リプレイ
冰室・冷桜
こうして盛り上がるのも毎年恒例ってー感じになってきたわねぇ
ま、参加する側も観る側も楽しめるイベントですし、気負わず楽しませてもらいましょうか
折角キャットパレードってー言ってますし、仮装も猫に合わせていきましょうか
前のハロウィンで用意したらバニー風の仮装を猫風にちょっと弄って、猫耳装備でキャットマジシャン的な、そんな雰囲気でいきましょう
ステージの上でーってのは柄じゃないですし、パレード中はフライトドローンをお供にしてぐるっとコースを周るのをメインで参加
呼び出したドローンには猫の顔を描いたりとか猫耳を付けたりして、猫っぽくして引き連れていきましょ
ドローンに乗って移動しながら、ドローンを操作してイイ感じにパレードを盛り上げるような動きをさせて進んでいきましょう
●にゃんこなナイトパレード
西の空を染める夕陽は、カボチャ色。
黄昏迫る秋の街角で。
「こうしてみんなで盛り上がるのも、毎年恒例ってー感じになってきたわねぇ」
仮装したディアボロスと集まった沿道の人々とを順に見回し、冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)が独りごちる。
昨年、一昨年に続き、今年も新宿島を中心に行われることになった、最終人類史をあげてのハロウィンパーティー。
参加する側も、観る側も。
誰もが楽しめるイベントだからと、参加を決めた。
ならば、気負わず楽しませてもらうまで。
「折角キャットパレードってー言ってますし……」
そう考えて冷桜が選んだのは、露出度高めな黒のバニースーツを猫っぽくアレンジした衣装だ。
防寒着を兼ねた燕尾服を羽織り、猫耳カチューシャを装着したら準備は完了。
表情にこそ出さないものの、わくわくドキドキと胸を高鳴らせてパレードの開始を待った。
事前に発表があったように、パーティー会場となる猫カフェ周辺の道路は封鎖され、歩行者天国として開放されている。
そこをディアボロスたちが練り歩き、それぞれ自由にパフォーマンスして欲しいのだという。
「途中の公園に仮設のステージも用意されているってー話ですが」
とはいえ、ステージの上でーってのは柄じゃなし。
のんびり気ままに、やりたいようにやるのが冷桜流。
「さて、ぼちぼちいきますかー」
パレードが始まると、フライトドローンを呼び出して道中の供とした。
「ね、あれ、見て見て!」
「わー! ドローンまで猫ちゃんだぁ」
冷桜とお揃いの黒猫の顔を描き、猫耳を付けたドローンの群れは、ちっちゃなお子さまたちに大好評。
「あのコ、可愛いな」
「うん、それにすっげー色っぽい」
セクシーなキャットマジシャン風の衣裳に身を包んだ冷桜の美ボディは、男性陣の注目の的となった。
「ふふっ、ありがとー」
すっかり気をよくした冷桜が、颯爽とドローンのひとつに飛び乗る。
魔女の箒よろしくふわりと宙を飛び、観覧エリアの上空へ。
「みんなも、今日はめーいっぱい楽しんでってねぇ」
大きなお友達には、笑顔と投げキス。
小さなお友達には、あまーいチョコやキャンディーを。
華麗なパフォーマンスとともに振りまいた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
エレナ・バークリー
【鉄樹】
猫モチーフが必須のドレスコードですか。やってやりましょう。
黒猫耳に黒尻尾、肉球手袋、黒ジャージの上下に赤い長靴。『長靴を履いた猫』ことケット・シーです!
これだけだと寒いので赤のマントを羽織って、腰にはいつもの剣を下げておきます。
皆さんも素敵な猫を用意されたようですね。それではパレードに出発です!
途中の公園にあるステージで、始めましょう、寸劇を!
『大海賊ユキヒト対バークリー提督~白昼の救出劇』、吟遊詩人のならかさんの語りで開幕です。
悪い魔女のユウキさんが秘薬を作るために、大海賊ユキヒト船長に依頼して、人魚のカナンさんをさらってしまいました!
海軍提督の私、バークリーが、人魚さんの救出に向かいます。
提督と海賊が交える刃! 一方、悪い魔女は秘薬作りの準備に余念がなく。
果たして提督は、悪者たちを倒して人魚さんを助け出せるでしょうか?
(詳細はMSさんにお任せします)
劇が終わったら、皆でステージの真ん中に並んで深々と一礼。
お芝居だと分かっていても、雪人さんの太刀筋にはヒヤッとしましたよ。

文月・雪人
【鉄樹】
※アドリブ大歓迎
皆と一緒にパレードへ!
にゃんこなハロウィンナイトとは
ここはやはり、白猫着ぐるみな大海賊(南瓜行列参照)の出番かな♪
皆の衣装も可愛くて思わず笑顔になっちゃうね
クダ吉もバンダナ巻いて船員風に
狐さんも可愛くてカッコいいけれど
今日ばかりはクダ吉も、黒地に白猫印の海賊旗を掲げて海賊団の一員だよ
お宝は総取り、そうだね(ならくに頷き)
とびっきりのお宝求め、白猫海賊団の出航だー!
ステージの寸劇では
こわーいにゃんこ大海賊をノリノリで演じよう
魔女に聞いた話によると
人魚の涙はたいそう綺麗な宝石になり、不老不死の秘薬の材料にもなるとか
海のお宝は全部全部、この大海賊ユキヒト様が戴くぞ!
にゃふふふふ、さあ捕まえたぞ人魚姫
誰も助けになど来るものか
泣けー!喚けー!
そしてお宝を生み出すのだー!!
おのれバークリー、またもや邪魔しに来やがって
因縁の対決に、今こそ決着を付けてやる!
おもちゃの剣で切り結びつつ
いい感じに捨て台詞を吐きながら負けるのも悪党の美学だよね
やっぱり一番の宝物は、楽しむ皆の笑顔かな♪

野本・裕樹
【鉄樹】
※アドリブ・連携歓迎
呼び方:雪人さん、ならくさん、エレナさん、華楠さん
魔女の姿に仮装。
黒衣に三角帽子、それから……箒と肩掛け鞄かな。
パレードは箒に座って【浮遊】して移動しましょう。
鞄の肩当て部分には黒猫のぬいぐるみが縫い付けられています、肩に乗る魔女の使い魔さんですね。
パレードの後はお芝居です。
今日の私は魔女、それも言葉で相手を操ろうとするとんでもない悪人。
しっかりお役目を果たします。
ユキヒト船長はよくやってくれましたね、後でご褒美にお菓子をあげましょう。
さあさあ人魚のカナンさん、お薬を作るのに協力してもらいますよ!
バークリー提督も私に協力しませんか?完成したらお薬を分けるのを考えてあげても良いのですよ?
ちょっとカナンさんに泣いて貰うのを見逃してくれるだけで良いのです。
バークリー提督にとっても悪い話ではないでしょう?
結局最後は成敗されてしまう訳ですが。
お芝居が終わった後は悪事のお詫びに観客に向けて包装した人魚の涙型キャンディーを箒で飛び回って配りましょうか。
ハッピーハロウィン!
音羽・華楠
【鉄樹】
雪人さん、裕樹さん、エレナさん、ならくさんと寸劇を。
私は海賊の雪人さんと魔女の裕樹さんに攫われた人魚ですね。
バークリー提督、助けて下さいー!
海賊ユキヒトに責められても涙は零しません。
人魚の涙は安くないです!
仮装は役に則って人魚で(南瓜行列SDイラスト2023のものとは違います)
尻尾は下半身の魚の仮装の中に隠して……狐耳は巻貝風の耳カバーを被せてごまかしましょう。
上半身は貝殻のビキニのトップスで。
……季節柄流石に寒いので【寒冷適応】に頼ります。
パレード中は【浮遊】でふよふよ移動して……
劇が始まったら縄で縛り上げられた状態で推移を見守りましょう。
エレナさんが危機に陥ったら、「あなたの力はそんなものじゃないはずです。頑張って下さいバークリー提督!」と応援を飛ばしましょう。
また、観客の皆さんにも「バークリー提督への応援をお願いします!」とか呼び掛けましょう。
ドレスコードとして、水夫姿の猫のぬいぐるみを頭に乗せておきます。
設定上は私が逃げないように見張る雪人さんの子分ということで。
狭間・ならく
【鉄樹】ユキヒト、ユーキ、カナン、エレナと。
猫にまつわるものを何かひとつ以上……コレ(図体ばかり育ったユキヒト)じゃ駄目かね。いや着ぐるみはやめとく。動きづらそうだからな。
そこら辺で売ってる猫耳カチューシャでもモコモコ野郎につけるかね。アレだな、これは……猫又? とかいうヤツ。
ふむ。かあいい魔女、麗しの人魚に、勇ましい猫の騎士……。改めて見るとスゲェ行列だな。
ひひ、どうだねユキヒト。海賊のお頭はやはり『お宝は総取り』というところか?
──さて。
これに語るはある物語。
一人の海賊があるモノを欲した、或いは一人の魔女が不老不死の霊薬を欲した、また或いは一人の提督が正義を欲した──そういう、お話。
(草子を片手に語り部パート担当。嘘つきナラクさんの「語り」だから『騙り』なのかもしれんが)
そら。これから最終決戦だ。観客の皆は誰を応援するかね。なァ?
