【電撃使い】的な【気絶攻撃】を行うのじゃ!
みやびちゃん達に気付いていない敵や、発見の報告を行おうとする敵を気絶させてやるのじゃ~。
気絶しなくても行動が遅れてくれれば、多少の【時間稼ぎ】になると思うのじゃ。
その隙に追撃したり敵を少しでも減らしたり?
【臨機応変】にできたらいいなー、なのじゃ!

敵は石像か何かのフリをしてるのじゃ~?
みやびちゃんも【演技】は得意なのじゃ!
その知識や感覚が【看破】するのに役立つかもしれないのじゃ。
先に発見できれば有利なのじゃー。


小佐田・輪
オカルトもいいデスが、カルトもなかなか興味深いデス。

「早業」で「呪詛」を込めた『神蝕呪刃』を叩き込みマス
撃破できそうな敵を優先して攻撃し敵の数を減らしていきマショウ
敵の動きに気をつけて、見失わないようにしマス
どうしても分からなかったらそれっぽい石像とかを壊したり【腐食】させたりしちゃいマショウ、どうせハルファスが用意したものデショウし……
「伝承知識」も利用しマス
他の皆サンも可能な限り援護しマショウ

一般の方への被害がなければ遠巻きに観察したいくらいなんデスけどね

アドリブ連携歓迎デス


石心・リーリャ
・心情
東京タワーに聖堂って……ハルファスって相当派手好きなのかな。
まー見過ごせるわけないじゃん?叩き出してやんよ!

・行動
まずは露払い。
ハルファス達と戦う前に、厄介な警護役から料理してこ。
グラップリングフック(特殊部隊が屋内に突入する時に使う系のフックロープ)で、外から、窓ガラスとか割りつつ東京タワーの内部に一気に突入するよ。
「お邪魔ー。ピザの配達でーす!」
全く場違いな配達を装おうとする……けど、窓カチ割ってるし、あからさまに怪しいじゃん。こんな配達人ヤバじゃん。
……うん、もう、さっさと目標をやっつけた方が早いわ。
警護役の石像を見つけるや否や、一気に肉薄して【ボイリングダスク】で殴り散らかすよ。


「それじゃ、作戦開始だね。いくよFLUGEL――目指すは屋上!」
 カテドラル上空に到達したエンデ・トロイメライ(エピローグ・g00705)は、敵の監視をかいくぐって屋上に舞い降りた。その身に纏う光学迷彩はナノマシンによる不可視のマント。
(「気が進まないけど、やるっきゃないか」)
 仮面越しに敵の背中を捉え、ライフルを発砲。当然、サイレンサーで音は消してある。前触れもなく倒れた仲間を呼びに来た別のピグマリオン・プッティが無防備に近づいた。
「なにをさぼっているのです? 早く起きて――うッ」
 倒した敵を踏み越え、次の標的を撃ち抜く。敵の反応が焦りに変わった。無駄だよ、とエンデは独り言つ。
「連絡は通じない。他の皆が妨害してくれてるからね」
 そして、物理的に応援を呼びに行かれる前に片づける。
 エンデは制圧した屋上を見渡して、「ふう」と息をついた。姿を消したまま建物の内部を目指して進む。一般人である信者たちの目をかいくぐるのは難しくなかった。
「誰も彼もが狂信者の目をしてる……はやくその目を覚まさせてあげないとね」
 
 同時刻、十六夜・ブルーノ(希望の配達人・g03956)のメールデーモン・ドゥーは物陰から槍の先っぽだけを振りかざして警備中のピグマリオン・プッティを混乱の渦に陥れていた。
「通信が効かない? なら、走ってハルファス様にお伝えしろ! 侵入者だ!!」
「わかっ――」
 だが、返事の途中で塞河・みやび(さいかわみやびちゃん・g04329)の攻撃を受け、気絶する。
「どこ――」
 びりっ。
 一瞬、スパークが見えたと思った直後に敵が倒れた。
「順調、順調」
 みやびは木陰に隠れ、他に敵はいないかなと辺りを見渡した。
「確かに石像だらけじゃの~。あっちにもハルファス、こっちにもハルファス。紛らわしいのじゃ」
「大変興味深いデス……でしたらいっそのこと、全部腐食させちゃいマショウ。もったいないですが、どうせ要らなくなるものデスしね」
 小佐田・輪(紡ぎ紡がれしオカルトマスター・g01356)は妖刀を手に中庭を駆け、手当たり次第の像を斬りつけた。
 断面より呪詛が染み込み、腐敗をもたらす。当然、ただの石像であれば朽ちるだけだが、それがクロノヴェーダであれば話は別だ。
「発見したのじゃー!」
 輪の斬撃を受けたピグマリオン・プッティがたまらずよろけたのを、みやびは見逃さない。「そこじゃ!」と人差し指でで示した途端、例の電気が迸って意識を奪い去る。そうして地面に転がしてしまえば、ただの彫像と変わらない。
「よし、後は俺とドゥーがやるよ」
 タイミングを計って突撃するブルーノとドゥー、交差した彼らの槍から迸る落雷が次々と敵を砕き、激しい雷鳴が轟き渡った。
「ピグマリオン……ならばむしろ、これらはガラテアと呼ぶべきなのデショウかねぇ……」
 突き倒した彫像の胸元に刃を突き立て、輪は呪詛に侵され消滅しつつある光景を観察するように眺める。
 さすがに、建物の出入り口に当たる正面を守るピグマリオン・プッティの数は多かった。ブルーノは次から次へと現れる敵の頭を石突で砕き、態勢を崩したところでくるりと向きを変えた穂先で穿つ。
「キミたちはまるで、自由意思を持たない駒みたいだね。悪いけど、俺達にも退けない理由があるんだ。押し通らせてもらうよ」
 敵を薙ぎ払い、ドゥーを伴って中庭を走る。目指すはカテドラル本体。扉を守るように立ち並んだピグマリオン・プッティが戦闘態勢に入る前に、みやびが先手を打って意識を奪った。
「これならやりやすいっす!」
 外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)は陣形が崩れた敵軍のただ中へとロケットのように突っ込み、強烈な殴打で敵を吹っ飛ばした。ありったけの念動力によって破壊力を増したガントレットからは煙のような残滓がたなびき、衝撃の凄まじさを物語る。
「おっと、また出直してくるっす!」
 別の敵が飛翔してこちらに狙いを定める前に、歩は颯爽と敷地外まで退いた。
「で、もっかい行くっす!」
 またしても衝撃波に乗ってかっ飛ばし、反撃を食らう前に距離を取る。だが、同じことの繰り返しのようで実は少しずつ前に進んでいる。
「さあ、そろそろあの施設を落とすっすよ。迷惑防止条例違反により、取り壊しを執行っす!」
「命を己の道具としてしかみない歴史侵略者、か。容赦してやる義理はないよね」
 ブルーノの槍が翼を砕いたところへ、輪が確実に止めを刺す。他の敵にも常に目を配り、擬態して隠れようとしたところを妖刀で切り裂いて腐食の目印をつけた。
「結構時間は稼げたと思うが、そろそろハルファスもこちらの侵入に気が付く頃かのう?」
 建物の方から聞こえてくる喧噪にみやびは耳を澄ませる。ハルファスもカテドラルのテラスで警護に当たっていたというから、自ら侵入者の存在を察知してもおかしくはない。
「んじゃ、とっととこいつら倒して本命に乗り込みましょうっす!」
 歩はガントレットを打ち合わせ、ブルーノは穏やかに頷いた。
「さあ行こう、ドゥー。ここを越えれば、遠慮はいらないよ。彼らを死出の旅路へと送る曲をこのブズーキで奏でてあげよう」

