リプレイ

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　町の住民達が畑仕事に勤しんでいる。
　宮村・凪（国士無双・g10471）は近くの村民を装い、荷物運びをしている住民男性に声をかけた。
「近くの村から来たんすよ、人手がいると思って」
　男の持っている瓦礫を一部受け取り一緒に並んで運ぶ。
「助かるよ。なにせ、この有様だろ？」
「たしかに、これは大仕事だ」
　凪は頷いて周囲を見回した。畑だったと思われる箇所は大きく抉れており、周囲の柵は粉々になっている。やはり、どう見ても爆破されたという印象しかない。
「でもさ、真面目に働いていたらきっと良いことがあるって、最近はそう信じているんだ」
　どうやら彼は大天使の信仰に傾倒しているようだ。
「真面目に働くのが一番？　はは、そっすね。僕もそう思います」
　凪は男の話にあわせながら畑の復旧作業を手伝い、頃合いをみて切り出した。
「ところで、最近何か変わった事はありませんでしたか？　例えば……そうだな、畑が爆破される他に……誰かが何か事件を起こしてしまったとか」
　そう言われて男は顔を曇らせた。
「うーん。実は、大天使様の教えに逆らった者が居てなあ」
「え？　大天使様に？」
　大げさに驚いてみる。すると、男は声のトーンを落としてこう続けた。
「勤勉に騙されないでとか何とか、まあ疑わしいことを叫んでだな。それを繰り返すもんだから、流石に見過ごせないと囚われちゃってなあ……」
「囚われるって……それは」
「まさかあの人がなあ。昔から皆のことを思いやれるいい娘だったのになあ。学校の先生をしていてさ。子どもたちも慕っていたってのに……。真面目に働くことの何が気に入らなかったのか」
　男は凪に手伝いの礼を言い作業に戻った。
「その人が『囚われている一般人』に間違いないだろうなぁ。あとは、囚われてる場所の情報が必要かな」
　凪が誰にも聞こえないようにつぶやく。
　この様子なら、住民と話すことで穏便に情報を得ることができそうだ。
　ディアボロス達は凪が得た情報を元に、さらに聞き込みを続けた。


　美空・旭（悪辣軍師・g02138）は目立たぬよう住民の輪に入り、畑に散乱してる瓦礫を運び出した。一緒に作業をしたことにより、住民達からは好意的な目で見られている。あとは首尾よく情報を引き出すだけだ。すでに囚われた一般人が先生だということは分かっている。ピンポイントでの質問ができるのは大きい。
　旭は休んでいた女性に話しかけた。
「お疲れ様です。これほど大規模な撤去が続くと、大変だったでしょうね」
「でも勤勉に働くと良いことがあるって、大天使様に教えていただいたからね」
　頑張らなくっちゃと、女性は笑う。
「そういえば、大天使様の教えに逆らって捕らえられた先生がいるそうですね」
「あー……それは。私達もね、心苦しいよ。先生をあんな警邏隊本部の地下牢に閉じ込めるなんてね」
「地下牢ですか。それは監視する方も気分が滅入るでしょうね」
　旭が気遣うように言うと、女性は首を横に振った。
「それがね。先生は鎖で繋がれているって噂があって……。大天使様に逆らう人は、徹底して捕まえないといけないのかもね。警邏隊の本部には見回りをする人もいるから、逃げる心配はないはずよ」
「なるほど」
　それから適当に話を切り上げ女性と別れた。
　旭は聞き出した情報を整理する。
　『先生』が囚われている場所は警邏隊本部の地下牢であるということ。そして、先生は鎖で繋がれていること。警邏隊本部には数人の見回りがいること。
「警邏による見回りの無効化は必要ですね。牢屋の鍵や女性を繋いでいる鎖は、少々強引に壊しても良いでしょう」
　そこまでお膳立てすれば、一般女性でも逃げることができるはずだと思う。何より心配されるクロノヴェーダは、自分達との戦いがある。捕らえている一般人にまで手が回らなくなるはずだ。
　重要なポイントはおさえられた。
　旭はメガネを持ち上げ、まとめた情報を何度も見返した。


