リプレイ
リエル・ドラン
今度は村作りってか…
まず【飛翔】で周囲の【情報収集】するか
どういうとこが村作りに適しているのかはあまり知識はねぇけど…
使えそうな資材が多く残っていて、水場がそれなりに近くににある廃村を探して拠点として提案するぜ
場所が決まったら近くの廃村から資材を、
森や林からは木材をそれぞれ【飛翔】で運搬するぜ
ついでに森で獣狩れたら万々歳なんだがな…
やっぱ野菜だけじゃなくて肉もいるだろうしな
そういやここら辺って火山や森あったよな?
火山灰とか腐葉土って肥料になることもあるって聞いたことあるぜ
適量とか分からねぇけど、今後必要になったときに使えるように集めておくか
ここアイルランドの【地形の利用】できる限りやってやるぜ
●ディアボロス達の村作り
(「今度は村作りってか……」)
『幻想竜域キングアーサー』アイルランド領の空を飛翔しつつ、リエル・ドラン(サーヴァントコンプレックス・g01912)は、思考する。
「どういうとこが、村作りに適しているのかは、あまり知識はねぇけど……」
少し困って、肩に乗ったミニドラゴンの『ユウェル』を見れば、優しく微笑んでくれる。
それだけで、リエルは、何とかなりそうな気がしてくる……不思議なものである。
「使えそうな資材が多く残っていて、水場がそれなりに近くににある廃村ってのがベストか……都合よくあるか?」
そう思っていたが、耕作放棄が多く発生したアイルランド領のこと、件の部隊が難なく移動出来る距離に廃村を見つけることが出来た。
とりあえず、その土地を村の予定地と決めると、リエルは他のディアボロス達へと伝え、近くの森林へと入っていく。
「立派な家は、兵士達がこれから作ればいいが、古い家の補強には最低限の木材がいるしな」
零しながら、リエルは山に入り、木々を集め運んでいく。
ついでに、山の獣も捕れれば肉の調達にもなる。
「野菜ばかりの生活もな」
そうリエルは、考えていたが、山の中には数種の動物がおり、どれが食用に向くのかいまいち良く分からない。
これは、帰農した兵士達自身に任せた方がいいかもしれないと、リエルが考えた時、リエルはもう一つのことを思い出した。
「そういや。ここら辺って火山とかあったよな?」
火山灰は、腐葉土や肥料になることもある。
『黒土』や『赤玉土」等がそれにあたるのだ。
知識こそ足りないが、リエルはアイルランドの兵士達がその土を少しでも利用できるようにと再び空へ飛んだ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
日向・銀河
【日向兄妹】
※連携、アドリブ歓迎だぜ!
こう見えても一応農家の長男だぜ、俺も妹の伊吹も体力には自信あるんだよ!
廃村へ月見山ファームで収穫した野菜や肉をジンに手伝ってもらい沢山持ち込む。
ジンの魔力とパラドクス『鬼宿』を応用して荒れた土地や森を広く開拓して石灰を混ぜて畑を耕し、
【土壌改良】で土の質を向上させるぜ。
寒冷な地域だから…ここはやっぱ現代から持ち込んだ大量のジャガイモとか玉葱やラディッシュと小麦を植えるぞ。【植物活性】も使うか…。
よっしゃ、これで農業をちゃんと続ければ野菜も小麦も近い内に収穫出来るからな!
伊吹が作った昼ごはんを他の復讐者と共に【口福の伝道者】を使って増やして農民に配給する。
月見山・伊吹
【日向兄妹】
※連携、アドリブ歓迎だよ!
まずは銀河兄さんと共に廃村へ赴くね!
現代から大量に月見山ファームで収穫したジャガイモとか野菜類やお肉を持ってきたよ!
兄さんが畑を開拓してる間に
まずはお昼ご飯兼農民と家族達の飢えをどうにかする為に【料理】で料理を沢山作って
他の復讐者が【口福の伝道者】を使って農民達が食べられる量を賄うね。
兄さんが畑に小麦や野菜類の種を植え終わったら【植物活性】【土壌改良】!
【植物知識】も使うよ!
お昼ご飯食べ終わった後に
衣食住の住を整える為に建築のお手伝いもするよ。
私は農業得意だし力仕事もDYIも出来るからね、どんどん頼ってくれたまえ!
