キャメロット城攻城戦~導くものなき騎士竜達よ(作者 メリーさんのアモル)
#幻想竜域キングアーサー
#キャメロット城攻城戦<後編>
#キャメロット
#キャメロット城攻城戦
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●キャメロット城攻城戦-後編
「皆さんの活躍により、キャメロット城攻城戦の第一段階は最大限の成果を得ることが出来ました。流石です」
嬉しそうにそう語るのは時先案内人の仲村・裕介(人間のワールドハッカー・g08579)だ。
「優秀な指揮官を多く失ったキャメロット城は一時的に防衛能力が大きく落ちています」
これを利用すれば、一気呵成に城の奥まで突入する事が可能だろう、と裕介は続ける。
「城内に突入し、指揮官を失って混乱している敵を掃討し、キャメロット城の奥深くへと向かって下さい。この作戦は、敵が防衛態勢を整える前までに、どれだけの成果を得られるかが、重要となります」
城内の敵を多く掃討する事で、複数の『ジェネラル級の円卓の騎士』と決戦を行う事が出来るだろうし、攻略旅団の方針によっては、『断片の王であるアーサー王』に決戦を挑んだり、『円卓の間などの重要なクロノ・オブジェクト』の探索などを行う事も可能になるだろう。
トループス級の撃破という地味な任務ではあるが、重要な仕事だ。
「キャメロット城の外観は石造りの堅牢な中世の城と言った見た目ですが、大きさは通常の3倍以上で、メインとなる通路は、ドラゴンでも移動可能なように作られているようです」
裕介はキャメロット城について説明する。
「キャメロット城の探索目標については、攻略旅団の提案も確認して下さい。今回のシナリオの攻略状況が、攻略旅団の提案の成否を分ける事になるので、可能な限り攻略を進めましょう」
最後に、と裕介が続ける。
「もし万一この作戦に失敗した場合、『幻想竜域キングアーサー』に対し奪還戦を仕掛けるチャンスは失われてしまいます。重ねて言いますが、重要な仕事です。頑張りましょう」
そう言って裕介は締め括った。
●騎士竜達よ
キャメロット城内部。ドラゴンの活動に支障がない大きさに拡張された通路にて。
「我々が混乱している間に、指揮官が単独で出撃し、ディアボロスに討たれたらしい」
「なんてことだ。他の部隊と合流せねば」
「他の部隊も軒並み指揮官がやられているとの情報も」
キャメロット城は混乱の渦中にあった。
「指揮官の仇を討ちに出撃するべきだ」
「落ち着け、我々は忠実な騎士。出撃命令が出ない以上、勝手に出撃するわけにもいかない」
「それはそうだが……」
士気は旺盛。だが、指示に従うことを最上とする彼らにとって、指揮官の不在はあまりに致命的で、統率に欠いていると言わざるを得なかった。
リプレイ
日向・銀河
※連携、アドリブOK!
キャメロット城とアーサー王…いいやキングアーサー自体にチェックメイトするチャンスを得る為には
まず目の前のトループス級の雑魚どもを撃破しまくるんだよなァ?
つーか地道にコツコツとやるのは農家の長男坊としてはごく当たり前の日常なんでなァ。
ンな事たァさほど苦にはならねェのさ。確実に撃破していこうぜェ。
混乱してる今ならば冷静な判断を下す前により掻き回し惑わすように撃破すればいいのさァ!!
たかが大声?いいや、たかがと大声を侮るんじゃあねェよ!
『北落師門』による咆哮の大声で敵どもを怯ませたりデスボイスによる吹き飛ばしで敵を隙だらけにしたり
反撃を黒水晶の盾星で防御を固めたりしながらも
剣みてェな尻尾からの斬撃なんざ尻尾から敵を容赦無く切り裂いていくぞ!
トカゲの尻尾切りみたいにやわでも生優しくもねェからなァ!!
一ノ瀬・綾音
キャメロット内部にいよいよ突入、気合を入れてやっていかないとね!
