世田谷区、攻めるなら今!(作者 秋津透
1


#TOKYOエゼキエル戦争  #世田谷強襲作戦  #世田谷区 

「ネビロスの従者たん、萌え〜、萌え〜」
「ネビロスの従者たん、推し〜、推し〜」
「エモい〜、尊い〜、心地よい〜」
「犬耳悪魔メイドたん、サイコー」
 TOKYOエゼキエル戦争ディヴィジョン、ジェネラル級アークデーモン『狼魔侯・マルコシアス』支配下にある世田谷区。
 トループス級眷属『限界推し活メデューサフィッシュ』たちが、境界海近くの広場に雑然と集まって、彼らの「推し」であるところの犬耳悪魔メイド、トループス級アークデーモン『ネビロスの従者』を讃えている。
 一見、無害で平和そうな光景ではあるが、しかし、彼ら『限界推し活メデューサフィッシュ』たちは、ひとたび「推し」の『ネビロスの従者』から「オネガイという名の指令」を受ければ、進んで身を捨てて指令を遂行する、厄介極まる狂戦士と化す。
 潰しておくなら今のうちだ。いや冗談抜きで。

「腹が減っては戦はできぬ。食いながら話を聞いてくれ」
 時先案内人の陳・修賢(人間の特級厨師・g03221)が、いつものように手製の饅頭を配りながら告げる。
「TOKYOエゼキエル戦争ディヴィジョンで、攻略旅団の方針により、世田谷区に対する大攻勢を行う事になった。世田谷区を支配するジェネラル級アークデーモン『狼魔侯・マルコシアス』は、アークデーモン大同盟の一員として豊島区にジェネラル級を含めた戦力を派遣しており、本拠は手薄になっている。加えて、皆が残酷処刑ショーを阻止したため支配体制が揺らいでおり、今が千載一遇の好機なのは間違いない」
 そう言って、修賢は一同を見回す。
「もちろん、世田谷区の戦力は撃破されたわけではなく、出払っているだけだから、こいつらが戻ってきてしまったら『狼魔侯・マルコシアス』に決戦を挑む事はできない。遠征軍が戻るまでに強襲作戦で本拠防衛戦力を削り切ることができるかどうか、時間との勝負というわけだ」
 まあ、世田谷区からの援軍が戻れば、豊島区側の攻略は確実に楽になるから、それはそれで意味はあるが、できることならさっさと世田谷区を奪回したいよな、と、修賢は告げる。

 そして修賢は、メモを見ながら言葉を続ける。
「今回、世田谷区への侵入は海からとなる。パラドクストレインが境界海上に出るので、すみやかに海を越えて上陸してくれ。その近くに、トループス級『限界推し活メデューサフィッシュ』が多数たむろしている。組織化されたら厄介な戦力になるので、すみやかに叩き潰してくれ。そして、アヴァタール級『オヤジデーモン』に率いられたトループス級『ネビロスの従者』が駆けつけてくるだろうから、こいつらを撃破すれば作戦完了だ」
 まあ、何というか、特にあれこれ考えることなく、目についた敵をやっつければいいだろう、と、修賢はやや無雑作に言い放つ。

 そして修賢は、一同を見回して続ける。
「『狼魔侯・マルコシアス』は、人間に対しては残虐非道で容赦なく、傲慢でいささか自信過剰な面はあるが、アークデーモン大同盟に惜しげなく大戦力を派遣するだけの度量と見識がある、油断ならない敵だ。隙を突いて斃すことができれば言うことなしだが、無理をするとこちらが大火傷をする羽目になるかもしれない。今回の強襲作戦は、そのあたりの見極めも兼ねている。どうかよろしく頼むぜ」

「地震雷火事オヤジー!」
 どうにも意味不明な気勢をあげるアヴァタール級アークデーモン『オヤジデーモン』を、配下のトループス級アークデーモン『ネビロスの従者』たちがジト目で見やる。
(「ったくもー、なんでこんなワケワカメなオヤジの配下につけられちゃったんだろー。もー、サイテー!」)
(「……ああ、ネビロスお嬢様が恋しい。ネビロスお嬢様が恋しい。ネビロスお嬢様が恋しい。ネビロスお嬢様が恋しい……」)
(「こんなのの配下で、やる気出せって方がムリだしー。このクソオヤジに比べれば、クソキモい推し連中でも、まだしも可愛げが…うーん、やっぱそっちもムリー」)
 さすがに口には出さないものの、内心愚痴りまくる犬耳悪魔メイドたちを前に『オヤジデーモン』は、ますます意味不明な気勢を上げる。
「四文字の熟語で怒るオヤジー! 四文字の熟語で怒るオヤジー! 言語道断! 傍若無人! 国家安康! 君臣豊楽! 弱肉強食! 焼肉定食!」
(「……もう、ヤダ」)


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【怪力無双】
2
周囲が、ディアボロスが怪力を発揮する世界に変わる。全力で力仕事をするならば「効果LV×3トン」までの物品を持ち上げる事が可能になる。
【悲劇感知】
1
「効果LV×1時間」以内に悲劇が発生する場合、発生する場所に、ディアボロスだけに聞こえる悲劇の内容を示唆する悲しみの歌が流れるようになる。
【未来予測】
2
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【フライトドローン】
1
最高時速「効果LV×20km」で、人間大の生物1体を乗せて飛べるドローンが多数出現する。ディアボロスは、ドローンの1つに簡単な命令を出せる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【光学迷彩】
3
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【断末魔動画】
1
原型の残った死体の周囲に、死ぬ直前の「効果LV×1分」に死者が見た情景が動画として表示される世界になる。この映像はディアボロスだけに見える。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【平穏結界】
1
ディアボロスから「効果LV×30m半径内」の空間が、外から把握されにくい空間に変化する。空間外から中の異常に気付く確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【スーパーGPS】
1
周囲のディアボロスが見るあらゆる「地図」に、現在位置を表示する機能が追加される。効果LVが高ければ高い程、より詳細な位置を特定できる。
【建造物分解】
1
周囲の建造物が、ディアボロスが望めば1分間に「効果LV×1トン」まで分解され、利用可能な資源に変化するようになる。同意しない人間がいる建造物は分解されない。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【パラドクス通信】
2
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【通信障害】
2
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【水中適応】
5
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV2 / 【命中アップ】LV4 / 【ダメージアップ】LV7 / 【ガードアップ】LV2 / 【フィニッシュ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【アクティベイト】LV1 / 【先行率アップ】LV4 / 【ドレイン】LV1 / 【アヴォイド】LV2 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV2

●マスターより

秋津透
 どうも、秋津透です。
 TOKYOエゼキエル戦争ディヴィジョンで、手薄になっている世田谷区を強襲し、区の支配者『狼魔侯・マルコシアス』との決戦を目指すシナリオです。

 選択肢1:海を泳ぐ
 アークデーモン支配地の世田谷区へ潜入する選択肢です。この選択肢が解決する前に、他の選択肢に進むことはできません。敵戦力は手薄なので過度に警戒する必要はありませんが【飛翔】等の目立つ行動を行うプレイングは、採用されない可能性があります。

 選択肢2:護衛するトループス級『ネビロスの従者』
 防衛部隊指揮官アヴァタール級アークデーモン『オヤジデーモン』を護衛するトループス級アークデーモン『ネビロスの従者』と戦闘、撃破する選択肢です。

 選択肢3:烏合のトループス級『限界推し活メデューサフィッシュ』
 世田谷区の境界海近い広場にたむろするトループス級眷属『限界推し活メデューサフィッシュ』を撃破する選択肢です。この選択肢を解決しないと、選択肢2、4に進むことができません。

 選択肢4:アヴァタール級との決戦『オヤジデーモン』
 世田谷区防衛部隊指揮官アヴァタール級アークデーモン『オヤジデーモン』と決戦、撃破する選択肢です。撃破できればシナリオは解決となり、参加したディアボロス全員が、排斥力によってパラドクストレインに強制移送されます。
90

このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
残留効果は使えるものは使わさせてもらうぜ。

こっちの依頼をこなすのは久々だな。
内容はともかく目の前の障害を排除するだけっつーのは変に頭使わなくて済むから助かるぜ。

それでは海中を渡るということで用意しました【水中適応】。
これを活用して移動するわけだが…そういえばこの装甲付けた状態で泳いだことなかったな。
全身装甲纏って水中移動なんて絶対しんどいだろうが、上陸後に着替える時間があるかわからんしいつか水中で戦う時のための練習だと思うことにしよう。

基本は先導してくれる仲間についていきつつ、上陸ポイントが確定したら先行して周囲の状況を確認するぜ。


リーシャ・アデル
・心情
さーて、今日も今日とてクロノヴェーダ退治と行きますか
後の戦いを楽にする為にも、ガンガン防衛戦力を削っていかないとね?

