バベルの塔突入作戦

 巨大砂上船『ミウ・ウル』でセレウコス領を東へ侵攻したディアボロス達は、蹂躙戦記イスカンダルの重要拠点『バビロン』を発見、その探索を行いました。
 探索の結果、様々な情報を得ることが出来ましたが、その中でも重要だったのが、バビロンの中央部にそびえ立つ巨大建造物型クロノ・オブジェクト『バベルの塔』です。

『バベルの塔』は、直径が1km以上もある、円柱状の巨大建造物です。
 遠方からの観測では、上層に『死海の大灯台』のような光を放つ尖塔が多数あることが確認されており、蹂躙戦記イスカンダル各地の大灯台を統括する、特別な施設となっているようです。
『バベルの塔』は、防衛機構として周囲を警戒する為の多数の見張り台と、数体のクロノヴェーダが同時に遠距離攻撃を行う射撃設備が多数設置されており、敵が飛行して攻めて来ようとも容易く迎撃する、鉄壁の防御を誇っています。

 この上層と下層の中間には、建造物の中とは思えない、自然豊かな『空中庭園』階層が存在しています。
『空中庭園』は、周囲から集められた一般人が『飼育』されている階層で、亜人たちの姿は見当たりません。
 なんとかして『バベルの塔』を登り、この『空中庭園』まで到達すれば、『空中庭園』を『バベルの塔』攻略の為の足掛かりとできるかもしれません。

バベルの塔侵入作戦(作者 沙羅衝
2


#蹂躙戦記イスカンダル  #バベルの塔突入作戦  #ミウ・ウル  #バビロン  #バベルの塔  #バビロンの空中庭園  #セレウコス領 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#蹂躙戦記イスカンダル
🔒
#バベルの塔突入作戦
🔒
#ミウ・ウル
🔒
#バビロン
🔒
#バベルの塔
🔒
#バビロンの空中庭園
🔒
#セレウコス領


0



●バビロンにそびえ立つ巨塔
 この場所は『バビロン』と呼ばれていた。蹂躙戦記イスカンダルの重要拠点となる。
「でけぇ……」
 そして目の前には巨大な建造物がそびえ立つ。直径は1キロメートル程もあり、高さその直径と同じくらいは優にあるだろう。
 ディアボロス達が遠くから見上げていると、その上層部にはキラリとした光の反射が見えた。恐らく、来たものを狙撃する為の武器だろう。塔に近づく敵からは、容赦ない上空からの射撃によって撃ち抜かれるのだ。
 そしてその『射撃設備』の先には多数の尖塔があり、怪しく光を放っていたのだった。
「さて、どうするかな」
 ディアボロスの一人はそう呟き、視線を下げた。
 塔の下層は窓も扉も見当たらない。ただの円柱状であり、中央にある緑が生い茂った所までは全て同じであった。
「入り口らしきところは無し。という事は、あそこを登るしかないが……」
 先ほどの射撃設備が邪魔である。どうにかよじ登り、緑で覆われている階層までたどり着く必要があった。

●ディアボロスへの依頼
 ここは新宿駅グランドターミナル。ファナン・トゥレイス(人間の風塵魔術師・g01406)が一礼して、ディアボロスに事の内容を話し始めた。
「皆様、この度はよろしくお願いいたします。まず状況を説明いたします。
 蹂躙戦記イスカンダルでバビロンに向かっていた巨大砂上船『ミウ・ウル』が、最初の目的地であるバビロンに到着し、様々な情報を得る事が出来ました。
 そこから得た情報によりますと、バビロンにある巨大建造物型クロノ・オブジェクト『バベルの塔』が最重要施設である事がわかりました。バベルの塔は直径1キロメートル、高さも1キロメートル以上という超巨大な巨大建造物となります。
 バベルの塔の上層階層には死海の大東大のような尖塔が多数見受けられ、蹂躙戦記イスカンダルにおいても、特に重要な建造物である事は間違いが無いようです。
 今回はここに侵入したいのですが、当然、防衛能力にも力が入れられております。上層に設置された射撃設備、見張り台などが多数存在し、近付くものを撃ち抜くでしょう。
 下層と上層の間に、緑で覆われた空中庭園階層があり、なんとかそこまでたどり着きたいというのが、今回の依頼となります」
 ディアボロス達はそこまで聞き、頭の中にバベルの塔を描き、作戦を考え始める。
「何とか内部に侵入すれば、防衛用の射撃を受けないのでは?」
 すると一人のディアボロスがそう質問を行った。
「いえ、バベルの塔の下層には扉も窓もありませんびで、地上からの潜入は不可能になります」
「という事は……」
「お察しの通り、よじ登る必要があります」
 ファナンは無表情にそう言ったのだった。

「もう少し詳細な情報を聞いてもいいかい?」
 一人のディアボロスが、少し沈黙してしまった周囲を気遣うように先を促した。
「お気遣い、ありがとうございます。
 皆様にはまずバビロンの繁華街などに潜入し、バベルの塔に近付く機会をうかがっていただきたいです。先ほど申し上げました上空からの射撃に関してですが、いったんバベルの塔に取り付いてしまえば射撃設備の死角になりますので、その機会を狙うという事になります。
 目標である『空中庭園』ですが、地上から約500メートル程の位置に存在しています。ここは植物によっておおわれた区域となっており、日光や空気を取り込むためなのでしょう、状改装を支える骨組み以外は解放されており、潜入は容易となっております」
 目的地とその場所までへの潜入方法は理解できた。
「クロノヴェーダは空中庭園の内部には入ってこないようなので、ここを制することがバベルの塔攻略の第一歩となるのです」
 成る程。と頷くディアボロス達。すると一人のディアボロスがファナンに尋ねた。
「……ちょっとまって。やっぱりクロノヴェーダは居るんだよ……ね」
「そりゃ敵の設備だから、いるに決まってるだろ?」
 すると、そのディアボロスとペアを組んでいる者が、横から口をはさむ。
「そういう意味じゃなくて、バベルの塔に何とか張り付いてよじ登るだけじゃないってこと。空中庭園に行くまでには500メートル登らなきゃならない。
 射撃は無くなるけど、その間クロノヴェーダは向かってくるんだよ」
 その言葉に、ファナンが一礼をする。
「補足、ありがとうございます。その通りとなります。
 塔を登ろうとすると、今度はゴブリンたちが出撃し、更にアヴァタール級による攻撃があります。それらの敵と戦いつつ、目的地を目指すことになります」
「やっぱり……。じゃあ、戦闘の準備もしなきゃだね」
「はい。登りつつの戦闘となります。ですが、ここで注意があります。
 例えば塔の壁面すれすれに飛翔するのならば、なんとか戦えなくはありません。ですが、高速での飛行はどうしても壁面から離れてしまう事があります。
 少しでも離れてしまえば上空から射線が通ってしまい、簡単に撃ち落とされてしまうことになります。それは他の飛翔系などのパラドクスに関しても同様です。ですので単純な攻撃行動だけではなく、何らかの工夫が必要となりますので、そちらに対しての準備もお願いします」
 あー。やっぱりかー。と、質問したディアボロスが頭を抱える。
「どういうことだ?」
 するとペアのディアボロスが頭を傾げる。
「とりあえずあんたの、いつも通りの単純突っ込み力技はダメってこと」
「なに!? どうしよう!」
「もー、どうするかあとで話す。ファナンさん、ごめん。続けて」
 するとファナンはまた一礼し、最後の情報を付け加えた。
「何とか空中庭園内に到達しても、制圧をしなければいけません。
 どうやらここには人間の男性の姿があるみたいなのですが、一つ問題があります」
 そう言って、女性のディアボロスを見る。
「え? あたし?」
 きょろきょろと周りを見渡し、ファナンを見るとゆっくりと頷いた。
「彼らは、女とみれば理性を失い襲い掛かってくるような状況のようです」
「……うそ」
「本当です。ですので、最後に彼らが我々の言う事を聞いてくれるような対応が必要となります」

