反攻の一手(作者 坂本ピエロギ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #第二次東京奪還戦(前編)  #アークデーモン大同盟  #第二次東京奪還戦 

●新宿駅グランドターミナル
「みんな、聞いて。アークデーモン勢力を壊滅させる大チャンスが来たわよ!」
 発車準備を終えたパラドクストレインを背に、東城・リリカ(デーモンのレジェンドウィザード・g01222)は語る。
 アークデーモン大同盟の盟主、『複素冥界』イマジネイラ。その撃破によって豊島区が消滅したことにより、同区に集まっていたジェネラル級たちは帰還できない状況に陥っている。
 これはディアボロスにとって、大同盟へ反攻するまたとない好機だ。
「奪還可能な区は五つ――足立区、板橋区、北区、練馬区、中野区よ。皆には行先をひとつ選んで、そこに向かって貰うわ」
 戦いというものは、仕掛けた側が往々にして主導権を得る。
 すなわち今の状況下では、機先を制する『速さ』こそが最重要だとリリカは告げた。
「七曜の戦まであと少し。ひとつでも多くの区を奪還するためにも、どうか皆の力を貸して!」

 攻略先が決まったら、まずは潜入を行わねばならない。
 豊島区や新宿区の海から上陸するのも良いし、北側に回り込んで埼玉県側の海から潜入することも出来る。
 ルート選択はディアボロスに一任されるが、敵に発見されるリスクを抑えるため、上陸までは少人数の行動が望ましい。
「現地には、アークデーモン大同盟の崩壊で混乱状態の敵部隊がいるわ。上陸すれば敵勢力はすぐに発見できるから、そこに攻撃を仕掛けて撃破して。この襲撃を繰り返せば、区の支配者に決戦を挑む隙を作れるわ」
 なお戦闘時には、一般人のアークデーモンに対する畏怖を失わせるため、住民を勇気づけるような戦いを行うと良い。住民からの畏怖が弱まるという危機感を与えれば、敵の軽挙妄動を誘うことにも繋がるからだ。

 この作戦が完全に成功したなら、奪還される区は最大で五つ。
 第一次東京奪還戦で奪還した区は六つであるから、それに比肩する大作戦となることだろう。
「世田谷区と目黒区は現在攻略中。七曜の戦前に、アークデーモンの支配する全ての区を奪還するのも夢ではないわ」
 しかし、喜ばしいことばかりではなく、新たに生じる不安もある。
 大天使とアークデーモンが相争うTOKYOエゼキエル戦争において、区を支配する勢力が大天使のみとなる――それは即ち、墨田区のミカエルが断片の王となる可能性が高まるということだ。
「不安の芽を摘むのなら、ある程度の区を残しておくことも戦略かもしれないわね」

 改竄世界史における西暦2015年の世界、TOKYOエゼキエル戦争。
 かつて新宿島を取り囲むように在った22区は、奮闘するディアボロスによって失陥を重ね、すでに半分程度を残すのみ。
 ここで決定的な勝利を掴み取れば、かのディヴィジョンの命運は決まったも同然だろう。
「さあ準備はいい? 頑張りましょう、皆!」
 新宿駅に、発車のベルが鳴り響く。
 信頼と決意を秘めた瞳をディアボロスに向けて、リリカは静かに一礼するのだった。


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【勝利の凱歌】
1
周囲に、勇気を奮い起こす歌声が響き渡り、ディアボロスと一般人の心に勇気と希望が湧き上がる。効果LVが高ければ高い程、歌声は多くの人に届く。
【動物の友】
1
周囲の通常の動物がディアボロスになつき、意志の疎通が可能になる。効果LVが高い程、知能が高まり、友好的になる。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【水面走行】
1
周囲の水面が凪ぎ、ディアボロスが地上と同様に走行や戦闘を行えるようになる。ディアボロスと手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人も同行可能。
【アイスクラフト】
1
周囲が、ディアボロスが、一辺が3mの「氷の立方体」を最大「効果LV×3個」まで組み合わせた壁を出現させられる世界に変わる。出現させた氷は通常の氷と同様に溶ける。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。

効果2

【命中アップ】LV1 / 【ダメージアップ】LV2 / 【ガードアップ】LV1 / 【ラストリベンジ】LV1 / 【ドレイン】LV1 / 【ダブル】LV2

●マスターより

坂本ピエロギ
 TOKYOエゼキエル戦争の攻略もいよいよ佳境。坂本ピエロギです。
 第二次東京奪還戦シナリオの二本目をお送りします。

 本作戦ではアークデーモン大同盟を構成する区へ潜入し、現地の敵部隊を撃破することが目的となります。
 攻略順は①→②&③。指定した区へ海から潜入(①)、混乱している敵の部隊を撃破して下さい(②&③)。

