虎口の先へ(作者 つじ
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#TOKYOエゼキエル戦争  #第一次ディアボロス撃滅作戦  #アークデーモン大同盟 

 オフィスビルの一室に座し、『集合嘸』メンゲは謎の装飾品を眺めていた。鼠型のトループス級、『媒介者』の拾ってきたそれは、いかにも怪しく、不思議な魔力を感じさせる。
「ディアボロスがこれを利用して怪しい儀式を行おうとしていた……ということか?」
 思考を巡らせ、一番可能性の高そうな推測を口にする。しかしながら、現状では使用目的も方法も全くの不明と言わざるを得ない。すぐさま解析できるようなものでもなさそうだが、それならば――。
「これを利用して、ディアボロスを誘き出すことも可能か」
 ディアボロスが罠に掛からないようであれば捨て置けば良い、逆に取り返そうと襲ってくるならば、これは重要な物品であるとわかる。本格的な解析の為に施設を用意するのは、その後でも良いだろう。
「折角だ、あの者達にも働いて貰うとしよう」
 合理的に、効率的に、そう結論付けて、メンゲは酷薄な笑みを浮かべた。

●騙し合い
「豊島区を中心とするアークデーモン大同盟……こちらに動きがありました」
 ターミナルに集まったディアボロス達に、時先案内人の盾祀・楓(人間の風塵魔術師・g03193)がそう告げる。
 他区からの援軍であるジェネラル級に、ディアボロスから奪った『重要物資』を持たせ、誘き出したディアボロスを包囲し、隙を見て一網打尽にする――というのがその作戦だ。
「さて、ここで敵の確保したという『重要物資』なのですが、これはこちらで準備した、発信機入りの宝飾品になります」
 ハロウィンの際に集めたエネルギーを宿らせた、いかにも儀式に使いそうな腕輪がそれに当たる。これを『媒介者』に拾わせたところ、敵は狙い通りそれを呪具か何かだと誤認してくれたらしい。
「要は偽物なので奪還する必要はないのですが、敵が騙されているこの状況を利用しない手はありません」
 敵はこちらを死地へと誘いこもうとしているわけだが、それにあえて乗ってやるのだと彼は言う。こちらが必死に奪還しようとしているところを見せられれば、敵は『重要物資』の価値をさらに誤認を深める事だろう。やがては解析のために、隠された敵の拠点まで持ち帰ってくれるかもしれない。そうなれば、そこに攻め入りジェネラル級を討ち取る作戦に繋げられる可能性もある。

「ということで、皆さんにはまず、豊島区の駅前に現れるジェネラル級、『堕とす者アシュタロス』に攻撃を仕掛けていただきます」
 この時大事なのは、「ディアボロスが餌に食いついた」と相手に思わせること。敵の持つ『重要物資』を取り返そうとしている、という演技をする必要があるだろう。
 ある程度戦うと、敵の準備……つまりはこちらを殲滅するための包囲が整い、ジェネラル級は重要物資である腕輪を持って撤退する。今回の目的は、ひとまずそれで達せられるのだが。
「もちろん、皆さんにはここから生還してもらわねばなりません。罠を用意していただけあり、かなりの数の敵に囲まれることになりますが、どうにか包囲の甘い点を突き、突破してください」
 包囲に回るのはアヴァタール級『剛体の悪魔』と、それに付き従うトループス級『アシュタロスの使徒』だろう。この軍勢とまともに戦えば全滅は免れないだろうが、一方向だけを相手取り、突破に専念すれば脱出は不可能ではないはずだ。
「危険な任務になりますが、皆さんならば成し遂げられると信じています」

 そこまで言って、パラドクストレインへの道を示してから、「そういえば」と楓が付け加える。
「もしかすると、アシュタロスは腕輪の使い方を聞き出すような会話をしてくるかもしれません。その場合は、上手く誤魔化して敵が疑いをもたないように演出してあげてください」
 他の区からの増援で来たジェネラル級であるので、重要な情報は持っていないだろうが、会話によって、なんらかの情報を得る事も不可能ではないだろう。
 そしてもちろん、その辺りの会話には取り合わず戦闘に専念することも可能だ。その場合はジェネラル級の矜持に傷をつけるような打撃を与える事が出来れば、改めて敵から決戦を挑んでくるような事もあるかもしれない。
「何にせよ、敵は協力するどころか情報共有すら怠っている状態です。この機を逃さず、最良の結果を掴みましょう」
 それでは、皆さんどうかご無事で。そう告げて、楓は一同をトレインへと案内した。

●待ち受ける囮
「こんな宝飾品で、ディアボロスを誘き出せるって本当かしら?」
 二の腕に嵌めたそれを、アシュタロスは訝し気に眺める。確かに魔力は感じるけれど、彼女の直感はそれを「偽物っぽい」と言っている。とはいえ結ばれた大同盟の手前、そう無下には扱えないわけだが。
「はぁ、でも、やっと最前線で戦えるわ……私を満足させられるディアボロスはいるかしらね」
 釈然としない部分を溜息と共に吹き飛ばして、彼女は拳を自らの掌に打ち付ける。その言葉に違わぬ屈強な肉体を撓らせて、深い海のような色の瞳に、凶暴な光を湛えて周囲を探る。
「殺しちゃダメだって言われたけれど、少しくらいならつまみ食いしても良いでしょう」
 大通りの真ん中で、アシュタロスは『強敵』の訪れを待ち受けていた。


→クリア済み選択肢の詳細を見る



 他の区から派遣された、アークデーモン大同盟のジェネラル級アークデーモンとの戦闘を行います。
 ジェネラル級アークデーモンは、攻略旅団の提案で用意された『発信機を仕込んだ偽の重要物資(魔力を帯びた宝飾品)』を持っており、ディアボロスがそれを奪い返しにきたものと考えて対応します。
 なんらかの理由で、彼らが本気で戦う事は無く、一定の時間を稼いだ後は撤退してしまう為、撃破する事は出来ません。
 しかし、この戦いで、屈辱的な打撃を与えるといった事があれば、敵のディアボロスへの敵愾心を高め、決戦を仕掛けてくるように仕向けられるかもしれません。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

!補足!
 この選択肢と、ジェネラル級との会話選択肢の、どちらかがクリアされた場合、ジェネラル級は撤退し、包囲を完了したアヴァタール級とトループス級が攻撃を開始します。