 ファナンが説明を終えて、ディアボロス達を見た。
「依頼の説明は以上となります。骨が折れるご依頼となりますが、空中庭園の制圧を完了させていれば、《七曜の戦》までにそこを拠点とした攻略作戦も実行できるかもしれません。よろしくお願いします」
 厄介な状況ではあるが、やるしかない。
 こうして、ディアボロス達はパラドクストレインに向かっていったのだった。

●空中庭園生活
 ここはジャングルといっても過言ではないだろう。それ程までに植物に覆われた空間であった。
 そこに人間の男たちが数人居た。どうやら彼らはここでサバイバルのような生活をしているようで、畑を耕し、自給自足の生活を送っているようだった。
「へっへっへ……こんな所に隠れていたか……」
 だが突如、手に斧を持った蛮族風の人間の男が現れた。
「いただくぜぇ……」
 彼はそれ以外何も言わず、ただ斧を振るい、何人かを絶命させた。
 ブチブチと畑にある食料を引っこ抜き、奪い、そして食らった。
「お願いだ……それ以上は止めてくれ……」
 生き残った一人の男が斧を持った男に懇願する。どうやら腕が折れている程度で、命に別状は無さそうだった。
 すると、顔を近づけにやりと嗤った。その目は爛々と光っている。
「いいぜぇ……。これだけにしてやるよ。その代わりってやつ、だなぁ」
 むんずとその男の襟を掴み、そして収穫した食料と共に、巣穴へと引き摺っていったのだった。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【傀儡】
1
周囲に、ディアボロスのみが操作できる傀儡の糸を出現させる。この糸を操作する事で「効果LV×1体」の通常の生物の体を操ることが出来る。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【狐変身】
1
周囲が、ディアボロスが狐に変身できる世界に変わる。変身した狐は通常の狐の「効果LV倍」までの重量のものを運べるが、変身中はパラドクスは使用できない。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【フライトドローン】
2
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【罪縛りの鎖】
2
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【浮遊】
1
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【避難勧告】
1
周囲の危険な地域に、赤い光が明滅しサイレンが鳴り響く。範囲内の一般人は、その地域から脱出を始める。効果LVが高い程、避難が素早く完了する。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【トラップ生成】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の空間を、非殺傷性の罠が隠された罠地帯に変化させる。罠の種類は、自由に指定できる。
【モブオーラ】
1
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV3 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV1 / 【凌駕率アップ】LV2 / 【フィニッシュ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アクティベイト】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ロストエナジー】LV1

●マスターより

沙羅衝
 皆さん如何お過ごしでしょうか。沙羅衝です。
 今回の依頼は、バベルの塔をよじ登り、中層にある空中庭園に向かうというものです。
 よろしくお願いします。

 以下詳細です。

●ディヴィジョン
『蹂躙戦記イスカンダル』

●作戦概要
 上空からの狙撃を躱して塔に張り付いてよじ登り、現れる敵を撃破しつつ中層の空中庭園に到達し、そこに居る男どもを制圧すること。

●選択肢ポイント
 ①空中庭園の制圧。
 男どもがおります。色々飢えておりますが、所詮はただの人間です。どうやって従わせるかを記載してくださいね。

 ②バビロン繁華街からバベルの塔に向かう。
 バベルの塔への潜入の為に、繁華街から潜入するという感じです。どういった感じで近づいていくかを描写しますので、姿や行動を記載してくださいね。

 ③👾バベルの塔を登れ『ゴブリン音楽隊』
 ④👿バベルの塔壁面の戦い『再興を願う者『クレオメネス二世』』
 防衛しているトループス級、アヴァタール級です。
 バベルの塔を登り始めると同時に襲い掛かってきますので、対処してください。
 ポイントはファナンさんが説明してくれた通り、どうやって登りながら敵と対峙するかという点になります。派手にいつも通りの飛翔などを行うと、容赦なく上空から狙撃されて撃墜されます。
 どうやって壁に張り付いているか。ここを考えてくださいね。
 ③と④の順番は指定しませんので、お好きなほうから攻撃を仕掛けてくださいね。

 それでは、プレイングのほう、お願いします。
23

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


エイレーネ・エピケフィシア
亜人どもに紛れ、この街の悪徳に満ちた有り様を目にする不愉快さは否定できません
ですが、今も虐げられる人々が感じている痛みと比べれば些細なもの
……迷いなく、為すべきことを為しましょう

体つきを隠す外套を身に纏い、フードを目深に被って顔の印象を隠します
更に顔には事前に灰色のペイントを施し、一見亜人に見えるようにしましょう

【モブオーラ】を纏い、バビロン市内の飲食店や広場といった賑わう場所で張り込みます
バベルの塔の観光について話している者や、バビロンに来てすぐと思われる旅装の者を見つけたら、彼らに紛れて塔へ
現地に到着して亜人どもが塔の観光に夢中になったところで、密かに離れて登攀の開始地点に向かいましょう


一・百
繁華街で酔ってる亜人の中で
塔に出入りしてたり、塔について話をしてる亜人に近付こう

凄い塔だよな…
俺のいたとこはこんなに賑やかじゃなかったバビロンは素晴らしい街だな
ここの住人なのか…羨ましいな…
相手を持ち上げるよう話しかけ強い酒を持ち込んですすめる

セレウコス領は広いな…さすが勝利王だな…
とにかく飲ませて判断を鈍らせる
自分の領に帰る前に塔を近くで見てみたいものだ…
真下から見上げたら壮観だろうな…
どこかいい場所知らないか?案内してくれ…

案内をとりつけ塔の近くにきたら
そっと離れ壁際を浮遊で静かに上る


フルルズン・イスルーン
ローブ付きフード! 付け耳! ゴブゴブゴブ!
髪の毛隠して、緑色の手足をアートしていざ行けや欲望の都!
一番上には何があるんだろうねぇ。

さあ、行こうかクラウン・ゴーレムくん!

