騎士道とは迷宮と見つけたり(作者 中村一梟
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#幻想竜域キングアーサー  #キャメロット攻略作戦  #キャメロット 

●この剣を我が君に捧ぐ
 《七曜の戦》において幻想竜域キングアーサーが被った被害は決して少ないものではなかった。
 だが、ドラゴン達はまだブリテンの勝利を信じて疑わない。
「なぜならば、このキャメロット城と偉大なるアーサー王は未だ無傷にして健在。我らの勝利は約束されたも同然」
 威風堂々たる竜王の御座を背に、聖戦士ククラスは胸を張る。
「キャメロットの城壁迷宮の堅固さはかの『マンクニウム』をも凌駕します。そして我ら守備隊の鉄壁の守りがある」
 いくらディアボロスといえども、この城壁迷宮の全てを踏破しキャメロット本陣に辿り着くことは不可能だ。無論、他のクロノヴェーダであろうとも。
「騎士道を解さぬ凡夫に、我が迷宮は決して突破できません!」

●竜達の王国へ
 新宿駅へとやって来たディアボロス達は「幻想竜域キングアーサー」に向かうパラドクストレインがホームへ滑りこんでくるのを目撃した。
 ブレーキの音が響く中、天海・雛子(蒼碧妖瞳のエピシスト・g03175)が振り返って復讐者達を手招く。
「よっす。ご覧の通り、キングアーサーのキャメロット行きのパラドクストレインが今着いたとこや」
 《七曜の戦》における最終人類史の勝利によって、ブリテン島はイングランドの南岸からマンチェスター付近を制圧、奪還することが叶った。その戦果によって、ドラゴンの本拠地キャメロット攻略の足掛かりが得られたのである。
「クロノヴェーダが失ったのはそれだけやない。『巨獣大陸ゴンドワナ』との接触、ベルファスト侵攻とかの戦略もみんなの力で打ち破られた」
 それだけではない。ディアボロスが撃破したジェネラル級ドラゴンはついに十体を超え、盤石と思われた幻想竜域も確実に揺らぎ始めている。
「このチャンスは逃せへん。今こそ、キャメロット城の攻略を始める時や」
 そのためにはまず、外郭たる城壁迷宮を攻略しなければならない。

●キャメロットへの突入
 雛子によれば、キャメロット城壁迷宮の外部には警備網が敷かれておらず、侵入すること自体に別段大きな障害はないという。
「けど、問題は迷宮の中や。みんなを待ち受けてるのは四つ。まず、迷宮内には守備を担当してるトループス級の『聖ギルダス騎士団』がおる」
 このトループスが健在である限り、迷宮内に息をつける場所はないと言っていいだろう。最奥部で待つアヴァタール級との戦いにおいても大きな困難をもたらすはずだ。
「トループス級を指揮してるアヴァタール級竜鱗兵『聖戦士ククラス』。こいつを倒さんと迷宮を制圧したことにはならへん。聖ギルダス騎士団との連携もきっちり取れとるから、もしこいつと戦う時にトループスが残っとるなら守りを突破してからやないとどうにもならんと思う」
 ここまでが迷宮を守るクロノヴェーダの陣容だ。奴らの他にも、迷宮自体の仕掛けがディアボロスを阻む。
「迷宮内はかなり厄介な構造になっとるんや。なんて言ったらええかな……。横スクロールのアクションゲームとかそんな感じ。走って跳んで登って降りて」
 しかも、この障害を乗り越える際にはパラドクスや残留効果を使ってはならないのだ。純粋に体力と運動能力だけで突破する必要がある。
「で、迷宮の一番奥には謎を解かんと開かへん扉がある。この扉を開けることができやへんと、アヴァタール級の所に辿り着けずにゲームオーバーってわけやな」
 幸いというべきか、この謎かけがどういうものか雛子には予知できているという。問題文は後で配るな、と彼女は言って、ディアボロス達を見回す。
「というわけで、敵と仕掛けが盛りだくさんや。流石ラスボスの城、って感じやよな」

●アタック・ザ・ダンジョン
 ブリテン島の残る地域を奪還するには、キャメロット攻略はきっと欠かせないピースとなるだろう。
「《七曜の戦》であたしらは『幻想竜域キングアーサー』に勝ったけど、でもクロノヴェーダはキャメロットとアーサー王がおればいつでも逆転できるって思っとる」
 そんなことはないと見せつけてやろう、と雛子は言って拳を握る。
「さ、それじゃ出発の時間や。みんながきっとやってくれるって、信じとるからな」

●まことの騎士にこそ相応しき
 キャメロット城壁迷宮最奥、ディアボロス達の前に立ちはだかる最後の扉にはこう刻まれていた。

 剣を捧げよ。御座に捧げられるべき剣はひとつ。
 それは騎士の志の如き剣でなければならぬ。
 それは騎士に見合わぬ飾り立てた鈍らであってはならぬ。
 それは騎士たる者と苦楽を共にした戦友でなければならぬ。
 それは騎士たる者の名誉の証でなければならぬ。
 汝が竜王に捧げるべき剣を選ぶがいい。

 扉の左右には、謎の答えとなるであろう剣がいくつも並べられていた。この中から正しい一振りを選び、扉の前の台座に捧げろということだろう。
 並べられた剣にはそれぞれ名前が付けられているようだ。

「CHARITY」の剣は清らなる白銀で作られており、いかにも王城に似つかわしく見える。
「COURAGE」の剣は輝く黄金の剣だ。どんな敵にも臆さぬ勇気を表しているように見える。
「COURTESY」の剣は鋼鉄でできているが、これは鍛造されたばかりのように傷ひとつない。
「DEFENSE」の剣の柄頭には宝石が嵌めこまれているが、刃は鍛えられた鋼でできている。
「FAITH」の剣にはブリテンの栄光を称える言葉が刻まれている。よく見れば、一度折れて鍛え直した跡が見受けられる。
「LOYALTY」の剣は柄に宝石が散りばめられた宝剣だ。その装飾に似つかわしい真新しく輝く刀身を持っている。
「HONESTY」の剣には一切の装飾がない。まっすぐな刀身は決して折れず曲がらない。
「PROWESS」の剣は鋼鉄製だ。その戦歴を物語るが如く傷だらけだが、手入れは行き届いている。

