リプレイ
フレイヤ・ネルトゥス
革命淫魔たちとは、利害関係から、一時的に共闘関係にあるとは言え、クロノヴェーダである以上、いずれこの関係は破綻するでしょう。
それは相手側も全く考えてないという事もないでしょうから、このダブー残党軍の掃討中に、革命淫魔たちが何らかの行動を起こしてる可能性もあります。
まだまだパリ近郊の各衛星都市は自動人形の勢力圏。
ですが、彼ら革命淫魔がノリと勢いで動く性質もある以上、ロベスピエールがいるとは言え、下っ端たちがパリの郊外に進出している可能性も全く否定できません。
念の為に、淫魔勢力がパリ近郊で、自動人形勢力たちから既に解放された地域などに進出してないか様子を見ておく必要もありそうですね。
自動人形勢力である『不敗のダブー』がディアボロスによって撃破され、パリ市内から彼らが駆逐されたことは、革命淫魔たちにとって敵対する勢力の一つの勢いを大きく削ぎ落としたことになるだろう。
そうなれば、この断頭革命グランダルメにおけるクロノヴェーダの主だった勢力は革命淫魔たちとなる。
未だ『不敗のタブー』の軍勢が残党として残っている以上、彼らはまだ動かないだろう。
しかし、それを裏付ける事実を探すことを止めるわけにはいかない。
フレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)は思う。
「革命淫魔たちとは、利害関係から一時的に共闘関係あるとは言え、クロノヴェーダである以上、いずれこの関係は破綻するでしょう」
フレイヤはパリ近郊の各衛星都市の状況を見やる。
『不敗のダブー』の軍勢の残党は未だ拠点に籠もっている。彼らは『不敗のダブー』より指示を確実に遂行するために堅牢にして規律を重んじる行動を続けている。
革命淫魔とは対極にあるかのような行動であるようにフレイヤには思えただろう。
だからこそである。
「相手側も全く考えてないということもないでしょうから。この『不敗のタブー』残党軍の掃討中に革命淫魔たちが何らかの行動を起こしている可能性もあります……これは悪魔の証明ですね」
だが、一つ一つ状況証拠だろうと、物的証拠だろうと精査していく必要はあるだろう。
革命淫魔たちは場当たり的な行動を起こす。
これはディアボロスたちみ見てきたことだろう。それがクロノヴェーダとしての性質であるように思えたのだ。
「『ロベスピエール』がいるとは言え、下っ端たちがこれを機にパリの郊外に進出している可能性だって全く否定できません」
フレイヤは念には念を入れるようにパリ近郊の衛星都市の様子を見やる。
自動人形勢力たちからすでに開放された地域を調査しても、人々は支配者が変わった程度で情勢は自分たちにはあまり関わりがないような振る舞いをしているようだった。
これを鑑みるに、今はまだ革命淫魔たちは動き出している様子はないようである。
だが、フレイヤが感じたように革命淫魔たちは場当たり的に動く。
ならば、もしも彼女が考えるような可能性があるのだとしたら。
「彼らが動くのは私達が『不敗のダブー』残党を掃討した後になるのでは……?」
大成功🔵🔵🔵
効果1【腐食】LV1が発生!
効果2【命中アップ】LV1が発生!
マリアベル・フィレンツァ
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
サキュバスのデーモンイーター×奇蹟使い、20歳の女です。
普段の口調は「女王種(我、汝、~である、だ、~であろう、~であるか?)」、大切な人には「無口(わたし、あなた、呼び捨て、ね、わ、~よ、~の?)」です。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、依頼の成功のためなら、公序良俗に反する行動も厭いません。MS様のギリギリをせめてください。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
捌碁・秋果
※アドリブ連携歓迎
ひとが多くいる場所なら情報が得られそう。
こういう時は酒場に行くのがセオリーな気がするけど、私は未成年。
活気のある食堂に行きます。
違和感がないように食事をいただかないといけませんね。
すみません、おすすめは何ですか?