「もう少し、持って来れればよかったんだけどね」
月見山・伊吹(小春日和・g04125)は、自身がパラドクストレインに持ち込めるだけのジャガイモ等の野菜や肉を開拓村に運んだのだが、どうしても大量という訳にはいかなかった。
それは、『月見山ファーム』で共に農業をしている、兄の日向・銀河(景星鳳凰・g04685)も同じだったようで、ディアボロスとはいえ、パラドクスの力が無ければ少々無茶な量を用意してしまい、新宿島に置いてこざるをえない農作物もあったようだ。
「まあ、これから挽回するぜ! こう見えても一応、農家の長男だぜ。俺も伊吹も体力には自信あるんだよ!」
「そうだね、兄さん。それじゃ、私は、調理場の使えそうな家で料理を作り始めるね」
お互いに言い、銀河は荒れ果てた畑へ、伊吹は比較的綺麗な家の台所へと向かった。
畑へ向かった、銀河の目の前に現れた畑は酷いものだった。
獣に踏み荒らされ、土地は枯れ果てており、雑草なら生えるが、野菜を育てる土に育てるには、かなりの時間がかかると、銀河にはすぐ分かった。
「ジン、お前ならこの土壌なんとか出来るよな? 魔力と風でこの土地を作物の育ちやすい土地に変えろ」
銀河はパラドクスを使い、ジンに的確な命令を与える。
ジンが操る風の魔力は、辺り一面の荒れた畑に生命力を与えていく。
そこからは、少しばかりの銀河の力作業。
持ち込んだ石灰とリエルが用意した腐葉土を、古びた鍬で耕し、畑として再生させ、畝を作っていく。
「寒冷地域だからな……ここはやっぱ、新宿島から持ち込んだ、ジャガイモ、玉葱、あとはラディッシュ。パンの為には小麦も必要だな……伊吹の力も借りないとな」
少しの間、休憩をと銀河が地に座っていた頃、伊吹は調理場で料理の腕を奮っていた。
「兄さんもみんなもお腹空くだろうし、まずはお昼ご飯だね。あとは、帰農してくる兵士達と家族達の飢えを何とかする為に、保存のきく食べ物をメインに作っていこうかな」
他のディアボロスが料理を増やすパラドクスを用意していることも、伊吹は把握済みだ。
だからこそ、美味しい料理で、兵士達の空腹を満たしてあげたいと、伊吹は思う。
「にいさーん。畑の調子はどう?」
料理を作り終えた伊吹は、銀河が耕していた畑へ向かい銀河に様子を聞く。
「バッチリだぜ。伊吹の力も借りれるか?」
「分かったよ。さんさんと太陽よ、光よ私達の花道を拓け!」
伊吹が太陽の力を得た魔力の球を生み出せば、銀河の耕した畑から野菜の芽を出し、急速に育ち、本来の畑としての緑の色を取り戻していく。
「よっしゃ! これで、ちゃんと農業を続ければ、野菜も小麦も収穫出来るな!」
「お昼ご飯もあるよ、兄さん。みんなも呼んで食べてから、続きだよ」
太陽のような笑顔で伊吹は銀河に言いつつ、まだまだやることはあるなと考えていた。
(「衣食住の住を整えることも必要。私は、農業得意だし力仕事もDIYも出来るからね、どんどん頼ってもらわないとね!」)
兵士達の帰農の為に、仲間のディアボロス達もきっと全力で力を貸してくれるから。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【土壌改良】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
エルル・ヘイズルーン
「なせばなるぅ!エルルちゃんは農家の子ぉ!!」
廃村へ向かい【情熱】的に「奪取防止村」へ再生します
【拠点構築】の技能を活かし、ディアボロスの身体能力にものを言わせて
荒れた畑を耕し、害獣防止用の柵を立てたり
この時代のイギリスに無さそうなジャガイモ、サツマイモを
現代から持ち込んで植え、畑の外側にはタマネギを植えます
「タマネギはぁ、霊長類のみに許されし聖なるお野菜ぃ!!」
他の動物が食べたら大抵毒になるので、害獣対策目的です
【口福の伝道者】は後で役立つと思います
畑仕事が済んだら、衣食住が充実するように
廃材を利用してサウナ小屋も立てて、ひと汗流します
後から来た子も、タオル巻きでの混浴に誘います
光道・翔一
……腹が空いてりゃ、真っ当に生きる余裕もないってか
(開拓予定地を前に、淡々とした口調で呟きながら)
…何だかんだ、ただっ広い畑を作るのに使えるパラドクス持ってたもんで
そんなに悠長に構えてる暇もなさそーだし、とっとと始めるか
(言って、所持品のほとんどを収めている「亜空間」に通ずる「穴」を作り引っ張り出したのは、鈍器といった方が通りのよさそうな「杖」と、ぱっと見の威厳にかけた「魔導書」)
…一般民がいねぇのは都合がいい。いっぺんに済ませるぞ
(そのままパラドクスを発動し、広大な土地が、風と大地がうねり轟く情景へと変貌し……暫くして静まり返ると、周辺が耕作に適した土壌に変わっていた)
「なせばなるぅ! エルルちゃんは農家の子ぉ!!」
人一倍、声を出して農作業に励むのは、エルル・ヘイズルーン(美食を導くたまねぎの女神・g03599)だ。
この開拓すべき村に来てから、実に情熱的に、村の再生に尽力している。
荒れた畑を耕し、害獣防止用の柵を立て、兵士達が今をしのぐ為だけではなく、これから暮らしていく為の村を……誰にも略奪されない村を作ろうとしていた。
「この時代のイギリスには、ジャガイモもサツマイモを無い筈ですからぁ、いっぱい育てますよぉ!」
銀河と同じように、エルルも芋等の根野菜の芽吹いた実を持てる限り持って来ていた。
エルルはエルルで、農業への意気込みが凄いディアボロスだと言えるだろう。
そして畑の外側には、エルルのとっておきの野菜を……!
「タマネギはぁ、霊長類のみに許されし聖なるお野菜ぃ!!」
ちょっとテンションがおかしいが、他のディアボロス達は見て見ぬふりをしている。
実際、玉葱の芯には微量の毒があるが、人間が調理して食べる分には栄養素が高く問題ないのだが、山々の動物には微量でも毒となり、加えて生で食べると刺激物である『硫化アリル』を直に感じてしまい、害獣対策になるという。
そんなエルルとは対照的に淡々と村の畑の土壌改良を続けるのは、光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)。
「……腹が空いてりゃ、真っ当に生きる余裕もないってか」
その気持ちは、翔一にも理解出来るが、兵士達が一斉に暴徒と化してしまえば、ディアボロス達が協力することで、勝利を掴んだアイルランドが、また、ドラゴン勢力の手に落ちてしまうことになる。
({……何だかんだ、ただっ広い畑を作るのに使えるパラドクス持ってたからな」)
「そんなに悠長に構えてる暇もなさそーだし、俺もとっとと終わらせよう」
そう言って手にするのは、殴打武器……ではなく、鋼鉄製の魔法杖とあまり古めかしくない――写本だろうか――魔導書。
「……一般民がいねぇのは都合がいい。いっぺんに済ませるぞ」
風と大地を同時に操作し変異させるパラドクスを応用し、銀河が耕していた畑とは別の畑に生命を宿らせていく、翔一。
パラドクスの力が収まり、一瞬の静寂の後、翔一の眼前には、拓けた畑が広がっていた。
その後もディアボロス達は、広大な畑を作るのに力を発揮し、人が住めるだけの修理を各家に施した。
あとは、帰農した兵士達が自分達の力で、村を作っていけば生きていける。
伊吹が作った料理もパラドクスの力を使えば、兵士達が移住して来ても暫くは、しのげるだけの量を用意出来る。
アイルランド軍の兵士達を帰農させる準備は整った。
あとは、彼等を説得する事……そして、襲い来るドラゴンを撃破する事。
アイルランドの人々に、ただ平和な日常を与えることが今回の目的なのだから。
余談だが、エルルが廃材を利用してサウナ小屋を建てることを主張したのだが、維持管理がこの世界では出来ない為、却下されたのは言うまでもない……まあ、仕方のないことがあるのも世の無常。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【土壌改良】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ロストエナジー】がLV2になった!
