リプレイ
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
賛歌と言えば聞こえは良いけれど、結局はドラゴンの所業……碌なものでは無いわね。
今回の目論見もきっちり潰してしまいましょう。
周囲に溶け込めるよう目立たない衣装で、転居者として侵入
賛歌については好意的に、怪しまれないように振る舞います
まずは司祭に認められたという男女に会いに行きましょう
商店や広場など人の多い所で所在を確認、ついでにここの教義や噂話なども聞いておきます
何か有益なものもあるかも知れませんしね
無事面会が出来れば司祭についてや選ばれた理由を聞き込み
選ばれてから変わった事が無いかも聞いておきましょう
西暦502年、幻想竜域キングアーサー。
ロンドンのとある教区にアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)はいた。目立たない衣装で、ごく自然に街に溶け込んでいる。
(「賛歌と言えば聞こえは良いけれど、結局はドラゴンの所業……碌なものでは無いわね。
今回の目論見もきっちり潰してしまいましょう。」)
この調査に際し、アイネリスには策があった。
(「まずは司祭に認められたという男女に会いに行きたいですね。」)
ちょうど、広場で鼻歌を歌っていた老人に声をかける。
「素敵な歌ですね。」
賛歌については好意的に、怪しまれぬ様会話に持ちこんでみる。
「ああ、この教区では司祭様が歌でドラゴン様を讃えよとおっしゃるでな。」
「最近転居してきたのですが、司祭様はどんな方ですか?」
「とてもいい声の、恰幅の良い中年の男性だよ。」
「確か、司祭様に認められた歌い手の方がいるとか?」
「ああ、美男美女でな。そういや歌の修行に出たきり見かけないな。」
もしや何か悪行の餌食に……内心推理を巡らせていると、老人はさらに噂話を始め、アイネリスは頷きながら思考する。
(「また司祭が歌い手を見出したという噂があるんですね。ただ、その娘は美人だけど歌は下手なので皆噂は信じていない、と。父親はちょっとしたこの辺の名士で、娘を歌修行には出さないと言った……『信憑性の低い噂』、ですね。」)
「そんな噂があるんですね。」
「本当なら罰当たりじゃ!」
アイネリスはついでに娘の名前と居所も聞いておいた。
「――に住む、アンナさん、ですね。」
……人目につかぬ通りで、アイネリスは目深にフードを被った冷桜に情報を渡す。
大成功🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
冰室・冷桜
奴さんらも色々と考えるもんねぇ……とはいえ、黙って見過ごす道理もなし
やれることはやってきますか
素直に転入者を装って、教区に潜入しましょう
目立たないように顔とかはなるべく見えないような衣装で、と
無事に潜りこめましたら、街の人らに話を聞いてきますか
あのー……ここはー、ドラゴン様を讃える歌とかが盛んってきいたんですけどぉー
司祭のバードとか才能を認められた男女のこととかを徐々に聞き出してきましょ
これから住む場所のことを詳しく知ろうとしているーって感じで
通りがかりの人とかよりはお店とかで日用品とか買いながらの方が自然っぽいかしらね?
