リプレイ
山元・橙羽
もうすぐ七曜の戦!
わずかでも敵戦力を削るべく、頑張りましょう。
しかしまずは敵に見つからないよう、海を潜って移動ですね。
一応、オレンジ色の髪と羽を隠す為、新宿で藍色の上着でも買って来て羽織ってみましょうか。
上陸する時にも敵の警戒の薄い場所を探しましょう。それでも上陸したら必ず見つかるかな?用心するに越したことはないですね。
アルメア・グラウプナー
「はっはっは…これはまた随分と強固な要塞を建てたものだな。あれを落とすのは一筋縄じゃいかないってのは一目見りゃあ分かる」
「今からあの要塞に開けるのは蟻の巣の様な一穴だ。何度も何度も突いて穴だらけにして…いずれ潰してやるさ」
・行動
【水中適応】を発動し、深く潜った上でシュトイアーを吹かし、【ダッシュ】【突撃】を応用して敵の目が届きにくい様海底近くに沿って迅速に進んでいくとしよう。
進行中は定期的に周囲を【観察】して敵の位置や存在を把握しながらになるな。
島に接近・浮上する際もそこに気を配りつつ、海上から陸地を【偵察】した上で上陸する。
その後は【地形を利用】して一旦身を隠し、次の仕事に備えるとするか。
峰谷・恵
「夏とは言え寒中水泳に近いねこれは」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
寒冷適応を発動して寒さを軽減し、水中適応を使って見つかりにくいよう水中を泳いでコトリン島へ接近、浮上する際は呼気の気泡でバレないよう息を止めて物陰に浮上、身を隠したまま地上の様子をうかがい、見つからないよう注意して上陸する。
「雨垂れ石を穿つ。何度も削れば相手も堪えるだろうし、七曜の戦になってもここから兵を動かしにくくなるはず」
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
元の世界ではそれなりに様々な海域に赴いたつもりですが、ここまで北方の寒冷地にはついぞ赴いたことはありませんでしたね。
海中の様子も随分と趣が違います。
物理的な寒さもそうですが、見た目にも南洋と比べると随分と寒々しい様子。
やはり色彩の問題は大きいですね。
まあきょろきょろと惑っていても仕方ありません。
まだしばらくは見つかるわけにもいきませんし、身を潜めながら進みましょう。
海上の風も身で受けたいところですが、それは戦闘時にでも叶うでしょうし。
九・三三三
ん…ひさしぶりにお仕事するから、まずはぜんしょーせん?ってやつで体を慣らしていきたいなって…
お仕事も水泳も、まずはね、しっかりと準備うんどーが大事なの…(うんうん
メルセデスと背中をあわせてぐぃーって伸ばしたり、手足とかをぶらぶらさせたりしっかりほぐしてから…
ん-。水面走行とか空中戦のおうよーとかで行けたりしないかなぁって目的地までのきょりをむむむっと目算してみたりして…むりそうだったら素直に泳いでいくの…
澪と指宿とメルセデスは後でしっかりとメンテナンスしてあげるね…?
ぷぁ、と泳ぎ切ったらぷるぷるって体の水をきったら、まずはほかにも泳いでくる子たちのためにアリアやリラと一緒に焚火の用意をするの…
コトリン島を北に臨む海岸から、ディアボロス達はクロノヴェーダの拠点の様子を窺っていた。
「はっはっは……これはまた随分と強固な要塞を建てたものだな。あれを落とすのは一筋縄じゃいかないってのは一目見りゃあ分かる」
機械仕掛けの右目と砲兵としての経験でもって、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)が要塞攻略の困難さを改めて言葉にする。
「ですが、もうすぐ七曜の戦! わずかでも敵戦力を削るべく、頑張りましょう」
応じる山元・橙羽(夕焼け色の蝶・g01308)は、濃青の外套の内に夕焼け色の髪と翼をしまい込み偽装に余念がない。
「むむむ。空からいくほうが楽に見えるけど……」
小さく唸りながら、九・三三三(モイライの祈り・g01193)は最も近い対岸への距離を目算する。およそ数キロ。航空兵たる彼女にとっては一足飛びではあるが、空中には姿を隠してくれる遮蔽物が存在しないことは三三三にとって無視できない不利要素であった。
「案内人の情報通り、海を通るほうが無難そうだね」
峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)が引き取った。サンクトペテルブルク近郊の気温は夏でも摂氏三十度を上回ることは稀であり、フィンランド湾に至っては春まで凍結が続くこともあるという北海である。
「元の世界ではそれなりに様々な海域に赴いたつもりですが」
海面を駆けていく西風の行方を目で追いながら、靫負・四葉(双爪・g09880)が呟く。初めて見る寒冷地の海は彼女の知るそれとは全く異なっていた。
「物理的な寒さもそうですが、見た目にも南洋と比べると随分と寒々しい様子」
「確かに。夏とは言え寒中水泳に近いねこれは」
準備を怠っていたわけではないが、この環境が決して自分達に有利をもたらすものではないだろうと恵は考える。
「お仕事も水泳も、まずはね、しっかりと準備うんどーが大事なの……」
三三三が操り人形と共にストレッチを始める。それを皮切りに、ディアボロス達は本格的な行動開始のために動き出した。
「敵の警戒の薄い場所はどこでしょう? 上陸してから探したほうがいいでしょうか?」
「島の東部には軍港がある。そこに近づく程に警戒網は密になると考えるべきだろうな」
「ええ。用心するに越したことはないですね」
橙羽とアルメアが上陸地点の当たりをつけている内に、恵はパラドクスを発動して仲間達が低温下でも十全に行動できるようにする。準備運動を終えた三三三と四葉は水面を地面のようにするパラドクスを重ねていく。
「お待たせしました」
「島の南沖にある海上要塞を回避しつつ、南西部に上陸する。距離はやや長いが見つかるよりはましだからな」
告げて、アルメアは仲間達を見回した。
「今からあの要塞に開けるのは蟻の巣の様な一穴だ。何度も何度も突いて穴だらけにして……いずれ潰してやろう」
不敵に口の端を吊り上げれば、同様に戦意を漲らせた瞳で恵が応じる。
「雨垂れ石を穿つ。何度も削れば相手も堪えるだろうし、七曜の戦になってもここから兵を動かしにくくなるはず」
その言葉に五人は顔を見合わせ、同時に頷いた。
「よし、出発しましょう。では皆さん、上陸地点で」
