リプレイ
迷宮内部は、かなりの数の障害が施されていた。
落とし穴や弓矢が出て来る罠はもちろん、大きな壁を持ち上げて、生み出された隙間に滑り込むように潜り抜けていくものや、掴む場所が少ない壁を通って、切り抜ける道など……なんだか、強靭な筋肉が必要とされる某番組を見るかのような罠も数多く立ちふさがっている様子。場合によっては、それらを乗り越えるための補助的なものとして、飛翔を用意するのも、ありかもしれない。
それと……こういうのが苦手な者は、あえて警備しているトループス級を呼び寄せて、倒していくのも良いだろう。
そうすれば、迷宮内部を進む際の障害がなくなる他、ボス前にたどり着いた際も、より有利に戦うことができるだろう。
それを考えると、城壁迷宮を乗り越える飛翔でもって、トループス級を呼び寄せるのも、ある意味、良い方法かもしれない。
ともかく、この迷宮を乗り越えて、謎のある扉まで進まなくてはならないのだ。
ディアボロス達の挑戦が、今、始まる……!!
●マスターより
迷宮の罠や障害についてですが、プレイングで試したい障害を指定していただいて、OKです。
その際は、どのように障害を乗り越えるかの記載をお願いします。それを見て、挑戦した罠や障害が乗り越えられるかどうかを判断したいと思います。
また、罠や障害を乗り越えるのが苦手な方は、ぜひともトループス級の撃破をお願いします。迷宮内部で派手なことをしたり、迷宮の壁のさらに上を飛翔すれば、あっという間に見つかりますので、そちらを利用すると、よりよくトループス級と戦えると思います。
それも踏まえて、楽しいプレイングをお寄せください。皆さんの参加をお待ちしています。
ブロス・ブラッドハート
あすれちっく…にしし、状況がじょーきょーだけどワクワクしてくる言葉だな!
そんじゃ、いっちょGlitchless&Any%で記録更新目指して走り抜けるとすっか!!
とか憧れのゲーマーにーちゃんの真似っこしながら突き進んでくぜっ
迷宮のなかを進みながら、特に変わった感じはしねーけど…ってぇ、後ろの床が落ちてってる!?
深い穴の底、キラっと輝く棘の切っ先に気づいたら猛ダッシュ、床が消えちゃう寸前で壁に向かってジャンプだっ
そしたら壁を蹴ってさらに跳ぶぜ、空中で蟷螂之矛を突き出して向こう岸に突き立てて…これでどーだっ!
はふぅ、レンコンみてーになっちゃうとこだったぜ
デッケー物音だったし、巡回してる龍たちも気づくかな
こっからはズンズン進まずに、戦う準備もしながら静かに行くか
角を曲がったらお互いにごっつんこ!なんてしょーじょ漫画みたいなのはゴメンだかんな
アドリブ・連携歓迎だー
捌碁・秋果
※連携アドリブ歓迎
今回の迷宮はアスレチック風?
これで殺傷性さえなければ楽しめるんだけどな
柔軟体操をして深呼吸。よし、やるぞっ
秋果選手、颯爽とスタートです!
…ん、走らなくていいの?
いや、なんか時間制限があるような、クリアしてスイッチ押さないといけない気がして…。なんでだろう…。
えっと、いつも通り慎重に進みます。巡回もいるみたいだしね
進むと足場がなくなって、下は奈落、天井から不自然に無数のロープが垂れ下げられた場所に出る
ははあ、腕の力だけでロープに移りながら進めと。このくらい我々の身体能力なら楽勝です!
ロープからロープへ。簡単簡単
………あ、あれ?手を伸ばしても次のロープが掴めない。
これ、徐々に間隔が広くなってるんだ。なんとか飛び移らなきゃ。
両手でロープを掴んで、足を前後に大きく揺らす。その反動でロープを振り子みたいに動かして、弾みをつけて手を離す。ジャンプ!
…届かない!?ああ、もう!
レースリボンテープを伸ばしてロープに絡ませて、落下を回避
…正攻法でクリアしたかったけど、道具に頼っちゃったなぁ
●突破せよ、キャメロット城壁迷宮の罠!!
迷宮へと無事、潜入することができたディアボロス達は、さっそく、様々な障害が立ちふさがるその中へと進んでいく。
「あすれちっく……にしし、状況がじょーきょーだけど、ワクワクしてくる言葉だな! そんじゃ、いっちょ『Glitchless&Any%』で記録更新目指して、走り抜けるとすっか!!」
その背のドラゴンの翼をはためかせながら、ブロス・ブラッドハート(深紅の稲妻・g03342)は、憧れのゲーマーにーちゃんのセリフをそのままに、迷宮を駆けだしていく。ずんずん先へと進んでいくと……。
「んー、特に変わった感じはしねーけど……」
ふと、ブロスが後ろを振り返った時だった。
「ってぇ、後ろの床が落ちてってる!?」
がらがらと遥か遠くの床が崩れ落ちていくではないか。それだけではない。その崩れた床のさらに奥には。
「まっ、まさかっ!?」
きらりと光る棘のような何かを見つけて、ブロスの足は更に加速していく。床が落ちるスピードが徐々に早くなっていく。もちろん、ブロスも必死に走る走る走る!