これも捜査の一環です。ええ、捜査の為です…ふふっ。
周りの人達に【友達催眠】を使って話かけます。
「こんにちは、今日も冷えますね」
何気ない挨拶。
少し会話をしたら踏み込んで。
「そういえばあの軍隊って…」
それを皮切りに拠点の場所を聞き出します。
大体の規模や、見回りがどこに立っているかとかも聞けるといいな。
話が聞けたら拠点の確認に行きます。
見つからないように、遠巻きに。
パリ近郊の衛星都市の一つに捌碁・秋果(見果てぬ秋・g06403)とマリアベル・フィレンツァ(慈愛深きサキュバスの女王種・g09069)は降り立つ。
ディアボロスによって自動人形勢力である『不敗のダブー』は打倒された。
しかし、その一報は未だ衛星都市各地に散らばる彼らの拠点には届いていないようである。
「我等によって『不敗のダブー』が倒されたということを知らぬにしても、敵の守りは崩れぬか。こればかりは自動人形らしい規律正しい行動を厳守するという性質故か」
マリアベルは提示連絡がなくなった際に『不敗のダブー』麾下の部隊がうろたえることなく、当たられた任務をしっかりと行っているという事実に感心するやら、呆れていいやら、どっち付かずの感情を胸に浮かべる。
それと比べると革命淫魔たちの行動は場当たり的すぎる。
如何に協力体制があるとは言え、油断はならない。
「敵の拠点を調べるんだったね。人が多くいる場所なら情報が得られそう」
秋果は衛星都市の様子を見やる。
人々の生活は変わらぬ様子であった。普段どおりの生活。
ならば、敵の拠点を探すのならば酒場に行くのがセオリーであろう。マリアベルも同感であった。
「我は酒場に行くとしよう。汝はどうする?」
「私は未成年なので、活気のある食堂の方を当たってみようと思います」
「む、そうか未成年だったか。ならば我も同行しよう」
秋果とマリアベルは街の大通りを歩き、ゆっくりと周囲を見回す。
今は昼時だ。人の賑わいがある食堂ならば、きっとすぐに見つける事ができるだろう。一つの食堂に当たりを付けて秋果は足を踏み入れる。
人々にはあまり違和感を持たれたくないと残留効果を用いて、食堂にやってきていた人々の性格を誰にでも友人のように接する性格に変化させる。
こうしていれば、話しかけやすい。
「いい時間ですしね。すいません。オススメはなんですか?」
これも操作の一環であると秋果は自らに言い聞かせる。断じて自分が食事に興味が在るとかそういうわけではないのである。
「いつもどおりさ。変わりなく、いつものってことさ」
「そうですね。今日も冷えますね」
「ああ、冬っていうのはいつもこうだ。足元が冷えてたまらんよ」
注文を受ける店主の言葉に秋果も微笑む。
マリアベルはゆっくりと周囲を見回す。人々の集まりは悪くないように思える。
「確かにそうであるな。しかし、大陸軍の巡回はどうなっているのだ?」
彼女の言葉に店主は、ああ、と思い出したように告げる。
「確かに最近はあまり見ないな。以前はよく見かけたもんだが。忙しいってことかね?」
彼の言葉にマリアベルは頷く。
『不敗のダブー』がディアボロスに敗れたという一報はまだ入っていなくても定時連絡がない場合を想定しての指示に従っているのだろう。
街中よりも拠点に籠もって防備を固めているということか。
そうマリアベルは納得する。
「気になったものでな、つまらん話をした」
「つまらない話ついでで申し訳ないんですが……」
秋果の言葉が続く。
ここで敵の拠点が街中の何処にあるのかを聞き出せたのならば、それは話の流れのことである。此処を皮切りに敵の様子を探ることが出来たのならば、攻め込むときの参考になるはずだ。
「あの軍隊って」
「ああ、彼らは街の中央に拠点を作っているよ。大きな建物があるだろう。あの建物だ」
店主が食堂の窓から見える建物を示す。
もとは街の行政を取り仕切る建物だったのだろう。
なるほど、と秋果とマリアベルは頷く。あそこならば確かに立て籠もるには十分な場所である。
二人は礼を告げ、食事を済ませると示された拠点に赴く。
「なるべく遠巻きに観察しましょう」
「ふむ。バリケードがぐるりと建物を取り囲んでいるか。障害物も多い……うん? ああ、なるほど」
マリアベルが見つめる先には自動人形であるトループス級『リベルタス・ドール』の姿がある。
こちらの襲撃を警戒しているのだろう。
障害物とバリケードに囲われた拠点の建物の周囲だけを巡回しているようである。
「堅牢堅固というのは本当のようだな。これは攻めるにも工夫がいる、ということか」
「はい、あのバリケードの類をどうにかしなければ、苦戦は必至、でしょうね」
秋果は遠巻きであるが拠点の場所を確認し、そのバリケードに覆われた建物の全容を見つめる。
建物事態には仕掛けはないようだ。
ならば、襲撃にするにも他のディアボロスたちとタイミングを合わせる必要があるだろう。
二人は拠点の場所と全容という収穫を得てその場を離れるのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【現の夢】LV1が発生!
