リプレイ
光道・翔一
…各所に散った天使や悪魔が混じった動きも、そう珍しくはなくなってきた所だが。
…詳細はまだわからねーが、単純なジェネラル級の頭数どころじゃなく厄介な案件じゃねぇかねコレは。
……早いこと先手を取って目論見を未然に潰さねぇといけなさそうだな。
村の入り口付近で適当に身を隠せそうな所に潜伏し、最適なタイミングを図って『忍び足』で対象に接近
パラドクスを使用してた状態での『不意打ち』を仕掛けて敵の動揺を誘い、更に以下の様に煽り注意を惹きつける
…おら、テメー等が一番憂さ晴らしをしたくてたまらない対象が姿をさらしに来てやったぞ。
…っつてもこうして容赦なく奇襲してやってだが。今更その手の配慮をする間柄でもねーだろ?
…悔しいなら今すぐにでも掛かってくるんだな。
戦闘時はパラドクスによる攻撃の傍ら、
瞬間行動阻害によって敵の隊列を崩してブリザードの効果範囲にムラを生じさせ、かつ『ダッシュ』によって回避していくことで敵攻撃に対処
連携の際は同じく行動阻害による隊列崩しでの敵の隙作りを積極的に図っていく
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)は嫌な予感を抱いていた。各所に散った天使や悪魔を交えた敵の動きは珍しくもなくなってきたが。
(「……詳細はまだわからねーが、単純なジェネラル級の頭数どころじゃなく厄介な案件じゃねぇかねコレは。……早いこと先手を取って目論見を未然に潰さねぇといけなさそうだな」)
丈の高い草がさわさわと周囲で音を立てた。
翔一が潜伏するのは村の入り口を見渡せる灌木の陰だった。周囲は林で身を隠すには適当と判断した場所だ。
幾分と経たず、足音が近づいてくる。
(「……来たか」)
翔一は息をひそめたまま、彼等の話し声を聞いた。事前の予知情報どおりに会話が繰り返される。『憂さ晴らしもかねてな』……次に来る言葉を知っている。
翔一はパラドクスを発動し、タイミングを見計らって次の言葉を言いかけたその敵に初撃を放った。
「ディアボロスぐぉっ」と、会話は途中で遮られ、トループス級は痛撃をくらってよろめく。反撃はおおかた不発に終わり、初手の攻防で翔一は無傷だった。
「ウ。まさか」
「なんでここに……」
このような場面で呆れるほど繰り返されたセリフである。
翔一は動揺をみせる魔導公爵近衛兵らの注意を引き付けるべく、更に煽る。
「……オラ、テメー等が一番憂さ晴らしをしたくてたまらない対象が、姿をさらしに来てやったぞ」
「な、何ぃッ」
パサリと不揃いの黒髪、覇気の薄い草臥れた雰囲気、手には得物。
そんな印象を与える翔一は感情を敵に読ませない声で続けた。
「……つってもこうして容赦なく奇襲してやってだが。今更その手の配慮をする間柄でもねーだろ?
……悔しいなら今すぐにでも掛かってくるんだな」
「勝手なことを。東京エゼキエル戦争の仇、いくぞ!」
クロノヴェーダ達は黒い仮面の下で鬨の声をあげて、ギリギリと翔一に攻めかかってきた。
(「……なんとかテメェの作戦のことは忘れてくれたか」)
村のことは忘れて自分に向かってきてくれるなら、作戦の半分は成功したも同然だ。そして翔一は、敵の後方からラキアが仕掛けたのにも気付いていた。
(「……一人じゃちょっと数が多いが、二人なら充分だ」)
そのまま眼前の敵を攻撃した。敵のブリザード反撃を縫い留める様に翔一のパラドクスが働く。乱れた敵の反撃の隙を縫う様に彼は駆けぬけ、斬り払った。
『……敵の隙を、作っていこうか。』
詠唱そのままに技が冴える。
翔一はラキアの動きを視野にいれ、さらに敵を攪乱した。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
ラキア・ムーン
正直な所、ドラゴン共が何を企もうとも知った事では無い
……だが、そこにアークデーモン共が関わっているというのなら話は別だ
TOKYOエゼキエル戦争……その残党
お前達は必ず駆逐する
村の入り口に立つ魔導公爵近衛兵達の背後から堂々と近付き、此方の存在をアピール
そして『挑発』の言葉を投げかける
エゼキエルから此処までわざわざ来て、やる事が怨敵の成り済ましか?
