リプレイ
夜明・瑠奈
やることがシンプルで良いのは助かるね!
とはいえ、敵の方が地の利はある感じか~……敵の数も分からないだけに立ち回りは慎重にしないとかな!
侵入までは川をなんとか気合で突破を試みるけど【水中適応】とか使えそうなのあれば遠慮なく借りるね!
戦闘時にはまずオーラの猫爪作っちゃうぞ。
爪と爪のぶつかり合いだー!とはいえ、敵さんの爪すっごい痛そうだから瑠奈は回避を意識して動こうかな☆
その時にバリケードか何かの近くまで誘導してから避けて敵さんの爪が食い込んでる間に反撃でバリバリー!って全力での連続引っ掻きが出来ないかも試してみるよ!
爪の威力では負けても悪巧みでは負けないんだから♪
(アドリブ・連携大歓迎です)
秋風・稲穂
空がダメなら水の中から…
うーんこの時期の水底は冷たい…
ま、此処さえ我慢すれば後は殴って帰るだけだから単純だけどさ…
ささっと行って済ませよう
水中適応でセーヌ川を渡ろう
水底を泳いで目的地まで
上陸したら一気にいこう
Burn the darkとL・デルフェスを抜刀して戦闘開始だ
趣味の悪い格好を!
【ダッシュ】して【突撃】
勢いを乗せてフィアレストーピードを発動
そして【斬撃】で断頭の道化師に斬り掛かろう
敵の爪には【臨機応変】に対応
剣での【連撃】で爪を弾くように立ち回って、ダメージを抑えていこう
全く、趣味の悪い格好を!
もうちょっと客を楽しませるような恰好をしてくれないかな!
アドリブ連携等歓迎
「空がダメなら水の中から……。うーんこの時期の水底は冷たい……」
クロノヴェーダの尖兵達が厳重警戒するシテ島。
セーヌ川の中州に位置するその島に乗り込むべく、秋風・稲穂(剣鬼・g05426)は冬の寒さに身震いしながら、恐る恐る足を伸ばして川に浸ける。
「ま、此処さえ我慢すれば後は殴って帰るだけだから単純だけどさ……。ささっと行って済ませよう」
気付かれないよう島へ上陸するには、川を潜っていく以外に手段はない。稲穂は半ば諦め気味に身体を沈ませ、水底を泳ぎながら目的地へと向かう。
「やることがシンプルで良いのは助かるね! とはいえ、敵の方が地の利はある感じか~……」
占拠された島の至る所には、自動人形達が徘徊している。夜明・瑠奈(うそつきキャットウォーク・g09029)は敵の強固な守りをどうやって崩すか、水底を移動しながら思考を巡らせ、戦いに備えて気合を入れる。
やがて2人は陸地に近付き、後は上陸するのみだ。最初に瑠奈が川から上がり、真っ先に目に留まった『断頭の道化師』に狙いを定めて、奇襲を仕掛ける。
構えた両手の指先に、オーラで生成された爪が鋭く伸びる。
「じゃ~ん! 猫の爪だよ~。これで瑠奈の準備はおっけ~っと……あなたは準備出来てる?」
なんて、相手の反応を確認するまでもなく、道化師よりも先に動いて攻撃する。
「あはっ☆ おっそ~い! そんなスピードで瑠奈と踊れると思ってるの?」
不敵な笑みを浮かべつつ、軽やかに舞うかのようにオーラの爪を繰り出し、一閃。道化師の機械の身体を斬り裂いた。
「!? グギギ……ッ!!」
不意を突かれて、防ぐ間もなく攻撃を食らった道化師は、損傷も厭わず、侵入者を排除しようと即座に反撃に転じる。
相手を惑わし翻弄するかのような、アクロバティックな動きで縦横無尽に飛び跳ねながら、4本腕の鋭利な爪が瑠奈の柔肌を裂かんと襲い掛かる。
対する瑠奈は、攻撃を食らうまいと回避に専念。巧みな足捌きで道化師の爪を紙一重で躱していくが、築かれたバリケードが逃げ場を塞ぐように立ちはだかる。
「くっ!? ……な~んてね☆」
瑠奈が焦った表情をするのも一瞬、すぐさまバリケードを足場代わりに跳躍し、振り下ろされた道化師の爪は瑠奈の身体を掠めることなく、回避され――更にはバリケードに爪が食い込んでしまい、僅かな隙が生じてしまう。
「そっちの爪もすっごく痛そうだけど、当たらなければどうってことないから。それに、悪巧みなら負けないんだから♪」
この為に敢えて追い詰められたフリをしたのだ、と。瑠奈がしてやったりと悪戯っぽく笑い、隙を逃さず放った爪の一撃が――道化師の首を刎ね飛ばす。
ゴロンと地面に転がる、道化師だった機械人形の首。
まずは一体仕留めるも、息を入れる間もなく残った道化師達が瑠奈を狙って接近してくる。
「させないよ!」
そこへ稲穂が勢いよく疾走しながら、割り込むように道化師に突撃。両手には、漆黒の剣と光の剣をそれぞれ携え、断頭の道化師と対峙する。
「趣味の悪い格好を!」
不気味な異形の道化師に、稲穂は険しく顔を顰めて睨み付ける。
しかし道化師は、そんな彼女を嘲笑うように口角を吊り上げ、稲穂に標的を変えて襲い掛かる。
変幻自在の曲芸的な動きから、4本腕の鋭利な爪が迫り来る。片や、稲穂も負けじと加速しながら、勢いを乗せて道化師の攻撃に対抗する。
まばゆく輝く光の剣、そして漆黒の剣は魔力を宿して紅を帯びる。
道化師の4つの腕から放つ斬撃を、稲穂は2本の剣で弾いて防ぎ、耐え凌ぐ。
「全く、趣味の悪い格好を! もうちょっと客を楽しませるような恰好をしてくれないかな!」
秘めたる勇気を、己を護りし障壁に変えて、敵の攻撃にも恐れることなく、突き進む。
道化師が距離を取ろうと飛び退る。逃げる道化師の背には、バリケード。だが稲穂は迷わず駆けて、速度を増して間合いを詰める。
「逃しはしない!」
振り抜く稲穂の剣撃が、道化師の胴体を真っ二つに裂き――倒れた道化師は二度と動かず、スクラップと化した。
敵陣への奇襲攻撃が成功し、優位に戦いを進めるディアボロス達。
瑠奈は一体の道化師と正対しながら、相手を誘うかのように愉悦する。
「あたしとあなた……。どちらかがこの世からいなくなるまで……。一緒に踊り狂いましょう?」
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【猫変身】LV1が発生!