外套を翻して、橙羽のパラドクスが発動。アルメアのものと共鳴し、彼らに水中での活動能力を付与していく。
そうして、復讐者達はフィンランド海へと飛び込んでいった。
冷たい水が四葉の全身を包む。陽光の届かぬ海中を見回して、彼女は独り言ちた。
「やはり色彩の問題は大きいですね」
陸の上にいる時と同様に息ができ、声も出る。残留効果【水柱適応】の効果は十二分であるようだ。
泡が弾ける音が聞こえ、そちらに目をやれば水中戦用補助機関を起動させ突き進んでいくアルメアの背が見えた。遅れぬよう四葉も海水を掻き分け進んでいく。
機動力で先行するアルメアは、時折海面から顔を出して島を観察する。近づくにつれて、点在する軍事拠点を基準点として何組もの兵士達が巡回する様子が見て取れた。
「(思った程巡回の頻度は高くないな。手早く片付ければ囲まれる前に撤退することは可能か)」
再び潜行。仲間達が近づいてくるのを待って声をかける。やはり声が伝わるのは便利だ。
島からの目をかわしつつ進むことしばらく。ディアボロス達はコトリン島の南岸にいよいよ上陸の時を迎えた。
岩陰に浮かび上がった恵は大きく息を吐く。呼気の泡にも気を付けたおかげか、クロノヴェーダ達に気取られた様子はない。
続けて橙羽、アルメアが浮上。四葉はしばらくぶりに感じる海風に目を細める。
「……ぷぁ」
最後に水から上がったのは三三三だった。五人はお互いの無事を確認すると、慎重に海岸の物陰へと移動する。
「焚火用意する?」
身を振ってまとわりついた水を払い、三三三が言う。だが、もはやここは敵地。濡れた体から体温が奪われていく寒気も残留効果の恩恵で耐え難いというほどではない。注意を惹いてしまう可能性は少しでも低くしておくべきだろう。
息を整えるのもそこそこに、ディアボロス達はコトリン島の内部へと足を進めるのだった。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【水中適応】LV2が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【水面走行】LV2が発生!
効果2【ダブル】LV2が発生!
【ガードアップ】LV2が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
情報の共有は密に。
ふう、何度やっても敵地への潜入は緊張しますね。
しばらくは木に紛れるなり砂浜に潜るなりして見つかりにくいようにしながら、巡回のルートや頻度、後は気まぐれを起こしやすいかどうかを観察するとしましょう。
巧く、他の部隊を呼びに行くには面倒と感じそうな程度には孤立したところを叩きたいものです。
後は戦場の選定でしょうか。
ある程度他の部隊から死角になりそうな地形が都合よくあればいいのですが、ここは完全な敵地。贅沢は言えませんね。
見つけたとしても一度、伏兵を疑う必要がありそうです。
もしあれば有意義に使うところですが、せめて敵拠点からの距離はなるべく取るとしましょう。
ほんの数百メートル先を、クロノヴェーダと化したヴァイキング達が通り過ぎていく。
(「ふう、何度やっても敵地への潜入は緊張しますね)」
敵の一団の誰にも自分の存在が気取られていないのを慎重に確かめつつ、靫負・四葉(双爪・g09880)はそっと息を吐いた。
「哨戒ルートと頻度はおおよそ把握できました。他の部隊を呼びに行くには面倒と感じそうな程度の位置で仕掛け、そして伝令の出発を阻止できれば一戦交えて離脱するだけの時間は十分に確保できるでしょう」
ディアボロスとなる以前に培った技能を総動員し、四葉はコトリン島守備隊の動向を把握することに成功していた。
「後は戦場の選定でしょうか。ある程度他の部隊から死角になりそうな地形が都合よくあればいいのですが……」
残念ながら、その条件を十分に満たす場所はまだ見つかっていない。地勢を読むことに長けていれば推察できたかもしれないが、完全な敵地で時間をかけて探し回るのは贅沢というものだろう。
とは言え、四葉一人で全てを探り、考え、決める必要は今はなかった。
志を共にする仲間達が、各々の能力を活かして情報収集にあたっているのだ。それらのピースが合わさった時、彼女らの眼前には相応しい戦場が現れるに相違なかった。
成功🔵🔵🔴
効果1【水面走行】がLV3になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
峰谷・恵
「都合の良いところに程よい相手が居るといいけど」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
パラドクス通信と寒冷適応を発動、味方と連絡を取り合いながら、物陰伝いに身を隠して移動しつつ敵1部隊だけ通りかかる(あるいは居る)囲まれにくく逃げやすい場所がないか探す。
ちょうどよい場所を見つけたら味方に連絡して物陰に身を潜め、味方が集まり敵が来るまで待ち伏せる。
「こうやってちょいちょい仕掛けておけば七曜の戦にここの戦力を動かすとかやりにくいだろうし、こつこつやっていこう」
偵察の結果明らかになった守備隊の巡回ルートに沿って探索することしばらく。
岩と岩の間に豊かな肢体を潜ませた峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)の握った拳の中で小さく紫電が弾けるや、次の瞬間パラドクスによって小型通信機が生み出されていた。
「中々都合の良いところを見つけたよ。けど、程よい相手は居ないみたい」
通信機に向かって小さく囁く。
コトリン島の西部に向かう巡回路の一角。海に向かって緩やかに坂を描く丘と、そこかしこに点在する岩塊。それらの岩の合間を縫うように道が曲がりくねっている。
この位置であれば通りがかった敵部隊に奇襲をかけるために待ち伏せることも、万一の事態においては岩を盾にして追手から逃れることも可能だろう。
通信機を通じておおよその位置を伝える恵に、敵部隊を捜索しつつ向かうと仲間が返答する。
「こうやってちょいちょい仕掛けておけば七曜の戦にここの戦力を動かすとかやりにくいだろうし、こつこつやっていこう」
そう言って通信を終えると、恵は息を潜めてディアボロスとクロノヴェーダの到来を待ち受けるのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV3になった!
