リプレイ
天夜・理星
要は全て手遅れ、
態々向こうは出来ること全て冒涜に回し、その上で利用し続けてると。
よく分かりました。
終始無言無表情で行動し、
パラドクスを開幕発動、能力値アップを敷いてポテンシャルを拡張した上で1体ずつ確実に潰していく。全てゆっくり行きましょ、急ぐ気にはなれそうもない。
一振り一振りに怪力無双を載せ、可能な限りクロノヴェーダを損壊させつつ戦っていく。
防御? いいよそんなもん。ガードアップも要らない。だって何を防御することがあるの?
この場の護るべきもんは全部死んでんだよ?
だったら死した人々が感じた痛みを一つ残らず分かち合えるように、傷を深く胸に刻みながらクロノヴェーダを
ああ、そうでしたね、殺すんでしたね。
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
……この光景、流石、あの創造伯のような外道がライバルとして切磋琢磨し高め合う存在として見ていた奴って事か……!
行いは聞いてたが聞くのと見るのじゃ本当に……!
よりにもよって貴様等の様な輩が命を救う白衣の天使を名乗るとはな
貴様らは討つ
其れだけだ……!
相棒の無双馬に〇騎乗しながら◯高速詠唱の◯連続魔法で◯魔弾を展開
同時に魔弾に似せた◯誘導弾の◯弾幕を展開しどちらが本命か解らない様に偽装
味方との連携を重視し攻撃のタイミングを合わせ回避しにくくしたり味方に攻撃を仕掛ける敵に優先的に攻撃したりする
兎に角一箇所に留まらず移動し続け囲まれない様に
又、攻撃を喰らったなら同時に敢えて自身の限界を超え負担を度外視した量の魔弾を敵にぶち込む◯捨て身の一撃を
過剰回復するなら自分が其の分傷付いてやれば良い
ダメージは軽減出来ずとも普段ならしない無茶をしてやる
……正直、此の光景には俺も怒りを抑えきれなくてな!
貴様らにも此の後に出てくるやつにも全力をぶつけてやるよ外道が!
ハニエル・フェニックス
なんて光景……人助けにはもう手遅れなのは分かってるけど、だからってこれ以上ひどい事はさせらんない。
特に悪用なんてさせないんだから!
よし、警戒してないなら不意討ちしちゃおう。
早く皆を休ませて上げたいけど、ここは慎重に近付いてからばーっとやっつけちゃおう。
ある程度距離を詰めたら飛翔して一気に接近、敵の中に飛び込んでリングスラッシャーだ!
相手が飛んでもそのまま追っ掛けられるし、なるべくたくさんの敵を攻撃して死体集めを妨害していきたいな。
反撃で薬をばら撒かれたって平気……って事はないけど、頑張って我慢するよ。
私だって、結構タフなんだからね!
●死に満ちた町
血の臭いと異臭。町に近付くだけで気分が悪くなる。そして町の様子を目にすれば、その凄惨な光景に吐き気を催す。
死体死体死体死体死体――。まだ人の形をしていればいい、もはや肉片となっているものは性別も年齢も不明となっている。住民が全てが死に絶えた町にディアボロスは足を踏み入れた……。
「なんて光景……人助けにはもう手遅れなのは分かってるけど、だからってこれ以上ひどい事はさせらんない。特に悪用なんてさせないんだから!」
目を覆いたくなる光景にハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)は悲しそうに表情を崩す。そしてせめて遺体の利用だけはさせないと怒りを胸に強く燃やした。
「……この光景、流石、あの創造伯のような外道がライバルとして切磋琢磨し高め合う存在として見ていた奴って事か……!」
あまりにも酷い所業にルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は同じ外道である創造伯の事を思い出した。
「行いは聞いてたが聞くのと見るのじゃ本当に……!」
無造作に転がっている死体を見て、激しく鼓動が鳴り響き怒りが全身を駆け巡った。
(「要は全て手遅れ、態々向こうは出来ること全て冒涜に回し、その上で利用し続けてると。よく分かりました」)