【水中適応】LV1が発生!
効果2【ダブル】LV1が発生!
【ガードアップ】LV1が発生!
赦蜘・九伊奈
【774】
連携アドリブ歓迎
舌足らず・ルー語
お兄ちゃん、カマ、参戦、ダー!
まず、おとなしく、付いてく、お兄ちゃんとカマは足場(※仲良いです)
未来予測、まるっとお見通しっ!たぶん?
お兄ちゃん、カマ、お母さん、お父さん、首、投げる、メイビー。
お母さん、お父さん、そもそも、顔知らぬっ!(どどん)
お兄ちゃん、カマ、ここ、居る…首は友達、キックオフ!!(特に兄の首は躊躇無く蹴り返すか、拳銃で射ち抜いて相手にプレッシャー与えに行くスタンス)
敵、たじる、チャンス、《鋼2号》、出番到来、一気に、楔、ドカンだ
《鋼2号》は画用紙に『りょ』
誉められた、いぇ~い、ぴすぴす(ダブルピース)
《鋼2号》『兄妹なので仕方無し』
クルエント・パトゥミエーラ
【774】
連携アドリブ歓迎
赦蜘と妹ちゃん達と参戦よ♥️
先ずはぁ~、赦蜘を信じてアタシの《冷寒適応》で皆を暖めちゃうわ♥️コレで寒中水泳も平気ね☆
ちょっ!?アタシに乗らないでヘボォア!(女アレルギーで吐血)はぁ…それなら赦蜘に乗られて暖めてもrボベbbb(もろに食らう)
悪い子には《大獄八寒衝》でお仕置きよ★(ウィンクバチコーン)
フッとアタシの吐息でバッキバキにしてあげてぇ…オ"ラ"ァ"ァ"ァ"!!(低音ヴォイス)
とりま、二人を守りつつぶん殴っとけば何とかなるわ、力こそForzaよ!
ワァオ、流石あんたの妹ね、容赦無いわぁ~いや誉めてないわよ兄妹揃って脳内バグってんの?
Oh…鋼ちゃん達おっつー
赦蜘・九朗
【774】
連携アドリブ歓迎
九伊奈、クルエントに同行や
一旦その減らず口閉じなアカン…なぁっ!(クルエントにアイアンクロー)
九伊奈、はぐれんように兄ちゃんを掴んどきぃ
アホは空しか見てへんなら…そのまま空だけ見ときや…《鋼》…出番やで(空に烏の大群を放つ)
おわ…(流石に自分の首に容赦無いの見て引くも)せやろ!ウチの妹は凄いで!(胸を張る妹バカー)
【行動】
便乗しつつ泳ぎ、移動
突入直前で有刺鉄線型寄生体《鋼》の分身を烏にして空に放ち一気に爆破、針と呪毒の雨を降らせつつ敵の注意を空に向けさせ奇襲を手伝います
敵とは一定の距離を保ち、分身達を玉・蜘蛛・烏にして放ち注意が分散するよう仕向け、隙を見て爆破
妹は庇う
シテ島を囲むセーヌ川を前にして、移動手段を話し合う3人のディアボロス。
「先ずはぁ~、赦蜘を信じてアタシの力で皆を暖めちゃうわ♥️ コレで寒中水泳も平気ね☆」
水の冷たさに耐えられるよう、クルエント・パトゥミエーラ(紅いゴミ箱・g03495)の発するオーラが、周囲を陽気な空間に変えていく。
準備はできたと、腰をくねらせ、ウィンクしてくるクルエントに、赦蜘・九朗(挿ゲ替エノ曼珠沙華・g03801)は怪訝な表情を浮かべつつ、時間が惜しいと足早に川へ潜ろうとした時――。
「おとなしく、付いてく、お兄ちゃんとカマは足場」
九朗の妹、赦蜘・九伊奈(矛盾ヲ駆ケル・g04912)が無邪気にぴょんとクルエントの背中に飛び乗った。
「ちょっ!? アタシに乗らないでヘボォア!」
女性アレルギーのクルエントは、九伊奈に触れられた瞬間、血反吐を吐いてその場に崩れ落ちてしまう。
「はぁ……どうせなら、赦蜘に乗られて暖めてもらっボベΣ※♯★」
しかしクルエントはすぐに気を取り直して、九朗に抱きつこうとしたのだが。それより早く、九朗の腕がクルエントの頬をガシッと掴んだ。
「一旦その減らず口閉じなアカン……なぁっ!」
腕に力を一層込めつつ、怒りに満ちた形相で睨む九朗。そうした二人のやりとりを、きょとんと見つめる九伊奈の視線に気が付くと、九朗は掴んだ手を離し、九伊奈の頭を優しく撫でる。
「九伊奈、はぐれんように兄ちゃんを掴んどきぃ」
何はともあれ、3人は一緒に川底を泳いで渡り、上陸するとすかさず戦闘態勢に入って、奇襲を仕掛けた。
「アホは空しか見てへんなら……そのまま空だけ見ときや……《鋼》……出番やで」
上空からの侵入を警戒している道化師達を尻目に、いち早く陸に上がった九朗が、有刺鉄線型寄生体《鋼》を鳥に擬態化させて空に放つ。
空に向かって飛んで行く、擬態の鳥に道化師達の視線が集まる。すると上空の鳥が一斉に爆ぜて、針と呪毒の雨が道化師達に降り注がれる。
思わぬ強襲に道化師達が怯む、その隙を逃しはしないと、クルエントと九伊奈が後に続いて攻勢に出る。
「お兄ちゃん、カマ、参戦、ダー!」
気炎を上げて、勢いよく敵に向かって疾走する九伊奈。
「これ以上オイタをするなら、ボコボコにやっつけちゃうわよぉ~」
投げキッスをしながら、道化師を挑発するクルエント。
道化師達は彼らを色んな意味で危険な存在と認識し、侵入者を排除するべく迎撃する。
「ディアボロスハ、殺ス……ッ!!」
アクロバティックで俊敏な動作で、機械仕掛けのピエロがクルエントを狙う。4本の腕から生えた鋭い爪が、クルエントの肉体を裂こうと迫る。
まるでダンスを舞うかのように軽やかで、しかし獰猛で荒々しい爪の連撃に、クルエントは一歩も退かず、真っ正面から受け止めようとする。
それはオカマとしての絶対的なプライドか。強い決意と信念が、秘めたる力を呼び醒まし、オーラの障壁を展開させて敵の攻撃を耐え凌ぐ。
「悪い子には、お仕置きよ★」
ウィンクしながら、華やかに笑うクルエント。だがその裏に隠れているのは、冷酷なまでの殺意。
