リプレイ
●ワールドワイドな秋祭り
墨田区のある公園で催された秋祭りでは、昔ながらの屋台だけでなく、キッチンカーも出店していた。
のぼりや看板、店員の言葉は一般人にとって珍しいものばかり。
「Hey, they sell hot dogs」
「Ce sandwich chaud est délicieux, allez le manger !」
「الكباب الطازج، من يأتي أولاً يخدم أولاً?」
一般人には彼らの母国語を理解する為に、ある程度の言語学習が必要となる。
だが、ディアボロスには“その必要がない”。
その地域の言語を理解し、会話と読み書きさえできる。
日本語に慣れない者達とも、円滑なコミュニケーションを図ることが可能だろう。
嗅ぎ慣れない香辛料、香ばしいチーズや蒸した生地の香りが、そこら中から漂ってくる。
さあ、あなたは何処から回ってみる?
薬袋・透
アドリブ絡み歓迎
以前通ってて、刻逆以降足を運べていないタイ料理屋を思い出して少ししんみり
さあ切り替えて世界の料理を食べ歩き!
ピンチョスにチョリソー、タコスにポキ丼、トッポギ、ナシゴレン……どれもこれも最高……!
ふう、流石に少し食べすぎたわね
次で〆にしようかしら……なんて周りを見渡してたら
ターメイヤの屋台を発見
空豆とスパイスの素揚げ……ちょっと気になるわね、これに決めたわ
エジプト仕込みの本場の味に舌鼓うちながら屋台の店主とエジプトのグルメの話で盛り上がり
今はまだ無理だけどいつか絶対に、故郷に帰れるようにしてみせるから。その時まで応援、よろしくね!
だから、今は少し長い日本旅行だと思って楽しんで貰えると、日本人としては嬉しいのだわ
そうそう、ターメイヤ美味しかったわよ! シュクラン!(エジプト語でありがとう)
●異郷の味
薬袋・透(無彩の魔女の系譜・g02087)は出店を見回し、目を輝かせた。
(「行きつけのタイ料理屋を思い出すわ……初めて行ったとき、パクチーの独特な風味に驚いたっけ」)
しんみりと懐古する透だが、目の前のご馳走達に空腹感が増していく。
「――よし、今日は食い倒れていくわよっ」
前菜はピンチョスで軽く胃を刺激し、副菜やチョリソーやタコスのピリッと刺激的な一品で。
「ん~! この口の中がヒリつく感じ、堪らないわね。味変代わりに、タコスはスイートチリにしたけど……この甘辛さもクセになりそうだわ」
主食はナシゴレンとポキ丼。中東風の焼き飯、魚介を使った漬け丼、比べるべくもない最高のご馳走!
デザートはトッポギで――目に付いた先から、透はどんどん買い上げ、平らげていった。
「どれもこれも最高……! 今日だけで世界中を回った気分よ……けど、流石に少し食べ過ぎたわね」
果実水で喉を潤しつつ、お腹と相談した透は腹ごなしに歩きつつ、〆の料理を探し回る。
秋祭りが盛況なこともあり、見落としている出店があるかもしれない。
その予感は的中し、見慣れない単語が視界に飛びこんできた。
(「ターメイヤ? どんな料理かな」)
店先を覗き込みにいくと、ちょうど男がターメイヤを揚げるところだった。
荒く潰したそら豆とタマネギの“タネ”に薄力粉と白ごまを塗し、熱した油でカラッと揚げていく。
「美味しそうね、どこの料理?」
透の声に男は顔をあげると、驚いて目を丸くした。
『え、エジプトの料理です。本来、祝いの席に出す料理ではありませんが……日本の祭りは食べ歩きが主流と聞いて』
「日本の文化も勉強してくれたのね、嬉しいわ。ついでにひとつ包んでもらえる?」
『では、揚げたてを用意しましょう』
慣れないなりに接客しつつ、慣れた手つきで料理していく。
揚げたてサクサクのターメイヤは、ゴマと香辛料の風味と具材の食感が、透には新鮮な味わいだった。
「まだ帰還したばかりよね? 不安だと思うけど、必ず故郷に帰れるようにしてみせるから。その時まで、応援よろしくね!」
今は少し長い日本旅行だと思って楽しんでもらえたら。ディアボロスとして、日本人として嬉しく思う。
それを聞き、彼はぎこちなく笑みを浮かべ、
『勿論です。両親はまだ帰還していないようですが、いっぱい土産話を伝えます』
「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいわ。ターメイヤも美味しかったわよ! シュクラン!」
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
テクトラム・ギベリオ
【W】
紺地に白の三枡繋ぎ柄の浴衣
ナディアの浴衣と一緒の菖蒲の根付もしっかりつけて
あぁ、髪を上げた彼女の項が眩しい…
さあフェオ、アリアと合流だ
おぉ、2人の装いは本から飛び出したように斬新で格好いい
それぞれの浴衣姿を褒めつつ、視線は煌びやかな屋台の方へ
ふむ射的か。銃の扱いはあまり得意ではないが
店主、鞭は?ダメだよな。知ってた
お、ナディアはメモ帳か。…目線が強い
彼女のためにサカバンバスピスのぬいぐるみを狙って…む。隣に逸れた。これはアクリルの?
うむ、フェオと交換だ
トート神のぬいぐるみ。デフォルメされて可愛らしい
ここは掬う系でまとめた大型店のようだ。賑わう訳だ
水風船は持ち前の集中力で的確に
こよりを濡らすと切れるから…ほら取れた
今日のナディアの装いの紺色と白色。これが欲しかった
しょんぼりしてしまった彼女に手渡して
歩いて腹が減れば屋台グルメタイム
アリアが凄い勢いで屋台を巡っている
2人とも、今まさに鉄板の上だったのだ。熱いに決まって……あっつぁッ
舌をひりひりさせながらも彼女からのターメイヤはありがたく
ナディア・ベズヴィルド
【W】
白地に菖蒲の花柄の浴衣を着用
浴衣姿の彼が素敵で見惚れてしまう
約束の時間に間にあわなくなっちゃうと急いでと手を繋いで
いた。あの二人目立つからすぐに分かる
粋な浴衣が似合う二人、素敵ね
合流したら早速遊戯の方に足を向けて
テクトが鞭を使ったら店の品が直ぐになくなってしまうわ
私も銃は扱った事がないけど…なんとかなる
(狙ったものと全然違う方向に飛んで)メジェド様メモ帳を頂いたわ
金魚すくいも楽しそうだけど…毛玉ちゃんがちょっかい出すから金魚が危険なので見るだけ
アリアさん金魚獲れたかな?
こっちは水風船で。此処をひっかければ…落ちちゃった(ショボン)
まあ、これを私に?ありがとうテクト。
(ぽよぽよと弾かせて。わざとフェオにぶつけたりも)
ああ、すまんな手元が狂った。
屋台がたくさん並んでいて食欲が刺激される
…いい匂いがする。ね、美味しそうなものがたくさんある
焼小籠包が美味し…あちちっ
あはは、二人とも口の中火傷してない?大丈夫?
馴染みのあるターメイヤも見つけた!二つくださいな
(一つは彼に渡して一緒に食べよう)
アリア・パーハーツ
【W】
去年仕立てたのを引っ張り出して、いざデート
一本歯下駄は意外と歩きやすい!
二人の色違い、いいな…やっぱ
▼
凄い賑わってる!
あ、射的やりたい!
任せろ、得意だぞ
コルクが弾になってるんだ、ほう
…フェオっぽいテディベア…似てる…よしあれを狙おう
格好つけて片手で持って、良く狙って、――よし、ゲット!
フェオはなにやる?
金魚か…せっかくなら連れ帰る?
いいね、金魚鉢選んでいきたい!
ナディアさんたちも、…あ、そっか(金魚をそっと毛玉ちゃんから隠した)
水風船、お祭りでは定番?
(ぽよぽよ攻撃するナディアさんを見てケラケラ、やっぱ喧嘩売った!)
▼
うーん、遊んだらお腹減った…
あ、フェオ、ケバブあるよ!ナチョスもある!めっずらしー
焼きとうもろこし…醤油の香ばしい匂いが…!
小籠包も美味しそう…
アランチーニがある!なつかしーい
これ?サフランリゾットとミートソースをあげた、ライスコロッケぽいやつ
揚げたて美味しい…あつ、あちぃ…
フェオも食べる?あーん
テクトラムさんも食べる?(えいやっと容赦なく口に放り込んだ)
フェオ・アンスール
【W】
去年に仕立てた浴衣でWデート
アリアとの浴衣は少しばかり傾いているが構うまい
此度もテクトラム殿ナディア組と合流
二人の浴衣も良いな、次の機会に参考としよう
射的か、弓であれば多少の心得はあるのだが
流石はアリアだ、現代に適応しているな
…エジプト関連の的が多いな
流石に当てるのは心が引けるので
隅にあるラムネの盛り合わせを狙って…
なっ、明後日の方向に飛んでトート神のぬいぐるみを射抜いてしまった
む、テクトラム殿
そちらのセクメト神アクリルスタンドと交換しようではないか
ナディアは、また有難いものを手に入れておるな。
御利益があると良いな、おまえ。(棒読み)
金魚すくいは…「幸運」でポイポイ掬えるだけ掬ってみせよう
椀から溢れたら数匹だけ引き取る方向で
飼うのなら金魚鉢を選んでみるか、アリア?