　マリアラーラ・シルヴァ（コキュバス・g02935）は物陰から警邏本部の様子をうかがった。この先、簡単には壊れない牢屋や鎖があるかもしれない。情報がない以上、確実にひとつずつ問題を解決していく必要があるだろう。
「見回りさん達はいろんなところを見て回っているんだね」
　見回りの動きを観察し、そっとそのうちの一人に近づいた。
　使うのは【罪縛りの鎖】だ。鎖つきの枷はまるで生き物のように蠢き、指示を待っている。
「まずはあの人なの」
　マリアラーラが指さしたのは、建物に沿って歩き、角を曲がろうとしていた男だ。
　指示された鎖はあっという間に地を這い、巡回中の男性に絡みついた。
「な……！」
　体を拘束され、男が驚きの声を上げようとする。
「おどろかなくてもいいのよ。これは夢の中の出来事なの」
　マリアラーラはさらに【現の夢】を利用して、まさに今起きていることが夢だと語って聞かせる。すると、男はどことなく夢心地の表情であたりを見回した。
「そう、だったかなあ？　たしかに、ハハ、鎖が這うなんて……あるわけないなあ……」
　ぼんやり自分の体が拘束される様を見る男。
　今のうちにと、マリアラーラは男に目隠しと猿ぐつわをして目立たない場所に転がした。
「これでこっそり救出作戦が進められるの」
　その後も手際良く一人一人を捕縛し見回りを無効化していく。まずはこれだけを集中的にという作戦が功を奏し、順調に事を進めることができた。
「ただ【罪縛りの鎖】は効果が二時間だから、その間に先生を助ける手はずを整えたり情報を聞き出してベーダとの決戦に移ったりと、ゆっくりはしてられないよ」
　さて、とマリアラーラは周囲の様子をうかがった。人の気配はない。どうやら今後邪魔になるような見回りを無効化できたようだ。
　十分にその役割を果たし、マリアラーラは地下へと続く階段を見つめた。
　おそらくその先に先生が囚われているのだろう。