・行動
残留効果の≪水中適応≫を発生させて、海中から進んでいくわ
【観察】や【偵察】を行って注意しつつ、見つからないように動きたいわね
他にも、借りれそうな残留効果は借りて発動していくわ

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


バトラ・ヘロス
潜水して海からの奇襲でありますね。命令、了解したであります。
何度か命じられた事はありますが、戦場より途中の海で消えていく仲間の方が多かったものです。
今はパラドクスや便利な道具もありますし、何とか辿り着けるでしょう。
水中適応を借りて呼吸出来るようにしておきます。
水着に着替えて、装備やタオルは防水のバッグに入れていきます。
水中眼鏡やフィンが用意出来れば付けておきます。
海中に潜って、海上から見えないように気をつけて敵地に向かいます。
パラドクス通信で仲間と連絡を取って連携します。
敵影がない事を確認して上陸します。
水跡が残らないようにタオルで拭いて、装備を整えてから見つからないように目的地に向かいます。


四方堂・あんな
死神を殺すには、恋をさせるって話を聞くけどね
ロマンとは遠いねこりゃあ
こういうのも地獄ってのかねー

そんじゃ、ま、現場に急ぎましょうかね
目立たないよう泳いでいくけど……なんか心配だな
画竜封緘の応用で、ちょいと水の中に細く細く筋道を立てておくかな
墨汁の筋道程度なら目につかんでしょたぶん
水中適応かあれば移動には困らないとは思うけどもね

目立たずに上陸できそうなとこを探って、共有していこう
まあ、出たとこ勝負だけど、そこはまあ、臨機応変にって感じでさ

でもまー、なんかな。
やっぱりギャルやるからには、オタクには優しくしないとだめかなー。


嵐柴・暁翔
刻逆前の東京都世田谷区の地図、水中眼鏡等必要そうな潜水具や潜望鏡、着替えやタオルを【アイテムポケット】で持ち込む

【水中適応】に相乗りさせて貰って水中眼鏡を着用して海中を泳いで世田谷区へ向かいます
【パラドクス通信】もあるなら水中での相互連絡もできるし余程の問題が発生しなければどうとでもなるだろう

世田谷区に近付いたなら海中から潜望鏡で様子を窺い哨戒等がないか確認して問題なければ速やかに上陸
指揮官不在で人手不足なら広く薄く警戒するよりは戦力を集中させて重要拠点を優先して防衛するのも当然の対応か…

適当な物陰にでも隠れてから潜水具は【アイテムポケット】に放り込み着替えやタオルを取り出して身支度を整えます


月下部・小雪
こ、今回も世田谷区の戦力を削りに、いきましょう。
世田谷区にはいつも通り【水中適応】を使って泳いで侵入、です!

水着に着替えたらコダマを抱えて海の中を進んでいきますね。
こ、今後は水中での戦いも増えるかも、しれません。
今のうちに泳ぎにもなれておきましょうね、コダマ。

海岸線までたどり着いたらこっそり上陸、です。ささっと持ってきた服に着替え、ますね。
こ、ここからが本番、です。がんばっていきましょー!

※アドリブ連携大歓迎


ルキウス・ドゥラメンテ
……おかしいな、何やら混沌の匂いしかしない
それはさておきまた海だ
最近海を泳がされてばかりいる気がするのだが

しかし泳ぎ慣れて来たとは言うものの、対策は抜かりなく
他方でそろそろマンネリ気味な気もしなくはないが…水中適応を使用の上で迅速に海を越える
海底に足をつけていた方が見つかり難く、不意の戦闘にも対処できよう
まぁ、見つかる気もないのだが…

上陸時に敵の哨戒がないかだけは気を付けて、遭遇すれば気絶攻撃で黙らせよう
無論、二撃目で息の根を止める訳だが

離島の奪還は未だだろうかね
どうせならもっと鮮やかに青く透き通る海で泳ぎたいものだ


「あれ? 墨汁がうまく伸びないな?」
 境界海の上に停車したパラドクストレインから、TOKYOエゼキエル戦争ディヴィジョンの世田谷区まで、パラドクス「画竜封緘(ガリョウフウカン)」を応用して墨汁の筋道をつけようとした四方堂・あんな(気ままな忍者・g00300)が、眉を寄せて首を傾げる。
 そこへ、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が声をかける。
「ケースバイケースではあるが、パラドクスってのは基本的に時空を歪めるからな。一般人や一般物質を巻き込むと意図せず破壊することもあるって話だし、あまり便利に応用はできないらしいぜ」
「へえ?」
 わかったようなわからないような曖昧な表情で見返すあんなに、暁翔は淡々と言葉を続ける。
「まあ、これだけの人数が移動するんだ。移動先を見失って迷うことはまずないだろうし、もしもの時にフォローが必要なら【パラドクス通信】で言ってくれれば何とでもするよ」
「わかった。そんときは頼むわ」
 人を頼るってのはあまり流儀じゃないんだが、ま、共同作戦だしな、と、あんなは声には出さずに呟く。
 一方、【水中適応】があるので呼吸の心配はないとはいえ、いかにも重そうな全身装甲を装着したままどぼんと海に入り込むアッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)を見やって、ルキウス・ドゥラメンテ(荊棘卿・g07728)が、いささか心配そうな口調で【パラドクス通信】で訊ねかける。
「おい? 大丈夫か? 動けるか?」
「ああ、泳ぐのは少々難しそうだが、海底に足がついた。軟泥にのめりこんで抜けないというわけでもなさそうだし、このまま歩いていけばいいだろう」
 応じるアッシュに、ルキウスは苦笑を浮かべてうなずく。
「ならばよかった。俺も海底を歩いていくつもりなんだが、付き合わせてもらっていいか?」
「ああ、一緒に動いてくれれば心強いよ」
 アッシュが素直に応じ、ルキウスも全身甲冑装備ではないものの、どぼんと海中に身を投じる。それを見やった暁翔が、ああ、水中歩行か、俺もナイル川でやったっけな、と、少々遠い目をして呟く。
 一方、水着姿の月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、サーヴァントのモーラット・コミュ『コダマ』を抱え、おそるおそるという感じで水に足をつける。
「こ、今後は水中での戦いも増えるかも、しれません。
今のうちに泳ぎにもなれておきましょうね、コダマ」
「ねえ、よかったら一緒に行かない?」
 リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)が、屈託ない声をかける。内心では、そんなふうにしっかりサーヴァント抱えて腕を使わずにいたら、本人もサーヴァントも泳ぎに慣れないんじゃないかなあ、と思わなくもないが、実は小雪は(サーヴァントを抱えていると目立たないが)抑制のための手枷を常用しているので、それ以前の問題だったりする。
「あ、ありがとうございます。それでは、ご一緒に」
「あの。僭越ながら、自分も皆さんと隊伍を組ませていただければありがたいであります」
 水着に水中眼鏡、フィンをしっかり装備したバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が兵士口調で告げ、その(主観的にはともかく)客観的には頼もしい様子に、小雪もリーシャも異存なくうなずく。
 そしてバトラは、内心で呟く。
(「潜水して海からの奇襲でありますね。新宿島に漂着する以前、何度か命じられた事はありますが、戦場より途中の海で消えていく仲間の方が多かったものです。今はパラドクスや便利な道具もありますし、何とか辿り着けるでしょう」)
 古代オリエントの戦闘奴隷だったバトラにとっては、ごく何ということもない述懐で、実は近現代でも似たような兵士運用をしている軍隊や軍事組織は決して少なくないのだが、たぶん大半のディアボロス、特に現代日本出身者は、聞いたらドン引く者がほとんどだろう。
 そして、あんなを加えた女性四人は、一団となって潜水泳法で境界海中を進む。【水中適応】があるので呼吸の心配はしなくて済むものの、水泳の技量はまちまちなので、進行スピードはそれほど速くはない。その中で、腕を使わず脚のキックだけで進む小雪が、意外なほど速くスムーズに水中を進んでいく。
 一方、アッシュとルキウスは、海底を最初は注意深く歩き、徐々に歩速をあげて、最後は全力疾走に近い速度で進んでいく。【水中適応】には、水中呼吸が可能になる以外に、水圧の影響を受けなくなる効果もあるので、地上と同じ動作をした方が、むしろスムーズに動ける場合もある。
「しかし、海底というのは、もっと軟泥が積もっていて、ずぶずぶのめり込むようなイメージがあったんだが。意外に大丈夫みたいだな」
 走りながらアッシュが告げ、おいおい、そういう底なし沼的なイメージを持ってたなら、よくまあ全身装甲つけたまま飛び込んだな、と、ルキウスは内心ツッコんだが、そこは言わずに説明をする。
「ディヴィジョンの境界海は、本来は普通の土地だった場所を、刻逆で切り取って海にしたわけだからな。もともとは水も淡水で、外海と繋がってない境界水域は淡水湖になるが、外海と繋がると入り混じって海水になるって話だ。まあ、水は勝手に混ざっちまうが、どうもパラドクス的な時間流の乱れがあるらしくて、一般の水棲生物は近寄ってこない。海岸や海底も切り取られた状態からあまり経年変化していないから、堆積物や浸食もそれほどないってわけさ」
「なるほど、そういうわけだったのか。確かに本来、世田谷区はどこも海に面してないもんな。どこから進入するにしても、接する海は境界海ってわけだ」
 日英ハーフだが日本生まれの日本育ちで、現代東京の地理を知っているアッシュは納得した声を出したが、その点では、いろいろな意味で完全な異邦人のルキウスの方が、へえ、そうなのか、という表情になる。
 そして暁翔は、女性陣のやや後方からゆっくりと泳いでいき、海底を走行する二人にも注意を払うが、今のところ、不穏な気配は何もない。
(「……まあ、それが敵の油断であれ人手不足であれ、潜入が平穏にできるのは何よりだ」)
 今は亡き獣神王朝エジプトで、敵地真っ只中のナイル川を流れに逆らって延々と遡り、時には野良クロノヴェーダと遭遇交戦したあげくに、アスワン・ハイ・ダムで滝登りをやらされた経験からすると、この程度は楽なもんだよなあ、と、暁翔は少々生暖かく思う。もっとも、これから先は軍艦クロノヴェーダなんていうわけのわからん敵もでてくるらしいし、横浜港や横須賀港はその連中が制圧してるんじゃないか、とかいう予測もあるらしいので、さほど敵影に神経を尖らせることなく海を進んでいける状況も、もうすぐ終わりになるのかも知れない。
(「……と、見えてきたな。あの岸壁を登って上陸すれば世田谷区か」)
 最初に遭遇する可能性の高い敵、トループス級『限界推し活メデューサフィッシュ』は、海岸に近い場所に集結しているとのことで、万一気づかれて迎撃されたら、水陸両用だけに厄介な事態になりかねない。上陸前の索敵、偵察は念入りにやらんとな、と、暁翔は声には出さずに呟き、気を引き締める。
 そして、警戒している時には敵は現れず、油断した途端に現れる、という古来から戦場を支配する法則の一つが働いたのか。充分に警戒しながら上陸したディアボロスたちが、クロノヴェーダに発見されることはなかった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV5が発生!
【パラドクス通信】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!
【ダブル】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【ロストエナジー】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV2が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

ルキウス・ドゥラメンテ
推し活だとか言うものは良い文化だと耳にした気がするのだが、おかしいな
全く共感したいと思えない…見た目のせいか…?

