新宿島のバレンタイン2023

 新宿島及び奪還済みの地域で、バレンタインを楽しみます。
 チョコを作ったり、造ったチョコを渡したりして、楽しいひと時を過ごしましょう。
 チョコを作る場所や材料などは、時先案内人と、新宿島や帰還した地域の人々が用意していますが、特別な材料などを持ち寄っても良いでしょう。心を込めたチョコレートを作ったり、渡したりして、バレンタインを楽しんでください。
 今年のバレンタイン期間には、攻略旅団の提案の影響により、『吸血ロマノフ王朝北限のオーロラを鑑賞する』ための特別なパラドクストレインも現れます。

※重要

 人々の『帰還』の成功により、最終人類史の力が強化されています。
 多くのディアボロスや住民達が、最終人類史のお祭りを心から楽しむ事で、最終人類史の力はさらに高まり、ディヴィジョンの排斥力を弱められます。
 この効果により【3月2日】に、【2月末日までに完結した『新宿島のバレンタイン2023』のシナリオ数】と同じ日数だけ、その時点で発生している全てのディヴィジョンの全ての事件の【攻略期限】が延長されます。
(例えば【10シナリオ】が完結していれば、全ての事件の攻略期限が【10日】延長されます。なお、3月2日よりも前に攻略期限が来る事件や、攻略期限が無い事件には影響はありません)

錠前に秘して(作者 志羽
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#最終人類史(新宿島)  #新宿島のバレンタイン2023  #バレンタイン2023 


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#最終人類史(新宿島)
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#新宿島のバレンタイン2023
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#バレンタイン2023


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●錠前に秘して
 それに想いをこめて。
 恋人同志ならば――ふたりの想いを大事にしまう様に鍵かけて。
 片思いならば――その想いを、そしてこの恋かないますようにと揺らがぬように鍵かけて。
 はたまた恋に限らず、自分だけの気持ちを大切に仕舞い込むように鍵かける。
 さまざまな錠前がそこには並ぶ。よくある形であったり、ハートや星、犬や猫のような動物の形。
 自分の想い託すひとつはきっとみつかるはずというように。

●バレンタイン 
 今年もバレンタインの季節だな~と藤臣・明鶴(白雷・g03329)は笑って、ディアボロスたちへとある場所を案内する。
 それは新宿にあるカフェだ。カフェといっても、このバレンタインの為に誂えられたもの。とある公園での青空カフェだ。
「なんかよくあるじゃん、願い事とか、自分の気持ちとか錠前に込めて、どっかに鍵かけておいとく。叶ったらとりにくる、みたいなやつ」
 そういうのをしてくれる準備をしてくれたのだと明鶴は紡ぐ。
「節分で地獄変のエネルギーもためられたけど、バレンタインもまた特別なイベントだから」
 多くのディアボロスや住民たちが、最終人類史のお祭りを楽しむ事で、最終人類史の力が高まりディヴィジョンの排斥力を弱めることができたのだという。
 だから、今年も――ということなのだ。
「てことで、さっきのバレンタインイベントの話の続きなんだけどな」
 色々な錠前を用意してくれているのだと明鶴は言う。
 錠前はシンプルなものから、きらきらとデコレーションされているものまでいろいろ。もちろん、好きな形のものを選んで自分でデコレーションもできるという。
「用意されてるのをもらってもいいし、自分でつくってもいいし。そんで、その錠前をそのカフェに用意された金網にかけてかえるのも、持ち帰るのも、贈るのも自由だってさ」
 錠前を金網にかけてかえるなら、その場所は今後、近くに住む人々が管理してくれる。だから願いや想いがかなったときに、その錠前の鍵を持っていつ取りに来てもいい。
 もちろん、そこに絶対かけないといけないという決まりはないから、自分でもつのも、交換したり贈るのも。また別の場所にかけるのも好きにできる。
「バレンタインだからお互いに贈りあったりとか、そういうのもできる。あと、青空カフェってことで、ショコラドリンクとかちょっと摘まめるチョコレートとかも準備してあるってさ」
 もし、錠前や鍵を自分でデコレーションするなら、それを食べながらするのもいいだろう。
 はたまた自分の錠前を決めたり、作り終わった後に一服、ゆっくりするなんてこともできる。

「ま、バレンタインってことで恋愛てとこにこだわらずに友達同志で、とかもありだと思うし」
 楽しめるだけ楽しもうぜと明鶴は笑む。それがまた、力になるのだからと。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
3
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【未来予測】
1
周囲が、ディアボロスが通常の視界に加えて「効果LV×1秒」先までの未来を同時に見ることのできる世界に変わる。
【強運の加護】
4
幸運の加護により、周囲が黄金に輝きだす。運以外の要素が絡まない行動において、ディアボロスに悪い結果が出る可能性が「効果LVごとに半減」する。
【罪縛りの鎖】
1
周囲に生き物のように動く「鎖つきの枷」が多数出現する。枷はディアボロスが命じれば指定した通常の生物を捕らえ、「効果LV×2時間」の間、移動と行動を封じる。
【友達催眠】
2
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【プラチナチケット】
2
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【光学迷彩】
2
隠れたディアボロスは発見困難という世界法則を発生させる。隠れたディアボロスが環境に合った迷彩模様で覆われ、発見される確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【モブオーラ】
2
ディアボロスの行動が周囲の耳目を集めないという世界法則を発生させる。注目されたり話しかけられる確率が「効果LV1ごとに半減」する。
【壁歩き】
2
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【植物活性】
2
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【液体錬成】
1
周囲の通常の液体が、ディアボロスが望めば、8時間冷暗所で安置すると「効果LV×10倍」の量に増殖するようになる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【口福の伝道者】
2
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。
【クリーニング】
2
周囲が清潔を望む世界となり、ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の建造物や物品が、自動的に洗浄殺菌され、清潔な状態になる。

効果2

【能力値アップ】LV4 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【凌駕率アップ】LV2 / 【フィニッシュ】LV2 / 【反撃アップ】LV1 / 【ドレイン】LV2 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV2 / 【ロストエナジー】LV1 / 【グロリアス】LV5(最大)

●マスターより

志羽
 お目通しありがとうございます、志羽です。
 こちらのシナリオは受付、執筆状況などについては、マスターページやタグ等でお知らせ予定ですのでご確認いただけると幸いです。

●選択肢
 ①でできるのは以下を想定しています。
 ・新宿の人々が作ってくれた錠前から選ぶ。デコレーションされていたり、シンプルだけど形がちょっとかわっていたり色々あります。
 ・錠前を自分でデコレーション。デコレーションに必要なきらきらなストーンや接着剤などは十分用意されています。持込みもOK。
 ・用意されているお菓子や飲み物を楽しみながら、錠前に込める想いなどを決めたりなど。
 ・他の参加者に迷惑をかけずにできそうな事

 ②でできるのは以下を想定しています。
 ・用意されている金網に、錠前をかけて預けていく。
  こちらにかけた錠前については新宿の人々が大事に管理してくれます。時々見に行ったり、叶えば受けとりにいったりのロールは後々どうぞご自由にしてくださいませ。
 ・錠前やその鍵の交換など。
 ・続・喫茶タイム
 ・他の参加者に迷惑をかけずにできそうな事
 また、こちらについては特定の相手にプレゼントを渡したりデートをするという場合は、両方のディアボロスが参加している必要があります。これから渡しに行くといった雰囲気は、相手のお名前をぼかして描写は可能です。
 一方通行はお返しします。

●NPCについて
 明鶴、ライカがその辺にいます。
 何かあればお気軽にお声がけくださいませ。
 特にお誘いがない限り、リプレイに登場しません。
 なお、お呼ばれしたらお喋りやお手伝いはできます。

●その他
 未成年の飲酒喫煙(見た目含む)は禁止です。
 また公序良俗に反する行動については採用いたしません。
 基本的に、個別描写となります。誰かと一緒に参加という場合は、わかるようにしていただけると幸いです。

 ご参加お待ちしております!
145

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


●錠前と鍵
 新宿のとある公園にて――そこにはひとびとが誂えた青空カフェがあった。
 バレンタインに向けての準備。チョコレートなどもふるまわれてはいるようだが、それはメインではない。
 この場所でのバレンタインプレゼントのメインは、錠前と鍵だ。
 どうぞこちらからご自由に、と書かれたコーナーには錠前と鍵がセットでいくつも並んでいた。
 オーソドックスな、鈍い金色の錠前と小ぶりの鍵もあれば、犬や猫といった動物を模した錠前。ハート型でカラフルにデコレーションしてある錠前もあった。
 それは人々が事前にデコレーションなどして準備をした錠前のようだ。
 その他にも、シンプルな錠前も用意されていて。
 きらきら輝くストーンなどを専用の接着剤で自分好みに作ることもできる様子。ストーンなどは雫型や丸型と形も、そして色もさまざまなものが取り揃えられていた。
 そして、選んだりデコレーションした錠前は、公園に設置された金網にかけてかえることもできるようだ。
 それは恋人同志であったり、恋だけに関わらず自分の目標などをその錠前に込めて、叶ったり叶えたら、外しにくるということができるように。
 もしあとでこの場所にその錠前をかけていくなら、このあたりに住む人々が管理してくれるのでなくなったりといった心配はない。
 もちろん、その錠前と鍵を持ち帰ることもできる。
 自分でもつのも、誰かに贈るのも自由だ。
 それから、青空カフェなのだから――ショコラドリンクやほかの飲み物、チョコレートなどももちろん用意されている。
 個装されているものもあるので、錠前と鍵と共に誰かへと贈るのもよさそうだ。
 チョコレートやドリンクを楽しみながら、錠前と鍵にどんな想いを込めようか考えたり。はたまた、お喋りしながらデコレーションをしたり。
 此処では自由な時間が、過ごせそうだった。
乂八・南
猫に星。でも自分が探すのは…
あるかなぁなんて諦めと期待が半々だったけれど
!!あったっっ
とつい声をあげてしまって慌てて塞ぐ口
恥ずかしそうに周りを見れば
わ。明鶴くん、聞こえちゃった?
だ、だってさぁ、あったんだよ
恐竜!ティラノサウルスの錠前!
かわいくない!?もう絶対これに決定!

