リプレイ
伊藤・真九郎
アドリブ、連携歓迎致す。
革命軍を仕留めるに後少し、といったところか。
手を緩める事なく、確実に息の根を止めてくれよう。
まずは住民の救出に向かおう。
情報も必要だが、何より困窮している民がいるなら救わねばならん。
新宿から支援物資を運ぼう。食料や燃料、防寒具や医療品等、現地に必要そうな物を選ぶ。
通常の手段での運搬に加えて【アイテムポケット】も使用し運搬量を増やす。
到着後は、革命軍の一員を演じて物資を配る。どうやら救援の手が回っていなかった様だな。よくぞ耐えてくれた。もう大丈夫だ。
困っている人に優先的に物資が回る様、状況を確認しながら分配する。
支援が来なかった理由については、自分もこの地域の担当では無かった為事情が分からぬと伝える。
何か問題が起きているのかもしれない。この地区の革命軍の本部に赴き、確かめてみよう。場所の心当たりがあれば教えて欲しい。
等と伝えて情報を求めてみようか。
ストックホルムの現状は把握できている。
革命軍による最低限の物資の配給。しかし、それは『ラスプーチン』からの援助を断ち切られたが故にすでに底をついている。
吸血ロマノフ王朝の過酷な環境において、最低限必要なものと言うのは、飢えを癒やす食料に寒さを凌ぐための燃料である。これらの二つは最低限施されているが、しかし、それ以外の物資に関してはどうしようもない、というのがストックホルムの住人たちの現状だった。
「革命軍を仕留めるに後少し、といったところか」
伊藤・真九郎(戦国武将・g08505)は現状を見やり、頷く。
やはり革命軍は、この吸血ロマノフ王朝の根幹を支えていたのだ。それが今揺らいでいるというのならば、真九郎は手を緩めることなく、確実に革命軍の息の根を止めて見せようと革命軍として住人たちの前に姿を現した。
「おい、革命軍の方だ!」
「最精鋭部隊って本当か! なあ、何か物資を……!」
「燃料が切れそうなんだ! まだ子供だって居る! なあ!」
真九郎の姿を認めた住人たちはすぐさま駆け寄ってくる。
この過酷な環境においては当然であったかも知れないが、誰もが困窮しているのだ。その様子を見やり、真九郎はこれこそがクロノヴェーダ、ヴァンパイアノーブルである『ラスプーチン』たちが推し進めてきた方策の意味を知る。
「慌てずとも物資は十分に。まずは食料と燃料配る故」
残留効果であるアイテムポケットを活用して支援物資を運びこんでいたのだ。それらを住人たちの前に取り出し、配り始める真九郎。
「よくぞ耐えてくれた。物資が回らない現状を詫びよう。もう大丈夫だ」
「ありがたい……! これで寒さが凌げる……! 薪をひろいに危険な荒野にでなくてすむ」
「それはすまないことをした。して、荒野に?」
真九郎は物資を配りながら、燃料を受け取った男性がそう呟いたのを聞きつける。
確かに燃料がなければ薪や可燃性のものを求めるのは当然である。しかし、危険な荒野に、と彼は言ったのだ。どういうことだと訝しむのは当然であったかもしれない。
「ああ、そうなんだよ。燃料の配給が滞っていたから……」
「すまぬ。自分もこの地域の担当ではなかった為、事情が未だ飲み込めていないのだ。何か問題が起きているかも知れない」
「そうなのか……いや、革命軍の皆さんはよくしてくれているよ。本当だ」
住人は真九郎の言葉に肩を震わせた。
物資が滞っていた不満を告げたことで、配給を減らされるかもしれないと考えたのかもしれない。
その様子に真九郎は頭を振る。
安心させるように笑みを浮かべて言う。
「それは無論のこと。しかし、それがしも、この地に至るのが遅れた身。何か不明があれば伺いたい」
「そ、そうか……? この先に常に吹雪いている場所があるんだ。そこに踏み込んで何人も帰ってこなかった……」
住人の言葉に真九郎は頷く。
恐らくそれは、革命軍の本部の屋敷を囲っている吹雪の迷宮のことだろう。
燃料がなく、何か燃やすものを、と荒野に出た住人たちが戻ってこないのも頷ける。
「その場所は何処で?」
「この先だ。まっすぐ言ったらすぐわかる。常に吹雪いているし、少し踏み込んだだけでも雪壁が行き先を阻むし、すぐに崩れて雪崩みたいにして襲ってくる。それに……」
「それに?」
「……地面が裂けたような場所だっていくつかある。俺は、すぐに引き返したが……」
なるほど、と真九郎は頷く。
そのまま進めば、裂け目に落ちて生命を落とした、ということだろう。
真九郎はやはり、と思う。
しかし、情報は得た。吹雪の迷宮に踏み込むにはまだ情報を集める余裕がある。それを物資を人々に配る時間にあて、真九郎は多くの物資を人々に手渡していくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
七星・優希
(協力可能、アドリブ歓迎です)
革命軍の一員のフリをしながら現地の一般人へ支援物資を手渡していきます。
他の方がして頂いているように食料品や医療品、防寒具を配ります。
住民の様子を確認しながら更に【アイテムポケット】を使用して医療品と防寒具を増やしケガや衰弱している一般人を手当します。
手当ての後に住民に温かい食料品を配給しながら今まで支援物資をすぐに手配できなかったことを謝罪しながら事情を聞いて回る。
支援物資が行き届いていないのは本部で何か起きているのか?