……マ、誰にせよ大きな声で呼んでやるといい。
──斯くして物語は終わり、平和な日々が訪れたのだとさ。
今宵はハロウィンナイトだ、にゃーにゃーにゃーにゃー。
集まったにゃんこなディアボロスたちは、そんな風には鳴かないけれど。
「猫モチーフが必須のドレスコードですか」
だったら、やってやりましょう!
そう意気込むエレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/エレメンタルキャヴァリエ・g00090)の装いは、シンプルな黒ジャージの上下に赤い長靴。
黒の猫耳と尻尾を身につけ、もこもこの肉球手袋を両手に嵌める。
「これだけだと寒いので……」
真紅のマントを羽織って腰に剣を下げれば、アイルランドの伝説に登場する二本足の妖精猫、ケット・シーの完成だ。
「にゃんこなハロウィンナイトとは……ここはやはり、白猫着ぐるみな大海賊の出番かな♪」
ウッキウキな声で言って、文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)はえっへんと胸を張る。
海賊帽を乗せた白猫の被り物と、仕立てたばかりの真新しい海賊服。
相棒のクダ吉は、首にボーダー柄のバンダナを巻いて船員風に。
「いつもの狐さんも可愛くてカッコいいけど、今日ばかりはクダ吉も黒地に白猫印の海賊旗を掲げて海賊団の一員だよ!」
ピシッとポーズを決めた雪人の傍らでは、狭間・ならく(【嘘】・g03437)が少々思案顔。
「猫にまつわるものを何かひとつ以上……」
コレじゃ駄目かね? と、雪人を指してへらりと苦笑い。
「へ、俺……?」
鳩が豆鉄砲でも喰らったような顔で、きょとんと見返す雪人。
「あー……なんなら、俺のコレクション貸そっか?」
「いや、着ぐるみはやめとく。動きづらそうだからな」
マ、仕方ないと肩を竦め、ならくはモーラット・コミュのモコモコ野郎を呼び寄せる。
そして、適当に買ってあった猫耳カチューシャをふかもこな頭にぱふっと嵌めた。
「アレだな、これは……猫又? とかいうヤツ」
なんかちょっと違う気もするが、一応猫には違いない。
これで、ドレスコードも難なくクリアだ。
「にしても……」
かあいい魔女、麗しの人魚に、勇ましい猫の騎士……。
仲間の扮装をひと通り眺めて、ふむと顎を撫ぜる。
「改めて見ると、スゲェ行列だな」
黒のロングドレス風のローブにつば広とんがり帽子、肩掛け鞄の肩当て部分に縫い付けた黒猫のぬいぐるみがチャームポイントのかあいい魔女は、野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)。
尻尾をスパンコールの鱗の下に隠し、狐耳に巻貝風の耳カバーを被せた麗しの人魚は、音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)が貝殻ビキニのトップスで色っぽくも艶やかに。
「華楠さん、それって寒くない?」
「ご心配なく。寒冷適応でバッチリです」
満面の笑みで答えた華楠に、なるほど! と手を打つ裕樹。
「皆さんも素敵な猫を用意されたようですね」
それでは、パレードに出発です! と高らかに宣言したエレナの先導で一行は出発する。
「ひひ、どうだねユキヒト。海賊のお頭はやはり、お宝は総取り……というところか?」
ほてほてと歩き出したならくの問いかけに、もちろん! と、頷いて。
「とびっきりのお宝求め、白猫海賊団の出航だー!」
箒に乗った裕樹、魚の如く宙を泳ぐ華楠も、ふわふわと浮遊しながら愛想をふりまく。
雪人とエレナは気さくに観客に手を振り、写真撮影の依頼にも快く応じた。
ならくの周りをちょこまかと歩くモコモコ野郎は、可愛いもの好きな女子たちの黄色い声援を浴びている。
コースに沿ってしばらく進むと、パフォーマンス会場にもなっている公園が見えてきた。
その頃にはすっかり日も暮れて、街全体がオレンジ色のイルミネーションに彩られる。
公園内に点々と置かれたカボチャのランタン、魔女やお化けを描いたランプにも火が灯り、ハロウィンの夜を雰囲気たっぷりに演出した。
「……さて」
暗いステージにスポットライトが当たり、最初に登場したのは和綴じの草子を手にした語り手ナラク。
「これに語るは、ある物語」
朗々とした澱みない声が、しんと静まり返った満員の客席に響く。
吟遊詩人の本領発揮だ。
「一人の海賊があるモノを欲した、或いは一人の魔女が不老不死の霊薬を欲した、また或いは一人の提督が正義を欲した……今宵かたるはそういう、お話」
すべてが真実、それともすべてが騙りか。
(「嘘つきナラクさんの『語り』だから『騙り』なのかもしれんが」)
こそっと胸のうちで、ならくは笑う。
すべてのライトが一斉に舞台を照らす。
大海賊ユキヒト対バークリー提督~白昼の救出劇のはじまりはじまり~。
次に現れしは、白猫着ぐるみな大海賊。
「魔女に聞いた話によると、人魚の涙はたいそう綺麗な宝石になり、不老不死の秘薬の材料にもなるとか」
ユキヒトは腕を組み、精いっぱいの悪い顔でニヤリと口の端を吊り上げる。
「海のお宝は全部全部、この大海賊ユキヒト様が頂くぞ!」
船員のクダ吉とともに勇ましく船出した大海賊は、嫌がる人魚を捕らえて魔女の元へ。
「にゃふふふふ……さあ捕まえたぞ、人魚姫」
「ユキヒト船長はよくやってくれましたね、後で、ご褒美にお菓子をあげましょう」
こちらも、ユキヒトに負けず劣らずの悪い顔。
魔女のユウキが、容赦なく人魚のカナンを縄で縛りつける。
カナンの頭の上には、見張り役の水夫姿の猫……に見立てたぬいぐるみがちょこんと乗せられている。
「さあさあ人魚のカナンさん、お薬を作るのに協力してもらいますよ!」
「私……」
秘薬づくりの準備を始めたユウキに、嫌です! と、首を振るカナン。
「いくら意地を張っても、誰も助けになど来るものか。泣けー! 喚けー! そして、お宝を生み出すのだー!!」
「たとえどれだけ責められても、涙は零しません。人魚の涙は安くないです!」
ほれほれと切っ先をちらつかせたユキヒトを睨み返したカナンの目に、涙はない。
「生意気な人魚めが……」
ユウキがぐいっとカナンの首を掴み、ユキヒトが白い喉元に刃を押し当てる。
演者たちの迫真の演技に、観客はみなハラハラと手に汗握った。
と、そのとき──。
「待ちなさい、それ以上はさせませんっ!」
客席の後方から登場したのは、真っ赤なマントのバークリー提督。
雄々しくも勇ましい足取りで歩み寄り、舞台上の魔女や海賊と対峙する。
「……あら、バークリー提督」
カナンから手を離したユウキが、動じることなく艶然と微笑む。
「おのれバークリー、またもや邪魔しに来やがって!」
因縁の相手の登場にカッと血を滾らせたユキヒトを、ユウキは動じることなく手で制して。
「提督も私たちに協力しませんか? 完成したら、お薬を分けるのを考えてあげても良いのですよ?」
ちょっと……ほんのちょっとだけ、カナンさんに泣いて貰うのを見逃してくれるだけで良いのです。
悪い話ではないでしょう? と、バークリーの瞳を覗き込んだ。
その緑の双眸には、魔力でも込められているのだろうか。
うっかりユウキに正気を奪われそうになって、ハッと我に返る。
「なっ……」
屈辱に顔を赤くしたバークリーは、素早く腰の剣に手を掛けた。
交渉決裂。
「今こそ決着を付けてやる!」
先に斬りかかったのは、ユキヒトだった。
「そら、これから最終決戦だ」
語り手ナラクが告げると同時に海賊刀を振り上げ、力強い剣技でバークリーを攻め立てる。
「くっ……」
芝居だと分かっていても、雪人の見事な太刀筋にはヒヤリとさせられる。
それでもなお屈することなく、バークリー……エレナも果敢に剣を打ち込んだ。
互いに刃と刃を激しくぶつけ合い、幾度も繰り返し切り結ぶ。
刃引きしたおもちゃとはいえ、迫力満点だ。
「ほらほら、脇がガラ空きだぜ」
「くそっ……」
百戦錬磨のバークリーも、豪胆なユキヒトの腕力の前ではやや分が悪い。
ジリジリと少しずつ後退し、ついには壁際まで追い詰められてしまった。
「バークリー様っ!」
縛られた縄の下で身をよじり、カナンが声を振り絞る。
「あなたの力は、そんなものじゃないはずです。頑張って下さい、バークリー提督!」
さらにカナンは客席にも目を向け、必死に呼びかけた。
「皆さんも、バークリー提督への応援をお願いします!」
