キャメロット城攻城戦~城を守りし血色の竜(作者 天木一
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#幻想竜域キングアーサー  #キャメロット城攻城戦<前編>  #キャメロット  #キャメロット城攻城戦 

●新宿駅グランドターミナル
「おー、キャメロット攻略作戦に参加したみんなががんばってくれたから、キャメロット城を守護する不可侵の結界を解除する事に成功したって」
 音葉・遥風(風は遥か彼方に吹く・g03189)がキャメロット攻略が大きく前進したことを伝える。
「キャメロット城は絶対不可侵の結界がなくなってめちゃ混乱してるみたい。だからこのチャンスを活かして一気に攻め込んじゃおうって作戦だよ」
 敵が立て直す隙を与えずにディアボロスが大攻勢に出る。この戦いが攻城戦の第一段階となるだろう。
「ディアボロスが大勢で攻め込んでも、今は混乱しててトループス級を統率して部隊も出撃できないっぽいよ。そこで、動いてるのが高い指揮能力や戦略眼を持ってたり、危機的な何かを察する野生の勘を持つ、臨機応変に動き出した『単騎のドラゴン』達が迎撃に出て来るみたい」
 キャメロットを守るためにそれぞれが独自の思考で動き出し、命を賭けて役目を果たそうと防衛に現れる。
「単騎で動くドラゴン達は、敵の中でも優秀で主力の指揮官だと思うよ。だからできるだけ多くのドラゴンをやっつけちゃおー」
 ここで指揮官のドラゴンを多く討てば、混乱から立ち直っても指揮官が足りずに防衛力が大きく下がる。
「キャメロット城が混乱から立ち直るまでそんなに時間はかからないだろうけど、最低でも12体のドラゴンを倒さないと守りを崩せないかも。もちろん多く倒すほどに相手の戦力が減らせるから、1体でも多くやっつけたいよね。そうしたら城への突破口も開けるよ、きっと」
 12体の指揮官を失えばキャメロットの防衛も困難になり、突入戦へと移行できるだろう。
「ここに集まったみんなに戦ってもらうのは、指揮官の一体、アヴァタール級『破狂竜デフィニティーヴォバスター』だよ。頭がいい感じじゃないけど、好戦的で強者との戦いを好むタイプみたい。だから強者であるディアボロスが来るって感じて出て来たっぽいね。みんなが強いほど闘争心を燃やして戦うみたいだから気を付けてね」
 引けぬ戦いにドラゴンは死ぬまで戦い続ける。それを破らねば城内への道は開かれない。

「キャメロット城内には断片の王であるアーサー王だけでなく、多くの円卓の騎士とか、幻想竜域キングアーサーを支える、いろんなクロノオブジェクトが隠されているんじゃないかな。だからそれらを倒したり、破壊できたら、幻想流域キングアーサーに歴史の奪還戦を仕掛けられるかも」
 今回の作戦は幻想流域キングアーサーを奪還するチャンスへと繋がる大きな一手となる。
「このチャンスは絶対に掴みたいよね。もし失敗したらがっちり守りを固められて当分は奪還できなくなるかも。でも今までも大きな戦いを勝ってきたみんななら大丈夫、絶対。幻想流域キングアーサーの大地を取り戻すためにも、城攻めの第一歩を成功させよー」
 大事な戦いだと遥風は声援を送り、気合十分にドラゴン退治に向かうディアボロスを見送った。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【神速反応】
1
周囲が、ディアボロスの反応速度が上昇する世界に変わる。他の行動を行わず集中している間、反応に必要な時間が「効果LVごとに半減」する。
【修復加速】
1
周囲が、破壊された建造物や物品の修復が容易に行える世界に変わる。修復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」する。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1

●マスターより

天木一
 こんにちは天木一です。
 キャメロット城攻城戦です。混乱の中、単独で城を守るアヴァタール級を討つ作戦となります。

 ①アヴァタール級『破狂竜デフィニティーヴォバスター』との決戦です。城ヘの接近を拒む敵と、正面からぶつかり合います。平地で障害物などはありません。

 城を守るドラゴンを撃破し、城内突入へと繋げましょう!
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ユヴィ・レリオ
◆アドリブ、合わせ歓迎です