味方とは適宜連携
愛馬を召喚してパラドクス使用
行くぞ、エスカミーリョ
ダッシュで間合いを詰めて敵を吹き飛ばしながら暴れて回る

…おい、返せ、それは俺の主君がくれたイヤリングだ
貴様ごときが気安く触って良いものじゃない
貴様の推しが何だか知らないが、俺の主君の方が間違いなく良い女だよ

おっと、無駄な会話をしてしまったな
勝者こそ正義、とりあえずいつも通りに蹂躙あるのみだ

…とりあえずイヤリングは後で消毒しておこう
何やら不快に思うので


アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
残留効果は使えるものは使わさせてもらうぜ。

せめてもうちょっといいビジュアルなら喜んで取り憑かれるんだがな…冗談だからな?

【アイテムポケット】からブーステッドフィストを取り出し装備し、接敵したら勢いよく飛び出して1番近い敵に攻撃を仕掛ける。
こうゆうのは先手必勝に限るぜ。

以降は自身の翼で常に飛び続けて敵のヘイトを集めつつ取り付こうとしてきた相手を一体ずつ確実に処理して数を減らしていく方針だ。

流石に飛んでるよう相手を沼に引き摺り込むのは困難だろうさ。
まぁ仮に引きずり込まれたとしてもこちとら常に淫魔とあんなことやこんなことをしてるから余裕だぜ…いや、普段から真面目よ?


バトラ・ヘロス
装備を整えて、目的の広場に向かうであります。
パラドクス通信で連携しながら、発見されないように近付いて奇襲します。
タイミングを合わせるために、どなたか指示をお願いするであります。
従者の応援で狂戦士化するなら、連絡されないように通信障害を使っておきましょうか。
無双馬を召喚して騎乗し、突撃します。
無数の槍を束にして投槍器につがえて、突進の勢いを加えて投げつけます。槍の雨で撃ち倒していきます。
突撃の勢いのまま走り抜けて、反撃の沼から脱出します。
娯楽なんて、民衆を飼い慣らす為の餌であります。人が殺し合うのまで笑って楽しんでた、あんな風にはなりたくありません。ダメージに構わず無理やり振り切ります。


四方堂・あんな
さて、オタク君たちを散らしにいきましょうかね
烏合の衆とは言うけど、数多いとそれはもう大変そう、つか、くさそう……
アイドルって大変だなぁー

味方の出方を伺いたいとこだけど、奇襲をしけるんなら、スモークとか焚いちゃう?
煙玉あるよ
この際、イベントの演出って感じでさ
まあまあ、何はなくとも、忍び足でこっそり近づいて、暗殺しちゃうのよ
ん、ボクのアクセが気になるのかい?
シュシュはワイヤー入ってるから危ないよ?
マフラーも忍具が入ってるから危ねえって
まあ、残像だって感じでさ、なんとかやり過ごしたいけどねえ
そろそろ法輪で一掃しようかね
オタクってめんどくせぇわ
推し活もいいけど、理想押し付けちゃ可哀想じゃない?んふふ


嵐柴・暁翔
【スーパーGPS】が使えるなら持ち込んだ地図で場所を確認してみます
とはいえ現状だともう地形位しか地図と比べられそうなものもなさそうだけどな…

広場に集まっている推し活集団に気付かれる前に離れた場所から《贋作者》謹製のPGM ヘカートⅡで狙撃します
しかしまあ随分とステレオタイプというか個性が感じられない集団だな…

推し活集団の行動は同担拒否なのか布教したいのかはよく分からないけど、他人の推しにケチをつけてはいけないというのはよく分かる
しかしまあ残念ながら突撃してくる方と俺は別人だし同担でもない
性癖も萌えるポイントや嗜好も違う以上思考は理解しきれないので動きは多分見切れません


リーシャ・アデル
・心情
さぁて、それじゃあ敵への攻撃と行きますか!!

・戦闘
残留効果の≪光学迷彩≫を発動させて、他の人が奇襲するならそのサポートもできるようにするわ
他に使えそうな残留効果も、借りられるなら借りるわね
合図とか必要なら≪パラドクス通信≫を使って他の人に声かけるようにして、アタシはパラドクス『翠焔・創像:シャイニングバースト』で攻撃するわ

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


月下部・小雪
推し活、えっと、アイドルさんとか応援する活動、でしょうか。
ボ、ボクもアイドルさんは大好きですけど、あ、あんな風にはならない、です!

こっそり近寄ってやっつける準備をしようと思ったら、
コダマがつけてるサッカーボールのアクセサリが奪われ、ました!?
あ、あれはコダマの大のお気に入り、です。
コ、コダマがめちゃくちゃ怒って、ます。コダマ怒髪天です。

【重装甲高火力型モーラット・コミュ】になったコダマが暴れまわります。
は、早くコダマにアクセサリを返した方が身のため、ですよ!