ね、良かったら一緒に甘いの食べよ!
誰かと一緒のが楽しいもん
何にする?俺は――ドリンクにする
あまうまー!と幸せそうに頬抑え
錠前には赤いストーンを3つ飾りながら
これはねー
こっちが兄ちゃんで、俺
そんで妹!
明鶴くんは兄妹いる?
どんな子か聞いたり
兄か妹なら一緒だと嬉しそうにはしゃいで

錠前は持ち帰って見える場所に
閉じた想いはきっと叶えるよ


●運命の錠前
 その指先が探す――猫に、星。
 それも良さげに見えるけれど、乂八・南(WONDERFUL LIFE・g00139)が探しているのは別の物。
 あるかなぁと小さく零して。これは違う、錠前をまたひとつ、そうっと戻す。
 諦めと、けれどこんなにあるのだからまだもしかしたらと期待半分――伸ばした指先が触れたそれは。
「!! あったっっ」
 南が探していたもの。やっと出会えた錠前につい声をあげてしまって、慌てて塞ぐ口。
 恥ずかしそうにちょっと頬染めてちらりと周囲見回せば――ぱちりと視線が合う。
「わ。明鶴くん、聞こえちゃった?」
「スゲー嬉しそうな声だからばっちり」
 笑いながらどんなの見つけたんと明鶴はその手を覗き込む。
「だ、だってさぁ、あったんだよ」
 南が嬉しそうに開くその手にあるのは。
「恐竜! ティラノサウルスの錠前! かわいくない!? もう絶対これに決定!」
「いいの見つかって良かったな」
 南は笑って頷く。そしてこれにもうちょっとだけ手を加えるんだと言って。
「ね、良かったら一緒に甘いの食べよ! 誰かと一緒のが楽しいもん」
「いいぜ。あっち色々あるってさ」
「何にする? 俺は――ドリンクにする」
「んじゃ俺も」
 ショコラドリンクと、バレンタインにちなんだ温かい飲み物。
 冷たい風が頬撫でていく中で、指先はカップ越しの熱を貰ってあたたかく。そして一口飲めば、今度は体の中も暖かくなっていくのだ。
 あまうまー! と南は幸せそうに頬抑え綻ぶ。明鶴もそれを飲みながら、南の手元を見詰める。
 錠前に赤いストーンを三つ飾って、南は口端を上げて笑む。
「なんで赤い石?」
「これはねー、こっちが兄ちゃんで、俺。そんで妹!」
 錠前の上に添えた石を示す南。南は、明鶴くんは兄妹いる? と尋ねる。
「俺は妹がいる」
「妹か、一緒だね!」
 どんな子? と続ければ、顔は俺そっくりでめちゃ生意気と明鶴も笑う。
 けれど南の兄妹も、明鶴の妹も、互いに会ったことはない。ということはまだ、還れない所にいるのだろう。
 それを互いに察して、それ以上は言わない。
 他愛ない話を重ねて――そして、南は錠前に秘める。それは持ち帰って自分がいつも、見える場所に置くつもりだ。
 閉じた想いはきっと叶えるよと、指先でなぞって。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】LV1が発生!
効果2【アヴォイド】LV1が発生!

湯上・雪華
錠前に願掛け、ですか……
ちょうどいいかな、整理するためにも

可愛らしい物を探して見ましょうか
色は白にしましょう。想いに染まる色、と言えますから
……そこそこ大きい方がいいかな、ラインストーンいろいろつけたいし
シンプルな形のこれにしましょう
掌くらいの大きさで両面に石を乗せて
樺色、サーモンピンク、シアンブルー、セピア、アンバーグロウ、黄色、鮭色、卵色、萌黄色、コロニアルイエロー、とこの辺りですかね
四つ葉の模様を意識して表裏に描けばらしく見えるかな
いつまでもここが居場所だと言えるように、願って

作業が一段落したらショコラドリンクを頼みましょうか
ゆっくりと一服するのもまた至福、ですから


●四つ葉をそこに
「錠前に願掛け、ですか……」
 いくつも並ぶ錠前のひとつを手に取って、湯上・雪華(悪食も美食への道・g02423)はじぃと見詰める。
「ちょうどいいかな、整理するためにも」
 雪華は何の気なしに手にした錠前を戻し、他にはどんな形のものがあるかと一つずつ見ていく。
 自分が想いを込めるのなら――よくある鈍い色の錠前はなんだかちょっと、違う気がする。
 手にするのなら、そう可愛らしい物がいい。
 雪華はそう思い、可愛らしい形のものを探す。色は鈍い金属の色のものから、黒や赤、青などと塗装されたものもある。
「色は白にしましょう。想いに染まる色、と言えますから」
 まずは色を決めた。白、白とその色を探していく。
「……そこそこ大きい方がいいかな、ラインストーンいろいろつけたいし」
 と、両手でもつサイズから、片手で転がるサイズまで。それも色々だ。
「あ」
 と、雪華の指先がふれたのは白い錠前。形はシンプルな形だがラインがまぁるく柔らかい雰囲気。掌に乗るくらいの大きさのそれは、デコレーションも十分できそうだ。
「シンプルな形のこれにしましょう」
 両面に石を乗せていけば華やかなものになる。
 次は、この錠前にストーンを。
 ストーンも沢山用意してある。好きなものを選べばピンセットも、接着剤もかしてくれる。
 どれにしようかと雪華が視線向ければ、こちらも大きさと形は色々とあるようだ。
「樺色、サーモンピンク、シアンブルー、セピア、アンバーグロウ、黄色、鮭色、卵色、萌黄色、コロニアルイエロー、とこの辺りですかね」
 選んだ石を並べて雪華は色をどうしようかと四つずつ、並べてみる。
 四つ葉の模様を意識して、錠前の表と裏に。
 こう描けばらしく見えるかな、もうちょっとこっちかな、とバランスを見つつ雪華はひとつひとつ、その石の場所を決めていく。
 いつまでもここが居場所だと言えるように――そう、願って。
 ひとつ、石を置くごとにその想いが込められていくような心地。
 表側にそえて、ふうと一息。
 作業はひと段落というところで雪華はショコラドリンクを。
 渡してもらったカップを持てばじんわりと指先を温めていく。
 それを一口、雪華は笑み浮かべる。
 ゆっくりと一服するのもまた至福、ですから――そう小さく零し表情は和らいでいた。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】がLV2になった!
効果2【グロリアス】LV1が発生!

御守・樹
刻逆前だと結構あちこちにあったよな、こういう恋人同士でやるようなやつ。
でもってそれ用に用意されたかける場所でないと問題だから撤去されて悲しかったり。

錠前はシンプルだけど丈夫そうなやつで。うーん…デコんなくてもいいかな。
だってさ鍵はかけるけどここにかけてくわけじゃないし、持ち帰って引き出しの中奥深くに入れとくつもりだから。
自分でもいまだに不可解な感情。恋というには遠くて…あえて言うなら執着としか言えない気持ち。良い意味なのか悪い意味なのかも分からない。
そんな感情を封するようにがっちり鍵を閉めて、そのままポケットにしまい込む。
いつかわかる様になったらその時に鍵を開けるのもいいのかもしれないな。


●まだ分からぬ心を閉じ込めて
 賑わい。そして金網にいくつかある錠前。
 それを眺めながら御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は嘗ての世界の記憶をたどる。
「刻逆前だと結構あちこちにあったよな、こういう恋人同士でやるようなやつ」
 そういう場所は人が集まる。そして楽し気にしていて。
「でもってそれ用に用意されたかける場所でないと問題だから撤去されて悲しかったり」
 そんなこともあったよなと思いながら樹は金網の方を眺め、そして人々が用意したという錠前のある方へと足を向けた。
 そこには色々な錠前があった。
 宝探しのようにそこから探しているものもいれば、ぱっと一つ見つけて持っていくものも。
 それから、その錠前にデコレーションを施しているものもいるようだ。
 どんなのがあるのかと樹もその錠前を眺める。
 選ぶのは――シンプルだけど上部そうなやつと視線滑らせる。
 それはどこにでもありそうな錠前。
 なんとなく引かれてそれを手に取ったら、これ以上何かをする必要はないように思えた。
「うーん……デコんなくてもいいかな」
 だってこの錠前は――鍵はかけるけれど、ここにかけていくわけではないものになる。
 持ち帰って、引き出しの奥深くに入れて仕舞いこむつもりだからだ。
 これにひとびとが籠める想いはどんなものだろうか。
 ちらりと金網に視線向ければ、恋人同士のようなものたちが一緒に鍵をかけている。
 それは自分でもいまだに不可解な感情だった。
 恋というには遠くて……あえて言うなら、執着。執着としか言えない気持ちを樹は秘めていた。
 その執着が良い意味なのか、悪い意味なのかもまだ分らない。
 そんな感情に封するように、樹は手にした錠前の鍵をがっちり閉めそのままポケットにしまい込む。
 いつか、その気持ちが分かる様になったらその時に鍵を開けるのもいいのかもしれないなと、思いながら。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】LV1が発生!
効果2【フィニッシュ】LV1が発生!

神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴

莉緒と一緒に誘われるように青空カフェへ

錠前に願掛けして叶えば取りにくるのか

席に横並びで座り、コーヒーを飲みながらチョコを食べて
莉緒の誘いにもちろんと頷いて

そうだなあ、普通の錠前もいいが……
気になってるのがあるならそれにしようか、と

あれだけ雪が降っていてもほぼゼロなのか
それじゃあ、それにしようか……他にはない二人だけの想いの形だな

それに、この鍵も二つに分割出来るみたいだな
俺と莉緒で分けて持って二人じゃないと開けれないようにするか

莉緒がデコレーションした反対面を飾り付けようと

……意外と難しいな、と苦笑いしながら
結局、最後は莉緒に手伝って貰って飾り終えて


如月・莉緒
総二さん(g06384)と

デート中、甘い香りに誘われて着いたのは青空カフェ

錠前に願い事だって。やってみよ?