それなら本部にも支援物資を送るためにも本部に向かわなければ。
思い当たることがあれば些細なことでも構いません、と他にも聞き出せている情報以外に情報が無いか聞き出してみましょうかね。
また、住民たちにこれからどうしていくのかも合わせて聞いてみますね。
クロム・エリアル
……革命軍
情勢の変化で随分な苦境
そのしわ寄せが住民に行っているのは遺憾
情報収集も大事、けれども住民の支援も必要
まずは支援、その後に情報収集
アイテムポケットを使用し食材・調味料を持込
到着後は住民に挨拶をしながら、持ち込んだ食材で体の温まりそうなスープでも作成
口福の伝道者で増やし、住民達に配布
住民に声を掛けながら、革命軍への不満不平等あれば申し訳なさそうに聞く
多くの人に食糧が行き渡るよう、しっかり時間を掛け根気よく活動
ある程度落ち着いたら革命軍のフリをして、事情聴取
……少し他所に行っている間に、本部があんな事になっているとは想定外
実はクロムも少し状況が追えていない……革命軍の本部が前に物資を持って来た時の事とか教えて貰えると助かる
クロム達もこれから本部に行く予定、けど吹雪の迷宮については未把握
クロム達が出て行った後に構築されたと認識
……何でも良いから心当たりがあれば聞く
そうすれば本部に向かって、現状改善の手を手配可能
聞き込みを行い、情報精査
少しでも探索が楽になれば良し
ストックホルムの状況は芳しくないと一目で知れるものだった。
一般人達の暮らしぶりは、過酷そのもの。
《七曜の戦》を経た後においては、さらにその様相は顕著なものであったことだろう。内政能力を有するジェネラル級がディアボロスによって撃破されたこと、『ラスプーチン』の失脚と対立する派閥の台頭。
これにより、吸血ロマノフ王朝において革命軍は、その存在を大きく失おうとしていた。
その煽りを受けるのは、いつだって一般人たちだった。
「……情勢の変化で随分な苦境に置かれているのが革命軍。そのしわ寄せが住民にいっているのは遺憾」
クロム・エリアル(近接銃士・g10214)は苛立たつようにして呟く。
それは当然の感情であったことだろう。革命軍は圧政に抗うという題目でもって活動していたのだ。それはしかし、クロノヴェーダによるマッチポンプであったわけだが、しかもディアボロスの活躍を己がものとして喧伝さえしていた。
その行いに責任すら保たぬのが現状を生み出しているのだと思えば、クロムの怒りは真っ当なものであったことだろう。
「やっぱり、ストックホルムの住人の皆は疲弊しているね」
七星・優希(気怠げなファッションデザイナー・g10433)は人々の様子を見やる。
彼らの支援をまず行わなければならないと思ったのだ。
すでにディアボロスが革命軍として物資を配給しているのはありがたかった。自分たちが住人たちと接触しやすくなっている。
「アイテムポケットを利用できたのは大きかった」
「たくさんの物資を運べるからね。まずは、彼らのケアから始めよう」
優希は街中でうなだれている人々へと歩んでいく。
体長が悪いのかも知れない。もしくは寒さに震えているのかも知れない。寒さは、容赦なく人々の体力を奪っていくだろう。この過酷な吸血ロマノフ王朝の環境にあっては、体力を損なった者から死んで行く。
「大丈夫? 動ける?」
「あ、ああ、あんたは……革命軍の方かい?」
「そう、ごめんね。遅くなって。物資をすぐに手配できなくて、大変な思いをさせてしまったね」
そう言って優希は人々に温かい食料を振る舞っていく。
それはクロムが残留効果である口福の伝道者によって増やした温かいスープであった。体を温めるために作り出されたスープは湯気を、この凍える空の下に立ち上らせている。
香り立つスープに人々は集まってくる。
「慌てないで。量は十分に存在」
クロムは殺到する人々にスープを振る舞いながら声をかける。
「こっちはもうずっと食ってないんだ! 早くしてくれよ! 凍えるより先に腹が減って死んじまう!」
「子供もいるんだ、こっちからにしてくれ!」
「慌てない。このような事態に陥ったことは謝罪。でも、慌てないでほしい」
クロムは努めて冷静に言葉を紡ぐ。
けれど、人々の顔を見ていれば、そんな余裕がないことも知れる。だが、ここからは根気よく行かねばならない。確かに自分たちは革命軍本部の情報を得たいと思ってやってきた。
それでもそれ以上に人々を救いたいと思っているのだ。
「はいはい、こっちには防寒具もあるよ。これで温まってね」
優希がスープを受け取った人々に声を掛ける。
確かに人々に余裕はないのかもしれない。
けれど、それでも自分たちができることをしなければならないと二人は、人々の罵声めいた不平不満を受け止めながら食料や物資を配っていく。
並大抵のことではなかっただろう。
謂れなき中傷めいた言葉も投げかけられた。
けれど、二人は怒ることはなかった。それは彼らにとって、革命軍がどれだけ大きな存在であったかを示すものであったからだ。
「もう落ち着いた頃合いかな?」
「どうだろう。わからない。食料は十分に行き渡ったと仮定」
「衣食足りて礼節を知る、とも言うからね。そろそろ本部のこと、聞いて回っても……」
二人がそう相談している最中、目の前に一人の男性が立っていた。
彼の表情は明るいものではなかった。
申し訳無さそうな、気まずそうな表情だった。
「その……さっきはすまなかった。心にもないことを口走ってしまった。アンタたちには感謝しているんだ。本当だ。これは」
先程まで余裕なく中傷めいた言葉を叩きつけてきた住人だった。
けれど、二人は頭を振る。
余裕がなければ、人はあのような振る舞いをするものだから、と。
「いいんだよ。支援物資がよほど行き届いていなかったようだね」
「それに対して謝罪」
「本部でなにか起こっているのかな?」