九・三三三
できることからこつこつと…だよね
まずは皆で戦えそうで囲まれにくそうな場所を何か所か探しつつ…リラ、エンプティ。おねがいできる?
ちっちゃな二人をペアにして偵察にいってもらうの…
二人に見つからないようにむこーの見回り部隊を観察してもらって…皆にじょーほー共有するの
丁度いい数の見回りが近くにいそうなら、先回りして隠れておくか…見回りの背後から奇襲、かな?
皆とそーだんして、それからタイミング次第だけど…どんぴしゃでこっちに向かってくるとかじゃない限り、奇襲…になると思うの
ここからは動き出したら止まれないと思うから…がんばるの(えいえいおー
「できることからこつこつと……だよね」
九・三三三(モイライの祈り・g01193)はパラドクス通信機に向かって言って、拳を突き出してみせる。通信機を通じては音声しか届かないのだが、その辺りは気分の問題、士気を高めることが大事である。
「先回りして隠れてるから……その場所で見回りの背後から奇襲、かな?」
今回の作戦に望ましい、囲まれにくく逃げやすい地点は見つけた。敵の巡回間隔もおおよそ掴めている。であれば、後必要なのは向かってくる敵をいち早く捕捉することと、戦闘中に増援となりうる位置に敵がいるかどうか探すことだろう。
そう考えた三三三は、耳に装着したサモンデバイスを起動し契約悪魔を喚起。同時に妖精に人形を操らせ、偵察に向かわせる。
「リラ、エンプティ。おねがいできる?」
小さな二つの影が木立の向こうに消えるのを見届けて、三三三は仲間達と合流すべく踵を返した。
「ここからは動き出したら止まれないと思うから……がんばるの」
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
アルメア・グラウプナー
「さて、無事仕事場には着いた。後は最高の舞台を見つけて暴れるだけ暴れてやるだけだな」
「たかが蟻数匹の侵入を許してしまった代償は随分と高く付くだろうなあ、はっはっは!」
・行動
【完全視界】と狙撃眼の機能を使用し十分な視界を確保しつつ、敵に発見されない様【地形を利用】して身を隠しながら、足跡をはじめとした周辺に残った痕跡等を探して【情報収集】をしつつ敵部隊を捜索していくとしよう。
無事に敵を発見できたらまずは暫く動きを【観察】した上で【追跡】、攻撃を仕掛けるタイミングや場所を見計らっていく。
周りの味方とは情報共有を抜かり無く。彼らの動きにも歩調を合わせ、【臨機応変】に動くとするか。
するすると音もなく、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)が猫のような身のこなしで丘を登ってきた。
「さて、無事仕事場には着いた。後はこの舞台で暴れるだけ暴れてやるだけだな」
岩の一つに背を預け、アルメアは不敵に笑う。右のこめかみに指を添え、機械化義眼を『ファルケン』モードで起動。狙撃戦用の測距機能を用いて周囲を走査していく。
「これを使えるならば、機械の体も悪くはないと思ってしまうよ」
視線の動きに合わせて、世界が書き換えられていく。パラドクスによって得られた完全視界は何に遮られることもなく、定められた道筋を辿ってくるクロノヴェーダの一団を捉えていた。
「敵発見。アヴァタール級が一体、残りはトループス級。接触までは――二分といったところか。増援の見込みが薄ければ仕掛ける好機だが、どうだ?」
アルメアは通信機に向かって問いかけた。ややあって返ってきた返事は、後続部隊の到着まで十分前後という予想だった。
「よし、ならば敵がこちらの射程内に入り次第攻撃を開始する。ディアボロス各員は合流地点に急いでくれ」
通信アウト。アルメアはもたれていた岩から身を起こし、兵装の準備を整えていく。
「たかが蟻数匹の侵入を許してしまった代償は随分と高く付くだろうなあ、はっはっは!」
成功🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
珠々院・アンジュ
※連携・アドリブ可能です。
「敵ですね。敵である以上殺しましょう。楽に死ねると思うなよ」
無表情で淡々と喋りますが無口ではありません。
他の人とも連携やコミュニケーションは取れます。
敵に対しても淡々とした口調ですが内容が過激になります。
