蝶が羽化するように種が芽吹くように(作者 蒼深紅
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#幻想竜域キングアーサー  #妖精郷の無慈悲な守り手  #妖精郷  #フローラリア 

 その日もトラーシュは森に入っていた。ドラゴンの脅威は去ったけれど、水郷の里は以前とは変わってしまった。ドラゴンの眷属に殺された者もいたし、戦闘で壊れた家や納屋もある。けれど、人々は生きていかなくてはならない。少しずつ日常が戻りつつあり、トラーシュも森に行くようになり、そしてキノコや木の実がたくさん入った籠を森と里の境あたりに置いたまま帰ってこなかった。
 トラーシュは里とは全く方向が違う森の迷宮の奥深く、綺麗な湧水が作る泉にいた。冷たい水が足を濡らしてもトラーシュは動かない。奇怪な若木の化け物が枝葉を動かし、トラーシュを飲み込もうとしているのに逃げようともしないのだ。若木はどんどんと形を変えてトラーシュを核とした別の何かに変わろうとしている。それを水辺から少し離れた場所で華やかな花が変化したような植物の体を持つクロノヴェーダ、ブルームウィッチが不愉快そうに見つめていた。
「本当はもっと時間をかけて、立派で丈夫で強いものを作りたかったのに、こんな無理な促成栽培じゃせいぜい最下級のトループスにしかならないのだわ。もったいないこと、このうえないのだわ」
 ブルームウィッチはどんどん若木に取り込まれていくトラーシュの頭をそっと撫でる。
「あと数年待ったら蛹から蝶になるように、種から芽が出るように、もっと良いものになれて愛してあげたというのに。全部、全部ドラゴンが悪いのだわ」
 ブルームウィッチは憤慨しているが、遠巻きにしている森の花たちは不安そうにこの光景を見つめている。
「あの子、いつも、森に来ていた子よ、可哀想にね」
「誰か助けてあげられないの?」
「あの種族はいずれこうなるのだから、遅いか早いかの問題じゃない」
「うるさいのだわ! 静かに私の役に立ちなさい」
 低く言い合う声!が気に障ったのか、ブルームウィッチが大きな声を出す。すると花々は四方八方に逃げていった。ただ、スイレンの花たちだけが逃げもせず水辺に残り、木々の隙間から一部始終を見つめていた。

 新宿駅グランドターミナルでウィリアム・グラス(漂泊の吟遊詩人・g03295)はキングアーサーの妖精郷について語り出した。
「みんなのおかげでドラゴンの危機はひとまず去ったみたいだよ。でも、別の事件が起こっているみたいなんだ」
 ウィリアムは平和になったはずの妖精郷で森から戻らない人が増えていると言った。あちこちで勃発している行方不明事件だ。
「人々の意識を縛り連れ出しているのは植物型のクロノヴェーダだよ。ドラゴンの攻勢に危機を感じたのか、人……いや正確にはエルフと植物を融合させて新たなトループス級のクロノヴェーダを作りだし、配下を増産しようしているんだ」
 時間が経過すれば彼らは完全なクロノヴェーダになってしまう。その前に救い出して欲しいというのだ。

 今回はパラドクストレインが水郷の里のはずれまで進むことが出来る。
「時間は惜しいけれど森は広いから見当もつけずに人探しは大変だよ。だから、里の人たちに消えたトラーシュ少年や他の人たちのことを聞いて欲しい。それから森に入るのがいいんじゃないかな?」
 探している人たちはクロノヴェーダ化されているが、まだ定着はしていない。
「みんなが声をかけて人としての意識を取り戻してから撃破すれば、元の……エルフに戻すことが出来るはずだよ。でも、この場にはアヴァタール級の敵もいる。エルフの救出とアヴァタール級クロノヴェーダの敵の撃破、どっちもお願いしたいんだ」
 大変な事になると思うけど、でも……と、ウィリアムは言う。

「森の花たちも嫌な臭いを出したり、花粉でくしゃみや目のかゆみが出たりで小さかな邪魔をするかもしれないけど、心の底からクロノヴェーダを信奉しているわけでもないみたいなんだ。だから交渉次第ではこちらの味方になってくれるモノもいるかもしれないよ。これ以上、この里の人たちが悲しまないよう、なんとか助けて欲しい」
 お願いします、と、ウィリアムは言い帽子をとって深くお辞儀をした。

 水郷の里の人々は森に入ると戻らない人が出ることに心を痛めていた。
「トラーシュはまだなの?」
「さっき、籠だけはあったけど」
 小さな兄妹が大人たちにみつけた籠を差し出す。それはいつもトラーシュが持っているものだった。
「またエルフだけがもどってこないのか」
「こういう時、誰か助けてくれた人がいなかったかしら?」
 若い娘が言った。颯爽と現れ去って行ったもう顔も声も覚えていないけれど、優しい人たちがいたような気がする。
「うん、わしもじゃ。夢、ではなく本当のことならどんなにいいか」
 老人は籠の中のキノコや木の実を見て、うなだれたまま涙を流した。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【水源】
1
周囲に、清らかな川の流れを出現させる。この川からは、10秒間に「効果LVトン」の飲用可能な水をくみ上げる事が出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【現の夢】
1
周囲に眠りを誘う歌声が流れ、通常の生物は全て夢現の状態となり、直近の「効果LV×1時間」までの現実に起きた現実を夢だと思い込む。
【腐食】
1
周囲が腐食の霧に包まれる。霧はディアボロスが指定した「効果LV×10kg」の物品(生物やクロノ・オブジェクトは不可)だけを急激に腐食させていく。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【モブオーラ】
2
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【スーパーGPS】
3
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【過去視の道案内】
4
移動時、目的地へ向かう影が出現しディアボロスを案内してくれる世界となる。「効果LV×1日以内」に、現在地から目的に移動した人がいなければ影は発生しない。
【活性治癒】
2
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【温熱適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が、気温摂氏80度までの暑さなら快適に過ごせる世界に変わる。
【書物解読】
1
周囲の書物に、執筆者の残留思念が宿り、読むディアボロスに書物の知識を伝えてくれるようになる。効果LVが高くなる程、書物に書かれていない関連知識も得られる。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。

効果2

【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV6 / 【ガードアップ】LV2 / 【フィニッシュ】LV2 / 【反撃アップ】LV3 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【ドレイン】LV3 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

蒼深紅
 マスターの蒼深紅です。もうごめんなさい、水郷の里のみなさん。3回目の災厄です。
 今回は里のエルフだけが行方不明になり、森の奥でクロノヴェーダ化させられています。同じ里にこれが3回目になりますが、パラドクストレインで救出に向かっていただきたいと思います。

 流れとしましては、村で情報取集>森を探索>クロノヴェーダと戦闘です。
 クロノヴェーダはエルフが変化したヴァインビースト(なったばかり)とブルームウィッチ(ボス)が同じ場所にいます。また森の花たちもしぶしぶブルームウィッチに従ってディアボロス達に嫌がらせをしています。半分クロノヴェーダになっているエルフたちにも花たちにもディアボロスの魂の言葉が有効です。あなただけの言葉と行動でよりよい未来をつかみ取ってください。
52

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


バースィル・アシュラフ
他の世界でも我が民を配下に変えようとする不埒者がおったが…ここにもいるのか。
不愉快だ。被害を増やさぬためにも、早々に片付けねばな。
「警戒するなというのは無理かもしれんが…一刻を争うゆえ、問答はしたくない。消えた者について聞きたい」
どのような者か。見かけは?性別は?性格は?
消えたトラーシュという者や、消えた他のエルフの特徴、人となりを聞いて行こう。
何が意識を取り戻す一因となるか分からぬ。集めておくに越した事はない。
「まだ無事なエルフは?いるのであれば、我らが元凶を倒すまで人間が傍にいてやれ」
同じエルフでは共に行ってしまうやもしれぬが、人間ならば抑止力となるかもしれぬからな。