「……おやおや」
やれやれと肩を竦め、傍観者の笑みを浮かべる語り手。
「観客の皆は、誰を応援するかね。なァ?」
……マ、誰にせよ、大きな声で呼んでやるといい。
ナラクがそう観客たちに投げかけるまでもなく。
「提督がんばれーっ!」
「負けないで、バークリー!!」
子供たちの励ましの声が飛ぶ。
その声は次第に大きくなり、大人たちまでもが続々と加勢した。
「勝て勝て、がんばれぇー!」
「しっかりなさい。アンタ、可愛い人魚ちゃんを泣かせるんじゃないわよっ」
「やれー、もっとやってやれーっ!!」
一方で、ユキヒトのダークヒーロー的なカッコよさに魅了された者も少なくないようだ。
「白猫の海賊さん、負けずにがんばって!」
「ちっちゃな船員さんも応援してるよー」
応援合戦の様相を呈してきた会場内に、熱気の渦が巻き起こる。
彼らの声を心地よく聞きながら、剣を交え続けるエレナと雪人。
真剣勝負の一騎打ちで、先に得物を落としたのはユキヒトの方だった。
「くそっ!」
突き付けられた剣の前で、降参とばかりに諸手を挙げる。
そのままくるりと背を向け、舞台袖に向かって一目散に逃げ出した。
「この野郎、覚えてやがれ! 次こそは必ず……」
俺の勝ちだと、捨て台詞を残して。
もちろん、去り際に客席に向かってキザなウインクを投げるのも忘れない。
悪役の美学。
ユキヒトが見せた粋な振る舞いに、きゅんとなって心奪われた者も少なくなかった。
背中にいくつもの歓声を受け、雪人は思う。
「いいね、この感じ。やっぱり一番の宝物は、楽しむ皆の笑顔かな♪」
騒ぎに乗じて魔女ユウキも逃げ去り、人魚のカナンが解放される。
「お怪我はありませんか?」
「ありがとうございます、バークリー提督」
ホッと安堵して流したカナンの涙が、美しい結晶へと変わる。
宝石となったそれは、とめどなくはらはらと床に零れ落ちた。
──斯くして物語は終わり、平和な日々が訪れたのだとさ。
めでたし、めでたし。
最後のページを読み終えたナラクが、物語の余韻を残しつつ、静かに草子を閉じる。
そして、暗転。
ふたたび舞台に明かりが戻ったとき、ステージの中央には出演者一同がずらりと居並んでいた。
「せーのっ!」
エレナの合図で深々と一礼すると、素晴らしい演技やアクションで楽しませてくれた雪人、裕樹、華楠、エレナ、ならくに対して割れんばかりの拍手が送られる。
一人、またひとりと観客が立ち上がり、ついには全員揃っての盛大なスタンディングオベーションに。
拍手はいつまでも鳴りやまない。
客席の誰もがみな、笑顔であった。
「わ……」
「な、何?」
客たちが、何かに気づいてざわつき始める。
「え、これ、キャンディー……?」
突然ぽとりと手の中に落ちてきたのは、ティアドロップ──人魚の涙の型をしたキャンディー。
「みなさん、今日はありがとうございましたー」
悪いコトしちゃってごめんなさい……の気持ちも込めて。
それは箒で空を翔ける、魔女ユウキからのハロウィンの贈りものであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【パラドクス通信】LV2が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
シレーナ・ドルチェ
猫ちゃんです、…の?
わたくし本以外で初めてみましたの!
触った事がないのですけれど大丈夫なのかしら?
でも、お店なら安心ですわよね…?
黒猫の耳と尻尾をつけて、カフェに行くわ、店員さんとはノートを介してのお話になるけれど大丈夫かしら、ちゃんとお話は聞いて、ひとつひとつ守るのよ
白くて大きなふわふわな毛の猫ちゃんは居ないかしら!
1度顔を埋めてみたかったの。
もちろん嫌ならしないわ?
ゆっくり撫でて、おやつも渡して、ブラッシングもできるのかしら?
ノートに文字を綴る暇もないほどに楽しい時間を過ごしてみたいの!
本当は猫ちゃんのクリームソーダも気になるのだけれど…
しゅわしゅわな甘い飲み物なんでしょう?
あわあわって海の泡みたいだもの!
とても気になるわ
猫ちゃんもソーダも、だなんてふたつも初めては駄目かしら
悩んでしまうのよ
●にゃんこと一緒にハロウィンパーティー
パレードの音楽と人々の歓声を遠くに聞きながら。
ひと足早くバーティー会場に到着したシレーナ・ドルチェ(La sirenetta・g10523)が、遠慮がちにドアを開ける。
初めての猫カフェ。
そして……初めての猫ちゃん。
黒猫の耳や尻尾を付けたのも初めてだけど、おかしくはないかしら?
ハロウィンカラーの飾りつけがされた受付でノートを取り出し、羽根ベンを走らせて言の葉を紡ぐ。
『こんばんは』
そうしたためてから淡く笑むと、店員のお姉さんも笑顔で頷いて。
「こんばんは。パーティーにいらしたディアボロスの方ですね?」
案内されたのは、白を基調としたナチュラルウッドテイストの部屋。
広い室内にはソファやテーブルが置かれ、のんびりリラックス出来そうな雰囲気だ。
大木を模したオブジェのような、背の高いあれは何かしら?
壁を走る階段状のステップ、天井からはハンモックが吊り下げられていて、猫カフェ初心者のシレーナを困惑させる。
「こちらへどうぞ」
勧められるままソファに腰掛けるが、何もかもが新鮮でついきょろきょろしてしまう。
「軽食とスイーツは別室に用意してありますので、ご自由に召し上がって下さいね」
店員さんの話だと、ドリンクはこの部屋で飲んでもOKなのだという。
ドリンク……。
海の泡みたいな、しゅわしゅわのクリームソーダ。
上に載せたアイスには、猫ちゃんの顔が描いてあるって聞いたわ。
それもすごくすごく気になるのだけれど。
「んにゃ~」
ふいに鳴き声がして、心臓が飛び出しそうになる。
壁の巣箱みたいな穴から何かが飛び下りる気配。
もこもこの白い毛玉が、のそのそとこちらに歩いてくるのが見えた。
猫……ちゃん?
「にゃあ」
わ……これが猫ちゃんです、の?
種類も何も分からない。
けれど今、目の前にシレーナが望んだ姿そのままの猫がいる。
「そのコ、ブランっていうんです。よかったら、まずは猫式のご挨拶からどうですか?」
店員さんに教わった通りに、ブランの鼻先に指を伸ばす。
匂いを嗅いでもらってご挨拶。
これできっと仲良くなれる……はず。
仲良くなれたら、次は何をしよう。
ブランのもふもふに顔を埋めてみようかしら。
もちろん、嫌ならしないわ。
ゆっくり撫でてからおやつをあげて……あ、ブラッシングも。
考えただけで心が躍る。
そう、ノートに文字を綴る暇もないほどに。
楽しい時間を過ごしてみたいの!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
ハティ・ブラッドムーン
雰囲気の良いお店ね。猫カフェ、と言うの?
店内には猫が沢山。まるで猫の国に迷い込んだみたいね。
こう言ったお店に来るのは初めてなのだけれど、何か注文すれば良いのかしら。
そうね、おすすめのスイーツをお願いしようかしら。
ぐるり店内を見渡して、改めて様々な猫が居る事に驚かされるわ。
どの子も可愛いけれど、アンリエットのお気に入りの子はどの子かしら?
ふふ、そう。その子が良いのね。確かに可愛いわ、使い魔に欲しいくらい。
……ああ、警戒しないで。冗談よ。
猫のご機嫌を伺いつつ、撫でたり遊んであげたり。嫌がる素振りを見せたら離してあげるわね。
気まぐれなところも可愛いわ。
スイーツを堪能しながら猫を愛でる。なんて贅沢なのかしら。
人気があるのも頷けるわね。
とても有意義な時間を過ごせたわ。アンリエットもありがとう。
・アドリブや連携は可
「こういったお店に来るのは初めてなのだけれど」
木の温もりが感じられる、ロッジ風のカフェ。
ハティ・ブラッドムーン(月蝕の魔女・g10239)は、物珍しげに店内を見回す。
「猫カフェ、というの? なかなか雰囲気の良いお店ね」
その名の通り、あちこち猫がいっぱい。
毛足の長いヒマラヤンは、キャットタワーの上で毛づくろい。
猫ベッドで気持ちよさそうに寝ているのは、アメリカンショートヘアの双子ちゃん。
三毛とぶち模様の子猫たちは、元気よく床を走り回っている。
改めて、様々な種類の猫がいることに驚かされる。
「まるで猫の国にでも迷い込んだみたい」
まずは、どのコと遊んでみようかしら。
それとも、先にスイーツを注文した方がいいの?