近衛兵を名乗る者が、随分と堕ちたものじゃないか
やはり負け犬には誇りも矜持も何も無いのだな
言葉を掛けながら、村の入り口と反対方向に注意を向かせるように立ち回り一般人の被害を防ごう
《RE》Incarnationを構えて戦闘態勢に
少しだけ浮き、一気に最大速度まで加速して飛翔
敵に接近したら【Call:Assault_Edge】起動
すれ違いざま、敵に槍の『連撃』を叩き込む
そして即時離脱して防御態勢に
投擲してくる槍を此方も槍の『斬撃』で『薙ぎ払い』迎撃
命中する槍の数を少しでも減らし痛打にならないように対策しよう
さあ、お前達の敵は此処に居るぞ
敵を前に逃げるなよ?
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は敵の背後からズンズン近付いていった。まとめ髪がゆれる。緑の瞳が敵をとらえる。
――ここは堂々と存在をアピールしてやる。
正直な所、ドラゴン共が何を企もうとも知った事では無い、ここ幻想竜域の敵など知らぬとラキアは言い切る。……だが、そこにアークデーモン共が関わっているというのなら話は別だ。
ラキアには強く固い意思があった。
(「TOKYOエゼキエル戦争……その残党。お前達は必ず駆逐する。」)
前方で翔一が不意打ちをかけたのを見てとり、ラキアは敵の背後から凛とした声を響かせた。
「エゼキエルから此処までわざわざ来て、やる事が怨敵の成り済ましか?」
「……?! こっちにもいたか」
ラキアは風と炎を纏う《RE》Incarnation を構え、乱れる敵らに更に言葉をあびせる。
「近衛兵を名乗る者が、随分と堕ちたものじゃないか。やはり負け犬には誇りも矜持も何も無いのだな!」
「我らは作戦に従っている。全て貴様らを誅する為だ、ディアボロス!」
確かに奴らはディアボロスへの怨嗟にとらわれているらしい。村に背を向けて半数ほどがラキアに向かってくる。向こうには翔一がいるし、これなら何とかなる。
ラキアはつと地を蹴った。彼女の身体は地を離れ、腰部の魔力の翼が広がる。そのまま銀色の風のごとく最大速度で突撃した。びゅんびゅん過ぎてく刻を捕まえてそのままパラドクスを発動する。
――【Call:Assault_Edge】起動。
すれ違いざま、ラキアは槍の連撃を敵中に叩き込んだ。
クロノヴェーダの怒声が湧く。反撃の発動も想定済みだ。
ラキアは敏捷に離脱しながら敵の槍を片っ端から薙ぎ払った。
彼女は優勢だった。素晴らしい速さでランスを操り、敵の槍は音をたててラキアに届かず落ちてゆく。元より、喰らう手数を減らして痛打をくらわない戦法だった。
敵は見る間に数を減らす。
「おのれ……! し、しかし」
残敵僅かとなった時、クロノヴェーダは振り返り、わずかに躊躇を見せた。躍起になって戦っていた頭に、村人虐殺命令が蘇ったか……。
ラキアはすかさず声をあげた。
「さあ、お前達の敵は此処に居るぞ。敵を前に逃げるなよ? 」
「ク……ディアボロスっ!」
挑発されて、トループス級は迷うのをやめた。復讐の感情にとうとう抗えなかったとみえる。
ラキアは不敵な笑みを浮かべ、再び敵に槍を向けた。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
●
ほどなく、ディアボロス達は勝利をおさめたが、そこに厳めしい声が聞こえた。
「愚か者どもが、命令に従わなかったな……」
現れたアークデーモンは上半身が鷹、下半身が馬という乗騎を駆る。
「だがそれもわからぬではない、怨敵が現れたとなればな」
魔道公爵親衛隊がパルチザンをぬかりなく構えた。
ラキア・ムーン
(さて、少しは話をしておくか……少しでも何か引っかかれば儲けものだ)
魔道公爵親衛隊相手に、集めたエネルギーの使い道を探っていこう
まともに問えば応えてはくれまい
奴を嘲り、侮り、『挑発』して何か口を滑らせるよう語り掛けてみるか
魔道公爵親衛隊……か
最早東京エゼキエル戦争というディヴィジョンは無い
それなのに公爵の親衛隊を名乗るか
治める地を持たぬ公爵の……な
なんともまあ、過去の栄光に縋った哀れな姿じゃないか
七曜の戦で、東京エゼキエル戦争は早々に脱落した
そんなお前達がこんな所で畏怖のエネルギーを集めた所で、何が出来る
それにドラゴン共ももう虫の息だ
グィネヴィアの走狗と成り果てて、何をしようとも……我等ディアボロスには手も足も出んさ
だってそうだろう?
