湖水地方解放作戦(準備)

 攻略旅団の提案により、ブリテン島の湖水地方を支配するジェネラル級ドラゴン『氷将竜サグラモール』を撃破し、この地方を解放するための戦いを開始します。
 攻略旅団の作戦に従い、竜の花嫁事件尾解決による混乱を利用して、サグラモールに決戦を挑む隙を作り出しましょう。

 最初に、湖水地方の村や集落に潜入して住民との交流を図ってください。
 その後、交流によって信頼を得た住民達に『行方不明になった竜の花嫁を見かけた』といった、流言飛語を流し、その情報がドラゴン側に伝わるように仕向けましょう。

 ドラゴン勢力は、竜の花嫁の行方を捜している筈ですので、流言飛語に成功すれば、ディアボロスが指定した場所に、捜索部隊を派遣してくる筈です。
 この捜索部隊を完全撃破し、生き残りが状況を報告する事も出来ないように仕向ける事が出来れば、敵の混乱を助長し、サグラモールを討つチャンスに繋げる事もできる筈です。

※1/01:攻略旅団の提案により攻略期限が延長されました。23年2月3日以降のシナリオで攻略難易度が上昇します。

氷将竜サグラモール

花嫁の消えた白い湖畔(作者 凪未宇
2


#幻想竜域キングアーサー  #湖水地方解放作戦(準備)  #湖水地方  #氷将竜サグラモール 


タグの編集

 現在は作者のみ編集可能です。
 🔒公式タグは編集できません。

🔒
#幻想竜域キングアーサー
🔒
#湖水地方解放作戦(準備)
🔒
#湖水地方
🔒
#氷将竜サグラモール


0



 現在、ベルファストで建造された輸送船『グレイスブリンガー』によって、竜の花嫁のアイルランドへの避難が行われている。
「この事を知らないドラゴン勢力は、行方不明になった竜の花嫁を捜索しているようなのです」
 蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)はスケッチブックを広げ、白鳥のいる湖畔の絵を見せた。
「攻略旅団から、この竜の花嫁が居なくなった事による混乱の隙を突く提案があったのです」
 最終目的は、湖沼地帯を支配するジェネラル級ドラゴン『氷将竜サグラモール』の撃破。この目的を果たすには、混乱を更に大きくしつつ、敵の戦力を削ぐ事が必要不可欠だろう。

「皆さんには、まず、湖水地方の集落に向かって欲しいのです」
 この湖畔は水鳥の生息地らしく、多くの白鳥と黒鳥が飛来し棲息している。
 彼らの食べ物は、豊富な水草なのだが、どうやら増えすぎて足りなくなったのか、時折野菜を狙って畑を荒らすようになってしまった。
 集落の人達としても、水鳥たちを湖から追い払うようなことをしたくないようで、どうしたらいいか頭を悩ませているようである。
「集落の人達と、鳥さんが仲良く暮らせるような対処の提案や、問題の解決をして住民との交流して欲しいのです。上手くいけば、その後に竜の花嫁を目撃した欺瞞情報を流すとき、信じて貰いやすくなるのです」
 そして広がった情報は、ドラゴンにも届くはずだ。
 後は、その情報で流した場所で待ち受け、やってくるドラゴンの探索部隊を撃破すれば、作戦は成功となる。
「探索部隊は地中に潜る『穿孔竜ワーム』とナンパな性格の『羅刹天インドラジット』なのです」
 誘い出す場所にそれぞれの特性に合わせた対策であったり、性格を逆手にとった罠などを用意するのもいいかもしれない。
 戦闘開始後、ドラゴンが撤退しにくい場所など、工夫次第で戦いを有利にできるだろう。
「探索部隊が全滅して帰ってこない状況が続けば、敵は混乱するのです。そして、サグラモールに決戦を挑む隙が生まれると思うのです」

 湖水地方の人々は、ドラゴンを信仰している純朴な人々が多く、ドラゴンを悪く言うと、住民との友好関係を結ぶのは難しくなるので注意が必要だ。
「湖水地方は綺麗な場所が多いのです。観光に来る一般人もいるので、ボク達も旅人として振舞まえば、それほど怪しまれないと思うのです」
 折角の綺麗な光景なので、問題解決しながら水鳥と過ごすのも良いかもしれない。
 最後にそう付け加え、珠萌はスケッチブックを閉じた。

 畑に大量の水鳥が訪れ、美味しそうに芽キャベツをつつき、大根や人参のような野菜の葉を食べ荒らしている。
「こらー!」
 慌てて畑の持ち主が駆けつけ追いやれば、直ぐに水鳥達は湖へと戻っていく。
 食い荒らされた畑の野菜を確認し、根は大丈夫なようだが、とても出荷できるような代物ではない。
「まいったな。きっとお腹が空いているんだろうが、どうしたものか」
 なるべく畑の方には来ないようにさせたいが、水鳥も生きる為だ罪は無いと、集落の人達は共存できる方法を探している。
「パンくずをあげたら、よろこんでたよ」
 小さな女の子が先日、湖で水鳥と遊んでた様子を伝えてくる。
 水鳥たちは餌になる水草を探して、何度も頭を湖に突っ込んでいたらしい。
 水草が水鳥たちが飢えないほど増えるか、集落の方でも何か手助けしてやれるといいのだが。


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


→クリア済み選択肢の詳細を見る


●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【飛翔】
1
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。【怪力無双】3LVまで併用可能。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【浮遊】
2
周囲が、ディアボロスが浮遊できる世界に変わる。浮遊中は手を繋いだ「効果LV×3体」までの一般人を連れ、空中を歩く程度の速度で移動できる。
【友達催眠】
3
周囲の一般人を、誰にでも友人のように接する性格に変化させる。効果LVが高いほど、昔からの大切な友達であるように行動する。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【完全視界】
1
周囲が、ディアボロスの視界が暗闇や霧などで邪魔されない世界に変わる。自分と手をつないだ「効果LV×3人」までの一般人にも効果を及ぼせる。
【植物活性】
1
周囲が、ディアボロスが指定した通常の植物が「効果LV×20倍」の速度で成長し、成長に光や水、栄養を必要としない世界に変わる。
【土壌改良】
2
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」の地面を、植物が育ちやすい土壌に変える。この変化はディアボロスが去った後も継続する。
【口福の伝道者】
1
周囲が、ディアボロスが食事を摂ると、同じ食事が食器と共に最大「効果LV×400人前」まで出現する世界に変わる。
【通信障害】
1
ディアボロスから「効果LV×1,800m半径内」が、ディアボロスの望まない通信(送受信)及びアルタン・ウルク個体間の遠距離情報伝達が不可能な世界に変わる。
【アイテムポケット】
2
周囲が、ディアボロスが2m×2m×2mまでの物体を収納できる「小さなポケット」を、「効果LV個」だけ所持できる世界に変わる。
【水中適応】
1
ディアボロスから「効果LV×300m半径内」が、クロノヴェーダを除く全ての生物が水中で呼吸でき、水温や水圧の影響を受けずに会話や活動を行える世界に変わる。
【防衛ライン】
1
戦場が、ディアボロスが地面や床に幅10cm、長さ「効果LV×10m」の白い直線を出現させられる世界に変わる。敵はこの直線を突破できず、上空を飛び越える場合、最低「効果LV」分を要する。直線は戦場で最初に出現した1本のみ有効。