今ひとつ勝手が分からず、近くにいたアンリエット・ジュノー(人間のグリムリーパー・g10165)に声をかけてみる。
「でしたら……」
猫と遊ぶならこの部屋で。
スイーツや軽食を楽しみたいのであれば、別室のカフェスペースへどうぞとアンリエット。
部屋と部屋の間には大きな窓があり、食事をしながら猫たちを眺めることも出来るのだという。
だったら、まずは猫たちと遊んでみようとハティは決めて。
「どの子も可愛いけれど、アンリエットのお気に入りはどの子かしら?」
「私、ですか?」
まさか、ハティからそんな質問をされるとは思ってもみなかったのだろう。
短い沈黙の後。
「あのグレイの毛並みの……あ、いえ、やはりあちらの垂れ耳の子が……」
じっくり猫を見定める目は、この上なく真剣だ。
「あ……」
アンリエットが選んだのは、ぽってりとした身体つきのマンチカン。
短い足でとてとてと歩く姿は何とも愛らしい。
「ふふ、そう。その子が良いのね」
確かに可愛いわ、使い魔に欲しいくらい……と、ハティ。
「……ああ、警戒しないで。冗談よ」
くつくつと笑って、ハティは傍にあった猫じゃらしを手に取った。
そうして、アンリエットのお気に入りと遊ぶ。
ご機嫌を伺いつつ優しく撫でたり、抱き上げてもみたり。
どこか気まぐれなその様は、なんだかちょっと猫にも似て。
存分に遊んだ後は、別室でのスイーツタイム。
「スイーツを堪能しながら猫を愛でる、なんて贅沢なのかしら」
確かに人気があるのも頷ける。
有意義な時間を過ごせたことに感謝し、ハティはアンリエットに礼を述べた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【狼変身】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
橙・夕晴
ペア参加用タグ【情報室】
(仮装のかわりに猫変身)
ハッピーハロウィーン。
【情報室】の僕達は二人とも仮装がないから、僕が猫に変身してキャットカフェの猫に紛れて、奏さん(g10526)が僕を探すっていうゲームを考えたんだ
というわけです、店員さん。
ちゃんとお会計はするので、祭に免じて遊ばせてほしい
猫がいやがることはしないよ。俺も猫だから、何が嫌かくらいわかるんで
……さて、奏さんが来る前に、キャットカフェの猫に紛れよう。
【猫変身】で猫になったら…あの窓のあたりの猫溜まりに混ざって……
ニャーン(乳白色の毛並みの猫に変身して猫声で試し鳴きする)
完璧だ
人語を話さないように気を付けて、と…うーん…他の猫の体温があったかくて眠くなる……
森住・奏
ペア参加用タグ【情報室】
*仮装無しです
こんにちは。ハッピハロウィーンだよ、カフェの猫ちゃんたち♪
わぁ~、可愛い猫ちゃんがいっぱい♪
あの店員さん、私、友人とゲームをするって話を…もしかして先に来てますか?
白い髪色の男性なんですけど…
その人が猫に変身してここの猫ちゃんに紛れるから、
私が彼を探すっていうゲームなんです。
他の猫ちゃんをびっくりさせないようにするので、猫ちゃん探しさせてもらっていいですか?
驚かせないようになるべくゆっくり動きながら、あまり目を合わせすぎないようにして…
色はきっと橙君(g10607)と同じ白色だと思うの。
だから白猫ちゃんを探すよ。
うーん、何匹かいるみたい…どれが橙君(g10607)なんだろう?
おもちゃの釣り竿をフリフリしてみようかな?それともおやつを差し出してみようかな?
…猫変身したウェアキャットさんって、猫用のおやつ食べるのかな?
「……さて」
事前にお店の確認は取った。
もちろん、ちゃんと事情を話して許可ももらった。
「猫がいやがることはしないよ。俺も猫だから、何が嫌かくらいわかるんで」
あとは実行するのみ! とやって来たハロウィンな猫カフェで、試し鳴きをひと声。
「にゃーん」
完璧だ。
(「おじゃましまーす」)
乳白色の柔らかな毛並みの猫に変身した橙・夕晴(レイニーキャット・g10607)が、窓辺の猫溜まりに潜り込む。
ぬくぬくふかふか。
なんともいえない、この感触。
何の違和感もなくごく自然に夕晴を迎え入れた猫たちは、欠伸をしながらまたすぐに寝入ってしまった。
はぁ、落ち着くなぁ……。
安堵感がハンパない。
あまりに居心地がよすぎて、このまま夕晴まで眠くなってしまいそうだ。
「こんにちは。ハッピハロウィーンだよ、カフェの猫ちゃんたち♪」
入口で受け付けを済ませ、パーティー会場の猫カフェへ。
キャストの猫たちと対面するなり、森住・奏(キッティコーダー・g10526)はわぁと目を輝かせる。
可愛い猫ちゃんでいっぱいの幸せ空間に、自然と顔が綻んでしまう。
猫ちゃんたちと過ごす、はろうぃんにゃいと。
だが、奏がここに来た目的はそれだけではなかった。
「あ、すみません」
席に案内してくれようとした店員の女性を、ちょっと呼び止めて。
「あの……私、友人とゲームをするって話を……もしかして先に来てますか?」
白っぽい髪色の男の人なんですけど……と、尋ねてみる。
「ゲーム? ああ、その方でしたら……」
どうやら心当たりはあるらしい。
となれば、話は早い。
奏は、改めて事情を説明する。
「友人から聞いてるかもしれませんが……。そのゲームというのは、猫に変身したその人がここの猫ちゃんたちの中に紛れて、それを私が探すってゲームなんです」
もちろん、猫たちを驚かせるようなことは絶対しない。
他のお客さんにも迷惑をかけないようにするので、猫ちゃん捜しをさせて欲しいと頭を下げた。
その熱意が通じたのだろう。
「ルールさえ守っていただけるのでしたら、構いませんよ」
他の猫ちゃんたちとも遊んでいって下さいね、と店員さん。
その優しい笑顔に、奏もにっこり頷いた。
「……さて、と」
お店の確認は取った。
もちろん、ちゃんと事情を話して許可ももらった。
あとは実行するのみ! と、足音を潜めて猫たちに近づく奏。
ぱふっとソファに飛び乗った茶トラのにゃんこは……うーん、なんか違う。
「あっちのキャットタワーは……」
途中の箱の中で、離れ気味な目と低い鼻が特長的なエキゾチックショートヘアのコが眠っている。
そーっと覗き込んでみたものの、やっぱりちょっと橙君らしくない。
「……ん?」
天井のキャットウォークを見上げていると、ピンク色の肉球発見。
ひょっこりこちらに向けたお顔は……。
目が合った瞬間、あっ! と小さく叫んであわてて目を逸らす。
「あーダメダメ、気をつけないと。猫ちゃんをびっくりさせちゃう」
ふたたび、そーっとそーっと。
さらなる注意を払いながら、奏は夕晴の姿を探して歩く。
「橙君は髪の色が白いから……猫ちゃんになっても、きっと同じ白色だと思うの」
ちっちゃな噴水みたいな水飲み場。
部屋の中央にある、一番大きな樹木型のキャットツリーにも。
それらしい猫はなかなか見つからない。
確かに白猫も何匹かいることはいるのだが、そのどれもが夕晴のイメージとは違う気がした。
「橙君、どこに行っちゃったんだろう……?」
あまりに見つからな過ぎて心細くなってくる。
早く橙君に会いたい。
早く橙君を見つけて、ふたりで一緒に遊びたいよぉ。
「……ん?」
今、にゃあって声が聞こえたような?
「橙君?」
にゃあ。
「橙君……なの?」
窓辺の猫溜まりに向かって駆け出す。
猫溜まりの猫たちは、色も大きさもいろいろ。
でも……。
「あ……ふふっ」
真ん中で眠そうに目をこする、乳白色の猫ちゃん。
その鼻先で、奏はおもちゃの釣り竿をフリフリした。
「にゃっ!」
反射的に飛びつく白猫。
「にゃっ! にゃっ!」
一緒に遊んで、めいっぱい笑って。
「おやつはいかが?」
「……にゃっ?」
猫用のカニカマを差し出すと、驚いた白猫がぴょこんと跳び上がる。
「奏さん、ちょ、ちょっと待った……!」
さすがにそれは無理と首を振った白猫の姿が、乳白色の髪の青年へと変わる。
「橙君、みぃーつけた!」
思わずぎゅっと抱き締めてすぐ、真っ赤になって手を離す。
「わわ、ごめんなさいっ」
「あは、は、は……」
照れ笑いを浮かべた夕晴の顔も、同じくらい赤くなっていた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【猫変身】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!
エレナ・バークリー
【鉄樹】
仮装のままでお邪魔しまーす。
本当に猫がいっぱいですね。私、猫力マイナスなんですけど、近寄ったら逃げられないでしょうか?
まずは席に着いてミルクティを注文しておきます。
それじゃあ、注文の品が来るまで、猫と触れ合いましょう。
うーん、しゃがんではみても、逃げ散られるのが怖くて踏み込めない。
どの猫も私なんか見てないしなぁ。
おや、足下に柔らかな感触が。
あ、トラ猫が身体を擦り付けてます!
よしよし、いい子いい子。(頭撫でつつ)
このまま抱き上げても大丈夫でしょうか!?
あ、駄目ですか。名残惜しいですが仕方ありませんね。
そちらの子にも手を伸ばしてみましょう。
……あ、威嚇された。悲しい。
猫と和解するにはどうしたらいいんでしょうか?
皆さんは猫との触れあいいかがでした? 私はまあ、この通りで……。
あ、ミルクティは本格的ですね。
すみません。猫にあげるご飯ってありますか? 餌をあげるのも駄目です?
