リプレイ
ブロス・ブラッドハート
※敵が襲うまでパラドクス・エフェクトは不使用
お仕事終わってからなら夕方とか夜の時間か?
敵に気づかれちゃ大変だし、目立たないネズミ色のローブを着て種族特徴を隠しながら、ちょっと距離をとって護衛してくぜ
パン屋さんから集会所までのどっかで襲われる可能性が高いかな
黒ローブの奴らが通り抜けてた裏路地は特に注意だから、最初はそこの建物の屋根上で待機してパン屋さんを見張るぜ
ナフカがこっちの路地に入ってくるようなら、そのまま屋根伝いに尾行
違う方向なら、いっそ黒ローブ達を尾行しちまおっかな
ナフカが襲われたら、もう隠れる必要もねーや
ペットロックを曲投して敵を牽制
ナフカの前に出て盾になんぜ
アドリブ・連携歓迎
梅指・寿
竜罰ね、本当の事を噂されて躍起になるなんて子供ね。
秘密集会も首を傾げちゃうけどこっちは一般の人がやる事だし、人の血が流れないのなら…まあいいかしら。
おばあちゃん暗殺が少し得意なの、護衛前に暗殺…竜罰を行いやすい場所の目星をつけておきたいわ。
現地の一般市民(の子供姿)に変装するわ。
髪の毛もこげ茶色のカツラをかぶってボンネットも付けたら顔も少しは隠せれるかしら。
編み物の小道具を持って不器用に編み物の練習をしている子供って風に装って護衛をするわ。
ナフカって人がお店を出たら、編み物に集中しすぎて帰る時間を過ぎた子供が慌てて家に帰る風に装ってこっそり後を付いて行くわね。
敵が出てきたら前に出て庇うわ。
クーガ・ゾハル
――アンサツ
思いどおりにならないから
ジャマだから、なんて
それは、ずいぶんとゴーマンじゃないか
こっそり動くのは、ふだんはちょっとニガテだが
こうすれば、きっと
【猫変身】で、もっさりしたコゲ茶猫に化けて
ナフカを見失わないように
ヘイや、やねの上にとびうつって
足音をけしながら、物カゲをつたって近づく
ンナゴー……
ふつうの猫が、オヤツをねだるみたいにして
うまくナフカに近づけたら
なついたフリして、そばを歩こうかな
あとは、いつでも飛び出して、カベになれるように
それから、アンサツ者たちが
どんなやつなのか、何人いるのか
おれがケイカイされてなければ、ひとりでじゃれるフリしながら
それも見ておけたらいいな
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
まずは目立たないよう外套を羽織り、店の入り口が見える位置で潜伏しナフカさんが出て来るまで待ちます
ナフカさんが現れたら尾行を開始します
極力通行人に見えるよう振る舞いながらある程度の距離を取り、見失わないように尾行しましょう
裏路地への進入を確認し次第、襲撃者に気取らるのを避けるため屋根の上へ向かいます
周囲を警戒しながら何時でも割って入れるように身構えておきましょう
街はいつも通りの日常だった。
子どもたちが遊びまわり、犬や猫は日向ぼっこであくびする。夕方が近くなれば人通りがわずかに増した。
そろそろ終業時間か、と耳尻尾ごと覆い隠すように灰色のローブを被ったブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)は暮れゆく西の空を仰ぎ見る。
「精が出るねぇ」
「ふふっ、ありがとう」
道端に腰かけて不器用に編み物をする梅指・寿(不沈の香・g08851)は街の風景に溶け込み、焦げ茶色の猫に化けたクーガ・ゾハル(墓守・g05079)の尻尾が塀の上で揺れていた。
外套を羽織って壁際に寄りかかったアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)はパン屋の勝手口からナフカと思しき女性が姿を表したのを見逃さない。
慎重に距離を取り、ゆっくりと尾行開始。ナフカの足取りは速く、クーガは音もなく塀から屋根へと飛び移って後を追い掛けた。
「ンナゴー……」
「猫?」
尻尾を立て、足元にすり寄って来るのをナフカは軽く追い払おうとするが、クーガは構わず寄り添って歩いた。