故郷の味に近しい匂いがする…
ケバブ、ナチョス、ひたすら食べ回り…
む、なんだそれは、食べさせてくれアリア
とは言え、新宿外の料理が並んでいるな
包子を頼もう
はふっ、湯気があふいっうま、あつっ
アリア、ほれもたべるほ、あむ、うまうま
●ドタバタWデート
祭り会場の前では、フェオ・アンスール(熱砂・g04703)、アリア・パーハーツ(狂騒・g00278)が肩を並べて待ち合わせ中。
紺地の浴衣は揃いの品。それを着崩し、サラシを巻いた“粋”に傾いた姿に、通りがかった者は目を引かれる。
「一本歯下駄って、意外と歩きやすいんだよね」
「ないとは思うが……駆け回って転ぶぬようにな」
「えー、そんときはフェオが助けてくれるでしょ?」
そんなことを話していると、待ち合わせ相手のナディア・ベズヴィルド(黄昏のグランデヴィナ・g00246)、テクトラム・ギベリオ(砂漠の少数民族・g01318)は仲睦まじく、手を繋ぎながら駆け足で現れた。
ナディアは白地に菖蒲柄で、テクトラムは紺地に三枡繋ぎの浴衣に、帯から下げた菖蒲の根付けが揺れている。
「二人とも、よく目立つからすぐに合流できたわ。約束の時間には間に合ってるわよね?」
「お互いに見惚れて遅れそうになったのだろう、その様子が目に浮かぶようだ」
フェオの言葉に、ギクリとテクトラム達は肩を跳ねた。
(「だって、テクトの浴衣姿が素敵だったから……」)
(「髪結いした彼女の首筋が眩しくて、鼓動が早まってしまっただけで
……!」)
呆れた様子のフェオを宥めるように、アリアがずいっと割って入り、
「色違いもいいな……やっぱ。立ち話もなんだし、そろそろ行ってみない?」
いよいよ屋台が軒を連ねる祭り会場へ――!
初めて日本の空港に降り立った者は“醤油の香りがする”という。
四人は色々な香りの入り交じる会場を歩きながら、遊戯の屋台を見つけた。
「あ、射的だ! ボクやってみたかったんだよねー」
そそくさと店先を覗くアリアに、ナディア達も一緒になって射的屋台を覗く。
一般人が用意できる景品はタカが知れている。的代わりに、お菓子のパッケージがズラリと並んでいた。
「エジプト関連の的が多いな?」
「流行りのグッズがついたお菓子を揃えてみやした! お手前を披露していきやすか?」
なぜエジプトの神々が現代日本で流行っているのか。
その謎はさておき、馴染みのある存在とあってフェオも興味をそそられる。
「弓であれば多少なり、心得があるのだが……お前達はどうする?」
「銃の扱いはあまり得意ではないが……店主、鞭を使っても?」
テクトラムは店主に相談するが、射的は撃つゲームであって、“打つ”ゲームではない。
当然ながら「ディアボロスさんでも、ルール厳守ですぜ」と却下され、遊技用の鉄砲を貸し出される。
「私も銃は扱ったことないけど……なんとかなる、ハズ……!」
肩に力の入るナディアと対照的に、アリアは興味深く遊戯用のライフルを観察。
元・武器商人として“遊ぶための銃器”という、平和的な使い方にも関心が高まる。
「コルクが弾になってるんだ、ほうほう……狙った景品を倒せばいい訳だね?」
銃の扱いなら慣れている――片手でライフルを持つと、狙い定めた獲物に引き金を引く。
一発で倒し、箱入りお菓子を贈呈される。
「フェオっぽいミニテディベア、ゲット!」
「アリアは流石だな、俺達は堅実にいくとしよう」
ご満悦なアリアに続こうと、銃身を安定させるべくフェオ達は射的台に身を預けた。
「サカバンバスピスのソフビ? 置物かしら、かわいい」
(「目線が鋭い……とれれば、ナディアも喜ぶだろうか」)
いざ引き金を引くも、発砲による反動で、狙いが大きく逸れてしまう。
思ったよりも難しい遊戯だ、そう感じながら全弾使って景品のお菓子を獲得。
「おまけはトート神の手の平マスコット、か。ラムネ菓子を狙ったのだが……」
どこか落ち込んだ雰囲気のフェオなど露知らず、ナディアはお菓子の箱を開ける。
「メジェド様の付箋がついていたわ」
「ほう、ご利益があるといいな(棒読み)」
ナディアが「もう!」と尻尾を逆立てつつ、テクトラムの景品を尋ねる。
「このお菓子にはアクリルキーホルダーが付いていた、台座も入っているから置物になりそうだ」
「む、テクトラム殿。トート神のマスコットと交換しないか」
フェオとテクトラムは交換し、次なる遊戯を求めて歩いていると……長方形のプールを広げた屋台を発見。
プール内では気持ちよさそうに、金魚たちが優雅に泳ぐ。
「かわいい! せっかくなら連れ帰る?」
「飼うなら金魚鉢を選ばないとな……頼めるか、アリア?」
「いいね、今度買いに行こうか」
盛り上がるアリアとフェオだが、テクトラムは困ったように眉をハの字に。
「テクトは、毛玉ちゃんがちょっかい出しそうだものね。……あれはどうかしら?」
ナディアが指さしたのは水風船釣り。水の入った鮮やかな風船を、和紙の釣り糸で引く。
これもなかなか難しい。だからこそ、挑戦しがいがある。
「あれなら良いな、やってみようか」
ぎこちない手つきでナディアは風船を狙うが、濡れた釣り糸は容易く千切れてしまう。
テクトラムはフックに意識を集中し、慎重に釣り上げていった。
しばし離れて活動しつつ、収穫できたところで合流する。
「フェオの掬いっぷり凄かったよ、プールの中ぜーんぶ浚っちゃう勢いで!」
「周りの者を見てコツを得ただけだ……黒いのを二匹と、赤と斑を数匹。これでも獲りすぎかもしれぬ」
水袋を二つに分けてもらい、お揃いのように二人の手首から提げている。
「ふーん、上手くいったの。よかったわね(棒読み)」
先ほどの仕返しとばかりに、テクトラムからもらった白と紺の水風船を、フェオめがけて跳ねるナディア。
釣果がよろしくなかったこともあるだろう。
その様子にアリアがケラケラと笑いつつ、小腹が空いてか、足が自然と飲食の出店に向かっていた。
「……いい匂い。懐かしい香りもするわ」
「ケバブあるよ、ナチョスもある! ……アランチーニまで!? めっずらしー」
ナディアとアリアが感心する中、匂いに釣られたフェオがケバブの屋台を見つける。
ドネルケバブは、肉の塊をロティサリー/回転肉焼き器でじっくり焼き上げ、表面を削ぎ落としていく。
「ケバブを二つ、ソースは任せる」
『あいよ、熱々を用意するぜ!』
ピタにレタスとタマネギのマリネ、焼いた肉を挟んで、仕上げにヨーグルトソースを。
それを皮切りに、四人は出店を食べ歩き。
「焼きトウモロコシ、香ばしい醤油の匂いが最高……! アランチーニも、あっつ! ……揚げたて美味しーっ」
とろけたチーズの熱に四苦八苦しつつ、故郷の味を堪能するアリアは満面の笑みで、
「フェオも食べる? あーん」
「……あむ、ん、あふっ!?」
揚げたてサクサクの衣から溢れるチーズに、フェオも口の中を冷まそうとはふはふ。
「焼き小籠包も美味し……あちちっ」
「肉汁がすご、あっつぁッ!?」
悪戦苦闘しつつ、ナディアとテクトラムも、アジアの美食を堪能していく。
最後になにを食べようか――〆を探していると、ナディアが耳をピンと立てた。
「ターメイヤ! まさか売ってたなんて……二つくださいな」
ウキウキしながらナディアは買いに向かい、隣の店でフェオは包子を注文。
いわゆる“中華まん”と似ているが、生地にサツマイモやカボチャを練りこんだり、馴染みのない食材を使われることもある。
中身はとろとろに煮込んだ豚の角煮、八角の独特な味が鼻腔を抜けていった。
「はふっ、湯気があふいっ……うま、あつっ」
「あはは! フェオってば、美味そうに食べんねー」
「アリア、ほれも食べるほ、あむ……んぐ」
もうひとつは、二つに割ると、カスタードクリームがたっぷり。
熱々のクリームを堪能して、アリアも口元に弧を描いた。
「今まで知らなかったご馳走があって、懐かしい味にも出逢えて……この国には多くの人達が訪れていたのだな」
まだ舌がヒリついていたが、サクサクなまま頂こうと、テクトラムはターメイヤを食べきる。
時代を越えて、最終人類史まで引き継がれた食と文化を、四人は心行くまで堪能していった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV3が発生!