天夜・理星(復讐の王・g02264)は感情を失ったように無表情となり、ただ静かに怒りを滾らせて血に濡れた死に満ちた町を歩く……。
呼吸するのが苦しくなるくらい、死の匂いに覆われた町に場違いな明るい声が響く。
「はぁ、死体集めってめんどー」
「仕方ないでしょー。TOKYOエゼキエル戦争を追い出されちゃったんだからー」
「あっ! あっちにピクピク動いてる死体があるわ!」
そこにはトループス級大天使の『白衣の天使』達の姿があった。死体を荷物として乱雑に運び仕分けしている。
「よし、警戒してないなら不意討ちしちゃおう」
ハニエルは早く亡くなった人々を休ませてやりたいと思いながらも、一つ息を吐いて落ち着き慎重に建物を利用して死角から近づく。
「これバラバラだー」
「塵取りと箒で集めちゃおう」
バラバラ死体をゴミのように集めようと天使が腰を曲げた。
「赦さないから!」
そこへハニエルが【飛翔】して一気に突っ込み、パラドクス『リングスラッシャー』を発動して天使の翼から回転する無数の光の輪を放った。
「なにっ!?」
「キャアアアアア!!!」
不意打を受けた天使達の悲鳴が上がり、ズダズダに裂かれて血塗れとなって倒れる。
「ディアボロス!!」
白衣の天使がハニエルに驚いた顔を向けた。
「不意打ちなんてズルだわ!」
「ズルい子は白衣の天使が殺菌よ!!」
反撃しようと錠剤を取り出す。
「よりにもよって貴様等の様な輩が命を救う白衣の天使を名乗るとはな。貴様らは討つ。其れだけだ……!」
ルィツァーリは相棒の無双馬『スヴェルカーニエ』に跨ると、駆け出しながらパラドクス『双翼魔弾』を発動し、広げた悪魔の翼から魔弾を展開する。同時に魔弾に似せた誘導弾も放って本命を偽装する。
「なに? 痛くな――っ!!!」
「きゃぁっ!!」
白衣の天使がその弾幕に惑わせれ、魔弾の直撃を受けて吹き飛ぶ。
「反撃よ!」
「お注射してあげるわ!」
仲間がやられるのを見た白衣の天使達が巨大注射を抱えて飛んで来る。それを囲まれないように馬を走らせながらルィツァーリが連続で魔弾を放って撃ち落とした。
「逃がさないわよ!」
白衣の天使が一気に接近して注射器を背中に突き刺す。
「それはこちらのセリフだ!」
構わずルィツァーリは至近距離から魔弾をぶち込んで天使を粉砕した。
「貴様らは一匹も逃がさん!」
馬を反転させると敵に向かって突っ込む。
「来るわ!」
「注射を刺して止めてあげる!」
白衣の天使達はルィツァーリと向かい合いカウンターを決めようと注視する。
「…………」
理星は無言のままパラドクス『聖剣解放/紅:激華炎情(レッドブースト・ゲッカエンジョウ)』を発動し、静かな態度とは裏腹に燃え上がる怒りを〈六聖剣・紅/激情〉に伝えて共鳴させ、その力を解放する。理星の体に力が湧き上がり、ポテンシャルを拡張して接近すると、白衣の天使に背後から斬撃を浴びせ肩から腰までを切断した。
「へっ……?」
何が起きたかわからぬまま白衣の天使はずり落ちて倒れた。
「ええっ!?」
「いつの間に!!!」
慌てて振り向いた白衣の天使達が巨大注射器を構える。
(「急ぐ気にはなれない……」)
急いだところでもう救う相手は誰もいないのだ。理星はゆるりと近づき怒りに震える聖剣を横薙ぎに振るう。それを防ごうとした巨大注射器ごと天使を上下に両断する。
「なんて酷い!」
「お注射で大人しくさせてあげる!」
白衣の天使が注射器を向けて理星の脇腹に突き刺す。それを避けもせずに理星は受けると同時に聖剣を振り下ろして頭を叩き割った。
(「防御? いいよそんなもん。ガードアップも要らない。だって何を防御することがあるの? この場の護るべきもんは全部死んでんだよ?」)
視界には見ないようにしても必ず死体が映る。バラバラになったもの、焼けたもの、やせ細ったもの……ここには死体しかいない……。
(「だったら死した人々が感じた痛みを一つ残らず分かち合えるように、傷を深く胸に刻みながらクロノヴェーダを――」)