クロム達にとっても、この事態は想定外だったと告げ、住人の心をほぐす。食事を得て、幾ばくかの余裕が出てきたのだろう。彼は、二人の様子に心底ホッとしたようだった。
「わからない。ただ、革命軍の方々はアンタたちが来てくれるまで、何かしてくれたわけじゃあなかったんだ。吹雪の向こう側の本部にこもって出てこない。だから……」
「物資の供給もなかったんだね。本部も物資が困窮しているのかも」
優希の言葉は尤も住人に聞こえただろう。
「吹雪いているのはクロム達も把握している。けれど、全容の把握はできていない」
「そうなのか? アンタたちは……」
同じ革命軍なのに、と言う住人の言葉にクロムは、自分たちがここを離れ物資を運び込む間に起こった出来事を知らされていないのだと告げる。
すると、納得したように住人は吹雪について語ってくれる。
申し訳無さもあったのだろう。それを穴埋めするように言葉を紡ぐ。
「ここを先に行った場所に革命軍の本部である屋敷があったんだ。けれど、少し前から吹雪は荒ぶようになってしまって、目視することも難しくなっちまった。物資が滞り始めたのもその頃からだ」
そして、物資が滞れば、燃料も当然底をつく。
となれば、何処からか薪や可燃性のものを持ち込まねばならない。幾人かの住人たちが薪などを求めて、不用意に吹雪の最中へと踏み込んでしまったのだという。
「あいつらは帰ってこなかったし、戻ってきたやつもいるにはいたが……」
「少しでも情報がほしい」
何か思い当たることがあれば、些細なことでも、とクロムは告げる。
「帰ってきたやつの話を聞けば、雪の裂け目が地面にあるらしい。運良くそいつは足を踏み外すことはなかったようだが……それに雪が山積して壁のようになってる上に、簡単に崩れて、雪崩みたいにして襲ってくるらしい」
それが吹雪の迷宮であることを優希は理解しただろう。
本部への接近を阻む敵の罠。
とは言え、住人たちの言葉で迷宮に施されている罠のおおよそは知れることができた。
クレバスの如き雪原の亀裂。
道を阻み、雪崩を起こす雪壁。
これが吹雪の迷宮に施された罠であるというのならば、方角を狂わせるなどといった罠は存在していないようである。猛吹雪の視界の悪さを加味して、行動すれば突破することもできるかもしれないと思わせるものであった。
「ありがとう。教えてくれて。でも、君たちはこれからどうするの?」
「アンタ達革命軍に頼らざるを得ないってことは、承知しているよ。だから……」
住人は心から詫びているようである。
しかし、自分たちはディアボロス。革命軍と認識されていても、本来は異なるものである。そして、その寄す処となっている革命軍をこれから確実に潰さなければならない。
彼らの生活はさらに困窮するだろう。
けれど、止まってはならないのだ。必ず、クロノヴェーダの支配から彼らを奪還する。
その決意と共に二人は、吹雪き、視界を覆う迷宮を見据えるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【先行率アップ】LV1が発生!
クロム・エリアル
状況把握完了
……脆く行く手を阻む雪壁に亀裂
厄介、けれど事前にタネが割れていれば対処可能
猛吹雪の地点へ移動し、迷宮の攻略開始
完全視界で視界を確保
視界さえ確保出来れば足元の亀裂は、ただ歩き辛いだけの道
慎重に地面を確認し、迷宮を進む
事前にストックホルムで適当な長さの棒を確保
棒で地面を叩いて確認しながら進み、亀裂を察知
雪壁が崩れるのは厄介
……少し離れて高さの低め適当な壁に通常弾頭で銃撃
どの程度崩れるか、崩れ襲う雪崩がどの程度影響があるかの把握を試みる
崩れそうな雪壁の判断材料にする
直ぐには崩れなさそうな雪壁を選び、迷宮を進む
雪崩と亀裂には注意しながら迷宮を進んでいく
崩れそうな雪壁を見付けたら、距離を取り銃撃して先行して崩せないか試みておく
マッピングが無理というのなら、無理矢理進む
視界が確保出来ているのなら、後はどうとでも対処可能
厄介な迷宮……ではあるけれども、最後の砦としては些か貧弱
ストックホルムの住人たちの言葉により、革命軍の本部を覆う異常気象、吹雪の迷宮の仔細は知ることができた。
視界を覆う吹雪。
雪崩起こす雪壁の迷路。
そして、地面に突如として現れる亀裂、クレバス。
それらはいたずらに住人たちの生命を奪ったものであったが、しかし、ディアボロスたちの道行を手助けする情報となったことを不幸中の幸いと言うべきだっただろうか。
「状況把握完了」
クロム・エリアル(近接銃士・g10214)は住人たちの言葉を受けて吹雪が目の間の視界を塗り潰す光景を前にしていた。
「確かにホワイトアウトするほどの視界。けれど」
そう、けれど、クロムたちディアボロスには残留効果がある。
完全視界であれば、如何に白く染まる吹雪の視界であっても問題なく見通すことができる。
「視界さえ確保できれば足元の亀裂は、ただ歩きづらいだけの道」
手にした棒で地面を叩く。
雪の感触と地面の感触。
それらをクロムは慎重に確認しながら吹雪の中を進む。視界はクリアだ。そうすれば革命軍本部の屋敷が遠くに見える。
あれをこの吹雪は隠しているのだろうが、ディアボロスの手繰り寄せる残留効果を前にしては無意味そのものだった。
しかし、この迷宮の罠は侮るわけにはいかなかった。
「……と、なるほど」
クロムは雪壁から離れて歩いていたが、前触れもなく崩れて雪崩のように己に迫ってきたのだ。
それを軽く躱す。
迷宮たる道が再び変わる。そして、また新たな雪壁が風雪によって積層されていく。
「これが崩れる雪壁。すぐに別の形、高さに変わっていく……」
クロムは手にした双銃に通常弾丸を装填し、雪壁に叩き込む。
すると破壊事態は容易いものだと知れる。強固な、凍りついたものではないらしい。