すぅっと大きく息を吸い込んだ後、フッと漏らした息は冷気となって、周りの空気を凍てさせる。
「アタシの吐息でバッキバキにしてあげてぇ……オ"ラ"ァ"ァ"ァ"!!」
冷気を吐きつつ一気に叫んで放出すると、荒ぶる吹雪となって周囲を呑み込み、道化師の機械の身体までもが凍り付き――クルエントが銃を構えて撃ち込めば、氷の彫像と化した道化師は、粉々に砕けて散って逝く。
「月を思えど、蜘蛛は泣く。月は見えぬと、烏は鳴く。月へ届けど、龍が無く。静けき水面、隔たる川よ、我が恋路。命儚き……牡丹と消えゆ……」
九朗の口から紡がれるのは、好いた相手に触れられぬ、哀しみを歌ったある一句。
詠唱されし呪文は、彼の武器である有刺鉄線型の寄生体に仮初めの命を与えて、擬態化させる。
地には蜘蛛、天には鳥を放って、あらゆる方向からの攻撃に備えて対応。
道化師の一体が、バリケードの上から九朗を狙い、ギロチン刃を投げ下ろす。
しかし九朗は動じることなく、敵の刃を避けようとしない。
直後――上空の鳥が爆発し、紅い爆風と共に飛び散る無数の針が、道化師目掛けて撃ち込まれる。
「ギギ……ッ!?」
空からの攻撃をまともに食らい、道化師はバリケードから落ちて地面に叩きつけられてしまう。
そして九朗の攻撃はまだ終わらず、今度は下で待ち構えていた蜘蛛が、元の有刺鉄線となって道化師に巻き付き、針を食い込ませながら機械の身体を締め上げる。
鋼の軋む音が響き、やがて動きが止まった道化師は、そのまま地面に倒れ伏し、二度と起き上がることはなかった。
横たわる同胞の首を斬り、道化師はそれを武器にして、九伊奈目掛けて投げつける。
「すべてまるっとお見通しっ! たぶん?」
九伊奈は指で輪っかを作り、そこから覗き込むように敵の攻撃を見極める。
道化師が投げ飛ばしてきた首は、九伊奈にとって見覚えのある、身近な縁者の顔に変わっていた。
それは彼女の兄、九朗の顔だ。
血塗れになって白目を剥いた兄の顔。しかし九伊奈はそんな紛い物には騙されず、ダッシュで首に向かって駆けていく。
「お兄ちゃん、カマ、ここ、居る……首は友達、キックオフ!!」
兄の顔をした首爆弾を、少しの躊躇もなく、思いっきり力を溜めて蹴り飛ばす。
蹴られた首は空中で爆発。全く動揺しない九伊奈に対し、道化師は焦りを覚えて気圧される。
「敵、たじる、チャンス、《鋼2号》、出番到来、一気に、楔、ドカンだ」
九伊奈の武器も兄と同様の寄生体。《鋼2号》は持参の画用紙に『りょ』と書き、主の命令に応じるのであった。
魔力を注ぐと、《鋼2号》は霧に擬態し、相手の体内に浸食していく。
彼女が攻撃するのは、相手の心――弱った部分に楔を打ち込み、精神構造を狂わせて、内から全てを破壊する。
病のように蝕んで、気が付いた時は手遅れで。道化師は糸が切れたように膝を突き、倒れた機械の身体は、もう動かない。
「ワァオ、流石あんたの妹ね、容赦無いわぁ~」
倒れた道化師を一瞥し、九朗に視線を送って感嘆の声を上げるクルエント。
「誉められた、いぇ~い、ぴすぴす」
ダブルピースしながら嬉しそうに燥ぐ九伊奈だが、誉めてはいないとクルエントは否定するように手を横に振る。
「せやろ! ウチの妹は凄いで!」
対照的に九朗は胸を張り、自慢の妹だと誇らしげに感激する。
そんな兄妹の会話に、脳内バグってんの? とクルエントは呆れ気味に小さな声で呟きつつも、迫り来る敵から二人を必ず守ってみせると、心の中で誓うのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【未来予測】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
【照明】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【ガードアップ】がLV3になった!
アルメア・グラウプナー
「ここはフランスであるはずなんだがね…パリ市街といいこのシテ島といい、どこを向いても機械化ドイツ帝国の残滓がある様に見えるな」
「敵の心配をする訳じゃあ無いが、その内乗っ取られてもおかしくはないぞ。尤も、どうなろうと最終的に叩き潰すのは同じだがね、ははは」
・行動
では、前言通り叩き潰させて貰うぞ。
特殊炸裂弾を敵陣内にバラ撒く様に撃ち込んで炎と煙に巻き、築かれたバリケードを逆に逃走を防ぐ障害物として逆に利用してやる。
火砲による【砲撃】やミサイルによる【爆破】【誘導弾】も織り交ぜて煽り立てていこうか。
ついでにバリケードを一箇所だけ【破壊】し、逃走経路を作ってそこから這い出てきた敵を狙い撃つとしよう。
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
ドイツ帝国の亡霊が妙に存在感を増しているのは困りものです
亡霊は墓地がお似合いですよ
隠密に水中移動を行い、目標地点まで到達したら
他の仲間と攻撃タイミングを合わせ一斉に奇襲をかけます
宙に展開した鍵盤で「白の舞踏」を演奏
骨を鳴らして嗤う死神が永遠の眠りへと誘うでしょう
可能なら泥濘の地使い、相手の機動を削ぎながら
仲間と攻撃対象を揃え、撃破して数を減らしていきます
反撃の首爆弾は魔力障壁で凌ぎダメージを軽減
偽装とはいえ、気持ちの良い攻撃ではありませんね
いっそ、自分の首を投げれば、それなりに面白みがあったのでは無いですか?