【冷気の支配者】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV3が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
ジョン・エルバ
【Wertlos】
新調した浴衣を着てダチと秋祭りへ!
マジで凄いな!ここまで色んな国籍の人間が集まってるのは珍しいんじゃないか?
聞き慣れない言葉もだが、嗅いだことない香りもするな
腹が減るぜ〜飯だ飯だ!
綿飴で口周りべったべたにしながら歩く
ん、ターメイヤはオレも初めて聞くぜ
つかタラスとエルマーの飲みもんヤバ!オレもオレも!(二人分の電球ソーダを頼み、一つはカルカに手渡す)
オレん奢りな!後で利子付きで返せよ〜
エルマーはドイツに吸い寄せられてんな。折角だしオレも馴染みの料理を……おっ、ありゃチキンオーバーライス!アメリカで食ったことある、懐かし〜!2パックくれ!
さー食おうぜ!全員買ったもん出せ!
イスにどっかり座ってフォークを構える
カリーヴルストを我先に味見
うんま!スパイスがたまんねえ!
たこ焼きももーらい!…アッヅァ!!舌がッ焼けるッ
チキンオーバーライスの味は勿論、見た目も華やかでいいよな!
遠慮なく全員の食べ物を分けて貰う
確かに珍しく酒買ってねえや
まぁ今日はお子ちゃまもいるし電球ソーダで乾杯だな!
戌泣・カルカ
【Wertlos】
いつもの服を着用して先輩達とお祭りへ
ご飯は食べたことなさそうなものが多くてどれを食べるか迷いそう
わぁ!ジョンさん、電球ソーダありがとうございます!いつもは絶対に奢りなんかしてくれないのに……!えっ利子付き?ちょっと、…(何言っても無駄だと感じたため飲み始める)
おすすめ、そうだなあ
日本のお祭りと言えば焼きそば!それにたこ焼きだよね。はぐれないようささっと買っていく
タラスくんが甘いの好きかは分からないけどベビーカステラもこっそり
持ち寄った料理を机に並べて実食!
カリーヴルスト、味付け濃いめでおいし〜!
ピエロギは……餃子?
皮がしっかりしていてこれも美味しい!中はお肉かな?
チキンオーバーライスは軽く食べただけでもお腹一杯になっちゃいそう
な、なんかエルマーさんに見られてる気がする
満足げにたこ焼き食べてるから多分OK…?!
タラスくんにベビーカステラを見つけられたから渡してあげる
小さいから食べやすいと思うな!
ソーダで乾杯する先輩達を見ながらカステラをひとつまみ
やっぱりお祭りって良いなあ
エルマー・クライネルト
【Wertlos】
緑色の去年の浴衣に再び袖を通し友人達と祭りへ
ディアボロスではない異国の人々が一堂に会するのもよく考えると不思議な光景だ
本来の最終人類史が平和であることを改めて実感する
それはそれとして祭りだ、盛大に楽しむとしよう
タラスは何を飲んでいるんだ、色が…怖いが
何、映え?…知っているとも、インフルエンサー?が飲むやつだろう。私だって飲めらぁ
聞き覚えのある言葉に釣られて一つの屋台へ
ドイツから来た人達の屋台だな、カリーヴルストか
私の居た時代には無かったが、こうして現代のドイツの文化を知れるのは少し嬉しい
タラスお前は…自分で買えよ…(と言いつつピエロギ購入)
四人掛けの席を借りて持ち寄った料理を食べ比べ
チキンオーバーライスはジョンの故郷のものか?彩があって良い
カルカはいつの間にか日本の屋台料理も抑えて出来る男だ
たこ焼きにピエロギとそれぞれ堪能。ヴルストはどう調理しても美味い
出店のものだからか味が濃いのが多いな…酒が欲しくなるが、今日くらいは素面で料理を楽しむとしよう
電球ソーダでジョンと乾杯
タラス・ジュラヴリョフ
【Wertlos】
普段着でみんなと一緒にお祭りへ
新宿島のみんなも増えてきたけど、こんなに沢山の国から人が集まってるんだねえ
ディヴィジョン出身で異国人を見たのは新宿島で初めてだから凄く不思議な感じだよ
ここなら色んな思想を知れそうだね、楽しみ!
電球ソーダ片手に異国の屋台を見渡し
え〜エルマー知らないの?これが映えだよ
なんて言ってたらみんな買ってるし。四人で蛍光色輝かせながら歩く絵面ヤバいね
トルネケバブにターメイヤ、初めて聞くものばっかりで目移りしちゃうね
現代地球出身のカルカさんなら詳しいかな、おすすめ買ってきて!
あ、ロマノフでも聞く言葉が聞こえる
故郷の発音にちょっと似てるね…ピエロギっていうの?ふうん…エルマー買ってよ
並べたらなんだか宴会みたい、焼きそばから頂きます
ソースの匂いって食欲唆るよねえ
カルカさんがこっそり買ったベビーカステラも目ざとく見つけて拝借。なんか可愛い形してる!
海外料理も堪能して、それぞれ違う味なのに不思議と統一感もあって不思議な感じ
だけど全部美味しかったね!
●男四匹屋台道中
エルマー・クライネルト(価値の残滓・g00074)は深緑に青海波入りの、ジョン・エルバ(ロックスター・g03373)は、竜柄にフリンジやスカーフなど、西部劇調なアレンジを加えた浴衣に着替え。
戌泣・カルカ(雨喪晴天・g08655)と、タラス・ジュラヴリョフ(大衆の聲・g07789)とともに縁日巡りと洒落こむ。
「この2年で人口が増えたと感じてたけど、こんなに外国人観光客が来てたんだねえ」
嗅ぎ慣れない香り、見慣れない異文化を前にして、タラスは物珍しげに眺める。
どの文化が生まれるときも、“思想”が含まれてくる。
「いい学びの場になりそう」
「ディアボロスではない異国の人々が一堂に会する……よく考えると不思議な光景だ」
エルマーも落ち着かない様子でいたが、カルカとジョンは早速、出店に突撃していた。
「腹が減るぜ~飯だ飯だ!」
「わぁ! この餃子みたいのなにかな……ぴえろぎ?」
すでにジョンの手には、カラフルな綿菓子/コットンキャンディがひとつ。
食い尽くされては堪らないと、タラスとエルマーも目に付いた屋台に足を運び、
「タラス、そのドリンクは……色が怖いのだが」
「え~エルマー知らないの? これが“映え”だよ。ちなみにレモンライム味」
「そ、それくらい知っているとも。“いんふるえんさぁ”?が飲むやつだろう」
蛍光グリーンな電球風ボトルを手にするタラスに、ジョンも「オレもオレも!」と二人分オーダー。
そのうちの一本をカルカに渡し、
「オレん奢りな! 後で利子付けて返せよ~」
「わぁ!ありがとうござ……え、利子? ちょっとジョンさ――」
「エルマーも飲もうぜ、メロンソーダとかどうだ?」
異議を唱えるタイミングを逃したカルカは、しょんもりしつつ、受け取ったソーダを口に運ぶ。
ほんのり塩っ気を感じるのは気のせい……のはず。
「ああ、色があれだが……私だって飲めらぁ」
ドリンクを買ったところで、それぞれ屋台メシを求めて歩きだす。
タラスは屋台の掲げるメニューに視線を巡らせ、
「ドネルケバブ、ターメイヤ……初めて聞くものばっかりだ。カルカさん、おすすめ買ってきて!」
「おすすめ? そうだなあ、《日本のお祭りといえば!》っていうのにするね」
カルカは焼きそば、たこ焼きを多めに購入し、
(「タラスくん、甘いのは好きかなあ?」)
こっそりベビーカステラも紙袋へ詰めてもらった。
『焼きたてのヴルストだぞー! ビールと一緒にかぶりついたら最高の一品さ!』
「ヴルスト? ……ほう、カリーヴルスト。未来のドイツではこんなのもあるのだな」
串に刺さった極太の肉詰めは、塩の代わりにカレースパイスで味付けしたようだ。
『ようこそディアボロス、瓶ビールもあるから晩酌もすぐ楽しめるぞ?』
「今日は子供と来ているのでな、代わりにカリーヴルストを多めに包んでくれ」
やんわり断りつつ、皆で食べようと、焼きたてヴルストをプラパックに包んでもらう。
(「私のいた時代にはなかったが、現代に息づくドイツ文化に触れられるとは……僥倖だな」)
「エルマーのはドイツ料理? 折角だし、オレも馴染みの料理を……おっ!」