痛みだけが死んでしまった人々と共有できるものだと理星は受け入れる。
「なんなのこのディアボロス! 怖いわ!」
「早く! お注射して殺しちゃうのよ!」
天使達が巨大注射器を突き入れる。
(「ああ、そうでしたね、殺すんでしたね」)
理星はどろどろとマグマのように燃える暗い激情を乗せ、聖剣を横一閃に振るい天使達の首を飛ばした。
「強すぎ! もう無理よ!」
「シスター様と合流するわ!」
数を減らした白衣の天使が恐怖し慌てて飛んで逃げ出す。
「どこに行くつもりかな?」
そこへ同じく飛んだハニエルが追いついて光輪を浴びせて叩き落とす。
「ヒギャアアアアアア!!!」
「こっちに来ないでよぉ!!」
近付かせまいと天使が錠剤を投げつけて殺菌し、アンプル薬を放ってハニエルを病原体として攻撃する。
「私だって、結構タフなんだからね!」
だがハニエルは怒りによってそれを無視して突っ切り、光輪をぶつけて天使をバラバラに切断した。
「どうして! もうここには生きてる人間なんていないのにどうしてディアボロスの来るのよ!」
「私達は死体を仕分けしてるだけなのに!」
ディアボロスの怒りが理解できないと、白衣の天使は怯えたように腰が引ける。
「理解できないか……」
ルィツァーリは馬上からそんな天使達を睨みつける。
「……正直、此の光景には俺も怒りを抑えきれなくてな! 貴様らにも此の後に出てくるやつにも全力をぶつけてやるよ外道が!」
殺された人々の怒りをぶつけるように、魔弾を叩きつけて残った天使を殲滅した。
「後はシスターだね。行こう!」
ハニエルの言葉にルィツァーリと理星が頷き、死体を集積している場所へと向かった……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【飛翔】LV2が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
天夜・理星
で、どうすんだっけ。
…ああ、シスターさんに赦しを与えればいいのか。
神の方の。
じゃあ防御無しで頑張りましょうね。
怪力無双を入れて無慈悲に殴るか。破壊技能と強打技能込みで。
向こうが何を歌おうが、やっぱりやることなんて変わんないな。
防御は何も対策をせず、というか意図的にガードアップすら省き、能力値アップとダメージアップを載せて静かに重く行こう。
無言無表情でただ拳を振るって、確実に当てて……
ああ、その意志。
《何にも、意味無いな。》
………本当に、何にも。
ただただそうして呑気なままで、シスターとして正しい働きをするわけでもない、しかし神への赦しは乞う……実際めちゃくちゃだ。
変わらず壊す気にしかなれませんけどね…何しろたくさん死に過ぎた。
ま、こういう時なりふり構わず我を失って暴走するよりは遥かにマシだろう。
その点では成長か。
再三想い込めるが徹底的にやってあげよう。人々の痛みを思い知らせるように、抉り壊す。
代わりに誰かが聖書の一節でも読んでくれるでしょ。知らねえけど。
星、なれたらいいね?
ハニエル・フェニックス
……皆を集めてくれてありがとね、シスターさん。
後は私達ができる限り弔うから、そろそろお取り引き願っちゃおうかな!
なんて言った所で素直に帰ってはくれないよね、戦うしかないかな。
まぁ、もし大人しく引き下がるにしたって……やっつけない訳にはいかないけどね!
そんな訳で続けて飛翔して、一気に敵との距離を詰めちゃおう。
もういるのはバレてるんだから、ここから多少目立ったって変わらないでしょ。
光の槍は、痛いのは痛いけど怖くはないよ。
自分でだってこーゆーのは使えるから、大体どんなものか想像は付く!
大丈夫、多少怪我しても攻撃できるだけ動けたらいい。
オーラを防具代わりにして敵の攻撃を凌いだら、今度はこっちの番!
空高く飛翔したら槍に紛れて急降下。
そのまま攻撃してびっくりさせてやろうかな。
全速力のエンジェルキックで、星になっちゃえ!