「なんか中が騒がしいなー? まあいいや、突入開始!」
 石心・リーリャ(アンチェインド・サイレンス・g04371)は建物の突起に引っ掛けたグラップリングフックをを手繰り寄せ、手ごろな窓を蹴破った。
「なっ……」
 驚く信者たちに挨拶する。
「お邪魔ー。ピザの配達でーす! えーと、まだあんたたちには用ないのよね。警護役の石像は……と、あれか!」
 反対側のテラスから揃って飛来する数体のピグマリオン・プッティがこちらに到達するより先に、リーリャは自分から打って出てやった。
「どいたどいた! 東京タワーの周りにこんな建物うじゃうじゃ建てちゃって、自己顕示欲が強いにもほどがあんよ!」
 両者の距離を無効と化すほどの、夥しい殺気の放出と無比なる打撃。一歩も動くことなくまとめて撃ち据えた敵の残骸が周囲に飛び散った。
「はい片付いたーって、ここテラスじゃん? ってことは……」
「ようこそ、ハルファスのカテドラルへ」
 リーリャが振り返ると、配下のクロノヴェーダを引き連れた鳥頭の悪魔ことハルファスがそこにいた。
「やっばー、ボスのいるとこまでショートカットしちゃった?」
「侵入者はお前ひとりではないな? なぜハルファスのカテドラルを狙ったのだ」
 どうやら、ハルファスはこちらに興味があるような素振りであった。それが単なる好奇心なのか裏に目論見があるのかはわからないが、重ねて問いかける。
「目的はハルファスか、それとも別のなにかか? 答えぬのなら、ショディー、やってしまえ。ハルファスの威光を信者たちに見せつけるのだ!」
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!

グレン・ゲンジ
TOKYOエゼキエル出身の若者です

性格:言動は不良ですが、根は善良な青年です
敵に対しては粗暴で無慈悲です
困っている人に頼み事をされたら、文句を言いつつも引き受けます
根底に「自分の感情に嘘をつきたくない」という気持ちがあります
行動:念動力も持ちますが、装備武器による近接攻撃を得意としています
戦い以外では力仕事や、翼で飛行する事による運搬作業を得意とします。それ以外の特技を持ちませんが、他ディアボロスの行動は可能な限り手伝います

台詞例:
「クソ野郎…!ブッ殺す!」
「お前には、もう誰もやらせねえ!」
「頼み?…しょうがねえな、やってやるよ」

他のディアボロスの邪魔はしません。よろしくお願いします


奴崎・娑婆蔵
●SPD
・攻防時効果2全て使用


随分と厄介な術を遣うようじゃァありやせんか、そちらさん

よござんす
呪い合いだってんなら遅れは取りやせんとも

姓は奴崎名は娑婆蔵、人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』
あっしの妖刀も、共に唄われたしとお前さん方を誘っておりやすぜ?


・妖刀『トンカラ刀』を堂々抜刀、敵集団の只中へと素早く滑り込みざま(勇気+忍び足)、一振りで二体から斬って落としに掛かる対多剣術を繰り出す

・妖刀の【呪詛】を全開に
・己の脳も敵の脳も見境なしに「トンカラトンと言え」の一念で蹂躙し、敵の言葉を耳にせぬよう、また敵もChaos Wordに繋がる言葉/発語を為せないようにする

・また、敵らの口を呪いの包帯で封殺もする


石心・リーリャ
仲間との協力・連携、アドリブ大歓迎!
・心情
目の前にハルファスなんて、絶体絶命?ヤバヤバのヤバ?
いんや、日和るな、リーリャ。丁度いいじゃん!喧嘩売り!

・行動
「どーもハルファスさん?うちらはディアボロス。これからアンタらと全面抗争しに来たっての。大した歓迎もないのは意外…つか、拍子抜け」
「そして、ここが決戦の場所…アンタの墓になるわけ」
「これから援軍が山のように続々やってくるけど、とりま始めよ。ほら、はよかかってき?」
後から来る仲間を信じて、嘘も交えて出来るだけ揺さぶるよ。

喧嘩を売り終わるや否や、増援が来るまでの時間稼ぎのテイで、パラドクス効果【トラップ生成】で付近一帯をトラバサミだらけにしとく!