成功のため技能は惜しみ無く使います。
表情には出しませんが、相手を呪詛で侵食することに愉悦を感じています。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。自身の怪我は疎く気にしません。
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
騎士の装いをしたヴァンパイアに率いられた角兜の兵士達が、岩塊の点在する丘を抜けていく。
「敵ですね。敵である以上殺しましょう」
不意にそんな声がして、岩陰からゆらりと現れる影があった。
「楽に死ねると思うなよ」
低く告げてクロノヴェーダ達を睨める珠々院・アンジュ(エントゾルグングフルーフ・g05860)の瞳は、殺意に満ちた灰色の沼のようだ。
アンジュに気づいたバイキング兵が斧を掲げ、鬨の声を上げる。間髪を入れず突撃。が、その向かう先で復讐者の姿が突如として掻き消えた。
がっ、と鋭い音がして地面が削れ、穴が穿たれた。それが疾走するアンジュの足音だとわかった瞬間にはもう、彼女の伸ばした手はバイキング兵の胸板に触れている。
「悶えろ、苦しめ、醜くのたうち回れ」
音のない咆哮が響き渡った。アンジュの身魂に幾重にも刻まれた呪いが、掌を介してクロノヴェーダに感染。吸血鬼の異形の肉体ですら抗うことのできない強烈な衝撃となって炸裂。
空気を入れすぎた風船のようにバイキング兵の胸郭が弾けた。ただ触れただけで死をもたらしたアンジュに、兵士達が思わず動きを止める。
「退くな、突撃せよ!」
だが、次の瞬間には鋭い命令が飛び、ヴァンパイアヴァイキング兵達は躊躇を振り捨ててアンジュへと鮮血色のオーラをまとった刃を振りかざした。
成功🔵🔵🔴
効果1【隔離眼】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
奇襲が決まりましたか。
体勢を立て直し陣形を整えられる前に続きましょう。
取り巻き達の中で最も早く指揮官の命に反応し、「動きを定め動き出した」者を狙います。
一度動き出した後です、反応も甘くなろうというもの。
この兵、噂に聞く不埒者ですか。
他者には判らぬ拘りを戦場でも貫くといえば聞こえは……いい、のでしょうか?
いえ、自分が着用しているのは水着を兼ねた一体型の……最終人類史では何と言いましたか。
ぼでぃすーつ?ふぃるむすーつ?ぴちすー?なので盗まれる品は無い筈ですが。
……大丈夫だよね?
これ盗まれたら裸だから、緊急に結界を(一枚だと不安だから)多重展開して誤魔化すしかないんだけど。
靫負・四葉(双爪・g09880)を中心に、風が渦巻く。
世界の法則を歪めて吹き荒れる旋風を従えた彼女は、標的と見定めたトループス級クロノヴェーダを瞬時に観察した。
(「この兵、噂に聞く不埒者ですか」)
吸血鬼化した海賊共。彼奴らの手管の一つに、攻撃と略奪を同時に行うものがあるという知識が四葉にはあった。そして、ヴァンパイアバイキング兵の多数は好んで女性の下着を奪っていくのだとも。
(「他者には判らぬ拘りを戦場でも貫くといえば聞こえは……いい、のでしょうか?」)
あるいは、女性が金品と同様収奪の目的であった時代の名残であるのかもしれない。真実はともあれ、四葉に負傷とは異なる意味の危機が迫っているのは確かだ。
(「……大丈夫だよね?」)
暴風の勢いが強まっていくのとは裏腹に、四葉の脳裏では不安が膨れていく。それは齢十五の少女としてはごく自然な心の動きではあったが、急襲撃滅が求められる戦場においてはあえて考えないようにすべき事柄だったかもしれない。
不安が躊躇となって四葉の視線を揺らす。その間にもう、戦端は開かれていた。
鬨の声が上がる。振り上げられた斧の刃がぎらりと光り、一体のヴァイキング兵が血の花を咲かせて倒れる。
「退くな、突撃せよ!」
指揮官らしき鋭い声。兵士達がディアボロスに襲い掛かる。躊躇っている暇はない。敵が体勢を立て直し陣形を整えられる前に続かなければ。
四葉は一陣の竜巻と化して、突撃するヴァイキング兵達へと横撃を敢行するのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【水面走行】がLV4になった!
効果2【命中アップ】がLV4になった!
