リプレイ
天夜・理星
……うん。
今まで乗ったどんな列車よりもずっと楽。
ここまで突き抜けてるのは逆に奇跡だよ。
これを言うのは正味御門違いだがとってもありがたい。
そのイタリアン口調さえどうにかなってくれたらもっと楽だった。
ヴェネツィアのバーゲンセールやめれ?
しかもなんか増えたな?
しかしどうしよ。
やる気があれなら何か一つ些細なきっかけが有ればいいんだけど。
……ピアノ弾くか。
実は専用のアイテムとパラドクスがある。ニュー、無題。使い道に困るやつ。
こいつを使えばなんか行けそうな気がする。だって大丈夫でしょリクエストが飛んできたら演奏技能も織り交ぜて見合ったものを奏でられればいいんだから。
暇が過ぎるなら時間でも作ればいいんだよこの音聴いてさ。
実際食料はこの後でも十分に間に合うんで、心配しないでもろて…。
……で、人々が集まってきて、口説きの一つでもやってきたら…って話なんですけど、これに関してはコミュ力を利用して全てを軽くいなす。なんか面白いなとは思うけど既にアタシに大切な人がいるし。ま、友達にならいくらでもなってあげよう。
●ディアボロスの戦いに楽なものなんて何もないんだ!
「……うん」
天夜・理星(復讐の王・g02264)はとても味わい深い顔でパラドクストレインを降りた。
なんだろう。なんかいつもよりすっごい楽な気分。やっぱり昔の世界って今より空気が綺麗だからかな?
それにイタリアの景色が美しいからかな? きっとそうに違いないね。
「よし、今回は気楽にいこっと」
ぐーっと伸びをしながらめっちゃリラックスしていた。たとえるなら、「あっ仕事だ! と思って慌てて起きてから休日だったことに気付いた日の朝」って感じだ。お得だね!
「オー、これはベリッシモ(とても可憐)な方だーノ……!」
「なんてスプレンディダ(美しさ)! 素晴らしいッツォ!」
「まさにディ・モールトベネ(非常に良い)だリーナ!」
イタリア男たちは感涙した。彼らはイタリアの男なので、女性と見たら口説かずにはいられないのだ!(※イタリアの方に対する変な意図は一切ありません)
「そのイタリアン口調さえどうにかなってくれたらもっと楽だった。っていうかほんとなにそれ??」
多分この村の方言なんだろう。あのほら、英語と一口に言ってもイギリス英語とアメリカ英語で違う的な……なんかそういうのだよ、わかれ!
「どうか私と素敵なひとときを過ごしてくださいーノ」
「ヴェネツィアのバーゲンセールやめれ?」
「おおバンビーナ! 俺と素敵なシエスタをするッツァ!」
「アタシ22歳なんだけど??」
「パスタ大明神」
「僕の心はキミの瞳に釘付けなんだリア!」
「いまなんか増えたな???」
次々に口説かれる。理星はツッコミを早々に諦めた。このままだと過労死間違いなしだ!
「……っていうか、ピアノでも弾こうと思ったらその必要すらなかったんだけど!?」
理星は存在しないカメラ(カメラって何?)に向かって叫んだ。せっかく準備してきたのにその意味すらなかったよ! まあそれはそれで手間がかからなくていいんだけど。
「でもごめんね、アタシもう大切な人がいるんだ」
「「「あ、それは大丈夫です口説きたいだけなんで」」」
「普通に喋れるんじゃん!? じゃあもう普通に友達でいい!?」
「「「ありがたいッツァ!」」」
「戻るなよ!! いや戻してよ!!」
やっぱりツッコミが……ツッコミが追いつかない……!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
篠村・蓮十郎
話は聞かせてもらったッツァ
!!!!!
俺に任せロマーナ!!
(こんな事もあろうかと作っておいた鱈腹団子をもぐもぐしつつゲートイン)
郷に入ってはなんとやら、だ。
口調を合わせて接すれば親しみも湧くはず……
万事問題無い、俺は語学も堪能なんだ(?)
