【幻想竜域キングアーサー奪還戦】聖剣は赤く輝いて(作者 北瀬沙希
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#幻想竜域キングアーサー  #【幻想竜域キングアーサー奪還戦】両断の聖剣  #幻想竜域キングアーサー奪還戦  #ガウェイン 

●幻想竜域キングアーサー:キングストン・アポン・ハル
「早く来いディアボロス。我が聖剣ガラティーンは熱り立っているぞ!」
 円卓の騎士の名を持つジェネラル級ドラゴン『ガヴェイン』が、咆哮とともに自らの聖剣ガラティーンに力を注ぎ込むと、聖剣が赤く光り輝き始める。
 輝く聖剣を見た周囲の軍勢は、あまりの力に圧倒されたか、無意識に数歩ほど後退していた。
「何という圧倒的な力……これが聖剣」
 ――もし、完全に力を注ぎ込んだ聖剣を振り下ろし、圧倒的な力を解き放てば。
「ディアボロスなど、ちりも残さず消滅するだろうな」
 これがあれば勝利に大きく近づく、と確信したのだろうか。
 トループス級『突撃竜鱗兵』達の中から、少しずつガヴェインを、そして断片の王を称える声が上がり始める。
「ガヴェイン様さえいれば、この戦争の勝利は間違いない!」
「ガヴェイン様に栄光あれ! アーサー王に栄光あれ!」
 この戦争には負けられぬ、と士気を高めていくかのように。
 突撃竜鱗兵達が得物を振り上げながら主と聖剣を称える声は、熱狂と共に徐々に周囲に波及し、大地を揺るがし始めていた。

●新宿駅グランドターミナル
「とうとう、幻想竜域キングアーサーを最終人類史に奪還する時がやって来た」
 パラドクストレインの前に集まったディアボロス達に、藤森・智樹(人間の魔導忍者・g08569)は緊張した面持ちで、ひとつひとつ言の葉を紡いでゆく。
「今、後ろに停車しているパラドクストレインは、ジェネラル級ドラゴン『ガヴェイン』がいるキングストン・アポン・ハル行き。皆には奪還戦に先んじて、ガヴェインの周囲にいる戦力を削ってきてほしいんだ」
 その前に、ここまでの状況を説明するな、と頭を下げる智樹に、ディアボロス達は了承の意を籠め頷いた。

 幻想竜域キングアーサーのドラゴンは、強大な力を持ち、妖精郷を滅ぼす寸前まで追い込むなど、クロノヴェーダの中でも特別に強力な存在。
 だが、ディアボロスの活躍により、多くの円卓の騎士が討ち取られ、竜域ダンジョンを失い、妖精郷から撤退を余儀なくされているのに加え、《七曜の戦》でアイルランドとグレートブリテン島の南半分を失い、領土も大幅に削られているのが現状だ。
 さらに絶対不可侵とされたキャメロット城も、先日ディアボロスの奇襲攻撃により、陥落している。
 つまり、今こそ断片の王『アーサー・ペンドラゴン』を討ち、幻想竜域キングアーサー全域を最終人類史に奪還する絶好の機会、のはずなのだが……。
「ここまで追い詰めているにもかかわらず、アーサー王は勝利を諦めていない。TOKYOエゼキエル戦争の大天使からの情報もあるのか、アーサー王は、奪還戦の為に現れる『新宿島』を破壊してディアボロスを撃退する準備を整え、待ち構えているようなんだ」
 ――ガヴェインが対ディヴィジョン兵装『聖剣ガラティーン』の発動準備を始めているのも、新宿島破壊のため。
 そう、説明する智樹を前に、ディアボロス達の表情が凍りついた。
「しかもそこまで準備を整えた上で、自らが敗北したとしても『幻想竜域』を残すべく、王妃竜グィネヴィアをゴンドワナ大陸に移動させ、さらに未知のディヴィジョン『空想科学コーサノストラ』とも密約を結んでいるようなんだよね」
 追い込まれているにもかかわらず、何重もの策を用意している断片の王を前に、苦戦は免れないだろう。
「おそらく、厳しい戦いになると思うけど……皆の力を貸してくれないだろうか」
 再度頭を下げる智樹に、ディアボロス達は其々の意を胸に、頷いた。