「くっ……!! これはヤバいかも!! でもっ!!」
ブロスは足元の床が崩れる寸前で、側面の壁に飛びつき、もう一度、ジャンプした。
「うおおおおおどりゃあああああああああああ
!!!!」
更に向こう岸が見えたところで、愛用している蟷螂之矛を掴み、そのままの勢いで矛を突き出し、向こう岸へと突き刺した。
「これでどーだっ! …………はふぅ、レンコンみてーになっちゃうとこだったぜ」
ぶらんぶらーんとなっているが、向こう岸にたどり着けたのなら、後はブロスのもの。振り子の原理でそのまま飛び上がり、無事、向こう岸の地面へと降りることができた。
「はあ……これで一安心だな!」
と、ブロスは辺りを見渡す。
「デッケー物音だったし、巡回してる龍たちも気づくかな? ……こっからはズンズン進まずに、戦う準備もしながら静かに行くか」
先ほど手にした矛を握り直し、ブロスは慎重に歩を進めていくのであった。
「今回の迷宮はアスレチック風? これで殺傷性さえなければ、楽しめるんだけどな」
潜入した迷宮を前に、首を回し、しっかりと柔軟体操をするのは、捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)だ。
「よし、やるぞっ!」
秋果選手、颯爽とスタートです! ですが。
「……ん、走らなくていいの? いや、なんか時間制限があるような、クリアしてスイッチ押さないといけない気がして……。なんでだろう……」
ちょっと首を傾げながらも、秋果選手……いや、秋果はスピードを緩めながら、慎重に先へと進んでいく。
「……っと、わあっ」
と、先へと進む秋果の、足元の地面がなくなった。いやそうではないようだ。よく周りを観察すると、足場は奈落になってはいるが、天井には不自然に無数のロープが垂れ下がっているようである。
「ははあ、腕の力だけでロープに移りながら進めと。このくらい、我々の身体能力なら楽勝だね!」
そう、ロープからロープへと移りながら進むのが、この障害の醍醐味のようである。さっそく秋果は、そのロープ渡りを進めていった。
「ロープからロープへ。簡単簡単! ………あ、あれ?」
秋果はその違和感に気づいた。先に進むにしたがって、ロープからロープへの距離がだんだん、広くなっているのだ。つまり、徐々に勢いづけていかないとロープまで届かないのだ。
「なんか、距離があるなと思ったら……これ、徐々に間隔が広くなってるんだ。なんとか飛び移らなきゃ」
両手でロープを握り、更に振り子の要領で、弾みをつけて、次のロープへと移っていく。
「よし、次が最後………届かない!? ああ、もう!」
わずかに届かず、秋果は咄嗟に持っていたレースリボンテープを伸ばし、ロープを手繰り寄せることに成功した。
「……正攻法でクリアしたかったけど、道具に頼っちゃったなぁ」
ちょっぴり残念そうだが、秋果は、お陰で無事に向こう側へとたどり着くことができたのであった。
どんどん先へと進んでいく。
そして、曲がり角の先へと向かった次の瞬間!!
「うわっ!」
「いたっ!!」
まるで、少女漫画に出てくるワンシーンのように……ブロスと秋果はぶつかった。
「あたたた……ごめん、怪我ない?」
「っ……あ、ああ。ちょっと驚いただけだ」
互いに手を差し出し立ち上がると、そこにはゴールである、謎のある扉の前であった。
「今度はこれを何とかしなきゃダメっぽいな」
「ああ。だが、無事にゴールがわかったんだ。ついでにトループス級を殲滅させるのも手かもしれない」
とにかく、目的地まであともう少し。
二人は顔を見合わせ、今後の進め方を考え始めたのであった。
🎖️🎖️🎖️🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!
宇佐美・アリス
アドリブOK
他の人達と声を掛け合い、積極的に連携していくわ
人も集まってきたし、謎解きの前に後顧の憂いは絶っておきましょう
ここからは、パラドクスもありってことで良いのよね?
【飛翔】で高く飛んで、敵に見つけてもらいに行く方向で動くわよ
キラキラとよく分からないモノも出てるし目立つでしょ?
探索してる人達が動きやすいように、出来るだけ人のいない方に誘いましょう
敵には煌めく吐息で攻撃
死んでからも警備に使われるなんて災難ね
これでお休みなさい
吹きかけるオーラぽいものは、多くの敵を巻き込むように、出来るだけ敵の翼を辺りを狙って、機動力を削ぎたいわね
墜落する個体がいたら、地面を【泥濘の地】で変化させ復帰を遅らせるわ
如何にも知性なさそうだし、挑発よりは音を出したり目の前を飛んだりして相手の注意を引き、他の人の攻撃の隙を作るわね
相手の攻撃は障壁で弱めた上で、悪態ついて自分を鼓舞して耐えるわよ
パラドクスだから耳栓とか無意味なんでしょ!
本当に面倒ね!
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるけ有効活用する)
邪魔になりそうな奴をぶちのめす、そっちの方が俺には向いてるんでな
暴れさせて貰おうか
…さあ来い。この禍、殺せるもんなら殺してみろ
【飛翔】してトループス級を引きつけ殲滅する
周囲のディアボロスと連携、互いの動きを妨げてしまわないように注意
上空でまずは万能鍵(装備中のショットガン)をぶっ放し、音で敵の注意を引く
その後は、飛び回りながら応戦(長ドスや尻尾を使っての【竜翼翔破】)
動き回る事で敵を撹乱。敵同士で進路を妨害し合う形にするのが理想的だが
そこまでいかずとも、地上の探索している者がいるであろう辺りから敵の意識と視線を逸らし、なるべく引き離すようなコースをとる
敵の攻撃は飛んで回避するか、武器や尻尾で受け流す
自分の負傷は然程気にせず攻撃を優先、撃破可能な敵を優先して落とす
撤退や他の方向に流れるのを防ぐ為、確実に仕留める
敵ががばらけたり、こちらの戦闘範囲から離れるようなら、声掛けとショットガンの音で再度挑発し、討ち漏らしがないように注意する
アンゼリカ・レンブラント
キャメロット城壁迷宮突破まであと少し!