桃代・萩一郎
◼️心情
アドリブ歓迎
今回の僕は補給の人だよ、
村の用意も大事だけど、
頑張った人には良い目と重労働の為の英気も養ってもらわないとね
◼️補給物質は素材の味
人参、玉ねぎ、ニンニク、オリーブオイル、日持ち重視の固いパン、とても塩辛いベーコン。
岩塩。
それを積み込む荷車(食べないよ)
大根とかなくて良かった。
日持ちしそうなのを口福の伝道者で増やす。
生で丸ごと、ちょっとつらい。
あと、こそっと必要な材料持ち込みで
補給と労いってことでミネストローネ作って振る舞うね、自分へのご褒美兼、追加もこれで。
部隊長さんには補給の遅れの謝罪。屯田兵になって欲しい事と村の用意がある事、
数日後返事の確認と案内の人員が来る事を伝えるね
●腹減り兵士達の元へ
(「村の用意も大事だけど、頑張った人には、良い目と重労働の為の英気も養ってもらわないとね」)
アイルランド軍兵士詰め所近くでパラドクストレインを降りた、桃代・萩一郎(もふもふと口福のお稲荷さん候補生・g02703)は、新宿島から持って来た補給物資を眼前に広げていた。
萩一郎の隣には、放棄されていた荷車。
「壊れていなければ、運ぶのには十分だよね。……さて、物資を用意しないとね」
萩一郎が新宿島から持ち込んだのは……人参、玉ねぎ、ニンニク、オリーブオイル、日持ち重視の固いパン、とても塩辛いベーコン、そして岩塩。
当然、一人でディヴィジョンであるこの場に持ち込めた物は多くない。
「日持ちしそうなものを選んだけど、大根とかなくて良かった。今回の僕は補給の人だから、頑張らないとね」
萩一郎は、頑張ると言っているのだが、本当に頑張れるのだろうか?
そう、萩一郎の食料物資の大量補給の方法とは、『パラドクスの力で保存のきく食料を丸のみして沢山増やしちゃおう♪』である。
ちょっと無茶が過ぎるのではなかろうか?
「生で丸ごと、ちょっと辛い。……けど、頑張ろう」
激闘30分の結果、萩一郎が食事摂取と称して、胃に入れられた食べ物は、以下である。
固いパンは、食べ辛かったが普通に成功。
人参と玉ねぎは、半分ずつに切って飲み込んだ。
ベーコンは、頑張って噛みつつ食べた。
ニンニクを丸ごと飲み込む頃には、もう瀕死。
オリーブオイルと岩塩の調味料類は直接は無理とそのまま持ち込むことにした……決して諦めた訳ではない!
そして食料を積んだ荷車を引いて、アイルランド軍兵士詰め所へ萩一郎が行けば、見張りの兵に止められるどころか、大歓迎である。
萩一郎は、補給物資とは別に自分が調理する為の必要な材料も持ち込んでいたので、調理場を借りると、ミネストローネを作って兵士達に振舞った。
兵士達、大喜び、フィーバーである。
だが、萩一郎はここで気づく。
(「あれ? 日持ちする料理を何種類か作って、僕が食べて、パラドクスで増やした方が、僕、楽だったんじゃない?」)
材料丸のみよりは、その方が絶対に楽だった筈である……。
萩一郎……補給の到着は、直ぐにコノル部隊長の耳にも入った。
「補給の者が、コノル隊長に補給の遅れの謝罪と新たな任務を伝えたいとのことです」
「任務だと?」
コノルが、久しぶりのパンに噛り付きながら聞く。
「この部隊に屯田兵になって欲しいと言いますか……帰農するようにとのことです。既に村の用意があるとも……」
返事は、直ぐでなくてもいい……コノルの心は、大きく揺れていた。
大成功🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV3になった!
市原・雄太
1000人…1000人!?
えっとつまり…一個大隊?うわぁ、よく保ったなぁ。
って、言ってる場合じゃないな。
よし、指揮官と話してみよう。悪い人じゃなさそうだし。
指揮官さん、こんにちは。
駐屯兵というか帰農の話しの答えを聞きにきたよ。
うん、来ないと思ってた補給が急に来られたらそりゃビックリするよな。
実をいうと、補給を止めようとしてくる勢力がいたんだ。
…そう、ドラゴンだ。帰農が気付かれたらおそらく襲ってくると思う。
だけど安心してほしい。
ドラゴン達は俺たちが倒す。
だけど被害なしっていうのは難しいと思う。
俺たちが戦っている間、村の防衛につとめてほしい。
駐屯兵の任務じゃない、これはあくまでお願いだ。
どうかな?