「どーもハルファスさん? うちらはディアボロス。案外、ここの警備もたいしたことなかったじゃんね」
「侵入者はお前ひとりではないな? なぜハルファスのカテドラルを狙ったのだ。目的はハルファスか、それとも別のなにかか?」
 ショディーの一隊を率いるハルファスは自らの威厳信じきった口ぶりで尋ねる。だが、石心・リーリャ(アンチェインド・サイレンス・g04371)には彼の教主さまごっこに付き合ってやる義理などさらさらなかったので、はっきりと言ってやった。
「目的? 決まってるっしょ。これからアンタらと全面抗争しに来たっての。なのにお出迎えがこれっぽっちなんて意外……つか、拍子抜け」
「むかあっ! ショディーたちはこれっぽっちなんかじゃないのです! ハルファスさま、やっちゃいましょう!」
「よっしゃ、喧嘩なら買ってやろうじゃん!」
 リーリャは破顔一笑し、テラス一帯にトラバサミをばら撒いた。敵からはただのウェルカムマットにしか見えまい――だが、一歩でも足を乗せれば途端に牙を剥くえげつないトラップだ。
「これから援軍が山のように続々やってくるけど、とりま始めよ。ほら、はよかかってき?」
 手をこまねいてやれば、ハルファスよりも彼の信者たちが反応する。騒ぎを聞きつけて集まった信者たちは先を争うように祈ったりハルファスを称える文句を唱えて応援するのだった。
「わかっている、このハルファスに敗北などない。いけ、ショディー!」
「はーい!! きゃー!!」
 いちにのさん、で突っ込んでトラバサミの罠に引っかかったショディーの悲鳴が戦いの始まりを告げる合図となる。
「言い忘れてたけど、そこトラバサミの地雷原になってるから気ぃつけな?」
「よ、よくもー!」
 だが、ショディーもたらす赤い雨の中をグレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)は竜翼を用いた飛翔ですり抜け、参戦を果たした。
「烏合の信者を従えやがって、教主様気どりか? クソ野郎が、ブッ殺す!」
 ブンッ、とグレンの構えた大金棒がショディーを壁に叩きつけて戦闘不能に陥らせる。
「次はどいつだ?」
「ひええ……」
 押し合いへし合いして、仲間を前に差し出そうと騒ぐショディーたちをハルファスが叱りつけた。
「なにをしている、全員前へ出ろ!」
「だ、だってー!」
「……来ないのなら、こちらから行きますぜ?」
 一体、いつからそこにいたのだろうか。すらりと斜めに構えた奴崎・娑婆蔵(月下の剣鬼・g01933)が答えを待たずに抜刀し、敵陣に斬り込んだのである。
「きゃあっ」
「わーん!」
 乱れ斬りに巻き込まれたショディーの流す血が包帯に変わって、自分たちの口を塞いでしまった。
「むぐぐっ」
「どうせなら、そら、もっと別の言葉を唄いましょうや」
 娑婆蔵が妖刀を目の高さに上げ、ショディーたちからよく見えるようにその刃を晒した。
「姓は奴崎名は娑婆蔵、人呼んで『八ツ裂き娑婆蔵』。あっしの妖刀も、共に唄われたしとお前さん方を誘っておりやすぜ? ――耳を澄ませて御覧じろ」

 トンカラトン、トンカラトン……。

「トンカラトン♪」
 ショディーどころか、信者たちもうっかりと口にしてしまうほどの猛烈に気になる単語――トンカラトン。
 韻を踏みながら、娑婆蔵は踊るように妖刀で敵を斬り捨てた。戦場に残留する怒りが心地よいほどの力となって血の花を量産する。ひい、ふう、みい……見事な八分咲きじゃァありやせんか。
「ショディー、真面目に戦いなさい!」
 グレンは鼻を鳴らし、体裁ばかりを気にするハルファスに対して啖呵を切った。
「なら、自分で前に出たらどうだ? 信者や配下をこき使ってばかりのクロノス級さんよ」
「私はたくさんのカテドラルを統率しなければならないので、忙しいんです。くっ、このままショディーがやられるようなことになれば、いったん出直して態勢を立て直さなければなりませんね……」
「ぐだぐだ言ってる間に、あと少しだぜ!」
 吼えるように叫び、グレンは血道を開ける。信者たちから悲鳴が上がった。彼らは縋るようにハルファスの背後に隠れ、救いを求める。
「ハルファス様、ショディー様が……!」
「お助けください、ハルファス様――!!」
 だが、信者の訴えとは裏腹にハルファスは撤退の機会を窺い始めていた。
「ショディー、全員で特攻するのだ。私のために命を捧げよ!」
「は、はいい~!!」
 情けなく返事をして、ショディーたちが一斉に飛びかかってくる。
「死なばもろともですぅーーーっ!!」
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【腐食】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【ガードアップ】LV1が発生!

外道・歩
お!先行している方が早速ドンパチしているみたいっすね!
この混乱に便乗して護衛のクロノヴェーダどもを片付けるっすよ!
残留効果【光学迷彩】でこっそり敵の死角に回り込み
{デストロイガントレット}に『念動力』を込めた
パラドクス【デストロイスマッシュ】で不意打ちを仕掛けるっす!
敵に見つかったら『オーラ操作』でオーラのバリアで攻撃を防いで
『衝撃波』を使ったダッシュで即離脱っす!


十六夜・ブルーノ
行こう、ドゥー

こうみえても耳がいいんだ
サウンドSだからね
だから見えない斬撃も
空気を裂く音を捉えれば避けるのは難しくない
軽くステップを踏んで躱そう

…体への負荷を顧みない攻撃か
自分を大切にしないと
キミを大切に思ってくれてる人を悲しませるよ?