どちらも負け犬なのだからな
こんな感じで魔導公爵親衛隊に対して一方的にまくし立て
相手を出来るだけ激昂させ、何を企てているかを少しでも口走るように煽っていこう
アドリブ等歓迎
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は現れた敵に強い視線を向けた。
(さて、少しは話をしておくか……少しでも何か引っかかれば儲けものだ)
どうせ戦う相手だが、話をした後でも損はあるまい。ラキアは集めたエネルギーの使い道を探ってみようと思った。
ただ、まともに問えば応えてはくれまい。奴を嘲り、侮り、『挑発』して何か口を滑らせるよう語り掛けてみるか……。
強い視線はそのまま、ラキアはアヴァタール級に一歩歩み寄った。
「魔道公爵親衛隊……か」
名を呼ばれて、敵はパルチザンを油断なく構えたまま、ラキアを見た。
「最早東京エゼキエル戦争というディヴィジョンは無い。それなのに公爵の親衛隊を名乗るか。
治める地を持たぬ公爵の……な」
「我の名に誇りあり。魔道公爵閣下の配下は、今なお憎きディアボロス討伐のために邁進している、覚悟せよ」
パルチザンが少し震えたか。無念を滲ませながらも、なお冷静さを保とうとするあたりは、さすがアヴァタール級といったところか。
ラキアはなおも煽ってみる。
「なんともまあ、過去の栄光に縋った哀れな姿じゃないか。七曜の戦で、東京エゼキエル戦争は早々に脱落した。そんなお前達がこんな所で畏怖のエネルギーを集めた所で、何が出来る?」
「ク……フフ」
魔道公爵親衛隊は笑ってみせた。深淵なる策謀を見破ることなどできぬだろうと思っているのか。嫌な予感を隠し、ラキアは一方的にまくしたててみた。
「ドラゴン共ももう虫の息だ。グィネヴィアの走狗と成り果てて、何をしようとも……我等ディアボロスには手も足も出んさ。だってそうだろう? どちらも負け犬なのだからな」
ラキアの緑の瞳が射すくめるように気迫を放つ。
アヴァタール級の表情は防具に覆われていて見えぬが、その息遣いが大きくなるのをラキアは感じた。
「今の内に驕っておれ。我らが集めた膨大なエネルギーは今に我らをして道しるべと成さしめる……その時の貴様らのほえ面を……いや貴様には何の話かわからぬな、楽しみにしておれ」
「ム……」
「フハハハ」
ラキアは、冷静にその言葉を斟酌しながら、魔道公爵親衛隊が笑い声をあげるのを聞いた。
「フ。成程、折角見えた怨敵と言葉をかわすのも一興であるな。何か他にも我に言いたいことがあれば話してみるがいい。あるいは……」
ここで何か別の事を語り掛けてみるか、あるいは戦いを挑むか。
ディアボロス達の思案のしどころだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
フィーア・オルリア
アークデーモンは討伐済み
なら、私は監視役のドラゴン倒しとこっかな
戦力も削れるし、何より此処で起こった事持って帰られなくて済むもんね
情報封鎖は何時の時代でも流行戦略
聖ティラミス……じゃなかったティラミサ騎士団は戦場の近くに居るのか
監視役ってくらいだし、村が見える所には居るよね
探して、見付けたら飛翔で急いで駆けつけよう
こっちでのんびりピクニック中かな?騎士団君達
あんな光景を見過ごすなんて、やっぱりクロノヴェーダは碌でも無いね
さて、それじゃやろうか
ノーパソくん、戦術術式04起動
風のリングを形成……そしてシュート
未来予測で敵の移動方向を見て、それに合わせて偏差射撃
移動先にぶつかるように『念動力』で軌道を操作して攻撃だ
連携攻撃……厄介だね
飛翔し最大速度で敵の連携陣形の中に突っ込んで少しでも連携を乱そう
ノーパソくんはしっかりガード
これが壊されちゃ困るからね、此処でも未来予測で攻撃の軌跡を見てしっかりガードしていこう
ドラゴン達も随分と悪趣味になったね
あんな奴等と手を組んで、あんな事させちゃうんだもん
さて、仲間がアヴァタール級を会話で引きつけている間、フィーア・オルリア(大流行・g05428)は、トループス級のドラゴンを探していた。
(「聖ティラミス……じゃなかったティラミサ騎士団は監視役ってくらいだし、戦場の近くにいるよね」)
つい菓子の名前に間違いそうなこの敵は、戦闘には参加してこないとはいえ、フィーアは監視役を見逃す気はなかった。
(「戦力も削れるし、何より此処で起こった事持って帰られなくて済むもんね」)
情報封鎖はいつの時代でも流行戦略、とフィーアは思うのだ。
そして思惑通り、聖ティラミサ騎士団はほどなく見つかった。少々離れた小高い場所で、村の方向を監視していたらしい。
「こっちでのんびりピクニック中かな? 騎士団君達」
フィーアは思い切り揶揄してやった。