 トループス級との戦闘(②)では、ディアボロスの強さを強調しながら戦うことで、民衆を鼓舞することが出来ます。
 とはいえ敵も必死の抵抗が予想されますので、普通に戦うだけで圧勝することは困難です。そのため、圧勝する演技や演出を交えて戦うのが効果的でしょう。

 シナリオ成功条件の関係上、採用宣言&公開は早めに行う予定です。
 また、成功数を大幅に超えそうな場合、採用数を制限する場合がございます。予めご了承くださいませ。

 それでは、皆様のご参加をお待ちしています。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


ネリリ・ラヴラン
『足立区』にゆくよ

こうなったら取れるだけ取っちゃおうっ
ミカエルさんのことは心配もあるけれど、こんな機会は次が無いかもしれないものね

意気込んでみたは良いもののまずは水中散歩だよ
【水中適応】を使った上で、海底付近を歩くね
持ち物に防水の双眼鏡を用意して
上陸前に沿岸を観察できれば一番だわ

衣裳は、水着
と言いたいところだけれどこの後戦わなきゃいけないから
ダイバースーツにしておくわ
脱ぎ捨てる前提でフィンとかも用意しよう

アドリブや連携は歓迎だよ


 足立区の北側に広がる一面の海。
 最終人類史における埼玉県と境を接するその海底付近に、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)はいた。

「水中適応よし。準備OK、だねっ」
 ダイバースーツとフィンを装着した姿で、ネリリは目的地の足立区を目指して慎重に進んでいく。
 今回の作戦で、ひとつでも多くの区を奪還する――そんな強い決意もあって、泳ぐ足取りに一切の迷いはない。
「ミカエルさんのことは心配もあるけれど、こんな機会は次が無いかもしれないものね」
 陸地との距離を一歩一歩詰めながら、ふとネリリは足立区の状況に想いを巡らせた。
 今までに得た情報によれば、かの区を支配するのはムールムールというジェネラル級らしい。
 黒翼令嬢ネビロスを配下に従えるムールムールの統治は貧富の格差で住民を分断するもので、貧しい者は富める者への不満をくすぶらせ無気力に暮らしているという。
「ムールムールの居城やお金持ちの住むエリアは区の西側らしいけど……今回向かう先はどうかしらね」
 ネリリは陸地が近づいてきた気配を察し、双眼鏡で地上をそっと伺ってみた。
 沿岸部は海沿いに道路が走り、その向こうには粗末なバラック小屋が寂しそうにぱらぱらと建っている。どうやら付近は貧しい住民が生活するエリアらしく、警戒しているアークデーモンたちの姿は見て取れない。
「この分なら潜入は問題なさそうだね。さて、手頃な場所を探さなくちゃ」

 それから数分後。
 周囲の様子を探りながら沿岸に近づいたネリリは、慎重に息を殺しながら海沿いの道路に上陸した。
「よしっ。ここまで来れば、他の皆も救援機動力で辿り着けるね」
 あとは撃破する敵部隊を探し出すのみ。そう思い周囲を探そうとした矢先、
『オラァ! 豊島区が消えちまったぜオラァッ! ど、どうなってやがるんだオラァッ!?』
『分かんねえよオラァッ!! オレたち……どうすりゃいいんだオラァッ!?』
 バラック小屋の建ち並ぶ先から、怯えを含んだヤンキーデーモンの気勢が響いて来た。
 特攻服に身を包むアークデーモンたちは言葉こそ威勢がいいが、完全に浮足立ち警戒も疎かになっている。イマジネイラを討たれたことは、彼らにとってよほど寝耳に水だったのだろう。

(「……残念だけど、あなたたちの悪夢はこれからだよ」)
 息を潜め、後続の仲間へ合図を送るネリリ。
 足立区奪還を巡るアークデーモンとの戦いは、かくして幕を開けるのだった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!

ネリリ・ラヴラン
どうすれば良いか、なんて簡単
悪いことをしていた罰を受けるだけで良いんだからね

できるだけ目立てるように【飛翔】を使って
比較的高めの小屋の上に登場しながら
【高速詠唱】で蝙蝠爆弾達を侍らせておくわ

たぶんだけど小屋の中とかには住民さんもいそうだし
まずは追われるなら移動、逃げるなら追うってして
被害の出ない所へ場所を変えたいね

悪魔さん達の同盟はもう無くなってしまったのよ
力を合わせても勝てなかったのに
足立区の悪魔だけで勝てると思ってるのかな

声を張り上げて煽っておくね
敵さんに聞かせるって言うより豊島区での勝利を住民さんに聞かせる為だよ

そしたら開幕だよ、蝙蝠爆弾全員突撃!