大陸軍であろうと、ドイツ帝国の亡霊であろうと、どちらも等しく地の底へ
「ここはフランスであるはずなんだがね……。パリ市街といいこのシテ島といい、どこを向いても機械化ドイツ帝国の残滓がある様に見えるな」
自身もドイツ帝国出身の機械兵、アルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)にとっては目の前にあるこの状況は色々と思うところがあるのだろう。
自国の有り様をよく知るが故、隣国のことでありながら、その表情は未来を憂いているようにも見える。
「ドイツ帝国の亡霊が妙に存在感を増しているのは困りものです」
他国に影響力を広げるドイツ帝国に、ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は危機感を抱く。
クロノヴェーダ同士の争いとはいえ、犠牲となるのはその国で暮らす民達だ。
変わり果てていく嘗ての故郷を目にしながら、ソレイユの心境は穏やかではない。
「敵の心配をする訳じゃあ無いが、その内乗っ取られてもおかしくはないぞ。尤も、どうなろうと最終的に叩き潰すのは同じだがね、ははは」
領土をオセロのように奪い合う、侵略者達のゲームを終わらせるのは、自分達しかいないとアルメアが笑えば。ソレイユも薄っすら微笑み、機械人形達が占領している島を真っ直ぐ見据える。
「――亡霊は墓地がお似合いですよ」
気を引き締めながら、二人はセーヌ川を潜って水底を移動し、荘厳な大聖堂が聳える中州の島を目指すのだった。
――島内に轟き渡る、爆発音。
立ち上る炎と煙は、戦闘開始を告げる狼煙。
「では、前言通り叩き潰させて貰うぞ」
川から上陸するなり、アルメアがミサイルポッドを撃ち込み、先制攻撃。派手な砲撃の奇襲が敵陣営に混乱を招く。
「ギギッ、小癪ナ真似ヲ!」
広がる煙を突き破り、断頭の道化師がアルメアを狙って攻めてくる。
戦場に築かれたバリケードを足場に、アクロバティックな動きで右へ左へ飛び跳ねながら、アルメア目掛けてギロチン刃を投擲する。
しかし、アルメアは障害物の多い地形を逆に利用し、咄嗟にバリケードに隠れて、迫るギロチン刃を回避する。
とは言え、状況的には相手も同じか、それ以上。地の利を活かすことには向こうの方が長けている。ならば、とアルメアは地形を逆手に取ろうと画策する。
「そこから先は我々の立つべき舞台だ、とっとと道を開けたまえ!」
腕部に接続された火砲『シュトラール』に、手製の炸裂弾を装填。照準を定め、撃ち放たれた砲弾は――着弾すると同時に爆裂、耳を劈くような大きな音が鳴り響き、周囲を呑み込むように炎が激しく燃え盛る。
視界を遮る煙と足元に広がる炎から逃げ出すように、道化師がバリケードの上に駆け上がっていく。だがその行動こそが、命取りになる。
アルメアは〝それ〟を待っていたのだ。
逃げ場を限定すれば狙い易い。道化師を上手く誘き出し、後は一発をお見舞いするだけ――火砲を構え、アルメアが放った砲撃が道化師に直撃。機械仕掛けのピエロは、跡形残らず消し飛んだ。
――戦場に響く華麗な音色。
音楽を力に変えて奏でる術は、ソレイユが得意とする能力だ。
本来ならば、音楽は人を楽しませる為のもの。だからこそ、人々を苦しめるクロノヴェーダを倒すべく、ソレイユは音の力で立ち向かうのだ。
片や、断頭の道化師は、倒された同胞の首を捥ぎ取り、ソレイユに向かって投げ飛ばす。
近付いてくる首を躱そうと構えるソレイユ。しかし彼の青い双眸に映ったソレは、道化師の首ではなく、ソレイユにとって信じられないモノだった。
「……ッ!?」
その首は、彼の父親と瓜二つの顔をしていた。
生気のない、虚ろな父親の表情を目にした瞬間、ソレイユの心に動揺が走る。
今も脳裏に焼き付いている、家族を奪った惨劇の光景。過去の記憶に刻み込まれる絶望感、だがソレイユは、忌むべき過去を取り戻す為、戦う道を選んできたのだ。
決意を込めるように手を翳し、魔力障壁を展開させて、道化師が投げた首を防ごうとする。
当たった衝撃で首は爆発するが、ソレイユは障壁で凌いでダメージを最小限に食い止める。
「いっそ、自分の首を投げれば、それなりに面白みがあったのでは無いですか?」
抑揚のない冷たい声でそう告げながら、ソレイユは両手にグローブを嵌めて、パラドクスを発動させる。
宙に浮かぶように顕れたのは、ピアノの鍵盤。
両手をそっと鍵盤に添えて、10本の指先に力を込めて、虚空のピアノを弾き始める。
奏でる音色は、静かで、昏くて、重々しくて。地面が震えるように脈打ちながら、次第に泥濘み、足を掴むように道化師の機動力を奪っていく。
それは永遠の眠りに誘う舞踏の調べ――泥濘から逃れようと藻掻くほど、死の足音が近付いてくる。
奈落に引き摺り込まれるように、道化師が地の底へ沈みながらも、必死に救いを求めて手を伸ばす先――最期に見たのは、カラカラと、骨を鳴らして不気味に嗤う、死神だった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【照明】がLV2になった!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV4になった!