つまり酔っぱらい焚きつけて、塔の傍に寄せて紛れればおーけー!
効くかわかんないけど保険で【友達催眠】仕掛けつつ、
酒飲んでそーな集団を探す! 初回のお上りさんなら尚よし。

ヘイユー。スリル足りてるかい?
今のトレンドはバベルの塔にタッチアンドラン!
近づくことは許されても流石に直に触るとなるとちょっぴりフィアー。
だが、そのフィアーが夜をエキサイトさせるはずさ。
ガイズ! 武勇伝ひっさげて夜のチャンピオンにジョブチェンジだゼィ!


荒田・誠司
アドリブなど歓迎

【心情】
バベルの塔までバレずに行ってみようか
なぁ!コレから塔の方まで行くんだろ?一緒に行こうぜ(演技)

【行動】
まずは大きめのフード付きローブを用意し口元に包帯巻いておく
ついでに肉体改造で頭に耳のような突起をつけ
機械の手脚を防具のような形に変えておく
匂いは周囲の土や塗料で誤魔化す

リアクション大きめなおのぼりさんのフリをする

最初は店屋で酒を何本か買っておく
塔へ向かう観光客の一団を見つければ
友達催眠を使い酒もたくさんあるし一緒に行こうと誘い酒を渡す
俺は酒は飲めないから飲んだフリ
塔の近くまで行けば人混みに紛れモブオーラを使い観光客から離れる

適当に話をしながら塔について聞けるなら聞きたい


●出店が並ぶ、その場所で
「高いな……」
 一・百(気まぐれな狐・g04201)は、ここからでも手の届きそうな巨大な塔を見て、思わず呟いた。
 ここはバビロンの繁華街の入り口である。塔へはまだ距離が少しあるが、遠くから近づいていくにつれて、その大きさを意識してしまう。
 塔の中心を視界に入れると、その視界の中はほぼ塔が映りこんでいた。
(「よし……」)
 百は頭の中で依頼を少し整理し、一つの集団に近付いていった。
「少し話を聞きたいんだが、いいかい?」
 百が話しかけたのは、酒を飲んでいる亜人だ。だが、一人だけ様子が違っていた。そんな亜人を敢えて選んだ。
「なんだい兄ちゃん。観光かい?」
「そうなんだ……。ここの住人かい?」
 百がそう尋ねると、亜人はそうだと簡単に答えた。酔っているようだが、少し頭ははっきりしていそうだ。
 すると百は、バベルの塔を見てこう言った。
「凄い塔だよな……。
 俺のいたとこはこんなに賑やかじゃなかった。バビロンは素晴らしい街だな」
 羨ましいな。と続けて言葉を続けながら亜人を見る。
「そうだな」
 すると亜人は、今度は少し誇らしげな様子を見せた。
「自分の領に帰る前に、塔を近くで見てみたい……。どこかいい場所知らないか? 案内してくれ……」
 亜人は百に差し出された新しい酒を受け取り、ぐいと飲み干した。
「良い場所と言っても兄ちゃん。何処から見ても同じだし、いい場所だぜ?」
「何処からもとは……。益々すごい……」
 とは言いつつ、百は心の中でどうしたものかと作戦を考えていた。すると後ろから大きな声が聞こえてきた。
「なぁ! コレから塔の方まで行くんだろ? 一緒に行こうぜ!」
 百が振り返ると観光客の集団とワイワイ騒いでいる、大き目のフードをかぶっている男が目に入った。口元には包帯を巻き、フードからは大きな耳のようなふくらみが見えた。
 荒田・誠司(雑草・g00115)が観光客の一団に入り込み、酒を振る舞い、大いに盛り上がっていたのだ。
 その酒はどうやら誠司がこの辺りで買いそろえた物らしく、既に友人のように打ち解けていた。
「ヘイユー。スリル足りてるかい?」
 そしてその中に飛び込むように、一人の少女が現れた。フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)だった。
「おおっとぉ! どうやら初回のおのぼりさんと見た!
 今のトレンドはバベルの塔にタッチアンドラン!
 近づくことは許されても流石に直に触るとなるとちょっぴりフィアー。
 だが、そのフィアーが夜をエキサイトさせるはずさ。
 ガイズ! 武勇伝ひっさげて夜のチャンピオンにジョブチェンジだゼィ!」
 などと言っている。
「決まりだな! これから行ってみようか!」
 そんな様子を見ていた百はそこで閃いた。
「そうだ……。あの人たちも一緒に案内してもらえないだろうか? 地元の人だったらきっと、自分ではわかっていない自分だけの場所、あるんじゃないか? きっと、もっと素晴らしい体験ができるはずだ……」
 そういって百は更に酒を勧める。すると、それに気分を良くしたのか、亜人は後ろの集団に近付いてこう言ったのだった。
「おい、田舎者ども。俺の街を案内してやるよ。ついてきな!」

●バベルの塔
 一方その頃、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)は、バベルの塔の傍にある物陰に隠れながら、その巨塔を見上げた。
(「いざ目の前にすると、この高さは圧倒されてしまいますね」)
 体つきを隠す外套を身に纏い、フードを目深に被った彼女は、ゆっくりと街の様子を伺っていた。繁華街と巨大な塔。そして亜人の放つ悪徳を感じ、思わずフードを目深にかぶった。
「なんでしょうか?」
 するとエイレーネは、何やら騒がしい空気を掴んだ。ワイワイと騒いで近づいてくる一団がいたのだ。
 その集団はどうやら塔を目指してきているらしく、周囲の注目を浴びていた。
(「好都合です。この隙に……」)
 エイレーネはそっと気配を消し、人々に気付かれないようにそっと塔に張り付いた。
「!?」
 しかし、一つの影が視界の端に映る。
「大丈夫です。皆さんが引き付けている間に行きます」
 百の姿だった。すぐに状況を把握したエイレーネは少しほっと胸を撫で下ろした。そして、百のパラドクスでゆっくりと浮遊を開始したのだった。

 ワイワイとした声は、まだ続いているようだ。
 そしていつの間にか、誠司やフルルズンも塔に登っていた。うまく隙を付いたのだろう。
「さて、これからが本番だな」
 誠司は、そう言って上空を見た。良く見ると何体かの影がこちらに向かって来ようとしているのが見えた。
 このまま進むと、上空200メートルほどで接敵しそうであった。
 下を見るとかなりの高さになっている。ここまで来たら後には引けない。
 ディアボロス達は向かってくる敵の動きを見ながら、それぞれに武器を手にしていったのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
【友達催眠】LV2が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【アクティベイト】LV2が発生!

