アラビア半島追撃戦
攻略旅団の提案により、《七曜の戦》のソマリア沿岸部で交戦したジェネラル級亜人『黒角のアルミラージ』の敗残部隊に追撃を仕掛けます。
ディアボロスに敗れ、海を越えてアラビア半島に撤退した敗残部隊は、根拠地である『サナア』に向けて移動中です。
この敗残部隊を撃破できれば、根拠地に到着する前に、アルミラージに決戦を挑むことが出来るでしょう。
サナアは、現代地球におけるイエメンの首都で、標高2,300mの高原にあり『世界で最も高い場所にある首都』として有名です。
この時代のサナアは、史実ではアクスム王国の総督府が置かれる都市だったようですが、その代わりにアルミラージ率いる亜人が支配する、軍事拠点となっています。
サナアには、アラビア半島南部を管轄する『大灯台』が存在しているようです。
敗残部隊への追撃に成功し、アルミラージを撃破できれば、続けて『大灯台』を制圧、確保できるかもしれません。
黒角のアルミラージ
【追走戦】マッスル亜人の群れを追え!(ボスは知略型)(作者 ナイン高橋)
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●蹂躙戦記イスカンダル マッスル敗残部隊(+指揮官メガネ) 敗走中
『くそっ、こんなハズではなかったんだ!』
亜人の癖に眼鏡をかけた細身のトロルが悪態を突きながら部下たちと共に走っていた。
『あのアルミラージ殿に頼まれたから、勝馬だと聞いて兵を出したのに、舎弟どもが沢山殺されたじゃないか!』
彼らは《七曜の戦》においてソマリア沖を攻め、そしてディアボロスに撃退された亜人たちだった。
『何故このボクが負ける。いや負けてはいない。アルミラージ殿が独断専行なんてするからだ!そうだ!減った息子共はまた産ませる必要がある。この補填はアルミラージ殿にして貰わなくては!』
兵を出したのは自分。戦闘で負けたのも自分。
しかし細身のトロルは自らの失態を全て他になすりつけてありもしない補填に想像を膨らませ気分を上昇させる。
『おら、キリキリ走れ!サナアに戻ったらアルミラージ殿の人間の女どもを10匹くらいは貰わなくていけないんだからな!』
そして部下たちに激を飛ばすと足を進める。
『ぬんぬん!マッスルっ!』
『ムッキムキッ!』
それに応える部下たちは……何故か皆してムキムキの身体でポージングしながら走っていた。
ポージングしながらでも余裕で部隊長の眼鏡よりも脚が早かった。
『ディアボロスどもめ……次にあったら、必ず殺してやる……!』
『ふんぬふんぬ!』
●時先案内人
「イスカンダルに赴き、《七曜の戦》で敗走した敵の部隊を追撃してきて欲しいのですわ」
資料を展開しながらアーリヤ・アマミヤ(魔霊ジンキックとパンチ・g03479)が説明を開始する。
敵は《七曜の戦》のソマリア沿岸部で戦った、ジェネラル級亜人『黒角のアルミラージ』配下の軍勢だ。
先の戦ではディアボロスが撃退し侵攻を退ける事に成功した。
敵は散り散りバラバラになって逃走しながら、アルミラージの拠点である『サナア』に向かっている。
この敵部隊を追撃し撃破できればアルミラージとの決戦。敷いてはサナア攻略への足掛かりに出来るだろう。
「恐らくサナアには『大灯台』が設置してある可能性が高いのですわ。アルミラージを撃破してサナアの大灯台を制圧できれば、状況によってはその詳細な調査なども可能になるかもしれませんわ」
大灯台とは、亜人たちの情報伝達用の巨大なクロノ・オブジェクトであり、そして同時に亜人が人を孕ませる『ファロスの光』の影響をその地域へと拡散しているであろう建物だ。
もし確保できれば蹂躙戦記イスカンダルの攻略に大きく貢献するだろう。
「そのためにも、まずはこのマッスル敗残部隊(+指揮官の眼鏡)を撃破して来て欲しいのですわ」
●作戦内容
「皆様に行って欲しい作戦は大まかに3つ。『追走』『部下のマッスルの撃破』『指揮官眼鏡の撃破』ですわ!」
敵の敗残部隊はサナアへ撤退中だ。
パラドクストレインは撤退する敵よりも少し離れた場所までしか移動できないので、到着後は移動する敵の痕跡などを探し出し敵の位置を特定して追いかけて欲しい。
敵拠点のサナアの方角などを記した地図を新宿島の学者の人が作成してくれている。これは『蹂躙戦記イスカンダルの地図』では無いので、直接【スーパーGPS】を使ったりはできないが、少なくとも方角や大まかな距離は分かるので十分に役立つはずだ。
「敵部隊の指揮官は長距離の移動でバテバテ。周りに注意を向ける余裕がなく、代わりに体力に余裕がありまくりの配下のマッスルたちがおぶったり周りを警戒したりしてますわ」
マッスルたちはマッスル言語で会話しているらしくマッスルしている。