　用心を重ね、しかし速やかにソレイユ・クラーヴィア（幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482）は地下への階段を進み、程なくして地下牢を見つけた。
　牢の中に女性が座り込んでいる。胴体をぐるりと鎖で縛られ拘束されているようだ。鎖の先はしっかりと壁に埋め込まれている。彼女が先生に違いない。
　牢の前に立つと、先生がソレイユを見た。
　ソレイユは人差し指を唇に当て、静かに語りかける。
「私はディアボロスのソレイユと申します。貴方を助けに参りました」
「……！」
　先生は状況を理解したのか、口に手を当てて息を呑んだ。
　彼女の安全を確認してソレイユが鍵盤を宙に展開。音を最小限に絞って「鐘」を演奏する。牢の鍵をやすやすと破壊し、続けて拘束している鎖も引きちぎってやると、先生はほっと息を吐き出した。
「ありがとうございます。聞いてください。畑を荒らしたのは、動物や怪奇現象ではないのです！　ああ、皆さんがすっかり騙される前にどうにかしないと」
　先生の訴えたいことがソレイユにはよく分かった。
「貴方の不審は正しい。あの畑を荒らしたのは天使を騙る紛い物です」
「やはりそうでしたか！　あなた様にそう言っていただけて、私も確信が持てました。お願いします！　どうか、この町をお救いください」
　先生は真剣な表情で頭を下げ、大天使達が拠点にしている屋敷の場所を伝えてきた。ソレイユはしっかりとその場所を頭に叩き込む。
「私達はこの後不届き者を退治してきます。その隙に貴方は脱出して下さい」
　そして先生に安全な退路を伝え、食料を手渡した。
「脱出後は騙されている他の住民にも、この事を教えてあげて欲しいのです。お願いできますか？」
「はい！　必ず皆に真実を伝えます！　どうか、あなた様もお気をつけて！」
　先生の足取りは確かなものだ。退路の見回りは無力化してある。食料も渡すことができた。おそらく彼女は自力で脱出できるはずだ。これは素晴らしい成果といえるだろう。
　牢から先生を送り出し、ソレイユは大天使達の居場所を仲間に伝えた。あとは侵略者を蹴散らすのみ。
　いよいよ、戦いの時が迫っていた。
●美徳天使『勤勉のディリジェ』と巨翼機雷『スクルド』
「今日も住民達は勤勉に働いていましたね。素晴らしいことです」
　ひとしきり住民達に教えを説いた美徳天使『勤勉のディリジェ』は、町の奥にある屋敷で満足気な表情を浮かべた。
「素晴らしイこと」
「信仰が集まっている」
　取り巻きの巨翼機雷『スクルド』が全てに同意する。
「ですが、そろそろ畑が片付き始めましたね。住民達が休んでしまうのではないかしら？」
「たしカに」
「休息は、いけない」
「その通り。住民が休めないように、新しい試練が必要です」
　勤勉のディリジェが地図を取り出し、いくつかの候補地を指さした。
「ここと、この畑も爆破してしまいましょう。より一層住民達は働けますね」
「労働こそが、美徳」
「爆破セヨ」
　巨翼機雷が今にも爆発を引き起こしそうなコアを光らせ同意する。
　再び天使達が動く前に叩き潰すのが良いだろう。
　ディアボロス達は、戦いを予感しながら屋敷に踏み込んだ。


　囚われていた先生は無事脱出させることができた。うまく行けば、彼女が住民達に真実を伝えるはず。
　状況を確認し、ディアボロス達は敵の潜伏する屋敷へと急いだ。
「それじゃあ、あとは奴らを蹴散らすだけだ」
　宮村・凪（国士無双・g10471）は屋敷に飛び込み、敵の前に躍り出た。
「な……！　敵襲ですか？！」
「侵入者ヲ確認」
「迎撃、迎撃」
　天使達はすぐに態勢を整えディアボロスと向かい合う。そこそこ広い室内だ。このまま戦闘に入っても問題ないだろう。
　凪は床を蹴って巨翼機雷『スクルド』の頭上へと跳んだ。
「俺は雑魚から片づけるよ。こいつらが村を爆破してるんだろ？　なら、すぐにでも排除しないとな」
　天井に片手をつき、進む方向を急速に変更。体を捻ったタイミングで日本刀を構えた。『ロフトレイダー』を発動させ、空中戦を仕掛ける。
「爆破セヨ！」
「爆破セヨ！」
　巨翼機雷のコアが怪しく光った。
　それを見た凪は壁を蹴りつけて加速する。天井と壁とをうまく利用して、自分の間合いで勝負ができそうだ。
「さあ、まとめてかかって来いよ！」
　神経を研ぎ澄まし、巨翼機雷との間合いを一気に詰めた。
「爆破――」
「そうやって畑も爆破したんだろうな」
　日本刀を握る手に力を込める。返事を待たず、素早く一体を斬り捨てた。
「しっかりしなさい。あなた方が消えてしまえば、誰が畑を爆破するの！」
　あっという間に手下を斬られ、美徳天使『勤勉のディリジェ』が怒りの声を上げる。
「了……解。爆破、スル」
　大天使に鼓舞された巨翼機雷『スクルド』は、急ぎ凪に狙いを定めた。
　だが、凪はすでに次のアクションに入っている。
　日本刀を横に引き、巨翼機雷の躯体を真っ二つに斬った。爆発を起こす隙も与えない。踏み込んでから僅かの間。完全に敵を圧倒し、凪は大天使の取り巻きを蹴散らした。
●美徳天使『勤勉のディリジェ』
　美徳天使『勤勉のディリジェ』は手を組み嘆いた。
「なんと野蛮な！　働きたくない、住民も働かせたくないというのですか？　勤勉こそが正しい事だとお分かりになっていないようですね」
　ゆっくりと巨翼機雷の屍を乗り越える様子には、余裕が見て取れる。さすがはアヴァタール級というところか。決して油断できる相手ではない。
「人は働くべきです！　勤勉の素晴らしさをご理解いただけますよう、全力を尽くします」
　大天使は宣言しディアボロス達に襲いかかってきた。