【ダメージアップ】がLV2になった!
赦蜘・九伊奈
【774】
お兄ちゃん、カマ、参戦、ダー!
連携アドリブ歓迎
舌足らず・ルー語
私、知ってる、油断大敵、強い、分かる。
お兄ちゃん、戦う、上手い、お兄ちゃん、指示、私、後ろで援護射撃、する。
(一旦隠れて拳銃を構え)
カマ、嫌う、何となく、分かりみ。
私、あそこまで行く、病気。
あの子、お兄ちゃん、好き、凄く、分かる。
でも、理不尽、殺す、良くない、相手、望む、望まない、関係無い。
私、お兄ちゃん、望む、断る、むしろ、ぶん殴る!
人のふり見て我がふり直せ、だな
《鋼2号》がカンペで『そろそろ』『九伊奈なら出来る』
うむ!
『よく狙って』『今だ!』
よっし、一発、ブチカマス!
(不意討ちを狙って魔力を込めた弾丸を射ちこんでいく)
赦蜘・九朗
【774】
連携アドリブ歓迎
九伊奈、クルエントに同行
ほーん、大将のお出ましやな
あんたの兄が望む望まんなんぞ知らんけどな、妹に殺しを望むんは外道、ウチかて此処に連れてくんの最後まで渋っとったで?
そんくらい大事にすんのが本当の兄やないん?
フッ…踊ろうやないか…死の舞を…な
《鋼》、最後の仕上げや
(妖刀《紅姫》の仮封印を解き、引き抜いた)
クルエント…いや、聞かんとくわ
【行動】
《鋼》で仮封印をしていた妖刀《紅姫》を引き抜き、手の中で暴れる《紅姫》を《鋼》で押さえ付けながら、相手の武器を腐食させつつ剣舞を見舞う
仲間に集中的に行くようなら、なるべく相手の注意を適度に引き付け、全体の体力偏りを軽減、特に妹は守る
クルエント・パトゥミエーラ
連携アドリブ歓迎
【774】
赦蜘、妹ちゃんと参戦よ☆
うわぁ~思い出したくないの思い出しちゃった!あーヤダヤダ(鳥肌ぶわわ~)
流石にあんなの触りたくもないわね…(引き)
ねぇねぇ、アンタがイッチ番切るの楽しい所は何処かしら?…そう…なら、ソコと顔面をコレ(トンファー)でぇ…念入りに陥没させてやんよ(低音ヴォイス)
オカマの本気の鉄拳制裁…受けてみなっ!オラオラオラ…ブル"ゥ"ア"ア"ア"!!!
あそうそう、挑発もしてカバーリングしとかなきゃね♦️
普通兄妹ってあんな風でしょ、アンタってさここに居る時点で見捨てられてるのよ御愁傷様★
あらやだ、アタシったらもう。
…二人のそういう気遣ってくれるとこ、アタシ好きよ
「よもや防衛網を突破してくるとは……。ならばこの私が、直々に処刑して差し上げましょう」
高く聳える大聖堂。シテ島の象徴でもある、荘厳なりし教会で、ディアボロス達を出迎えたのは――この地を管理しているジェネラル級、ナポレオンの妹の名を持つ『ポーリーヌ・ボナパルト』だ。
「ほーん、大将のお出ましやな」
上品に佇む令嬢の姿をした自動人形を前にして、赦蜘・九朗(挿ゲ替エノ曼珠沙華・g03801)は怪訝な表情をしながら身構える。
「私、知ってる、油断大敵、強い、分かる」
赦蜘・九伊奈(矛盾ヲ駆ケル・g04912)も令嬢が発する尋常ではない気配を感じ、真剣な顔つきで相手の出方を窺うように警戒する。
「うわぁ~思い出したくないの思い出しちゃった! あーヤダヤダ」
女性嫌いのクルエント・パトゥミエーラ(紅いゴミ箱・g03495)は、自動人形の令嬢を一目見るなり、身の毛がよだつ程の辛い記憶が脳裏を過ぎる。
それは、赤黒く滲んだ染みで穢された過去――出来れば触れる事すらしたくない、と顔を引き攣らせながらも、やるしかないのね、と腹を括って戦いを挑む。
「心配なさらずとも、貴方達の命は兄の覇道の礎となるわ。だから――喜んで死んで頂戴」
微かに口角を吊り上げ、ディアボロス達に死の宣告をするポーリーヌ。兄の願いを叶える為なら、大量虐殺すら厭わない。
命も戦争の道具でしかないなどと、常軌を逸した狂った思考に、九朗がやれやれと肩を竦めて、異を唱える。
「あんたの兄が望む望まんなんぞ知らんけどな、妹に殺しを望むんは外道、ウチかて此処に連れてくんの最後まで渋っとったで? そんくらい大事にすんのが本当の兄やないん?」
自分にも妹がいる以上、なるべく戦わせたくないと思うのが兄としての心境だ。それをただ、野望を満たす為に利用するのは、愚の骨頂だと切り捨てる。
「カマ、嫌う、何となく、分かりみ。私、あそこまで行く、病気」
露骨に不機嫌な態度を見せるクルエントに、九伊奈が同情しながら、改めてポーリーヌに視線を向ける。
「あの子、お兄ちゃん、好き、凄く、分かる。でも、理不尽、殺す、良くない、相手、望む、望まない、関係無い」
歪んだ狂気の愛情に終止符を打ち、悪しき野望を叩き潰す為――欧州の未来を賭けた戦いが、今始まる。
「ねぇねぇ、アンタがイッチ番切るの楽しい所は何処かしら?」