アドリブ歓迎
絡み歓迎


 水郷の里はまだドラゴンとその眷属に襲われたままの家や倉庫もあり、全てが元通りになっているわけではない。そして今回の失踪事件である。
「警戒するなというのは無理かもしれんが…一刻を争うゆえ、問答はしたくない。消えた者について聞きたい」
 里にやってきたバースィル・アシュラフ(焔陽の獅子王・g02196)は単刀直入に言った。バースィルがこの里に来たのは今回が初めてであったが、里の者たちは『顔も姿も覚えていないけれど、どこからか来てドラゴンを倒してくれた人々』のことを朧げに覚えていた。だから排他的な里ではあったが、バースィルのことはすんなりと受け入れた。彼の『他者に命令しなれている者の雰囲気』を感じ取ったのか、その申し出にも素直に従う。
「わかりました。行方のわからなくなった者たちをよく知る者を呼び集めますから、里で1番大きな家でお休みください」
「こちらです。どうぞ、どうぞ」
 数人が里のあちこちへと走り、残った者が先導してくれる。
「よかろう。案内するがいい」
 バースィルは機嫌よく1番大きな家に通され、1番いい席に座るよう促される。すぐに人が集まってきた。
「時が過ぎるのが惜しい。さっそく消えた者たちのことを教えてくれ。見かけは? 性別は?」
 矢継ぎばやにバースィルは聞く。質問されることに慣れていない里人の受け答えを要約すれば行方不明者は全てエルフの若者だということだった。性別は男が多いが女もいる。
「消えたトラーシュという者どうだ?」
「あの子もエルフの少年です。素直で機転のきく子です」
 トラーシュのいとこだという娘が言った。トラーシュも他の者たちもエルフの若者ということが以外にこれといった特徴はない。
「大義であったな。まだ無事なエルフの若者はいるか? いるのであれば、我らが元凶を倒すまで人間が傍にいてやれ」
 これ以上聞くこともないだとうと、早々にバースィルは里人の聴取を切り上げる。
「人間と一緒にいるのですか?」
 里人は不思議そうに聞く。
「そうだ。同じエルフでは共に行ってしまうやもしれぬが、人間ならば抑止力となるかもしれぬからな。何、そう長い時間ではない。我らが疾く憂いを払ってくる故にな」
 そう言って豪快に笑うと、バースィルは席を立つ。
「あ、あの、どちら?」
「森でクロノヴェーダ退治だ」
 豪奢な金髪が黄金の獅子のたてがみのように輝いていた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

ヴァイスハイト・エーレンフリート
ロイド(g00322)と共に

【目標】
話を聞く、何か情報を得る

【行動】
「また、妖精郷に足を踏み入れるとは思いもしませんでした」
先ずは、エルフ達と最近の状況を聞きましょう
「この妖精郷で何か異変がありませんでしか?」
こういう時の為の執事、お茶会でも開きながら話をしてもらいましょう
「こんな所で立ち話もなんですから、お茶を飲みつつお話をしましょう」
お茶を読み終えて席を立つエルフに、他のエルフを呼ぶように言います
些細な事でも情報さえ得れば十分な収穫でしょう
「何か、お話をしていただけるなら、お茶とお菓子をお出ししましょう」
勧めながら話を聞く
「エルフが拐われる話、とか行方不明になった場所を知りませんか?」


ロイド・テスタメント
主(g00112)と共に

【目標】
話を聞く、何か情報を得る

【行動】
「私もこの様な場所があるとは知りませんでした」
何故かお菓子やら、お茶会の道具を持ってこいと言われたので、主には考えがあるのでしょう
「此処でお茶会をする、のですか??」
呑気で、子供の頃は箱入りだった主の考えは読めないですね
命令となれば私は従うのみす
「分かりました。主の仰せのままに」
テーブルと椅子をお借りして、テーブルクロスを掛けてから準備します
軽食から焼き菓子を並べて、お茶をベストな温度のまま出します
「お代わりは如何ですか?」
メインは主、私はサポートに徹底してスムーズにお茶会が進むようにしましょう
「(常に美味しいモノを…主の為に)」


「あれ? お兄さんはスイレンを胸に挿していた人じゃない?」
 ヴァイスハイト・エーレンフリート(死を恐れぬ魔術師・g00112)とロイド・テスタメント(元無へ帰す暗殺者・g00322)が連れ立って水郷の里に入ると、目ざとく少女が見つけて近寄ってきた。
「私を覚えているのですか?」
 ヴァイスハイトが訊ねると少女は首を横に振った。
「覚えてなかったよ。でも、お兄さんのお顔を見たら思い出した。スイレンと一緒に来る人なんていないもん。なんで忘れていたのかなぁ?」
 少女は不思議そうに首を傾げる。
「私もまた、妖精郷に足を踏み入れるとは思いもしませんでした」
 にっこりと笑い、ヴァイスハイトの影のように背後に控えているロイドへと顔を向ける。
「私もこの様な場所があるとは知りませんでした」
 ロイドは控えめに周囲を見渡す。森を流れる大小さまざまな水の流れはこの里を源流としているらしく、あちこちに綺麗で澄んだ小さな水の流れがある。
「良い水ですね」
「え? わかるの? こっちの黒っぽいお兄さんは水に詳しいんだね」
「お茶に適した水かどうかしかわかりませんが」
 ロイドは静かに目を伏せる。
「こんな所で立ち話もなんですから、お茶を飲みつつお話をしましょう」
 にこやかにヴァイスハイトが言うが、少女からもロイドからも声が出ない。
「ん?」
 問いかけるようなヴァイスハイトの声と表情にようやくロイドは言葉を絞り出した。
「此処でお茶会をする、のですか??」
「そうですよ」
 こういう時のためにあなたという執事を連れてきたのではないですか。だから一番簡易な茶器セットもお茶菓子も持参してもらいましたよね。その時点で現場でお茶会をするのはわかっていましたよね、茶を淹れてくれるのがあなただということもわかっていましたよね? 的なことを集約したようなイイ笑顔でヴァイスハイトはロイドへにっこりと微笑む。
「分かりました。主の仰せのままに」
 ヴァイスハイトの気持ちをすべて理解したかどうかはわからないが、お茶会の開催が決まってしまえばなすべきことも決まってくる。ロイドはてきぱきと働いた。白いテーブルクロスを掛けたメインのテーブルにしっくりとくる椅子。そして持参してきたサンドイッチや焼き菓子を茶会のルールにのっとり陳列する。
「おや……久しぶりだね」
「えっと、そうだね、久しぶりの、外の人だね」
「お茶会かな? 珍しいね」
 特に宣伝をしなくても近くを通るエルフたちが三々五々、近寄ってくる。
「どうぞ、何かお話ししていただけるなら、お茶とお菓子をお出ししましょう」
 ヴァイスハイトが人々を誘う。
「珍しくておいしいお茶とお菓子だよ。でもお水はここの里の水なの。ねっ」
「はい。一緒に水を汲んでお茶に使いました」
 最初にヴァイスハイトとロイドと会った少女がちょこらんと座って、ロイドを見上げる。
「お代わりは如何ですか?」
「ありがとう、黒っぽいお兄さん」
 少女はニコニコしながらロイドのサーブでお茶を飲む。それを見ていた他のエルフたちも空いていた椅子に座り出した。皆にお茶もお菓子も十分行き渡った頃合いを見て、ヴァイスハイトはカップを置いて真剣な表情になった。ロイドも主の背後に立つ。
「エルフが拐われる話、とか行方不明になった場所を知りませんか?」
「それは……」
 大人たちの口は重い。重苦しい沈黙を破ったのもあの少女だった。
「よくわからないけど、白っぽいお兄さんも黒っぽいお兄さんもいい人だよ。だから話そうよ!」
「……そうだな。いや、わかっていたんだが、どうにも言いにくくて」
 一人の大人が言った。ここ数日で何人ものエルフの若者が森から戻ってこない。理由は全くわかってない
「でもね、最近甘い匂いがするの。花の香りみたいだけど、すごく甘くて気持ち悪いくらい。誰かの姿がないなーって時はいつもそういう嫌な匂いがするんだよね」
 少女は焼き菓子に手を伸ばしながらあっけらかんと言った。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!

レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒヒ。あっしはしがないウィザードでさぁ…。』
 
一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」

 他者との連携やアドリブOKです。
言動は三下ですが、実は演技で相手を油断させてからの攻撃が好きです。
演技が通じないとなると粗暴になり、一人称も「オレ」になります。

パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


火撫・穂垂
クロノヴェーダ……敵にも、色々いるんだね。
協力し合ってる……ってわけでもないんだ。

村人と接触してる人はたくさんいるみたいだから、そっちはお任せ。
ボクは、その情報をもとに、森に踏み込んでいこう。

泉の方、水源をうまくたどっていけるといいんだけど。
まぁ……邪魔もあるし、簡単にはいかないか。

……キミたちは、この森の住人なんだよね?
だったら、わかると思う。森の営みを無理に捻じ曲げる在り方が、どれだけ危険か。
そこで生まれた歪みが、また別の草木を歪ませ、やがて森全体を歪ませる。
いろんな命が織り上げている一つの森で、その綻びは無視できるものじゃないって。

止めなきゃいけない。……道、開けてくれるかな。


 水郷の里から流れる水をたどり火撫・穂垂(奉火・g00006)は森の奥を目指していた。時先案内人のウィリアム・グラス(漂泊の吟遊詩人・g03295)からの情報によれば、行方不明になったエルフたちがいる森の奥には泉がある。
「泉の方、水源をうまくたどっていけるといいんだけど」
 それは穂垂の希望であったが、だいたいこういう時には希望通りにはいかないものだとはわかっている。
「こ、ここから先には、い、行かないで!」
 可憐なラベンダーたちが現れた。花の部分がちょっとふわっとなっているが、ラベンダーには違いない。
「うっヒャアァァ! 本当に喋るお花さんでさぁ。あっしは初めて拝見いたしやしたよ」
 穂垂がラベンダー達に何か言う前に、斜め前の樹の影から長身の男が現れた。
「……誰?」
「つれねぇですなぁ、穂垂の嬢ちゃん。あっしだって同じパラドクストレインでここに来たディアボロスの仲間じゃねぇですか」
 綺麗な血色の瞳を持つドラゴニアンの男性、レオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)は笑顔を張り付かせて言った。その笑顔がちょっと怖かったのか、ラベンダーたちが一歩退く。けれどまだ逃げ出すまでには至らない。
「どうでもいいのです!」
「ここはとうせんぼう、です!」
「帰りやがれ、です!」
 ラベンダーたちはビビりながらも口々に穂垂とレオネオレに退去を要請しているが、どちらもそれを素直に聞くつもりはない。
「まぁ……邪魔もあるし、簡単にはいかないのはわかってたけど、そこから先を通さないってその先が目的地だってバレバレじゃないかな?」
穂垂の茶色の瞳がじーーーーーっとラベンダーたちを見据えている。
「賢いなぁ、穂垂の嬢ちゃん。じゃ、ちょーっとここラベンダーの姐さんたちを蹴散らして行きやしょうか?」
 はめたグローブの位置を微妙に修正しながらレオネオレが進み出る。けれどレオネオレに殺気はなく、本気でラベンダーたちを攻撃する気はないのだと穂垂はわかった。だから腕を横にあげてレオネオレを制止する。簡単にレオネオレは歩みを止めた。
「……キミたちは、この森の住人なんだよね? だったら、わかると思う。森の営みを無理に捻じ曲げる在り方が、どれだけ危険か。そこで生まれた歪みが、また別の草木を歪ませ、やがて森全体を歪ませる。いろんな命が織り上げている一つの森で、その綻びは無視できるものじゃないって」
 ラベンダーたちはシュンとなって聞いている。
「止めなきゃいけない……道、開けてくれるかな」
 穂垂が言うと、ラベンダーたちはさっと左右に退いて道を開けた。
「いい喋りっぷりじゃねーですかい」
 レオネオレの賛辞はどこまでが本気か穂垂にはよくわからない。
「ようやく足元に火がついてるの、わかってくれたのかな?」
 穂垂は先を急いだ。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!

バースィル・アシュラフ
妙な匂い…死人であっても良い気分ではないな。
これが聞いていた森の花々の邪魔とやらか。
「邪魔をするなら燃すぞ。一時でさえ今は惜しい。それとも、自身を焼かれてでも、その身を滅ぼしてでも奴らの手助けをするか?」
言葉を解すのだろう?
その覚悟を持ってして邪魔をするならば、容赦なく燃やしてやろう。
直接的にクロノヴェーダにがいされるのであれば、草花であっても守るべきものとして扱うが、我の邪魔をするのであれば別よな。

【過去視の道案内】で森に踏み入ったエルフの道案内をさせようか。
道中邪魔は入るやもしれぬが、その度に燃す事を言い、邪魔をし続けるなら本当に根ごと引っこ抜いて燃やしてやろうぞ。

絡み歓迎
アドリブ歓迎


緋薙・紅花
いや、もうこの郷どうなってるんですか
はや3回目の水郷の里…
トラーシュさんも巻き込まれ過ぎでは?
なんか原因ありそうなんですけどねー?
とりあえず紅花いきまーす(ちょっとへちょっとしてる

どうやらこの森にもスイレンさんがいるみたいですね
森のことは森に聞けってことでスイレンさんを探してみましょう
わたしのこと覚えているといいなー無理かなー
どちらにしても念のため【プラチナチケット】を使いながら
里の味方を称してスイレンさんから今の森の状況とかトラーシュさんのいる方向とかを聞きます
お礼は歌の一曲でも

妨害される前にすちゃっと駆け抜けましょう
駆け抜け無理そうなら≪高らかに謳い上げる戦いの意志≫で押し返していきますね


ヴァイスハイト・エーレンフリート
ロイド(g00322)と共に

【目標】
行方不明のエルフを見つける

【行動】
「また、また……あのスイレンに濡らされれてしまうのですね」
互いに知っている事が幸いですね
「あ、ロイド。申し訳ないのですが、これを持ってて下さい」
前にこのブートニエールで文句を言われてしまったので
個体は違うかもしれませんが、念のために
「こんにちは、スイレンの皆さん」
花粉くらいなら【結界術】でガード、濡らされたら……甘んじて濡れましょう
「エルフがとても甘い花の匂いと居なくなる、と聞いいたのですが知りませんか?」
いつもの様に視線は合わせます
「スイレン達の香りが消える程の匂いを出す元凶を倒したいのです」
プライドは高かった記憶が……?


ロイド・テスタメント
主(g00112)と共に

【目標】
行方不明のエルフ達を探す

【行動】
「そんな事があったのですね。何とも、気高いというかプライドのあるスイレンの花ですね」
改めて話を聞いて、率直な意見を言ってしまうので、花の前では考えてから話さないとなりませんね
「しかし、これは……」
主が魔術を使う時の媒体の1つ
「本当に、プライドだけは高嶺の花ですね」
ハンカチに包んで内ポケットに隠します
いや、主?
花粉飛ばされたり、びしょ濡れにされているのに大丈夫ですか??
「やり過ぎです、スイレンの花」
タオルで主を拭きつつ、スイレン達を睨むだけ
「主、連れて行くなら、これでお願いします」
スイレン柄のティーカップを差し出す
なんて難しい花だ!


カナト・ラウルス
またこの森に来ちゃったね…。
里の人が安心して暮らせる日々はいつ来るのかな。

森の植物は邪魔をしてくるんだね。うーん、どうしようかな?
とりあえず僕は水辺のスイレンさんを探してみよう。今回も僕のこと覚えてくれてるかなぁ?
スイレンさん達にエルフを森の中で見なかったか、見たならどこへ行ったのか、尋ねてみるよ。
それから…何か知ってることがあるなら隠さず教えて欲しいと頼んでみよう。
不安なことがあるなら、僕たちに任せて欲しいと安心させてあげたいな。

もし有力な情報が聞けたら【過去視の道案内】を使ってエルフの行き先が追跡可能か試してみるね。
なるべく早く見つけて、絶対に無事に連れて帰るからね…!