「これまでの奪還戦と違い、今回の戦いでは『ディアボロス』が、そして『新宿島』が致命的な打撃を受ける可能性がある」
 ガヴェインの聖剣ガラティーンが発動すれば、新宿島の一部が削り落とされ、住人たちにも甚大な被害が及ぶ。
 そして、もしアーサー王の聖剣エクスカリバーで新宿島が両断され、新宿駅グランドターミナルが消失すれば――これまでのような戦い方は不可能になるだろう。
「奪還戦に勝利し、新宿島を守るためにも、この前哨戦でできるだけ多くの戦力を削ってくれ」
 でも、無理しないでね、と三度頭を下げる智樹に見送られて。
 ディアボロス達はパラドクストレインに乗り込み、キングストン・アポン・ハルへと赴いた。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【寒冷適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、摂氏マイナス80度までの寒さならば快適に過ごせる世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1

●マスターより

北瀬沙希
 北瀬沙希(きたせ・さき)と申します。
 よろしくお願い致します。

 今回は【幻想竜域キングアーサー奪還戦】ファーストアタックシナリオとなります。
 狙いは、円卓の騎士の名を持つジェネラル級ドラゴン『ガヴェイン』の軍勢です。

●シナリオ進行について
『突撃竜鱗兵』との集団戦1章のみのシナリオです。
 軍勢の一部に攻撃を仕掛けて戦力を削いだ後、速やかに撤退してください。

 攻略期限までの完結が最優先となりますので、過度のプレイング採用は行いません。
 プレイング受付締切の告知は、マスターページにて行います。

 それでは、皆様のプレイング、心よりお待ちしております。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ユダス・イグノティウス
【高速詠唱】と【全力魔法】により、二つの刃を連結し巨大な剣槍とし、魔法で強化。
【戦闘知識】と【薙ぎ払い】と【斬撃】により、より多くの敵を巻き込むように攻撃。
【空中戦】と【一撃離脱】により、高速で滑空しながら敵の攻撃を搔い潜るようにこちらの攻撃を叩き込み、状況によりすぐ撤退を意識する。

我が名、モルドレッダ。
竜を屠るもの。

……ガウェイン卿。今はまだ届かぬ。しかし、しかしその刃へ、いつか必ず俺は挑む。
これぞ我が存在意義。これぞ我が存在理由。
全ては王の為に。

故に。
まずは貴様たちを、屠らせてもらう。

我が名、モルドレッダ。幻想の終わりをかざす者なれば!
我が手に、クラレントはある!

アドリブや絡み歓迎。


ハーリス・アルアビド
新宿島には多くの民も暮らしています。刻逆によって突如今までの暮らしを奪われ、クロノヴェーダとの戦に巻き込まれながらも我等ディアボロスを支えてくださる民が。如何に強力な敵であったとしても指一本触れさせはしません。

大地の神ゲブよ、お力添えを。彼の地に生きる民を守るために大いなる御手をお貸し下さい。確実なる勝利のためにただ一つの勝利も取りこぼすわけにはいきません。【祈り】を捧げてこの勝利への【幸運】を願います。
【飛翔】や【水面歩行】などの残留効果をお借りして敵のもとへ。

【ゲブへの嘆願】による【不意打ち】を行います。【衝撃波】を伴う砂嵐に敵群を飲み込み、群れを分断します。
打ち付ける砂礫と舞い上がる砂塵を【砂使い】で巧みに操り【残像】を合わせて狙いを【攪乱】し、敵が態勢を立て直す前に味方と連携し一気に攻め込みます。