さて、こちら冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)も転入者を装って潜入に成功していた。
教区民に紛れたアイネリスからさりげなく情報を引き継いでいる。
(「奴さんらも色々と考えるもんねぇ……とはいえ、黙って見過ごす道理もなし。やれることはやってきますか。」)
冷桜は日用品を売る商人に目を付け、やはり同じ信ぴょう性のない噂話の情報を確認し、そしてアンナという少女の居所を探して会いに来たのである。
フードをすっぽりかぶり、目立たない服装の冷桜が丁寧に話しかけると、アンナは誰かに聞いて欲しかったのか、打ち明け話をしてくれた。
「私音痴なのに、どうして選ばれたのかわかりません」、と若く美しいアンナは言った。父親も歌の修行には出さぬと怒り心頭らしいが、断ればどんな罰があたるかわからないと言う。
「バード司祭ってどんな人ですか?」
「声が素敵な方で良い方かと。今回も使いの方を通じて慈悲ある申し出を頂きました。近いうちに私が一人で夜、司祭様の館へ出頭すれば、父のことは許して下さるそうです。特別な水も頂けるとか。」
「……館ってどこですか? ほら、これから住む街のことだし知っておきたいので。」
冷桜は転入者として自然な疑問をぶつけ、アンナは快く場所を教えてくれた。そして付け加えた。
「特に司祭様に近い信者の男性有志で、館は安全に警備されているそうです。」
「あーそうなんですね。それは安心ですね。」
冷桜はその辺りで一旦アンナとの面会を切り上げた。
(「……これはどうしたもんでしょーかね。」)
目立たない通りの一画で冷桜はギターを抱えたマヌエに情報を引き継いだ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【ハウスキーパー】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
雨ヶ屋・マヌエ
現地は音楽活動が盛んだそうですから旅の楽器弾き、旅芸人に扮して潜入します。
「演奏」用に新宿でギターを入手して持っていきましょう。
真面目な旅芸人として教区内における活動許可を求めに来たふりをして教会関係者へ接触、その際に「ドラゴン賛歌を知っているか」「賛歌を聞くにはいつどこへ行けばいいのか」「誰が歌うのか」「自分も参加できないか」等、ドラゴン賛歌に関係することを質問します。
どうして旅芸人が賛歌についてあれこれ尋ねるのかって?
旅芸人と言えど音楽家の端くれですから、歌、つまり自分の領分について興味が湧くのは自然な反応ですし、それにあたしは結構信心深いのです。
そういうことにしておいてください。
雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)はギターを抱えてロンドンに潜入していた。
彼女の扮装は『旅芸人』。マヌエの趣味は音楽鑑賞と演奏なのだ。既に冷桜からの情報は確認し、自分なりに調査を進める。
(「さて真面目な旅芸人としては教区内での活動許可を求めに司祭館へ、っと。」)
マヌエがやってきたのは教会隣接の司祭館である。屈強そうな男達が数名、庭や館内を巡回しているのが見えた。
入り口で声をかけるとすぐに胡散臭そうな男が近付いてきた。
「いらっしゃいま……ああ、旅芸人か、変わった楽器だね。何の用?」
「あの、活動許可をもらおうと思いまして。」
「ほう。夜、一人でくれば大体どんな許可でももらえる。予約もできる。」
「はあ? あ、そうだ、ドラゴン賛歌って知ってますか? あたしも参加したいな~と思って。」
「賛歌は誰でも歌える。まさか、修行に参加したいのか?」
『修行』と聞くと近くの男が腰の鍵束に触れながらこっちを見た。
「なぜ旅芸人がこの教区の賛歌にそれほど興味を持つんだ?」
「旅芸人と言えど音楽家の端くれですから、歌、つまり自分の領分について興味が湧くのは自然でしょう。それにあたしは結構信心深いのです。」
そういうことにしておいて下さい、とマヌエは内心舌を出す。
すると男は妙な答を寄こしてきた。
「お前、声の水が欲しいのか? あの水を飲めば司祭様の覚えもよくなるからね。じゃ、出して。」
「え?」
「献金。この教区では信心深さは証明が必要だ、嘘はドラゴン様の罰があたる。」
「あーっと、出直してきますね。」
……マヌエは旅芸人らしく街角に佇み、颯爽と通りかかった波那に情報を繋ぐ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【動物の友】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
風花・波那
さて、ドラゴン信仰の妨害といきましょ!
まずは転入者を装って侵入。
どうやって情報収集するかよね……う〜ん。
ドラゴン賛歌を歌う才能があると認められるんだっけ。歌ってみようかな!
私のアートパワーなら即興でもきっとドラゴンを讃える歌が歌えるはず!勢い勢い!
人が集まる広場を探して。
ドラゴン様〜♪ラララ〜♪
力強い牙〜♪優雅な翼〜♪
変な人に思われそうだけど、それが狙い。
歌に熱中しながらも周りの人を観察。
興味を持ってくれた人か、明らかに不機嫌になった人に、バカっぽいふりをしながらフレンドリーに接触。
ねえねえ私の歌どうだった!?