温かいチョコミルクを飲みながら
総二さんを誘って

錠前はどんなのがいいかな?

そう相談しながら並んだ錠前を見ていくと
雪の結晶がモチーフの錠前が気になって

自然界で同じ雪の結晶が出来る確率ってほぼゼロなんだって

だからこれにしない?と聞いて
二人通い合わせる想いは唯一無二だから、と

少しデコレーションもしたくて
白、水色、金のパールビーズとピンクハートなジュエリーストーンを選んで飾り付け

総二さんも飾り付けてと錠前を差し出せば
分割出来る鍵の話に

うん、一つずつ持っておこ

と嬉しそうに笑って飾り付けのお手伝いを


●二人の手に、一つずつ
 ふわりと、甘い香りが如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)の気を引く。
 これはチョコレートの匂いと莉緒は神刀・総二(闘神・g06384)へと香りがする方へと誘う。
 今日はデート。どこにいくのかは特に決めず、ふらふらと歩くのも楽しい。
 そして莉緒と総二が辿りついたのは青空カフェだ。
 そこでは錠前に願いや想いをこめて、金網に閉じたり。持って帰ったりとバレンタインのイベントが行われていた。
「錠前に願い事だって。やってみよ?」
「錠前に願掛けして叶えば取りにくるのか」
 軽く話をきいて、総二は莉緒の誘いに頷く。
 そして折角の青空カフェ。温かいものをその手に。
 莉緒はチョコミルクに頬緩め、その隣で総二はコーヒーを。
「錠前はどんなのがいいかな?」
「そうだなあ、普通の錠前もいいが……」
 並んでいる錠前を二人で見ていく。
 シンプルなものもあれば、すでにストーンで彩られた派手な錠前も。よく見る形のものから、ハートや星、動物の形まで色々とある。
 そうしていると、莉緒の視線がひとつに向いていることに総二は気付いた。そして彼女の視線を追って、ふと表情和らげる。
 これがいいなと思っているのが彼女の様子からもわかったからだ。
「気になってるのがあるならそれにしようか」
 その言葉に莉緒は、自分が見ていたものに気付いたのだと理解して、笑って手を伸ばす。
 それは雪の結晶がモチーフの錠前。それを手にしながら、知ってる? と莉緒は紡ぐ。
「自然界で同じ雪の結晶が出来る確率ってほぼゼロなんだって」
「あれだけ雪が降っていてもほぼゼロなのか」
 同じ物がひとつもない――それと同じく、どこにも同じものがないものを、二人は持っている。
 だから、と莉緒は言葉続ける。
「二人通い合わせる想いは唯一無二だから」
 だから、これがいい――莉緒は頬染めて、総二へと笑いかける。彼だけに向ける特別な笑みで。
「それじゃあ、それにしようか……他にはない二人だけの想いの形だな」
 莉緒は頷いて、これに少しデコレーションもしようと紡ぐ。
 デコレーション用の石も、それから道具もそろっているようだ。
 医師はこれがいいかなと莉緒が選んでいくのを総二は任せたと見つめる。どれにしようかと選ぶ姿もまた楽しそうで、知らずと口端には笑みが乗っていた。
 白、水色、金のパールビーズとピンクハートなジュエリーストーンを選んで、錠前へと飾り付けていく。
 その様子をみつつ総二はふと気づく。
「この鍵も二つに分割出来るみたいだな」
 鍵に手を伸ばし、それを触っているとふたつにわかれた。
 総二はそのひとつを、莉緒の方へ寄せて。
「俺と莉緒で分けて持って二人じゃないと開けれないようにするか」
「うん、一つずつ持っておこ」
 莉緒は嬉しそうに笑って、総二さんも飾り付けてと錠前を差し出した。
 総二は莉緒が飾り付けた面の反対側を前にする。
 どうおけばいいだろうかと、莉緒と相談しながら場所を決めて。しかしいざおいてみるとちょっとずれたり。
「……意外と難しいな」
 苦笑いしながらひとつずつ置いていく。
 総二は莉緒に手伝ってくれとお願いして、最後の一つまで石を置いていく。
 それは世界にふたつとない、同じ物がない雪の結晶の錠前。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【グロリアス】がLV2になった!

レイジ・ラージュ
「…錠前、か」
楽しむ余裕こそ無いが、気分転換として。

錠前
流石にデコレーションされた物は選び辛い。
俺にも理想はあるが…折角用意してくれた物だからな。
用意された中で良さげな物を選んだなら、飲み物でも飲みながらアレコレ考えるとするか。

想い
「………言葉にし難いな」
ビターチョコを口に運びつつ、俺の中で絶えず湧き出る憤怒に一瞬だけ意識を向ける。
何故なら、長く意識すると俺自身が薪になりそうだからだ。
(一瞬だったと言うのに、指で摘まんでいたチョコが溶けたからな)
隊長達を失った悲しみを感じる間もなくクロノヴェーダへの怒りが燃え盛ったからか、どうにも言葉にしづら…いや……
「そうか、無理に言葉にしなくてもいいのか」


●その想いに名をつける事なく
 楽し気な空気。それを感じながらレイジ・ラージュ(緋の憤怒・g05744)は人々が手にとるものに視線向けていた。
「……錠前、か」
 レイジはふと、視線緩める。
 こうしてバレンタインと言うイベントを心から楽しむ余裕こそ無いが、気分転換として足を向ける。
 ここでは錠前に自分の想いや恋心を秘めて、そしてどこかに錠前かけたりもって帰ったりするという。
 きらきら輝く石のついたものから選ぶものたちの姿が見えた。けれど、流石にデコレーションされた物は選び辛いとレイジはそちらから視線を外して。
(「俺にも理想はあるが……折角用意してくれた物だからな」)
 シンプルなものも色々あるようだ。デコレーションのされてないそちらから選ぼうとレイジは視線を動かしていく。
 これにしようと用意されていたものの中から良さげなものを選んだなら、もう一方の手に温かい飲み物を手に。
 それを口に運びながら、アレコレとレイジは考えていく。
 この錠前に想いを込めると言う――想いか、とレイジは零していた。
「………言葉にし難いな」
 ビターチョコレートを口に運びつつ、レイジは己の心の内を見詰める。
 己の心の内に絶えずあるもの――憤怒だ。
 絶えず湧き出る憤怒に一瞬だけ、レイジは意識を向ける。
 本当に一瞬だけだ。何故なら、長く意識するとレイジ自身が薪になりそうだから。
(「一瞬だったと言うのに」)
 そして、その憤怒から意識を逸らす。その視線はその指先へと向けられていた。
 そこにはとろりと溶けたチョコレート。憤怒は僅かでも、ただ持っていただけのそれをも溶かして見せた。
 溶けたそれをそのままレイジは口へと運びながら――思う。
(「隊長達を失った悲しみを感じる間もなくクロノヴェーダへの怒りが燃え盛ったからか、どうにも言葉にしづら……いや……」)
 ふと、レイジは気付く。
「そうか、無理に言葉にしなくてもいいのか」
 無理にこの抱えた想いに名を付けて、言葉にしなくてもいい。それが己の胸の中にあるのは間違いないのだから。
 その、言葉にはし難き想いをそのまま、錠前の中へとレイジは閉じ込める。決して終わらず忘れぬそれを。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【モブオーラ】がLV2になった!
効果2【フィニッシュ】がLV2になった!

不知火・紘希
キョウちゃん(g04509)と

あのね、おもしろいイベントやってるんだよ。 案内人さんに聞いてたの。恋人さんとの方がよかったかもしれない場所だけど、一緒にいってくれる?

誘ったのは青空カフェ。
願いごとや想いを錠前に込められるんだって。一緒にしない?
(内心はどきどき。こういうの大丈夫かな……?)

笑ってくれた顔に安心して。
僕はくまさんの形をしたものがあったらいいな。空をモチーフにした色合いで塗って、隅っこにくまさんを2匹描いておく。僕とキョウちゃん。

願いはキョウちゃんの笑顔がもっと増えること。
内緒に鍵をするのは……僕自身の昔のことと、小さなお願い。キョウちゃんが僕との昔のこと思いだしてくれますように。


大和・恭弥
コウ(g04512)と
※内心は紘希呼びです

弟の誘いに笑みを返して、お茶かと思えば……南京錠?
なるほど、錠前に願いを、か。

当人の前で封印するのもな……とは思いつつ、楽しそうな紘希を見る限りいいイベントなんだろうな。

錠前は普通の形を選んで色は藍色を。デコレーションは控えよう。極力シンプルなものに。自分のとわかるよう隅に狐を一匹描いておくよ。

自分の作業もしながら、カフェメニューもチェック。俺も紘希も頼めるものありそうだな。
弟が懸命に鍵に何かを祈る姿に、コウ…紘希の願いがいつか成就して鍵が解ければいいと願う。
俺が錠前に秘めるのは強くなるために隠すべき想い――それは大切な人のため、強固に壊れないように。