崩れた端から風雪によって成長するようにして壁が再生していく。
「……低い雪壁はすぐに崩れない。ある程度の高さに積雪すると自動的に崩れるようになっている、と考えるのが妥当」
クロムは一定の法則性を見出して迷宮を進んでいく。
そして、ある程度の高さ、というものを見極め、クロムは不意に崩れ落ちてくる壁を未然に防ぐために銃撃で持って雪壁を破壊する。
音響で雪崩のように一斉に崩れるかと思ったが、そうではないようだ。
だが、同時に雪壁が一定周期で崩れて形を変えていくということはマッピングが不可能であることの証明でもあった。これならば住人たちが迷い、そして、不用意に踏み出した一歩がクレバスであることも気が付かぬままに滑落し、生命喪うのもウなうずける。
クロムは違う。
慎重に道を選びながら、双銃で持って雪壁を破壊することができる。例え、迷宮が姿を変えるのだとしても、それは意味のないことだったからだ。
「なら、無理矢理進むのみ」
視界が残留効果によって確保されているのならば恐れるに足りない。
厄介な迷宮ではあるが、クロムにとっては本部を護る最後の障害としては貧弱そのものだと言う他なかった。
手にした双銃でもって雪壁を破壊しながら、クロムは最短距離でもって革命軍本部の屋敷へと突き進んでいく。
それはさながら、敵陣へと放たれた嚆矢のようだった。
大成功🔵🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
伊藤・真九郎
アドリブ、連携歓迎致す。
民々の協力で、敵の位置は知れた。報いねばならぬ。雪原を踏破し、本部へと向かう。
支援物資に紛れて持ち込んだ防寒具を身に着け、冷気に対抗する。雪中での戦闘行為が無ければこれで対応出来よう。
雪に足を埋もれさせない為のカンジキ、雪穴に落ちない為の長棹等、古来よりの雪国の知恵も活用する。
住人達より入手した情報にて、この地より本部付近の周辺の大まかな地図を作成する。
察するに、この迷宮の難点は随時形を変えてゆく所。穴や雪崩を回避しても、彷徨う内に体力を消耗し帰還も叶わず朽ち果てる事になる。
【スーパーGPS】にて現在位置を、方位磁針にて方角を確認しつつ進む。吹雪は【完全視界】で見通す。
同行する仲間がいればお互い注意を喚起し合い、協力して進む也。雪の状況を観察し、穴や雪崩等の危険性を「看破」し回避。
迂回しながらでも、辿り着くべき地点と方角、己が現在地さえ分かっていれば迷わず歩き続けられる。氷雪何するものぞ。必ずやこの迷宮を抜け、奴等の首級を上げてくれよう。
七星・優希
連携、アドリブ大歓迎だよ。(口調は親しい向け)
ふむふむ……敵の大まかな位置と罠はそんな感じなのね。
それなら【完全視界】できちんと辺りを確認しながら足を進めて行こう。
寒さ対策としてストックホルムへの支援物資で少しだけ残しておいた防寒具と医療品、携帯食料を【アイテムポケット】を活用して持ち込んで進むことにしようかな。
調査中に何があるかわからないし!
しかしこの寒さと視界の中、一人で歩くのは危険だと思うから団体行動をとった方がいいかもしれないと判断。
先に行ってる人もいるみたいだけれど私としては誰かと一緒に行くべきかな、と前を歩くディアボロスたちに手を挙げて同行を願い出ようかしら。
同行ができれば情報交換もした方が良さそう。
亀裂には踏み入らないようにして、雪崩を起こす雪壁があれば一度離れてから石を投げてみようかな。
また、雪壁や亀裂以外で周りに異常が無いかを確認しながら慎重に足を進めるよ。
眼の前には吹雪き白く染まる視界だけがあった。
ストックホルムの住人たちが口を揃えて言っていた異常なる気象はこのことだろう。しかし、この先に革命軍の本部たる屋敷があるのならばディアボロスたちは立ち止まってはいられなかった。
革命軍を叩く。
そのためにはどうしたって、本部に至る必要がある。
「ふむふむ……革命軍の本部はやっぱりこの吹雪の先にあるんですね」
「ああ、大凡では在るが……」
七星・優希(気怠げなファッションデザイナー・g10433)の言葉に伊藤・真九郎(戦国武将・g08505)は頷く。
住人たちの証言によれば、吹雪で視界は悪い上に雪崩を起こす雪壁が迷宮のように立ち並び、さらには地面にはクレバスのような亀裂が隠れており、そこに足を取られて滑落しては生きては戻ってこられないということだった。
確かに何の方策もなしに踏み込めば、罠の餌食になるだろう。
けれど、真九郎と優希は情報を既に得ているのだ。
ならば、過剰に恐れるひつようはない。二人は防寒具を支援物資に紛れて持ち込んでいた。
それを着込み、不測の事態に備える。
猛烈に吹き込む吹雪の冷たさは、ディアボロスと言えど悴むことによって不測の事態を呼び込むと考えたからだ。
「雪中での戦闘行為は恐らくないと見える……迷宮の守りにクロノヴェーダ共が慢心しているのならば、なおのこと」
「本部に引きこもって住人たちの支援を怠っていたのなら、その可能性が高そうですね」
「ああ、カンジキも用意してある。雪に足をうもれさせぬためのものだ。後は……」
「長い棒があればいいんですよね」
二人は雪の迷宮を突破するための工夫を凝らす。
新宿島から持ち込んだ物資は残留効果のアイテムポケットによって潤沢に運び込むことができた。
そのため、吹雪の迷宮を踏破するために必要であろう物資を運び込むことも容易であったのだ。そこに古来よりの雪国での知恵を活用することができたのならば、迷宮を危なげなく踏破することも可能となるだろう。
「それじゃあ、いきましょう」
優希は真九郎の用意したカンジキを履き、一歩踏み出す。
なるほど、点ではなく面でもって雪を捉え、体重を分散させることによって足が沈む圧力を減じているのだろう。これは一歩進むにしても楽だと彼女は思った。