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
アクラシエルというと確かラグエルの別名だったか
嘗てラグエルは聖人の名を騙る悪魔と非難されたそうだが……この光景を見たら同意せざるを得ないな
まあ、ラグエル自身からすれば自分の名を騙るクロノヴェーダと一緒にされるのは真っ平ごめんだろうが
歌声が衝撃波となるのなら顔を見れば射線を判断も出来るだろう
なら、そいつは対処するうえで大きなヒントになる
貴様に言うことは一つ
我が神ペルーンの名を以って命じる
滅びろ、外道!
……出来るなら彼等も助けたかったな
相棒の無双馬に〇騎乗しつつ戦闘
歌声が衝撃波に変わるというのなら顔の向きで敵の攻撃が放たれる方向が判るという判断から敵を〇観察
顔を向けられたら直ぐに〇看破し射線から〇ダッシュで放れる様にし常に一か所に留まらない様にする
又連携を重視
〇焔矢の敵を〇追跡する〇誘導弾を放つ特性を活かし味方へ攻撃を放つ際に邪魔したり味方の攻撃とタイミングを合わせ敵が攻撃を回避しにくくなる様に戦う
基本的に敵の所業に怒りはしてるものの討ち果たす為にも冷静でいようと心がけた状態
●死者の眠りを妨げる歌声
「らんらんらー♪ こっちは小さな子供ー♪ こっちは女性でーこっちは男性ー♪ バラバラしたいはこちらにどうぞー♪」
死体だらけの町に似合わぬ歌声が聞こえる。
「主はおっしゃられましたー。資源は無駄なく使いましょうとー」
アヴァタール級大天使『アクラシエル』が歌いながら死体を荷物のように仕分けしていた。
「で、どうすんだっけ」
返り血に濡れた天夜・理星(復讐の王・g02264)が我に返ったように辺りを見渡す。するとそこにはぽいぽいと死体を放って仕分けしているシスター姿の大天使が居た。
「……ああ、シスターさんに赦しを与えればいいのか。神の方の」
その様子を目にしてまた口を閉ざし、理星はゆらりと幽鬼の如く接近する。
「あなた大丈夫? 目が死んでますよー。わたしの歌で元気を出して♪」
アクラシエルが元気が出るように力強く歌い始める。
(「五月蠅いな……早く、黙らせる……」)
理星は無言のままパラドクス『終幻(レネゲイド)』を発動し、感情の波“刻源”を限界まで活性化して時間空間世界法則を書き換える力を限界まで引き上げる。そして右腕に宿すと思い切り振り抜いてシスターの顔面を打ち抜いた。
「あべっ!!」
歌声が途切れて吹っ飛び、地面を転がって廃屋に衝突し、大きく揺れた建物が崩れ落ちた。
「……ごほっごほっ……なんて酷いことをするのですかー……天は悲しんでいますよー」
口の端から血を流したアクラシエルが歌い始め、放つ光が衝撃波となって理星に叩きつけられる。だが理星は避けもせずに受け止めて踏み止まった。
「アクラシエルというと確かラグエルの別名だったか」
相棒の無双馬『スヴェルカーニエ』に跨ったまま、ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は敵の名の謂れを思い浮かべる。
「嘗てラグエルは聖人の名を騙る悪魔と非難されたそうだが……この光景を見たら同意せざるを得ないな」
死体だらけの泣かない微笑む天使を見れば、堕天使扱いされても仕方がないと思えた。
「まあ、ラグエル自身からすれば自分の名を騙るクロノヴェーダと一緒にされるのは真っ平ごめんだろうが」
所詮は紛い物。ここで討とうと馬を走らせる。
(「歌声が衝撃波となるのなら顔を見れば射線を判断も出来るだろう」)
理星に向けて歌う敵を見て、その衝撃波の広がりを観察しながら距離を詰める。
「お馬さんは止まってくださーい。せっかく集めた死体を蹴散らされたら困っちゃいますー」
アクラシエルが振り返り歌声をルィツァーリへと向け衝撃波を放った。
「一度見ていれば来るタイミングはわかる」
機を読んだルィツァーリは馬を加速させて少しでも直撃を避けるように動き、届く衝撃波に煽られながらも振り落とされないように手綱を握る。