 キングストン・アポン・ハルの地を踏みしめたユダス・イグノティウス(System:モルドレッダ・g03967)とハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)のふたりの耳に、トループス級『突撃竜麟兵』たちの称賛の声が届く。
「聖剣ガラティーンがあれば、ディアボロスなど怖れることなし!」
「ガヴェイン卿に栄光あれ!! アーサー王に栄光あれ!!」
 その大地を揺るがす程の歓声に、ハーリスは思わず顔を顰めていた。
「新宿島には多くの民も暮らしています。刻逆によって突如今までの暮らしを奪われ、クロノヴェーダとの戦に巻き込まれながらも我等ディアボロスを支えてくださる民が」
 ――如何に強力な敵であったとしても、指一本触れさせはしません。
 穏やかな声で確かな誓いを口にするハーリスを横目に、ユダスは静かな怒りを湛えながら、簒奪剣クラレントを抜く。
 そんなユダスの姿を目に留めながら、ハーリスは祈りを捧げ、勝利の幸運を願いながら静かに竜燐兵に接近。
(「大地の神ゲブよ、お力添えを。彼の地に生きる民を守るために大いなる御手をお貸し下さい」)
 ――確実なる勝利のために、ただ一つの勝利も取りこぼすわけにはいかない。
 そう決意したハーリスの挙動に、聖剣の圧倒的な力に気を取られている竜燐兵達は気づかない。
(「大地の神ゲブに奉る」)
 十二分に竜麟兵の群れに近づいたハーリスは、祈りを一撃に込めながら、大地を強く打ち据えた。

 ――ゴウウッッ!!

 ハーリスの所作に神が応えたか、足元から砂礫が巻き上がり、衝撃波が発生する。
 竜麟兵達がその音に気づき振り向いた直後、巻き上がった砂礫と衝撃が竜麟兵3体を巻き込み、吹き飛ばした。
「敵襲だー!!」
「まさか、ディアボロスか!!」
 砂礫を浴びた竜麟兵が、他の竜麟兵達に警告を発しながら、手にした棍棒をハーリスの頭に振り下ろす。
 意識を断ち切りそうな一撃を、ハーリスは砂礫を操って肩に逸らすが、肩を強打されふらりと後退した。
 そんなハーリスから気を逸らすためか、ユダスもクラレントを静かに抜き放ちながら名乗りを上げる。
「我が名、モルドレッダ。竜を屠るもの」
 名乗りを聞いた竜麟兵達の視線が一斉にユダスに向き、殺気が膨れ上がった。
 おそらく、竜麟兵達の群れの奥では、ジェネラル級ドラゴン『ガヴェイン』が聖剣に力を籠めている。
 だが、ユダスの居場所からガヴェインの姿を伺うことはできない。
(「……ガウェイン卿。今はまだ届かぬ」)
 ――しかし。
「しかしその刃へ、いつか必ず俺は挑む」
 ――これぞ我が存在意義。これぞ我が存在理由。
 全ては王の為に、と口にしながら、ユダスはクラレントに電撃を収束し始める。
「故に。まずは貴様たちを、屠らせてもらう」
 空中戦を挑もうと、ユダスは空と竜麟兵の群れに交互に目を向けたその時、一抹の不安が脳裏を過る。
(「無数のトループス級の前で高速で滑空したら、この身も無事では済まないか」)
 ――大群を前に【飛翔】した場合、即座に撃墜され戦果をあげられないのは、既知の事実。
 もし、空中戦を挑むために目立つよう滑空すれば、ユダスの姿がこの場だけでなく、遥か先にいるトループス級にまで目撃され、一斉に攻撃を受けて落とされてしまいかねない。
 止む無く空中での高速滑空を諦めたユダスは、代わりに地面スレスレを滑空するように移動しながら、目前の竜麟兵に竜型の電撃を帯びたクラレントを振り上げた。
「我が名、モルドレッダ。幻想の終わりをかざすものなれば! 我が手にクラレントはある!」

 ――ゴウッ!!