手を貸そう、俺に良い考えがあるーノ。
単刀直入に言えば、たくさん食べる男はモテまくるッツァ。(当社調べ)
なので暇潰しも兼ねた大食い大会を開催するのはどうだッツ。
何、気にすることは無いッツォ。
食い物ならこちらで用意するし、いくらでも増やせるからーナ。
それにこうして増やしておけば、当面は飢えに喘ぐ事なく助カルパッチョ。
(口福の伝道者で鱈腹団子を増殖、大食い大会の準備をする)
……待て、疑うのはまだ早インサラータ。
騙されたと思ってまずはやってみロシュート。
さあ勇士よ集エスカルゴ!
●ネイティブよりイタリア語上手い人がやってきた(諸説あり)
「話は聞かせてもらったッツァ
!!!!」
「「「!?」」」
まるでネイティブイタリア人のような滑舌と完璧な発音! イタリア男子たちは驚愕した!(※繰り返し言っておきますがイタリアの方々に対してなんか変なアレはありません)
「あ、あなたは一体何者ーネ!?」
「その完璧な発音、まさかこのあたりの生まれッツァ!?」
「まるで村の仲間のようだッツォ……!」
「ふっ、そこまで褒めても何も出なイタリーノ」
なぜか鱈腹団子をもぐもぐ食べつつ、クールに髪を撫で付ける篠村・蓮十郎(鋼剣・g09914)。そしてくわっと目を見開いた!
「だが! すべて俺に任せロマーナ!!」
どこから出てくるんだそのやる気と自信は! というかなんでこんなトンチキな村の方言に完璧に同調できているんだ!?
(「……と、こうやって口調を合わせて接すれば親しみも湧くはず。やはり狙い通りだったな」)
実はこれは蓮十郎の狡猾な策略だった。
語学堪能というクッソ有能な設定を、こんな形で実現してしまうのはどうなんだろうか。もしマジで語学堪能だったとしても今回の一件だけで激しく説得力が落ち込むのだが蓮十郎は気付いているのだろうか! でまかせだったら一番アレだけど!
(「この信頼に満ちた眼差し、今のところは何も問題ない……であれば、次のプランだッツォ!」)
心の声まで侵略されている! 大丈夫なのか!?
「さて男たちよ、旅のナンパ男である俺がモテる男の条件を教えてやルーノ」
蓮十郎は最後の鱈腹団子をぱくんと口の中に放り込み、クソ真面目な顔で言った。
「単刀直入に言えば……たくさん食べる男はモテまくるッツァ!!」
「「「!?」」」
まさかの珍説! なお、根拠は蓮十郎が調べたデータを基にしている。聞き取りを行ったのは蓮十郎一人だけだ。あれっこれ独自研究って言いません?
「そこで! 暇潰しも兼ねた大食い大会を開催するのはどうだッツ!?」
「「「大食い大会
……!!」」」
だが、食料がないのだ。彼らはそう言おうとした――しかし目の前にずらりと並んだ無数の鱈腹団子が、男たちの反論を飲み込んだ!(食べ物だけに)
「お前たちの考えることなど全てお見通しだッツーノ」
蓮十郎はフッとクールな流し目をキメた。
これで大食い大会を開かせれば、暇潰しをさせつつごく自然な流れで食糧事情も満たすことが出来る。なんて完璧な作戦なんだ!
「さあ、勇士よ集エスカルゴ! いざ大食い大会でモテまくりの勝ちまくり!」
「モテまくりの勝ちまくり!?」
「お前たちの底力を見せてみロシュート!」
「「「ウオオオオ
!!」」」
男たちは団子に群がる! なんかもう方言がただのイカれた語尾キャラになっている気がしなくもないが、もうここにツッコミ役という概念は存在しなかった。狂気!
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
宮村・凪
暇!?暇って言った!?
やったー!麻雀のメンツが揃うぞー!!(ガッツポーズ)
とりあえず3人は確定で俺と同卓で…はい、みんな4人組作って~!