【友達催眠】LV1が発生!
効果2【ロストエナジー】LV1が発生!
【先行率アップ】LV1が発生!
雪定・千草
しっかりとした防壁ですね
襲撃も破壊も、仲間の皆さんとタイミングと力を合わせます
一人ではできません…心ひとつになるよう頑張りますので
皆さん、宜しくお願いします
携行用火砲にて重力砲を使い、敵の動きを鈍らせます
鈍らせている間に、砲撃でバリケードと防壁も減らしておきましょう
壊れ易そうな所から破壊、もしくは破損させて使いづらくさせます
反撃には火炎使いで、自分や仲間にかかるダメージを少しでも減らします
あちちー、です
立派な士気ですが…動き辛くて苛々してくれませんかね?
ともあれ、動きが鈍れば連携も取りづらいことでしょう
…いっぱいいっぱい足掻けよ
主が敗北しても動き続ける人形達
俺達の手で、終わらせてやりましょうか
『不敗のダブー』の残党勢力である自動人形たちは堅牢堅固なる拠点を築き上げていた。
もとはこの衛星都市の行政を取り仕切る建物であったが、今はバリケードや障害物は敵陣の地形そのもの。
これをどうにかしなければ、守りを固め、また同時に規律を重んじて行動する自動人形たちの守りは抜くことはできないだろう。
「しっかりした防壁ですね」
雪定・千草(霞籠・g03137)は思わず呟く。
敵の拠点の守りは硬い。そして、攻め難くもあった。
しかし、千草は己が一人ではないことを知っている。
ディアボロスの戦いはつなぐ戦いだ。連鎖するように。鎖のように繋がってクロノヴェーダを追い詰めていく。
いつものぼんやりとした表情。
けれど、それも変わる。今はもう別人用に集中を発揮し、怒りが敵意へと変わっていく。
クロノヴェーダへの怒り。奪われたことへの怒り。
それが彼の背中を押す。
「一人ではできません……けれど、心ひとつになるように」
自分たちはそうして戦ってきたのだ。
手にした携行用火砲を構え、巡回していたトループス級『リベルタス・ドール』に狙いを付け、重力砲の一撃が放たれる。
広範囲に放たれる重力の波動。
それは一瞬で『リベルタス・ドール』たちの動きを鈍らせる。
「敵性体確認」
「応戦開始」
『リベルタス・ドール』たちの手にしたトーチ型火炎放射器が宙を舐めるようにして千草に迫る。
熱波が皮膚を灼く。
けれど、千草は手にした火砲で持って砲撃を行い、バリケードを吹き飛ばす。敵の守りは堅牢だ。
だからこそ、自分がこれを穿つ穴を刻み込むのだ。
「少しでも……皆さんへの痛手を減らさなければ。あちちー、です」
吹き荒れる炎は強烈だった。
敵の戦術もまた守りを固めるという点においては見事だっただろう。
「ディアボロス確認。殲滅開始」
『リベルタス・ドール』たちの士気はある程度のラインを割らぬように練度を高めているのだろう。だからこそ、千草は残留効果を手繰る。
これ以上、此処に敵を集結させてはならない。
『リベルタス・ドール』たちは一点を攻撃すれば必ず、此処に集中する。だが、それを遅らせるように千草は残留効果をもって、敵の集結を遅らせる。
「……いっぱいいっぱい足掻けよ」
敵拠点内部が泥濘んだ土に塗れ、バリケードの一点は千草の火砲でもって穿たれた。
「主が敗北しても動き続ける人形達。俺達の手で、終わらせてやりましょうか」
堅牢堅固なる守りに千草は楔を打ち込むのであった。
大成功🔵🔵🔵
効果1【泥濘の地】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】LV1が発生!