しかしフィジカル全力マッスルなので知能は亜人の中でもかなりマッスル。
そのためもし見つかってしまってもこちらもマッスル言語をすればもしかしたらマッスルーされる可能性もある。
もし接近する際に敵部隊に気付かれずに追いついて攻撃する事が出来れば非常に有利に戦えるだろう。
「因みに飛翔やフライトドローンで上空から探せばすぐに見つかりますが、上空は目立つので敵からもすぐにバレて逃げられたり迎撃態勢を取られますわ」
クロノヴェータはディアボロス対策を講じるようになった。もし空から探したり隠れて接近するなら、対策を突破する何かしらの工夫が必要だろう。
とは言っても相手は所詮は敗残部隊。しかも長距離の移動で体力を失っている。
戦力的には大したことはないので無理に狙わずまっすぐ追撃して力任せに撃破してしまうのでも問題はない。
「敗残部隊に追いつきましたら、出来ればまずは配下のマッスルたちを撃破してくださいまし」
マッスルゴブリンズは己の己の肉体美を誇るゴブリンマッスルだ。
鍛え上げた筋肉によるマッスル相互対話を可能とする高いマッスル知性を持っているが、それ故に知性の低い亜人たちとは感性が合わず苦労していたらしい。マッスルが悲しんでいた。
そんな中、指揮官の眼鏡トロルが(知ったかぶりで)理解を示してくれたため、(知ったかぶりだと理解しながらも)恩義を感じ最期の時まで共に戦う事を己のマッスルに誓っているマッスルたちだ。
そのため指揮官眼鏡を逃がそうと己のマッスルを持ってしてディアボロスの足止めに命を懸けてくる。しかし逆に言えば、指揮官眼鏡が死んだら戦略的撤退を迷わず選び、己のマッスルパワー全開のダッシュで逃げられてしまう。
出来る限り全滅させて欲しい。
「マッスルたちは己と同レベルの相手との対話に飢えているらしいですわ。そこを突けば隙を作り出す事も出来そうですわね」
なお所詮はトループス級なので力ごり押しも作戦のひとつだ。
そのあたりはお任せする。
「マッスルを全滅させる事が出来たら、最後は残った指揮官をお願いしますわ!」
指揮官眼鏡『トロル兵団』ヒュパスピスタイは亜人では珍しく計算高い知性派だ。
……とは言っても所詮は知性の低い亜人の中ではという範囲でしかない。
本人は知略の将だと思っているが、小賢しいだけだし性格も卑屈。あらゆる責任を誰かに擦り付け自分を正当化するばかり。
変わり者の配下には好かれているが、それを数として見れておらず活用できていない。
「しかし本人の戦闘能力は本物ですわ。ここはこの性格を利用して冷静さを奪って欲しいのですわ」
知性や策略、性格などは別にして本人の怪力と魔術を操るオールラウンダーな戦闘方法は他からも評価されている程の強者だ。
ここは今回の敗走や追いつかれた事実などを述べてぐさぐさ心を抉って挑発し、本来の実力を発揮せないようにするのがいいだろう。
この指揮官眼鏡『トロル兵団』ヒュパスピスタイを撃破すれば作戦は完了となる。
●
「攻略旅団の提案による、《七曜の戦》で撃退した敵の追撃作戦ですが、今回はそれに加えて『ジェネラル級の撃破』『拠点の制圧』『大灯台の調査』などにチェインする事になる作戦ですわ」
「とは言え、大灯台の調査まで完遂するにはかなりの時間が必要となると予想されますわ。他の地域にも大灯台はありますし、情勢の変化によっては必ずしもここでの調査に拘る必要は無いかもしれませんわね」
「それでも敵の戦力を削り、攻略を進める事は十分に意味はありますわ。よろしくお願いいたしますわね、皆様!」
リプレイ
●敗走する部隊
『ぬんぬん』
サイドチェスト!
『ふんふん!』
サイド トライセップス!
『マッスゥー!』
バック ラットスプレッドぉ!
『はぁはぁ……サナアはあっちだ。急げ』
マッスルゴブリンの背に背負われた指揮官眼鏡が荒い息を吐きながら指示する。
誰もが見て分かるような方角の指示だけだったが、それで自らの知性の高さを証明できたと安心の顔をして、マッスルの背中に身を預ける。
長距離の移動で体力を消耗していたのだ。このまま戦いになっては危ないとフィジカルマッスルに背負わせたのである。マッスルから肉体言語で提案された事だが勿論自分の提案として言い直しそして認識しなおしている。
肉体言語を操る程の高い知性がマッスルしているマッスルゴブリンたちはそんな指揮官を暖かい目でマッスル。
『くそ、ボクは知将だぞ。何故こんな事に……。これもどれもディアボロスの所為だ……次に会ったら殺してやる』
そして未だに指揮官眼鏡はグチグチ言っていた。
戦いにほいほいついていたのは自分自身であり、負けたのも自分。
だがそれを認める事の出来ない眼鏡は常に誰かに責任を擦り付けずにはいられない。
『ふんぬふんぬ』
アブドミナル アンド サイっ!!!