効果2

【能力値アップ】LV7 / 【ダメージアップ】LV4 / 【凌駕率アップ】LV1 / 【反撃アップ】LV1 / 【アヴォイド】LV1 / 【ダブル】LV2 / 【グロリアス】LV1

●マスターより

凪未宇
皆様こんにちは、凪です。
幻想竜域キングアーサーにて、湖水地方の集落の問題を解決し、ドラゴンを誘い出し撃破してください。

②→①、③④で、執筆いたします。

②:集落の人との問題を解決してください。気軽に湖に散策に来ても構いません。
①:竜を誘き出すため花嫁を目撃した偽情報と一緒に誘い出す場所の情報を流します。
③④:同時に出現しますが、攻略は順を追うことも出来ます。

※技能だけでは、パラドクスや残留効果のような効果は得られず使えません。
※どんな台詞や心情で参加しているのか、キャラらしさを多く書いてあると嬉しいです。

作業日や状況等は、マスターページにてご確認くださいませ。
それでは、皆様のプレイングお待ちしております。
80

このシナリオは完結しました。


『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。


発言期間は終了しました。


リプレイ


千吉良・馨流
アドリブや絡み、歓迎

ん、はじめての事件や
気ぃ入れて頑張ろ!

実際、景色にはわくわくキョロキョロしとるし
観光に来た旅人としてふるまう
湖のそばで集落の人に接触、困り事を聞き出す
念の為に『友達催眠』もしとこ

「綺麗な湖やねえ、
それに白鳥も黒鳥も沢山おって、ほんまええ景色やね。
あ、この鳥って、何食べてるん?」
「え、餌の水草足りへんから、畑荒らされて大変なん?」

懸案事項を聞き出せたら、一先ずは案山子とか、畑に鳥を寄せ付けへん手段を提案や

次に、湖の側に鳥の餌場を作り、観光客向けに有料で鳥の餌を販売することをお勧めする
落ち穂とかパン屑とか、半端な野菜とかやね
「鳥を間近で見たい人も多いんちゃう?そういう層向けや」


●はじめての
 はじめての事件や、気ぃ入れて頑張ろ!
 そう意気込んで、千吉良・馨流(禁じられた遊び・g09194)は、まずは集落へと向かった。
 インドア系な彼女にとって、こんな遠くまで来たのはどのくらい振りだっただろうか。そもそも、ここまで遠くに来たことはあっただろうか。
 こんな事態にでもならなければ、この地に降り立つことなど無かったかもしれない。
 集落の街並みも物珍しく、思わずあちこちに視線が動いてしまう。
 観光に来た旅人としてふるまう心づもりであったが、どこからどう見ても、その振る舞いは観光客にしか見えない。
「綺麗な湖やねえ、それに白鳥も黒鳥も沢山おって、ほんまええ景色やね」
「こんにちは、旅の人。素敵な場所だろ、ゆっくりしていってくれ」
 穏やかに答える男は困り事などなさそうな雰囲気であったが、尋ねれば思い出したように表情を曇らせた。
「湖は見てきたかい。沢山の水鳥が居ただろう」
 水鳥が増えたせいか、それとも水草が減ったせいなのか。
「え、餌の水草足りへんから、畑荒らされて大変なん?」
 とにかく自分達の食べる野菜や、商品の野菜が食べられるのは頭が痛いことだという。
「あ、この鳥って、他には何食べてるん?」
 畑でやられたのは、人は食べないが野菜が育つためには必要な葉であったり。実った果実など。
 何が出来るだろうかと、馨流は考え提案した。
「一先ずは案山子とかどうやろ?」
「かかし?」
「人が居れば、水鳥は無闇に近付いてこないやろ」
 しかし、ずっと畑を見張るわけにはいかない。その為に、人が立っているよう見える人形のようなものを畑に置いておくのだと、説明する。
「後は、観光客が来るなら、有料で鳥の餌を販売するのはどうやろ?」
 餌やり場を作り、収穫した後に出来た野菜屑や半端物、パンを作った時に出来た屑に落ち穂など。そういったものを餌として。
「鳥を間近で見たい人も、多いんちゃう? そういう層向けや」
 なるほどと男は考えた。
 儲けはそこまで望んでいないが、集落で出た不要なものを提供するのはいいかもしれない。
 男は他の者にも聞いてもらおうと、集落の仲間の元へと戻っていった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

御守・樹
一時しのぎにしかならないだろうけど、アイテムポケットも活用してめいっぱいパンを持ち込んでみる。水草を増やすにも畑とかにするのと違いがありそうでなぁ。
まとわりつかれないように気を付けながらパンくずにして水鳥達にあげよう。
新宿じゃ考えられないよな。野鳥にエサをあげるなんてやってもいいとこ限られてた気がするし。
もう存分餌やり出来るのはこれはこれですごく楽しいな。
全部巻き終わったら湖畔の散歩。
白鳥は見た事あるけど黒鳥は初めてだ。バレエのはあれはドイツか、ここじゃないな。
水鳥と言うとサギとかカモとか…あとオシドリか、あの辺しか見た事ないし。
一応海外でもあるから同じカモっぽくても色柄が見た事ないの多いな。


相原・相真
水鳥、ですか
なんだか他と比べて平和で安心しちゃいますね
いや、もちろん生活に関わる事ですし笑い事じゃないんですけど
ともあれ、それじゃやることしっかりやりますか

集落の方たちに接触
一応服装など整えきちんと旅人のふりをして、可能なら【友達催眠】も使わせてもらいます

色々話を聞いたうえで「植物の成長を助ける薬があるんです」みたいに話をし、
薬を撒くふりをして【土壌改良】を使用
水草が育つまでは他の皆さんの提案で何とかなるでしょう
問題なさそうなら集落の畑にも【土壌改良】使っておきますか