フレイヤ・ネルトゥス
*:アドリブ連携等歓迎
堅牢堅固な拠点に寄る敵群の打倒は古来より城攻めと同様の原理で通常の3倍の戦力が必要と聞き受けます。力押しでもなんとかなるでしょうが時間ばかり取られ、容易ではなくなるでしょうね
先ずは、敵が利用する防壁、バリケードを構成する為の留め具などのパーツ等を残留効果【腐食】で気持ち程度でも脆くしておきます
併せて、敵が状況に応じて立ち回りを意識した拠点内での移動を妨げるべく
【泥濘の地】も利用し、特に敵の行動に制限を掛けるべく、敵が防壁に利用している、または次に利用しそうな建物、バリケード等を優先的に通常攻撃で《砲撃》破壊していき、拠点に寄る事が出来なく出て来た所に『第七の弾丸』を使用
ライラ・スアード
(サポート)
『こんにちは、お話、いいかしら』
「お手伝いさせてもらうわね」
全体的に侍女の経験から補助などサポート行動で動きます
仲間を励ましたり、勇気付けたり人が希望を抱けるように気がけて動いています
誰かの背中を押したり任せたりできるなら恐れず積極的に行動に移します
調査などは問題点を確認して解決行動に動き、気付いた事があれば仲間に共有
戦闘のパラドクスは攻守場面で相手の動きを制限できる適切なものを使用でおまかせ
多少の怪我は厭わず積極的に行動しますが、依頼の成功のためでも公序良俗に反する行動はしません
他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません
後はおまかせします
どうかより良き未来が掴めますように
パリ近郊の衛星都市の一つに存在する『不敗のダブー』麾下だった残党勢力の築いた拠点はバリケードや障害物によって堅牢なる防備を固めていた。
自動人形たちにとって、それは指示されたことを確実に実行しているだけに過ぎないのだが、それでも彼らの堅実性はディアボロスにとって脅威であった。
融通が効かない、という点はあれど拠点に立てこもられ守られると攻めあぐねてしまう。
「古来より城攻めと同様の原理で通常の三倍の戦力が必要とは聞き受けます」
フレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)はこれが力押しで如何ともし難いものであると判断していた。
確かに時間を数をかければ力押しでもなんとかなるだろう。
しかし、そうやって徒に時間を取られるのは好ましくない。
「それに容易ではないわね」
ライラ・スアード(人間の王墓守護者・g03465)も同意見であるようだった。
彼女はしかし、フレイヤと共に、先行したディアボロスのはなった火砲の一撃が、拠点のバリケードに穴を穿つのを見ただろう。
「ならば、ここでバリケードを吹き飛ばしましょう」
フレイヤの手にしたリボルビングキャノン『ザミエル』が変形し、大砲へと形を変えていく。
装填された魔弾が放たれ、先行したディアボロスの火砲と合わせてバリケードに穿たれた穴を更に押し広げる。敵は、穿たれたバリケードを塞ぐようにして集結するだろう。
しかし、それはディアボロスたちにとって容易に予想できるものであった。
「残留効果……拠点内部を泥濘でもって敵の終結を遅らせている。敵に集まられる前に各個撃破していこうというわけね」
ライラは先行したディアボロスの狙いと、そのタイミングの良さを顧みて今しか進むチャンスはないと判断する。
「敵の集結を遅らせてくれているのなら」
戦場に残された戦いの軌跡。
残留効果をフレイヤは手繰る。周囲が泥濘へと更に変わり、トループス級『リベルタス・ドール』たちは拠点から飛び出してきても、しかし、その泥濘に足を取られもたついている。
規律に基づいて行動しているがゆえに、こうした不測の事態には対処が遅れるのだろう。
ならばこそ、この機会をのがしてはならない。