「ついてきたって何も出ないぞ。それでもいいなら勝手にしろ」
クーガを引き連れたナフカが目の前を通り過ぎるのを待ってから、寿は慌てて帰り支度を始める。もちろん演技だ。できるだけ自然に見えるように。
「いっけない、もうこんな時間だわ!」
編みかけの糸と道具を鞄に突っ込み、ナフカと同じ方向へ向かった。その間にも、ナフカは自分から人気のない方角へ行き進む。
(「これじゃ、襲ってくれと言わんばかりだな」)
ブロスはナフカに合わせて場所を移動した。彼女はひとつ、ふたつと角を曲がって裏路地に入った。この状況では、いつ襲われてもおかしくない。
その時、屋根に上ったアイネリスの視界に蠢く影があった。
――暗殺者。
真っ先に動いたのは近くにいたクーガである。ナフカを取り囲もうとする敵の前に飛び出した途端、ようやくその猫が普通でないと気づいた竜燐兵が叫んだ。
「こいつ、ディア――」
「そこまでだ!」
ブロスの投げ付けたペットロックが後頭部に直撃する。
「痛い!」
頭を抑え、振り返る隙に駆けつけた寿とアイネリスが背後にナフカを庇い込んだ。
「子ども!?」
「……だと思った? 私の変装も捨てたものじゃないわ」
現地の子どもにそっくりなこげ茶色のカツラとボンネットを脱ぎ捨て、寿はおっとりと微笑む。
「思いどおりにならないから、イノチを狙う? それは、ゴーマンていうんだ」
変身を解いたクーガはざっと敵を観察した。
ひと際目立つのが中心にいる緑色の目をしたアヴァタール級である。名をマスカレイダー。他のトループス級は3人。そのうちのひとりはブロスの奇襲によってうずくまり、情けなく呻いている。
陣形からしてマスカレイダーを狙うにはまずトループス級が邪魔になりそうだ。接触が戦闘か会話かに関わらず、こちらの行動を阻害するために動くのは確実と思われた。
「いったい何が……」
動揺するナフカに、ブロスは手のひらにペットロックを握って言った。
「事情は後で説明する」
「そういうことです。巻き込まれないよう、下がっていてください」
眼鏡越しのアイネリスの視線が敵を捉え、いつでも攻撃を仕掛けられるように身構える。
「そこをどけ」
マスカレイダーが低く告げた。
「此度の任務は貴様等との交戦ではなく、その女に竜罰を与えること。黙って消えれば見逃してやる」
「あらまあ、随分と上から目線ね」
寿が呆れたように瞬いた。
「竜罰って、本当のことを噂されたから? 図星を指されて躍起になるなんて子供も同然よ」
「貴様――」
鼻白むマスカレイダーの声をかき消すようにナフカが叫んだ。
「じゃあ、やっぱりドラゴン信仰は間違っているんだね? ほらごらん、私たちの活動は正しかった!」
鬼の首を取ったように騒ぐナフカの態度は寿をさらに呆れさせる。
「どっちもどっちだわ……まあ、一般人のやることだし、人の血が流れないのならいいかしら」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【モブオーラ】LV1が発生!
【猫変身】LV1が発生!
【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【リザレクション】LV1が発生!
【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!
ブロス・ブラッドハート
こーいうの似たものどーしってのかな
まっ、口の喧嘩に手を出すってのはどーかと思うけどさ
話し合いより戦いてーんならこっちが相手するぜ!
まずはナフカが安全に逃げられるよーに相棒(大剣)で路地の道に【防衛ライン】の線を引くぜ
さぁこっからはとーせんぼだ。通りてーならおれを倒してくんだなっ
裏路地は広くないだろーから、めいっぱい使えるよう壁を蹴ったりして軌道を読まれないように動きながら攻撃を仕掛けてく
ここなら風の通り道は少ねぇ。ゼロ距離で喰らわせてやるぜ!
吹雪には翼で巻き起こした嵐で力比べだ!