とりあえず猫と同じ物を食べてみましょう。あ、このジャーキー美味しい。
狭間・ならく
【鉄樹】
なるほど。「カフェ」というより、「お猫様の居住地で人間がお茶飲ませてもらってます」みてーな場所だな。
なんだあの目つきの悪い三毛猫は……タワーからこっちを見下ろしよってからに、愛想の欠片もねェ……。
ふむ、遊びたい場合はそこらにあるおもちゃを勝手に借りてじゃらすなり何なりしろと。なるほどな。(釣り具のような、先にぬいぐるみの魚がついたおもちゃを店員から勧められる)
…
……いや、全然こっちに気を向けねェな?!
遊ばんならあまりこっち見んなよ。餌ならやらんぞ、勝手にやるなと書いてあるし。
猫は眺めるだけにしてそろそろ茶でも飲むとするさ。あー、なるほど、猫には良くない物もあるから離れてろって
……そっぽ向いてると寄って来るのかよ、天邪鬼が。
なァんかやたらとモテておる連中もおるな? 面の良いのは猫にも通用するのかね。おいユキヒト、猫まで口説こうってのか?(モコモコ野郎が証拠写真パシャ。後でユーキに見せよう)
ひひ、カナン、お前さん美味そうな匂いでもするのと違うか。猫どもも味見したくなるのだろうよ。

野本・裕樹
【鉄樹】
猫カフェに来るのは初めて……楽しいパーティーになると良いですね。
飲み物は人気らしいクリームソーダに。
アイス猫さん可愛いですね、でも本物はもっと可愛いです。
クリームソーダを味わいながら猫さんたちを眺めのんびり。
……ふと目に留まったのは黒猫さん、パレードで魔女の仮装をしたせいでしょうか。
短毛で足が短くて全体的に丸っこい黒猫さんです、走り回る姿は「トコトコ」という音が今にもしそうです。
ふわふわ長めのしっぽに琥珀色の瞳……あ、目が合いました。
可愛いなぁ、あのコと仲良くなれないでしょうか?
こんな時は店員さんに聞いてみます。
店員さんからアドバイスも受けて猫さんに挨拶、よろしくお願いしますね。
もし出来たら好きなおもちゃを教えてもらって一緒に遊びましょう。
猫さん用のおやつって販売しているのでしょうか?遊んでくれたお礼も出来れば。
(ならくさんから写真を見せられ)ふふ……雪人さんもこうなっては海賊猫の威厳も形無しですね?
華楠さんが食べられてしまう前に(あれば)猫さん用のおやつを渡しておきますね。

文月・雪人
【鉄樹】
※アドリブ大歓迎
次は愈々猫カフェだね。
引き続き白猫着ぐるみの海賊……だと怖がらせちゃうかな?大丈夫?
手土産に猫さん用の玩具も持って、いざ入店!
おー、いろんな猫さんがいるね。
ふむふむ、無理に追いかけると怖がってしまうから、
向こうから寄ってくるのを待った方がいいと、なるほど。
こんにちは、お隣に座ってもいいかな?
声をかけてしばらく座っていたら、白猫さんが膝上に。
嬉しいね、名前は何て言うのかな?
そっと撫でていたらもう一匹、黒猫さんも膝上に。
三毛猫さんが背中に、トラ猫さんが肩に、サバ猫さんが頭に……あれ??
何だかキャットタワー扱いされてないかい?(にゃははと笑い
折角だし、猫さん達の話も聞いてみよう。
【動物の友】で話しかけたら、どんな話が聞けるかな?
人だけじゃなく猫さん達にとっても、この時間が楽しいものであったらいいな。
飲物は『3Dラテアート』とやらを頼んでみるよ。
ミルクの泡が猫さんの形だ!
これまた可愛くて、飲むのが勿体なくなっちゃうね。
ならば写真に残しておこう。
猫さんと皆の笑顔も一緒にね♪
音羽・華楠
【鉄樹】
――やって来ました、猫カフェ!
可愛い猫さんが沢山ですね♪
皆、円らな瞳で私を見て――
…………。
あの、私の仮装、人魚なんですけど……餌だと思われてませんよね!?
私はまずは食べ物や飲み物を楽しみましょう。
立体的な3Dラテアート、こちらも可愛い猫さんなんですね。
飲んでしまうのが勿体ないです。
食べ物はお勧めのアイシングクッキーと……あ、クリームソーダの猫さんのお顔のアイス、別に注文出来るんですね。
こっちも食べるのが勿体ない可愛さです。
……猫さんはですね、こちらから迫ると逃げてしまうものなんです。
なので、どっしりと構えて向こうから来てくれるのを待つのが吉なんですよ。
そうすれば、ほら――
ふふっ、雪の妖精みたいに真っ白な猫さんですね。
瞳は澄んだ青色で……こういう目の色の猫さん、珍しいんでしたっけ?
手を差し出したら匂いを嗅いで……あ、舐めてくれました。
可愛いですね。
………………。
あの、雪人さん、裕樹さん、エレナさん、ならくさん。
私、ずっと舐められてるんですけど……やっぱり餌だと思われてませんか!?
大好評のうちに舞台での寸劇を終えた、【鉄樹】の面々。
観客のみなさんからの、楽しいステージをありがとー! の声を背に。
にゃんこなハロウィンナイトを満喫すべく、パーティー会場へと向かう。
「次は、いよいよ猫カフェだね」
「楽しいパーティーになると良いですね」
白猫着ぐるみの海賊に、つば広とんがり帽子の魔女。
大きな紙袋を提げた文月・雪人(着ぐるみ探偵は陰陽師・g02850)、猫カフェに来るのは初めてだという野本・裕樹(刀を識ろうとする者・g06226)も。
「手土産に猫さん用の玩具も持って、いざ入店!」
舞台そのままの扮装で、パーティーに彩りを添える。
ハロウィンの飾りつけがされた広い店内には、ネコ、ねこ、猫。
いろんな種類の猫たちがそれぞれ好きな場所で遊んだり、くつろいだりしている。
「なるほど……」
お猫様ファーストとでもいうのだろうか。
カフェというより、お猫様の居住地で人間がお茶飲ませてもらってますみてーなトコだな……と、狭間・ならく(【嘘】・g03437)。
郷に入っては郷に従え。
そういうコンセプトなら、まァそれで。
「なんだ、あの目つきの悪い三毛猫は……」
ふと目に入ったのは、メタボな三毛にゃん。
「タワーからこっちを見下ろしよってからに、愛想の欠片もねェ……」
なんともふてぶてしい姿に、却って興味をそそられる。
「ふむ。遊びたければ、そこらにあるおもちゃを勝手に借りてじゃらすなり何なりしろと?」
どうせならと、雪人の荷物からエビの蹴りぐるみをひとつ拝借。
店員さんから勧められた、釣り具のような先にぬいぐるみの魚がついたおもちゃをもう一方の手に取った。
「ほれほれ」
目の前で魚をふりふりしてみるが、三毛猫はふわぁっと欠伸をしたたけで知らん顔。
まったく全然反応なし。
「……いやおい、全然こっちに気を向けねェな!? 遊ばんなら、あまりこっち見んなよ」
餌ならやらんぞ、店の注意書きにも勝手にやるなと書いてあるし。
「そっちがそのつもりなら、もう知らね」
猫は眺めるだけにして、そろそろ茶でも飲むとするさ。
あつあつの湯呑みを抱え、空いたソファに退散しようとする。
「食いもんや飲み物の中には猫には良くない物もあるから、離れてろって確か……って、おい」
振り返れば、足下にメタボな三毛にゃん。
「……そっぽ向いてると寄って来るのかよ、天邪鬼が」
おもちゃを見せれば、またすぐ逃げていきそうな気配。
元来、猫とはそういうものだ。
やれやれ面倒くせぇなと、ならくが肩を竦めたその一方で。
「わ、可愛い猫さんが沢山ですね♪」
「本当に猫がいっぱい……」
人魚の仮装をした音羽・華楠(赫雷の荼枳尼天女・g02883)は声を弾ませ、凛々しい提督の衣裳に身を包んだエレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/エレメンタルキャヴァリエ・g00090)も感嘆の声を洩らす。
にゃんとも素敵な猫空間。
けれど、人魚の尾を持つ華楠には少々気になることが。
「あの、私……」
猫さんたちのつぶらな瞳で一斉に見返されると、なんだかちょっと嬉し恥ずかし……ではあるのだけれど。
「餌だと思われてませんよね!?」
なんとなく……いや、本当に。
正直、結構なレベルで身の危険を感じずにはいられない。
「ひひ、カナン……お前さん、美味そうな匂いでもするのと違うか」
ぞくりと身震いした華楠の耳元に、ソファで茶をすすっていたはずのならくが囁きかける。
「さぞかし、猫どもも味見したくなるのだろうよ」
「え……」
言うだけ言って、ふらりと向こうに行っちゃうのはちょっとずるくないですか?