そして、手にした長竿を手に地面を軽く小突く。
雪の硬い感触と同時に地面を感じさせる硬さを覚える。
「このあたりは雪の裂け目はそんざいしないようだな。とは言え、雪の壁は厄介だ。吹雪で持って積雪が嵩み、一定の高さになると雪崩れてくる」
謂わば、時間制限付きの壁、というところであろう。
真九郎はこの迷宮が雪崩とマッピングを許さぬ機構であることを識り、無駄に体力を訟務するわけにはいかぬと理解する。
「完全視界は作用しているであろうか」
「はい、残留効果の光が紡がれていますから、しっかりと!」
二人は完全視界によって、吹雪の中を見通す。
さらに真九郎はスーパーGPSによって己の位置を把握する。
先程まで居た場所を起点にコンパスとともに方角を示し合わせる。完全視界によって視界が確保されているため、革命軍本部の屋敷は遠くに見える。
ならば、雪壁が己達から屋敷を隠すことだけがネックだ。
「雪壁の高さに留意しておいてくれぬか」
「崩れてくる高さって、大体これくらい、ですよね? なら、崩れる前にこっちから石を投げて崩すっていうのは……」
「いつ崩れてくるかもわからぬよりは先に崩す、か。良策であるように思える」
なら、と優希は石を投げて雪壁を崩す。
高い雪壁はいつ崩れてもおかしくないが、低い雪壁ならば、今崩しておけばしばらく崩れてくることはない。
なら、この崩した低い壁を踏み込めていけば、迷うことなく一直線に進むことができるだろう。
「迂回をも考えていたが……雪壁がこれだけ脆いのであれば」
真九郎は優希が見出した雪壁の踏破方法に頷く。
慎重さは確かに必要だったが、留意すべきは地面のクレバスだけでいい、というのであれば話は別だ。これでショートカットができる。
己の手にした地図とスーパーGPSによって進むべき方角は定まっている。
「氷雪何するものぞ。必ずや、この迷宮を抜け、奴らの首級を上げてくれよう」
「私達ディアボロスの功績を自分のモノにしているだけの革命軍を放ってはおけませんからね」
二人は、崩れた雪壁を踏み込めてさらに屋敷へと踏み込んでいく。
その先には革命軍のクロノヴェーダが存在していることだろう。
けれど、今ならば本部を叩くことで彼らを揺さぶり、革命軍を率いている存在を引きずり出し決戦に持ち込むことも可能であろう。
そのためには迅速果断に進まねばならない。
二人は先んじたディアボロスと合流を果たし、目の前に立つ屋敷を見上げる。
踏み込めば、即座に戦いとなるだろう。
本部だけあって、敵の数も多いはずだ。油断はならない。しかし、進まなければ、ディアボロス達は本来己達が得るべき人々の希望を騙るクロノヴェーダを排除できないのだ。
ならば、躊躇いは不要。
屋敷に突入したディアボロスたちを迎え撃つクロノヴェーダたちを打倒し、その欺瞞に満ちた革命を打ち砕く時がきたのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【完全視界】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV2が発生!
加奈氏・コウキ
「味方のお陰で食糧支援や情報集め、迷宮の突破は完了しているか。」
「ありがとう、ここからは俺も参加する。」
そういって、どこからともなく戦場に参戦します。
「クロノヴェーダは全て殺す。」
「例外は、ない」
「その首、置いていけ。」
パラドクス【戦覇横掃】を使用し攻撃。
メイン使用する武器は【黒乃青龍偃月刀】。
敵の動きをよく【観察】し、過去の【戦闘知識】を活かして分析し、【看破】し、【呼吸法】で整え、クロノヴェーダを憎む【呪詛】の気持ちと、【勇気】を持って突貫し、敵集団を一気に【薙ぎ払い】する。
敵の攻撃は【血の武器庫】と予測。
様々な武器で集団戦闘を仕掛けてくるだろうが。
こちらも突撃しながら、【黒之手裏剣】を【投擲】したり、【黒之糸】で予めトラップを張ったり、【殺意のオーラ】で牽制したり、【格闘用黒之手袋】や【漆黒踏破長靴】を用いた格闘戦を臨機応変に展開しながら、敵の数を減らしていこうと思う。
味方との連携重視。
迷惑行為はしない。
「これが終わればいよいよ貴様の番だ、フロロフカ。」
「貴様の首、置いていけ。」
伊藤・真九郎
アドリブ、連携歓迎致す。
防寒具をアイテムポケットに仕舞い、戦闘準備を整える。ここよりはただ只管に切り結び討ち滅ぼすのみ。いざ、参る。
大小二振りの太刀を抜き払い、扉を蹴破って突入する。
即座に屋内の状況と敵の配置を観察、態勢を整えられる前に間合いに駆け込む。
二刀の刃を擦り合わせ、生じた熱を刀身に纏わせ炎の剣と成す。【緋翼二重落とし】の技にて仕る。
剣戟と共に生じる炎と陽炎で敵を撹乱しつつ、二刀流にて片端から撫で斬ってゆこう。
振り回す炎の刃から放たれる熱気を体に纏い【ガードアップ】。防御を高め乱戦に備えつつアヴァタール級の位置を探って屋敷を駆け抜ける。邪魔をする者は容赦せん。
反撃の魔力の刃は、交差させた二刀による太刀受けで切り払い軽減、耐え抜く。
護衛が任務ならば、大将を護るべく布陣を組むだろう。その動きを読み、フロロフカの居場所を探る。
迎撃の準備を整えられる前に、トループスを突破してくれよう。
革命軍本部の屋敷の中は騒然としていた。
何故なら、彼らは吹雪の迷宮という防壁の中で安穏としていたからである。確かに『ラスプーチン』からの支援は途絶え、八方塞がりな状況ではあった。
何か手を打たねば、とこまねいているうちにディアボロスたちが到来したのだ。
トループス級『血の記述者』たちは狼狽えていた。
見るからに予想だにしない襲来に戸惑ってさえ居た。
「ディアボロス……!? 何故、ここまで……!」
「ここよりは、ただ只管に切り結び討ち滅ぼすのみ」