へへっ、押し寄せる冷気をそのままそっくり返してやるよっ
アドリブ・連携歓迎だー
クーガ・ゾハル
――タダの猫じゃなくて
思いどおりにいかなくてザンネンだったな
おまえたちが、ヒキョー者と、そのオヤダマか
ここから先は、通さないぞ
【防衛ライン】かさねて、しいて
ナフカ、それからまわりの家や道の向こうのヒトたちが
まきぞえのキケンにさらされないように守る
ここは、そんなに広くないけど
だったら、それをうまく使ってやらないとな
猫のときほどうまくないが
<突撃>からの、カベをけって上空へと<ジャンプ>
すばやく頭の上からの【獄葬】
バチバチイバラと、せまいカベを足場に
ブレスをできるだけよけながら
路地ごと、つつみこむようにつらぬいてやる
知ってるか
わるいたくらみ事には、すごくきついオシオキが待ってるんだ
ジャンヌ・デスペラーダ
計画が破綻してもなお尻尾を巻いて逃げないとは天晴…いや、「トカゲの尻尾切り」で言うところの尻尾だから逃げるも何もないということでしょうか?
まぁどちらでも構いませんが、手向かう以上はお相手します。
ナフカさんがこの場に居る以上、彼女を守りながらの戦闘になりますね。
自動人形「ジェヴォーダン」を前面に出して格闘戦で敵を牽制、敵が仕掛けようとしたタイミングでパラドクスを発動し迎撃します。
また敵が射出する風の刃も前面に出したジェヴォーダンで受けます。
梅指・寿
ナフカさんナフカさん、危ないからちょっとだけ静かにしててね?
…本当に静かにしててね?私達がこいつらを倒すから、ね?
ナフカさんさっきはすごく嬉しそうにしていたから…おばあちゃんちょっと心配よ。
ナフカさんが敵の目に留まらないように注意して、もし目に留めた敵がいたらそいつから手を付けようと思うわ。
使う武器は徒姫、短刀だから音も出ないしこういう路地裏で使うにはちょうどいいの。
味方の邪魔にならないように立ち回りに気を付けて、敵の死角からアサシネイトキリング、確実に敵を傷つけていくわね。
こう…敵の背後から首に手を回して喉元を切り裂いていこうと思うの。
敵からの反撃には遮蔽物を盾にして致命傷を避けたいわ。
雑賀・黒詠
【アドリブ可】【連携可】
ナフカが居る以上まだ安全とは言えない。
彼女への守りを堅牢にしつつ、奴らを制して見せよう。
一般人への配慮もしなければならないので【防衛ライン】を小鴉を振り形成させよう。
使用する得物は種子島、小鴉に人形の子狐には白鞘の打刀を持たせる。
人形で釘付けにしつつ攪乱、自身は攪乱で生まれた隙を狙い撃つ。【連射】で動きを止め【貫通撃】で貫くのも良いだろう。
味方が厳しそうであれば援護も辞さない。狙撃手は援護してこそ。
だがナフカが最優先だ。万が一そちらへ攻撃が向かう場合は人形にて防がせよう。
黄昏色の裏路地にて、三者三様の思惑が絡み合う。
邪魔者を消し去りたい者、自らの思想の正しさを喧伝したい者、そして――ブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)、クーガ・ゾハル(墓守・g05079)、雑賀・黒詠(国境なき鍛冶師・g07640)による三重の防衛ラインが両者の間に決然たる線引きを成す。
即ち、これから起こるはずの事件を止めたい者だ。
「ディアボロスめ……あと少しだったのに、許さんぞ!」
「さあ、通せんぼってやつだ。越えられるもんなら越えてみな!」
ブロスは地面を擦って白線を引いた大剣の刃を構え直し、不敵に微笑んだ。その内側に重ねる形で小鴉を振り抜いた黒詠は眼前に人形の子狐を割り込ませる。
「――タダの猫じゃなくてザンネンだったな」
その背にロンドンののどかな街並みを守るクーガの決意は固い。思い通りにできるというのは、おまえたちの思い上がりなのだと知らしめてやらねばなるまい。
幸い、裏路地は守る側に有利な地形だ。防衛ラインと仲間たちに守られたナフカまで突破される危険性は極めて低い。もちろん、彼女がこちらの言う事を聞いておとなしくしていてくれたらの話ではあったが。
「お前たちは何者なのだ? 私の秘密集会に入らないか? 歓迎するぞ?」