特殊ルール 🔵が👑に達すると、選択肢の説明で指定された特別な効果が発生する。
👑10 🔵​🔵​🔵​

→クリア済み選択肢の詳細を見る


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●残留効果

 残留効果は、このシナリオに参加する全てのディアボロスが活用できます。
効果1
効果LV
解説
【士気高揚】
1
ディアボロスの強い熱意が周囲に伝播しやすくなる。ディアボロスから「効果LV×10m半径内」の一般人が、勇気のある行動を取るようになる。
【飛翔】
2
周囲が、ディアボロスが飛行できる世界に変わる。飛行時は「効果LV×50m」までの高さを、最高時速「効果LV×90km」で移動できる。
※飛行中は非常に目立つ為、多数のクロノヴェーダが警戒中の地域では、集中攻撃される危険がある。
【照明】
2
ディアボロスの周囲「効果LV×20m」の空間が昼と同じ明るさに変化する。壁などで隔てられた場所にも効果が発揮される。
【託されし願い】
1
周囲に、ディアボロスに願いを託した人々の現在の様子が映像として映し出される。「効果LV×1回」、願いの強さに応じて判定が有利になる。
【プラチナチケット】
1
周囲の一般人が、ディアボロスを関係者であるかのように扱うようになる。効果LVが高い程、重要な関係者のように扱われる。
【泥濘の地】
1
周囲の地面または水面が泥濘に変わり、ディアボロスは指定した「飛行できない対象」の移動速度を「効果LV×10%」低下させられるようになる。
【壁歩き】
1
周囲が、ディアボロスが平らな壁や天井を地上と変わらない速度で歩行できる世界に変わる。手をつないだ「効果LV×1人」までの対象にも効果を及ぼせる。
【活性治癒】
1
周囲が生命力溢れる世界に変わる。通常の生物の回復に必要な時間が「効果LV1ごとに半減」し、24時間内に回復する負傷は一瞬で完治するようになる。
【操作会得】
1
周囲の物品に、製作者の残留思念が宿り、ディアボロスの操作をサポートしてくれるようになる。効果LVが高い程、サポート効果が向上する。
【パラドクス通信】
1
周囲のディアボロス全員の元にディアボロス専用の小型通信機が現れ、「効果LV×9km半径内」にいるディアボロス同士で通信が可能となる。この通信は盗聴されない。

効果2

【能力値アップ】LV1 / 【命中アップ】LV2 / 【ダメージアップ】LV3 / 【ガードアップ】LV2 / 【反撃アップ】LV2 / 【先行率アップ】LV1 / 【ドレイン】LV1

●マスターより

つじ
 今回の舞台はTOKYOエゼキエル戦争の豊島区。虎口に飛び込んでいただきます。

●選択肢
 ①or②→(③)→④
 上記の順番で進みます。

●戦場
 豊島区にある駅前大通り。道は広く戦闘に支障はありません。周囲は10階建て程度のビルに囲まれています。
 当初はジェネラル級が一人で居ますが、ディアボロスが現れると敵軍が隠れて包囲を始めます。ジェネラル級の撤退後は、包囲した敵軍が一斉に襲い掛かってきます。
 一点突破を試みる事で戦う相手は最小限に留められます。一小隊くらいのトループス級と、アヴァタール級を倒せば脱出できるでしょう。ただし、足を止める、飛翔等で他の敵に捕捉されるなどした場合はその限りではありません。

●堕とす者アシュタロス
 領土拡張にあまり関心がなく、自らの力を高めることを第一に考えているタイプです。『重要物資』と思われる黄金の腕輪をつけていますが、それよりはディアボロスとの闘いに興味を抱いている節があります。
 肉弾戦を好んで行うほか、念動力、従えた獣によるブレス攻撃等も可能なようです。

 以上になります。それでは、ご参加お待ちしています。
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このシナリオは完結しました。



発言期間は終了しました。


リプレイ


影守・玲奈
連携、アドリブ歓迎

敵戦力を削ぐのみならず
拠点の特定も見込める作戦か
次に繋げられるよう、力を尽くそう

肝心の物資に疑いが向かぬよう
まずは奪還目的である素振り

パッチ、頼んだよ
アシュタロスに突進だ!
私も【飛翔】でパッチと別方向から物資を奪おうと接敵
…防がれる程度に動きは甘くね?
不意打ち・奪還失敗のシチュエーションを作り出し
苦々しげな表情も見せておくよ

会話に持ち込めるなら
「『畏怖』を糧とする君達に、その腕輪は不要な物だよ」
「まあ、それ一つ欠けたところで、君達の敗北は変わらないかもしれないが」

煙に巻くような、匂わせるような言い回しで答えておく
復讐者側に何かしら手立てがあると誤認させ
警戒を強めさせる狙いでね


●霧中
 特に気負った様子もなく駅前通りの真ん中で、『堕とす者アシュタロス』は敵の訪れを待ち受けている。余裕はあれど油断はない、開けた場所に立つ彼女に対し、不意打ちを決めるのは難しいだろう。だがそれでも、気付かれていても構わないとばかりに、影守・玲奈(Mechatromagus・g03719)は飛翔し、空中から仕掛けた。
「来たわね……ディアボロス!」
「パッチ、頼んだよ! アシュタロスに突進だ!」
 竜の翼を力強く打ち振るい、舞い上がったそこで、彼女はモーラットコミュと二方向に分かれる。反対方向から挟み込むような突進に対し、アシュタロスは玲奈の方に半身を向けつつ、パッチへと右腕を突き出す。パラドクスによるものだろう、その腕に絡みつくように生じた毒蛇は、我が身をクッション代わりにしてパッチの突進を受け止めた。
 片手間でパッチの攻撃を防ごうとも、全く同じタイミングで突撃をかけた玲奈への対応は多少遅れる。その隙を狙うように、玲奈はアシュタロスの左腕、そこに嵌った腕輪を狙うが。
「させないわよ」
 振り上げられたアシュタロスの長い脚が、玲奈の身を弾き飛ばした。
 大蛇の拘束を逃れたパッチと共に着地し、玲奈は苦々し気な表情を浮かべる。奇襲による重要物資の奪還は失敗した――と、そんな様子で。
「残念だったわね?」
「『畏怖』を糧とする君達に、その腕輪は不要な物だよ」
 煽るような、探るようなアシュタロスの言葉に、彼女は冷静さを装った様子でそう応える。思わず口を付いて出たようなその言葉に、アシュタロスの目がすっと細められた。
「……まあ、それ一つ欠けたところで、君達の敗北は変わらないかもしれないが」
 さらに、取り繕うような言葉を一つ。恐らく、アシュタロスの思考は今高速で回転し、その台詞に含まれた意味を読み解こうとしているのだろう。いくつもの前提と真意を思わせる言葉は、実際のところ玲奈の選んだ虚言に過ぎない。煙に巻くようなそれは、恐らくアシュタロスの思考を空回りさせてくれるだろう。
「そうかしら。――やってみなければわからないわよ?」
 余裕を持った返しだが、意味が分からずそれっぽいことを言っただけなのは玲奈にも伝わっている。というか、もしや思考停止したのでは?
 とにかくより悔しがってくれるように、玲奈は「ふっ」と挑発的に鼻で笑う。横目に、敵の眉が苛立たし気に跳ねるのが見えた。

 敵戦力を削ぐのみならず、敵拠点を特定するこの作戦、初手はまずまずの効果を見せている。警戒を崩さない敵の気配から、玲奈はそう確信した。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】LV1が発生!
効果2【反撃アップ】LV1が発生!

