リプレイ
シル・ウィンディア
・撮影機材
熱・光が感知ができるカメラ
暗闇でつかえるカメラ
不安定な場所に設置できる三脚などの脚(木の枝に設置する為)
広角レンズ
望遠レンズ
大容量バッテリー
カモフラージュ用ネット
双眼鏡
機材はアイテムポケットに詰め込むよ
・場所選定
森の中でそこそこ高い木のある場所を選定
ストーンヘンジの視認するのに障害物が少なく、かつ、ストーンヘンジ側から目立ちにくい場所。葉っぱの多い場所がいいかな?ネット使ってごまかせるなら。
・移動
迷彩柄のフード付きマントを装備。
森の中で目立ちにくくしながら場所の選定を行うよ
木の上に上って、双眼鏡でストーンヘンジ側を確認
葉と葉の隙間があって目立ちにくい場所を複数ポイント探しカメラ設置
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
虹の光、か
一体何を企んでいるのやら…
調査には新宿島最新鋭の望遠4Kカメラを持ち込みましょう
高感度カメラはそれなりに嵩張りますから
茂みか木の幹に固定して迷彩ネットをかけます
バッテリーは予備も用意
暗視機能も付けて夜間の光の変化も捉えられるように準備を
赤外線カメラも付けたいですが、この距離からでは捉えづらいでしょうか
場所はできるだけ高所がベストですが
そういう場所は相手からも目立つので
あまり高さは気にせず
虹が見えて人目につきづらい場所を光学迷彩で隠れつつ選定
安全が確保されたら周囲を警戒しつつ、少し休憩ですね
甘いフィナンシェとポットに入れた温かい紅茶でも楽しみ
のんびりと観測していきます
風花・波那
またここに来ることになるとはね。
さて、張り切って情報収集と行きましょ!
隠れながら移動し周囲を観察。
次の観点で見て、複数の条件を満たせる撮影場所を探すわ。
・逆光とならないように太陽を背に出来ること
・森側から発見されないように身を隠す凹凸が多くあること
・草木や岩柄の布などで地形に紛れて同化出来ること
・安定して撮影機材を設置出来ること
・ストーンヘンジの光全体をよく見渡せる高めの位置
・伏せて地面と同じ色の迷彩布で近づいてもぎりぎりバレない程度の距離
撮影機材はテレビ局が使うようなプロ用の超高感度カメラを準備。
確か七色の光だったのよね……。
それならオーロラの撮影に適しているようなタイプを選ぶといいかな。
冰室・冷桜
暗視機能のある、なるべく大きすぎないカメラを用意
長時間の撮影になった時用の予備バッテリーも準備
途中で雨降った時に備えて、防水用の道具も持ってきますかね
場所の選定は下記を可能な範囲で多く満たす場所から
・カメラを安定して設置できる
・ストーンヘンジ全体をなるべく収められる
・草木などでカモフラージュできる
嵩張る道具の類は【アイテムポケット】に収納して、到着してから広げますか
空からの監視に引っかからないように森の中、木々の影に身を低くして隠れながら移動
迷彩柄のコートも羽織って物音に気を付けながら進むわ
双眼鏡でストーンヘンジの方を確認してきましょ
天城・美結
連携アドリブ歓迎
見つからないことが第一、だね。
ビデオカメラは勿論、写真撮影用のカメラを持ち込みたいかな。
あと高倍率のズームレンズも。
映像だけじゃなく精度の高い画像も撮っておきたいし。
移動時は光学迷彩を使うよ。
撮影時はともかく、移動の際はストーンヘンジから一直線で視線が通る場所はなるべく避けて移動したいかな。
撮影場所は、太陽を背負うような立地を探すよ。
太陽に向かった状態での撮影で、逆光で映像の精度が落ちたり、レンズ等の反射が太陽光に当たったせいで敵に気付かれる可能性をわずかでも減らす考え。
この辺はパラドクスで解決できるかもだけど、今回の調査は気付かれないことが第一、念には念を入れないとね。
●
ディアボロス達が漸く落ち着いたのは常緑樹が多く見られる森の一画だった。空気は澄みわたり、とりあえず辺りは穏やかだった。
だがもちろん、一見平和な森に在っても、ディアボロス達がドラゴンのクロノ・オブジェクト、ストーンヘンジの存在を一時も忘れることはない。今回の調査は、ストーンヘンジが発している虹色の光に焦点をあてたものなのだ。
「虹の光、か。一体何を企んでいるのやら……。」
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)が機材を設置しながら呟いた。
「またここに来ることになるとはね。さて、張り切って情報収集と行きましょ!」
風花・波那(夢詠の花果・g00593)が元気に応える。
「新宿島最新鋭、望遠4K。高感度カメラはそれなりに嵩張りましたけど、上手く設置して結果を出したいですね。暗視機能もついてますから、夜間の光の変化も捉えられそうですね。」
「プロ用超高感度カメラ、借りられたわ。オーロラ撮影に適しているの。」
「暗視機能つきカメラ、ソレイユさんと意見が一致ね。なるべく小型……なのよね。それから予備バッテリー、私は雨にも備えを。」
冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)はアイテムポケットから次々に装備品を取り出す。
「それにしても、うまくいい場所がみつかってよかったわ。」
「見つからないこと第一、だからね。」
天城・美結(ワン・ガール・アーミー・g00169)がこの作戦の肝心な点を確認するように頷く。
「写真撮影用のカメラも持って来たよ。映像だけじゃなく精度の高い画像も撮っておきたいし。」
美結は高倍率のズームレンズも当然用意してきた。
「思った通り、ここからならばっちり撮影できそう。」
シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)が双眼鏡を携え、迷彩柄のフード付きマントをひらひらさせながら、登っていた木から降りてきた。
「なんとかこの辺りの木にカメラを設置できるかな。」
シルはカメラを固定する道具や、カモフラージュ用のネットなども取り出す。やはりアイテムポケットが大活躍である。
「望遠レンズ、広角レンズ……。みんなのアイデアがうまくまとまって機材もいい感じに揃ったね。」
シルは木を見上げた。場所もここなら、目的にかなうはず。
(「森の中のそこそこ高い木
……。」)
そして美結は空を見あげた。
