リプレイ
秋風・稲穂
うーん、降って湧いたチャンスだなあ
ま、折角だし存分に利用させて貰おうか
先ずは新宿島に隣接している中野区を目指してみよう
水中適応を利用し新宿側の海から中野区へ突入しようか
敵の監視から逃れるために、海面にはなるべく出ずに深く潜って上陸地点まで移動しよう
パラドクストレインの位置と、中野区の位置関係が分かれば後は水中コンパスで方角を確認して泳いでいけば大丈夫かな?
淀橋辺りから上陸するよう、目星を付けておこう
監視の目が厳しそうだったら、夜まで時間を潰して闇夜に隠れて上陸しよう
上陸地点が近付いたら、慎重に海面から顔を出して周囲を確認
タイミングを図って一気に上陸してしまおうか
アドリブ連携等歓迎
●中野区突入
――降って湧いたチャンスだと、思った。
(「ま、折角だし、存分に利用させて貰おうか」)
秋風・稲穂(剣鬼・g05426)が目指すのは『中野区』。新宿区と豊島区に隣接する区であり、ジェネラル級アークデーモン『秘密を弄ぶ者プルソン』が支配している。
隣接しているが故に、突入するのも新宿区の海から――まずは、残留効果【水中適応】を使う稲穂。
敵の監視から逃れるべく、海面からなるべく顔を出さず、深く潜水して上陸地点まで移動する算段だ。
(「上陸するなら……淀橋辺りかな」)
淀橋は、新宿区と中野区の境の神田川に架かる青梅街道上の橋であり、新宿駅西口一帯を指す地域の旧称でもある。実際、新宿駅からさして遠くない。
つまりは――クロノヴェーダにディアボロスの本拠地に踏み込まれぬよう、中野区は七曜の戦に先駆けて、奪還するに越した事は無い区とも言えようか。
(「パラドクストレインはこの辺りで、中野区はこっち……よし、水中コンパスで方角を確認して泳げば大丈夫かな」)
停車したパラドクストレインより、早速、海中へ潜る稲穂。慎重に区の境の様相を窺いながら、淀橋方面を目指して静かに泳ぐ。
監視の目が厳しそうなら、夜陰に紛れての上陸も考えていたが……拍子抜けする程、中野区境の警備は緩かった。
これも豊島区の支配者であり、アークデーモン大同盟の盟主であった『複素冥界』イマジネイラの電撃的撃破あってこそだろう。
(「……うん、大分、混乱しているみたいだね」)
ならば、ディアボロスの方はその混乱に乗じて、一気呵成に攻めるのみ。タイミングを図り、仲間と一斉に上陸してしまうとしよう。
大成功🔵🔵🔵
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
緋詠・琥兎
燈杜美、君の本領発揮だな
思いっ切り演奏してきてくれ
(演奏・風使い・浄化など
飛翔で機動力を確保
自分は高速詠唱・早業・連続魔法などで蒼影の捕食を使用
迫り来る敵に向けて
影から呼び出した氷雪の獣を向かい撃たせ
足止めをしつつ喰らっていく
他のディアボロスがパフォーマンスに余裕を持って行えるように
前線の維持を率先して請け負おう
自分の飢餓衝動も抑えてくれている燈杜美の演奏の邪魔はさせない
謳を紡がれる前に蒼影の捕食の獣と共に狙銃槍で炸砲を放って撹乱
言霊諸共ぶっ飛ばし、隙ができた敵を片っ端から薙ぎ払い、喰らう
(爆破・計略・時間稼ぎ・連撃など
アドリブ
連携歓迎
●電撃戦の次なる一手
中野区は淀橋から上陸したディアボロス達は、道路沿いに駆ける。
「あれは……」
淀橋のすぐ先にある大きな交差点にてクロノヴェーダの一団を認め、緋詠・琥兎(その身に潜むは破滅か。それとも朧げな標か・g00542)は異色の双眸を眇める。
「燈杜美、君の本領発揮だな。思いっ切り演奏してきてくれ」
傍らのオラトリオの少女に声を掛け、自らの天使の翼を広げる琥兎。
残留効果【飛翔】は、かつての強化でその速度は大いに向上している。だが、どれだけ早く動こうと、逆説連鎖戦では関係なく反撃を被る。
そして、集団の敵を相手に高く飛翔して目立てば、集中砲火で即撃墜されかねない。交差点には一般人も少なからず。今回の戦闘は『民衆を鼓舞する戦い方』が重要だ。琥兎自身は他のディアボロスを支援するべく、前線の維持を主眼に置いているが……それでも、人々に無様な姿は見せられないだろう。
