ブローニュ=シュル=メール練兵所の襲撃

 攻略旅団の作戦により、《七曜の戦》における大陸軍の拠点であり、現在は、敗残兵などの練兵場として利用されている、ブローニュ=シュル=メールを攻撃し、大陸軍の再編成を妨害します。
 大陸軍の再編を遅らせる事で、人形皇帝ナポレオン率いる大陸軍が積極的な行動を取ることが出来なくなり、かつ、防衛戦においても戦力の減少が見込まれます。
 練兵の為にブローニュ=シュル=メール近郊で演習を行っている大陸軍を捕捉、撃滅してください。

目指せエトワール! 密着、アイドル教練所24時(作者 きゅう
5


#断頭革命グランダルメ  #ブローニュ=シュル=メール練兵所の襲撃  #ブローニュ=シュル=メール 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#断頭革命グランダルメ
🔒
#ブローニュ=シュル=メール練兵所の襲撃
🔒
#ブローニュ=シュル=メール


0



●ブローニュ=シュル=メールの今
「攻略旅団による調査の結果、《七曜の戦》のグランダルメの拠点であった『ブローニュ=シュル=メール』から大陸軍主力と人形皇帝ナポレオンの姿が消えていたことが判ったぜ」
 ロナルド・ハーキュリー(ドラゴニアンの撃竜騎士・g03319)は調査報告を読みながら、彼の地では各地の敗残兵を集め、再訓練を行っている現状を、
「ナポレオンの行方は別途捜索するとして、目の前のクロノヴェーダたちを襲撃し、再編を妨害する作戦が提案されているな」
 そして、次の段階として、練兵所を襲うことで《七曜の戦》の敗北で弱体化した大陸軍の立て直しを妨害し、彼らを更に追い込もうという作戦を進めることを説明する。

「大陸軍の訓練の一環として、ブローニュ=シュル=メールから、関連基地が設置されているモントルイユ=シュル=メールに移動して行うようだ」
 普段は施設に多数いるクロノヴェーダたちだが、行軍訓練中は少数での行動となるため、このタイミングで襲撃するのがやりやすいだろう。
「この訓練は再訓練の終盤に行われるようなので、訓練が終わりかけたところで妨害することで、彼らの労力も無駄にさせることが出来るはずだ」
 もちろん、移動中の敵はそれなりに訓練されているため、周囲の警戒などもしっかりと行い、そんなに侮ることはできない相手だ。
「とはいえ、こちらも事前に上手く索敵を行うことで、彼らの隙をつくことができるかもしれないな」
 また、演習を率いているアヴァタール級は、部隊の教導を行うような実力のあるものが選ばれている。
「そんな貴重な戦力を倒すことが出来れば、大陸軍は兵士も士官も足りなくなり、様々な作戦行動に支障をきたすことになるだろうな」

 妨害工作を繰り返すことで、敵の戦力を減らし、立て直す暇を与えずに、さらなる攻略を進めることが出来るだろう。
「ナポレオンは精鋭部隊に守られているようだが、戦争は精鋭部隊だけで行うものでは無い」
 いくら強力なクロノヴェーダ、指揮官だとしても、兵士の数が居なければ大規模なことは不可能なのだ。
「大陸軍は確実に追い詰められているが、油断なく彼らを弱体化させていこう」
 ロナルドはそう言って、仲間たちに後を託すのだった。

●行軍時もアイドルらしく!
「はい皆さん。疲れていると思うけど、走るときも姿勢を崩さないように!」
 『悪逆の歌姫』ルシファー・アスノの指導の元、淫魔の剣舞団たちは背筋を伸ばし、自らの身体をより魅力的に魅せられるように気を配りながら全速力で平原を駆け抜ける。
「3時の方向、ディアボロスの尖兵と思わしき何かがいるわ!」
 そんな中、想定される事態を叫ぶように告げ、彼女たちに素早く臨戦態勢を取らせた。
「そう。そうよ。いかなる時も華やかに。敵も味方もどこで見ているかわからないの」
 ルシファー・アスノは、敵のいる方向を向き、優雅な構えで戦場という舞台に立つ淫魔の剣舞団に笑顔を浮かべ、
「だから、私達アイドルは、常に美しく。華やかでなくてはならないわ」
 その1つ1つの丁寧な仕草が、ディアボロスたちを倒す力となるのだと力説する。
「はい! わかりましたお姉様!」
 そんな厳しくも愛のある指導に、淫魔の剣舞団たちは一人前の淫魔として、成長しようとしているのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【悲劇感知】
2
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【強運の加護】
1
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【勝利の凱歌】
2
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【プラチナチケット】
2
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【エアライド】
1
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【光学迷彩】
1
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV3 / 【フィニッシュ】LV1 / 【リザレクション】LV1 / 【ラストリベンジ】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV2

●マスターより

きゅう
 きゅうです。

 グランダルメの大陸軍は、懸命に立て直しを行っています。
 今回は、そんな兵士たちの練兵所を襲撃し、立て直しを妨害する作戦となります。
 以下、OP補足です。

●敵部隊哨戒任務について
 敵の警戒をかいくぐって、その居場所を先んじて見つけるのが目的となる選択肢です。
 今回訓練中の部隊は、常に華やかに。をモットーにアイドルを目指して訓練しています。
 そのため、比較的目立つこともあり、発見することは難しくありません。
 ただし、常に集中しているため、警戒の目はそれなりに強いです。

●大群のトループス級『淫魔の剣舞団』について
 訓練中のアイドルたちと戦闘する選択肢です。
 訓練中ですので、実力としては正規のトループスより若干弱めですが、ほぼ変わらないとお考えください。
 アイドルの訓練を受け、自分たちの魅力を武器に華やかに戦います。

●アヴァタール級との決戦『『悪逆の歌姫』ルシファー・アスノ』について
 教官のクロノヴェーダと戦闘する選択肢です。
 アイドルらしく華やかな戦い方が好みで、他者の声援を力に変えるようです。
 そのために、無理やり声援を送らせるような技も使用してきます。

 解かれる鎖を手繰り寄せ、時の淀みに崩落を。
46

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
たゆんの気配を察知して参上したぜ!

現地に着くまでに悪魔装甲着用した上でたゆライズも起動しておくぜ。
行軍訓練をしていてスタート地点と中継地点がわかっていれば行軍ルートの目星もつく。
先に大まかなあたりをつけたらたゆんの気配も判断材料に入れながら【光学迷彩】や【平穏結界】適用しつつ移動し、物陰に潜んで待機。
空振りだった場合は救援機動で合流するぜ。
俺のたゆんセンサーを信じるなら今回の相手はきっと淫魔に違いない!

さてマリアラーラ嬢が面白そうな作戦持ってきてくれたし、便乗する感じで通りすがりの観客なり審査員なりを装えば見る人がいるって事で勝負を受けざるを得ないじゃないんか?
相手が付き合ってくれるなら適度に野次飛ばして援護するのもありかな。

淫魔×アイドルなんて劇薬、俺はたゆんスレイヤーだから理性を保てたが、一般人だったら数秒ももたないぜ。
こんな危ないのは今回限りでお蔵入りさせるが、それはそれとしていい感じの記録映像が手に入りそうだ。


マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎

アイドルとは
芸能を通して人々の心を1つにまとめ
世界をひっくり返すような偉業を成す存在
つまり断片の王みたいな求心力が生まれちゃうかも!