本当にハルファスくんが大好きで守りたいんだね
歴史侵略者でもそんな心情は人間と一緒か…
ちょっと複雑だけれど手加減はなしだ
奪われたものを取り戻す

ブズーキで軽快な音楽を奏で
温かな旋律が拡がると共に
光の♪や色鮮やかな譜面型エネルギーを放つ

わざとハルファスくんを狙い
庇うショディーくん達へ確実に当てる

事後も演奏を続けて
ピグマリオンくんやショディーくんの
死出の旅路への餞に


 聞こえる。命が削られる音、空間を裂いて迫る刃の行方。十六夜・ブルーノ(希望の配達人・g03956)は瞼すら伏せ、微かな――けれど確かな音を頼りにショディーの攻撃を躱した。
「な、なんで当たらないの!?」
「……キミは本当にハルファスくんが大好きなんだね」
 ブルーノがステップを踏む度、軽やかなタップ音が鳴り響く。二重の意味でショディーは攻撃を外した。ひとつは、ブルーノのステップが一枚上手だったこと。もうひとつは、図星を刺されて「はわわ」と赤面してしまったから。
「あ、あうう……な、なんでわかったんですかあ……」
「だって、そうでもなければ体への負荷を顧みない攻撃なんてできるかな。しかも――」
 わざと、ブルーノはハルファスを狙ってアイリッシュ・ブズーキを奏でた。軽快なジグの旋律が光り輝きながら譜面を描いて放射する。
「ハルファス様っ!」
 確実にショディーに当てるのならば、庇わせる方が確実だ。
「そうやって、命に代えても守りたいと思っている。だけど、手加減はなしだ。俺にも取り戻したい大切なものがあるから。ねぇ、ドゥー?」
 ブルーノはふわりと切なそうに微笑み、演奏を続ける。外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)はリズムに乗ってテラスに跳び込み、颯爽とガントレットを嵌めた拳を振るった。
「きゃあっ!」
「不意打ち成功っす!」
 にやっ、と歩は笑ってすぐさま離脱する。狙うは敵の死角だ。弧を描くようにして滑り込む。ジェットのように噴出する衝撃波が激しく迸り、戦場に綺麗な弧を描いた。
「どこいったの!?」
 光学迷彩によって周囲の壁に溶け込んだ歩の居場所が分からず、ショディーはでたらめな方向へ赤い雨を降らせた。
「ここっすよ!」
「あーん!!」
「そこだあっ!!」
 ようやく、仲間の犠牲と引き換えに居場所を突き止めたショディーの反撃。歩はとっさに展開したオーラで弾き返し、腰を落として低く拳を構えた。
「これで――止めっすよ!」
 唸る拳がショディーを捉え、スクリューのような跡を引きながらテラスへ激突。固唾を飲んで見守っていた信者たちの間から悲鳴が漏れる。
「そんな、ショディー様が……」
「ハルファス様、仇を――え?」
 いない。
 さっきまでそこにいたはずのハルファスが、どこにもいなくなってしまった。歩は、慌てふためく信者たちに向かって見得を切るような格好で告げる。
「残念! 信者さんたちを置いてどっか逃げちゃったみたいっすね」
「う……嘘だ! ハルファス様が我々を置いていくわけがない。そうだ、ラーフ様を呼べ。大聖堂にいるはずだ。ラーフ様なら、ハルファス様の行方を知っているはず……あっ」
 走りだそうとする信者たちの前に、ブズーキを奏でるブルーノが歩み出た。
「無粋はおやめよ。ピグマリオンくんやショディーくんの、死出の旅路への餞に今は耳を傾けて」
「死出の旅路への……餞……」
 彼らはごくりと喉を鳴らした。
「そうだよ」
 ブルーノは頷いた。
 とても神妙な仕草だった。
「皆、いなくなった。さぁキミたちは一体どうする?」
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【建造物分解】がLV2になった!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【ガードアップ】がLV2になった!

十六夜・ブルーノ
信者達も
この世界で縋るもの
守ってくれるものを求めているだけなんだろう
無理もない
彼らも歴史侵略者の犠牲者だ
そんなことが必要のない歴史を
早く取り戻して上げたいな

ブズーキをぽろろんと爪弾きながら話

ハルファスくんは逃げた
脱兎の如く一人で、ね
信じたくないかもしれないけれど事実だ
この場にいた君たちが一番判っているはずだ

配下が犠牲にし
信者を置き去りにして逃げる
そんな相手は畏怖するような対象かな?
いいや
むしろ嘲笑していい位だ

港区の支配者の敗走は衝撃は大きいよね
その上で敢えて言うけれど
未来は君たちが創りあげていくんだ
希望はある
【勝利の凱歌】

ハルファスくんの事なんてポイしちゃって
勇気をもって未来を切り拓いていこう


小佐田・輪
主神の像に彫刻、古き良きカルトデスね……

ハルファスもアナタ方を守りつつ勝てるほど強くはなかったようデスね
むしろアナタ方の信仰を拠り所にしてるとも聞きマス
アナタ方の安全は心配ありマセン、ハルファスより強いワタシ達が保証しマス
しかも信仰はそれほど必要ありマセン。少しくらい応援してくれると嬉しいデスがね……フフ……
それに……もっと強くて得体のしれないものはたくさんいマス
世界の不思議な物事に目を向けてみるのもいいかもしれマセンね……
こんな感じで強さや得体の知れなさを「伝承知識」も利用しつつ否定していきマス