●互いの願いをこめて
 楽しそうな雰囲気に誘われて不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)の足取りは軽い。
 その後ろを大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)はついていく。一体どこにいくのかと思えば、紘希は笑って。
「あのね、おもしろいイベントやってるんだよ。 案内人さんに聞いてたの。恋人さんとの方がよかったかもしれない場所だけど、一緒にいってくれる?」
 その声に笑みを返して、もちろんと恭弥は頷く。
 こっちと楽しそうに紘希が案内したのは、青空カフェだ。けれどそれはただ美味しいものを楽しめる場所というわけではない。
 バレンタインのイベントが行われているのだ。
 様々な錠前が並び、それから自分だけの一つを選んでデコレーションしたり、金網に閉じたり。そんな光景が恭弥の目に留まる。
「願いごとや想いを錠前に込められるんだって。一緒にしない?」
 紘希は内心、どきどきとしていた。恭弥を誘ったものの、こういうの大丈夫かな……? と少しばかり伺う心地。
「お茶かと思えば……南京錠? なるほど、錠前に願いを、か」
 恭弥は笑い返す。その表情に紘希は安心して、錠前を探そうと沢山並ぶそれらの前へ。
 当人の前で封印するのもな……とは思いつつ、楽しそうな紘希を見る限りいいイベントなんだろうなと、恭弥は思う。
「僕はくまさんの形をしたものがあったらいいな」
「くまか。たくさん用意されてるみたいだし、ありそうだな」
 一緒に探そうと恭弥も並ぶ錠前へと視線向ける。紘希はあるかなぁと気になるものもちょっとあれば手に取ってみたり。
 俺はこれにしようと恭弥も自分用の者を見つける。
 よくある形の錠前だ。けれど色は藍色。
 そして、あったと紘希もくまが錠前をもっているような形のものを見つけてこれにすると手に。
 それを、空をモチーフにした色合いで塗っていく。その隅っこにくまさんを二匹と紘希は笑顔で筆を走らせる。
(「これは僕とキョウちゃん」)
 そう思いながら零れる笑み。その表情を見つつ恭弥も石などを乗せてのデコレーションはしなかったものの、自分のとわかるよう隅に狐を一匹描いておく。
 そんな作業しつつ、恭弥はカフェメニューもチェックしておく。
 俺も紘希も頼めるものありそうだなと思いながら、恭弥は錠前に触れる。
 紘希が自分の鍵へと願いを込めて祈る様を見ながら。
(「キョウちゃんの笑顔がもっと増えますように……」)
 それから、と内緒にと鍵をする。それは紘希自身の昔の事と小さなお願い。
(「キョウちゃんが僕との昔のこと思いだしてくれますように」)
 一体どんな願いを込めているのか。それは恭弥にはわからない。
 けれど――
(「コウ……紘希の願いがいつか成就して鍵が解ければいい」)
 そう、恭弥も願っていた。
 そして自身が錠前に秘めるのは、強くなるために隠すべき想いだった。
 それは大切な人のため、強固に壊れないように――そっと錠前を撫でて込めた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【液体錬成】LV1が発生!
【操作会得】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

四葩・ショウ
わたしのこころに、願いに
鍵をかけるとしたら――
それは、どんな想いだろう?

新宿島の皆が作ってくれた錠前がずらり
どれもとってもすてき
迷っちゃうな……だけど、

へぇ、こんなのもあるんだ……
クリスマス・オーナメントみたいな、クリスタルのハートの錠前
鍵は一体どんな形なんだろう?
手にとって翳したなら
……うん、これにしようと心が決まる

キラキラひかる丸いラインストーンを4つ
ほら、青い四葩の花みたいでしょ?
一緒に白と紫の花も
こころに咲かせるみたいに、並べて、デコって

ねぇ、どんな想いを閉じこめよう
誰にも言えないわたしの秘密?
ずっと、希ってやまないこと?
それとも――

……
………!
わ、このショコラドリンク、美味しい……!


●心に花を
 わたしのこころに、願いに鍵をかけるとしたら――
 それは、どんな想いだろう?
 その想いはまだ分からぬままに四葩・ショウ(Leaden heart・g00878)は足を向ける。
 バレンタインのイベント。けれど恋だけでなく自分の願いなども錠前に籠めているようだ。
 そしてここに並ぶ錠前は新宿島に住まう者達が作ったもの。
 そのひとつひとつに視線向けていくショウ。
「どれもとってもすてき。迷っちゃうな……だけど、」
 さっきからきらきら、ひと際輝いて――ショウに手に取ってと言っているよう。
「へぇ、こんなのもあるんだ……」
 クリスマス・オーナメントみたいな、クリスタルのハートの錠前。手に取ればしっくり着て。
「鍵は一体どんな形なんだろう?」
 そして傍にあったその鍵もハートをモチーフにしたような鍵。
 それを手にとって翳したなら。
「……うん、これにしよう」
 ショウの心は決まっていた。
 けれどこのままよりもう少し、彩りをと思ったショウの目がとまったのはラインストーン。
 キラキラひかる丸いラインストーンを四つ。
 それを添えたならふふと笑みが零れる。青い四葩の花みたいに添えて。一緒に白と紫の花も。
 ハートの錠前に花開いていく。
 こころに咲かせるみたいに、並べて、デコって――ショウの心の内にも楽しさと共に花咲いていくよう。
 その錠前に飾りながら、己にまた問い掛ける。
 ねぇ、どんな想いを閉じこめよう――誰にも言えないわたしの秘密?
 ずっと、希ってやまないこと?
 それとも――
「……」
 いろんなことを考えながら、ショウは頼んでいたショコラドリンクに手を伸ばす。
 そして一口飲めば。
「………!」
 心地よい甘さの中。けれど甘酸っぱさがそのバランスをとってくれるように僅かにある。それはラズベリーのようだ。
「わ、このショコラドリンク、美味しい……!」
 その美味しさにショウは瞬いて表情綻ばせる。
 そしてこめる想いをゆっくり考えようともう一口。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV2になった!
効果2【グロリアス】がLV3になった!

シャルロット・アミ
椿野さん(g02761)とご一緒に

椿野さんにお誘いされて
デートは今までずっと誘う側だったから嬉しい

沢山の錠前と鍵を前に
椿野さんとショコラドリンクを飲みながらお喋りを
私の「鍵」はクリスマスに椿野さんにあげたこと
だとしたら、今回は錠前をいただけばいいのかしら

いただいた藤の簪をしゃらりと揺らして
ちょっとだけいたずらっぽく椿野さんの答えを待つの

なるほど、秘密を守る錠前
じゃあ、私も椿野さんの「鍵」と
椿野さんの秘密を守る「錠前」を贈るわ

私たちがお互いに暴いた秘密を、永遠に二人で守るために

手にするのはアンティークなデザインの錠前
私のは一粒だけ緑の石を貼り付けてデコレーション


椿野・燕
アミさん(g00467)とご一緒に

クリスマスに鍵をプレゼントされましたので、バレンタインに錠前を用いたイベントが有ると聞き思わずアミさんを誘ってイベントへと

まずはアミさんとショコラドリンクを飲みながら相談
えぇ、既にアミさんの鍵は私の掌の中ですから。代わりに私の秘密を守る錠前をプレゼントしましょう、なんて。

私のプレゼントした簪をデートの度に付けられていることを嬉しく思いながらそう答えます。

アミさんとお揃いのアンティークな錠前を選んで。カップルのイベントで選ぶには地味ですが私達にはお似合いだと思います。


●鍵と、錠前
 賑やかな――恋人同士のイベント。バレンタインのイベントは恋にあふれた女性たちの姿もあれば、カップルの姿も多く見受けられる。
 そんな、カップルの中の一組。でも、今日は少しばかり特別な心地でもあるシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)の表情は綻ぶ。
 今日は椿野・燕(詭弁家・g02761)に誘われてのデート。今までずっと誘う側だったから、嬉しいのだ。
 そんな嬉しそうな様子に燕も表情緩める。
 このイベントには、二人で訪れたかった。いや、訪れることに意味があると思ったのだ。
 クリスマスに、シャルロットからもらったプレゼントは鍵。そしてバレンタインに錠前を用いたイベントがあると聞き、思わず誘ったのだ。
 新宿島の人々が用意したという錠前は色々なものがある。
 一般的なイメージの鈍い金色の錠前。はたまた、オシャレで可愛いハートや星といった形の錠前まで。
 シャルロットと燕はショコラドリンクを片手に、どれにするかと相談だ。
「私の『鍵』はクリスマスに椿野さんにあげたから……だとしたら、今回は錠前をいただけばいいのかしら」
 燕の視線は、しゃらりと揺れるシャルロットの髪の、その藤の簪を撫でていく。
 しゃらりと揺らして、ちょっとだけいたずらっぽい表情で彼の言葉を待つシャルロット。
 その藤の簪は燕がシャルロットへとプレゼントしたものだ。
 デートのたびにつけられている――そのことを燕は嬉しく思いながら言の葉を紡ぐ。
「えぇ、既にアミさんの鍵は私の掌の中ですから」
 ですから、代わりに私の秘密を守る錠前をプレゼントしましょう、なんてと笑って。
 その言葉にシャルロットは瞬いた。
「なるほど、秘密を守る錠前」
 そしてふふと、笑みを燕へと向けて。
「じゃあ、私も椿野さんの『鍵』と、椿野さんの秘密を守る『錠前』を贈るわ」
 私たちがお互いに暴いた秘密を、永遠に二人で守るために。
 そのための錠前を選びましょうとシャルロットは視線向ける。
 燕も頷いて、どれにしようかとひとつずつ手にとった。
 ファンシーなハートの錠前をシャルロットは手に取って、可愛いけれどイメージじゃないと戻す。
 そんな風にふたりの錠前を探して、見つけたのはアンティークな錠前。
 落ち着いた雰囲気のそれはカップルのイベントで選ぶには地味ですがと燕は言う。
「私達にはお似合いだと思います」
 その言葉にそうねとシャルロットは笑って、私のは少し手を加えるわと、緑の石を一粒貼り付ける。
 揃いの錠前を手にしたなら、自然とふたりの視線は交わっていた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】LV1が発生!

紫空・千景
【暁翅】

冬は寒いが利点もあるさ
あんたの云う甘い馨りとかな?
――な、ゆい
すっかり呼び慣れたマイヒーローの愛称

想い込めた錠前に鍵を掛けるか
とはいえ私達に隠す事は…否、ひとつ
ヒーローの正体は秘密というのが有ったな?
…む、普通の女の子は何だか擽ったいが
なら私は、ゆいの絵心が心許ない花屋の店長なのを秘めとこう
数はふたりでひとつで良いな?