 この八振りのうちどれかが、復讐者達をアヴァタール級クロノヴェーダの下に導く答えだ。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【隔離眼】
1
ディアボロスが、目視した「効果LV×100kg」までの物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)を安全な異空間に隔離可能になる。解除すると、物品は元の場所に戻る。
【エアライド】
2
周囲が、ディアボロスが、空中で効果LV回までジャンプできる世界に変わる。地形に関わらず最適な移動経路を見出す事ができる。
【活性治癒】
3
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【使い魔使役】
1
周囲が、ディアボロスが「効果LV×1体」の通常の動物を使い魔にして操れる世界に変わる。使い魔が見聞きした内容を知り、指示を出す事もできる。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
1
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV2 / 【ドレイン】LV4 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

中村一梟
 復讐者の皆様ごきげんよう、中村一梟でございます。
 今回は「幻想竜域キングアーサー」より、断片の王の居城の攻略開始を告げるシナリオをお届けいたします。

 選択肢の攻略順について補足します。
 本シナリオの成功に最低限攻略が必要な選択肢は②と④です。それ以外の選択肢は攻略しなくてもシナリオはクリアできますが、それぞれ必須選択肢に密接に関連しています。
 選択肢③をクリアしていない状態で選択肢④を攻略する場合、プレイング内に「トループスの守りを突破する」ための作戦が必要となります。作戦なしでも一応判定はしますが非常に難易度が高くなります。
 選択肢②については正解者の中から1名様のみの採用となりますのでご了承ください。

 長くなりましたが、今回も皆様と良い物語を作れることを楽しみにしております。
10

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


●城壁迷宮内部・第一関門
 キャメロットへと侵入した復讐者達が見たものは、突如として断絶した通路であった。
 少なくとも五メートル以上、もしかすると十メートル程に渡って床がなく、奈落が暗黒の口を広げている。
 どうやら、この大穴を跳んで越えなければならないらしい。もし落ちてしまったら――結末は明らかだ。
シル・ウィンディア
※残留効果は使用しません。

攻略のためとはいえ、なんだか楽しそうな予感が…。
でも、謎解きとか、正直苦手なんだけどなぁ~
だからと言って、油断したり諦めたりするわけにはいかないからね。
それじゃぁ、ダンジョンアタックっ!!

走って跳んで!
平面に跳ぶ立体軌道は任せてっ!
あとは、ジャンプで無理な場合は、よじ登って…
よじ登って…
た、体力にはそこまで自信がないんだけどなぁ…

さて、あとはこの奈落を…
飛び越えて?え、これって普通にしたら無理じゃない?

と、とりあえず、周りに何か使えるものがあるかどうかをしっかり観察して探してみるよ。
ん-、フック付きロープとか、移動の補助になるものがあればいいんだけどなぁ…。
あとは、奈落から風が吹きあがっていないかも確認。
攻略できないゲームはないっていうしね。

ほんとにいやらしいダンジョンだこと。
しかも、この後には大変そうなものが沢山あるんだよね~
ふぅ、一息ついたらまた挑みますか…


 城壁迷宮へと侵入したシル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は、内部の様相に心が沸き立つのを感じていた。
 大小様々の障害物があり、段差がある。最奥に謎解きが待っているというのは少しばかり憂鬱だが、しかしそれは足を止める理由にはならない。
「それじゃぁ、ダンジョンアタックっ!!」
 言うや、シルは迷宮最奥目指して駆け出していく。
 まずは跳躍。続いて跳躍。柱が横と縦に組み合わされた障害物を越えれば、次は段差と呼ぶには少々高低差がありすぎる段差。跳んで跳ねるだけではとても届かないそれを、シルはよじ登っていく。
「た、体力にはそこまで自信がないんだけどなぁ……」
 あまり飛ばしすぎると駄目かもしれない。そう判断したシルは動作に緩急をつけることで体力を温存することにした。
 そして数十秒後、彼女はこれまでの障害がほんの小手調べに過ぎなかったことを知る。
「え、これって普通にしたら無理じゃない?」
 眼前の床にぽっかりと空いた穴を見つめて、シルは呟いた。
 底の見えない深い穴。奥にはほぼ垂直に切り立った穴の端と床の続きが見える。
 この穴を跳んで越えろということなのだろうが、反対側まではかなりの距離があった。おそらく五メートル以上、十メートル未満。
 ちなみに、女子走り幅跳びの世界記録は七メートル五十二センチだ。この記録が樹立されたのは一九八八年であるから、シルはこれから三五年間不敗の記録に挑戦するのだと言えなくもない。
「と、とりあえず、何か使えそうなものは……攻略できないゲームはないっていうしね」
 見回してみるが、手をかけられそうな突起やロープといったものは見当たらない。
「ほんとにいやらしいダンジョンだこと」
 言いつつ大穴を覗きこむ。と、シルの前髪をふわりと吹き上がる風が撫でていった。
 シルはもう一度このダンジョンのルールを思い返す。障害物を越えるためにパラドクスとその残留効果を使ってはならない。
 だが、パラドクスでなければどうか?
 なんとなく小声になりつつ、シルは風を操る呪文を詠唱してみた。穴の底から吹き上がる風が強さを増す。
 数秒経過――迷宮から追い出されることはなかった。
 どうやら、持てる技能を使ってこれくらいの「工夫」を凝らすことは見逃してもらえるらしい。
 これならいけるかもしれない。シルは助走をつけ、跳躍した。吹き上がる風の助けを得て、無事反対側に着地する。
 シルは思わず振り返り、自分が飛び越えた穴の大きさに改めてため息を吐いた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【エアライド】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

●城壁迷宮内部・第二関門
 長い大穴を跳び越えた先に、小粒の障害物は見られなくなっていた。どうやら本当に小手調べだったらしい。
 しばらく進むと、通路の先からごうごうという音が聞こえてくる。
 迷宮の奥へと進む通路を引き裂いて、激流がその身を横たえている。城壁内部に川があるという不可思議な構造は、この迷宮を創造したクロノヴェーダの底知れぬ力を示しているようだ。
 跳躍の次は水泳というわけか。ディアボロス達はこの第二関門を無事通り抜ける方法を思案し始めた。
シル・ウィンディア
…え?なにこれ?
なんで川?というか、激流??
これ、このまま行くと流されてどんぶらこーって未来が見えたんだけど…。
とはいえ、どう立ち向かうか、か。

とりあえず、川の流れの速さを観察かな?
どこか、流れが緩やかになっている場所とかあればいいんだけどね~。
…ま、なさそうなら、次の手を。

水使いと風使いで水の流れを少しでも緩やかにできたらいいんだけどね。
攫われないくらいの流れなら、何とか体力勝負に持ち込めそうだしね。
…しんどいけど。

とりあえず、出来ることをやったら後はやるだけ。
剣と杖は体に縛り付けて流れないように注意。
衣装は出来るだけ薄着になって、マントにくるんで纏めて持つよ
あとは…。泳ぐのみっ!