あとは湖畔周辺を散歩
小さいころには家族とこんな風に散歩したこともあったっけ、
なんて昔を思い返しつつこの後のため英気を養いましょう


●湖畔の時間
 木々に囲まれた湖岸には薄っすらと雪が積り、集まる水鳥たちが羽を休めている。
 空気の澄んだ空は青く、緑の残る新葉樹の枝葉にも雪が白く積り、風が吹けばキラキラと輝きながら舞い散り、湖面を揺らした。
「水鳥、ですか。なんだか他と比べて平和で安心しちゃいますね。いや、もちろん生活に関わる事ですし笑い事じゃないんですけど」
 あまりにも荒んだ事件や問題が多い中、思いもよらない内容に相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)は拍子抜けしたように確認した。
 ともあれ、まずは集落の人に状況の確認から。
 服装なども整え、きちんと旅人のふりをして。まずは、出来る事から。
 実はここに「植物の成長を助ける薬があるんです」と、何だか通販でも始まりそうな台詞から、相真は畑と湖周辺にそれを撒いて改善してみようと提案した。
 半信半疑だが、集落の人達にとっては藁にもすがる思い。
 水草や野菜が再び安定するまでは、一時的にお腹を膨らませておけば持つだろう。
 そう、まずは畑に土壌改良を。
 これで、また立派な野菜が実ってくれるはずだ。
 次は湖の方へ。
「新宿じゃ考えられないよな。野鳥にエサをあげるなんて。やってもいいとこ、限られてた気がするし」
 相真が湖とその周辺の土壌改良を進める中、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は、自分の知る街のことを思い浮かべていた。
 野生の生き物へ人が餌を与えるのは、様々な側面から禁止されている場所が多くあったから。
「一時しのぎにしかならないだろうけど」
 アイテムポケットにも詰められるだけパンを詰め持ち込んで。
 近付いてくる人を警戒するよう、遠巻きにこちらを窺ってくる白鳥や黒鳥などの視線を感じながら。
 まずは手持ちのパンをパン屑にして、水鳥の集っている目の前に放ってみる。
 餌を与えられることに慣れていない水鳥達だ。初めは探るように投げられた物を見ていたが、一羽が口にしたのを皮切りに、次々と嘴を伸ばし始める。
 だんだん水鳥達も樹に慣れてきたようで、追加を求めるように、その距離は段々と近付いてくる。
 まとわりつかれないように。少しずつ場所を移動し気を付けながら、アイテムポケットから追加のパンを取り出し屑にして与えていく。
 喜んでいるのか時折、コォーコォーっと鳴き声をあげたり、翼を広げ羽ばたいたり。
「思う存分餌やり出来るのは、これはこれですごく楽しいな」
 全部を撒き終えた後は、それぞれ湖畔を散歩。
「水鳥と言うとサギとかカモとか…あとオシドリか、あの辺しか見た事ないし」
 大きな白鳥達の合間に混ざる鴨のような水鳥も、樹や相真には馴染みない羽色で、新鮮な光景が広がっていた。
 さすがに、これだけの水鳥が集まった光景を目にしたことはないが、相真は懐かしさがこみ上げる。
(「小さいころには、家族とこんな風に散歩したこともあったっけ」)
 何も見えなくても湖の周りを歩き、水鳥が見えればはしゃいで。
 穏やかで、あたたかな時間が、確かにあった。
「白鳥は見た事あるけど、黒鳥は初めてだ。バレエのはあれはドイツか、ここじゃないな」
 あれはどんな話だっただろうかと、樹は思いを巡らせ、穏やかな光景を目に焼き付ける。
 雪と湖とそこに浮かぶ水鳥の姿は、まるで1枚絵のように美しく。暫し時を忘れ、ゆっくりとした時間が流れていくのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【アイテムポケット】LV1が発生!
【土壌改良】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!

シャムス・ライラ
【百夜】
思い出す
奈良東大寺、巨大鹿と鹿煎餅
今まさに、私は勇者となる!

旅人を装い
住民達に白鳥被害について情報収集
農作物を荒される前に屑野菜を餌にと提案

その後湖へ
事前に持参したパン屑、野菜屑を口福の伝道者で増やし
行くぞ!
したたたたーっと軽やかに走りつつ
白鳥達に餌を撒く
そして此方に引き付ける
草が生えるそばから食べられても困るから

さぁ、百
今の内に水草に植物活性を!

ダッシュ、ジャンプ、クイックターン
気を抜くと囲まれる!
白鳥、意外と大きいよね、知ってた
これ程心和まない生き物との交流も久しぶりだな
美しい白鳥は水面下以外でももがいているのだ
お腹が膨れたら落ち着いてくれるだろう
百に手を取られ一休み

アドリブ等歓迎


一・百
【百夜】
確かに白鳥や水鳥が増えると困るよな…
鳥を見に来た旅人を装って
住民の人に話を聞きもしいらなくなった野菜くずとかあったら
湖の鳥たちに提供するといいかもと伝えつつ
少しは解決できるかもと湖の様子を見に

食べられてもまだ根は残っているだろうし
少ない水草でも育てば助けに
持ってきた水草も植えて
掛け声に思わず了解!と答え、湖周辺に植物活性を

白鳥は喜んでくれるだろうか…
シャムスを振り返ったら華麗な餌やり(?)
おかしいな、軽やかすぎてターンしたように見えた気が…
目をゴシゴシ
うん、気の所為じゃなかった(苦笑)
良きとこで手を差し出しシャムスをキャッチ
お疲れ様
今度は俺とも踊ってなと微笑みかける

