危険なお使い(作者 稀之
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#断頭革命グランダルメ  #敗残の大陸軍を叩け  #ジョアシャン・ミュラ 

●南フランス
 軽快な行進曲がフランス南部の空に響き渡る。
 はじめは遠慮がちに、間もなく大胆に。人形音楽隊の指揮によって奏でられるオーケストラは、徐々に激しさを増していった。
「うるさいよ?」
 童話人形『赤ずきん』から睨み付けられた人形音楽隊の面々は、指揮棒を振る手を一斉に止める。
 途端にオーケストラは鳴り止み、辺りは静寂を取り戻した。
「これがミュラさまからのお使いだってこと、ちゃんとわかってるの?」
「もちろんでございます、赤ずきん様。南フランスに漂着した同胞を救助せよとのご命令でしたね」
 いけしゃあしゃあと答えた人形音楽隊がぴんと背筋を伸ばす。
 もの言いたげな目を向けながらも赤ずきんは前に向き直り、再び海岸を目指して歩き出した。
「ミュラさまが言うには、七曜の戦が終わってからグランダルメは大変なんだって。イタリアの南部も、首都のパリも、みんな取られちゃって。お家を取り返すためにも、今は少しでもお友達を集めないと」
「存じております。我々が救援に向かう相手こそ、仲間の撤退を援護するために悪しき亜人に立ち向かった英雄。おお、その偉業を讃えよ! 誉れ高きその名は、どたま割り人形!」
 感極まった音楽隊の一体が大音量をかき鳴らす。刺激を受けた他の面々も自分勝手な演奏をはじめた。
「うるさいよ?」
 主人の右手に拳銃を認めた音楽隊は一斉に指揮棒を下ろす。
 目指す南フランスの海岸沿いは、未だ遠くにあった。

●新宿駅グランドターミナル
「七曜の戦、本当にお疲れ様でした。厳しい戦いでしたが、大きな成果を上げることが出来ましたね」
 歴史の奪還戦を終えてはや数日、未だ興奮冷めやらぬところではありますがと、ソフィー・ルロワ(人間のサウンドソルジャー・g03401)は表情を引き締める。
「早くも敵勢力に動きがありました。この戦いで大きな痛手を負ったグランダルメが、イタリア方面から漂着する仲間の救援を目論んでいるようです」
 イタリアと言えば、七曜の戦において断頭革命グランダルメと蹂躙戦記イスカンダルとの戦いが繰り広げられた地である。
 結果はイスカンダルの勝利に終わり、グランダルメはイタリア南部を奪われることになった。
 敗戦の代償はイタリア南部を失っただけに留まらない。首都であるパリをディアボロスに奪還され、火刑戦旗ラ・ピュセルとの連携も阻止された。
「まさしく四面楚歌といったところでしょうか。戦力を大幅に失ったグランダルメが敗残兵を救助するのは、ある意味では当然の流れとも言えます」
 ジェネラル級自動人形『ミュラ元帥』が指示したのは、イスカンダルとの戦いで最後まで亜人に立ち向かった自動人形、どたま割り人形の救助だった。
「自ら逃げることはせず、ただただ目の前の敵を倒すために戦い続けた自動人形のようですね。敵を称賛するわけではありませんが、彼らのようなクロノヴェーダが大陸軍に復帰することは脅威となります。必ず阻止しなければなりません」

 どたま割り人形は南フランスの海岸に漂着する。
 救援任務を受けたアヴァタール級の童話人形『赤ずきん』とトループス級の人形音楽隊も現地を目指しているため、彼らよりも先に見つけ出すことが望ましい。
「自動人形が漂着するのはフランス南部、ニース付近の海岸です。皆さんも御存知の通り、ディヴィジョンの境界には霧が発生していますので、これがクロノヴェーダを発見する手がかりとなります。救援が来るより先に見つけ出すことが出来れば、苦戦する相手ではありませんね」
 どたま割り人形は激戦によりすっかり消耗しているため、救援無しで戦えばディアボロスに負ける道理はない。
「漂着した自動人形を倒した後は、救援に来るクロノヴェーダを待ち伏せして戦うことが出来ます。人形音楽隊は事あるごとにオーケストラを演奏する悪癖があるみたいですので、音に気をつけていれば接近に気づきやすいかもしれません」
 一方で、漂着した自動人形の発見に手間取ってしまえば、救援に来たクロノヴェーダも同時に相手取ることになるため、優位性は失われてしまう。
「この場合は、漂着した自動人形との戦いは諦めて、救援に来た部隊に狙いを定めるのがいいかもしれません」
 敵を糾合させないことが第一だと、ソフィーは念押しした。

「大きな痛手を負ったとはいえ、断片の王ナポレオンとその軍勢は未だ精強です。敗戦からグランダルメが立ち直る前により多くの打撃を与えて、ナポレオンが支配する地を人類史に取り戻しましょう!」

●ニース付近の海岸
 マスケット銃を片手に、どたま割り人形は首を傾げる。
 亜人との戦いにおいて、彼らは撤退する仲間の援護に徹した。激戦の消耗は凄まじく、もはや生きては帰れぬものと最後の瞬間まで敵を見据えていた。
 それが今、彼らの前には見渡す限りの大海原が広がる。寄せては返す波の音を聞きながら、どたま割り人形の部隊は互いに顔を見合わせた。
「これは、亜人の作戦か?」
 七曜の戦が終わったことを知らない彼らには、自分達がディヴィジョンの強奪に巻き込まれて漂着したことを知るすべはない。今もイタリアの地で亜人との戦いが繰り広げられていると思い違いをしていた。
「何であろうと関係ない。我々は命令に従い、亜人を討つのみだ」
 軋む身体を無理に動かし、どたま割り人形は部隊を集合させる。
 彼らの敵は、憎き亜人に絞られていた。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【照明】
1
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【光学迷彩】
2
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【建造物分解】
2
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV4 / 【ガードアップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV2