ジョンが手でひさしを作って遠望まで見渡すと、見知った料理名が飛びこんできた。
「チキンオーバーライスだ! ダイナーでよく食ってたんだよな、懐かし~! おネエさん、2パックくれ」
『あら、ディアボロスじゃない!? いつもありがとう、チキンを多めにサービスしちゃうからね♪』
サフランで色づけしたライスの上に、揚げた鶏肉をごろっと乗せて。
レタスとトマトを添えたらできあがり! チリソースとタルタルソースをかけて召し上がれ。
『ピエロギ置いてるよー! 故郷の味、楽しむなら今の内!』
「なんだか聞き馴染みのある言葉のような……へえ、ピエロギね。エルマー買ってよ」
「タラス、お前な……自分で買うのも醍醐味だぞ」
と言いつつも、エルマーはタラス達の分も、ピエロギを包んでもらった。
さて、両手一杯に食べ物を抱えていては、食べるに食べられない。
四人はビールケースとベニヤ板で作られた、簡易休憩所で実食することに。
気付けば電気ソーダも結露が汗のように滴り、炭酸は少し抜けていた。
だが、それよりも目の前に並ぶ“ご馳走”が、四人の食欲を大いに刺激する。
「さー食おうぜ! 全員買ったモン出したな!?」
「隠しても匂いで解るって……でも、並べたら宴会みたいだね!」
ジョンの一言にタラスはツッコミつつ、カルカの買ってきた焼きそばから口に運ぶ。
「……お祭りの雰囲気もあるのかな? ソースの匂いが食欲をそそるのもあるけど、すごく美味しい」
「俺はカリーヴルストからいただくねえ。あむ……んー!味付け濃いめでおいし~!」
舌の上をヒリつかせる辛みと肉汁に、カルカは堪らない様子で温くなったソーダ水を口に運ぶ。
辛みの後の甘さ、これがまたクセになる。
「このチキンオーバーライスは、ジョンの故郷のものか? 彩りがあって“映え”るな」
「味も最高だぜ、食っとけ食っとけ!」
勧めるジョン自身はカリーヴルストを囓り「スパイスがたまんねえ!」と、もりもり食べきる。
エルマーも勧められるまま実食すると、特製ソースを絡めた揚げ鶏とサフランライスの、濃厚な味わいと食べ応えに思わず頬を膨らませていた。
「あ、ピエロギだ! ……餃子、とは違うのかな?」
カルカがチーズソースにディップし、口に放りこむと、肉やほうれん草、パプリカなどの野菜もふんだんに使われていたことが解る。
「皮がしっかりしていて美味しい! 中身は餃子とは全然違うや」
「このたこ焼き?は、……生焼けではないか?」
「カリとろって奴だぜ、オレももーらい! ……アッヅァ!!?」
たこ焼きも余さず食べきろうと、ジョンとエルマーが箸を進める中。
「……カルカさん、なにか甘い匂いがするよね」
タラスにじーっと凝視され、ベビーカステラの紙袋を開く。
鈴のようにまるっとした焼き菓子。歩きながらでも、食べやすいのが嬉しいところ。
「タラスくん、甘い物は好きだったかなって。小さいから食べやすいと思うんだ」
「なんか可愛い形してる! うわ、摘まむとふにふにだ……!」
おっかなびっくりしつつ、タラスはベビーカステラを口に運ぶ。
固い食べ物は苦手だが、ふわふわ食感がお気に召したようだ。
「あー、なんか酒が欲しくなるな!……って、今日は買ってねえや」
「もう祭りの空気に“酔っている”だろう? 今は料理を楽しもう」
ジョンとエルマーは互いを労うように、残った電球ソーダで乾杯し。
カルカとタラスはというと、デザート代わりに鈴カステラを頬ばる。
「それぞれ違う味なのに、統一感もあって不思議な感じ……小食だからちょっとずつにしたけど、全部美味しかった!」
「うんうん、喜んでもらえて俺も嬉しいよ」
カルカはタラスに微笑んでから、賑わう屋台、行き交う多くの人々を見遣る。
そこには多種多様な人種、民族が分け隔てなく、このひとときを楽しむ光景が広がっていた。
「やっぱり、お祭りっていいなあ」
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【活性治癒】がLV4になった!
【植物活性】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】がLV3になった!
【ドレイン】がLV4になった!

花塚・夜壱
●Nox6人参加
おぉ…!食欲をそそる良い匂いがするな
よし、気になるのは全部食べて行こう!
皆が食い倒れるまで、俺は帰らないぞ
ドネルケバブ…屋台からでも感じる、この存在感…強いな…!
ピタパン?と言うのに挟んで食べるらしい
…さてはこれ、絶対に美味しい奴だな
肉と炭水化物は…なるほどな
アリエスの名言、胸に刻んでおこう
錬晏も、これなら片手で食べられそうだな
ルリラは何を見てるんだ?
それは…ピデ?形が独特だな!
皆で分ける、良いアイディアだ、
よし、一番大きいのを買おう
おっ、皆もあれこれ買ってるな
カフカ君のキューバサンドに、レジーナのターメイヤ、錬晏の小籠包…!
目の前で調理されるのは卑怯だと思わないか?
よし、人数分買おう
ターメイヤは俺も初めて聞いたな…
緑色のコロッケ?豆なのか、なるほど
小籠包は、肉汁で火傷しないように気を付けよう
他にも美味しそうなのがあれば、是非教えてくれ
折角の機会、食べないと勿体ないしな
あ、アイスもあるな
えっと…アイティム・カノムパン?タイのアイスだそうだ
ふふ、スイーツも食べておかないとな
夏候・錬晏
●Nox
アドリブ歓迎
浴衣は黒地に天の川が流れる大胆な構図の布地(どこかに龍が泳いでいるかも)
花塚殿にカッコいいものを見立ててもらったが…ちゃんと着こなせてるかな?
世界中の屋台がここに集まってるのか。ふふ、せっかくの機会だから全部食べたいよな
ふふ、俺も大食らいだから負けないぞ。武人は身体が資本だからな
どねる…?え、あれなんの肉なんだ…(大きすぎる塊に驚愕しつつもケバブはしっかりと受け取り)
たあめいやは揚げ団子みたいだが、わ、中が緑だ。豆なのか?意外性があったけどおいしい
ぴでは長さもだがちいずも伸びて、む、難しい…いや、美味しいぞ
うん、あんなに厚みのあったのに、随分と押し込まれたな、きゅうばさんど。大きさに対しての重さが、重い…
あの赤い派手な店構えは中華かな?
包子は少し大きいから、小籠包にしよう
我要点六份小籠包?嗯謝謝
聞こえてくる言語も色々で、世界がぎゅっと集まったみたいだ
最後は甘味で締めか(名前の復唱は諦め)
本郷殿はまだまだ余裕そうかな?俺も行けるぞ、次に行こう
勝敗は…楽しいから皆優勝だな
ルリラ・ラプソディア
●Nox
すごくいい香りに満ちているの
…みんなでどれだけ食べられるかな?
せっかく来たもの
いっぱい食べよ…?
わたしもどれにしようか見渡して
あれは…窯で焼くピザ?
それもただのピザではなく随分長さがあるピザ
…トルコのピザ…ピデ?って言うみたい
みて…?1mありそうな長いピザがあるの
(挽肉、卵、スジュク、チーズにトマトのピザ)
…これも、分けて食べて…みる…?
わ…アリエスさんの選ぶドネルケバブもボリュームがあるの
…ふふ、優勝もらえたね
強そうなお名前に美味しいが約束されたの
カフカさんはホットサンド…かしら?
ピザとはまた違う魅力をぎゅっとした…魅力サンドなの
ターメイヤ…
レジーナさんの選んだものも良い香り
お豆のコロッケ…?もちろん、一緒に食べるの
初めてのスパイスの香りかも…
あ、錬晏さんは小籠包…中がじゅーしーなの
じゅって…肉汁が溢れておいしい食べもの
アイスは…パンにアイスをはさんでいるの?
夜壱さん、素敵なチョイス
ふわふわとひんやり甘い…贅沢食感
沢山の食べものに囲まれて…
どれも美味しくて、ほっぺが落ちそうなの
本郷・夏深
●Nox
か、香りが良すぎる…早く行きましょう!
いいですねえ、勝負しますか
食い盛りなカフカの勝利は決まってますがね
肉の塊!?(ぐりんと顔を向け)
あ、あれがドネ──え、何て?
名前は言いづらいですが、あれは強すぎる…
アリエスさん、優勝です
いっぱい買って皆で食べましょう!
キューバサンド?