アドリブや連携は歓迎だよ


月下部・小雪
足立区では、反撃ののろしを、あげます!

【勝利の凱歌】を響かせながら、戦車に乗ったコダマの登場、です。
み、みなさん、悪魔達の同盟は崩壊、しました!
天使でも悪魔でもない、ボク達ディアボロスがこの区を解放して、みせます!

おろおろするアークデーモンたちに【紙戦車搭乗型モーラット・コミュ】の砲撃が火を、噴きます!
いい感じ、です。この調子でどんどんやんきーさん達を吹き飛ばして、いきましょう!

※アドリブ連携大歓迎


呉守・晶
足立区か、ネビロスは当分戻ってこれない
後は区の支配者のムールムール以外にジェネラル級がいるかどうか、だな
というか、足立区は江戸川区にいたサリエルと共同作戦を考えていたんだよな……葛飾区を挟んでいたのにどうやって連携を取ろうとしてたんだ?

まぁ、あれこれ考えるのは後にして今はやるべきことをやるか
【士気高揚】で住民を勇気づけながら戦うぜ
激しく動き回って、舞うように動いて魔晶剣アークイーターで叩き斬っていくぜ!
踊ってるように止まらず動き回って戦うのは見た目もいいから一般人ウケするだろ
胸がバインバインと揺れてるのは無意識だが、それで敵も住民も惹きつけられるなら……まぁ安いもんだと思っておこう


 まず、一般人を巻き込まないこと。
 それが今回の作戦でネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)が自身に課した、最優先のルールだった。

(「敵は統率が取れてない。安全に戦える場所まで誘導するのは難しくなさそうだけど……」)
 気配を殺したネリリが、小屋の陰から前方を窺う。
 赤い瞳で凝視する先には、右往左往するヤンキーデーモンたちの姿が見えた。混乱によって警戒を怠り、いまだネリリらの潜入に気づかぬ彼らの姿は、まさしく烏合の衆そのものだ。仮にここで戦闘を始めても、ディアボロスの勝利が揺らぐことはないだろう。
 だが、そこで生じ得る『万が一』は極力排除したい。逸る心を抑えながら、ネリリは静かに支度を整えていった。
(「襲撃に使えそうな小屋は見つかったし、後は……あっ、来た来た」)
(「お、お待たせ、です。辺りの様子、調べてきました……!」)
 そこへ合流した月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)が手書きの地図を広げ、ネリリに示す。
 住民が住んでいる建物と、戦闘が行えそうな場所、それらを大まかに書き留めたものだ。短時間で纏めたものゆえ完全ではないが、戦闘では助けとなってくれるだろう。
 地図の内容を叩き込み、頷くネリリ。間を置かず小雪と呉守・晶(TSデーモン・g04119)が準備完了の合図を送る。
(「いつでも行けるぜ。ヤンキーデーモンの奴ら、きっちり片付けてやる」)
(「よ、よろしくお願い、します……!」)
(「頑張ろうね、晶ちゃん、小雪ちゃん。……それじゃ、行くよ」)
 脇に建つ小屋の屋上を見上げ、ネリリが飛翔を発動。
 ――それが、作戦開始の合図となった。

「悪魔さんたち、そこで何してるの? 同盟が無くなってしまって、ずいぶん暇そうね」
 嘲弄の色を含ませた少女の声が、ヤンキーデーモンの頭上から響く。
 悪魔たちが視線を向けた先は一際高い小屋の屋上。そこには蝙蝠の群れを侍らせ颯爽と立つネリリがいた。
 否が応でも人目を惹く姿に、並居るヤンキーデーモンの視線はたちまち釘付けになる。
『オラァッ!? だ、誰だテメェ!!』
「わたしはネリリ・ラヴラン。大同盟の盟主イマジネイラは、わたしたちディアボロスが殺してやったわ」
 その一言に、ヤンキーデーモンの一団が凍り付く。
 同時にネリリは、あちこちの小屋から自分を見つめる、住民たちの怯えた視線にも気づいていた。
 日常的にアークデーモンから虐げられていたのだろう彼らを励ますように、敵への挑発がネリリの口から更に紡がれる。
「どうしたの? あなたたちが威張れるのは、無抵抗の相手だけ?」
『何だとォ! 上等じゃねぇかオラァッ!』『降りてきやがれオラァ!』
「ふうん。立派なのは口だけみたいだね」
 嘲りの色をそのままに、ネリリは眼下へと飛翔。
 ギリギリの高度を保ったまま、挑発するように敵の頭上を旋回し始めた。
「アークデーモンって飛べるんでしょ? 悔しかったら捕まえてみれば?」
『待ちやがれオラァ!!』『逃がさねぇぞオラァッ!!』『ブッ殺せオラァッ!!』
「わあ怖い。逃げようっと」
 ヤンキーデーモンの群れから、たちまち怒号があがる。
 度重なる挑発で完全に冷静さを失った彼らは蝙蝠の翼をはためかせると、逃げるネリリを追って飛び出した。