「どんな事が起こるかわかっていて見過ごすなんて、やっぱりクロノヴェーダは碌でもないね」
「な、ディアボロスか! クッ……」
意外だったのは、彼等が一様に苦々しい表情を見せたことだった。どの陣営にも事情はあるだろうが、敵味方が出会った以上、次に起こるのは戦いだった。
「さて……それじゃ、やろうか」
「聖ティラミサ騎士団、参る!」
ピンク色の竜たちは翼を広げ、戦闘態勢をとる。だが、フィーアのほうが速かった。感情をみせずに淡々と、粛々と、攻勢に移る。
――ノーパソくん、戦術術式04起動……。
術式04はフィーアのよく使う風を用いた術式のひとつである。
――風のリングを形成……シュート。
円盤状の風の輪が無数に広がり、敵に向かっていく。忽ち、逆接連鎖戦が発動し、敵味方が交差する。
(「連携攻撃……厄介だね」)
フィーアはノーパソくんをしっかリガードし、自分も高速で敵の連携陣形に突っ込んだ。風のリングを操りながら、攻防一体の敵を動きを読み、術の最大効果を狙う。
「そこ……!」
「喰らえ、ディアボロス!」
ヒュッ、とひとつのリングが跳ね返り、別のリングがその隙をついて桃色のうろこに食い込む。こちらが優勢なのは間違いなかった。しかし敵の戦いぶりは、勇猛さあふれる、互いに忠を誓い合う集団兵法とみえた。
フィーアは研ぎ澄まされた戦いの感覚の中で、いくばくかの疑問を覚えた。あのような卑劣な作戦とこのドラゴン達は似合わないような気がしたのだ。
(「ドラゴン達も随分と悪趣味になったね。あんな奴等と手を組んで、あんな事させちゃうんだもん……」)
「ネフェリア、そっちお願い」
フィーアは一体が仲間に向かったのを視界にとらえて声を上げた。
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【未来予測】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
ネフェリア・フリート
やっぱり随分と悪趣味だな、アークデーモンは
あんたらもそう思わねーか、ドラゴンさんよ?
いくら追い詰められたからって、今までは比較的穏健に支配してきた人を今度はこう切り捨てるのか?
何の為の騎士団なんだろうなあ、おい?
監視役も逃がしやしねえよ
近くに居るなら駆けて行き騎士団が集まっている所に一気に『突撃』
そのままの勢いで攻撃だ
EW:Blood Knuckle!
真紅のオーラを纏わせた両腕で、敵をぶん殴る!
小細工はしねえ、騎士ってんなら真っ向勝負だ
それとも人を見捨て、真っ向勝負も拒否し
騎士としての矜持まで捨てて墜ちるか?
発射された火球型のブレスは、オーラを纏ったガントレットでぶん殴る
『オーラ操作』で真紅のオーラの密度を上げて、少しでも威力を殺せるようにするぜ
身体に当たるよりは、強化された部分で受けた方がまだマシだ!
俺は手前等と違って、全部真正面から受け止める
追い詰められて手段を選ばなくなった主を持つと大変だな、ドラゴンさんよ!
だが、此処に居て何もしない以上アークデーモンと同罪だ!
アドリブ等歓迎
一方、勢いよく突撃してきたネフェリア・フリート(剛腕粉砕・g05427)はフィーアに軽く合図し、早々に一体を葬った。
駆け付け、『まずはぶん殴る!』
ネフェリアの得意技である。
――EW:Blood Knuckle!
ネフェリアにしても監視役だろうと逃がすつもりはない。戦場に銀髪が舞い、ガーネットの角が美しい。勢いづいたネフェリアは真紅のオーラを纏った両腕を武器に、強力な次撃を叩きこんだ。ドラゴンの硬い鱗が千切れて飛ぶ。
「やっぱり随分と悪趣味だな、アークデーモンは。あんたらもそう思わねーか、ドラゴンさんよ?」
「グウッ」
ネフェリアは拳と共に、敵の精神にも一発叩きこみたかった。
「いくら追い詰められたからって、今までは比較的穏健に支配してきた人を今度はこう切り捨てるのか? 何の為の騎士団なんだろうなあ、おい?」
「我々は……少なくとも生き残った村人は助けるはずだった」
「そして信仰を稼ぐのか? すげー作戦だな」
ネフェリアは湧き上がる感情を血色のガントレットに託す。
「どうした、それまでか! 俺は小細工はしねえ、騎士ってんなら真っ向勝負だ!」
ネフェリアは敵に向かって挑戦し続けた。拳も言葉も、この敵にぶつけてやるのだ。
「それとも人を見捨て、真っ向勝負も拒否し、騎士としての矜持まで捨てて墜ちるか?」
「何を……ッ!」
火球型のブレスが拡散しながら襲ってくる。
「我らとて、このような作戦には従いたくなかった。だが!」
「グィネヴィアには逆らえないってか?」
ネフェリアは気合をいれて拳で反撃の火球ブレスをもぶん殴った。炎が華と散り、刹那、真紅のオーラが輝を増してネフェリアは痛みをはじき返す……身体に当たるよりは、強化された部分で受けた方がまだマシだ!