おやおや、一方で気合の入ってなさそうなざわついてるドラゴン達がいるみたいだね?
ここは一発、挑発でもしてみようか。
おーい、何をしているのかな君達は?
アヴァタール級を倒しまくったディアボロスが来ているんだよー?
ほら、仇を討ちにいくチャンスだよ?餌が向こうからやってきたんだよ?かもーん!
挑発したら恐らくすごい勢いで敵が迫ってくるだろうから反撃には魔法のカード群をぶつけて囮にさせ、肉薄してきたら破竜剣でいなしていく。
決め時を狙ってなるべく敵の数の多い場所に『炎流星群』!相手の陣形を乱していく!
そっちの火球もすごいけどこっちの火球の方が断然すごいよ?ほらどんどんぶっ込んじゃうよー?
キャメロット自体はどんだけ激しい戦闘でも壊れないとなれば遠慮なくやっちゃっていいんだろうしね!
城の重要と思われる区画を目指しつつ進撃するディアボロスが2人。
「キャメロット内部にいよいよ突入、気合を入れてやっていかないとね!」
そう呟くのはツーサイドアップにいつも笑顔な一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)だ。
「あぁ、キャメロット城とアーサー王…いいやキングアーサー自体にチェックメイトするチャンスを得る為には。まずはトループス級の雑魚どもを撃破しまくるんだよなァ?」
その言葉に頷き、目的を確認するのは猛禽類のような頭部の銀色の鱗のドラゴニアン、日向・銀河(景星鳳凰・g04685)だ。
通路をひたすら進む2人はふと話し声が聞こえて、曲がり角で立ち止まる。
「おやおや、一方で気合の入ってなさそうなざわついてるドラゴン達がいるみたいだね?」
聞こえてくるのは仇を討ちに出撃したいが、許可が降りない、などと呟く声。トループス級ドラゴン、『騎士竜ナイトドラゴン』の集団である。
事前の情報通り、いるのはトループス級のみであり、指揮をしているアヴァタール級は見当たらない。
ともすれば地味な仕事とも言えるこの仕事、しかし。
「地道にコツコツとやるのは農家の長男坊としてはごく当たり前の日常なんでなァ。ンな事たァさほど苦にはならねェのさ。確実に撃破していこうぜェ」
だからと言ってディアボロスの戦意は決して落ちる様子は見受けられない。
「ここは一発、挑発でもしてみようか」
そう言って、曲がり角から飛び出し、壁を背にしながら、『騎士竜ナイトドラゴン』の視界に躍り出るのは綾音。
「おーい、何をしているのかな君達は? アヴァタール級を倒しまくったディアボロスが来ているんだよー? ほら、仇を討ちにいくチャンスだよ? 餌が向こうからやってきたんだよ? かもーん!」
挑発して見せる綾音の姿とその声に、『騎士竜ナイトドラゴン』が一斉に振り返る。
「ディアボロスだ!」
出撃の許可は降りておらずとも、目の前に現れた敵を討ち払うのは当然のこと。「仇を討ちたい」という点で士気自体は旺盛だった『騎士竜ナイトドラゴン』は一斉に地面を蹴り、綾音に迫る。
綾音の狙い通りに。
『騎士竜ナイトドラゴン』は綾音を攻撃せんと口を開き、その口の中に炎と風を迸らせる。
パラドクスが綾音に放たれる、その直前。
「ぎゃおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
完全にノーマークだった『騎士竜ナイトドラゴン』の側面から二つの咆哮が響く。
銀河とそのサーヴァントであるミニドラゴン『彗星』によるデスボイスの咆哮は確実に『騎士竜ナイトドラゴン』の不意を突いた。銀河のパラドクス『北落師門』、その前半だ。
「魔術でよく目にする火炎弾、大量に来たらどうなるだろうね?」
その隙を逃さず、綾音もまたパラドクス『創世魔術・炎流星群』を発動する。