([1000人……1000人!? えっとつまり……一個大隊? うわぁ、よく保ったなぁ……」)
補給を止められたアイルランド部隊の人数を聞き、市原・雄太(バウンスチェイサー・g02841)は、素直にそう感じた。
1000人分の補給が途切れたのだ。
最悪、部隊内で争いが起き、血が流れたとしてもおかしくはない。
(「まあ、ゆっくり考えてる場合じゃないな。指揮官……部隊長のコノルさんだっけ? 俺が話してみよう。話を聞く限り、悪い人じゃなさそうだし」)
幸い、この部隊の兵士達は、萩一郎が用意した補給物資を運んだり、既に腹を満たしたりで忙しいらしく、雄太を気にする様子もない。
部隊長の私室前に居た副官も、雄太が補給物資と新たな任務を届けてくれた者と一緒だったと知るや、コノルとの話の場を設けてくれた――新兵の伝令兵という認識だったが――。
「補給には感謝する。もう少し早く届けてほしかったというのが本音だがな。それで、俺達が帰農することが任務とはどういうことだ?」
腹も満たされたのか、コノル部隊長はこの部隊の指揮官として、雄太に聞く。
「指揮官さん、こんにちは。うん、来ないと思っていた補給が、急に来たらそりゃビックリするよな。実をいうと、補給を止める勢力が居たんだ」
雄太のその言葉でコノルの眦が上がる。
「補給部隊が押さえられている……ドラゴン勢力か?」
部隊長まで上り詰めた男故に、勘は鋭いようで、自分達の補給物資自体がドラゴン勢力の送った物とは気付けなくとも、今の自分達のこの状態が誰かに仕組まれていたであろうことには、薄々気付いていたようだ。
「……そう、ドラゴン勢力だ。貴方達への帰農の任に気付かれたら、おそらく襲ってくると思う。その上で、駐屯兵というか、帰農の任を承諾するかの答えを聞きたい」
僅かな沈黙の時間……その後、コノルは雄太に言葉を告げる。
「俺達もこの状態が続くのは本意ではない。結局のところ生きていけなければ、戦争に勝っても無意味だからな。……だが、俺達が帰農するなら、部隊の殆どの者は剣を捨てる。剣も盾も農具に作り替える必要があるからな。それを軍は、君達はどう考えている?」
屯田兵、駐屯兵……言葉を変えても自分達は闘いの最前線から退くのだ。
作物を育てることと戦うことを両立させるのは難しいのだと、コノルは言っている。
「それは、安心してほしい。ドラゴン達は俺達が倒す」
雄太のハッキリとした言葉に、コノルは一度瞳を閉じ、副官に告げる。
「全兵士に伝達。俺達の部隊はこの地から撤収し、用意された村落に駐屯する。急ぎ、荷を纏め移動を開始する。30分後には、出発だ! 俺たちの新しい任務は農耕だ!」
出自は農民でも隊長を任されていたコノルの決断は早い。
そして、今この状態で兵士と言う仕事に固執してもいいことはないと、コノル自身が分かっていた。
それを見ながら雄太は、彼等が移動する間に村を襲うであろうドラゴン達を自分達が全て討伐しなければならないと、再認識するのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!
日向・銀河
【日向兄妹】
※連携、アドリブ歓迎だぜ!
あれがドラゴン…とうとう来やがったな…出来上がりつつある村を破壊させねーよ!
害獣駆除としてドラゴン狩りだ、ドラゴン狩り!!
昔嵌ったゲームを思い出してテンションが上がり気味のまま戦闘へ。
他の復讐者と連携しながらも
【飛翔】して愛用の武器である七剣星を使い、
敵の攻撃を【斬撃】【薙ぎ払い】で上手くいなしながらも、
パラドクス『流星群』で星型の魔力をまるで流星群や雨のように降らせて広範囲攻撃をして敵群を撃ち抜く!
お前らの自慢の爪も牙も俺のパラドクスで折ってやらぁ!!
どさくさに紛れてパラドクス『流星群』を応用してコレクション用に敵のドラゴンの鱗を剥ぎ取ろうとする。
月見山・伊吹
【日向兄妹】
※連携、アドリブ歓迎だよ!
…ついにドラゴン達が来たね。
村の開拓も進んで兵士達も帰農してやっとこれからなのに台無しにされてたまるもんか!
害獣対策もれっきとした農家のお仕事なのさ。
だから私も全身全霊でドラゴン狩りするよ兄さん!
他の復讐者と連携しながらもパラドクス『陽光』で太陽光の魔力の玉を作り出す。
太陽光の魔力の玉から光線を発射したり、
サッカーの球のように敵に向けて蹴り飛ばしたりして確実に敵を仕留めてく。
そして何気に新たな鎧コレクション用の鎧の材料として敵のドラゴンの鱗を剥ぎ取ろうとする銀河を見て内心呆れる。
兄さんったら竜派ドラゴニアンの姿になっても全然内面は変わってないなぁ…
光道・翔一
…ドラゴンの一派がやって来る頃合いか
…村を壊されたら今までの活動が台無しだしな、とっとと潰すぞ
地上から敵影を確認次第パラドクスを発動…つっても、発動時点では武器生成側にリソースを全振りしてだがな
生成した武器を敵に向けて飛ばす訳だが、初めは俺に近い位置から、相手が気にせず進もうとしたら死角からって感じだ
術者の俺の存在を敵に示しつつ、俺を倒さないと先に進めないって思わせる算段だ。要は武器は【誘導弾】扱い、印象付けに【殺気】を飛ばすのもアリか
で、目論見通り敵が反応したいい感じの所で、リソースを冷気側に一気に傾けて、【氷雪使い】込みの冷凍攻撃を【不意打ち】で敵に浴びせていくって所だ
※アドリブ歓迎
●開拓村迎撃戦! 襲い来る死竜!