「俺は手前等と違って、全部真正面から受け止める!」
ネフェリアの瞳が青い炎を放つ。
戦いの内にいつしか敵は数を減らし、最後の一体とネフェリアは向かい合う事になる。
ガントレットはますます赤い力を宿し、傷つきながらも聖ティラミサの騎士は覚悟を決めたように剣と盾を構えた。
二人は同時に動き、激しくも一瞬の攻防が放たれる。
「追い詰められて手段を選ばなくなった主を持つと大変だな、ドラゴンさんよ! だが、此処に居て何もしない以上アークデーモンと同罪だ!」
ネフェリアは拳で火球を突き破り、聖ティラミサ騎士団を打ち倒した。
斃れた敵はもう物言わぬ。これで敵陣への情報漏洩はふせいだ。
「さて……」
ディアボロス達は主戦場の方を仰ぎ見た。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
ラキア・ムーン
(ふむ……これはもしや?少しカマを掛けてみるか)
奴等の目的がアークデーモンという東京エゼキエル戦争の縁を利用し、新宿島への直接転移作戦だと推測
あくまで相手の作戦などお見通しという体裁を崩さず、余裕を持ち見下した演技で相手を煽り真偽を図ろう
違っていれば、違うという確証が得られる
それはそれで得だしな
そういった考えで、また奴に語り掛けよう
例え貴様等が集めたエネルギーで新宿島への道を開いたとして、それで此方に勝てるとでも?
いや、むしろその特攻じみた作戦を行わなければならない程貴様等は追い詰められているという訳だ
強がりを言っているようだが、此方からしてみればヤケを起こして最期のチャンスに縋っているようにしか見えんな
そして、新宿島のディアボロスは今此処に居るディアボロスより数段強い
当然だろ?
あそこは我等の原点にして最大の武器でもある
貴様とて見ただろう、七曜の戦の時に新宿島より現れたディアボロスの力を!
相手の反応をしっかり観察し、見当違いかどうかを見極めよう
戦いはそれを見極めてからでも遅くは無い
(「ふむ……これはもしや? 少しカマを掛けてみるか」)
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は油断なく敵に対峙していたが、その頭脳は目まぐるしく回転していた。
(「奴等の目的はアークデーモンという東京エゼキエル戦争の縁を利用し、新宿島への直接転移作戦か」)
なら……作戦はこうだ。
あくまで相手の作戦などお見通しという体裁を崩さず、余裕を持ち見下した演技で相手を煽り真偽を図ってみる。違っていれば違うという確証が得られるのだから、それはそれで得だろう。
ラキアはスキームを頭の中で整理しながら、魔道公爵親衛隊に再び語り掛けた。
「例え貴様等が集めたエネルギーで新宿島への道を開いたとして、それで此方に勝てるとでも?
いや、むしろその特攻じみた作戦を行わなければならない程貴様等は追い詰められているという訳だ。強がりを言っているようだが、此方からしてみればヤケを起こして最期のチャンスに縋っているようにしか見えんな」
「……ほう」
「新宿島のディアボロスは今此処に居るディアボロスより数段強い。当然だろ?
あそこは我等の原点にして最大の武器でもある。貴様とて見ただろう、七曜の戦の時に新宿島より現れたディアボロスの力を!」
ここにきて、ラキアは大きなハッタリをぶつけて相手の動向をもらさず観察しようとした。
「……何を焦っているのだ?」
敵はビシリと背を伸ばしたまま、ラキアに応えてくる。
「本拠地に攻め込まれた場合に圧勝できるのならば、本拠地に引き込んで戦うように仕向けるべきだろう?」
「何……」
ラキアは敵を凝視する。
「本拠地に攻め込まれないように牽制するという事こそ、本拠地に攻め込まれるのが不利であると自覚している証拠」
ハッタリは通用しないと言いたいらしい……ラキアは口をつぐんだ。どうやらこの敵からの情報はもう引き出せないようだな。
ラキアは再び、瞳に強い光を宿してクロノヴェーダを見た。
「話はここまでだな。いずれにしても、貴様等の思惑は阻止してみせる」
「ディアボロス、憎き仇よ。このパルチザンをとくと味わうがよい!」
成功🔵🔵🔵🔴
効果1【未来予測】がLV3になった!
効果2【先行率アップ】がLV3になった!