山元・橙羽
ネメシス:度合いに応じて羽とかが金色のオーラを纏います
どこまで敵戦力を削れるか。頑張りましょう。
ヴァイキング兵相手なら、確実に数を減らせるよう傷ついた敵を優先して狙うのがいいかな。「男の下着なんて盗み取っても嬉しくねーよ!」とか聞こえて来そう…
シグルズ相手なら、広範囲攻撃が降り注ぐ=かわすのは難しそう、というのを覚悟の上で攻める!まともに食らう寸前で防御出来れば御の字かも。
いずれにせよ、落下耐性が役立つかも知れないので、皆さんの足を引っ張らないように頑張らないと。
あとは依頼成功の為なら多少の怪我等は我慢、公序良俗違反はしない、その他詳細はお任せします。
暴風の一撃がヴァンパイアヴァイキング兵の集団を横に裂いた。
「皆さんの足を引っ張らないように頑張らないと……!」
敵の数を減らす絶好の機会を得て、山元・橙羽(夕焼け色の蝶・g01308)は橙色の翅を震わせて己を鼓舞する。
地を蹴って跳躍。手近な岩塊の頂点を足場にしてさらに跳躍。揚力発生と姿勢制御に秀でた蝶の翅は、パラドクスの風が吹き荒れる戦場にあっても確かに彼を宙へと留め、もっとも狙い撃つべき敵を見定める猶予を与えてくれた。
「食らえぇっ!」
金色の尾を引く流星となって、橙羽が斜めに空を駆け抜ける。渾身の力をこめた蹴りが手傷を負ってよろめいていたヴァイキング兵を過たず貫いた。
橙と金の星が落着。同時に衝撃と炸裂音。地面が抉れ、着弾点の周囲にいたトループスを数体巻きこんで吹き飛ぶ。状況を注視していなかった兵士達には、大型火砲の一撃を受けたように見えたことだろう。
濛々と上がる土煙。擂鉢状に穿たれた穴の中心には、両足と片手を着いた姿勢の橙羽の姿。
ふっ、を息を吐いて再び飛翔。翅が風を掴み、橙羽が宙へと舞い上がる。ヴァイキング兵が気づいた時には、既に斧の届かぬ高度へと到達している。
(「よかった……。『男の下着なんて盗み取っても嬉しくねーよ!』とか言われたらどうしようかと……」)
歯噛みする敵を眼下に、橙羽はそんなことを思うのだった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【落下耐性】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
九・三三三
リラとエンプティからの他の敵影の情報はしっかりとかくにんして、変なタイミングで増援がきたりしないように気を配りつつ、残ってる他の子たちといっしょに戦闘に参加する、ね?
今回は指宿に矢面に立ってもらって、そのおっきい体で目の前の敵の死角を増やしてもらうの…。みすでぃれくしょん?っていうやつで、その死角を利用してミミとか、あとアリア以外の子達でえいやって切り込んでさらに集中力とかをけずっていくの…
それで相手の態勢とかがくずれたら…アリアに絶歌絶唱してもらってフィニッシュ、これが今回の基本的な連携なの
ちょっと強い子とかがこないうちに、できるだけ数を減らせるようにがんばろうね?(えいえいおー
『主が為に歌いましょう。此れなるは古の罪と罰の輪舞』
九・三三三(モイライの祈り・g01193)の背後に現れた精霊が、目前まで迫ったヴァンパイアヴァイキング兵の群れに向けてその大いなる力を解放する。
『響け、我が絶唱――』
力ある歌が空気を震わせる。大波の如きその力は、だがしかし三三三が企図した五割程度の被害しか与えられなかった。
トループスの数を減らすため、三三三が取った戦術は人形達を駆使しての波状攻撃だった。敵軍を追い詰め、然るべき機会を得た瞬間にパラドクス『絶歌絶唱(ゼッカゼッショウ)』を放つ心積もりだったのである。
だが、時間や空間は元より世界の法則さえも書き換えるディアボロスとクロノヴェーダの闘争――逆説連鎖戦の戦場においてはパラドクスを介さない攻撃は容易に無効化されうる。それがたとえ、クロノ・オブジェクトによるものであろうとも。
そのため三三三の人形達はたちまち蹴散らされ、ヴァイキング兵に肉薄されてしまったのだ。
振り下ろされた斧が三三三を掠めるのと、精霊の歌がクロノヴェーダを薙ぎ払うのはほぼ同時。裂かれた肩から血が溢れ出す。気遣わしげに、しかし確固たる決意と共に精霊アリアが三三三をかばうように進み出た。
態勢を立て直したヴァイキング兵達が止めを刺すべく、殺到する――。
苦戦🔵🔴🔴
アルメア・グラウプナー
「おや、もう始めていたのか。なんだ水臭いな、やるなら私らにも声を掛けてくれればよかったのに」
・行動
味方に合わせて攻撃に参加し、中距離からの砲撃戦を展開していく。
火砲やガトリングでの【砲撃】【制圧射撃】【弾幕】、ミサイルでの【爆破】【誘導弾】にて敵を圧迫していこうか。
射線が開いていれば大砲火を積極的に使用し、敵の数を一気に減らしていくとするか。
それでも接近してくる者が居たならば爆裂鉄球とソードオフに持ち替えての接近戦で対応しよう。
しかし敵の装備を奪うなら兎も角、下着を奪いに来るとは…指揮官は兵にどんな教育をしているのやら。
まあ私は今下着を付けていない(最初水着で来たし)から意味はないんだがね。
「――――Feuerッッ!!!!」
傷ついた仲間へと迫るヴァンパイア共に向けて、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)は己の全火力を解き放った。
腕部火砲『シュトラール』、四連装ミサイルポッド『ズィグナールフォイアー』、ビームガトリング砲『ビーネンヴァーベ』。火力と威力の瀑布が叩きつけられ、クロノヴェーダを粉砕する。弾け飛ぶ鮮血と肉片の中にバラバラになった薄布が混じっているのを見つけて、アルメアはその持ち主に対して内心で深く頭を下げた。
(「しかし敵の装備を奪うなら兎も角、下着を奪いに来るとは……指揮官は兵にどんな教育をしているのやら」)
私は水中活動を見越して下着を付けていないから意味はない――と嘯いている場合でもなかった。命知らずの突撃戦法で大砲火を潜り抜けたヴァイキング兵が、赤色のオーラをまとった斧を振るう。咄嗟に受けた左の手に強い衝撃。戦闘用の金属義手でなければ大怪我を負っていたところだ。
一つ舌打ちをすると、アルメアは跳び退ってクロノヴェーダの間合いから逃れた。
成功🔵🔵🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