グランダルメではアイドルベーダなんて居なかったから
きっとトーキョーから来たベーダがアイドル概念を伝えたんだよね…

でも待って
それならナポレオンからの又聞きだろうから
ベーダ達もアイドルの在り方は手探り状態のはず
そこを突けばどんなに警戒してても
間違えてる行動を取らせて隙を作ることが出来るかもだよ

平原を行くベーダ達を観察して情報を得たら先回り

スマホを【ゲリラライブスピーカー】に繋げたり
【フライトドローン】に光線を出す照明係させたり
モラさんをリボンで飾ったりして
平原フェスの準備を整えちゃうよ
そしてベーダに見つけて貰ったら
アイドルライブで勝負なの!って宣言するの

全力疾走からのライブなんて事になれば疲労が限界を超え戦う余力が無くなるけど
ライブに応じないなんてホントにアイドルなの?ってマリアに畳み掛けられたら
どこまでアイドルすればって戸惑い隙ができると思うの


シャルロット・アミ
今回、敵に勝ち目はないわ
だって、アイドル性ならマリアさんとモラさんには敵わないし
たゆん判定ならアッシュさんが厳しいもの
大船に乗ったつもりで対処を行いましょう

敵のいる範囲はだいたいわかっているということよね
効くかはわからないけれども【光学迷彩】を使用
海の近くから内陸への行軍となるから
それなりに隠れる場所はあるはず
ただ、そういう場所は敵も警戒を怠らないでしょうから
どちらが先に見つけるかの勝負になるかしら
アッシュさんのたゆんの気配探りに期待しましょう

でも、まあ、
魅力的に全力疾走というあたりで
行動力全振りしてしまっている感もあるから
アヴァタール級に見つからなければ大丈夫…かな?
草地という比較的開けた場所なのが懸念点なのよね

いざとなったらマリアさんとモラさんから溢れ出る
アイドル性をマントで隠したりして対処しましょう
「もきゅっ!?」

アドリブ、連携、歓迎です


●アイドルという概念
 ブローニュ=シュル=メールと、モントルイユ=シュル=メールを結ぶ街道から少し離れた森の中。
 マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)は作戦を実行するため、様々な準備を行っていた。
「アイドルとは、芸能を通して人々の心を1つにまとめ、世界をひっくり返すような偉業を成す存在なの」
 仮に、そんな事ができてしまえば、勢力を失いつつあるグランダルメに、ナポレオンに近い求心力を持った存在が現れたのと同じ状況になってしまうかも知れない。
「だから、彼女たちをアイドルとして一人前に育ってもらうと困るのね?」
 シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)はマリアラーラの言葉にそう問うと、マリアラーラは頷きながらも、
「でも、グランダルメではアイドルベーダなんて居なかったの」
 この地でアイドルという存在は居ないはずだと考え、
「きっとトーキョーから来たベーダが、アイドル概念を伝えたんだよね……」
 そう推測して、対策を練っていた。
「この時代のフランスだと、オペラ座バレエ団のエトワールがそれに近いのかしら」
 当時からパリにあった歴史のあるバレエ団のトップダンサー。
 その称号は現代のトップアイドルと近いものがあると、シャルロットは考える。
「でも今回、敵に勝ち目はないわ」
 とはいえ、彼女は音響や光源を用意し、ステージの準備を進めるマリアラーラを見つめ、
「だって、アイドル性ならマリアさんとモラさんには敵わないし……」
「もきゅ♪」
 ふよふよと目の前で跳ね回る相棒のモーラット・コミュ『モラさん』に視線を向け、
「それに、たゆんを見つめることにかけては……」
 さらに視覚支援デバイス「たゆライズ」を通し、たゆんの気配を逃すまいと目を血眼にするアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)に視線を移し、
「きっちりと見つけて、アイドル勝負で心をへし折った後、戦えなくしてあげるわ」
 悪戯っぽく笑みを浮かべた。
「俺のたゆんセンサーを信じるなら、今回の相手はきっと淫魔に違いない!」
 まだ見てはいないものの、全身で感じるたゆんエナジーから、その正体を確信しているアッシュ。
 彼のたゆんに賭ける力にかかれば、たとえ隠れて行軍しようとしても彼女たちが見つからないはずがない。
「はい、皆さん素敵よ。輝いてるわ!」
 それが、たゆんを含めた魅力を全開にして走っているのであればなおさらだ。

「9時の方角に何かがあります。全体警戒!」
 淫魔の剣舞団の訓練は順調に進んでいるらしく、マリアラーラが作った仕掛けを遠くから見破ると、よどみない動きで哨戒を出し、近づいてくる。
「見つけたの!」
 マリアラーラがそういうのと、哨戒の淫魔が彼女の存在を確認したのはほぼ同時。
 淫魔はディアボロスが居ることを伝えるため、警戒しながらも部隊の方へ戻ろうとするが、
「アイドルライブで勝負なの!」
 マリアラーラの挑発めいた言葉に反応……せずにそのまま立ち去ってしまう。
「むむーっ」
 アイドルの塩対応に、思わず頬をふくらませるマリアラーラ。
「アイドルの概念はナポレオンからの又聞きだろうから、プライドとかわからないのかなぁ?」
 首を傾げながら、読み違えたかと思い悩んでいると、
「ライブを求められれば応じるのがアイドルなのでは……? という顔をしているわね?」
 突如、その背後から魅惑的な声が響く。
「あなた……!」
 慌ててシャルロットは身構え、声の主に攻撃しようとするが、
「まあ待ちなさい? その子の言うことも間違ってはいないわ。だから、その挑発、乗ってあげる」
 彼女は殺気を見せずにそう返すと、全員で全力疾走する淫魔たちを腕組みしながら待ち受けた。
「魅力的に全力疾走というあたりで、それで精一杯になっているかと思ったけれど……」
 意外と余裕があり、十分訓練されているように見える淫魔たちに警戒を強めるシャルロット。
「さあ、君も」
 淫魔たちを迎える前に、声の主、『悪逆の歌姫』ルシファー・アスノは、自分の胸元に視線を向けるアッシュにそう言いながら、
「私ばかり見ていないで、彼女たちも見てあげてほしいな」
 優雅な動きで彼の背後に回り込み、耳元で囁いて、淫魔の方へと視線を移させる。
「お、おう……っ!」
 そんな彼女の言うなりに、淫魔たちを見つめるアッシュは、
「こ、これは……!!」
 その美しく洗練された仕草、そしてなにより磨き上げられたたゆんに目を奪われ、
「淫魔でアイドルなんて劇薬。俺はたゆんスレイヤーだから理性を保てたが、一般人だったら数秒ももたないぜ」
 その威力に戦慄とし、平静を保っているつもりが彼女たちの魅力から目を離せなくなってしまっていた。
「……こんなことは今回限り……記録映像は大切に撮っておかなくては……」
 うわ言のようにつぶやきながら、たゆんを堪能するアッシュを置いて、今度は勝負をふっかけてきたマリアラーラに視線を向けるルシファー・アスノ。
「さて、ライブを求められれば応じるのがアイドルではあるのだけど、残念ながらライブには対価が必要なのよ」
 歌姫と呼ばれる悪魔。アークデーモンはそう言うと、
「それはお金だったり、声援だったりするのだけれども……今回は」
 ピン。と指を立て、
「あなた方の心をいただくわ。アイドルという素晴らしい存在を『信仰』して、私たちの糧となりなさい?」
 蠱惑的な笑みを浮かべながら、淫魔たちに訓練の成果を魅せるよう指示を出すのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
本職アイドルまで来ていよいよ凄い事になってきたな。
もうこっちで観客してても問題ないような…いや、ちゃんと戦闘には参加するぜ?