……完全に興奮状態である。
「ナフカさん、ナフカさん」
梅指・寿(不沈の香・g08851)はともすればぐいぐいと前に出ようとしてはばからないナフカの顔を覗き込み、淡々と言い聞かせる。
「危ないからちょっとだけ静かにしててね?」
「もちろんだ。お前たちの邪魔をするつもりはないのだ」
「ならいいけど……本当に、静かにしててね?」
「ああ、あいつらを倒すのだろう? 応援しているぞ!」
「大丈夫かしら……ぶっちゃけ、おばあちゃんすごぉく心配だわ」
ナフカには暗殺者の標的だという自覚が欠けている。流れ弾ひとつでも当たれば終わりだというのに、目をきらきらさせて、とても嬉しそうで……。
「こーいうの似たものどーしってのかな」
肩を竦めるブロスは、業を煮やしたトループス級が叫ぶのを聞いた。
「なんでもいいから、そこをどけ!」
外套を脱ぎ捨て、本性を表わしたトループス級の両腕がドラゴンの頭部に変化する。クーガはとっさに壁を足場にして高々と跳躍した。
「子狐!」
それが人形と知らねば、幼子にしか見えない黒詠の武器である。刀を納めた鞘を顔の前に掲げ、炎と風のブレスからナフカを守るために立ち塞がった。
「この状況で尻尾を巻いて逃げ帰らないとは天晴ですね」
いや、と首を振るジャンヌ・デスペラーダ(鉄槌の騎士・g05561)の背後から、下半身を失った獣人の操り人形が飛び出した。
「あるいはトカゲの尻尾でしかない自覚でもあるのでしょうか? 逃げるも何もない、とか」
「ふん、そうやって惑わせるつもりか? こんな人形など、何の意味も――」
真っ向から組み合うジェヴォーダンを侮ったトループス級の顔色が変わる。
ジェヴォーダンに内蔵されたブランダーバスが起動、無数の鋼鉄球散弾が身の毛もよだつような咆哮と共にばら撒かれたのだ。
蜂の巣にされ、地面に転がったところへクーガが発動する電光の有刺鉄線が覆い被さった。
「ぐああッ!!」
裏路地全体に稲光のような閃光が迸る。
「何をしている! 愚か者め!」
アヴァタール級の叱咤が響いた。
クーガが親指で示す。
「オヤダマが怒ってるぞ」
「くッ……」
トループス級は呻き、高速で詠唱し続けた。
「くらえ!」
倒れた格好のまま、ブリザードを召喚して戦場を吹雪で白く塗り替える。
「へえ、雪の嵐か。俺の嵐とどっちが凄いかな?」
「な――」
いつの間に、とトループス級は目をみはる。壁を足場に変えたブロスはあっという間に距離を詰め、触れることができるほどの近距離で背の翼を羽搏いた。
「いっけぇ!」
吹雪を押し返す嵐がトループス級を呑み込んだ。高速で回転する黒詠の小鴉が後を追うように激しく叩きつける。あまりにも重過ぎる一撃がその身を砕いた。
「馬鹿な――」
死に物狂いで足掻くその背後に気配もなくたたずむ寿の姿。いったいどうやって死角に回り込んだのか、その動きを見ていた者は誰もいなかった。ただひとつ確かなのは、すっと静かに敵の首に回された手元の短刀が僅かに閃いて致命傷を与えたことだけ。
「絶滅、だと……!?」
よもや、自らが選んで連れて来た精鋭の部下たちがやられるとは想定外であったのだろう。
アヴァタール級ことマスカレイダーはさすがに目を覚ました。これは侮ってはいけない相手なのだと今更ながらに思い知ったようだ。
「く……」
「さて、残るはあなたのみだが?」
黒詠はナフカを背に隠しながら告げる。引き金に指をかけた種子島の銃口を突き付け、端的に。
知ってるか、とクーガ。
「わるいたくらみ事には、すごくきついオシオキが待ってるんだ。覚悟はできてる、よな。もちろん?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【防衛ライン】LV3が発生!
【動物の友】LV1が発生!
【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV2になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!
【命中アップ】LV1が発生!