●マスターより

稀之
 稀之(なおのり)です。
 よろしくお願いします。

 選択肢の時系列は①→③→②④となります。

 ①が成功しない限り他の選択肢には進めません。

 ③は『どたま割り人形』が疲弊しているため、救援部隊より先に発見できれば非常に倒しやすい相手となります。
 相手が先に発見していた場合や、同じタイミングだった場合は厳しい戦いとなります。
30

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


アルメア・グラウプナー
「あの壮絶なる大戦を最後まで戦い抜き、ここまで命拾い出来たとはね…精強だと言われるだけはある、敵ながら天晴だ」
「ま、その生き長らえた命の灯火も、恐らくはもうすぐ消えてしまうだろうがな、はっはっは!」

・行動
とはいえ、あの人形共も今頃血眼になって敗残兵を探しているはずだ。あまりうかうかしては居られんな。
【完全視界】と狙撃眼の機能を併用し周囲を【観察】、視覚からの【情報収集】を行いつつ境界となる霧の場所や敗残兵が残した痕跡を探していくとしよう。
手掛かりを得る事ができたらそれを元に【追跡】や【偵察】を行い、また【地形の利用】を応用し、彼らが通る経路を推察する等して迅速な発見に繋げる様に立ち回ろう。

あと注意すべきは救援部隊が居る時に聞こえてくるというオーケストラだな。
彼らが近くに居るという事は救助対象が近い、もしくは目指している方向が同じという意味でもあるだろう。
残された時間は少ないかも知れんが、音楽が聞こえてきたら急いで先回りする様に動いていこうか。


一ノ瀬・綾音
グランダルメはもはや斜陽を迎えている。
ここで一気に仕留めてしまって戦力はなるべく集結させないようにしておきたいところだね。

相手はイスカンダルとの戦いで最後まで立ち向かったんだよね。
じゃあ、最終人類史からゴブリンとかの頭の被り物を持ってきてそれを被っていけば向こうの方から見つけてターゲッティングしてくれるんじゃない?もちろん攻撃とかは喰らうだろうけどまず重要なのは漂着した奴らを『見つける』こと、だからね。

ニース付近の海岸で霧が発生したところで作戦を開始し、被り物を被って自動人形たちを捜索。
集合された部隊が迫ってきたところで泥濘の地を使って足止めを行うと共に被り物を脱ぐ。
引っかかったね、ディアボロスだ!今の君達、亜人並に頭悪い感じするよ?

煽って煽って相手を引き付けておこう。
後々に来る仲間たちのためにもね。


 潮風にあおられて、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)の髪が波立つ。
 軍服姿のアルメアはまだ見ぬ強敵と相まみえる瞬間を前に、気分の高揚を隠しきれずにいた。あの壮絶なる大戦を最後まで戦い抜いた精鋭。それを思えば、颯爽と歩く足取りは自然と早くなる。
「ま、その生き長らえた命の灯火も、恐らくはもうすぐ消えてしまうだろうがな。はっはっは!」
「ようやく掴んだチャンスだからね。ここで一気に仕留めてしまって、戦力はなるべく集結させないようにしておきたいよね」
 高笑いを上げるアルメアの傍らで、一ノ瀬・綾音(星影の描き手・g00868)が人懐っこい笑みを浮かべる。
 アルメアに歩調に合わせた綾音の歩みもまた、気づけば早足になっていた。
「今のところは綾音ちゃん達がリードしてるみたいだから、救援部隊との合流は避けられるかな?」
 海岸に向かう道中、二人は時おり耳を澄ませて警戒を行うが、オーケストラの音色は聞こえてこない。静かな海辺の風景は救援のクロノヴェーダが未だ遠くにあることを示していた。
「とはいえ、あの人形共も今頃血眼になって敗残兵を探しているはずだ。あまりうかうかしては居られんな」
 いかに小さな手がかりも見逃すまいと、アルメアは機械化した右目の視界に意識を集中する。
 たどり着いた海岸に自動人形の気配は無かった。注意深く砂浜に足を踏み入れた二人は、波打ち際に残る移動の痕跡を発見した。
「そうこなくてはな。敵ながら天晴だ」
 期待通りの結果に、アルメアは高らかな笑い声を上げる。
「聞けば、敗残兵は未だ警戒態勢を解いていないとか。ならばどうする。黙って救助を待つか? いいや、奴らはイタリアの土となることを覚悟した勇士。助けなど求めていない。必要としているのは、戦場だ」
 大海原から背を向けた二人がクロノヴェーダの足跡を追う。
「海岸のような開けた場所に留まるなど愚の骨頂。だがこの場所は土地勘のない異国の地。速やかに部隊を移動させるのであれば」
「ディヴィジョンの境界線、霧の中が一番ってことだよね」
 同じく境界線の霧に目星をつけていた綾音が言葉を引き継いだ。
 程なくして、二人はディヴィジョンの境界線にたどり着く。
 完全視界の残留効果を受けた狙撃眼が、霧の中に潜むクロノヴェーダ、どたま割り人形の部隊を発見した。
「さて、敵影は見えたが、問題は数だ。あれが全戦力なのか、不測の事態に備えて部隊を分けているのか。もう少し偵察を行いたいところだが」
「その役に立つと思って、こんなものを用意してみたんだ」
 綾音はお気に入りのポーチからゴブリンのなりきりマスクを取り出す。
「相手はイスカンダルとの戦いで最後まで立ち向かったんだよね。七曜の戦がまだ続いてると思い込んでるんだったら、それっぽい姿を見かけたら無視できないんじゃないかな」
 被り物を身につけた綾音は、実際に目にしたゴブリンを真似るように、しわがれた笑い声を上げた。
「上策だな。奴らにとっては霧が仇となるわけだ」
「そう言ってもらえて良かった。誘導は綾音ちゃんに任せて。いざとなったら、よろしくね」
 単身で境界線の霧に潜り込んだ綾音が危険も顧みずに自動人形の部隊に近づく。
 怪しい動きを見せる亜人もどきの存在に、どたま割り人形は即座に反応した。
「亜人だ! 逃がすな!」
 追跡に打って出るどたま割り人形の足元が泥濘に変わる。もたつくクロノヴェーダを相手に綾音は付かず離れずの距離を保ち、敵の進路を誘導した。
 泥だらけの姿で霧の中から脱出したどたま割り人形を前に、綾音は被り物を脱ぎ捨てる。
「引っかかったね、ディアボロスだ!」
「ディアボロスだと!?」
 驚きの声を上げた自動人形の部隊が互いに顔を見合わせる。
「ディアボロスが今さら、亜人と我らの戦いに介入してきたというのか?」
「今の君達、亜人並に頭悪い感じするよ? 仕方ないから教えてあげるけど、君達の故郷は、グランダルメは、七曜の戦に負けたんだよ!」
「なっ……戯言をっ!」
 怒りに打ち震えるどたま割り人形が一斉に武器を構える。
「例え戯言であろうと、同じ事。貴殿がそれを確かめる術はないのだからな」
 罠に掛けられたと理解してなお、伏兵は現れない。
 目の前の部隊が全戦力であることを二人は確信した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【完全視界】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