※アドリブ連携大歓迎


(「ふむ。境界海からの距離と地形から見て、ここは等々力渓谷あたりなのかな。昔はずいぶん風情のある場所だったらしいが、今やオタクの巣窟かよ……しかし、まさか、等々力だから大声の雷オヤジが防衛指揮官、とかいうベタな話じゃあるまいな?」)
 世田谷区上陸後、刻逆前の世田谷区地図と【スーパーGPS】を見合わせ、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が声には出さずに唸る。もっとも、現在位置が確定できなくても、小川の向こうから「推し〜、推し〜」「萌え〜、萌え〜」と、不気味な呪文というか、怪しい宗教団体の唱名のような声が流れてくるので、敵…トループス級『限界推し活メデューサフィッシュ』の所在は、いやが上にも判明している。
「奇襲を仕掛けるなら、イベント演出ノリでスモークとか焚いちゃう? 煙玉あるよ」
 四方堂・あんな(気ままな忍者・g00300)が軽い口調で提案したが、暁翔は少し考えて首を横に振る。
「……いや、やめておこう。【完全視界】もないし、連中に変に盛り上がられても困る」
 そう言うと、暁翔はパラドクス「贋作者(フェイカー)」を発動し、マテリアルライフルPGM ヘカートⅡを作成する。
「代わりと言っちゃ何だが、俺はこいつで遠距離から爆裂弾をぶちこむ。大混乱になるだろうから、距離を詰めて攻撃したい者は、その後から飛び込んでくれ」
「…あ、なんだか、コダマが、すごくやる気になってるみたいです……」
 月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)が、サーヴァントのモーラット・コミュ『コダマ』を見やって告げる。なんと、暁翔のヘカートⅡに触発されたのか、『コダマ』はパラドクス「重装甲高火力型モーラット・コミュ(アーマードパック・コダマ)」を発動。大量のミサイルポッドと長距離射撃用の砲身、機動性を確保するためのブースターを装備している。
「ふわわ! コダマ、かっこいい、です!」
「ああ、こりゃ頼もしい。タイミングを合わせて、長距離攻撃を仕掛けよう」
 とはいえ、元がころんと丸っこく可愛いモーラット・コミュなので、何というか、某有名ロボットアニメの某有名丸っこいマスコットロボが、重装甲高火力凶悪オプション満載で重武装したパロディイラストみたいな感じだな、と、暁翔は内心思ったが、それは口には出さないでおく。
「それじゃ、アタシも遠距離からドカンとやらせてもらうわ」
 パラドクス「翠焔・創像:シャイニングバースト(ブレイズ・リアライズ・シャイニングバースト)」を用意しながら、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)が告げる。わざわざ距離を詰めたい相手でもないし、と、付け加えるかどうかちょっと迷ったが、接近攻撃を仕掛ける仲間に悪い気がしてやめておく。
 一方、あんなとバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)ルキウス・ドゥラメンテ(荊棘卿・g07728)アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)は、遠距離攻撃が炸裂した後、近接攻撃を仕掛ける戦法を選択する。あんなは素早く密やかに忍び寄り、他の三人は猛然と突撃するという違いはあるが、混乱しているであろう残敵を間髪をいれず掃討する、という戦術的な目的は同じだ。
「それじゃ、配置につくとしようか」
 恐るべき敵の接近にまったく気づくことなく、賑やか…というか騒々しく雑然と「推し活」…というか「オタ活」に励む『限界推し活メデューサフィッシュ』たちを、七人のディアボロスは三方向に分かれて軽く包囲するように配置を取る。【パラドクス通信】で連絡してタイミングを合わせ、暁翔、小雪(というか『コダマ』)、リーシャが三方から同時に遠距離攻撃を叩き込むべく用意する。
(「しかしまあ随分とステレオタイプというか個性が感じられない集団だな…クロノヴェーダになった時に画一化されたのか、それとも単一の人間由来モデルを下級クロノヴェーダがコピーして増殖したのか…」)
 正直、元人間そのものではなく、増殖コピーだと考えたほうが気は楽だな、と暁翔は呟く。一方、小雪は、やる気満々の『コダマ』をよそに、声には出さずに小さく呟く。
(「推し活、えっと、アイドルさんとか応援する活動、でしょうか。ボ、ボクもアイドルさんは大好きですけど、あ、あんな風にはならない、です!」)
 そしてリーシャから「準備完了。いつでもいけるわ」と通信が入り、暁翔が「よし、開始だ」と応じ、小雪は『コダマ』に指示を出す。
「『コダマ』行くです!」
 その瞬間『限界推し活メデューサフィッシュ』の集団に、三方から猛攻撃が襲いかかる。炸裂弾に吹っ飛ばされ、小型ミサイルと長距離砲撃の嵐に吹っ飛ばされ、炎と魔力を収束させた光球から放たれた高い貫通力を秘めた魔力光線にぶち抜かれる。この攻撃で、半数以上のトループス級が四散し、死骸も残さず蒸発して消えた。
 しかし、無駄に執念深いというべきか『限界推し活メデューサフィッシュ』たちは消え際に邪念の力を残し、反撃のパラドクスを発動。暁翔には「は??やめてマジむり尊いカワイィィヒヒッィイ↑↑」『コダマ』には「お前も■■担にならないか」リーシャには「『沼』へようこそ」の反撃が及ぶ。とはいえ、トループス級の反撃なのでディアボロスの精神状態や所持品をどうこうするほどの威力はなく、しかも本体が蒸発した後で念だけが作動した自動反撃なので、微小と称してもいい程度のダメージを及ぼしただけで終わる。
 一方、遠距離攻撃と同時に飛び出した四人は、混乱というか呆然自失状態のトループス級を、容赦なく次々に潰していく。
「オタクってめんどくせぇわ。推し活もいいけど、理想押し付けちゃ可哀想じゃない? んふふ」
 含み笑いをしながら、あんながパラドクス「呪殺法輪(ジュサツホウリン)」を発動。呪詛を縒り集めた法輪型の巨大手裏剣を放ち『限界推し活メデューサフィッシュ』を無雑作に薙ぎ倒す。トループス級は潰れ際に邪念を放ち、パラドクス「お前も■■担にならないか」で反撃しようとするが、あんなの動きが疾すぎて捕捉できず、ダメージを与えることができなかった。
「娯楽なんて、民衆を飼い慣らす為の餌であります。人が殺し合うのまで笑って楽しんでた、あんな風にはなりたくありません」
 バトラが、いつになく厳しい表情で呟きながら、パラドクス「槍投げ(スピアスロウア)」を発動。無双馬『青縞』に騎乗して突撃しながら、無数の槍を束にして投槍器につがえ投擲する。呆然自失状態のトループス級は、なすすべもなく槍の雨で撃ち倒される。潰される寸前、反撃のパラドクス「『沼』へようこそ」を発動させるが、バトラは表情も変えず、反撃のダメージを完全に無視して騎乗を続ける。
 ちなみに、彼女のいう「娯楽」とは、古代ローマで盛んに行われていた剣闘士試合のことと思われる。彼女自身が剣闘士として戦わされたり、観る側に立ったことはおそらくないだろうが「奴隷を死ぬまで戦わせ、その様子を見物して楽しむ娯楽」は、戦闘奴隷の彼女にとって、話に聞くだけでも反吐が出そうになるほど不快なものだったに違いない。
 一方、バトラと同じく無双馬『エスカミーリョ』で騎乗突撃するルキウスは、やや当惑した呟きを漏らしていた。
「推し活だとか言うものは良い文化だと耳にした気がするのだが、おかしいな。全く共感したいと思えない…見た目のせいか…?」
 まあ、共感できようができまいが、クロノヴェーダは潰すのみ、と、ルキウスはパラドクス「暗夜騎行(ナイト・ランページ)」を発動。馬上からの長剣斬撃と無双馬の蹄で、トループス級を容赦なく蹂躙する。攻撃を受けた『限界推し活メデューサフィッシュ』はあっけなく潰れるが、潰れ際に「お前も■■担にならないか」を発動。小さなダメージとともに、イヤリングを強く引っ張られる感触を覚え、引きちぎられはしなかったもの、ルキウスは心底不快そうな表情になる。
「…おい、触るな。それは俺の主君がくれたイヤリングだ。貴様ごときが気安く触って良いものじゃない」
 トループス級クロノヴェーダ、しかもたぶん残留思念相手に無駄な会話と思いつつも、ルキウスは思わず口に出して腹立たしげに唸る。
「…とりあえず、イヤリングは後で消毒しておこう。どうにも不快だ」
 そして最後に、隅の方に隠れるような感じで残っていた少数の『限界推し活メデューサフィッシュ』たちに、パラドクス「ブーストスマッシュ」を発動させたアッシュが、圧倒的なスピードで襲いかかる。
「せめてもうちょっといいビジュアルなら喜んで取り憑かれるんだがな…冗談だからな?」
 余裕ある軽口を叩きながら、アッシュは軽快な動きでトループス級を次から次へと拳の一撃で叩き潰す。潰された『限界推し活メデューサフィッシュ』たちは、反撃のパラドクス「『沼』へようこそ」を発動。小さいとはいえダメージは与えているはずなのだが、アッシュの余裕を奪うには至らない。
「推し『沼』ねぇ…こちとら常に淫魔とあんなことやこんなことをしてるから、そんなもん余裕で必要ないぜ…いや、普段から真面目よ?」
 嘯きながら、アッシュは最後の『限界推し活メデューサフィッシュ』を拳の一撃で粉砕、いや、相手がクラゲだけあって水滴砕した。
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【スーパーGPS】LV1が発生!
【建造物分解】LV1が発生!
【通信障害】LV1が発生!
【悲劇感知】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【光学迷彩】LV1が発生!
【フライトドローン】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV2が発生!
【ダメージアップ】がLV3になった!
【命中アップ】がLV2になった!
【ガードアップ】がLV2になった!
【アヴォイド】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!

リーシャ・アデル
・心情
さて、アヴァタール級が出てくるんなら、その取り巻きになってるトループス級をどうにかしないとね

・戦闘
残留効果の≪飛翔≫で【空中戦】ができるようにしつつ、時には≪フライトドローン≫で作ったドローンを足場にしたりして、【臨機応変】に対応するわ
攻撃は、パラドクス『翠焔・創像:ウェポンズダンサー』で描雅した武器による【斬撃】や【貫通撃】を叩き込んでいくわね

・その他
アドリブ等は大歓迎よ


アッシュ・シレスティアル
※アドリブ、連携歓迎
残留効果で使えるものは使わさせてもらうぜ。

今度は従者か。
まぁこのなりなら推す奴がいるのもわからんでもないがな。
さっさと倒して先進むぜ。

「さぁ悪い子たちには雷落とすぜ。」
【アイテムポケット】にブーステッドフィストを格納して双刃ヴァルディールを取り出し、パラドクスで生成した雷を斬撃として飛ばし魔犬と従者をまとめて攻撃する。

「犬だけじゃなくてお前らは来ないのか?」
以降は自身の翼で常に飛び続けて敵のヘイトを集めながら雷撃を飛ばして手負いの個体を増やし、可能であれば接近して直接パラドクスを振舞う。

「よくもまぁ後先考えずに飛んでくるぜ。」
飛んでくる魔犬は回避するか武器防具で受けて流す。


ルキウス・ドゥラメンテ
先程のトループス級の推しがこいつらか
成る程、心底どうでも良いな
早いところ倒そう

味方とは適宜連携
と言っていつも通り前線で好きに暴れ回るだけだが
犬は嫌いじゃないが、犬耳に興味はない…と言っていたら魔犬のおでましか
訂正しよう、躾のなっていない駄犬は駄目だ
キャンキャン吠えるな、耳が痛い
飼い主共々パラドクスで蹴散らす
多少のダメージをおしてでも攻め手に徹しよう

所詮前座だ、程々に余力を残しながら適当に片付ける
弱いものイジメに興味はないので


バトラ・ヘロス
先制攻撃は成功であります。
次からはこちらが迎撃する番です。油断は出来ません。
何を言ってるのかよく分からない相手ですけど、異文化の敵と思えば悩む事もありません。突撃して薙ぎ払います。
廻し槍のパラドクスを使って、突進しながら槍を旋回させて穂先で切り裂いていきます。
突撃の勢いのまま、敵陣を走り抜けて反撃を回避します。追い縋ってくる犬は、無双馬の蹄で蹴り払ったり、振り回す槍で打ち払って凌ぎます。
上官が明確な命令をしてくれないのは辛いでしょうね。末端の兵隊同士、同情はするであります。
そういう話ではないのですか?やっぱりよく分かりません


嵐柴・暁翔
……犬耳悪魔メイド…
ありだな
しかも個性付けされた三人で組ませるとは分かっているじゃないか
……さっきの推し活集団と同じように増殖コピーとかなのかもしれないけど、まあそれならそれで上手くやれば売れそうではあるな…

刃物や銃器を使うのもなんなのでチョコミントアイスを取り出して《感染拡大》
可愛い女の子の口にものを無理矢理突っ込んで苦しそうにさせている…
……この背徳感はくせになりそうだな…
ついさっき仕留めた推し活集団が悪霊化して襲い掛かってこようとも気にせず続けます
君がッ 泣くまで 突っ込むのをやめないッ!