峰谷・恵
「出遅れたら奇襲の意味が無くなっちゃうから一気に畳み掛けようか」
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
待ち伏せた場所から飛び出しざまに炸裂気功撃を叩き込んで奇襲攻撃を仕掛ける。同時に通信障害を発動して敵の他部隊への連絡を防ぐ。
敵の反撃は大きく横に跳んで回避。避けきれないものはLUSTオーラシールドで防ぐ。
その後は敵を通信障害の範囲に収めながら炸裂気功撃で負傷している敵を優先して狙い敵の数を減らしていく。
「全部に盗み効果ついてなくてよかったよ…ボクの服装で下着取られたら見えちゃうから…」
側方に跳躍して躱した、と思っていたが避けきれなかったらしい。峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)の腿に鋭く熱い痛みが走った。
「全部に盗み効果ついてなくてよかったよ……ボクの服装で下着取られたら見えちゃうから……」
決して無視できるような傷ではないが、恵は強気に微笑んでみせる。それは今この瞬間こそが、逆撃の機会に他ならないからだ。
「一気に畳み掛けようか……!」
切創の痛みを堪え、しかしそれを表情には出すことなく、恵は敵の只中へと飛びこんでいった。その手の内には、練り上げられた闘気が炎のように燃えている。
「破ァッ!!!」
恵が叩きつけた闘気の塊が炸裂。さらに毬のように跳ねてヴァイキング兵を直撃。衝撃波との合わせ技で三体を地に伏さしめた。
パラドクス『炸裂気功撃(サクレツキコウゲキ)』の影響はそれだけではない。周囲の法則が書き換えられ、敵の通信網を無力化する世界へと変貌していく。
この哨戒部隊が無線電信や無線電話あるいは隠し玉のクロノ・オブジェクトといった通信手段を持っていたとしても、能動的に援軍を呼ぶことは不可能となった。激しい戦闘音が聞きつけられる可能性までは排除できないが、ディアボロス達の奮闘によってトループスが壊滅した今、増援の到着までに片を付ければいいだけだ。
成功🔵🔵🔴
効果1【通信障害】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
●血闘の騎士
「なるほど。ただの鼠ではないようだな」
侵入者達に壊滅させられたヴァンパイアヴァイキング兵の亡骸を見下ろして、そのクロノヴェーダはふん、と鼻を鳴らした。
「ならばこの俺――竜殺騎士シグルズがお相手しよう。我が名を心に刻んで死ぬがいい」
抜き放たれるのは真赤の刃。かつてネーデルラントで竜を殺した剣と同じ名を持つ魔剣を掲げ、アヴァタール級クロノヴェーダはディアボロス達に対峙した。
リュウ・ターレン
アドリブ・連携歓迎
POWで周囲の味方をディフェンス。
竜を殺す騎士なあ。ま、殺せるもんなら殺してみいや!
と挑発しつつ、飛翔で接近しつつ、パラドクス発動!
空中に飛と弾の字を書いて待機。その一部から魔力の弾丸を飛ばして相手を攻撃。
最後にはその胴体に巨大な魔力の弾丸をぶつけたらぁ!
相手の反撃は飛翔で致命傷回避を。で、反撃で再度攻撃ってな。
「竜を殺す騎士なあ。ま、殺せるもんなら殺してみいや!」
声と共に宙を駆け登る姿がひとつ。リュウ・ターレン(奪われた者。奪い返す者。・g07612)だ。
「我空にえがく。その字は飛と弾」
魔晶筆が踊り、リュウの左右に力を帯びた文字が記される。呼応して血の魔剣グラムが一文字を描くや、真紅の短槍が軌跡に沿って出現し、射出された。
「即ち、飛ぶ弾丸」
リュウの躯に宿るデーモンの魔力が「弾」の文字を通じて発現。次の瞬間に発射。迫る血槍の横列を穿ち、隙間をこじ開ける。
続けて「飛」の文字が輝いた。翼を閉じたリュウが加速、シグルズの槍の隙間を潜り抜ける。
「なんてな」
ヴァンパイアに肉薄しながら、リュウの左右の手が「飛」と「弾」の二文字を掴み、合体させた。合わせた両手から放たれるのは特大の弾丸。
「グラムよ、我が敵を断て!」
振り下ろされた魔剣と魔弾が正面から激突。耳をつんざく破断音と共に衝撃波が発生し、二人の男を吹き飛ばした。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
龍統・光明
『その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……』
ドラゴニアンのガジェッティア × レジェンドウィザード
特徴:基本冷静沈着。行動の際は【残像】【忍び足】を使用
普段二刀流と蹴術を織り交ぜる戦闘スタイルだが、
AS展開時は一転二丁銃と羽形ブラスターを操り戦う
基本回避優先で防御の際は左腕を盾代わりに使う
常にクールである事に努めており、他に迷惑をかけない様に心掛けている
『例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません』
よろしくおねがいします(連携大歓迎・NG:ギャグ・コミカル)
吹き飛ばされた竜殺騎士は、剣を地に突き立て立て直しを図る。そこに龍統・光明(千変万化の九頭龍神・g01001)のパラドクスが襲いかかった。
「その業喰わせて貰う。さぁ、貴様の業を数えろ……」
光明自身の肉体をも軋ませる程の速度で加速し、仲間達が背にシグルズが正面に位置する場所に移動。地面を靴底で削りつつ踏み締め、左右の銃口をクロノヴェーダへと向ける。
「ロック完了。射ち貫け!」
放たれた閃光がシグルズを直撃する。弾ける光の粒と鮮血色の飛沫。
「――ちっ!」
舌打ちし、光明が後方へと跳び退った。次の瞬間、彼がいた場所に赤い刃が突き立つ。
生成した血の剣をいくつも重ねて障壁となし、光明の攻撃を耐え凌いだシグルズが反撃の投槍を撃ち放った。光明はさらに後退し、躱していく。
左右どちらかに躱そうとして、光明は己の後ろに何がいるかに気づいた。左腕を前に掲げ、盾代わりにする。
放たれたいくつもの血槍が、彼の体を刺し貫いた。
苦戦🔵🔴🔴
遠遠・忽
アドリブ・絡み歓迎や
クールを気取った中二病患者
カッコいいからという理由で刀装備を選んだ
その為剣の使い方の参考……というか実践練習のために剣使いに挑んでいる
自身の剣術はパラドクスのおかげで使えるレベル
ふんふん、剣を一杯作り出して……飛ばす!?