そんな自分しか見えていない眼鏡を無事に送り届けるべく、マッスルたちは今をどうにかしようと周囲を警戒しながら先に進んでいくのであった。
『マッスルーっ!』
モスト マスキュラーっ!!!
無堂・理央
敗走する部隊の追撃とか騎兵にはお誂え向きだね。
マッスル言語なるものは全然思いつかないけど!
新宿島から望遠鏡とコンパスを持ち込んで現場にGO!
現場ではまず痕跡探しだね。
状況的に痕跡を消す余裕もないだろうし、足跡とかの痕跡はすぐ見つかるでしょ。
痕跡を見つけたらどの方向に伸びてるか確認して、更に新宿島製の地図とコンパスを用いて現地点とサナアへの方向も確認。
続けて望遠鏡で痕跡の伸びてる先に敵影が確認できるか否かも見てから無双馬『クロフサ』に騎乗してダッシュダーッシュ!
一気に駆けたら再び痕跡探しからの現地点&サナア方向&敵影の三点チェックとクロフサの早や駆けでまだ見ぬ敵との距離を詰めてくよ。
望遠鏡で敵影を確認出来たり、現地点とサナア方向を確認する際に敵撤退路を完全に見切れるなら一旦迂回して敵の正面側に回り込んで通せんぼ!
はい逃避行お疲れ様。
だけど、サナアに帰る事はボク達ディアボロスが許さないからね。
ここで全滅する覚悟、出来てる?
アルラトゥ・クリム
専門家って訳じゃ無いけど、追跡と追撃にはちょっと自信あるからね。
亜人の敗残部隊、必ず狩り出すよ。
とりあえずマッスル言語は理解できる自信皆無なので、真面目に真摯に探索
用意された地図を参照して、過去の戦場とサナアの方角を線で結んでルートを算出し
光学迷彩を併用しつつ、荒野迷彩の服にフード付のポンチョを纏い極力身を低くして移動
更に地形の高低や岩陰に灌木などを遮蔽物に利用して身を隠しつつ
試算したルートを追跡しながら、地面や地形を確と観察して情報収集を行い
足跡や敵の通過した痕跡などを看破して、その痕跡を追跡していく
敵との不意の接触を避ける為、時間と太陽或いは星の位置を確認して天測しつつ
双眼鏡で進路方向と自身の周辺を常に観察して警戒を怠らない
敵を発見したら、その進路と速度を計算しつつ進路方向に遮蔽物の類の存在を確認
可能ならそれ等を利用して奇襲を仕掛け
不可能なら一気に敵隊へ迫り、強襲を仕掛ける
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
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「専門家って訳じゃ無いけど、追跡と追撃にはちょっと自信あるからね。亜人の敗残部隊、必ず狩り出すよ」
「敗走する部隊の追撃とか騎兵にはお誂え向きだね」
アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)と無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)はパラドクストレインから降りると頷き合う。
今回の依頼の追跡方法で提案されたやり方は主に2つ。
飛翔などで空から探すか、地道に痕跡探しからの追走か。
はっきり言って敵の居場所だけなら空から探せばいいのだが、既にディアボロス対策の情報は出回っている。
まだサナア付近でもないこの依頼では依頼で相手をする以外の敵部隊などは基本的にはいないので飛翔したら何百体からの警戒攻撃ですぐ撃ち落とされるなんて事はない。
しかしディアボロスが飛翔をよく使うみたいな情報が敵も把握しているのでマッスルはすぐにこちらに気付くだろう。
ディアボロスだって敵の情報に飛行能力ありって書かれてたら空を警戒を強化するのだし当然だろう。
気付かれたら迎撃態勢を取られる。出来れば奇襲に持っていきたいところだ。
一応それをマッスルーする方法もあるとは時先案内人は語っていたが……。
「マッスル言語なるものは全然思いつかないけど!」
「とりあえずマッスル言語は理解できる自信皆無なので、真面目に真摯に探索」
予知は絶対だが万能ではないと言う事だ。
二人は普通に新宿島の学者から貰った地図を広げ、望遠鏡とコンパスを当てる。
しかしそれはそれで王道正道。
過去の戦場とサナアの方角を線で結んでルートを算出し、それを元に大雑把に痕跡を探しにいく。
「状況的に痕跡を消す余裕もないだろうし、足跡とかの痕跡はすぐ見つかるでしょ」
「近すぎると見つかりかねないから隠れながらだね」
アルラトゥの用意した荒野迷彩の服にフード付のポンチョを纏い極力身を低くして移動していく。
道中も地形の高低や岩陰に灌木などを遮蔽物に利用して身を隠しつつ痕跡を探せば事前の準備もよかったのだろうすぐに部隊の足跡が見つかった。
「痕跡はあっちの方に伸びてるから……サナアへの方向からすると……」
「正確な位置を計算するには地形の情報が足りないけど、おおよその仮説は何個か立てられそうだね」
「外れてても、別に道中で敵の警戒に気付かれなければ、サナアに辿り着くまでは幾らでも追えるからね」
理央とアルラトゥは敵の敗走部隊の進んだルートを予想し移動を開始する。
「クロフサっ!ダッシュダーッシュ!」
理央の無双馬クロフサを呼びだすと、二人で騎乗し駆け抜ける!
