リプレイ
吉祥天・華瑞月
【墨染】
ほぉ!ごーすとしっぷ!?(なにそれと目をきらきらさせて)
紗那!わっちはコレに乗りたいのでござうんす
うん?
どれどれなのじゃ?
……なるほどのお、ならわっちはこの緑のやつに扮するのじゃ
紗那はこのちっさいはどうじゃ?
お披露目
わっちの仮装はぴーたんぱんってやつじゃ!
尻尾と耳は隠せなんだのは仕方がないでささんすが、まぁよいでござんしょう
はぁードキドキしなんすなぁ
パッと照明を自身に当てつつ適当に見に来ている子供たちの中からウェンディ役をして貰って
一緒に浮遊というものじゃ
そこへ乱入してくるフック船長に扮した紗那
トリックオアトリートと言われて、わっちも同じように
とりっくおあとりーと!
とビニール製の短剣を紗那に振り翳すも
ほれ、お前たちもじゃ♪
と、次に子供たちへ声を掛けるのじゃ
せーの、はっぴーはろうぃん!
パラドクスをどっかーんと放つじゃよ!
シャナオウ・ナラシャ
◆墨染
師匠に突然叫ばれて(何事だ?と首を傾げ)
へぇー…ゴーストシップでハロウィンとは、なんとも雰囲気があっていいねぇ
だが師匠さんよ…仮装はどうするんだ?
もしかして何も考えていねーとか?
はぁーったく、そうだなー…ピーターパンとかでいいんじゃないか?
(何気に目についた書物を指して)
はっ?ちっさいの…?
ちっさいのって………まさか、俺にコレになれと?
せめてこれにしようぜ?
俺が扮するのはフック船長だ。危うく…ティンカーベルに仮装させられそうになったが
ちょっとしたパフォーマンスをするにはこっちのほうがいい
師匠が子供たちにおもてなしをしていると、其処へ俺様登場ってな
漸く、合えたな…ピーターパン!今日こそはこの腕のうらみを晴らさせてもらうぞ…
trick or treat!!
さぁ、お前たちも叫ぶんだ…「happy halloween!!」と会場に向けて
せーの…で師匠と同時にこの日の為の限定パラドクスを使用
あとはお馴染の
ワニに仮装させたラフィスがチクタクとハリボテ時計を持って
●幽霊船へ
パレードの始まりを告げるように、横須賀の港に巨大な幽霊船がやってくる。
巨大な船体は、中世の海賊船を思わせる装いに塗装され。
ゆらーり、ゆらゆら……。
何も知らないで霧の中ですれ違えば、おどろおどろしいマストや装飾は見るものを震えあがらせるだろう。
「ほぉ! ごーすとしっぷ!?」
そんな船でのハロウィンのお知らせに目を輝かせる吉祥天・華瑞月(姫神 -ヒメガミ-・g02230)の声に、何事とシャナオウ・ナラシャ(『-紗那皇-』・g02191)は首を傾げた。
きらきら無垢な瞳で、期待を浮かべる華瑞月の視線の先を見て、シャナオウは面白そうだと表情を綻ばせる
「へぇー…ゴーストシップでハロウィンとは、なんとも雰囲気があっていいねぇ」
師匠は興味あるのと華瑞月に問えば、嬉しそうに勢いよく飛び上がるように振り返ってくる。
「紗那! わっちはコレに乗りたいのでござうんす」
「だが師匠さんよ……仮装はどうするんだ?」
「うん?」
「もしかして、何も考えていねーとか」
「……」
どうやらその通りだったらしく、困惑したような考えるような表情を華瑞月は見せ。
ハロウィンなのだからとゴーストシップだしなと、シャナオウが首を傾げふと向けた先に積まれてた本に視線がとまる。
「はぁーったく、そうだなー……ピーターパンとかでいいんじゃないか?」
「どれどれなのじゃ?」
名前からして身近でないお話のタイトルに、華瑞月はシャナオウが取って見せてくれる本に目を通す。
ふむふむ、なるほど。確かに大きな船と一緒だ。
「 ……なるほどのお、ならわっちはこの緑のやつに扮するのじゃ。紗那はこのちっさいはどうじゃ?」
「はっ? ちっさいの……?」
一瞬、訳がわからず華瑞月の指さす先には小さな妖精の姿。
いやいやいや。
「ちっさいのって……まさか、俺にコレになれと?」
とってもいい笑顔で頷く華瑞月に、いやいやと首を横に振る。
立場が逆ならまだ行ける気もしないが、ちょっと絵的にも衣装的にもシャナオウのギリギリだ。
「せめてこれにしようぜ?」
えーっと、俄かに不満の声が上がり。しばらく何の仮装にするか説得という名の交渉が行われるのであった。
ハロウィン当日。
雰囲気ある不気味なBGMをバックに、ゆらゆらと幽霊船が集まる人達の横を進んでいく。
腐食の霧も使いよう。ディアボロスが指定したものを腐食させるなら、指定しなければただの霧。
「はぁードキドキしなんすなぁ」
沿岸に一番船が近付いたところで、緑のピーターパンの衣装に身を包んだ華瑞月が、颯爽と滑るように飛翔し幽霊船から飛び立つ。
「尻尾と耳は隠せなんだのは仕方がないでささんすが、まぁよいでござんしょう」
本当に空を飛んでいるパフォーマンスに、ふんわりお耳と尻尾の狐のピーターパンの姿に、子供達の歓声と手を振る姿が見える。
一通り観客の前を飛翔したところで、見つけておいた水色のワンピースを来た女の子の前に浮かび、そっと華瑞月は手を差し出す。
予習した絵本通り、ピーターパンがウェンディを冒険へ連れ出すシーンの再現だ。
いいのかな。ワクワクとドキドキいっぱいに女の子が手を取ったら、今度は浮遊の出番。
照明が照らす空中の道を、ふわりと浮かびあがり船の上へ。
「漸く、合えたな……ピーターパン!」
大きな鳥の羽をさしたトライコーンの帽子を被り、フロックコートに斜めにつけたベルトに剣や銃をさし、シャナオウが船の中からマストの上へと姿を現す。
「俺が扮するのはフック船長だ。其処へ俺様登場ってな」
危うくティンカーベルに仮装させられそうになったがと、胸の中で密かに安堵し。
カギ爪の義手を掲げ。
「今日こそはこの腕のうらみを晴らさせてもらうぞ……」
安全配慮したビニール製の細剣を抜くと、ロープにカギ爪を引っ掛け一気に滑り降りる。
「trick or treat!!」
「とりっくおあとりーと!」
同じくビニール製の短剣でウェンディに見立てた女の子を護るように華瑞月は前に、シャナオウの攻撃を受けるように振りかざす。
軽く剣舞を披露するように、2人で甲板でパフォーマンスを披露したところで、互いに目配せをし合い。
「ほれ、お前たちもじゃ♪」
「さぁ、お前たちも叫ぶんだ……」
照明のスポットライトの中で、華瑞月とシャナオウがパラドクスの発動と共に音頭を取る。
「せーの、はっぴーはろうぃん!」
「せーの……happy halloween!!」
「「「ハッピーハロウィン!!」」」
「トリック・オア・トリート♪ どっかーんと放つじゃよ!」
「トリック・オア・トリート!」
掛け声と共に華瑞月が観客に向かって放り投げたプレゼント袋から、沢山のお菓子が。
シャナオウも、同じようにお菓子をばら撒き、ちょっとしたイタズラも仕掛け人々を笑顔に包む。
そして締めの一幕は、お決まりのシーン。
マストの上で、華瑞月ピーターパンに追い詰められたシャナオウ船長の下の方に、チクタクと音を鳴らしながらワニに仮装したスフィンクス『ラフィス』が登場し、そちらへと落ちていくように霧に消え。
女の子をピーターパンが地上へ送り返し、辺りは沢山の拍手に包まれ、華瑞月とシャナオウも笑顔を浮かべるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
不知火・紘希
キョウちゃん(g04509)と!
ハッピーハロウィン!