これは真似できへんやん!
いや、パラドクスならなんとでもなるんかもしれへんけどーーー
一応素人ではないレベルではあるので
ちゃんと致命的な攻撃は選んで回避・迎撃しつつ接近していく
仲間と連携できそうなら、こっちが囮になって攻撃引きつけるで
見極めるのにはその方がええから、丁度ええわ
孤剣を携え、遠遠・忽(緋華之刀姫・g00329)は剣戟の最中へと飛びこむ。
「新手か……!」
「フッ……人呼んで緋華之刀姫!」
愛刀を斜めに構え、忽はシグルズに対峙する。竜殺騎士も応じて、自らの剣を眼前に掲げた。
「我が名はシグルズ! 竜を狩りし鮮血の刃なり! 異邦の剣士よ、お相手願おう!」
魔剣が秘めた力を解放。生成された血の刺突剣がずらりと宙に並び、切っ先を忽へと向ける。
(「ふんふん、剣を一杯作り出して……飛ばす!? これは真似できへんやん!」)
クロノヴェーダの脅威に若干気圧されつつも、忽は柄を握りこむ。
(「いや、パラドクスならなんとでもなるんかもしれへんけど――」)
そう、彼女には力がある。世界の理さえも超越し、クロノヴェーダを討つ力――パラドクスが。
「人類が生み出した最も【かっこええ】技術のひとつ! 受けてみぃや!!」
叫び、忽は突進した。シグルズが刺突剣の群れを操り放つ。
「遠遠流剣術――」
体を捻ると同時に刃で弧を描き、先頭の一振りを迎撃。返す刀で二本目を斬り折り、三本目は軌道を逸らして回避。いくつかに体を掠められつつも、忽はシグルズを間合いの内に捉えた。振り抜いた刃が騎士の胴を薙ぐ。
「なんとか――なった!?」
振り返った瞬間横ざまに魔剣が襲ってきて、忽は咄嗟に身を屈めた。
成功🔵🔵🔴
効果1【一刀両断】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV5(最大)になった!
峰谷・恵
「端くれとは言え撃竜騎士の前で、ヴァンパイアが、シグルズの名前を使うとはね。挑発としてはお見事と言っておくよ」(ヴァンパイア→吸血鬼→ドラキュラ=ドラゴンの子でヴァンパイアは竜側のものと思っているので)
可能な限り連携を取る。アドリブOK。
牽制のために撃竜海戦装の砲門を敵に向け発射…すると思わせて発砲せずに思い切り踏み込んで竜骸剣によるパラドクスの斬撃を叩き込んで対応させ味方が攻撃する機会を作る。
敵の反撃はLUSTオーラシールドと魔闘気を放たれた剣に向けて展開し姿勢を低くしたダッシュでかいくぐって被弾を最小限に抑えて防ぐ。
その後は味方のパラドクス集中攻撃を受けた敵に再度パラドクスを叩き込む。
刀傷の刻まれた脇腹に手を当て、ヴァンパイアは歯噛みした。
「くっ……このシグルズに一太刀浴びせるとは……」
「端くれとは言え撃竜騎士の前で、ヴァンパイアが、シグルズの名前を使うとはね。挑発としてはお見事と言っておくよ」
視線を向ければ、唇の端を持ち上げた峰谷・恵(フェロモン強化実験体サキュバス・g01103)の姿。ぴたりと狙いを定めた砲口から逃れようと、シグルズは反射的に左方へと跳躍する。
だが、それこそが恵の狙った瞬間であった。素早く撃竜海戦装を手放し、背負った竜骸剣の柄に手をかける。
「視えた……そこぉっ!!」
パラドクス発動。恵は瞬間的に加速してクロノヴェーダへと肉薄し、渾身の『LUSTSLASH!(ラストスラッシュ)』を放った。
大剣がシグルズの肩口から胴を斜めに走り抜けた。苦鳴と共に血を吐きながらも竜殺騎士が反撃。短剣を射ち放とうとした瞬間、その視界がぐにゃりと歪んだ。
「――っ!?」
恵が闘気と共に放出した魅了の魔力がクロノヴェーダの焦点を狂わせたのだ。狙いが定まらぬまま放たれた短剣はしかし、恵に届くことなく回避されてしまう。
魔剣グラムの切っ先を地面に突き立て、竜殺騎士はかろうじて膝を屈することを防いだ。
成功🔵🔵🔴
効果1【一刀両断】がLV2になった!