「太陽は背にあるから、大丈夫だね。」
「逆光じゃないね。よかった。」
波那も太陽の位置は選定条件の一つだと思っていたから、二人はうなずきあう。美結はさらに付け加えた。
「逆光で映像の精度が落ちたり、レンズ等の反射が太陽光に当たったせいで敵に気付かれる可能性をわずかでも減らしたいからね。」
「それじゃ、ここと決まったなら、早速設置してしまいましょう。」
ソレイユが涼やかにそう言った。
(「虹が見えて人目につきづらい場所ならばと思っていましたが……。ここなら条件にあいそうです。」)
ディアボロス達は協力して設置を始めた。迷彩ネットを用意したディアボロスも複数いて、目的達成に近づくことができそうだ。
(「ここを探すのも一苦労だったけど、上手くいくといいな
……。」)
シルがマントの上の枯れ枝をはらってほっと息を吐く――。
●
実際、ディアボロス達の場所選定までの行程は遅々としていた。隠密に移動するため、彼等は様々な工夫を凝らした。
「ストーンヘンジから一直線で視線が通る場所はなるべく避けて移動したいかな。」
そう提案したのは美結だ。かなり距離はあるものの、森の切れ目などには注意して進むことになるだろう。
「空からの監視に引っかからないように森の中、木々の影に身を低くして隠れながら移動しましょかね。物音もなるべくたてないように注意かな。」
冷桜は用心深く迷彩柄のコートを羽織り、双眼鏡で時々ストーンヘンジと思しき方角を確認する。
彼等は慎重にストーンヘンジを遠巻きにした森の中を移動する。ここは前回強行偵察を行った森よりも離れた地点になる。
ではどんな場所を選定すればよいか……これに対する皆の意見は一致する部分も多かった。
「撮影のためのポイントには満たしたい条件があると思うけど、それが複数かなうところを探したいよね。」
波那が自分なりに考えた条件をあげてゆく。
「森側から発見されないように身を隠す場所があり、容易に地形に紛れることが出来、安定して撮影機材を設置できて、ストーンヘンジの光全体をよく見渡せる高めの位置、伏せて地面と同じ色の迷彩布で近づいてもぎりぎりバレない程度の距離……。」
「草木などでカモフラージュできやすいほうがいいわね。」
冷桜が付け加え、ソレイユもまた意見を述べた。
「できるだけ高所がベストですが、相手から目立たない場所、虹は見えて人目につきづらい場所がいいかもしれません。」
移動しながら、様々な意見をかわす。多くの意見があれば、より正解に近付く可能性も高まるはずだ。
それにしても辺りは広大である。
シルは、どのような場所にするのか、具体的なイメージを抱いていた。日本と同じく、常緑樹と落葉樹が混在するイギリスの森を眺めて、シルは言う。
「そこそこ高い木のある場所を選定するのがいいと思う。ストーンヘンジの視認するのに障害物が少なく、かつ、ストーンヘンジ側から目立ちにくい場所。葉っぱの多い場所がいいかな?」
常緑樹が多く茂る森の一画で、皆の条件を複数満たす場所をディアボロス達は探しはじめる。
どれくらい経っただろうか。
「この周辺で複数ポイント選んでみようか?」
あたりを付けると、シルは一本の高木にするすると登りだした……。
●
――そしてしばらく後。ディアボロス達は準備を終えようとしていた。
「さあ、これでいいでしょう。」
ソレイユが満足げにカメラの設置完了を報告する。
「カモフラージュ用ネットも役にたったね。」
「突然雨が降っても大丈夫のはず。」
波那と冷桜も納得の出来栄えだった。
またシルと冷桜は双眼鏡を手に随時ストーンヘンジを観察し、敵に目立った動きがないのを確認していた。
「写真撮影は任せてね。」
美結も忙しく動き、全ての機材のセットアップを終えると、ようやくディアボロス達はひと息つく。
このあとは、一定時間の撮影のあと、機材をそのままに、どこかの時点で敵に仕掛ける必要があるだろう。どの時刻、あるいはタイミングで仕掛けるか、アイデアがあれば考えておいてもいいかもしれない。
しかし作戦のことはさておき、ともあれひと時の休息をとれるのは間違いない。
「どうやらひとまずは安全のようですね。お茶でもしましょうか?」
ソレイユがそういって、甘いフィナンシェとポットのお茶を取り出した。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴
効果1【アイテムポケット】LV2が発生!
【光学迷彩】LV2が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV2が発生!
【アヴォイド】LV2が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
シル・ウィンディア
さて、ここからはのんびり撮影タイムっ!
フィナンシェとお茶を頂いて、のんびりするよ。
でも、のんびりしつつも、交代でストーンヘンジ方面の警戒はしておくに越したことないかな?
わたしが警戒の番になったら、木の上に登って双眼鏡でストーンヘンジ方面を偵察するよ。
敵を発見したら、しばらくは様子を観察。
警戒ポイントとか、見回りのルートとか、そういうのを確認したいね。
一通り観察したら、木から降りてみんなと情報共有。
その後、もう一度木に登って双眼鏡で観察。
仕掛けるタイミングが来たら、パラドクス通信でみんなに伝達してから、一気に突入するよ
突入時は、直進せずにカメラの位置が割れにくいように迂回して突入を行うね
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
さて、暫くは撮影待機ですね
何か収穫があれば良いのですが
それにしても、新宿島の撮影機材は凄いものですね
漂着してもう1年になりますが、いつも驚かされます
お茶とお菓子を片手に
迷彩マントを被ってじっと座って
双眼鏡でも変化無いか観察します
虹の光の彩度は太陽の位置や夜になっても変わらないか
周囲を警戒する兵の巡回・交代するタイミング
私達の潜伏している森付近に警備兵が来ないかも警戒しておきましょう
敵へ奇襲をかける場合、上手く隠れて近づけそうなポイントにも目星をつけておけば、きっと有利に立ち回れるのではないかと
十分な撮影が完了したら、仲間と情報共有
奇襲のタイミングを揃え、一気に戦端を開きましょう
天城・美結
連携アドリブ歓迎
えーと…どう撮影したものかなー?