いよいよアーサー王との闘いが迫るとあれば
気合もさらにさらに高まるってものさ
でもこんな時こそ焦ってはだめだね
【パラドクス通信】でしっかり仲間と連携して
トループス級の殲滅を図ろう
仕掛ける機を合わせてパラドクスの雷光斬撃で攻撃っ!
反撃もしっかり凌いで一撃離脱、
一度に連続して攻撃されないよう
敵に囲まれないよう仲間との位置取りに
注意して攻撃を続けていくよ
爪や牙が巨大化したってね
絆で結ばれた仲間は呼べないだろっ
それが私達にはあるよ、だから負けない!
気を吐く言葉を、仲間を鼓舞するような言葉を心掛け
気合十分に敵陣をせん滅していこうっ
敵の本拠地だけあって手ごわいよね!
でも私たちはどんな強敵も乗り越えてここまで来た!
最後までやりきるだけ、絶対負けるはずないよっ
敵が数を減らしていくのに合わせ徐々に包囲できるよう
動いていけるといいかな
1体も逃がさない――さぁ、覚悟するといいよっ
パワー全開の《雷剣波紋衝》の一撃をお見舞いして殲滅するね!
さぁ迷宮突破までまた気合入れなおそうね。
ブロス・ブラッドハート
ん、捌碁の言うとーりかも
謎解きしてる間に敵が来ちまったら困るし、ここはちょっと戻って先に邪魔者をぶっ倒しちまうか
ってことでおれは光学迷彩をはって、敵を見つけるためのパトロールといくぜ
壁と同系色の布を被って、壁に張り付いて曲がり角の向こうを偵察したり地面に伏せたり
へへ、今度はごっつんこじゃなくって、こっちからだけゴツンだ!
死竜を見つけたら隠れた状態からペットロックの準備!
頭のかたーいリクルゴスと柔軟に変化するソロン、ピカピカに磨いたお前らの出番だぜ
喉と鳩尾、急所を狙って思いっきりブン投げるっ
へへ、でけー体だとこういうとこで窮屈そーだな
こっちはチビの武器を存分にかつよーさせてもらうぜ!
敵に掴まれそうになったらソロンを早業投げ
ブーメランみたいに弧をえがかせて、地面に叩きつけられる前に死竜の体に当てて攻撃を邪魔してやんぜ
バランスが崩れたらエアレイドで空を蹴って、落下の力をさらに減らしてくぜ
上手く相手の体幹がくずれたら今度はリクルゴスの出番だっ、へへ、ブチ抜いてやれよ!
アドリブ・連携歓迎だ
●憂いを断つために
最後の謎に取り組むために、ディアボロス達は残っているトループス級である魂無き操り死竜を退治することにした。
「キャメロット城壁迷宮突破まで、あと少し! いよいよアーサー王との闘いが迫るとあれば、気合もさらにさらに高まるってものさ」
そうやる気のある笑顔を見せるのは、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)。
「人も集まってきたし、謎解きの前に後顧の憂いは絶っておきましょう」
続々と駆け付けて来る仲間達へと通信を結びながら、宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)も、この掃討に加わる。
「邪魔になりそうな奴をぶちのめす、そっちの方が俺には向いてるんでな。存分に暴れさせて貰おうか」
伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)は、愛用している長ドスと、銃身と銃床を短くしたショットガンの万能鍵を装備して万全な様子。ちなみに、このショットガンが万能鍵と呼ばれる由来は、扉の鍵も敵の壁も、この万能鍵で撃って砕いてこじ開けてきたから……らしい。
「じゃあ……始めるぞ」
逸が皆に一声かけて、大空へと飛び上がる。
「私も行くわね。……それにしても、飛べるのは良いとして、コレって結局何なのかしら?」
逸とアリスが飛翔で飛び上がる。特にアリスは煌く吐息(サキュバス・オーラ)をいち早く発動させて、キラキラと敵に見つかりやすい感じだ。それだけではない。
逸が万能鍵を派手に撃って、その音でトループス級を集める寸法だ。
「ウウウウウウ……」
そのダブル効果のお陰で、続々と死竜達が集まって来る。
「みんな、気を付けろ! 敵が来たよ!」
アンゼリカの言葉に、上空にいる二人は、集まって来る死竜達へと向き直る。
「嬢ちゃん」
「任せて」
互いに目配せすると、そのまま飛んでくる死竜達へと攻撃を開始する。
「……さあ来い。この禍、殺せるもんなら殺してみろ」
ドスの効いた逸の声に数体が怯んでいるようだ。その隙を逸は見逃さない。自身の軌道を悟らせないよう、自分のアドバンテージをフルに使い、引き抜いた長ドスでもって、切り刻んでいく。探索者がいれば、彼らの方へと向かわぬようにと思っていたが……どうやら、この周囲には探索している仲間の姿は見えないようである。ならば、全力で戦っても大丈夫そうだと、逸の刀を振るう手に力がこもる。
その近くでは、アリスも。
「死んでからも警備に使われるなんて災難ね? これでお休みなさい」
キラキラと輝くオーラを、2体ずつ巻き込んで、次々と仕留めていく。運よく敵の翼に当て、落ちていった死竜については、更に落ちる先の地面を泥濘の地へと変えて、復帰を遅らせていく。
と、そのときだった。
「キイイイアアアアア!!」
死竜が甲高く耳を劈くような鳴き声をあげてきた。アリスは咄嗟に結界を張りつつ耳を塞ぐも、それだけでは抑えきれない。
「やっぱり! 耳栓とか無意味なんでしょ! 本当に面倒ね!!」
自分を鼓舞するようにアリスは、そう鼓舞すると、痛い鳴き声を上げてきた死竜に向かって、キラキラのオーラをぶつけて行くのであった。
「こんな時こそ、焦ってはだめだね」
下で仲間達の戦いを見ていたアンゼリカもまた、仲間の攻撃に合わせて、自らも飛翔して敵を多く引き付けている仲間の補助へと走る。
「雷光よ、我が剣に集いて敵を焼き払え!」
――雷剣波紋衝(ライケンハモンショウ)。アンゼリカの魔力とオーラ操作で作られた雷光を、Day Braek of Leoに集め、強烈な斬撃で敵を薙ぎ払っていく。その斬撃に巻き込まれた3体がそのままなぎ倒されていく。