エイレーネ・エピケフィシア
……随分と騒がしい亜人どもですね
潜入作戦にあたって、大きな音を鳴らされ続けるのは危険かもしれません
手早く仕留めて黙らせてしまいましょう

【浮遊】で塔を登りながら、敵が上方に見えてパラドクスの射線が通った時点で先制攻撃を仕掛けます
≪神護の長槍≫を天高く突き上げて『光輝迸る浄化の刃』を発動
槍の穂先から放たれる螺旋状の光線で、敵を撃ち落としてゆきましょう
塔のふもとへ──そして、タルタロスの深淵へと墜ちなさい!

反撃の音が齎す心の衝撃には、自らを激励することで踏み止まります
神々への信仰と、無辜の民を救う信念は、その程度では揺らぎません!
塔に手で掴める場所があればしっかりと握り、姿勢を安定させて耐えましょう


一・百
ふよふよと壁の近くを浮遊で登ってく
うっかり上からの射程に入らないよう壁から離れすぎないよう気をつける

敵の巨大クロノオブジェクトの技術が分かれば員だがな…
建築物に興味津々
さて、騒がしい敵だな…
音楽とはどういうものか教えてやろう…

紅玉姫を組み換え笛の形に
斜め笛を奏で千一夜詩でフェネクスにまつわる物語を奏で不死鳥の悪魔の幻想をみせる
子供のような甘い声で歌い聞いた者を聞き惚れさせてしまうフェネクスでゴブリンを惑わし落としてく

相手の音楽動揺しても演奏は止めず
音には音を…
呼び出してた九尾の銀狐姿のジンとフェネクスに相手の音を乱して貰う

お前達のそれは雑音だ…
勿体無いが…命を奪うほどの悪魔の歌を聞くがいい…


フルルズン・イスルーン
狙撃相手には囮を出して、何処から撃ってるか確認しつつ射撃の後隙を狙うもの。
先導の舟はご入用かい?

こういう時にも有用なのがコフィン・ゴーレムさ。

まずは射線から隠れながら【浮遊】で塔をよじ登る。
防衛してる敵に気づかれない内はひっそりひっそりだ。

そして攻撃が届く状態になったら【フライトドローン】船葬墓を飛ばして、
狙われそうな所にチラチラと先行させるのだ。
一応パラドクス戦ではなく、これ自体は単なる効果だから壊れてもフィードバックはないはず。

撃たれた後は、訝しんでる敵に目掛けて本命の霊体戦乙女を出撃!
串刺しで仕留めてしまうのだ!
防衛設備は近づかれてしまえば有利は消える。
後は単純な地力勝負さ。


荒田・誠司
アドリブなど歓迎

【心情】
されと、今からこれを登っていくとしようか
これに音楽を聞かせても意味はねぇぞ!

【行動】
登る前にパラドクスを使い自動で攻撃するプテラノドン型の機械を製作し目立たない色に塗装しておく

飛翔で塔から大きく離れないようにして上がっていく
飛んでいる間は観察や情報収集で索敵
敵を発見次第プテラノドンを統率で操り口吻部のドリルや刃の翼を用いて攻撃させる
俺が音楽の中毒になって動揺しようとも機械は独立しているので問題はないだろう

直接的な攻撃をされれば盾や警棒で受ける
仲間と声を掛け合い積極的に連携し協力する
必要なら臨機応変に対処する


●接敵
 ディアボロス達は上空から下降してきて来る敵の様子を確認しつつ、ゆっくりと浮遊していた。
「……随分と騒がしい亜人どもですね」
 最初にそれに気が付いたのは、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)だった。
 ドコドコドコドコ♪ ぷおーん♪
「騒がしい敵だな……」
 一・百(気まぐれな狐・g04201)は目の前にそびえ立っている塔の外観を興味深げに見つつ、鬱陶しそうに妖狐の耳を少し窄めた。
 ドコドコドコドコ! ぷおーん! ぷおーん!
 その音は徐々に近づいて、大きくなってくる。相手には我々の存在が既に分かっているのだろう。音の速さが上がり、それと共に大きさも更に大きくなる。
「潜入作戦にあたって、大きな音を鳴らされ続けるのは危険かもしれません。手早く仕留めて黙らせてしまいましょう」
 エイレーネがそう言うと、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)と荒田・誠司(雑草・g00115)は、準備していたパラドクスを解放する。
『"魂は 翼を 広げる"』
『製作完了!飛べ、プテラノドン』

●囮
 フルルズンが召喚したのは、ふよふよと浮かぶ船葬墓。れっきとしたゴーレムであり、船の中に存在しているのだという。コフィン・ゴーレムは船自体を棺としているようなものだが、一見浮いている船にしか見えないだろう。
 誠司が造り出したのは、プテラノドン型の機械だ。しかも目立たないように塔の色と同化させていた。
 フルルズンのゴーレムと同じくこの機械の鳥は自立行動が可能だ。
 まずフルルズンのゴーレムがゆっくりと『ゴブリン音楽隊』の元に向かおうとする。しかし数メートルほど塔から離れた瞬間、上空が一瞬キラリと輝いた。
 ドン!!
 そう、上空からの狙撃があるのだ。撃ち抜かれたゴーレムは爆発しながら墜ちていく。
「おおっとぉ……。派手だねえ」
 フルルズンはそう言いながら、さらなるゴーレムを召喚する。すると上空から一気にゴブリンたちが襲い掛かってきた。
「ギャハハハ!」
「さあさあ、お前ら!」
「音と共に、墜ちろ!」
 大量の音を奏でたと思えば、意外に綺麗な音が周囲に響き渡らせる。そしてその音はフルルズンの精神に沁み込んでいく。
「いやあ、これは中々効くねぇ。でも、これくらいは耐えれるよ」
 フルルズンはゴーレムを次々に召喚する。だが、上空からの狙撃で確実に撃ち落とされ、敵に届かない。「ふむ。大体、射線の位置は解ったかな」
 フルルズンの目的はもともと攻撃する事ではない。網のように張り巡らせたゴーレムにより、何処まで行くと敵からの狙撃で狙われるのかをあぶりだす為のものだ。
 そしてそれは誠司のプテラノドンへの情報提供でもあった。
「ぎゃああああ!」
 太鼓をたたいていたゴブリンが悲鳴を上げ、墜ちていく。誠司のプテラノドンがそっと背後からゴブリンを貫き、更に角笛を吹いていたゴブリンも撃墜する。
『聖なる光よ、穢れし者どもを清めたまえ!』
 敵の動きに統率が取れなくなった瞬間を待っていたのは、エイレーネだった。≪神護の長槍≫を高々と天に突き上げ、穂先から螺旋状の光線を放った。
「塔のふもとへ──そして、タルタロスの深淵へと墜ちなさい!」
 するとエイレーネの心にも、敵の音楽が流れてきた。それは喧騒の中でも直接聞こえるようだった。だが、エイレーネは自らの心を奮い立たせ、塔に出ていた突起を掴んだ。
「これくらいの音。神々への信仰と、無辜の民を救う信念は、その程度では揺らぎません!」