ネリリ・ラヴラン
焦ってる風を装えば良いんだよね
というか、敵の親玉さんと1:1でお話の時点で
違う意味で焦るよね

とはいえ1細工入れるよ
ちょっとお話良いかしらって遠くから呼び掛けて
”月光の鏡”で作り出しておいた映し身を近づかせつつ
隙を狙ってみよう
ばればれだけど、騙し盗ろうとするくらいの物って印象を付けたいわ

仕方が無いわ…ならこういうのはどうかしら
返して貰えたら、暫くは悪魔さん達に関わらないって約束するの
そも、天使さん達との戦いに必要なだけだし
こっち側で戦ってるのは悪魔さん達にも悪くないよね?

悪魔相手にも必要って言うのを隠しての交渉(の振り)だよ
急ごしらえの嘘がばれるってくらいで良いんじゃないかな


●まやかし
 玲奈に続き、舞い降りたのは一人のサキュバスだった。
「ちょっとお話良いかしら?」
 落ち着いてほしいと呼びかけ、戦う意思はないというように両手を広げて見せる。アシュタロスから少し距離を置いて着地したネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は、赤い瞳で相手を見据えてこう告げた。
「その腕輪の意味を教えてあげる――」
「ッ!?」
 言葉の途中で何かに気付き、アシュタロスは左腕を振るい、その場から飛び退く。彼女が振り払ったのは、背後に回っていた刺客の腕。それは自らの幻に気を引かせていたネリリの本体だった。
「あれ……ばれちゃった?」
「ふん、あれが偽物なのは最初からわかっていたわよ」
 気まずげなネリリにそう言い放ち、アシュタロスは竜に似た獣を自らの背後に召喚する。一声吼えた獣は、その毒の息でネリリの幻影――『月光の鏡』で生み出したそれを吹き飛ばした。
「仕方が無いわ……ならこういうのはどうかしら」
 だまし討ちが失敗したと見るや、ネリリは交渉を持ちかける。どこか得意げな顔をしたアシュタロスは、すぐにその先を促した。
「その腕輪を返してくれるなら、こちらは暫くは悪魔さん達に関わらないわ」
「ほう?」
「そも、その腕輪は天使さん達との戦いに必要なだけだし……ディアボロスと天使が戦ってるのは、悪魔さん達にとっても悪くないよね?」
 彼女の提案に、アシュタロスは吟味するように目を閉じてから。
「――そんなもの、私が信じるとでも思ったのかしら?」
 鋭い瞳でそう告げた。
 話がどうにもうますぎる。ならばディアボロスの狙いは逆か、それとも隠されているか……方便で腕輪を奪還した後は、アークデーモン勢力に対してもその力を揮ってくるのではないかと、彼女はそう看破した。
「騙し討ちから矢継ぎ早に交渉に出たのは、焦っているからでしょう?」
「ええと、それは……」
 実のところ、ジェネラル級と一対一での会話という状況に緊張していただけなのだが、それが結果的に良い方に転んだらしい。まあいいか、とネリリはあえて相手の信じるままにさせておく。

 嘘を見破った者は、そこに見出した『真実』を、半ば無防備に受け取ってしまうもの。
 仕込みは上々、あとはそれをさらに助長するよう、ネリリは「信じてもらえなくて困っている」表情を形作った。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【プラチナチケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!

桜之宮・春風
んーと、宝物を取り返す振りをしろってことですよね
情報収集はともかく演技ならけっこー得意ですよ☆

ってことで他の人と話してる間にビルの壁を伝って周りこんじゃいまーす
隙を見せたらダダッと駆け抜けてナイフで腕の両断を狙いますよ

まーホントに両断しちゃったら困るかもですけど
こういうのは本気で行かないと騙せないですもんね?

普通に防がれたら一旦下がってもっかい奇襲かな
許してくれなさそーなら肉弾戦に付き合いますけども

なんか腹筋凄いですからねー
まともに打ち合うよりも受け流し頑張って隙をついて腕を狙う感じでいきますよ

向こうからしたら殴り合いの方が楽しいんでしょーけど
こっちは楽しむより大事なことがありますからね☆


●迫真
 先行したディアボロス達とアシュタロスの会話を聞きながら、桜之宮・春風(明日も春の風が吹く・g00839)はこっそりと敵の背後に回る。建物の影を縫い、壁を伝い、敵の注意の外からぎりぎりへと迫る。
「もう一押しってところですかね……?」
 腕輪の価値について信じかけている敵の気配を察した春風は、そこで相手の隙を見て仕掛けることにした。情報収集の方となると少しばかり自信がないが、演技の方ならば役に立てるだろう。
 アシュタロスが腕輪から視線を切った瞬間を見計らい、静かに地を蹴る。ウェポンホルダーからナイフを抜き放ち、一閃。
「おっと、危ないわね」
「惜しい……!」
 鋭い一撃はアシュタロスの左腕、腕輪の上部分を狙ったもの。咄嗟に腕を引かれたことで両断には至らなかったものの、浅くではあるが手傷を負わせることには成功する。本当に切り落としてしまったら罠である腕輪を奪還することになってしまうが、彼女の攻撃に躊躇はない。敵の実力を考えれば、それくらいで丁度良いだろう。
「ふうん……腕ごと狙うだなんて。そんなに返してほしいのかしら」
 真に迫った春風の殺気に、アシュタロスは面白がるように口の端を上げる。好戦的な彼女からしても、それくらいの勢いで来られた方が喜ばしいようだ。
 一気に駆け抜け、再度距離を取ろうとする春風に、アシュタロスは地を穿つ勢いで加速し、逃がすまいと距離を詰めてくる。そのまま春風を捕らえようとする両の腕から、彼女はぎりぎりのところで身を躱した。縦横無尽、『落葉渡り』の歩法を用い、電柱や壁面、そこら辺の瓦礫を駆使して身を躱し、攻撃を受け流しながら隙を窺う。
「ふふーん、私について来られますかね☆」
「なるほど、うまく凌ぐものね」
 余裕そうに見せてはみたが、アシュタロスの動きもまだ様子見のような色合いが強い。とりあえず、まともに打ち合うのは避けたいというのが春風の意図だ。何しろ腹筋とか凄いことになってるし。
「――でもね、過去と未来を見通すこの私から逃れるなんて、無理な話よ」
 が、そこで放たれたのは念動力。肉弾戦とは違う不可視の腕が春風を掴み、空中から引きずり下ろすような力が加わった。
 地へと叩きつけられる衝撃を堪えながら、春風は目を離さず敵の動きを探る。
「まだまだやれるでしょう? さあ、かかってきなさい」
 心底楽しそうな敵の表情。しかし敵の構えから腕輪の嵌った左腕を庇うような気配を察して、春風は胸中で安堵の息を吐いた。
(「とりあえず、ちょっとは信じてくれましたかね」)
 狙い通りの展開。後は敵がまた疑いを抱かないよう努め、春風は敵に付き合うように刃を振るった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【壁歩き】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!