万が一にもアオイの怨念でも出現してチョコミントアイスがどうのとか言い出したりしたなら全力で逃げます


月下部・小雪
つ、次は犬耳悪魔メイドたち、ですね。
本来のご主人様の元じゃないみたいですが、手加減してやる理由にはなりません!
そ、それに犬耳の悪魔はだ、大嫌いです。コダマ、やっつけちゃってください!

【巨大戦鎚装備型モーラット・コミュ】になったコダマがぴょーんと飛び上がって、
メイドたちが呼んだ魔犬ごとまとめて叩き潰しちゃいます。
ど、どうですか。コダマはとっても力持ちです!

ペットがいなくなってご主人様に怒られるかもしれませんが、
そ、その前にやられちゃうから問題、ありませんね。

※アドリブ連携大歓迎


四方堂・あんな
いやいや、アイドルやるってのも一筋縄じゃないねー
心中お察しするよ
てなわけで、もうアイドルやんなくていいよう、ここで消えてもらおうか

おお、ワンちゃん呼び出して、お空に逃げちゃう感じかな?
羽がなきゃ飛べないとか思っちゃう系?
ボクは忍者だよ?
手裏剣があんのよ、こっちにゃ
あー待て待て、クソ、イッヌ邪魔だよーんもー
しゃーないな、ギアを上げていこうか
みんなまとめてぶった斬ってやんよ
知ってるかい。空を蹴ることができりゃあ、そこはもう足場なんだよ

わるいねぇ、ワンちゃんもいいけど、ボクは猫派でさ

味方と連携する気だけど、君たち馬とかどこから……ま、こまけえこたぁいいか!


呉守・晶
盛大に遅れたが、まだなんとか間に合ったか?
って、ネビロスは足立区配下のジェネラル級なのに、その従者が世田谷区にいるのか
……まぁトループス級なんてそんなもんだよな、上位階級には絶対逆らえないんだしな
アークデーモンが大天使を、大天使がアークデーモンを使役する例だってあるし、それよかマシだろ。たぶん

さて、遅れた分は働かねぇとな!
魔晶剣アークイーターを構えて真っ先に突っ込むぞ!
襲い来る魔犬にも臆まずに【未来予測】で一秒先を見て、先制で叩き斬ってやる!
可愛い犬耳メイド? それがなんだってんだ、倒すべきアークデーモンに変わらねぇだろ!
見た目で手加減して貰えると思うなよ
テメェらもこの犬同様に叩き斬ってやる!


「えーっ!? ウソーっ!? マジでーっ!? あんだけムダにひしめいてたオタクラゲ集団、いきなり全員いなくなってるーっ!? ってゆーか、マジでディアボロスにやられちゃったのーっ!?」
「クソオヤジ…じゃない、指揮官殿がいきなり緊急出動! とかゆーから、何の発作よと思ったんだけど、マジで敵が来てたんだ……ど、どうしよう…」
「イヤーッ! ムリムリムリーッ! ネビロスお嬢様をお守りする以外の理由で、キョーフのディアボロスと命懸けで戦うなんて絶対ムリーッ!」
 口々に喧しく叫びながら、トループス級アークデーモン、犬耳悪魔メイド『ネビロスの従者』の集団が、先刻まで『限界推し活メデューサフィッシュ』の集団がタムロしていた(そして、ディアボロスにあっさり殲滅された)広場上空へと飛んでくる。
 そして、集団の前の方にいて状況を見て取った者が、空中でたじたじと下がって逃げ腰になりかかった時、彼女たちの背後から、おそらくアヴァタール級アークデーモン『オヤジデーモン』のものとおぼしき大音声が轟きわたる。
「バッカモーン! 敵前逃亡、言語道断! 突撃一途、死中在活! 総員玉砕、武人本懐! 血の汗流せ涙を拭くな、死して護国の鬼となれい!」
(「こ、こりゃまた、なんともアナクロな……」)
 昭和も昭和、昭和初期だな、と、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が呆れた表情になって呟く。【通信障害】をものともせずに、後方から戦場まで肉声を轟かせるとは恐れ入ったが、こんな無茶苦茶な命令なら、むしろディアボロスが有利となる。
(「いったん後退せよ、指揮官と合流した上で連携戦闘する、とか合理的な命令を出されたら厄介だったが…」)
 呟く暁翔に向け、ふえーんと半べそを書きながら『ネビロスの従者』たちが接近してくる。どんなにイヤでも気が進まなくても、たとえ身の破滅とわかっていても、トループス級クロノヴェーダはアヴァタール級クロノヴェーダの命令には逆らえない。
「ア、ア、アタシ、戦いたくないー!」
「ふむ。じゃあ、こういうのはどうだ?」
 真顔で訊ねながら、暁翔はパラドクス「感染拡大(グルメ・デ・フォアグラ)」を発動させる。
「君がッ チョコミン党になるまで 食べさせるのをやめないッ!」
「にゃ、にゃにを、う、う、うばばばばばばば」
 いきなり口にチョコミントアイスを突っ込まれ、完全に意表を突かれた『ネビロスの従者』は目を白黒させる。
(「可愛い女の子の口にものを無理矢理突っ込んで苦しそうにさせている………この背徳感はくせになりそうだな…」)
 表面はクロノヴェーダに対する真面目な攻撃(?)を装いながら、暁翔はなかなか変態的かつ犯罪的な思考を巡らせる。
 甘くて爽やかな神のお菓子であるチョコミントアイスを大量に取り出して対象の口に次から次へと突っ込むという、ネタ系パラドクス攻撃「感染拡大(グルメ・デ・フォアグラ)」だが、ネタだろうが何だろうが、パラドクス攻撃はパラドクス攻撃。目を白黒させていたトループス級は、不意にカチーンと凍りついて砕け散る。
(「…ありゃ、もう凍っちまったか。やれやれ、迷わず成仏しろよ」)
 暁翔は、あくまで外見的には真面目な表情のまま、片手拝みに拝んだが、トループス級は砕ける寸前に怨念(?)の反撃パラドクス「オバケ召喚」を発動したらしく、犬耳悪魔メイドたん推しのオタクラゲ軍団が亡霊となって出現する。
「ディアボロス〜よくも犬耳悪魔メイドたんに、ひどいことしたな〜」
「ひどいこと? 美味しいチョコミントアイスを食べさせてやるのが、ひどいことなのか?」
 客観的にはかなり酷いと思うが、暁翔は怨念ダメージを受けながらも大真面目に応じ、あろうことか、亡霊の口にチョコミントアイスをねじ込む。
「君がッ チョコミン党になるまで 食べさせるのをやめないッ!」
「ぐわ〜、やめろ〜、オバケ殺し〜」
 口にアイスをねじ込まれているのになぜ文句が言えるのか、そもそも反撃のパラドクスで生じた亡霊の口にアイスをねじ込むのは可能なのか。どうにもよくわからないが、すべては時空因果をも歪めるパラドクス攻撃が生んだ理不尽現象、ということにしておこう。
 そして、暁翔以外のディアボロスたちは、彼ほどネタに走らずに、ちゃんと真面目に『ネビロスの従者』たちを迎え撃つ。
「上官が理不尽な命令をしてくるのは辛いでしょうね。末端の兵隊同士、同情はするであります」
 しかし同情しても手加減はしません、できません、と、無双馬『青縞』に騎乗したバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が、パラドクス「廻し槍(スピナー)」
を発動。敵と上官の両方が怖くて逃げ腰なのに逃げられない『ネビロスの従者』たちをばっさばっさと容赦なく斬りさばく。斬り斃されたトループス級は、死に際に反撃のパラドクス「魔犬召喚」を発動。ネビロスお嬢様のペットの魔犬を召喚して無念と怨念を託すが、元の戦意が薄いので、託された魔犬も「どうせーちゅーんや」というやる気のなさを露骨に発揮。テキトーに『青縞』を追って、追いつけないまま姿を消す。
「先程のトループス級の推しがこいつらか。成る程、心底どうでも良いな」
 戦意が薄いといっても、先日闘った幼女悪魔ほどあざとく怯えるわけでもなし、気合の足りない雑兵は蹴散らすのみ、と、ルキウス・ドゥラメンテ(荊棘卿・g07728)がパラドクス「黒蹄の円舞曲(ワルツ・カヴァリーノ・ランパンテ)」を発動。騎乗する無双馬『エスカミーリョ』の蹄に金剛石をも砕くパラドクスを乗せ、犬耳悪魔メイドたちを文字通り蹴散らす。蹴散らされて無惨に潰れたトループス級は死に際に「魔犬召喚」を発動するが、これまた「どうせーちゅーんや」というやる気のなさを発揮。むしろ『エスカミーリョ』から逃げるような動きを見せて、魔犬たちはそのまま姿を消す。
 一方、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)は、『ネビロスの従者』の姿に何かトラウマを刺激されたのか、少々異様なほどに震える声で叫ぶ。
「い、犬耳の悪魔はだ、大嫌いです。コダマ、やっつけちゃってください!」
 その声とともに、パラドクス「巨大戦鎚装備型モーラット・コミュ(ハンマーパック・コダマ)」が発動。自身の何倍もの大きさの戦鎚を装備したモーラット・コミュ『コダマ』が、合点承知とばかりに巨大戦鎚をぶんぶんと振り回し、空気を撃つ衝撃波と旋風を発生させて、犬耳悪魔メイドたちを引きちぎる。ずたずたになったトループス級は、やはり「魔犬召喚」を発動するが、衝撃波と旋風が荒れ狂う中で呼び出された魔犬たちは、哀れ、逃げることすらできずに四散分解して消滅する。
「いやいや、アイドルやるってのも一筋縄じゃないねー。あの理不尽オヤジは鬼マネージャー? それとも事務所の鬼社長? まー心中お察しするよ」
 同情とも揶揄ともつかない口調で言い放つと、四方堂・あんな(気ままな忍者・g00300)はパラドクス「霹華繚乱(ヒャクカリョウラン)」を発動する。
「てなわけで、もうアイドルやんなくていいよう、ここで消えてもらおうか。天列なるハタタガミに畏み畏み白す、願わくば我に七難八苦を与え賜へ……さあて、ギアを上げていこうか!」
「ひいいいいいいいいいい…」
 怯えるばかりで逃げも戦いもできない『ネビロスの従者』たちを、あんなは忍者ならではの身のこなしで、超高速で斬り倒していく。斃されたトループス級は「魔犬召喚」を行うが、あんなは委細構わず、召喚された魔犬もすぐさま超高速で斬り倒す。
「わるいねぇ、ワンちゃんもいいけど、ボクは猫派でさ」
 嘯くあんなに、攻撃するどころか逃げることもできず『ネビロスの従者』と魔犬はまとめて斃された。
「さて、喚くばっかりのアヴァタール級が到着する前に、手早く手下を倒すわよ」
 言い放って、リーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)がパラドクス「翠焔・創像: ウェポンズダンサー(ブレイズ・リアライズ・ウェポンズダンサー)」を発動。あんながオタクラゲこと『限界推し活メデューサフィッシュ』を一掃する時に使った法輪型の巨大手裏剣に似た武器を複数描雅し、トループス級に向けて一斉に放つ。一瞬にして、ずたずたに斬り刻まれて絶命した犬耳悪魔メイドたちは、最後の瞬間に「魔犬召喚」を行うが、これまた、更にぶんぶんと飛び回る描雅武器にぶち当たって斬り刻まれ、召喚された途端に消滅する。
「犬耳悪魔メイドか。まぁこのなりなら推す奴がいるのもわからんでもないがな。さっさと倒して先進むぜ」
 淫魔と比べりゃどってこたぁない、と、思ったか思わなかったは定かではないが、アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)が躊躇なく無雑作にパラドクス「ライトニングテンペスト」を発動。もはや残り少ない『ネビロスの従者』の一団に双刃ヴァルディールを向け、パラドクスで生成した雷を斬撃として飛ばす。
「ぎゃあああああああっ!」
 ひとたまりもなく焼け焦げたトループス級は、死に際に「魔犬召喚」を行うが、召喚された魔犬はアッシュを襲うどころか一目散に逃げ出し、致命的な雷を落とされる前に消え失せる。
「あああああ、ダメ、やっぱり全然かなわないいいいいい」
「偉大なるネビロスお嬢様、偉大なるネビロスお嬢様、貴女のしもべをどうかお救いください…私達の祈りをお聞き届けください…お願いですからぁ!」
 最後に残った一団の『ネビロスの従者』たちが、もはやほとんど殉教者ノリで、本来の彼女たちの主である『ネビロス』に祈って救いを求めるが、もちろん救いの手など来やしない。そして『オヤジデーモン』が怒鳴りつけるより先に、呉守・晶(TSデーモン・g04119)が勇躍駆けつける。
「盛大に遅れたが、まだなんとか間に合ったか? って、ネビロスは足立区配下のジェネラル級なのに、その従者が世田谷区にいるのか? ……まぁトループス級なんてそんなもんだよな、上位階級には絶対逆らえないんだしな。アークデーモンが大天使を、大天使がアークデーモンを使役する例だってあるし、それよかマシだろ。たぶん」
 まあ、細けぇことはいいんだよ、と、晶はパラドクス「勇鼓吶喊」を発動。魔晶剣アークイーターを振るって、『ネビロスの従者』たちを一掃する。
「わたしたちのネビロスお嬢様、わたしたちのネビロスお嬢様、どうしてわたしたちを見捨てられたのですか!」
 どっかで聞いたような断末魔の叫びをあげ、最後に残っていた犬耳悪魔メイドたちは、反撃もできないまま全滅する。
 そこへ、やっとと言うか、あるいは時既に遅しと言うか。アヴァタール級アークデーモン『オヤジデーモン』が、ばっさばっさと翼(両腕?)を喧しく鳴らしながら飛来してきた。 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【平穏結界】LV1が発生!
【通信障害】がLV2になった!
【怪力無双】LV1が発生!
【未来予測】LV2が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
【飛翔】がLV2になった!
効果2【能力値アップ】LV2が発生!
【グロリアス】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【先行率アップ】がLV3になった!