ラキア・ムーン
ふむ、ならばもう言葉は不要だな
貴様らが何を企もうが知ったことか
事を成す前に潰す、貴様も貴様の後ろにいる7体のジェネラル級もだ
ドラゴンどももついでだ、貴様等と連んだ以上優先順位を上げて潰してやる
お前等は皆……私の敵だ
制限解除、形状変換……再誕の槍よ更なる先へ
《RE》Incarnation:Extend、貴様を貫く槍の名だ
冥府への駄賃として覚えておけ
未来予測、3秒先の世界を常に見続ける
敵の大まかな先の位置が分かれば、それで問題無い
【Call:Breaker_Lance】起動
穂先を拡張、突撃態勢
飛翔し最大加速
速度を乗せた『貫通撃』、これで奴を穿ち貫く!
未来予測で敵のパルチザンの軌道を読む
頭部や胴体を狙った突きに対して此方も槍を当て、軌道をズラし腕や下半身で敵の攻撃を受ける
急所を避け、少しでも長く奴とやり合えるように対応しよう
長物使いなのはお互い様なようだ
そうであるなら、結局は最後に立っていた方が勝ちだ!
無論、そちらに勝ちを譲る気は毛頭無いがな
アドリブ連携等歓迎
ネフェリア・フリート
んじゃ、まあ後は親衛隊の奴をやるだけだな
こっちに罪をなすりつけようとしやがって、それに所業も禄でもねえ
ぶん殴って終わりにしてやるか
親衛隊の奴が居る所まで飛翔し移動だ
取り巻きはもう居ねえみたいだな、あっちで見物してたドラゴン共も片は付けた
残るはてめえだけだ、無事に帰れると思うなよ?
WC:Agility Knuckle!
ガントレットに魔力を回し、纏わせて強化
そして距離を詰めてぶん殴る!
高速の拳、一撃に全力を掛けて『強打』!
真っ向勝負だ、零距離で殴り合う!
ファイティングポーズを取り、防御態勢を即時に整える
未来予測で奴のパルチザンの攻撃を見て、ガントレットで攻撃を迎撃
『オーラ操作』、オーラをガントレットに纏わせ穂先を滑らせるように受け流し貫かれないように対処
避けようなんて都合の良い事は言わねえよ、攻撃を受ける場所はこっちで選ぶだけだ!
パルチザンが纏ってる雷は……まあ、耐えるだけだな!
どんだけ攻撃を受けようと、最後まで立ってた奴が勝ちってな!
だからてめえも、さっさと倒れな!
アドリブ連携等歓迎
光道・翔一
……どうであれ、アンタらが手を組んで何かしら作戦を企ててること、それが此方にとっては大変よろしくない事なのは間違いねぇだろうからな。
…アンタを倒せばその出鼻は挫けるだろうし、そもそも追い込んだドラゴンに肩入れして戦力立て直されんのをみすみす逃す道理はねぇ。
…仇だなんだと意気込むなら、途中で尻尾撒いて逃げんじゃねーぞ?
敵の連続攻撃は【未来予測】も活用して動きを事前に読み、回避または武器による受け流しで対応
その上で敵の動きから攻撃における傾向や癖を分析し、その中で隙となる部分を『看破』
上記によって見出した隙を狙ってパラドクスを発動
敵の動きを大きく制限するために最低1度は足を狙って亜空間を生成し、瞬間消失に巻き込んで喪失させる
狙えそうなら同様の手法で他の脚なども攻撃していくが、
状況によっては収縮による締め付け攻撃ないし一時的な『捕縛』による牽制狙いなど
相手の出方次第で『臨機応変』に対処していく
フィーア・オルリア
残りはボスだけ
実行役も、監視役も全部倒した
後は最後に残った奴をたおしてエンディングだ
魔導公爵親衛隊の所まで移動して戦闘準備
未来予測で敵の動きを観測、移動方向を常時監視
ノーパソくん、戦技004起動
風の弾丸を形成……そしてシュート
『誘導弾』で未来予測で見た敵の移動先に置くように弾丸を誘導
偏差射撃……移動先には攻撃があって吃驚するでしょ
何時の時代にも愛される流行戦術
攻撃後に即座にノーパソくんをバッグに仕舞って寒さ対策
精密機械は寒さにも弱い……
体感的な寒さは寒冷適応で対策
これで寒さは大丈夫
後は身体を凍らせる冷気