アンゼリカ・レンブラント
事前に【パラドクス通信】で仲間と
論旨を擦り合わせ齟齬のないように

宝飾品を嵌めたアシュタロスを見て慌てた風に飛び出す
また会ったねアシュタロス
その宝飾品、私達にとってそれは大切な物!
絶対に返してもらうよっ!

…その前に1つだけ
ねぇ、そちらにも同盟の作戦とかあるんだろうけど
構わずにめいっぱい全力で戦おう!
私も体を鍛えているから分かるよ
お前の屈強な肉体は戦いで満足したいって言っている!
メンゲの作戦など無視し、思いっきり戦おうよ

私達も今の状況じゃ大事な宝飾品が気になって
万全で戦えないし、このまま戦っても不完全燃焼
それは「アシュタロス個人」には望ましくないはず

その宝飾品なんて置いて全力同士でぶつかり合おう!


●挑戦状
 演技を含めた戦いのさなか、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)がアシュタロスの前に立ち塞がる。何度か見かけた敵の姿に、アシュタロスは感心するような息を吐いた。
「また会ったねアシュタロス!」
「首飾りの次は腕輪だなんて、あなたも忙しいわね」
「その宝飾品、私達にとってそれは大切な物! 絶対に返してもらうよっ!」
 高らかに宣言し、アンゼリカが構える。アシュタロスもまたそれに応じるように地を踏みしめる。撓む筋肉が爆発する瞬間を待ち構えているような、一瞬の緊張が走るが。
「……その前に1つだけ」
 衝突に至る前に、アンゼリカはそう口にした。
「ねぇ、そちらにも同盟の作戦とかあるんだろうけど、構わずにめいっぱい全力で戦おう!」
 それは自らを高めることに拘り、戦いを好むアシュタロスを煽る言葉。自らも体を鍛えているアンゼリカならば相手の気持ちも推し量ることが出来る、それゆえの誘いである。
「お前の屈強な肉体は戦いで満足したいって言っている! メンゲの作戦なんて無視して、思いっきり戦おうよ!」
 概ね良いところを突いているのだろう、敵の意思は少々揺らいでいるようだ。
「こんな腕輪の有り無し程度で、私の実力は変わらないわよ」
「私達は今の状況じゃ大事な宝飾品が気になって、万全で戦えないんだけど?」
 それでいいの? と逆に問う。全力を出せない敵を倒したところで、それで満足できるだろうか。不完全燃焼なのでは?
「その宝飾品なんて置いて全力同士でぶつかり合おう!」
「……!」
 その誘いに乗ってしまいたい、というのがアシュタロスの本音なのだろう。うずく筋肉を思うままに解き放ちたいという欲求が垣間見える。
 しかし、ここまでのディアボロスとのやりとりから「これも宝飾品を手離させるための罠なのでは?」という疑いが消えないのだろう。歯軋りの聴こえそうな葛藤の後、アシュタロスは後方へと地を蹴った。

「悪いけど、ここまでよ」
 高く宙を舞い、ビルの一つに着地したアシュタロスは、短くそう告げる。時間切れ、つまりは敵の包囲が完成したものらしい。ガシャンガシャンと無機質な音色を響かせて、『アシュタロスの使徒』達が周囲のビルの後ろから現われ、大通りのディアボロス達をすっかり囲んでしまう。
「まんまと罠に嵌ったわね」
 いや知ってたけど、という気配を押し殺し、ディアボロス達は悔しげな表情を浮かべる。しかしながらこの様子だと、特に疑いもなく腕輪を持ち帰ってはくれそうだ。ディアボロスらの行動によって腕輪の重要性を印象付けられ、さらには勝負云々の話で意識が逸れたのが功を奏したか。
「これを生き残ったら、少しは強者と認めてあげるわ」
 最後にそう言い置いて、アシュタロスは戦線を離脱していった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【パラドクス通信】LV1が発生!
効果2【命中アップ】がLV2になった!

●包囲陣
「さあ、お前達の命運もここまでだ」
「諦めるが良い」
 敵陣の中の『剛体の悪魔』達が口々にそう告げると、包囲の輪がじわりと縮まり始めた。
 ウィーンガシャンガシャンキュラキュラキュラキュラ、みたいな不協和音と共に、トループス級が迫る。

 作戦の主な部分、ジェネラル級への工作は成功した。あとは離脱するのみだ。ここは予定通り、包囲の一点を目指して進み、突破するべきだろう。
 敵陣の手薄な箇所を特定し、ディアボロス達はそちらへと突き進む――。
桜之宮・春風
むー、思ったより食らっちゃいました
腕も両断できなかったしやっぱジェネラル級は強いですね
……や、狙い通りですけどね?
小回り重視のナイフじゃなくて大きい得物なら両断してましたけどね?

と、ともあれ、指揮とってるアヴァタール級を叩きたいとこですけど
トループス級が邪魔だしうるさいしまずはそっちやりますか

得物はナイフも良いけど多数相手なら大きいのが欲しいかな
集中砲火に紛れて敵の大きい刀を奪っちゃいましょー

立派な砲塔あるんですからこれいらないですよねー?

ダメだったら刀の代わりに瓦礫を拾いつつ
近寄らせないように薙ぎ払いますよ

囲まれたときは一斉に飛び掛かられるのが一番面倒ですし
牽制をしつつ隙を見せたら両断です☆



「むー、思ったより食らっちゃいました……」
 奇襲をかけたものの腕の両断はならず。戦いを切り上げ去っていくアシュタロスの姿を見送り、桜之宮・春風(明日も春の風が吹く・g00839)は不満げな声を漏らす。さすがにジェネラル級が相手ともなればそう都合よくはいかないらしい。
「……や、狙い通りですけどね?」
 そう、改めて考えれば今回の狙いはそれではない。奇襲を期して、あえて小振りのナイフを選んだからこその結果であり、大きい得物を以てすれば両断していたはずである。なんか負け惜しみのような響きになってしまったのは気のせいだろう。
 咳ばらいをひとつ。気を取り直すようにして、春風はアシュタロスに代わって現れた敵の群れへと目を遣った。
 速やかに、そしてスムーズに脱出するためには指揮を執っているアヴァタール級を叩くのが肝要だと思うのだが――ウィーンガシャンガシャンガシャンガシャンみたいな音色がその思考を妨げる。
「う、うるさい……!」
 というかそれを差し引いても邪魔である。こちらを囲み砲塔を向けてきた『アシュタロスの使徒』達を、まずはまとめて退けるべく、春風は地を蹴った。一斉射撃による弾丸が地を穿ち、春風の居る場所に土煙で掻きたてる。その合間を縫い、先程までの歩法の流れで素早く距離を詰めた彼女は、敵の腕に狙いを定めた。
「立派な砲塔あるんですから、これいらないですよねー?」
 ついさっき戦っていたジェネラル級に比べれば、こちらの相手をどうこうするのは容易いもの。反撃のナイフでいとも簡単に敵の手首を落とし、敵の太刀を奪い取る。
 蜂の巣にされるのはごめんだが、捕まって足止めを喰らうのはもっとまずい。付近の一体の胴を薙ぎ、倒れ込むその上半身に隠れ、他の敵の追撃を断つ。
「隙あり、ですね☆」
 一斉射撃を躊躇った敵達を、そのまま大太刀の一閃で薙ぎ払った。
 滑らかな断面を晒しながら、両断されたトループス級達が倒れゆく。状況を鑑み、足を止めぬまま、春風は崩れ落ちる敵を越えて突き進んでいった。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【士気高揚】LV1が発生!
効果2【能力値アップ】LV1が発生!