アドリブ等歓迎


●白鳥の集い
 少し遅れて辿り着いた一・百(気まぐれな狐・g04201)とシャムス・ライラ(極夜・g04075)も、まずは集落へと足を向けていた。
 鳥を見に来た旅人の様に二人は振る舞いながら、まずは何が起こっているか街の人から状況を聞く。
 水鳥達に悪意はない。ただ、ちょっと食べ物が少なくなっただけだ。
「確かに、白鳥や水鳥が増えると困るよな……」
「農作物を荒される前に、屑野菜を餌にしてみてはいかがでしょうか?」
 畑に水鳥達が押し寄せる前に、提供すれば荒らされる回数も減っていくことだろう。
「……上手くいくか分からないが、少しは解決できるかもしれない」
 そう二人は、湖へと向かった。
 雪に囲まれた、美しい湖と集まる水鳥の姿に和んだのは束の間。
「食べられても、まだ根は残っているだろうし。少ない水草でも育てば助けに……」
 湖には食い荒らされた水草しか見当たらないが、まだ植わっているということは根は生きている可能性が高い。
 状態を確認しようと百が、水辺に近付くと白鳥たちが一斉に振り返った。
 人に慣れ飼いならされた訳ではない、自然に生きる水鳥達だ。警戒心は高く、今はそこに飢えからくる殺気のような凄味が加わっている。
 尚、白鳥は全長1メートルを超え、翼を広げると2メートル以上もあり、迂闊に近付き攻撃されると危ない。
「白鳥、意外と大きいよね、知ってた」
 その言葉に百は首を横に振る。
 下手に刺激しなければ大丈夫だと思われるが、このまま睨み合ったままでは、作業もすすまないと、シャムスは覚悟を決めた。
(「思い出す。奈良東大寺、巨大鹿と鹿煎餅」)
 あの地域の生き物は、人に対して慣れてしまい、容赦なかったが、この緊張感も油断ならない。
(「今まさに、私は勇者となる!」)
 用意したのはパンと野菜屑の精進料理を思わせる一皿。だがこれが、水鳥達にとっては御馳走となる。
「行くぞ!」
 口福の伝道者で増やせば、たちまち周囲に百人分に該当するパンと野菜屑の料理が、出現する。
 沢山の食べ物に、水鳥達の目が輝いた気がする。
 諜報員として培った技と身軽さで、シャムスは餌を撒きつつ走り、水鳥を引きつける。
 したたたたーっと、軽やかに。草が生える側から食べられても困るからと、いざという時はその身を犠牲にする覚悟で。
「さぁ、百。今の内に水草に植物活性を!」
「了解!」
 思わず掛け声につられるように返事をし、百は持ってきた水草も植え、湖とその周辺に植物活性を施した。
 冬だということを忘れそうな緑が、湖の中や水辺に広がり伸びる。
「白鳥は、喜んでくれるだろうか……」
 振り返ればシャムスの姿は対岸に。
 水面は光を受け輝き、木々も薄っすらと積もる雪も美しい風光明媚な世界を駆けていた。
(「気を抜くと囲まれる! これ程、心和まない生き物との交流も久しぶりだな」)
 優雅さを感じる自然の中で、シャムスは必死であった。
 すっかり水鳥達も、彼が餌になるものをくれると理解しているので必死に追うのは仕方ない。
 必死過ぎて、華麗にダッシュし、ジャンプ、ターンを決める。
 同時に撒かれるパン屑が風で広がり、一粒たりとも逃すまいと追いすがる白鳥や黒鳥の羽毛が舞い散り、餌やりだと知らねば何かのワンシーンのようだ。
(「おかしいな、軽やかすぎてターンしたように見えた気が……」)
 目をゴシゴシと擦り、百は確認するも、やはりそれはシャムスで。
「うん、気の所為じゃなかった」
「美しい白鳥は、水面下以外でも、もがいているのだ」
 泳ぐときだけでなく、飛ぶ時も駆ける時も、優雅さは努力の上に成立している。
 今は純粋な飢えが凌駕しており、まるで池の淵に立てば殺到する鯉のように、もしくは彼が思い浮かべた公園の鹿のように集まっている。
 そろそろ、戻ってくるだろうか。
 全力疾走しながらも、華麗に。白鳥の追撃をかわしながらシャムスは百の元へともどり。
 迎える様に手を差し出し、百はダンスのパートナーを引き寄せる様に受け止めて。
「お疲れ様、今度は俺とも踊ってな」
 顔を近づけシャムスに微笑みかけ。
 すっかり、いい運動と久しぶりの食事に満足した水鳥達は、優雅に湖面を泳ぎはじめ。
 二人は互いの肩に寄り添いあうように、手を繋いだまま休みながら、しばし穏やかさを取り戻した湖と白鳥達を眺めるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【口福の伝道者】LV1が発生!
【植物活性】LV1が発生!
効果2【凌駕率アップ】LV1が発生!
【能力値アップ】がLV2になった!

千吉良・馨流
アドリブ連携絡み歓迎や

集落から離れてて開けたとこにある湖、できたら鳥とかおらへんような場所に誘導したいんよね
友達催眠で親しくなりつつ、まずは観光客から情報収集や
どこから来て、途中に何があったか聞いていくで
皆あちこちから来てはるんやね
途中とか野営とかしたん?大勢で野営やったら、水があって広い場所や言うけど

良い場所があれば
念の為集落の人にも裏付け確認
仲間とも相談し選定

あとは噂
ナンパ師釣るのと感じを変える意味も兼ねて渾身のメイクと一張羅でドラゴンを褒め称えとこ

ドラゴン様は素晴らしいですねえ

そう言えば、来る途中の湖…そう、あの辺りで、壊れた馬車と辺りを憚る様子の女性を見たのですが…何だったのでしょう?


相原・相真
…さて、息抜き終了っと
それじゃドラゴン様においでいただくために誘導といきますか

ドラゴンを誘導する場所は人気のない水場周辺を想定
事前に誘導場所については他の皆さんと擦り合わせて確認
変に話がずれないように気を付けます

確認が済んだら改めて集落の人たちに接

世間話から入って噂を広めていきましょう
「壊れた馬車ですか、ずいぶん物騒な話ですね。しかし、その女性もなんでそんなところにいるんでしょう?」
「…そういえば、竜の花嫁様が逃げ出したなんて話もありましたねぇ」
みたいに話を広げて、うまく集落の人たちの中で「女性=花嫁」になるように話を持っていきたいです