ただ真っ直ぐ来られても私は捕まえられない
正面から戦うのは好きだがな…
お前の様なデカブツが持ってない機動性が持ち味なんだよ

【飛翔】を借り【神速反応】を使用し残像を残しながら「hidden」の形を長双剣にし残像剣で攻撃
巨体なので急所をつかないと一撃で倒せるとは思っていないので慎重かつ大胆に動き攻撃の手は一切緩めない

自分の怪我は一切厭わず積極的に行動
動ける限り戦い続けます

口調
戦闘中は無機質残虐な殺戮兵器
私、呼び捨て、言い捨て

感情欠落しているので感情抜きで状況を的確に見極をする
*最近の個人的な事情で殺意を覚え、更に自身の怪我の事よりも確実に仕留める
無意識でだが残虐になっている

ただし、他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません


エレナ・バークリー
さしずめ血脈の竜とでもいったところでしょうか。
破狂竜、私が鎮めてくれましょう。
そういうのに『よく効く』手持ちがありまして。
精霊剣を片手に無警戒そうに、彼の前へと歩み出ます。

「全力魔法」「水使い」「殺気」「オーラ操作」「念動力」で生命の水滞らば死水へとを行使。
竜の体内を流れる血液に干渉して、血栓、梗塞を引き起こします。時間をかけるほどに、血管が詰まっていきますよ。出来れば一息に、心筋梗塞や脳梗塞を仕掛けたいところですね。
この状態で万全なパラドクスを放てますか? 反撃の血液の大剣は、魔法障壁を直撃点に密集させて、多重の障壁で防ぎます。周囲の爆発は、「忍耐力」でこらえましょう。直撃したわけではない以上、大した問題にはなりませんからね。

そろそろ体中が苦しくなってきませんか? 毛細血管から大動脈まで、あちこちが詰まって、血液もドロドロになってきてるはずなんですがねぇ。

ええ、クロノヴェーダ相手に騎士道を貫くつもりはありません。礼は尽くす相手を考えてするべきです。
それでは、破狂竜、覚悟してもらいます!


ルウェリン・グウィンリウ
キャメロット、か。
今までの戦いを振り返れば長かったようで、瞬きの間にも感じられる。
そのすべてはこの時の為に。

アーサーの首を落とすまでは止まらない。行こう。


破狂竜と対峙次第、すぐ攻撃に移る。
こっちも必死ならあっちも決死、最初から全力で挑もう。

血の大剣が放たれれば、軌道を読んで回避運動。
爆発は盾を構えて防ぎつつ、その衝撃を利用した【飛翔】で一気に距離を縮める。

向こうが迎撃の構えを取るより迅く、【カタフラクタリィ・カエレスティス】で飛び込む。
一気に加速しながら、その勢い乗せた槍の穂先で貫いてやる。
命中させ存分に穿ったら、即座に離脱して次の一撃へ。

この程度で斃れるとは思ってない。
その血が枯れるまで食らい付いてやるぞ、破狂竜。

多少の被弾は覚悟して、それより確実に攻撃できる機があれば逃さず。
味方が仕掛けるタイミングには陽動を仕掛けたり、飛び回って注意を引き付けて援護。
逆に仲間がピンチと思えば即座に助太刀を入れるなどして連携を惜しまず。

相手が瀕死と見れば、剣を抜いてその首を叩き落とす。


舞剣・荊
こまけーコトぁ分かんねーけど
荒っぽいコトならアタシの出番だ
闘ろーぜ、ドラゴン

○戦闘
下車後即【飛翔】
直線状の突進
及び地表への着撃を避けるため
基本最高速度で縦横無尽に動き続ける


飛び回る合間に【強打】【制圧射撃】【爆破】【誘導弾】など空中戦を仕掛ける
【挑発】【時間稼ぎ】【撹乱】しつつ
敵を【観察】
予備動作やクセを【情報収集】し
手近な味方に【大声】で共有
「コイツなんかバーってやる前にゴアーってやるから注意な!」