●音と音
 フルルズンのゴーレムが上空からの攻撃の位置を教え、その隙に誠司のプテラノドンが暴れまわり、エイレーネの光線がゴーレムを撃ち落としていくと、敵は徐々に数を減らしていった。
「さて……音楽とはどういうものか教えてやろう……」
 百は紅い刃を持つ妖刀『紅玉姫』掌に乗せて優しく組み換えると、出来上がったものは笛であった。
『終わりなき願い…いくつもの夢…それを今ここに』
 百は唇の端にそっと歌口をあて、音を奏で始めた。
 音には音。という事なのだろう。
 思いのほか綺麗な音で惑わせてくるゴブリンたちだが、音で対抗されるとは思っていなかったのか、少し動揺が走ったような音となっている。
 その隙が命取りとなる。
 百の奏でる音は、千一夜詩でフェネクスにまつわる物語。不死鳥の悪魔が、子供のような甘い声でゴブリンの耳に囁きかけると、うっとりとした表情で落ちていく。
「お前達のそれは雑音だ……。
 勿体無いが……命を奪うほどの悪魔の歌を聞くがいい……」

 こうしてゴブリン達は、ディアボロスによって一掃された。
 ダメージはあるが、それ程大きいという事は無かった。すると、上空から1体の影がディアボロス達に向かってきた。
「何か、乗っているみたいだねえ」
 すっと飛翔する物体はどうやらハンググライダーの様だった。それを操縦しているのは1体のクロノヴェーダである。
「ふむ。ゴブリンどもでは歯が立たないということか」
 搭乗しているクロノヴェーダ『再興を願う者『クレオメネス二世』』が、ディアボロスに向かって言った。
「では、私がお相手しよう」
 ハンググライダーの上にふわりと飛び乗り、クレオメネス二世は盾と槍を構えたのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【避難勧告】LV1が発生!
【未来予測】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【アヴォイド】LV1が発生!

フルルズン・イスルーン
ほむ、あのグライダーも一種のフライトドローンかな。
普通に考えるならあれを攻撃すれば一発だけど。
クロノオブジェクトだろうかね、やはり。

引き続き行くよー! コフィン・ゴーレム!

なにせ空中戦仕様のゴーレムがこれしかないのだ。
【フライトドローン】でさらに融通のきく足場を増やしつつ、
船葬墓の戦陣揃えて発射!
一応爆発にグライダー巻き込んでそれでケリつかないかなー、
という期待も込めて「やったか!?」と唱えておこう。

落ちない? うん。
その時はもう戦乙女の霊体ゴーレム出してバラバラと的を広げて、
味方への足場供給だね。
ま、最後にものを言うのはやはり槍働きと言う事で。


宝心・ライラ
アドリブ連携歓迎

「まあ、可愛い猫ちゃん。元気いっぱいに鳴く姿も可愛らしいわ♪」
向かってくるクレオメネスを微笑ましく見つめながらも、向ける刃に加減はしない
私の場合は一輪車の車輪の仕込み刃なんだけど♪
「スパルタ仕込みの槍裁き、見せてちょうだい!」

一輪車に跨り、ジャンプで【フライトドローン】を乗り継ぎながら戦闘
時に乗り継ぐふりをして【浮遊】し、その場にとどまってみたりと、トリッキーな動きで攪乱するわ
攻撃の隙があればすかさず車輪の刃で踏みつけて、高速回転させて切り裂きながら駆け下りる!

「空中サーカスは得意なの♪ ハラハラした? ドキドキした♪」


●上空300メートル
(「ほむ、あのグライダーも一種のフライトドローンかな。普通に考えるならあれを攻撃すれば一発だけど。
 クロノオブジェクトだろうかね、やはり」)
 フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)は、グライダーの上に飛び乗った『クレオメネス二世』を見てそう思った。
 ここまでくれば相当な高さだ。風も強く吹き付けているが、一般のグライダーであれば、操縦の難易度はかなり高いだろう。
「まあ、可愛い猫ちゃん。元気いっぱいに鳴く姿も可愛らしいわ♪」
 するとフルルズンの近くで宝心・ライラ(ミス・ハッピースタート・g01071)がそう言った。
 確かに見た目は猫かもしれない。相手が猫だと思えば、そう難しく考えることもない……か。
 果たして、猫呼ばわりされたクレオメネス二世は、ふふりと不敵に笑みを浮かべて盾と槍を構えた。
「スパルタ仕込みの槍裁き、見せてちょうだい!」
 ライラが一輪車に跨りながらフライトドローンに飛び乗ると、フルルズンも先刻も活躍してくれたコフィン・ゴーレムを再び召喚する。
『赤の演目!笑顔の花を咲かせましょう!』
 ライラが歌いながら一輪車を爆走させる。しかしここは上空300メートルである。しかも、ひとたび安全な位置、つまり上空からの射線が通る箇所に出現してしまえば、狙撃は免れない。
「おっとと♪」
 フライトドローンを飛び移り、派手に動き始める。するとクレオメネス二世もまた、動きを合わせるように塔に並行するように動く。
 ライラは一輪車の車輪に仕込んだ刃を使い、クレオメネス二世を微かに傷つけた。そして両者のスピードが加速していき、ともに更なる攻撃を繰り出す隙を伺った。
「あ……!」
 その時、ライラの飛び移ろうとしたドローンが着地点からずれる。
「ふ……私が手を下す必要もなかったかな?」
 あるはずのものがそこに無い。ライラはそんな表情を作り出した。
「そうだな。それでは落ちる手助けをしてやろう」
 クレオメネス二世はそう言って、腹からの咆哮をライラに向かって浴びせた。
 その勢いで完全にドローンから外れるライラ。
「墜ちろ」
 しかし、ライラの動きはクレオメネス二世が想定したものとは違っていた。
「空中サーカスは得意なの♪ ハラハラした? ドキドキした♪」
 ライラは空中に停止していた。そう、それは浮遊のパラドクスだ。浮遊の力を使った一種のトリックである。
『"魂は 翼を 広げる"』
 クレオメネス二世のその隙は、フルルズンが攻撃をするに十分な隙であった。
 ドゥン!!
「やったか!?」
 爆発による煙が晴れるまでには、風があるために、それ程時間はかからない。フルルズンはすっと目を細めるが、やっぱりといった表情でそれを見た。
「落ちない? うん。」
 フルルズンはあわよくばこの爆風で、クレオメネス二世がグライダーから落ちてくれればと思ったのだが、流石にそう簡単ではない。
(「まあ、足場の供給にはできたね」)
 出現させたコフィン・ゴーレムは、今後も仕事をするのだ。そう思って、ここま満足することにした。
「なかなかやりますね。侮れない……ということですか」
 そして、傷を負ったクレオメネス二世は煙から出現してそう言ったのだった。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​
効果1【フライトドローン】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!