ははーん、わかりました…この屋台、サンドイッチ屋です(ドヤ顔)
皆で食べましょう、下さい!
おやおや、全力のプレス機で焼くという予想外の調理法に若干ビビってますよカフカは
うわ、美味い!肉とチーズとバターの背徳的な味がします…
なんですか、ルリラさん
…長っ!これが普通サイズですか!?
これは皆で分けると更に美味そうです
小籠包!知ってます、絶品ですよね
ターメイヤ!…とは、一体…
何か聞かずに買うんです!?
マジすかレジーナさん、カッコ良すぎますよ
はい、私にも分けて下さい!
アイス?夜壱兄ちゃん、買って下さい
成る程、アイティ──え、何て?
名前は複雑ですが美味い
ええ、勿論余裕です
錬晏さんも余裕ですよね?
次はしょっぱいのを食べましょう!
レジーナ・ネイサン
●Nox
錬晏もアリエスも浴衣姿似合ってる
にしてもいい匂い!
少し嗅ぎなれない香りなのがまた好奇心を誘うというか
食べ盛りの人達が頼もしい、けど
勝負と聞いたら負けてらんないね
ドネルケバブっていうんだ
見目も名前も確かに強そう
パンにはさむと片手で食べれるのもいいね
ふふ、サンドだもんね
サンドイッチも所変われば調理法が変わる…!
焼き方も豪快でつい出来上がりまで見守っちゃう
ルリラの示す方を見て
うわっ長いピザ
これ焼くのすごい技術じゃ…?しかも具が全部おいしそう
はーい、食べてみたいです(挙手)
私はコレ、ターメイヤ?が気になって
名前だけじゃ何か全然解らないけど
敢えて中身を聞かずに購入
小さなコロッケみたいで…中は豆かな
スパイスが効いて美味しい
皆もどう?ってお勧めしてみたり
シェアすれば色々食べれるもの
錬晏のそれは小籠包?
熱々だ…!美味しい肉汁が零れそう
お腹の中から温まる
夜壱のそれはアイ…?成程アイス!
色々珍しい組み合わせでワクワクするね
んん、美味しいよこれ
この後にまたしょっぱいもの!?
ふふ、本当に頼もしすぎ
アリエス・クロエ
●Nox
紺色の浴衣に身を包み、帯留めに羊を揺らして
おー、すげーグローバル!
変わった匂いがすると思ったら異国料理の屋台がいっぱい出てんだ
いいね、食い倒れツアーだな
誰が最初にギブアップするか勝負しようぜ
俺アレ気になる、あの肉の塊…ドネ…ドネルケバブだって
何の肉だろうな…塊の圧がすげえし名前も強そう
炭水化物と肉は俺達を裏切らない、絶対に美味い
…あ、そのキューバサンドも同じ理論で絶対美味いやつじゃん!
しかもチーズにバターも入ってんだ…背徳的すぎる
優勝だわこれは
ルリラのはピザ?長え…!
貰えんなら俺もほしい(挙手)
デカいけど皆でシェアしたらちょうどいーね
ターメイヤ…全然想像つかないな
レジーナ、いいチャレンジ精神だ
俺もちょっと貰っていい?
小籠包は知ってる!好き好き
そうそう、がっつくと口の中が大火傷すんだよな…みんな気ぃつけてな
色々食った後はやっぱり甘いモンが欲しくなんね
アイティム…?
へー、パンにもち米?
食べごたえがすごいね、結構腹に溜まる
くっそ、夏深も錬晏もつえーな……
俺もまだ食う、負けねえ
●食べ盛りの君たちへ
「おぉ……! 食欲をそそる良い匂いがするな」
珊瑚じみた模様が浮かぶ深紅の浴衣を纏い、花塚・夜壱(月下鬼人・g00016)は屋台村を見渡す。
その後ろから、黒地に天の川が浮かぶ浴衣に着替えた夏候・錬晏(隻腕武人・g05657)も。
裾口から巻きつくような昇龍の柄が、なんとも傾いている一着だ。
「花塚殿に見立ててもらったが……服に着られていないだろうか?」
「安心しろ、ちゃんと似合ってるぜ」
帯留めの羊を揺らす、アリエス・クロエ(蒼星の導べ・g00429)も紺地の浴衣に、レジーナ・ネイサン(灰色キャンバス・g00801)も魚と泡の浮かぶ涼やかな浴衣に着替えていた。
「夜壱も錬晏もアリエスも、みんなよく似合ってるわ」
「おやおや? 私の名前が聞こえませんね。やはり別格ということですか!」
レジーナの視界に、ずいっと割って入ったのは本郷・夏深(逢魔が夏・g00583)だ。
帯は葛飾北斎の代表作・富嶽三十六景《神奈川沖浪裏》を彷彿とさせ、瑠璃紺と墨色のツートンカラーなど、斬新なデザインの浴衣だ。
「別格……そうね、別格かも」
「わたしもカフカさんのお着物、とっても似合ってると思うの」
黒ウサギの面と花火柄の浴衣に身を包む、ルリラ・ラプソディア(Ⅻの子守歌・g00784)もにっこり笑顔を浮かべると、
《きゅるるるる……》
「あ……お腹、鳴っちゃった。すごくいい香りでいっぱいだから……」
「よし、気になるのは全部食べていこう! 皆が食い倒れるまで、俺は帰らないぞ」
頬を赤らめるルリラに視線が集まらないよう、夜壱の掲げた“食い倒れ宣言”で【Nox】による食い倒れ行脚が始まる――!
キッチンカーから現れる未知のグルメに、
「おー、すげーグローバル! 専用の設備を入れてんのかな」
感心するアリエスは、香辛料の漂う屋台に目を輝かせていく。
古代中国でも、海外貿易は行われていたが、武人であった錬晏には縁遠いもので。
「ここに世界中の料理が集まっているのか……せっかくの機会だ、全部食べたいよな」
「いいですねえ、勝負しますか?」
夏深の提案を聞いて、アリエスとレジーナも『勝負と聞いたら負けられない』と乗り気な様子。
おっとり目移りしていたルリラだが、こんがり焼けるチーズと肉の香りに、引き寄せられていく。
「……ピザ屋さん?」
『いらっしゃい、小さなディアボロスさん。うちはトルコの“ピデ”を焼いてるよ! ……あー、お友達は一緒かな?』
「いっぱい、一緒……どうして?」
キッチンカーの前で足を止めたルリラに、他の面々も集まってきた。
「なんのお店?」
「ピデ?って言うみたい、でも……誰か一緒のほうがいい、って」
アリエスの疑問にルリラは聞いたままを伝えるが、その答えはすぐに分かった。
――調理台に載る、1m近い生地が物語っている。
「いやいやいや長すぎでしょう! これが普通サイズですか!?」
『窯に入るよう短めにしたんだけどね……ディアボロスさんにはいつも世話になってるし、好きなトッピングでお作りしよう』
驚愕するカフカに、店主はけろっとしている。
Mサイズピザも切り分けるし、多人数向けには違いなさそうだ。
「えと……じゃあ、おすすめトッピングを」
『毎度あり! 焼けるまで20分ほどかかるから、その間に他の店でも回ってきてくれ……食べ過ぎないようにな?』
店員の勧めもあって、焼き時間を待つ間に他の屋台を回ることに。
「ルリラ、すごい鼻が利くわね? 私も焼けるのが楽しみだわ」
「うん……皆で、食べる……きっと、美味しいの」
レジーナとルリラが仲良く話していると、今度はアリエスが足を止めた。
彼の視線の先では――肉塊が回っている!