これまで培った対ドラゴンの【戦闘知識】を基に
味方の介入やデバフで注意が逸れたタイミングに眼球めがけ【百歩穿楊】
潰せたら儲け物
外してもヘイトくらいは買える見込

アタシはアンタを倒せない
アンタはアタシ"ら"が倒すんだ
じゃあね

○情報
アホ
感情を喪失した
二人称:苗字呼び捨て

アドリブ・アレンジ大歓迎


リブシェ・レッドスケイル
あら、平原。不意打ちなどの小細工は単純には効かなそうね。
いいじゃない。全力で殺りあいましょ。もちろん、わたくしはどんな手だってつかいますけど。

好戦的で強者との戦いを好むならば、どう見ても強そうな切り札を出すしか無いわねえ。
緋金から生み出した発明品のゴーレムを投入。がっつりと組み合わせましょう。
竜なのでしょう、金と宝石はもちろん嫌いじゃ無いわよね。

どんどん燃やしなさい、闘争心。わたくしの「公子」は狡猾よ。
相手の攻撃方法を引き出しながら動きを看破、臨機応変に戦い方をどんどん変えていきましょう。
パンチからはじめて、爆弾に、ミサイルに、罠に……ええ、そうねえ、上空からだって襲うわよ。
相手のパターンは皆にも伝えて、共有。倒す助けにしましょ。

誰も1対1でたたかえ、など言ってませんものね! わたくしにしてはフェアな戦い方をしている方よ。
ほんとよ?


諷和・もこ
キングアーサーを取り戻すチャンスがついに来たんだよ!
ドラゴンさん達とは色々とインネンがあったけど、ついにシューシフってやつなんだね
絶対負けられないんだよ!がんばるんだよ!

ドラゴンさんは、力自慢さんなの?
ボクの鬼の力とどっちが強いか、勝負なんだよ!(フンス)

ドラゴンさんの周りをダッシュで移動して攪乱して
攻撃をかいくぐりながら懐に入り込むんだよ

そして、間合いに入ったらボクもパンチ――すると見せかけて
不意打ちでドラゴンさんの角をガシーって掴んで
近くの壁、なければ地面に強打して打ち付けちゃって

わーいって、そのまま走り出すんだよ!

よく考えたらドラゴンさんとボクじゃ大きさが違うから、普通の力勝負じゃズルいもんね
だから、かけっこで勝負なんだよ!(フンス)
ドラゴンさんが削れるのが先か、ボクが疲れちゃうのが先か
負けないんだよー!