影守・玲奈
連携、アドリブ歓迎

悪魔の軍隊のお出ましか、予定通りだね
アシュタロスは騙されてくれた様子だったし
後は無事に帰るだけだ

【飛翔】も活かし敵包囲網を『観察』
包囲の手薄な一点を見つけ出す

加えて【パラドクス通信】で仲間と連携
皆で一方向に集中して進み
恙なく突破できるようにね

しかし、敵の数が多いね
ある程度トループス級の数を減らすべきかな

見たところ、トループス級には翼が無い
即ち、飛行能力を持ち合わせていない可能性があるね
ゆえに、パラドクスで攻撃と
【泥濘の地】での速度低下を同時に狙ってみよう

首尾よく足を取ることができれば
攻撃を叩き込むもよし
スルーして先へ進むもよし
私達の有利になるよう
事を運びやすくなるだろうからね



「ここまでは予定通り、だね」
 こちらの言動を信じたようで、アシュタロスは疑いもなく発信機付きの腕輪を持ち帰ってくれた。後は無事に帰るのみ――春風の後に続くようにトループス級の残骸を踏み越え、影守・玲奈(Mechatromagus・g03719)はぐるりと一度周囲を見回す。
 ジェネラル級自ら囮を買って出ただけあり、包囲を形成する敵の数はとにかく多い。一方向への突破を目指すことで、一度に戦う相手の数を絞れてはいるが、戦場の俯瞰や頭上を飛び越えようとして飛翔しようものなら、全方位から敵のパラドクスが飛んできそうだ。
 ただそれでも、敵側に飛行能力がなさそうなのは好材料と言えるだろう。
「だったら――」
 敵陣を裂き、道を作るのは味方に任せ、玲奈はそこで後ろを振り向く。キュラキュラキュラと独特な音色を奏でながら身体を軋ませ、こちらを追ってくるトループス級達、大太刀を手に特攻を仕掛けてくる彼等に対し、玲奈は踵を地に打ち付けた。敵の駆動音に比べれば、極々小さなその音色で、大地が揺れる。
 『Witch's shot』、術式により地脈が乱れ、トループス級の踏み込んだ一歩、その足元を崩す。
「私なら、無理に動かないようにするけどね?」
 嵌り込んだ足は容易には自由にならず、さらに広がる泥濘が、残りの兵隊たちの歩みを遅らせる。先頭のトループス級は玲奈の言葉を無視し、脚が引き千切れようとも前へ進もうとするが、それも叶わぬまま。躊躇なく突き進む後続に踏み潰されるように、その姿は敵の群れに呑み込まれていった。
 追撃を阻み、追手の速度低下による時間稼ぎは成功した。このまま突破できればいいのだが――。
「できれば、敵の数も減らしておきたいところだね」
 包囲を脱するには至らず、少なくともアヴァタール級の相手もする必要があるだろう。となれば、兵隊は少ない方が事を運びやすくなるはず。敵を足止めしつつもさらなる成果を狙い、玲奈はもう一度踵を鳴らしてやりながら、突破すべき方向へと駆けていく。
大成功🔵​🔵​🔵​
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】がLV2になった!

ネリリ・ラヴラン
よし、計画通りだね!
わたしの演技も捨てたものじゃないわ

敵さんには聞かれないように心の中で頷きながら
包囲されてる皆とかばい合ったりできる距離を保って
突破のタイミングをはかるね
戦い続けるにも今の状況はよろしくないわ

先に仕掛けてる子がいたらそれに合わせる感じで
”爛れた輪舞”を【高速詠唱】
呼び出した蝙蝠爆弾を後詰めになるように飛ばして道を開いたら
【飛翔】を使って抜けて態勢を整えよう

ある程度、向かい合って戦えるようになったら
そのまま叩けるだけ叩いちゃいたいかな
逃げちゃうのもアリだけど部下が全部帰ってこないってなった方が
アシュタロスさんもやる気を出してきそうだものね!

アドリブや連携は歓迎だよ


アンゼリカ・レンブラント
アシュタロスの戦意も大分煽ることは出来たかな。
「生き残ったら、少しは強者と認めてあげる」か、
それならめいっぱい活躍して突破しないとだ!

戦い始めた仲間に合わせる形で
星形状のパラドクスを放出して敵陣に穴をあけるよっ!
なるべく倒せそうな個体、進行方向を塞ぐ相手を
優先的に狙い突破を図っていこう
敵集団に取り残される仲間がいないよう注意
みんなでここを抜けるんだ!

敵の弱った個体へ、
呼吸を整えめいっぱい力を溜めた《天輪輝星》
を放ち粉砕していくよ!
ここで止まってられないっ。これで、どうだーっ!