新宿島の街飾りってポップでカラフルなイメージだけど、このイベントは本格的な催しだね。
幽霊船なんて夏の肝試しにも使われそう…ってそうだった。
ほんとは悪い幽霊は退治するための日だから楽しくしなきゃだよね。
キョウちゃんごめん!
一緒のハロウィンが楽しくてついはしゃぎすぎちゃったよ。
三毛猫の猫又になりきって、大好きなくまのお友だちもハロウィン風
提灯をさげれば和風妖怪の完成!
え?こわくない?
そっか、でもみんなを怖がらせたいわけじゃないからなぁ。
キョウちゃんだってそうでしょ。
話しながら【飛翔】や【浮遊】を借りて甲板の上をふわり浮いて回転したり、視線を集めてあめちゃんを配ったり。魔法で空中にかぼちゃ野絵をかいたりしてパフォーマンスしてみるよ。
トリックオアトリート!
ほら、キョウちゃんも一緒に。
あそこのマストのうえまでいこう
そう言って手を握ったら、ふわっと抱えられて螺旋を描くようにして上に飛んでいく!
ふふ、僕じゃなくてみんなを楽しませなきゃ。でもありがと!
大和・恭弥
紘希(g04512)と
呼称→コウ
こんな風に仮装するのは2回目だけど、いつになっても慣れないな。
これで現代に戻ってきたみんなが楽しめるなら、やりがいもあるか。
コウ、あまりはしゃぎすぎるなよ。今日は本来、日本で言うお盆のような祝祭なんだからな。
弟を注意しながらも猫又の仮装で見上げる姿は仔猫のようで。サーヴァントにいてもありだよな、なんて思考は完全に兄の贔屓目だ。
こわい?悪霊退治できそう?と聞いてくるから、かわいいよ、は言わずに怖くないとだけ伝える
拗ねた様子に、拗ねる感情が出せるようになったんだなと感慨深くなっていれば、聞いてる?と尋ねられ
吸血鬼はともすれば怖がられる
でもきっと、自由に愛想もよく跳ねたり浮いたり、幸せをふりまく弟といれば俺も優しい吸血鬼に見えてしまうんだろう
一緒にマストまでいこう、と小さな手に握られ、せっかくなら高い場所からいい景色を見せようと
まだ体は小さい弟を抱えて【飛翔】でマストへ飛んでいく
思い出せないけど、昔こんな風に高い高いをしたかもな
はにかむ弟に、ふと微笑む
●2人の航海
糸で出来た蜘蛛の巣をくぐり抜け、ゆらゆら不安定に揺れる灯の横を通り抜ければ、そこは暗い色に染められた幽霊船の甲板。
「新宿島の街飾りってポップでカラフルなイメージだけど、このイベントは本格的な催しだね」
カランコロンと下駄の音を鳴らし、三毛猫の猫又に仮装した不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)が甲板を歩いてくる。
その手に、抱えている大好きなくまのお友達もハロウィン仕様で、ツギハギ風マッドな姿になっている。
「こんな風に仮装するのは2回目だけど、いつになっても慣れないな」
そう歩いてくる弟の姿に振り返る大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)が扮するのは、吸血鬼だ。
静かに霧の中に佇む姿は実に雰囲気が漂い、幽霊船ともとても良く合っている。
ふと沿岸に視線を向ければ、集まる人々が楽しみにしているのが見える。
「これで現代に戻ってきたみんなが楽しめるなら、やりがいもあるか」
「幽霊船なんて、夏の肝試しにも使われそう」
今にも本物の幽霊が出てきそうな不気味な雰囲気に、絵本でも見たことあるなーなんて 紘希が見あげてそのまま船の揺れで後ろに倒れそうになれば、ふわりと恭弥が受け止める
「コウ、あまりはしゃぎすぎるなよ。今日は本来、日本で言うお盆のような祝祭なんだからな」
「……ってそうだった。ほんとは悪い幽霊は退治するための日だから楽しくしなきゃだよね」
キョウちゃんごめんと謝ってくる姿も可愛らしく、さっきの見あげる様子といい、まるで子猫のようだと表情を綻ばせ。
「一緒のハロウィンが楽しくてついはしゃぎすぎちゃったよ」
本当の猫股を意識してニャンとポーズをとれば、ピョコリと2本の尾が揺れる。
(「サーヴァントにいてもありだよな……」)
思わず恭弥が優しく撫でれば、ゴロゴロと喉を鳴らすような仕草まで。バッチリなりきってるようだ。
「提灯をさげれば雰囲気出るよね」
和風妖怪の完成と披露しながらこわいかと尋ねてくるが、悪霊退治をするというより攫われてしまいそうな程にヤッパリ可愛い。
兄の贔屓目だろうか。だが可愛いものはかわいいと、出そうになる言葉をのみこんで。
「怖くわないかな」
「え? こわくない?」
怖くできたと思うんだけどと、むーっと拗ねた紘希の様子に、感慨深そうに目を細める。
(「拗ねる感情が出せるようになったんだな」)
笑顔は良く見かけるが、哀や怒の感情をあまりみなくなっていたから。
「そっか、でもみんなを怖がらせたいわけじゃないからなぁ……聞いてる?」
ずいっと背伸びで覗き込むように尋ねられれば、自然と兄の顔でごめんと微笑む。
「キョウちゃんだってそうでしょ」
「そうかな。吸血鬼は怖がられるかもしれない」
でもきっと、コウの言う通りだろう。
「そろそろ、行こうキョウちゃん」
楽しそうにとびっきりの笑顔で、甲板の縁を提灯片手にふわりと観客に紘希は手を振る。
(「きっと、自由に愛想もよく跳ねたり浮いたり、幸せをふりまく弟といれば俺も優しい吸血鬼に見えてしまうんだろう」)
浮遊しながら身軽な猫のように、くるりと前宙をしたり、あめを振り撒きながら紘希は得意の魔法で空中にカボチャを描く。
「ハッピーハロウィン! ほら、キョウちゃんも一緒に」
あそこのマストのうえまで。
「コウ、分かった」
マストを指さし行こうとねだられれば、握ってきた小さな手に応えるように恭弥はふわりと紘希を抱え飛翔する。
せっかくなら高い場所から紘希にいい景色を見せたくて、楽しませたくて。
わぁっと小さな歓声と共に、吸血鬼がマントを翻し猫又をマストの上へと誘う。
くるくると螺旋を描き恭弥が舞い上がっていけば、紘希もクレヨンで光の軌跡にカボチャや星を描いて。
「ふふ、僕じゃなくてみんなを楽しませなきゃ」
楽しそうに響いてくる声や温もりは懐かしく。
(「思い出せないけど、昔こんな風に高い高いをしたかもな」)
「でも、ありがと!」
はにかむ弟に、ふと兄は微笑みマストの上へ。
「ハッピーハロウィン!」
「トリックオアトリート!」
今宵は横浜だけの航海だが、そのうちもっと広い場所へ出掛けるのもいいかもしれない。
ハロウィンの夜はまだ始まったばかり。幽霊船がライトアップされて。
さぁ、パーティーの始まりだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
月見里・千隼
【月日夫妻】
妻の伊吹と同行、アドリブ歓迎
ディアコレ2023ヒカリエ部門私服+海賊帽子
幽霊船でハロウィンか、これはありそうで意外と無かったな。
夫婦お揃いのマリンコーデで横須賀の海でハロウィンデートは良いものだ。
サメカクテルか、綺麗な水色に広がるグレナデンの赤色のインパクトが凄いな。サメチョコも入ってる。
あぁ、そうだな伊吹、まずは乾杯だな。
俺はカボチャたっぷり横須賀の海軍カレー(カボチャ型に盛り付けたターメリックライス、お化けの形したチーズもありハロウィン仕様)を頂こうか。
スープカレーなどのカレー全般が好物なのでな。
デザートのハロウィンカボチャプリンと
上の層の透き通った青いゼリー(リンゴ味)が綺麗なジャー入りのミルクプリンも美味い。
はい、あーんでお互いのメニューを一口シェアも伊吹と夫婦デートの醍醐味だ。美味い。
伊吹も一口どうぞ。
ん、サインか?勿論、いいぞ。
【アイテムポケット】からハロウィンのお菓子を取り出してファン達に配るか。
馬とサメのクッキーをどうぞ。
月見山・伊吹
【月日夫妻】
旦那の千隼と一緒、アドリブ歓迎だよ!