なんて抗議の声を、聞き入れてもらえるはずもなく。
「ま、まぁ……とりあえず別室に。まずは、食べ物や飲み物を楽しみましょう」
一旦、避難……様子見ということで。
ひとまず、カフェスペースに移動した方がよさそうだ。
「まさか……」
そんなはずはないでしょうと笑いながら、先にミルクティーのオーダーを済ませたエレナが猫たちに近づく。
床に寝転んだ毛足の長いにゃんこの後ろにしゃがみ込んでから、しばし逡巡。
こうして傍まで来てみたものの、いざ目の前にすると、なかなかそこから先に踏み込めない。
ぷいっと拒絶されるのが怖い気がして。
「私、猫力マイナスだし、どの猫も私なんか見てないしなぁ……」
多分、きっとそう。
目の前のふわふわな丸い背中を見ても、すんなり自分を受け入れてもらえる気がしなかった。
と、そのとき。
「……?」
踵とお尻の辺りを掠める、柔らかな感触。
驚きつつも、そっと振り向けば……。
「あ、トラ猫が身体を擦り付けてます!」
何度も頭をすりすり、すりすり。
がっしりとした体つきのやんちゃそうなトラ猫はごろんと転がり、さらには背中までぐいぐいすり寄せてくる。
「わ……」
先ほどまでの不安が嘘のよう。
「よしよし、いい子いい子」
パッと顔をほころばせ、エレナはトラ猫の頭を撫でる。
ゴロゴロゴロゴロ──。
気持ちよさそうに喉を鳴らして、いい感じ。
このまま抱き上げてみたいところだが、急いては事を仕損じる。
「名残惜しいですが、仕方ありませんね」
今はまず他の猫たちとも仲良くなることが大事と、レッツチャレンジ。
最初に近づいた、長毛種の猫にも手を伸ばしてみる。
「よーし、よしよし……」
フーッ。
「怖くないですよー。ほら、おいで……あっ!」
フシャーッ!
……威嚇されちゃった。
背中を高くして唸る猫は、サッと逃げるようにテーブルの下に隠れてしまった。
「うっ……」
しょんぼり肩を落とすエレナ。
「猫と和解するには、どうしたらいいんでしょうか?」
「でしたら……」
少し待ってみてはどうかと、華楠がアドバイスする。
「……猫さんはですね、こちらから迫ると逃げてしまうものなんです」
なので、どっしりと構えて向こうから来てくれるのを待つのが吉。
華楠は、同様に猫との接し方に戸惑う雪人にもそうアドバイスをした。
「ふむふむ。無理に追いかけると怖がってしまうから、向こうから寄ってくるのを待った方がいいと……なるほど」
言いながら、ゆっくり近寄って。
「おー、いろんな猫さんがいるね」
雪人もよく見知っている種類の猫はもちろん、見たことないような珍しい猫さんとも挨拶を交わす。
着ぐるみ姿のままだとびっくりさせてしまうかもしれないと心配していたのだが、猫たちが怯えた様子はない。
「こんにちは、お隣に座ってもいいかな?」
ソファの上に集まった猫団子なにゃんこ。
店員さんにお願いした3Dラテアートとやらを待ちながら、ひと言声をかけて腰を下ろす。
様子を見つつ、待つこと数分。
「にゃっ」
にゃんこの耳がぴこっと動く。
「にゃにゃっ」
猫団子の中からむくりと起き出した白猫が、おもむろに雪人の膝の上に乗ってきた。
「わ……嬉しいね、名前は何ていうのかな?」
「ふふっ、雪の妖精みたいに真っ白な猫さんですね」
瞳は、澄んだ青。
雪人と同じ色。
試しに華楠が手を差し出すと、白猫さんも指先を嗅いで舐めてご挨拶。
猫たちの視線に怯えがちだった華楠を安堵させた。
「どことなく雪人さんに似てますよね。こういう目の色の猫さん、珍しいんでしたっけ?」
「そうなんだ……」
華楠に言われ、不思議と親近感が湧いてくる。
そうして白猫さんの頭を撫でているうちに、さらに膝には黒猫さん。
三毛猫さんが背中、トラ猫さんは肩に、サバ猫さんは頭の上で、って……あれれ?
何だかキャットタワー扱いされてないかい? と、雪人はにゃははと笑う。
「折角だし、ちょっとお話しでもしてみよっか」
直接みんなの気持ちを聞いてみたいと、【動物の友】で話しかけてみる。
「へぇ。あ、うん……そう、そうなんだね」
積極的に話をしてくれたハチワレの女の子は、ここの暮らしをとっても気に入ってるらしい。
他の猫たちも、みんなそれぞれ楽しいことを見つけて幸せそうだ。
「それに……俺たちみたいな人間がね、会いに来てくれると嬉しいんだって」
人だけじゃなく、猫さんたちにとっても。
この時間が楽しいものであったらいいなと思う雪人の気持ちは、ちゃんと伝わったに違いない。
「やァやァ、なァんかやたらとモテておる連中もおるな?」
そこへ、またしてもふらっと顔を出すならく。
「面の良いのは猫にも通用するのかね。おいユキヒト、猫まで口説こうってのか?」
モコモコ野郎に頼んで、ナンパな証拠写真をパシャリ。
ひひひ、後でユーキにも見せてやろう。
「あ、あの……」
華楠の様子が何かおかしい。
こうしている間にも、どんどん顔色が悪くなってる。
「ん? どした?」
「雪人さん、ならくさん、私、さっきからずっと舐められてるんですけど……」
やっぱり餌だと思われてませんか!?
周囲の賑わいをよそに、裕樹はクリームソーダを味わいながら猫さんたちを眺めてのんびりと。
真っ青な空みたいなソーダの上には、白猫さんの顔のアイスクリーム。
「アイス猫さん、可愛いですね」
でも本物はもっと可愛いですと、裕樹。
「猫さんといえば……」
魔女の仮装をしているせいだろうか。
たくさんいる猫の中で、まず目に留まったのは小柄な黒猫さん。
短毛で足が短くて、全体的にころんと丸っこくて。
走り回る姿は、トコトコという音が今にもしそう。
バッグの肩当てに縫い付けたぬいぐるみにもどことなく似ていて、親しみを感じずにはいられなかった。
「あ……」
目と目が合った瞬間、黒猫さんがぴたりと立ち止まる。
「可愛いなぁ、あのコと仲良くなれないでしょうか?」
【動物の友】の効果があるとはいえ、なるべくならもっと自然な方法で。
こんなときは、店員さんに聞いてみるのが一番。
「そうですねぇ。まずは挨拶、あとはおやつをあげるとか?」
あの黒猫さんは、煮干しが大好物なのだという。
「おやつ、あげてもいいんですか?」
近くでミルクティーを飲んでいたエレナが会話に加わる。
ドリンクやフードにも力を入れているというだけあって、茶葉から淹れたお茶は本格的な味わいだ。
「私、なかなか猫たちと仲良くなれなくて……」
傷心気味な心は、美味しいミルクティーが癒してくれた。
けれど、猫たちと仲良くなりたいという気持ちに変わりはない。
「ええ。お店で用意してるものでしたら大丈夫ですよ」
そう言って、店員さんがペット用の煮干しやジャーキーを持ってきてくれる。
それをもらって、ふたたびチャレンジ。
あの恥ずかしがりやの猫さんと仲良くなりたい!
そんなエレナの願いは、果たして──。
「あっ! 見て下さい、裕樹さん。ほらこれ、食べてくれましたよ!」
手に乗せたジャーキーの切れ端を美味しそうに食べるにゃんこ。
そんなに美味しいのならと、エレナは無邪気に猫とジャーキーを分け合う。
「私もです、エレナさん。ふふ、みんな本当に可愛いですね」
煮干しをもっともっととねだる黒猫さんに、裕樹もついつい甘くなってしまいそう。
最後は、みんなで一緒におやつタイム。
別室のカフェスペースで、スイーツの並んだテーブルを囲む。
お店のおすすめのアイシングクッキー、カップケーキやカラフルなゼリーも。
そのどれもが猫をモチーフとしている。
「ミルクの泡まで猫さんの形だ!」
注文しておいた3Dラテアートが運ばれてきたのを見て、思わず声を上げる雪人。
「こちらも可愛い猫さんなんですね」
飲んでしまうのが勿体ないですと嘆息する華楠に、雪人もうんうんと頷いて。
ならば写真に残しておこうと、携帯を取り出す。
ついでに、猫さんと皆の笑顔も一緒にね♪
「写真といえば……」
ならくが送ってくれた画像をこっそり眺めて裕樹は微笑む。
「ふふ……雪人さんもこうなっては海賊猫の威厳も形無しですね?」
これもまた、みんなで過ごしたハロウィンの夜の楽しい思い出。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】がLV2になった!
【パラドクス通信】がLV5になった!
【エイティーン】がLV2になった!
効果2【ラストリベンジ】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!
【能力値アップ】がLV4になった!
【リザレクション】がLV2になった!