敵の包囲を突破出来たなら、出来るだけ敵を殲滅しよう
使徒を全て倒し切れたなら
アシュタロスも、より私達の力を認めるだろうしね



 余裕の表情で去っていくジェネラル級については計画通り。最終的に腕輪に対して疑う様子すらなかったのは、演技力と弁舌の勝利と言えるだろう。敵がもうこちらを見ていないのを確認してから、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)は秘かに、そして「わたしの演技も捨てたものじゃない」と満足気に頷く。同様に、アンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)もまたこの展開に一定の成果を見ていた。
 即座にジェネラル級が決戦を挑んでくるようなところまでは行かなかったが、好戦的な彼女の戦意を煽ることはできただろう。
「生き残ったら、少しは強者と認めてあげる……か」
 敵の去り際の台詞が何よりの証明である。ならば、そう、この場を切り抜けて見せた上で、「多くの敵を蹴散らして離脱した」と報告が行けば、敵将が出向いてくる可能性も上がるのでは。
「それならめいっぱい活躍して突破しないとだ!」
 アンゼリカのそれにネリリも同意する。とにかく包囲されているこの状況はよろしくない、脱出にせよ殲滅にせよ、まずは移動しなくては。幸い向かうべき方向は速やかに見通せている。包囲の手薄な方へ味方が切り込むのに合わせて、アンゼリカもパラドクスを放出した。
「――焼き尽くせっ!」
 輝く星が敵陣に描かれ、光が道を塞ぐトループス級を爆破する。囲みに開いた大穴を、敵は数を活かしてすぐさま埋めようとしてくるが。
「みんなっ、行って来て!」
 後詰の一手、ネリリの放った小型の蝙蝠達が、いち早くそこに殺到した。
 『爛れた輪舞』、魔力によって生み出された蝙蝠達は、ネリリの号令に従って飛び回り、迫り来るトループス級の元へと向かっていく。接触と共に爆ぜるそれらによって、身体を吹き飛ばされたアシュタロスの使徒達の歩みは、自然と遅れる。
「さあ、今の内に!」
 炎の花と爆煙によって確保された道へ、ディアボロス達は突き進む。だが、敵も大人しくそれを見逃してはくれないようだ。倒れた個体を踏み越えて突っ込んできた一体がネリリへと大太刀を振り下ろし、爆煙の薄くなった向こうからは、アンゼリカに向けた集中砲火が飛んでくる。
「やっぱり数が多いね」
「何体出てきたの……?」
 さすがにジェネラル級に囮をやらせるだけあり、敵の『罠』は必殺を期した規模のようだ。敵の全容まではわからないが、この上にアヴァタール級も数体混ざっているのだから、やはり正面からやりあえる数ではないらしい。だがそれは最初からわかっていたことだ、それはそれでと頭を切り替え、ネリリは襲い掛かってきた個体を指さし。
「それなら、叩けるだけ叩いちゃおうかな」
 応じた蝙蝠が背後からその敵に飛び込んで、その上半身を爆破してみせた。
「ここで止まってられないっ」
 一方のアンゼリカも敵の砲火を耐えきって、さらなる一歩を踏み出す。深く吸った息と共に、めいっぱい蓄えた力を星の輝きに変えて。
「これで、どうだーっ!」
 『天輪輝星』、焼き尽くす眩い光の奔流で、行く手の敵を撃滅した。

 颶風の如き大太刀と、星の光、そして爆炎が一帯を薙ぎ払い、泥濘と化した地面が敵の侵攻を阻む。だが薙ぎ倒されたトループス級の残骸が転がる中に、未だ健在な敵の姿。翼持つ『剛体の悪魔』、アヴァタール級はさしたる負傷もなくそこに居た。
 トループス級とは一線を画す実力の持ち主であるこの悪魔が、この辺りの敵兵を指揮しているのは一目瞭然。だが先程までと違い、周囲の敵は大きく打ち払われ、後続の援軍も遅れている。今この瞬間、僅かの間ならば、邪魔が入ることもなく剛体の悪魔に仕掛けることが出来るだろう。
 この場を指揮しているこのアヴァタール級を撃破できれば、その混乱の隙に突破できるはず――。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【飛翔】がLV2になった!
【照明】LV1が発生!
効果2【ガードアップ】LV2が発生!

影守・玲奈
連携、アドリブ歓迎

戦いは避けられない、という状況もあるが
此処での戦闘結果がアシュタロスに伝われば
後々、面白いことになるかもしれないね
ということで大将首君、此処で墜ちてくれ

【飛翔】発動
ただし高所には上がらず
速度上昇効果のみ使用

大物と刃を交えるなら
身体能力を上げて損は無いからね

短剣を手に敵の周囲を飛び回り翻弄
刃を煌めかせ『斬撃』での決定打狙い…に見せかけるよ

目的は敵の『観察』にある
『精神集中』し
待つは『不意打ち』の機会

その時が来たらパラドクス発動
パッチ、奴を墜とせ!

そう、私自身は囮
敵の死角からのパッチの突進が本命だ

作戦とはいえアシュタロス接触時に
悔しい思いをさせたからね
パッチ、全力で暴れておいで!


ネリリ・ラヴラン
どうせ全員を相手はしていられないんだもの
指揮官さんが出てきてくれたのは、ある意味チャンスだわ

倒せれば一時的にでも指示が出回らなくなるし
ここは全力で倒しに行かせて貰うよ
【パラドクス通信】で全員に呼び掛けて
なるべく大勢で、一気に叩けたら良いね

接近戦はとてもじゃないけど分が悪いので
【飛翔】や【壁歩き】を使って近寄らせないように立ち回りながら
皆の攻撃に合わせてPDを【高速詠唱】するわ

のんびりはしていられないのだし出し惜しみは無しだよ
でも、やる事は極めて単純
全力で魔力を次ぎ込んだ矢で射抜くのみっ

この位の追っ手じゃ、止められないって
ちゃんと伝えると良いんだよ!

アドリブや連携は歓迎だよ


桜之宮・春風
ふぅ、沢山ぶった切れたんでちょっと満足しました
あとはアヴァタール級を倒して堂々と帰るとしましょーか

と言ってもそんなに時間はないですからね
皆と協力して一気に倒してしまいますよ

相手は肉弾戦が得意みたいですから
私は動きを抑えちゃいましょう

肉薄して突破する方に進めるよう押し合いをしつつですね
隙あればすり抜けて先に進む演技で視線を釘付けにしちゃいます

なんかこっちの弱点をつく感じで戦ってくるみたいなんで
刀にナイフに素手にと得物を変えて弱点を塞いでいきますよ

あとは足を止めないように少しだけ攻めっ気を出してれば十分かな
皆が最大の攻撃を仕掛けたら合わせて攻撃をする振りをしてー
今度は本気ですり抜けておさらばです☆


アンゼリカ・レンブラント
あとはアヴァタール級を突破すれば……!
でも最後まで油断しないよ!

みんなと一気に攻めよう!
心の勇気を灯し――いざ勝負だっ
【飛翔】してのダッシュで近づきパラドクスの突撃っ!

反撃をしっかり堪えそのまま離れず取りついて
隙を伺いつつ近接戦で攻撃だっ
仲間と動きを合わせ、苦手属性をディフェンスし合い
ダメージを重ねていくよ!
私に攻撃が集中しても仲間が敵の隙を突く!
1人じゃない強さを発揮しよう

こんなところで止まれない
デーモンの企みを砕く為
アシュタロスと決着もつけたいしね

そしてやがて来る奪還と人々の帰還の為!
そうさ、人々からの【託されし願い】は
いつでも私達尚立つ力をくれるんだ

全力全開っ
《光輝勇突撃》で粉砕するよ!