ユヴィ・レリオ
普段は呑気な猫
「オヤジただ怒鳴ってればいいってものじゃないとおもうにゃぁ?
うるさいから消えてにゃぁ?」

武器をに手を掛けると口調行動感情も無い無表情
「…消えてもらう…どれだけ叫ぼうとも」

タイミングを見て一撃必殺狙い
ミラージュスラストで攻撃

自分の怪我は厭わず積極的に行動します。
仲間が居る場合スーパーGPSを駆使し全体の位置を確認し覚えて
パラドクス通信使用し自分の技が決まりやすいタイミングを狙う。

他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。
また、例え依頼の成功のためでも、公序良俗に反する行動はしません。
あとはおまかせ。

アドリブ、合わせ歓迎
よろしくおねがいします!


リーシャ・アデル
・心情
さぁて、「敵前逃亡、言語道断!」だの「死して護国の鬼となれい!」だの部下に言ってたんだから、当然アンタもそうするのよね?
そのまま叩き潰してやるから、覚悟しなさいっ!!

・戦闘
ネメシスモードを発動
【火炎使い】の力で創り出した炎の拳による、パラドクス『青焔・纏想:勇翼・驀進』の拳骨を叩き込んでやるわっ!!

・その他
ネメシスモードの姿はパラドクスの影響で淡い紫色の翼、角、尾を持ち、淡い桃色の長髪、マゼンタっぽい色の瞳を持つ、素肌を竜鱗で包み白い炎を纏ったドラゴニアンになります
アドリブ等は大歓迎よ


アッシュ・シレスティアル
残留効果で使えるものは使わさせてもらうぜ。

こいつで最後だな。
いかにも一昔前のオヤジ像がそのまま悪魔になったやつだが、

「どっちの雷が上か勝負だぜ!」
【アイテムポケット】に双刃ヴァルディールを格納、再びブーステッドフィストを装備し、戦術端末を操作して雷を拳に纏わせると同時に自身の翼で飛びだして接近戦を仕掛けるぜ。

「ただ大声で喚くだけじゃオヤジの威厳は出ないぜ。」
以降は自身の翼で常に飛び続けて仲間が攻撃しやすい様に相手の注意を引き、隙が生じたら再び接近してパラドクスを撃ち込む。

「こんなんでビビるかっての。」
飛んでくる雷は回避を試みつつ、無理な場合は雷を纏った籠手を頭上に掲げ受け止めようと試みる


長月・夜永
※アドリブ、連携歓迎
残留効果は使えるものは使いまーすと、、、いやいや出遅れごめんね

オヤジデーモン初めて遭遇するけど、、、なんか下町のおっさんみたいな外見だね?地震カミナリ火事おやじだっけ体現してんじゃん?

事前に【スーパーGPS】【パラドクス通信】で顔なじみの参加者に連絡を取り
【未来予知】で大まかな位置を先読みタイミングを合わせて【忍法・雷鳴咆哮】の遠距離攻撃をぶっ放します。
ダブルが上手く発動できたら
問答無用にオカワリもう一発ぶち込みます。

なんか言ってた?全然聞こえなーい


ルキウス・ドゥラメンテ
何だこの支離滅裂な生き物は?
こいつの指揮下で動かざるを得なかったと言う点に於いては先のトループス級に少々同情してしまうな
…だからどうと言うこともないが

あのちゃぶ台は何処から出て来たんだろうか
考えるだけ負けな気がするのでとりあえず蹴り砕く
地震に巻き込まれない様に飛翔の残留効果でも借りておくか
五月蝿いぞ、オヤジデーモン
少しは近所迷惑を考えろ
それを言うならそもそも存在自体が迷惑な可能性もあるが…
とりあえずはやいところ黙らせよう


アドリブ・連携お任せ


バトラ・ヘロス
何を言ってるのか全然わからないのは、翻訳能力の不調でしょうか。それともあたしの語彙が少ないんでしょうか。
どっちにしても、敵と会話したりリアクション返したりするのは苦手なので、わからなくても問題ないです。
残ったのが大将一人なら、捨て身の突撃あるのみです。
突撃のパラドクスで攻撃します。突撃槍を構えて、無双馬にしがみついて全力で突進します。地面を揺らされたら、飛翔して空中から突撃です。
装甲馬とあたしの質量と勢いを全部槍の穂先に集中して、ちゃぶ台?ごと敵を貫きます。
そのまま槍を手放して吹き飛ばして、突進の勢いのまま駆け抜けます。


月下部・小雪
こ、これで最後です。
オヤジデーモンをやっつけてみんなで帰りましょう!