さて戦闘なんだがあの場所にこの姿で突っ込むほど無粋じゃないし、アークデーモン仕込みのダンスも気になる。
そして何よりアイドルにはお触り厳禁…!
なので兜の口元の装甲をずらし勇奏剣を構えてパラドクスを奏でて幻影騎士を呼び出して…なんか剣じゃなくてサイリウム持ってない?

まぁこれで俺からのお触りなし、攻撃は幻影騎士に任せる事で俺は混ざる事なくここから観賞…じゃなくて映像記録…でもなくて奴らの状態をたゆライズで確認し疲弊してたゆん力の落ちてきた個体を素早く処理できるってわけだ。
…たゆライズの画角の端か外の敵に当てて映像に映り込まないようにするのもありか。

相手に攻撃されてもライブバトル?してる方から目を逸らさずに幻影騎士を呼び戻して反撃させて対処。
デビューする事なく散っていく彼女らの最初で最後のファンとして最後までしっかり見届ければ…まて俺はいつからファンに?


マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎

これは困ったの
練習生ベーダは大陸軍ベーダだから
アイドルを理解しきれてない隙を突けそうだけど
「アイドルへの信仰」を口にした姉ベーダは別格…トップスターかも!

そんな姉ベーダを警戒しつつ練習生ベーダのダンスパフォーマンスを迎え撃つよ
戦場を舞踏会に見立てるのはマリアと一緒だね
モラさんにパートナーしてもらってワルツを踊りつつ
ベーダと争うのはセンターポジション
所作は美しく
足運びは軽やかに
全てを虜にするかのように目線も表情も感情までをも演出して

これくらいなら練習生ベーダでもできるし
「センターは絶対譲らない!」って
ダンスの中に切れ味鋭いステップを入れてくるよね
でも気持ちが先行しすぎのダンスなんていなすのは簡単
モラさんぴょんぴょんスピンでセンターをするりと譲り
ベーダにたたらを踏ませれば悟るんじゃないかな

マリアはアイドルじゃないからポジションを張り合ったのはフリってこと
評価が欲しい練習生な所を見透かされ全員センターに誘導されたこと
そしてマリアの本命は仲間達のライブ(攻撃)による一網打尽だって


シャルロット・アミ
見て、この布陣!
もう勝ったも同然のきらきらメンバー!
「もきゅっ」

(モラさん、嬉しそうにマリアさんの元へ。
マリアさんにお手をどうぞってしてダンスのつもりでくるくる)

私はバイオリンでアイドルっぽい曲を弾こうかしら
エトワール合戦を盛り上げるようなメロディ

さあ、目をそらさないで
エトワール争奪戦、開幕よ!

マリアさんのダンスに合わせ
トップアイドル、ソラさんに合わせ
そして和風アイドルさんに合わせ
バイオリンも負けないように高らかに奏でるわ

勿論、このメロディはパラドクス
敵が油断したところで「英雄」…そうね、
古のエトワールを創造して剣舞を披露させましょう

さあ、貫いて、私のエトワール!
バイオリンで歌って、パラドクスで舞って
戦いなのに、音楽はこんなにも楽しい!

…アッシュさん、画像保管してるかしら
後で見せてもらえないかな

(モラさん、ぴょんぴょん
マリアさんと一緒ににこにこくるくる「もきゅ!」)

アドリブ、連携、歓迎です


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します。

……アスノ……。
その姿、そしてその名前は……。

……いや、今考えるべきことはそうじゃないわね。
グランダルメも大分弱体化してる、今更立て直しなんてさせないわ!

さぁ、それじゃ練習生のアナタ達に本物のアイドルから直接稽古をつけてあげる!

【飛翔】して飛び回り、上空に視線を引き付けるわ!
その分攻撃は集中するだろうけど、マジックシールドで防御して戦闘不能になるような傷は避けるわね!
ほらほら、そんな動きじゃダンスのフリにもついていけないんじゃないかしら!
味方の皆の攻撃も通りやすくなれば幸いね!

十分視線が集まった所で、【鮮麗と天翔の輝光線刃!】よ!
上空から纏めて切り払ってやるわ!

ふふん、アイドルたるものステージの隅から隅まで気を配ってなきゃ!
レッスンのお代はアナタ達の存在で頂いたことにするわ!


瀧夜盛・五月姫
(怨霊に憑かれています)

はんっ! 信仰とはよく謂うたな。
偶像も拝めれば信仰となり、崇められればやがて神になる……っとな?
だがしかし、しかしてしかし、その信仰を集める神となるのは――

〽誰か、誰ぞ?
〽吾? 吾! 吾吾吾吾!🌞🌴🏄🎇🎆🌺
さぁ吾を崇めよ、愚者どもよ! 声を張れや、死者どもよ!
最高潮までに盛り上がって、クロノヴェーダどもに目にもの見せてやれや!
本物のアイドル、それもトップアイドルが来ておるでな、負けておれんぞ!

情熱には【情熱】を! 踊りには【ダンス】を!
迫りくるクロノヴェーダどもは【大薙刀無銘瀧夜叉一振・改】の剣舞で切り刻んでやろうぞ。
ハハハ、吾をエスコートしようなんぞ千年は早いわ。


エント・クライド
【アドリブ・連携歓迎】
アイドル淫魔か…俺もTOKYOでアイドルをやってる奴と戦ったことはあるけど、こっちは淫魔だけあって格好がすげーな

取りあえず通りすがりのアイドルファンっていう名目で仲間も敵も応援しながら近づいて仕掛けてくぜ、にしても眼福だな!綺麗なお姉さんたちとやり合えるならこういうのも悪くないな…
(事前に【ガードアップ】を使っておくぜ)

っておいおい!そんな近くで踊られると色々と見えちゃうぜ(ガン見)

とか言って見惚れてしまうと流石にピンチになっちまうかも

ちょっと遊びすぎたかな…?まあ十分楽しめたし、今までの分もパラドクスでお返しするぜ!