ディアコレ2023ヒカリエ部門のマリンな私服に水兵帽子
横須賀湾の幽霊船みたいなお船の上でハロウィンパーティーで美味しいもの食べるのも趣きがあるねぇ!
まずはハロウィンなカクテルで、かんぱーい!
シフォンにもご馳走もあるからねぇ(サーモンと鶏肉プレート)
どれも美味しそうだねぇ。
まずは幽霊船の海賊グリルプレート!
豪快に焼いた牛肉もラム肉もミイラポテトも美味しい〜!
ねぇ千隼。はい、あーん…美味しいかい?
デザートはハロウィンゆめかわマーメイドパフェにしよっと。
シェルマカロンに人魚の尻尾チョコや星チョコがキュートで
中のライチ味青いゼリーと生クリームとアイスの層がとても綺麗…
食べるの勿体無いけどいただきまーす!
黒猫ケーキも可愛いね食べちゃう。
私達の元へ来た一般の方々にハッピーハロウィンとご挨拶して黒猫マカロン(チョコ味)も配るからねぇ。
足りなくなったら【口福の伝道者】で増やすよ。
シフォンも皆の肩に乗る事が出来て嬉しいのか爆音で喉をゴロゴロ鳴らしてるよ!
●マリンハロウィン
ライトアップされた幽霊船は不気味な雰囲気を残しながらも、そこはハロウィンパーティーの会場。
ポップで華やかな空気が、船上を彩り始める。
「乾杯」
「かんぱーい!」
夫婦でお揃いのマリンコーデに海賊帽を被った月見里・千隼(硝煙と魔弾の騎手/現代ラストジョッキー・g03438)と月見山・伊吹(太陽の恵み、日蝕の災禍・g04125)は、作って貰ったカクテルで乾杯する。
控えめの照明で彩られたハロウィンの雰囲気を漂わせるホールのテーブルには、ランプが置かれ2人の姿を照らしている。
これが豪華客船でのディナーであれば気後れするが、今宵はハロウィン。
ハイウェストデニムのパンツにストライプのセーラーマリンシャツの伊吹が海賊帽を被った姿は愛らしい。
同じマリンスタイルでも、千隼はスカーフではなくタイを巻き。シャツはサメのワンポイントが入った遊び心あるものだ。
2人が夜景を眺めていれば、数人の新宿島の人達がディアボロスさんですかと、遠慮しながら声をかけてくる。
「ハッピーハロウィン」
こんにちはと挨拶をかわし、アイテムポケットから応援してくれる人達にお菓子のお礼を。
「馬とサメのクッキーをどうぞ」
「こっちは黒猫マカロンだねぇ」
チョコ味だよと2人はお菓子を渡し、サインも慣れた様子で「勿論、いいぞ」と気軽に応えファンサービスもバッチリだ。
お礼を言って立ち去るファンに手を振り、2人は船上デートを再開。
千隼のカクテルはシャークアタック。
ラムにブルーキュラソーとパイナップルジュースを混ぜ、美しいマリンブルーを作り上げ、沈んでいくように広がる血のような赤はグレナデンシロップである。サメを模したチョコが更にカクテルの雰囲気を強めている。
「赤色のインパクトが凄いな。幽霊船でハロウィンか、これはありそうで意外と無かったな」
まずは乾杯とグラスを合わせ、改めてドリンクと伊吹へと千隼が目を向ける。
「幽霊船みたいなお船の上で美味しいもの食べるのも趣きがあるねぇ!」
そう楽しそうに伊吹が口元に運ぶカクテルは、パンプキンマジック。
マンゴージュース、オレンジジュースの下に赤いライチシロップが層を作り、トロピカルな味わいのドリンクに。コーヒーリキュールで造られたカボチャの形に黒い氷が浮かび、ベリーが添えられている。
忘れるとこだったと、氷を割れば中から煙が溢れるアイスボム。
溶けていくコーヒーリキュールの氷が、カクテルの味を魔法のように変えていく。
「本当に味が変わったよ不思議だねぇ」
進められるままに1口、彼女のグラスに口を付ければビターさも加わった落ち着いた味わいが広がる。
ほんのり大人な空気と甘さの混ざったハロウィンの夜に、こういうデートも良いものだと千隼が見惚れていれば、料理が運ばれてくる。
「シフォンにもご馳走もあるからねぇ」
伊吹とお揃いのセーラーカラーにスカーフを巻いた、スフィンクス『シフォン』も傍らに用意して貰った席に、座り運ばれてくる料理に興味津々だ。
サーモンと鶏肉に卵をソースに星型の人参が添えられ、端っこには肉球のマークが描かれた特製プレート料理がシフォンに。
千隼にはハロウィン仕様の横須賀の海軍カレー。
カボチャの形に盛りつけられたターメリックライスに海苔で顔が描かれ、散らばる具材にはお化け形のチーズやコウモリ型に象られたカボチャや星型の人参が見える。
コウモリ型のカボチャは、皮の色をいかしているらしい。
「俺はカボチャたっぷりのカレーだな」
スープカレーなどのカレー全般が好物なのでなと、さっそく食べ始める。
ルーは辛すぎず、甘めのカボチャの味が広がる。
「どれも美味しそうだねぇ。まずは、幽霊船の海賊グリルプレート!」
豪快に焼かれた牛肉やラム肉、トマホークステーキに。大きなエビとホタテ貝が並び、スティック野菜が羽飾りのように添えられ、ミイラポテトがこちらを覗いている。
「美味しい〜! 食べ応えも抜群だねぇ」
お互いのメニューをシェアし合いながら、楽しい一時を。
最後に出て来たデザートもハロウィンスタイル。
カボチャプリンの上段には、透き通った青いリンゴ味のゼリーに、綺麗なジャー入りのミルクプリンが滑らかに。
もう1つは、ハロウィンゆめかわマーメイドパフェ。
原宿に流行っているゆめかわ、かわいいが最強なパフェはマリン風。
青い海をイメージしたライチ味やソーダ味のゼリーに、ほんのり染められたオレンジのゼリーは夕日色。生クリームが白波と陸を表現するようにグラスの上に乗り、シェルマカロンに人魚の尻尾チョコ、星チョコにシュガーパールが輝き、ベリーが宝石のように飾られ。シュクレフィレの飴細工がサンゴのように美しく添えられている。
「とても綺麗……食べるの勿体無いけどいただきまーす!」
カワイイキュートは写真の中に。美味し甘い思い出はお互いの口の中に。
「ねぇ千隼。はい、あーん……」
「ああ、あーん」
「美味しいかい?」
それぞれのメニューを食べさせ合い、心まで甘々に。
「美味い。伊吹も一口どうぞ」
「あーん」
夫婦デートの醍醐味を存分に味わいながら。
「黒猫ケーキも可愛いね食べちゃう」
なんてお口に運んでいたら、何だかシフォンの視線が刺さるような、気のせいのような。
だけど美味しい食事と楽しい時間に、喉をゴロゴロ鳴らしヒラリと伊吹の肩に乗ってくる。
猫用のデザートもあるかなと聞いてみて。
もうしばらく、デートを楽しむのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV2が発生!
効果2【ダブル】がLV3になった!