 ヤンキーデーモンは気づかない。
 自分たちが、ネリリに誘い出されていることも。
 空を飛ばされたのが、交戦による地上への被害を抑えるためであることも。
 物陰に潜んだディアボロスたちの射程に、すでに自分たちが飛び込んでいることも。
 そして――それら数え切れぬ愚かさの代償を、これから自らの命で払わされるということも。

「さて、もういいかな」
 ネリリは上空で制止すると、ヤンキーデーモンの群れを振り返った。
 足元に広がるのは無人の小さな空き地。あそこなら奴らの墓場にはうってつけだろう。
「開幕だよ。――蝙蝠爆弾、全員突撃!」
 ネリリの声が高らかに響いた。
 周囲を侍る蝙蝠たちが、一斉にヤンキーデーモンめがけて殺到する。
「斬って斬って斬りまくるぞ!」
 側面から現れたのは、魔晶剣アークイーターを抜き放つ晶の姿。
 ヤンキーデーモンが気配を感じたその時には、デカパイサンバ連続斬りの構えを取った彼女が眼前に迫っていた。
「さあ、反撃ののろしを、あ、あげましょう!」
 間を置かず、後方の物陰から現れたのは、モーラット・コミュが乗った紙戦車だ。
 無防備な敵の背中を狙い定めて、小雪の号令一下、とびっきりの砲弾をお見舞いする。
「コダマ、撃ち方、は、始めです!」
 瞬間、大気を弄するのは断続的な衝撃。蝙蝠爆弾と紙戦車砲弾の炸裂が、足立区の青空に紅蓮の花々となって咲き誇る。
 辛くも被弾を免れたヤンキーデーモンが数体、立体軌道で巨乳を激しく揺らす晶の斬撃を全身に浴びて細切れにされる。
 慈悲はない。逃げ場もない。無様な悲鳴を響かせながら爆発四散することだけが悪魔たちに許されたすべてだ。
『ぎゃあっ!!』『ぐぇっ!!』『げぇっ!!』『ぐがっ!!』『ぎへっ!!』
 汚い断末魔を残して、ヤンキーデーモンの群れが溶けるように消えていく。
 晶はアークイーターの血糊を振り払い、小雪に合図を送った。
「そろそろ頃合いだ! 行くぞ!」
「皆さんの心が、ふ、奮い立ちます、ように……!」
 大空に響き続ける断末魔をかき消すように、二人の発動する残留効果が戦場を包み込む。
 士気高揚と勝利の凱歌。今なお苦しむ人々を鼓舞する、ディアボロスからの贈り物であった――。

「み、みなさん、聞いてください! 悪魔たちの同盟は崩壊、しました!」
 小雪の強い熱意が波のように伝播し、周囲を包む。
 紙戦車の砲弾がヤンキーデーモンを吹き飛ばすたび、人々の心に巣食う悪魔への畏怖が消えていく。
(「さっきから胸に視線を感じるけど気のせいか……? まぁ皆を励ませるなら安いもんだ!」)
 勝利を誓う歌声を体現するように、晶が剣を振るう。
 その姿は、人々が久しく忘れていた勇気の心をふたたび奮い立たせていった。
 僅かに生き残ったヤンキーデーモンを、晶が、ネリリが、小雪が、一斉に狙い定める。
「天使でも悪魔でもない、ボクたちディアボロスがこの区を解放して、みせます!」
『ち、畜生オラァッ!!』『あ……アークデーモン万歳だぜオラァッ!!』
 小雪が高らかに告げたその一言を合図に、ヤンキーデーモンたちは断末魔だけを残して吹き飛ばされた。
 晶はトループス級の一掃を確認すると、歓声を上げる人々へ、外に出ないよう注意を送る。
 勝利の歓声にはまだ早い。これだけ派手に暴れた以上、部隊を纏めるアヴァタール級が来るのは時間の問題だからだ。
「戦果は上々。畏怖の心も拭い去れたみたいだな」
「絶対に、負けられ、ません。が、頑張りましょう……!」
「うん。アヴァタールとの決戦に勝てば、区の奪還に一歩前進だね」
 住民たちの歓声が響き渡るなか、ネリリは地上に降りたち、戦闘前に敵が遺した言葉をふと反芻する。
 イマジネイラを討たれ狼狽えていた、名もなきヤンキーデーモンの言葉を。
「どうすれば良いか、なんて簡単。悪いことをしていた罰を受けるだけで良いんだからね」