アルメア・グラウプナー
「残念ながら七曜の戦は終わったんだ。我々ディアボロスの勝利でな。だが、今この場所ではこの事実は関係あるまい」
「貴殿らはグランタルメの兵士、そしてその眼の前にはパリを陥落せしめた不倶戴天の敵が居る。ならば――やる事は一つだ、違うかね?」

・行動
さて、彼らにはこの異国の地で残らず果てて貰うとしよう。
中距離からでの砲撃戦を展開していく。火砲での【砲撃】やガトリングでの【制圧射撃】でどたま割り突撃などを使い進軍してくる敵の動きを押し止めつつ、ミサイルでの【爆破】【誘導弾】で隊列を乱していく。
どたま割り銃撃についても対抗して【弾幕】を張る事で相殺していく。
そして射線の開きやタイミングを見計らいながら大砲火を積極的に使用していき、敵の数を一気に減らしていくとしよう。

この攻撃を掻い潜って接近出来た者に対しては爆裂鉄球での【強打】やソードオフでの牽制で追い払い、大砲火が有効な距離を維持する様に立ち回る。


 断頭革命グランダルメは七曜の戦に敗北した。
 ディアボロスからもたらされた事実が、自動人形の動揺を誘う。
「残念ながら七曜の戦は終わったんだ。我々ディアボロスの勝利でな」
 統制の乱れを感じ取ったアルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)は彼らの愛国心を刺激するため、より強い言葉を重ねる。
「馬鹿な! ナポレオン閣下が敗北されるなど!」
「私を失望させてくれるなよ。亜人は去り、我らディアボロスが貴殿らの前に現れた。それが意味するところを理解できぬ凡愚ではあるまい?」
 どたま割り人形は二の句が継げずに押し黙る。
 沈黙こそが、彼らの心情を雄弁に物語っていた。
「とは言え、今この場所でこの事実は関係あるまい。貴殿らはグランダルメの兵士、そして眼の前にはパリを陥落せしめた不倶戴天の敵が居る。ならば――やる事は一つだ、違うかね?」
 無言のままアルメアを睨み付ける自動人形の部隊が突撃陣を敷く。
「今より、我らの敵をディアボロスと定める。祖国の敵を、討て!」
「そうこなくてはな!」
 近接武器での突撃を仕掛けるクロノヴェーダに対し、アルメアは自身が身に付ける火器の一切合財で迎え撃った。
「――――Feuerッッ!!!!」
 開戦の合図とばかりに放たれたキャノン砲により突撃部隊は左右に分かれる。
 間を置かずにアルメアのビーム式ガトリングガンが火を吹いた。
「怯むなァ! 数の優位は我らにある!」
「足は止まらずか。良い覚悟だ。ならば私も残党狩りと侮らず、強者としてその命、貰い受けよう」
 砲撃と弾幕で敵の注意を惹きつつ、四連装のミサイルポッド、ズィグナールフォイアーのトリガーを引く。
 無線通信によって誘導されたミサイルがあらゆる角度から部隊を狙い、逃げ遅れた個体を爆殺した。
「数の優位と言ったな。なるほど、鍛え抜かれた部隊のようだ。だが悲しいかな、貴殿らの全力を拝める機会には恵まれないようだ」
 ディアボロスを打ち倒さんと息巻くほどに、激戦による衰えがあらわになる。
 流れ着いた敗残兵の迅速な発見は、確かに戦いを有利に運んでいた。
「これ以上の引き伸ばしは貴殿らの格を下げるというもの。早々に果てて貰うとしよう」
 砲撃を掻い潜って果敢に接近するどたま割り人形に対し、アルメアはソードオフによる牽制射撃で距離を保った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

凪沙・悠璃
加勢しよう。
戦力は多いに越したことはないからな。

敵は消耗が激しいせいか、統率や戦術を意識しているようには見えないな。
であれば俺は伏兵として後方に待機し、機を見て急襲を仕掛けよう。
気配を殺し、移動は“忍び足”で、敵の“観察”も欠かさずに。

“光学迷彩”を纏いつつ、急襲の際はどのように攻めるか思考する。
即ち、敵に指揮を取っている者がいれば最優先に。
陣形を組んでいるなら、崩し易いであろう一点を。
指揮も陣形も無いのであれば、手近な相手を狙う。

戦闘において重要なのは“観察”すること。
視線を、呼吸を、挙動を、拍動を、そして死角や隙を。

敵は群れをなしている。
であれば敵の一個体との戦闘に割く時間は最小限に。
敵の挙動を“看破”し、自身の膨大な“戦闘知識”から最良の行動を導き出す。

“宵影のゆらぎ”は対象の時間分解能を超える速度を獲得する。
通常では不可能な挙動もパラドクスによって。
さながら“暗殺”のように、隙を見、影を踏み、斬撃を閃かせる。