(「飛ぶのは機動力の確保、程度にしておくか」)
狙撃銃と槍の変形機構を持つ得物を構え、琥兎は臆する事無くトループス級『讐倣玉人』の一団へ斬りこむ。
荒ぶる獣 刻をも凍らせる牙を鳴らし 喰らい尽くす――。
すかさず、琥兎の影から飢餓の獣が次々と躍り出る。氷雪吹き荒ぶ中、獣は己が虚無を満たさんと牙を剥く。
「な、何だぁッ!」
ギョッとした讐倣玉人が2体、相次いで喰らい付かれた。
滾つ軋みのままに 賊なるは滅さ――。
「燈杜美の演奏の邪魔はさせない」
オラトリオを庇うように動き、琥兎は狙銃槍より炸砲を放つ。
(「自分の飢餓衝動を抑えてくれる調べを、そんな謳なんかで……っ」)
だが、パラドクス無くしてクロノヴェーダは損なえない。かく乱を狙った炸砲に構わず反撃の魔弾を浴びせられ、琥兎は爆風の中で歯を食い縛る。
俯くな、凛と起て――いっそ表情乏しければ、人々の目にも劣勢とは映るまい。
より派手なパフォーマンスは後に任せる事にして。今は只管、氷雪の獣を放ち、敵を片っ端から薙ぎ払い、喰らい続けるのみ。
成功🔵🔵🔴
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【グロリアス】LV1が発生!
南雲・葵
【安らぎの館】
俺達の強さを強調して民衆にアピール、か
良いね、パフォーマンスなら俺にも出来るね
姉貴も盛り上げ係手伝ってね!
弱った敵を個別に殴って殴って殴り飛ばす!
その辺に有りそうなバールのようなもので敵をかっ飛ばすんだもん
見ようによっちゃ余裕の攻撃に見えるよね
ついでに姉貴(オラトリオ)に花吹雪のパフォーマンスも入れて貰えば見栄えも良いっしょ?
姉貴、朔太郎さんやいぶき、アルラトゥの応援もヨロシクね!
いやぁ、やっぱアイドルは華があって良いね
俺もみんなに負けないようにガンガン殴っていかないと!
よっしゃ、次も場外まで吹っ飛ばすぞー!
大崎・朔太郎
【安らぎの館】連携アドリブ可
偽者の話を聞いて駆けつけましたが配下が居るみたいですね。
これをヒーローみたいにカッコよく倒せば良いという事なんですかね?
なら皆とやれば行けるでしょう。
一番手として引きつけ役や囮役となっての【ルアーダンス】、
【誘惑】の【ダンス】で敵達を引きつけ、後は皆にドカーンとやって貰いますか。僕も踊りながらの銃撃とかもしますけど、あくまで引きつけと敵と民衆を魅了してするのがメインって感じで。
さあ、反撃の時間がやってきましたよ。
ここからは僕達が貴方達を出し抜くターンです。
ご覚悟を…とでも言って【掌中の希望】を突きつけますか。
淀橋方面から駆け付けてみれば――右往左往している様子のクロノヴェーダの一団。これまでも各地で目撃されているトループス級『讐倣玉人』だ。
トループス級がいるならば、アヴァタール級もいるだろうが……今の所、それらしきは見当たらない。
「……これ、ヒーローみたいにカッコよく倒せば良いという事なんですかね?」
既に先陣を切って戦闘中のディアボロスを認め、些か自信なさげに小首を傾げる大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)。
「俺達の強さを強調して民衆にアピール、か……良いね、パフォーマンスなら俺にも出来る」
一方、南雲・葵(バールの人・g03227)は愉しそうに破顔する。
「姉貴も盛り上げ係、手伝ってね!」
葵の屈託のないお願いに、オラトリオの梓もこっくりと頷く。
「では、1番手……じゃなかった、2番手で行きましょうか」
これまでのアイドル活動で度胸が付いたか、小型拳銃を手に前へ踏み出す朔太郎。
(「僕なんかの笑顔や踊りでも……皆に力をっ!」)
ダンスのステップにサキュバスならではの誘惑の魔力を込め、敵の視線も、一般人の視線も纏めて釘付け。
「なんだ、お前ら……?」
「今です! ドカーンとやっちゃって下さい!」
ガンアクションも鮮やかに、朔太郎が銃口を讐倣玉人に向けた瞬間、飛び込んできた葵がバールのようなものをフルスイング!