ここに来たばかりなんだけど、才能あると司祭様に褒めてもらえるとか聞いたんだけど……。
(「さて、ドラゴン信仰の妨害といきましょ!」)
転入者を装った風花・波那(夢詠の花果・g00593)は広場に立った。旅芸人もとい、マヌエからの情報は確認、情報収集の手立ても考えてあった。
(「私のアートパワーなら即興でもきっとドラゴンを讃える歌が歌えるはず!」)
「勢い、勢い!」と口の内で呟き、波那は元気いっぱい、人が集まっている広場で即興で歌い始めた。
「ドラゴン様〜♪ ラララ〜♪
力強い牙〜♪ 優雅な翼〜♪」
波那が独創性溢れる歌を披露すると、立ち止まったり、遠巻きに拍手する人がいる。音楽でドラゴン信仰を高めるという司祭の策は、表面上は確かに機能しているようだ。
波那はそんな周囲の様子を、歌いながら観察する。
(「変な人だと思われてるだろうけど、それが狙いよ。」)
果たして波那は一人の男に目をつける。明らかに不機嫌で他とは様子が違う。
波那は歌を終えるとその男に接触を試みた。作戦はバカっぽいふりをしながらフレンドリーに、である。
「ねえねえ私の歌どうだった!?」
「は?」
「ここに来たばかりなんだけど、才能あると司祭様に褒めてもらえるとか聞いたんだけど……。」
男の様子が変わったのはその時だ。
「司祭様に認めて欲しいんだな? それなら相談がある。 実は私には娘がいてな。」
なんとこの男は次の司祭認定賛歌歌手、アンナの父親で、娘の身代わりになってくれと頼んできた。
「えーっ?」
「あんたには願ったりだろ? 実は娘は大音痴でな。交替すれば司祭様も喜ばれるはずだ。頼む、私はこれでも教区に顔がきく。他にできる事ならなんでもするから。」
「少し……考えさせてね。」
大成功🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
●
ディアボロス達は集めた情報を整理し、次の段階への作戦を考えた。
「幾つか罪状があるようですが、ひとつでも実証できれば信用は失墜するでしょうね。」
「どれか一つでも人前で現行犯で罪を暴くことができればてー感じですかね。」
「館の男たちは邪魔かもしれないですね。」
「罪をあばく時に人を集めたり、もしかしたら他にもアンナのお父さんに頼める事あるかな?」
さて、どんな方法でいくか……ディアボロス達は思考する。
風花・波那
アンナさんの父親と会話して準備するよ。
アンナさんの身代わりなんて、そんな楽しそうなこと引き受けるしかないじゃない!
やるやる!
えーと、司祭様の館に夜行けばいいのよね?任せて!
ところで特別な水をもらえるって聞いたけど、何か知ってる?
それと、身代わり引き受ける代わりにお願いがあるの。
正直、司祭様ってめっちゃ怪しいよね?私が司祭様に何かされたら大声出すから、出来るだけ人を集めておいて欲しいの。
あとは館の男達が邪魔だから何とかしたいんだけど、いい方法ないかな?
お金とかお酒とか、宴会とかで別な場所に引き付けておいたり出来ない?
他にも仲間の作戦があれば情報共有したり、より良い作戦を採用したりして連携するわ!