 ミドルレンジからの総攻撃に晒されながらも、どたま割り人形の部隊は決死の突撃を繰り返す。
 戦場を飛び交う重火器の対処に追われ、ディヴィジョンの境界に身を潜める凪沙・悠璃(水底の薄明・g00522)の存在には気づいていなかった。
「戦列の維持が精々か。自動人形側の消耗は明らかだな」
 悠璃は戦況を互角かやや押され気味と見立てた。ディアボロスの攻勢は見事なものだが、クロノヴェーダの戦力はそれにも増して膨大。どたま割り人形が語る数の優位は捨て置けるものではなかった。
「だが、敵が調子を崩していることもまた事実。未だ部隊としての体面を保っていられるのは、指揮官の存在があってこそだ」
 仲間の戦いを見守る中で、悠璃は指揮官の見極めに神経を注いでいた。
「そして、ようやく馬脚を表したな。部隊としての余力が尽きたとみえる」
 複数の小隊で編成される自動人形の部隊は、一見したところでは各小隊長が決定権を持つ構成に見える。
 それでも悠璃はわずかな視線の動きや声量の大小、指示を飛ばす頻度などから、総指揮官を特定するに至った。
「敵は群れをなしている。であれば一個体との戦闘に割く時間は、最小限に」
 標的を見定めた悠璃が戦場に身を投じる。
 指揮官は悠璃の接近に気づかない。振りかざされた黒銀の短剣が、自動人形を背部から斬り裂いた。
 直前まで指示を飛ばしていた指揮官は、斬撃の瞬間より遅れて自らの損傷に気づき、がっくりと砂浜に膝をつく。
「こ、これは……いつ、私は……」
 うめき声を上げながらも懸命に視線を上げる指揮官と、涼しい顔で見下ろす悠璃の視線が交差する。
「──遅い」
「馬鹿な……みすみす敵の接近を、許すなど……」
 困惑の表情を浮かべたまま指揮官は地面に倒れ伏す。
「だ、大隊長殿! 貴様、よくも!」
「待てっ! 勝手な行動を取るんじゃない! 戻れっ!」
 指揮官の凶報は前線に混乱を招き、部隊は制御不能となる。
 ある者は無謀な突撃を行い、またある者は行動の指針を失って粗雑な攻撃を繰り返す。七曜の戦でしんがりを務めた精強な部隊は、今や有象無象に成り果てようとしていた。
「これで戦線は総崩れだ。君達の勝利は万に一つも無くなった」
 怒り任せに撃ち出されるマスケット銃の弾幕を物ともせず、悠璃は次なる標的に狙いを定めた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!

リオーネ・クア
どたま割り人形って顔が怖いんだけど、この人形達は勇敢に戦ったんだね
そこには敬意を示したい
でもその勇敢な存在が敵勢力に合流したら非常に脅威なんだ
だからここで殲滅させてもらう
…ごめんなさいの言葉はきっと無礼だから、胸に秘めて
「貴方達の戦いには敬意を表します。けれど俺達は敵同士。だから、行くよ!」

サーヴァントのロッソを召喚して、一緒に赤の双翼魔弾を放つ
攻撃のため突撃してくる彼らにも魔弾を浴びせたり
悪魔の大鎌で攻撃を受け流したりして受けるダメージはできるだけ軽減させたいな
ロッソがダメージを受けないように注意する
だって大切なパートナーだもの、ダメージを受けるのが俺でもロッソが傷つくところは見たくない

本当は、
彼らの本国はまだ滅びてなくて、味方が彼らを称えながら迎えに来ていることを教えてあげたいんだけど、せっかく先の作戦を行ったディアボロスの言葉を無駄にしてしまうから言えない
……
もし許されるなら、全員倒した後に冥土の土産として教えてあげようと思う
貴方達は見捨てられてなんかいないよって


 総指揮官を失った部隊に小隊長の指示は届かず、軍隊としての機能は完全に損なわれた。
 それでも自動人形達は武器を取り、ディアボロスに立ち向かう。仲間の屍を乗り越えて攻勢に打って出る姿から、リオーネ・クア(ひつじの悪魔・g01176)はイタリアで繰り広げられたであろう撤退戦の惨状を思い描いた。
「どれだけ勇敢に戦い抜いたのか、手に取るようにわかるよ。俺達は敵同士だけど、誰一人としてその武勇を疑ったりはしないよ」
 対峙する小隊長を相手に、リオーネは言葉を漏らす。
「もはや詮無きこと。我らに残された道は命ある限りディアボロスの屍を積み上げるのみ」
「グランダルメは……」
 祖国が未だ健在であること。それを知れば、敗残兵は再び軍隊に戻ってしまう。
 勝利への道筋を閉ざしてしまう行為と知っているからこそ、リオーネは先に続く言葉を口にできなかった。
「貴方達の戦いには敬意を表します。だからこそ、ここで殲滅させてもらう。行くよ、ロッソ!」
 呼びかけに応えたロッソがリオーネの傍らに浮かぶ。
 真っ直ぐに敵を見据えるその顔つきは、いつもより引き締まって見えた。
「そうだね。全力で相手をすることが彼らへの礼儀だ」
 腹心の部下を伴い、どたま割り人形が突撃を仕掛ける。
 リオーネとロッソは互いに呼吸を合わせ、赤い魔力の弾丸を撃ち出した。
「朽ち果てる前に、この身を役立てるのであれば!」
 自ら先頭に出た小隊長が両手を広げる。魔弾の直撃を受けた小隊長を盾に、部下が強引な突進を図った。
「それは受けてあげられないよ。俺が傷を負えば、ロッソも傷付くことになるからね」
 大鎌の一振りで刺突を受け流す。体勢を崩したクロノヴェーダにロッソの追尾弾を避ける余裕は無く、身体を撃ち抜かれて地面に転がった。
「よもや、犬死にとは……不覚、なり……」
 後悔の言葉を呟く小隊長に歩み寄ったリオーネが、そっと真実を伝える。
 断頭革命グランダルメは滅びておらず、しんがりを務めたどたま割り人形の部隊は高く評価されていたことを。
「近づいてくる音色が聞こえるよね。あれは貴方達を迎え入れるオーケストラだよ」
 かすかに聞こえる音楽に耳を傾けた小隊長が、ふっと笑みをこぼす。
「敵に情けをかけられるとは……ナポレオン閣下のお耳に届けば、お叱りは免れぬだろうな……」
 最後の一体が倒れ、敗残兵の合流は免れた。
 それは救援部隊を待ち伏せする暇が与えられた証でもあった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!