 里の人々から情報を聞き、その安全策まで授けたあと、バースィル・アシュラフ(焔陽の獅子王・g02196)は森に向かった。バースィルにとっては馴染みのない森であったが、その足取りはいささかのためらいもない。
「すべての道は我が王都へと続く。我が望めば開かぬ扉もたどり着けぬ場所もない」
 なんとなくあちこちを走る小さな水の流れや木々の配置で道なき道も見えてくる、ような気がしなくもない。
「しかし、この匂いは不愉快だ」
 バースィルが睨むと、そこにラベンダーたちが数輪身を寄せ合って震えていた。
「ほら、やっぱり見つかったよ」
「そりゃ、こうして匂いをだしているんだからわかるって」
「でも、でも……」
「ええい! うるさいぞ!」
 バースィルは身を低くかがめてラベンダーたちをわざときつめに睨みつけた。
「邪魔をするなら燃すぞ。一時でさえ今は惜しい。それとも、自身を焼かれてでも、その身を滅ぼしてでも奴らの手助けをするか?」
 ん? と、バースィルはラベンダーたちの出方をうかがう。
 
「あ、ロイド。申し訳ないのですが、これを持ってて下さい」
 森に入るとすぐにヴァイスハイト・エーレンフリート(死を恐れぬ魔術師・g00112)はいつも身に着けているブートニエールを外してロイド・テスタメント(元無へ帰す暗殺者・g00322)に手渡した。
「しかし、これは……」
 手を伸ばしかけたロイドは一瞬、止まる。主の顔は苦笑のような困ったような、複雑な表情だ。事情はだいたい知っているロイドは聞き返さない。
「本当に、プライドだけは高嶺の花ですね」
「そういう存在だと受け入れるしかありませんからね」
 ヴァイスハイトは確かな足取りで森をゆく。すぐに以前来たことがある水辺に出た。水辺にはスイレンたちが草の影からそっとこちらをのぞいている。
「あらまたヒトだわ……以前にもここに来た、えっと」
 赤い花のスイレンは顔を揺らして思い出そうとしている。
「そうよ、ヴァイスハイトだわ。私をまたその胸に挿してくれるのかしら? 感心じゃないの。今日はそこに花がないわ」
 白い花のスイレンは草の影から飛び出して、いつものように目線を合わせようと身をかがめたヴァイスハイトの手に飛び乗った。もちろんその手はびしょぬれだ。
「主」
 思わず駆け寄ろうとしたロイドをヴァイスハイトは低く出した逆の手で押しとどめる。
「こんにちは、スイレンの皆さん。エルフがとても甘い花の匂いとともに居なくなる、と聞いたのですが知りませんか?」
「知ってるわ。私をまたその胸に挿すのなら案内してあげる!」
「え、あなたまでやめなさいよ。あれに見つかったら踏みつけられて引きちぎられるわ」
 白い花のスイレンの即答に赤い花のスイレンはびっくりしたように花を揺らす。
「それは嫌だわ。うん、やめるわ」
 白いスイレンはすぐに意見を変えて水辺に戻ろうとする。
「スイレン達の香りが消える程の匂いを出す元凶を倒したいのです」
 ヴァイスハイトは花たちの心をくすぐるような言葉を言った。
「倒してくれるなら案内するわ」
 白い花のスイレンはもう一度ヴァイスハイトの手に戻り、さらなる高みへと根を伸ばした。しかし、それをロイドの手が遮る。
「やり過ぎです、スイレンの花」
 綺麗なタオルでヴァイスハイトの手を拭き、スーツの袖口がこれ以上濡らされないよう制止した。
「主、このスイレンを連れて行くなら、これでお願いします」
ロイドはどこからともなくティーカップをヴァイスハイトに差し出した。繊細なスイレンの花が描かれているカップだ。
「嫌よ! 花のあるべき場所は紳士の左胸と決まっているのよ!」
「それでは主のスーツが濡れてしまうではありませんか。それは紳士の装いとは言えません」
「……ま、まぁまぁ」
 どこからどうとりなしたらいいのか、ヴァイスハイトでも戸惑うことがある。
「そういえば、青いスイレンさんは?」
「あーあの子も行ってしまったのよ。別なヒトと一緒ににね」
 赤い花はため息まじり風にヴァイスハイトに言った。

 青い花のスイレンはカナト・ラウルス(桜華狂咲・g00321)と一緒に森の奥を歩いていた。
「僕のことを覚えてくれていてありがとう。おかげで助かったよ」
 やはりカナトは走るかのように森を進む。前回よりも早く移動できるのはカナトの手に青い花のスイレンがいて、細かく道案内をしてくれるからだろう。ちなみにカナトの胸にも花の飾りがついているが、青い花のスイレンはそこを明け渡せとは言っていない。
「スイレンさん達がエルフを森で見ているんだよね」
 カナトは足元に注意しながらも話しかける。
「えぇ。若いエルフばかりだったけど、森の奥に向かってフラフラと歩いていたわ」
「今、僕達が向かっている方に行ったんだよね」
「そうよ」
 青い花のスイレンは聞けば答えてくれるが進んで話をしてくれるわけではない。
「何か知っていることがあるなら隠さず教えてくれないかな? 不安なことがあるなら、僕達に任せて欲しいんだ。スイレンさんたちには安心して綺麗な花を咲かせていて欲しいから」
「カナト……実は」
 青い花のスイレンがカナトへ向き直る。その時、なにやら先で騒ぎが聞こえてきた。
「なんだろう、森の奥で」
「さぁ?」
 
 カナトと青い花のスイレンの向かっていた先では、ラベンダーたちが大騒ぎをしていた。
「だから! この先はだめ!」
「だめだめだめ!」
「そういうわけにはいかないんです。エルフたちの命がかかっているんです。お願いだから、道を開けてください」
 緋薙・紅花(サージェナイト・g03888)が顔の前で両手を合わせてぺこっと頭をさげ、そのままの姿勢でラベンダーたちを見る。しかし、ラベンダーたちの意志は固くとおせんぼうを続けている。
「もう蹴散らしちゃえば?」
「ラベンダーって群れてないと意味ないっていうか」
「香りしかない地味な花っていうか」
「やっちゃえ、紅花!」
 紅花の持つ浅い水槽のような入れ物の中に入った薄紅色で大輪のスイレンたちが口々に言う。
「あの、皆さんには道だけ教えてくれたらよかったんですよ。何も危険な森の奥に一緒に来なくても……」
 紅花はさりげなく困ってるんだということをスイレンたちに伝えてみる。
「それで紅花が迷子になったら困るじゃない」
「エルフたち、可愛そうだから早く助けて欲しいのよ」
「あいつも倒して欲しいし」
「ついでにラベンダーたちも倒しちゃえ!」
 しかし紅花の気持ちはまったくスイレンたちに伝わらない。ただ、最初からスイレンたちは紅花を好きでいてくれた。その気持ちには最大限応えたいと思っている。
「ならば我が滅ぼしてやろうか」
 紅花ではない男性の覇気ある声に皆の注目が集まる。バースィルが木々を押しのけ現れた。
「言葉を解すのだろう? その覚悟を持ってして邪魔をするならば、容赦なく燃やしてやろう」
 ラベンダーたちが震えあがる。
「だって、だって」
「あの方が邪魔をしろって」
「逆らったら消されてしまうわ」
 ラベンダーたちがゆらゆら揺れる。
「やっぱり脅かされていたんですか」
 紅花にはこのラベンダーたちを悪い花だと思えなかった。弱い立場であればクロノヴェーダに逆らえなくても仕方がない。
「あの……」
 気が付くと紅花はバースィルからラベンダーたちを守るような位置に移動していた。
「このラベンダーたちを燃やさないでください」
「直接的にクロノヴェーダに害されるのであれば、草花であっても守るべきものとして扱うが、我の邪魔をするのであれば別よな。どちらだ?」
 バースィルは紅花を見つめ、その奥にいるラベンダーたちをじろりと見る。
「守られます!」
「この先です」
「でもまだ遠いです!」
 ラベンダーたちが口々に言う。
「あら、素直ね」
「早く紅花が引っこ抜いちゃえばよかったのに」
「スイレンさん、スイレンさん、綺麗なのに言う言葉が物騒ですよ」
 紅花がスイレンたちに文句を言っていると、別の方角からカナトと青い花のスイレンが走ってきた。
「だ、大丈夫? 何かあった?」
「もう大丈夫です。なんとかなりました」
 カナトを見知っている紅花が顛末を短く話す。
「カナトと紅花、二人ともスイレンを持っているが、それは案内する者として適任か?」
 花を持たないバースィルが二人に尋ねる。
「目的地を知っていると言っています」
 紅花が言うと、水槽のスイレンたちも口々に賛同する。
「そうか、我としてはここで影を案内人にすることも考えたのだが」
「あ、それは僕も試してみる価値があると思った」
 バースィルだけではなく、カナトも同じことを思っていたようだ。
「それなら私に異存はありません。でも、どうせならあの二人とも一緒にいきませんか? あの人たちもディアボロスですから」
 紅花はクスッと笑いながらカナトともバースィルとも違う方角から近寄ってくるディアボロスたちを手で示す。
「だから! カップはお茶を飲むもので、花の居場所じゃないのよ」
「ならば根を切り水気を拭きましょうか。それなら主の服は濡れません」
「まースイレンを殺す気?」
「僕の意見も聞いて欲しいな」
 姿は見えないけれど白い花のスイレンとロイド、そしてヴァイスハイトの声がまず聞こえる。
「白い花のスイレンも来たんだ」
「僕が誘った時には絶対に行かないっていったのにね」
 カナトは苦笑するが、白い花のスイレンには待ち人がいたのかと思えば仕方がない。
「賑やかそうではないか」
 バースィル鷹揚に言った。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【過去視の道案内】がLV3になった!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【スーパーGPS】がLV2になった!
【腐食】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV5になった!
【反撃アップ】がLV2になった!