「……ドラゴンの一派がやって来る頃合いか」
光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)は、自分達が開拓した、兵士達が新たに住まうことになる村を背に、静かに呟く。
他のディアボロス達も分かっている。
死の香りを漂わせたドラゴン達が近づいていることを。
そして、日向・銀河(景星鳳凰・g04685)の視界にドラゴンの群れが空から近づいてくる姿が入る。
「あれがドラゴン……とうとう来やがったな。……出来上がりつつある村を破壊させねーよ!」
「……ついに来たね。村の開拓も進んで、これからなのに……台無しにされてたまるもんか! 害獣対策も、れっきとした農家のお仕事なのさ。だから、私も全身全霊でドラゴン狩りするよ……兄さん!」
兄の言葉に月見山・伊吹(小春日和・g04125)も同意し、傍らのスフィンクス『シフォン』を軽く撫でる。
「……来るぞ。村を壊されたら、今までの苦労が台無しだしな、とっとと潰すぞ」
『魂無き操り死竜』の軍勢がディアボロス達の戦闘範囲内に入ると、翔一が静かに誓うように言う。
「……ちったぁ、頭でも冷やしとけ」
翔一のパラドクスは、周囲を氷雪領域に変える能力が主だが、氷雪武器の生成にリソースを割くことで、相対するものに氷雪系の武器を全射出することも可能となる。
見える範囲の死竜達程度なら、全てを攻撃範囲に収める事は可能だ……最奥に見える、他とは明らかに格が違う、黒騎士『アントラクス』を除いてのことだが。
殺気を込めながらパラドクスを放つ翔一に向け、死竜は、甲高い耳を劈く鳴き声をあげる。
逆説連鎖戦である以上、死竜の攻撃を完全に止めることは不可能。
翔一が放つパラドクスに対抗して死竜も翔一の命を削るようにダメージを与える。
「……これくらい、承知の上だ」
死竜がこちらに意識を向けてくるのは、翔一の思惑通り……武器生成に割いていたリソースを冷気生成に一気に傾け、氷雪を操ることで死竜の一部を地に落とす。
その翔一の動きに連携するように動いたのは、伊吹だ。
「さんさんと太陽よ! 光よ! 私達の花道を拓け!」
太陽の魔力を秘めた光玉は、死竜達を本来の死の道へと戻すように強く輝き、光線となって力を放つ。
死竜の嘆きが戦場に響こうとも、伊吹は決して退くこと無く、更には光玉を死竜に向け、蹴り飛ばす。
「いいぜ、伊吹! このまま、害獣駆除……いや、ドラゴン狩りだ、ドラゴン狩り!!」
テンションの上昇を全く抑えることをせず、銀河は叫ぶと、ドラゴン達目掛けて飛翔する。
ドラゴンを直接倒すことが出来るなど、昔嵌ったゲームの様だ……銀河は思いもしたが、死の香りを漂わせ襲い来るドラゴン達の存在は、紛う事なき現実だ。
絶対に負けることは出来ないのだから……ならば、伊吹がダメージを与えた死竜に、狙いを定める銀河。
手にした北斗七星を刻み付けた『七剣星』で死竜達の攻撃を捌き、切り付け、薙ぎ払い……その剣先を空に掲げ叫ぶ。
「流星多く飛ぶってな!」
銀河の叫びと共に、星の形の魔力が流星となって、死竜達に雨のように降り注ぎ、その死した肉体を貫いていく。
「お前等の自慢の爪も牙も! 俺のパラドクスで折ってやらぁ!!」
死竜の爪と牙の反撃を受けながらも、銀河の心が折れることはない。
(「こいつ等の鱗が剥げればコレクションに出来ると思ったが……死臭が酷くて無理だな」)
ドラゴンとの戦場に居ても銀河の脳裏にはそんな思いが過る。
そんな兄の思いが竜派ドラゴニアンの表情からも分かってしまい、伊吹は心の中で少し呆れてしまう。
(「兄さんったら、姿が変わっても、内面は変わってないなぁ……」)
それでも、勢いよく飛び回る兄の姿を力強く思うと、伊吹は再びパラドクスの力を高めていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
【植物活性】がLV2になった!
【使い魔使役】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】LV1が発生!