一・百
ここには似合わない敵だな…
地上に降りたほうがいいんじゃないか…?

紅玉姫を手に浮遊しながら
ネメシス形態に
見た目が少し幼くなり金色長髪の姿になり
ジンのキューコンは銀狐の姿にも見えるが、エネルギー体らしさが強まる
そのまま壁際の位置を保つようフライトドローンを呼び出し、戦いの足場にして飛桜舞姫を放つ。

舞う花弁の刃が盾のない方向からも襲い掛かり確実に斬りつける
シャムスと攻撃を合わせ
忍び寄らせたジンでハングライダーを傾かせたりできないかな

雄叫びには耳を倒して閉じながら耐える
そんな気迫じゃ俺の父様にもかなわないな
王というのは、その程度じゃないだろ?


シャムス・ライラ
仲間と情報共有、連携

百(g04201)の援護に

地形の利用、情報収集で視野を広く
仲間の不足を補うように動く

ハングライダーに乗って戦うのか
落ちない自信がある訳だ
まずは油断なく

射程範囲に入らぬよう常に注意

浮遊で塔を登りつつ
ジャンプ、フライトドローンを足場にする等して
臨機応変に移動、敵を攪乱

仲間とタイミングを合わせ
金星舞唄を発動
塔側に配置し
敵を外側にはじき出すように仕掛ける

金星よ敵に刃を仲間達に加護を

言の刃に祈りを込め
四方八方から切りつける
仲間達にも加護が届けば幸い

敵攻撃は未来予測も駆使し
衝撃波をパラドクスの烈風で相殺し
間合いを取る等して可能な限り損害を減らす

その他有効な残留効果は使用

アドリブ等歓迎


●風に乗る
「ここには似合わない敵だな……地上に降りたほうがいいんじゃないか……?」
 一・百(気まぐれな狐・g04201)は、ジンの『キューコン』をひと撫でしつつ、自らの髪が長くなり、金色へと変化させる。キューコンはよりエネルギー体の様相を強くしていた。
 とはいえ、このまま力押しというのも状況を悪化させる可能性がある。すると、下から登ってくる影が見えた。
「援護します」
 シャムス・ライラ(極夜・g04075)だった。
「助かる」
 百はシャムスの姿を見て、短く礼を言い、クレオメネス二世に向き合った。
 相変わらずグライダーに搭乗しているが、先程のフルルズンとライラの攻撃である程度の情報と、複数の足場が出来ている。
 百は現状を素早くシャムスと交換すると、お互いに頷きあった。塔を背に、クレオメネス二世の目の前の高さまでドローンを操り上昇させ、ゆっくりと左右に距離を取っていった。
『紅玉姫、俺と共に…… 散れ、永久の眠りへ……』
「金星よ敵に刃を仲間達に加護を」
 百とシャムスの行動は同時だった。百が刀に妖気を帯びさせ、胸の前で水平にした刃を空気に滑らせる。すると紅玉のように輝いていた刃から花弁が舞う。
 シャムスは言葉を刃に変換させ、背後の塔へと配置する。そして自らはドローンを足場にして動き始めた。
「こっちだ」
 すると、シャムスの動きにほんの少し視線を奪われたクレオメネス二世の真横に出現し、言葉をかけた。
「小賢しいですね」
 だが、思わぬ言葉に虚が生まれていた。
「何!?」
 ぐらりと傾くグライダー。傾いた先にはキューコンの姿がある。実際にはそれで落ちる事はない。キューコンはバランスを変え、ただ傾けただけなのだ。
 しかし、少しの綻びが雪崩のように状況を悪化させることは、実際にある。
 クレオメネス二世はグライダーを動かし、百と少し距離を取ろうと塔に近付く。それが罠となる。
『…斬り裂け』
 塔に近付いた時に発動するように、シャムスが言葉の刃を籠めていたのだ。
「ぐ!!」
 風や水の刃が、クレオメネス二世を容赦なく襲う。何とか盾である程度は防ぐが、百の妖刀が纏っていた刃が花吹雪となり、風に乗り、盾を避けるようにしてクレオメネス二世を切り裂いたのだった。
 クレオメネス二世は雄たけびをあげようとするが、力が発動しないことに愕然となった。それ程にダメージがあったのだ。
「そんな気迫じゃ俺の父様にもかなわないな。王というのは、その程度じゃないだろ?」
 百はそう言って、妖刀『紅玉姫』を納めた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【狐変身】LV1が発生!
【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【凌駕率アップ】がLV2になった!

フレデリカ・アルハザード
仲間にはお淑やかな女性口調で敬語
亜人等クロノヴェーダに対してのみ高圧的な口調

死にゆく準備は良いか?
私はするつもりもない
貴様だけが滅びれば良いのだからな

フライトドローンと壁に張り付いての限定的な飛翔で撃墜されないよう気をつけながら未来予測を使いながら亜人へ空中機動戦を挑む
いくら叫ぼうが…聴覚周囲の振動現象を『封』じ、ヘッドホン等も用いながら対抗
アヴォイドやアクティベイトを用いながらダメージの余波を少しでも打ち消して反撃を叩き込む

生理現象封印ーー心肺停止だ
亜人の生理現象に干渉し、生命維持に関する機能を『封印』
そのままパラドクスによる心肺停止現象でトドメを刺す

落ちていけ…奈落の底へと


エイレーネ・エピケフィシア
クレオメネス……スパルタ王の名を騙るのですね
アテナイとスパルタは古来よりの宿敵なれど、それでも同じ天地を分け合うヘレネス[ギリシア人]です
彼らの名誉が、亜人によって侮辱されるのは見過ごせません!