火撫・穂垂
彼らをあるべき姿に戻すにしたって、黙って見ているつもりはないんでしょ?
どうせ、悪い火は元から消さないとダメなんだ。
しばらく、ボクの相手、してもらうよ。

すごい風。
でも、ここは森の中。木々が、風の流れを示してくれる。遮蔽にすることだってできる。
森の形をよく見て、風の流れを見極める。そんな見た目なのに、自然と調和するってこと、何もわかってないんだね。

惑火を放って、木々の隙間から覗かせる。
さぁ、ボクはどこかな。あっちこっちから、『気配』を覗かせて。
惑わせたところで、一気に近づいて、刈る。

倒せなくたっていいよ。ボクはただの時間稼ぎ。
のらりくらり、やらせてもらおっかな。


 エルフと同化したばかりのヴァインビーストはまだ苦しみのたうち回っている。
「やーね。まだ安定しないの? たかがトループス級にもスッとなれないなんて、だめね」
 ブルームウィッチは不愉快そうに口元を歪ませ、ヴァインビーストを見下ろしている。
「もたもたしているから邪魔者まで来たじゃない」
 ブルームウィッチは木々を抜けて現れたディアボロス達にうんざりしながら向き直った。
「彼らをあるべき姿に戻すにしたって、黙って見ているつもりはないんでしょ? どうせ、悪い火は元から消さないとダメなんだ。しばらく、ボクの相手、してもらうよ」
 他のディアボロス達が苦しむヴァインビーストたちへと向かうなか、火撫・穂垂(奉火・g00006)はブルームウィッチと対峙する。
「ふんっ、こんな小娘に私の相手が務まるのかしら? 役者不足じゃないの?」
「もしかして自分は強いとか勘違いしてる?」
 舌戦では穂垂も負けてはいない。普段はそれほど言葉がスラスラと出てくるタイプではないけれど、今は時間を稼ぎたい。
「いいわよ、何かするなら暇つぶしに見てあげるわ」
 ブルームウィッチは完全に穂垂を格下扱いし、ナメている。
「ふわり、ふわり」
 ゆっくりと穂垂が木々の向こうに姿を消しても追うこともしない。
「なぁに? どんな手妻を見せてくれるの?」
 馬鹿にしきったようなブルームウィッチの視界に蛍火のような小さな光が森の奥の暗がりで淡く灯る。ブルームウィッチはその小さな光をもっとよく見ようと思ったのか、身を乗り出した。その時、全く予想外の方角から鋭い弧を描いて巨釜が飛来した。それはざっくりとブルームウィッチの足を切断せんとするような勢いで斬りつけ、飛び去る。
「ぎゃああっ!」
 耳に不愉快な悲鳴をあげたブルームウィッチが反射的に棘のある鞭を振るう。突然、暴風が巻き起こり、樹も枝も穂垂の炎も髪飾りも吹き飛ばした。けれど穂垂は飛ばされない。
「この、よくもこの私に傷をつけたな!」
 余裕ぶっていたブルームウィッチが血走ったようなまなざしを穂垂に向ける。黒髪を風になびかせながら、穂垂はすっすーっと立ち位置を微調整すると、風はそれほど強く当たってこなくなる。
「ここは森の中。風の流れを見極めればこんな攻撃怖くないよ。そんな見た目なのに、自然と調和するってこと、何もわかってないんだね」
 余裕しゃくしゃくなのは穂垂でブルームウィッチが劣勢だ。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【現の夢】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!

バースィル・アシュラフ
「お前がトラーシュか。随分と元の姿とはかけ離れた姿になったものよな。話を聞いてなければ分からぬわ」
頭のいい若者とは聞いたが、その様子は欠片もないな。
全く、我が民をこのような姿に変えるとは、許せぬことだ。
だが、罰を与える前に元に戻さねばならぬな。

「聞こえているか。理解出来なくても構わぬ。聞け、我が民トラーシュよ」
行方不明扱いになっている事、村人や従姉妹が心配している事、帰りを待っている事を伝えよう。
名前はその人の縁ともなるもの。しっかりと呼ぶ。
「お前の従姉妹とやらが帰りを待っておる。その姿では帰れなかろう」
【獅子王の威光】で余分な蔦やら何やらを纏めて消してしまおうぞ。

アドリブ歓迎
絡み歓迎


緋薙・紅花
スイレンさん、綺麗なのにこんなに物騒とは(汗)
ま、まぁ次はスイレンさんのご期待に添えて
バッチリ引っこ抜いて……いえ、燃やしましょう!

≪血筋に眠る退魔の炎≫
周辺に21個の炎を展開
臨機応変に使っていきましょう
ちなみに間違って延焼しても消せるので安心してくださいね!

基本的に炎は分散したままで
味方の周りを大きく旋回させながら炎の盾に
ヴァインビーストの攻撃方法なら
どれが来ても怯ませる程度はできるはず!
直撃を防げたら最高ですね

攻撃の際は見つけた隙へ炎を連続して叩き込みます!
あまり燃やしすぎると中にいるかも?なトラーシュさんたちが火傷しそうです
周りの植物だけを燃やすように意識して
危ないと思ったらすぐ消火です


カナト・ラウルス
スイレンさんの道案内でスムーズに辿り着けた気がするよ。
ありがとう。
あとは僕達に任せてね。

これが…もしかしてトラーシュたち、なのかな?
こんな姿にエルフを変えるなんて…。
待ってて…ディアボロスのみんなの力があればきっと助かるよ。

なるほど、紅花のパラドクスは炎なんだね。
【リピートベイン】を使い、紅花の力を少し貸してもらうよ。
敵の蔦は炎で焼き払い、拘束されないように対応。
【風使い】で風向きを読んで火を放つ方向を見極めたいな。
味方と連携し、隙を探って攻撃をしていこう。

苦しいだろうけど負けないでね。
里にはみんなの帰りを待ってる人がいるよね?
思い出して。
そして、戻りたいという気持ちを諦めないで…!


ヴァイスハイト・エーレンフリート
ロイド(g00322)と共に

【目標】
ヴァインビーストからエルフへ戻す

【戦闘】
「こういう時の為のロイド、でしょう?」
リヒテンに【騎乗】して、スイレンの花も守りましょう
危なくとも、このスイレンの花は証人として約束を果たす場面を見ていただきます
「さぁ、その綺麗な花を散らさぬ様にしてて下さい」
守ります、エルフも花たちも
「帰りましょう?森には友である花たち、そしてずっと共に生きている家族や一族の皆さんがいます」
パラドクスで駆け抜けます
「そして、変わらぬ森を愛しているのは、貴方達だけです。このスイレンの花は答えてくれました」
散らしてはならない、絶対に守ります
だから、軍人になったのです!
「おかえりなさい」


ロイド・テスタメント
主(g00112)と共に

【目標】
ヴァインビーストからエルフを戻す

【戦闘】
「しかし、それではそのスイレンの花が……」
言っても無駄、でしょうが念のために聞きます
「分かりました。この身を挺して、主の為に戦いましょう」
この身に刻まれた【暗殺】者としての【戦闘知識】と、生き残った【幸運】を使いましょう
「何がエルフだ!そのざまで、誇りは無いのか?」
攻撃は『下弦の月』で【フェイント】を交えて回避し、『Schlüssel』で攻撃だ
主が危険なら身を挺して守りましょう
「悪いが主の為に生きている身でな!傷付けさせん!」
パラドクスで素早く攻撃だ
「元の己を思い出せ。エルフとはそんな事で終わる身なのか?」
里の水を差し出す