エルル・ヘイズルーン
「畑を荒らす害獣はぁ、どこですかぁ?」
【飛翔】に加え、ネメシスモード発動
背中に蝶羽型の光翼を発生させます、耳もエルフ風に
空から敵を探して、村を襲う前に撃退します
「兵士さぁんたちが善き道を歩む邪魔はぁ、させませんからぁ!」
見つけたら、怒りのブドウをぶっ放して注意を引き
【夜の合戦】で野菜の精霊たちをけしかけます
【号令】【統率】を駆使する姿は、まるで神話の戦乙女
AVP鬼雷音、獅子のオーラもネメシス化で可視化され
【オーラ操作】全開にして敵中に突撃、輝ける月の斧を振るって
【斬撃】で死竜の翼を断ち切り、機動力を奪います
これはエルルちゃんの、豊穣の守護者としての戦い
いつになく【情熱】を熱く燃やしてます
リエル・ドラン
せっかく出来上がった村だ
連中に壊されるわけにはいかねぇな
村の中にある壊れた資材とか、修復できなさそうな農具を武器に利用させてもらう
本当は農具の方が武器にしやすいんだが…
これからのこと考えると使える農具や資材はできるだけ残しておきたいからな
敵を見つけ次第村に近づかれる前に【飛翔】で素早く近づいて村から持ってきたもので【ストリートストライク】で攻撃するぜ
倒すのは勿論だが、村に被害を出さないを念頭に置く
村に近づきそうになったら【臨機応変】に足や翼を攻撃し動きを止めるか、最悪村に近づくまでの【時間稼ぎ】をするぜ
敵の攻撃は基本【飛翔】で避ける
だが、避けたことで村に被害出るならダメージ覚悟で受けるぜ
「せっかく出来上がった村だ……連中に壊されるわけにはいかねぇな」
開拓村の廃材や農具で作った有り合わせの武器を軽く構えて、リエル・ドラン(サーヴァントコンプレックス・g01912)が、ぼそりと呟く。
ドラゴンとの激しい戦場に於いて、リエルのその言葉が聞こえたのは、愛しのサーヴァント、ミニドラゴンの『ユウェル』だけだったかもしれない。
ユウェルは、リエルの金の瞳を覗き込むようにふわふわと飛ぶと優しく一声鳴く。
「そうだよな、ユウェルちゃん。これからのこと考えると、使える農具や資材は出来るだけ残しておきたいからな……あいつ等を近づけねぇ」
リエルはユウェルに決意を告げると一気に宙へと飛翔する。
ドラゴンを倒すことは勿論だが、この開拓村に被害を出さないこと……帰農する兵士達の村を守ることも重要なのだから、空へと戦場を変えることも必要なことだ。
小細工が利くようなパラドクスこそ用意していないが、リエルは死竜達の間を飛翔しながら手にした武器でダメージを与えていく。
死竜の爪牙が村に向くなら自身がその斬撃を受けることも覚悟していたのだが……一瞬、死竜の牙がユウェルに向いた時、リエルは思いっきり手にした武器を、死竜に叩きつけた。
「てめぇ! ユウェルちゃんに手を出すんじゃねぇ! 死んで詫びるか!」
怒りの形相で言うリエルに『もう死んでるんじゃ?』と他のディアボロス達が思ったのは言うまでもない。
リエルが怒りを爆発させながら飛翔する横をマイペースに飛び回るのは、エルル・ヘイズルーン(美食を導くたまねぎの女神・g03599)だ
「畑を荒らす害獣はぁ、どこですかぁ?」
背に蝶の羽のような美しい光の翼を持った、エルフ耳のエルルは、普段以上のパラドクスをその身に宿していた。
復讐に特化したディアボロス……ネメシス形態のエルルは、その速度を活かし、死竜の攻撃に捕まることを避けている。
「兵士さぁんたちが善き道を歩む邪魔はぁ、させませんからぁ!」
銃口から葡萄型の散弾を放つマスケット銃の引き金を引きながら、エルルが叫ぶ。
口調こそのんびりとしているが、エルルもまた、この村を守る強い想いを秘めていた。
「いけっ、フェンネルちゃん!」
エルルの号令で現れるのは、普段から世話をしている野菜の精霊達。
獅子のオーラを身に纏い、輝ける月の斧を手にするエルルは、まるで神話に名を刻む戦乙女のように精霊達を指揮し、死竜達を屠っていく。
「これはエルルちゃんの、豊穣の守護者としての戦いぃ! 言わば、聖戦なのですぅ!」
止まない死竜達の攻撃に怯むことなく、エルルは飛翔し、死竜の翼を落としていく。
翔一の操る氷雪が、銀河の流星が、伊吹の太陽の光が、リエルの荒々しい打撃が、エルルの野菜の精霊が戦場の全ての死竜を撃破した後、スッと戦場から音と姿を消す。
まだ終わりではない。
『アントラクス』……黒騎士を冠するドラゴンが最後に控えていた。
彼のドラゴンを倒さない限り未来は変わらない……。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【エアライド】LV1が発生!
【強運の加護】がLV2になった!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!
日向・銀河
【日向兄妹】
※連携、アドリブ歓迎だぜ!
ついに大ボス登場だな!
まさに火ぃ吹きそうな王道ドラゴン!って風貌の上に鉱石まではえてるたぁ…
倒しごたえと剥ぎ取り甲斐がありそうだぜ!行くぞ、伊吹!
この村を焼き払われてたまるものか!!
妹の伊吹と共に【飛翔】【強運の加護】を駆使し村の外に誘き寄せてから戦闘開始!
火の旋風か…ドラゴンらしい攻撃しやがって…!逆に俺の血もテンションも滾るんだけどな!
他の復讐者と連携しながらも
パラドクス『鬼宿』で何度もジンの風の魔力を猛禽類型に飛ばして敵の目の前で竜巻を起こし巻き込む。
鱗や体にはえた鉱石を器用に剥ぎ取りながらも敵を削ぎ落とす!
新たな鎧の素材にしてやるぜ!
月見山・伊吹
【日向兄妹】
※連携、アドリブ歓迎だよ!
これ以上、皆が作った農村を…
帰農してこれから根を張り生活しようとする人々の努力と意志を絶対に破壊させない!
ドラゴン狩りだよ、兄さん!!
兄さんと共に【飛翔】【強運の加護】で村の外へドラゴンを誘き寄せる!
他の復讐者と連携し攻撃を回避しながらも太陽光の魔力を込めた多機能シャベルをパラドクス『紅焔』で何度も何度も【投擲】!