 かくして、ヤンキーデーモンの撃破は成った。
 イマジネイラを討たれ、畏怖の心が払拭された今、足立区の悪魔がかつてのように力を得ることは叶わないだろう。
 住民を鼓舞する三人の戦いは文句なしの大成功として、今ここに幕を下ろしたのである……!
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
【勝利の凱歌】LV1が発生!
【士気高揚】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV1が発生!
【ラストリベンジ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

『――間に合わなかったか』

 戦場に重々しい声が響くと同時、周囲の歓声がぴたりと止んだ。
 声の方角に視線を向けるディアボロスたち。そこに現れたのは一体の悪魔であった。
 空飛ぶ赤鰐に乗った小柄な老人――アヴァタール級アークデーモン、悪魔老師アガレスだ。
『ヤンキーデーモンめ、あれほど先走るなと言うておいたのに……馬鹿者どもが』
 空飛ぶ鰐の背から戦場を眺めた老悪魔は、程なくして全てを把握したように溜息を漏らす。
 ディアボロスの襲撃を許し、部下も畏怖も失い――その果てに足立区の同胞が辿る運命さえも見てしまったかのように。
『だが、むざむざ死にはせぬぞ。覚悟するがいい、ディアボロス!』
 怨念の宿った眼光を走らせ、アガレスが吼える。
 無論、それに付き合う気などディアボロスたちにはない。
 東京奪還戦は足立区を巡る戦いのひとつ、その決戦がいま始まろうとしていた。
岩崎・礼音 (サポート)
口調はステシ準拠 

パラドクスは指定した物をどれでも使用
危険や怪我は全く意に介さず積極的に攻撃・行動
多少に関わらず他メンバーに迷惑をかけたり成功を阻害する行為はしない

一般人の危険は率先して庇い、
地形や敵の戦い方などを【戦闘知識】と照らしあわせて有効活用する
基本的には快活な僕っ子
暗色の軍服ワンピースに手甲(ガントレット)で殴る蹴るの前衛


 TOKYOエゼキエル戦争、足立区某所。
 第二次東京奪還戦の舞台である五区のひとつで、いま死闘の火花が散らされようとしていた。
 空飛ぶ赤鰐を駆る老人、『悪魔老師アガレス』。彼こそ足立区を防衛するアークデーモン部隊長の一角であった。

「つまりキミを倒せば、ボクたちの勝ちってことだね!」
 新たに戦場へ駆けつけたディアボロスが、言うが早いかアガレスめがけ斬りかかる。
 暗色の軍服ワンピースに身を包む少女、岩崎・礼音(Diagrammar・g03225)であった。
 一般人のいない戦場だ、全力を躊躇う理由は無い。若き復讐者は青色の瞳でアガレスを睨み、冷徹に告げる。
「街の人たちを苦しめた罪、きっちり償ってもらうよ」
『ほざくな、小娘!』
 赤鰐の双眸が凶悪な光を帯びる。空中で突進態勢を取り、標的の礼音に食らいつく構えだ。
 対する礼音は復讐者の怒りを増幅させ、ダメージアップの残留効果と為した。
 クロノヴェーダを滅ぼせ。絶やせ。魂を揺さぶる声に身を委ね、彼女は自らの利き腕を天へとかざす。
「Rotes Schwert――Gehackt!」
 掌から迸る真紅のオーラが一振りの剣へと変わる。
 滅絶の意思を込めて振り下ろした一閃が、寸分違わずアガレスへ直撃。脳天を裂かれた赤鰐が苦悶の呻きを洩らす。
 次の瞬間、アガレスが宙を蹴って突進。掬い上げるような尾の一撃を受け、衝撃で礼音の肉体が悲鳴に軋む。
「流石に、そう簡単には斃れてくれないか。けど……っ!」
『ぐうう……大人しく死ねばよいものを……!』
 肺からせり上がる空気を呑み込んで、礼音はアガレスを睨み返した。
 敵は真紅のオーラで負傷し、着実に追い込まれ始めている。礼音の一撃は、後に続く仲間の心強い手助けとなる筈だ。

 かくして戦いは佳境へ至る。
 アガレスを倒し、ムールムールの喉元へ刃を突きつけるため。
 赤鰐の咆哮が怒りを帯びて轟く中、ディアボロスたちは更なる攻勢を開始した――!
成功🔵​🔵​🔴​
効果1【水面走行】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