氷像になったら困る、氷像化はちょっと流行らないニッチ感
完全に凍り切る前に走って体を動かして、固まらないようにしよう
こういう体育会系的な解決は好きじゃない……けどダメージ受けて更に動けなくなったらちょっとアレだから頑張る
こうやってコツコツ解決していけば、君たちの目論見はいずれ破綻するよ
どんな時代でもコツコツやるのが大正解
こんな一発逆転を狙うやり方は流行っちゃいけない
アドリブ連携等歓迎
「ふむ、ならばもう言葉は不要だな」
ラキア・ムーン(月夜の残滓・g00195)は戦いの始まりを告げた。元よりディアボロスとクロノヴェーダが出会えば戦いは必然。
魔道公爵親衛隊はパルチザンを構えて対峙する。
「面白い座興だった、ディアボロスの未来をほのめかすのはな」
「貴様らが何を企もうが知ったことか」
ラキアは言ってのけたし、それは決して空元気でもない。
「事を成す前に潰す、貴様も貴様の後ろにいる7体のジェネラル級もだ。ドラゴンどももついでだ、貴様等と連んだ以上優先順位を上げて潰してやる」
「ほう。我らの優先順位は知ってのとおりディアボロスが1位だ」
敵は自信を滲ませ、おそらく自陣営の作戦の成功を疑っていないと見えた。互いに一歩も譲らず、仕掛ける隙を狙う……そして。
緊迫した空気を破るようにラキアは言った。
「お前等は皆……私の敵だ!」
――制限解除、形状変換……再誕の槍よ更なる先へ。
得物を手にラキアは魔道公爵親衛隊に挑戦する。
「《RE》Incarnation:Extend、貴様を貫く槍の名だ。冥府への駄賃として覚えておけ」
「小賢しい、勝負だ!」
逆接連鎖戦が発動した。仕掛けたのはディアボロス側、僅かに速い。時空が歪む。彼等は時を操り、空間の意味をなくし、パラドクスを放って戦う。このような戦いの場では未来さえ意味をなくす……。
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)も即座に攻撃に転じた。
『……強引結構。……消えろや。』
詠唱とともに『亜空間包囲斬失』で敵を狙い、穿つ。
「小癪な!」
鎧に突然穿たれた穴は魔道公爵親衛隊を苦しめるが、同時にヒポグリフを駆って彗星のごとく連撃を放ってくる。ディアボロスとしての翔一の身体は、敵の行動を読んで自然にそれに反応する。得物で敵の連撃を叩き落し、傷を最小限にとどめるべく動いた。
ディアボロスとしての実力を十分に発揮して彼は戦闘に集中する。
翔一は敵の目にも留まらぬ連撃を、常人にはあり得ないスピードで払う。歪んだ時空で彼我の技が交差する。
「……どうであれ、アンタらが手を組んで何かしら作戦を企ててること、それが此方にとっては大変よろしくない事なのは間違いねぇだろうからな」
「察しがいい」
余裕ある返答だ。翔一は、鎧の下の敵の自信に満ちた笑みを想像できた。自分の危惧は恐らく当たっている……なら、何が何でもこの敵は倒す。
「……アンタを倒せばその出鼻は挫けるだろうし、そもそも追い込んだドラゴンに肩入れして、戦力立て直されんのをみすみす逃す道理はねぇ」
「やってみろ。簡単に倒れるつもりはないぞ」
「ああ、やってやる。……仇だなんだと意気込むなら、途中で尻尾撒いて逃げんじゃねーぞ?」
敵を煽りながら、翔一は冷静に敵を分析していた。攻撃における傾向や癖を分析し、その中で隙となる部分……。
一方、ドラゴン達を倒したフィーア・オルリア(大流行・g05428)とネフェリア・フリート(剛腕粉砕・g05427)の二人も最後の敵を倒すために合流する。
「残りはボスだけ。実行役も、監視役も全部倒した」
「ああ、後は親衛隊の奴をやるだけだな。こっちに罪をなすりつけようとしやがって、それに所業も禄でもねえ。ぶん殴って終わりにしてやるか」
ネフェリアはその言葉どおり、魔道公爵親衛隊をぶん殴りにいった。
――WC:Agility Knuckle!