なになに?麻雀のルールを知らない…大丈夫、俺が手取り足取り教えてあげるよ。
たとえ相手がむさくるしい男であってもね。
ん~?麻雀に興味がない?ならポーカーでもバカラでも構わないよ。
暇をつぶすにはギャンブルが一番!遊んでる間にあっという間に物資が届くさ。
あ、そうだ。外国なら金賭けても問題な…あ、いや、なんでもないっす。
そうだなぁ…とりあえず、ビリの人は一枚ずつ服脱いでくってのはどう?
男の脱衣麻雀、楽しそうじゃん♪
●ギャンブルで暇を潰すのは……穀潰しなのでは!?
「暇!? 暇って言った!?」
ギュン! と土煙を上げてパラドクストレインから駆けつけたのは宮村・凪(国士無双・g10471)である。
その目は子供のようにキラキラしていた。23歳児というべきかもしれない。
「え、あ……はい、言いましたッツォ」
「やったー!!」
きょとんとするイタリア男児に凪は両手を振り上げて盛大に喜んだ。
そのあまりのアゲアゲなテンションに、他の男性たちもぽかんとしている。
一体、凪は何をここまで喜んでいるというのだろうか……?
「これで、これで麻雀の面子が揃うぞー!!」
「「「はい
??」」」
ガッツポーズする凪に首を傾げるイタリア男たち。
「あ、そっか麻雀知らない? えっとね、4人もしくは3人でやるゲームなんだ。でもやっぱり4人が一番楽しいと俺は思うよ!」
凪はぺらぺらとルール説明を始める。あまりの勢いに完全に置いてけぼりのイタリア男たち。
「……っていう感じで遊ぶんだよね! はいじゃあみんな4人組作って~」
「いや話が早すぎだッツァ!」
「一回だけの説明じゃわからんノーネ!」
「そもそもなんでもうやる流れになってるーノ!?」
「え? だって暇なんでしょ? 暇なときはギャンブルが一番じゃん」
むしろ何言ってんの? みたいな顔になる凪。イタリア男たちは顔を見合わせた。
「「「……もしかしてこの人、クズでなイーノ?」」」
「いやいやいや! ひどくない!?」
凪はさすがに不満があるようだ!
「だってほら、海外ならお金賭けても問題ないでしょ!?」
んっまるで国内でも賭けたことがあるようなことを言っている!?
「あっもしかしてお金賭けるのはダメだった? じゃあえっとなんでもないです」
「今「えっと」って言ったッツァ」
「じゃあ代わりに脱ごう! ビリの人が一枚ずつ!」
「「「なんで
!?」」」
野郎どもの麻雀大会など地獄でしかないが、凪はウキウキしている。もしかしてギャンブルができればそれでいいのでは……?
「ん~、麻雀がダメならポーカーでもバカラでも構わないよ!」
「「「やっぱりギャンブルやりたいだけのダメ人間だったーノ!」」」
もはや満場一致である。ナンパ野郎どもにツッコミをさせるとは、凪……恐るべし!
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!

シャーリー・ラフォルス
ご主人様(g00112)と♥
★アドリブ、連携歓迎
や、やだ、わたくしモテモテでございますぅ〜(ご主人様チラッチラッ
現代のシンデレラとか両親にも言われていましたから!!
「あらまぁ、クソ田舎でも腐ってもイタリアのジェントルマンでございますね。このわたくしを口説くなんて、わたくしの清楚で繊細な美しさの前では女神も裸足で逃げてしまいますわ!」
※きっと、多分、メイビー、二度と来ないであろうモテ期(背後談)
(でもっ本命は……麗しいご主人様達♥いずれ、何故か取り出せなくなった指輪を受け取ってもらいLove me tender(手でハートマーク)
んんん?
あら?
あらら??
「そんな口説き程度で満足できませぬ!!ほら、もっと満足出来る口説きを!もっと胸を熱くするフレーズを出さなきゃイタリアの男じゃないでございます!!」
べ、べつにぃ!