音無・サカハ
【砂】のみんなと一緒
アドリブ歓迎
仮装:https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=187428
さって、皆と初のハロウィン、ちょっと気合入り過ぎたかもしれないな…目の色も髪色も変わったし、服もスタイルも変わった所で、ちゃんと見つかるかな、俺を。
一応皆さんへのハロウィンプレゼント用意した、手作りお菓子のパック
え?何を作ったって?えっとねぇ、メロンパン、チョコ、マシュマロ、マカロン、そして――羊羹(超高級)
とりあえず、時間あるし、ちょっとだけギターのチューニングをするか、このあとで歌う予定だし、あっでも皆と一緒に歌って踊ってるのも面白そうだな
よし、チューニング完了、喉の調子も絶好調、最高の【演奏】と【歌唱】を見せてやるぜ
ハーリス・アルアビド
【砂】
幽霊船の上でパーティとは、ハロウィンに相応しい場所ですね。集まっていらした霊魂の皆さんも楽しそうにしていらっしゃいます。
音無さんはお菓子作りがお上手なのですね。ありがとうございます。私もハロウィンのクッキーを作ってきたので、よろしければ。
ご馳走を先に食べてからにしましょうか。苦手な物もきちんと食べるニーニさんには多めにあげましょう。
船長であるモロクさんの指揮を合図に甲板で踊るとしましょう。幽霊船で踊る死者と霊魂はハロウィンの夜に相応しい。
今年のハロウィンでは死者の宴に紛れ込んだ「人間」となったセリュカドさんも、魔女に扮していらっしゃれば共に楽しめるでしょう。
舞踊の神ベスに祈りを捧げ、遣わされた神使と共に踊り奏でます。
皆さんもご一緒にいかがでしょうか。
ニーニ・ニニ
【砂】
仮装:https://tw7.t-walker.jp/gallery/?id=187361
いつもと違う、ハロウィンのお洋服でお出掛けなのです!
皆のお洋服も、とっても素敵なのですよ。
お船でのパーティーは、美味しそうなものがたくさんで。
ニンジンとかピーマンとか、苦手なお野菜もハロウィンの魔法がかかっていると食べられる気がします。
むむ!こっちからはカレーのいい匂いが……辛いのもあるです?セリュが教えてくれなかったら危ないところでした!
皆からのお菓子もいっぱいで嬉しいです!とりっくおあとりーと!
サカハのメロンパンはふかふかで、ハーリスのクッキーはさくさくで美味しいです。
……でもぼく、お菓子持ってきていないのでした。
こ、ここは覚悟を決めて悪戯されましょう!
音楽やお歌が聴こえてきたら、ぼくもお手伝いしますね。
氷で作ったペンギン音楽団に、モロクの指揮に合わせてパーティーにぴったりな音楽を奏でてもらうですよ!
美味しいご飯のお礼に、皆と一緒にワクワクとキラキラをたくさんプレゼントしちゃうのです!
モロク・アルデバラン
【砂】
霊魂をお供に幽霊船長で参戦である
幽霊船でのハロウィンにはぴったりであろう?
では皆とともにパーティをしっかり楽しむとしよう
サカハの菓子作りの特技に驚き。…羊羹!?買うものと思っておった。
サンドリオンよ、サカハに礼を忘れぬよう
来た時からいい匂いで腹ペコである。あれやこれや盛っては食べきれぬが、カレーはいただこう
皆は何を食べておるであろうか。
(セリュの忠告を耳に入れつつ)
そんなあからさまに危険なカレー食べるわけがな…(小ブレス)
指揮棒をおもむろに懐から取り出す。なぜ持っておるのか?こんなこともあろうかとな、ふふ
ペンギン音楽団とウルフなサカハとのコラボ演奏である
霊魂コーラス隊よ、心してかかるのだ
セリュカド・ネア
【砂】
▼アドリブ歓迎
【普段は】一人称セリュ、二人称~くん、語尾は「ぉ」「ぇ」「ぁ」など間延び、「!」少なめ
▼『魔女』の仮装で参加するよぉ
本当は『ハロウィンを楽しむ人間』なんだけどぉ…ほら、角も翼も尾も無いの
でも、分かりにくいからねぇ
蜘蛛の巣の刺繍と飾りが沢山の、黒い魔女帽子とパーティドレス。これでばっちり
▼最初は美味しい物を食べようかなぁ
ハロウィンらしく飾られているの、可愛いねぇ
見て見て、って皆に見せながらサラダとカレーを食べちゃう
あ、でもぉ…辛そうなのあるし、間違って食べる子がいないようにだけ注意しておこうかなぁ
▼みんなが演奏をはじめたら、ちょっとお手伝いしようかなぁ?
セリュは歌う訳でもないし、踊ったり演奏したりもあんまりだけどぉ…
でも、みんなが楽しそうにしているの、眺めているだけでも楽しいなぁ
そうだ、良いこと考えたぁ…えいってスノウメイジの、ううん、魔女の魔法だよぉ
きらきらと輝きながら氷が尾を引いてあちこちに飛んで、盛り上げのお手伝い
▼終わっちゃうのが惜しいけど、また来年も遊ぼうねぇ
●一時の輪舞
(「さって、皆と初のハロウィン、ちょっと気合入り過ぎたかもしれないな……」)
目の色も髪色も変わったし、音無・サカハ(過去を探す旅人・g10149)はパーティー会場の人混みに紛れるとキョロキョロ周囲を見回した。
「服もスタイルも変わった所で、ちゃんと見つかるかな、俺を」
これも仮装の醍醐味と楽しそうに仲間を探すサカハの仮装は、ロックな狼男の仮装。ギターを背負いいつでも歌う準備は出来ている。そして何だか大きな荷物も1つ。
「そろそろ、みんなのとこいこぅ」
どことなくのんびりな口調で、声をかけて来たのはセリュカド・ネア(睡の錬金術師・g08767)だ。
こちらは幽霊船の船上パーティーにぴったりな、パーティードレス。
黒い魔女帽子を頭にのせて、蜘蛛の巣の刺繍と飾りをあしらった衣装は、上品で綺麗だ。
「本当は『ハロウィンを楽しむ人間』なんだけどぉ……ほら、角も翼も尾も無いの」
そう言って見てと示すように、なるほど確かにドラゴニアンの角や尻尾が隠されている。
「でも、分かりにくいからねぇ」
そういうものかとサカハが納得しかけたところで、「皆さん食べ始めてますよ」とハーリス・アルアビド(褪せる事を知らない愛・g04026)が迎えに来る。
こちらはマミー。オリエンタルな雰囲気漂う包帯グルグル巻きの仮装だ。
「幽霊船の上でパーティとは、ハロウィンに相応しい場所ですね。集まっていらした霊魂の皆さんも楽しそうにしていらっしゃいます」
それは本当に見えているのだろうか、それとも仮装の役なのだろうか。
ディアボロスも見える人と、そうでない人が居る。
と、話の流れに集まってることを聞けばいそいそと仲間の元へ。
「ヨーホーヨーホー。幽霊船でのハロウィンにはぴったりであろう?」
振り返ったモロク・アルデバラン(誇り高き砂暮らし・g01160)は、霊魂をお供に幽霊船長の仮装。
何だか気合が入ったせいか、尻尾の先が浄化されてるように見えなくもないがきっと気のせいだ。
「来た時からいい匂いで腹ペコであったからな。あれやこれや盛っては食べきれぬが、カレーはいただいておる」
横須賀だけあって、カレーの種類もいくつかあるようで、少しづつ食べ比べしても楽しそうだ。
「もしかして、俺だって気付いていた?」
照れ臭そうにサカハが聞けば、もちろんと仲間達から答えが返ってくる。
一緒に新宿島で過ごしている仲間だ、見抜けないほどの間柄ではない。完全に顔が隠れていたら分からないが……。
「1匹狼ってことかと思ったのですよ」
屈託なく応えるニーニ・ニニ(雪陽の子猫・g08923)は、ハロウィンカラーのオレンジと黒に彩られたドレス姿だ。
「いつもと違う、ハロウィンのお洋服でお出掛けなのです! 皆のお洋服も、とっても素敵なのですよ」
どうぞと差し出された温野菜のサラダは、ハロウィンモチーフを象った野菜がいっぱい。
「最初は美味しい物を食べようかなぁ。ハロウィンらしく飾られているの、可愛いねぇ」
見てみてってセリュカドが手にしたサラダもカレーも、何だか可愛らしい飾りでいっぱいだ。