開始前に光学迷彩を展開
まずは虹の柱の全体像を撮影
以降1時間ごとに全体像を撮影する
そして、ズームレンズの性能の限界まで虹の柱をズームアップして撮影してみる
たまにカメラのファインダーから目線を外して肉眼で虹の柱とその周辺をチェック、何か異物が見えたらその部分を優先して撮影
お菓子や飲物は目線を外したそのタイミングでいただくことにする
その際に周囲と情報共有し、撮影してほしい場所を聞いてみる
ビデオカメラと違って放っておいても写真撮影はできないから、敵との交戦のタイミングでカメラはアイテムポケットに仕舞う
冰室・冷桜
さーて、首尾は上々ってーヤツですが
ま、本番はここからなわけですが
お茶とフィナンシェも頂きながら、ストーンヘンジ方面は勿論、反対方面の様子も警戒
一度うちらが近くに来てるの分かってるわけですしね
警備やら巡回のパターンがどうなってるか分からんし
集まった面子で交代しながら、穴ができないように警戒をしましょうね
攻撃を仕掛けるタイミングってーなら、どうせならなんか良い感じの時を狙いたいけど……
ストーンヘンジの動きが完全な自動運転とかじゃなけりゃ、何か奴さんらが操作したりするために集まったり、触ったりするみてーなタイミングもあるんじゃないかしら
観察してる内にそういうのがあれば知らせましょ
風花・波那
さて、長丁場になるしじっくり構えようかな。
集中力と体力使うし。そんなときは、おやつ!
私はマカロン持ってきてるわ。
おやつは仲間と連携してシェアする。
もちろん真面目にストーンヘンジも観察するわよ。敵に気づかれたらやばいしね。
迷彩布被って光学迷彩も発動。双眼鏡でじーっと観察。
七色の光にも変化はあるかしら……。
適度に休憩も取りつつ。スマホで漫画読む。
データは多い方がいいし、時間による変化も見たいから24時間は粘りたいところ。
襲撃はその後はどうかな。あるいは光の見やすそうかつ撮影機材が見つかりにくそうな夜間に襲撃したいわね。
襲撃する際は機材を狙われないようにしっかり隠れてることをチェックしてから行くよ。
●
設置を終えてディアボロス達は森にたたずむ。周囲に敵の気配はなく、静かなものだ。
(「えーと……どう撮影したものかなー?」)
天城・美結(ワン・ガール・アーミー・g00169)はそんなことを考えながら、いち早く高木のひとつに場所を定め、カメラを手にストーンヘンジを見据えた。まずは光学迷彩を展開しておいたから、隠れて潜んでいる間は見つかる確率はかなり低いだろう。美結としては、自ら撮影を手がけ結果を残したかった。
(「まずは虹の柱の全体像を撮影、だよね。」)
撮影待機は長丁場になりそうである。シャッターを切りながら、美結は撮影方法を考察する。
(「以降1時間ごとに全体像を撮影、ズームレンズの性能の限界まで虹の柱をズームアップして撮影して……と。」)
今回の結果は全て新宿島で解析されることになるから、何にせよデータは多い方がよいに違いない。
美結はひとまず地に降り、仲間達と合流する。
撮影機材を設置した樹木の下あたりに、ディアボロス達が休んでいた。
「ここからはのんびり撮影タイムっ!」
シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)がほっと一安心といった風情で、お菓子の甘さを味わった。
「首尾は上々ってーヤツですが。ま、本番はここからなわけですが。」
ふーっとひと息いれつつ、冰室・冷桜(ヒートビート・g00730)が言った。
「ええ、暫くは撮影待機ですね。何か収穫があれば良いのですが。」
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は迷彩マントで身体を覆い、双眼鏡を手にしている。彼はつと視線を上にあげて呟くように言った。
「それにしても、新宿島の撮影機材は凄いものですね。漂着してもう1年になりますが、いつも驚かされます。」
「まーそうですね。無事持ち帰れたら何か結果がでるんじゃねーかと期待ですね。……これ、美味しい。」
冷桜はフィナンシェをモグモグ食べる。
風花・波那(夢詠の花果・g00593)もお菓子を配った。
「マカロンもあるよ。長丁場になるけどじっくり構えなきゃだし、集中力と体力使うから、こんなときは、おやつだね!」
波那は、具体的な撮影時間のアイデアを持っていて、皆にお菓子を配りつつ話した。
「データは多い方がいいし、時間による変化も見たいから一昼夜は粘りたいと思うの。襲撃はその後か、光が見やすそうで撮影機材も見つかりにくそうな夜間はどうかな。」
待機時間は次の行動を考えるにもよい時間だった。
波那も迷彩布に光学迷彩を使い、スマホには漫画を準備して待機準備万端だった。
そしてもちろん、ディアボロス達は警戒も怠らない。
シルが提案する。
「待機中も、交代でストーンヘンジ方面の警戒はしておくに越したことないかな?」
「そうしたほうがいいですね。一度うちらが近くに来てるの分かってるわけですしね。
警備やら巡回のパターンがどうなってるか分からんし、全員で交代しながら、穴ができないように警戒をしたいですね。」
冷桜がすぐに賛成し、全員これは同意見だった。
「じゃ、わたしが最初に見張るね。」
言い出したシルが木に登っていった。
高木に登れば、ストーンヘンジを遠くに望むことができる。虹色の光をとらえるのは十分だが、ストーンヘンジ内の敵の動きを細かくつかむのは難しい距離感だ。それゆえ安全ともいえるが、周辺に迫る敵などは常に警戒しておくにこしたことはない。
シルは双眼鏡を目に当てて、じっと観察した。
(「敵の警戒ポイントとか、見回りのルートとか、そういうのがわかればよかったけど、少なくとも見える範囲には敵はいないな……そしてストーンヘンジにも特段の変化なし、と。」)
続くソレイユは虹の光を自分の眼でも観察してみる。
