【幻想竜域キングアーサー奪還戦】雪がせることなかれ(作者 寅杜柳)
#幻想竜域キングアーサー
#【幻想竜域キングアーサー奪還戦】円卓の間の破壊者
#幻想竜域キングアーサー奪還戦
#王の偶像『クロム・クルアハ』
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●失態を冒したなら
キャメロット城を望む丘の上に巨石が運び込まれ積み上げられていく。
知っている者が見たのなら、造られていく巨石の遺跡はストーンヘンジを連想することだろう。
主に駆り立てられせっせと作業を進めていく竜鱗兵やドラゴン達へと檄を飛ばす黒竜は『 王の偶像『クロム・クルアハ』』、かのドラゴンは儀式の為にこの地に遺跡を築かんとしているのだ。
『ストーンヘンジが健在であったならば、このような準備もなく、いますぐにでも円卓の間を破壊できるというのに……』
悔やむドラゴンは復讐者の口車に乗せられ円卓の間を放棄し撤退した事を王に厳しく叱責されている。その失態を埋め合わせるべく、かつて守護していた円卓の間を破壊する為の儀式の準備を進めているのだ。
『ディアボロスの甘言に騙されるとは、このクルアハ一生の不覚であった。かくなる上は、この命を捧げても、汚名を返上せねばならぬ』
その忠義を王に捧げるべく、汚名を雪ぐべく。
『アーサー王陛下、我が忠誠を見届けてください』
そして黒き竜は巨石遺跡を築く配下達へと指示を飛ばし、白き二角の『剣騎『エクスカリバー』』は急ぎ作業を進めていく。
新宿駅グランドターミナル。
「幻想竜域キングアーサー奪還戦のファーストアタックが始まっているね」
黒いメーラーデーモンを連れた時先案内人である彼、ハーバート・コールフィールド(奏で語る竜・g03385)が集まった復讐者達に説明を開始する。
「妖精郷を滅ぼす寸前まで追い込んだり、ドラゴンはクロノヴェーダの中でも特別に強力な存在だ。けど皆の活躍で多くの円卓の騎士が討ち取られ、竜域ダンジョンも失って妖精郷からも撤退、更には《七曜の戦》の結果で多くの土地を失って絶対不可侵とされたキャメロット城まで奇襲攻撃で陥落してる……今こそ断片の王『アーサー・ペンドラゴン』を討つ絶好のチャンスだよね」
でも、油断はできないと竜の少年は表情を引き締める。
「ここまで追い詰めてもアーサー王は勝利を諦めていないんだ。大天使からの情報もあるのか、どうにも奪還戦の為に現れる『新宿島』を破壊してディアボロスを撃退する準備を整えて待ち構えていて、 その上で自らが敗北した場合でも『幻想竜域』を残すべく『王妃竜グィネヴィア』をゴンドワナ大陸に移動させ、更には未知のディヴィジョンである『空想科学コーサノストラ』とも密約を結んでいるみたいなんだ。……厳しい戦いになると思うけど、この難敵を倒し切る為に皆の力を貸してほしい。
そうハーバートは要請し、今回パラドクストレインが向かう地の敵についての説明に移った。
「今回戦う事になるのは奪還戦当日に円卓の間を砕く為に巨石遺跡を築いている『王の偶像『クロム・クルアハ』』配下の『剣騎『エクスカリバー』』になるよ。口車に乗せられて円卓の間を放棄したクルアハはそれを帳消しにするための儀式の準備を進めている。当日の戦いでそれを阻止するために予め襲撃を駆けて配下を倒し、戦力を削るのが今回の作戦になるね」
そこまで説明したハーバートは復讐者達を見回して。
「これまでの奪還戦とは違って今回の戦いでは断片の王『アーサー・ペンドラゴン』の聖剣エクスカリバーによって新宿島が致命的な打撃を受ける可能性が予測されてるよ。そうなった場合『新宿駅』が消失してどのような影響が出るかは分からないけど……これまでのような戦い方は不可能になるだろうね。それを阻止するために速やかにアーサー王を撃破する必要があって、その為に事前に敵戦力をできるだけ削った方がいいだろうね」
それじゃあ頑張ろうね、と締め括ったハーバートは、到着したパラドクストレインへと復讐者を導いた。
リプレイ
美空・旭
描いた陣から空間破壊の光を放つ【時空貫通砲】で攻撃していきます。本来は対クロノオブジェクト用のいわば『攻城兵器』を想定したパラドクスです。
「大味な感じは否めませんが、仕方がありません。現状の手札ではこれがベターです」
何せ私の他の主力は水による攻撃なので、雷をまき散らす敵陣に水をまき散らすのは敵味方関係なく被害が出かねない。味方を巻き込むのは論外でしょう。『自在光輪』ならそこは問題ありませんが残留効果が飛翔。雷を操る敵を前に下手に飛べば格好の的にされてしまいます。達人撃はデメリットも無く威力も申し分ありませんが数が数なので1体1体叩いていたのでは埒があきません。そんなわけで選択肢はこれだけ。削るだけ削って取りこぼしは他の方に叩いてもらいましょう。
「我ながら手札が少なくて困ったものです……もっとできることを増やさないと先が思いやられます。何故先のことを話すのか? 当然です。これは決戦前の露払いであって、決戦ではないのですから」
使用可能な技能は全て使用、アドリブ、絡み、連携歓迎です。
ディアナ・アインホルン
相手が集団で突撃してくるなら、こっちも先手を取って、突撃してくる相手を迎え撃とう!