「お船でのパーティーは、美味しそうなものがたくさんで。ニンジンとかピーマンとか、苦手なお野菜もハロウィンの魔法がかかっていると食べられる気がします」
星型、お化け型。どれをとっても可愛らしい。
だけどさすがに生野菜は避けながら、「むむ! こっちからはカレーのいい匂いが」と鼻を動かした弾みでニーニの猫耳がピクリと動く。
「あ、でもぉ……辛そうなのあるし、間違って食べないように気を付けた方がいいよぉ」
「……辛いのもあるです? セリュが教えてくれなかったら危ないところでした!」
並んでいるメニューの注意書きをニーニとセリュカドが眺める。
炎と血をイメージした文字で「チャレンジデスカレー」と書かれ、横には丁寧にハバネロが悪い笑顔を浮かべてる絵も描かれている。
「なになに、辛さを際立たせ、寒さを吹き飛ばすほどのホットさ……激辛好きの方に満足いただける辛さとなっております。苦手な人は絶対に食べてはいけません……」
説明を読みあげるサカハも、これは手を出す人は居ないだろうと見たところ蓋が開けられた形跡があり。
「そんなあからさまに危険なカレー食べるわけがっ……!?☆@」
大きく開けたモロクの口に運びこまれたカレーと入れ替わるように、ボッと小さなブレスが火を噴く。
「大丈夫ですか、お水です」
咳き込むモロクに、素早くハーリスが水を差し出し一気飲みに。
準備して食べているならまだしも、不意打ちは危険だ。
残りは、そっとおいしくなあれで完食し、後は口直しも兼ねてデザートとお菓子を。
となれば出番とばかりに、ハロウィンプレゼントを用意したんだと、サカハが用意してた荷物の中身を広げていく。
「一応、皆さんへの手作りお菓子のパックなんだが」
「何をつくってきたのぉ?」
「え? 何を作ったって? えっとねぇ、メロンパン、チョコ、マシュマロ、マカロン、そして――羊羹(超高級)」
何故か料理ではなく、サカハのお菓子で埋まっていくテーブル。
「……羊羹!? 買うものと思っておった。サンドリオンよ、サカハに礼を忘れぬよう」
サカハの菓子作りの特技に驚きながら、モロクがオラトリオ『サンドリオン』に声をかけると、フワリと青白いドレスを揺らし頭を下げる。
「音無さんはお菓子作りがお上手なのですね。ありがとうございます。私もハロウィンのクッキーを作ってきたので、よろしければ」
更にハーリスがクッキーを用意し、一気にテーブルがお菓子類で溢れていく。
「皆からのお菓子もいっぱいで嬉しいです! とりっくおあとりーと!」
「苦手な物もきちんと食べるニーニさんには、多めにあげましょう」
「サカハのメロンパンはふかふかで、ハーリスのクッキーはさくさくで美味しいです」
これはトリートの方と、楽しみながらニーニは思い出す。
「……でもぼく、お菓子持ってきていないのでした。こ、ここは覚悟を決めて悪戯されましょう!」
しかし、悪戯といっても急に思い付くわけではない。悪戯は帰ってからということで楽しみに(?)
「とりあえず、時間あるし、ちょっとだけギターのチューニングをするか、このあとで歌う予定だし、あっでも皆と一緒に歌って踊ってるのも面白そうだよな」
「つまり、こういうことかな」
徐にモロクが取り出したのは指揮棒だ。
「なぜ持っておるのか? こんなこともあろうかとな、ふふ」
「それならニーニは、氷で作ったペンギン音楽団に、パーティーにぴったりな音楽を奏でてもらうですよ!」
「よし、チューニング完了。喉の調子も絶好調、最高の演奏と歌唱を見せてやるぜ!」
いつでも行けるとサカハがこたえ、甲板でショータイム。
美味しい食事と、この一時のお礼も兼ねて。
「過激なほど、ファイヤー!! 熱くなるぜ、ボンバー!! だな」
ちょっとだけアップテンポな曲をイメージして。
「 ペンギン音楽団とウルフなサカハとのコラボ演奏である。霊魂コーラス隊よ、心してかかるのだ」
「皆と一緒に、ワクワクとキラキラをたくさんプレゼントしちゃうのです!」
始まった演奏会に歌声が響けば、では私もとハーリスが舞踊の神へ祈りを捧げ、ベス神に遣わされた楽士と踊手を呼び出す。
「船長であるモロクさんの指揮を合図に甲板で踊るとしましょう。幽霊船で踊る死者と霊魂はハロウィンの夜に相応しい」
しかも周りは同じように、この時を楽しむ人々と魂で溢れているのだから。
「今年のハロウィンでは、死者の宴に紛れ込んだ『人間』となったセリュカドさんも、魔女に扮していらっしゃれば共に楽しめるでしょう」
指揮棒の刻むリズムに、みんなのパフォーマンスが紡がれ1つになっていく。
ちょっとお手伝いしようかなぁなんて、セリュカドは眺め閃いた。
「そうだ、良いこと考えたぁ……セリュは歌う訳でもないし、踊ったり演奏したりもあんまりだけどぉ……」
えいって振るう魔法は、氷のサメが尾を引き輝きながらキラキラ小さな氷の結晶を撒き散らしていく。
「みんなが楽しそうにしているの、眺めているだけでも楽しかったけどぉ……こうして一緒に何か出来るともっと楽しいねぇ」
今宵だけは砂ではなく氷で彩り、沢山の観客の歓声と拍手を浴びながら、また来年も。
次の思い出も、キラキラな1ページになるように――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【エイティーン】LV1が発生!
【避難勧告】LV1が発生!
【おいしくなあれ】LV1が発生!
【アイスクラフト】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
【グロリアス】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
【ダブル】がLV4になった!
クーガ・ゾハル
ケペシュ(g06831)と
アコガレの、ユーレイ船
だけど映画で見たやつより、すごくゴーカだ
このチーズ、カレーにのせたら、もっとうまくなるかも
まずは味見だな
フシギなマークの、なぜか赤いカレーを一口
……!?び、びりびり、する
水をのんでも、じりじりヒリヒリ
あつくてじっとしていられない、だめだ、いこう
ケペシュをひっぱり、ダンスホールへ
砂の国の音、たのむ
たぶん知らないけど、どこかなつかしくてニギヤカな
そんな音が流れだしたら
むかいあって、てきとうで、自由なステップにさそう
ケペシュにあわせて、おれにあわせて
いつのまにか、ダンスバトルのはじまりだ
ヨミガエリのオバケVSはんぶんキカイのオバケ
かるぐちも、ダンスにのせて
な、なんでも……!?
おれはかなりブキヨーだから、カンタンなやつでたのむぞ
手を床に、足を宙に
はねて、まわって、たかく、ひくく
ビリビリするからさも、わすれるくらい
おう、楽しい
けっこう、サイコーだ
ショーブのつけかたは
ユーレイたちがきめてくれるかな
かっても、まけても
おまえが笑ってたら、それでいいや
ケペシュ・ナージャ
クーガ(g05079)と
これは…雰囲気ありますね
ホンモノが出てきても不思議じゃないですよ
ある意味俺もホンモノみたいなもんですけど、リターナーなので
料理もどれも凝っている
このポテト、ミイラみたいですよ
面白いですね
急いで食べて喉に詰まらせないように気を付けてくださいよ
…って、大丈夫ですか!?
まさか本当に詰まらせたんじゃ
慌ててクーガの背中をさすって
訳もわからずダンスホールまで引っ張られていきます
こ、これはもしやダンスバトルというやつですか…わかりました
挑まれた勝負を受けない選択肢は俺の中にはありません
折角なので負けた方が勝った方の言うことを何でも聞く…というのはどうですか?何でもですよ
相手のステップについていくように真似つつ
挑発するようにバク宙などアクロバティックな技を決めて
時折ギャラリーに向けてアピールも忘れずに
思い切り身体を動かして汗を流して、気持ち良いですね
最高の気分ですよ
クーガもそうでしょう?