(「虹の光の彩度は太陽の位置や夜になっても変わらないか等、気になることは多いです……なるべくたくさんのデータを持ち帰らなくては。」)
そして周囲の森付近に巡視の警備兵等がいないか、つぶさに警戒する。さらにソレイユは、ストーンヘンジまでの地形を細かくチェックしていった。これは、奇襲をかける際のルートを考案する助けになると考えたからである。
また美結は結構忙しく自分の決めたスケジュール通りに撮影を行い、警戒も行った。
時折レンズから目を離して肉眼でストーンヘンジと周辺をチェックする。
(「何か異物は見えない……かな。ここからだと難しいかな。」)
少しでも気になれば撮影しておく。
木から降りたら、仲間にも撮影ポイントのアイデアを聞いてみることにする。
冷桜は用心深く、ストーンヘンジ方面だけでなく、全方位をくまなく警戒するように心がけた。
そうしながら、
(「攻撃を仕掛けるタイミングってーなら、どうせならなんか良い感じの時を狙いたいけど
……。」)
次の作戦に考えを傾ける。
(「ストーンヘンジの動きが完全な自動運転とかじゃなけりゃ、何か奴さんらが操作したりするために集まったり、触ったりするみてーなタイミングもあるかと思うけど、ここからじゃ内部までは見えねーですね
……。」)
波那は真面目にストーンヘンジを観察する。迷彩布をかぶり、双眼鏡をじいっと構えた。
(「七色の光にも変化はあるかしら……。新宿島の専門家に解析してもらうために、今はデータを確りとらなきゃね。」)
肉眼で見る限り、そこに意味を見出すのは難しかった。ここは新宿島での解析を期待するしかない。
波那も異常がないことを確認し、ふっと息をつく。
(「適度に休憩も取らないとね
……。」)
自分の順番がおわると、漫画を楽しみに次のディアボロスと交替した。
こうして、かわるがわる周囲を警戒しながら、ディアボロス達は時を過ごした。順調な撮影の傍ら、適度に休憩し、食べ物をつまんだりした。
やがて充分な時間が経過したと思われた時、皆で情報を共有するため、パラドクス通信が開かれた。波那の提案どおりの夜間、空には星が輝いている。
まずは、ソレイユが提案する。
「観察した地形をもとに私の考えた突入経路ですが、うまく隠れて近づけそうなポイントに目星をつけてみました。」
「カメラの位置が割れにくいように、迂回して突入したいね。」
シルが付け加える。
「敵さんの動きはここからは掴めねーけど、うまく隙をついて仕掛けてーですね。」
冷桜は考え深げに意見をだし、美結は突入準備のため、カメラをアイテムポケットにしまった。それから、少し伸びやかな表情で付け加えた。
「いよいよ突入ね。やっぱ、私は身体を動かすのが性にあってる。」
長丁場がようやく終わっていよいよ戦闘である。
波那が軽やかに木から降りて報告した。
「機材はきっちり隠れていることを確かめたわ。狙われたら大変だしね。」
万事抜かりなく、ディアボロス達は突入のために情報を確認しあい、最後にシルがもう一度周囲を確認すべく念を入れて木に登った。
じきにパラドクス通信からシルの声が聞こえてくる。
「状況は変わらず。周囲に敵の姿はないよ。行こう!」
ディアボロス達は夜に紛れ、森の中を密やかに進んだ。
森の中、迂回路をとり、ソレイユが目をつけたポイントを利用しながら、ストーンヘンジを囲む森の端へと迫った。
最後のポイントまで無事辿り着き、ディアボロス達は素早く突入のタイミングを計る。
ここから先は交戦必須だった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【光学迷彩】がLV4になった!
【アイテムポケット】がLV3になった!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【アヴォイド】がLV4になった!
【グロリアス】LV1が発生!
風花・波那
さて、ここまでは上々。あとは戦闘でのデータ取りね。
やっと思い切り体動かせるわ!
ディアボロス、見参!
特に隠れる必要もなくなったし、派手な戦闘のほうが光の影響見れるかもしれないし目立って行くわよ!
仲間とは連携して戦う。
敵の動きはよく観察して、一定の距離を保ち。攻撃動作が見られたら木などの障害物を利用しながら回避。
パラドクスは仲間の使うタイミングと合わせて同時発動を狙う。
パラドクスやダメージの大きさが光への影響に関係してるかもしれないしね。
せーの、風花の息吹!
念のため戦闘中は敵の視線が撮影機材の方向をあまり見ないように立ち位置を気をつけるよ。
撮影は出来てると思うけど、肉眼でも光の様子を観察するわよ。
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
撮影機材と敵の位置を再確認して
いざ、戦闘ですね
パラドクス通信で仲間と潜伏場所から同時に奇襲攻撃を仕掛けます
奇襲を行うとは言え、ここは警戒厳重な敵地
必要以上の増援が来る前に、できるだけ手早く片付けていく事も念頭に置いておきます
宙に展開した鍵盤でヒロイックシンフォニーを演奏
幻想の英雄を喚び、竜鱗兵と斬り結ばせましょう
大振りな武器を扱う者のようですから、真正面から打ち合うのではなく
受け流しながら、後隙をついて攻撃するように動きます
反撃は魔力障壁で多少でも軽減
仲間と攻撃対象を揃え、出来るだけ手早く各個撃破
もし余裕があれば、敵を撃破した瞬間やパラドクスを発動した時の虹の様子を見ておきます
シル・ウィンディア
機材の位置も確認。
そして、ここからは立ち回りを頑張る時だねっ!
さて、それじゃ行きましょうかっ!
茂みに潜みつつ、パラドクス通信でみんなと攻撃を仕掛けるタイミングを合わせていくよ。
攻撃は、みんなが集中して狙う個体に闇精断光撃。
夜の闇に紛れるこの魔法ならばっちりかな?