雨ヶ屋・マヌエ
館の調査は他の復讐者に任せて、教区で住民の信頼を集める司祭と、この辺りの名士であるアンナの父の名前を使って目撃者要員を集めます。
娘の身代わりを立てるというアンナの父の行いについて許しを乞うため、名士である彼を慕う者や彼に借りのある者にも声を掛けて大勢で司祭の館を訪問する。
その準備をするわけです。
タイミングを見計らってアンナに接触し、彼女の父のやろうとしていることを告げ口します。
お父上の行いは善意によるものかも知れませんが、それでも司祭様に謝罪すべきです。
お父上と、そして彼を許してくれるように一緒に頼んでくれる人に心当たりがあるならその人達も連れて、司祭様の館へ謝りに行きましょう。
風花・波那(夢詠の花果・g00593)はすぐに考えをまとめた。
(「……アンナさんの身代わりなんて、そんな楽しそうなこと引き受けるしかないじゃない!」)
行動派の波那は早速アンナ宅を訪問して父親をつかまえた。
「そうか、やってくれるか!」
実は同じ頃、雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)も動いていた。マヌエは中々思慮深く作戦を立てていた。
(「教区で住民の信頼を集める司祭と、この辺りの名士であるアンナの父の名前を使って目撃者要員を集めましょうか。
具体的には、娘の身代わりを立てるというアンナの父の行いについて許しを乞うため、名士である彼を慕う者や彼に借りのある者にも声を掛けて大勢で司祭の館を訪問する……さてやってみるとしますか。」)
マヌエはその為に、父の計略をアンナに打ち明けるつもりだった。 波那が父親に接触したあと、タイミングを見計らってマヌエもアンナを尋ねた。
「あら? 旅芸人の方ですか?」
「そうですが、今日はアンナさんに大事な話があってきました。」
「えっ?」
音楽が盛んなこの教区では、街も人もこじんまりと穏やかだった。違和感を抱かせないディアボロスの所作もあってか、アンナはマヌエの話しを真摯に聞いてくれた。
マヌエは彼女の父の計略を『告げ口』すると、アンナはとても驚いた。
「お父上の行いは善意によるものかも知れませんが、それでも司祭様に謝罪すべきです。
お父上と、そして彼を許してくれるように一緒に頼んでくれる人に心当たりがあるならその人達も連れて、司祭様の館へ謝りに行きましょう。」
「もちろんです……でもその前に、お父様に話さなくては。一緒に来てください。」
アンナ自身にも司祭からの申し出があった事を、父には秘密にしていたのだから。
――バタン。
と、父の居室のドアを開けると、父と波那が振り返った。
「お父様! お話しがあります。」
父娘は秘密を語りあい、父親はさらに怒った。
波那とマヌエはこっそり目配せ――お父さんの信仰は打ち砕いたかも?
さすがに父親は世間知らずではなかった。波那が咳払いする。
「えーと、司祭様の館に夜行けばいいのよね? 任せて!」
「いやしかし……。」
「正直、司祭様ってめっちゃ怪しいよね? 私が司祭様に何かされたら大声出すから、出来るだけ人を集めておいて欲しいの。」
アンナは驚いて息を呑むが、父親は頷いた。マヌエが取りなすように言う。
「さっきアンナさんに話したみたいに、一緒に謝ってもらう為に集まってもらえばいいと思いますよ。とにかく、人が集まれば。」
「……それから、声の水って何? 知ってる?」
波那が聞いてみると、それは司祭が「飲めば声がよくなる」と言っている水で、献金するとくれる有難い物なのだという。よりよい声で賛歌を歌えばドラゴン様のご利益に繋がるというこの地区の教義らしい。
「私も沢山献金をして頂いた事がある。飲んで歌ったら司祭様がほめてくれて声がよくなった気はしたが。」
「失礼だけど、ただの水だったって事は?」
「確かに色や風味はな。うーむ……まさか……。」
ともかく彼等は話を切り上げ、作戦遂行の為行動開始した。
そんな中、
「さて、あとは邪魔になりそうな館の男達だけど……。」
「冷桜さんが動いてくれるみたいですよ。」
波那とマヌエは密やかに言葉を交わす。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】がLV2になった!
【口福の伝道者】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】がLV3になった!
【凌駕率アップ】LV1が発生!