「爪や牙が巨大化したってね、絆で結ばれた仲間は呼べないだろっ! それが私達にはあるよ、だから負けない!!」
やはり本拠地だからか、敵の数がやや多く感じられる。
こんなにも敵を引き付けることが出来たのは、彼らがその場でよく奮闘しているからだ。
「私たちは、どんな強敵も乗り越えて、ここまで来た! 最後までやりきるだけ、絶対負けるはずないよっ」
そうアンゼリカは仲間達を鼓舞するような言葉を叫んで続ける。
「1体も逃がさない――さぁ、覚悟するといいよっ!!」
アンゼリカのDay Braek of Leoは、敵が殲滅されるまで、止まることはなかった。
一方その頃。
「ん、捌碁の言うとーりかも。謎解きしてる間に敵が来ちまったら困るし、ここはちょっと戻って、先に邪魔者をぶっ倒しちまうか」
壁と同系色の布を被って、壁に張り付いていくのは、ブロス・ブラッドハート(深紅の稲妻・g03342)だ。
「へへ、今度はごっつんこじゃなくって、こっちからだけゴツンだ!」
さっそく、警備している死竜を見つけて、ブロスが手にするのは、こぶし大の……ぶつかったらかなり痛そうな岩のような石を二つ。それがペットロックの頭のかたーいリクルゴスと柔軟に変化するソロンだ。
「ピカピカに磨いた、お前らの出番だぜ」
死竜の死角から、繰り出される石に、死竜はあっという間に激突! ぶっ倒れた。
「へへ! でけー体だと、こういうとこで窮屈そーだな。こっちはチビの武器を存分に、かつよーさせてもらうぜ!」
巧みな手さばきで次々と寄って来る敵を、リクルゴスとソロンをぶつけて、倒していく。
と、そこに一体の死竜が、ブロスを捕まえに来た。
「そうはさせるかっ!!」
すかさず、ソロンを投げて、死竜の攻撃を邪魔をする。お陰で持ち上げられずに済んでなんとかなった。ならばとブロスは。
「今度はリクルゴスの出番だっ、へへ、ブチ抜いてやれよ!」
もう一つのリクルゴスをぶん投げて、その強烈な一撃で死竜を闇に葬ったのだった。
こうして、ディアボロス達の活躍により、この城壁迷宮を警備していたトループス級を殲滅することが出来た。
これならば、時間をかけてじっくりと謎に挑戦することが出来るだろう。
念のために逸が、万能鍵を空撃ちして、敵が来ないか確認したが、現れる気配も感じなかった。
梅雨払いを終えたディアボロス達は、ホッとした様子で、暫くの間、周囲を見回るのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV2が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【リザレクション】LV1が発生!
ナイナ・ヴィラネスティズム
※アドリブ可
※顔バレ防止のため目出し覆面着用
オホホホホ!
謎解きなど名探偵(迷宮入り717件)たるこの私にかかれば造作もなくてよ!
水たまりよりも浅い短い時間を以て一発で解決してみせましょう
石碑の文と散らばったタイルを一通り見て「石碑に書かれたものとタイルの絵との関連性」と「そこから導き出される正しい答え」を推理しましょう
まず石碑に記された「剣」とはおそらくスペード
「心臓」はハート
「三つ葉」はクローバー
「宝石」はダイヤ
・・・まるでトランプの絵柄ですわ
これらを石碑にはめる順序はおそらく、
ハート→スペード→クローバー→ダイヤの順
ヘイヘイヘヘイ♪遠慮なくツッコミますわよ
ね?簡単だったでしょう?
謎が解ければ扉の先を行った時点で石碑はマジックグレネードで投擲・爆破してしまっても構いませんかしら?
オホホホホ!証拠隠滅!
扉が開きし先には果たして何があられるのかしらね?
・・・とは申し上げましたが竜の分際でお化粧の真似事をなさっている雌竜が一匹おられただけでしたわ
ナルシストなのかしら・・・?児戯お疲れ様ですの
●覆面令嬢は謎を解く
残る謎解きをするため、一人の……えっと、覆面している……着ているドレスをみるとどこかのご令嬢な気がするのだが……。そんな彼女がここにやってきた。
「オホホホホ! 謎解きなど名探偵(?)たる、この私にかかれば造作もなくてよ! 水たまりよりも浅い短い時間を以て、一発で解決してみせましょう」
凄い自信で、覆面令嬢(?)いや、ナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)は、高笑いしている。ちなみに、ナイナが謎解きに参加して迷宮入りしたのは……えっ!? 717件!!? …………だ、大丈夫なのだろうか。
一抹の不安を感じるが、とにかく、今は、ナイナを信じよう。
さっそく、ナイナは石碑の文と散らばったタイルを一通り見て回る。
「そうですわね……『石碑に書かれたものとタイルの絵との関連性』と『そこから導き出される正しい答え』を推理しましょう」
開いた扇子を口元に置きながら、ナイナは推理始めた。
「まず石碑に記された『剣』とはおそらくスペードのことですわね。そうなると……『心臓』はハート。『三つ葉』はクローバー。そして、『宝石』はダイヤですわね。……まるで、トランプの絵柄ですわ」
ナイナの指摘通り、どうやら、トランプに記された絵柄のように感じられる。そういえば、タイルの絵の中には、ハートとダイヤのものがあるのは、事前に分かっていた。ナイナが探すと、スペードとクローバーの形をしたタイルも発見された。
ふむとナイナは、開いていた扇子をパシリと閉じた。
「それに、石碑の言葉をそのまま受け取るのであれば、タイルをはめる順番は、ハート→スペード→クローバー→ダイヤの順ですわね!!」
きゅぴーんと覆面の下で、ナイナは瞳を光らせる。
……。
…………その通りにすると、扉ががこんと音を立てて開いた。マジで!! ナイナの推理が正解だった!!