パティ・スィフォス
これが新宿島のハロウィン。いっぱい人がいて、楽しそうに笑ってる
パティも仮装した。少し動きにくいけど、我慢は出来る
メイド服は、誰かに仕えて世話をする職に就いた人が着る服だって、聞いた
パティも誰かから仕事を受けて、生きてたからしっくり来る
猫カフェは、猫のいる、酒場みたいな物、なのね
パティも経験してみる。アイスコーヒーを頼んで、待つね
あ。猫、寄ってきた。黒くて不愛想でパティみたい
横に座る?良いよ。人懐っこい子、ね
注文来た。ありがと、店員さん。それにしても、人が多いね
ディアボロスが来てるって事もあるし、ハロウィンだからかな。店員さんも、忙しそう
うん、パティも手伝う。ちょうど、メイドの恰好だし
やり方は多分、大体わかる。こういう仕事もしたことあるから
せっかくのイベント毎なのに、仕事してるの、ワーカーホリックって言うけど、パティもそうかな
でも、こうやって笑顔を見れる仕事は、好き、
こういう仕事なら、沢山やりたい
パレードが終わったばかりの通りを、パティ・スィフォス(剣為らずの刃・g09066)は歩く。
おっきなお化けカボチャのイルミネーション。
ショーウィンドウを覗けば、そこにもカボチャ。
街にはいっぱい人がいて、みんな楽しそうに笑ってる。
「これが、新宿島のハロウィン……」
ハロウィンは、仮装するお祭りだって聞いた。
だから、パティも仮装した。
黒いメイド服。
裾がヒラっとなって少し動きにくいけど、我慢は出来る。
「この服は、破っちゃ、ダメ。それに……」
メイド服は、誰かに仕えて世話をする職に就いた人が着る服。
「パティも、誰かから仕事を受けて生きてたから」
しっくりくるし、これでいい。
「……うん。これが、いい」
「猫カフェは、猫のいる、酒場みたいなもの、なのね」
お酒はない? そう、なんだ。
お店の人の説明、ちゃんと受けたから、パティも経験してみる。
「アイスコーヒー、お願いします」
ほら、言えた。
ちょっとだけ得意顔。
「あ……」
椅子に座って待ってると、何か寄ってきた。
猫だ。
つやつやの毛並み。
黒くて不愛想で、パティみたい。
「隣、座る?」
良いよ、と椅子を引く。
「にゃあ」
ありがと、って言ってる。
「人懐っこい子、ね」
あったかい猫さん。
ふわふわな猫さん。
柔らかくて、気持ちいい。
触れてるだけで、とても落ち着く。
目を閉じていると、うっかり寝ちゃう、かも。
「一緒に、お昼寝? あ……もう夜、ね」
本当に、このまま眠ってしまいたいところだけど。
「お待たせしました」
あ、コーヒーが来た。
お花柄のグラス、かわいい。
猫さんのクッキー、他のお菓子も隣のお部屋でどうぞ、だって。
「ありがと、店員さん」
ん、お礼も、言えた。
それにしても。
「店員さん、忙しそう」
ディアボロスが来てるって事もあるし、ハロウィンだから、かな。
だったら……。
「パティも手伝う。ちょうど、メイドの恰好だし」
やり方は多分、大体わかる。
「猫さんのソーダ、お待たせしました」
せっかくのイベントなのに、つい、お仕事してしまう。
ワーカーホリック、っていうらしいけど、パティもそうなの、かも。
「でも、こうやって笑顔を見れる仕事は、好き」
こういう仕事なら、もっと。
沢山、やりたい。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

ルリラ・ラプソディア
【椿兎】
癒しの楽園…猫カフェ
冥夜さんは、来たことある…?
今宵ドレスコードは猫さんにまつわる物
猫耳…準備したの
輝く眼で手に持つのは
ミルクティ色のもふもふ猫耳
冥夜さんには…メインクーン耳を
翼ももふもふの冥夜さんに似合うと思って
そーっと猫耳を頭へ近づけつけてみる
…ふふ、想像どーり
美猫冥夜さんの完成です
わたしは白のスコティッシュの垂れ耳
えへへ…ありがとう、なの…
…お庭に似た子が…?
お揃い猫さん…会ってみたいな…
今日はここの猫さん達とお友だちになるの
れっつごー、にゃ…
わぁ…猫さん、いっぱい
ふわふわ…可愛い
こんにちはって皆にご挨拶
懐っこい猫達が擦り寄ってくると嬉しげに頬を染め
…さっそくお友だち
ふふ、みんな甘えん坊さんなのよ
喉鳴らす子を撫でていると
気づいたら膝上が猫だまり
わたし、きゃっとたわーの気分(きりっ)
お気にいりの子…?
じー…膝上猫さん達見つめ合い
…みんな…好き…
うん、一緒に飲みたい
可愛いクリームソーダ…気になってたの
燥ぐ彼につられるように
わたしの心も自然と花やぐ
無意識にあどけなく笑みを咲かせて

朔・冥夜
【椿兎】
…これが猫カフェ
いや、俺初めて来るから楽しみで
え、あー…そーだった猫耳
これが正装ならば仕方ない…!
甘い色にふわふわ長毛、成程メインクーン
楽しそうに見えるルリラに観念して
己の頭をちょいと指して着けて貰おう
ルリラの猫耳も垂れててよく似合ってる
スコティッシュ、うちの庭に遊びに来る中に
似た子がいた気がするな
ふふ、思い出しちまいそう
よし、友達作りにいざ行くにゃん。
なんて……くっ(顔覆う)
わ、ほんとに沢山だ
自由気ままに寛ぐ猫達が早速白猫ルリラの方に
にゃんにゃか擦り寄ってく
前から思ってたけど懐かれるよな
そっと近くへ座ってへそ天で寝てる黒猫を撫で
猫じゃらし玩具で猫達を誘い
何となくルリラの膝や近くに積み猫してみる
ん、すげーカワイイ。この光景猫好きには最高だな
妹に見せるのに写真撮りた……んん、
(良いタイミングで白い美猫に口元を肉球で塞がれる)
お気に入りの子、いた?
いっぱい遊んで休憩がてら
猫アイスのクリームソーダ飲んでみたい
ルリラもどう?
楽しく癒しの空間に着けた猫耳も忘れ
きっと笑って燥いでる
癒しの楽園。
ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)は、大勢の猫たちか出迎えてくれるであろうカフェをそう呼んだ。
「冥夜さんは来たこと、ある……?」
「いや……俺、初めてだから」
なんだか楽しみで、と朔・冥夜(星朧・g06409)は穏やかに笑む。
「そうなのね。あ、これ……」
薄紅色の瞳をきらきら輝かせ、ルリラが手にしたのはミルクティ色のもふもふ猫耳。
今宵のドレスコードは、猫さんにまつわるもの。
だから──。
「冥夜さんには……メインクーン耳を」
翼ももふもふな冥夜さんに似合うと思って……と、そっと仮装用の猫耳を近づけてみる。
「え、あー……そーだった猫耳」
迂闊にも、ドレスコードのことはすっかり忘れてた。
甘い乳白色にふわふわ長毛──成程、如何にもこれはメインクーン。
「これが正装だというなら、仕方ない……!」
楽しそうなルリラの様子に観念して、自ら進んで頭を差し出す。
ちょいちょいとこめかみの辺りを指さした冥夜に頷き、踵を上げて猫耳を着けるルリラ。
「……ふふ、想像どーり」
可愛くて綺麗で、とても。
あ、ううん……想像以上、かも?
「美猫な冥夜さんの完成です」
満足そうに冥夜の姿を確かめつつ、猫耳をもうひとつ取り出した。
「わたしは、これ」
くしゅっと折れたキュートな垂れ耳。
真っ白なそれは、スコティッシュフォールドをイメージしたものだ。
「うん、ルリラの猫耳もよく似合ってる」
「えへへ……ありがとう、なの……」
嬉しくて、でもちょっぴり恥ずかしい。
照れ笑いを浮かべたルリラの頬が薔薇色に染まる。
「スコティッシュかー。そういえば、うちの庭に遊びに来る猫の中にも似た子がいた気がするな」
「お庭に似た子が……?」
会ってみたいな、お揃い猫さん。
そして、仲良くなれたら──。
「でも、今日はカフェの猫さん達とお友だちになるの」
「よし、友達作りにいざ行くにゃん」
れっつごー、にゃー! と張り切るルリラについ乗せられて。
「くっ……」
言ったそばから羞恥に悶え、両手で顔を覆う冥夜であった。
「わぁ……猫さん、いっぱい」
ふわふわ可愛いと、ルリラがはしゃいだ声を上げる。
「わ、ほんとに沢山だ」
初めて訪れた猫カフェは、冥夜が想像していた以上の猫さんパラダイス。
「こんばんは」
順に挨拶して回るルリラに応えるように。
それまで自由気ままにくつろいでいたはずの猫たちが次々と集まってくる。
「さっそくお友だち、ね」
にゃんにゃかごろにゃん。
微笑むルリラの足下で、猫さんはみんな一斉にすりすりゴロゴロ。
「前から思ってたけど、ルリラってなんか妙に懐かれるよな」
これもひとつの才能か。
感心しきりに言って、冥夜はへそ天で気持ちよさそうに寝ている黒猫を撫でた。
「ふふ、みんな甘えん坊さんなのよ」
くたーっとなって無防備に喉を鳴らす子猫を抱き上げ、ルリラも優しく撫ぜる。
そうしている間にも、気づけばお膝に猫さん。
一匹、二匹、さーんびき……。
冥夜が猫じゃらしを使い、こっそり猫たちを誘導したのはルリラにはナイショだ。
「こ、これは……」
積み猫、っていうのかしら。
膝の上や足の近くでもつれ合い、重なり合った猫たちも、ルリラにとっては幸せな重みと温もり。
わたし、きゃとたわーだわ! な気分でうっとりと猫たちを眺めるルリラと、それを眺める冥夜。
「ん、すげーカワイイ。この光景、猫好きには最高だな」
妹に見せるのに写真撮りた……と言いかけた唇が、真っ白な美猫さんのむにっとした肉球に塞がれる。
「んんっ……あ、おい。ま、いいや。それよりルリラ、お気に入りの子……いた?」
「お気にいり……?」
そうねぇと、悩むこと数秒。
膝の上の猫さんたちとにらめっこ。
「ダメ、選べない」
……みんな……好き……。
猫さんたちと遊んで、遊んで。
遊び疲れた頃合いを見計らって、冥夜がルリラに声をかける。
「俺、猫アイスのクリームソーダ飲んでみたい」
ルリラもどう? と問われ、断る理由はない。
「うん、一緒に飲みたい」
可愛いクリームソーダ……わたしも、気になってたの。
それぞれ好きな色のソーダでお願いして、作ってもらうクリームソーダ。
猫さんアイスが可愛くて、食べるのがちょっともったいないけれど。
冥夜さんと一緒なら、特別美味しいと思うから。
「うん、俺もルリカと一緒がいい」
なんだか今日は、やけにはしゃいでしまう。
楽しく癒しの空間で、着けた猫耳も忘れて。
そんな冥夜につられるように、ルリラの気持ちも自然と華やぐ。
あどけなく咲く笑顔。
しっかりと目に焼き付けるべく、冥夜は自分だけの心のカメラでシャッターを切った。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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カラタチ・リッカ
レックス君(g07184)と
2023仮装・アラビアンナイト風
今年もハロウィンの季節がやって来た!