 アシュタロスの使徒達を打ち払い、一時的に開いた空間で、桜之宮・春風(明日も春の風が吹く・g00839)は太刀の重みを確かめるように振って見せる。
「ふぅ、沢山ぶった切れたんでちょっと満足しました」
 戦場の中での僅かな一息、しかし立ち止まる暇がないのは彼女も重々分かっている。続くアンゼリカ・レンブラント(光彩誓騎・g02672)もまた、突き進むべき方向を見据えて。
「あとはアヴァタール級を突破すれば……!」
「ええ、指揮官を倒して堂々と帰るとしましょーか」
 立ち塞がるのは『剛体の悪魔』。強固な肉体を誇るアークデーモンは、苛立ち紛れに言葉を返す。
「そう簡単に通れると思っているのか?」
「いや、このまま逃がしてくれれば話は早いんだけどね」
 全身に魔力を漲らせるその様子を目にして、影守・玲奈(Mechatromagus・g03719)が軽口を叩く。わかってはいたが、戦いは避けられないもののようだ。
「どうせ全員を相手はしていられないんだもの、指揮官さんが出てきてくれたのは、ある意味チャンスだわ」
 下がる気のないこの悪魔は結果的に他の集団から突出している、ネリリ・ラヴラン(★クソザコちゃーむ★・g04086)の言うように、ここは速やかに仕掛けるべきだろう。
「倒せれば、一時的にでも指示が出回らなくなるし、離脱しやすくなるわよね」
「ああ、それに此処での戦闘結果がアシュタロスに伝われば、後々面白いことになるかもしれない」
 ネリリの言葉に頷いて、玲奈はそこで不敵に笑って見せる。それはこの状況ではいかにも挑発的で。
「ということで大将首君、此処で墜ちてくれ」
「どこまでも嘗めた口を利く……!」
「――いざ、勝負だっ」
 怒りを滲ませた剛体の悪魔と同時に、アンゼリカもまた地を蹴った。『光輝勇突撃』、パラドクスによる光を纏った突進で、剛体の悪魔へと真っ直ぐにぶち当たる。鍛え上げられたアンゼリカの肉体と、魔力で増強された剛体の悪魔の肉体が衝突し、鈍い音色が戦場を彩った。強烈な一撃を、しかし剛体の悪魔もまた一歩も退かずに受け止め、反撃に出る。闇の魔力を纏わせた無数の蹴りが、一瞬の間に放たれてアンゼリカを襲う。
 防御の上から重く響く衝撃、やはりこの敵も接近戦を得意としているようだ。下がるのもまた選択の内だろうが、しかし。
「こんなところで止まれない……!」
「そんなに時間もないですからねっ」
 そこに割り込むようにして飛び込んだ春風が、恐れず肉薄して抑えにかかる。突破を目論み進んできた以上、ここで後退するのは得策ではない。ならばやはり、さらに先へと押し込むべきだ。
 先程拾った太刀で力任せに打ち込み、前進を期す敵の動きを阻止する。だが続く剣閃が届く前に、瞳を妖しく輝かせたアークデーモンが、その間合いの内へと迫ってきた。至近距離で放たれる拳が、咄嗟に逸らした春風の半身を打ち据える。ダメージを受け流しながらもたたらを踏んだ彼女は、そのまま敵の脇をすり抜ける方へと踏み出した。
「待て、貴様――!」
 瞬間、敵の注意がそちらに向く。位置取りを変え、腕を伸ばし突破を阻むその姿に、玲奈が「ははあ」と感心するような息を吐いた。
「なるほど、君としても逃げられたら困るわけだね」
「そっか、責任重大だもんね?」
 大変そうだね、とネリリもまた揶揄うような調子で続けて見せる。ジェネラル級を囮に、という重みは彼等にとっても同様のはず。ここで不手際をやらかせばどうなることか。歯噛みする様子の悪魔に、揶揄うような笑みを向けて、ネリリと玲奈は敵の狙いを翻弄するように翼を広げた。
「行きたければ行け、この包囲を逃れ切ることなどできん」
 実際のところディアボロス達がこのまま駆け抜けたところで、この剛体の悪魔が指揮を執り、援軍と共に妨害してくるだろう。そうなれば捕まってしまう公算が高い。
 だがそれを理解しながらも、二人の素早い移動にこの悪魔は集中を欠いている。蹴撃で玲奈を打ち据え、ネリリの動きを眼光で見切って一撃を見舞う――巧みに敵の狙いを逸らし、凌いだ両者によって機会を浪費した敵に、もう一度春風が立ち塞がった。
「邪魔だ!」
 苛立ちと、先程の一合で御しやすいと相手と見たためか、敵は一気に距離を詰め、太刀が振り下ろされる前に拳を振るう。だがその腕に、太刀を手放した春風がナイフを突き刺し、留める。
「なッ――!?」
 魔力を込めた眼光を輝かせ、すぐさま悪魔は反撃の蹴りを放つが、春風は至近距離に踏み込むことでその間合いを外し、組み付いて逆に一撃を入れる。
 先程とは逆にやりこめられ、ダメージを負った相手へと。
「なんか、こっちの弱点をつく感じですもんね?」
 わかりやすいですね、とこともなげに彼女は言う。ならばこちらも使う得物を変えてやれば、敵の見切りの一歩先を行けるというもの。
 さらに言うなら、そうして一手乱してやれば、後は味方が崩してくれる。
「大丈夫かな? 動揺が顔に出ているよ」
 揶揄うように言いながら、玲奈が敵の側面を突くように動く。手にしたナイフの煌めきに気付いて、咄嗟にアークデーモンが対応に動くが、残念ながらそちらは囮。
「パッチ、奴を墜とせ!」
 本命は彼女の反対側、帯電したモーラット・コミュが紫電を纏い、「ぷきゅ!」と鳴きながら自らを射出、レールガンよろしく突進攻撃を仕掛ける。作戦とはいえ先のアシュタロス接触時には悔しい思いをしたところだ、その鬱憤を晴らすように、パッチは勢いよく敵の背にぶち当たった。
 背面から強烈に打ち据えられ、姿勢を崩した剛体の悪魔が地面に手を突く。そこに。
「こっちは外さないからね?」
 黒色一対の弓矢を手に、ネリリがそれを待ち構えていた。
 引き絞られたそれが示すように、そのパラドクスには彼女の全開の魔力が込められている。絶好の機会に全力の一撃をぶつける、ただただシンプルだが時間の惜しい現状ではそれが最適解だ。
 敵が身動きすらとれぬ内に放たれた矢が突き刺さる。『黒の衝撃』が爆ぜて、装甲のような悪魔の身体を抉り、吹き飛ばした。
「終わりにしようか」
 どうにか体勢を立て直そうと足掻く剛体の悪魔が見たのは、目も眩むばかりの強烈な光。
 デーモンの企みを砕く為、アシュタロスとの決着をつけるため、そしてやがて来る奪還と人々の帰還の為――仲間の思いと人々の思いを鍛え上げられたその背に乗せて、アンゼリカの輝きが戦場を照らす。
「――全力全開っ!」
 光はやがて流星を描き、敵を呑み込んでいった。

●作戦成功!
 限界を迎え、消滅していく剛体の悪魔。それと同時に、周囲から迫るトループス級達の歩みに乱れが生じた。指揮官を失ってもなお、ディアボロスを仕留めようという動きに変わりはないが、細かい指示を出す者がいなければ頭数がそのまま足枷となる。あとは、その足並みの乱れを拡大して混乱させてしまえば良い。
「それじゃ、どいてもらいましょうかね?」
 そう言って、春風は全力で攻撃する構えを見せつけた。
 アヴァタール級を下したディアボロスの攻撃に備えて、敵は身構える。ある者は距離を取ろうとし、またある者は構わず距離を詰めようとし、敵陣は明らかに乱れて――。
「おさらばでーす☆」
 その隙を突いて、ディアボロス達は一気にそこをすり抜けていった。
「この位の追っ手じゃ止められないって、ちゃんと伝えると良いんだよ!」
 ネリリのそんな言葉を残し、彼女等は敵の罠から逃れ、離脱していく。

 首尾は上々、通信機を仕込んだ品を無事持ち帰らせることに成功し、さらには挑発的な言伝まで残していった。この後の敵の反応には、十分期待が持てるだろう。
大成功🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​
効果1【操作会得】LV1が発生!
【活性治癒】LV1が発生!
【照明】がLV2になった!
【託されし願い】LV1が発生!
効果2【先行率アップ】LV1が発生!
【ドレイン】LV1が発生!
【反撃アップ】がLV2になった!
【ダメージアップ】がLV3になった!