敵がいる可能性のある付近ではそっと降りて隠れながら望遠鏡を覗き、敵影がいないかを確認しながら痕跡も探す。
当然、この作戦の場合は慎重に進まなければ見つかってしまう可能性があるので、すぐに発見に至ると言う事はなかったが、それでも何度か修正を行いながら追跡したところで。
「あっ!待った!あれ、そうじゃないっ!?」
理央が遠くの方で変なポーズをしながら移動している集団を発見したのだ!
「そうだね。あの方向に進んでるなら……」
「あっちの丘まで回り込めば」
「奇襲できそうだね」
アルラトゥも敵の進路と速度を計算し、地図と地形を見比べて進行方向を予測する。
そして。
『くそ、サリアはまだか……』
『ぬんぬん』
二人の発見した敵影は見事に追っていたマッスルと眼鏡の集団であった。
完全に既にディアボロスに補足されているとは思っていない様子だ。
そこへ、二人分+馬の影が見下ろしてくる。
『ん?なんだ?』
「はい逃避行お疲れ様。だけど、サナアに帰る事はボク達ディアボロスが許さないからね。ここで全滅する覚悟、出来てる?」
「さあ、ショータイムだ」
『なっ!?』
『マッスゥ―ッ!?』
奇襲成功!
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!
無堂・理央
奇襲チャンスを掴めたし、敵が迎撃態勢を整える前に一気に蹴散らかそう!
引き続き無双馬『クロフサ』に騎乗して突撃!と言うか大跳躍!
跳びながらパラドクスで槍を生成したらあいさつ代わりにまず一投!
敵集団中心よりやや前に槍を差してまずは敵前衛を爆発に巻き込むよ。
で、爆発の煙が残ってるだろう敵の中を第二投用の槍をパラドクスで生成しながら更に突っ込む!
目に付いた敵を踏み台にしてクロフサ大跳躍!
敵の頭上に跳び上がれば残る敵を全て巻き込み狙いで槍を投げ入れて爆発させる!
二本の槍の爆発で粗方片付くと思うけど、パラドクスで槍はすぐに生成して三投目以降にも備えるよ。
残心大事、いくら敗走で弱っているとはいえ敵はクロノヴェーダ。
逆説連鎖戦では距離は大した問題じゃないし、いつ反撃が飛んできてもおかしくないからね。
で、いつもは敵の攻撃方法に対応した動きをして被害を抑えるんだけど、こいつらの攻撃方法わかんない!
とりあえず、反撃が来たら爆発する槍で受け止めて戦車の爆発反応装甲みたいに爆発でダメージ軽減を狙ってみるかな?
アルラトゥ・クリム
…ダメだ。やっぱりマッスル言語は理解できそうに無い。
ここは真っ当にぶつかる方が正解っぽいね…
平和的対話と言えば、私的には歌なんだけど…
マッスル言語の歌なんて知らないからね。
折角奇襲の機会でもある事だし、私は剣で語らせて頂くよ。
PDを起動して心を静め、無念無想の境地に己の心身を置いたなら
精神集中して、敵と敵集団の挙動や速度などを確と観察して情報収集し
その癖や微細な隙などを看破
XMA宜しき体捌きと立ち回りで敵の攻撃を躱し
或いは魔力刃を宿した剣形態ブレードガンで受け流してダメージを抑えつつ
看破した敵の隙を突いて正確無比且つ酷薄無情な斬撃を叩き込み
一体ずつ確実に倒し、敵数を確実に減らしていく
また一体ずつと斬り結びながらも常に周囲に気を配り、不意の攻撃を受けぬ様留意する
さて…残りはそこで間抜け面晒して突っ立ってる、自称知将のメガネだけかな。
これだけ居た部下を指揮も出来ない『知将』なんて、とんだお笑いぐさだけど。
さあ、ラストステージだ。覚悟して貰うよ!