3Dご主人様を合成音声で喋らせる台詞にするわ、わけじゃないんだからね!!(チラッチラッ
ドールに仕込むのも……ぐへへ
……ご主人様達がバスローブ姿に見えてくる(幻視
君、優勝(札束で殴る
ヴァイスハイト・エーレンフリート
シャーリー(g05277)と
★アドリブ歓迎
おやおや、珍しくゴ……を口説くなんて、私を忘れて……(視線を無視して他人のフリ)
こういう時は勉強会でもしましょう
「無駄ではないですよ。金持ちやもっと色んなバリエーションの口説き方が増えますよ?」
【ダンス】が出来るだけでも違います
【植物知識】だって、この村を豊かに出来るでしょう
それに花の知識があれば、口説く材料にもなります
(残念ながら私は口説くのは出来ませんから、ほぼ知識を教えるだけでょうね)
……そういえば、シャーリーの指輪が特級呪物化してたから封印したけど、持ち出されてないと良いなぁ(フラグ)
「ほら、あのメイド(シャーリー)で試して良いですから、勉強に集中しましょう」
リヒテンに手伝ってもらいながら教えます
シャーリーより何故かリヒテンの方が知能が高い事には気にしない
ほら、飼い主に似るって話あるでしょう?
「??何か、悪寒が……」
ゴリラがホストに貢ぐような光景が見えた気がする
帰る時はリヒテンがシャーリーに散歩ヒモ付けて帰ります
一応、飼いゴリラだからね
●ゴリラだって生きてるんだ!
「ワオ! そこの彼女! 俺達と素敵な時間を過ごさないーノ?」
「めくるめく恋のストーリーを二人で作ルデンテ!」
「さあ! 一緒にロマンスを奏でないかっツァ!」
ぞろぞろとシャーリー・ラフォルス(軍人(駄犬)メイド長・g05277)を取り囲むイタリア男子たち。シャーリーを? シャーリーを、である。黙ってれば……いや、黙って身動き一つ取らず表情も変えず微動だにしていなければシャーリーだってれっきとした女性なのだ。求められる前提条件多くない?
「や、やだ……! わたくしモテモテでございますぅ~❤」
シャーリーは両手を頬に当て、キャッ口説かれちゃった~☆みたいな感じのキラキラした表情(つまりこのアイコンだ)をしながらチラッチラッとヴァイスハイト・エーレンフリート(死を恐れぬ魔術師・g00112)の方を見ている。なお、そのヴァイスハイトの方はシャーリーの視線を完全にスルーしている。
「ああ~ん! これではわたくし新たな恋に落ちてしまうかもでございますぅ~❤(くねくね)」
「珍しいですね、ゴ……いや、私を忘れて彼女を口説くなんて」
「こんなに言い寄られたら心が抜けかけの奥歯みたいにグラグラ揺らいでしまうかもしれませんわぁ~❤(もじもじ)」
「うーん私は他人ですが物好きな人たちもいるものですね」
ヴァイスハイトは海草みたいにキモい動きをするシャーリーを一切視界に捉えていない! プロフェッショナルだ!
「ああっ、クソ田舎でも腐ってもイタリアのジェントルマン、このわたくしを口説くその度胸とチョイスと見る目に関しては褒めて差し上げますわ!」
「「「え
……」」」
なんか様子がおかしいのでちょっとヒキ始めたイタリア男子の皆さんに対し、シャーリーはノリノリだ。
「まあそれも当然でございましょう、わたくしの清楚で繊細な美しさの前では女神も裸足で逃げてしまいますもの!」
「いや、そこまでは言ってな」
「そう! 天上の神々が妬み、地獄の悪魔たちでさえ羨む超絶美☆少☆女とはわたくしのこと!(※26歳)あぁ~ん事実とはいえ申し訳ない気持ちになりますわぁ~~~❤❤(くねくねチラッチラッ)」
「まあ思うことは個人の自由ですからね、内心の自由というやつです」
きっと、多分、メイビー、二度と来ないであろうモテ期を自分で終わらせるシャーリー!
ドン引きしているイタリア男子の皆さん!
相変わらず完全にガン無視を決め込んでいるヴァイスハイト!
なんだろうこの光景。地獄かな?