●猛る血色の竜
「やはり来たか、ディアボロス……!」
 キャメロット城の前で堂々と血に染まったような巨躯を持つドラゴン、アヴァタール級『破狂竜デフィニティーヴォバスター』が単身で待ち構えていた。
「ク、クク……強者の匂いだ。いいぞ! それでこそ俺が戦うに相応しい相手だ!!!」
 デフィニティーヴォバスターは楽し気な笑みを浮かべてディアボロスを出迎える。
「ここを通りたくば俺を倒していけ!! 倒せるものならな!!」
 そして闘気を剥き出しにして行く手を阻んだ。
「あら、平原。不意打ちなどの小細工は単純には効かなそうね」
 列車を降りたリブシェ・レッドスケイル(愚者の緋金・g09919)は、城の前に何もない平原が広がっているのを眺める。
「いいじゃない。全力で殺りあいましょ。もちろん、わたくしはどんな手だってつかいますけど」
 ならば小細工は無用と自信に溢れた笑みを浮かべた。
「キングアーサーを取り戻すチャンスがついに来たんだよ!」
 諷和・もこ(ふわもこうとうと・g01739)は本拠地である大きなキャメロット城を前にしてとうとうここまできたと見上げる。
「ドラゴンさん達とは色々とインネンがあったけど、ついにシューシフってやつなんだね。絶対負けられないんだよ! がんばるんだよ!」
 愛用のまくらをぎゅっと抱いて気合を入れた。
「キャメロット、か。今までの戦いを振り返れば長かったようで、瞬きの間にも感じられる。そのすべてはこの時の為に」
 ルウェリン・グウィンリウ(ドラコナリウス・g02040)もキャメロット城を見上げる。そして今までに乗り越えてきた幾つもの戦いを思い返した。
「アーサーの首を落とすまでは止まらない。行こう」
 不退転の覚悟で待ち構えるドラゴンと対峙する。
「こっちも必死ならあっちも決死、最初から全力で挑もう」
 真っ直ぐ敵に向かって駆け出すと、先んじてドラゴンが動いた。
「叩き落としてくれる!!」
 デフィニティーヴォバスターが血で作った大剣を飛ばす。
「これを凌げば好機を作れる」
 ルウェリンはその場を跳び退き、大盾〈スクトゥム・バタシー〉を構えて掠める刃を受ける。激しい火花を散らして大剣は地面に突き刺さった。すると爆発を起こして周囲を吹き飛ばす。
「ここだ――」
 ルウェリンは爆発の衝撃波を竜の翼で受けて利用し、【飛翔】で一気に距離を詰める。
「むっ!!」
 デフィニティーヴォバスターが構えるより迅く、ルウェリンはパラドクス『カタフラクタリィ・カエレスティス』を発動して光輝く甲冑を纏い、神速にまで達すると星を灼くほどの力を構える大槍〈メナウリオン〉に乗せてドラゴンの胸に突き刺した。
「ぬぐぉっ!!!」
 血が噴き出し、苦悶の声がデフィニティーヴォバスターから漏れる。
「クク、俺にこれほどの傷をつけるとは思った以上だぞディアボロス!!!」
 傷を負うほどの敵を前に喜ぶデフィニティーヴォバスターがルウェリンを掴もうとするが、即座に槍を抜いて離脱していた。
「この程度で斃れるとは思ってない。その血が枯れるまで食らい付いてやるぞ、破狂竜」
 敵の周囲を旋回してルウェリンは次の機会を窺う。

「このドラゴンを打ち破らんければ城には入れないか」
 表情を消し無機質な兵器のようになったユヴィ・レリオ(幸せを離さない様に・g09587)が敵を冷静に観察する。
「ただ真っ直ぐ来られても私は捕まえられない。正面から戦うのは好きだがな……」
 じっと【神速反応】で集中していたユヴィは敵の踏み出す一歩に反応して【飛翔】を借りて飛び上がる。それに反応してドラゴンが見上げた。
「お前の様なデカブツが持ってない機動性が持ち味なんだよ」
 敵が何かをする前にパラドクス『残像剣』を発動して残像を残しながら接近すると、オーラで〈hidden〉の形を長双剣に変えて斬撃を浴びせる。その刃は鋼のようなドラゴンの身体を容易く切り裂き血が流れ落ちる。
「俺の身体に傷を付けるか! だがこの程度では俺は倒せんぞ!」
 ダメージは与えてるが致命傷には至らない。
(「元より急所をつかないと一撃で倒せるとは思っていない。ならば削り倒すだけだ」)
 その巨大な身体を倒すには攻め続けるしかないと、ユヴィは慎重かつ大胆に長双剣を振るい攻撃の手を緩めない。残虐に傷口を何度も抉るように狙って深く肉を刻む。
「ほう、一撃の重さではなく手数で勝負ということか、いいだろう! 正面から粉砕してくれる!!」
 その意図を察したデフィニティーヴォバスターが流れ出た血を纏って飛び、ユヴィに向かって突撃する。
「切り裂く」
 恐れずにユヴィはすれ違いながら長双剣を浴びせる。しかしドラゴンもまた血の濁流を巨大な槍のように放って剣で斬り払うユヴィを弾き飛ばした。
「こまけーコトぁ分かんねーけど、荒っぽいコトならアタシの出番だ。闘ろーぜ、ドラゴン」
 下車すると同時に舞剣・荊(Thorm・g02226)は【飛翔】して、敵に向かって一直線に突進する。
「クク、正面からくるか!!! 存分に楽しませろ!」
 その潔さに強敵であることを期待して全身の血を滾らせ、デフィニティーヴォバスターは狙いを変えて荊へと飛ぶ。
「楽しめるかどーかは、そっち次第かな!」
 荊は地表への着撃を避けようと高度を取り、最高速度で縦横無尽に動きながら〈古いショットガン〉をぶっ放して弾丸を叩き込み、その銃身を鈍器として殴りつける。だがパラドクスでない攻撃はその強固な鱗に傷一つ付けることはできない。
「どうした! 様子見している暇などないぞ!!」
 全身の血を脈打たせたデフィニティーヴォバスターは血の濁流を纏い、荊に向かって突撃する。荊はしっかりとその様子を観察し空中で回避しようと飛んだ。しかし加速したドラゴンに掠めた瞬間に血の濁流が広がり〈改造ガントレッド〉で防ぐものの押し流された。
「コイツなんかバーってやる前に身体がゴアーってやるから注意な!」
 飛ばされながら荊は敵の攻撃の前に血が脈打つような予備動作があることを仲間に伝えた。