「お手伝いさせてもらうわね」
ライラのパラドクスが煌めき、小型のピラミッドが戦場に舞い降りる。
そのピラミッドがから放出される力がライラの身にまとわれ、彼女の手にした守護者の鞭が翻り、『リベルタス・ドール』たちを打ち据え、その躯体を打ち砕く。
「敵性体対処遅延」
「脚部可動域異物混入」
泥濘の土によって『リベルタス・ドール』たちは思うように動けない。
バリケード内部で行動しようとしていた彼らにとって、それは戦力の集結を邪魔し、また同時に思うように行動をさせぬ足枷となるのだ。
だが、彼らは自動人形である。
動揺はすれど、それは僅かな時間でしかない。
バリケードは穿たれたとは言え、未だ健在。僅かに残った利点を活用させぬとライラは走る。
「となれば、次は泥濘を意識した立ち回りになるはず」
フレイヤは、さらに穿たれたバリケードを突破し、泥濘に足を取られる『リベルタス・ドール』たちを見やる。
「ええ、今のうちに」
「敵の機先を削ぎます」
ライラの言葉と翻る鞭の打撃の援護を受けてフレイヤは、その瞳をパラドクスに輝かせる。
「制限解除、セブンス・コード起動、フライクーゲル・リミットブレイク!」
『リベルタス・ドール』たちのパラドクスがトーチ状火炎放射器から炎を吹き荒れさせる中、フレイヤは『ザミエル』の裏コードを持って、そのパラドクスを発現させる。
第七の弾丸(セブンス・コード)。
それは彼女の手にした大砲より放たれる見えざる重力を纏った拡散魔弾。
「敵火力感知」
「回避不能。回避、不能」
吹き荒れる波動は、泥濘に足を取られた『リベルタス・ドール』たちの放った炎と共に彼らの体を吹き飛ばしながら、自動人形をただの残骸へと変える。
「此処までバリケードを破壊すれば……」
「ええ、敵の指揮官……アヴァタール級は打って出てくるはずよ」
ライラの言葉にフレイヤが頷く。
今はトループス級を蹴散らし、後に続くディアボロスたちがこの拠点に突撃できる導線を引くことこそが肝要である。
二人は炎吹き荒れる中、果敢に戦い、これを為すのであった――。
成功🔵🔵🔵🔵🔴🔴
効果1【泥濘の地】がLV2になった!
【トラップ生成】LV1が発生!
効果2【アクティベイト】がLV2になった!
【ガードアップ】LV1が発生!
トループス級『リベルタス・ドール』たちが次々と排除され、突破したバリケードの泥濘を蹴るようにしてディアボロスたちは自動人形たちの拠点へと飛び込む。
行政を取り仕切る建物の扉は頑強であったが、しかし、そこから飛び出したのは人馬の如き四脚を持つ自動人形、アヴァタール級『キュイラッサドール』であった。
「ディアボロス……! よくも!」
その名を示す胸甲が煌めく。
配下たるトループス級をディアボロスが排除したことにより、籠城による長期戦は不利と判断したのだろう。
一騎でディアボロスを駆逐する道を選んだのだ。
「貴様らを蹴散らし、体勢を立て直す。我等は与えられた責務を全うする! そのためには!」
堂々たる体躯。
その異形たる四腕と四脚でもって、『キュイラッサドール』はパラドクスの煌めきを持って、ディアボロスたちを威圧するように泥濘を跳ねさせるのであった。
伊藤・真九郎
防壁は切り崩してくれたか。ならば後は一気呵成に斬り込むのみ。微力ながら助太刀致す。
騎兵相手には、機動力を活かさせてはならん。大小二振りの太刀を抜き放ち、一気に間合いを詰め接近戦を挑む。
刃同士を擦り合わせ、火花と共に白刃に炎を纏わせる。「武器改造」「火炎使い」の技也。
熱と陽炎で敵を撹乱、小太刀にて剣を打ち払い隙を抉じ開け、太刀による「斬撃」を叩き込み焼き切る。
反撃は、至近距離で銃口の向きと引き金の指動を見切り「看破」、銃撃を回避し二刀の受けにて剣撃を受け流す。