ところどころ水使いや風使いで流れをできるだけゆっくりにするようにして調整していくよ。
落ち着いて、でも迅速に泳いでいかないとね。

対岸についたら、火炎使いと風使いのドライヤーで体とか髪を乾かしてから、服とマントを纏うよ
…ふぅ、ほんと意地悪なダンジョンだことだね…


「……え? なにこれ? なんで川? というか、激流?」
 眼前に広がる光景に、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は理解が追いつかないといった調子で呟く。
 侵入者を迷宮の奥へ進ませることを阻むために置かれた川は滝のように飛沫いてはいないものの、ごうごうという音は黒々とした水面の下に潜む流れの強さを想像させるには十分だった。
「これ、このまま行くと流されてどんぶらこーって未来が見えたんだけど……」
 言いつつ、水面をじっと観察する。どうやら水流の強さは一定のようで、速くはあるが渦を巻いてはいないようだ。となれば、水の流れに押し負けることさえなければ泳いで渡ることは不可能ではないだろう。
 そっと水に手を差し入れてみる。幸いと言うべきか意外にと言うべきか、水温は低くない。シルはひとつ頷いて、水泳の障害にならぬよう身を軽くしていく。
「……しんどそうだけど、あとは……。泳ぐのみっ!」
 脱いだ服をまとめて包んだマント、愛用の剣と杖をしっかりと体にくくりつけて、シルは流れの内へと飛びこんだ。浮遊感にも似た感覚があって、水流に押されそうになるのを踏ん張って堪える。
「水と、風よ……!」
 川の水を飲みこまないように注意しつつ、シルは魔術を発動。己の身を包むように水と風の渦を作り出す。二重螺旋を描くその渦はシルを押し流そうとする水流とぶつかり、相殺。ぐいぐいと押されるような圧迫感が緩む。
 渦が消えぬ内にと、シルは懸命に手足を動かす。その甲斐あって、数分もしない内に彼女は対岸へと辿りつくことができた。
「……ふぅ、ほんと意地悪なダンジョンだね……」
 濡れた髪や体を乾かすための火と風の魔術を発動させつつ、シルは忌々しげに呟いた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【エアライド】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

●城壁迷宮内部・第三関門
 水流の妨害を通過して、復讐者達はさらに迷宮の奥へと進む。
 跳躍、水泳と続いて次の障害は何だろうか。警戒を高めるディアボロス達の前に、それは突如姿を現した。
 一見してただの行き止まりのように見える壁。だが、試しにそれを叩いてみれば壁の向こうは空洞で、なおかつ壁を押して動かすことができると判明する。
 つまり、この「動かせる壁」を終着地点まで押していけばいいようだ。もし【怪力無双】の残留効果を利用することが叶うならばほんの数十秒で乗り越えられるだろうが、この城壁迷宮内においてパラドクスや残留効果の使用が禁忌であることは周知の事実である。
 恃めるのは己の筋力のみ。文字通り道を塞ぐ第三の障害に、ディアボロスは果敢に立ち向かうのであった。
シル・ウィンディア
…つ、疲れた。
跳んで泳いで、つぎは…。
…え?ええと、これ押すの?
筋力には自信がないんだよなぁ…。せめて、スピードとか魔法勝負なら何とかなのにぃー
魔法系技能なら多いんだけど、肉体技能はさすがに…。

…愚痴ってても仕方ないか。
まずは周りを観察。
ないとは思うけど、クリアの手助けになりそうなものがあれば探してみるよ

探した後は、ものがあってもなくても、壁を少し押してみるよ。
どれくらい力込めないとだめなんだろ?

いいつつ、ぐーっと壁を押してみます。

…な、なんとかなるかな、この重さなら。
それじゃ…
せーーのっ!!
と、勢いよく押していきます。

お、重いぃーー!でも、あとちょっとーーっ!!
何とか自分に言い聞かせてクリアーまで押していくよ。
最後は、体ごと体当たりする感じで、ぐーって押すよ

ゴールにたどり着いたら…
とりあえず、座ってへたり込んで休憩だね。
つ、つかれたぁ~。
このダンジョン内なら敵は出ないっぽいし、ちょっと休憩だね。

…この後リドルだっけ?
それもそれで厄介な気がするの…


アンゼリカ・レンブラント
持参:マウスピース
食いしばり用に対策だよ

救援機動力で駆けつけるよっ
さぁダンジョン攻略!
この先にアーサー王が待つキャメロット本陣があるんだ
気合全開で挑むともっ

今度の障害はこの壁なんだね
残留効果がなくっても!私にはこの鍛えた体があるよ!
腹筋を引き締め壁に手をつけて押す!

日頃の鍛錬は裏切らず
そして今まで背負ってきた人々からの願いは尚自分の力となる
筋力を生かして押していくよっ!

リズミカルにやるのがいいのかもしれないから
好きな歌のフレーズを口ずさみ
足を踏みしめ押していこう

ダンジョンだから通路のへこみとか
踏ん張れそうなところも足をかけて
力強く押していこう
マウスピースがあるから食いしばっても歯は平気

歯は大事
私、アイドル活動もしているしね
せっかくだから「約束の比翼」をうたいながら進もうかな
この歌は、私と、大事な人と歌っている歌なんだよ
……誰もいないから、そうだね

一番気合入る言葉を口から出して押す
ミアー!愛してるよーーっ!!

ほらーきっと今までで一番壁を押せた!
そろそろ一番奥までいけたかな。いい汗かいたね!