最終結果:成功

完成日2023年02月11日

第一次ディアボロス撃滅作戦

 アークデーモン大同盟が、遂に本格的に動き出しました。
 同盟から派遣されたジェネラル級アークデーモン達『黒翼令嬢ネビロス』『復讐の魔弾ザミエル』『堕とす者アシュタロス』が、豊島区内でディアボロスを罠に嵌めて撃滅するための作戦を実行に移したのです。

 豊島区のジェネラル級『集合嘸』メンゲが立てた作戦は、ディアボロスが残した『重要物資(儀式用らしき宝飾品)』を囮に、ディアボロスを誘き寄せて撃滅するというものです。
 この作戦は読めていますが、伏兵として待ち受けているクロノヴェーダを返り討ちにし、大同盟の戦力を削ぎましょう。

 なお、敵が囮とする『重要物資』は、攻略旅団の作戦で準備し、敵に奪わせておいた発信機入りの偽物です。
 これが重要であるという敵の誤認を強めれば、敵拠点を突き止められる可能性が上がります。
 敵は『重要物資』をジェネラル級に守らせている為、ジェネラル級達との接触も可能でしょう。
(ジェネラル級には、あえて『重要物資』を保持させて撤退させるため、今回の戦いでは撃破しません)

『集合嘸』メンゲ

黒翼令嬢ネビロス

復讐の魔弾ザミエル

堕とす者アシュタロス


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#TOKYOエゼキエル戦争
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#第一次ディアボロス撃滅作戦
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#アークデーモン大同盟


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選択肢『『堕とす者アシュタロス』との会話』のルール

 他の区から派遣された、アークデーモン大同盟のジェネラル級アークデーモン『堕とす者アシュタロス』との会話を行います。
『堕とす者アシュタロス』は、攻略旅団の提案で用意された『発信機入りの偽の重要物資(魔力を帯びた宝飾品)』を持っており、ディアボロスがそれを奪い返しにきたものとして、会話を行います。
 他区のジェネラル級である為、アークデーモン大同盟に関する重要な情報は持っていないようなので、情報収集の効果は限定的となるでしょう。
 相手は『重要物資』の使用目的などを知ろうとしているので、偽の情報を流したり、敵を挑発して決戦を挑んでくるように仕向けたりするのが良いかもしれません。
 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

!補足!
 この選択肢と「大同盟のジェネラル級との戦闘」の、どちらかがクリアされた場合、ジェネラル級は撤退し、包囲を完了したアヴァタール級とトループス級が攻撃を開始します。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『🔵が👑に達すると、選択肢の説明で指定された特別な効果が発生する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢『大同盟のジェネラル級との戦闘』のルール

 他の区から派遣された、アークデーモン大同盟のジェネラル級アークデーモンとの戦闘を行います。
 ジェネラル級アークデーモンは、攻略旅団の提案で用意された『発信機を仕込んだ偽の重要物資(魔力を帯びた宝飾品)』を持っており、ディアボロスがそれを奪い返しにきたものと考えて対応します。
 なんらかの理由で、彼らが本気で戦う事は無く、一定の時間を稼いだ後は撤退してしまう為、撃破する事は出来ません。
 しかし、この戦いで、屈辱的な打撃を与えるといった事があれば、敵のディアボロスへの敵愾心を高め、決戦を仕掛けてくるように仕向けられるかもしれません。

 詳しくは、オープニングやリプレイを確認してください。

!補足!
 この選択肢と、ジェネラル級との会話選択肢の、どちらかがクリアされた場合、ジェネラル級は撤退し、包囲を完了したアヴァタール級とトループス級が攻撃を開始します。


 オープニングやマスターよりに書かれた内容を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『🔵が👑に達すると、選択肢の説明で指定された特別な効果が発生する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👾護衛するトループス級『アシュタロスの使徒』のルール

 事件の首魁であるクロノヴェーダ(👿)を護衛するトループス級クロノヴェーダ(👾)と戦闘を行います。
 👾を撃破する前に👿と戦闘を行う場合は、👾が護衛指揮官を支援してくるので、対策を考える必要があるでしょう。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「沢山」出現します(現れる敵の数は、オープニングの情報やリプレイの記述で提示されます)。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『この選択肢の🔵が👑に達すると、この敵集団を倒す。完結までにクリアしていない場合、この敵集団は撤退する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


選択肢👿アヴァタール級との決戦『剛体の悪魔』のルール

 事件の首魁である、アヴァタール級クロノヴェーダ(👿)と戦います。
 👿を撃破する事で、この事件を成功で完結させ、クロノヴェーダの作戦を阻止する事が可能です。
 敵指揮官を撃破した時点で、撃破していないクロノヴェーダは撤退してしまいます。
 また、救出対象などが設定されている場合も、シナリオ成功時までに救出している必要があるので、注意が必要です。
 詳細は、オープニング及びリプレイで確認してください。

 記載された敵が「1体」出現します。敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」のパラドクスで反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功 🔵🔵🔵
 成功 🔵🔵🔴
 苦戦 🔵🔴🔴
 失敗 🔴🔴🔴
 大失敗 [評価なし]

 👑の数だけ🔵をゲットしたら、選択肢は攻略完了です。
 また、この選択肢には、
『【完結条件】この選択肢の🔵が👑に達すると、敵を倒し、シナリオは成功で完結する。ただし、この選択肢の🔴が🔵より先に👑に達すると、シナリオは失敗で完結する。』
 という特殊ルールがあります。よく確認して、行動を決めてください。
※このボスの宿敵主は「シメオン・グランツ」です。
※クロノヴェーダには、同じ外見を持つ複数の個体が存在しますが、それぞれ別々のクロノヴェーダで、他の個体の記憶などは持っておらず、個体ごとに性格なども異なっています。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。

『相談所』のルール
 このシナリオについて相談するための掲示板です。
 既にプレイングを採用されたか、挑戦中の人だけ発言できます。
 相談所は、シナリオの完成から3日後の朝8:30まで利用できます。