…という事で我々は猫カフェへ足を運びに〜
そういえば俺様は行くの初めてかも
レグルス君も居るけど遊びに来たことあるー?
猫同士で浮気にならないのかなぁとか思って
ハロウィン装飾で飾られた店内には
お猫様も沢山で〜さすが人気の猫カフェ、
3Dラテアートなんてあるのも気になるなる〜
キツネコ作れたら楽しそうだよねぇ
星詠み猫君たちの仮装は
ネコ…人気…?の程はどんなだろうねぇ
俺様の格好キラジャラしてるから
猫寄せになったりもして〜
大人しめな子と遊べたら良いなぁ
種類ならアビシニアンとか好きかも
太陽みたいな色のネコ〜
俺様も一回ネコになって
びょ〜んってしてみたいんだよねぇ
狐はあんまり伸びないからなぁ
そういえば管狐は長いな……?
仮装もしてる事だし、レックス君は
猫変身の予定はないのー?狐でも良いよぅ
白黒で兄弟みたいな美猫が並んでたら
ばっちり記念に収めたりするんだけどな
今日の光景も写真に撮っておこうかぁ
いつかの秋の日の思い出に〜

レックス・ウェリタス
カラ(g05558)と
2023仮装・愛猫と合わせ、猫の星詠み
ハロウィンって不思議と胸が高鳴るよねえ
カラが楽しそうで何より
僕も初めてだよ、猫カフェ
そもそもどう浮気になるの?
別に外で仲が良いのも素敵だと思うよ
店内には沢山の猫
野良じゃこの数はあんまり見ないな
猫カフェって面白いね
3Dラテアート…レグルスのは作れないかな〜なんて親バカかな?
僕とレグルスは猫の星詠み
レグルスの方が人気そうな気もするな
雄で美猫だし…ほら、早速白の毛並みが綺麗な子と気が合ってる
僕の所に来る子は全力で可愛がってあげよう
興味を持ってくれるのは嬉しいから、有難うってさ
…ふふ、カラはもう人気じゃん?
気になる音が鳴ってるもん
しゃら、しゃらってさ
太陽の猫、月みたいなカラを照らしてくれそう
狐ってあんま伸びないんだ?新情報
猫変身ね、予定は無かったけど面白いかも
その時はカラも狐変身してナルちゃんと並んでよ
僕も記念撮影したいもん
今日だって、ね
星の天球儀をローブへ
代わりにスマホで秋の想い出を
猫達の星詠みと故郷思わす異国の狐を
世界ごと切り取って
「今年もハロウィンの季節がやって来た!」
「ハロウィンって、不思議と胸が高鳴るよねえ」
それに、カラが楽しそうで何より。
……と、いうことで。
カラタチ・リッカ(空言・g05558)とレックス・ウェリタス(Memento mori・g07184)のふたりも、誘い合ってハロウィンな猫カフェへ。
「そういえば……猫カフェって、俺様は行くの初めてかも」
レックスにはスフィンクスのレグルス君も居るけど、どうだろう?
「猫同士で浮気にならないのかなぁ、とか思って」
「ああ、僕も初めてだよ」
カラタチの問いかけに、レックスはそう頷いて。
「そもそも、どう浮気になるの?」
別に外で仲が良いのも素敵だと思うよ、と、柔らかな笑みを返した。
カボチャにコウモリ、シーツおばけ。
箒で空飛ぶ魔女は、使い魔の黒猫と一緒に。
店内に施されたハロウィンの飾り、さらには参加者たちの華やかな仮装が雰囲気を盛り上げる。
レックスは、レグルスと合わせた黒いローブ姿の猫の星詠み。
カラタチは、アラビアンナイト風のきらびやかな衣装でシーシャの水パイプを携えて。
そんな彼らを出迎えたキャストは、多種多様な猫たち。
人気の店だというだけあって、なかなかに豪華な顔ぶれだ。
「お猫様がいっぱい~」
「野良じゃ、この数はあんまり見ないな」
さすがのレックスも、一度にこんなに沢山の猫を目にしたのは初めてかもしれない。
部屋の奥にある撮影スポットには、ちっちゃなとんがり帽子やマントで仮装した猫たちの姿も見える。
「猫カフェって面白いね」
撮影スポットにも興味がなくはないが、先に席を決めてから。
「後でまた覗いてみようよ、カラ」
「そうだね、まずは……」
席に着いたら飲みものを……と、カラタチがメニューを手に取る。
スイーツや軽食は隣の別室で、とのことだが、ドリンクのみなら猫たちのいるこの部屋でも注文OK。
こだわりのコーヒーや紅茶、生絞りオレンジジュース。
おすすめは、猫の顔を模したアイスを乗せたクリームソーダなのだとか。
「3Dラテアートなんてあるのも気になるなる~」
「ああそれ、レグルスのは作れないかな」
「キツネコとか作れたら楽しそうだよねぇ」
親バカかもしれないと思いつつも、遠慮がちにこそっと店員さんに聞いてみる。
すると、意外にもすぐ色よい返事が返ってきた。
「わ、お願い出来るんだ?」
言ってみるものだと、口許をほころばせるレックス。
楽しみがまたひとつ増えた。
3Dラテアートが出来上がるまで、レグルスも一緒にもふもふタイム。
「星詠み猫君たちの仮装、人気のほどはどんなだろうねぇ」
「僕より、レグルスの方が人気そうな気もするな」
雄で美猫だし……。
ほら早速、白の毛並みが綺麗な子と気が合ってる。
レックスが手で示した先で、白猫とじゃれるレグルス。
実際に気が合っているかどうかは分からないが、なかなかイイ光景だ。
「僕の所に来る子は、全力で可愛がってあげよう」
誰であれ、興味を持ってくれるのは嬉しい。
有難う、って思う。
そう言って猫たちを撫でるレックスを微笑ましく眺めたカラタチの衣装の飾りが、しゃらりと音をたてる。
「……ん」
おや? と見下ろせば、思い切り四肢を伸ばして飾りに触れようとするお日さま色の猫。
「わ、アビシニアンだ~」
思わず抱き上げると、今度は額の飾りに前足が伸びてくる。
「それ、面白い?」
でもおイタはダメだよ~と、やんわり叱ってみたものの、結局されるがままになってしまう。
「ふふ、カラも人気じゃん?」
太陽みたいな猫と、月みたいなカラ。
こっちもなんかイイ感じ。
「俺様も、この子みたいにびょ~んってしてみたいんだよね」
唐突にカラタチがそんなこと言うから。
レックスは、一瞬えっ……? って、顔になってしまう。
狐はあんまり伸びないからなぁとぼやくカラタチの呟きは、新情報。
「あ、そうだね、確かに管狐は長いね」
うんうんと相槌を打つレックスに、ふと思い出したような声で。
「仮装もしてる事だし、黒猫なレックス君は猫変身の予定はないのー?」
狐でも良いよぅ、と、悪戯っぽく笑うカラタチ。
「白黒で兄弟みたいな美猫が並んでたら、ばっちり記念に収めたりするんだけどな」
「猫変身、ね……」
予定は無かったけど、面白いかも。
けど、自分たちだけじゃつまらない。
「その時は、カラも狐変身してナルちゃんと並んでよ」
僕も記念撮影したいもん。
「お互いに写真、撮りっこしよう」
星の天球儀を一旦ローブに収め、代わりにスマホで秋の思い出を。
猫たちの星詠みと、故郷思わす異国の狐を世界ごと切り取って──。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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