伊藤・真九郎(戦国武将・g08505) の抜き払った太刀の刀身が剣呑たる輝きを放ち、『血の記述者』たちの狼狽ぶりを映し出す。
大勢を整えさせるわけにはいかない。
此処は一気呵成に飛び込むべき状況であると真九郎は理解していた。
故に、その瞳にパラドクスが輝くのと同時に彼の横を共に駆け抜ける影を認める。
それは、加奈氏・コウキ(妖一刀流皆伝・g04391)の姿だった。
彼は迷宮の突破をした仲間たちの後を追って、此処までやってきていた。ストックホルムの住人たちへの支援や情報収集、迷宮の突破。その後を追うことは容易かった。
故に、並走する新苦労に彼は感謝の言葉を述べる。
「ありがとう、ここからは俺も戦おう」
「礼には及びますまい。共に」
「ああ、クロノヴェーダは全て殺す」
コウキの言葉に真九郎は頷く。仲間がいることは心強いことだ。屋敷の内部はそう広くはない。だが、迫る『血の記述者』たちのパラドクスは厄介だった。
まるで武器庫かと思わせるような弾幕がコウキと真九郎を襲う。
血の如きオーラは塊、弾丸めいた礫となって二人を襲うのだ。物量で勝るがゆえの攻撃である。その弾丸めいた魔力の塊を受け止めながら、二人は踏み込む。
二刀の刃が擦り合わされ、真九郎の眼前で火花が散る。
その熱は刀身に這わされ、炎へと瞬時に変貌する。
「これなるは、緋翼二重落とし(ヒヨクフタエオトシ)の技にて仕る」
剣戟と共に生じる炎が大気を揺らめかせ、真九郎の体を歪ませる。二刀のゆらめきが、瞬時に『血の記述者』の体を撫で斬るようにして放たれ、血潮を噴出させながら、彼らの胴を両断する。
「なんたる……だが、我らとて革命軍の精鋭! この程度の数で押されるわけには!」
再び雨のように降り注ぐ魔力の塊。
それをコウキは手にした青龍偃月刀を振り回し、弾きながら飛び込む。
息を吸い込む。
戦いに於いて呼吸とは互いのタイミングだ。リズムと言っても良い。
それを崩された敵は脆い。
これまでの戦いで彼が得てきた戦いの知識。経験が、彼自身の動きを後押しするのだ。
振るう偃月刀の煌めきが戦覇横掃たる勢いでもって『血の記述者』たちを薙ぎ払う。そのさまは共に戦う真九郎の士気を高めるものであった。
武士、と呼ぶに相応しい武者振りに真九郎もまた、負けてられぬと刃を振るう。
炎の刃と旋風の如き振るわれる偃月刀の乱舞を前に『血の記述者』たちは、屋敷の中でジリジリと追い込まれていく。
「こ、ここまでとは……! ディアボロスであるというのに……!」
「この勢いはなんだ……何だというのだ!」
「クロノヴェーダはすべて殺す、と言った。例外は、ない。その首、置いていけ」
コウキの偃月刀が煌めく度に『血の記述者』たちの首が飛ぶ。
彼の刃はあくまで数を減らすこと、そして、自分たちに敵を寄せ付けぬための暴風めいた戦いぶりだった。その暴風は真九郎の炎のように苛烈なれる二刀の勢いを後押しするのだ。
揺らめく熱。
真九郎は太刀を『血の記述者』たちへと叩き込む。十字に刻まれた斬撃が魔力の弾丸の雨を切り裂きながら突き進んでいく。
「大将が存在しているはずである。しかし」
「逃げる可能性はないな。連中、動揺している」
「なれば、敵の層の分厚い箇所こそ」
「『フロロカ』と言ったか。指揮官クラスと見受ける」
二人の視線は『血の記述者』たちの護る先にある。そこにこその、この本部の指揮を取っているアヴァタール級が存在しているはずである。
ならば、ためらう理由などない。
二人は踏み込む。雨のように降り注ぐ魔力の弾丸だろうが、切り抜けて見せる。
切り捨て、薙ぎ払う。
即席の連携とは思えぬ戦いぶりを持って、トループス級の囲いを突破し、屋敷の奥へと踏み込む。扉を蹴破り、更に飛び込んだ先にあったのは、眼帯に片目を覆った『欺く従姫フロロフカ』の姿であった。
「……ディアボロス。此処まで迫るのね。本国からの指示も滞っている上に物資の供給も途絶えたのは、お前たちの仕業というわけ」
彼女の隻眼が睨めつける。
しかし、それを受けて二人は臆することはなかった。
「それを知る必要はない」
「ああ、貴様の首、置いていけ」
二つの刃の切っ先が向けられる。それは、この吸血ロマノフ王朝において、市民たちを欺き続け、ディアボロスの活躍を掠め取っていた簒奪者を断罪する輝き。
その輝きを持って、革命軍の斜陽と為すように追い詰めるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【士気高揚】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
伊藤・真九郎
アドリブ、連携歓迎致す。
ラスプーチンとの密約により、此奴を追い詰める事が出来た。
裏切られ孤立無援となったは憐れだが、権謀術策は戦国の慣わし。いずれラスプーチンも後を追わせ、あの世で貴様等に詫びさせてやろう。
必要以上に語る事もあるまい。何より刀で銃に対するに余裕等あろう筈も無し。
太刀を鞘に納め、抜刀術の構え。【鳳の瞬き】のパラドクスにて一気に攻める。
初動の気配を掴ませぬ無拍子の呼吸にて踏み込む。大地を縮めるが如き縮地の足捌きで距離を詰め、居合の間合いを取る。
回避不能の死角より、抜き打ちの斬撃にて切り裂こう。
反撃の銃撃は包囲砲火。かわし切るのは難しいか。
敵に対し接近の間合いを保ち、射線を減らす。武者鎧に当てて滑らしそらす事で被害を抑え、耐え抜こう。
七星・優希
アドリブ、味方との連携重視。迷惑行為はしません。
探索に使っていた防寒具をアイテムポケットに片付けてから先行した味方に追いつく形で参戦するね。
やっと…ようやく、フロロフカが目前まで来たね。
頭にくると怒りを通り越して、いつもよりペンの動きが冴え渡る感じがするよ。
ファッション的にはそのメイド服、すごく可愛いけど貴方の存在もまとめてお直ししてあげる!!