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
●
『ふんぬふんぬふんぬふんぬ』
『ぬんぬんぬんぬんぬんぬん』
敗走部隊で周囲を警戒しているのはマッスルゴブリンズである。
何やらポージングを決めて己の肉体を誇示しているようにしか見えないが、意思疎通は取れているらしい。
「……ダメだ。やっぱりマッスル言語は理解できそうに無い」
アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)はそんなマッスルの様子を隠れて見ていたが残念ながらあのマッスルは理解できるようなものではなかったらしい。
「ここは真っ当にぶつかる方が正解っぽいね……」
「奇襲チャンスを掴めたし、敵が迎撃態勢を整える前に一気に蹴散らかそう!」
無堂・理央(現代の騎兵?娘・g00846)ももう最初からマッスルなんて気にせずやる気満々であった。
「平和的対話と言えば、私的には歌なんだけど……マッスル言語の歌なんて知らないからね」
どうもマッスルゴブリンズは他の一般的な亜人よりは知能が高く、対等なレベルでの対話に飢えていたらしいが、まあどうせクロノヴェータは全て敵である。
実力的にも無理しないといけない程ではないとの予知を受けているのでこのまま突撃もまた正解なのである。
「よし、『クロフサ』突撃!と言うか大跳躍!」
「折角奇襲の機会でもある事だし、私は剣で語らせて頂くよ」
そして二人は一斉に物陰から飛び出してマッスルゴブリンズに襲い掛かりにいく!
「はい逃避行お疲れ様。だけど、サナアに帰る事はボク達ディアボロスが許さないからね。ここで全滅する覚悟、出来てる?」
「さあ、ショータイムだ」
『なっ!?』
『マッスゥ―ッ!?』
「あいさつ代わりにまず一投!」
警戒していたマッスルゴブリンも流石に二人に気付くが、突然の奇襲に防御陣形などは取れきれない。
理央が無双馬クロフサに騎乗したまま天高く飛び上がる影を追うも太陽の光に目を晦ませる。
「槍生成、これで吹っ飛べー!爆散槍・陽(バクサンソウ・ヨウ)!」
空中で生成した槍を敵集団の中心よりやや前に投擲。
地面に突き刺さった槍が爆発し、敵の前衛2体にダメージを与えて大きく動揺させる。
「クロフサーっ!」
更に爆発の煙が残ってる状態で敵陣に切り込むと、視界と爆発で身を固くして動けなくなっているマッスルゴブリンズを足場に再度跳躍。
「でもってーっ!もういっぽーんっ!」
後方の1体にも槍を投擲して爆発!
『マッスゥーっ!』
「ってこれで粗方片付くかと思ってたけどそこまで甘くはないか。残心大事、いくら敗走で弱っているとはいえ敵はクロノヴェーダ」
先制の奇襲で一方的にダメージを与える事には成功し大ダメージは与えられた理央。
しかし流石はマッスルたち。
その鋼のマッスルは伊達ではないようだ。
『ぬんぬんぬっ!』
今度はこちらの番だとばかりに、筋肉による相互理解を計ろうとその肉体を見せつけて来る!
「で、いつもは敵の攻撃方法に対応した動きをして被害を抑えるんだけど、こいつらの攻撃方法わかんない!」
『ぬんぬぬんぬっ!』
ムキィッ!とマッスルパワーが高まっていく!
「とりあえずもっかい。爆散槍・陽(バクサンソウ・ヨウ)!」
よくわからないが、敵を好き放題にさせていい理由にはならないだろう。
理央は再びパラドクスで槍を2本形成すると投げつけ爆発させる!
『マッスーッ!』
するとその爆発の中から上半身を90度反らした華麗な飛び膝蹴りの姿勢でマッスルゴブリンが反撃してきた!
「うわわっ!?」
その攻撃を爆発する槍で受け止めて、爆発の衝撃でマッスルパワーを軽減してみる理央。
爆発!
だが鋼のマッスルはそのまま身を低くして追撃のマッスルを繰り出す!
「そいっと」
それも理央は触れると爆発する槍を新たに生成して受け止めてみる。
『マッスゥーっ!?』
「あれ?意外と効いてる?」
マッスルゴブリンズ。
決してそれだけではないのだろうが筋肉相互理解を試みようとマッスルパンチやマッスルキックをそのまま理央に繰り出した所、反撃に槍を爆発されてかなり涙目だった。
「心静かに、己が内と外とを捉まえて。万里万世を見通す、無我の境地へ……」
激しい爆風の中、アルラトゥは静かに魔力刃を宿した剣形態ブレードガンを構えパラドクスを発動する。
心を静め、無念無想の境地に己の心身を置いたなら。
精神集中して、敵と敵集団の挙動や速度などを確と観察して情報収集しその癖や微細な隙などを看破する。
アルラトゥは世界そのものという情報と己を言う存在とを軌を一にして捉える。
『マッスゥ―ッ!』
そこにゴブリンマッスルズのパラドクス:筋肉による平和的対話が筋肉ポーズと共に世界の概念へと混入してくる!