 城壁迷宮の壁に片手をついて、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は大きく息を吐く。
「……つ、疲れた。跳んで泳いで、つぎは……え?」
 ゆっくりと顔を上げるシルの眼前には通路を塞ぐ壁。彼女は思わず両目を瞬かせた。
「ええと、これ押すの?」
 息を整える間にその仕掛けを観察して、シルはそう結論付けた。袋小路に見えた突き当りの壁は通路の高さ幅よりもわずかに小さく、その向こうが空洞であることも知れる。
 シルは先程よりも大きな息を吐いた。
「筋力には自信がないんだよなぁ…。せめて、スピードとか魔法勝負なら何とかなのにぃー」
 瞬発力、持久力に続いて筋力を試す試練とでもいうつもりだろうか。とはいえ愚痴っていても前には進めないと、シルは仕掛けに両手を押し当てて力を込めてみる。
 ず、とわずかに壁が動いた。
「……な、なんとかなるかな、この重さなら」
 そう呟いてみるが、それで重量が変わるわけでもない。シルの胸中でかすかに弱気が身じろぎする。
 と、そこに救援が駆けつけた。
「お待たせ! 今度の障害はこの壁なんだね」
 金の髪を揺らし、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)が快活な声を上げる。彼女はシルに向けて一つ頷いてみせると、隣に立って両手を壁に突いた。
「この先にアーサー王が待つキャメロット本陣があるんだ、気合全開で挑むともっ」
 マウスピースを装着し準備万端、頼もしい友の姿にシルも奮い立つ。
「それじゃ……」
「残留効果がなくっても! 私にはこの鍛えた体があるよ!」
「せーーのっ!!」
 二人は全力で壁を押す。低い音を立てて、仕掛け壁は徐々に奥へと進んでいく。そうして十メートルは進んだ頃だろうか。突然がつん、という感触がして彼女達の両腕にかかる重さが増した。
「お、重いぃーー!」
 仕掛け壁の奥にさらなる仕掛け壁があったらしい。二重構造の試練にシルの喉から呻きのような叫びが漏れる。
「リズミカルにやるのがいいのかもしれないね」
 アンゼリカが言って、先導するようにリズムを刻み始める。続けて口ずさむメロディは、愛する人と共に歌う歌。
 強拍に合わせて力をこめる。脚から腹へ、肩を通って腕へ。リズムを通して徐々に二人の息が合っていき、それにつれて進みも早くなる。
 再び、がつんという音がした。三つ目の壁。体力だけでなく心をも折ろうと画策する三重の仕掛けに、シルは終点が近いことを直感する。
「あとちょっとーーっ!!」
 体ごとぶつかるように押していくシル。アンゼリカもまた、ゴールに向けて力を振り絞る。
 マウスピースを用意しておいてよかった、とアンゼリカは思う。歯を食いしばるのというのは筋力を発揮するのに必要な動作だが、歯と顎に負担をかけることは否めない。歯を大事にすることもまた必要だ。なぜなら彼女は復讐者でもあり、アイドルでもあるから。
 自然と、愛する少女の横顔が思い浮かぶ。アンゼリカの壊されるべきでないもの。それを守るためにもこの復讐を――世界の奪還を果たさねばならない。
「愛してるよーーっ!!」
 心の内でだけ叫んだつもりが、つい声に出てしまった。しかしその甲斐あってか愛の強さ故か、今までにない勢いで仕掛け壁が進んでいく。
 三度、がつん、という音。今度は重量が増す代わりに、仕掛け壁がどこかにすとんと嵌まるような感触があった。
 ここが終点だ。達成感と疲労感が同時に襲ってきて、シルはずるずるとその場に座りこんだ。
「つ、つかれたぁ~」
 アンゼリカも壁から手を放し、大きく息を吐いて額を拭う。
「いい汗かいたね!」
「……この後リドルだっけ? それもそれで厄介な気がするの……」
 嘆息交じりに言うシルの視線の先には、荘厳な装飾が施された扉があった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【隔離眼】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!

●謎かけ扉とギルダス騎士団
 ブリテンの軍旗を模したと浮彫で飾られた扉を開けると、長方形の広間に出た。
 短辺のそれぞれに扉――復讐者達が開いたものと、謎を解かねば開かない閉ざされた扉――があり、各長辺の中ほど、二メートルくらいの高さには鉄格子の落とし戸が備わっている。
 鉄格子の奥からクロノヴェーダの気配。おそらくトループス級ギルダス騎士団だろう。最後の扉の守備、もしくは扉を開けた侵入者をアヴァタール級と挟撃することが目的と見える。
 ディアボロス達が様子を窺う視線の先で、重々しい音を立てて鉄格子がが持ち上げられていく。
 素早く謎を解いて前後の敵と戦うか、あるいはトループス級を先に片づけてからじっくり謎に挑むか。復讐者達は決断を迫られていた。
シル・ウィンディア
ふむ、これはサクッと、サクサク、トループスを落とすのがよさそうだな。
それじゃ、新しい魔法も試してみますか。

近接タイプなら、わたしも左手に創世の光剣をもってダッシュして接近だね。
剣の間合いに入る直前に、サイドステップで間合いを外しての撹乱行動を行うよ。
着地と同時に高速詠唱を開始…。
詠唱を行いつつ、エアライドで敵の上を取ってから、八芒星精霊収束砲!
反動で照準がぶれるけど…。何とか抑えて…
いっけーーっ!!

撃った後は、そのまま離脱して距離を取るよ。
距離を取りつつ、パラドクス砲撃で攻撃を仕掛けていくね。
確実に、落としにかからないとねっ!

敵のパラドクスは、気を強く持って…。
大義だか、正義だか知らないけど…
あなた達が持っているものは、わたし達も持っているんだっ!!
そんな言葉で屈することはないんだよっ!

まぁ、ダメージは入るんだけどね…。
攻撃されたら、反撃もしっかり。
痛かったから、こっちからもお返しだよっ!

ふぅ、まだまだいるね…。
まぁ、それでも…。
わたしの歩みを止められるなら止めて見なさいっ!!