ネリリ・ラヴラン
覚悟をするのは貴方のほうだよ

大同盟って大きな堰が壊れてしまったことを知れば
悪魔さん達が絶対に勝てない相手だなんてもう誰も思わない

ここで住民さん達に被害が出たら折角拭えかけた恐怖が
蘇ってしまうかもしれないし
【飛行】をそのまま使って空を舞台に戦うね

アヴァタール級が相手では力で圧倒は難しいし
数で押しきれるように仲間とはできるだけ攻撃を合わせたいわ
実際には【高速詠唱】で少しだけ先に魔法を発動
皆を怯えさせる声を発せられないように”凍える棺”に閉じ込めて
一斉に攻める切欠を作り出したいわ

ここからは一つも負けられないからね
それがムールムールさんを引っ張りだす一番の近道!

アドリブや連携は歓迎だよ


呉守・晶
ハッ、むしろテメェがいい覚悟だ
来るのが間に合わずに部下が全滅したってのに、俺達から逃げ出さないんだからな!
いいぜ、そっちがその気ならテメェを斃して足立区の畏怖を削り取ってやるよ!

突っ込んでくるか!なら、真っ向から迎え撃ってやる!
下手に小細工するより、真っ向勝負の方が一般人へのアピールにもなるしな
魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような異形の大剣に変異させて接近してくるのを迎え撃ってカウンター気味に叩き斬ってやる!
並大抵の防御は意味なさない?そりゃ、俺の貪リ喰ラウモノも同じことだ!
なら、後は頼れる味方のいる俺の方が有利に決まってるだろうが!
喰い千切れ、アークイーター!


月下部・小雪
そ、そうです! か、覚悟するのはそっち、です!
一緒に戦う仲間とあの空飛ぶ鰐をやっつけます。
街に被害が出ないように、ボク達も【飛翔】で飛び上がりましょう!

噛み付いてくる鰐を避けながらこっちの攻撃の準備、です。
コダマが装備を取り出したら、【取説付ロケット発射筒装備型モーラット・コミュ】になって
噛み付いてくる鰐の口の中にロケットをお見舞い、です!
え、遠慮はいりません、お腹が爆発するまでいっぱい食べちゃって、ください!

※アドリブ連携大歓迎


『この程度で斃れはせん! 覚悟しろ、ディアボロス!!』
 勝利の凱歌が響く戦場に、悪魔の咆哮が木霊する。
 手傷を負った悪魔老師アガレスは未だ戦意旺盛だ。
 憎きディアボロスを道連れにせんと、息絶える瞬間まで抵抗する心積もりなのだろう。

 無論、そんな悪あがきに付き合う気など、ディアボロスたちには更々ない。
 このアークデーモンを一秒でも早く滅ぼすこと――それが、この場に集う復讐者たちが共通して抱く想いであった。
「覚悟しろだと? ハッ、むしろテメェがいい覚悟だ」
 呉守・晶(TSデーモン・g04119)はアガレスの言葉を一笑に付し、全身に殺気を漲らせた。
 この悪魔は、遅参によってヤンキーデーモンを全滅させておいて、まだディアボロスに勝つ気でいるのだ。
 あくまで逃げずに向かってくるなら、晶がすべきことは一つしかない。
「いいぜ。そっちがその気なら、テメェを斃して足立区の畏怖を削り取ってやるよ!」
 飛翔を発動し、空飛ぶアガレスと目線を合わせる晶。
 もはやお前は睥睨する立場にはないのだと告げるように、魔剣アークイーターの切先を赤鰐の眉間に突きつける。
 晶に続き、空中へ舞い上がる仲間がふたり。ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)と月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)であった。
「覚悟をするのは貴方のほうだよ、アガレス」
 アガレスへの怒りをダメージアップの力で増幅させながら、ネリリが告げる。
 イマジネイラの大同盟が崩壊したことでアークデーモン勢力は大幅に力を落としている。そんな奴等にこれ以上、足立区の人々を苦しめさせる訳にはいかない。
 ネリリら三人が空中へ飛翔したのも、敵の抵抗によって被害が生じるリスクを少しでも減らすためであった。
「この戦いはすぐに終わるよ、アガレス。貴方が死ぬことでね」
「あなたを倒して、足立区を、ボクたちが奪還します! か、覚悟して下さい!」
 歩み寄ることなど元より不可能。
 小雪の言葉を皮切りに、最後の決戦が始まった。