多少の軽いダメージなら少々の傷は構わず攻撃するよ。ここまで来たんだ、出し惜しみはできないし。
メイン武器はデザイナータブレットを使います。
敵から距離をとりながらも敵の動きをよく観察した上で、敵がやりそうなことを看破しつつ自分の戦闘知識を活用しながら味方と連携してパラドクス【リアライズペイント】を使用するよ。
倒せないようであれば全く…フロロフカの銃弾の雨はすごいねえ、と思いながら床や壁を壊して不意打ちができないか辺りを観察しながら次の手を考えるよ。
観察しながら敵の情報収集をすることになるけれど、思いついたことがあればすぐ味方に伝えるね。
加奈氏・コウキ
「もはや、語るまい。」
「クロノヴェーダは全て殺す。」
「貴様の首、頂く。」
パラドクス【戦覇横掃】を使用し、攻撃を行う。
メイン武器として、【黒乃青龍偃月刀】を使用し、敵に突貫。
敵の動きをよく【観察】し、過去の戦闘経験から得た数々の【戦闘知識】を元に分析、その動きを【看破】し、【呼吸法】で心を整え、【勇気】を持って突撃し、クロノヴェーダ憎しの【呪詛】を持って、敵を【薙ぎ払い】する。
敵の反撃は『トゥリードゥヴァーの戦き』と予測。
あらゆる場所から弾丸の雨あられが降り注ぐ中、敢えて突貫するわけで。
それらをよく【観察】しつつ、銃火器の【戦闘知識】を元に、発射された弾丸の軌道を【看破】し、事前に張り巡らせておいた【黒之糸】で防御したり、【黒之手裏剣】を【投擲】し各銃火器を破壊したり、【漆黒踏破長靴】や他の得物で飛んでくる弾丸を蹴り飛ばしたり弾き飛ばしたりを狙ってみる。
味方との連携重視。
他の参加者への迷惑行為はしない。
「貴様の罪、ここで償え。」
クロム・エリアル
……なんて事は無い
もう革命軍は用済みというだけ
閉店の時
拠点に籠る前に行動すべきだった
飢え苦しむ人々に、その死を捧げる
双銃『Libra』を構え戦闘態勢
敵が狙撃手なら、敵の距離に付き合う必要性皆無
駆けて接近
零距離で「グラップル」
此方の間合いに引き込む
Ex.Bullet.Penetration装填
マズルスパイクで敵を殴り、同時に射撃
「貫通撃」、狙うべきは肩口
貫通力の高い弾頭で肩を撃ち貫く
少しでも腕の稼働を制限
得物は違えど同じ銃使い、身体の何処を狙われると嫌かは承知
敵の身体を盾にしつつ、「臨機応変」に行動
たとえどれだけ誘導性に優れていようとも、方向を絞る事は可能
敵弾丸の方向を絞り、当たっても問題無い場所へ弾丸を誘導
誘導した弾丸をジャケットとインナーの厚い部分で受け衝撃だけを貰う
ただの痛みであれば耐える事は可能
体に傷を最小限にすれば、君より長く立って居られる
そして最後に立っていた者が勝者
それは君じゃない、クロム達
アドリブ連携等歓迎
革命軍の斜陽は此処に極まった。
支援を断ち切られ追い詰められている。アヴァタール級『欺く従姫フロロフカ』は、其の現状を把握しながら革命軍本部の屋敷から打って出ることはなかった。
彼女たち革命軍にとって、その功績はディアボロス達が為してきたことの横取りであったからだ。
自分たちが動かずともディアボロス達が一般人を救い、その功績を持って緩やかな支配によって過酷な吸血ロマノフ王朝における感情エネルギーを長く搾り取る。
そうした装置めいたものが革命軍だった。
けれど、それは今まさに斜陽を迎えたことにより、瓦解しようとしていた。
「哀れだが」
伊藤・真九郎(戦国武将・g08505)は追い詰めた『フロロフカ』へと駆け出す。
革命軍の状況は権謀術策によるものだった。『ラスプーチン』とディアボロスの間に結ばれた密約。
これにより、革命軍は孤立している。
此処を叩けば、革命軍を率いているジェネラル級との決戦に持ち込むことができる。
真九郎は手にした二刀と共に飛び込む。
語る言葉は多くはない。何より、己が手にしているのは刀であり、敵が持つのは銃である。パラドクス、逆説連鎖戦において彼我の距離は意味をなさない。
敵を認識したか、が意味を成す故に彼は太刀を鞘に収め、パラドクスの輝きと共に一気に抜刀する。
放たれるは、鳳の瞬き(ホウオウノマタタキ)。
踏みしめる大地。
刹那の踏み込みによって真九郎は、其の太刀の一閃を『フロロフカ』に叩き込む。
同時に彼女のパラドクスも輝いていた。
周囲に突如として現れた無数の銃火器。その銃口が真九郎を狙い、弾丸が荒ぶ。
「まさに砲火の嵐」
「舐めないでもらいましょうか。貴方達ディアボロスを滅ぼして、再び革命軍の赤い日は上るのよ!」
『フロロフカ』のはなった砲火を真九郎は武者鎧でもって滑らすように弾きながら、しかし凄まじい砲火に吹き飛ばされる。
その真横を駆け抜ける影があった。
ディアボロスの戦いは鎖のように繋ぐ戦いだ。共に並び立つ仲間がいるのならば、戦場に刻まれた残留効果を手繰り寄せ、己の力と為す。
「……なんてことはない。もう革命軍は用済みというだけ」
クロム・エリアル(近接銃士・g10214)が吹き飛ばされた真九郎の真横から飛ぶようにして双銃を構えて『フロロフカ』へと迫る。
互いに銃火器を持つ身。
しかし、クロムが選んだのは接近戦だった。
マズルスパイクを装着した双銃による打撃の応酬。敵の強みは銃火器の豊富さ。そして、其のレンジで戦うよりも早くクロムは接近戦を狙う。
銃弾を飛ばす、という距離のアドバンテージは逆説連鎖戦においては意味をなさない。
けれど、殴打による敵の隙をこじ開ける行為は、パラドクスを発露させる戦いにおいては、十分な意味を持つだろう。
「私達が用済み? そんなわけはないわ。私達はうまくやっていた。貴方達の手柄は、即ち私達のもの。そう喧伝するだけで愚かな人間たちはすっかり騙されてくれる。この過酷な環境で従ってくれる。簡単な話だったのよ!」
放たれる砲火を前にクロムの瞳がパラドクスに輝く。
双銃の弾丸、カートリッジを交換する。
Ex.Bullet.Penetration(エクスバレット・ペネトレーション)。
マズルスパイクによってカチ上げられた『フロロフカ』の銃火器の銃身の、さらにその奥へと彼女は踏み込み、銃口を突きつける。