「なにアレ! ど、ね……ドネルケバブ!?」
「肉の塊!? ドネ、ドナル……とにかく強すぎますよ……」
「なんだ、あの存在感は
……!?」
迫真の表情を浮かべるカフカや夜壱達は、ロティサリー/回転肉焼き器で炙られる肉を間近で見るべく、軒先まで足を運ぶ。
芳ばしく焼ける肉は、下味を付けてあるのか、独特な香辛料の香りも漂ってくる。
「アリエスさん優勝ですよ、後でカフカの花丸サインをあげます」
鼻先を擦る夏深に「どこに飾るんだそれ」とアリエスは思わず突っこむが、錬晏はエキゾチックな香りと光景に真剣な表情。
「これは、なんの肉なんだ……?」
『今日は羊肉ですね。いつもディアボロスから配給してもらえる食材を、祭ってことで贅沢に使わせてもらったよ!』
ここでは、ピタという薄いパンに挟むスタイルで提供しているようだ。
「……さてはこれ、絶対に美味しい奴だ」
「炭水化物と肉はオレ達を裏切らない。絶対に美味い!」
アリエスの断言に思わず「至言だな」と神妙に頷いてから、夜壱は「人数分、包んでほしい」とオーダー。
目の前で薄く削がれた肉が、野菜と一緒にピタで挟まれていく。
……その光景だけで、よだれが出てしまいそうだ。
まだ時間に余裕があったので、少し遠くの店まで足を運んでみる。
「あの赤い屋台、倒福を飾っている……中華の店か?」
錬晏はそそくさと店に寄ると『我要点六份小籠包?(小籠包を六個包んでくれ)』と注文。
母国語が出てきて店主は驚くが、すぐに『蒸したてを出しますよ』とすぐにパックに詰める。
『嗯謝謝(ありがとう)』と短く返し、錬晏はレジーナ達の元へ戻ると、ターメイヤの屋台に寄っているところだった。
「ずっと気になってたのよね、六個ちょうだい!」
「ちょ、レジーナさん、何か聞かずに買うんです!?」
「ふふっ、解らないから良いのよ」
夏深の心配も他所に、レジーナは揚げゴマの香るターメイヤを詰めた袋を手にする。
(「皆、美味しそうなものをさらっと見つけて……カフカも負けられませんね」)
謎の闘争心が沸いてきた夏深は、キョロキョロと見渡し――見慣れない単語を見止める。
「キューバサンド? ははーん……サンドイッチ屋ですね。あれも食べましょう!」
ドヤァ顔で、夜壱達を引っ張っていく夏深が見たモノは――、
押し潰されるように焼き上がる、キューバサンドの姿だった。
「おやおやおや、予想外の調理法に若干ビビってますよカフカは。熱した鉄板で挟むとか苦行ですかね」
『ホットサンドは初めて? 野菜嫌いも食べられるよ。下味はバターと塩コショウだけ、ローストポークとチーズ、ピクルスしか入ってないからね!』
「キューバサンドも同じ理論で美味い奴じゃん、しかもチーズにバターも? 背徳的すぎる!」
アリエスも興奮気味にキューバサンドをお買い上げ。
楽しそうな様子を見ていたルリラだが、夜壱を見上げ、裾をくいくいと引いた。
「……夜壱さん、食べたいの……あった?」
「ああ、先に買うと溶けてしまうと思ってな。そろそろピデも焼けただろうし、受け取ってから行こう」
こんがり焼けたピデを受け取り、最後に夜壱の“気になる逸品”を買いに行く。
ヒンヤリした空気が漂うので、冷たいモノであることは解る。
「これだ、アイティム・カノムパン。やはりスイーツは外せないだろう?」
夜壱以外は、全く想像がつかずに疑問符を浮かべ、浅黒い肌の店員は嬉しそうに顔を綻ばせた。
『タイではアイスクリームをパンに挟むの、観光中でも食べやすいでしょ? それに、溶けてもパンに染みこむから二度美味しいってわけ』
「わ……夜壱さん、素敵なチョイス」
ルリラを始め、他の面々も好きな味で盛りつけてもらい、食べ頃を過ぎる前に楽しもうと早足で簡易休憩所へ。
●
ビールケースで支えたベニヤ板の上に、買ってきた屋台メシが所狭しと並ぶ。
錬晏とレジーナ、夏深、アリエスは“大食い勝負”を始め、世界のグルメに舌鼓を打つ。
「小籠包ってがっつくと口の中が――」
「あっづ!? 肉汁が溢れて、あちちっ!?」
アリエスが言い切る前に、夏深が肉汁の熱に悲鳴をあげ、
「たあめいや……見た目は揚げ団子のようだが、中身は豆か? 香辛料も入って独特の風味がする」
「スパイスが利いて美味しいわね! ほら、ルリラも遠慮してると、アリエスと夏深に食べ尽くされるわ」
エジプト料理に錬晏は感心し、レジーナも片手で器用にルリラへ取り分けていく。
「ありがと……ふふ、皆で食べる……美味しい、ね」
ピデにはチーズとトマト、卵にあわせて挽肉とスジュク/中東風ソーセージでボリューミー。
チーズが固まる前に食べきろうと、ルリラはもくもく口に運ぶ。
「キューバサンドの、チーズとベーコンによる背徳感が凄まじい……ケバブサンドがヘルシーに思えてきたな」
脂っこさで胃もたれしないよう、夜壱は交互に食べてほぼ同時に完食。
塩コショウの間に挟まるピクルスの酸味と、ケバブサンドに入ったマリネが、イイ具合の口直しになったようだ。
「確かに、今日は肉類が多かったかもな。……明日はいつも以上に鍛錬に励むか」
「……私もいつもより、いっぱい身体を動かしておこうかしら」
錬晏とレジーナは、夜壱の感想に反応するが、未知のごちそうが並んでいるのだ。仕方がない。
そして、後先を考えられない若さを見せるように、アリエスと夏深はどんどん胃に入れていった。
……だが、祭りの熱気が食欲を後押ししてか。
買い漁った料理は、六人でペロリと平らげていた。〆のデザートはアイティム・カノムパン。
カチカチに凍っていたのか。アイスは程よく溶けて柔らかくなり、溶液はパンに染みこんでいる。
「熱々ホットから、ヒンヤリ甘々……贅沢食感、ね」
「確かに。カフカもスナック菓子とアイスを一緒に食べるような、猛烈な背徳感を感じます」
幸せそうに頬ばるルリラに、夏深は神妙な面持ち。
こたつでアイス。猛暑でアイス。仕事終わりのアイス。
――アイスクリームとは、かくも人心を乱す。これは小悪魔の生みだした禁忌なのだろうか?
「これはなかなか……腹に溜まるな」
アリエスはせめて最後まで食べきろうと、満腹感を堪えて、最後の一口を押し込む。
辛味の強いメニューが多かったこともあって、ココナッツ味のアイスは、熱くなった舌の根の癒やしとなった。
「はぁ、食った食った。こんなに食べるのは久しぶりだ。大食い勝負はどうなった?」
割れた腹を撫でる夜壱が錬晏に聞くと、
「楽しい食事になったのだ。勝敗は……皆、優勝だな」
勝ち負けなんて二の次。美味しいモノを皆で探し、皆で堪能できたことが一番だという。
が。
「カフカはまだイケます! 次はしょっぱいのを食べましょう、さっき焼き鳥の屋台を見ましたよ!」
「まだ食べるの!? 確かに焼き鳥も美味しいけど……!」
立ち上がる夏深を、レジーナは引き留めようとするが、アリエスも苦しげに席を立つ。
「俺もまだ食う、負けねえぞ……!」
「ははっ! 俺達は箸休めだな。カフカ君もアリエスも、存分に買ってくるといい」
“皆が食い倒れるまで帰らない”。
――屋台メシを堪能し尽くす勢いで、賑やかな夜は更けていく。
超成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
【強運の加護】LV1が発生!
【コウモリ変身】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV5(最大)になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
大崎・朔太郎
【安らぎの館】で参加、アドリブ可
浴衣は無地茶色のシンプルな物
ターメイヤ人気ですね、
でも皆で囲んじゃうとお店の人も困りそうなので
僕は別のを買ってきますか。
素人の人ですから人沢山の対応は困りそうですしとおじさんのバイト経験から思ったり。
探すのはモモっていうネパールやチベット方面のスパイシーな餃子の一種、
見た目は小籠包ぽいですが。トマトとかカレーぽいソースで美味しいんですよ。
昔こういうのが住んでた街でやってた時にそんな屋台があったので。
有っても無くても普通に甘いのと飲み物という事でお茶や今川焼とか買ってきますか。
色んな種類集まってきたので折角なのでそっちのと一緒に食べませんか?
皆で食べた方が美味しいですからね。思い出にもなりますし。
あー、射的ですか。
凄いのは取れる自信は無いですがやってみます?
良いのが当たればラッキーという感じで。
仲が良いのは良い事ですね。
佐伯・みゆ
「安らぎの館」
アドリブ歓迎です。
黒地に赤と白の椿模様の浴衣で参加。
秋祭りは夏祭りよりも気候が良くて、よりお祭りを楽しめる気がします!
今日は思いっきり楽しみます!
ケバブにタコスに包子……と、クリムさんの声に「?」
ターメイヤ……って何?
覗き込めば中身が緑!ずんだみたいな感じ?私も一個……美味しい!
まだまだ知らない美味しいものがあるんだな、と食べながら実感。
大崎さんの「モモ」にも首を傾げ。ネパール……話に俄然興味が湧きました。一緒に探しましょう!と、モモを探して屋台一周!
後、ベビーカステラとかないかなぁ。
花園さん、何を見て……射的!
その視線の先は、わんこ。
ほしいのかな?……そだ!
景品一杯ですね!と、話しかけ。
取ってくれるんですか?
じゃあ……あのわんこ!
(取ってくれたらわんこを渡して)
はい、いつもお世話になってるお礼です。
ふふ、大事にしてくださいね。
その後の遠原さんの黒毛和牛に吃驚!
そんな景品まで!挑戦する様子を固唾を飲んで見つめます。
お腹一杯、楽しさ一杯!