鍵はずっと私達の心の中に
不変で憧れる姿はどうか其の儘で

選んだのは花に寄り添う蝶の錠前
折角だから私達の色でデコろう
蝶は私に任せてくれ
ゆいの翅色…深海と霄色の彩を魅せてやる
花はあんたに任せるな

…敢えて謂うな
その、私も照れるだろ

噫、元より
あんたの店に持っていく気だったから賛成だ


花骨牌・唯桃
【暁翅】

すっかり寒くなっちゃったねえ
冬は得意ではないけど
甘い馨りがするこの季節は俺もわくわくはする!
自然に呼ばれた名に笑顔で返し

へえ、錠前に想いを込めて鍵を掛ける……
まあね、俺達に特に秘密は無いけれど
ヒーローの正体は如何に……!ってやつ格好良いから
俺はちかちゃんのヒーローじゃない普通の女の子の部分を
錠前に秘めとく?
ふたりでひとつ、同じヒーローへ
多分きっと不変なものな気がしてる

わあ、蝶だ!俺と同じ翅色?青だね
夜明け色の華なら任せてよ
いつも見慣れたきみのいろだ
慎重にデコって……ちょっと歪も御愛嬌、かな?
互いが揃う錠前に照れくさいねなんて

折角だからさ
金網にはかけないで俺の店に置いておこうか


●ふたりで、ひとつ
 はぁ、と吐いた息が白くて。
 花骨牌・唯桃(華燭・g00538)はふふと吐息零す。
「すっかり寒くなっちゃったねえ」
 冬は得意ではないけど――と紡いだ唯桃の鼻をくすぐる香り。
 甘い馨りがするこの季節は俺もわくわくはする! と笑う様を紫空・千景(夜明の導べ・g01765)は目にとめて。
「冬は寒いが利点もあるさ」
 あんたの云う甘い馨りとかな? と千景は言って。
 ――な、ゆい、と。
 それはすっかり呼び慣れたマイヒーローの愛称。
 唯桃は自然に呼ばれた名に、笑顔を返した。
 そしてふと、人々の賑わいが二人に届く。バレンタインイベントではしゃぐ人々の様子だ。
「へえ、錠前に想いを込めて鍵を掛ける……」
「想い込めた錠前に鍵を掛けるか」
 それは想いだけでなく、秘めたものも。そんな様子にふと、どちらともなく笑い零す。
「とはいえ私達に隠す事は……否、ひとつ」
 千景は口の前の指一本添えてくすぐる様に零す。
「ヒーローの正体は秘密というのが有ったな?」
「まあね、俺達に特に秘密は無いけれどヒーローの正体は如何に……! ってやつ格好良いから」
 唯桃は折角だからと、並ぶ錠前をのぞき込む。
 そこにはよく見るような錠前から、変わり種の錠前まで色々とあるようだ。
「俺はちかちゃんのヒーローじゃない普通の女の子の部分を錠前に秘めとく?」
「……む、普通の女の子は何だか擽ったいが」
 そう言いながら、悪戯するような表情を千景は浮かべて。
「なら私は、ゆいの絵心が心許ない花屋の店長なのを秘めとこう」
 瞬きひとつ、唯桃は返す。それは確かに秘めておこうと。
 千景もふと表情和らげて。
「数はふたりでひとつで良いな?」
 それでいいよと唯桃は頷く。
 ふたりでひとつ、同じヒーローへ。多分きっと不変なものな気がしているから。
 鍵はずっと、ふたりの心の中に――不変で憧れる姿はどうか其の儘でと千景は瞳細める。
 そして二人で選ぶ錠前は、花に寄り添う蝶の錠前だ。
「わあ、蝶だ!」
 けれど、それだけではなくて、折角だから私たちの色でデコろうと千景は提案する。
「蝶は私に任せてくれ」
「俺と同じ翅色? 青だね」
 青というけれどその色は一言で言い表せるものではなく。
「ゆいの翅色……深海と霄色の彩を魅せてやる」
 そして、花はあんたに任せるなと千景が告げれば、唯桃はふふりと笑って見せる。
「夜明け色の華なら任せてよ」
 いつも見慣れたきみのいろだ――その色を違えるわけはない。
 慎重にデコレーションを重ねて――けれど、ちょっと歪になったりもする。
「……ちょっと歪も御愛嬌、かな?」
 唯桃はちょんちょんと、修正を少し。これで大丈夫と改めてその錠前を見詰めて。
「互いが揃う錠前に照れくさいね」
「……敢えて謂うな。その、私も照れるだろ」
 そう返す千景の頬は僅かに赤く。
 唯桃はその様子に笑って、折角だからさと紡ぐ。
「金網にはかけないで俺の店に置いておこうか」
 人々が錠前をかけていく金網へと唯桃は視線向けたが、千景へと戻して。
 これはあそこ置くものじゃないからと。
「噫、元より」
 あんたの店に持っていく気だったから賛成だ――最初からそのつもりだったのだと千景は柔らかに笑みたたえた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【光学迷彩】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!

ノスリ・アスターゼイン
g08402/リドリー

冬の凍気も溶けるような
熱いショコラドリンクを片手に

意味無いのかよ
可愛いから眼福だけど

誰に阿るでもなく我を貫く姿勢は好ましい

卓上には彼の個性のように煌々しいデコパーツ
薔薇色のビーズを摘まみ上げ
糸穴から
リドリーを片眼で覗く仕草は
単なる茶目っ気
小さすぎて殆ど見えやしないけど

見通せるようで見通せない未来のよう
だからこそ希望に満ちて
薔薇色に耀いているのかもしれない

願掛けだっけ
あんたは何を願うの?

ハート錠の愛らしさを称えつつ
薔薇の下の秘密は守られるというから
内緒にしておいてあげるよ、なんて

俺のは
極シンプルな錠前へ鈴を飾ったもの
鍵穴から邪気が入らぬように
身の裡の魔を逃がさぬように、リン


リドリー・バーディ
ノスリ(g01118)と一緒!

イケメンとデート(語弊)楽しみだなぁ!
萌え袖ニットとナマ脚ショートパンツで
あざと可愛くおめかしして来ました!
特に意味はない! よし錠前デコろっか!

ペンダントチャームにできそうな小ぶりの金の錠前
シンプル可愛い感じにしようかな
ハート型のストーンと、あとは……
ああでもないこうでもないと悩みつつ
チョコレート入り紅茶で一息
ノスリの茶目っ気に気付いたらキメ顔で対応!
あっ見えてない? 直でどうぞ!

ノスリのデコはオトナお洒落だねぇ
僕のはこんな感じ!
透明なハートの周りをピンクの小粒ストーンで埋め尽くしました!
錠前の金色を透かすハートがいい感じでしょ
掛けた願いは後で教えてあげる!


●ふたつ、それぞれの錠前
 リドリー・バーディ(chitter-chatter・g08402)は萌え袖ニットから指先ちょこっと出して。ナマ脚ショートパンツ姿。
「イケメンとデート楽しみだなぁ!」
 デートは語弊があるのはわかっているけれど、そこは愛嬌のうち。
 その、今日のデート相手は冬の凍気も溶けるような、熱いショコラドリンクを片手にしたノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)。
「あざと可愛くおめかしして来ました! 特に意味はない! よし錠前デコろっか!」
「意味無いのかよ」
 可愛いから眼福だけどと落しながらノスリはショコラドリンクを一口。
 でもリドリーの、誰に阿るでもなく我を貫く姿勢は好ましいものだと口端には僅かに笑みが乗る。
 リドリーはどれにしよう、これにしようと色々と選んで並べていく。
 ペンダントチャームにできそうな小ぶりな金の錠前を選んだリドリー。でもそのままなんてもったいない。
「シンプル可愛い感じにしようかな。ハート型のストーンと、あとは……」
 ああでもないこうでもないと悩みつつの姿に笑み零し、ノスリはショコラドリンクを傍らに。そして前に並べていくのは、リドリーの個性のように煌々しいデコパーツ。
 そのひとつ、薔薇色のビーズを摘まみ上げ、その糸穴からリドリーを片目で覗いてみるノスリ。
 その先でチョコレート入り紅茶でふと一息つくリドリー。でも、ノスリの糸穴からの視線に、茶目っ気に気付いたならリドリーは今日一番のキメ顔をしゅぴっと向ける。
 どんな表情をしているのか――糸穴からは小さすぎて殆ど見えなくて笑ってそれを告げる。
 見通せるようで見通せない未来のようなそれ。
 だからこそ、希望に満ちて――薔薇色に耀いているのかもしれない。
 リドリーのようにと、思いながら糸穴から視線を外す。
「あっ見えてない? 直でどうぞ!」
 その返しも、リドリーらしい。
 ノスリはリドリーに錠前はできた? と問うて、言葉続ける。
「願掛けだっけ。あんたは何を願うの?」
 願いを秘めるその錠前はと。するとリドリーはノスリの錠前は、と逆に問いその手元に目を向ける。
「ノスリのデコはオトナお洒落だねぇ」
 それは極シンプルな錠前へ鈴を飾ったものだ。
 鍵穴から邪気が入らぬように。身の裡の魔を逃がさぬように、リンと響く。
 そしてリドリーは自分のそれを掌の上へ。
「僕のはこんな感じ!」
 透明なハートの周りをピンクの小粒ストーンで埋め尽くしました! と自信ありとふふりと力作というように見せる。
「錠前の金色を透かすハートがいい感じでしょ」
 その錠前をノスリの言葉で表すなら、愛らしいが一番しっくりとくる。
「掛けた願いは後で教えてあげる!」
 リドリーから、屈託ない笑みと共に向けられる言葉をノスリは受け取って。
「薔薇の下の秘密は守られるというから内緒にしておいてあげるよ」
 なんて、戯れのように紡いだ。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】がLV3になった!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【グロリアス】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV2になった!