 ディアボロス達の戦いから遅れて救援部隊がニースの海岸にたどり着く。
 砂浜の惨状を目にした人形音楽隊は、競い合うように哀歌をかき鳴らした。
「なんという悲劇か! 祖国を救った英雄は生きて帰り着くことができなかった! 忌むべきは亜人なり! 我らの敵は蹂躙戦記イスカンダルなり!」
「うるさいよ?」
 窘めを受けた人形音楽隊がぴたりと音楽を止める。
 静けさを取り戻した砂浜で、童話人形『赤ずきん』がどたま割り人形の亡骸に歩み寄った。
「負けちゃった姿で流れ着いたなんて、そんなことがあるのかな?」
 敗残兵の救助を命じられただけの赤ずきんは適切な答えを持っておらず、目の前の状況に困惑するばかりだった。
アルメア・グラウプナー
「お出迎え御苦労救援部隊の諸君! 貴殿らが探していたお仲間は、見ての通り全員がこの地で見事に名誉の戦死を遂げたよ。最後まで兵士としての役目を果たし、実に立派だった」
「このまま手ぶらじゃあ帰れないだろう? 安心したまえよ、もう帰る必要は無い。彼らと同じ様にこの異国の地で果てると良いさ、はっはっは!」

・行動
うまく相手を出し抜く事が出来た様だな。ならば待ち伏せての先制攻撃と洒落込もう。
聞こえてくるオーケストラの音に耳を立てつつ【地形を利用】して近場に潜み、敵部隊が姿を現したら特殊炸裂弾をバラ撒く様に撃ち放って炎と煙に巻いてしまおう。
その後は前回と同じく砲撃戦に持ち込み、中距離より火器群を使用した【弾幕】で敵部隊を抑え込みつつ追加の特殊炸裂弾を撃ち込みダメージを与えていくとしよう。
また火砲での【砲撃】やミサイルでの【爆破】は攻撃だけはなく、これらを派手に撃ちまくる事で音を使った攻撃を仕掛けてくる人形音楽隊の妨害にも使っていこうか。


 亡骸の前にかがみ込んだ童話人形『赤ずきん』がそっと手を伸ばす。
 その手が触れるより先に、炸裂弾がニースの海岸に撃ち込まれた。
「お出迎え御苦労、救援部隊の諸君!」
 状況の把握に気を取られていた赤ずきんとその一行はアルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)の待ち伏せに気づいておらず、燃え広がる炎に無防備のまま包まれる。火砲『シュトラール』による先制攻撃は効果的な不意打ちとなった。
「ディアボロス……? じゃあ、お友達をいじめた狼さんって」
「いかにも我らはディアボロスだ。貴殿らが探していたお仲間は、見ての通り全員がこの地で見事に名誉の戦死を遂げたよ。だが彼らは無垢な羊では無かった。最後まで兵士としての役目を果たし、実に立派な戦いぶりだった」
「……つまり、悪い狼さんに目をつけられちゃったんだ」
「貴殿の立場ではそうなるかもしれんな。このまま手ぶらじゃあ帰れないだろう? 安心したまえよ、もう帰る必要は無い。彼らと同じ様にこの異国の地で果てると良いさ、はっはっは!」
「素晴らしい! この惨状こそ、我らが求めた悲劇!」
 熱気に煽られ興奮状態となった人形音楽隊が、睨み合う両者に割って入る。
「是非ともお教えいただきたい! どたま割り人形、彼らはどのように英雄的な最後を迎えたのか!」
「ほう、見たところ貴殿は音楽家か。彼らの死を悼み、鎮魂歌を奏でようというのか?」
 かぶりを振った人形音楽隊が指揮棒を手に、激しい交響曲を奏でる。
 大音量のオーケストラと重火器による爆発音がぶつかり合う中で、人形音楽隊は高らかに声を響かせた。
「英雄の死はインスピレーションの源泉です! 彼らの犠牲が名曲を生み、我ら音楽家の創作意欲を刺激するのです!」
 仲間の死を悼むどころか、むしろ喜んでさえいる。忠義心の欠片も持ち合わせていないクロノヴェーダの本性に、アルメアは舞台女優さながらの嘲笑を浮かべた。
「殊勝な心掛けだ。貴殿の期待に添うものであることを約束しよう」
「おお! ありがたき幸せ!」
 歓喜の声を上げる人形音楽隊にシュトラールの砲口を向ける。
 撃ち出された手製の炸裂弾は着弾と同時に激しい爆発を起こし、人形音楽隊を木っ端微塵に消し飛ばした。
「これが貴殿の欲した全てだ。存分に創作意欲とやらを掻き立てるが良い」
 砕け散った自動人形の残骸には目もくれず、アルメアは次なる標的に向けて砲撃を行った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!

二宮・緋々
*アドリブOK
ふはは! ど派手な楽曲だね。耳が痛ぇや
芸術は爆発だ、ってやつなん?? 愉快なコンミスっぽいわ
オレはゆうて初陣だし。耳以外も痛くなんの御免なんで
小狡く立ち回るとすっかね

ご同類さんの爆撃の先に敵がいる。わっかりやすい状況好きだわ
近くで戦ってる同類さんがいたら合流して仕掛ける。コートの光学迷彩をオン。爆撃の音や巻き起こす土煙に紛れて接近して……さぁってと。ただでさえボッコボコの地面に泥濘んだ足場を作ってから丁寧に追い込んでいこっか
『サイクロイド』を周囲に浮遊させてエネルギー弾の雨を降らせるよ
箒に跨らなくても、男でも。魔女は魔女なんよ
魔法……詳しくは魔法に比肩する現象を引き起こす程度の科学技術だけどね
傷ついてる敵から順番に弾を射出。頭や首、背骨、ワンショットキル狙いでいく
現代世界の魔女舐めんなよ