「場外まで吹っ飛びな!!」
花吹雪を散らす梓の応援を背に、啖呵を切る声も勢いよく。見ようによっちゃ余裕の攻撃ぽいだろうし、ついでに、舞い散る花吹雪で見栄えも良し。
「さあ、反撃の時間がやってきましたよ。ここからは、僕達が貴方達を出し抜くターンです……お覚悟を」
「ハァッ!? 邪魔するなら消えろよ!」
いっそ気障にも見える朔太郎の微笑みにいきり立ち、讐倣玉人らは結晶に覆われた手足で殴り掛かる。或いは切り刻み、貫き、捻り潰さんと――だが、此処で弱気な表情は、見せられない。
ドカァァァッ!
「いやぁ、やっぱアイドルは華があって良いね」
幸い、葵の『一発逆転本塁打』で大事には至らなかった。葵の方も反撃など何処吹く風、と余裕綽々な満面の笑みを浮かべている。
「俺も負けないように、ガンガン殴っていかないと! よっしゃ、次も場外まで吹っ飛ばすぞー!」
朔太郎がパラドクス『ルアーダンス』で敵と人々を魅了して引き付け、葵が敵を確実にかっ飛ばす――ヒラヒラと花吹雪舞う中、明確な役割分担で、クロノヴェーダを蹴散らしていった。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【建造物分解】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
遠原・いぶき
【安らぎの館】
アドリブ・連携◎
役者として、この舞台最後まで笑みを絶やさず【精神集中】して【演技】をしてみせましょう
中野区に上陸したらPDでハルバードを召喚、片手で高く掲げて周囲を鼓舞
私達の強さ、証明してあげるわ
何処からでもかかってきなさいな!
閃光は刃でなるべく遮り防ごうとします
連撃にはこちらも同じく連撃で対抗ね
切り裂く隙は見逃さないように……あと中野区の方々が私達の姿を見ているか【観察】よ
ハルバードで何度も殴る事でもし敵を気絶させられたら
【怪力無双】で敵をぐっと持ち上げて…
中野区の皆様、安心なさい!
この地を脅かす敵は、全て私達が倒しますから!
と微笑みながら声を響かせましょう
アルラトゥ・クリム
【安らぎの館】
アドリブ&絡み連携歓迎
住民を鼓舞しながらの戦いか…
心を鼓舞する物と言えば、音楽や歌は丁度良いよね。
さあ、ショータイムだ。誰も彼も、纏めて私の歌を聴け!
(IS:僕らの戦場)
コネクトでサウンドユニットと『Once Again』を召喚装備
サウンドを変換した衝撃波で敵の魔弾を弾き防ぎつつ
歌に乗せた情報ウィルスを敵の精神や思考中枢に侵入させ
それらを侵蝕し破壊する事で、敵をその内側から滅していく
可能なら仲間が活躍する場面で、そのリズムに歌や曲を併せ
戦場自体を劇や映画の様に演出しつつ
演技を交えて大見得を切ってみせる
謳だの言霊なんぞ下らないね!
ディアボロスのサウンドは、お前達のそれ等を凌駕する!