カルトの隆盛から衰退に関われるとは、フフ……貴重な経験デス

アドリブ連携歓迎デス


 十六夜・ブルーノ(希望の配達人・g03956)は、しんと静まり返ってしまったテラスでブズーキを奏でた。
「ハルファスくんは逃げた。脱兎の如く一人で、ね」
「う……嘘だ!」
 哀れな信者たちは見捨てられた現実が受け入れられない。ブルーノは彼らの弱さをそこに見た。拠り所のない不安定な世界で生きるために、守ってくれるものを求めているだけなのだ。彼らもまた、歴史侵略者の犠牲となった者たちだった。
「だって、ハルファス様は言っていた! ハルファス様がいる限り、このカテドラルが落ちることはないと……そのハルファス様が逃げるだなんて俺たちは信じないぞ!」
「……ならば、ハルファスはアナタ方が思っていたほど強くはなかったのデショウ」
 指先でハルファスを模した像をなぞった小佐田・輪(紡ぎ紡がれしオカルトマスター・g01356)は、感嘆のため息をもらした。建物の外観もそうだが、内部はそれにしも増して宗教的であった。それも、古き良きカルトを彷彿とさせる崇拝のカタチ。
「むしろ、ハルファスの方がアナタ方の存在を拠り所にしてるとも聞きマス」
「え? ど、どうして……」
「それは、ここを任されたラーフくんとやらが教えてくれるだろうさ。もう少ししたら、きっとね」
 ブルーノが唄う。
「ラーフ様が――」
「そう。配下を犠牲にし、信者を置き去りにして逃げたハルファス。それでも、君たちは彼を畏怖し続けるというのかい?」
 旋律が転調し、疑問を投げかけるようなテンポで信者の心を解き放つ。凝り固まった概念ではなく、本心に囁きかける。
 ――むしろ、嘲笑していい位なのに?
「う、く……っ」
 洗脳が解け始める。心地よいブズーキの音色が忘れ果てていた自尊心を蘇らせる。それは凱歌。未来への希望を導く、勇気を与えてくれる。
「し、しかし……ハルファス様なしでは生きられない……いつ、大天使たちに襲われるかわからないこの場所で、どうやって生きればいい?」
「その心配はありマセン」
 輪は胸を張って請け負った。
「アナタ方の安全は、ハルファスより強いワタシ達が保証しマス」
「ハルファス様より強い?」
「そうデス」
 自信を持って頷く輪を取り囲んだ信者たちは、ざわざわと相談し始める。輪はさらにこう言った。
「しかも、信仰はそれほど必要ありマセン。ただ少しばかり、応援してくれると皆さん喜ぶでショウ」
「応援? それだけでいいのか?」
「はい。それに……」
 輪はテラスから望む夜空を見上げた。
「世界にはもっと強い者も、得体のしれない不思議もたくさんありマス。もっと視野を広げてみたらいかがデス……?」
 目くばせを送ると、ブルーノが頷いて音色を紡ぐ指先を速めた。
「未来は君たちが創りあげていくんだ。さあ、君たちの目には何が見える? いなくなった支配者の事なんて考えている場合じゃないよね。勇気をもって、未来を切り拓いていこう」
「未来…を……」
 彼らの瞳が徐々に輝きを取り戻してゆく。輪は口元に笑みを湛えた。カルトの隆盛から衰退に関わるという貴重な体験による愉悦こそが、何にも勝る褒美であった。
「お前たち、ハルファス様を裏切るのか!?」
「だって、もういないんだ。仕方ないじゃないか」
「なんだと――!」
 まだ納得できない数人の信者が他の者に食ってかかり、小さな衝突が起こった。一方、自らの力が弱まってゆくのを感じ取ったラーフの呻きが礼拝堂に反響する。
「信者どもの畏怖が足りん……このままでは、くそっ――侵入者め、どこだ、上か!? 信者どもを取り返さなくては……!!」
 ラーフは礼拝堂を飛び出し、騒ぎの中心地であるテラスへと急ぎ駆け出して行った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
【先行率アップ】がLV2になった!

グレン・ゲンジ
信者の諍いを体張って止めるぜ!どうせ一般人に何されたって効かねえしな!

おい、こんな事してる場合か!
ハルファス様を裏切るのかだと?逆だぜ、ハルファスがお前らを裏切って逃げたんだろ!

この東京の人間は、みんな大天使かアークデーモンのどっちかが敵なんだな…そりゃ天使や悪魔に祈っちまうよな。戦う力がなかったら、俺だってそうしてたぜ
だけど、もう大丈夫だ!大天使は俺たちが倒す!アークデーモンもだ!怪物のいない世界で、人間の力で生きるんだ!
俺たちはそういう世界を取り戻しに来たんだ!俺たちは…ディアボロスだ!

見てろ!もうすぐここにハルファスのしもべラーフがやってくる…次はそいつをぶちのめす!


「おい、こんな事してる場合か!」
 グレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)は暴れる者たちを引き離し、間に割り込んでこれ以上の喧嘩を阻んだ。
「邪魔するなっ」
 ぽかぽかと殴られたところで、グレンには痛くもかゆくもない。もう一度、「落ち着け!」と怒鳴った。
「逆だろが! そのハルファスが先にお前らを裏切って逃げたんだっていい加減に認めろよ!」
「うっ……」
 グレンは信者たちを眺め渡した。不安そうなもの、怒りを露わにしているもの、たくさんの感情がそこにあった。
 ――もしも俺に戦う力なかったなら、こいつらみたいに相手が大天使だろうが悪魔だろうが祈ってたかもしれねえ。
 だが、と拳を握って呼びかける。
「俺たちを信じろ、もう大丈夫なんだ! 大天使も、アークデーモンも俺たちが倒す! 怪物のいない世界を取り戻してやるから……俺たちディアボロスが!」
「ディアボロス……!?」
 信者の口から、その名が幾度も紡がれた。
 ディアボロス、ディアボロス、ディアボロス……!! 唱和されるごと、カテドラルに集められたハルファスの魔力が抜けてゆくのがわかった。この聖堂はもはや、もぬけの殻だ。
「貴様、なんということを――ッ!!」
 グレンはゆっくりと、待ち受けていたかのようにテラスへ駆けつけたラーフを振り返った。
「来たな、ハルファスのしもべめ。次はお前をぶちのめす!」
「言ったな? できるものならやってみるがいい。ここは私のカテドラルだ、追いつけるものなら追いついてみよ!」
 地獄から轟くような咆哮と共に、ラーフは階段の手すりを飛び越えた。目指すは大聖堂。そこにディアボロスを誘い込み、籠城戦を展開するつもりらしい。
「追うぞ!」
 グレンが叫んだ。
「間に合うものか!」
 ラーフは背の翼を広げ、滑空するように先を急ぐ――階下の広間にある大聖堂へ。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!