●『一番』は誰のもの?
「これは……困ったの」
 TOKYOエゼキエル戦争風のアイドル衣装を纏い、統率の取れた動きで舞い踊る淫魔の剣舞団。
 その様子に、マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)は危機感を覚えていた。
(「大陸軍ベーダだから、アイドルを理解しきれてない隙があるとおもったけど……」)
 彼女たちを訓練した、『悪逆の歌姫』ルシファー・アスノから彼女たちとは別格の輝きを感じとり、
(「あれが、本物のトップスターかも!」)
 その動きに視線を向けて警戒しながら、ダンスパフォーマンスを迎え撃つことにした。
「もきゅっ」
 そんなマリアラーラの肩に飛び乗った、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)の相棒、モーラット・コミュのモラさん。
「見て、この布陣! もう勝ったも同然のきらきらメンバー!」
 2人を後ろから見つめるシャルロットは、マリアラーラとは違い、勝利を確信して、
「さあみんな、目をそらさないで。エトワール争奪戦、開幕よ!」
 愛用のバイオリンを肩に載せ、即興でアイドルソング風の楽曲を明るく奏でだす。
「モラさん。今日もお願いなの」
「もきゅっ♪」
 その音楽に合わせ、マリアラーラとモラさんは嬉しそうな笑顔を浮かべながら、ワルツを踊り、ステージの中央を目指す。
「センターはマリアたちのものなの!」
 所作は美しく、足運びは軽やかに。
 全てを虜にするかのように目線も表情も感情までをも演出した王女の動きをトレースして、彼女は淫魔たちの中央で堂々と輝こうとした。
(「でも、これくらいなら練習生ベーダでもできるはずなの」)
 その輝きに怯む淫魔もいたが、多数の淫魔たちは、
「センターは絶対譲らないわ!」
 と言わんばかりに、妖艶で、見るものを引きずり込むような艶舞を魅せ、マリアラーラからその座を奪おうと試みた。
「なら、どうぞなの」
 だが、彼女はその争いに付き合わず、
「もきゅ!」
 モラさんぴょんぴょんスピンと名付けたターンで、にこにこくるくるもきゅもきゅとその動きを躱し、
「マリアはアイドルじゃないから、ポジションは必要ないの。だけど……」
 評価が欲しいアイドルたちは、その座を狙わなくてはならない。
 それを逆手に取ってセンターに彼女たちを集め、仲間たちの攻撃で一網打尽にしようと試みたのだ。

 そんなマリアラーラのお膳立てに、観客側に居たエント・クライド(人間のバウンサー・g04404)は、
(「アイドル淫魔か……俺もTOKYOでアイドルをやってる奴と戦ったことはあるけど、こっちは淫魔だけあって格好がすげーな」)
 一纏めに集められたものの、慌てること無く集団、グループアイドルとしての魅力を利用して、全員でセンターを張ろうとする淫魔の剣舞団たちの動きに魅了されかけていた。
「よし、行くか」
 魅了され、ファンになった風を装いつつ、エントはステージで踊るアイドルたち全員を応援しながら淫魔に近づき、
(「にしても眼福だな! 綺麗なお姉さんたちとやり合えるならこういうのも悪くないな……」)
 そんな下心にも似た好意をバールのようなものに籠め、思いっきり振り下ろした。
「あんっ♪」
「あなたもステージで踊りたいのかしら?」
 その攻撃で目の前の淫魔は倒れるが、仲間の淫魔たちが次々とフォローする様に現れ、
「いいわ」
「一緒に」
「踊りましょ♪」
 エントの手を取り、魅せつけるように腰を振り、妖艶なダンスの輪に引き込んでいった。
「っておいおい! そんな近くで踊られると色々と見えちゃうぜ」
 と言いながら見惚れていると、彼女たちが隠した刃が、彼の身体を切りつけていく。
「ちょっと遊びすぎたかな……?」
 エントは慌てて飛び退くと、少し冷や汗をかきながら、
「ふふっ♪」
 蠱惑的な笑みを浮かべて挑発する淫魔たちに向け、武器を振り下ろすのだった。

「本職アイドルまで来て、いよいよ凄い事になってきたな」
 一方、エントと同じく観客側でダンスを堪能していたアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)。
「もうこっちで観客してても問題ないような……」
 と思いつつも、エントがいつの間にすり替えられたのか、サイリウムを振り回して淫魔たちとバトルするのを眺めながら、
「楽しそう……いや、あの場所にこの姿で突っ込むほど無粋じゃないし、アークデーモン仕込みのダンスも気になる」
 そして何より、アイドルにはお触り厳禁!
 そんな鋼の意志を持って、アッシュはどっしりと腰を据え、
「勇猛なる戦士よ! 今ここに集いてわれらの道を切り開け!」
 兜の口元の装甲をずらし、勇奏剣を構えて奏で、幻影騎士を呼び出した。
「……なんか剣じゃなくて、サイリウム持ってない?」
 ステージの上では剣も禁止なのだろうか。
 そう思いながら、アッシュはサイリウムを振って応援しながらアイドルに襲いかかる幻影騎士たちに攻撃を任せ、
「俺は混ざる事なくここから観賞……じゃなくて映像記録……でもなくて」
 その光景をじっくり記録しようとする。
「たゆん力の落ちてきた個体を素早く処理できるってわけだ」
 むしろピンチになったらたゆん力は増すのではないか? と懸念しつつも、幻影騎士の攻撃をかいくぐりながら、彼の視界に妖艶に舞う彼女たちを堪能するのだった。
「デビューする事なく散っていく彼女らの最初で最後のファンとして最期までしっかり見届ければ……」
 淫魔たちは高まるたゆん力を存分に活かしながら勇敢に踊り、戦い、そして散っていく。
 その姿に、アッシュはいつしか感情移入して、まるで彼女たちのファンであるかのように、気づけばサイリウムを持って応援し始め、
「まて、俺はいつからファンに?」
 そう思う頃にはもう遅く、淫魔の虜になりながら声援を送り続けるのだった。