民衆を鼓舞すると言えば……確かに、音楽や歌は丁度良い。
「さあ、ショータイムだ。誰も彼も、纏めて私の歌を聴け!」
エレキギターを模した魔楽器を手に、マギウスサウンドユニットを通して声を張るアルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)。
ワールドハッカーであり魔導忍者である当人は、自称『現代の魔法使い』であるが、パラドクス『悪魔の甘い唇』は、歌に乗せた情報ウィルスで敵の精神や思考中枢に浸蝕、内側から滅していく。
アルラトゥにとっても、音楽は武器と成り得るのだ。
「謳だの言霊なんぞ下らないね! ディアボロスのサウンドは、お前達のそれ等を凌駕する!」
喩え、反撃の魔弾が爆ぜようと、アルラトゥは誇らかに胸を張る。現状、防御系の残留効果2は【グロリアス】と【ドレイン】くらいだが、戦場自体を劇や映画の一場面と捉えれば、大見得を切るのだって『演出』の一環なのだ。
(「この舞台、最後まで演技してみせましょう」)
その決意は、遠原・いぶき(開幕ベルは鳴り響く・g01339)も同じく――否、役者として『演技』への想いは、この場の誰よりも強いかもしれない。
「私達の強さ、証明してあげるわ。何処からでもかかってきなさいな!」
多機能ペン"Full Moon"が描き出すのは、背丈ほどあるハルバード。
――その身に、いや、その足に刻め。血塗れの呪い。それは昼夜踊り続ける呪い。お望みならば、その呪いを解いてやろう。
いっそ芝居がかった言葉が、声量豊かに響き渡る。更に人々の注目を集めるべくの、大立ち回り。敵の動きに合わせて、踊るように振り回す。
「くそっ、うぜえ……とっとと失せろ」
忌々しげに放たれた閃光にその身が晒されようと、敵の足首を切り裂く隙は見逃さない。
――――♪
いっそ力強いいぶきの戦舞に合わせて、アルラトゥもBGMを奏でれば、戦場を圧するのも時間の問題。
「中野区の皆様、安心なさい! この地を脅かす敵は、全て私達が倒しますから!」
敢え無く崩れ落ち、動かなくなった讐倣玉人らを見回し、いぶきは微笑みながら声を響かせた。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【怪力無双】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
●変幻自在のシェイプシフター
(「……冗談じゃない」)
交差点の雑踏の中、歯噛みするのは――取り立てて、特徴のない男。
否、その姿は忽ち、OLらしき女性に変わり、すぐさま老人に変化する。
(「大同盟の中枢が先に崩壊するとか……どうすんだよ、これから」)
混乱する配下共を何とか統制しようとしていた所で、あまつさえ、ディアボロス共が襲撃して来るとは……。
(「さっさと逃げるか……けど、何処に?」)
アヴァタール級アークデーモン『変幻自在のシェイプシフター』は考える。
流石にこのまま、尻尾に帆立てて逃げるのは、あんまりに格好がつかない。下手すれば更に民衆の『畏怖』が削がれ、喩え生き延びた所で支配者に申し開き出来なくなる。
(「そうだ……大見得切った連中が、突然殺されでもすれば」)
暗殺こそ『変幻自在のシェイプシフター』の十八番であれば。まずは1人――アークデーモンは、雑踏に紛れて機を窺う。
その決断こそが、冷静を欠いた証左だと気付きもせずに。
ジュリオ・ヴェント
(サポート)
情報収集を得意とし、元気いっぱいにあちこち走り回っている少年。
困っている人を助けたいという気持ちが強く、クロノヴェーダに苦しめられている人々のためには努力を惜しみません。
手先が器用で物を作ったり細工したりすることも得意。
自分が前に出るより、仲間のサポート役をする方が好きです。
「大丈夫。オレたちがなんとかするから!」
「過去を、大切なものを奪ったクロノヴェーダを赦さない!」
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
「えっと……」
今しも、駆け付けたばかりのジュリオ・ヴェント(人間のレジスタンス諜報員・g03277)は、交差点の雑踏を前に、小首を傾げる。
「まだ……戦闘中だよね?」
ほんの少し前まで、パラドクスらしき音楽が聞こえていた。けれど、今は戸惑った様子の人々が目に付くばかり。
「あ、いた……」
ふと、雑踏の中に、見覚えのあるディアボロスを見付けた――日々、元気いっぱいに時先案内人を務めるジュリオだが、『彼』がかつて乗ってくれたパラドクストレインもTOKYOエゼキエル戦争行きだった。
(「確か……夏で、水着とか嫉妬の炎とか、そんな感じの事件で……」)
あの時も、『彼』は旅団ぐるみで参戦してくれた。今回と同じように……。
(「……違う!」)
『仲間』がやって来た、のではない。『彼』自身が『仲間』に変わったのだ。
(「クロノヴェーダだ!」)
咄嗟に、ビル陰に身を潜めるジュリオ。小型拳銃を構えるや、敵目掛けてバレットレインを放つ!