【浮遊】と、一時的な高速移動のためのごく短距離の【飛翔】を組み合わせて塔の外壁を移動します
【トラップ生成】によって塔の周囲にネットを張り巡らせ、敵の乗る奇妙な翼を一瞬なりとも引っかけてやりましょう
その隙を狙い、≪神護の長槍≫を『流星が如く燃え立つ投槍』として、心臓目掛けて投げ放ちます!
反撃の武器は≪神護の輝盾≫で受け止めて耐えましょう
アテーナー様!どうかこの手に、邪悪な僭称者を討つ力をお与えください!


●想い
「死にゆく準備は良いか? 私はするつもりもない。貴様だけが滅びれば良いのだからな」
 フレデリカ・アルハザード(軍勢の聖女・g08935)はそう言ってヘッドホンを装着して、塔を背面にしながら高速で移動を開始した。ドローンと浮遊、そしてこれまで発動してきたパラドクスを駆使する。
 すると、血まみれの状態をものともせず、クレオメネス二世が雄たけびを放つが、一歩速く回避行動で相手の行動を無効化していく。
「いくら叫ぼうが……」
 フレデリカは瞬時に塔を蹴り、空中で停止して構えた。
『集合し軍勢となれ、我が奇跡よ。力ある言葉という言霊の最上位よ。封の概念となる事で、我が軍勢となり敵を打ち砕け』
 その力は言葉。言葉は力だ。
「生理現象封印ーー心肺停止だ」
 言葉が実体となり、クレオメネス二世に絡みつく。
「ぐ……あ……!?」
 フレデリカの言葉が、クレオメネス二世の体内に侵入し、生命維持に関する機能を『封印』したのだ。
 ふらりとよろめき、グライダーに膝をつくクレオメネス二世。
「クレオメネス……スパルタ王の名を騙るのですね」
 クレオメネス二世の目の前には、エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)が立っていた。
 浮きながら飛翔を組み合わせ、完全にこの空間の移動を可能としていた。
 反対に、クレオメネス二世のグライダーにはいつの間にかネットが張り巡らされ、動けなくなっていた。
 もう、クレオメネス二世には、どうする事もできなかった。
『輝ける槍よ、悪しき者の命を過たず穿たんことを!』
 エイレーネは≪神護の長槍≫をその手に出現させ、クレオメネス二世に穂先を向けた。
 クレオメネス二世は、この状態となってもその槍を突き立て、エイレーネに対抗しようと振るう。
 ガッ!
 しかし、エイレーネの持つ≪神護の輝盾≫が、槍を受け止める。盾は力を発揮し、傷一つつかず、微動だにしない。
「アテナイとスパルタは古来よりの宿敵なれど、それでも同じ天地を分け合うヘレネス『ギリシア人』です。彼らの名誉が、亜人によって侮辱されるのは見過ごせません!」
 エイレーネが槍を振りかぶると、クレオメネス二世は少し距離を取ろうと動こうとする。だが、フレデリカの力により、思ったような速度が出せない。
 エイレーネはゆっくりと身体を逸らし、自らを弓のようにねじり上げた。
「アテーナー様! どうかこの手に、邪悪な僭称者を討つ力をお与えください!」
 エイレーネがそう言った時、槍が撃ち放たれた。
 その速度から炎が上がり、轟音と共に一直線に伸びる。その炎の行く末はクレオメネス二世の心臓だ。
 ボゥ!
 熱がクレオメネス二世の体を貫き、燃え上がらせた時、既に槍はエイレーネの手元に戻ってきていた。
「あ……」
 ばたりと倒れたクレオメネス二世は、絶命しながら地上へと墜ちていったのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV3になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!

エイレーネ・エピケフィシア
……七曜の戦まで時間がありませんね
空中庭園の制圧が間に合うか否かは、戦争の勝敗を左右します
命は奪わない前提で、少しばかり手荒な方法を使うほかないでしょう
囚われた人々よ、お許しください……

【罪縛りの鎖】と【傀儡】を用いて、出来る限り多くの男達を鎮圧します
【傀儡】ではなるべく大柄で力が強そうな者を操り、他の男を抑えつけさせることで二人以上無力化しましょう
残留効果で対処しきれない分は、手加減した上で≪神護の長槍≫の石突きや≪神護の輝盾≫で殴打
失神させたり、足や腹の激しい痛みで動けないようにします

それにしても……この塔は外からしか入れないはず
拉致された人々は、亜人どもに抱えられてきたのでしょうか?


フルルズン・イスルーン
おお、この手のは大抵穏便な解決を求められてるのに制圧を推奨されている!
相手は一般人なのに、なんと恐ろしい。
セリフと顔が合ってないって? 気のせい気のせい。

ロック・ゴーレム、しつけの時間だ!

栽培できる程度の地面があって密林。
向こうから見つけてもらうのが早そうだけど。
大丈夫? リターナーのドラウグル女はお呼びでないとか言われない?
まあ、ゴーレムくん出すのには困らないけどね。

来たらとりあえずゴーレムくんにはがいじめしてもらって、
手ずから【罪縛りの鎖】をかけやふ。
あっ届かない。ちょっと屈んで屈んで!

理性を無くしたなら首輪をかけるもの
聞くこともないなら調教?
とりあえずジャイアントスイングかけといてー。


一・百
【百夜】
引き続きネメシス形態の金髪少年姿で参加
ここに来るのは2回目だけど…何だろう、ものっすごくこの人達大丈夫なんだろうか?
残念な者を見る視線

毎回同じだとあれだしな…
底なし流砂風の落とし穴をトラップ生成で設置
ついでにジンのキューコン(九尾銀狐風に見えるエネルギー体)に追わせるか…
見た目は怖いだろうし

もし飛び掛かってくる男がいたら
俺の番はもう決まってるんだから…
ちょーっと強めにキューからビリビリお仕置きを
ゆーわくしてないよ!?

大人しくなってくれたら美味しいものがあるのにと
新宿島の料理を提供してみるのもありか?
これもイスカンダルの攻略に七曜の戦の為だからな
ま、終わったら掘り出してやるから


シャムス・ライラ
【百夜】
一体何の目的があって
この空中庭園でこんなことになっているのか
普通にサバイバル生活をしている者と蛮族風の者がいるようだが
彼らの役割は何なのか

…とりあえず制圧しなければ話にもならないか
日の隼を不規則な軌道を描いて飛ばせ
庭園の男達の気を逸らせつつ
上手く流砂風の落とし穴に追い込む様に
暴れる者は罪縛りの鎖で捕縛

モモちゃん、無意識に誘惑しちゃいけませんよと心配の視線と送りつつ
もしもの時は素早くフォロー

畑を耕していた方の男はまだ正気のようだったが
もし、彼を発見できて
可能であれば
友達催眠を使用して話を聞いてみたいもの
腕を負っていたようだからもしもの時は活性治癒が役立つだろう