●目撃と噂
 湖から街に戻った相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)は、息抜き終了っと辺りを見回した。
 何やら千吉良・馨流(禁じられた遊び・g09194)が、色々と話を聞き込んで居る様子が見えたが、やる事は流言飛語だ。
「それじゃドラゴン様においでいただくために、誘導といきますか」
 事前に他の仲間とも周囲を散策し、場所のあたりはつけてある。
 洞窟などに誘い込むことも考えたが、気を付けないとワームに暴れられ埋められてしまうかもしれない。
 そんな懸念も考え、湖へと誘き出すことにしたのだ。
「皆、あちこちから来てはるんやね」
「こんなに大勢の旅人が訪れると、街も賑わいますね」
 丁度、畑仕事の手を休めていた男に相真は話しかけた。
「旅人さん達が、こうして来てくれるのも、ドラゴン様のおかげだ」
 その言葉に賛同するよう、馨流が頷く。
「確かに、ドラゴン様は素晴らしいですねえ」
 こうして綺麗な風景が広がるのも、水鳥が変わらず訪れてくれるのも、街が栄えるのもドラゴン様のおかげ。
 そういえば妙なものを見たと、何か思い出したように馨流が口を開く。
「迷い込んで少し離れた場所にあった湖に出たのですが、壊れた馬車と辺りを憚る様子の女性を見たのですが……何だったのでしょう?」
 離れた湖と言われ、男はあまり人も水鳥も寄り付かない、奥地の湖だろうかと聞き返してきた。
「壊れた馬車ですか、ずいぶん物騒な話ですね。しかし、その女性もなんでそんなところにいるんでしょう?」
 相真が更に女性の存在を強調し、様子を窺い。
「……そういえば、竜の花嫁様が逃げ出したなんて話もありましたねぇ」
 さり気なく、独り言のようにこぼす。
 奥地には、あまり人が寄り付かないし、そんなとこに居る女性といったら逃げた花嫁が身を隠そうとしているのかもしれない。
「その話、もう少し聞かせて貰えるか? ドラゴン様にお伝えしたいんで」
 男は興味を持ったようで近くに居た顔見知りを手招き、目撃情報の詳細に耳を傾けた。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】がLV2になった!
【防衛ライン】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!
【ダブル】LV1が発生!

シャムス・ライラ
百(g04201)と
仲間と情報共有、連携
事前に仲間と話す内容を打ち合わせ
齟齬のないように
地形の利用、情報収集で
戦闘に適した場所、人気のない湖等水場にあたりをつけ
会話を通じて噂を流し、敵を誘導

集落の人々に友達催眠を使用し会話を

そう言えば他にも幾つか湖がありましたね

と、戦闘に適した湖等の情報を引き出し
可能なら上手く会話を合わせて

そう言えば、多分その湖じゃなかったかな
まるで花嫁のようなドレスの女性が一人で立っていて
じっと湖の方を見て
深刻そうな様子でした
何か思い出でもあるのでしょうか…
(言葉を濁しつつ)
と意味ありげに呟き噂を撒く

囮役の百の為に事前に水中適応を使用

その他有効な残留効果は使用

アドリブ等歓迎


一・百
シャムス(g04075)と

仲間と情報共有、連携
事前に他とずれないよう仲間とはすり合わせ確認

湖の水鳥が落ち着いた報告を住人にしながら…
そういえば、水鳥が集まっていない湖もあったな
そう霧が晴れたときに見えたんだが…
女性がいたんだよ
綺麗なドレスを着た女性がいたな…
あれって竜の花嫁なんじゃないか…?まさかな?
ボートに乗ろうとしていたようだが湖に何かあるんだろうか…

話に食いついてきたら相槌など返し、周囲が開けている湖での目撃情報を流す

噂を流した後はその湖へ
囮かな。ドレス来てボートに乗って待ってようか…
キューを呼び出し纏っておく
あれ、これ襲撃されたらボート転覆するよな…
と湖を不安そうに覗く

アドリブ等歓迎


●奥地の湖
水鳥と湖の様子を報告しに、街に戻ったシャムス・ライラ(極夜・g04075)と一・百(気まぐれな狐・g04201)は、出掛ける前に話しかけた住人達に声をかけた。
 湖の水草が復活し、取り急ぎ餌を与え飢えを解消したこと。その間に、街の方でも屑野菜や水鳥が畑に来ないようにする対策をするよう確認し、まずは一段落。
 あれ程の水鳥が同じ湖に集まるとは思わなかったとか、そんなことを話しているところに、そういえばと百が話し出す。
「水鳥が集まっていない湖もあったな……」
 この街の側には、複数の湖が広がっている。
 水鳥が集まらない湖は、例えば霧が濃くなりやすかったり、森を抜けた奥地に位置していたり、何かと不便があるようだ。
「そう言えば、多分その湖じゃなかったかな。女性を見かけたのは?」
 シャムスの言葉に、百は頷く。
「そう霧が晴れたときに見えたんだが……綺麗なドレスを着た女性がいたんだよ……」
 女性、ドレスと聞いて、気になったのか街の人達は二人の話に耳を傾ける。
「ええ、まるで花嫁のようなドレスの女性が一人で立っていて、じっと湖の方を見て
深刻そうな様子でした。何か思い出でもあるのでしょうか……」
 言葉を濁すシャムスの様子に、ザワザワと住人達は耳打ちし合う。
「ボートに乗ろうとしていたようだが、あれって、竜の花嫁なんじゃないか……まさかな?」
 もしかすると、考えすぎじゃないかと囁き合う。
「そういえば、壊れた馬車も見かけたとか聞いたぞ」
「ドラゴン様にお伝えするか?」
「もしも本物だったら、危ないかもしれない」
 信じ切ったようで、彼らはきっとドラゴンが探している花嫁かもしれないと噂し始めた。
 このまま広がってくれれば、放っておいてもドラゴンにも届くことだろう。

 その後、そっと奥地の湖に先回りした百は白いドレス姿に呼び出したジンのキューコンを毛皮かコートのように纏い花嫁衣装のような姿となった。
 困ったことに、違和感がない。顔立ちが中性的なせいだろうか、良く似合っている。
 花嫁の偽物と言うのなら、囮として十分だろう。
 身長はあるものの、ボートに乗って座ってしまえばそれも分からない上に、薄っすらと漂う霧が詳細を誤魔化してくれている。
 湖の片側は森だが、反対側は平原が広がり飛来して来るものにも、きっと良く見えることだろう。
 無理はしないようにと、水中適応を準備しつつシャムスが見守る中、ボートは湖面を進む。
(「あれ、これ襲撃されたらボート転覆するよな……」)
 ええ、きっと。その前に攫われそうになるかもしれないが……。
 泳げない百は、その事実に気が付き不安そうに湖を覗きドラゴンを待つのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【水中適応】LV1が発生!
【浮遊】LV1が発生!
効果2【ダブル】がLV2になった!
【能力値アップ】がLV3になった!