高速詠唱で隙も減らしてから攻撃を行うよっ!
そのまま敵の周囲を走って、敵の間合いを外すように行動するよ。
少しでも攪乱になればいいんだけどね。
移動しつつも、パラドクスでの攻撃はしっかり行うよ。
少しでも短く戦闘を終わらせるために、弱っている敵がいればその敵を狙い、確実に仕留めるように動くよ。
ふぅ、これであともう少し、かな?
天城・美結
連携アドリブ歓迎
さーて、大暴れさせてもらうよ!
全身に闘気を纏わせつつ戦闘準備
そしてパラドクス通信でタイミングを合わせて突貫するよ
闘気の拳やキックで敵を攻撃しつつ、相手の攻撃は守護の闘気を当たりそうなところに集中してダメージの軽減を試みつつ、積極的に反撃していく
攻撃対象はなるべく味方と合わせるようにし、数を減らすことを優先
敵の固まっているところには、闘気の拳による【破軍掌】をぶち込んで複数を薙ぎ払うよ!
余裕があれば、戦況による虹の柱の様子を確認するよ
あくまで視線を送る程度だけどね
流石に戦闘中に露骨に見たら不審に思われそうだし
●
冷たい夜半の空気の中、パラドクス通信からひそやかに、けれどもくっきりと声が届く。
「機材の位置はOKですね。」
戦闘に入る前、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)がまず気になることを確認した。
「撮影機材は虹の光を狙って設置しているから、もし変化があれば大丈夫、捉えられるはず。ここからは立ち回りを頑張る時だねっ!」
シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)が応える。
「ここまでは上々。あとは戦闘でのデータ取りね。」
風花・波那(夢詠の花果・g00593)が意欲をみせ、ソレイユが冷静に続けた。
「敵の位置、確認。」
「こちらも確認、合図を待つよ。」
天城・美結(ワン・ガール・アーミー・g00169)は全身に闘気のオーラを感じる。
「奇襲を行うとは言え、ここは警戒厳重な敵地。必要以上の増援が来る前に、できるだけ手早く片付けましょうか。……では同時に」
ソレイユの声はそこで途切れ、ディアボロス達は続くシルの声と共に、一斉に動いた。
「それじゃ、行きましょうかっ!」
たまたま警備にあたっていた突撃竜鱗兵がふと足を止め、反撃と同時に振り向けば……。
「ディアボロス、見参!」
「うお!」
波那は威勢よく飛び出すと、目星をつけておいた一体にパラドクスを放った。波那だけではない、タイミングを揃えただけあって、各人が一斉に動いた。
(「パラドクスやダメージの大きさが光への影響に関係してるかもしれないしね。」)
攻撃と反撃が同時に発生し、ストーンヘンジの周囲が俄かに騒々しくなる。そう、今回の襲撃の目的はこの虹色光の観測だ。
(「肉眼で見てもさっぱり変化なんかわからなかったし、新宿島での解析に期待ね。その為にデータは取って帰る!」)
勢いを止めることなく、波那の四肢はのびのびと躍動した。今までじっと隠れていたのだから、やっと思い切り身体を動かせるわけだ。
(「特に隠れる必要もなくなったし、派手な戦闘のほうが光の影響見れるかもしれないし、目立って行くわよ! 」)
「せーの、風花の幻影!」
魔法のペンが宙のキャンパスを走り、茶色の髪がしなやかに風に流れる。
生き生きと輝く瞳は敵の姿とともに虹色光を映す。戦闘中に細かな光の観察は無理だったが、それでもやっぱり、心のどこかでもしかしたらと思ってしまう。
波那はしかし、冷静な計算も忘れてはいなかった。
(「念のため、敵の視線が撮影機材の方向にあまり向かないように立ち位置は気をつけるっと
……。」)
連携するように、ソレイユの奏でる勇ましい楽曲が流れる。
パラドクス通信を切ると、ソレイユも即座にヒロイックシンフォニーを展開して攻撃を開始した。
宙に展開した夢幻の鍵盤をソレイユの白い指が奏でる。旋律は幻影の英雄たちを喚び、敵の一団に突進した。敵の大振りの武器と仄かな幻影の剣が撃ち合う。
ソレイユは敵の大振りの武器を観察し、するりと反撃をいなし、その隙をつくようにパラドクスで畳みかける。雄々しい旋律に操られて、幻影が闘う。
ひらひらと夜を舞うように動き、雄々しき楽曲を奏でてソレイユは幻影の化身を操りながら敵を始末していった。
(「余裕があれば撃破した瞬間の虹を見ておきたいですが、よそ見をする暇はさすがになさそうですね
……。」)
「敵襲!」と叫ぶ突撃竜鱗兵を幻影でなぎ払いながら、ソレイユは思う。
(「虹色の光の違いや法則性は、時間をかけて観察しても肉眼では不明でしたからどうしても作戦を成功させて機材を持ち帰る必要があります。その為には、」)
その指は忙しく曲を奏で、青い瞳は目まぐるしく変化する戦況を睨む。
(「……できるだけ手早く戦闘を片付けたいですね。仲間と攻撃対象を揃えて出来るだけ各個撃破といきましょうか
……。」)
そう考えたのは、ソレイユだけではなく、ディアボロス達は息の合った巧者な戦いぶりをみせる。
突撃してくる巨体を魔力障壁でいなしたところに、美結が同じ個体に一撃を決めて倒した。
(「さーて、大暴れさせてもらうよ!」)
美結も、合図で飛び出していた。既に動かなくなった個体を飛び越えて、次の敵に踏み込む。
全身からゆらめく闘気のオーラに包まれて、美結は全身で攻撃を繰り出した。スラリとした健康的な脚がスカートから伸びる。蹴りで翻弄し、美結はパラドクスの攻撃につなげてゆく。
(「通常攻撃はクロノヴェーダには効かないから、パラドクスの一撃に繋げていかないと敵の反撃をくらうだけで意味がないのよね……さあ、これでどうかな!」)
拳のオーラが夜を貫いて輝く。美結の一撃は敵のガードをくぐって強大な衝撃波を放ち、敵を屠った。
そしてやはり美結も、虹の光は気になった。しかし、やはり戦闘中ではチラリと視線を送るのが精一杯である。
(「それに、さすがに戦闘中に露骨に見たら不審に思われそうだしね。」)
とにかく、今やるべきは……美結も考える。
(「攻撃対象はなるべく味方と合わせるようにし、数を減らすことを優先
……!」)
向かってくる二体に向かって、美結は地を蹴った。オーラに包まれた身体がバネの様に動いて、破軍衝が炸裂する。
(「ん……さすがに一撃では葬れないか
……。」)
振り回される敵の武器を器用にかいくぐってダメージを減らしながら、美結は思うが、今は一人で戦っているのではない。
同じ敵を狙ってシルのパラドクスが炸裂した。
仲間と攻撃のタイミングを合わせ、見事な連携でシルは一体を屠った。
『闇の精霊よ……。我が身に宿りて、光を打ち砕けっ!』
高速詠唱が冴える。
(「夜の闇に紛れるこの魔法ならばっちりかな? 」)