冰室・冷桜
さて、まずは館の中に入って調べるのが手っ取り早いところではあるでしょーが
年若い娘を一人、特別なお水やら立場を餌にして男集めた館にーってのはいかにもですしねぇ……
身代わり役が何人居てもってーとこではありますし、直に探りを入れるてーのも合わせて、警護の人らを引き付けますか
転居してきたばかりで道に迷ったなんてロールで館に近づいて、警護の人らに声をかけましょ
あのー……すいません、私まだこの街に来たばかりでぇ……
この近くに料理が美味しいお店があるって聞いたんですけどぉー
距離感近めで反応を見つつ、こっちに興味を持つようならお店まで一緒に来てくれませんか的なことも続けましょ
また迷ったら嫌なのでーみたいな
その頃、冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)は司祭館を訪問していた。
(「年若い娘を一人、特別なお水やら立場を餌にして男集めた館にーってのはいかにもですしねぇ
……。」)
そんな事を考えながら、入り口で案内を乞う。
「いらっしゃい。教区民の方かな、ご用件は?」
冷桜はすかさず道に迷ったと訴える。
「あのー……すいません、私まだこの街に来たばかりでぇ……。
この近くに料理が美味しいお店があるって聞いたんですけどぉー。」
「おお、私が案内しようか?」
「また迷ったらいやなんで、そーしてもらえると」
館に他に客の姿は見えず、丁度暇だったのか、話を聞きつけた男達が集まってきた。
「今俺も飯食いに行こうと思っていたぜ。」
「実は俺もだ。」
「なら皆さんで一緒に来てもらえたらどうかなーなんて。」
「いーねえ。金髪で黒い瞳も可愛いねえ。」
「どーも」
まー正直一般人は何人いてもディアボロスに危険はない。
冷桜は無表情に会話を聞いていたが、その時よくとおるバリトンが響いた。
「何を騒いでいるんだ!」
「司祭様! 実は迷える教区民を皆で助けようかと……。」
司祭は皆の言い分を聞いていたが、ふと閃いた様に言った。
「いいぞ、皆で行ってこい。私が留守番しよう。丁度今夜あたり来客があるかもしれんフフ。」
「司祭様がお楽しみなら俺達は外で楽しんでくるぜヒヒ」
「あっそ。じゃー行きましょうか。」
冷桜は他の男達をぞろぞろ誘って司祭館を出た。
(「司祭はアンナさんを待つつもりなのか……ま、これで館に一人ですね。あとこいつらはどうするかーてところですか。」)
男達はひそひそ悪だくみしながら冷桜をチラチラ見る。
まー冷桜も負けずに無表情ながら策を練っていたのである……。
大成功🔵🔵🔵
効果1【完全視界】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
歌の修行に出たという、消息不明の男女が気になりますね
悪事に巻き込まれたのであれば何か手掛かりがあるかも知れませんし、少し探ってみましょうか
彼らが修行に出る前後に彼らや教区内で不審な点や変わった様子が無かったか聞き込みを行います
噂話に詳しい方が居ればそちらにも話を聞いておきたいですね
修行に参加した者、戻って来た者はどの程度存在するかも調べておきます
戻って来ない者が少なくないのであれば、修行とやらについて
『ずっと戻って来ないのは妙だ』
などとといった感じで住民との会話の中でそれとなく疑念を植え付けておきましょう
一方、アイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)は歌の修行に出たという消息不明の男女の一件を追っていた。
「二人が修行に出る前後に彼らや教区内で不審な点や変わった様子がありませんでしたか?」
「ああ、アランとマリアね。金持ちからしつこく誘われてるって噂があったよ。屋敷に上がるのを断り続けてるって。」
「他にも修行に参加した人はいたんですか?」
「修行制度はその頃突然始まったのよ。二人にとっては救いだったのでは?」
「でも修行に出てずっと戻って来ないのも妙ですね」
「そういえばそうね?」
さりげなく疑念を植え付け、噂をかき集めるうち、一つの噂を足がかりにアイネリスは行動に出る。
(「マリアさんの姿を見かけたというのはこの屋敷ですね
……。」)
街はずれの屋敷で、正確には「似た人を見た」という四方山話だったが、アイネリスは自分のカンを信じて屋敷を見張った。ひたすらの忍耐と空腹に耐え、善意の魔女は待ち続けた。善き人々を救うべく働くのは昔も今もアイネリスの信条だ。
そして苦労は報われた。美しい女性が戸口から走り出てきたのだ。だが、すぐに半裸の大男も飛び出してきて娘の髪の毛を掴み、口元を手でふさいだ。
娘の顔に絶望が浮かび……それから、希望がこぼれる。
娘が瞬きするうちに、何が起こったのか男はぶっ倒れて、漆黒の髪の女性が「大丈夫ですか?」と静かに問いかけた……。
アイネリスはマリアから聞いた事の顛末をこう仲間に報告した。
「マリアさんは、賛歌の修行として司祭館に幽閉され、その後奉仕として例の屋敷に……要は売られたようですね。アランさんにも同様の事が起こっていて、マリアさんが行く先を知っていたのでついでに救助してきました。今二人には家で隠れている様に頼みました。」
所在はわかるので証言や、協力を頼む事はいつでも可能だ。
大成功🔵🔵🔵
効果1【熱波の支配者】がLV2になった!