「!?」
パラドクスであればこそ、銃弾の雨は尽くクロノヴェーダへ――目を剝いた『変幻自在のシェイプシフター』は、すぐさまジュリオを認めて怒声を上げる。
「おのれ! 「余計な」こと「しやがって」!!」
姿も声音も目まぐるしく変化しながら、クロノヴェーダは少年に飛び掛かる。
「鬼さんこちら! ……おーい! 皆の偽者は、ここだよー!!」
多段変身による敵の反撃を頑張って凌ぎながら、ジュリオは大いに声を張る。
幸い、不意打ちしようとしていただろう敵の出端はくじけた。現場でも敵の所在を――『情報』を報せるのは、時先案内人らしいかもしれない。
成功🔵🔵🔴
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!
遠原・いぶき
【安らぎの館】
アドリブ、他連携◎
あっちもこっちも朔太郎が…いつの間にクロノヴェーダになったのかしら?冗談よ
なるべく皆を視界の中に入れて
全員の動きを把握するように努めるわ
見失っている内に変身されたら厄介だもの
基本は皆と行動するけれど
敵が変身した私の姿が見えたら飛び出すわ
何処まで真似ているか知らないけれど
私の事をペラペラと喋られても困るもの
【飛翔】で【突撃】して、まずは一刺し
どれだけ姿を真似ても
あなたは"いぶき"じゃない
目の前の敵に対して、憎悪が溢れて止まらず二度、三度…と繰り返し短剣を突き立てる
…顔だけは避けてあげるわ
悔しいけれど、止めの役は私じゃない
最後は朔太郎に託して見守りましょう
アルラトゥ・クリム
【安らぎの館】
アドリブ&絡み連携歓迎
うーん。一瞥だけは似て無くはないけど
本物に比べて何か下品だね。
風評被害が出る前に、とっとと芽を摘んどこう。
白銀の聖鎧を纏い成長した姿(ネメシス)を取り
【館】メンバーの位置を観察し情報収集して常に把握
敵が誰かに化けた所で、PDで世界その物にハッキングし
敵の存在情報その物を情報収集
その位置と存在情報を看破したら、早業でハッキングして侵蝕を仕掛け
敵の存在という情報その物を損壊させると共に
反撃の軌跡をねじ曲げて負傷を軽減する
私は世界その物を侵蝕し、改竄せしめる魔法使い。
その程度の手品では、私の目は欺けないよ。
さあ、フィナーレだ。本物の朔太郎さんの手で消えると良い。
「あら、あっちにもこっちにも……」
報せを聞き付け、駆け付ける旅団『安らぎの館』の面々。
「いつの間に、私達はクロノヴェーダになったのかしら? ……もちろん、冗談よ」
『変幻自在』の言葉通り、多段変身を駆使するクロノヴェーダを目の当たりにして、遠原・いぶき(開幕ベルは鳴り響く・g01339)は肩を竦める。
グニリとシェイプシフターの影が歪み、最後に落ち着いた姿は――『彼』だ。
「うーん。一瞥だけは似て無くもないけど、本物に比べて何か下品だね」
アルラトゥ・クリム(現代の魔法使い・g05088)の評価は冷ややかだ。
「風評被害が出る前に、とっとと芽を摘んどこう」
「賛成」
同意するや、いぶきは軽やかに地を蹴る。なるべく、仲間全員を視界に入れようとするなら、少しばかり高度を取る方が良さそうか。
(「見失っている内に変身されたら厄介だもの」)
一方、アルラトゥも姿を変じる――白銀の聖鎧を纏い、14歳から成長した姿に。
――――!