この戦いに備えて、シルは闇精断光撃を活性化してきた。闇を見通す力が仲間全体の動きをサポートする。
「それっ!」
シルの操る闇の精霊が宿った武器が、風を斬って唸る。
「この! ディアボロスめ、どこから湧いて来た!」
相手の振り回す大型武器をすり抜けて、シルの一撃が決まる。
一体を連携攻撃で撃破すると、シルは武器を手に戦場を駆けた。小柄な身体がくるくると目まぐるしく走り回る。
少しでも敵を攪乱するように、移動しながら攻撃を放ち、
少しでも短く戦闘を終わらせるために、手負いの敵がいれば優先的に狙った。
ここはストーンヘンジ、敵の守りは固いが、ディアボロス達が攻めた一画を守っている部隊は、息の合った電撃攻撃により、たちまち総崩れになった。
「ふぅ、これであともう少し、かな?」
シルは呟き、周囲に目を走らせる。すでにストーンヘンジの別の区画にも騒ぎは伝わっているようだが、彼等の前にいち早く立ちふさがったのはこの区画を守るアヴァタール級だった。
「来たわね……!」
「この敵を倒して撤退です。あと少し、頑張りましょう。」
「ふふん、まだまだ動き足りないって。」
「急いで倒して上手く撤収したいわね。」
ディアボロス達は敵に目を向ける。
「私の守るこの地に侵入したのは貴様たちか。ふがいない部下は一掃されたようだが、これ以上の侵攻は許さんぞ。」
煌星竜ドラコニスは威嚇するようにその白い翼を広げた。ドラゴンの怒りを示す様に、胸の星を中心に全身の発光器官が銀河のごとく輝いた。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
【完全視界】LV1が発生!
【エアライド】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV6になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
風花・波那
あなたがここのボスね。
ストーンヘンジを守るからにはそれなりに強いんでしょうね。
私達はもっと強いけどね!
仲間とは連携して戦う。
戦闘中は仲間と敵の動きをよく観察して位置や挙動をよく観ておくわ。
常に挟み撃ち出来るように移動し続けて、不意打ちを喰らわないように中距離を保ち続ける。
仲間が攻撃されそうになったら剣で牽制して敵の集中力を乱し、自分が攻撃されそうになったらエアライドも駆使して全力で回避。
後ろを向いてるタイミングで風花の幻影で敵の姿を描き、シャイニング・ブレイザーで攻撃よ!
美しい攻撃でしょ!見惚れてもいいのよ?
敵を倒したら、撮影機器を回収して撤収ね。
うまく撮れたと思うし、分析の結果が楽しみだわ!
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
ここまでは順調ですね
お怒りの所、申し訳ありませんが、ここは通して頂きます
宙に展開した鍵盤で「嵐」を演奏
荒れ狂う嵐を喚び、ドラゴンへとぶつけます
機動力を奪うべく、狙うは翼
仲間と連携して攻撃を繋げ、相手が体勢を立て直す隙は与えません
反撃の光線は、魔力障壁を展開して多少でもダメージを軽減
直撃を受けないよう、顎を動かす素振りが見えたら防御姿勢を取ります
アヴァタール級とトループス級で虹の反応が変わるかもしれませんし
しっかりと戦ってデータを撮影しておきたいですね
戦闘が完了したら、速やかに機材を回収して撤収
データを解析するのが楽しみです
●
「ここまでは順調ですね。」
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は小さく呟くと、煌星竜ドラコニスに向かって聡明な声をあげた。
「お怒りの所、申し訳ありませんが、ここは通して頂きます。」
傍ら、風花・波那(夢詠の花果・g00593)は敵の位置を確認しつつ、不敵な微笑を浮かべて煽る。
「あなたがここのボスね。ストーンヘンジを守るからにはそれなりに強いんでしょうね……私達はもっと強いけどね!」
「御託はいい、覚悟しろディアボロス!」
「真にお怒りのようですね……。」
舌戦はさることながら、戦場には言葉の消えぬうちにパラドクスの応酬が始まる。先手はソレイユだった。
『裁きの時です』
ソレイユの詠唱が夜の闇に溶ける。
(「幻想独奏曲「鐘」――。」)
宙に展開した鍵盤をソレイユが演奏する。
(「嵐」を演奏できれば……しかし、活性化しているこちらで勝負です。」)
高らかな鐘を思わせる音が荘厳に響いた時、雲を割って何かが降臨する。
呼び寄せた翼ある者を操り、ソレイユは舞い上がるドラゴンに立ち向かった。
(「狙うは翼ですね。少しでも機動力を奪いたい。」)
降り注ぐ光剣にもたじろぐことなく、ソレイユは攻撃に力を注ぐ。
(「直撃だけは受けぬ様に
……。」)
しなやかに身を守り、魔力の障壁で刃の威力を削ぐ。一方のドラコニスは彼の思惑どおりの痛手を受けて呻いた。
ソレイユは畳みかける様に言葉を放つ。
「体勢を立て直す隙はあたえませんよ……!」
「何だと、まだまだだ!」
波那は仲間と敵の位置や挙動を観察しつつ、挟み撃ち可能な位置へと移動していた。
(「不意打ちを喰らわないように中距離を保って……」)
冷静に自らの策を反芻し、的確に動く。好機を狙い、波那は剣を携えてドラコニスをけん制し、パラドクスにつないだ――夢を紡ぐ幻影となれ。
波那がふわりと宙を滑るように身を翻し、魔法のペンで夢幻を描く。宙を走る夢幻の花果のペン先から、幻影のドラコニスがはばたいた。
その幻影を敵に放ち、波那は高らかに敵の技名を叫んだ。
「シャイニング・ブレイザー!」
「何?!」
戦場に眩い光が溢れる。
ドラコニスの反撃と、波那の風花の幻影と、見た目そっくりの技がぶつかった。
「美しい攻撃でしょ! 見惚れてもいいのよ?」
「見惚れるはずは……グァーッ」
勝ったのは波那のパラドクスだった。
そしてソレイユも波那も、この戦闘の目的を忘れてはいなかった。
(「アヴァタール級とトループス級で虹の反応が変わるかもしれませんし、しっかりと戦ってデータを撮影しておきたいですね。」)
パラドクスの光に目を細めながらソレイユは思う。
(「戦闘が完了後、速やかに機材を回収して撤収ですね。データを解析するのが楽しみです。」)
波那も、戦場に躍り込んでくる風水を頼もしく眺めて、同じ事を思っていた。
(「敵を倒したら、撮影機器を回収して撤収ね。うまく撮れたと思うし、分析の結果が楽しみだわ!」)
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【液体錬成】がLV2になった!