「でも残念ですわ、わたくしには……(チラッ)心に決めた本命がおりますの……(チラッチラッ)」
「おや、あの雲美味しそうな形してますね(ガン無視しているヴァイスハイト)」
「そう、それは麗しい……キャッ恥ずかしくて言えませんわ❤私花も恥じらう乙女(※26歳)ですもの! 恥ずかしいですわ恥ずかしいですわ❤(チラッチラッチラッ)」
「あっちの雲はソフトクリームみたいな形ですねえ(ガン無視しているヴァイスハイト)」
(「そう、いずれ何故か取り出せなくなった指輪を受け取ってもらいLove me tender……❤」)
シャーリーは(いつものことだが)完全に自分の世界に没入していた。
イタリア男子の皆さんはドン引きで顔を見合わせ、「もしかしてこれはパンドラの箱を開いたのでは?」と確信する。
「……んん?」
なんだか静かになったので、シャーリーは物足りなさそうな顔をした。
「あら? あらら?? どうしましたの? 口説き文句はそれで終わりですの? もっと言葉を尽くしなさい! 早く(ハリー)! ハリーハリー!!」
シャーリーはどこかの吸血鬼みたいな(具体的に言うと背景に埃なんだか紙吹雪なんだかよくわかんないものが舞ってて全体的に黒ベタ)表情でずいっと迫る!
「「「アイエエエ!」」」
コワイ! ゴリラの威圧感に気圧されるイタリア男子たち!
「おっとそこの皆さん、ここで私が勉強会を開いてさしあげましょう」
さすがに見ていられなくなったヴァイスハイトが(シャーリーが不満のあまり暴れ出してイタリア男子たちの命を危険に晒さないために)割って入った! シャーリーの方は見ていない!
「いいですか? 金持ちやもっと色んなバリエーションの口説き方を増やすのは無駄ではありません。それにダンスや……そうですね、花の知識なども重要です」
ヴァイスハイトは割りと普通にためになるアドバイスをする。
「ああっご主人さまっ! さすがですわぁ~~~❤(くねくね)」
「「「ためになるなぁ~~~」」」
イタリア男子の皆さんもくねくねしてるシャーリーを認識範囲外に押し込んだ。シャーリーの呪物化した指輪みたいに。
「いいですのイタリア男ども! ご主人様の薫陶を学んで、もっと満足できるもっと胸を熱くさせるフレーズを考えつくんですのよ!!」
「うーん何か悪寒がしますね。土地に縛られた悪霊とかいません?」
「べっべつにわたくしが3Dご主人様に合成音声で喋らせる台詞にするわけじゃないんだからねっ!!(チラッチラッ)あっドールに仕込むのもよいでございますねぐへへ」
「ちょっとあっちのすみっこのほうで勉強会しましょうか」
「ああっおまちになってご主人様! お金ならございます! 有望そうなイタリア男にも差し上げますから! 札束でぶん殴って差し上げますから!!!」
「「「すみません助けてくださいーノ!」」」
「本当に危なくなったら散歩ヒモつけておきますから大丈夫ですよ」
イタリア男子たちは知った――そのそつがない紳士な優しさこそが、モテの秘訣なのだと……!(後ろからドスドス迫ってくるド級のゴリラは見なかったことにする)
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
薬袋・透
【透明】
村の女性はひととおり口説いたと…。なるほど…あ、良いこと思い付いたわ!
明莉を女装させて男衆の前に出しましょ、個人的に口説く基準気になるし。性別が女なのか服装が女なのか心が女なのか……
決して絵面が面白そうとか勝手にアイス食べられた仕返しとかそんなことはないわよ
僕を口説いて来た奴は逆に口説き返して女装仲間に引きずり込みましょ
新しい娯楽の提供ってやつね
赤信号皆で渡れば恐くないとも言うし
相手のことを良く知った方がナンパしやすいだろう、ていうもっともらしいこじつけの理由もあるし
そも、僕婚約者いるからね
女装させるのはノリノリでやるわ(しっかりこっそりちゃっかりパラドクス使用、言いくるめる)
思い描いて!理想の女性像を!一生に一度は必ず口説きたいと思う最高のマドンナを!貴方がそれになるのよ!