アドリブ等歓迎


●上空500メートル
 ディアボロス達はクレオメネス二世を撃破した後、更に塔の上にある空中庭園を目指した。最終の目的はこの地の制圧である。
 暫く登っていくと、緑が見えてくる。無機質な塔には不釣り合いの緑が一本のラインとなって塔をぐるりと囲んでいたのだ。
 ここは上空500メートル。下を見ると既に人の姿など確認できない。
 ディアボロス達は意を決してこの緑の階層に飛び込んだのだった。

 ディアボロス達が階層に入ると、ジャングルという名前がぴったりとあてはまるほど、うっそうと茂った植物が出迎えてくれた。
 バベルの塔が直径1キロメートルという事から、単純に考えて面積は約800平方メートル、円周で言うと3キロメートル強ということになる。
「栽培できる程度の地面があって密林。向こうから見つけてもらうのが早そうだけど」
 周囲をきょろきょろと見渡しながら、フルルズン・イスルーン(ザ・ゴーレムクラフター・g00240)はそう言った。
 かといって、あまり時間をかけれない理由もあった。
「……七曜の戦まで時間がありませんね。
 空中庭園の制圧が間に合うか否かは、戦争の勝敗を左右します。命は奪わない前提で、少しばかり手荒な方法を使うほかないでしょう」
 エイレーネ・エピケフィシア(都市国家の守護者・g08936)の言葉に一行は頷きあった。
「では、手分けいたしましょう。私たちはこちらのほうに」
 シャムス・ライラ(極夜・g04075)はそう言って、右手のほうを指したあと、一・百(気まぐれな狐・g04201)と共にジャングルをかき分けていったのだった。

●群がる男どもの末路
「おおっと! 上玉じゃねえか……」
「本当か! 俺にも見せろ!」
「おい! 抜け駆けは許さんぜ! 何人だ!?」
 エイレーネとフルルズンはシャムス達とは別の方向に歩いていくと、そんな声が聞こえてきた。すると、次々に声の数が増えていく。
「おいおい……一人は子供じゃねえか。おりゃあそっちの趣味はねえんだよ」
「……へえ。じゃあ、問題ねえな。俺はあっちだ」
「節操ねえなあ……。ぐへへへ」
 そんな様子の人間の男どもであった。
「おー。お呼びでないとか言われないぞー」
 フルルズンは目の前に近寄ってくる男どもに対し、そんな声をあげた。
 今回は推奨事項が違ってねえ……。なんてことをブツブツいうフルルズンは「相手は一般人なのに、なんと恐ろしい」などと言った。恐ろしいという口からの声と、表情はまるで一致していない。
「ロック・ゴーレム、しつけの時間だ!」
 すると、フルルズンを狙っていた男どもの背後で、鉱石のゴーレムがむくりと現れる。
「おい! なんだこいつ!」
 だが、一瞬にして一人を羽交い絞めにする。さらに他の人間には生き物のように蠢く鎖が、完全に彼らをがんじがらめにしたのだ。

「囚われた人々よ、お許しください……」
 フルルズンがゴーレムを呼び出した時、エイレーネもまた動いていた。
『暴虐なす者よ。直ちに足を止め、頭を垂れなさい』
 男どもの足元から黄金の鎖が出現し、あっという間に拘束してしまったのだ。
「なんだこれ……ぶっ!?」
 突然拘束され、何が何だかわからない男どもの中でも、ひときわ大柄の人間が喚き散らそうとするが、エイレーネは≪神護の長槍≫の石突部分で、その頭をゴツっと突いた。
 勢いで地面に頭から激突する大柄な男。本人はそれで失神しているのだが、突如としてむくりと起き上がる。
「抜け駆けとは、なんでしょうか?」
 視線だけを移し、黄金の鎖で大柄な男を操り、他の男を押さえつけさせる。
「何か言いたいことがある方は、いらっしゃいますか?」
 知的な言葉だが、結局は力技である。
 隣を見ると、フルルズンが男どもに鎖をかけ、ゴーレムがジャイアントスイングで振り回していた。
 ひれ伏す男ども。だが、妙なことに嫌な顔をしている男は少なかった。むしろ恍惚な……。いや、これ以上は止めておこう。

●狙われる少年
「ここに来るのは2回目だけど……何だろう、ものっすごくこの人達大丈夫なんだろうか?」
 シャムスと百は、しばらく歩いた時に蛮族のような恰好をした男数人に囲まれていた。
 百はそんな男どもの視線に、ため息をつく。
 明らかに狙われている。
「なあ、兄ちゃん。俺はどっちでもイケるんだ。わかるな?」
「ぐへへ。俺もだあ……」
 斧を持っているが、明らかに威嚇の意味が大きい。実際それ程強そうには見えなかった。
「普通にサバイバル生活をしている者と蛮族風の者がいるようだが、彼らの役割は何なのか……」
 シャムスは残念な表情をしている百と、男どもを見ながらぶつぶつとそんなことを考えていた。
『太陽の輝きを持って、偉大なる業を、この地に示せ』
 百はトラップを形成する。神殿が出現したと思うと、その内部で底なし流砂風の落とし穴を仕掛ける。
 慌てる男どもを、ジンの『キューコン』に追わせる。すると、驚いた男どもがトラップにどんどんと引っかかっていく。にべもなくそれを見つめる百。それでも激しく這い上がってくる男には、キューコンが男たちにビリビリお仕置きを受けたのだった。
(「モモちゃん、無意識に誘惑しちゃいけませんよ」)
 シャムスはそんな様子を見ながら、日の隼を使ってトラップに導いていったのだった。

●バベルの塔
 そんなこんな、ディアボロス達は瞬く間にこの階層を制圧していった。
 二組が落ちあった後ろでは、縛り上げられた男どもが積み上げられている。
 どうやら男たちは、一様にして発情していた。
 シャムスはもう少し探索して、正気そうな人間はいないか探してみたが、どの人間も正気とは思えなかった。
「残念だな」
 シャムスはそんなことを呟いた。
「でも、これで《七曜の戦》に間に合いそうです」
 エイレーネはシャムスの言葉にそう言った。
「ま、終わったら掘り出してやるから」
 百が言うのは、七曜の戦のあとの話だ。
「どうやら、いけそうだねえ」
 フルルズンは男どもを完全に縛り上げ、頷いた。
 
 こうして、バベルの塔の空中庭園は制圧された。
 そして、もうすぐ七曜の戦が始まる。
 イスカンダルの攻略の為に、ここを拠点とした攻略作戦もこれで実行できる可能性ができたのだ。上々だろう。
 作戦は、次の段階へと移っていくのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【傀儡】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】がLV2になった!
【トラップ生成】がLV2になった!
【活性治癒】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年08月02日