 ディアボロスと悪魔アガレス。
 両者の展開するパラドクスに足立区の空が大きく歪む。
「コダマ! こ、攻撃準備、手伝ってください!」
 先手を取って仕掛けたのは小雪だった。
 呼びかけに応え、モーラット・コミュ『コダマ』が小雪の懐に現れる。その脇に、無骨なロケットランチャーを携えて。
 コダマが付属の説明書を手繰り、発射準備を開始。そこへ大顎を開けたアガレスの赤鰐が砲弾のごとき速度で迫る!
『喰ろうてやる! 逃がさんぞ!』
「え、遠慮はいりません、お腹が爆発するまでいっぱい食べちゃって、ください!」
 コダマの可愛い鳴き声をかき消すように、大型ロケットランチャーが断続的に唸りを上げた。
 凶悪な殺傷力を誇るロケット弾が四発、アガレスめがけて飛んでいく。
 パラドクスの白い軌跡を曳いた弾が一発残らず赤鰐の顎へと吸い込まれ、炸裂。体内を滅茶苦茶に破壊されたアガレスが、悶絶しながらのたうち回る。
『ギ――……――ッ!?』
 次の瞬間、アガレスの心を更なる衝撃が襲った。
 声が、出ない。
 まるで空間そのものが静止したように、大空にけたたましく響くはずの絶叫が、ただの一声も出ない!
「少し黙っててね。……すぐ終わるから」
 驚愕に見開かれたアガレスの視線が向いた先には、魔法を発動したネリリの姿があった。
 彼女が発動したのは『凍える棺』。気温を急速低下させ、凍結した空気中の水分で標的を封じ込めるパラドクスだ。
 肺を覆った氷は瞬く間にアガレスの全身を覆い、分厚い氷で封じ込めていく。その光景を凝視しながら、ネリリは餞めいた言葉を投げた。
「大同盟って大きな堰は壊れてしまった。だから悪魔さんの支配はもう終わり」
 勝利の凱歌が、いっそう高らかに戦場に響く。
 それは人類の勝利を約束し、アークデーモンの落日を告げる歌だ。
『――…… ……ッ!!』
 小雪と晶が得物を構え、氷に封じられたアガレスを取り囲む。
 己がパラドクスで時空を書き換え氷棺をこじ開けるアガレス。そこへネリリは、氷よりなお冷たい声で告げる。
「あなたたちが絶対に勝てない相手だなんて、もう誰も思わない!」
 同時――ディアボロスたちの集中砲火が降り注ぐ。
 次第に傷を増やし、アガレスがじりじりと追い詰められる。戦いは、いよいよ決着を迎えようとしていた。

 降り注ぐロケット弾。空間ごと封じ込める氷棺。魔剣が繰り出す変幻自在の剣閃。
 三人のディアボロスが繰り出す攻撃は、一切の容赦なく悪魔老師アガレスの体力を削っていった。
 増幅された怒りは威力を高め、導きの光は急所を的確に撃ち抜き、堅固になった肉体は赤鰐の反撃を弾く。
 刃を交えるほどに力を増していくディアボロスとは対照的に、満身創痍となったアガレスの命は、今や風前の灯火だ。
『まだ……死には、せぬ……!』
 満身創痍のアガレスが標的に選んだのは晶であった。
 赤鰐が突撃体勢を取り、加速。
 執念を宿した眼で迫り来るアガレスを、対する晶は正面から迎え撃つ。
「突っ込んでくるか! なら、真っ向から迎え撃ってやる!」
 晶の意思に呼応するように、魔晶剣アークイーターが不気味な脈動を始めた。
 封印の限定解除により変異した剣の刀身が、牙を剥いた巨獣の如き姿に変じ、眼前から襲い来る獲物を睨む。
「並大抵の防御など意味を為さない突撃……か。そりゃ、俺のアークイーターも同じことだ!」
 赤鰐の牙と、魔晶剣の牙。
 かち合うふたつの大顎が火花を散らす中、晶のアークイーターは更に力を増していく。
 そして――刀身の牙が獲物を噛み砕かんとする刹那、晶はアガレスに叩きつけるように言葉を投げる。人々を虐げ、部下を使い潰したアークデーモンが、今まさにディアボロスに敗れる理由を。
「頼れる味方のいる俺たちの方が! 有利に決まってるだろうが!」
 その言葉を最後に。
 両者の死闘は幕を下ろした。
「コード捕食剣『貪リ喰ラウモノ』っ! 喰い千切れ、アークイーター!」
『ぬ……ぬおおおぉぉぉ!!』
 アークイーターに噛み砕かれた悪魔老師アガレスが、断末魔だけを遺して消えた。
 骸の一片も残すことなく消え去った空に広がるのは、雲一つない蒼穹だけ。
 勝利の凱歌をかき消す程の大歓声に迎えられるように、ディアボロスたちは地上に下り立つのだった。