靫負・四葉
アドリブ・連携歓迎します。
竜殺騎士とは大層な名乗りですね。随分とまあ、自己顕示欲の強そうな。
ところで他国にはドラゴンのクロノヴェーダが居ますが、戦ったことはおありで?
戦士よりも舞台役者がお似合いでは。ははっ。
……と、おどけてみた所で舐めて掛かれる相手でないのは変わりません。
前に出るのは練達の方々にお任せして、遠距離戦と参りましょうか。
主としては双つの浮遊腕を、そしてそれを補助するように手裏剣などの他の武器を射出し、竜の巨体と殴り合いましょう。
炎を吐き出そうとするならその口に浮遊椀の拳か貫手を叩き込みつつ結界で防ぎます。
そして竜に専念している風を装いつつ、シグルドに隙があれば狙っていきますとも。
「まだだ……まだ倒れるわけにはいかない……! 竜殺騎士の誇りに賭けて……」
「竜殺騎士とは大層な名乗りですね。随分とまあ、自己顕示欲の強そうな。戦士よりも舞台役者がお似合いでは。ははっ」
靫負・四葉(双爪・g09880)が投げかけた台詞に、シグルズの双眸がかっと怒りに燃える。
「俺を愚弄するか……ッ!!」
その憤怒に応えるかのように、魔剣グラムから膨大な魔力が噴出。鮮血色のドラゴンを形作った。
血竜が牙を剥くと同時に四葉はパラドクスを発動。念動力によって左右一対の鉄腕を操り、放つ。
ドラゴンが振り上げた前肢と『四海抱擁』の拳が激突した。その死角を突いて四葉は手裏剣を投擲。念動力を加えて加速、紅鱗邪竜の顔面を狙う。
煩わしげに翼を振って、ドラゴンが手裏剣を叩き落とす。だが次の瞬間にはもう、二投目が迫っていた。ドラゴンの咢の内で炎が燃える。火炎球を放ち迎撃するつもりだ。
「おどけてみた所で舐めて掛かれる相手でないと思っていました……!」
念動力最大出力。四葉は右の浮遊腕裂『天割地』に貫手の構えを取らせるや、ドラゴンに向けて全力でぶつける。
放たれかけた火炎ごと血竜の頭部を穿ち、その勢いのままに全身を貫く!
「ところで他国にはドラゴンのクロノヴェーダが居ますが、戦ったことはおありで?」
四葉の問いに答えるものは、紅鱗の邪竜が爆裂四散する轟音のみであった。
成功🔵🔵🔴
効果1【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV3になった!
アルメア・グラウプナー
「気付いているかね大将? 今この場所には私達だけではない、何百、何千の鼠に入り込まれてはその身に穴を開けられ始めている事に」
「そう遠くない日にこの島は落ちる。貴殿はその様を今から向かう特等席で見ていると良いさ、はっはっは!」
・行動
爆裂鉄球とソードオフを用いた接近戦を軸に正面から打ち合っていこうじゃないか。
グラム・斬撃の鎖と鋲は散弾で逸らしつつ剣を鉄球で受け止める。
グラム・射撃はガトリングでの【制圧射撃】と【弾幕】で相殺を試みよう。
竜を召喚された際は足元を鉄球でぶっ叩いて姿勢を崩し、火炎球の軌道をずらしてみるか。
相手に隙が見えたら【飛翔】を用いて【突撃】し、【捨て身の一撃】で大喝砕を叩き込む。
斃れた紅鱗邪竜が巻き起こした爆発を背景に、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)が竜殺騎士と決着をつけるべく突進する。
「気付いているかね大将? 今この場所には私達だけではない、何百、何千の鼠に入り込まれてはその身に穴を開けられ始めている事に」
シグルズは口を開き、閉じた。その眼光は虚言を弄するな、と無言で語っていた。
刺し貫くような瞳にアルメアは大笑してみせる。
「そう遠くない日にこの島は落ちる。貴殿はその様を今から向かう特等席で見ていると良いさ、はっはっは!」
言葉にならぬ咆哮を上げて、シグルズが魔剣を振り上げた。剣から放出された魔力が鎖の形を取るが、それが放たれるよりも早く感情任せに剣が振り下ろされる。
悲鳴のような鋭い音が上がる。激情のままに放たれた斬撃は、しかしアルメアの防御を断ち切ることができなかった。
「名残惜しいが――これで幕引きとしようか!」
アルメアが吠え、爆裂鉄球『ファイアヴェルク』を大きく振りかぶるや、渾身の力をこめて竜殺騎士に叩きつけた。衝撃と爆裂がシグルズの体を紙のように吹き飛ばす。
ゆうに十メートル以上弾き飛ばされたシグルズはそのまか坂を転げ落ち、崖下へと消えた。
●再び戦場へ
ふう、と大きく息を吐いたアルメアは、仲間達を振り返った。
「任務完了だ。増援が来る前に脱出しよう」
ディアボロス達がめいめい頷くのを見て、彼女は東方に目を向ける。
「そう遠くない日にこの島は落ちる」
竜殺騎士に向かって告げたこの言葉を、挑発のために使った言葉の綾で済ませるつもりはない。幾度の挑戦を経てでも、必ずこのコトリン島要塞を陥落させてみせる。
そんな決意と戦意に満ちた瞳だった。
成功🔵🔵🔴
効果1【隔離眼】がLV2になった!