リューロボロス・リンドラゴ
間に合うものか、だと?
地の利に随分と自信があるようだが、いかんせん翼の扱い【空中戦】は我の方が上のようだな。
彼奴が目的とする大聖堂についたその瞬間、それまで追い詰められていたからこそ大きく安堵しよう。
その心の隙をつかせてもらうとしようぞ。
一瞬、刹那の張り詰めた緊張が解けた瞬間に、我がパラドクスで一撃離脱の突撃よ。
「我こそは龍、我こそはドラゴン、我こそはディアボロス!
竜の頭は持っていようと、尻尾は蛇か、ラーフよ!
否、見たところ尻尾はないか!
その割には尻尾を巻いて逃げるのは得意と見た!」
ディアボロスコールに応えるように名乗り上げつつ、籠城などさせじと挑発で畳み掛けようぞ。
後続が戦いやすいようにの。


「――?」
 なぜ、追ってこない? ラーフは不可解な素振りで背後を振り返る。啖呵を切ったものの、それはあくまで去勢であった。信者たちの畏怖を失った今、数人で足止めすれば楽に足止めできたであろうに。
「なぜだ? このままでは楽に大聖堂へたどり着いてしまうが……」
「それは、こういうことだ!」
 無事、大聖堂にたどり着いた瞬間を狙ったかのように迸るリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)の、まさにぴたりとタイミングを計りきったこれ以上ない一撃がラーフの胴体を激しく穿った。
「な……ッ、いつの間に先回りを」
「簡単なことだ。貴様の地の利よりも我の翼の扱いの方が勝っただけのこと」
 すぐさま離脱し、敵から距離を取ったリューロボロスは見せつけるように背の翼を広げる。背後には大聖堂の扉。もしもそこへラーフを入れてしまっていたら、それこそ地の利を与えることになっていただろう。
「あそこだ!!」
 後から駆け付けた信者たちが、遠くから取り巻くように戦場を見守り始めた。自分たちの洗脳を解いてくれたディアボロスの言葉を信じ、逃げずに最後まで戦いを見届けようとしているのだ。
「我こそは龍、我こそはドラゴン、我こそはディアボロス! 竜の頭は持っていようと、尻尾は蛇か、ラーフよ! 否、見たところ尻尾はないか! その割には尻尾を巻いて逃げるのは得意と見た!」
「うぐっ……」
 信者たちの眼前で痛恨の指摘を受けたラーフの顔が恥辱に染まる。完全に頭からは地の利を取ることが抜け落ち、なんと言い返そうかと奮闘する様子をリューロボロスは冷静に見定めた。
「ラーフ様が何も言い返せないでいるぞ」
「あの子もディアボロスなのか? 小さいのに神々しい……!」
「――黙れ!!」
 直後、ラーフの吐いた熱線が迸る。
 周囲にあった彫像が焼き切れて崩れ落ちるのをリューロボロスは見た。信者たちは慌てて後ずさり、ラーフは怒りに打ち震えて告げるのだった。
「黙らんか! ころころと手のひらを反す信者などこちらから願い下げだ。ディアボロスめ、おのれ……おのれ……許さん……ッ!!」
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】がLV2になった!

グレン・ゲンジ
ネメシスモード発動により、体が真紅の怪獣のような体型に変化する

お前のような三下にあと何度言えばいいかわからんが、『許さない』ってのは俺たちディアボロスのセリフだぜ!

応援してもらえるのは嬉しいが、一般人に犠牲が出たら形無しだぜ!だからパラドクスを封じる!

パラドクスで強化した両手で敵の首を絞めてやるぜ!いくら狂気の声だろうと、俺一人に聞かせるのが関の山だろうよ!
大聖堂への逃亡も防げて一石二鳥だぜ!

俺を狂わせるだと…上等じゃねえか、狂ってやるぜ…!
殺す…殺すッ!お前も…お前らも…クロノヴェーダを殺す…!
守るため…生きるため…殺してやるぞォォォ!!!


十六夜・ブルーノ
畏怖を失い狼狽える様は哀れだけれど
俺達には取り戻したいものがある
ラーフくんを倒そう

ポケットから蔦植物の種をぽいぽい
【植物活性】でぐんぐん成長をさせて窓を覆う
日光を遮れば
太陽の熱の吸収量が下がるから
威力が弱まったり
エネルギー切れが起こりやすくなるかも
まあダメ元で

俺とドゥーと二つの槍から放つ翠の電撃で
熱線を迎撃

稲妻迸る槍で一撃
雷光が万華鏡の如く映し出すのは
信者くん達の姿
【託されし願い】が稲妻となり
ラーフくんの体内を駆け巡り
内から灼き尽くす

戦闘後にブズーキを演奏
ラーフくんの死出の旅路の安寧を願う
これは【勝利の凱歌】でもあるよ
信者くん達の心に勇気と希望の灯が燈るといいな
未来への旅路を応援しているね


外道・歩
取り壊し作業も大詰めっすね!信者の皆さんの目を覚ますことはできたし
あとはここの施設の責任者ごと更地に変えるだけっすね!っと!
(残留効果【怪力無双】でハルファスの彫像を持ち上げる)
信者の皆さんはさっさとこの建物から逃げたほうがいいっすよ!
じゃないと…こんな風になるかもしれないっすよ!
(『念動力』と『衝撃波』を使い、敵に向けて彫像を弾丸のように打ち出す)