●軟派なドラゴン
 竜の花嫁を探す探索部隊は、噂を聞きつけ奥地に向かっていた。
 地中深くを掘り進み猛行する『穿孔竜ワーム』に対し、指揮官の『羅刹天インドラジット』は会うのが楽しみだとサングラスを光らせ、空を滑空していく。
「俺の魔術で、花嫁もいちころさ。どうせなら、カッコ良く登場するべきか」
 ブツブツと呟き、カッコいいポーズを研究しながら、件の湖へと急いだ。
 薄く霧が立ち込めるが、何も見えない程ではない。湖面に浮かぶボートと人影に、インドラジットは魔術で花束を用意し、部下に命じる。
「お前ら、花嫁を逃がさないよう周りを囲んでおけよ。その間に俺が口説く」
 ワームは何か言いたげに不満そうな視線を向け、仕方なさそうに頭にインドラジットを乗せ湖に入った。
 手足のない身体をくねらせ、不便そうに数体のワームが湖を泳ぎボートの側へ。
 残るワームは、湖岸で土から頭だけ覗かせ見守っているのであった。
一・百
【百夜】

引き続きドレス姿にジンのキューコンを纏った姿で
ボートに乗って待ちぼうけ
パラドクスは発動させ済み
浮遊あるからたぶん湖には落ちないよな…
せやなワイがおるから安心せえ
キューに励まされ

羅刹天が上空から来たら捕まる前に湖に飛び込もうか
物凄く覚悟し飛び込み水中適応で湖の中ほどに
シャムスにフォローしてもらい安心しつつ
ワームが近づいてきたらPDで攻撃
キューの尾を伸ばし絡め動きを抑え仲間の攻撃へ
もしくは妖気を帯びた紅玉姫で斬りつける。

ワームって手が無いから口で捕まえるんだろうか…嫌だな…
キューの尾をしならせ捕え斬りつける

羅刹天が近づいてきたら少し誘惑するぐらいのつもりで
ただナンパはお断りだ

アドリブ等歓迎


シャムス・ライラ
【百夜】
こんな時は妙にオトコマエというか
思い切りが良いのだから…

地形の利用、情報収集で戦闘に有利な位置取り
ドレス姿でしかも泳げない百のフォローに素早く入る構え

敵が現れたら水中へ
水中適応使用
完全視界で視界を確保

穿孔竜が得意とする土塊、岩塊を使った攻撃は
湖底が遠い分、そう有利はとれまい
加えて水中は光が屈折し視界も明瞭ではない
そこで隙を付ければ幸い

星涙で細かな針の雨を降らし攻撃を
鱗は固くとも隙間はあるし
目や鼻等比較的柔らかい部分をついていく
降り注ぐ針は味方の姿も隠す
そこで連携攻撃に繋げられれば

敵攻撃は針の雨に隠れ
間合いを取り防御し
可能な限り損害を減らす

その他有効な残留効果は使用

アドリブ等歓迎


御守・樹
湖のそばで隠れて待つ。
本当にマジで口説きに行きやがった(呆れ)
花嫁を口説く意味ってあんのか?戻ってくるようにって事なんだろうか?
しかし。ワームが顔だけ出してる様子は壊れたモグラたたきみたいでなんかシュールだな。トゲトゲのツチノコ(でも見たことはない)みたいだと思えば可愛らしい…くはないな、やっぱ。

まずは湖岸のワームを相手に。
ダッシュで一気に近づいて飛燕で攻撃。頭勝ち割ってやる。攻撃後は一撃離脱で距離を取り、倒しきれない場合の反撃か周りのワームの攻撃に備える。
一旦潜られても塊を飛ばすほどの派手な出現の仕方だし、足元からの振動を感知しておおよその出現位置を把握して回避できるように身構える。


相原・相真
ナンパとは聞いてたけど、口説くって…
花嫁になるのが嫌で逃げ出した人が口説かれるわけないって思わないのか…?

湖の周辺に隠れて待機し、
花嫁役の方に敵が接触した段階で戦闘開始
湖のほとりに陣取って【防衛ライン】で敵の退路を断ったうえで、
【泥濘の地】を使用して敵の動きを妨害します

敵へはパラドクスによる衝撃波を叩きつけて攻撃
敵からの攻撃は魔力障壁による防御で対応
さすがに地中に引きずり込まれるのはやばいですから、
巻きつかれるのを振りほどくか引き込まれないよう踏ん張って耐えましょう

変な上司に付き合わされてるとこ悪いですが、ここに来たのが運の尽きってことで
全員、ここで倒させてもらいます!

アドリブ・連携歓迎です


●湖の戦い
 彼女――いや、彼は待っていた。
 白いドレスに身を包み、一・百(気まぐれな狐・g04201)は湖に浮かばせたボートに揺られながら。
「浮遊あるから、たぶん湖には落ちないよな……」
 せやなワイがおるから安心せえと、肩から背にかけて白いベールのように纏われてたジンのキューコンが励ますように九本の尾を揺らした。
「いざとなったら、湖に飛び込むぐらいは覚悟しておこう」
 残念ながら、待ち合わせの相手は恋人ではない。逃げた花嫁を口説こうと思っている、残念なドラゴンだ。
 溜息が零れたのは、泳げないせいだけでは無いだろう。
「HAHAHA! 待たせたな、竜の花嫁よ!」
 ワームに騎乗したインドラジットが、颯爽と霧を抜け百の乗るボートの前に現れた。
「これは可愛らしい。お嬢さん、逃げるのはやめて俺の花嫁に……」
 サングラスを光らせ、何かを勘違いした残念なインドラジットの姿に、百は最後まで聞かず即座に湖に飛び込んだ。
 花嫁を救うよう、ワームに指示を出すインドラジットの声が響く。
「こんな時は妙にオトコマエというか、思い切りが良いのだから……」
 続くようにシャムス・ライラ(極夜・g04075)も、水中へ。ドレス姿で泳げない百を案じ、素早く彼の元へ。
 勿論、水中適応と完全視界で準備は万端。大切な人の元へと急いだ。