あれ、じゃあ、あの迷宮入りした事件は、いったい何の……いや、ここで論じてもわからないだろう。聞かなかったことにしよう。
とにかく、扉が開いたのだ。これで、先に進むことができるだろう。
「あ、そうですわ。証拠隠滅……って、もしかして、扉を壊したら後で面倒なことになるかしら?」
できれば、壊して置きたかったが、万が一、変なことが起きたら厄介だ。
「扉が開きし先には、果たして何があられるのかしらね?」
そっと、開いた扉から中を覗き込む。そこには……化粧を入念にしているアヴァタール級の綺羅竜シャイニィの姿が見える。
「……とは申し上げましたが、竜の分際でお化粧の真似事をなさっている雌竜が一匹おられただけでしたわ。ナルシストなのかしら……? 児戯お疲れ様ですの」
思わず、そう呟きながら……ナイナは仲間が来る前にそっと、その場を後にしたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ダブル】LV1が発生!
宇佐美・アリス
アドリブOK
他の人と積極的に連携していくわよ
ああ、リドルは終わっちゃったわね
分かりやすかったし、仕方ないか
ナルシーポイし、煽りやすそうね
煽って、他の人の攻撃の隙を作ってみましょう
ねえ?
鱗がくすんでるわよ?
泥パックでもした方が良いんじゃない?(自分は【飛翔】して【泥濘の地】使用)
リドル、簡単だったわよ?貴女は外側でなく内面磨かなきゃだめなんじゃないの?
敵の攻撃で出てくるのは、多分、旦那さん(二周り年上)と刻逆時1歳だった娘よね
でも、ゴメンナサイね
サキュバスになったせいか、そう言う[誘惑]って効きにくいみたいなのよ?
障壁、シールドとピーター君(念動盾)に遮蔽になってもらってできるだけ視界に入れないようにする
幻覚だって分かってるんだけど、ツライわね
攻撃はサキュバスミストで仕返し
私も半人前だけど、[誘惑]ってこうするらしいわよ?
貴女はどんな夢が見れたかしらね?
●綺羅竜との誘惑(?)勝負!
アヴァタール級綺羅竜シャイニィのいる間に、いち早く潜入したのは、宇佐美・アリス(兎に非ず・g01948)だ。
「ああ、リドルは終わっちゃったわね。分かりやすかったし、仕方ないか」
ちょっぴり残念そうに開いた扉を見つめつつ、アリスは先へと急ぐ。ここからは、気持ちを切り替えて、目の前にいる敵を……シャイニィを倒さなくてはならないのだ。
「まあ……ここまでよくたどり着けたわね? あの扉も簡単には開かないようにしていたのに……それに警備の死竜はどこに行ったのかしら?」
手鏡で自分の顔をチェックしてから、アリスへと向き直る。
「でも、ディアボロス1体だけなら、私の敵ではないわね?」
傍にあったドレッサーに手鏡をおいて、シャイニィは得意げに微笑んだ。
(「ナルシーっポイし、煽りやすそうね」)
そう判断したアリスがした行動は。
「ねえ? 鱗がくすんでるわよ? 泥パックでもした方が良いんじゃない?」
アリスは飛び上がり、手始めにシャイニィの足元を泥濘の地へと変える。
「ふうん、そんなこともできるのね」
シャイニィは動じず、彼女もまた飛び上がった。飛んでしまえば、泥濘の地はあまり効果を発揮することはない。
それでもアリスは、めげずに挑発していく。
「リドル、簡単だったわよ? 貴女は外側でなく、内面を磨かなきゃだめなんじゃないの?」
「なかなか言うわね。……なら、少々黙らせましょうか」
そういって、シャイニィは、自慢の輝く尾を使って、退紅色のかがやきを発動させた。そこに現れたのは。
「……やっぱり」
アリスよりも二回りほど年上の最愛の夫と、幼い1歳の娘の二人。その夫が笑顔で娘を抱いて、アリスへと近づいていこうとしていく。
あの日、断たれた夢を思い出し、胸が痛む。すぐ手を伸ばせば、その二人を抱きしめ合えるその距離。
けれど、アリスはそれをしなかった。こんなにも……心が震える。でも……。
「でも、ゴメンナサイね。サキュバスになったせいか、そういうの、効きにくいみたいなのよ」
海岸で拾った妖精の宿った謎の金属板、サポート妖精ピーター君でもって、彼らを遮りながら、アリスはそう告げた。
「そう……? 意外と効いてるようにも思えるけど……」
未だに余裕を見せるシャイニィに、アリスはお返しと言わんばかりに。
「私も半人前だけど……『誘惑』って、こうするらしいわよ?」
魅了の魔力を宿した桃色の風を敵に放ち、その精神を侵蝕するサキュバスミストを、思いっきり放って見せた。
「なっ!?」
「貴女は、どんな夢が見れたかしらね?」
「くっ……」
何も言わずに苦々しげな表情を見せるシャイニィに、アリスは心の中で呟く。
(「幻覚だって分かってるんだけど、ツライわね」)
あの幻影は、アリスにも効いていたことは否めない。しかし、それを見せることもないだろう。
二人は互いに誘惑の力でもって、攻撃を重ねていくのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
ブロス・ブラッドハート
わ、いつの間にか奥へと続く扉が開いてる!?