 がちゃん、と音がした。上がり切った鉄格子の向こうからトループス級クロノヴェーダが続々と現れ、広間を横断する横陣を敷く。
「我ら聖ギルダス騎士団の名に懸けて、ククラス殿の下へは行かさん!」
 鉄の鎧に身を包んだ竜鱗兵達が立ちはだかる。戦闘力と士気の高さを誇るようなその姿に、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は新たな力が必要になることを直感した。
「ふむ、これはサクッと、サクサク、トループスを落とすのがよさそうだな」
 この先に待ち受ける謎に確信を持って挑める仲間はいない。推理し思考する暇が必要になる以上、まずは奴らギルダス騎士団の数を減らし猶予を得ねばなるまい。
 シルの左手が柄を掴み、鞘から剣を引き抜いた。淡碧色の刃が姿を現す。
「迎撃! 今こそ我らが忠義を捧げる時ぞ!」
 号令が飛ぶ。一糸乱れぬ動作で竜鱗兵達も抜刀。先陣を切って、シルは敵の正面へ向け疾走した。
 最前列のギルダス騎士が剣を振りかぶる。シルのそれよりも刀身の長さで優ることを利用して先手を打つ構え。駆けつつもその間合いをしっかりと見極めて、シルは床を蹴った。
 切っ先が石畳を削る音と火花。シルは左手の光剣に魔力を集中させる。
「世界を司る六界の精霊達よ、宇宙に煌めく月星の欠片よ――」
 前進してくるクロノヴェーダがもう一体。横薙ぎの斬撃が繰り出されるのを身を屈め回避。その動作を利用して再び跳躍、今度は上方へ。
「集いて力となりすべてを撃ち抜く光となれっ!」
 躱す術のない空中のシルに向けて刺突が放たれた。否、方法はある。残留効果が彼女に宙を跳ぶ力を与えてくれている。二度虚空を蹴って刃を避け、敵の直上を――取った。
「『八芒星精霊収束砲(オクタドライブ・エレメンタル・ブラスト)』! いっけーーっ!!」
 膨大な魔力に震える剣を抑えつける。閃光が眼下の竜鱗兵二体を貫き、屠った。
「わたしの歩みを止められるなら止めて見なさいっ!!」
 高出力型砲撃魔法を行使した反動で陽炎を纏う光剣を突きつけ、シルは堂々を胸を張った。竜鱗兵達もまた、最高潮に達した戦意でもって応じる。
「キャメロットを死守せよ! アーサー王と偉大なるブリテンに栄光あれ!!」
「あなた達が持っているものは、わたし達も持っているんだっ!!」
 城壁迷宮踏破に向けて、激戦の火蓋が切って落とされた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

袁・雀蜂 (トレインチケット)



「死守せよ! 聖ギルダス騎士団の武威をもって竜王陛下に勝利を捧げるのだ!!」
 王の御座を守らんとする竜鱗兵達の信念は固い。不退転の闘志を見せるトループスに向けて、袁・雀蜂(ホーネットレディ・g01434)は紫電を纏う槍を突き付けた。
「我が名は袁・雀蜂、貴様らを打倒し全てを取り戻すため戦うディアボロスだ!」
「できるものならやって見せるがいい!」
 前進する雀蜂と突進する竜鱗兵が交錯。槍と剣が激突して火花を散らす。蜂の翅を持つ雀蜂は空中さえも己の領域として、舞踊を思わせる連撃を放つ。対してギルダス騎士は強靭な両脚を存分に駆使し、鋭い跳躍と顎先が床に着きそうなほど深く身を屈める動きを織り交ぜ応戦した。
 攻防の終結は唐突に訪れた。ギルダス騎士の動きが停止し、成す術もなく雀蜂が突き出した槍に貫かれる。幾度となく掠めた雀蜂の攻撃に宿っていた毒素のためだった。
 震天雷が雷撃を放つ。鉄鎧の内部の肉体を焼かれ竜鱗兵が頽れた。倒れた仲間の仇討ちだと、もう一体のギルダス騎士が突進してくる。
 振り下ろしの剣撃を雀蜂が槍で受ける。鋼と鋼がぶつかる悲鳴のような音が、城壁迷宮の広間に響き渡った。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!

キッド・シェルテッド (トレインチケット)



 戦闘はディアボロス優勢で進み、聖ギルダス騎士団も健在な者より斃れた者の数のほうが多くなっていた。
 キッド・シェルテッド(人間のレジェンドウィザード・g00089)は素早く周囲に目を走らせる。
(「興味深い構造ですね」)
 トループス級との戦闘を優先して後回しにしていたが、このキャメロット城壁迷宮にキッドの知的好奇心は大いに刺激されていた。
 マンチェスターの支配者であったアグラヴェイン卿の居城「マンクニウム」と同様のクロノ・オブジェクトだという情報だが、規模はより大きく侵入者への備えも手が込んでいる。
(「ここもやはり、人々の『信仰』に拠って建っていると見るべきでしょうか」)
 ドラゴンへの信仰、それはこの改竄世界史の根幹を成すものだ。となれば、首魁たるアーサー王に捧げられる信仰は質量共に円卓の騎士へのそれを上回っているだろう。
「――ふむ」
 小さく呟いて、キッドは生き残りのギルダス騎士達へと手をかざす。
「あなたは戦場から逃げるなんて、しないよね?」
「無論! 例え敗れ死すとしても、我らは我らの武によって陛下への忠誠を示すのみ!!」
 竜鱗兵達は敗北から決して背を向けることなく、復讐者へと向かってきた。
「刀折れ矢尽きることは恥ではない! 折れた剣もそのままに逃げ出すことこそが不名誉なのだ!!」
 血を吐くような叫びがパラドクスとなってキッドを揺さぶる。だが、彼を打ち倒すには至らない。騎士の信念と同様に、いやそれ以上に、キッドを突き動かす知識欲は剛いのだ。
「とても参考になりました」
 告げて、キッドが氷結魔術のパラドクスを放つ。それは一瞬にしてギルダス騎士達を覆い包み、白い死の抱擁を与えた。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

阿良々木・蘭
騎士の志って何だろう?
定義は人それぞれで候補が絞れないので後回し

見合わぬ飾り立てだから宝石の付いている
「DEFENSE」と「LOYALTY」は除外
鈍らって切れ味だよね
黄金とか白銀ってどっちかというと鈍器だよね
「CHARITY」と「COURAGE」は除外