「勤勉が素晴らしいなんて、言われなくともマリアみたいな子供でも知ってるよ？」
　マリアラーラ・シルヴァ（コキュバス・g02935）は『夢魔のナイショ話』を発動させ、美徳天使『勤勉のディリジェ』に語りかけた。
　ディリジェが落ち着いた口調で応答する。
「知っているだけではいけませんよ。正しい行いを私が実践させる。それでこそ素晴らしい世界が広がっていくというもの」
　そうして、優雅な所作で本を取り出した。
　マリアラーラは首をふる。
　畑を爆破するなど工作をしなくても、住民達は真摯に働くだろうと主張した。
「みんなの勤勉な働き方は、もう祈りそのもの。だから天使様は、ちょっと背中を押して見守ってるだけでよかったのに」
「勤勉について考えるあなたの姿勢は評価しましょう。ですが、住民の勤勉さはまだ足りません。もっともっと！　常に働かせ続けることが大切なのです」
　そのためには畑を爆破するし、住民達に発破をかけるというのが敵の理論のようだ。
　互いの主張をぶつけ合い、両者は一歩も譲らなかった。
「なんで天使様ってば、ワンパターンな爆発ばっかりなんて怠惰なことしちゃったの？」
「なんですって？」
　マリアラーラが指摘したのは天使の行いについて。畑を爆破するという、たった一つの方法だけで慢心しているのは、明らかに職務怠慢だというのだ。
　ディリジェがぐっと言葉に詰まる。
「『休みなき勤勉で学んだ力の前にあらゆる力は無力』だもの。屋敷に戻って一服しちゃうおサボり天使様に勝ち目はないの！」
　マリアラーラが畳み掛けた。精神的にダメージを与え、仲間が攻撃できるよう隙を作らせる。
「こ、これは、一服ではありません！　作戦会議は仕事の範疇です」
「でも、その作戦ってワンパターンなの」
「く……！　それも全ては住民を勤勉に働かせるためです。邪魔する者は許しません！」
　ディリジェも主張を曲げはしない。
　指摘された事実に顔を歪ませながらも攻撃を繰り出し、マリアラーラを吹き飛ばした。
　いったん両者の距離が離れ、痛み分けとなった。