相手が突撃を開始してきたら私も正面から飛んで、突進してくる集団の最前衛を狙って一斉射撃!
カウンターの要領でより深いダメージも与えたいけど、ミサイルなどの爆発も利用して、相手を転倒させたり、その場で踏ん張らせたり、土煙とかで私達の姿を隠したり等で突撃そのものの勢いを削ぐのも狙いの一つだよ。
足を止めてしまったらまた突撃の勢いを得るまで時間が必要だろうし、それまでは的になっちゃうだろうから。
私自身は最初の一斉射撃の後に急上昇して離脱。
相手の動きが止まったところに、遠距離から攻撃を仕掛けて混乱を助長したり、再突撃の妨害したりと仲間が攻撃するチャンスを増やすね。
もし、再突撃が行われるなら同様に敵の最前衛に攻撃を仕掛けるね。
ユオ・ルスカ
連携、アドリブ共に歓迎
【心情】
自らの不徳を認め、命を懸けて汚名を雪がんとする姿勢。敵ながら敬意を抱かずにはいられませんな。
ですが成し得させる訳には行きますまい。
可能な限りかの白き二角達を削るべく、我もまた死力を尽くしましょう。
【行動】
「さあ、復讐者が馳せ参じました。討たねば泣きを見るは卿等です。」
大楯を高く掲げ地を強く踏み呼び掛けましょう。
それと共に吶喊し敵の気を引くことを狙います。
我は守勢寄りのパラドクス故。【反撃アップ】
攻撃を誘うのと共に、連携する味方あればその方々が攻撃し易い状態、行動し易い状況を作ることも意識しています。
敵の一角両断は大楯と忍耐を以て受けながらパラドクスを使用。
大楯で押し返すと同時に、魔術を以て巨大な盾を周囲に出現させます。
其れらで殴り付けるように突き飛ばし、或いは挟み込むように圧死を齎しましょう。
初撃以降は味方との立ち位置を意識して立ち回り、撤退を加味して突出は控えます。
潮時とあれば気休め程度に【防衛ライン】を展開し退き。
「死力を尽くせど死するに非ず、ですな。」
リューロボロス・リンドラゴ
ほう……。
円卓の間の征圧だけでなく、ストーンヘンジ奪還も効いておるようだの。
見事なり、同胞達よ。
ぬしらの奮闘に我も応えてみせようぞ!
クロム・クルアハは思い知るであろうよ。
一生の不覚はまだまだこれからだということをな!
雪辱などさせはせぬよ。
くははははは!
剣騎『エクスカリバー』だと?
全く、エクスカリバーのバーゲンセールよな!
良い。アーサー王のエクスカリバーを叩き折らんとしておるのだ!
自称エクスカリバー共を粉砕しまくれば縁起が良かろうよ!
我らの験担ぎとなれ!
――六合よ、我が威を恐れよ。乾坤引き裂くは竜である。
我が雷霆万鈞のブレスで片っ端から消し飛ばしてくれるわ!
【ダメージアップ】で自他の殲滅力アップよ!
自らを避雷針とし、雷の刃を撒き散らしておるようだが、果たして、貴様たちに我が雷を受け止められるかの?
我が雷を受け止めきれぬ貴様らが撒き散らす雷の刃如きでこの我を貫けるものか!