苦楽を共にと考えると
鍛造されたばかりのように傷ひとつない「COURTESY」は除外
有力候補は「FAITH」と「PROWESS」に絞られたよ

「HONESTY」は除外じゃないけど条件が満たさないかな

名誉の証ってブリテンの栄光を称える言葉で良いのだろうか
剣が折れるって不名誉な事じゃないのかな
悩んじゃうな

ここで言葉の意味を考えてみる
FAITHは信頼とか信仰とか誓約
PROWESSは勇気

ボクの騎士の志としては愛と勇気だけど
一般的騎士としては誓約なのかな

最初から志で考えたら「FAITH」に絞れたのかな

謎を解くのはトループス級を倒してからにする
「FAITH」の剣を扉の前の台座に捧げる


 城壁迷宮を守備するトループスが一掃された広間で、阿良々木・蘭(紫君子・g02198)は封印された扉を見上げる。
「騎士の志って何だろう?」
 その答えはおそらく、騎士の数だけあるだろう。騎士それぞれに異なるものが答えであるならば、謎かけは成立しない。候補を絞れない一文の解読を後回しにして、蘭は思考を進めていく。
「『騎士に見合わぬ飾り立てた鈍らであってはならぬ』」
 ならば、宝石が飾られた二振りは除外できるだろう。刃物として用をなさぬ金と銀も違う。
 用意された候補の内、半数が誤りであると示された。残るは四振り。
「苦楽を共にと考えると、鍛造されたばかりのように傷ひとつない『COURTESY』は除外」
 残りは三つ。蘭の推理は続く。
「『HONESTY』は除外じゃないけど条件が満たさないかな?」
 装飾もなく折れず曲がらぬ刃は騎士のあるべき姿を体現しているように見えるが、「ない」ばかりの剣には「志」も「名誉」も宿っているとは言い難いかもしれない。
 であれば残るは――「FAITH」か「PROWESS」。
「名誉の証ってブリテンの栄光を称える言葉で良いのだろうか」
 さらに「FAITH」の剣に折れた痕があるというのが引っかかる。蘭には折れた剣こそ不名誉の証と呼ぶべきもののように思えた。
「言葉の意味を考えてみると、『信頼』とか『信仰』とか『誓約』。それから『勇気』」
 彼の胸にも騎士としての志はある。それを要約すると「愛と勇気」になるが、それが「竜王に捧げるべき」ものであるかと言えば――。
「一般的騎士としては『誓約』なのかな」
 確信が持てぬまま、蘭は「FAITH」の剣を手に取って台座へと捧げた。

 ――じゃきん。
 何かを断ち斬るような音がして、迷宮最奥の扉がゆっくりと開いていく。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!

●竜王よ照覧あれ、我が騎士道ここに在り
「――なんと」
 開かれていく扉を目の当たりにして、聖戦士ククラスは瞠目した。
 迷宮の仕掛け、聖ギルダス騎士団、そして謎かけ扉。その全てをディアボロス達が突破するとは。
「ならばこのククラス、全身全霊をもってかの侵入者達を食い止めてみせましょう」
 クロノヴェーダは立ち上がり、愛剣の柄を掴んだ。
「易々と勝てると思わぬことです、ディアボロス。最後の扉が示す通り、例えこの剣を折れたとしても私の志は折れない」
 その命果てるまで――いや、死したとしても信念を貫く。不撓不屈の決意をもって、ククラスはディアボロス達の前に立ちはだかる。
シル・ウィンディア
騎士様初めまして。
志は折れないっていうのは好きな言葉だな。
でもそれはね…
わたしたちも一緒だから。

それじゃ、全力で行くよっ!

ネメシスモード開放っ!
青銀髪・青目、白黒1対ずつの翼を持った天使モードのネメシス!

おまたせだね。
それじゃ、始めましょうか?

左手に創世の光剣をもって、敵に向って駆けだすよ。
サイドステップはさっきので見切られてそうだから…
こんな手はどうだ?

間合いに入る手前で、剣を上に放り投げて虚を突いてみるよ。
一瞬でもいい、相手の気が逸れたらそのまま懐に潜り込んで、敵のお腹のあたりに手を添えてから…

高速詠唱で隙を減らして、全力魔法の精霊収束砲っ!
さっきとは違う、全力の砲撃だから。
…さぁ、わたしの全力、遠慮せずに持っていけーっ!!

撃った後は後退して剣を回収。
敵の攻撃は、剣で致命箇所を防ぐように構えて防御だね。
…痛いけど、何とかなるものだね。

まだやるかな?
って聞くのは野暮だよね。
あなたは折れない相手みたいだから。
それじゃ、まだまだお付き合いしちゃうからねっ!


キャメロット城壁迷宮、最後の間。迷宮の主たるクロノヴェーダの前に進み出て、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)は聖戦士をまっすぐ見返した。
「騎士様初めまして。志は折れないっていうのは好きな言葉だな」
 これまでの道程と戦闘で高まった魔力が渦を巻く。凝縮され物理的な圧力をも発するようになったそれは、シルを中心に集っていった。
「でもそれはね……わたしたちも一緒だから」
 燃え盛る炎のように、あるいは吹き荒れる疾風のように。極限まで昂った魔力の潮流は、シルの心身を軋ませる程だ。
 魔力が一点に集束していく。それはシル自身の存在を歪ませ、変容させ、そして解放する。
「それじゃ、全力で行くよっ!」
 自らの命と引き換えにしても復讐を完遂するという憤怒と決意の顕れ――ネメシス形態。青銀の髪と白黒一対の翼を備えた姿と化したシルは、左手で剣を抜きつつククラスへと迫った。
「何者が相手であろうと、私は私の使命を――この城壁を死守するのみ!」
 ククラスが両手で剣を構えた。両腕を通じて魔力が刀身へと流れこみ、光の刃を形作る。
「アーサー王とブリテンに勝利あれ!!」
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ……。混じりて力となり、全てを撃ち抜きし光となれっ!!」
 シルの『精霊収束砲(エレメンタル・ブラスト)』とククラスの『光刃断裂剣』が正面からぶつかり合う。撃ち抜こうとする光と断ち斬ろうとする光が競り合い、弾け、二人の狭間の空間を破壊していく。
 互いに譲らぬ攻防の最中、シルはあえて剣を手放した。寸前まで柄を握っていた左手を、パラドクスを放つ右手に重ねる。
「さぁ、わたしの全力、遠慮せずに持っていけーっ!!」
「――お、ぉおっ!?」
 閃光が眩さを増した。光の刃もろともにククラスを呑みこみ、迷宮最奥の壁面に着弾。勢いのままに上方へ。天井を穿ち貫いていく。
 数メートルに渡って天井に亀裂を刻んで、光は消失した。差しこんでくる陽光が、破壊された壁にもたれて俯く聖戦士を照らし出す。
「まだやるかな? って聞くのは野暮だよね」
 投げかけられたシルの声に、剣を掴んだままのククラスの腕がぴくりと動く。ややあって、クロノヴェーダはゆっくりと顔を上げた。
「……無論」
 聖戦士ククラスは起き上がった。鎧のそこかしこから蒸気を立ち昇らせ、灼熱に焼かれた腹を庇いつつ、片手で剣を構える。
「それじゃ、まだまだお付き合いしちゃうからねっ!」
 完全に押し負けようとも折れぬ相手に向かって告げて、シルは傍らに突き立てていた剣を引き抜いた。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【活性治癒】がLV2になった!
効果2【ドレイン】がLV2になった!