あんな難問を解決しちゃうなんて…きっとすげー名探偵が来てたんだな!むぐぐ、サイン貰いこなったぜ
へへっ、なかなか楽しい迷宮だったぜ!さぁ、ここの守護者に挨拶といこーじゃんか
……お前オカマか?竜だと見た目じゃわかんねーな
ま、男でも女でもオカマでも関係ねーけどな
戦士としておれの前に立つんなら、こっちも手心を加えたりなんかしねーぜ!
思いっきり息を吸ってからブレスで火炎弾を撃ち出すぜ
直接シャイニィを狙うだけじゃなく周りの地面にも炸裂させて目眩し
味方が死角をとったり、不意をつきやすいよーにすんぜ
ふっふっふ、残念だったな
おれは嫌いなもんも怖いもんもピーマンくらいしかねーんだよ!
って巨大ピーマン!?
んべっ、ぺっ……うぅ…見るだけで苦くなってくるぜ
こーなりゃヤケだ!真っ二つにして、お肉詰めて焼いてやる〜っ(炎ごーっ)
アドリブ・連携歓迎だ
アンゼリカ・レンブラント
いよいよアヴァタール級
気合さらに入れて臨むね!
【パラドクス通信】で連携を密に、
出来るだけ挟み込む布陣を意識して攻撃開始だっ
パラドクスの格闘攻撃を打ち込み、
反撃も凌いでそのまま近接戦を挑んでいくよ
幻覚はきっと、
青い目の私の姿をしているのかな
真っすぐな瞳をした――ね
思うことはあるけれど動じないで動く
幻覚の剣を凌いでシャイニィ本人を狙うよ
でも最初の1回は、大仰に怖がったフリをして
表情を覗きこみに来たところを痛烈に拳を打ち込んでやるっ!!
もし幻覚に惑う仲間がいるなら気を確り保つよう声を出すね
本当の奪還がもうすぐ為されるんだ
こんなところで止まってなんかいられないよ!そうだろ?
POWでディフェンスも積極的に行い、
反撃の機会を得てパラドクスを打ち込む
前に進めばそれだけで夢が叶うと信じていたかつての私
そんな私が今でも嫌いだ
でもね、今は友がいる。だから色々なことを叶えられた
キングアーサー攻略も、必ず為し遂げるよッ
想いを込めた《光獅子闘拳》を叩き込み粉砕するね!
――さぁ、キャメロット城壁迷宮、攻略完了だよ!
ナイナ・ヴィラネスティズム
POW
※引き続き覆面目出し帽着用
汚れ防止に服装は紺色のスクール水着
終始「覆面717号」を名乗る
光学迷彩を纏い敵の懐に接近してその足元に泥濘の地を展開
飛行を阻止する目的で翼をマジックグレネードで投擲爆破
あらあら・・・厚化粧で彩られたお顔が泥まみれですわね!
ここはガタリンピックの会場でしたかしら?
あっあっあれはー!
私の苦手な「ゴーヤ」と「小魚類」が足を生やしてますわー!
たしかにこれは怖いですわね
しかし今の私は「覆面717号」という別の存在であって「ナイナ」という小娘ではございませんの
別人ならばこんな存在などプロレス技(グラップル)で簡単にたたき伏せて差し上げますわ(精神攻撃を防御に転用し自分の心を守る)
大袈裟に怖がったふりをして敵竜がこちらの顔を覗き込んでくれる時を好機としてフェアリークラッチ
妖精の幻影と共にその巨体に対してキャメルクラッチを食らわせて差し上げましょ
味方と連携を取る場合は味方の行動の成功を支援する立ち回りでいく
知っておいでで?
子供は素直ですわ
誰が勝つかよくわかっておられますの
●シャイニィとの激戦! 連戦!
新たに、この綺羅竜シャイニィの間にやってきたのは、3人のディアボロスだ。
「いよいよアヴァタール級! 更に気合を入れないとっ!」
ぱちっと自分の頬を両手でたたくと、気合は十分。アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)は、戦いが始まっている間へと力強く歩を進める。
「わ、いつの間にか奥へと続く扉が開いてる!? あんな難問を解決しちゃうなんて……きっと、すげー名探偵が来てたんだな! むぐぐ、サイン貰いこなったぜ」
開いている扉に驚きを隠せないのは、ブロス・ブラッドハート(深紅の稲妻・g03342)だ。
「そ、そうですわね! ここを開いた方に感謝しないといけませんわね」
何かむず痒さを感じながらも、覆面に汚れ防止の紺色のスクール水着を着ているナイナ・ヴィラネスティズム(凱閃令嬢・g00383)が同意する。
え? あれはナイナがやったんだろうって? しーー、それは、内緒です。
「へへっ、それにしても、なかなか楽しい迷宮だったぜ! さぁ、ここの守護者に挨拶といこーじゃんか……んで、さっきから気になってるんだけど」
誰と言いたげなブロスに、ナイナは……いや。
「覆面717号とお呼びなさい」
「あ、はい」
「わ、わかったよ……」
迫力ある覆面717号(ナイナ)にブロスとアンゼリカは、圧倒されている。
いや、今は目の前にいる最後のボスを倒さねば。先に戦っていたアリスが倒れたのを見て、三人は彼女を守るように飛び出した。
先に動いたのは、覆面717号(ナイナ)である。
「あらあら……厚化粧で彩られた、お顔が泥まみれですわね! ここはガタリンピックの会場でしたかしら?」
「きゃああああ!!!」
隠れて敵の死角を取れた覆面717号(ナイナ)がパイナップルのようなマジックグレネードを放ちつつ、シャイニィの足元に泥濘の地を展開していく。