効果2【反撃アップ】がLV4になった!
●
「次の犠牲者はアンナというわけね。身代わり覚悟済みだけど。」
「アンナと父親、教区の目撃者達は手配完了。どう動かしますかね。」
「司祭館には司祭が今ひとりですね。用心棒達はまーどーにでもできるんで。」
「司祭の立場を利用して詭弁で人をさらい、大金を得ていたんですね……全く。」
ディアボロス達が集えば、こんな会話がかわされていたかもしれない。
いよいよ司祭の罪を証明し、信仰を打ち砕く時が迫っていた。
雨ヶ屋・マヌエ
他シナリオで判明した「指導的立場の竜鱗兵」の名前を出してドラゴンの使いに成りすまし、司祭から情報を聞き出そうと思います。
限られた者しか知らないモンマスの名は身分証代わりとして十分でしょう。
司祭に栄達を仄めかして、調子に乗った彼が情報を漏らすように仕向けます。
『竜語り』のモンマス様の使いでございます。
司祭様の見事な手腕にモンマス様は大変感心しておられます。
実はクロノ・オブジェクトの前でドラゴン様へ大きな貢献をした者を賞賛する式典の開催が計画中でして、モンマス様はそこへ司祭様をご招待したいとお考えです。
信仰の力を蓄積するクロノ・オブジェクトは司祭様もご存知ですよね?
笑っていられるのも今のうちだ。
司祭を教区の人々の目の前で断罪する試みは着々と進んでいたが、雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)は、その前に試したいことがあった。攻略旅団による信仰を蓄積するクロノ・オブジェクトの有無の調査である。
(「既に仲間の活躍で「指導的立場の竜鱗兵」はモンマスだと割れています。これを利用してやりましょう。限られたものしか知らないモンマスの名は身分証代わりとして充分なはずです。」)
館に司祭は一人だった。マヌエを迎え入れて作り笑いをし、「ご用件は」と聞いた。
ここからが芝居の要である。マヌエは、司祭に栄達を仄めかして、調子に乗った彼が情報を漏らすように仕向けたかった。
考えておいた台詞を澱みなく繰り出す。
「『竜語り』のモンマス様の使いでございます。
司祭様の見事な手腕にモンマス様は大変感心しておられます。
実はクロノ・オブジェクトの前でドラゴン様へ大きな貢献をした者を賞賛する式典の開催が計画中でして、モンマス様はそこへ司祭様をご招待したいとお考えです。
信仰の力を蓄積するクロノ・オブジェクトは司祭様もご存知ですよね? 」
司祭は驚き顔を赤くして怒った。
「何をわけのわからん事を! 信仰を蓄積できるわけないだろう!!」
ものすごい剣幕である。思っていたのとは違う反応だが、マヌエは耳をそばだてて司祭に喋らせた。
「どこの司祭の手の者か知らないが、モンマス様の名を騙るなど、命知らずな。第一、お前の服は配下の方の御衣装とは違うだろう!」
司祭は青筋を立てて怒鳴ったあと、さらにあさっての方向に考えを進めたらしい。
「はっ?! まさか、この私がモンマス様の名を漏らしたように見せかけようというのか! 違うのです、モンマス様! 私は、決して、この者たちを知りません! アァ~モンマス様~愛~🎵」
虚空に向かってモンマスへの許しを請い、ついには高らかに賛歌を歌い始めた。
(「うーん周囲に竜鱗兵の気配はないんですけどね……。この司祭は自分達の事をいつでも監視している存在だと認識しているんでしょうかね?」)
とりあえずマヌエは隙をみて退却することにした。
大成功🔵🔵🔵
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
効果2【凌駕率アップ】がLV2になった!
●
司祭はしばらく虚空に向かってモンマスへの謝罪と歌を繰り返していたが、やがて罰が当たる事はないようだと納得し、漸く落ち着いた。
「フ、先程の他司祭の手先はいつの間にか姿を消したようだな。」
そして、今夜の予定を思い出す。
(「そうだ、私には楽しい来客があるのだった
……!」)
風花・波那
仲間とは事前に作戦を共有。
行動時にミスしないように調整。
信仰を打ち砕くのが目的だからね!