 その頃、湖岸付近に身を隠していた御守・樹(諦念の珪化木・g05753)と相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)は、呆れていた。
「本当にマジで口説きに行きやがった」
「ナンパとは聞いてたけど、口説くって……」
「花嫁を口説く意味ってあんのか?」
「花嫁になるのが嫌で逃げ出した人が、口説かれるわけないって思わないのか……?」
 ドラゴンの考えることは分からない。
 百歩譲って、相手が己に好意を向けているなら花嫁を攫うような展開で口説けたかもしれないが。はっきり言ってインドラジットは関係ない、ただのドラゴンに過ぎない。
「戻ってくるようにって事なんだろうか?」
「そうだとしても、無理があるだろう」
 見守っていたワームが動き出すのに合わせ、彼らも動き出す。
「しかし。ワームが顔だけ出してる様子は壊れたモグラたたきみたいでなんかシュールだな」
 ダッシュし背を向け顔を出していた湖岸のワームに、頭を勝ち割るつもりで『飛燕』の蹴りを一撃。
 まずは1HIT。
 モグラ……ワームが土中に逃げる前に、強烈な一撃が決まった。
「トゲトゲのツチノコみたいだと思えば可愛らしい……」
 蹴られたワームが、物凄い勢いで振り返り土塊を吹き飛ばしながら、引っ張り出した尾を鞭のように振るう。
「……くはないな、やっぱ」
 防衛ラインをと相真は思ったが、この場は開けた湖岸。遊歩道でもあれば道や通路という定義があれば残留効果を発動させられたが仕方がない。
 せめて泥濘の地で多少なりとも動きを、阻害できればと発動させる。
 岩壁をも貫ける身体の動きが泥に阻まれ重くなり、驚愕にワームは咆哮をあげた。
 散布されたナノマシンが、相真の踏み込みを『機装接続:震撃伝波(アームズコネクト・ウェイブインパクト)』で拡大伝播させ強力な衝撃波としてワームを襲った。
 衝撃にはじき出されるように、宙へと打ち上げられたワームは無防備な的。
 たちまち、二人によって撃破され。
 その間に、他のワームは土中へと潜り、湖の中の花嫁と湖岸の襲撃者へと対応に追われるのであった。

 湖の中は暗く冷たい。
 沈みながら百は水中適応で、湖底と湖岸から離れた場所へと移動した。
 すぐさまワームが追ってくるが、彼の周りに針の雨が降り注ぎ敵が近付くのを防いだ。
 キューにバランスをとって貰い百が漂っていると、フワリとシャムスに抱き寄せられる。
 呆れ交じりの安堵の視線を受け、百はありがとうとシャムスに微笑み返し、互いを確認するよう視線と熱を交わし、直ぐに彼らは気持ちを敵へと切り替えた。
 暗い水中を、身体をうねらせワームが泳いでくる。
 水蛇か何かの化け物のようで、少しその動きは気持ち悪い。
(「キュー……」)
 百の意志を受け取り、『雪夜狐々(ユキヤコンコン)』、まかしときーと纏っていた九尾が意志を持ったように伸びワームの身体を縛る。
 そこへ降り注ぐのは、シャムスの『星涙(ホシノナミダ)』。
 細かな針状tなった不思議な金属は、鱗の隙間や眼球へと容赦なく突き刺さり、逃れようとワームはのたうつように暴れた。
(「穿孔竜が得意とする土塊、岩塊を使った攻撃は湖底が遠い分、そう有利はとれまい」)
 反撃に備え、シャムスが警戒を強めた時だ。
 ゴポッとワームの口から一際大きな空気の泡が零れ、途端その身体からぐったりと力が抜けていく。
 クロノヴェーダではあるが、ワームも生き物。水中適応に匹敵する能力か特殊な身体を持たねば、水中で息は続かない。
 そこからはディアボロスの独壇場であった。
 花嫁を捕えようと水中に潜れば、百のジンの尾に捕えられ、シャムスの降らせる針に身体の内を貫かれ。
 呼吸のために水上へ顔を出せば、相真に衝撃波で宙へと打ち上げられ、樹に蹴り取られた。
 土中を自由に移動するという有利さを失ったワームは、あっという間にディアボロス達に倒されるのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【浮遊】がLV2になった!
【完全視界】LV1が発生!
【飛翔】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】がLV6になった!
【アヴォイド】LV1が発生!

一・百
【百夜】
水上に戻り水中に落とすつもりで
飛翔と浮遊を使って戦う

あのドラゴン色々と大丈夫なんだろうか?
あんなだから探索部隊なんだろうな
残念なものを見るように

胸元を見せて男だと分からせれば諦めるか…
それに俺にはもう素敵な相手が居るからな。他に嫁には行けない
シャムスの言葉に少し照れ
動きにくいドレスは破り短くして
あまり近付きたくないので
紅玉姫を弓形態、紅鏡に
傍らに冥府の使いである金狼を呼び出し
矢へと転じさせ放つ
サングラスは割るとして
足を射抜けば水中に落とせるかな

生憎、お前のようなやつに縛られる趣味はない…
俺はシャムスのですから…
幻影や空間も自分の足に刃を突き立て抜け出し
すかさず矢を放ち攻撃

アドリブ等歓迎


シャムス・ライラ
【百夜】
(囮にしたのは作戦だけれど)
他人の嫁に粉をかけるとは何とした事
ドラゴンと言えども放ってはおけません!

可能なら事前に虚誕金剛の蔦等で
湖底を叩いて泥で水を濁らせ
敵から身を隠しつつ、攻撃のダメージ軽減を狙う

此方の視界は完全視界で確保

水中適応で水中に潜み
強靭な蔦を一気に伸ばし
水上の敵を捕縛しつつ金剛の棘でダメージを

手足を封じられても
パラドクスは封じられていないなら
敵の動きを阻害して味方の攻撃に繋げよう

百、花嫁のオトコマエな所を見せてくれ!
戦う姿にエールを

誰彼構わず節操なく声をかける輩は
うちの百に似合いませんので悪しからず
触るのも駄目ですから!

その他有効そうな残留効果は使用

アドリブ等歓迎


御守・樹
ふざけた態度でも能力はやっぱりドラゴンかぁ。めんどそうな能力だ。
飛ぶのは楽なんだけど俺が出来る事が減るんだよな(踏み込み体術系が出来なくなる)

飛翔で飛び向かってくる矢は銃で相殺狙い。完全に相殺できなくっても隙間が出来て回避しやすくなればそれはそれでよし。
回避しながらナイフの投擲からのパラドクス紫電を狙う。
落下点からの雷は期待できないから確実に当てたい所。可能なら念動力で操作もするが、回避しながらだとちょっとそこまでの余裕は難しいだろうか。でもやるだけやってみよう。
掠るだけでもできれば。


相原・相真
アドリブ・連携歓迎です

残るはあなた一人
そしてあなたもここで終わらせます!

戦闘用ドローンを複数種で同時に展開
敵を取り囲み逃亡を阻みながら斬撃・爆撃など様々な攻撃を加えていきます
俺自身も【飛翔】で空中に陣取り、
敵の逃走時は立ちはだかって止めましょう
敵の攻撃にはドローンを用いての防御で対応します
姿が消えるのは面倒だけど瞬間移動しているわけじゃない
だったらいくらでもやりようはある…!

…花嫁さんが逃げたことにディアボロスが関わっていることくらいわかっていたでしょうに
そのことを考えもせずに油断した、
それがあなたの敗因です!