【光学迷彩】がLV5になった!
効果2【反撃アップ】がLV2になった!
【アヴォイド】がLV5になった!
藺草・風水
即興連携、アドリブ歓迎
「このドラゴンを倒して、やること終わらせるの!」
ドラゴンを倒して情報を持ち帰るべく全力で戦う
「その煌めき、全部切り飛ばしてあげるの!」
ハイドストライカーに付けた天晶付剣を主軸にした【天骸銃刃】の【飛翔】突撃で肉体を解体破壊する
この時に機材を戦いに巻き込まないように敵を吹き飛ばすなどして調整しながら戦う
敵の反撃には【飛翔】と【飛翔】を合わせたダッシュ回避で対応
「このドラゴンを倒して、やること終わらせるの!」
波那の攻撃の光の残滓が消えぬうち、勇ましい声とともに藺草・風水(天使喰らいの重ガンナー・g00346)が戦場を疾駆し、連携するように仕掛けた。
青髪をなびかせ、豊かな長身がダイナミックな動きをみせて戦場をとぶ。携えたハンドストライカーには天晶付剣が、大天使の力の片鱗をのぞかせるようにチカリと光った――滑らかな動きで敵へ迫る中、普段は優し気な唇が詠唱を紡ぐ。
『展開、同期、ぶった斬るの!!』
竜翼を広げた煌星竜ドラコニスに、有無を言わさずパラドクスを載せた武器で斬りかかる。
「その煌めき、全部切り飛ばしてあげるの!」
――天骸銃刃発動。
「私の怒りを知れ、ディアボロス!」
地を渡る風のように、あるいは流水の如く、風水は流麗な動きでドラコニスに纏わりついて切り刻んだ。その彼女を狙って、ドラコニスは尾を打ち振って魔弾を放つ。
流星弾を縫うように、素早い動きで風水はかいくぐろうとする。豊満なボディがくるくるとしなやかな軌跡を描いた。
(「さすがに、全部は避けきれないの。でもこれしきの傷、僕の攻撃のほうがキミには痛手だよ!」)
風水は全身を使って小気味の良い一撃をドラコニスに放った。痛々しい傷がドラゴンの白い躰に走る。
「解体してあげるよ!」
「ク、貴様っ……!」
成功🔵🔵🔴
効果1【活性治癒】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
天城・美結
連携アドリブ歓迎
さて、もうひと暴れするよ!
ネメシスモードを発動、容姿は最新のディアボロスカード
さっきの戦闘以上の闘気を攻撃に用いる両手足に集中
真っ先に敵の懐に飛び込んでいく
そして仲間と動きを合わせて、拳で殴ったり襲撃を叩きこんでいく
味方が攻撃されそうになったら、横から攻撃して少しでも相手の攻撃精度を落とそうとする
相手の攻撃はできるだけ身をかわしつつ、当たりそうなものは周囲の浮遊する盾と左手の盾で受け止めようとするよ
そして好機と見たら、足に全闘気を集中してジャンプ
後先考えない全力の天翔迅雷脚を叩きこむ!
決着後は虹の柱を目視で観察、余裕があれば間近から写真を撮る
勿論撤退が最優先なので無理はしない
シル・ウィンディア
さて、それじゃあなたを倒して終わりにしようかっ!
ネメシスモード開放っ!
白と黒、1対ずつの翼を持つ天使モードに変身ですっ!
さて、それじゃ行きますか?
飛翔で飛びすぎないように低空飛行を行って敵に接近っ!
そのまま、周囲を飛び回って攪乱機動を行うよ。
こうして、わたしが攪乱して気を惹いている間にみんなが攻撃をしてくれたらっ!
わたしから気が逸れたらチャンスっ!
世界樹の翼をtype.Bにして、誘導弾を連射!
誘導弾が敵に着弾するタイミングを見て
高速詠唱で隙を減らした全力魔法の六芒星精霊収束砲をお見舞いするよ!
さぁ、これがわたしの全力全開。遠慮せずもってけーっ!
戦闘終了後は飛翔を解除して機材を回収だね
アンゼリカ・レンブラント
みんなの集めた貴重な情報を守らないとね
さぁ私も手伝うよっ!
通信も駆使し仕掛けるタイミングを合わせて、
パラドクスの格闘攻撃っ!