 ユダスの一喝と共に、薙ぎ払うように振り抜かれたクラレントから竜を象った電撃が放たれ、3体の竜麟兵を絡め取る。
「小癪な!!」
 電撃で絡め取った直後、ユダスは反撃の突進を真正面から受け吹き飛ばされるが、構わず再度クラレントを構え、電撃を収束し始めた。
「大地の神ゲブよ!!」
 かろうじて立て直したハーリスも、再度祈りを捧げながら大地を強く打ち、砂礫を巻き起こし竜燐兵を巻き込む。
 竜麟兵たちも砂礫で狙いを狂わされながらも棍棒でハーリスの四肢を強く打つが、その直後に発生した衝撃に吹き飛ばされ、消滅した。
 ハーリスの隙を狙う竜燐兵に対し、ユダスは再度クラレントを振り抜き、竜を象った電撃を放つ。
 構わず突進する竜麟兵たちを電撃で打ち砕きながら、ユダスはハーリスと連携し、さらに竜麟兵の数を減らすべく前線を押し上げていった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【通信障害】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!

吉祥天・華瑞月
心情
彼奴等も中々考えたものじゃな
まあ天使悪魔どもの入れ知恵もあるのじゃろうけどのぉ
しかしのぉ、みすみすそれらを見過ごす訳なかろうが
向こうも承知で挑むのじゃろうけど
勝てる見込みがあるということじゃろうか…?
これまでも散々蹴散らされてきたのにのぉ

戦闘
考えるのは後じゃな
ふぅむ、馬鹿正直に突っ込んでくるのかえ…挙句に五月蠅いのじゃ
ならば造作もないのぉ…泥濘に足でも取られておれ
わっちは主に防御重視故にのう…
攻撃手は皆に任せてしまおうかのう

目覚めよ地龍、荒ぶる大地のうねりとなりて
我が前に立ちはだかる敵を呑み込んでしまえ
玄武よ、荒ぶる大地と地龍の道しるべとならん

自身は結界術と魔術障壁で壁でも作り
出来る限り距離を取りつつ陰陽符と神砂時計の杖
わっちが使役する四神獣皇彩は伝承に謳われる玄武、白虎、朱雀、蒼龍じゃよ
ああ、玄武は仕事中でござったな
残りの連中と倶利伽羅が反撃にでるじゃろうけどのう

※アドリブ、連携はご自由にじゃ。残留効果は使えるものは使うじゃよ



 キングストン・アポン・ハルの一角で砂礫と電撃が荒れ狂っている光景を、吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)は手で口元を覆いながら眺めていた。
「彼奴等も中々考えたものじゃな。……まあ、天使悪魔どもの入れ知恵もあるのじゃろうけどのぉ」
 一方、トループス級『突撃竜燐兵』達の熱狂ぶりを見ていると、どうにも腑に落ちないこともあり。
「向こうも承知で挑むのじゃろうけど、勝てる見込みがあるということじゃろうか……?」
 これまでも散々蹴散らされてきたのにのぉ……と首を傾げつつ、華瑞月はあえて熱狂渦巻く竜燐兵たちの声に耳を傾けた。
「この聖剣でディアボロスの拠点を破壊すれば、彼奴らとて自由に動けまい!」
「聖剣ガラティーンよ、ガヴェイン様に勝利を!!」
 竜麟兵たちの姿に得心いったように頷きながら、華瑞月は陰陽符と神砂時計の杖を手にし距離を取ろうとする。
 だがその直後、竜麟兵の一部が華瑞月に気づいたか、暴れて撹乱すべく一斉に突進し始めた。
「こっちにもディアボロスがいるぞ!!」
(「馬鹿正直に突っ込んでくるのかえ……挙句に五月蠅いのじゃ」)
 その動きを見て、華瑞月もため息ひとつ零しながら陰陽符を翳す。
 防御重視故、攻撃手は他のディアボロスに任せたいところだったが、直に突撃されれば対処せぬわけにはいかないだろう。
 幸い、竜燐兵達は真正面から突っ込んできているため、進行方向や行動が予測しやすい。
「目覚めよ地龍、荒ぶる大地のうねりとなりて、我が前に立ちはだかる敵を呑み込んでしまえ」
 華瑞月が竜麟兵の進行方向に陰陽符を翳すと、目の前に土石流が発生し、勢いよく流れ出した。
 真正面から突進してきた竜麟兵は、突然目の前に現れた土石流に呑まれながらも足元の泥濘ごと蹴散らす勢いで突撃し、華瑞月を翻弄する。
「覚悟しろおおおお!!」
「五月蠅くてかなわんのじゃ……」
 華瑞月も使役する四神獣皇彩のうち3体を差し向け、竜麟兵の突進を押しとどめるが、竜麟兵が暴れる儘に振り回した棍棒が身体を掠める。
 その痛みに顔を顰めながら、華瑞月は再度土石流を発生させ、竜麟兵を押し流していった。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