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
逃げ帰って罰を受けるのも、ここで討たれるのも大差無いでしょう。
無辜の民を手に掛けようとした罪は贖ってもらうわ。
剣刃を生成し正面から斬り掛かります
動きを観察し逃げ道を塞ぐように攻撃を仕掛けて行きましょう
斬り掛かる直前に跳び退く、横へ跳ぶなどフェイントを織り交ぜ
攻撃のタイミングをずらしながら撹乱を行います
こちらに意識が向いていなければ背後や側面へ回り込み攻勢を維持
奴が弾丸を放つ予兆を察知した時点で《押し拉ぐ鉄塊》を発動
鋼の防壁を生成し弾丸を防御
すぐさま防壁を蹴り飛ばして叩きつけ撃破を狙いましょう
ブロス・ブラッドハート
ったく、いーかげん逃げろってのねーちゃん
そっちが言葉で戦ってるよーに、これはこっちの戦いだぜ
ま、応援してもらえんのはやる気もでっけどさ!
さっきの魔術師より手ごわいだろーかんな
同じ壁をつかった動きにプラスして【エアレイド】で予測できないよー動くぜ
一度見た動きだと思って油断したら空を蹴って逆方向へ
そのまんま味方と一緒に撹乱してやるぜ
へへっ、レイダー・キックならぬドラゴン・キックだ!
天高く跳び上がるキックはカッケーけど…打ってくるのが見え見えだぜ!
一直線な軌道で必殺の一撃ってんなら急所狙いか?相棒を盾に衝撃を受け流せるか試してみるぜ
上手くやれたらカウンターでもっかい蹴り蹴りぃ
アドリブ・連携歓迎だー
クーガ・ゾハル
あのマフラー、ちょっとかっこいいな
ドラゴンみたいなツノやシッポもあるし
日ようびのヒーローみたいだ
……。
だいじょうぶだ、わかってるぞ
いまは、そういう時じゃない
ベンリな手下はもういないぞ
ええとザイジョーはヤミうち、アンサツ――みすい
オヤダマへのオシオキは、いちばんきついやつだからな
レンケイ、ひっさつ
カベをけって<ジャンプ>、やばそうなパンチを
かわすか、どうにか受けながしたら
そのまま高くとんで、ふりおろす
……と見せかけて<フェイント>
もう一回、カベをつよくけって地面へ
下、ひくい所からの斬り上げ【鳥葬】にチェンジ
かたいヨロイも<貫通撃>でつらぬいて
動きをとめてやる
ヒトを助けないなら、ヒーローじゃないぞ
梅指・寿
アドリブ、連携歓迎よ。
ナフカさんの応援、危ないから物陰からでいいから、ね?
あと…ありがとうね。嬉しいわ。
さてと、リーダー格と相対するわけだけど…
武器はこのまま短刀を使うと見せかけて別の手段を使うわ。
【モブオーラ】で気配を殺して相手の背後に移動して…
マスカレイダーさん。こっちむいて?(振り向いた所をスパーンと【平手打ち】をしかける)
女の子を寄ってたかって酷い目に合わせる何て駄目じゃない。おしおき!
反撃はキックって聞いたけど…えっ?
きゃあっ!女性を足蹴にするなんて悪い子ね!
このお仕事が終わって一言伝えれたらいいのだけど…
ナフカさん達はドラゴンじゃないのだから仲間や人間は大事にね、仲良くしてね?