人集めが終わって、館に行く段取りが付いたら、その直前くらいに私は一人で司祭の館に行くよ。
着いたら司祭に挨拶。
こんばんは、あの〜ここに来て歌の才能があると司祭様に認めていただけると聞いて来たのですが……。
修行でも何でもするので是非私に!
アンナさんではないことを突っ込まれたら適当に誤魔化して代わりに来たことを告げる。
司祭の悪行の現行犯を目撃してもらううため、ある程度は言いなりになって好きにさせる。
目撃されたら確実に司祭が悪いのがわかるタイミングで大声で助けを呼ぶ。
あたかも酷いことされたように大げさに振る舞うわ!
――司祭館に夜一人で。
風花・波那(夢詠の花果・g00593)は、アンナを狙った罠に進んで入って行った。
仲間とは事前に作戦を共有し、行動時のミスがないように調整した。人集めは無事に終わり、館に行く段取りもつけてある。 波那よりも少しだけ遅れて、教区の人々が到着する手はずだ。
(「信仰を打ち砕くのが目的だからね!」)
作戦の目的を押さえて、波那は今後を想定し、行動を練っていた。
ふーっと細く息を吐いて、館を訪う。
「こんばんは!」
「おや、こんな時分にどなたかな?」
「あの〜ここに来て歌の才能があると司祭様に認めていただけると聞いて来たのですが……。」
「何だと?」
「修行でも何でもするので是非私に!」
「おやおや。私は違う人を待っていたんだがね。どこでそんな事を聞いたのかな?」
「私はアンナさんじゃないけど、歌では負けないつもりです。」
「代理ってことかな? ふーん……何でもするんだな? まあアンナは後日でもいいしな……。」
「はい?」
「それじゃ、こっちに来なさい。」
想定どおりと波那は司祭に従った。悪行を教区民に目撃させるためにしばしの我慢タイムである。
「才能があるかどうか、今から調べるからじっとしてなさい。」
「……はい」
司祭は肩を抱いたり、フゴフゴ髪の匂いを嗅いだり、大接近してくる。
「もっとよ~く調べないとねえ」、とか言ってドアップでエスカレートしてきた所で、波那は大声をあげた。
「ヒャア! やめて下さいっ!」
司祭は悲鳴を聞いて下品にニヤついた。
「可愛いねぇ。でも誰も来ないよ?」
ドアが音を立てて開いたのは、その時だ。
驚く司祭を後目に、波那は大げさな被害演出を行い、涙を浮かべて悲鳴をあげた。
「助けてーッ!」
「何をしてるんだ!」
教区民の怒声が響いて、波那は心の中で舌を出した……うまくいったわ!
大成功🔵🔵🔵
効果1【液体錬成】がLV3になった!
効果2【反撃アップ】がLV5(最大)になった!
雨ヶ屋・マヌエ
アンナさん達と一緒に司祭様の館へ来てみたら、乙女の悲鳴が聞こえるじゃないですか。
もしや司祭様の身に何かあったのでは?
警備の者も見当たりませんし、ここは後でお叱りを受けようとも皆で踏み込むべきです!
先程救出されたアランとマリアにも同行を依頼して、司祭の悪事が明らかになった際に彼らの受けた仕打ちを証言して貰います。
同時にドラゴンへの疑念を民衆に植え付けます。
ドラゴン様が司祭の悪事にお気付きでなかったのなら、ただの人間に欺かれるドラゴン様は本当に偉大な存在なのでしょうか?
ドラゴン様が何もかもご存知であったのなら、教えを広める立場にいる者の悪事を黙認なさったドラゴン様は信頼に値する存在なのでしょうか?
アイネリス・レナリィ
アドリブ絡み歓迎
味方に合わせ司祭の元へ突入
アランさんマリアさん両名の証言に、救出に入った自身の証言を加えて説得力を補強
明るみに出た司祭の悪事とその上に位置するドラゴンを指し
住民たちを偽りの信仰から離反させるように説得します
ドラゴンが民を顧みる事はなく、橋渡しである司祭もまたドラゴンを利用し私腹を肥やす……
果たしてこれは信仰と呼べるものでしょうか?