耳障りな。吐き気を催すような音
それさ、苛つくだけなんだよ……!
『シェル』で音を遮断
ムカつく音の発生源にパラドクスを発射
自分の頭が吹っ飛ぶ音でも聞いてな


「ふはは! ど派手な楽曲だね。耳が痛ぇや。この大音量じゃ、どんな大掛かりなコンサートホールもかたなしだな」
 片耳を軽く押さえた二宮・緋々(Force・g10327)が楽しげな笑い声を上げる。
 激戦に煽られて調子づいた人形音楽隊の演奏は激しさを増し、ニースの海岸に流れる音楽はいつしか騒音に変わっていた。
「さあって、せっかくご同類さんが張り切ってくれてるんだから、この状況を利用しない手はないよな」
 砂浜に足を踏み入れた緋々が穴だらけの戦場を泥濘に変える。
 さらに自身は光学迷彩を纏い、巻き上がる砂煙に身を投じた。
「ご同類さんの爆撃の先に敵がいる。わっかりやすい状況好きだわ」
 ちろりと舌を出した緋々は周囲に無数のサイクロイドを浮かべる。
 炸裂弾の着弾に合わせて、敵の頭上からエネルギー弾の雨を振らせた。
「空からの砲撃とは!? どこまで我らの芸術を愚弄すれば気が済むのか!」
「砲撃じゃなく魔女の魔法なんよ。箒に跨がらなくても、男でも」
 背後からの声に反応した人形音楽隊が泥濘に足を取られてバランスを崩す。
「より正確に言うなら、魔法に比肩する現象を引き起こす程度の科学技術だけどね」
「自ら魔女を名乗るとは興味深い! 貴方が迎える非業の死は心揺さぶる悲哀の物語となりましょう!」
「現代世界の魔女舐めんなよ」
 人を食ったような笑顔から真顔に変わった緋々は、エネルギー弾の集中攻撃によって人形音楽隊を粉砕する。
 仲間が倒される様を見届けた別の個体は、即座に指揮棒を振るった。
「悪しき魔女により才能豊かな芸術家はその生涯を閉じた! その生き様は我が芸術の礎となることでしょう!」
 悲しみを乗せた人形音楽隊の演奏は自励振動となって脳を揺さぶる。
 もはや楽曲の体を成していない音の暴力に、緋々は不快感を示した。
「止めろよその耳障りな音。それさ、苛つくだけなんだよ……!」
「ご静聴を! 例え貴方の耳では理解出来ずとも!」
「いつまでもコンサート気分でいるつもりなら」
 力場の盾でウェアキャットの耳をガードした緋々は、最大限にまで高めたPSIエネルギーでサイクロイドを射出する。
 雨あられと降り注ぐエネルギー弾に打たれ、人形音楽隊は鈍い音を立てながら砕け散った。
「自分の頭が吹っ飛ぶ音でも聞いてな」
 人形音楽隊の集団が倒れ、海岸は静けさを取り戻す。
 後には部下を失った童話人形『赤ずきん』だけが残されていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

二宮・緋々
*アドリブOK
やっほぉ。綺麗なおねーさん
狼じゃなくてもお眼鏡に適うかな。迷い猫がナンパしにきたったよー
冗談……いや本音だけど。お使いにはハプニングとロマンスが付き物じゃん? ハプニングは散々起こったろうし。こっからはオレとのロマンスでもどーだろ

軽口を叩きながら自然に近づいてみて中距離で一気に動きだす
泥濘んだ地形はそのまま。射撃で牽制しながら至近距離に持ち込もうか
そのデカブツ。威力が十分だろうけどさ、近づかれすぎると振り回しにくいっしょ
『センティピード』を形状変化
ハルパーみたいに湾曲させて鋏の外側から切っ先を届かせて小さな傷を何度も刻んでやろうかな
あーあ。人形でも何でもさぁ。綺麗なもんって好きなんだよね。傷つけたり、壊しちゃうの、もったいね
近接武器を意識させれば『ブラスター』の至近射撃も当てやすいじゃん

いかつい鋏にはセンティピードじゃ強度が足らないよねぇ
防御手段がないようにフェイントかけて誘って
狙われた体の付近から刃を直接展開すっか
いって……傷ができたらお婿さんに行けなくなっちまうだろ!


アルメア・グラウプナー
「いやはや…随分と静かで寂しくなってしまったなあ、大将? 敗残兵達は残らず出番を終え、音楽隊の演奏も鳴り止んでしまった」
「こんな出涸らしの様な舞台なぞ、一刻も早く終わらせて幕を閉じるべきだ…なあ、貴殿だってそう思うだろう?」

・行動
はじめの内は様子見だ、火砲やガトリングでの【制圧射撃】【弾幕】、ミサイルでの【爆破】【誘導弾】で動きを止めたり牽制を行いつつ、じりじりと動きを見極めていく。
「御見舞~」の手榴弾は爆発する前に蹴り飛ばすか先に撃ち抜いて処理するかして、毒は【忍耐力】で痩我慢だ。
「狼退治~」の鋏には爆裂鉄球で応対し、猟銃には同じ様に火器群の射撃で対抗していく。
一撃を与えるならば「どうして」の時だな。たかが問答に頭を使いたくない故、答えは【臨機応変】に「否」「応」の一言だけで済ませ、銃撃は覚悟の上で大喝砕に持ち込む。
また継戦による疲労やダメージの蓄積で動きが鈍ってきた時も好機だ。爆裂鉄球とソードオフに持ち替え、【飛翔】を交えて一気に【突撃】し、【捨て身の一撃】で大喝砕を叩き込んでやる。