 個々の力では劣るものの、チームを組んで戦うことをよく理解し、魅力を全面に押し出してくる淫魔たちは、想像以上に強力な、魅力的なアイドルグループだった。
「はんっ! 信仰とはよく謂うたな」
 そんな中、淫魔たちが作り上げるステージへ、瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)が力強い言葉とともに足を踏み入れる。
「偶像も拝めれば信仰となり、崇められればやがて神になる……っとな?」
 彼女は、普段のマイペースな雰囲気ではなく、まるでなにかに取り憑かれたかのような、そんな雰囲気を醸し出していた。
 そして、淫魔たちを押しのけ、ステージのセンターに立った五月姫。
「だがしかし、しかしてしかし、その信仰を集める神となるのは――」
 彼女は大きく手を広げ、周囲の注目を集め、
「誰か、誰ぞ? 吾? 吾! 吾吾吾吾!」
 自らが、センターに立つのに相応しいと激しく主張しながら、数多の丑刻荒御霊と、能舞台をその足元に呼び出した。
「さぁ吾を崇めよ、愚者どもよ! 声を張れや、死者どもよ!」
 舞台は整い、丑刻荒御霊たちに気合を入れながら、力強い歌声で淫魔たちを圧倒していく五月姫。
「最高潮までに盛り上がって、クロノヴェーダどもに目にもの見せてやれや!」
 彼女はちらっと、『悪逆の歌姫』ルシファー・アスノ。そして、彼女を追ってここまでやってきた、ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)に視線を向けて、
「本物のアイドル、それもトップアイドルが来ておるでな、負けておれんぞ!」
 声を張り上げ、流れるような舞いで周囲を圧倒し、近くの淫魔たちを1体ずつ、【大薙刀無銘瀧夜叉一振・改】の剣舞で切り刻んでいく。
「ハハハ、吾をエスコートしようなんぞ千年は早いわ」
「あなた一人では凄いのかも知れないけれど、わたしたちはチームで戦うんだから!」
 だが、淫魔の剣舞団も負けじとチームで応戦することで、アイドルバトルは決着がつくことはなく、更に加速していく。
「さあ、貫いて、私のエトワール!」
 そこへ、今まで仲間たちの演舞や歌を伴奏で支えていたシャルロットが、かつてオペラ座バレエ団のエトワールを努めた名ダンサーの幻影を創り出してステージの上へと進み、
「マリアさんのダンスも、和風アイドルさんの舞いも……淫魔たちのチームワークも。こんなにに楽しい戦いは初めてかも知れないわ!」
 気分を高揚させながら、自らの情熱をバイオリンにのせて高らかに奏でていく。
 それに呼応して、かつてのエトワールは演者たちを魅了し、淫魔たちの連携を崩して少しずつ、彼女たちを倒していった。
「これで行けるかしら。あと……」
 ようやく優位に戦いを進められそうだと一息ついたシャルロットは、ちらっとアッシュの方へ視線を向け、
「……動画保管。してるかしら? 後で見せてもらえないかな」
 この素晴らしいステージの記録を後で見返したい。と考えていた。

「……いいえ。本当のアイドルなら、こんなことで諦めたりはしないわ」
 だが、そんな楽観的な予想を否定するように、ステージの外から様々なアイドルたちの戦いを眺めていたルシファー・アスノは呟き、
「当然よ。私達は負ける訳にはいかない!」
 その言葉の通り、淫魔の剣舞団たちはディアボロスのアイドルステージにも負けず、チームワークを生かしたダンスを衰えること無く披露する。
 ソロやペアユニットでの輝きは、ディアボロスたちに及ばない。
 だが、グループで合わさったときの力は、それらとはベクトルが異なるためか、彼女たちの心を折るには至らなかったのだ。
「……アスノ……その姿、そしてその名前は……」
 そんなルシファー・アスノに近づき、心のなかに想いを秘めながら、ソラは淫魔たちの教官としてそこに立つ彼女をじっと見つめる。
「……いや、今考えるべきことはそうじゃないわね」
 だが、その思いに引きずられてしまっては、やるべきことを見失ってしまう。
 ソラは首を横に振って、アスノとの呪縛を振り払うと、
「今更、大陸軍の立て直しなんてさせないわ!」
 いつものハイテンションに戻り、満を持してステージへと近づいた。
「さぁ、それじゃ練習生のアナタ達に本物のアイドルから直接稽古をつけてあげる!」
 そして、思いっきり目立つように、ステージ上空を飛び回りながら舞い踊ることで注目を集め、
「さぁ、まとめてかかってきなさい!」
 敢えて、淫魔たちからの集中攻撃を受けるのを覚悟して、全力でマジックシールドを張りながら、本職のアイドルらしい次元の違う動きで、今度こそ彼女たちの心をへし折っていく。
「ほらほら、そんな動きじゃダンスのフリにもついていけないんじゃないかしら!」
 淫魔の剣戟はマジックシールドを斬り裂き、ソラの身体を次々と傷つけていった。
 だが、彼女はアイドルのプライドにかけて一切怯むこと無く、淫魔たちの動きの粗を指摘し、厳しい指導の言葉を投げかけ、
「斬るっていうのは……こうやるのよ!!!」
 剣形態に変化させた拡声杖『レゾネイト』から、ライブのレーザー演出のような光の刃を作り出し、
「ふふん、アイドルたるもの、ステージの隅から隅まで気を配ってなきゃ!」
 無数の刃が淫魔たちを切り払い、まとめて倒してしまう。
「レッスンのお代はアナタ達の存在で頂いたことにするわ!!!」
 ソラはそう言いながらも、消えゆく淫魔たちが、今度は真っ当なアイドルとして周囲を楽しませてほしいと願い、
「……大人げないわね。そのあなたの力、私が全部貰ってあげるわ」
 そんな彼女の動きの一部始終を見ていたルシファー・アスノは、ソラに向けてそうつぶやきながら、妖艶な笑みを浮かべるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV2が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV3が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!

瀧夜盛・五月姫
(怨霊に憑かれています)

さあ、最後はお前だけだぞクロノヴェーダ
ハハハハハ、これが対バンというやつか?
さっさとくだして、我が軍門に加えてやろうぞ!

さらに観衆の(パラドクスにより召喚された)骸骨どもを盛り上げる!
声を上げよ! ペンライトを振れ!
彼奴に負けることは許さぬ、心の底から屈服させてやるのだ!
もりあがりすぎた愚者どもが、やがて暴徒と化し相手に攻撃を加えるやもしれぬが知ったことではない
これは逆説連鎖戦であるからな。対バンといったな? あれはステージにノセてやる冗談だ

天変地異ごときで、歌うのをやめてやるかよ
しなやかなダンスで華麗なステップを刻み、不安定な足場から安定した舞台へ移ってやろう

さあどうしたクロノヴェーダ
吾ごときで息が上がっているようではオーディションも抜けられんぞ?
のう、フルーリアよ


マリアラーラ・シルヴァ
共闘アドリブ歓迎

あの物腰や言動
やっぱりベーダはアイドル概念を理解してるトップスター…強敵なの!

でも僅かな隙も見えてるよ
クロノスなベーダは分からないけど
目の前のベーダはアイドルを最高の偶像と捉えてるフシがあるよね
だからファンに魅せるのは
究極に「完成」されたライブやパフォーマンスでの
人々を束ね導くトップスターとしての姿

それなら観客席を最高の音楽存在で埋めてしまえば
たとえトップスターの完成芸能でもそう簡単には靡かせられないよ!

歌を司り虹色に輝く八声霊にお客様として応援に来て貰うよ
更にモラさんをいいこいいこしつつ頭のパラボラアンテナに手を添えて
八声霊に連なる世界中の芸能精霊達も大召喚しちゃうの

幾万の精霊で埋まった観客席は
演者のパラドクスの冴えで応援するサイリウム(精霊達)がその色に染まるようにしたから
トップスターなら会場を貴女色で染められるよねって挑発
「完成」が綻ぶようベーダの意識を客席にも分散させるね

諸刃の剣ではあるけど
ディアドルならファンと共に紡ぐ「未完成」でトップスターに勝るって信じてるの


シャルロット・アミ
…なるほど
今は個々のアイドルよりアイドルグループの時代
そういった意味で、敵の采配は正しかったわ

でも、これからは真のエトワール決定戦
クロノヴェーダ代表がアスノなら
ディアボロス代表は復讐者のアイドル、ソラさんよ

「もきゅ!」
(モラさんにとってのアイドルはマリアさんなので
お手伝いできることなーい?って聞きに行きます
マリアさんのパラドクスに合わせて声援中)

私もバイオリンを奏でることを声援に変えるわ
さあ、花の精霊たちも出ておいで
一緒に応援して敵の心を眩ませましょう

軽快な曲を奏でるわ
だってディアボロスは無敵のアイドル♪

ディアボロスアイドル、略してディアドルたちに
私も声援を送るわね
バイオリンを持ちながらだからサイリウムを振れないのが悔しい
モラさん、代わりに頑張って振ってね「もきゅっ」

手強い敵だけど、アイドルで勝負してきたのが運の尽き
こちらにはアイドル、沢山いるのだから

アドリブ、連携、歓迎です


ソラ・フルーリア
※連携アドリブ歓迎します!