どっちが勝っても思い出深い時間でした
また勝負しましょうね
●船上ダンス
おおーっと小さな歓声と一緒に、目をキラキラ。
ボロボロのマストに、昔の中世の船のような装飾に彩られた幽霊船に乗船したクーガ・ゾハル(墓守・g05079)は子供のように甲板の上をキョロキョロ。
「これは……雰囲気ありますね。ホンモノが出てきても不思議じゃないですよ」
パーティーの始まりと共にライトアップされたとはいえ、霧がかった船上で揺れるライトは余計に不気味さを増している。
「ある意味俺もホンモノみたいなもんですけど、リターナーなので」
非常に笑いにくいことを口にするケペシュ・ナージャ(砂蠍・g06831)に、目についた飾りの骸骨の腕と握手していたクーガが「え?」と振り返り、その眼帯と目が合う。
彼も多くを失っているのだと思い出し、ケペシュは何でもないと頭を横に振るった。
そういえばリターナーは特に蘇りの意識が強いが、考えて見ればディアボロスの大半は過去で何かを負って流れついた者が多い。
新宿島は彼岸の岸みたいだと感じながら、中に入りましょうと可愛らしいお兄さんに声をかけ船内ホールへと移動していく。
「アコガレの、ユーレイ船。だけど映画で見たやつより、すごくゴーカだ」
薄暗い通路を抜けた先は、今にも晩餐会が始まりそうな装飾の会場。
ふかふかの赤い絨毯、輝くシャンデリアは美しく。薄暗く調整され、ランプの灯りが揺らめくことで、ホラー感と大人っぽさが良く現れている。
さっそく、いただきますと目についた料理をお皿に取り分け始める。
「料理もどれも凝っている。このポテト、ミイラみたいですよ。面白いですね」
ちょっぴり引っ張れば、スルスルとリアルな包帯のように解けたり。
「このチーズ、カレーにのせたら、もっとうまくなるかも。まずは味見だな」
複数のカレーが並んでいるテーブルに、クーガは惹かれたのか味見とちょっとずつパクリ。
これは甘め、こっちは少し辛くてスープみたい。こっちは?
鋭くギラギラしたサングラスのキャラクターが描かれた謎のマークに、蓋を開けてみれば食欲そそる良い香りに赤めのカレー。
(「フシギなマークだ」)
「急いで食べて、喉に詰まらせないように気を付けてくださいよ」
ケペシュの忠告にはーいと答えながら、赤いカレーをクーガはパクリ。
その瞬間、全身を襲うような熱さと痺れが襲い掛かる。
「……!? び、びりびり、する」
「……って、大丈夫ですか!?」
「まさか本当に詰まらせたんじゃ」
慌ててクーガの背中をさすりながらケペシュは、水の入ったグラスを差し出す。
ゴクゴク水を飲んでも、口の中はじりじりヒリヒリ。身体の中から熱が溢れてきそうだ。
「あつくてじっとしていられない、だめだ、いこう」
頬を手で扇ぎながら、クーガはケペシュの手を引きダンスホールの中へ。
何だろうと分けわからないままホールの中ほどへ行けば、「砂の国の音、たのむ」とクーガが音楽のリクエストを。
「たぶん知らないけど、どこかなつかしくてニギヤカな、そんな音」
太鼓の音が弾むような、エスニックな音楽がホールを彩る。
身体の中から溢れる熱に動かされるように、音楽に合わせケペシュと向かい合い自然と自由にステップを刻み誘う。
「こ、これはもしやダンスバトルというやつですか……わかりました」
挑まれたなら、勝負を受けない選択肢は俺の中にはありません。
ケペシュはそう言って、合わせながら挑発するようにアクロバティックな動きを刻む。
「やるか、合わせるか」
ケペシュの動きにクーガが合わせれば、それを凌駕するようにバク宙を披露し返す。
「いつのまにか、ダンスバトルの始まりだな。ヨミガエリのオバケVSはんぶんキカイのオバケかな」
ハロウィンだから、折角の仮装をお披露目とお化けになり切って自由自在のダンスで盛り上げる。
「折角なので、負けた方が勝った方の言うことを何でも聞く……というのはどうですか? 何でもですよ」
「な、なんでも……!? おれはかなりブキヨーだから、カンタンなやつでたのむぞ」
手を床について跳ね上がり、足を宙に躍らせ。
(「ビリビリするからさも、わすれるくらい」)
はねて、まわって、あつく、たかく、たのしく、ひくく。
集まり声援を送ってくれる観客に、ケペシュは手を振ってみせたり、ダンスの技を魅せるようにアピールしたり。
「思い切り身体を動かして汗を流して、気持ち良いですね。最高の気分ですよ、クーガもそうでしょう?」
「おう、楽しい。けっこう、サイコーだ。ショーブのつけかたは、ユーレイたちがきめてくれるかな」
きっとハロウィンの楽しい空気に、集まったお化けや人達も盛り上がってくれてるはず。
キラキラの時間と、楽しそうなケペシュの笑顔に、いつの間にかクーガの中のヒリヒリはワクワクに。
「かっても、まけても。おまえが笑ってたら、それでいいや」
眩しそうに笑顔を向けるクーガの姿に、ケペシュもつられて笑顔を浮かべる。
「どっちが勝っても思い出深い時間でした。また勝負しましょうね」
「おう、またしょーぶだな」
約束を交わし、ひと汗かいた後はスッキリした飲み物をと、テーブルの方に近付くのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
イツカ・ユメ
古安くん(g02347)とお出掛け!
船の上でパーティーと聞いて!
キョンシーな古安くんにエスコートしてもらって遊びに来たのだよ。
ふふー、素敵なハロウィンの夜にいざ出航!
……って、想像していた以上に幽霊船だよ!?大丈夫?難破しないよね??
物語の世界のような、華やかなパーティー会場にわくわくしつつ。
まずは美味しいハロウィンを楽しみたいな。
オバケな水餃子や南瓜の中華まんとか、今日の衣装にぴったり!
カクテルは、チャイナドレスに合わせて赤系のカクテルを頂きたいな。ふふ、素敵な夜にかんばーい♪
のんびり船旅を満喫するのも良いけど、フロアから音楽が聴こえてきたらうずうずしちゃう……え?一緒に踊るの?やったぁ!嬉しい!
ふふふーん、初心者な古安くんの為に、ここはイツカお姉さんが手取り足取り教えちゃうから任せて!
こう、音楽に合わせて、右にスッ、左にシュッと動いて、イイカンジにクルッと回ってタンタターン、みたいな?
転んじゃっても失敗しても、笑顔で楽しめばオッケーだよ。ほらほら、ここでくるーんと……おっとっと、
九重・古安
イツカ(g02834)と参加だ。
流石は港で有名な横須賀、船の上でのパーティーとはお洒落な計らいだな。
相方のイツカがチャイナドレスということで、それに合わせてキョンシーの仮装で参加だ。……額に貼った御札が飛んで行ってしまわないか心配だが、まぁ大丈夫だろう。
出されている料理もハロウィン風になっている辺り工夫が細かいな。折角だから服装に合わせて中華風なものをいただこうか。
あと、パーティーらしくお洒落なカクテルなどあれば。もちろん未成年だからノンアルコールのものをだが、気分だけでもと思ってな。
そういえばフロアの方が賑やかなようだが……なるほど、パーティーといえば音楽とダンスか。折角だ、一息ついたら一曲くらい一緒に踊ってみるか?
いや、ダンスの心得があるわけではないが……まぁ、そこはアドリブで何とかなるだろう。要は気分とパーティーが盛り上がることが大事だ。
上手くリード、とまではいかないにしても足を踏んだりしないように頑張ろう。
左、右、ここで回って……っと、すまん。どこかぶつけたりしていないだろうか?