●城への道
「さしずめ血脈の竜とでもいったところでしょうか。破狂竜、私が鎮めてくれましょう」
 エレナ・バークリー(アブソリュートウィッシュ/エレメンタルキャヴァリエ・g00090)が堂々と敵の正面に立つ。
「そういうのに『よく効く』手持ちがありまして」
 〈精霊剣『Key of Gate』〉を片手に無警戒そうに前へと歩み出る。
「来るか!! その剣が俺に通じるか試してみろ!」
 正面から受けて立つと、デフィニティーヴォバスターが雄々しく声を上げた。
「では試してみましょう」
 エレナがパラドクス『生命の水滞らば死水へと』を発動し、斬撃を胴に浴びせると共に念動力でオーラ操作を精密に操り、体内を流れる血液に干渉して、血栓、梗塞を引き起こす。
「むぅ? 傷は浅いが、体内に違和感がある」
 デフィニティーヴォバスターはその一撃がただの斬撃でないことを悟る。
「時間をかけるほどに、血管が詰まっていきますよ」
 血の流れが滞りぐらりとドラゴンの巨体が揺らいだ。
(「出来れば一息に、心筋梗塞や脳梗塞を仕掛けたいところですが、そうもいかないでしょう」)
 そう考えているとギロリとデフィニティーヴォバスターの鋭い視線がエレナを捉えた。
「体内への攻撃とはな、なかなか考えたものだ!!」
 それでこそ戦うに相応しい敵だと、デフィニティーヴォバスターは嬉しそうに咆えて自らの血で巨大な大剣を作り出して手に握った。
「その状態で万全なパラドクスを放てますか?」
「やってみせよう!!」
 身体の血を脈打たせたデフィニティーヴォバスターが血の大剣を振り下ろす。体勢が崩れるがその剣の大きさで強引に当てにいく。
「多重の障壁で防ぎます」
 魔法障壁を密集させて受け止める。それと同時に血の大剣は爆発して盾で身を守るエレナを衝撃で吹き飛ばした。
「ドラゴンさんは、力自慢さんなの? ボクの鬼の力とどっちが強いか、勝負なんだよ!」
 フンスともこはドラゴンと張り合うように駆け出し、攻撃の直後の隙を狙い拳を固めて懐に飛び込む。
「その矮小な身体で俺と張り合うか! 良いぞ掛かって来い!!」
 もこが放とうとするパンチをその身で受け止めようとデフィニティーヴォバスターは血を巡らせる。
「パンチ――すると見せかけて……」
 もこはフェイントをかけてパラドクス『いっしょに走ろう(ガンメンヲゾリゾリケズリトル)』を発動し、不意打ちで高々と跳躍するとドラゴンの頭の立派な角をガシーっと掴んだ。
「なにっ!」
 不意を突かれたデフィニティーヴォバスターの頭がガクンと下がり、地面へと叩きつけられた。
「ぐぅぉっ!!!」
 大地を揺らすように強打し、思わず声が漏れる。
「わーい!」
 楽しそうにもこは圧倒的なドラゴンの巨体を引きずり、地面に押し付けたまま元気に走り出した。
「よく考えたらドラゴンさんとボクじゃ大きさが違うから、普通の力勝負じゃズルいもんね。だから、かけっこで勝負なんだよ!」
「ぬがっ! やめんか!!」
 またもフンスと気合を入れ直したもこが喚くドラゴンを引きずり回す。
「ドラゴンさんが削れるのが先か、ボクが疲れちゃうのが先か、負けないんだよー!」
 ドラゴンの頭部や引きずられる身体がガリガリと削られて傷だらけになり、大地が地に染まっていく。
「遊ぶのも大概にしろ!!」
 怒鳴ったデフィニティーヴォバスターが巨大な血の大剣を作り出して地面に突き立て、強制的にブレーキを掛けると同時に爆発を起こしてもこの身体をポーンと空に放り出した。
「わーーー!」
 もこは楽しそうに空中遊泳をしながら飛んでいった。その手にはへし折った角が握られていた。