阿良々木・蘭
※アドリブ、連携歓迎

ネメシスモード解放
白い天使の姿から肉体変異で黒い悪魔の姿に
デーモンイーターとして培った力を解放しないと勝てないと判断
相手が光の聖騎士に見えるのに対してこちらは闇の暗黒騎士に見える
クロノヴェーダの肉体の残骸を組み込んだランスを構えて対峙
接近戦じゃ戦いの年季が違いすぎて相手にならず絶えず押され気味
必死に相手の攻撃を受け止めながら
部屋中に充満する魔力を集めて収縮し圧縮して白銀の槍を創り出し解放
「その光輝は希望(ほし)のように」
槍騎士モードから弓騎士モードにシフトチェンジ
剣騎士には槍騎士より弓騎士の方が相性いいかな
相手が光属性のエネルギーの光の剣を使うなら
ボクは光り輝く白銀の槍で戦う

ボクは騎士というよりナイトだから


 無言のままに、聖戦士ククラスは両手で剣を構え直した。腹部に穿たれた傷は深いが、その手元はぴたりと静止して揺らがず、両目は爛々と輝いている。
(「きっと勝てない――このままじゃ」)
 心中で呟いた阿良々木・蘭(紫君子・g02198)の奥底でもう一つの力が蠢く。執念とも呼べるククラスの戦意を――それに相対した時に己が陥るであろう危機を察知して。
「……勝負」
 槍を構え突進する蘭の姿は既にネメシス形態への変容を遂げていた。その身に秘めたる悪魔が彼の肉体を上書きしている。すなわち、闇を纏い黒色の翼を持つ破壊の使徒。
「――ッ!!」
 声にならない声と共に槍が突き出される。ククラスは剣の腹で受け、左に流す。縦向きの円を描いて大剣が旋回、打ち下ろし。蘭は突進の勢いのままに床を蹴って回避。ひゅん、と音を立てて薙ぎ払い。竜鱗兵の剣がぎりぎりで弾く。
 速度と一撃の鋭さでは蘭が上回っている。だがそれでも、百戦錬磨の聖戦士の剣技を貫くにはわずかに足りない。数合を経て、徐々に攻守が逆転し始めた。
「このククラスが立つ限り、君達にキャメロットの門は潜らせない……っ!」
 裂帛の気合と共に斜め右下からの斬撃が放たれる。鋭い音がして、蘭の手から弾き飛ばされたクリノリンアンブレランサーが宙を舞う。
「我が王に勝利を!!」
 ククラスが諸手で掲げた剣が魔力を放つ。切っ先が天井を抉る。渾身の『光刃断裂剣』が振り下ろされた。
「その光輝は希望(ほし)のように」
 得物を失ったはずの蘭の手が、白銀に輝く柄を掴む。パラドクスによって生み出された圧縮魔力の鋼。翔けるように繰り出された『夜明けの流星(ヴァルキリーズイレイザー)』の一撃が、クロノヴェーダの光剣と激突した。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【活性治癒】がLV3になった!
効果2【ドレイン】がLV3になった!

アンゼリカ・レンブラント
後はお前だけだね聖戦士
いざ、全力で挑む!
ネメシス!天使の姿となって戦域を駆けるよっ

【パラドクス通信】で共に戦う仲間と連絡を取り
仕掛けるタイミングを合わせ攻撃していくよ
相棒の砲撃の隙を作り出す為に小回りを生かし翻弄して
水形状のオーラを放ちつつ体を浴びせかけるっ

相手は抜刀攻撃……居合かな?
反撃もしっかり堪えて一撃離脱、
また攻撃の隙を窺いつつ飛び回るね
すれ違う際に注意してオーラ全開で凌ぐよ

攻撃の際は拳はもちろん蹴り、
それから頭に臀部、肩
パラドクスを効果的に当てられるならどこでも!
元気いっぱいに叩き込む!
怒ったりさせられそうなら挑発的に体をぶつけるね

常に仲間と連携し攻撃を合わせるよ
こちらの攻撃が直撃できたら
周辺地形を破壊して相手の体勢を崩して
さぁ今だ、畳みかけようっ

相手の消耗が分かれば、呼吸を整えパワー全開!
人々からの【託されし願い】とともに!
全力全開の《光輝勇突撃》で粉砕を狙うね
私たちは必ずアーサー王のもとまでたどり着く
私たちの心の光よ、今こそ最大まで輝けぇーっ!

これで勝利だね!つかれたぁ~~


 眩い閃光が炸裂した。思わず顔を庇ったアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)の傍を、吹き飛ばされた少年の体が転がっていく。
 次の瞬間、アンゼリカはネメシス形態へと変身して飛び出していた。白い光が消え去ると、迷宮の床と壁に深い十文字の傷痕が刻まれているのが見えた。そして、その交点の傍で剣を突き立て片膝を着いたククラスの姿。
「全力で挑む!」
 滑空の勢いを乗せて放たれた拳を、ククラスは空いた左腕で受けた。腕甲がひしゃげて弾ける。続けて襲いかかった蹴りがぼろぼろになっていた胸甲を完全に粉砕した。
「畳みかけるっ!」
 アンゼリカの怒涛の連撃。防戦一方となったククラスがじりじりと後退していく。上方から光。最後の間の突き当りまで追い詰めた。アンゼリカは一度距離を取り、すぅ、と息を吸った。
「私たちは必ずアーサー王のもとまでたどり着く! 私たちの心の光よ、今こそ最大まで輝けぇーっ!」
 発動されたパラドクスが、アンゼリカの全身を炎の如く輝かせた。全速全力全開の『光輝勇突撃(ブレイブ・チャージ)』。光の砲弾となって迫るアンゼリカに、ククラスは一切の躊躇もなく『疾風の聖剣』の構えを取った。
「これ以上は進ませない! 我が命に懸けて!!」
 ディアボロスとクロノヴェーダが正面からぶつかる。衝突に一拍遅れて、二人の間からうねるような衝撃波が放たれた。
 天井の亀裂が拡大し、崩落を始める。降り注ぐ石材の雨の中、ククラスの体が宙を舞う。壁面に激突。
 切っ先から刀身の半ばまでとなった剣が墓標のように突き立った。
「これで勝利だね! つかれたぁ~~」
 両の拳を突き出した姿勢のまま、アンゼリカは笑顔を見せた。だが次の瞬間、瓦礫の奥から聞こえてきた声に彼女は頬を強張らせる。
「……言ったはずです。剣が……折れたとしても……志は折れないと」
 折れた剣の柄を握り締め、喘鳴をこぼしながら、聖戦士ククラスは立ち上がりディアボロス達に告げた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

シル・ウィンディア
ネメシスモードは継続します。

剣を構えるけど、近接戦闘はさすがに分が悪そうかな?
でも、多分牽制とかしか使ってこないって思っているだろうから…。
そこを逆手に取るかな?