●中華でナイト
幽霊船はゆらゆらと、不気味に揺らめき漂う。
「流石は港で有名な横須賀、船の上でのパーティーとはお洒落な計らいだな」
キョンシーの衣装に身を包んだ九重・古安(巻き戻り路逸れる針・g02347)は、イツカ・ユメ(いつかかなうゆめ・g02834)にぎこちなく微笑みかけ、緊張した面持でエスコートする。
船の上でパーティーと聞いて、キョンシーな古安くんにエスコートしてもらって遊びに来たのだよ。
そう嬉しそうに、イツカが古安の腕に自分の手を絡める。
「……額に貼った御札が飛んで行ってしまわないか心配だが、まぁ大丈夫だろう」
そう何度も御札を気にしているのは、表情を隠したい気持もあるのかもしれない。
相方のイツカの赤いチャイナドレスに、チラリと視線を向けてはやはり視線を泳がせる。
「ふふー、素敵なハロウィンの夜にいざ出航!」
マストもボロボロ、あちこちに穴が開いたように作られており繕われていて。
お化けの飾りも雰囲気たっぷりだ。
「……って、想像していた以上に幽霊船だよ!? 大丈夫? 難破しないよね??」
不安そうに更にイツカが掴まって来るので、ますます子安はドキマギしてしまう。
だけどひとたび中に入れば、そこは落ち着いた雰囲気の豪華客船の装い。
少し薄暗いのはハロウィン仕様なのだろう、だがランプ揺らめく照明のおかげでとってもロマンチックだ。
物語の世界のような、華やかなパーティー会場にイツカはわくわくしつつ。
「まずは美味しいハロウィンを楽しみたいな」
「出されている料理もハロウィン風になっている辺り工夫が細かいな。折角だから服装に合わせて中華風なものをいただこうか」
そう言って古安が取り分けて来たのは、透き通るような薄い皮の中にエビやソラマメがお化けの顔のように覗く水餃子に、南瓜にガイコツの中華まん。
中華サラダの中では、ハムやキュウリがお化けの形を象る。
「今日の衣装にぴったり! カクテルは、チャイナドレスに合わせて赤系のカクテルを頂きたいな」
「ああ、そうだな。パーティーらしくお洒落なカクテルなどあれば。もちろん未成年だからノンアルコールのものをだが、気分だけでも」
イツカの前に用意されたのは、サングリアにスパークリングウォーターを加え、目玉を模したブラックベリーやブルーベリーがマシュマロに包まれ串刺しに。
古安には、バナナジュースにブラックパールタピオカがゴロゴロと転がり、血のようなシロップが滴り、チョコクッキ―で造られたゾンビの指が突き刺さっているノンアルコールカクテルを。
「ふふ、素敵な夜にかんばーい♪」
「乾杯……思ったよりリアルだな」
だけど味は甘くて美味しい。
イツカが飲んでる姿に、数年後は一緒に飲めたらなんて思いながら、ゆっくり楽しんでいればフロアに音楽が流れ始める。
「そういえばフロアの方が賑やかなようだが……なるほど、パーティーといえば音楽とダンスか」
集まったお客さん達が、ホールでダンスを楽しみだせばイツカもウズウズ。
まるで映画の世界のような光景に見惚れる姿に、そっと古安は手を差し出す。
「折角だ、一息ついたら一曲くらい一緒に踊ってみるか?」
「……え? 一緒に踊るの?」
「いや、ダンスの心得があるわけではないが……まぁ、そこはアドリブで何とかなるだろう」
きっと見よう見まねで何とかなるはずと、ホールの踊る人たちを眺め。
「要は気分とパーティーが盛り上がることが大事だ」
ハロウィンってそういうものだろうと振り返れば、嬉しそうにイツカが手を取る。
「やったぁ! 嬉しい!」
のんびり船旅を満喫するのも良いけど、折角だから楽しまなきゃねと跳ねるようにホールへ引っ張られる。
「ふふふーん、初心者な古安くんの為に、ここはイツカお姉さんが手取り足取り教えちゃうから任せて!」
「上手くリード、とまではいかないにしても足を踏んだりしないように頑張ろう」
「こう、音楽に合わせて……」
手を取り、腰へと手を回し。思ったより密着するなと古安は近いイツカの顔にドキドキしながら。
「右にスッ、左にシュッと動いて、イイカンジにクルッと回ってタンタターン、みたいな?」
「左、右、ここで回って……っと、すまん」
「……おっとっと」
「どこかぶつけたりしていないだろうか?」
軽くよろめいても、そこはチャイナドレス裾を踏んで転んでしまうようなことはなく、バランスを直ぐ取り持ち直す。
「転んじゃっても失敗しても、笑顔で楽しめばオッケーだよ。ほらほら、ここでくるーんと」
なぜかくるーんと古安の方が回され、あれと思ったが楽しそうだからいいかと自然と笑顔が浮かぶのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】がLV4になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
不知火・紘希
キョウちゃん(g04509)と!
パレードが終わったら船上でパーティ。猫又スタイルも食べやすいようになってるから、せっかくだもん。ハロウィンのステキなお料理いっぱい食べたい!
わぁ、どれもかわいくておいしそう。このサラダ、こうもりさんやおばけにくり抜かれてる!吸血鬼仮装のキョウちゃんにぴったりだね。
んー、メインはどれを頼もうかな。カレーと水餃子で迷う……え、ほんと?キョウちゃんも食べてくれるの?じゃ、じゃあカレー少しあげるから水餃子少しちょうだい?
このジャックオーランタンかわいい!あとでスケッチとっておくね。
はしゃいでたら、手が伸びてきて口元を拭われる。ソースついてた、と拭われぺろりと食べるのはなんだが大人っぽくてびっくり。
食後はデザート気になるけど…ねぇ、あの白と黒の中華まん食べてみない?それからいい香りのするお茶。このカップのイラストはハロウィン風のモーラット柄だね。
みんなの演奏をみてお話してたら周りの人にきみもダンスしない?のお誘い。…そうだ、キョウちゃんと踊りたい。ね、いいでしょ。
大和・恭弥
紘希(g04512)と
呼称→コウ
パレードの余韻を残し会場へ。甲板で見える夜の軍港が違う世界を感じさせる景色にほう、と息をつく
こっちだよ、と弟に招かれ船内に
かわいらしい猫又は腹ペコな様子。目を輝かせてどの料理にも興味がありそうだ。話してくる彼に相槌を打ちながらサラダを取る。たしかに切り抜かれたおばけやかぼちゃの野菜は彩りもよくて食欲をそそる
カレーの前でうんうん唸っている彼に、どれか一緒に食べてやろうか、といえば顔を上げて期待の目線を向けてきた。さすがに辛過ぎる挑戦ものは無理だけど、あとはなんでも。食べたいものを取らせて、花より団子のような状態になっているのに苦笑する
スケッチもいいけど冷めないうちに、と皿に小盛りでわけさせて。演奏にゆらゆらと体を揺らす彼の口元にカレーのついたご飯粒を見つける。―コウ、ついてるぞ。
なんとなくそのままいただくと、ぱちくりと瞬きする彼。どうした?