 ブルームウィッチは火撫・穂垂(奉火・g00006)と戦っていてこちら邪魔が出来る余裕はない。
「あの者は良い働きをする。あとで褒めてとらすとしよう。だが、今は我が民の処遇が先よ」
 バースィル・アシュラフ(焔陽の獅子王・g02196)は不完全な融合に苦しみのたうつヴァインビーストたちを下ろした。
「全く、我が民をこのような姿に変えるとは、許せぬことだ」
 バースィルはきついまなざしを遠くで戦うブルームウィッチへと向け、不愉快そうにヴァインビーストたちへと視線を戻す。
「だが、あやつに罰を与える前にこやつらを元に戻さねばならぬな」
 バースィルは王らしい王だが、王は為政者であり民の守護者であると知っている。そして、遂行すべき物事の順序も間違えはしない。
 無双馬『リヒテン』に乗ったヴァイスハイト・エーレンフリート(死を恐れぬ魔術師・g00112)も飛び込んできた。その左胸には誇らしげに白い花のスイレンが挿してある。
「さぁ、ここからは戦場です。その綺麗な花を散らさぬ様にして見届けていて下さい」
「しかし、それではそのスイレンの花が……」
「わかったわ」 
 白い花のスイレンは素直に言う。花の身体と根は主の服を濡らしたくないロイド・テスタメント(元無へ帰す暗殺者・g00322)が処理をしていて、水漏れはしていない。
「こういう時の為のロイド、でしょう?」
 ヴァイスハイトの言葉は全幅の信頼と同じ意味だ。だからもうロイドには何も言えない。
「分かりました。この身を挺して、主の為に戦いましょう」
 ロイドの雰囲気がガラリと変わる。
「何がエルフだ! そのざまで、誇りは無いのか?」
 苦しそうにのたうつヴァインビースト達へと厳しい口調で叱咤し走る。手にはもう『下弦の月』と『Schlüssel』がある。
「帰りましょう? 森には友である花たち、そしてずっと共に生きている家族や一族の皆さんがいます」
 ヴァイスハイトは『リヒテン』に騎乗したまま漆黒の十文字槍をヴァインビースト達に振るい、その間隙を縫ったロイドが死角から致命傷にもなりうる強烈な一撃を放つ。ヴァインビーストたちはよろよろと牙のような蔦を伸ばすが、どれもヴァイスハイトもロイドも捉えられない。
「聞こえているか。理解出来なくても構わぬ。聞け、我が民トラーシュよ」
 バースィルの覇気のある声に、しかし、ヴァイスハイトやロイドの攻撃を受けていないトラーシュは苦し紛れのように襲い掛かった。
「バースィルさん、動かないでください」
 緋薙・紅花(サージェナイト・g03888)のよく通る声がした。
「紅花か、許す」
 声がした方を見もせずバースィルはその場に留まり動かない。トラーシュであったヴァインビーストが飛びかかってきても、だ。
「緋は火なりて。有り得ざるを薙ぎ、この世のものを和ぐ、炎よ」
 たくさんの退魔の色の燃える炎がトラーシュだったモノへと襲い掛かる。バースィルにその前肢が届くことなく燃え上がり、奇怪な悲鳴をあげて地面を転がる。紅花は注意深く炎を操作し、トラーシュを覆うヴァインビーストの部分だけを焼いている。それでも中にいるトラーシュのことが心配でたまらない。
「火傷しそうですか?」
 紅花反撃する余裕もないトラーシュを取り込んだヴァインビーストをのぞき込むが、怪我や火傷はしていいないようだ。ホッとしていると、一緒にここまでやってきた仲間がもう1人、姿を現す。
「これが……もしかしてトラーシュたち、なのかな? こんな姿にエルフを変えるなんて……待ってて、ディアボロスのみんなの力があればきっと助かるよ」
 道案内をしてくれた青い花のスイレンを安全な場所に隠してきたカナト・ラウルス(桜華狂咲・g00321)が一番遅かった。遠くでブルームウィッチと戦う穂垂の姿があり、近場ではヴァインビースト達が倒れている。その中でもトラーシュと融合しつつあるヴァインビーストのダメージが一番ひどい。
「なるほど、紅花のパラドクスは炎なんだね。少しだけ貸してもらうよ」
「わかりました。わたしのヒナギ、使ってください」
 カナトの言葉に紅花は快諾する。退魔の色をした無数の炎がカナトの周囲にも出現した。その炎を風を読んで飛ばす。トラーシュを閉じ込めていたようなヴァインビーストの部分が燃えてトラーシュの身体が見えてくる。
「里にはみんなの帰りを待ってる人がいるよね? 思い出して。そして、戻りたいという気持ちを諦めないで……!」
 カナトの言葉が届いたのか、のたうつトラーシュの動きが止まる。
「平伏せよ。礼拝せよ。王の御前である。不敬者よ、従わぬ者よ。我が威光を持って貴様らを罰しよう。己の愚罪を贖うが良い!」
 バースィルの王としての威光が形となり太陽の様な光が敵の全てを焼き尽くす。
「お前の従姉妹とやらが帰りを待っておる。その姿では帰れなかろう」
 トラーシュの上半身がヴァインビーストの蔦から完全に開放され、露わになった。
「元の己を思い出せ。エルフとはそんな事で終わる身なのか?」
 ロイドは水郷の里から持参してきた水を差し出す。それはこの森を潤す源泉から汲んだ水だった。彼らエルフが生まれた時から今まで、生きる全てで使ってきた水だ。
「さ……と、のみ……ず、だ」
 ごくりと喉をならし、トラーシュがロイドの手から飲もうとする。
「失敬」
 ロイドは改めて水筒からカップに水を注ぎ、それをトラーシュへと差し出した。もちろん、それはスイレンの花が描かれたカップだ。
「水、だ」
 ずるりとトラーシュの身体のまわりからヴァインビーストを形作っていた奇怪な植物の大半がずるりと落ちた。そこにいたのは、まだ少し植物に覆われていたけれど、ズタボロの服を着たエルフの少年、トラーシュだった。
「おかえりなさい」
 無双馬『リヒテン』を降りたヴァイスハイトがトラーシュに手を差し伸べた。
 トラーシュも、そして他のエルフたちも正気を取り戻し、ヴァインビーストは全てがエルフと引き剥がされて消滅した。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【温熱適応】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【過去視の道案内】がLV4になった!
【スーパーGPS】がLV3になった!
【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【反撃アップ】がLV3になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!

レオネオレ・カルメラルメルカ
『イヒヒヒ。あっしはしがないウィザードでさぁ…。』
 
一人称は「あっし」
二人称は年上・同年代「(名前)のダンナ(姐サン)」
年下「(名前)の坊っちゃん(お嬢ちゃん)」

 他者との連携やアドリブOKです。
言動は三下ですが演技であり、相手を油断させてからの攻撃が好きです。
演技が通じないとなると粗暴になり、一人称も「オレ」になります。

パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。

あとはおまかせ。よろしくおねがいします!


「穂垂の嬢ちゃん、さすがじゃねーですかい」
 レオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)は一人でブルームウィッチに立ち向かう火撫・穂垂(奉火・g00006)の姿を感心している。ブルームウィッチはここらを仕切る元締めみたいなアヴァタール級だ。まともにやりあえば双方に損害が出るだろうに、穂垂は森の地形を巧みに使い、ブルームウィッチを翻弄している。とても若い者がする戦術ではない。もっと老獪な誰かが穂垂の師匠なのかもしれない。
「おっと、ついつい他人の背後まで気になっちまうのは、あっしの悪い癖でさぁ。さぁて、こうして見物しているだけじゃ、あとで嬢ちゃんに叱られちまう。そろそろ見物料でも支払うといたしやしょうかね」
 レオネオレはにやりと笑う。
「サファー、グリーフ、リグレット」
 十指に結んだ魔力の糸が動き出す、その糸は人形を踊り狂ったような予測のつかない動きをさせ、連続で攻撃を仕掛けていく。
「なに? そんな場所にも敵がいたのか?」
 すっかり穂垂にばかり気を取られていたブルームウィッチは今のいままでレオネオレの存在に気が付かなかった。
「イヒヒヒ。あっしはしがないウィザードでさぁ。クロノヴェーダさんが気が付かなくても仕方ないこってすよ」
 ニヤニヤした笑いはブルームウィッチの怒りを呼ぶ。
「不愉快ね、死になさい!」
 ブルームウィッチの身体に咲いた花たちから強烈な呪毒の花粉が解き放たれる。
「おっと、いけねぇ」
 レオネオレが後に飛びのいた。
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

リコレット・ルナリシア
●アドリブ描写歓迎します
●セリフ盛り込み歓迎です!