軌を一。
そこに混ざり込む……マッスル!
『ふんぬっふんぬっふんぬっ!』
今、アルラトゥとマッスルゴブリンズは何処かで繋がったような気がした。
「視えた!……そう、これが、マッスル!?」
『ふんぬっ!』
交差する二人。
だが倒れたのはダブルバイセップス・バックのポーズのまま倒れたマッスルゴブリンズだった。
「敗走生活の影響だね……広背筋の鍛え方が甘くなっていたよ」
『まっすぅ……』
無傷で全員倒し切る、とまではいかなかったものの、所詮は敗走部隊のトループス級。
しかも敗走中で満足な状態ではなかったと言うのもあり二人はそのまま純粋に力押しでマッスルゴブリンズを殲滅するのであった。
「よし!これで終わり!」
「さて……残りはそこで間抜け面晒して突っ立ってる、自称知将のメガネだけかな」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
●
『な、何……ッ!?何者だっ!?』
七曜の戦にて撃退され、生き残った部下を引き連れサナアへと敗走中だった『トロル兵団』ヒュパスピスタイ。
まさかのディアボロスの奇襲によって頼りのマッスルゴブリンズたちが一掃された事に激しく動揺していた。
「通りすがりの正義の天使、とでも言っておくわ!」
そこへ飛来してきたのは天使の翼をはためかせるメルキディア・セデクリエル(閃機術士のエンジェリアン・g03132)であった!
閃機シリーズと呼ばれる天使の力由来の魔導機械兵装を起動し、その光を輝かせ煌々たる様を見せつける。
『ぐぅっ!?貴様、ディアボロスだとぉっ!?』
インテリっぽくメガネに指を駆ける自称智将のヒュパスピスタイだが、思ってもみない場所でのディアボロスの追撃に行動が一歩遅れてしまう。
「ジェスト、お願いねっ!」
名乗りを上げた所でメルキディアは自身のサーヴァントである胸に宝石のついた赤いミニドラゴンと共に急降下。
ヒュパスピスタイを攪乱しながら剣を構える。
『クソックソクソクソッ!なんでわざわざボクを付け狙って来るッ!おかしいだろうッ!?後悔させてやるからなっ!』
ヒュパスピスタイは泣き言を言いながらも魔術によって己の棍棒を巨大化。
重量を増した武器を己の怪力で持ってして振り回して来る!
「刀閃機イオスラッガー!」
メルキディアはそれに真っ向から勝負!
「アイオンコード:サキエル、ラファエル、シャルギエル、トリプルドライブ! 絶氷の雪崩に飲み込まれろッ!!」
水・風・雪の天使術式を組み合わせ、絶対零度の吹雪を光線剣から放ち大打撃を与えるのであった!
善戦🔵🔵🔴🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
エイレーネ・エピケフィシア
……どう見ても眼鏡ですね
わたしの時代にもレンズの類は使われていましたが、視力を補正するために身につける段階には至っていませんでした
これも、クロノヴェーダによる歴史改竄の一側面なのでしょうか……?
奇妙なことですが、戸惑っている暇はありませんね
相手が人々を脅かす怪物である以上、いかなる装いであろうと討ち滅ぼすのみです!
《神護の長槍》と《神護の輝盾》を手に参戦
真っ向から戦いながら、言葉で敵の心を折りにかかりましょう
あなたは知恵者を気取っているようですが、果たして本当にそうでしょうか?
本当に賢ければ、独断専行で兵を出そうとするアルミラージを止められたはずではありませんか
準備不足の遠征は危険ですし、此度の軽挙妄動は、より高位のジェネラル級にも悪印象を与えるでしょう
それが理解できず、目の前の獲物に飛び付いたあなたは……上官と同等の救いがたい愚者です!