新しい扉開いちゃった人は……。ごめんね、そこまでは責任持てないわ(真顔)
薬袋・明莉
【透明】二人
透さん?あ、って何?あ、って
嫌な予感しかしない…的中しやがった!!まさかこの間のアイスの件…嘘つけ!根に持ってるだろその言い方ァ!仕方ねぇ今回は俺に非があるしな、気が済むまで付き合うか
(フリフリボンネットのゴスロリ姿に。以降村人と双子の片割れのトンチキ行動にツッコミ続ける)
待て!アンタ本当に俺で良いのか?良く見ろ180超えの野郎だぞ!とりあえず口説けば良いって魂胆か?!
そこのアンタは仕方ないから口説くか、みたいな態度をせめて隠せ!
透オメーは新しい娯楽の提供とか言って何村人言いくるめてんだ!
ああ、また一人蛇の毒牙に……
婚約者?待ってその話初耳なんだけど?後で聞かせて貰うからな?
いやそこは責任持ってやれよ、この状況生み出した元凶としてよ!
なんか……一気に疲れた……
しかも疲れた原因の八割身内な気がするし……
●そんな形でスクリーニングすることある?
「あ!」
「……透さん?」
薬袋・明莉(情熱のアーティスト・g02002)は非常に嫌な予感を覚え、何か思いついたらしい顔の薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)をジッと見た。
わからない。何を思いついたのかはわからないが、透がこういう顔で手をぽんと叩いた時は決まってよくないことになる。もうこれは積み重ねた経験からくるほぼ確実な予知だ。もしかして自分は透関係限定なら時先案内人になれるのでは? と彼は思った。なれないけど(これは予知というより回避不可能の雪崩を前にしたようなものなので)
「ほら、彼らって村の女性は一通り口説いたんでしょ? つまり……」
「いや待っていただけますか透さん? あの、何を思いついたかわからないんですがまず俺の意見とか意思をですね」
「どこからどこまでを女性とするのか気になるわよね! 確かめてみましょう!」
「おいコラァ!! それやっぱこないだのアイスの件根に持ってるだろ!!」
「別にそんなことないわよ、ただ絵面が面白そうっていうだけで」
「余計最悪だよ!! いやまあ俺にも非があるけどさぁ!!!」
明莉は大変異論をぶちあげたいところだったが、透はもう「これ面白そうだからやってみよ!」スイッチが入ってしまったのでどうしようもない。恐ろしいね!
というわけで、フリフリボンネットのゴスロリ姿になった(というかさせられた)明莉。並んでみるとさすがは双子、どっちが男性でどっちが女性なのかまるで区別がつかない。もともとの顔の良さやシルエットのすらりとした感じも相まっている。
「さあ、どうぞ存分に口説いて頂戴!」
「…………(喋るとさすがに性質の違いでバレそうなのでとりあえず最初は黙っていろと透に言われている)」
「「「ワーオ! なんて可憐なお嬢さんたちなんだッツァ!」」」
イタリア男たちがズドドドドと土煙を上げて群がってきた! 獲物を見つけたバッファローか何かかな?
「ヘイ彼女! 俺と忘れられない時間を……インスィエーメ(※イタリア語で「一緒に」の意味。発音はすごい巻き舌)しない?」
「あら嬉しい。じゃあせっかくだし女装仲間になりましょう!」
「え??」
透を口説いた男はなぜか用意されている(※サイズもぴったり)のゴスロリ衣装をぐいぐい押し付けられる! どこで測定したんだそもそもどっから用意したんだ! うんまあ【アイテムポケット】とかそんなのじゃない?(ネタシナリオ特有のガバガバ判定)
「大丈夫、新しい娯楽の提供ってやつよ。赤信号みんなで渡れば怖くないとも言うでしょ?」
「何それ知らないその言葉そもそも赤信号ってなんだッツーノ!?」
「大丈夫大丈夫、痛くしないから!」
「アイエエエ!」
食らいついたら逃さない! 透はもはやブラックホールだ! なんならパラドクス使用も辞さないほどの前のめり。一般人相手にやることかよ……!