目が合った。
『本物』の位置は把握している。互いに惑わないよう、行動を共にする仲間もいる。
だから、敵が『変身』した瞬間、いぶきは飛び出す。
――――。
目の前で、鏡合わせのようないぶき自身が、歪んだ笑顔で囁く。
「!?」
――その身に刻め、十二の刺傷。
その『言葉』に硬直した瞬間。胸の内から抉られるような傷みも構わず、描き出した短剣を握りしめ、捨て身の一撃が交錯する。
「どれだけ姿を真似ても、あなたは『いぶき』じゃない!」
込み上げる憎悪の情のまま、刃を突き立てるいぶき。12を数えるまで繰り返し――。
「……顔だけは、避けてあげるわ」
「チィッ」
忌々しげに舌打ちし、シェイプシフターが身を翻す暇があればこそ。
「私は世界その物を侵蝕し、改竄せしめる魔法使い……」
敵の位置と存在情報を看破したならば、そのデータにハッキングを仕掛けて、浸蝕。敵の存在という情報その物を損壊させる――ワールドハッカーであるアルラトゥの十八番だ。
「く……」
それでも、逆説連鎖戦の反撃までは封じきれない。少女の目の前で、再び像が歪む。
――――。
咄嗟にノイズで捻じ曲げようとするも、否応なく尊厳を踏み躙る言葉がアルラトゥの脳を冒す。
「……その程度の手品で、私は欺けないよ」
強気を言い放ったが、堪えるように奥歯を噛み締める。
悔しくはあれど、『コレ』に引導を渡すのは自分達ではない。
「でも、やられたらやり返すくらい、構わないよね?」
「フィナーレに至る過程は大事でしょ」
何れも、鏡像との向き合いを強いられながら、2人は果敢にクロノヴェーダの身を削る。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【悲劇感知】LV1が発生!
【無鍵空間】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!
黒城・廉也
【安らぎの館】
アドリブ連携可
出来る限り皆と行動を意識して、お互いに一人行動しないように注意を払うッス
最低でも二人行動で!
俺の真似ですか……記憶も欠けている俺の真似とかできるのか、とかは置いといてどこまで出来るか見ものですね
偽物が分かり次第土柱を次々と呼び出し、敵の視覚と行動を阻害します
視覚を奪えば演技も余計にボロが出る可能性ありそうですしね
土柱の間を通り抜けようとしたら適宜爆破して、次の土柱を生み出す…といった形で追い詰めたいッスね
南雲・葵
【安らぎの館】
おー、コイツが朔太郎さんの偽物か
本物偽物論争って、結局は本物が勝つってのが世の定義だし
偽物に注意しながら、今回は朔太郎さんのサポートに回るね!
偽物対策は基本誰かと一緒に行動するよ
因みに、俺の偽物がでたら姉貴が傍に居るかで判断できるかな?
…それにしても、うちの女性陣は過激だなぁ
姉貴もみんなに負けない様に援護お願いね
オラトリオフラワーで、ちょっとで良いから偽物の視界塞いでね
ほんの少しでも隙が出来たらそれを突破口にして
バールのようなもので敵をフルスイング!
仲間の元にふっ飛ばすよ
ささ、本物が偽物より優れてるってトコ、カッコよく見せてよね!
やっちゃえ朔太郎さん!
「うちの女性陣は過激だなぁ」
少女達の猛攻に、思わず首を竦める南雲・葵(バールの人・g03227)。
「姉貴もみんなに負けない様に、援護お願いね」
大凡、シェイプシフターがディアボロスの姿に擬態しながら戦うのは判ってきている。どうやら、『彼』に縁のある敵のようだが……分身であるアヴァタール級の関知する所ではない。
隙あらば騙し討ちせんと、『彼』のみならず、戦場にいるディアボロスの姿に節操なく変身する。
故に、ディアボロス達が単独行動を避けるのは、その騙し討ちを防ぐ一環だ。
地深くに眠る黒曜の龍よ――。
肩を並べる葵にオラトリオが寄り添うが故に、目の前の方を偽者と断じ、黒城・廉也(後輩サキュバス・g02175)は『岩龍の脈動』を発動する。
ドゴオッ!!