敵と対峙しながら、クルエントが不意に訊ねるが、自動人形の令嬢は答えることなく、冷ややかな目で見つめるだけだ。
「その減らず口、ギロチンで真っ二つにすれば黙ってくれるかしら」
ポーリーヌが真上に手を翳すと、上空に顕れたのは、巨大なギロチン刃。
罪人を処刑する死の刃を、クルエントに狙いを絞って落とす心算らしい。
「……そう……なら、ソコと顔面をコレでぇ……念入りに陥没させてやんよ」
普段のトーンの高い声色が、次第に低く、絞り出すように凄みを利かせて威圧する。そして相手に一撃お見舞いしようと、地面を蹴って駆け出した。
所詮は戯言と、ポーリーヌは全く意に介さず、突撃してくるクルエント目掛けてギロチン刃を振り下ろす。
「戦術ぅ? 知らないわね、力こそForzaよ!」
迫る処刑の刃もお構いなしと、クルエントは更に速度を上げて特攻し――トンファー型の銃の引き鉄を引き、噴射で加速を増した拳を放って、ギロチン刃を打ち砕く。
「オカマの本気の鉄拳制裁……受けてみなっ! オラオラオラ……ブル"ゥ"ア"ア"ア
"!!!」
クルエントの足は止まることなく、勢いを乗せてポーリーヌに接近。間合を詰めて、顔面にトンファーを叩き込む。
女は素手で殴りたくないの、とトンファーを回しながら得意げに語るクルエント。
攻撃を浴びたポーリーヌは衝撃で蹌踉めきながら、苦痛と屈辱に顔を歪めて、殺意に満ちた形相で激しく睨む。
「私、お兄ちゃん、望む、断る、むしろ、ぶん殴る!」
他人の命を奪うなど、例えばそれが兄の望みであったとしても、九伊奈の中にその選択肢はない。
妹の真っ直ぐな心に、九朗は安堵し、薄っすら微笑みながら、妖気を纏いし刀を強く握り締める。
「フッ……踊ろうやないか……死の舞を……な。《鋼》、最後の仕上げや」
仮封印を施していた刀を引き抜くと、刃から禍々しいオーラが溢れ出る。今にも暴走しそうな妖刀を、九朗は《鋼》で抑えて制御し、自動人形の令嬢に駆け寄り、斬りかかる。
「望むところよ。五体を華麗に斬り刻んであげる」
ポーリーヌがその身をくるりと翻し、スカートがふわりと舞い上がる。するとスカートの下に仕込んでいた無数の短剣を、すかさず抜いて、九朗目掛けて投げ飛ばす。
目の前に向かってくる無数の短剣を、九朗は刀を振り回して打ち落とし、速度を上げて斬り込んでいく。
その後方で、九伊奈が兄を援護しようと、《鋼2号》と一緒に魔力を練り上げ、圧縮させる。
敵の意識は九朗の方に向いている。隙を衝くなら今が好機と、九伊奈は精神を集中させて魔力を高める。
『九伊奈なら出来る。よく狙って』
《鋼2号》が励ましてくれる、そんな声が聞こえた気がして。九伊奈は想いを強く込め、一点だけに狙いを合わせる。
「よっし、一発、ブチカマス!」
生成された魔弾が気合と共に撃ち込まれ 、空気を一直線に突き破り――煌めく一筋の光を描きながら、自動人形の令嬢の肩を鮮やかに射抜いた。
「なっ
……!?」
思わぬ不意打ちを食らったポーリーヌが、体勢を崩す。その直後、九朗が一気に近付き、全力疾走しながら刃を振るう。
「…………《紅姫》……一閃っ!」
妖気を解放させた獰猛な刃が、自動人形の機械の身体を乱暴に斬り裂き――ポーリーヌは痛みに耐えられなくて、その場にガクリと膝を突く。
まるで相手の女が気に食わないとでも言いたげに、刀が放つ異常な殺気はジェネラル級をも震え上がらせる。
「アンタってさ、ここに居る時点で見捨てられてるのよ……御愁傷様★」
九朗と九伊奈のような関係こそが、兄妹の本来あるべき姿だと――。
クルエントは蹲るポーリーヌを一瞥し、彼女の存在意義を否定するかのようにウィンクしながら、その傲慢なプライドまでも打ち砕くのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【書物解読】LV1が発生!
【腐食】LV1が発生!
【怪力無双】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
【ダメージアップ】がLV4になった!
夜明・瑠奈
あとはあの子を倒せば終わりかな~。
見た感じお相手さんはお兄さんに喜んでほしい感じの子みたいだし、これは上手くすれば利用できるかも♪
同性相手だとあまり効果なさそうだけど、お相手さんの至近距離を舞うように動くことで金木犀の香りと瑠奈のかわいさを振り撒くねっ☆
隙が出来たら急所狙いながらナイフで攻撃するけどその時に。
「そんな戦い方でお兄さんに喜んでもらおうなんて笑っちゃうな☆あ、そうそう。君を倒したら大好きなお兄さんもすぐに殺してあげるから君は安心して先に眠っていいよ♪」って挑発するよ!
……それで攻撃が激しくなったら瑠奈が真っ二つになる前に援護おねがいしまーす!