素敵な秋祭り、ありがとうございました!
アルラトゥ・クリム
【安らぎの館】
アドリブ&絡み連携歓迎
ホットドッグとかは勿論。ドネルケバブやタコス、包子は知ってるけど…ターメイヤ?
ちょっと聞いた事無いなあ…よし、最初のターゲットは決まった!
お披露目に間に合わなかった、紺地に鈴蘭の柄の浴衣を着て参加
食べ歩きでは他に要望が無ければ、まずはターメイヤの屋台へGO!
へー。空豆のコロッケ…って言うには衣も胡麻だから、ちょっと風変わりだね
おお…荒潰しの空豆が濃厚で、揚げた胡麻の風味が香ばしい…!
これ良いねー。ちょっとレシピ聞いて、自分でも作ってみたい!
空豆と胡麻なら身体にも良いし
お、朔太郎さんと葵さん達が美味しそうなの買ってきてる
丁度良いから分けっこしよー!
ん、射的の屋台?
私はライフルって、故郷で猟銃しか使った事無いからなあ…
空気鉄砲が当たるかな?
いぶきさんオーダーは黒毛和牛かあ…まーやってみるかな
精神集中して標的を確と観察し、重心や重量等を情報収集して最適箇所を看破
一発目、横方向照準修正完了…
二発目、縦方向照準修正完了…
三発目…ここかあっ!(結果はお任せします)
遠原・いぶき
【安らぎの館】
アドリブ◎
今年は紺地に椿柄の浴衣を用意
私に似合うでしょう?当然よね
屋台を見渡せばどれも美味しそうで迷うわ
キッチンカーもあるみたい
皆は何を食べたいかしら?
朔太郎、1人で買いに行くのならファンの子に見つからないよう気を付けなさいな
アルラトゥの後ろを歩いてやって来たのは…ターメイヤ?
見た目はコロッケで中身が空豆?
日本では馴染みが無いわね
揚げ物ではあるけれどヘルシーで食べやすいのかも
食べて気に入れば周囲の一般の方々にもおすすめしましょう
あなた達も食べてみません?
空豆が苦手な方でも美味しく頂けると思うわ
オフではあるけれど交流もしつつ
様々な国の料理を楽しみましょう
…モモって果物ではないのね
それに葵や梓が買ってきた日本の祭りの定番メニュー、懐かしい気持ちになるわ
皆を観察すると翠の様子がおかしい事に気が付き
視線の先を辿れば翠の欲しがりそうな犬の縫いぐるみを見つけて納得ね
みゆと翠のやり取りを眺めながら他の景品を見て
…最高級黒毛和牛、ね
誰かあの目録狙ってくれません?なんてお願いしてみましょう
花園・翠
【安らぎの館】のみんなと
濃灰色に縞の入った落ち着いた雰囲気の浴衣を着用
たーめい…や?(棒読み)
聞いたことがない料理だ
コロッケかと思いきや色が…凄いな(一瞬驚くも)
…なるほど、この色は空豆の色なのか(出店の人の話を真剣に聞きつつ頷いて)
時代や場所によって文化は変わる…様々な場所や時代を行き来する者として、先入観にとらわれないようにしないとな
…ってアルラトゥ、これ作れるのか!?凄いな…
(視線の片隅の射的屋台に可愛らしい犬のぬいぐるみを見つけて、ついチラ見する隠れ可愛いもの好き男子)
あー、いや!な、なんでもない…が…(チラッチラッ)
な、何か気になるものがあるなら…取るぞ?
…こういうものには自信があるからな(なんとかはぐらかそうとするガチゲーマー)
仲間からリクエストがあれば景品を狙う
遠原は黒毛和牛!?いきなり難易度高そうだな…いけるだろうか?
(…あの犬は…諦めるか…(ぼそり))
えっ、佐伯はあの犬のぬいぐるみを?あれならいけると思うが…
えっ、僕にか!?…あ、ありがとう…(真っ赤になりつつ受け取る)

南雲・葵
【安らぎの館】
浴衣で屋台巡り出来るのって、小学生依頼だなー
新しく仕立てた浴衣、帯に飾った風鈴が歩くたびに鳴るの、中々楽しいね
あ、そうだ、ライラは素敵なお誘いありがとう。
浴衣姿、艶やかを絵にかいたみたいで綺麗だねー
世界各地のご当地料理、お互い楽しもう!
たーめいやにもも?
知らない食べ物だ!
目移りするけど、食べられる量は限られてるからなぁ…
よしっ、俺はケバブにしよう!
あの肉削いで具材詰める所ならいつまでも見てられる…
あー、見てるだけでよだれ出そう!
後は定番のイカ焼きとじゃがバターは外せないんだよな
…みんなと分けて食べれば、もう1品行ける、かな?
梓は綿あめが良いの?
じゃあみんなと食べられるように何個か買っていこう。
お、みゆちゃんと翠が射的やってんの?
なんか微笑ましい高校生カップルみたいだなー
折角だから俺もやってみよう!
あの猫のぬいぐるみを狙ってー…
●お祭り騒ぎ
【安らぎの館】も大所帯でやってきた。
「いやはや、秋祭りも大盛況ですね。それだけ多くの人が楽しんでいるのでしょうね」
引率役の大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)は無地の葡萄色の浴衣に、南雲・葵(バールの人・g03227)は花萌葱に藤の花や麻の葉文様を遇った浴衣に着替え、迷子が出ないよう目を配る。
「浴衣で屋台巡り、小学生以来だなー! 新しく浴衣も仕立てたし、帯の風鈴もいい音がするし……姉貴も綺麗だぜ?」
オラトリオの梓も、金魚や錦鯉の浮かぶ紅色の浴衣姿で、葵につられたように上機嫌に映る。
「うふふっ! 浴衣って普段は着ないから、なんだか特別感があるよね? よりお祭りを楽しめる気がします!」
黒地に両子持縞という渋い柄に、華やかな紅白の椿を浮かべた浴衣を纏い、佐伯・みゆ(悲歌。・g08231)は「思いっきり楽しみましょう!」と満面の笑み。
一方、花園・翠(見護る者・g02726)は濃灰色に縞柄の入った浴衣に袖を通してきたが、少し落ち着かない様子。
「秋祭り……僕の地元よりずっと賑わっていて、なんだか新鮮な気分だな」
「墨田区民だけでなく、外国人観光客も今回はおもてなし側だもの。例年より、屋台も多いんじゃないかしら」
くすんだ瑠璃紺に椿が咲き乱れた浴衣姿の、遠原・いぶき(開幕ベルは鳴り響く・g01339)の堂に入った着こなしを、紺地に鈴蘭柄の浴衣に着替えたアルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)はじーっと見つめ、
「うーん、お腹周りがギュッてするよね」
お腹周りをさすってみる。浴衣だからこそ不便なこと、それは。
「私は似合うものを着たかったこともあるけど、食べ歩くなら、帯でお腹が押さえられるから……」
「あ、すぐお腹いっぱいになるね。分けっこして、いっぱい楽しも?」
いぶきとみゆの言ももっとも。帯でギュッと締めつけられるので、食べるペースには要注意だ。
「えと、この秋祭りは多国籍料理が並んでいると。確かに見覚えのないワードが、軒を連ねているな」
翠が屋台の幟(のぼり)を見渡し、それぞれ気になるモノを探している途中……葵は見慣れた背中を見つけた。「おーい、ライラー!」
呼ばれた張本人――宮尾川・ライラ(蛇姫・g03335)はイカ焼きを囓りつつ、見返り。
よく見るとハート型の綿あめやら、水風船やらを手にし、当人もエンジョイしている真っ最中のようだ。
「あら、こんばんわ。お友達と来てるの?」
「やっぱ祭りは皆で楽しみたくてさ。その浴衣姿、艶やかを絵に描いたみたいで綺麗だねー」
「んふふ、アリガト! アタシも素敵に仕立ててもらえたと――あ、他の人達、気になる屋台を見つけたみたいよ?」
ライラの指差すほうを見るや、朔太郎達が人波を掻き分け、どこかに行こうとしていた。
はぐれる前にライラへ「お互い楽しもうぜ!」と一声返してから、葵は早足で合流する。
エキゾチックな香りに惹かれて、やってきた屋台はターメイヤを出していた。
「たーめい、や?」
「……って、何?」
翠とみゆが眉間にシワを寄せつつ、調理する様子を覗く。
『エジプトの料理です。そら豆を粗く潰して味付けし、ゴマの衣をまぶして揚げていきます』
「へえ、日本では馴染みがないわね」
「そら豆のコロッケ……衣はゴマだし、ちょっと風変わりだね。とりあえず三個!」
皆でシェアしようと、アルラトゥは人数の半分をオーダー。
揚げたゴマと、スパイスが複雑に絡み合う香りに異国情緒を感じた。
「凄い見た目だと思ったが……そら豆色の断面が目にも鮮やかだな?」
「ずんだ餡みたいな感じね? まだまだ知らない美味しいモノがあるのなんて……世界って本当に広いわ」