「お、お疲れさま、でした。住民の皆さんは、全員無事です!」
 小雪がそう言って周囲の状況を確認すると、ディアボロスたちは急ぎ離脱の準備を始めた。
 大同盟が瓦解したとはいえ此処は敵の勢力圏。長居することは望まれない。
「勝てて良かった。これがムールムールさんを引っ張り出す一歩になるといいけど」
「新宿島の仲間たちもみんな頑張ってるんだ。きっと上手くいくさ」
 晶とネリリもまた、人々に別れを告げて帰路に就いた。
 ジェネラル級が帰還するまでに支配者のムールムールが動けば、その時こそ足立区奪還の好機となるだろう。
 奪還が為った暁にはクロノヴェーダの支配も終わり、貧富に支配される人々も解放される。
「少しでも早く、と、取り戻したい、ですね」
 小雪の言葉に頷いて、ディアボロスたちは新宿島へと帰還していく。
 何者にも虐げられぬ人々が最終人類史で暮らす日常。その光景が一日でも早く訪れるようにと祈りながら――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイスクラフト】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【動物の友】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年06月12日

第二次東京奪還戦(前編)

 豊島区のイマジネイラを討った事で、アークデーモン大同盟は盟主を失い崩壊しました。
 さらに、あまりにも鮮やかな決着により、豊島区に派遣されていたジェネラル級アークデーモンも軍勢と共に奪還に巻き込まれ、自区へ帰還出来なかったようです(いずれどこかに漂着すると思われます)。

 これにより《七曜の戦》の前に、アークデーモン大同盟に所属していた区を強襲し、区の支配者を滅ぼす絶好の機会が訪れました!
 攻略旅団が4月に提唱していた一斉奪還、『第二次東京奪還戦』が現実のものとなろうとしています。
 なお、新宿島は転移の兆しを見せていません。「今のディアボロスであれば、新宿島の人々を危険に晒したり、《七曜の戦》直前に新宿島大結界のエネルギーを消耗する必要は無い」ということなのでしょう。

 現在決戦中の『世田谷区』、潜入調査を行っている『目黒区』を除く、アークデーモン大同盟の支配区域である『足立区』『板橋区』『北区』『練馬区』『中野区』の5区に対して、一気呵成に襲撃を仕掛けます。
 大同盟の崩壊で混乱している各区で、区の支配者に決戦を挑む隙を作りましょう。
 5区全ての奪還は難しいかもしれませんが、可能な限り多くの区の奪還を行えるように、強襲作戦を実行してください。

※特別ルール
 それぞれのシナリオで5区のどれを襲撃するかは、各シナリオに参加するディアボロスの選択で決まります。
 期間内に『成功数4以上』となった区のみ「後編」として支配者との決戦が発生します。
(成功数が4を超えた区は、超過分だけ状況が有利になります)


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#TOKYOエゼキエル戦争
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#第二次東京奪還戦(前編)
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#アークデーモン大同盟
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#第二次東京奪還戦


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選択肢『アークデーモン大同盟の支配区への突入』のルール

 海からアークデーモン大同盟の支配区に突入します。
 この選択肢のプレイングでは、突入する区を『足立区』『板橋区』『北区』『練馬区』『中野区』から一つ選び、その区の名称をプレイングの冒頭に書いてください。
 その後、支配区への突入方法などを指定してください。
 突入は海から行うので、沿岸を警備する敵に気付かれないように接近して上陸する方法などがあると良いでしょう。

 突入する区は、以下の条件で決定します。
====================
 マスターがプレイングを確認した時点で、『アークデーモン大同盟の支配区への突入』の選択肢に、突入する区を指定したプレイングが1つ以上あった場合、突入が行われます。
 突入する区は、その時点で最も指定が多かった区となります。
 指定が同数であった場合は、トミーウォーカーがランダムで決定します。
(突入の方法に問題があり、突入不可能と判定されたプレイングは不採用となり、集計にも反映されません)
====================


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾民衆を鼓舞する為の戦い『ヤンキーデーモン』のルール

 一般人の目の前で、トループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 ディアボロスがクロノヴェーダを撃破してみせる事で、クロノヴェーダに支配されていた人々を鼓舞し、戦う意欲を取り戻させることが出来るかもしれません。
 ただ勝利するだけで無く、ディアボロスの強さを強調する事で、より民衆を鼓舞することが出来ます。
 クロノヴェーダは弱敵では無く、余裕で勝利するというわけにはいきません。
 その上で、一般人から見て、ディアボロスがクロノヴェーダを圧倒して余裕で勝利したように見せかける演技が重要になるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『悪魔老師アガレス』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「呉守・晶」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。