(連携・アドリブ大歓迎です)
アルメア・グラウプナー
「やあ大将、想定したよりもお早いお着きの様だが…ちょいとばかり遅かったな。貴殿が管理していたこの場所は御覧の有様だよ」
「後はこうして舞台に上がってきた貴殿を斃せば幕引きだ。最後の舞踏は精々悔いの無い物にするが良いさ、はっはっは!」
・行動
…とは言ったものの、あまり近接戦には付き合いたくないな。
基本は距離を取り、火砲での【砲撃】やガトリングでの【弾幕】【制圧射撃】で味方の攻撃や退避を支援し立ち回っていく。
万全では無い状態で近付かれたら【未来予測】を併用し、ソードオフで牽制し身を引こう。
相手の動きに隙が見えたりダメージにより動きが鈍ってきたら爆裂鉄球の出番だ、メテオールを思いっ切りぶつけてやろう。
「やあ大将、想定したよりもお早いお着きの様だが……ちょいとばかり遅かったな。貴殿が管理していたこの場所は、御覧の有様だよ」
防衛網を突破してきたアルメア・グラウプナー(フロイライン=ズィーリオス・g00637)の後ろには、撃破され、無残に横たわっている道化師達の残骸の群れ。
そして今、アルメアが対峙しているのは、大聖堂の管理者である『ポーリーヌ・ボナパルト』。
「ここまで来たことだけは誉めてあげるわ。だけど……次は貴女達がそうなる番よ」
歯向かう者には死の制裁を――自動人形の令嬢は冷たい笑みを浮かべつつ、抑え切れない程の殺意をアルメアに向ける。
「後はこうして舞台に上がってきた貴殿を斃せば幕引きだ。最後の舞踏は精々悔いの無い物にするが良いさ、はっはっは!」
しかしアルメアは、負けるつもりは微塵もないと、挑発するかのように高笑いする。
「あとはあの子を倒せば終わりかな~。見た感じ、お相手さんはお兄さんに喜んでほしい感じの子みたいだし、これは上手くすれば利用できるかも♪」
夜明・瑠奈(うそつきキャットウォーク・g09029)は敵の性格を戦闘に活かせないかと思考を巡らせ、妙案が浮かんだのだろうか、心の中でほくそ笑む。
「目障りよ。とっとと私の視界から消えてくれないかしら」
よほど苛ついているのか、ポーリーヌは不機嫌そうに言い放ち、2人のディアボロスに対して早々に抹殺しようと、攻撃を仕掛ける。
「さあ、処刑の時間よ。貴女もこのギロチンで、殺してあげる」
空間が歪み、ポーリーヌの頭上に巨大なギロチン刃が出現する。
数多の命を葬ってきたであろう血染めの刃が、次の新たな贄を求めて不気味に光る。
「まともに食らえば真っ二つ、か。出来れば接近戦にしたくはないんだがな」
先程は大見得を切ったアルメアだが、可能であれば距離を置きたいのが本音のようだ。
「だったら瑠奈が最初に突撃しよっか。接近戦ならお手の物だしね☆」
自信に満ちた表情で、瑠奈がアルメアに耳打ちすれば。その提案にアルメアも頷き、後方支援は任せろと、互いに役割分担しながら動くのだった。
――艶めく銀の長髪と尻尾を靡かせ、戦場を駆けるウェアキャットの少女。
手には暗殺用のナイフを握り締め、準備は万端、死の舞踏会の幕が開いた。
「ダンスがお望みだったら、お相手するわ。命尽きるまで、踊り狂いましょう」
ポーリーヌがスカートの中に忍ばせていた短剣を抜いて、接近してくる瑠奈を迎え撃つ。
互いに同じ得物を扱いながら、華麗に繰り広げる戦いの舞い。
軽やかにステップを刻んで、甘い金木犀の薫りと可愛い魅力を振り撒く瑠奈。戦闘中も心弾ませながら笑う彼女だが、赤く輝く双眸は、僅かな隙も見落とすまいと、一瞬の隙を狙っていた。
「そんな戦い方でお兄さんに喜んでもらおうなんて笑っちゃうな☆ あ、そうそう。君を倒したら大好きなお兄さんもすぐに殺してあげるから、君は安心して先に眠っていいよ♪」
烈しい剣戟の音が響き渡る中、瑠奈が挑発じみた台詞を吐いて、動揺を誘う。
「……心配ないわ。先に死ぬのは、お前の方よ」
挑発がよほど効いたか、ポーリーヌは冷静さを欠いて猛り狂い、攻撃が一層激しさを増す。
「かなり堪えてるみたいだね。瑠奈が真っ二つになる前に援護おねがいしまーす!」
「了解だ! ビームの雨を食らうといい!」
瑠奈の合図にアルメアが応えて、後方からビームガトリング砲で援護射撃する。
刹那――ポーリーヌが怯んで後退るのを、瑠奈はしっかり見逃さず。全速力で走って地面を蹴って、空に高々と跳躍する。
「猫のキックは流星の如くってね☆」
空中でくるりと一回転しながら、勢いを乗せた飛び蹴りが華麗に炸裂。着地と同時に距離を取り、すたこらさっさと逃げるのだった。
「後は私がやる。さあ、かかってくるがいい」
次は自分の番だと、アルメアが球状の巨大ハンマーを手にしながら、敵の意識を向けさせようと焚きつける。
「くっ……どいつもこいつも、鬱陶しいのよ!」
ポーリーヌが怒りを露わに、アルメア目掛けて巨大なギロチン刃を振り下ろす。
対するアルメアは、巨大鉄球を猛スピードで回転させて、身体を捻って遠心力を加えて、力任せに投げ飛ばす。
「私から贈る全力のプレゼントだ、見事受け止めてみるんだな!」
投擲された鉄球は、空中でギロチン刃と激突するが――勢いとパワーで上回り、ギロチン刃を粉砕し、ポーリーヌに命中。
直後に鉄球は大爆発を起こし、その衝撃にポーリーヌは吹き飛ばされて、全身を地面に激しく叩きつけられるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【水中適応】がLV2になった!
【怪力無双】がLV2になった!
効果2【ガードアップ】がLV5になった!
【ダメージアップ】がLV5になった!