後ろからがみがみ叫んでいただけの悪魔をやっつけます。
えと、こういうのは昭和って時代のオヤジ、なんですね。
4文字熟語を使えばえらそうとか、思っているのでしょうか。

コダマ、【毛玉地獄車】でぐるぐる投げ飛ばしちゃって、ください!
反撃で叱りつけられても、ボクもコダマも悪いことしてないから全然怖く、ありません。
雷が落ちてきてもへっちゃら、です!

※アドリブ連携大歓迎


呉守・晶
地震雷火事親父って昭和かよ!
所謂、ある種の恐怖の象徴だった頑固親父やカミナリオヤジを模して畏怖を得ようとしたんだろうが……
いや、古いわ!今は平成(エゼキエルはまだ令和になってない)だぞ!
あと四文字熟語とか言いつつ熟語以外も交じってるぞ!
あー、もう!ツッコミどころが多すぎる!付き合いきれんから、さっさとぶっ倒すぞ!

【未来予測】で2秒先を見て、ちゃぶ台が出現するようなら即座に【飛翔】して地震と地面畳返しを回避だ!
でもって、魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して巨大な牙と口のような異形の大剣に変異されつつ敵に突っ込んで叩き斬るぞ!
噛み千切れ、アークイーター!

アドリブ&連携は歓迎だ


嵐柴・暁翔
……なんというか、"そういう具合に作られた"というだけなのかもしれないけど、今回はステレオタイプなクロノヴェーダばかりを集めたとでも…?

プテラノドンみたいに翼と腕が一緒になったタイプか
まあパラドクスを使うのに腕が使えなかろうと関係ないにしても、飛ぶのに羽根を動かす必要があるとも思えないしわざわざはばたかなくてもよさそうなものだけど…

昨今だとちゃぶ台そのものを知らない方もいそうだな
しかしまあ頑固親父の一喝なんて関羽の一喝に比べれば騒音程度にしか聞こえんわ
《幻想舞踏》を発動
青龍偃月刀を頭上で旋回させて勢いをつけて脳天から叩き切ります
昭和なら口より先に手が出るのもお約束…なんてな


四方堂・あんな
あれまあ、なにやら知り合いが増えてきたかな?
まあまあ、残すとこはオッサンだけか。
若い子はべらせていい気分だったかもしれんけどさ、あんたの部下はもう居ないぜ
クソオヤジは、ここで退場だ
そいじゃあ──玉梓を貰おうかねぇ

声に反応して発動する雷か。まさに雷オヤジ
セオリー通り手裏剣投擲で牽制……と共に、曲射で時間差攻撃だ
まあ、こんな軌道で当たるとは思っちゃいない
こいつはあくまで雷除けさ
誘導がどこまで通用するかは運だけどねー
さて、あちこち視線を散らしたら、光学迷彩で姿をくらまして、死角から首を取りに行くよ
首じゃなくとも、手でも足でもいい
残しても味方がやってくれるだろうさ
暗殺も不意打ちも、得意分野さ