一瞬の攻防。
その判断は速かった致命傷を裂けるために『フロロフカ』は身を捩り、クロムの放った弾丸は彼女の方を貫く。
血潮が噴出しながら、『フロロフカ』は後退しながら嵐のような弾丸を放つ。
其の弾丸が狙ったのは彼女に迫る加奈氏・コウキ(妖一刀流皆伝・g04391)。
「もはや、語るまい。クロノヴェーダは全て殺す。貴様の首、頂く」
「誰が!」
放たれた銃弾は一斉にコウキへと迫り、その皮膚を貫く。
回避は不能だとコウキは即座に判断し、腕を交錯させて致命傷を防ぐ。手にした偃月刀の輝きが増す。
パラドクス。
それは、戦覇横掃たる一閃の煌めき。横薙ぎに振るわれた一撃が『フロロフカ』の胴を切り裂く。しかし、浅い。此方がそうであったように『フロロフカ』もまたアヴァタール級に相応しい戦闘能力を有している。
斬撃を前にして躱すことを選択するのではなく、其の斬撃を浅くするために身を引いたのだ。
しかし、コウキのはなった斬撃は浅からぬものだった。
血潮が溢れ、そのメイド服めいた衣装を赤く染める。
それは皮肉にも革命軍を象徴する色だった。
「そのメイド服、すごく可愛いけど、貴方の存在も纏めてお直ししてあげる!!」
怒りを通り越すといつもよりペンの動きが冴え渡る、と七星・優希(気怠げなファッションデザイナー・g10433)は思う。
革命軍たちがやってきたことは、欺瞞そのものだ。
ディアボロスがやったことを自分たちがやったことだと喧伝し、人々に偽りの希望を見せる。偽りの希望は、この過酷な環境でも生きていく理由になるだろう。
希望さえあれば人は生きていける。
それがたとえ、どんなに抑圧された偽りの環境であってもだ。
そうしたことを為してきた革命軍に対して彼女は起こっていたのだ。
だからこそ、彼女は傷をいとわずに踏み込む。
「仕立て直される謂れなどないわよ!」
至近距離で突如として現れる銃火器に優希は面食らう。
放たれた弾丸は彼女の体を貫通する。痛みが走り、戦場に血潮が溢れる。けれど、彼女は見ていた。その瞳でしっかりと見ていたのだ。
敵の動きを。
どうすれば自分のパラドクスが効果的に当たるのか。故に、かの世は抱えたデザイナータブレットの上にペンを走らせる。
パラドクス、リアライズペイントによって『フロロフカ』を描く。
血潮溢れる彼女の姿。
その傷跡を広げるように描く。
鮮血の色がタブレットの上に溢れた瞬間、眼の前で『フロロフカ』の白いメイド服がさらに赤く染まる。傷口がさらに開いたのだろう。
「出し惜しみなんてしてらんない! 此処まで来たんだから!」
必ず倒す、という気概を優希は叫び、さらに踏み込む。
弾丸の雨が注ぐ。
けれど、それでも止まらない。敵の動きは直線的ではなかった。必ず自分たちに攻撃を与えるために効果的なパラドクスを選んでいた。
なら、と優希は仲間たちに叫ぶのだ。
「私が描きます! みんなの道を!」
タブレットにリアライズペインターとしての力を発露する。
パラドクスによって描かれるは『フロロフカ』の姿。彼女の姿を描くことによって、現実のものとするのならば敵の攻撃の起点は銃火器だ。それを彼女は見定める。
突如として現れる銃火器だってある。
なら、それは接近を許した時だと優希は知る。
「そんなものは!」
銃弾が飛ぶ。荒ぶような凄まじい銃撃。
けれど、その銃撃の中を走る仲間たちの姿を優希は描く。怖いなんて感情はない。今、彼女の心をしめているのは怒りだ。
奪われたという怒り。
胸に宿す復讐の炎はディアボロスに共通している。
「貴様の罪、ここで償え」
コウキの偃月刀が煌めく。
振るわれる斬撃は迫る銃撃の嵐を振り払うようにして、一瞬で弾丸を切り裂きながら『フロロフカ』の体へと傷を刻む。さらに突き進む。
銃撃の嵐の中を進むことは、彼の身に銃撃に寄る痛みをもたらすが、関係なかった。
己の中に炎が燃えている。
クロノヴェーダを許してはならぬという意思が彼を前に進ませるのだ。
「しつこい……! 私達は革命軍として……!」
「それは偽り」
クロムの双銃が弾丸を放つ。至近距離まで接近を許したのは優希とコウキのパラドクスがあったからだ。それに対処していた『フロロフカ』は懐に飛び込んで離れないクロムを排除するのに判断が遅れた。
突きつけられた銃口がパラドクスの輝きを放ち、その体を吹き飛ばす。
「ガッ
……!?」
「最後に立っていた者が勝者。けど、それは君じゃない」
「応とも!」
吹き飛ばされた『フロロフカ』を応用にして真九郎が駆け抜ける。
太刀はすでに鞘に収められている。
挙動。初動が分からぬ彼の所作は、熟練の居合。
故に、抜き払われた刀身が放つ煌めきこそがパラオドクス。その斬撃は仲間のディアボロスたちが紡いだ軌跡をなぞるようにして放たれる。
優希が描き、コウキが薙ぎ払い、クロムが穿つ。
そのさなかを真九郎は飛び込み、その斬撃の一閃を『フロロフカ』の体へと放つ。
袈裟懸けに放たれた斬撃は彼女の体を切り裂き、血潮を噴出させる。
「嘘、よ……こんな、こんなところで……革命軍の、存在が……」
「いずれ『ラスプーチン』も後を追わせ、あの世で貴様らに詫びさせてやろう」
真九郎は切り裂いた『フロロフカ』がゆっくりと倒れるのを見下ろし、告げる。
これが人を欺き、欺瞞に塗れた革命という希望を見せ続けてきた革命軍の末路。
それを示すようにディアボロスたちは革命軍本部のヴァンパイアノーブルたちを叩きのめす。
この戦いがきっと革命軍の中核を為す存在へと刃の切っ先を突きつけるものであると信じる。そうでなければ、人々の苦しみはいつまで経っても開放されることはないだろう。
その苦しみを祓うべく、ディアボロスたちは革命軍本部の屋敷を後にするのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【一刀両断】LV1が発生!
【液体錬成】がLV2になった!
【士気高揚】がLV2になった!
【完全視界】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!