「いやはや……随分と静かで寂しくなってしまったなあ、大将? 敗残兵達は残らず出番を終え、音楽隊の演奏も鳴り止んでしまった」
 重火器を構えたままのアルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)が、油断なく相手を見据えながら言葉をかける。
 どたま割り人形に人形音楽隊と、いずれも手応えのある相手ではあったが、それぞれに問題を抱えていた。何よりも闘争を愛するアルメアは未だ満足には至らず、アヴァタール級と雌雄を決するこの瞬間を待ち望んでいた。
「どうして……」
 一方の童話人形『赤ずきん』はディアボロスを見ていない。零れ出た呟きは寄せては返す波の音にかき消され、アルメアには届かなかった。
「こんな出涸らしの様な舞台なぞ、一刻も早く終わらせて幕を閉じるべきだ……なあ、貴殿だってそう思うだろう?」
「そうそう、見せ場が終わった後の締めと言えば、ロマンスが定番だよねぇ」
 続くアルメアの言葉を二宮・緋々(Force・g10327)が引き継ぐ。
「どうかな綺麗なおねーさん。宿敵の狼がラブロマンスの相手ってのも意外性があって面白そうじゃん? 少しくらい寄り道したっておばあさんも、いやミュラだったかな? きっと許してくれるって」
 ミュラの名前を口にした途端に赤ずきんが顔を上げる。
 その憂いを帯びた眼差しを目にした緋々はほんの一瞬、言葉に詰まった。
「それが、あなたが残す最後の言葉なの? 魔女の狼さん」
「いやー、もちろん冗談のつもりだったんだけど。そんな目で見られちゃったらちょっとだけ本気になっちゃうかもねー。やっぱりお使いにはハプニングが付き物ってね、うん」
 内心の動揺を隠すように早口で言葉を重ねながら、ゆっくりと赤ずきんに歩み寄る。
 後ろ手に持った鋏型猟銃がぴくりと動く瞬間を見極め、一気に距離を詰めた。
「そのデカブツ。威力は十分だろうけどさ、近づかれすぎると振り回しにくいっしょ」
 緋々の手に握られたエネルギーブレードが突如として湾曲した長刀に変わり、自動人形の腕を一方的に斬り裂く。
 後退を試みる赤ずきんの足元に、アルメアがガトリングを撃ち込んだ。
「何か秘策があるのだな? ならば後方支援は任せてもらおう」
 赤ずきんは直ちに反撃を試みるが、付かず離れずの距離を保って銃撃を繰り返すアルメアへの決定打とはならない。アルメア自身も牽制に留めているため、互いの攻撃はぎりぎりのところを掠めるばかりだった。
「お友達に当たるかもって思わないの? 金毛の狼さん」
「はっはっは。そのようなヘマをするものか。私が打ち倒すのは常に我らの宿敵のみだ!」
 絶え間なく撃ち込まれる重火器は確実に赤ずきんの注意力を削ぎ、緋々が付け入る隙を与えていた。
「助かるよご同業さん。でも、あーあ、綺麗なもんを傷つけたり壊しちゃうの、もったいね。人形でも何でもさぁ!」
 自動人形の美しい顔立ちを前にしても、センティピードを振るう緋々に迷いは無かった。息もつかせぬ連撃で赤ずきんを攻め立てる。
 序盤の攻防こそディアボロスの優位に運んだが、鋏型猟銃を盾代わりにした赤ずきんの防御は固く、次第に攻撃を見切られるようになる。
 二人のディアボロスを相手に眉一つ動かさず立ち回る自動人形の姿は、初陣となる緋々にアヴァタール級の脅威を強く感じさせた。
「あなたの攻撃はもう、届かない。さようなら魔女の狼さん」
 至近距離で攻撃をさばいた赤ずきんが花籠に手を差し込む。
 投げつけられた手榴弾の爆発により、緋々は大きく後方に吹き飛ばされた。
「――っ!?」
 爆発の後、毒の花が咲き乱れる砂浜で、赤ずきんが苦痛に顔を歪ませる。
 花畑に佇むその両足には、緋々の身体から直に展開したセンティピードの刃先が突き刺さっていた。
「いって……傷ができたらお婿さんに行けなくなっちまうだろ!」
 被弾覚悟の一撃を見舞った緋々は、爆発の痛みに耐えながら起き上がった。
「どうして……」
「見事な闘争だったぞ! この私も血がたぎる思いだ!」
 緋々に変わって攻勢に出たアルメアが腕部に接続したキャノン砲を放つ。
 直撃を受けた赤ずきんはそれでも怯むこと無く、アルメアに向けて拳銃を構えた。
「あなた、とても楽しそう。まるで戦うことが自分のすべてみたいに。どうして。痛いのが怖くないの? 死ぬのが怖くないの?」
「否!」
 即答したアルメアはシュトラールを手放し、接近戦用の兵器である爆裂鉄球に持ち替える。
 赤ずきんの銃撃に晒されながらも足を止めること無く、捨て身の突進でファイアヴェルクの射程内まで接近した。
「後の世の為、歴史も我が身も全て灰燼に帰してやろう!」
 大上段から振り下ろした鉄球が命中すると同時に大きな爆発を起こす。
 重量級の打撃と爆発の衝撃を同時に受けた赤ずきんは地面に叩きつけられ、大きなダメージを負った。
「ミュラさまのお使い……せめて、お友達の仇を討たないと……」
 負傷を残しながらも赤ずきんは即座に立ち上がり、ディアボロスと向かい合った。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【光学迷彩】がLV2になった!
【建造物分解】がLV2になった!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV4になった!

ユエ・ゼアフォーレ (トレインチケット)



「どうあってもお使いをやり遂げようとなさるその気概、感服いたしますわ。ですがおわかりのことでしょう? あなたは選択を間違えています」
「何が言いたいの? 灰毛の狼さん」
 灰毛がアッシュグレーの髪を指しての呼称と気づいたユエ・ゼアフォーレ(天上天下・g00244)は、勝ち気な笑みを浮かべながら後ろ髪をかき上げる。
「この髪が狼の毛並みに勝ると。お目が高いですわね」
「答えて」
「簡単なお話ですわ。あなたに与えられたお使いは敗残兵の救助。つまりは将来に向けての戦力の増強なのでしょう?」
 拳銃を突き付けられようともユエは怯まず、堂々とした振る舞いで童話人形『赤ずきん』の問い掛けに答える。
「すでに倒されたあなたの部下も、あなた自身も、七曜の戦で大きな打撃を受けたグランダルメにとっては貴重な人員のはず。いたずらに命を散らす選択を取るべきではありませんでしたわ」
「お家を取り戻すことがミュラさまの願い。お友達を増やせなくても、狼さんを減らせれば」
 失態を冒したままでは済まされない。追い詰められた赤ずきんの境遇をユエは深く理解した。
「いいでしょう。あなたにも立場があるのでしょうから、うるさく説教するつもりはありませんわ」
 言葉を説く代わりに、魔晶剣を手に飛翔する。
「この一撃、ユエの信念と同じ鋭さと知りなさい!」
 銃撃に身を晒しながら放たれる急降下の一撃が、自動人形の身体に確かな損傷を与えた。
善戦🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【飛翔】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