(「……確かにこいつは将としてはどうしようもなく無能だが、だからといって個人戦闘力が弱いとは限らない……いや、アヴァタール級である以上、絶対に弱いはずがない……犬耳悪魔メイド相手に思いっきりネタかました俺が言うのも何だが、ネタっぽいからって舐めてかかると、痛い目を見る羽目になるぞ、たぶん」)
 喧しく翼を羽ばたかせて飛来してきたアヴァタール級アークデーモン『オヤジデーモン』を見据え、嵐柴・暁翔(ニュートラルヒーロー・g00931)が呟く。
 するとそこへ【パラドクス通信】で長月・夜永(は普通の女のコである・g03735)が呼びかけてくる。
「はろはろー、出遅れごめーん。挨拶代わりに超遠距離から一発カマそうと思うんだけど、位置情報もらえるかなー?」
「情報送るのはいいが、もう相手は指揮官のアヴァタール級しか残ってないぞ」
 気安く手を出すと火傷するぞ、と、暁翔は渋面で言いかかったが、夜永は軽い口調で応じる。
「わかってるわかってる、アヴァタール級『オヤジデーモン』っしょ? 今まで遭遇したことはないけど、下町のおっさんみたいな風貌で、地震カミナリ火事おやじを体現してるとかゆーネタキャラだよね?」
「それはそうだが、ネタキャラを舐めると怖いぞ」
 暁翔は重ねて注意したが、そう言われて止まる夜永ではない。
「別に舐めてないって。遠距離から撃つより、わざわざ近接して攻撃するほうが、むしろ絶対ヤバいじゃん。そんじゃ、いくよー、雷纏い地を砕く雷鳴の咆哮!」
 パラドクス「忍法・雷鳴咆哮(ライメイホウコウ)」を発動し、夜永は『オヤジデーモン』に強烈な雷撃魔術を叩き込む。
「グワアアアアアアアアアアアアッ! 因果応報、雷オヤジ!」
 雷電の直撃を受けた『オヤジデーモン』は、一瞬、全身を硬直させるが、そこはクソオヤジでもアヴァタール級。焼け焦げも倒れもせずに、即座に反撃のパラドクス「雷オヤジ」を発動させる。
「ななな、なんだよ、この距離で、この声って…うわっ!」
 距離に関係なく凄まじい怒声を浴びせられた夜永は思わず耳を塞ぐが、そこへ落雷が直撃する。戦闘不能になるほど深刻なダメージではないが、浅手とか掠り傷とはとても言えない。
 そして、夜永が攻撃を放ったタイミングを捉え、四方堂・あんな(気ままな忍者・g00300)が仕掛ける。しかし、まずパラドクスを乗せずに手裏剣を投げたのは、牽制を狙ってのことではあるが、効果が望めない上に反撃を受ける可能性もある危険な行動だった。更に【光学迷彩】で姿を隠すが、これも戦闘中のクロノヴェーダには、相手がトループス級でも通用しない。ツッコミどころ満載の牽制ではあったが、幸い『オヤジデーモン』は夜永の攻撃とそれに対する反撃に集中しており、結果的に、あんなの接近にはまったく気づかなかった。
「そいじゃあ──玉梓を貰おうかねぇ。影に入りて、玉梓を刈るなり……ってね」
 パラドクス「惨刀斬瓜(ザントウザンカ)」を発動し、あんなは見事『オヤジデーモン』の首を斬る。しかし胴から離れたアヴァタール級の首は、まるで将門の首か何かのように激しく暴れ出し、あんなに向けて反撃のパラドクス「雷オヤジ」を発動する。
「バッカモーン! 七生報国、雷オヤジ!」
「ぎゃっ!」
 凄まじい怒声と落雷を浴びせられ、大ダメージを受けたあんなはすぐさま後退する。『オヤジデーモン』の首は、出血もせずに突っ立っていた胴体へすぽんと戻り、二、三回転して元のように嵌まり込む。
「…まあ、一度斬首したぐらいじゃ死なないアヴァタール級は多いけどさ…だけど、デタラメというか、支離滅裂すぎるだろ、この変な生き物…」
 こいつの指揮下で動かざるを得なかったと言う点に於いては、先のトループス級に少々同情してしまうな
、と、小さく溜息をつき、ルキウス・ドゥラメンテ(荊棘卿・g07728)がパラドクス「黒蹄の円舞曲(ワルツ・カヴァリーノ・ランパンテ)」を発動。無双馬『エスカミーリョ』の蹄にパラドクスを乗せ、騎乗して『オヤジデーモン』に襲いかかる。金剛石をも蹴り砕く一撃を受けたアヴァタール級は派手に吹っ飛ぶが、空中で体勢を立て直し、反撃のパラドクス「地震オヤジ」を放つ。
「バッカモーン! 天地轟動、地震オヤジ!」
「その手は食うか! …って、うわっ!」
 地震被害を避けようと【飛翔】で宙へ飛び上がったルキウスと『エスカミーリョ』だったが、アヴァタール級のちゃぶ台がえしは単に地を揺るがすのみならず、空中へも強力な衝撃波と暴風を生じさせ、人馬はもろともに大ダメージを受けて、揺れる地面に叩きつけられる。
「…くっ、これのどこが地震だ…つーか、そのちゃぶ台、何処から出て来た…いや、考えたら負けか…」
 呻きながら、ルキウスは無双馬の召喚を解いて後退する。そして、アヴァタール級に追撃の間を与えず、呉守・晶(TSデーモン・g04119)がパラドクス「貪リ喰ラウモノ(ムサボリクラウモノ)」を発動。魔晶剣アークイーターの封印を一部解除して、巨大な牙と口のような形の生物的な異形の大剣に変異させる。
「とりあえず、斬っても繋がるなら、こいつで喰らい尽くしてやる! 他にもツッコミどころはいろいろあるが、多すぎるから今はヨシ! 噛み千切れ、アークイーター!」
「バッカモーン! 暴飲暴食、地震オヤジ!」
 捕食剣「貪リ喰ラウモノ」と化したアークイーターを叩きつけてくる晶に対し『オヤジデーモン』はちゃぶ台を具現して防ぎ、ひっくり返して地震を起こす。
「…こいつは、飛んでも避けられないんだよな。なら粉砕するのみ!」
 晶は歯を食いしばって猛進し、アークイーターはちゃぶ台をバリバリ噛み砕いたが、アヴァタール級本体には惜しくも届かず、地震と衝撃波と暴風で晶もろとも弾き飛ばされる。
「ど、どんなに威張っても、こ、これで最後です! ガ、ガミガミ言うだけのカミナリオヤジに、み、味方なんかいないのです!」
 地震と衝撃波と暴風が収まった瞬間、月下部・小雪(おどおどサマナーところころコダマ・g00930)が精一杯声を張り、パラドクス「毛玉地獄車(モーラットジゴクグルマ)」を発動。投げ技が得意なモーラット・コミュが一瞬の隙を突いて『オヤジデーモン』に組み付き、ゴロゴロと回転しながら何度も地面に叩きつけて攻撃する。
「コダマのぐるぐる投げ、です!」
「バ、バ、バッカモーン! 柔能制剛、雷オヤジ!」
 ある意味、柔能く剛を制すの極地のような、しかも非常に昭和臭い『コダマ』のトンデモ柔道技「地獄車」をまともに喰らった『オヤジデーモン』は、どこか苦し紛れのような感じで反撃のパラドクス「雷オヤジ」を放つ。怒声を浴びても『コダマ』は離れず、落雷を受けてやっと身を離すが、密着していた『オヤジデーモン』も自分の落雷で巻き添えのダメージを受けたように見える。
 そこへ、パラドクス「突撃(チャージ)」を発動したバトラ・ヘロス(沼蛙・g09382)が、無双馬『青縞』にしがみつくようにして、猛然と突進してくる。
(「何を言ってるのか全然わからないのは、翻訳能力の不調でしょうか。それともあたしの語彙が少ないんでしょうか。どっちにしても、敵と会話したりリアクション返したりするのは苦手なので、わからなくても問題ないです。残ったのが大将一人なら、捨て身の突撃あるのみです」)
 内心で意外なほど冷静に呟きつつも、実際には「うわあああああああああああっ!」と激しく叫び、バトラは『オヤジデーモン』に向かって全力で槍を突き出す。
「グワアアアアアアアアアアアアッ! 猪突猛進、地震オヤジ!」
 叫びながらアヴァタール級はちゃぶ台を具現化して槍を防ごうとするが、晶の攻撃で粉々に喰い砕かれた修復が完了していないのか、セロハンテープのような何かで無理矢理貼り付けたようなシロモノが出てくる。そして、無双馬とバトラの質量と勢いを全部集中させた槍の穂先は、見事にちゃぶ台を砕き貫いて『オヤジデーモン』の胸板を貫く。
「バ、バ、バ、バッカモーン!」
 アヴァタール級が咆哮し、遅まきながら地震と衝撃波と暴風が発生。バトラと『青縞』にダメージを与えて吹っ飛ばすが、手から離れた槍は『オヤジデーモン』を貫いたまま抜けも消えもしない。
「タフネスだけは大したものだったけど、さすがに限界が見えてきたよわね。さぁて「敵前逃亡、言語道断!」だの「死して護国の鬼となれい!」だの部下に強要してたんだから、劣勢になったからって今更逃げたりしないわよね?」
 怒りと嘲りの混ざった口調でリーシャ・アデル(絆紡ぎし焔の翼・g00625)が言い放ち、淡い紫色の翼、角、尾を持ち、淡い桃色の長髪、マゼンタっぽい色の瞳を持つ、素肌を竜鱗で包み白い炎を纏った竜人の姿にネメシス変身。パラドクス「青焔・纏想:勇翼・驀進(ブレイズ・シルエット・ホロウハート・ブレイブルー)」を発動し、発生させた青い焔を翼と鬼の意匠が施された巨大な拳に変化させ、敵に突撃する。
「――纏うは勇気!! 比翼となって、ただ前に進むのみ!! そのまま叩き潰してやるから、覚悟しなさいっ!!」
「グワアアアアアアアアアアアアッ! 変化転身、火事オヤジ!」
 ネメシスモードリーシャの猛撃を受けた『オヤジデーモン』は、いったん全身を四散させたかに見えたが、しかし、次の瞬間、全エネルギーを猛火に変えて自己再生を遂げ、リーシャにダメージを与えながら元の姿(槍に貫かれていない)に戻る。
「くーっ! 何なのよ、この無駄なしぶとさは!」
「どんなにしぶとくても、必ず限界はあるにゃぁ? こうなったらもう、消えるまでとことん痛めつけるだけにゃぁ?」
 歯噛みするリーシャの横を、猫(シルバーのラグドール。模様はシャムの様なポイント)の姿でするりと抜けたユヴィ・レリオ(幸せを探して・g09587)が、
どろんぱっぱとウェアキャットの姿に戻り、パラドクス「ミラージュスラスト」を発動。手の甲につけた鉤爪で、ざくりと『オヤジデーモン』の喉笛を突き刺し、冷酷非情な声で宣告する。
「消えろ。叫ぶな。黙れ」
「バ…バ、バ、バ、バッカモーン…ゲホゲホ…キ、起死回生、雷オヤジ…」
 ゲホッと血を吐いた『オヤジデーモン』は、それでも倒れず反撃のパラドクス「雷オヤジ」を発動するが、怒声は掠れ落雷はタイミングが遅く、ユヴィに易々と躱される。
「ふん、起死回生が聞いて呆れる。命根性汚く悪あがきしてるだけじゃねーか」
 身も蓋もない口調で言い放ち、アッシュ・シレスティアル(蒼破拳・g01219)がパラドクス「電撃拳(エレクトリックブロー)」を発動する。
「さぁて、そんなザマで、俺の雷に勝てるかな?」
 嘯くと、アッシュはブーステッドフィストに雷を纏わせ、情けも容赦もなく『オヤジデーモン』の顔面に拳をのめり込ませて雷撃を食らわせる。
「グワアアア…アアアア…アアアアア…フ、不滅根性、雷オヤジ…」
 もはや掠れた声しか出せず、アヴァタール級は、ばちばちばちっと落雷ならぬ紫色の火花を飛ばすが、アッシュは雷を纏ったブーステッドフィストで難なく振り払う。
「はっ、こんなんでビビるかっての」
 不滅根性じゃなくて、青息吐息にでもしといたらよかったんじゃねーの、いや、虚勢張らずに現実見たら、そのまま息を引き取っちまうか、と、アッシュは嘲笑する。
 そして暁翔が、パラドクス「幻想舞踏(トレース)」を発動。今は亡き「大戦乱群蟲三国志ディヴィジョン」の今は亡き最強蟲将『関羽』の動きを模して、青龍偃月刀で『オヤジデーモン』に斬りかかる。
「あんたは将としては無能だが、弱くはなかった。だが、しょせんアヴァタール級。ジェネラル級やクロノス級を凌げやしない。まして、俺が今まで出くわした最強のジェネラル級から見れば、それこそ足元にも及ばない」
 淡々と告げて、暁翔は青龍偃月刀を頭上で旋回させて勢いをつける。
「個人の強さを誇って横暴を通すなら、せめてこのくらいの技は使ってみせろ。一刀両断!」
「グワァ!」
 完全に身体を両断された『オヤジデーモン』は、存在しないちゃぶ台をひっくり返そうとするような手付きで、しばし身悶えていたが、やがてその動きが止まって左右に分かれ倒れる。そして、アヴァタール級が斃された証として強大な排斥力が発動。作戦に参加したディアボロスは、全員、パラドクストレインへと強制移送された。 
成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​🔴​
効果1【光学迷彩】がLV3になった!
【士気高揚】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
【パラドクス通信】がLV2になった!
【怪力無双】がLV2になった!
【飛翔】がLV3になった!
【壁歩き】LV1が発生!
【断末魔動画】LV1が発生!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
【グロリアス】がLV2になった!
【先行率アップ】がLV4になった!
【ダブル】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!
【命中アップ】がLV4になった!
【フィニッシュ】がLV2になった!
【ドレイン】LV1が発生!
【アヴォイド】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年05月02日

世田谷強襲作戦

 攻略旅団の方針により、残酷処刑ショーを阻止して支配体制が揺らいだ世田谷区に対する大攻勢を行う事が決定しました。
 世田谷区を支配するジェネラル級アークデーモンは『狼魔侯・マルコシアス』ですが、配下の多くを、アークデーモン大同盟として豊島区に派遣している為、本拠地は手薄になっていたようです。
 マルコシアスが、アークデーモン大同盟に派遣した配下を呼び寄せるよりも早く、世田谷区の制圧を目指しましょう。

 期限までに攻略に成功した場合は、マルコシアスとの決戦を挑むことが出来るでしょう。
 期限までに攻略に成功できなかった場合は、豊島区からジェネラル級を含めた戦力が帰還する為、改めて、世田谷区攻略の作戦を練る必要があるでしょう。
 なお、敵戦力が帰還した場合でも、豊島区攻略に対する陽動としては十分な成果と言えるかもしれません。

狼魔侯・マルコシアス

タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#TOKYOエゼキエル戦争
🔒
#世田谷強襲作戦
🔒
#世田谷区


30




選択肢『海を泳ぐ』のルール

 目的地まで、海を泳いで移動します。
 移動が終了するまで目的地に到着できない為、他の行動を取ることは出来ません。
 移動中に敵に発見される可能性は低く、移動の障害となる危険も無いので、ちょっとした海水浴を楽しむ事が出来るかもしれません。  詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【🔑】この選択肢の🔵が👑に達しない限り、マスターは他の選択肢のリプレイを執筆できない。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『ネビロスの従者』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾烏合のトループス級『限界推し活メデューサフィッシュ』のルール

 なんらかの理由で統制を失ない、烏合の衆となっているトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 統制を取り戻す前に撃破したり、統制を失っている間に強行突破して目的地に向かいましょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『オヤジデーモン』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「呉守・晶」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。