己が責務を全うせんとする忠義、見事也。なれど我等にも大義有り。押し倒させて貰おう。
アヴァタール級『キュイラッサドール』は堂々たる全身を見せた。
四腕に握り締められた銃より放たれる弾幕と共に四脚が走る。泥濘たるバリケードの内側は彼の機動力を奪っていたが、そのパラドクスに寄る前進は、それらをものともしなかった。
弾幕と呼ぶに相応しき銃撃。
その弾丸の雨の中を伊藤・真九郎(人間の戦国武将・g08505)は走る。
甲冑、その漆黒の武者鎧が弾丸を弾く。
だが、その銃撃の衝撃は肉体に重たくのしかかるようにして、骨身をきしませる。
しかし、止まらなかった。
顔を覆う兜の面頬が弾け飛ぶようにして弾丸が打ち込まれる。
「此処で貴様たちの進撃も終わりを告げると知るがいい、ディアボロス!」
『キュイラッサドール』の士気は高い。
戦うことに対しての意義を、彼らは求めない。命令があったからこそ、死守する。それだけのことなのだ。
自動人形であるがゆえに、そこに恐れや動揺はまるでなかった。
与えられた命令を遂行することこそが彼らの役目。それ以上などなかったのかもしれない。
「いいや。確かにそれがしの力は微力。されど、仲間が防壁を切り崩してくれたのだ」
真九郎は、ならばと銃弾の弾幕を恐れることなく踏み込む。
手にした二刀。
その刀身が擦り合わされ、火花が散る。
火花は炎へと転じて、白刃揺らめく二刀がパラドクスの輝きを解き放つ。
「虚仮威しを!」
「……いざ参る」
言葉は不要。
炎放つ二刀と打ち合う『キュイラッサドール』のサーベル。
だが、そのサーベルを打ち払い、さらにこじ開けるように四腕を退けながらも真九郎はさらに間合いを詰める。
叩き込まれた斬撃が『キュイラッサドール』の名を示す胸甲に弾かれる。
だが、それでもなお、真九郎は止まらない。
眼前に突きつけられる銃口にすら恐れず兜を振って弾き飛ばし、さらに前に進む。
距離を離させてはならない。
一気呵成に。
ただその一念で真九郎は手にした二刀を翻す。
炎が舞うようにして真九郎の手より放たれる。
「己が責務を全うせんとする忠義、見事也。なれど」
「なんとする!」
「我等にも大義有り。押し通させて貰おう」
十字に放たれた剣閃が『キュイラッサドール』の胸甲を切り裂き、その亀裂から炎を噴出させ、真九郎は押し切るのだった。
成功🔵🔵🔴
効果1【罪縛りの鎖】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
マリアベル・フィレンツァ
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」(このセリフを馬鹿の一つ覚えのように繰り返す)
サキュバスのデーモンイーター×奇蹟使い、20歳の女です。溢れ出すエッチな妖気。
普段の口調は「女王種(我、汝、~である、だ、~であろう、~であるか?)」
愛用の武器は「断罪の大戦斧」。暇なときはネイルカラーを塗っている。
パラドクスは指定した物をどれでも使用し、多少の怪我は厭わず積極的に行動します。他のディアボロスに迷惑をかける行為はしません。また、依頼の成功のためなら、公序良俗に反する行動も厭わず邁進します。MS様のギリギリをせめてください。
あとはおまかせ。よろしくおねがいします!
雪定・千草
後はアヴァタール級のみ…全力で挑みましょう
敵には全て、此処から消え去ってもらわないと
複数の腕と足
接近戦の方にはやり辛い筈です
武器をライフルへと変えパラドクス使用
可能ならばその腕か足、一本減らせるように狙います
減らせずとも、ダメージを与えてやりましょう
人形に痛みは感じないと思いますが
揺るがない意志を持っているのは俺達も同じです
折れませんよ
お前が地を這い、完全に動けなくなるまで
さあ、その士気…何処まで持ちますか?