アスファルトを割り、乱立する土柱。敵の視覚と行動を阻害すれば、垣間見える人影が速やかに変わる。
「は、俺の真似ですか……記憶も欠けている俺の真似とかできるのか、見ものですね」
だが、答えは是――パラドクスであればこそ、常識を覆し、敵はやってのける。
――――。
「廉也さん?」
土柱の陰でシェイプシフターが何をしたか、葵には見えなかった。明確なのは、廉也の顔色が変わった事。
――我が衝動と共に激しく隆起し、その激情を開放せよ!
次の瞬間、土柱が連鎖して爆発する。
「……大丈夫?」
「あ、ああ……このまま、視界を塞いで追い詰めたいッスね」
「了解! 本物偽物論争って、結局は本物が勝つってのが世の定義だしな!」
廉也が敵の反撃を被ったのは、確かだろう。だが、彼の戦意が損なわれていないなら、それで良し。
「今更、俺に再変身とか、遅い遅い!」
シェイプシフターと向き直った葵は、その偽りに惑う寸前で瞑目する。
……ゲームセット。
舞い散るオラトリオフラワーを標に、葵はバールのようなものを振う。
「ささ、本物が偽物より優れてるってトコ、カッコよく見せてよね!」
全力のフルスイングで、敵を吹っ飛ばす勢いで。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【セルフクラフト】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ドレイン】がLV2になった!
大崎・朔太郎
【安らぎの館】
連携アドリブ可
見つけましたよニセモノ!
僕の姿で何かしでかす前に倒させてもらいます。
基本は館メンバーと常に一緒の行動、
相手は二人には化けれないですからね。
そして皆化けられるの嫌なのか攻撃が凄いなぁ。
「カッコよく」ですか…最後にやっぱり僕に化けて一矢報いようとするのを【魅了の束縛】で捕まえると「これで終わりです。残念でしたね」と精一杯カッコつけて手にキス、生命力を奪ってやっつけますか。自分と同じ姿にキスは…頑張ります。
しかし最後の抵抗か、トレースした情報から「でも皆と仲良くなったその姿は偽物じゃないですか、僕と何が違うの?」と返され…。否定も上手く返せず、ただ消えていくを見つめる。
(「皆、攻撃が凄いなぁ」)
やはり、クロノヴェーダが自身の姿に変身するのは、到底看過できない暴挙なのだろう。
「僕の姿で何かしでかす前に倒させてもらいます」
勿論、それは大崎・朔太郎(若返りサキュバスアイドル・g04652)にしても同感だ。
「さあ、フィナーレだね」
「最後は朔太郎に託すわ」
「やっちゃえ、朔太郎さん!」
仲間の声援に頷き、身構える朔太郎。俄かに漂うのは、濃密なサキュバスミスト。
「……クソッ」
吐き捨てたシェイプシフターの影が、朔太郎のそれに変わる――。
(「『カッコよく』ですか……」)
期待に応えるのもアイドルの務め。敵の……自身と寸分違わぬ手を取り、朔太郎は口付ける。精一杯カッコつけて。
自分と同じ姿にキスをするのは、相当に抵抗があったが、サキュバスミストに巻かれているのを幸いに頑張った。
「これで終わりです。残念でしたね」
魅了の束縛は、敵の生命力を容赦なく奪う。敵の手が黒い獣じみたそれに戻り、俄かに干からびていく――。
――ニセモノ? でも、皆と仲良くなったその姿こそ偽物じゃないですか、僕と何が違うの?
「……っ」
反撃のトレースで何を知ったか、囁かれた言葉に息を呑んだ朔太郎が口を開く前に。シェイプシフターの呈は、砂が崩れるが如く散じて失せる。
「やった! 朔太郎さん、お疲れっす!」
「う、うん……」
仲間が歓声を上げる中、朔太郎は敵の手を掴んでいた方の拳を握り締めた。
――斯くて、中野区の電撃戦が又1つ、成功する。『秘密を弄ぶ者プルソン』決戦の路が拓かれた瞬間だった。
成功🔵🔵🔴
効果1【土壌改良】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】がLV2になった!