「ルンルンララ~。逃がしはしませんよー。主はまるっとあなたの行動をお見通しですー」
アクラシエルはご機嫌に歌い衝撃波を叩きつける。その様子を苛立たしく思いながらも、冷静さを失わないように巧みに馬を操った。
「……皆を集めてくれてありがとね、シスターさん。後は私達ができる限り弔うから、そろそろお取り引き願っちゃおうかな!」
ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)がそう言ってアクラシエルの帰還を促す。
「なんて言った所で素直に帰ってはくれないよね、戦うしかないかな。まぁ、もし大人しく引き下がるにしたって……やっつけない訳にはいかないけどね!」
【飛翔】で真っ直ぐ飛んで距離を詰める。
「もういるのはバレてるんだから、ここから多少目立ったって変わらないでしょ」
この周囲のトループスは倒した。残るアヴァタール級をさっさと倒してしまえばいいと一気に突っ込む。
「喧嘩はダメですよー。悪い子には主がおしおきしちゃいますー」
アクラシエルが歌うと空が輝き光の槍が降り注ぐ。
「光の槍は、痛いのは痛いけど怖くはないよ。自分でだってこーゆーのは使えるから、大体どんなものか想像は付く!」
ぐっと覚悟を決めたハニエルはオーラを纏い次々と落ちて来る槍を受け止めて耐えた。
「主はおっしゃっていますー。諦めて楽になりなさいとー」
アクラシエルは微笑みを浮かべ歌を続ける……。
(「向こうが何を歌おうが、やっぱりやることなんて変わんないな」)
注意が逸れている間に、理星が突っ込むと黙々と拳を振るって殴りつけ、シスターの顔面を変形させた。
「あうっ! やめてくださいー。なにを怒ってるんですかー? この人たちが死んでるのを怒っているのですかー? でもこの人たちを殺したのはわたしたちじゃありませんよ? わたしたちはただ死体を仕分けしてるだけですー。魂はもう天に召されてますし、死体を放置ゴミにするよりよっぽどいいじゃないですかー」
アクラシエルが涙目で言い訳し、自分は悪くないと主張する。
(「ああ、その意志。《何にも、意味無いな》」)
シスターとして正しい働きをするわけでもなく、しかし神への赦しは乞う。理星は呑気なシスターに感情のない冷たい視線を向けた。
(「………本当に、何にも」)
ただ壊すだけだと拳を構えると、歌声と共に衝撃波を至近距離から浴びる。しかし理星は構わず前に足を踏み出した。
(「代わりに誰かが聖書の一節でも読んでくれるでしょ。知らねえけど」)
たくさんの死者の想いを込め、人々の痛みを思い知らせるように、拳がシスターの体を抉り壊す。少し前の自分なら我を失って暴走していたかもと想像しながら、成長を感じて拳を振るう。
「あぎぃっ!!!」
悲鳴を上げたアクラシエルが吹き飛ぶ。
「いったーい、わたしの主を称える歌を無視して殴るなんて! 地獄行きですよ地獄!」
ギャーギャーとアクラシエルが喚き散らす。
「貴様に言うことは一つ。我が神ペルーンの名を以って命じる。滅びろ、外道!」
一喝するルィツァーリがパラドクス『ペルーン神の焔矢』を発動し、顕現させた巨大な大砲から誘導弾を放った。
「大砲なんて当たったら怪我じゃすみませんよー」
慌ててアクラシエルは距離を取ろうとするが、砲弾は軌道を変えて追いかけ直撃コースを取る。
「ひゃっ!?」
腕で顔を覆うと同時に爆発が起こり、焼かれながらアクラシエルの体が吹き飛んだ。
「熱っ痛っ!!!」
地面を転がったアクラシエルが傷だらけで喚く。
「主のしもべであるわたしにこんな酷いことをするなんてー。許されませんよー!」
歌い始めると空が輝き無数の光の槍が空に浮かんだ。
「今度はこっちの番! びっくりさせてあげる!」
ハニエルはパラドクス『エンジェルキック』を発動して空高く飛翔し、光の槍に紛れて急降下する。
「あら? どこに……きゃっ!!」
その姿を一瞬見失ったアクラシエルの頭上に突然現れて驚かす。
「全速力のエンジェルキックで、星になっちゃえ!」
流星のようにハニエルが強襲すると、キックを頭に叩き込みアクラシエルを地上へと叩き落とした。