小佐田・輪
フフ……信頼を得られるような派手でカッコいい戦い方は皆サンに任せて、ワタシはいつも通りひっそりオカルティックに戦いマショウ

【光学迷彩】で不意打ち、【トラップ生成】【腐食】で足止め、【飛翔】で攪乱、回避等々しながら【アイテムポケット】から武器を取り出し「早業」で「呪詛」を込めた『神蝕呪刃』を叩き込みマス
敵の攻撃対策に極力首や口を狙いマショウ
【腐食】の霧なら太陽熱や月光も多少は防げマスかね
「伝承知識」も利用しマス

フフ……言葉を尽くすのも大事デスがやはり自身の目で見たものこそ信頼できるようデスね

アドリブ連携歓迎デス


石心・リーリャ
・心情
信者の信仰心があんなに無くなっちゃうなんて、さすがじゃん!
あとはラーフを倒せば、港区奪還に一歩近づけるわけだし、ここで逃がすわけにはいかないっつーことね。

・行動
ラーフは大聖堂で防戦するつもりだったみたいだけど、もう後が無いってことじゃん?
「東京タワーの目の前にお墓が立つなんていーじゃん?せっかくだから、手加減無しで盛大に送ってあげるよ!」
とか、思わず挑発が口から出ちゃうよ。
ラーフを挑発して、攻撃を誘ってから、敵の攻撃に合わせて【薄明螺旋剣】をぶち当ててく。
ラーフとバチバチやりながら、パラドクス効果【避難勧告】で信者たちに逃げるよう警告するよ。
「巻き添えにならないようにさっさと逃げとき!」


「黙らんか! ころころと手のひらを反す信者などこちらから願い下げだ。ディアボロスめ、おのれ……おのれ……許さん……ッ!!」
 グレン・ゲンジ(狂刃のスレイヤー・g01052)は心底から悔しがるラーフを笑い飛ばすように声を荒げた。体表色の真紅がさらに深さを増し、獰猛な怪獣めいた復讐神としての本性をさらけ出して曰く。
「それは俺たちのセリフだぜ。何度だって言ってやる、お前たちをディアボロスは絶対に許さない!!」
「くっ、生意気な――」
「無理しないほうがいーんじゃない? もうここがアンタのお墓になるのなんて決定事項なんだしさ、手加減無しで盛大に送ってあげるよ! ほら、こっちこっち」
 手を叩いて挑発する石心・リーリャ(アンチェインド・サイレンス・g04371)の背後には、テラス越しにそびえ立つ東京タワー。
「大聖堂風に言ったら十字架って感じ? アンタの墓標にはちょうどいい目印だと思うよ」
「フフ……オカルティックな例えデスね。すべてのカテドラルが沈黙した時、なかなか壮大な光景が東京タワーの周辺で見られそうデス」
 小佐田・輪(紡ぎ紡がれしオカルトマスター・g01356)の囁くような笑い声は、どこから聞こえるのか一切の気配を悟らせない。
「ど、どこだ? ぬッ――」
 ラーフの足元があっというまに腐食し、逃げ場を無くすように追いつめられる。光学迷彩によって壁紙と同化した輪は天井付近まで飛翔、戸惑う敵の注意を己に引き付けた。
「くッ、どこだ!? まとめて焼き切ってくれるわ!!」
 手あたり次第にラーフは熱線の吐息をまき散らし、カテドラルの内装を自ら破壊していった。ほとんど自滅に近い行為の哀れさに十六夜・ブルーノ(希望の配達人・g03956)の眉が微かにひそまる。手の中に握った種を床に撒けば、見る間に芽を出し蔓を伸ばした緑がテラスや窓に絡みついて輪の仕向けた腐食の霧とともに太陽光を遮ってしまった。
「悪いけど、力の源を絶たせてもらうよ。俺達にも負けられない理由があるんだ」
 植物によって外光を遮られた室内は一気に暗くなる。闇の中にぽぅと炎の螺旋が浮かび上がるのと同時に、激しい鎖鋸の回転音が鳴り響いた。
「てえい!」
 リーリャの操る螺旋剣が、床ごと削りながらラーフに襲いかかる。
「ぐあッ!?」
 直撃を受け、態勢を崩した隙をついた輪は手品のような仕草でアイテムポケット化した胸元の傷から妖刀を抜き払う。切っ先に宿す呪詛を、目で追いきれないほどの速度でラーフの口腔内へと突っ込んだ。
「ふぐッ……」
 まさに熱線を吐く寸前だったラーフは喉をやられて苦悶に喘ぐ。輪は敵の耳元で少し興奮ぎみに尋ねるのだった。
「呪詛の味はいかがデスか? 研究のために是非とも聞かせてくだサイ」
 だが、ラーフは答えることすらできない。痛みと呪詛で制御しきれなかった熱線が暴れるのを、ブルーノとドゥーの放った翠色の雷撃が相殺するような形で消し去った。
「よし、ドゥー。いい感じだ」
 熱線が駄目ながら咆哮を、と叫びかけたラーフの後頭部にハルファスの彫像がぶつかって派手に砕ける。
「な……ば、罰当たりな!?」
「だって、手ごろだったんすよ」
 外道・歩(”破滅”に向かい突き進む女・g02219)はいくらでも転がっているハルファスの彫像を残留効果の加護によって軽々と持ち上げると、戦いの行方を見守っていた信者たちを振り返った。
「皆さんはさっさとこの建物から逃げたほうがいいっすよ! じゃないと――」
 軽く助走をつけ、歩は念動力を解き放つ。瞬間、担いでいた彫像が弾丸のような勢いで射出されてラーフの体に激突。歩は自分のやった結果にやっと笑い、次々と彫像を撃ち出した。
「弾ならいくらでもあるっすからね! さあ、逃げた逃げた。こんな風になりたくなかったら、建物からできるだけ離れといてくださいっす。ここはこれから更地になるっすよ!」
「そーそー、巻き添えにならないようにさっさと逃げとき!」
 天井でリーリャの発動した避難勧告のための赤いサイレンが明滅した。信者たちは「でも」と迷う様子を見せる。
「私たちも最後まで……」
「応援したいって? ははっ、もう完全にうちらのファンじゃんね。でも、危ないから行きな! うちらならヘーキヘーキ!」
 リーリャが背中を押すと、信者たちは後ろ髪を引かれながらも戦場から離脱をはじめた。その途中で、はっと気づいて声を上げる。
「あれは、私達の?」
 彼らの意思を受け取ったブルーノの、眩き雷光を纏った槍の一閃。そこに映し出されていたのはまさしくディアボロスに願いを託した信者達の姿であった。言葉よりも自身の目で見たものをこそ人は信頼するのだろう。小さな気づきがやがて波紋となってこのディヴィジョンの人々を変えてゆくだろうきっかけの誕生を目の当たりにした輪は歓びに身を震わせる。
「オカルトライターの血が疼きマス……ッ」
「キミたちの応援を俺たちはたしかに受け取ったよ」
 ブルーノはおっとりと微笑み、「さあ、おいき」と彼らの避難を促した。それを許し難いのは信者を奪われたラーフである。
「小癪な……!!」
 刹那、ラーフの咆哮がカテドラル中に響き渡るはずだった。そうならなかったのは、グレンの筋骨隆々と強化された両の手のひらがその喉元を締め付けるように握りつぶしていたからだ。
「ぅ、ぐ……!?」
「これなら、俺にしかお前の声は聞こえねぇ……」
「ば、馬鹿な、こんな――」
 血走った目で首を締めあげてくるグレンにラーフは全身を震え上がらせる。狂っている。いや、ラーフが狂わせたのだ。
「殺す……殺すッ! クロノヴェーダは全て殺してやるぜ……守るため、生きるためになァァァ!!」
「あああッ――!!」
 鈍い音がして、首の骨を折り砕かれたラーフの体内でブルーノの稲妻が爆ぜた。丸焦げになった体から力が抜ける。ようやく正気を取り戻したグレンはネメシス化を解いて深い息をついた。
「決着はついたな」
「……どうか、死出の旅路の安寧を」
 テラスからは、カテドラルから避難した信者たちが遠巻きに建物を見つめている光景が見える。ブルーノは植物の活性を解いてテラスに出た。歌う。葬送と凱歌と表裏一体の旋律を奏でるブズーキの音色は夜明けのような淡い勇気と希望の色に満ちていた。
 信者が手を振るのがわかった。だから、ブルーノたちも手を振り返す。未来への旅路はきっと、ここから始まるのだから。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【怪力無双】がLV3になった!
【託されし願い】LV1が発生!
【建造物分解】がLV3になった!
【腐食】がLV3になった!
【避難勧告】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV8になった!