「やっぱ、俺は仕事はほどほどに！　いい感じに働いて、遊んで食って飲んで、楽しく生きていきたいんだー！」
　続けて宮村・凪（国士無双・g10471）が勤勉のディリジェの前に飛び出した。
「人はもっと働かねばなりません。遊ぶなんてとんでもない！」
　ディリジェは迷いなくドリンク液を自身に注入して炎を纏う。
「天使サマとは価値観が合わないな。……ていうか、美徳を説く割りに、やり方が卑怯なんだよ！」
「勤勉のためでしたら何をしても良いのです！」
　敵が跳んだ。凪を排除する対象だと認め、いきなり体当たりをかけてきたのだ。
　凪もまた、床を蹴って走る。
「さぁ、遊び人の働き方ってのを見せてやるぜ！　あんたの目には美しく見えるかわからねーけどな！」
「では働き方を教えてあげましょう！　ただひたすらに休まず働くのです！」
　ディリジェの叫びが室内にこだました。その体当たりは炎の弾丸のようだ。それでも幸運を信じて、凪は走る。
「俺の強運とあんたの勤勉、どっちが勝つか勝負だ！」
　発動させるのは『ラッキーストライク』。目についた机に飛び乗り、近くにあった椅子を投げつける。
「クソ真面目なあんただ、トリッキーな戦法には慣れてないんじゃないか？」
　同時に自分は天井に跳び、角度を変えて急降下した。
「このようなものは妨げにはなりません！」
　ディリジェの勢いは止まらない。
　真っすぐ走った先に凪が居ないと見て取ると、今度は燃える脚を繰り出し槍で突き刺すような攻撃を仕掛けてきた。
　両者の距離が一気に縮まる。
　敵の炎はそのままに、突き出された槍は力強く風を切っていた。見るからに強烈な一撃だ。
　だが凪は怯まない。間合いに入った瞬間、手にした日本刀『豊守』で敵の体を斬りつけた。
「これで十分！」
　凪の刃が敵の体を抉った。攻撃が命中した感触が手に伝わってくる。同時に敵の槍が凪の体を掠めた。
　凪はとっさに体を反転させ横に跳び、負傷を免れる。その対応とほんの少しの幸運が明暗を分けたようだ。
「く……幸運に感謝することですね」
　ディリジェは斬られた箇所を手で覆いながら後ずさる。その表情は悔しさで歪んでいた。


　ディアボロス達は畳み掛けるように攻撃を重ね敵を追い詰める。
　ソレイユ・クラーヴィア（幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482）は仲間と敵との位置を確認しながら走っていた。あとはこの企ての元締たる大天使に報いを受けさせるだけだ。
　仲間の攻撃で敵が後ずさった。
　それを見たソレイユは、するりと敵の背後に回り込んだ。
「勤勉の尊さを説くなら、まず貴方が勤勉に働く姿を見せるべきかとは思いますが。ああ、貴方にとっての勤勉は、マッチポンプで信仰を集める事でしたね……」
「な……っ！」
　勤勉のディリジェが振り向く。
　だがその時には、ソレイユは宙に鍵盤を展開していた。
　演奏するのは幻想ソナタ『嵐』だ。
　窮動の旋律に乗せて荒れ狂う嵐を喚び、周囲の物を巻き上げる。
「信じていた大天使様が畑を荒らす犯人だという真実を、町の人々が知ればどう思うでしょうか」
　嵐は激しさを増し敵へと襲いかかった。
「住民達は、それが勤勉のためだったのだときっと理解するようになるでしょう。いえ、そうさせてみせます。それこそが、正しい信仰です」
　ディリジェが微笑む。その手には書物があった。嵐への対処を即座に学びながら、反撃を繰り出そうとしているようだ。
　仲間達の攻撃により随分傷を負っているようだが、諦めはしないのだろう。
　ソレイユは敵の様子を見ながら更に演奏を続けた。
　信仰も勤勉さも、人が人らしく生きていく為の道標のようなものだ。上辺だけ良いように利用する事は決して許さない。
　嵐はますます激しく猛った。
「騒々しい勤勉の強要はもう結構。静かに消えてください」
「く……！　まさか、これほどの嵐だとは……！」
　ディリジェの体が強風に煽られ仰け反る。積み重なったダメージもあり、耐えることができなかったのだろう。
「そんな……まさか、勤勉が足りなかったというの……？」
　敵の体が嵐に翻弄され、いくつも打たれ、壊れていく。
「信仰も勤勉も、後ろ暗い事をせずに励んだ先にあるものだと思いますよ」
　ソレイユが演奏を終えたとき、勤勉のディリジェは息絶えていた。

　歪んだ信仰を集める天使は撃破された。
　騙され、勤勉さを強要されていた住民達もきっと目が覚めるだろう。解放された先生がきちんと説明をしてくれるはずだ。
　ディアボロス達は見事に敵を打倒し、帰路についた。

最終結果:成功
完成日	2023年10月22日