そのせいで、かなり泥だらけになってしまったようだ。
「あああ、私の自慢の体が、顔が……泥だらけになってしまったじゃないっ!!」
「……お前オカマか? 竜だと見た目じゃわかんねーな? ま、男でも女でもオカマでも関係ねーけどな!」
そんなことをブロスが言ったので、シャイニィの怒りは頂点へと達する。
「わ、私はこれでも、雌よっ!! オカマだなんて、失礼だわっ!! あなたたち、これでも喰らいなさい!!」
と、シャイニィは三人それぞれに幻影を放って攻撃してきた。
まずはブロス。
「ふっふっふ、残念だったな。おれは嫌いなもんも、怖いもんも、ピーマンくらいしかねーんだよ! ……って巨大ピーマン!?」
彼の前に現れたのは、巨大な、そしてぴかっとしたピーマンだった。
「んべっ、ぺっ……うぅ……見るだけで苦くなってくるぜ」
ぺっぺとしながら、ブロスは決意する。
「こーなりゃヤケだ! 真っ二つにして、お肉詰めて焼いてやる~っ!!」
ごおおおおおおおおっと、ブロスが発動させたのは、灼舌爆炎弾(カレーゾフレイム)。喉の奥から火炎弾を放つ、竜が竜たる証明でもある力だ。
「きゃああっ!! ま、まさか……こんなことしてくるなんて!!」
炎に当てられて、シャイニィはすかさず後退して、それ以上の攻撃を避けていった。
次にアンゼリカだ。
「……やっぱり」
小さくそう呟いたのを、シャイニィは気づいていなかった。なぜなら、シャイニィが気づく前に。
「きゃあああ、こ、こわいいいっ!!」
と大きな声でオーバーに怖がったからだ。
「ふふふ、やっぱりね。怖いものは怖いものよね……」
いつものように怖がるアンゼリカの顔を見ようと覗き込んだ、次の瞬間!
「ごふっ!!」
アンゼリカが痛烈な拳を、シャイニィの顔に叩き込んだのだ。
「ど、どうして
……!?」
驚くシャイニィの傍には、アンゼリカが見ていた幻影がそこに立っていた。
青い瞳をした、真っすぐに見つめ返してくる、アンゼリカ本人の姿が。
「これでも思うことはあるよ。……でもっ!! 今は目の前の敵を倒さないとね!」
と、動きの止まったシャイニィの懐に飛び込んだかと思うと。
「さぁ、受けてみろ! 黄金獅子の一撃をっ!!」
光獅子闘拳(ライジングレオ)で、黄金獅子状のオーラを帯びた体で正拳突きや回し蹴りを仕掛けてくる。初撃は外したものの、その連携に途中で捕まり、シャイニィはとても痛そうにしている。
「前に進めば、それだけで夢が叶うと信じていたかつての私。そんな私が今でも嫌いだ」
アンゼリカは静かに続ける。
「でもね、今は友がいる。だから色々なことを叶えられた! この、キングアーサー攻略も、必ず為し遂げるよッ!!」
更なる光獅子闘拳を発するアンゼリカにシャイニィは、すぐさま避けるように飛び退いたのだった。
最後は覆面717号(ナイナ)だ。
「あっあっあれはー! 私の苦手な『ゴーヤ』と『小魚類』が足を生やしてますわー!」
苦手なうえに、嫌悪感をがっつり感じる足までついている。見るからにして、ヤバい。
「たっ、たしかに、これは怖いですわね! しかし、今の私は「覆面717号」という別の存在であって「ナイナ」という小娘ではございませんの! 別人ならばこんな存在などプロレス技(グラップル)で簡単に、たたき伏せて差し上げますわ!!」
そう告げた覆面717号(ナイナ)は素早かった。シャイニィがこちらの顔を覗き込む瞬間に、フェアリークラッチが炸裂!
「涅槃固技! 麺に餓えたる妖精の、機矢滅留・苦落血!」
召喚された妖精らしき幻影が相手の背中に乗り、更に首に相当する部位を掴み、相手の体を海老反り状に引き上げて、体幹部分により多くのダメージを与えていく。
「ああああああっ!!!」
シャイニィは叫びながら、彼らの元から、度重なる攻撃から逃げ出したのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!
捌碁・秋果
※連携アドリブ歓迎
しっぽきらきらドラゴン…
きらきらのしっぽ………
…はっ。つい見とれちゃった。
やめてシャイニィちゃん、かわいいしっぽは私によく効きます
きらきらしっぽが退紅色にかがやくと、伏見さん(g00248)の姿が。
…ええっ?伏見さんのしっぽを可愛くしていいんですか!?
いつもはダメって言われるしっぽのデコレーションを今日は良いですって。わあ~!
トゲトゲのしっぽをレースリボンテープで可愛らしく結んでゆく。
…今日はしっぽをうねらせたりびたん!って床に叩きつけたりしないんですねえ。とてもやり易いです。
でも、なんだか少し物足りないような…そこはかとなく違和感が…。
…うん。びたん!ってしないしっぽのお行儀がいい伏見さんも素敵だけど、私に都合が良すぎる。
これはシャイニィちゃんの幻覚。いつから掛かってたんだろう!
幻覚を藍色の槍で薙ぎ払い、パラドクスでシャイニィちゃんを攻撃。
噴出する色水で攻撃すると同時に、その色できらきらしっぽを曇らせます。
伏見・逸
(連携アドリブ歓迎・残留効果はできるだけ有効活用する)
…随分また、なんかこう、きらきらした奴…だな…?