信仰は悪ではありませんが、悪事に利用されてはなりません
民が虐げられるなど以ての外です
神仏を尊ぶ信仰心……それを誰に向けるものか、もう一度よく考えてみて下さい
叫び声が聞こえた時、雨ヶ屋・マヌエ(ボランティア・g01424)とアイネリス・レナリィ(黒鉄の魔女・g01781)はタイミングよく教区民と共に館のすぐ外にいた。
事情を察したアンナ父娘が真っ先に司祭館に飛び込んでゆく。
他の教区民はあっけにとられて固まったが、マヌエが抜かりなく声をあげた。
「あっ、もしや司祭様の身に何かあったのでは?」
「おお!」
ざわめきを押さえさらにマヌエは煽る。
「警備の者も見当たりませんし、ここは後でお叱りを受けようとも皆で踏み込むべきです! 」
「そ……そうだな! 行こう!」
人々は雪崩を打って司祭館に駆け込み、たちまち大さわぎになる。
そんな中、アイネリスは教区民の最後尾で、大切な証人と一緒だった。アランもマリアも救助された恩に報いたいと、進んで協力してくれたのだ。
「私たちも続きましょう。」
頷く二人を連れて、アイネリスも司祭館へ入る。
内部は既に阿鼻叫喚だった。
入り混じる怒声、慌てふためくバリトンの声は言い訳を奏でる。
「司祭様、これはどういう事ですか!」
司祭は固まっていた。
「いや、私はまだ何もコホン。この娘が自分で」
「そんなわけがないでしょうが!」
「修行といって破廉恥な事を私にもするつもりだったのですか……」
アンナが泣き出す。
「こ、これは誤解だ。誤解です!」
司祭は必死で言い繕うが、アイネリスの登場で司祭は立場を完全に失うことになる。
「静かになさい。誤解ではないでしょう。こちらにはさらに証人もいますよ。」
アランとマリアが進み出ると、司祭は色を失った。
「お、お前たち、逃げてきたのか!」
二人をかばう様にアイネリスは司祭の前に立ちはだかり、淡々と告げた。
「私が助けましたよ。お二人から事の顛末を説明してもらいましょうか。」
「い、いやそれは」
二人の話しに教区民は驚愕した。司祭の悪行は教区民の想像を絶するものだった様だ。
激怒する人々に、アイネリスは静かな怒りをこめて訴えた。
「ドラゴンが民を顧みる事はなく、橋渡しである司祭もまたドラゴンを利用し私腹を肥やす……果たしてこれは信仰と呼べるものでしょうか? 」
人々の心にその言葉はじわりと沁み込んでゆく。
「……ドラゴン様の助けはありませんでした。助けてくれたのはこの方です。」
マリアがそう応じ、アイネリスは説得を続ける。
「信仰は悪ではありませんが、悪事に利用されてはなりません。民が虐げられるなどもっての外です。
信仰心……それは誰に向けるべきものか、もう一度よく考えてみて下さい」
証拠に裏付けられたディアボロス達の言葉には、人々の信仰をゆさぶる力があった。
マヌエも人々に問いかける。
「ドラゴン様が司祭の悪事にお気付きでなかったのなら、ただの人間に欺かれるドラゴン様は本当に偉大な存在なのでしょうか?
ドラゴン様が何もかもご存知であったのなら、教えを広める立場にいる者の悪事を黙認なさったドラゴン様は信頼に値する存在なのでしょうか? 」
「……少なくとも、私は司祭を認めん!」
アンナの父親が声をあげ、人々が口々に話し始める。
マヌエに気づいた司祭は、「お前は、先程の手先じゃないか」とわめいたが、湧き上がった人々の怒声に打ち消されてしまった――。
怒りの教区民に取り囲まれる司祭を残し、ディアボロス達はこっそりと館をあとにする。司祭を断罪するのは、教区民の手に委ねておいて構わないだろう。
夜風に吹かれながら、やれやれと息を吐いてマヌエが言う。
「この地区の信仰は粉々にしましたね。」
「人助けもできましたし、新宿島に帰りましょうか。」
ディアボロス達は成果を手に帰途につくのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
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