「キャアアアアアアアアアーー
!!!!」
悲鳴を上げたアクラシエルが地面に叩きつけられ、反動で大きく空中に投げ出される。
「星、なれたらいいね?」
そこへ跳躍して接近した理星は冷たく呟き、右拳をぶち込んでさらに吹っ飛ばした。
「星か、主とやらが待っている。さっさと天に帰れ」
「ひぎゃっ――」
ルィツァーリが追撃に砲撃を空に撃ち出し、限界にきていたアクラシエルの身体が爆散して粉々に吹き飛んだ。
「……終わったね」
周囲から天使達が居なくなると理星が集められた死体へと視線を向けた。
「……出来るなら彼等も助けたかったな」
「せめてゆっくり眠れるように埋葬してあげよう」
ルィツァーリとハニエルは痛めつけられてぼろぼろになった亡骸を見て悲しい気持ちになる。
本当なら全員を埋葬したいが、町にはまだまだ大天使やアークデーモンの部隊がいる。この場の亡骸だけでも埋葬しようとすぐに準備を始めた――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【飛翔】がLV3になった!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
山元・橙羽
埋葬をお手伝いしましょう。
本当はお葬式でもすべきなんだろうけどやり方がわからないし、あまりにも遺体の数が多すぎて時間も無い…でしたっけ。
地面にパラドクスを叩き込んで穴を開け(普通にスコップとかで掘る方が良いならそちらで)、【クリーニング】で遺体を少しでもきれいな状態にしてから埋葬します。汚れたままでは可哀想ですしね。
「皆さんの仇は、いつか僕達(ディアボロス)が…必ず」
天夜・理星
…………………。
……さて、ちゃんとお仕事、しなくちゃな……。
あんまりに時間が無いってのは、あんまりだが……。
……さて、どうするか。
やっぱ穴掘って埋葬、ってのがメインなんかな。
みんなもそうしてるし、アタシもそうしよう。
…怪力無双を少しでも増やして、みんなが穴掘ったりするの、少しでもやりやすくしておこうか。時間が無いんだったな。
アタシもそれにあやかって…出来る限り多くの人を埋葬することが出来るはずなんだ。
……時間的に可能な範囲で埋葬出来たなら、黙祷しよう。これは祈りだ、死した罪無き人々が来世でいっぱい友達を作れるように、そんな願いだ。
アタシには、アタシにもこんなことしか出来ない…これしか、思いつかない…。
気づいた時には全て手遅れで、それでももうちょいやりようが、気付きようがあったんじゃないかって、そう思ってしまう…。
でも、くよくよ考えることを、あなたたちはきっと望んでいないんだよな。
だったらアタシも、素直にあなたたちの無念を引き継いで、がむしゃらに頑張ってみることにするよ。
それがきっと……。
ハニエル・フェニックス
とりあえず全員やっつけた!けど……結局助けてあげられなかったって言うのはやっぱり辛いね。
悪用されないようにするって言うのもあるけど、やっぱりちゃんと埋葬してあげなきゃ。
でもあんまり時間が無いんだよね。
怪力無双があれば、木を引っこ抜くとか大きな石を持ち上げるとかで早く穴を掘ったりできるのかな?
まぁそんな感じで早めに穴を掘って埋めてあげよう。
さっきのクロノヴェーダが遺体を集めてたから、その近くで……出来たらバラバラにされちゃった人は集めてあげたいんだけど、ごめん。時間が無いんだ。
なるべく多くの人を眠らせてあげないとだから……。
最後に祈りを捧げるよ。
短時間でもいい。
この人たちがどんな神様を信じていたのか分からないけど、きっと祈る事は無駄にはならないはず。
殺されちゃった人にも、まだ生きてる私達にもね。
ルィツァーリ・ペルーンスィン
アレンジ連携歓迎
……奴等は倒す事は出来た
だが……
すまない、貴方達を救う事が出来なくて
もしもの想定なんて意味がないのは判ってる
けど、それでも……もしも俺達がルスヴンをもっと早く補足出来ていれば貴方達は……!