咲樂・祇伐
🌸樂祇

鍵をとじて想いを心をとじこめる……私は鍵をひらくものですが大切な存在は鍵をかけて
無くさないように、落とさないように
そっと、鎖して隠しておきたくなるのは私も同じでしょう

手のひらの上の錠前は小さくても、何処か重くも感じて

お、お兄様ったら!残念って
もう!何を言って……
ならば私も……あなたを囚えて、鎖すわ
頬を膨らませながらも、嬉しいと感じてしまうのだから仕様がない
私という鳥籠に、あなたをとらえておけたらなんて

…冗談ですよと笑み

あなたを囚るならば
どんな錠前がいいかしら
桜細工を散らして……そうだ、ラインストーンをお兄様の花紋様の形に飾りましょ!

うっ…工作は上手くないから微妙な出来に…
ひ、秘密です!


咲樂・神樂
⚰️樂祇

錠前を手に思うのは何時だって
愛しい君をとじこめて、鎖して
何者にだってみせたくない……私だけの祇伐でいて欲しいという…欲望
慾を識る愉しさをしったなら
抗う苦しみも同時に学ばされる

祇伐をとじこめてしまうのは簡単だけど
それは彼女の、希みではないから
私には叶えられない
残念ながら
まぁでも、今だけは?
錠前を手に笑う
祇伐を鎖してもいいかしら?

冗談よう

もしそうだったら、で
想いと共に綺麗にデコるの
祇伐モチーフに
やっぱり桜ね!
ラインストーンをキラキラ飾り満開にする
其れから桜細工のつまみ細工も飾って和風に
鈴もつけちゃいましょ!
何故って逃げたらリンリンしてすぐわかるから!
完璧だわ

祇伐のは…あら
見せてくれないの?


●その錠は鎖
 鍵と錠前を前に――咲樂・祇伐(花祇ノ櫻禍・g00791)はその睫毛震わせ瞳閉じながら、思う。
 鍵をとじて想いを、心をとじこめる。
「……私は鍵をひらくものですが大切な存在は鍵をかけて
無くさないように、落とさないように」
 そっと、鎖して隠しておきたくなるのは私も同じでしょう、と静かに。
 そして、手のひらの上の錠前を見つめる。それは小さくても、何処か重くも感じてしまう。
 その錠前を共に見つめる咲樂・神樂(離一匁・g03059)は、その瞳に祇伐の姿と、己の掌の上の錠前を映す。
 何時だってそうだ。愛しい君をとじこめて、鎖して。
(「何者にだってみせたくない……私だけの祇伐でいて欲しいという……欲望」)
 神樂の抱くそれ。それを、慾を識る愉しさをしったなら――抗う苦しみも同時に学ばされるというもの。
 神樂はふと笑って、祇伐と名を呼ぶ。
「祇伐をとじこめてしまうのは簡単だけど」
 それは彼女の、希みではないから――そう言葉にせず視線にのせて。
 私には叶えられないと神樂は紡ぐ。
「残念ながら。まぁでも、今だけは?」
 と、錠前を手に笑って。
「祇伐を鎖してもいいかしら?」
 すぅと瞳細めて告げて。けれどその表情はぱっと、色を変えるように和らぐ。
「冗談よう」
「お、お兄様ったら! 残念って」
 その雰囲気に息も止まる想いだったというのに和らいで、祇伐は頬膨らます。
「もう! 何を言って……」
 可愛らしい様に神樂も笑み零す。けれど、祇伐はそうっと声潜める。
「ならば私も……あなたを囚えて、鎖すわ」
 頬を膨らませながらも、向けられた言葉に嬉しいと感じてしまうのだから仕様がない。
 私という鳥籠に、あなたをとらえておけたらなんて――そう、思ってしまう。けれど、本当にはできないから。祇伐も、笑って。
「……冗談ですよ」
 けれど僅かの合間に祇伐の想いは浸る。
 だから、神樂も笑って。
 もしそうだったら、で錠前を彩る。
 想いと共に綺麗にデコるのと神樂は祇伐を想う錠前へと彩っていく。
 それはやっぱり、桜。
 そうやって手を動かし始めた神樂を前に祇伐も考える。
 あなたを囚るならば、どんな錠前がいいかしら――ここには、やっぱり桜細工と指先で錠前をなぞる。
「……そうだ、ラインストーンをお兄様の花紋様の形に飾りましょ!」
 ラインストーンの色も、淡い色から濃い色まである。一番神樂に近い色を選んでいく祇伐。
 神樂も、ラインストーンでキラキラ飾り満開に。
「其れから桜細工のつまみ細工も飾って和風に。鈴もつけちゃいましょ!」
 それは何故って――逃げたらリンリンしてすぐわかるから!
 そう、笑顔で零して。鈴を撫でる。
 完璧だわと神樂はうっそり零して、そして祇伐はどうかしらと視線向けると。
「うっ……工作は上手くないから微妙な出来に……」
 ぽそと零した声。祇伐はもうちょっと、こう、こっちと微妙なバランスに四苦八苦。
「祇伐のは……あら」
 神樂が声かけると祇伐はぱっと隠して。
「見せてくれないの?」
「ひ、秘密です!」
 その反応が返ってくることはわかっていたけれど――そんなやり取りも、楽しく。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【クリーニング】LV1が発生!
【友達催眠】がLV2になった!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV3になった!

ノスリ・アスターゼイン
g08402/リドリー

ホットチョコで乾杯
ブランデー漬けのオレンジピールをトッピング
リドリーにはハートのマシュマロを浮かべてあげよう
ペンダントチャームにもなるらしい錠前が
可愛かったから

それで?
どんな願掛けをしたの?

教えてくれると言っていたしね、と
頬杖ついた楽さで問う

けれど
彼の願いに瞬き数度
次いで小さく吹き出して

何の得があるのか分からない願いだなぁ
俺の願いも合わせたら
とんでもない嫉妬深さになりそう

何せ
己が掛けた想いは
『リドリーの願いが叶いますように』だったもので

辺り構わず独占欲を振りかざしてしまいそうだ
恋人だろうと友情だろうと
俺以外に瞳を奪われるなんて、許さない
――妬かせないでね?

とは悪戯な笑みで


リドリー・バーディ
ノスリ(g01118)と一緒!

あはは、乾杯!
ホットチョコって湯気まで甘いね
ノスリからのハートで限界値突破!
こういうのが色男の所作ってやつ?
やだなぁ、君の甘さでホットチョコが霞みそう

僕の願掛け気になります?
『ノスリがヤキモチ妬く側になりますように』
って小さな錠前にチェーンを通してプレゼント
笑ってくれたら何よりだよ
珍しい君の姿が見られるなんて超お得でしょ!

ノスリの願を聞いたならにんまり笑って
やったね、脱シングル確実じゃない?
捕まるのでも捕まえるのでも報告期待してるから

えっ、そのセリフ僕に言っちゃうの?
実は僕のこと大好きだったりするのかな
可愛いって罪だよねぇ
ごめんね?

なんて寸劇に笑い堪えるはずもなく


●戯れの独占欲
 乾杯とノスリ・アスターゼイン(共喰い・g01118)が掲げたのはホットチョコ。
「あはは、乾杯!」
 ホットチョコって湯気まで甘いねと笑うリドリー・バーディ(chitter-chatter・g08402)は、ノスリがブランデー漬けのオレンジピールをトッピングしているのに瞬きひとつ。
 すると――ノスリはハートのマシュマロをリドリーのカップへひとつ、浮かべる。
「ペンダントチャームにもなるらしい錠前が可愛かったから」
 リドリーはそのマシュマロ見つめ、ノスリからのハートで限界値突破! と零した。
「こういうのが色男の所作ってやつ? やだなぁ、君の甘さでホットチョコが霞みそう」
 あまいあまい、と言いながら喉に落とすホットチョコ。
 ノスリはもっと甘いのをお望み? なんて戯れのように言いながらそれで? と紡ぐ。
「どんな願掛けをしたの?」
「僕の願掛け気になります?」
 リドリーはふっふーと笑ってもったいぶる。ノスリは頬杖ついて教えてくれると言っていたしね、と笑って返した。
「ノスリがヤキモチ妬く側になりますように」
 小さな錠前にチェーンを通してはい、とリベートドリーはプレゼントする。
 その願いに、プレゼントにノスリは瞬き数度して、小さく吹きだした。
「何の得があるのか分からない願いだなぁ」
「珍しい君の姿が見られるなんて超お得でしょ!」
 笑ってくれたら何よりだよとリドリーは楽しげに。
「俺の願いも合わせたらとんでもない嫉妬深さになりそう」
 ノスリは何せ、掛けた想いはと楽しげに。
「『リドリーの願いが叶いますように』だったもので」
 それを聞いたリドリーはにんまり笑って。
「やったね、脱シングル確実じゃない?」
 捕まるのでも捕まえるのでも報告期待してるからと笑うリドリーにノスリはさも困ったというそぶり。
「辺り構わず独占欲を振りかざしてしまいそうだ」
 恋人だろうと友情だろうと俺以外に瞳を奪われるなんて、許さない。
 ノスリが紡ぐ言葉を、確かに独占欲~なんて思っていたリドリー。そしてノスリはリドリーをまっすぐ、見つめて。
「――妬かせないでね?」
 悪戯な笑みと共に言葉紡ぐ。
「えっ、そのセリフ僕に言っちゃうの?」
 実は僕のこと大好きだったりするのかなとリドリーはううんと唸る。
 でも仕方ない。己を大好きになるのは、仕方ない。
 何故なら。
「可愛いって罪だよねぇ」
 そして申し訳なさそうに眉を八の寺にして、可愛く。
「ごめんね? ――ふふっ」
 でも、堪えられなくなって笑ってしまう。
 ノスリはリドリーに迫真の演技と言って笑い零す。
 駆け引きでもなく。ただただ、じゃれるように。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV4になった!
【ロストエナジー】LV1が発生!