敵の剣戟は自身の創世の光剣で弾いて防御。
パラドクス攻撃じゃないなら問題ないしね。
敵のパラドクスは…。
剣で致命箇所をずらすように受け流しを試みつつ防御だね

防御して、耐えて…。
…痛かったけど、耐えたからね。
それじゃ、今度はこっちから行くよっ!

剣を両手に持ち直して、高速詠唱を開始。
エアライドで敵の間合いに入る直前に1回ジャンプして間合いをずらしてから、二回目のエアライドで剣ごと敵に体当たりして突き刺すよ
突き刺したら、ゼロ距離での全力魔法の六芒星精霊収束砲!

限界を超えて…。フルパワーをもってけーっ!!

…騎士道精神っていうのかな?
あなたの譲れない想いは強かったよ。
でも、わたし達のここを攻略する気持ちの方が勝ったから。

それじゃ、わたしは行くね。
この迷宮をクリアして、アーサー王の元へ向かうために
そして…。
家族を迎えるためにもねっ!


 半ばから折れた剣を中心に魔力が集まり、光の刃を形作る。それはまるで、ククラスの残り僅かな命を燃やしているかのようだった。
「……剣が折れれば接げば良い。……揮う腕が、命が、志が折れていないのなら」
 譫言のように呟きつつ、ククラスは光の剣を構える。瀕死とは思えぬ力強い構えだった。
 彼の言葉通り、命尽きるその瞬間まで油断はできない。シル・ウィンディア(虹を翔ける精霊術士・g01415)は剣の柄を握る手に力をこめた。魔力を束ねただけの光刃はシルの体に傷一つ付けられないだろう。だが、その刃が彼女に届いた瞬間、ククラスは文字通り最後の力を振り絞ってそれをパラドクスへと昇華させるに違いない。
「……いきます」
 囁きのような声と共に、ククラスが初太刀を放ってきた。シルの剣が翻って弾く。続け様に二の太刀が打ちこまれる。再び防御。一振り毎に血潮と命をこぼしながら、それでもククラスは剣を振るう。
 もうククラスの左手は動かない。右手一つで柄を握り、渾身の横薙ぎ。美しい弧を描いたその斬撃は、しかし跳躍に続けて宙を蹴ったシルの足元を通過しただけだった。
「限界を超えて……。フルパワーをもってけーっ!!」
 二度目の空中跳躍でシルが突っこんでくる。大きく横に流れた剣を引き戻し――間に合わない。シルが両手で突き出した創世の光剣が傷だらけの胸を貫いた。
「闇夜を照らす炎よ、命育む水よ、悠久を舞う風よ、母なる大地よ、暁と宵を告げる光と闇よ……。六芒星に集いて全てを撃ち抜きし力となれっ!」
 心臓へ到達した切っ先を焦点に、聖戦士ククラスの胸部から全身へと灼熱が駆け抜ける。
「――偉大なるブリテンよ――」
 放たれた『六芒星精霊収束砲(ヘキサドライブ・エレメンタル・ブラスト)』の閃光は、最期の言葉ごとクロノヴェーダを呑みこみ消滅させた。

「……騎士道精神っていうのかな? あなたの譲れない想いは強かったよ。でも、わたし達のここを攻略する気持ちの方が勝ったから」
 息を整えて、シルは消え去った聖戦士に向けて告げる。
 己の忠誠と名誉のためにククラスが退かなかったのと同じに、彼女にも絶対に退けない理由がある。
「それじゃ、わたしは行くね。この迷宮をクリアして、アーサー王の元へ向かうために。それから……家族を迎えるためにもねっ!」
 差しこむ赤色の陽光が、石に突き刺さった刀身の上で揺れていた。
超成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV4になった!

最終結果:成功

完成日2023年09月13日

キャメロット攻略作戦

 アイルランドに加えて、イングランド中南部を奪還した事で、幻想竜域キングアーサーの拠点である『キャメロット』の攻略が可能になりました。
 断片の王たるアーサー王の居城である、キャメロットの城は、侵入する方法が不明だったのですが、『マンクニウム』に近い防衛システムである事が判明しました。
 キャメロットの都市を護る『城壁』に、マンクニウムの『砦』に相当する、迷宮が用意されており、この迷宮を全て制圧しない限り、キャメロットの城に侵入する事が出来ないようです。
 キャメロット城壁迷宮に挑み、断片の王の元に向かう道を切り開きましょう。

●期限延長

 攻略旅団の提案により、攻略期限が1ヶ月間延長されました。
 10/22以降に公開されるこの事件のシナリオは、難易度が上昇します。

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#幻想竜域キングアーサー
🔒
#キャメロット攻略作戦
🔒
#キャメロット


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選択肢『キャメロット城壁迷宮の探索』のルール

 キャメロットの城壁には、マンチェスターを護っていた砦である『マンクニウム』に近い防衛システムが用意されていたようです。
 これが、キャメロット城壁迷宮です。
 一定数のキャメロット城壁迷宮を制圧しない限り、キャメロットに侵入する事が出来ません。
 入り口付近の施設を警備するトループス級を撃破し、キャメロット城壁迷宮の探索を行いましょう。

 『キャメロット城壁迷宮の探索 』時は、パラドクスを利用した場合は、迷宮の外にはじき出され攻略の資格を失ってしまいます。
 迷宮は、複雑な構造はしていますが、クロノヴェーダの影は無く、人間の身体能力で突破可能なものとなっているようなので、自分の力を信じて突破していきましょう。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 なお、この選択肢には、特殊ルールはありません。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『城壁迷宮の謎を解く』のルール

 城壁迷宮に隠された最後の扉は、『謎』によって守られています。
『謎』を解くことができない限り、扉を破壊しても、城壁迷宮を制圧することは出来ません。
 この『謎』を用意する事で、力任せの攻略が不可能となっているようです。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは👿のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾施設を警備するトループス級『聖ギルダス騎士団』のルール

 施設の警備を行っているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 撃破する事で、施設での行動を行いやすくなります。
 撃破せずに行動する場合は、行いたい行動の選択肢を選びつつ、👾への対策などを同時に行う必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『聖戦士ククラス』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シル・ウィンディア」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。