貴方達が奴等偽物とは違う、貴方達が信じる神の御下へ行けますように……
そして安らかに眠れますように……
この惨状を生み出した奴等への怒りを押さえつけながら死者を埋葬していく
自身はパラドクスなども活用して墓穴を掘り、無双馬に運搬用のソリを引いて死者を運んで貰いながら彼等を埋葬していく
形式としては当時のロシア人の大半が侵攻していたロシア正教
ノーヴル共に殺され偽物の天使に尊厳を踏みにじられた彼等だが、だからこそ死後位は信ずる神の御下で眠る事は許される筈
時間が許す限り全ての死者を埋葬していく
……貴方達の死を踏みにじったブネも、貴方達の命を奪った首魁ルスヴンも……奴等の王も……!
全て討ち取ってやる!
騎士として此の誓いは必ず果たす……
だから、どうか……安らかに眠ってくれ……!
●墓
「とりあえず全員やっつけた! けど……結局助けてあげられなかったって言うのはやっぱり辛いね」
ハニエル・フェニックス(第七の天使・g00897)は勝利を喜ぶ気になれず、周囲の遺体を見渡す。元より誰も救えぬとわかっていても、やはり辛いものは辛いと心が痛む。
「悪用されないようにするって言うのもあるけど、やっぱりちゃんと埋葬してあげなきゃ。でもあんまり時間が無いんだよね。怪力無双があれば、木を引っこ抜くとか大きな石を持ち上げるとかで早く穴を掘ったりできるのかな?」
大天使が集めた遺体の近くにあった大きな木に抱き付くと、【怪力無双】を使い右に左にと振って土との接合を緩めるとえいっと引っこ抜いた。
「できそうだね。それじゃあ穴を開けていこう」
並んだ木を次々と抜いて穴を開ける。少し穴が小さければ木をスコップ代わりに突っ込んでてこの原理で穴を広げた。
「後は遺体を納めないと……」
さまざまな遺体が並べられている。五体満足のものからバラバラにされたものまで、分けて置かれていた。
「出来たらバラバラにされちゃった人は集めてあげたいんだけど、ごめん。時間が無いんだ。なるべく多くの人を眠らせてあげないとだから……」
悲しそうな顔でハニエルは謝り、すぐに埋められる遺体を優先して穴に運び込んでいった。
「……奴等は倒す事は出来た。だが……」
ルィツァーリ・ペルーンスィン(騎士道少年・g00996)は既に亡くなっている多くの人々の死体に言葉を詰まらせる。
「すまない、貴方達を救う事が出来なくて。もしもの想定なんて意味がないのは判ってる。けど、それでも……もしも俺達がルスヴンをもっと早く補足出来ていれば貴方達は……!」
どうしても助けられた可能性を考えてしまう。あの時ああしていればと、後悔が心を締めつける。
「貴方達が奴等偽物とは違う、貴方達が信じる神の御下へ行けますように……そして安らかに眠れますように……」
この惨状を生み出した奴等への怒りを抑えつけながら、死者を埋葬しようとパラドクス『竜血の大地(ドブルィニャ・ズメイ)』を発動し、赤き長槍を大地に突き刺しその威力で深く墓穴を掘る。
「落さないように気を付けて運んでくれ」
無双馬『スヴェルカーニエ』に運搬用のソリを引かせて遺体を運んで貰う。それを墓穴へと納め土をかけて埋葬する。
そして当時のロシア人の大半が信仰していたロシア正教の形式で簡易に祈りを捧げる。
「ノーヴル共に殺され偽物の天使に尊厳を踏みにじられた彼等だが、だからこそ死後位は信ずる神の御下で眠る事は許される筈……」
一人でも多くの魂が救われるようにと、時間が許す限り死者を埋葬していく……。
「これは酷い……埋葬をお手伝いしましょう」
老若男女問わず誰も彼もが殺され、地獄のような光景が広がっている。そこへ手伝いにやってきた山元・橙羽(夕焼け色の蝶・g01308)は死体だらけの町を見て、一人でも多く埋葬してあげようと強く思う。
「本当はお葬式でもすべきなんだろうけどやり方がわからないし、あまりにも遺体の数が多すぎて時間も無い……でしたっけ」
今も町のどこかで大天使かアークデーモンが死体を集めて徘徊している。それに見つかれば埋葬どころではなくなってしまう。
「では急ぎ埋葬しましょう」