大和・恭弥
紘希(g04512)と

藍色の錠前を手に、掛けるかは自由と聞いて。
紘希が仕上げている間に金網にかけて、鍵を持っておく。完成したと見せてくる弟に、俺になにかあったときはこれを、と鍵を渡そう。

紘希も錠前をかけたらカフェへ。
俺はホットコーヒーを、紘希はショコラドリンクと甘味を。
お互いのバレンタインの話をしていると、お願いがあるとのこと。
紘希の錠前の鍵を渡されて――兄弟考えていることは同じだな

錠前の内容、言える範囲でお互い言ってみるか。せーの。 
合図のあとに続いたのは沈黙。
秘密か。簡単に明かせないから錠前があるんだもんな。

いつか、彼が俺の鍵を持って秘密を見ることがあるなら。
それが俺の人生の転機だろうな


不知火・紘希
キョウちゃん(g04509)と

作業に一生懸命になっちゃうけど、キョウちゃんの錠前も気になってよそ見しちゃったり。なんとか集中して、出来上がったらキョウちゃんに見せに行くよ。

ん?え、キョウちゃんの鍵。
僕に、預けてくれるの?
わかったよ。何かあるっていうのはいい予感はしないけど預かるね。

錠前は金網に。
しっかりもう一度お願いごとをして。
そしたらキョウちゃんとあおぞらカフェへ。……今かな?
あのね、僕もお願いがあるんだ。
僕の鍵のこと。願いを込めた記憶と祈りの鍵、キョウちゃんに持っててほしいんだ。

ふたりの秘密。
提案されて迷ったけれど
結局言えなかった僕の秘密はいつか鍵を持つキョウちゃんが開けてくれるといいな。


●ふたりでもつ秘密
 できた、と不知火・紘希(幸福のリアライズペインター・g04512)は出来上がったそれを手に持って掲げる。
 一緒に作業していた大和・恭弥(追憶のカースブレイド・g04509)の錠前も気になってよそ見をしたり。
 でも、なんとか集中して出来上がったそれを恭弥にも見せたくて、彼の元へ。
 恭弥は、一足先に金網の元へいって藍色の錠前を手に立っていた。
 此処に掛けていくかは、自由。
 そう聞いてから、恭弥は少し考えて金網にかけると鍵を手に。
 そこへできたと見せにやってきた紘希。
「キョウちゃん見て、ばっちりできたよ」
 笑う紘希へ良い出来栄えだと言って恭弥はこれを、と紘希へと差し出した。
 それは鍵だ。
「俺になにかあったときはこれを」
「ん? え、キョウちゃんの鍵」
 僕に、預けてくれるの? と紘希はその鍵と、そして恭弥の間で視線を動かす。
 何かあった時はと言う――それは、いい予感はしない。
 でも、預かるねと紘希はその鍵を受け取った。
 そして紘希も錠前を金網へ。しっかりもう一度、お願いごとをその錠前に込めてかちりと、しっかりと閉めた。
「キョウちゃん、あおぞらカフェにいこう!」
 ああと恭弥は頷いて、カフェの方へ。そこでは良い香りが漂っている。
 恭弥はホットコーヒーを。そして紘希にショコラドリンクと甘味を渡す。
 それを受け取りながら――紘希は思う。
(「……今かな?」)
 お願いごとがあるなら、きっと今言うのがいい。
 そう思って、紘希は言葉向ける。
「あのね、僕もお願いがあるんだ」
 それはねと紘希は鍵を見せる。
「願いを込めた記憶と祈りの鍵、キョウちゃんに持っててほしいんだ」
 その鍵を受け取りながら恭弥はふと表情ゆるませる。
「――兄弟考えていることは同じだな」
 恭弥は大切に持っておくとその鍵を握る。そして、紘希と視線あわせて。
「錠前の内容、言える範囲でお互い言ってみるか」
 せーの、と恭弥はタイミングをとる。
 けれど――どちらの声も響かない。沈黙がそこにある。
「秘密か。簡単に明かせないから錠前があるんだもんな」
 恭弥はこれでいいのだという様に紡ぐ。
 紘希も迷ったけれど――結局言えなかった。
 言えなかった事。それはふたりの秘密になる。
「僕の秘密はいつか鍵を持つキョウちゃんが開けてくれるといいな」
 その言葉に恭弥は笑む。
 そして思うのだ。
(「いつか、彼が俺の鍵を持って秘密を見ることがあるなら」)
 それが俺の人生の転機だろうな、と。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【未来予測】LV1が発生!
【クリーニング】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ドレイン】がLV2になった!

四葩・ショウ
大切な思い出
だいすきな皆
わたしをわたしたらしめるもの

わたしね、今年で高3になるんだ
ねぇ、終わっちゃうんだよ、高校生活
だからなのかは、自分でもよくわからないけど……

籠める願いは
『今年こそ、とり戻してみせる』
誓いにも似たそれは
あの夏からずっと、希っているもの
今、ひときわ強く、願うこと

手放すつもりも、隠すつもりもないけれど
羽搏くなら、翔るなら
すこしでも軽い方が、いいから

かちりと鍵をかけて
――じゃあ、またね

わたしの願いを預けていくから
迎えにくるその日まで
ちゃんといいこで、待ってて


●想いと願いに約束を
 それは、大切な思い出。
 だいすきな皆。
 わたしをわたしたらしめるもの――四葩・ショウ(Leaden heart・g00878)は指先で錠前撫でながら語りかけるように想いを込める。
「わたしね、今年で高3になるんだ」
 ねぇ、終わっちゃうんだよ、高校生活――だからなのかは、自分でもよくわからないけど……、とショウは思う。
 高校生という時間は三年しかなくて。でももうそれも、終わりに近づいてくるという事実に心が何かを訴えかけているような。
 だから、錠前へ籠める願いは『今年こそ、とり戻してみせる』と。
 ショウの込める願いは、誓いにも似たそれは――失ったあの夏からずっと、希っているもの。
 そして今、ひときわ強く、願うことだ。
 これは己の願いを、想いを込めたもの。
 だから、手放すつもりも、隠すつもりもないけれど。
 でも、ショウはただ平穏に暮らすわけではなく戦いの中にも赴くから。
「羽搏くなら、翔るなら。すこしでも軽い方が、いいから」
 かちり。
 錠前の鍵をショウはかける。
「――じゃあ、またね」
 少しだけ、名残惜しい様な心地。
 けれど、そこに己の願いを預けていくから。
「迎えにくるその日まで、ちゃんといいこで、待ってて」
 きっといつか、いつか迎えに来ると約束して。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【強運の加護】がLV4になった!
効果2【グロリアス】がLV5(最大)になった!

シャルロット・アミ
椿野さん(g02761)とご一緒に

ほとんど手を加えないアンティークな錠前と鍵
時代のものを扱う「おかると屋」さんの椿野さんには
ぴったりかしら

一粒だけ緑の石をつけた錠前を椿野さんへ
椿野さんの大事なものを守りますように
私の手元に残った鍵は椿野さんの大事なものを開ける鍵
いただいた私の錠前と一緒に大事にしますね

そうすると、椿野さんの作った「錠前」と
ペアになった「鍵」が余ってしまいますね
どうしましょう……そうだわ

これは新宿島の皆さんが管理してくださる
金網に預けましょうか
もし私たちの関係が閉じてしまったときに
開けにこられるように
そんなことはないと祈りたいのだけれども

二人の関係が、一番大事なものだから


椿野・燕
アミさん(g00467)とご一緒に

余り手を加えないアンティークな錠前
プレゼントの鍵と似た雰囲気になりました
まるで元からペアだったかのよう

お揃いの錠前をアミさんへ
二人の関係がいつまでも続きますように
開ける鍵にはプレゼントの鍵を
これで一段と鍵の大切さが上がりました
しっかり保管して置かなければなりません

ふむ「鍵」が1つ余ってしまいましたね
どうしましょうか

なるほど
ではその案を採用しましょう
深刻に考えなくても喧嘩した時にはここに来て仲直りの口実にするとか
喧嘩の度に来られたら管理する人は迷惑かもしれませんが喧嘩の頻度は少ないでしょうし

二人で長く歩くにはこういう場所を用意しておくことも重要でしょうね


●残った『鍵』が守るもの
 椿野・燕(詭弁家・g02761)とシャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)の手には、ほとんど手を加えないままのアンティークな錠前と、その鍵がある。
 プレゼントの鍵と似た雰囲気になりましたと燕は瞳細める。
 それはまえるで、元からペアだったかのように。
 錠前と鍵を指でなでながら、シャルロットはふふと小さく笑み零した。
「時代のものを扱う『おかると屋』さんの椿野さんにはぴったりかしら」
 そしてシャルロットはこれを、と一粒だけ緑色の石をつけた錠前を燕へと渡す。
 椿野さんの大事なものを守りますように――そう、錠前に込めて。
 そして、手元に残る鍵をきゅっと握る。
「これは椿野さんの大事なものを開ける鍵」
 燕も、これをと錠前を渡す。
 二人の関係がいつまでも続きますように――開ける鍵にはプレゼントの鍵をと。
「これで一段と鍵の大切さが上がりました」
 しっかり保管しておかなければなりませんと燕も大事に、それを手にする。
 錠前と共に一緒に鍵を大事にしますねとシャルロットは紡いで、ぱちりと瞬きひとつ。
「そうすると、椿野さんの作った『錠前』とペアになった『鍵』が余ってしまいますね」
 言われて、確かにと燕も頷く。
「ふむ『鍵』が1つ余ってしまいましたね」
「どうしましょうか」
「どうしましょう」
 ふたり、言葉重なってどちら常なく笑み零れていく。
 微笑かわして、そしてシャルロットは一つ、思いついた。
「……そうだわ」
 これは新宿島の皆さんが管理してくださる金網に預けましょうか。
「もし私たちの関係が閉じてしまったときに、開けにこられるように」
 そんなことはないと祈りたいのだけれどもとシャルロットは紡ぐ。
 だって燕とのつながりは失いたくないものだから。
「なるほど。ではその案を採用しましょう」
 でも、と燕は紡ぐ。
「深刻に考えなくても喧嘩した時にはここに来て仲直りの口実にするとか」
 喧嘩の度に来られたら管理する人は迷惑かもしれませんが喧嘩の頻度は少ないでしょうしと笑って告げれば、そうねとシャルロットも笑って返す。
 二人の関係が、一番大事なものだから――大切に、これからも。
「二人で長く歩くにはこういう場所を用意しておくことも重要でしょうね」
「そうね、こういう場所があるのもいいかもしれないわ」
 これからもずっと、隣に、傍らに。
 ここも、二人で紡いでいくための大事な場所になる。
 大切なものを預かってくれている、そんな場所に。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】がLV2になった!
【プラチナチケット】がLV2になった!
効果2【凌駕率アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