最終結果:成功

完成日2021年10月16日

ハルファスのカテドラル

 港区を支配するジェネラル級アークデーモン『死と破滅のハルファス』は、港区の完全な統治すらままならない状態で、品川区の大天使の侵攻を受けていました。
 この侵攻に加え、ディアボロスの攻撃を受け、さらにディアボロスの行った誘導作戦の影響で「江東区のアークデーモン」が侵攻の兆しを見せており、存亡の危機に陥りつつあるようです。
 そのため、ハルファスは、本拠地である東京タワーを中心に、有力なカテドラル(悪魔聖堂)を配置し、根拠地の防衛に徹する構えを見せています。

 カテドラルは『ハルファス』自身が駆けつける事ができる最終防衛ラインです。
 ジェネラル級であるハルファスは、アヴァタール級・トループス級のアークデーモンや大天使の支配権を強引に奪い取って配下にできます。
 そのため、他区の軍勢による侵攻を食い止められていますが、ディアボロスには関係がありません。
 ハルファスの港区絶対防衛ラインを破壊する事で、港区をハルファスの手から解放する決戦を挑めるようになるかもしれません。

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 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#TOKYOエゼキエル戦争
🔒
#ハルファスのカテドラル
🔒
#港区


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選択肢『ハルファスの畏れを失わせる』のルール

 港区を支配するジェネラル級アークデーモン、死と破壊のハルファスを畏怖し従順ン位従う一般人から畏怖の心を失わせる事を試みます。
 悪魔神殿に住む一般人達は、ハルファスを絶対の存在であると畏怖しており、この畏怖の力で、この悪魔神殿の👿(アヴァタール級アークデーモン)を強化しています。
 この悪魔神殿にハルファスが存在している限り、この畏怖の感情を失わせる事はできません。
 逆に、ハルファス撤退後は、逃げ出したハルファスを誹謗中傷するなど、いかにハルファスが畏怖に値しないかを示す事で、畏怖の感情を失墜させることが出来るようです。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達しない限り、👿のリプレイでは大成功🔵🔵🔵🔵以上が発生しない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾施設を警備するトループス級『ピグマリオン・プッティ』のルール

 施設の警備を行っているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 撃破する事で、施設での行動を行いやすくなります。
 撃破せずに行動する場合は、行いたい行動の選択肢を選びつつ、👾への対策などを同時に行う必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾ハルファスと護衛トループス『ショディー』のルール

 港区を支配するジェネラル級アークデーモン、死と破滅のハルファスとハルファスを守るトループス級との戦闘を行います。
 死と破滅のハルファスは、他の区のアヴァタール級やトループス級であれば、支配して配下にする事が可能である為、自ら防衛の最前線に駆けつけています。
 しかし、ディアボロスに対しては、その力を発揮できない為、ディアボロスが攻めてきた場合、集団敵を前面に押し立てて戦闘を行わせます。
 集団敵が敗北しそうになれば、自分だけ撤退してしまいます。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『『羅睺星』ラーフ』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「冰室・冷桜」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。