反撃もしっかり堪えそのまま近接戦で勝負だっ
撮影機材の方向に敵の注意がいかないよう
念のため気を付けつつ拳を、蹴りを打ち込んでいく
敵の魔力弾が誘導して追い回してくるなら、
密着するように近くで攻撃していくよ!
仲間と挟み込むよう位置取って攻撃、
時に隙を作ることに専心し必殺の一撃を打ち込んでもらう
敵の消耗が分かれば、気合十分、勇気最大に燃やしての
必殺の《光獅子闘拳》を眉間に叩き込んで粉砕を狙うよ
私の全てだよ。どうだぁーっ!
決着後は機材回収し撤退
次はストーンヘンジの攻略を目指したいね
ディアボロス達は優勢だった。
「さて、それじゃあなたを倒して終わりにしようかっ!」
「おのれェ……」
必死の形相のドラゴンに対し、シル・ウィンディア(虹霓の砂時計を携えし精霊術師・g01415)がネメシスモードを解放する。白と黒、一対ずつの翼がシルの背で大きく羽ばたく。
「みんなの集めた貴重な情報を守らないとね。さぁ私も手伝うよっ!」
頼もしい声はアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)だ。アンゼリカは元気よく合流し、パラドクス通信を開く。
「さて、それじゃ行きますか? 攪乱するから、攻撃して!」
パラドクス通信を閉じると、シルとアンゼリカはタイミングを合わせて攻撃を開始した。
シルの背の翼がフワリと羽ばたく。そのまま低空を滑る様にドラコニスに突撃した。そのまま周囲を飛び回り攪乱を仕掛ける。
シルの考えは作戦巧者な仲間におそらく伝わったのだろう。
「目障りなディアボロスめ!」
煌星竜ドラコニスの怒りがシルに炸裂するが、アンゼリカも敵を挟みこむような位置から仕掛けていた。
(「撮影機材の方向に敵の視線がいかない様に、気を付けるよ
……。」)
パラドクスの発動に連れて手甲から金色のオーラが溢れる。
『さぁ受けてみろ、黄金獅子の一撃をっ!』
詠唱そのままに、黄金獅子のオーラを纏った鍛え抜かれた身体で、アンゼリカは攻撃を繰り出す。目にもとまらぬスピードで正拳突きや回し蹴りを続けざまに、パワフルに叩きこんだ。
「グオオオ」、唸りながらもドラコニスは同時に反撃の魔法弾を放つ。地を飛ぶ流星が技を放つアンゼリカを狙った。
(「それなら、こっちにも考えがある!」)
アンゼリカは敵の反撃の対策を考えていた。ことさら纏わりつく様に、敵の白いボディに密着するように打撃を繰り広げる。
「これで、どうだぁーっ!」
アンゼリカは全力の一撃を眉間に放って大きく跳んだ。
ドラコニスがのけぞったタイミングを逃さず、入れ替わるようにシルが攻撃に転じる。
(「わたしから気が逸れた今がチャンス……! 世界樹の翼、type.B !」)
シルの手の中で白銀の杖が忽ち銃形態に変化する。
(「誘導弾を放って高速詠唱からパラドクスの連撃につなげる
……!」)
シルは中空を飛びながら、世界樹の翼から誘導弾を放った。
ドラゴンの気を一瞬逸らす着弾に続いて本命のパラドクスを放つ。
「全力魔法の六芒星精霊収束砲! さぁ、これがわたしの全力全開。遠慮せずもってけーっ!」
魔砲は凄まじい威力で敵に命中した。
パラドクスの光に包まれたドラコニスは、最早動くこともしなかった。だが、その光が消えてなお咆哮をあげたのは、この場所を死守するという執念からか。ひと筋の命脈を保っていた。
だがディアボロス側もこれで終わりではない。
消耗をみせるクロノヴェーダに向かって、天城・美結(ワン・ガール・アーミー・g00169)が突撃した。仲間の攻撃に連携するように、敵の懐に真っ直ぐに飛び込んでゆく。
絡め手はナシ、直球の攻めである。
「もうひと暴れするよ! 」
ネメシスモードが発動し、美結の手足に闘気が燃えた。
漸く立ち上がったクロノヴェーダは、懐に飛び込んできた美結に向かって光剣をまき散らした。ドラコニスの胸の青い星が、最後の力を燃え立たせるように青く輝く。美結は敏捷に動いて美しくも鋭い刃の雨をかいくぐろうとする。その幾つかは美結の盾にぶつかって硬質な音を立てた。
この敵の反撃の中で、美結は冷静に好機を計った。
「クオオオオオ」
ドラコニスは狂ったように吠え猛る。敵に迫る一瞬の刻に美結の黒い瞳はクロノヴェーダのある一点を捕らえた。
全力全開、美結は脚部に闘気を集中する。猛る煌星竜ドラコニスに向かって跳んだ。
(「ぶち抜く。この一撃にかけるよ。後先は考えない
……!」)
使うパラドクスは天翔迅雷脚、天を翔り雷の如き威力で敵を蹴り抜く技だ。
美結の戦闘用の衣装が花のように揺れる。
魂を込めた一撃はしぶとかったドラコニスを文字通り打ち砕いた……。
スタッと着地した美結は、勝利を喜ぶ間もなくカメラを取り出して虹の柱を素早く撮影し、長居は無用と撤退を開始する。
皆、アヴァタール級が倒れたのを確認すると、迅速に撤退を開始した。
「勝った、行こう。撤退最優先だね。」
「もちろん。ここは飛翔を解除して撤退するね。」
美結とシルがそんなことを言いながら、彼等は見る間に敵地を後にした。
そしてアンゼリカはふと口にする。
「次はストーンヘンジの攻略を目指したいね。」
ストーンヘンジの再調査は成功に終わった。
この調査結果は新宿島にて解析されることになるが、彼らは早くも調査結果を心待ちにしていた――そして、その先につづく未来のことも。
成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
効果1【落下耐性】LV1が発生!
【クリーニング】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV7になった!