「ベンリな手下はもういないぞ」
クーガ・ゾハル(墓守・g05079)の声は空から降ってきた。壁を蹴って宙返りしながら、立ち尽くす敵を見下ろして曰く。
「ザイジョーはヤミうち、アンサツ――みすい。お前はオヤダマだから、いちばんきついやつをくれてやる」
「くッ……」
竜装戦士マスカレイダーは追い詰められていた。
「おのれ……!」
「もう後はないわよ」
アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は生成した剣刃を構え、路地を塞ぐように立ちはだかる。
「そうだぞ、観念したまえ!」
勇ましく復唱するナフカにブロス・ブラッドハート(竜孺子・g03342)が言った。
「いーから、そろそろ逃げてくれない? ここにいたら危ないんだってば!」
「それはわかっているが、この目で戦いの結末を見届けなければ私の気が済まんのだ」
「あのなあ、ねーちゃんが言葉を武器にしているように、これは俺たちの戦いなんだぜ。間違っても巻き込みたくねーんだよ」
ブロスは鼻の頭を軽くかいた。
「ま、応援してくれるその気持ちだけはもらっとくけどさ」
「ええ、とても嬉しいわ。……ありがとうね?」
梅指・寿(不沈の香・g08851)が上目遣いに告げる。
ブロスの寿の言葉を聞いたナフカは、顔を赤くして頷いた。
「れ、礼を言うのはこちらの方だ! 助けてもらったのは心から感謝しているぞ」
「じゃあ、ちゃんと安全なところに隠れていてちょうだいな。応援はそこからでも十分届くから」
「そうだな、わかった」
ようやくナフカが遠ざかろうとした時である。それを阻止したいマスカレイダーが動いた。いや、動きかけたといった方が正しい。
「彼女の元へはいかせませんよ」
正面から突っ込むアイネリス。
だが、とっさに構えた敵の裏をかくように真横へ跳ぶ。思わず、マスカレイダーの注意がそちらに向いた。ブロスが突っ込む。
「こっちにもいるぜ!」
「――ぐあ!?」
横っ面を撃ち据えたのは衝撃波を纏わせたブロスの蹴りであった。
「へへっ、レイダー・キックならぬドラゴン・キックだ!」
「真似をするとは、小癪な……! 本家の力を見せてくれるわ!」
「おっと、狙いが見え見えだぜ!」
ブロスは器用に相棒を使い、自分への攻撃の直撃を防いだ。すぐさまカウンターを入れ、鋭い追撃をくらわせる。
「やるな、小僧ども!」
マスカレイダーも中空で態勢を立て直し、膝立ちの格好で着地した。派手な動きに合わせてふわりと舞う赤いマフラーがなんとなく格好いい。
「……日ようびのヒーロー」
ぼそりとクーガが言った。
「ん?」
「にてる……そのツノとか、シッポ。それっぽい」
「???」
首を傾げるマスカレイダーの肩を、寿がとんとんと叩いた。
「マスカレイダーさん、こっちむいて?」
「ん?」
つい無防備に振り返ったマスカレイダーの頬を容赦なく平手打ちする寿。ぱぁん! という小気味のよい音が戦場に響き渡った。
「ぶほッ……」
「駄目でしょ! 女の子を寄ってたかって酷い目に遭わせようとするなんて!」
痛烈なお仕置きに度肝を抜かれたマスカレイダーであった。その隙をアイネリスは逃さない。がら空きの背面へ滑り込み、鉄塊を打ち立て――。
「もらった」
「な――!?」
高い踵で撤回を蹴り飛ばし、豪快に敵へぶち当てた。完全に出遅れたマスカレイダーは振り返りざまにそれをくらって仰向けに倒れ込む。
「どうせ逃げ帰ったところで罰が待っているだけなのでしょう。ならば、ここで討たれなさい。それが無辜の民を手に掛けようとしたことへの、せめてもの贖罪よ」
「む、無辜だと……!? ドラゴン信仰を侮辱する者のどこが無辜だというのだ!!」
「だからリューバツ? いっとくが、ヒトを助けないやつは、ヒーローじゃない」
クーガの靴底が壁を蹴る。
迫る拳は体を逸してやり過ごした。
「まだだ!」
蹴りの標的となった寿が、怒り心頭で𠮟りつける。
「きゃあっ! なんて悪い子なのかしら!?」
「ええい、悪いのは私ではないと何度言えば分かるのだ!」
「いいえ、そちらが悪いわ!」
寿は譲らない。
クーガはさらに壁を蹴り、逆光を背負いながら攻撃を仕掛ける――と見せかけ、そのまま敵の足下へ着地した。眸が合った、その瞬間。
刃が鎧を砕いて背中まで貫通する。
「これが、セイギのレンケイ、ひっさつ」
「ば、馬鹿な――」
驚きの表情でマスカレイダーは爆散していった。
配下でさえも駒としか考えていなかった者の末路であろう。
「仲間や人間は大事にね。皆で仲良くしてね?」
寿の言葉に、黄昏にたたずむナフカが真剣な顔で敬礼する。
「……絶対、反省していないわねあれは……」
足元を旋毛風が吹き抜ける。
とにもかくにも、ロンドンの街を脅かす暗殺事件は未然に防がれたのだ。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【修復加速】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!