ソレイユ・クラーヴィア
連携アドリブ歓迎
全く、縁起でもないものを見てしまいました
そんな未来を現実とせぬ為にも、まずはここを制圧せねばなりませんね
宙に展開した鍵盤で「凱歌」を演奏
場上槍を構えた白馬の騎士を喚び、突進からのすれ違いざまに一撃を入れてやります
淑女を装うなら、軽率に愛を囁くのはやめておきなさい
身も頭も軽い女だと、笑われてしまいますよ
真に愛する人がいるなら、その人への愛を高らかに叫ぶくらいが潔いというもの
そんな言葉だけの愛は、私には届きません
どんな言葉の攻撃も、演奏に集中して凌ぎ
仲間と連携して相手に息をつかせる暇も無く攻め立てます
シテ島はパリに住まう市民のものです
取り戻すまで何度でも攻めてやりますよ
秋風・稲穂
さてと、後は指揮官を倒して優雅にスタイリッシュに帰還するだけだね
しかしまあ、お兄さんが大好きというか…病んでるというか
ま、どちらにしろ君を倒してお終いだ
長引かせるつもりは無い、さっさと倒してしまうよ
増援の心配もないみたいだしね
引き続きBurn the darkとL・デルフェスを抜刀
未来予測で1秒先の動きを読んで敵の舞いを予測
迫りくる刃を【斬撃】で弾き、斬り結んで致命傷を避けていこう
此方も蒼雷連撃を発動して斬り掛かる
二刀流の【連撃】で斬り裂く
【臨機応変】に踊りにも合わせて近接戦を繰り広げよう
折角だ、踊りには付き合おうじゃないか
どちらかが倒されるまで続くダンス
楽しく踊ろうか
アドリブ連携等歓
「さてと、後は指揮官を倒して優雅にスタイリッシュに帰還するだけだね」
奇襲作戦はここまで順調。残る敵は後一体、秋風・稲穂(剣鬼・g05426)はジェネラル級『ポーリーヌ・ボナパルト』を前にして、これで終わらせようと刃を向ける。
「全く、縁起でもないものを見てしまいましたが……そんな未来を現実とせぬ為にも、ここは制圧させて頂きます」
ソレイユ・クラーヴィア(幻想ピアノ協奏曲第XX番・g06482)は道化師との戦闘で見せられた、父親の顔を思い出す。
嘗て彼の身に起こった悲劇、その元凶たるクロノヴェーダに復讐し、平和な未来を取り戻す。今回の任務は、それを成す為の一歩だと、強い決意を抱いて自動人形の令嬢に戦いを挑む。
「揃いも揃って……兄の崇高な目的を邪魔する者は、妹たるこの私が殺してあげるわ」
これまでのディアボロス達との戦闘で、ポーリーヌには多くの傷が刻まれている。しかし相手に弱みを見せまいと、気高く気丈に振る舞いながら、残った力を振り絞ってディアボロス達に攻撃を仕掛ける。
「しかしまあ、お兄さんが大好きというか……病んでるというか。ま、どちらにしろ君を倒してお終いだ」
兄想いもここまで来ると異常だと、稲穂は半ば呆れたように溜め息を吐きつつ、二本の剣を抜いて構えて、手負いの令嬢を迎え撃つ。
「私と踊って下さるかしら? 狂おしいほどに舞いましょう……どちらかが命尽きるまで」
ポーリーヌがくるりと身体を翻し、舞い上がるスカートから複数本の短剣を取り出し、指間に挟んで身構える。
「折角だ、踊りには付き合おうじゃないか。どちらかが倒されるまで続くダンス……愉しく踊ろうか」
相手の申し出に、稲穂も面白そうだと受けて立ち、血の香漂う死の舞踏会が始まった――。
貴族令嬢らしく、華麗にステップを踏んで攻撃を繰り出してくるポーリーヌ。
対する稲穂は、防戦一方。だが、相手の舞いを冷静に読んで、動作を把握し、次の攻撃を予測する。
そうして受け流しながら、隙が生じる機を窺う。稲穂の赤い双眸は、眼光鋭く、僅か1秒先の未来を見据えていた。
剣戟の音が鳴り響く中、最初に均衡を破ったのは、ポーリーヌだ。
手にした短剣を、突如、稲穂に向かって投げつける。
意表を突いた攻撃も、妖狐の少女は想定の範囲内だと少しも慌てず。迫る刃を斬撃で弾いて、攻撃直後の隙を狙って間合を詰める。
両手に握った二本の剣に、魔力を込めると、光が烈しく弾け飛ぶ。
「雷の力を剣に集めて……斬る!」
疾走しながら紫電を纏った二刀を振るい、連続で放つ斬撃が、自動人形の機械の身体を斬り刻み――更に迸る雷撃が、全身を駆け巡って機能回路を麻痺させる。
「!? そんな……私はただ、兄の役に立ちたいだけなのに……」
体勢を崩して、ポーリーヌは力無く地面に両手と膝を突いて、蹲る。
傷だらけで満身創痍の令嬢に、ソレイユが憐憫の眼差しを向けながら、彼女の前で跪く。
「……実に哀れなものですね」
華やかな貴族令嬢も、今の惨めな状態は見るも無残な有り様だ。
同情にも似たソレイユの言動に、手負いの令嬢は一縷の望みを託して、言葉を紡ぐ。
「……何て素敵な方なのかしら。貴方のような紳士と出会えることを、私はずっと待っていました」
憂いを帯びた瞳で、真っ直ぐにソレイユの顔を見つめるポーリーヌ。
親愛なりし貴方の為に――唇が謳うのは、ソレイユに捧ぐ愛の言葉。
しかし、それらは全て惑わしの呪言。囁く愛は偽りで、相手の心を縛る武器。
せめてこの男だけでも道連れに――だが、そんな悪女の思惑など、ソレイユは既に見透かしていた。
「……淑女を装うなら、軽率に愛を囁くのはやめておきなさい。身も頭も軽い女だと、笑われてしまいますよ」
諭すように嗜めながら、ソレイユが両手に嵌めたグローブを起動させ、空中にピアノの鍵盤を展開する。
差し出す令嬢の手を払い除け、ピアノの鍵盤に指を添え、弾くと澄んだ音色が空間に響く。
「真に愛する人がいるなら、その人への愛を高らかに叫ぶくらいが、潔いというもの――そんな言葉だけの愛は、私の心には届きません」
どれだけ言葉を紡ごうと、魂がなければ響かない。ソレイユが奏でるピアノの音は、心を込めて弾くからこそ、力となって想いが具現化されるのだ。
「――高らかに謳え、その歌を」
明るく激しく、高らかに。白馬に跨る幻想の騎士が、旋律に乗って疾く駆け――構えた槍で自動人形の令嬢の胸を狙って、擦れ違いざまに、貫き穿つ。
――斯くして、ディアボロス達はシテ島を支配していたクロノヴェーダを、撃破した。
まだ完全なる解放までには至ってないが、それでも、一歩近づいたことは間違いない。
故郷を一日も早く取り戻せるように……ソレイユは新宿島に還るべく、踵を返してパラドクストレインに乗車する。
帰路の途中、視界に映るパリの景色を、目に焼き付けながら――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【勝利の凱歌】LV1が発生!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】がLV6になった!
【ダメージアップ】がLV6になった!