先程の死竜から剥ぎ取れなった不満を鬱憤を目の前の敵にぶつけるように新たな鎧の素材用に剥ぎ取ろうとする銀河を見て
やれやれと呆れると同時に銀河の強さに感心しながらも共に攻撃を続ける。
●黒騎士決戦! 豊かな幸福の為に
「ついに、大ボス登場だな!」
死竜が全て地に落ちた後、『格』の違うドラゴン『黒騎士『アントラクス』』を眼前に日向・銀河(景星鳳凰・g04685)が、好戦的ともとれる嬉々とした声をあげる。
「もう兄さんたら、仕方ないねぇ」
そんな銀河がアントラクスの外皮や鱗を削ぎ落とす気満々であるのを承知している、月見山・伊吹(小春日和・g04125)は、『やれやれ、仕方ないね』と思いつつ、自身もアントラクスの前から引く気持ちなど一切持ち合わせていなかった。
「これ以上、皆が作った農村を……帰農して、これから根を張り生活しようとする人々の……努力と意志を絶対に破壊させないっ!」
真っ先に動いたのは伊吹だった。
アントラクスの気を自分に引く様に、宙を飛翔しながら銀河に向け声を放つ。
「ドラゴン狩りだよ、兄さん!!」
「おうっ! 正に火ぃ吹きそうな王道ドラゴン! 倒し応えと剥ぎ取り甲斐がありそうだぜ! 行くぜ、伊吹!」
伊吹の声を受け、銀河も開拓村からアントラクスの目をそらす為に、大きく旋回しながら飛翔する。
「この村を焼き払われてたまるものか!!」
アントラクスはまだ無傷。
最初の一手で勝負の流れが変わると言ってもいい。
だからこそ、銀河の攻撃に迷いはない。
「極限まで削ぎ落としてやろうか!!」
銀河が使役するジンの風の魔力を猛禽の鳥の形状にし、空を滑空させると大地に漂うエネルギーも一緒に纏わせ、勢いよくアントラクスの真下に着地させる。
それと同時に発生した多いなる魔力は、轟音発てる竜巻となってアントラクスの巨体を一気に飲み込む。
風は刃となって、アントラクスの硬い鱗に傷を付けていくが、アントラクスが黙って攻撃を受け続ける訳ではない。
アントラクスはその顎を大きく開けると、紅蓮の炎を銀河に向け放つと、ドラゴンの羽ばたきでその威力を上げ、銀河の銀の鱗に鈍い焼跡を残す。
「兄さん! こっちを向いてもらうよ、アントラクス! 兄さんに太陽の光と治癒を! 敵には、あらゆる禍を!!」
アントラクスの炎を誘導するように、伊吹は太陽光の魔力を込めた多機能シャベルをパラドクスとして力の限り投げつける。
(「一発で仕留められないなら、何度だって投げつけてあげるよ!」)
思考する伊吹の視線の先、アントラクスは銀河に向けていた、炎を伊吹に向けて放つが、それすらも先回りし、銀河はその炎を伊吹――妹――に向けさせることを赦さない。
「炎の旋風か……ドラゴンらしい攻撃しやがって……! 俺の血もテンションも滾るんだけどな! ……それでも伊吹を傷付けさせやしねえよ!」
銀河の叫びと共に放たれた竜巻を纏い、伊吹の多機能シャベルがアントラクスの鱗に大きな傷を作る。
「新しい鎧の材料にしてやるよ!!」
ゲームの中のハンターのように強く叫ぶ銀河を見ながら、伊吹は肩で息を吐く。
(「兄さんが守ってくれるの嬉しいんだけどね……私も守られてるだけじゃないよ。……まあ、兄さんは、死竜から素材を剥ぎ取れなった鬱憤もたまっているんだろうけどね」)
やれやれと呆れながらも、銀河の頼もしさを胸に、伊吹もパラドクスの威力を上げていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【土壌改良】がLV3になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV3になった!
【ドレイン】LV1が発生!
光道・翔一
※効果2全て適用 アドリブ連携歓迎
……テメーが大将か
…すまねぇが、さっさとご退場願わせてもらうな
(亜空間から大剣を取り出し構える)
大剣を得物に構えたのを見て、俺が近接戦闘に持ち込むつもりだと思ってくれりゃやり易い
敵がぶん回してくる尻尾の攻撃を【ダッシュ】でやり過ごしながら、接近しあぐねてるフリでもしときゃ、さらに勘違いしてくれるだろうよ
…ま、要するに距離なんてのはまるで関係ねー話だ
頃合いを見て【早業】で亜空間への穴を2つ、一つは俺の手元、もう一つは敵の死角の肌の露出してる部分付近に生成
大剣を穴を通して亜空間越しに敵にぶっ刺す【不意打ち】をかます算段って訳だ
桃代・萩一郎
連携、アドリブ歓迎
⬛心情
やー、マンガ肉に並んで憧れのドラゴンステーキの機会って考えても良いかなぁ?