食後も彼の好奇心は尽きず、手を引かれたら得意じゃないダンスも頑張ってみよう。
楽しいひとときはきっと彼と過ごすからだと笑う
●マジックナイト
パレードの時間が終わり停泊した船に、折角だから船上パーティーを甲板でと、不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)と大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)は辺りを見回す。
まだパレードの余韻が残る中、マストから伸びるロープにハロウィンのライトが揺れ。その向こうに、軍港が引き出す独特のイルミネーションが広がって。
オレンジと赤を中心に輝くライトに、建設タワークレーンの灯りが広がる。
煌びやかなハロウィン用の輝きとは違うが、それは独特の趣があって目を引く。
思わず、ほうと恭弥が息をついて眺めていればキョウちゃんとネコマタの尾を揺らし紘希が手を掴む。
「せっかくだもん。ハロウィンのステキなお料理いっぱい食べたい!」
「こっちだよ」
中へ行こうと、紘希が招くまま恭弥も船内に。
「わぁ、どれもかわいくておいしそう」
(「かわいらしい猫又は腹ペコなようだ」)
目を輝かせる紘希の様子に、どれを食べると聞きながら取り分けようとお皿を手に取る。
「このサラダ、こうもりさんやおばけにくり抜かれてる!」
人参やじゃがいもの可愛い姿に、目を輝かせる紘希の言葉に相槌を返しながら恭弥サラダや色んな物をとっていく。
「たしかに切り抜かれたおばけやかぼちゃの野菜は、彩りも良くて食欲をそそる」
お化けのトマトや、ソース、真っ赤なジュースは吸血鬼との相性はバッチリ。
「キョウちゃんにぴったりだね。んー、メインはどれを頼もうかな。カレーと水餃子で迷う……」
色んなものを食べたいけれど、小さな身体にはまだそんなには入らない。
カレーの前でうんうん唸っている紘希の姿に、フッと恭弥は表情を緩める。
「どれか一緒に食べてやろうか?」
「え、ほんと? キョウちゃんも食べてくれるの?」
顔を上げて期待の目を紘希が向けて来れば、恭弥は頷き返す。
「さすがに辛過ぎる挑戦ものは無理だけど、あとはなんでも」
不穏な気配を漂わせる激辛カレーの赤は遠慮しながら、紘希はワクワク色んな物へと視線を巡らせる。
「じゃ、じゃあカレー少しあげるから水餃子少しちょうだい?」
勿論と頷き返し、食べたいものを取らせていれば、いつの間にかすっかり花より団子のような状態に。
無邪気な姿に、恭弥は思わず苦笑を零す。
ポテトサラダを包むようにサーモンが巻かれ、複数のジャックオーランタンが並ぶ。
その顔も実に様々、起こった顔に笑顔。哀しそうな顔に、驚いた顔とバラエティ豊か。
「このジャックオーランタンかわいい! あとでスケッチとっておくね」
「スケッチもいいけど冷めないうちに」
手早く少なめに小盛で取り分けて、何だかスペシャルプレートみたいな状態に。
カレーは甘めのものを。いただきまーすと、紘希も嬉しそうに食べ始め。
流れてくる音楽はハロウィンのポップな物に。その楽しいリズムに、紘希の身体も自然と揺れる。
しっかりしてると思っていたが、こういうところは子供っぽい。
綺麗に食べようとしながらも、カレーを口に運べば口の端や周りが汚れてしまうのは、実に子供らしい。
「ほら――コウ、ついてるぞ」
足を身体を演奏にゆらゆらさせる紘希の口元に、ちょこんとついたカレーのご飯粒に恭弥は指を伸ばし拭うとそのままペロリと口へ。
そんな恭弥の仕草に、紘希はぱちくりと大きく瞬きした。
「ん、どうした?」
何でもないよと笑顔で返しながら、大人っぽくてびっくりとちょっぴりドキリ。
食後は勿論デザートで。
「気になるけど……ねぇ、あの白と黒の中華まん食べてみない? それからいい香りのするお茶」
中華まんとお茶で、食後のデザートというのもいいかもしれない。
白いガイコツまんに、黒猫まん。2つの中華まんも美味しいが、紫イモの中華まんも独特で目を引く。
お茶も色々。緑茶、紅茶、とっても不思議なマローブルー。
ガラスのカップに広がるブルーのお茶に、添えられたレモンを絞れば色はたちまち鮮やかなピンク色に。
そんな魔法みたいなお茶に驚きながら、カップを良く見ればモーラットの刻まれたティーカップグラスだと気付く
「このカップのイラストはハロウィン風のモーラット柄だね。キョウちゃんのは?」
「俺のは狐……クダキツネだな」
周りの人達とおしゃべりしながら、「君たちもダンスはいかが?」とお誘いの声が。
「……そうだ、キョウちゃんと踊りたい」
踊ろうと手を引かれた恭弥は驚きを浮かべるも、紘希の好奇心に口元を緩ませる。
「ね、いいでしょ」
可愛くねだられれば嫌な気はせず、得意じゃないダンスだけど頑張ってみようと思う。
(「楽しいひとときは、きっと彼と過ごすからだろう」)
飛んだり跳ねたりキュートなネコマタに、吸血鬼は思わず笑みを浮かべるのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
【傀儡】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
御守・樹
アドリブ絡みOK
月の兎の仮装(2023南瓜)で。
風で服がばっさばっさになると邪魔になるし落ち着いて過ごしたいから船内へ。
せっかくの祭りだしまずは軽く食事をとって、その次に酒だな。
中華系の軽食あるみたいだし衣装に合わせて肉まん貰ってそれ食いながらバーカウンターへ。すきっ腹に酒は良くない。
カクテルって甘い酒のイメージ持ってたのもあってあんま詳しくねぇから何にしよっか。
食ったばっかりだ、甘くなさそうなの…まずはソルティドッグを。モヒートもいいけどあれは夏向きだし。
酒のみながらのんびり演奏聞いたりダンスを見たり。参加?ないない。音痴じゃないのに音ゲーやるとなぜかタイミングずれる俺にはリズム刻む系は無理だって。
一杯目を飲み終わったらオリジナルを貰おうか。だめもとでレシピも聞いてみるけど教えてくれるかなぁ。
そういやカクテル言葉とかもあるっていうのは聞いた事ある。
花言葉とか「月が綺麗ですね」みたいに使われるんだろうなぁ。俺にはまったく縁がないが。
●月は綺麗に
どこか不気味だけどポップなハロウィンの幽霊船に、月の兎が舞い降りる。
中華羽織りに袴と長い耳は風で良く煽られると押さえながら、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は船内へ。
「風で服がばっさばっさになると邪魔になるし、落ち着いて過ごしたいから」
そう言ってホールに入って来た樹は、目についた軽食をいくつか見繕いまずは胃袋から。
「せっかくの祭りだしまずは軽く食事を」
衣装に合わせ中華系の軽食をと、お化けの肉まんを片手に頬張りながらバーカウンターへ。
「すきっ腹に酒は良くないからな。カクテルって甘い酒のイメージ持ってたのもあってあんま詳しくねぇから何にしよっか」
そんなことをボヤいていれば、ルゥルゥラナが柑橘系のリキュールはいいかもしれませんと話しかけてくる。
キョンシーに扮したルゥルゥラナは普段よりも着込んでいるが、やはり動きやすさが必要だったのだろう。スカートは短く、深いスリットが入っている。
「ああ、そうだな。食ったばっかりだ、甘くなさそうなの……まずはソルティドッグを。モヒートもいいけどあれは夏向きだし」
出て来たカクテルは、ミントがコウモリを模しており。突き刺さった注射器には、追加のウォッカが入っている。
ちょっと強いかななんて思いながら、のんびりホールの演奏やダンスを楽しんでいればパンプキンカラーの魔女ドレスを来た珠萌がひょっこり。
「樹さん、こんばんはなのです。踊らないのです」
「参加? ないない。音痴じゃないのに音ゲーやるとなぜかタイミングずれる俺にはリズム刻む系は無理だって」
そうなのですかと小首を傾げながら、珠萌がオリジナルカクテルを頼んでいく。
彼女のカラーであるブルー系統のベースに、星やフルーツが散らされていた。
尚、彼女はこの見た目でも大人である。
「あ、じゃあ俺もオリジナルを貰おうか」
グレープフルーツをベースに、ラム、チェリーブランデー、クランベリーを注ぎ、そこにアーモンド&スパイスシロップをブレンド。仕上げにブランデーコーヒーリキュールに炎をつけ、グラスに足していく。
ちょっとしたハロウィンのパフォーマンスだ。
「そういや、カクテル言葉とかもあるっていうのは聞いた事あるな。花言葉とか『月が綺麗ですね』みたいに使われるんだろうなぁ」
俺にはまったく縁がないが。窓外を見れば、そこには月が浮かんでいる。
本物の月の兎ではないが、もしかすると何か繋がったら行けるかもしれない。
月は美しく、死者の魂も、迎える人々をも祝福するのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!