「あーあ、透完全にノリノリだよ……まあ俺が口説かれるわけが」
「オーウなんて見目麗しいマリーア……ワタシの心は完全に恋に堕ちていまっターネ!」
「は???」
明莉は宇宙を背負った猫みたいな顔になった。
「さあ! 二人きりで誰も知らない夜空を旅しヨーネ! ワタシたちは今宵星空の旅人になるんダーヨ!」
「いやなんだよその口説き文句!? 何すんのか何ひとつ具体的じゃなくて逆に興味そそられるけど怖さのほうが勝るわ!!」
ビシィ! 明莉は鋭いツッコミを入れた!
「そもそもよく見ろよ! 俺は180cm越えの野郎だぞ! とりあえず口説けばいいって魂胆か!?」
「だがそれがいいんダヨーネ」
「わかるーノ」
「えっなんか新しい同意者出てきた怖っ」
横からススッと最初からいましたとばかりにスライドしてきた村人C(なんか趣深い顔で深く頷いている)にドン引きする明莉。こいつらの懐深すぎないか? もはやこいつらがブラックホールなのでは??
「あ、なんだ男ナーノ。まあいっか」
「そこのアンタは仕方ないから口説くかみたいな態度をせめて隠せよ!!!」
「ねえ見て明莉! この人すっごい女装似合ってると思わない!?」
「殺しテーヨ……(絶望的な表情でお人形さんみたいになってる胸毛のむくつけきイタリア野郎)」
「うわあ夢に出そう!!」
「あ、あれをすればもっと口説きがうまくなるーノ!?」
「そうよ! 理想の女性像を思い描いて! 一生に一度は必ず口説きたいと思う最高のマドンナを! あなたがそれになるのよ!」
「「「な、なるほどーネ
……!」」」
「おい何新しい村人言いくるめてんだよ!? 被害拡大するのやめろよ!」
「まあ実際問題口説かれても僕婚約者いるから応えられないし、新しい扉開けちゃっても責任持てないんだけどね」
「うわあ急に真顔になるな! って婚約者
!?!?!?」
怒涛のようなボケの中でさらっと明かされた新事実に面食らう明莉!
「その話初耳なんだけど?? ちょっと詳しく」
「「「オーセニョリータ~!」」」
「それスペイン語だろ!!! ちょっと透! 透ーっ!!」
怒涛のイタリア洪水に押し流されていく明莉! 透はノリノリで女装被害者を増やしまくった。このままじゃ性癖おかしなって村が滅ぶ!!
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV2になった!
天夜・理星
でーーーーーー何するんでしたっけーーーーーーーーーーーーーーー……
……あーーーーーーーーーーーーーおおおお? お?
どうしたんだい凪さん(g10471)や、この王になんでも言ってみな。
建物復元、それと口福の伝導者もよそからお借りして、食糧と建物の支援の幅をもっと拡げたかったんだよ。
2つが揃えば後は安定してどうとでもなる。
ん、土壌も大切だね。そしたら植物活性はアタシが補って、収穫なんぞも安定して実現出来る状態を作ってみたい。一緒に出来そうか、凪さん?
…やる気、やる気ねえ。
でも、心配は要らねえんじゃないかな。あの調子だけど、アタシたち復讐者の助けを受けて、あの人たちはやる気を取り戻し始めてる。そう信じてる。だからアタシたちに出来るのは、その人々の想いに報いること。そうすればこの世界もきっと、取り戻した時にもっと色づいているはず、そう思うから。
だから、今はアタシたちに出来ること、やってみようよ。
……うん。
でもま、あの口調戻ってなかったらそれは知らね。
そこに関して手は尽くした。にーどもあつっこみ。
宮村・凪
(②のあと)
遊んでばっかいないで、実際のところどうしたもんかね。
そういえば来る途中に廃村が見えたっけ。
壊れてるけど、まだ形を保った家もあったから【建物復元】で人が住めるようにならないか試してみるかな。
家財とかも復元できればラッキーだよな。
あとはー…地形を利用して開墾できそうなところさえ見つけられればバッチリか。…まあ、あの人らがやる気出してくれるかは別問題として…
とりあえず建物の復元試した後に、土壌を調査してみるよ。
確か湿った土が農作物に適してるんだっけ。
天夜(g02264)さん、やることなさそうだし手伝ってくれないか声かけてみようかな。
(アドリブ、お誘いの可否おまかせ)
●ヒマでヒマでしょうがない!