まあ、何でもいい。外の奴らと同じように、潰せばいいんだろう
他のディアボロスと声を掛け合い連携、敵味方の状態の把握に努める
出来るだけ前に出て敵の視野と動きを狭める、近接の喧嘩殺法
敵の攻撃で現れる幻は、捌碁(g06403)の姿
首に手をかけられ絞められるのを、一度は全部受け入れて、目を閉じてしまう
お前が俺を終わらせてくれるのか
もう楽になっていいって、言ってくれるのか。そうか
(確かに、これは俺の望みの形だ
…だが、違う。あいつは俺を殺せないし、殺さないと言った
俺も、綺麗なものが俺の命で汚れるのは嫌だと思った
だからこれは幻で…怒るところだ)
【黒鱗一閃】使用、幻ごと敵を振り払い、尻尾でぶん殴る
この尻尾はてめえのよりは地味だが、実用的だぜ
守りを固めはするが(【ガードアップ】)、基本的に自分の負傷は気にしない
動ける限りは攻撃を続ける
(もっと怒れ。こいつは俺を侮っている
そんな奴に、俺の命をくれてやるものか)
●綺羅竜シャイニィの最期
逃げ出すシャイニィの前に今度は二人のディアボロスが立ちはだかった。
「……随分また、なんかこう、きらきらした奴……だな……? まあ、何でもいい。外の奴らと同じように、潰せばいいんだろう」
ドラゴニアンの伏見・逸(死にぞこないの禍竜・g00248)が、少し困惑しながらも、仲間に声を掛けながらシャイニィの距離を詰めていく。
「そ、そうはさせないわ!」
シャイニィも黙ってそれを喰らうわけではないようだ。咄嗟に放った幻影が逸を襲う。
「ん……これは」
思わず、その手が止まってしまった。
なぜなら、そこにいたのは、先ほどまで一緒にいた捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)だったから。
そんな秋果は、静かに逸の傍に行くと。
「……!!」
逸の首に手をかけ、絞めていく。逸は思わず、瞳を閉じて、それを受け入れた。
「お前が俺を終わらせてくれるのか。もう、楽になっていいって、言ってくれるのか。そうか……」
徐々に首を絞める力が強くなっていく……。
(「確かに、これは俺の望みの形だ……だが、違う」)
その途中で気づいた。
(「あいつは俺を殺せないし、殺さないと言った。俺も、綺麗なものが俺の命で汚れるのは嫌だと思った。だからこれは幻で……怒るところだ」)
どんという音と共に逸の力強い尾が、目の前の秋果を……いや、幻影を消し去った。
そこに現れたのは、幻影と共にいたシャイニィであった。
(「もっと怒れ。こいつは俺を侮っている」)
再び、尾を振るい、追い打ちを掛けながら、逸は叫んだ。
「そんな奴に……俺の命をくれてやるものか!!」
一方、その頃。
本物の秋果はというと……。
「しっぽきらきらドラゴン……きらきらのしっぽ………。はっ。つい見とれちゃった。やめてシャイニィちゃん、かわいいしっぽは私によく効きます」
幻影を突き付けられる前から、そのしっぽに見とれていた。
「あら、それなら好都合ね。ふふふふ」
シャイニィのきらきらしっぽが退紅色にかがやき、そして。
「あ、あれ? 伏見さん?」
そこに現れたのは、つい先ほどまで隣にいた逸の姿が。
「……可愛くしていいぞ」
「!!!!?」
その言葉に秋果はずきゅんっ!! 打ち貫かれた。そのハートを。
「……ええっ? 伏見さんのしっぽを、可愛くしていいんですか!? いつもはダメって言われる、しっぽのデコレーションを今日は良いですか。わあ~!!!」
きらきらした瞳で秋果の行動は早かった。どこからともなく取り出したレースリボンテープを使って、逸のとげとげしっぽに可愛らしく結んでいく。
「………今日はしっぽをうねらせたりびたん! って、床に叩きつけたりしないんですねえ。とてもやり易いです」
幸せそうに秋果はにこにこと、それを続けている。今度はこうしよう、ああしようと思いながら。
「でも、なんだか少し物足りないような……そこはかとなく違和感が……」
どうやら、そんな秋果の幸せは長くは続かないようだ。なぜなら。
「……うん。びたん! ってしない、しっぽのお行儀がいい伏見さんも素敵だけど、私に都合が良すぎる。これはシャイニィちゃんの幻覚!! いつから掛かってたんだろう!」
そうそれは敵が見せてきた幻影だったのだ。なんて恐ろしい!!
「そのまま幻影と共にいればよかったのにっ!!」
そのシャイニィの声が聞こえたところへと、秋果はすかさず、藍色の槍で薙ぎ払った。それはすんなりと避けられてしまったが。
「お酒かと思った? 残念、色水でした!」
「はあっ!? なんなのそれっ!?」
続いて発動させた噴流アブサント(フンリュウアブサント)は、シャイニィをしっかりと捉え、そのキラキラと輝くしっぽを不気味な緑色の水でもって、攻撃を重ねていった。そこに、正気を取り戻した逸の鋭い尾の一撃が加われば、たまったものではない。
「いやあああああ!! わ、私は、いつまでも……綺麗で……」
二人の攻撃が合わさり、シャイニィはそのまま地に伏していく。そして、二度と起き上がることはなかったのだった。
こうして、ディアボロス達は無事、任務を果たすことができた。
「知っておいでで? 子供は素直ですわ。誰が勝つかよくわかっておられますの」
「それって、おれのこと?」
戦いが終わり、覆面717号(ナイナ)とブロス。
「さぁ、キャメロット城壁迷宮、攻略完了だよ!」
満足げなアンゼリカに、彼女に支えられながら、アリスもまた。
「ええ、無事に終わったわね」
笑顔を向ける。
「伏見さん……えっとお疲れ様?」
歯切れの悪い秋果の様子が少し気になったが、今は。
「ああ、捌碁もな」
逸も優しい瞳でそう頷いて見せたのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水源】LV1が発生!
【平穏結界】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV2になった!