●羅刹天
 部下が倒れ、湖畔にインドラジットだけが取り残された。
「残るはあなた一人。そしてあなたもここで終わらせます!」
 周囲に〈随伴戦闘用ドローン:スクワイア〉と〈随伴戦闘用ドローン:スクワイア・ボマー〉の二種のドローンを展開させ、相原・相真(人間のガジェッティア・g01549)は敵を見据えた。
「なるほど、お前達が花嫁泥棒か!」
 インドラジットは、翼を広げ湖上を滞空しながら、自信満々に指を突き付けてきた。
 いったいどんな情報をどう受け取り、目の前で繰り広げられた戦いを見て、その答えに行きついたのだろうか。
 許さんとやる気に満ち溢れているようなので、逃亡の恐れは無さそうだ。
「HAHAHA! いいぞ相手になってやろう、俺は神の子そして戦士……」
 何だか話が長くなりそうな気配に、御守・樹(諦念の珪化木・g05753)は投擲用ナイフ〈Atropos〉を投げつけた。
 そんな攻撃当たるものかと軽々と避けるが、本命は違う。
「響け!」
 地面に突き刺さったナイフ目掛け、『紫電』の雷撃が落ち周囲を巻き込む。
「おっと痺れたぜ。だったらこっちも行くぜ!」
 ノリノリで天を指さし、インドラジットは上空に『ティイ・バーリッシュ』の無数の矢を召喚し、絶え間なく降り注がせる。
「ふざけた態度でも、能力はやっぱりドラゴンかぁ。めんどそうな能力だ」
 小型拳銃〈伊邪那美〉で撃ち落としながら、木々の間を縫うように駆けた。
 湖上で戦闘が始まる中、浮上した 一・百(気まぐれな狐・g04201)は、インドラジットを残念なものを見るような目で見つめた。
 戦闘するのに動きにくいと思ったのだろう、ドレスの裾は切り裂き短くたくし上げている。
「おお、花嫁よ。無事だったか、何ていい生足……違った。無事でよかった。さあ俺と一緒に行こう。そして、俺の卵を産んで……」
 インドラジットの言葉は最後まで紡がれることなく、水中より急激に伸びてきた蔦が物凄い勢いでその首と身体を締めあげ、金剛の棘を生やし突き刺した。
 それはシャムス・ライラ(極夜・g04075)の操る『虚誕金剛(ダイヤモンドデウソヲツク)』。
 百を囮にしたのは作戦だったとはいえ、その心中は穏やかではなかった。
(「他人の嫁に粉をかけるとは何とした事。ドラゴンと言えども放ってはおけません!」)
「邪魔をするな、俺は花嫁を連れて帰るのだ!」
 喚き散らし蔦から逃れようとするインドラジットに、飛翔し近付いた百は呆れながら軽く胸元をはだけさせ見せた。
「俺、男なんだが……」
 その瞬間、インドラジットは固まった。そして……。
「なるほど、男の娘という花嫁なのだな。新しい、いいぞ!」
 次の瞬間、百は至近距離から容赦なく『金狼冥矢(キンロウメイヤ)』の矢を放ち、インドラジットを湖に射落とした。
 普段は刀の形をしている〈紅玉姫〉は弓の型、〈紅玉姫・参之型「紅鏡」〉になっている。
「あのドラゴン色々と大丈夫なんだろうか?」
 あんなだから探索部隊なんだろうと、妙に納得しながら湖にあがった水柱と、その向こうに居る愛しい人の姿を思い浮かべ。
「それに、俺にはもう素敵な相手が居るからな。他のとこには嫁には行かない」
 浮上したら射貫くつもりで、次の矢を番えた。
 水中は湖底の泥がまきあがり視界が悪くなっていたが、戒めを解いたインドラジットは『ナーガ・キー・ラシ』を放っていた。
 正確な狙いが分からずとも、空間を具現化させてしまえば問題ない。
 ナーガの群れの幻影が、シャムスに襲い掛かっていった。
 程なく水上へと顔を出したインドラジットだが、待ち受けていたのは相真の『フルメタルシージ』によって出現した機械兵器群の集中砲火。
 一斉に浴びせられる砲撃に、翼はボロボロだ。
「ぐぬぅ。ここからが、本番。俺の魔術を見せてやろう!」
 そう高らかに宣言し、『アドリッシャ・パンジェ』でその姿を消した。
「姿が消えるのは面倒だけど、瞬間移動しているわけじゃない。だったらいくらでもやりようはある……!」
 相手が接近して来るであろうルートを予測しながら、妨害するように相真はドローンを操作し防御を固めるが、インドラジットにとって大誤算があった。
 姿が消えても、その表面についた水滴は消えない。インドラジットの居場所は、丸わかりだ。
 更に樹の落とす雷撃が、濡れたインドラジットの身体に良く通る。
 無数の矢を降らせ上空へと逃れながら、それでも花嫁を捕えようとしているのか、ナーガの縄を百に向かって解き放った。
 たちまち百を幻影が襲うのだが、彼は躊躇なく足に刃を突き立てインドラジットの技から抜け出した。
「生憎、お前のようなやつに縛られる趣味はない……」
「百、花嫁のオトコマエな所を見せてくれ!」
 水面へと浮上したシャムスがエールを送り、再び蔦と金剛の棘でインドラジットを締めあげる。
「誰彼構わず節操なく声をかける輩は、うちの百に似合いませんので悪しからず」
「お前が花嫁を誘惑したのか!?」
 どこからその考えが湧き出てくるのか、インドラジットは見苦しく騒ぎ百に手を伸ばすが、さらに締め付けは強まるばかり。
「触るのも駄目ですから!」
 俺はシャムスのですからと、照れながら百は天空を切り裂くような一矢を放った。
 矢は真っ直ぐインドラジットを撃ち、そのサングラスを割り太陽の如く輝きを放つ。
「……花嫁さんが逃げたことにディアボロスが関わっていることくらいわかっていたでしょうに」
 相真の出現させた機械兵器群の銃口が一斉に火を噴く。
「そのことを考えもせずに油断した、それがあなたの敗因です!」
 もっと思慮深ければ結果は違ったかもしれないが、インドラジットは全身を撃ち抜かれ湖へと沈んでいくのであった。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【友達催眠】がLV3になった!
【土壌改良】がLV2になった!
【通信障害】LV1が発生!
【アイテムポケット】がLV2になった!
効果2【ダメージアップ】がLV4になった!
【能力値アップ】がLV7になった!
【グロリアス】LV1が発生!

最終結果:成功

完成日2023年02月09日