巨大な火炎球が綾音の周囲に創造され、一斉に密集する『騎士竜ナイトドラゴン』に向けて放たれる。
「そっちの火球もすごいんだろうけどこっちの火球の方が断然すごいよ? ほらどんどんぶっ込んじゃうよー?」
放たれた火炎球が『騎士竜ナイトドラゴン』を飲み込む。『騎士竜ナイトドラゴン』は慌てて散開するが、それは同時に陣形が乱れたことも意味する。
そこに、銀河と『彗星』が一気に飛び込み、豪快に『騎士竜ナイトドラゴン』達を切り伏せる。
銀河が敵の動きを止め、そこに綾音がさらに足並みを乱れさせ、さらに銀河が切り伏せる。
見事な連携が決まり、2人は次々に『騎士竜ナイトドラゴン』の数を減らしていったのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
ソラス・マルファス
指揮官を失って混乱している内に敵を蹴散らすんだったな。1対多はまだ得手とは言えんが、幸い先行して撹乱してくれたヤツラがいるようだ。この機に乗じるとしよう。
風を纏った大剣片手に飛び込んで、目についた相手を切り伏せるぜ。切りながら周囲を観察して、隙を見せた相手から倒していくぜ。反撃は未来予測で軌道を把握しつつ、大剣の腹で受け流す。
「キャメロットの騎士ってのはこんなものか!」
挑発して、逃走や別部隊との合流を防ぐとしよう。
焦りはしないが、短期間でなるべく多くの戦場を制圧するとなると、あまりゆっくりもできんだろう。多少の怪我は厭わねぇ。1体ずつ確実に仕留めるとするぜ。
「指揮官を失って混乱している内に敵を蹴散らすんだったな」
既に戦闘が始まっている通路、そこに駆けつけるのはワイルドな顔立ちの男、ソラス・マルファス(呪詛大剣・g00968)だ。
「1対多はまだ得手とは言えんが……」
そう呟きながら、戦闘エリアを見ると、先のディアボロスにより『騎士竜ナイトドラゴン』達は大いに撹乱されていた。
「幸い先行して撹乱してくれたヤツラがいるようだ。この機に乗じるとしよう」
そう言って片手で構えるのは『呪詛の大剣』。
「風纏い、旋風!」
その武器を中心に旋風が発生する。
そこまでやってなお、撹乱された『騎士竜ナイトドラゴン』の中で、ソラスに気付いた者はごく僅かであった。
目についたドラゴンをその風を纏った大剣で切り伏せる。
攻撃を喰らったドラゴンもただではやられない。尻尾の先端の刃が聖なる光を纏い、輝く剣となって鞭のように振るわれる。ソラスはこれを大剣の腹で受け流しつつ、声を張りあげる。
「キャメロットの騎士ってのはこんなものか!」
ドラゴンの血の滴らせた武器を持ち、敵の斬撃に多少の切り傷を負いつつ、眼光鋭くそう呟くその姿は迫力があるがあり、バラバラに意識が散っていた『騎士竜ナイトドラゴン』達もその意識の一部をソラスへと向けざるを得なくなる。
先のディアボロスの攻撃も続いているため、その隙は即ち、先のディアボロスが攻撃する隙となり、火炎や咆哮で吹き飛ばされる。
(「焦りはしないが、短期間でなるべく多くの戦場を制圧するとなると、あまりゆっくりもできんだろう。多少の怪我は厭わねぇ。1体ずつ確実に仕留めるとするぜ」)
大きく注目を集めるソラスの登場は、敵の動きを止めての攻撃を主体とするディアボロスと後方からの火炎攻撃を主体とするディアボロスと相性が良く、本人の攻撃そのものは一度に一体ずつしか倒せないながらも、確実に戦いに貢献し、『騎士竜ナイトドラゴン』を減らしていった。
やがて、最後の一体をソラスが両断し、ある通路上の戦いはここに終局を迎えたのであった。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!