「好戦的で強者との戦いを好むならば、どう見ても強そうな切り札を出すしか無いわねえ」
 仲間とドラゴンの戦いを見ていたリブシェは、こちらも強い手札を出す必要があるとパラドクス『緋金公子(ゴールデンゴーレムシエキ)』を発動する。呪いの緋金から生み出し宝石類で飾りつけた発明品のゴーレムが召喚され、正面からがっつりとドラゴンと組み合う。
「竜なのでしょう、金と宝石はもちろん嫌いじゃ無いわよね」
「力比べか! 面白い!!! 叩き潰して宝石を手に入れてやろう!!」
 デフィニティーヴォバスターは力を込めて押し返す。
「どんどん燃やしなさい、闘争心。わたくしの「公子」は狡猾よ」
 リブシェは思いつくままにゴーレムを操り、臨機応変に攻撃方法を変えていく。
「パンチからはじめて、爆弾に、ミサイルに、罠に……ええ、そうねえ、上空からだって襲うわよ」
 ゴーレムがパンチを繰り出し、殴られたドラゴンが腕でガードするようになると、隠していた爆弾やミサイルで爆発させ、ワイヤーの罠で縛り上げる。
「力自慢かと思ったが多芸ではないか!!」
 攻撃を受けながらもそれを楽しむデフィニティーヴォバスターが体内の血を増幅させてブレスを放ち、ゴーレムを凍らせて周囲にまで冷気を広げる。
「冷たいわねえ、でも今なら隙だらけよ!」
 リブシェとゴーレムが敵の注意を引き付けている隙を突いて仲間が動く。
「ゴーレムは囮か!!」
「誰も1対1でたたかえ、など言ってませんものね! わたくしにしてはフェアな戦い方をしている方よ。ほんとよ?」
 リブシェが今回は比較的まともに戦った方だと言い訳する。
「今度はこっちがバーってやってやるからな!」
 荊が飛んで高度を取り、パラドクス『百歩穿楊』を発動してドラゴンの左目目掛けてショットガンを発砲する。放たれた散弾は敵の隙を突いて眼球とその周辺を抉って片目を潰した。
「ぐぅぉおおっ!!!」
 左目から血を流し視界を半減させたデフィニティーヴォバスターが唸る。
「俺の目を潰すとは褒めてやろう! それを誇って死んでいけ!!!」
 デフィニティーヴォバスターは残った片目で睨み、翼を羽ばたかせて突っ込む。
「アタシはアンタを倒せない。アンタはアタシ"ら"が倒すんだ。じゃあね」
 敵を引き寄せる荊が飛ぶ方向には仲間の姿があった。
「まだ戦える――」
 飛んで舞い戻ったユヴィは無意識の内に普段より殺意を高め、長双剣で執拗にドラゴンの全身を斬りつけた。
「がぁっ!! 俺をここまで追い詰めるとは!!!」
 その斬撃をデフィニティーヴォバスターは腕で受け止めた。
「まだ戦え――ぐふぁっ!」
 だがそこで血を吐きよろめいたドラゴンは膝をつき、刃は深々と腕を裂き切断した。
「ぬぐぁっ……!!」
 胸が詰まったように苦しそうに顔を歪め、咳き込むように大量の血を吐いた。
「そろそろ体中が苦しくなってきませんか? 毛細血管から大動脈まで、あちこちが詰まって、血液もドロドロになってきてるはずなんですがねぇ」
 泥に汚れたエレナが立ち上がって尋ねる。
「先の一撃は毒の類か」
「ええ、クロノヴェーダ相手に騎士道を貫くつもりはありません。礼は尽くす相手を考えてするべきです」
 デフィニティーヴォバスターの問いにエレナは頷いた。
「それでは、破狂竜、覚悟してもらいます!」
「まだだ! 死闘を制し勝利するまで俺は止まらん!!」
 エレナの振るう剣を身体で受け止め、相討ち覚悟でデフィニティーヴォバスターは血の大剣を握って振りかぶる。
「その首貰い受ける」
 その隙を狙ったルウェリンが翼を羽搏かせて飛来し、抜き放った剣〈ダン・グウィン〉を一閃してドラゴンの首に当てる。
「ぐ、ぐぅぉおおおおお!!!!」
 デフィニティーヴォバスターは首に血を集めて固め防ごうとするが、ルウェリンは押し切って首を叩き落とした。
「フ、フハハハッ!! 見事だ、ディアボロス!!」
 飛んだ首が笑い、そのまま地面に落ちて転がると、遅れて胴体がゆっくりと倒れて息絶える。大量の血が大地を真紅に染めた。
「やったんだよ! ボクたちの勝ちだね!」
 もこがまくらを抱いてぴょんぴょん跳ねて勝利の喜びを表現する。
「これで指揮官を一体減らせましたね。城の内部に突入する時も近そうです」
 エレナは他の場所でも戦闘している気配を感じ、そう時間もかからないで防衛を突破し、城へ続く道が切り拓けそうだと予想した。
「戻ろう、突入に備える為に」
 ルウェリンは仲間に呼びかけ、次の戦いに備えようと帰還した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【神速反応】LV1が発生!
【水面走行】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV2が発生!