反撃には魔力障壁を展開
はは、そうこなくっちゃ…つまらない
…少し悪い微笑浮かべてしまいました
お仲間に見られないようフードを深く引っ張ります
彼等が消え去った後
此処はどんな景色になるのでしょうね
フレイヤ・ネルトゥス
*:アドリブ連携歓迎
残るは、アヴァタール級のみ。残党の一、指揮官とは言え、彼らのダブーへの信仰とも言うべきもの…その意志は決して侮る事は出来ません。ならば、連携して打倒に当たるとしましょうか。
残留効果の【泥濘の地】で、敵の動きが少しは鈍っているとはいえ、その行動に迷いはなさそうですね。そうなると何処かのタイミングで決めにくることでしょう。
さて、彼がこちらに決定打として来るならば、頭上からの攻撃でしょうか。これは視界に敵を捉えるとい利点もありますが、同時に自身の身を晒すという事にもなります。しかし、それでも来るという事ですね。
向こうの機はこちらの機、受けなさい私のパラドクス『囁く魔の弾丸』
十字に切り裂かれるアヴァタール級『キュイラッサドール』の胸甲。
しかし、自動人形である彼は止まらない。
どれだけ劣勢に追い詰められるのだとしても、彼は自動人形であるがゆえに与えられた命令を遂行するということのためだけに泥濘たる拠点の地面を、その四脚で跳ねるようにして進む。
「我等は当たられた命令を遂行するのみ。果敢なる進軍こそが常に我々に勝利を与えてきたのだ!」
異形たる体躯でもって泥濘を蹴る。
しかし、ディアボロスの手繰る残留効果はさらに『キュイラッサドール』の足を捉えて離さないようであった。
「後は……」
「残るは……」
雪定・千草(霞籠・g03137)とフレイヤ・ネルトゥス(片翼の射手・g04483)の言葉がかなさる。
そう、残すはアヴァタール級のみ。
千草は全力で挑むと『キュイラッサドール』に負けず劣らずの士気の高さを見せていた。
「敵には全て、此処から消え去ってもらわないと」
「ええ、ですが敵は残党の一、指揮官とは言え、彼らの『不敗のダブー』への信仰とも言うべきもの……その意志は決して侮る事はできません」
フレイヤの言葉に千草は頷く。
その二人のやり取りを後方で聞いていた、マリアベル・フィレンツァ(慈愛深きサキュバスの女王種・g09069)は、溢れ出る妖気の如き色気と共に『断罪の大戦斧』を掲げる。
その手には爪に塗られたネイルカラーが艷やかに煌めいていた。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
煌めくパラドクスが魔骸連刃となって堂々たる後進によって攻め入る『キュイラッサドール』へと叩き込まれる。手にしたサーベルが刃を受け止めるも、先行したディアボロスのパラドクスによって亀裂走るサーベルがへし折れるようにして泥濘に突き刺さる。
「サーベルを折ったところで。止まるものか」
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
マリアベルは、その言葉を繰り返す。ただ一つの言葉を繰り返し続ける。叩きつける刃は、きしむ。
だが、同時に『キュイラッサドール』に怪訝な、それでいてわずかに揺らぐ動揺をひきださせていた。
「連携して打倒に当たりましょう」
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
フレイヤの言葉にマリアベルはあくまでそう返す。だが、共に同じディアボロスであるのならば、目的は同じである。
マリアベルの切り込んでくれたお陰で『キュイラッサドール』が動揺したことに違いはない。
それに泥濘たる地面に釘付けしたことで、押し込むことはできる。
「接近戦の方にはやりづらい筈です……でも」
千草は切り込んだマリアベルの間隙を縫うようにしてパラドクスの輝きを銃口に湛えるライフルを構え、その弾丸を解き放つ。
それは宙を走りぬけ、『キュイラッサドール』の四腕の一つを貫く。
砕けるようにして、その腕が止まるも、しかし止まらない。自動人形に痛覚がないように、揺るぎない意志は己たちディアボロスを討つためだけに向けられている。