いろんな意味で食い物にされてきたからね。
自分でもビックリだけど、この気持ちがディアボロスになるってことか
⬛が、殴り合いは得意でない。
うん、出来るかはともかく、
機会が得られるかは試したいよねドラゴン肉。
まともに戦うのははじめてだし、
支援に専念しよう。
リピートベインを他の人の攻撃にあわせて同じのをワンテンポ遅らせて出していこう。
まあ、打ち負けるけど勢いを殺すのに、
相手の攻撃そのままでぶつけて相殺したり、だね。
後、隔離眼で相手の足元の地面を削って戻したりするよ、ドラゴン焼肉の為にもお肉はよく叩かないとね
「……テメーが大将か」
炎と暴風が巻き起こる戦場にあって、それを無風のように感じる静かな口調で、光道・翔一(意気薄弱なりし復讐者・g01646)がアントラクスに聞く。
「……すまねぇが、さっさと、ご退場願わせてもらうな」
パラドクスで亜空間への穴を創り出した翔一は、その穴に手を伸ばしシンプルな大剣のグリップを確りと掴むと上段に構える。
その翔一の構えを瞳に据え、アントラクスは赤く光る鉱石を纏った尾を真っ直ぐ横に薙ぐ。
だが、その薙ぎ払いは翔一を捉えることなく風を切る。
翔一は、アントラクスの反撃を予測していた……その上で、自身の攻撃を斬撃だと思わせた。
空中を駆けるように接近せねば、こちらの攻撃が届かない……そう思わせるのが翔一の戦略だ。
つまり本命は、別……。
「まあ、正直……距離なんてのは、関係ねー話……だ」
パラドクスで再度二つの亜空間を翔一の剣先とアントラクスの死角となる後方に造り出し、翔一が静かに呟く。
「もっと、周りくらい見とけよ……」
亜空間を通った、翔一の大剣がアントラクスの外皮に深く突き刺さった。
「……おのれ」
静かに低く、アントラクスが人間……いや、敵と認めたディアボロスに、言葉を吐く。
「我は、ドラゴン……黒騎士『アントラクス』……このような無礼は許さん」
アントラクスの言葉は、ディアボロス達に緊張感をもたらすが、桃代・萩一郎(もふもふと口福のお稲荷さん候補生・g02703)は、1人、全く別のことを考えていた。
(「やー、マンガ肉に並んで、憧れのドラゴンステーキの機会って考えても良いのかなぁ?」)
特級厨師としての興味と、萩一郎自身の好奇心……妖狐と思えぬ巨体に柔和な表情を浮かべ、萩一郎は更に考える。
(「ドラゴンには、色んな意味で食い物にされてきたからね。……自分でもビックリだけど、この気持ちがディアボロスである所以って所なのかな……」)
温和な自分ですら許すことの出来ない、クロノヴェーダへの復讐心……けれど。
(「だけど、殴り合いは得意じゃないんだよね、僕。まともに戦うのも初めてだし、支援に専念しようか」)
戦場では、暴風や爆炎、ディアボロス達が作る斬撃武器が飛び交っている。
萩一郎は、それらを模倣し再現すればいい……闘いの場数が少ない自身が致命傷や止めを刺す必要はない。
パラドクスを模倣し続けることで、アントラクスにダメージと隙を与えられれば、萩一郎には仲間達が居る。
緊張する戦場、ひり付く思考を落ち着かせるように萩一郎はいつもの自分である為に、アントラクスを見ながら改めて思う。
(「うん、出来るかはともかく、試せるものなら、試したいよねドラゴン肉。固いのかな? 肉汁とかあるのかな?」)
思考と攻撃をワンテンポ遅らせ、アントラクスの炎すら模倣し、萩一郎が口を開く。
「ドラゴン焼肉の為にも、お肉はよく叩かないとね」
萩一郎の言葉と共に大地が波打ちアントラクスの腹を打ちすえた。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【過去視の道案内】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】LV1が発生!
リエル・ドラン
本命のお出ましだな。
こちらも出し惜しみせずに行くとするか。
流石にアントラクス相手にその辺の道具じゃ厳しいかも知れねぇし【戦闘具召喚】で武器を【召喚】して戦うぜ。
…正確には武器が出てくるかは分からねぇしその辺の道具の方がマシかもしれねぇけどな。
まあ今のオレだと9回召喚できるし…
ちょっとは使えそうなもの出てくるよう自分に【幸運】があることを祈りつつ、召喚した道具で【臨機応変】に物によっては【不意討ち】狙いつつ戦うぜ。
アントラクスの攻撃は【エアライド】での【フェイント】交えながらできるだけ避けてぇな…
さっきと同じようにこっちも村に被害出そうならダメージ覚悟で受けるけどよ…
で きたら避けてぇな…
「本命ドラゴンだろうと、ここまで手傷を負えば、オレ達でも十分落とせるぜ」
リエル・ドラン(サーヴァントコンプレックス・g01912)は、アントラクスの剣状の尾を眼前すれすれでかわしながら、その竜眼でアントラクスを睨み付け言う。
「これで終いにするぜ。出し惜しみ無しだ!」
リエルのパラドクスは己の召喚技能のレベルがその力に直結する。
だからこそ、アントラクスとの戦闘開始から、加減を考えつつ使用していた。
普通の武具で貫けない鱗であろうと、パラドクスを介し召喚した武器でなら貫くことが出来る……武器の指定が出来ない為、必ずしも有効打になるかは、リエル本人にも分からないのだが。
それでも召喚可能回数はまだ残っている。
銀河や伊吹、翔一、萩一郎が攻撃を放ち、その分だけ彼等も、アントラクスの反撃を受けている。
リエルとて、戦闘の最終局面にあって無傷な訳ではない。
それでも、変わる戦況を臨機応変に立ち回った、リエルや仲間達の攻撃は、確かにアントラクスにダメージを与え続けていた。
自分達が開拓した村に、アントラクスの意識を向けさせる訳にはいかない。
「これが最後の召喚か……仕方ねぇ」
呟きリエルがパラドクスを発動させれば、リエルの手に西洋槍が召喚される。
「……当たりだぜ。これでも食らって、くたばりやがれぇ!」
リエルは大きく飛翔すると、その槍の穂先をアントラクスの眉間へと深く、深く突き刺した。
「グォオオアーーーーーー!!」
戦場に響く、アントラクスの絶叫……そして、飛翔の力を失ったアントラクスの巨体は何もない地面へと落ちていく。
「終わったな、ユウェルちゃん」
空の高みから見下ろし、リエルが傍らのミニドラゴンに優しい声で語り掛けると、その場に清涼な風が吹いた。
●少しだけ未来の話
その農村は彼等に用意された、土壌も水源も十分な村だった。
その農村を維持する為に彼等は、剣を捨て、槍を捨てた。
共に戦った仲間達は、共に暮らす隣人となった。
妻と一緒に子供を授かり、静かに畑を耕す日々。
苦難が全く無い訳ではない。
それでも、彼等は作物を育て生きていく。
ただ一つ、謎が残った。
誰が、この村を用意したのか……誰が此処へ導いてくれたのか、分からない。
アイルランド軍部ではないと後で知った。
記憶も次第に曖昧になっていった。
それでも、この幸福を手放さない。
そう心に決めて、村長コノルは今日も鍬を振るい、日が暮れると、温かい家族の元へと帰って行った。
大成功🔵🔵🔵
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!