詠唱に導かれて両手のガントレットが魔力を纏う。そのまま敵の頭上に急降下するとネフェリアは高速の拳を放った。
「な、……上からか!」
魔道公爵親衛隊が反応し、雷を纏ったパルチザンの連撃とガントレットの高速拳がぶつかる。
「取り巻きはもう居ねえみたいだな、あっちで見物してたドラゴン共も片は付けた」
「ム……」
「残るはてめえだけだ、無事に帰れると思うなよ?」
「我には最早帰る場所などない! いくぞ」
「真っ向勝負だ、来い!」
ネフェリアは高速で敵と撃ち合いながら、全力の一打を撃ち込むチャンスを探る。瞬時、ガツッと嫌な音がして敵のパルチザンがネフェリアに届くが、その穂先は彼女を貫くことはできず、するりと滑ってゆく。
「そこだ!」
雷撃の衝撃は耐えて、ネフェリアは拳に全霊を込めた。
「グワ」
よし、はいった――アークデーモンの呻きをネフェリアは確かに聞いたと思った。
ネフェリアは即座にファイティングポーズをとって下がり、鎧の隙間から血を流し、それでもパルチザンを構える敵に備えた。
確かにネフェリアも無傷とはいかぬが、敵のダメージのほうがずっと大きいようだ。
「第2ラウンド開始だな」、再びネフェリアの拳が唸る。
他方でフィーアは淡々とマイペースに戦闘を開始する。
(「ノーパソくん、戦技004起動」)
慣れた様子で愛用のノーパソ君を操作し、風の術式をロードする。
『戦技ロード……実証開始』
フィーアの金の瞳が深く染まる。
魔力が高まる。
パラドクスが発動して、風が巻きあがった。
(「弾丸を形成し……シュート。」)
フィーアも敵の動きを先読みし、着弾点を定めて攻撃を放った。弾丸はあたかも誘導されるように軌道を描いて敵に接近する。
(「偏差射撃……移動先には攻撃があって吃驚するでしょ。何時の時代にも愛される流行戦術」)
フィーアはだが、ふるりと震えて攻撃後の大事なノーパソくんをしまう。
急速に周囲に敵の反撃による冷気が発生していた。これが魔道公爵親衛隊のパラドクスなのだ……だから耐えられるかぎりは氷像になることはないと思うが……それでも何かしたい。フィーアは余り好きではないと思いつつも体育会的な方法を試みた。つまり、走り回って身体を動かしてみたのだ。
(「氷像になったら困る、氷像化はちょっと流行らないニッチ感」)
完全にダメージを避けることはできなくとも、ともかくフィーアは敵の反撃には耐えた。氷柱の一本くらい、まあどうということはない。
そしてフィーアの攻撃は余程大きなダメージをクロノヴェーダに与えていた。
(「さて……そろそろ敵へのダメージも積み重なってきた頃」)
フィーアは敵の動きをより一層、注意して観察し、攻撃を続けた。
「こうやってコツコツ解決していけば、君たちの目論見はいずれ破綻するよ」
風と冷気が会話する。否、風の弾丸を操るフィーアと冷気を放出する魔道公爵親衛隊が時空の狭間ですれ違い、言葉をかわす。
「何の話だ?」
「どんな時代でもコツコツやるのが大正解。そう言った」
「は?」
「こんな一発逆転を狙うやり方は流行っちゃいけない」
流行るかそうでないかはフィーアが世界を語る上では重要なキーワードだ。
「つまり、貴様流にいえば、流行らせなくてはならんな、我らは」
「……させない」
フィーアはもう決して凍り付かない決意を抱き、風の弾丸は術者の意思をのせてアークデーモンを撃つ。
「グ……」
敵が呻き、フィーアが作ったそのほんの僅かな隙をネフェリアは見逃さない。
地を蹴り、銀髪を躍らせてアヴァタール級に畳みかけた。
ネフェリアは自身の傷をものともせず、フーフーと肩で息を吐く敵に言葉を吐いた。
「どんだけ攻撃を受けようと、最後まで立ってた奴が勝ちってな! ……だからてめえも、さっさと倒れな!」
高速の拳が唸り、敵の反撃を打ち砕いて、魔力をのせて炸裂する。
鋭い一撃に鎧の砕ける音がした。
「お、おのれェ!」
翔一も攻撃の機会を見逃さなかった。
(「……大分、消耗してきたな。あと一息か」)
アークデーモンはヒポグリフ駆って舞い上がるが、翔一は狙いすまして、パラドクスを放っていた。 ――亜空間包囲斬失。
(「……砕けろ!」)
「オオー」、とうとう、敵から悲鳴のような声が漏れた。装甲に包まれた脚部が、亜空間にのまれて途中から消滅する。
果たして、敵はバランスを崩して着地した。
「……これで動きは制限されるはずだ」
翔一はラキアを振り返る。
「ああ、奴を穿ち抜く!」
ラキアは短く翔一にうなずき、ランスを構えて突撃した。
――Call:Breaker_Lance。
再誕の槍の穂先が拡張する。ラキアは地を蹴り一陣の風になった。敵は最後の力を振り絞り、槍を衝き出してくる。
逆接連鎖戦において頼みになるのは己の力のみ。凄まじい集中力でラキアは先を読み、急所を衝こうとする槍を払い、あるいは身体を捻って別の場所で受けた。
「長物使いなのはお互い様なようだ。そうであるなら、結局は最後に立っていた方が勝ちだ!」
「我、敵を前に撤退なし。行くぞ」
クロノヴェーダは血を流しながら潔く言った。
「そちらに勝ちを譲る気は毛頭無いがな」
最後の瞬間、ラキアは『破壊者の槍』を力強く敵に放った。炎と風が二重螺旋を描いて巨大な槍に宿り、魔道公爵親衛隊を貫く。刹那閃光が走りアークデーモンをはその乗騎ごと爆散した……。
「――私の、私達の勝ちだ」
ラキアは呟いた。
ディアボロス達は戦果を手に新宿島へと戻る。
グィネヴィアとアークデーモン達の企みを阻止するため、また一つの事件を解決したのである。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【飛翔】がLV3になった!
【一刀両断】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!