画竜点睛を欠いてくれるわ!
とはいえ数が数だからの。
引き際は見誤らぬよ。
精々王のエクスカリバーが折れる日を震えて待つが良い!
●円卓砕きを阻む
パラドクストレインより降車した四人の復讐者は急ぎ丘を駆けていた。
「ほう……円卓の間の征圧だけでなく、ストーンヘンジ奪還も効いておるようだの」
見事なり、と先の戦いでの同胞の成果に感嘆するリューロボロス・リンドラゴ(ただ一匹の竜・g00654)。
その奮闘に応え、全力を尽くす。円卓破壊儀式を執り行おうとするクロム・クルアハに、一生の不覚はまだまだこれからだと思い知らせる為に。
そしてユオ・ルスカ(Lopussa kiitos seisoo・g10632)の考えは彼女とは異なっていた。
(「己の不徳による失態を認め、そして命を懸けて汚名を雪がんとする……敵ながら敬意を抱かずにはいられませんな」)
その姿勢については思う事はある。だが、
(「ですが成し得させる訳には行きますまい」)
この後の奪還戦に向け可能な限りかの白き二角達を削る――その為に死力を尽くす。
進路上に白き竜鱗兵の姿が見える。十体前後、丁度いい数だ。
「さあ、復讐者が馳せ参じました。討たねば泣きを見るは卿等です」
大楯を高く掲げ、ユオが地を強く踏み高らかに呼び掛ける。
復讐者――敵の襲来に戦闘態勢を取る剣騎エクスカリバー達。
「くははははは! 剣騎『エクスカリバー』だと? 全く、エクスカリバーのバーゲンセールよな!」
突如高笑いするリューロボロスの声に白き二つ角の竜鱗兵が反応する。
「――良い。アーサー王のエクスカリバーを叩き折らんとしておるのだ! 自称エクスカリバー共を粉砕しまくれば縁起が良かろうよ!」
それは明らかな挑発、怒りに震え攻撃にかからんとする己の身と角を避雷針と変えようとして、
「我らの験担ぎとなれ!」
その前に発動したのはリューロボロスのパラドクス【霹靂の神雷竜王砲】、
「――六合よ、我が威を恐れよ。乾坤引き裂くは竜である」
大きく息を吸った龍の少女がそう告げて、放たれた迅雷の息吹が三体の避雷針に突き刺さった。
(「自らを避雷針とし、雷の刃を撒き散らしておるようだが、果たして、貴様たちに我が雷を受け止められるかの?」)
残留効果により高まった破壊力は己の身を避雷針と成し反撃のパラドクスを発動した聖剣の名を冠した竜鱗兵を薙ぎ払い消し飛ばす。
龍の息吹にへし折られたかの騎士達の瞳に最期に焼き付いたのは雷に引き裂かれし世界、反撃として周囲に雷の刃を撒き散らしはしたが、
「我が雷を受け止めきれぬ貴様らが撒き散らす雷の刃如きでこの我を貫けるものか!」
リューロボロスの攻撃の勢いに押し切られたのか、彼女に傷を与える事は叶わなかった。
しかし竜鱗兵も然るもので、雷に焼かれながらも次の攻撃にかかる。
真っ直ぐ、稲妻と見紛う勢いで剣騎が突撃してくる。一番槍の栄誉、そして続く者の士気を高めんとするかのような迷いのない突進。
だが航空突撃兵のディアナ・アインホルン(夜空を切り裂く流星・g01791)にとってそれは予測済み、先手を取って迎え撃つべくパラドクス【殺到する流星】を発動していた。
「この距離、決めてみせる
…………」
高速で正面へと飛びながら格納空間から装備を取り出して、加速してくる三体の竜鱗兵の鼻面めがけ一斉掃射。
ランチャーポッド『Solar wind』からの多弾頭ミサイルをありったけ撃ち下ろすように地面を、騎士の鎧や白き竜鱗に命中して爆発が勢いを削いで、
「フィニッシュ!」
トドメのミサイルをぶち込んで派手に土煙を巻き上げる。
爆風による土煙を破って二角の竜鱗兵が突進してくるが、掃射に速度を鈍らせられた事もあり急上昇するディアナを捉えきれず有効打にはならなかった。
そのまま的にならぬよう速度を落とさずに敵陣から一時離脱する彼女の後方には陣を描く美空・旭(悪辣軍師・g02138)の姿。
本来彼女の主力は水に纏わるパラドクス、この攻城兵器を想定したパラドクスは少々大味に思えてしまうが、