「ツモ! リーチツモチンイツドラドラはい裏乗った8000オール!」
「「「ぎゃああ……っ
!!」」」
宮村・凪(国士無双・g10471)に麻雀を仕込まれ、そしてケツの穴までむしられた(※お金は賭けてない。賭けてるのは脱衣。そして彼らはステテコパンツ一丁である。ステテコパンツこの時代にあるのか知らんけど)男たちはがくりと崩れ去った。こと勝負となれば凪は強いのだ……!
「あー、満足した。って遊んでばっかいるとダメだな」
気持ちよくアガッた凪は早々に卓から立ち上がり我に返る。そうだそういや物資補給とか開拓もしなきゃいけないんだわ。
「……あーーーーーーーおおおお? お??」
そこで知った顔がいることに気付く天夜・理星(復讐の王・g02264)。口説かれ地獄のせいで意識が宇宙の彼方にブッ飛んでいたので気付いていなかったようだ。
「お、天夜さん! いいところに!」
凪の方もようやく理星に気付いた。口説きとかどうでもいいからギャンブルしようぜ! でイタリア男子どもに麻雀教えたりバカラやったり合間合間に賭けサッカー(※どっちがリフティング続けられるかで賭ける。負けた奴らはステテコパンツ一丁になっている)をやってたもんだから、こっちもこっちで気付いていなかったらしい。
「いいところにって、むしろ凪さんがこんなところにいるのがびっくりだよ」
「それを言うのはこっちの台詞な気がするんだけどな……」
凪は珍しくツッコミに回った。いや意外と普段からそうなのかもしれないが。
「いやほら、遊んでばかりいないで少しはちゃんとディアボロスらしく仕事しないと、って思ってさ」
「ああ、それなら大丈夫じゃない? アタシたちもう十分ディアボロスらしい仕事してるでしょ」
「遊んでた俺が言うのもなんだけどさっきまでのアレはディアボロスらしい仕事ではなくない??」
ステテコパンツ一丁で敗地にまみれる野郎どもや、相変わらずそこらじゅうで口説いてたり口説きレッスンを受けてたり女装させられてる(!?)野郎どもを遠くに見やる凪。あれっもしかしてギャンブル教えこんでた自分は暇潰しという意味ではまだ普通の選択肢を採っていた……!?
「んー、まあもちろん土地の開拓とかそういうのは必要だけどね」
さっそく【植物活性】やらを発動しながら、理星は言った。
「あの調子だけど、アタシたちディアボロスの助けを受けて、
あの人たちはやる気を取り戻し始めてるし」
「……むしろもっと口説きにのめり込んでるようにしか見えないし、なんか新しい扉開いてる層もいるみたいだけど」
「大丈夫、アタシは信じてる。ほら、人々の想いとかそういうやつを。ね?」
「エモい方向にすることでうまくごまかそうとしてない??」
でもまあいいか。自分もまともなことやってたとはいい難いし。それで話が収まるなら! 凪は割とシビアな思考をするタイプなのでそう思った。
とかなんとかボケとツッコミの応酬しつつ、建物をアレしたり土地を開墾したり、彼らがマジで餓死しないように最低限のことはやっているあたり、二人とも根は真面目だ。
「そうすればきっと、この世界を取り戻した時にもっと色づいているはず。そう思うんだよね」
「色づいている、かぁ」
トンチキ極まりない光景を遠くに見つつ、凪は笑った。
「いいな、その表現。俺も好きだ」
「でしょ? だから今はアタシたちが出来ること、やってみようよ」
「だな」
「……まあの口調が戻ってなかったらそれは知らないんだけど」
「……だな!!」
凪と理星はもっと解決すべき問題から目をそらした。ディアボロスにだって出来ないことは……ある……!
それに(住居も含めて)最低限整えておくべき環境はキチンと整えておいたので問題はないはずである。イタリア野郎どもの明日は(とりあえず生き延びはするとして)どっちだ……!?
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【植物活性】LV1が発生!
【建物復元】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV2になった!