凪沙・悠璃
さて、幕引きの時間だ。
戦いの日々は疲れただろう。ここで安らかに眠るといい。

先程のように姿を消して様子を窺うことはしない。
その戦法は、今は相手に利するだろうから。

故に態勢を立て直す余裕も、戦況を分析する時間も与えない。
ここが正念場──勝機だ、畳み掛ける。

本来であれば力量や性能を確認するために、初手から数手は“観察”に徹するものだが、今しがたの君とディアボロスとの戦闘でそれも概ね把握済みだ。

得意とするのは相手の動きを先読みして合理的に対応すること。即ち先見と応撃。
一見、相手の土俵で戦うように見せ、その実は単純な手の内の読み合いに持ち込む。

研ぎ澄ますのは意識と呼吸、そして合理性。
銃撃か、それとも斬撃か。次に取るであろう行動を先見によって“看破”する。

攻めるべき一手、回避すべき間隙、防ぐための最適。
瞳に、耳に、刀や銃を握る手に、交わされる応酬の全てを映す。

“既死の俯瞰”はその先見をより強く、そして死へ至らせるまでの手段を導くもの。
そこにあるのは純粋に、より優れた者が勝つという単純な道理のみ。


「さて、幕引きの時間だ」
 前線を引き継いだ凪沙・悠璃(水底の薄明・g00522)が童話人形『赤ずきん』と真っ向から対峙する。
 激戦の続く赤ずきんは疲労の色が濃く、痛々しいほどに深手を負っている。
 それでも継戦能力は衰えておらず、うわ言のようにミュラさまのお使いと呟きながら拳銃を構えた。
「問い掛けで惑わせたうえでの銃撃、または花籠の手榴弾」
 悠璃は言葉での牽制により相手の動揺を誘う。
 眉を釣り上げた赤ずきんは、そっと拳銃を下ろした。
「君のやり口は概ね把握済みだ。同じ手を使うなら結果は見えている」
「その澄まし顔で、どれだけのお友達をいじめてきたのかしら? 白い狼さん」
 問い掛けを黙殺した悠璃が、鋏型猟銃を固く握り締めた左手に注視する。
 悠璃が赤ずきんの戦い方をつぶさに観察していたのに対して、赤ずきんは砂浜で繰り広げられたどたま割り人形との戦いを見ていない。情報戦で圧倒的優位に立つ悠璃は、未だ真価を発揮していない鋏型猟銃による一撃が戦況を決定付けるであろうことを予測していた。
「戦いの日々は疲れただろう。ここで安らかに眠るといい」
 間合いを図る赤ずきんに先んじて、悠璃が攻撃を仕掛ける。
 黒銀の短剣による初撃は鋏型猟銃の刃面によって弾かれる。二段構えに振りかざした白銀の短剣も、防御に徹した赤ずきんには届かない。
 守りの堅さは驚くに値しない。先に飛び込んだ仲間も、負傷のリスクを背負うことで効果的な一撃を与えていた。自分が傷を負うならそれは銃撃によるものか、それとも斬撃か。先見によって看破するための先制攻撃だった。
「近づけば、丸呑みにできるとでも思ったの?」
 防戦から一点、攻勢に出た赤ずきんが刃先を突き出す。紙一重のタイミングで避けた悠璃は攻撃の手を止め、回避に専念する。
 繰り返しの斬撃が繰り出された後に、赤ずきんの指先が鋏型猟銃のトリガーに伸びた。
「これで、めでたしめでたし。さようなら白い狼さん」
 至近距離での銃撃。それは悠璃が既死の俯瞰によって見出した、クロノヴェーダの生死に纏わる因果の道筋だった。
「この結末は、既に視えていた」
 鋏型猟銃による銃撃は悠璃に決定的なダメージを与えるには至らなかった。その結果すら読んでいた悠璃は冷静にVendettaを振るう。
 続くReliefの斬撃により自動人形の生命は断たれ、残骸となって崩れ落ちた。
成功🔵​🔵​🔵​🔴​
効果1【書物解読】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年09月13日

敗残の大陸軍を叩け

 《七曜の戦》の戦で、蹂躙戦記イスカンダルに敗れたイタリア方面軍は、ジェネラル級自動人形『ミュラ元帥』の指揮により、その過半が、リグリア海を経て、南フランスの海岸に撤退する事が出来たようです。
 しかし、撤退できずに取り残され、ディヴィジョンの強奪に巻き込まれた部隊も多く存在しました。
 これらの、イタリアに取り残された敗残の大陸軍は、南フランスの海岸に漂着し始めているようです。
 ミュラ元帥の号令のもと、漂着する大陸軍の救援が開始されているようですが、この状況を放置する理由はありません。
 漂着してくる大陸軍を撃破し、敵に大打撃を与える事が出来れば、今後のグランダルメとの戦いを有利に導くことが出来るでしょう。


ジョアシャン・ミュラ


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選択肢『漂着する敵クロノヴェーダの捜索』のルール

 海岸に漂着する敵クロノヴェーダを捜索します。
 素早く発見して攻撃を仕掛ける事で、漂着する敵(大群のトループス級)との戦闘が有利になります。
 また、漂着する敵を撃破する前に、救援のアヴァタール級が到着する事を避ける事も出来るでしょう。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『人形音楽隊』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾大群のトループス級『どたま割り人形』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)配下のトループス級クロノヴェーダ(👾)の大群と戦闘を行います。
 敵の数が多いので、撃退するには時間が掛かるかもしれません。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える行う必要があるでしょう  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『童話人形『赤ずきん』』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、450文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★1個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は600文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 🎖🎖🎖 🔵🔵🔵🔵🔵
 超成功 🔵🔵🔵🔵🔵
 大成功 🔵🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔵🔴
 善戦 🔵🔵🔴🔴
 苦戦 🔵🔴🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「甘野・夕霧」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。