翠とみゆはすっかり感銘を受けた様子で、味わうように口に運ぶ。
「荒潰しのそら豆が濃厚で、揚げゴマの風味がまた……! 自分でも作ってみたいなー」
『ディアボロスにはお世話になっています、特別にレシピを教えますよ。祖国の料理店で出していた味です。きっと美味しいターメイヤが作れます』
客足が途切れている間に、材料と調理法を書き留めたレシピをアルラトゥに渡す。
「ゴマは栄養価が高いし、そら豆もタンパク質や食物繊維が豊富。スパイスも美容に良いモノが多いし……脂質さえ気をつければ身体に良さそうだわ」
人前に出る者として、睡眠と運動、そして食事管理は必須。
無礼講でいこうと思いつつ、いぶきは職業病から分析中。
その様子を眺めていた朔太郎と葵は、
「皆で囲んじゃうと、お店の人も困りそうですね……僕は別のを買ってきましょうか」
(「料理店の人だそうですが、一人で調理と接客対応なんて。きっと捌ききれませんからねぇ」)
嗚呼、懐かしき飲食バイト時代の記憶が蘇る。
遠い目をする朔太郎の隣で、葵もボリボリと頭を掻き、
「食べられる量は限られるからなぁ。近くの店も見てみるか?」
そんな密談をしているところで、気付いたいぶきが指先を拭きながら加わる。
「朔太郎ったら、ファンの子に見つからないよう気をつけなさいな?」
「あのっ、他の屋台も回るの? 私も食べたいお菓子を探したくて……」
朔太郎、葵、みゆは別の料理を探しに。
いぶきと翠、アルラトゥは遊戯屋台を見て回ろうと、二手に別れていく。
●食の探求
「僕、“モモ”っていう料理がないか探したくて」
「「もも?」」
日本人の過半数は『桃』をイメージするだろうが、朔太郎が探しているモモはチベット発祥の料理だ。
ネパールでも国民食となっている、小籠包じみた料理は、トマトやカレー主体のソースで頂く。
「昔、住んでいた街に屋台が出ていたんですよ。ここならその味に逢えるかも……と」
「思い出の味かぁ、それなら食べたいよな! ……あ、俺のお目当て発見!」
懐かしむように語る朔太郎の話を聞きつつ、葵は肉塊の回る屋台に駆け寄っていく。
「ケバブサンドひとつ、ソースはちょい辛でな!」
『はいよー、焼きたてのお肉を挟むからね!』
ピタパンにレタスと特製マリネを詰めてから、ロティサリー/回転肉焼き器で炙られた、肉塊を削ぎ落としていく。
躍動感のある調理風景に「いつまでも見てられる……」とうっとりしている間に、『お待ちどおさま!』と完品が差し出される。
「見てるだけでよだれ出そ! いっただきまーす!」
かぶりつくと、腔内を特製ソースの絡んだ食材が占拠していく。
もちもち食感のピタは味付けしていないのか、素材の味が口直しにちょうどいい。
「イカ焼きとじゃがバターも外せないよな……って、みゆも探してるんだったな」
「はいっ、ベビーカステラがないかと」
「日本の味も揃っている、という話ですし、何件か出ていそうですね」
朔太郎の予想通り、ベビーカステラの出店はすぐに見つかり、焼きたてを紙袋に包んでもらう。
だが、朔太郎の目的の料理はいまだ見ず――そろそろ翠達と合流するか、と思い始めた時。
『チベット風の蒸し餃子だよー、ちょいと食べてみないかーい』
声を頼りに屋台を探すと、小籠包によく似た“あの料理”が。
「ありました! モモですよね、これ?」
『よかった、解る人も居たんだ! 運営の人に“モモ”って説明したら、なぜか《これは“もも”じゃない》って言われちゃって、仕方なく呼び名を変えたのさ。やっぱり日本語は難しいねー』
カットフルーツと勘違いされかねない、という理由だろうが……文化も言語も異なるのだ。相互理解の道はいつも険しい。
「では、モモを二人前ください。ソースは別々の味で」
『じゃあ、唐辛子たっぷりのチリソースと、甘いオレンジソースを用意するからね!』
懐かしの味を袋に詰めてもらい、朔太郎も満足げ。――これで希望の品は揃っただろう。
「たくさん買ったな! そろそろ、アルラトゥ達と合流するか。ゲーム屋台はあっちだよな?」
探している間も、今川焼き、瓶詰めのソーダ水なども買いつつ。
足取りも軽く屋台村を進んでいく。
●真剣勝負
いぶき達は射的屋台の前に立ち尽くしていた。
「あ、朔太郎!?」
買い出し組をいち早く見つけた翠はあたふたしており、景品台に並ぶ品物を見てみる。
「わあ! ミニマスコット付きのお菓子? パッケージのコーギーもかわいいっ」
「!! ……き、気になるものがあるなら獲るぞ? こういうゲームも自信があるからな」
(「欲しいなら素直に言えばいいのにねー……」)
誤魔化しきれていない翠に、いぶきは小さく息をつき、買い出し組の成果を尋ねた。
「上々ですよ、皆で食べましょう。……そちらは射的ですか?」
「そう。そして目玉景品は――ステーキ味スナック盛り合わせ!」
ディアボロスが仲介するか、運営を手伝っていなければ“最高級黒毛和牛”などという、超高級食材を一般人に入手できるはずがない。
店主も“気分だけでも楽しんでもらおう”と、苦心して集めてくれたようだ。
大袋のスナックをフィルムでまとめているだけに、当てやすいが、倒しにくい――故に、目玉景品となっている。
「誰か狙ってくれません? お菓子は後日、皆で食べるとしてさ」
「猟銃しか使ったことないからなぁ……反動は小さそうだし、力みすぎると、かえって狙いがズレそうだ」
アルラトゥがコルクを銃口に詰めている間に、翠は台に身を預けて、狙撃兵のように身構える。
(「FPSのような照準マーカーがある訳ではないが、銃撃戦ではない分、妨害は起こり得ない。……逸るな。落ち着いて狙いを付けろ……箱菓子なら、上部を狙えば倒しやすいはず。そうだ、ヘッドショットをキメろ!」)
心の中で自分に言い聞かせながら、翠は引き金を引いた。
躊躇いなく発砲されたコルク弾は箱の上部にヒットし、みゆの欲しがった、ミニわんこ付きのお菓子を獲得!
「一発で当てた!」
「みゆ、景品だぞ」
もらった箱菓子を翠が渡すと、みゆはその場で箱を開く。
中身は舌ペロして見上げる、コーギーの小物――受け取ったばかりのそれを、みゆは翠に差し出し、
「翠さん、いつもお世話になってるお礼です」
「えっ、僕にか!?」
真っ赤になる翠に「大事にしてくださいね」とみゆは顔を綻ばせた。
だが、持ち弾はまだ残っている。これで目玉景品を狙うこともできるだろう。
「的が大きいのは嬉しいけど、重心が安定してるのが憎らしいところだね」
アルラトゥも台に寄りかかり、銃口をスナック盛り合わせに狙い定める。
(「持ち弾は三発かぁ。さっきの翠さんみたいに、一発で落とすのは難しいし。……最後の一発に賭ける」)
一発目で横方向の照準、二発目で縦照準の目測をつけ――アルラトゥ、三発目を構え。
(「目玉景品は袋のスナックをまとめているだけ。重心さえ揺さぶれれば。自重で転げ落ちていく――そうか!」)
「ここかあっ!」
僅かな情報と観察眼、そして一瞬の閃き。
そこから導き出された解が、アルラトゥに“台と接する袋の折り目の端”を撃たせた。
予想通り、バランスの悪い袋の端にコルク弾が衝撃を加えたことで、まとめられた袋がゴロリと倒れる。
「大当たり~! いやぁ、ディアボロスさん相手じゃ敵いませんわ」
店主がハンドベルをガランガランと豪快に鳴らし、周囲に朗報を伝える。
「ふぅ、射的って思ったより難しいや。でも楽しかった」
「さすがアルラトゥ、見事に射落としたわね」
いぶきも拍手を送り、アルラトゥは居心地が悪そうに頬を掻く。
さて、ひとしきり遊んだところで……そろそろお腹が空いてはいないだろうか?
「じゃあ祝勝会だ! 屋台メシを食べようぜ?」
「あっちに休憩所があったな、あそこで食べよう」
葵の提案に、ちゃっかり残り弾で景品を獲った翠が案内する。
この秋祭りは、祖国に戻れない者達にとっても、忘れられない夜となっただろう。
郷愁に沈んでいた者達も“必ず帰る”という悲願を、ディアボロスに改めて託す。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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