最終結果:成功

完成日2023年10月21日

キャメロット城攻城戦<前編>

 ディアボロスは『キャメロット攻略作戦』を成功させ、断片の王『アーサー・ペンドラゴン』の本拠地である『キャメロット城』を守る絶対不可侵の結界を破りました。
 断片の王に迫る大チャンスですが、追い詰められつつあるドラゴン勢力は、結界の機能停止に対応してただちに動き出しています。
 新たな防衛態勢の構築を許さぬよう、短期間での攻城戦に勝利しなければ、キャメロットは再び難攻不落の状況に戻ってしまうでしょう。

 まずキャメロットにディアボロスが大挙して攻め込めば、高い戦略眼を持ち、勇敢で実力のあるアヴァタール級が真っ先に迎撃に出て来ます。
 このアヴァタール級を出来るだけ多く撃破する作戦を行います。
 本来ならば『多くのトループス級を指揮して、城を護る指揮官』であるべき、優秀なアヴァタール級を緒戦で数多く撃破できれば、キャメロット城内突入後の作戦が有利になることは間違いありません。

 作戦期限は、敵が混乱を抑えて組織的な対応が可能になるまでの短期間です。
 最低でも12体以上の敵指揮官を撃破(12シナリオ成功)する事で、キャメロット城内への突入作戦(<後編>へのチェイン)が可能になります。
 撃破した敵が多ければ多い程、その後の突入作戦の難易度が下がり、より多くの戦果を得やすくなるでしょう。

●作戦旅団での攻略提案について

 この作戦を成功させれば、続く攻城戦<後編>の期間中に月をまたぎます。
 攻城戦<後編>も続けて成功すれば、城内を捜索し、断片の王『アーサー・ペンドラゴン』に迫っていけるでしょう。
 さらに11月分の幻想竜域キングアーサーの攻略提案で、城内での作戦内容に関して有用な提案が支持を得れば、攻略作戦はさらなる成果を挙げられるはずです。

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#幻想竜域キングアーサー
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#キャメロット城攻城戦<前編>
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#キャメロット
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#キャメロット城攻城戦


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選択肢👿アヴァタール級との決戦『破狂竜デフィニティーヴォバスター』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「弔焼月・咲菜」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。