さぁ、残りはアナタだけよ!
……彼女たちの動き、なかなか良かったわ。きっと良い指導をしてたのね。
だけど、クロノヴェーダなら話は別!
二度と育成できないように、アナタも倒させてもらうわ!

トループス級の時と同じく、辺りを動き回って敵の目を惹きつけるわ!
時には【飛翔】も使い、時にはパラドクスで牽制したりと敵を「撹乱」し、つけ込む隙を与えないわよ!
「ダンス」のように動き、マジックシールドも併用することで敵のパラドクスも捌いていくの!

敵にスキが出来たら、それを見逃さず「高速詠唱」からの【熱狂と湧然の四元光芒!】を「全力魔法」で放つわ!
マリアラーラ、良いこと言うじゃない!
アタシ達は未完成、だけどそれは悪いことじゃない!
観客の声援が、アタシ達に無限のパワーをくれるのよ!!

……それにしても、アイドルの教官ね。面倒見が良いアナタらしいわ、アスノ。
いつか必ず、本当のアナタに会いに行くわ。待っててちょうだい……。


エント・クライド
アドリブ・連携歓迎

アイドル同士バチバチやってんなー、にしても相手も流石の風格だな!そして可愛い!
これはまた楽しめそうだぜ…つーか俺の武器どこいった?(サイリウム振りつつ)

取りあえず皆が妨害されないようにアスノちゃんの攻撃は受け止めてサイリウムで反撃?するぜ!

歌も目の前で歌ってくれるならファンとしては本望!ちょっと正気じゃないかもしれないけど、そのままアスノちゃんにコールしまくって(「L・O・V・E アスノ!」とか言ってる)、一挙一動に夢中になっちまうかも

って流石にコールし続けるのはしんど…けど止まんねえんだが…!

味方のアイドルたちが反撃し始めたところで自分も何とか拘束を振りほどいて、パラドクスで反撃するぜ!
アスノちゃん…中々のアイドル力だったがこっちの方が一枚上手だったな


篠之井・空斗
ちょっと遅くなったが噂のアイドルライブ会場はここか!敵も味方もアイドルだけあってレベルが高いぜ
折角だし楽しみたいもんだが…

取りあえず闘気を纏って、俺もファンとして味方のライブの邪魔にならないように相手に近づいて仕掛けてくぜ

ただ反撃の分身のパフォーマンスに対してはアイドルとしての可愛らしさもあって、ついつい見惚れちゃうし、攻撃しようとした手を握られて握手会とかって言われると鼻の下も伸びちまう!けど男としてしょうがないんだよ!

流石にダメージ喰らいすぎても不味いんで、程々に楽しんだら皆に合わせてちゃんと反撃してくぜ
にしてもアイドルってすげーな…


●『一番星』の道はどこまでも
「……アスノ」
 今にもアイドルバトルが始まりそうな、盛り上がる雰囲気の中。
 ソラ・フルーリア(歌って踊れる銀の星・g00896)は『悪逆の歌姫』ルシファー・アスノの名を口にして、何かを告げようとする。
「さあ、最後はお前だけだぞクロノヴェーダ!」
 だが、そこに割り込むように乗り込んできた、瀧夜盛・五月姫(失つし世《うつしよ》の滝夜叉姫・g00544)が、ソラの言葉を遮って、
「ハハハハハ、これが対バンというやつか? さっさとくだして、我が軍門に加えてやろうぞ!」
 なにかに取り憑かれたかのような表情のまま、強気な態度で再びステージに登った。
 そして、ソラはちらっと視線を向けてくる五月姫に、
「そうね。クロノヴェーダ……アヴァタール級なら話は別!」
 心の中のもやもやを納得させると、ひとまず彼女たちのステージを邪魔しないように、舞台袖に身を隠す。
「さぁ聞くが良い! 吾と骸骨どもの、魂の叫びをな!」
 舞台が整い、静寂が訪れたステージ。
 その幕間を破り、五月姫は丑刻荒御霊たちを呼び出して彼らを煽る。
「骸骨ども! 声を上げよ! ペンライトを振れ! 吾に力を!!」
 その後紡がれる歌声に、舞に。骸骨たちはライトを掲げ、有象無象のうめき声を力に変えて五月姫のステージを盛り上げていく。
「彼奴に負けることは許さぬ、心の底から屈服させてやるのだ!」
 そして、もりあがりすぎた彼らは、五月姫の声に扇動されるが如く、暴徒と化してルシファー・アスノに押し寄せた。
「これは逆説連鎖戦であるからな。対バンといったな? あれはステージにノセてやる冗談だ」
 アイドルバトルである以前に、これは生死を賭けた戦であると、五月姫は口角を上げ、挑発する。
「そうね。当然よね」
 だが、ルシファー・アスノは笑みを浮かべ、透き通る声で骸骨たちの攻撃を受け、流しながら迎え撃ち、
「私の歌声は地球すら動かすんだから!」
 腰の地球型アクセサリーを介して、魔力を帯びた歌声を周囲に拡散させた。
「ぐおおおおおおっ!」
 すると、押し寄せる彼らは強烈な天変地異によって身体ををバラバラに崩され、その余波は五月姫まで届く。
「天変地異ごときで、歌うのをやめてやるかよ」
 しかし、五月姫はしなやかなダンスで華麗なステップを刻み、不安定な足場から安定した舞台へ移っていき、
「さあどうしたクロノヴェーダ。吾ごときで息が上がっているようではオーディションも抜けられんぞ?」
 お互い小さな傷を負いながらも、挑発の口を止めなかった。
「のう、フルーリアよ」
 そして、再びソラに視線を向け、ルシファー・アスノの意識を舞台袖に向けさせながら、
「ふん。これは命の取り合いだと言ったはずじゃのう?」
 その隙をついて、仲間たちに攻撃するよう促すのだった。