(「数が数なので一体一体叩いていたのでは埒があきません」)
他のパラドクスで攻撃できる対象数や残留効果を踏まえて現状の手札ではこれがベター、というかオンリーワンだろう。
「破滅を呼ぶ力、その片鱗の具現をとくとご覧あれ」
パラドクス【想起【禁忌・時空貫通砲】】により旭から放たれた光線が勢いを止めた剣騎達を飲み込んだ。
禁忌の力を規模を抑えることで制御可能にしたそれは二体の騎士竜達を穿ち、放たれた竜の身を避雷針とした反撃の雷は旭にダメージを与えることなく霧散する。
その一撃で片方は竜鱗兵が倒れたがもう一方は再び突進してくるようで、しかしその取りこぼしは他の復讐者が仕留めてくれる。
旭の前に立つ、堂々たるウェアウルフの女。彼女に対応するために剣騎達が構えると同時、ユオはパラドクス【詣すに能わず】を発動して吶喊する。
魔術により生成された巨大な楯――彼女の信仰を示す『審楯』に紐づいた巨大なそれに三体のエクスカリバーを名乗る竜鱗兵達は両角で反撃。
光を帯びた両断の角と大楯がぶつかり合い、されど軍配は守りを得手とするユオに上がり大楯が纏めて吹き飛ばした。
「我が審楯の先は無し」
どん。と大楯を構え直すユオ。無事な竜鱗兵が再びパラドクスを発動して向かってくるが、復讐者達も冷静にそれに応戦する。
士気を鼓舞しながらパラドクスで角に光を帯びさせて振り回すが、残留効果によりその攻撃を察知したユオが魔術で生成した大楯を構えて強烈なカウンターを叩き込む。
更に再びディアナが高速飛行で敵陣の先頭に襲い掛かると取り出した装備の一斉掃射を喰らわせて。
「画竜点睛を欠いてくれるわ!」
そしてリューロボロスのブレスと旭の光線が残っていたエクスカリバー達を灼いて、どう、と倒れる。
過度に突出せず、突進してくる剣騎を確実に削りながら復讐者達は戦果を挙げていく。
「我ながら手札が少なくて困ったものです……もっとできることを増やさないと先が思いやられます。
光線のパラドクスで向かってくる剣騎達を削りながらため息を吐く旭。
「……何故先の事を?」
「当然です。これは決戦前の露払いであって、決戦ではないのですから」
ユオの問いに先を見据えた旭の言葉、この戦いはまだ本番ではないのは事実である。
しかしその前に――、
『おのれディアボロス……!』
暗闇が復讐者を包み込み、突如空に出現した妖しく輝く月が輝く。
『慄け』
怒りに満ちた宣告と共に月が欠けていき、精神にダメージを与えられた嫌な感覚。
パラドクスによる強大な攻撃――この場に円卓の間でそのドラゴンと交戦した者がいたのならばそれが何者によるものなのかに思い至っただろう。
やってきたジェネラル級ドラゴン、王の偶像『クロム・クルアハ』の目は憎悪に燃えている。
『エクスカリバーを粉砕する等と不遜な事を宣うか!』
甘言に踊らされ王に叱責された憎しみは復讐者へと向いている。
己の判断ミスを返上するのは当然として、下手人が近くにいて王を侮辱するような挑発をするのなら怒りをぶつけに来てもおかしくはないという事か。
「雪辱などさせはせぬよ」
リューロボロスがふらつきながらそう言ったが、とにかく現状ではこのジェネラル級を倒すだけの戦力はない、と復讐達は既にそう判断していた。
「潮時ね」
「死力を尽くせど死するに非ず、ですな」
ディアナがそう告げれば、ユオも同意しつつ楯を構え仲間を守りつつ撤退の構え。
既に十分な戦果は得られているのだから、あとは決戦の時に委ねるのみ。クルアハも追ってくるつもりはないようで、四人はそのまま丘を下り始める。
だがその前に一言、リューロボロスが叫ぶ。
「精々王のエクスカリバーが折れる日を震えて待つが良い!」
『そんな日が訪れる事などないわ!』
その言葉にクロム・クルアハは怒号で返す。
――得られた十分な戦果を活かし王を討つことができるかどうか、全ては奪還戦の日に委ねられた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!