〈妖精騎士の聖槍〉を構えパラドクス『ホーリースター』を発動し、星の輝きを纏うと地面に突き入れて凄まじいエネルギーで土を押し広げて穴を開けた。そして辺りに転がったまま放置されている遺体を持ち上げる。
「汚れたままでは可哀想ですしね」
【クリーニング】で遺体を少しでも綺麗な状態にすると埋めていく。
「苦しかったんですね。どうか安らかに……」
目を見開き苦しそうな形相の遺体の目蓋を閉ざし、土に埋めて顔を隠す。子供も年寄りも、男も女も、もう何も言いはしない。だがその顔は死の間際に受けた苦しみを物語っていた……。どうして自分達がこんな死に方をしなくてはならなかったのか、そんな無念の気持ちが伝わり怒りと悲しみに身体が震えた。それでも手を止めずに壊れ物のように優しく穴に納めていった……。
「…………………」
天夜・理星(復讐の王・g02264)は深く深く息を吐く。体が動かなくなるほどの重苦しい感情と共に――。
「……さて、ちゃんとお仕事、しなくちゃな……。あんまりに時間が無いってのは、あんまりだが……」
それでも出来る限りのことをやろうと、辺りに集められた遺体を見る。
「……さて、どうするか。やっぱ穴掘って埋葬、ってのがメインなんかな」
既に穴を掘っては遺体を埋めている仲間達へと視線を向けた。
「みんなもそうしてるし、アタシもそうしよう」
【怪力無双】を重ねてこの場のみんながより掘りやすくして、自分も出来る限り多くの人を埋葬しようと穴を掘っていく……。
●祈り
遺体を埋めて墓をいくつも作っていると、遠くで何かが動くのがちらりと見えた。この死者の町で動くものといえばクロノヴェーダしかいない。まだまだ死体は残っているが、全てを埋葬している時間はないとディアボロス達は手を止めた。
「……貴方達の死を踏みにじったブネも、貴方達の命を奪った首魁ルスヴンも……奴等の王も……! 全て討ち取ってやる!」
強い意志を込めてルィツァーリは死者達に呼びかける。
「騎士として此の誓いは必ず果たす……だから、どうか……安らかに眠ってくれ……!」
血を吐くようにルィツァーリは復讐の誓いを立てた。
「皆さんの仇は、いつか僕達が……必ず」
橙羽は静かな怒りを胸に、必ずディアボロスが仇を取ってみせると誓った。
「この人たちがどんな神様を信じていたのか分からないけど、きっと祈る事は無駄にはならないはず」
ハニエルは目を閉じて亡くなった人々が安らかに眠れるようにと祈る……。
「殺されちゃった人にも、まだ生きてる私達にもね」
祈るという行為は悲しみを背負って生きる自分達にも必要なことだと、これで区切りをつけるようにありったけの想いを伝える。
(「アタシには、アタシにもこんなことしか出来ない……これしか、思いつかない……」)
理星も埋葬した人々に黙祷する。死した罪無き人々が来世でいっぱい友達を作れるように、そんな願いを込めて祈りを捧げた……。
(「気づいた時には全て手遅れで、それでももうちょいやりようが、気付きようがあったんじゃないかって、そう思ってしまう……」)
どこかで違う選択肢を選んでいれば助けることが出来たかもしれないと、この惨劇を避けられた可能性を思い描く。
「でも、くよくよ考えることを、あなたたちはきっと望んでいないんだよな」
首をひとつ振って「もしも」の妄想を掻き消し、目の前の亡くなった人に語り掛ける。
「だったらアタシも、素直にあなたたちの無念を引き継いで、がむしゃらに頑張ってみることにするよ。それがきっと……」
亡くなった人に対する手向けであり、これから多くの人を救うことにもなると、黙祷を終えて背を向ける。
人々の想いを背負い、クロノヴェーダへの怒りを新たにしたディアボロス達は帰還する。
その背を押すように風が吹き抜け、まるでディアボロスを応援してくれているように感じた………。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【怪力無双】がLV2になった!
【アイテムポケット】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ラストリベンジ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV1が発生!