「ちょっと遅くなったが、噂のアイドルライブ会場はここか!」
 五月姫の呼びかけに呼応して飛び出したのは、篠之井・空斗(人間の破軍拳士・g06835)だ。
「敵も味方もアイドルだけあってレベルが高いぜ」
 彼はステージに登ってパフォーマンスをするアイドルたち。そして周囲で控えるアイドルたちに、目移りしながら視線を向け、
「折角だし楽しみたいもんだ」
 その中心にいるルシファー・アスノに笑みを浮かべてから、闘気を纏い襲いかかる。
「これだけ可愛いアイドルだと、ナンパするのも躊躇われるな」
 旅のついでに女性に声をかけ、楽しむことが多い空斗。
 だが、光り輝くオーラを持つアイドルを前にすると、不思議とそんな気持ちも起こらないものだ。
「そのぶん、任務はきっちりこなさせてもらうぜ」
 そう言って放たれた破軍衝は、ルシファー・アスノに立ち向かい、届かずに屍と成り果てた骸骨の山を乗り越えて、彼女の身体を捉えようとする。
「アイドルたるもの、ステージの隅から隅まで気を配る……でしょ?」
 だが、ルシファー・アスノは先程ソラが淫魔たちに向けた言葉をそのまま使い、紙一重で避けていく。
「できれは、あんたのライブも邪魔したくはないが、勘弁してくれよ?」
 しかし、空斗の拳は周囲に強大な衝撃波を生み出し、
「……あっ」
 彼女の余裕とバランスを崩した。
 今がチャンスと見た空斗は、さらなる追撃をすべく、拳を握って彼女に迫る。
(「……にこっ」)
 それに対し、ルシファー・アスノは崩された体勢でも焦りを表に出さず、空斗の目をじっと見つめてにっこり微笑むと、
「あ……」
 彼の勢いがわずかに削がれた隙をついて、
「いつも応援ありがとう!」
 可愛らしい笑顔と声を武器に、拳を振るうのを躊躇させ、
「即席だけど……握手会。だよ!」
 黒い手袋を脱いで手を差し出した。
「可愛い……」
 流れるような対応に、固く握られた拳はあっさり解け、空斗は柔らかい手の感触と、アイドルの眩しい笑顔に鼻の下を伸ばしながら、
「ごめんね? これは命の取り合いみたいだから」
 そんな彼女のスウィート・ボイスと共に生み出されたバックダンサー……ルシファー・アスノの分身たちが、踊るように彼の全身に次々と攻撃し、遠くへと放り投げてしまう。
「い、いや。男としてしょうがないんだよ!」
 一連の攻防を終え、仲間たちの視線を気にしながら必死に弁解する空斗。
 そう。完璧なアイドル相手では、いつい見惚れてしまうし、攻撃を躊躇うのは仕方ないこと。
「にしても、アイドルってすげーな……」
 空斗は未だにルシファー・アスノの虜になりかけている、自分の心を吐露するのだった。

 一方、空斗と同時にルシファー・アスノへ襲いかかったエント・クライド(人間のバウンサー・g04404)。
「アイドル同士バチバチやってんなー。にしても、相手も流石の風格だな!」
 彼は、五月姫とルシファー・アスノ。そしてソラとの間に漂う、華やかな空気の影に潜む激しい戦いに気圧されつつも、
「そして、可愛い!」
 そんなことをすべて忘れて応援したくなるような、圧倒的な魅力に心を塗りつぶされ、魅了されていた。
「これはまた楽しめそうだぜ……」
 そんなルシファー・アスノに迫り、バトルを繰り広げることに、彼の心は高鳴っていく。
「つーか、俺の武器どこいった?」
 その高揚は、愛用するバールのようなものが、いつの間にかサイリウムに変えられていることを気にさせず、
「ま、いっか」
 エントはサイリウムを振りながら、自分の想いを、恨みを力に変え、彼女の攻撃を受け止めてから反撃で振り下ろそうとしていた。
「ふふっ。応援してくれるのね? 頑張れ♪ 頑張れ♪」
 だが、ルシファー・アスノの魔力を帯びた歌声は、四方八方から縛り付ける鎖を具現化し、彼の動きを束縛しようとする。
「目の前で歌ってくれるならファンとしては本望! そして俺は止まらないぜ」
 とはいえ、その拘束はエントの動きを封じることは出来ず、ファンとしてサイリウムを振り続けなくてはという強い意志によって、彼の身体は突き動かされた。
 今の自分が正気ではないかもしれないことは、彼自身も良くわかっていた。
 それでも敵に攻撃していることはわかっていたため、突き動かされる衝動に任せ、想いのたけをサイリウムにのせる。
「ねえ、私のこと……好き?」
 ……だから、ルシファー・アスノの甘い魔力のこもった囁きで、彼の恨みが彼女への恋心に書き換えられていたことに、気づいていなかった。
「L・O・V・E! アスノ!!」
 彼女の身体に振り下ろされたサイリウムからは強い恨みが消滅し、ルシファー・アスノはその攻撃を何度も受け止めながら、
「すっかり私の虜……♪ 文字通り、死ぬまで振り続けなさい?」
 コールと攻撃を続けるように促す。
「さ、流石にコールし続けるのはしんど……けど止まんねえんだが……!」
 エントは言われるままに攻撃を繰り返し、その度に返される甘い言葉に心を縛り付けられていくのだった。

「あの物腰や言動……やっぱりベーダはアイドル概念を理解してるトップスター。強敵なの!」
 隙をついて攻撃した空斗とエントを華麗に、妖艶にあしらったルシファー・アスノの手管に、マリアラーラ・シルヴァ(コキュバス・g02935)は戦慄する。
「でも」
 しかし、彼女の瞳には、一連の動きで見えたクロノヴェーダの隙と、その突き方がはっきりと見えていた。
「クロノスなベーダは分からないけど、目の前のベーダはアイドルを最高の偶像と捉えてるフシがあるよね」
 だからこそ、空斗にも、エントにも。アイドルとしての自分を好いてもらいながら、魅せながら攻撃を退け、エントの攻撃は今も受け続けている。
 本来の威力には程遠いとは言え、その攻撃は間違いなくルシファー・アスノの身を削っており、
「だからファンに魅せるのは、究極に「完成」されたライブやパフォーマンスでの、人々を束ね導くトップスターとしての姿なの」
 その言葉通り、彼女は戦いに勝つために合理的に振る舞うよりも、魅せるために戦っているようにも思えた。
「それなら」
 と、マリアラーラは歌を司り、虹色に輝く八声霊をステージの観客として呼び出して、サイリウムのように光り輝かせると、
「もきゅ!」
 アイドルの後押しをしようとシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)に言われ、真っ先にマリアラーラの元に駆け寄った、シャルロットの相棒モーラット・コミュのモラさんを手の上に載せ、
「いいこいいこなの」
 頭のパラボラアンテナを優しく撫でることで電波を発信し、八声霊に連なる世界中の芸能精霊達を多数呼び寄せることに成功する。
 更に、五月姫が召喚した骸骨たちも復活し、観客席の一角を占め、
「これだけの観客の応援は、すごい力なの」
 彼らは思い思いにサイリウムを振り、それぞれ応援するアイドルの色に光り輝いていた。
「アイドルベーダはトップスターだから、会場を貴女色で染められるよね」
 そして、『完璧』を求めるルシファー・アスノを挑発する。
 そんな彼女はアイドルとしての矜持を胸に、
「つまり、観客をみんな、私のファンにすればいいのね?」
 マリアラーラの挑発に乗り、最高で完璧なステージを繰り広げようとした。