言葉に敵が怯んだところで、容赦なく『舞い降りる天空の流星』を放ちます
反撃にはこちらも【飛翔】して応戦し、一方的な空爆を回避
さらに盾で攻撃をしのぎましょう
●
「……どう見ても眼鏡ですね」
エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は敵である『トロル兵団』ヒュパスピスタイの顔についている眼鏡を見てそう呟いた。
「わたしの時代にもレンズの類は使われていましたが、視力を補正するために身につける段階には至っていませんでした。これも、クロノヴェーダによる歴史改竄の一側面なのでしょうか……?」
詳しい事は分からないがきっとそういうことなのだろう。
それはそれとしてヒュパスピスタイはくいっと眼鏡を上げて大声で叫ぶ。
『貴様ぁっ!?ディアボロスかっ!なんでボクばっかり狙う!?おかしいだろうっ!?』
見た目の雰囲気はなんとなく理知的っぽく、実際亜人の中では知性は高そうなのだがきゃんきゃん喚く姿はかなりの小物っぽさが浮き出てしまっていた。
「奇妙なことですが、戸惑っている暇はありませんね。相手が人々を脅かす怪物である以上、いかなる装いであろうと討ち滅ぼすのみです!」
その様子に逆に冷静になったエイレーネは《神護の長槍》と《神護の輝盾》を構え直し、指揮官眼鏡に突撃しにいく。
「あなたは知恵者を気取っているようですが、果たして本当にそうでしょうか?」
『な、なにをぉっ!?』
真っ向から戦いに行きつつ、挑発的な言葉を投げかけるエイレーネ。
「本当に賢ければ、独断専行で兵を出そうとするアルミラージを止められたはずではありませんか。準備不足の遠征は危険ですし、此度の軽挙妄動は、より高位のジェネラル級にも悪印象を与えるでしょう」
『うぐっ!?』
実はこの指揮官眼鏡。
戦闘能力はきちんと強い強敵なのだが、割と"自称"智将。
亜人の平均からすれば頭はいいのだが如何せん亜人は底辺が底辺過ぎるので、戦略的な頭脳はあまり持ち合わせておらず、先の七曜の戦で思いっきり部下を失ってしまったのである。
「それが理解できず、目の前の獲物に飛び付いたあなたは……上官と同等の救いがたい愚者です!」
『う、うるさいっ!』
マウントとりたがりなヒュパスピスタイは、図星を突かれると何も言い返せない!
もはや言葉では勝てないと顔を真っ赤にして飛翔しながら魔術の火炎弾を放って来た!
「狙いが甘すぎますっ!」
だが取り繕うと物理に走った攻撃はブレブレ!
幾ら魔法と怪力の合わせ技と言えども、動揺し乱れた攻撃は真の力を発揮しない
エイレーネはこちらも飛翔して狙いのズレている火炎弾を無視して接近、振るわれた棍棒にこちらから盾をぶつけて相手の態勢を崩す。
「ここです!この身を燃え盛る流星と化してでも、人々に仇なす者を討ちます!舞い降りる天空の流星(ペフトンタス・メテオーロス)!」
そして槍を構えれば、強い信仰心が生み出す加護によって燃え盛る炎を纏いながら超加速突撃で敵を貫き焼き払うのであった!
超成功🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
アルラトゥ・クリム
さて…インテリぶってるけど、実はその方面の才能は無し…と。
要するに結局は、脳筋亜人の一員って訳だ。
知将?策士?一周回って笑うしか無いね。
これだけ居た部下を統率も指揮も出来ず
無為に全滅させられた間抜けに、将の器や能力なんてある筈がないよ。
さあ、ショータイムだ。貴方もすぐに部下の後を追わせてあげる。
精神集中してアリアを絶唱し『力』を集め、自身の心身とブレードガンを
パラドクスの域まで昇華させ
敵の挙動を確と観察して情報収集し、奴が楯を構え閃光を放つ『起こり』の刹那を
未来予測を併用して看破
可能なら魔力刃を纏わせた剣形態ブレードガンで閃光を斬り裂き
不可なら閃光の射線から体を躱してダメージを抑え
カウンター気味に超高速でダッシュして一気に楯の内側まで間合を詰めて
鎧の隙間や首筋などを狙い澄まして正確無比かつ冷酷無双の斬撃を放ち
可能なら敵の素っ首を両断してカッ飛ばす
将としては落第点だけど、一人の戦士としては大した技倆だったよ。
自分の才を違えたのが運の尽きだったね。
アドリブ絡み連携歓迎・使用可能残留効果全使用
光道・翔一
…七曜の戦で湧いて出た亜人共の追撃地点はここだな?
…もう後始末は佳境に近いみてーだが、確実に仕留める為にも加勢するぞ。
…しかし、見るからに『自称』智将ムーヴな敵将だな。
(『自称』を気持ち語気強めに)
…攻撃もぱっと見は二段構えながら、実の所力押しでしかねーのもいよいよそれっぽい。
魔法による強化を施した大剣を装備し、
火球の連打は大剣で『両断』することでの『破壊』ないし威力減衰で対処
その一方で『精神集中』して敵の挙動も注視し、棍棒での追撃に動くタイミングを『看破』する
敵が追撃するのに合わせ、大剣を盾代わりに棍棒の一撃をいなし、すかさず『早業』で反撃に移行
『全力魔法』で強化を最大限上乗せした大剣の『斬撃』を敵に叩きつける
…此方にはまだ先があるんでね。
…敗残の将は大人しくここで行き倒れてもらっとこうか。
●
「……七曜の戦で湧いて出た亜人共の追撃地点はここだな?……もう後始末は佳境に近いみてーだが、確実に仕留める為にも加勢するぞ」
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)が覇気のない態度ながらも、油断なく七曜の戦の残党を追い詰める。
『き、貴様ぁっ!?ディアボロス!よくもボクの部隊を……許さんぞっ!!!』
『トロル兵団』ヒュパスピスタイは眼鏡をくいっとしながら怒声を飛ばす。
このインテリっぽい眼鏡、他の亜人よりもかなり知能が高い!