フェミルダ・フォーゼル
アドリブ、連携歓迎です。

戦争が始まってしまいましたね。
私の力でどこまで通用するか分かりませんが、一つ戦働きと参りましょう。

本格的な開戦前に、出来るだけ敵の戦力を削っておきたいですね。
仲間と連携して、敵陣に攻撃を仕掛けます。
【硝子割刀】のパラドクスで、妖刀に「氷雪使い」で冷気を纏わせ斬りつけます。
鎧や龍鱗を凍結させ「粉砕」し、切り払ってゆきます。
戦場全体の配置を観察し、孤立や突出を避けます。
離れた敵に対しては、冷気の刃を飛ばして遠距離攻撃。仲間同士の陣形を崩さない様にします。

反撃は、身に纏った冷気と防御障壁による【ガードアップ】で叩きつけの威力を軽減し、刀で受け流してダメージを最小限にして耐え抜きます。

本番はまだまだこれからです。十分な打撃を与えたと判断したら、迅速に撤退を行います。


大和・恭弥
ガウェイン……上位ドラゴン騎士か。正史の歴史書では太陽神の恩恵を受けている説も聞いたな。
だがこの世界はもう刻逆で正史とは異なる。だとしても、俺達、復讐者として――そしていち個人として、新宿島を欠片も譲るわけにいかない。この心に賭けて。

藍雪花染を抜刀し、すぐさま呪詛を解き放ったら戦闘に入る。
【水中適応】も利用して縦横無尽に動けるようにしておき、多少の空間の間合いであれば逆説連鎖戦や跳躍で臨機応変に対応しよう。
いままでこの身の代償と引き換えに、そして多くの犠牲者による悲哀を糧にした妖刀の力を引き出し纏いながら敵の攻撃を迎え撃ち、パラドクスを発動して一閃する。
真正面からぶつかるよりは相手の力を受け止めていなし、逆利用するような姿勢で急所をかわしつつ立ち回って斬りかかろう。
ひとりでも多くダメージを与えて数を減らしておき、本番でガウェインを妨害できるよう備えておく。
危険になれば撤退はやむを得ない。仲間のことも気にしながら、俺自身はギリギリまで負傷もいとわず戦おう。


九十九・静梨
※連携・アドリブ歓迎

アーサー王もですがあのガウェインにも絶対聖剣を使わせる訳にはいきませんわね
わたくし、最終人類史出身ですので絶対に新宿島を傷つけさせ等はしませんわよ
その為にもガウェインの護りになる兵力を必ず大幅に削りましょう

パラドクスを発動
肉体改造のごとく全身の筋肉を更にバンプアップし強化
雷気大槍を敵陣近くに怪力で投擲
衝撃や音、電撃による光でそちらを警戒した隙に別方向からダッシュで突撃
拳や蹴りで複数体を強打
同時に魔力付与した筋肉の攻撃により魔力嵐を発生
戦場ごと周囲を破壊し敵陣全体を撹乱しますわ

敵陣の魔力嵐や破壊による分断およびこうして派手に動くことで他の味方が乱れた他の敵を狙いやすくさせるのも目的ですわ

反撃にはグラップルを活かした肉弾戦で対応
強化した拳や蹴りで武器を迎撃
その強打や魔力付与の力で逆にその武器を破壊・粉砕する勢いで迎え撃ちます
打ち付ける力も粉砕する勢いもなってませんわ
本当に壊すならこう叩くのです!