リコレットは鏡使いのサキュバス
植物型のような相手の姿に、パラドクス『ブルームカース』を見て新たなパラドクスを思いつきます。
体の動けぬ樹木にする事ができるのではないかと

ブルームウィッチの「ブルームカース」に対し、パラドクス「リピートベイン『魔精の矢』」を使うことで、足止めします
エフェクトは【命中アップ】を重視して、攻撃を命中させることに専念します

他のディアボロスと連携して戦える場合は、可能ならば援護します
勝利のため、ある程度のダメージはやむを得ないものとしますが、他のディアボロスを不利にするような行動はしません

あとはおまかせ!宜しくお願いします!


バースィル・アシュラフ
我が民は返してもらったぞ。
さぞかし悔しかろう?腹立たしいであろうな?
「だが、それ以上に民を害された我は不愉快よ」
鞭には鞭を、黒一閃で相手をしてやろう。
細いからといって侮るではないぞ?貴様を切り裂く鋭い一迅となるゆえに。
風については吹き飛ばされぬように踏ん張りつつ、【其の命は誰が為に有る】を発動しよう。
我が民の希望を象った英霊よ、我が民の敵を屠るが良い。
「熱を感じる事で種を飛ばす植物もあるそうだ。貴様の種を飛ばすわけにはいかぬ」
まぁ、軽口の類だ。
もしも飛んだら不愉快度が増すと考えた事もあるが、何よりは民の、エルフの希望を象る事で正義と悪の形を明確にしたかっただけよな。

アドリブ歓迎
絡み歓迎


 レオネオレ・カルメラルメルカ(陰竜・g03846)を攻撃するブルームウィッチを見てリコレット・ルナリシア(藍色の君【泣き虫リコレット】・g00260)は新しいパラドクスの使い方を閃いた。
「そうだ。相手も植物だけど動けない樹木にするのはいいアイデアだよね」
 ひらめきはすぐに試してみるに限る、とリコレットは決意し力に集中する。目標は目の前にいるアヴァタール級クロノヴェーダ、ブルームウィッチ。そしてまだリコレットには気がついてもいない。
「リピートオン――――。開放します。樹木の精霊よ、ボクの呼びかけに応えて! 『魔精の矢』」
 リコレットが持つ大きな鏡に映る長弓から呪毒を帯びた矢がブルームウィッチへと放たれる。
「何よ、この矢は」
 ブルームウィッチの足先にリコレットの矢が突き刺さった。ブルームウィッチは足を動かすが矢は外れない。蔓でも抜けない。そして足は全く別の硬い植物の皮へと変貌する。リコレットへの反撃もない。
「動けない? どうして」
 必死に全身の蔓をやみくもに動かすが、矢は外れず足も地面に縫い止められたかのように動かない。
「我が民は返してもらったぞ」
 バースィル・アシュラフ(焔陽の獅子王・g02196)は全方向へとしなるブルームウィッチの蔓を黒一閃で払いのけると、向かい風に立ちはだかるように足を踏みしめた。
「過去の英霊よ。今は亡き其方らへと傲慢に厳命しよう。暫しの目覚めにより、その力を振るえ。敵を屠れ。これは王の命である」
 赤いマントをひるがえした金色の冠をいただく英霊が喚びだされた。その者は光輝く剣を抜き放つ。
「我が民の敵を屠るが良い」
 その意を得たとばかりに英霊はブルームウィッチへと跳び、そして剣を大胆に斜め上から振りかぶり、叩き落す。
「あああぁぁぁ!」
 蔓も花も一刀両断にされたブルームウィッチが悲鳴をあげ、よろよろと後ろへ退く。
「よ、よくも……」
 ブルームウィッチは自分の流した血のような液にまみれながらも、棘の付いた鞭を振る。猛然と風が竜巻となってバースィルを襲うがバースィルは飛ばされない。
「何故だ! なぜ飛ばないの! 何故ひれ伏さないの!」
 叫ぶブルームウィッチをバースィルは余裕の笑みを浮かべながら王者の瞳で睥睨する。
「さぞかし悔しかろう? 腹立たしいであろうな? だが、それ以上に民を害された我は不愉快よ」
 バースィルはついっ視線だけで後方に立つ少女を促す。
「その方もこやつを懲らしめんと来たのであろう。幼い身で大義である。我が許す。存分に奮戦するがいい」
「うん、ありがとう、王様。ボクももっと戦えるよ」
 リコレットは青い瞳をバースィルへ向け、すぐにブルームウィッチへと視線を戻す。
 敵はまだ生きている。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【植物活性】LV1が発生!
【書物解読】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV2になった!
【命中アップ】がLV3になった!

ヴァイスハイト・エーレンフリート
ロイド(g00322)と共に

【目標】
ブルームウィッチの殲滅

【戦闘】
「貴方が元凶、ですか」
スイレンの花に少し話します
「ここから戦いは激しくなります。それでも、そこで見ていますか?」
エルフ達と共に森へ逃げる選択もあります
100%安全な場所ではないですが、着いて来るなら全力で守ります
「それならば、私は全力で守りましょう」
パラドクス使用、【投擲】で投げて鞭を切り裂いて差し上げます
「ドラゴンと戦うのに、エルフ達や花たちを巻き込むのは許せません」
攻撃はリヒテンに騎乗したまま、回避してもらいましょう
「さようなら……」

スイレンの花、ありがとうございます
寂しいですが、たまに遊びに来ますね
今度はお茶会もしましょう


ロイド・テスタメント
主(g00112)と共に

【目標】
ブルームウィッチの殲滅

【戦闘】
「……もう、何も言いません。貴方は素晴らしいスイレンの花です」
『下弦の月』で攻撃します
主を守るためなら、多少の負傷は気にせずに戦います
「傷付けはさせぬ、主を守るためならばこの命を投げ捨てても構わない!!」
ブルームウィッチの動きを観察して、見極めたらパラドクスを使用する
「それと、その腕を動かさなければ……風も起こせぬだろ?」
『malédiction』から鋼糸を放ち、腕に絡めて動かせぬ様に
攻撃出来ず、隙が出来ればば十分だ
「灰塵に帰せ!」

そのお茶会の準備をするのは私、なのですが……
飲み物は、エルフの里の水で良いのですか?
では、また来ます


カナト・ラウルス
僕はお花は好きだけど…君はちょっと論外。
この森のためにも有害な雑草は綺麗に抜いておかないとね。
燃やす…?じゃあ僕は刻む係で。

パラドクスを使い上方から敵を攻撃。
紅花の攻撃をサポートするね。
【飛翔】も駆使して予想外の方向から攻撃できたらいいな。
敵の攻撃は【風使い】で風向きを読んで防ぐか【活性治癒】の力を使い我慢。

紅花の合図を確認したら敵の注意をこちらに引きつけるように誘導するよ。
もー、僕を囮にするとか紅花もいい根性してない?
でもそういうのも信頼されてる感じがして、ちょっと嬉しいかも。
隙が見えたら紅花の攻撃と合わせるように敵に急接近し、その勢いで一気に決めちゃおう。
これでお料理完成、だね!


緋薙・紅花
うーん…ここはカナトさんに全力同意
「そうですね。抜いちゃいますか。あ、燃やします?」
毒草は排除しないと!

≪紅花さんのお料理教室≫で
拳に退魔の炎を纏わせて超連打攻撃!
そっちが魔力の弾丸ならこっちは炎&闘気で撃ち合いです!
出来れば炎や攻撃の衝撃波で花粉もまとめて吹き飛ばしできたらなー的な

カナトさんに合図を送りつつ挑発
「えっ、カナトさんみたいなイケメンから目を逸らすなんて、迂闊では?」
カナトさんに一瞬囮になってもらって懐まで一気に踏み込む
「あはは、すみません勝手に」
とか笑い合いつつ
カナトさんの接近に合わせて至近距離からの炎の拳超連打!
カナトさん、トドメはお任せしました!
ええ、イケメンは目の保養です!