態度からしてまるわかりだが智将を名乗っている程である!
なお連れていたマッスルゴブリンズはさっき全滅した。
「さて……インテリぶってるけど、実はその方面の才能は無し……と。要するに結局は、脳筋亜人の一員って訳だ」
アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)は喚く眼鏡トロルに室辣な言葉を浴びせかける。
「知将?策士?一周回って笑うしか無いね」
『な、なっ、ナニをぉぉぉ!?何を笑うっ!?』
「これだけ居た部下を統率も指揮も出来ず、無為に全滅させられた間抜けに、将の器や能力なんてある筈がないよ」
「……確かに、見るからに『自称』智将ムーヴな敵将だな」
『ぬぉぉぉぉっ!?』
畳みかけるように現実を突きつける二人。
特に七曜の戦から、この敗走中に部下をどんどん失ったのは本当に失敗なので心のダメ-ジが大きい!
『ぐぬぬぬ!許さん、許さんぞディアボロス!』
何も反論できないので全て相手が悪い事にするしかない。
『銀魔暴虐ぅぅぅ!!!』
魔術によって高速飛翔しながら火球を連続で放ち、更に棍棒で殴り掛かる攻撃だ!
しかも魔力を込めた銀で作られた聖銀の武具はインテリメガネの魔力をブーストしているぞ!
そう。実はこのインテリメガネ。
知性や策略、性格などは別にして本人の怪力と魔術を操る二刀流な戦闘能力"だけ"は普通に亜人たちの中でも一目置かれているのだ。
その破壊力はかなりのもの!
「……攻撃もぱっと見は二段構えながら、実の所力押しでしかねーのもいよいよそれっぽい」
『ボクの完璧な計算され尽くされた連続攻撃をなんというかーっ!?』
だがそれも冷静さあってのもの。
翔一の言葉に心を乱されたインテリメガネの火球は精度が甘くなり十分な威力を発揮できていないのが見て取れる。
「……此方にはまだ先があるんでね。……敗残の将は大人しくここで行き倒れてもらっとこうか」
武装強化魔法:斬(ウェポンエンチャント・スラッシュ)。
装備している大剣に魔法による強化を施すと、翔一は迫る炎の球を連続で切り裂く!
『死ぃぃねぇぇぇっ!!!』
「……いなす」
そして大ぶりな棍棒の強打を大剣を盾代わりにしながら斜めに受けていなし、相手の力をそのまま利用して回転。
素早い動きで再び正面に向き直ると大剣を振りかぶる。
「……シンプルに、一撃で切り捨てる」
そして魔力を再度込め、強化を最大限上乗せした大剣の斬撃を敵に叩きつけるのだった!
『ぬぐおっ!?』
だがそこは流石はアヴァタール級とでもいうべきか。
翔一の一撃を受けても未だに闘志を失わず、盾を構えて来る。
『銀輝焼却!』
「……ちっ」
銀の盾に魔力が宿ると、目を晦ますような光が集束し始める。
「さあ、ショータイムだ。貴方もすぐに部下の後を追わせてあげる」
その攻撃の動作にアルラトゥは待っていたとばかりにパラドクスを発動する。
敵の挙動を観察して情報収集する為に、初手の攻撃を譲り集中したのだ。
『燃えろっ!ボクを否定するヤツらめっ!』
インテリメガネは盾から超高熱の閃光を放射し、こちらを焼き尽くそうとしてくる。
「因果律演算、共振開始……我が祈り、我が願いを矜持にかけて。実現せしめる事を此処に約す。遍く力よ、我が誓いの元へ……!」
アルラトゥは自身の矜持と勝利の希求を『誓いのアリア』として唄い上げる事で『力』を集め、自身の心身とブレードガンをパラドクスの域まで昇華。
放られつ閃光に魔力刃を纏わせた剣形態ブレードガンで迎え撃つ。
『なにぃっ!?』
「くっ!」
閃光を切り裂く刃。余波がその身を焼くが、そのままアルラトゥは敵のパラドクスを引き裂きながら突き進み、間合いを詰める。
くるりと回転しながら反らしたその身は、既に盾の内側に。
「将としては落第点だけど、一人の戦士としては大した技倆だったよ。自分の才を違えたのが運の尽きだったね」
スパっと魔術の刃がインテリメガネの首をかっ飛ばすのであった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!