ガウェインが出るか敵を限界まで削れたら
味方を援護しながら撤退しますわ



 キングストン・アポン・ハルの一角で、砂礫と電撃の竜が荒れ狂い、土石流が発生している頃。
「戦争が始まってしまいましたね」
 フェミルダ・フォーゼル(武芸者・g04514)は、両の瞳を熱狂気味のトループス級『突撃竜麟兵』にひた、と向ける。
 同じく竜燐兵に目を向けながら、大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)は視線の先にいるであろうジェネラル級ドラゴン『ガヴェイン』に想いを馳せていた。
「ガウェイン……上位ドラゴン騎士か」
(「正史――最終人類史の歴史書では、太陽神の恩恵を受けている説も聞いたな」)
 この世界――幻想竜域キングアーサーは、刻逆で最終人類史とは異なる歴史を辿っているため、必ずしもその説が当てはまるとは限らないが。
「だとしても、俺達、復讐者として――そしていち個人として、新宿島を欠片も譲るわけにいかない」
 恭弥の決意に、同じ想いを抱いていた九十九・静梨(魔闘筋嬢・g01741)が同意するように首肯。
「わたくし、最終人類史出身ですので絶対に新宿島を傷つけさせ等はしませんわよ」
 ――アーサー王もですが、あのガウェインにも絶対聖剣を使わせる訳にはいかないから。
「その為にもガウェインの護りになる兵力を必ず大幅に削りましょう」
「私の力でどこまで通用するか分かりませんが、一つ戦働きと参りましょう」
 フェミルダの決意を籠めた静かな声に、静梨と恭弥は無言で頷き。
 3人は熱狂的な竜麟兵の群れの一角を崩すべく、静かに移動し始めた。

「本格的な開戦前に、出来るだけ敵の戦力を削っておきたいですね」
「九十九家家訓が1つ!『時には容赦なき破壊も必要!』」
 フェミルダの提案に異論なしと口にする代わりに、静梨は肉体改造の如く、全身の筋肉を更にバンプアップし強化しながら、雷気大槍を構える。
「ここにもいたか! ディアボロスど……」
「荒れ狂え我が魔の筋肉! 全てを破壊し粉砕する嵐とならん!」
 静梨の声に気づいた竜燐兵が棍棒を振り下ろすが、静梨は強化された拳と蹴りで棍棒をいなしつつ、雷気大槍を竜燐兵の群れに投擲。
 強化された筋力が乗った雷気大槍は、ミサイルの如く群れごと貫くように飛び、竜麟兵をなぎ倒しながら電撃を発し激しく光る。
 竜麟兵の意識が雷気大槍に向いた隙に、静梨は別方向からダッシュ。
 その姿を見て、フェミルダと恭弥も己が得物を手に駆け出した。
「させるか!」
「Fels brechen……」
 恭弥がいままでこの身の代償と引き換えに、そして多くの犠牲者による悲哀を糧にした妖刀「藍雪花染」の力を引き出し纏いながら敵の攻撃を迎え撃つのに対し、フェミルダは妖刀「月喰」に氷を纏わせながら冷静に戦場全体を観察する。
 フェミルダの前に出た恭弥は、幻惑するかの如き軽快な身のこなしで敵を翻弄しつつ真正面からの衝突を避け、竜燐兵の力を受け止めていなしながら逆利用し、急所を狙い一閃。
 鋭い妖刀の一閃を受けた竜燐兵は、棍棒を振り下ろそうとした体制のまま両断された。
 両断した直後の隙を狙い、別の竜燐兵が棍棒で恭弥を殴りつけようとするが。
「陣形は崩させませんから」
 フェミルダが妖刀から氷刃を飛ばし、棍棒を振り下ろそうとした竜麟兵を斬り払う。
 氷の刃を受けた竜燐兵は、鎧や鱗を凍り付かせながらフェミルダにドラゴンの悪意と呪詛を籠めた棍棒を振り下ろそうと思い切り振り上げるが。
「派手に動いて分断すれば、わたくしも仲間たちも狙いやすくなりますわね!」
 その後ろから静梨が高速の拳の乱打を繰り出し、棍棒を振り上げた竜麟兵の一部を地に沈めた。