 ブルームウィッチはまだ生きている。
「僕はお花は好きだけど……君はちょっと論外」
 カナト・ラウルス(桜華狂咲・g00321)はブルームウィッチを見て正直な感想を述べる。花にしては凶悪で性悪で植物の範疇に入れたくもない。
「うーん……ここはカナトさんに全力同意」
 緋薙・紅花(サージェナイト・g03888)はこくこくとうなずく。毒花の悪意ある擬人化のようなブルームウィッチの姿はどうにも存在を許せない、と、紅花も思う。
「この森のためにも有害な雑草は綺麗に抜いておかないとね」
「そうですね。抜いちゃいますか。あ、燃やします?」
 どちらかといえば、紅花は抜くよりも燃やす方が得意ではあるし、炎の扱いにも長けている。
「燃やす……? じゃあ僕は刻む係で」
 この短い会話だけだが、2人の間で意思の疎通と大まかな作戦が共有されてゆく。

 ヴァイスハイト・エーレンフリート(死を恐れぬ魔術師・g00112)は左胸で誇らしげに咲く白い花のスイレンに話しかけた。
「ここから戦いは激しくなります。それでも、そこで見ていますか? エルフ達と共に森へ逃げる選択もあります」
 ヴァインビーストとの合体を解かれたエルフたちは里のある方へと退避している。それに便乗すれば元々スイレンがいた水辺に戻ることも出来るだろう。
「青い花と一緒にしないで。あの子は安全な場所で事の顛末を見るといいわ。でも、私は違うの。ここで……最前線でロイドやあなたの戦いを見届けるわ」
 きっぱりと言い切った。
「それならば、私は全力で守りましょう」
 ヴァイスハイトにとって、それは契約にも等しい約束だった。気負うことのない様子だとしても主の決意はその影に伝わるものだ。
「……もう、何も言いません。貴方は素晴らしいスイレンの花です」
 あれほど言い合っていたロイド・テスタメント(元無へ帰す暗殺者・g00322)は白い花のスイレンに向かって丁重な礼をする。
無双馬に乗ったヴァイスハイトとロイドよりも先に紅花はブルームウィッチに仕掛けていた。
「それじゃ、お料理しちゃいますね!」
 紅花は躊躇しない。懸念事項であったエルフたちも救出した。あとは目の前のブルームウィッチをタコ殴りにするだけだ。紅花は躍りかかる。鳥居を思わせる朱の色の炎が燃える拳でブルームウィッチを殴る。また殴る、殴る、殴る!
「や、やめ、やめてぇぇ!」
 たまらずブルームウィッチが悲鳴をあげて身をひるがえし、緑色の魔弾を紅花へと放とうするが、狙いは定まらず、当たらない。
「どこ見てるの?」
 カナトの声はブルームウィッチのすぐ近くで聞こえた。けれど、ブルームウィッチにはカナトの姿が見えない。
「ど、どこだ?」
 左右を見るが上は防御ががら空きだ。
「こっちだよ」
 大きく跳躍していたカナトが空中で朔桜を振るう。妖しくも美しい妖刀は桜の意匠を刃に刻み、散る花とともに斬撃が飛ぶ。
「月の光よ、集まれ。さぁ、葬送曲の始まりです」
 無双馬『リヒテン』に騎乗したままのヴァイスハイトがカナトとブルームウィッチとの間に飛び込んだ。その場でパラドクスが発動し、月の光が凝って出来たような冷たく青い光の大鎌がヴァイスハイトの右手の集う。それを間髪入れずに投げつけた。回転しうなりをあげながら飛ぶ大鎌がブルームウィッチの胴を薙ぐ。
「ぎゃあ!」
 ヴァイスハイトが懸念した棘のある鞭での反撃はない。
「傷付けはさせぬ、主を守るためならばこの命を投げ捨てても構わない!!」
 身を挺してロイドは『リヒテン』とその背に乗った主、そしてその左胸の花を守る。『リヒテン』は勝ち誇ったかのようにいななき上肢を挙げる。
「それと、その腕を動かさなければ……風も起こせぬだろ?」
 黒百合の意匠が浮かぶ銀の腕輪から青味がかった鋼糸が飛ぶ。
「灰塵に帰せ!」
 ロイドが手にした下弦の月がブルームウィッチの胸の中央を突き刺した。ブルームウィッチが崩れ落ちる。だが、まだ生きている。
 紅花がごくわずかな合図を送った。
「ヴァイスハイトさんもロイドさんもイケメンですが、カナトさんみたいなイケメンから目を逸らすなんて、迂闊では?」
 もはや敏捷には動けないブルームウィッチはカナトからの攻撃を思い出したのか、上を警戒する。
「本当にさっきからキミは僕を見ないでどこ見てるの? こっちだよ」
 全くの背後からカナトが抜き身の刃を持ったままで急接近する。逆方向からは紅花がもうブルームウィッチの目の前にいる。炎をまとった拳の連打をもうブルームウィッチは避けられない。
「カナトさん!」
 空中で武器を振りかぶったカナトはブルームウィッチの脳天めがけて打ち下ろした。悲鳴もなく、真っ二つにされたブルームウィッチは地面に倒れ、落ち葉のように動かなくなった。
「さようなら」
 別れの挨拶をするヴァイスハイトの横でロイドも神妙に一礼した。
 スイレンの花は元の水辺に戻り、水郷の里で茶会の約束をしてヴァイスハイトとロイドは帰路につき、紅花とカナトもそろってパラドクストレインへと戻って行った。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【活性治癒】がLV2になった!
【平穏結界】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【ドレイン】がLV3になった!
【ガードアップ】LV2が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2021年10月08日

妖精郷の無慈悲な守り手

 ディアボロスの活躍により、ドラゴンによる妖精郷の襲撃は阻止されました。
 束の間の平和に胸をなでおろす妖精郷の住民達。
 しかし、妖精郷の住人のうち、一部のエルフが妖精郷の森の奥に行ったまま、戻ってこないという事件が発生しているようです。
 この事件の裏には「妖精郷の守り手」と思われる、不気味な「植物型クロノヴェーダ」が関わっているようです。
 妖精郷の住人達から話を聞いて、行方不明者が出た妖精郷の森を探索、行方不明者を見つけ出して連れ帰りましょう。

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#幻想竜域キングアーサー
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選択肢『妖精郷の森の探索』のルール

 妖精郷の森の中を進み、行方不明になったエルフ達を探索します。
 妖精郷の森の植物たちは、意志を持ち、簡単な会話さえ可能なものもいます(戦闘力は持ちません)。
 植物たちは、自分達の場所や形を変えるなどして、妖精郷の村を目指す者達を迷わせようとしています。
 この森の迷宮を探索し、行方不明になったエルフの居場所を見付け出してください。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは👿のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『妖精郷の村人から情報を得る』のルール

 幻想竜域キングアーサーの妖精郷に住む住人と接触を試みます。
 妖精郷の住人には、普通の人間と、耳が長い種族(身長などは人間とほぼ同じです)がいるようです。
 彼らは、魔法の杖を使って、レジェンドウィザードのような魔法を使ったり、妖精騎士のような剣技で戦う事が出来ますが、パラドクスを使用する事が出来ない為、クロノヴェーダと戦っても、万に一つしか勝ち目はありません。
 ドラゴンの襲撃が収まったところで、村人が行方不明になる事件が発生している為、不安を覚えている者が多いようです。
 彼らと会話して、事件解決に必要な情報を聞き出しましょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『登場人物(NPC)との会話に専念する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾覚醒直後のトループス級『ヴァインビースト』のルール

 クロノヴェーダの策略で無理やりトループス級クロノヴェーダ(👾)に覚醒させられた一般人と戦闘を行います。
 この選択肢がある事件に限り、敵を説得して信頼を勝ち取ることが出来れば、パラドクスで攻撃して撃破する事で、クロノヴェーダだけを撃破し一般人を無傷で取り戻すことが可能です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『ブルームウィッチ』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。