その強烈な意志。
否定しようのないものだった。
けれど、それでも自分たちにもあるのだ。同じ意志が。戦場に集まったディアボロスがそうであるように、千草は引き金を引き、迫る『キュイラッサドール』の放つ銃撃を耐えしのぐ。
「折れませんよ」
「如何なることによっても、我等が任務を遂行するようにか!」
「ええ、お前が地を這い、完全に動けなくなるまで」
自身を認識している『キュイラッサドール』の銃撃は苛烈を極める。凄まじい銃撃だ。雨のように降りそそぐ弾丸は千草の身体を打つだろう。
だが、自分がただ攻撃されていたのではない。
自分がここにいるということは、他のディアボロスの動きがさとられぬということ。
そして、泥濘によって『キュイラッサドール』の動きは制限されている。
「確実に私たちを仕留めるタイミングを見定めていますね。わかりますよ。だから、私達全てを認識しようとしている」
フレイヤは飛び出す。
千草とマリアベルもまた同時に飛び出していた。
アヴァタール級である『キュイラッサドール』がただ一人で不退転の覚悟を決めたように。自分たちにもあるのだ。
戦う覚悟が。
「見つけたぞ、ディアボロス! 貴様たちを一網打尽にしてくれる!」
四脚が跳ねるようにして泥濘を蹴る。
けれど、それは泥濘であるがゆえに彼が思うほどに跳躍することはできなかった。それが一つの誤算であり、またディアボロスだけが持つ残留効果を手繰る力によるものであると、『キュイラッサドール』は理解できなかっただろう。
睨めつける銃口。
「やはり頭上からの攻撃……!」
「はは、そうこなくっちゃ……つまらない」
敵の攻勢に抗う。
それが使命であったとしても、『キュイラッサドール』の士気は強烈なものであった。だから、千草は少し悪い微笑を浮かべてしまっていた。
それを恥じるようにフードを目深にかぶり、その奥にある瞳を輝かせる。
ライフルより放たれる弾丸は、Code:咎送(コード・トガオクリ)。
「とっておきの弾丸を」
その士気は何処まで持つだろうか。
放たれた弾丸は、『キュイラッサドール』に対抗するために調合されたもの。その弾丸が胸甲と貫き、弾丸の雨が魔力障壁を砕く。
「今です!」
「ええ、向こうの機はこちらの機」
マリアベルが振るう大戦斧が『キュイラッサドール』の背後から叩きつけられ、ひしゃげる。
フレイヤは見ていただろう。
それでもなお止まることのない自動人形たる矜持のようなものを。
「それでも来るということですね……ならば、受けなさい私のパラドクス、囁く魔の弾丸(ガイスト・フライクーゲル)を」
それは如何なる状況においても敵を穿つ魔弾の如きパラドクスの弾丸。
何処にいようと、貫くと決めて放たれた弾丸は十字刻まれた胸甲の中止を穿ち、その名を示すものを穿つ。
「ダブー将軍……申し訳……ありません」
己は此処までのようであると『キュイラッサドール』は、しかし、その強靭な意思を見せつけながら動きを止め、残骸へと変わる。
マリアベルは手にした大戦斧を下ろし見下ろす。
「我は幸福と快楽をもたらすモノである」
繰り返される言葉。
それを受けるようにしてフレイヤは残骸の破片を一つ手に取る。それを砕き、戦いの残滓を背に戻る。
戦いは終わった。
けれど、まだディアボロスの戦いは終わっていない。
『不敗のダブー』残党を一掃した後に訪れるであろうこと。それに対する事を決めるのは他ならぬディアボロスだ。
「彼らが消え去った後、此処はどんな景色になるのでしょうね」
目深にかぶったフードの奥から千草はパリ近郊の衛星都市の街並みを見回す。
どうなるのかも、わからない。
けれど、より善きものになるようにと願わずにはいられないのだった。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【活性治癒】LV1が発生!
【修復加速】LV1が発生!
【寒冷適応】LV1が発生!
効果2【ドレイン】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】がLV2になった!