 その後も、フェルミダが遠近双方に氷刃を飛ばしカバーしながら、静梨が雷気大槍と拳で開いた道に恭弥が斬り込み、確実に仕留めてゆく。
 逆説連鎖戦の性質上、攻撃すれば必ず反撃が発生するが、フェミルダは妖刀で受け流しつつ身にまとった冷気と防御障壁で防ぎ、恭弥も相手の力を逆に利用しながら再度の攻撃に繋げているため、殆どダメージを受けていない。
「打ち付ける力も粉砕する勢いもなってませんわ。本当に壊すならこう叩くのです!」
 静梨に至っては、拳で棍棒を直接叩いて逸らし被弾を避けつつ、至近距離から雷気大槍を投げて気を逸らし、拳と蹴りの高速乱打で3体まとめて沈めている。
 恭弥もまた、ひとりでも多くダメージを与えて数を減らしておき、本番でガウェインを妨害できるよう備えるために、1対1体確実に幻惑し、妖刀で斬り捨てていき。
 孤立や突出を避けるように立ち回っているフェミルダも、仲間の陣形を崩さぬよう意識しながら、近づく竜燐兵を氷の刃で斬りつけ凍り付かせ。
 竜麟兵の反撃は刃で、妖刀で、拳で上手くさばきながら、3人は次々と竜麟兵を地に沈めていった。


 やがて、周囲から突撃竜麟兵たちの姿が消える。
 フェミルダが一息つきつつキングストン・アポン・ハルの街中に目をやれば、他所で交戦しているディアボロスたちは撤退を始めていた。
「ここでは十分な打撃を与えたと判断しますが、どうしますか?」
 暗に撤退を進言するフェミルダに、しかし恭弥は妖刀を構えたまま首を横に振る。
「俺自身はギリギリまで負傷もいとわず戦うつもりだが……」
「時間的には、そろそろ限界のようですわね」
 太陽が沈みつつあるのを見た静梨が冷静に諭すと、恭弥も納得したか構えを解いた。
 ガヴェインが前線に出て来る様子はないが、断層碑文に記された歴史の奪還戦の日が迫っている以上、ここが潮時だろう。
「本番はまだまだこれからです。今は迅速に撤退しましょう」
「ええ、まだ街中にいる味方を援護しながら撤退ですわ!」
「ああ、行こう!」
 まだ街中にいるディアボロス達が、迅速に、そして確実に撤退できるように。
 フェミルダと静梨、そして恭弥は、戦場に残るディアボロス達の退路を確保しながら、パラドクストレインに向かって駆け出した。 
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【寒冷適応】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年12月16日

【幻想竜域キングアーサー奪還戦】両断の聖剣

 このシナリオは【幻想竜域キングアーサー奪還戦】に関連する特別シナリオです。
 幻想竜域キングアーサーのジェネラル級及び、従属状態である『TOKYOエゼキエル戦争の大天使とアークデーモン』と『巨獣大陸ゴンドワナの巨獣』、戦争に利用されようとしている『黄金海賊船エルドラードのアビスローバー』の軍勢に対して、戦闘を仕掛けます。
 この戦闘によって、敵の戦力を削ることが出来ます。
 勝利したシナリオ数に応じて、対応する戦場の敵の数が減少し、戦いを有利に進めることが出来るようになります。

 このシナリオの攻撃対象は、アーサー王から『聖剣ガラティーン』を与えられた円卓の騎士の名を持つジェネラル級ドラゴン『ガウェイン』の軍勢です。
 『ガウェイン』は、聖剣の一撃で、新宿島を一刀両断する為の準備を行っているようです。

「成功したシナリオ数×5%」だけ、「⑪ガウェイン」の敵残存率を低下させます。


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🔒
#幻想竜域キングアーサー
🔒
#【幻想竜域キングアーサー奪還戦】両断の聖剣
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#幻想竜域キングアーサー奪還戦
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#ガウェイン


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選択肢👾大群のトループス級『突撃竜鱗兵』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。