花骨牌・唯桃
【暁翅】

ほっとする甘いショコラドリンクと
何個でも食べれそうなチョコに舌鼓
錠前の飾る場所、そうだな
じゃあ、きみが一番似合うダリアの花の傍にする?
――ああ、でも、あそこもいいな、なんて
迷ってみたりして

秘すけれど、秘してない
だってそれ、俺達にしか解らないもんね

ふふ、別にきみが照れたこと
秘める必要性俺は感じてないんだけど
でも、ちかちゃんが希むなら勿論!
指を絡めて約束を

……!大きい箱、もしかして……
わああちかちゃんのケーキだ!
花をとじて、ショコラに沈む可愛いお菓子
有難う、大切に、食べるね
いや、でも此れも飾ってたいくらい
無意識に揺れる翅は甘く蕩ける花蜜に喜ぶ蝶のよう

さーて、俺からのお返し!
期待しててね?


紫空・千景
【暁翅】

ショコラドリンクを傍らにチョコを摘む
完成した錠前の持ち帰りは決定済み
なら店の何処に飾ろうか
ふふ、ダリアの傍も好いな
一番似合うは擽ったいが

最適解は多分無くてあちこち迷う
でも私達はそういう距離だな

色に込めた想いも
少しの愛嬌も
本来の意味はマイヒーロー達しか知らぬ秘密
堂々と秘めるというのも偶にはな

…私が照れたのは、
ゆいの中に秘めて貰うのは勿論で
別に、結ばずとも秘めてくれるのは知っているけれど
そっと差し出す小指に言の葉は無しで

…と、店に戻る前にと差し出す大きな荷物
恒例のケーキだ、ゆいサイズの特大
エディブルフラワーをホワイトチョコソースに埋めて
フォンダンショコラに蕩かした本日仕様だと
咲うは花の綻び


●贈物と約束を
 その手にはショコラドリンクを。そして傍らにはチョコレート。
 そのチョコレートを口にして、紫空・千景(夜明の導べ・g01765)と花骨牌・唯桃(華燭・g00538)は視線合わせる。
 何個でも食べれそうなチョコと唯桃は頬緩めていた。
 二人の前には完成した錠前がある。それは持ち帰ることにしたがさて。
「店の何処に飾ろうか」
「錠前の飾る場所、そうだな」
 唯桃は少し考えて、ひとつ提案。
「じゃあ、きみが一番似合うダリアの花の傍にする? ――ああ、でも、あそこもいいな」
 と、ひとつあげてみてもほかにも良さそうな場所があって唯桃は唸りながら迷う。
 その姿を見つつ千景は笑み零していた。
「ふふ、ダリアの傍も好いな。一番似合うは擽ったいが」
 どこにおくか。その最適解は多分なくて、あちこちと迷う。
 でも私たちはそういう距離だなと千景は紡いで、唯桃もそうだねと頷く。
 秘すけれど、秘してない。
 だってそれ、俺達にしか解らないもんねと唯桃は楽しそうに。
 その錠前の色に込めた想いも、少しの愛嬌も本来の意味はマイヒーロー達しか知らぬ秘密と千景は柔らかに紡ぐ。
「堂々と秘めるというのも偶にはな」
「ふふ、別にきみが照れたこと、秘める必要性俺は感じてないんだけど」
 でも、ちかちゃんが希むなら勿論! と唯桃は小指差し出した。
 唯桃の楽しそうな表情に、千景は私が照れたのは、ゆいの中に秘めてもらうのは勿論でと思う。
 別に、結ばずとも秘めてくれるのは知っているけれど――でも、そこに差し出された小指があるのだから。
 千景がそうっと返事するように言の葉なく差し出せば、嬉しそうに絡めて約束をひとつ。
 指切の約束。その小指がほどけたなら、ショコラドリンクもチョコレートももう少しという所。
 千景は店に戻る前に、とひとつ大きな荷物を差し出した。
 唯桃はその箱の登場にぱっと瞳輝かせる。
「……! 大きい箱、もしかして……」
「恒例のケーキだ、ゆいサイズの特大」
「わああちかちゃんのケーキだ!」
 それはエディブルフラワーをホワイトチョコソースに埋めて、フォンダンショコラに蕩かした本日仕様だと咲うは花の綻びのように。
 その説明を聞いて、唯桃は幸せそうに頬緩めた。
 花をとじて、ショコラに沈む可愛いお菓子と大事に見つめて。
「有難う、大切に、食べるね。いや、でも此れも飾ってたいくらい」
 どうしようと悩む。無意識に揺れる翅は甘く蕩ける花蜜に喜ぶ蝶のよう。
 貰ったそれを大事に箱にしまって、唯桃はちかちゃんと笑いかける。
「さーて、俺からのお返し! 期待しててね?」
 千景は頷く。バレンタインデーの次はホワイトデー。その日を楽しみにしていると咲んで。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【植物活性】がLV2になった!
【光学迷彩】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV2になった!
【ダブル】がLV2になった!

如月・莉緒
総二さん(g06384)と

一緒に作った雪の結晶の錠前を手に金網へと向かう

どこがいいかな?

総二さんに聞きながら、既にかけてある錠前を見て

この一つ一つに色んな願いが込められているんだね

そう呟いて
かける場所が決まれば次は

お願いは何にする?

二人の願いだから、二人で決めたくて

私は総二さんとずっと一緒にいたいっていうのが願いなんだけど…

今は恋人同士だけど、いつかは…
そんな願いを込めたくて

確かにはっきりした目標の方がいいよね
うん…私たち二人が揃わないと外せないから、お願いはそれにしようか

恋人としての関係を大切にしながら
いつかは二人で一つ唯一無二の関係を

そう願って錠前をかけ
こちらからも小指を差し出し指切りして


神刀・総二
莉緒(g04388)と同伴

一緒に錠前を掛けに金網へ向かい

錠前も綺麗に飾れたし、どうせなら目立つところに掛けるか

莉緒の視線を追って一緒に他の錠前を見て
これだけの錠前、本当に色々な人が願いを込めに来たんだな

俺達は何を願おうか

ずっと一緒にいたい……俺も同じだな
願いが叶ったと思えば錠前を取りに来るみたいだから
はっきりした目標が欲しいな、と

今は恋人同士だから
いつか次の一歩を踏み出せるように願いを掛けようか

さっき二人で分けた鍵が揃わないと外せないし
二つで一つになるというのも良い感じじゃないか?

願いを込め二人で金網に錠前を掛けて

いつか必ず願いを叶えて二人でここに戻る事を
約束だと小指を差し出し指切りをして


●この場所に願いを秘めて
 金網には人々がかけた願いの錠前が沢山かかっている。
 その前に神刀・総二(闘神・g06384)と如月・莉緒(恋愛至上主義・g04388)は一緒に作った雪の結晶の錠前をもって立っていた。
「どこがいいかな?」
「錠前も綺麗に飾れたし、どうせなら目立つところに掛けるか」 目立つところ、と莉緒は視線巡らせる。
 端っこの方はわりとかけている人が多いよう。それに高い位置はちらほらと。
 そんな金網の様子をみつつ、莉緒は錠前を眺めていた。
「この一つ一つに色んな願いが込められているんだね」
「これだけの錠前、本当に色々な人が願いを込めに来たんだな」
 総二は莉緒の言葉に頷く。
 人々が錠前に込めた願いはきっとさまざまなものだろう。
 そして、あそこ開いてると、金網の真ん中より少し上あたりに良さそうな場所を見つけた。
「お願いは何にする?」
「俺達は何を願おうか」
 その言葉が重なって、莉緒は笑って。
「二人の願いだから、二人で決めたくて」
 そしてそろりと自分の願いを告げる。
「私は総二さんとずっと一緒にいたいっていうのが願いなんだけど……」
 今は恋人同士だけど、いつかは……と、そんな願いを込めたくて。そして総二も笑みを莉緒へと向けて。
「ずっと一緒にいたい……俺も同じだな」
 そして、そういえばと言葉続ける。
「願いが叶ったと思えば錠前を取りに来るみたいだからはっきりした目標が欲しいな」
「確かにはっきりした目標の方がいいよね」
「今は恋人同士だから、いつか次の一歩を踏み出せるように願いを掛けようか」
 総二の言葉に莉緒はぱちりと瞬いて、そして笑み綻ぶ。
「うん……私たち二人が揃わないと外せないから、お願いはそれにしようか」
 恋人としての関係を大切にしながら、いつかは二人で一つ唯一無二の関係になる日を迎えれたら。
 それはきっと、とても幸せなこと。
「さっき二人で分けた鍵が揃わないと外せないし、二つで一つになるというのも良い感じじゃないか?」
 莉緒はうんと頷く。二つに分かれた鍵。
 そして同じものはふたつとない、雪の結晶の錠前に願いをこめて、ふたりで一緒に金網へとかける。
「いつか必ず願いを叶えて二人でここに戻ろう」
 約束だと総二が小指を差し出すと、莉緒は頷いてその小指に自分の指を絡めた。
 またここに、一緒に来る日を――願って。
 総二と莉緒は二人の想いをこの場所にとどめていく。同じ日々をこれからも過ごして、重ねて。
 そしてきっと、またここに。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV3になった!
【壁歩き】がLV2になった!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

最終結果:成功

完成日2023年02月27日