「……なるほど。今は個々のアイドルよりアイドルグループの時代」
 一方、シャルロットはルシファー・アスノが鍛えた淫魔アイドルグループとの戦いを振り返りながら、
「そういった意味で、敵の采配は正しかったわ」
 ベクトルの異なる力との戦いは、単純な力だけでは対処しきれないことを感じつつ、
「でも、ここからは真のエトワール決定戦」
 マリアラーラのお膳立てで作られた最高の舞台を前に、今度こそ、トップアイドル同士の激しい観客の奪い合いが始まるのだと、心躍らせていた。
「もちろん、ディアボロスの代表は、復讐者のアイドル、ソラさんよ」
 シャルロットはソラに視線を向け、小さく頷くと、愛用のバイオリンを肩に載せ、花の精霊たちを呼び寄せ、
「一緒に応援して、敵の心を眩ませましょう」
 軽快な曲を奏で、精霊たちをソラのバックダンサーに仕立て上げて一緒に声援を送る。
「さあ、ソラさん。お願いね!」
 彼女の想いを。そして仲間たちの想いを背負い、
「わかったわ!」
 満を持してソラは、早くも観客を自分色に染め上げたルシファー・アスノのステージに足を踏み入れるのだった。

「……彼女たちの動き、なかなか良かったわ。きっと良い指導をしてたのね」
 アスノ。と小さく目の前のクロノヴェーダの名前をつぶやきながら、ソラは戦いに敗れた淫魔たちに視線を向け、優しく微笑む。
 だが、その目的がこの地の人々を苦しめる結果になることを、見過ごすことは出来ない。
「残りはアナタだけよ! グランダルメの平和のため、二度と育成できないように、アナタも倒させてもらうわ!」
 アイドルとして、ディアボロスとして。
 ここで負けるわけにはいかないのだと自分を鼓舞し、ルシファー・アスノのステージよりも目立つように、上空を飛び回り、踊りだした。
「やはり、あなたは油断ならないわね!」
 少しずつ、サイリウムの色がソラ色に変わるのを見て、ルシファー・アスノも主導権を渡すまいと、魔力を帯びた歌声で具現化した鎖を使いながら、アクロバティックな動きでソラに対抗し、
「この戦い。みんなを私色に染め上げるだけじゃない。あなたに私への声援を送ってもらうことで勝たせてもらうわ!」
 完璧な仕草、ダンス、歌声を重ね合わせ、彼女の動きの粗を突いて徐々に追い詰めていく。
「さすがね」
 ソラも持ち前の明るさと元気で負けじと踊り続けるが、ルシファー・アスノの動きに翻弄され始めていた。
「……それにしても、アイドルの教官ね。面倒見が良いアナタらしいわ、アスノ」
 ソラは『本物の』彼女のことを思い出しながら、淫魔たちの手本となるため、より完璧な、百点満点の演技をしているのだと感じ、
「この戦い、負けたら全て終わってしまう諸刃の剣ではあるけど、マリアはファンと共に紡ぐ「未完成」が、トップスターに勝るって信じてるの」
 同じくルシファー・アスノの演技は完成されたものだと指摘し、ソラにアドバイスを送るマリアラーラの言葉に、
「マリアラーラ、良いこと言うじゃない!」
 ソラは意を決し、勝負に出ることにした。
「完成された相手に対する突破口はただ一つ!」
 このまま普通に戦っていては、ルシファー・アスノには届かない。
 完成された彼女の動きは、それほどまでに洗練されている。だけど、
「アタシ達は未完成、だけどそれは悪いことじゃない!」
 ソラは、敢えて完成された動きではなく、粗削りで、だけど自分の全力を余すこと無く引き出して、拡声杖『レゾネイト』に想いをのせて絶唱する。
「観客の声援が、アタシ達に無限のパワーをくれるのよ!!」
 その叫びを皮切りに、ソラの。ディアボロスたちの力強い音楽が周囲に響き渡った。
「モラさん、代わりに頑張って振ってね」
「もきゅっ」
 ソラに力を送るため、バイオリンで奏でる音をさらに強くするシャルロットは、相棒のモラさんにサイリウムを託し、バックダンサー役の花の精霊たちをリードしてもらい、
「ディアボロスは無敵のアイドル♪ 貴女に勝ち目がないことを、教えてあげるわ」
 ルシファー・アスノの歌声に何度挫けそうになっても、気高き花は何度でも立ち上がるのだと仲間の心を後押しする。
「うおおお! 頑張れ、ソラちゃん!」
「そこだ! 負けるな! あとで握手して!」
 すると、ルシファー・アスノにハマってファンとなり、声援を送っていたエントと空斗も我に返り……。
 いや、むしろディアボロスアイドル、略してディアドルたちのパフォーマンスに魅了され、一心不乱に声援を送りだす。
「アイドルベーダはソラの。ううん、マリアたちのステージを見てどう思うかな?」
 面倒見が良くアイドルの教官として、未完成な彼女たちを鍛えていたルシファー・アスノ。
 そんな彼女が目の当たりにする、未完成だけど力強いステージ。
「ベーダはきっとこう思うの。『この光り輝く原石を、完成させたい』って」
 相変わらず完成された演技を見せながらも、ソラを中心とした力強い動きに心惹かれ、わずかずつではあるが完璧だった動きにほころびが生まれるのを、マリアラーラは見逃さなかった。
「今なの」
 彼女は五月姫に声をかけ、
「観客に告ぐ! ディアドルにチカラを!」
 その眷属である骸骨たちを通し、全力で声を張り上げ、サイリウムを突き上げて声援を送れと強く命令させた。
 それと同時に歌を司り虹色に輝く八声霊たちの色は、ソラの色。ディアドルの色に塗り替わっていき、
「フルーリア、後は任せるからの!」
 五月姫の紡ぐ言霊に導かれ、彼らの力がソラが手に持つ拡声杖『レゾネイト』に集まっていく。
「みんな、ありがとう!」
 仲間たちの力強い声援を受けたソラは、託されたエネルギーを魔力に変え、とっておきの魔法、熱狂と湧然の四元光芒! の魔法陣を作り上げる。
「この魔法陣……未完成にしてこのパワー……完成させたい。それに……」
 目の前の敵が集める膨大なエネルギーに。
 ディアドルたちのステージに。
 ルシファー・アスノは魅了され、マリアラーラが指摘したように、彼女たちの面倒を見たいと考え始め、
「いつか必ず、本当のアナタに会いに行くわ。待っててちょうだい……」
 ソラの想いとともに放たれた光の奔流に飲み込まれていく。
「……私もまだ、未完成だから」
 最後に耳に届いたアスノの言葉に、ソラは必ず彼女に会いに行く。そう、改めて心に強く刻み込むと、
「……みんなありがとう!! ディアドルの大勝利ね!!!!」
 最後までアイドルらしく、明るい笑顔で仲間たちと手を交わすのだった。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【勝利の凱歌】がLV2になった!
【強運の加護】LV1が発生!
【液体錬成】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【悲劇感知】がLV2になった!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】がLV3になった!
【リザレクション】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2023年12月15日