【獣神王朝エジプト奪還戦】砂漠を紅く染める薔薇(作者 凪未宇)
#断頭革命グランダルメ
#【獣神王朝エジプト奪還戦】竜騎皇妃ジョゼフィーヌ
#獣神王朝エジプト奪還戦
#ファーストアタック
#断頭革命グランダルメ
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澄み渡るオアシスに、風が悪戯し散った薔薇の花びらが滑っていく。
美しきフランス風の小宮殿の薔薇園で、『『竜騎皇妃』ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ』は優雅なティータイムを楽しみ寛いでいた。
そこは、確かに確かにエジプトのオアシスだった都市。
侍女の衣を纏った解体少女の報告を聞くと、ジョゼフィーヌはティーカップを下ろし微笑を浮かべた。
「こちらに向かってきたファラオの軍勢を撃破したのね、良くやったわ。たかがファラオの一体が、竜騎皇妃たる私に敵うとでも思っているのかしら」
チラリと見えたファラオの姿を思い出し、嘲るように笑みを零す。
「まぁ、今は泳がしておきなさい。時が来れば、あのファラオを滅ぼして、この地を断頭革命グランダルメに奪い取るのですから」
それにしても……。
「獣神王朝エジプトは風前の灯火のようね。どう思います?」
そう足を組み替え見下ろす先には、平伏していたマミー達が追従するように卑屈な表情で答える。
「まさに、仰せられる通りでございます」
「我らの決意は変わりません。どうぞ、断頭革命グランダルメにお導き下さい」
エンネアドが生み出し従えていたマミー達は、ジョセフィーヌに従い集っていた。
彼女の目的は初めから決まっている。
満足そうにマミー達を見下ろすのであった。
獣神王朝エジプトは、一般人のリターナー化による『見せかけの死者の復活』を利用し、一般人から絶大な信仰のエネルギーを収奪していた。そして、信仰のエネルギーから生み出した強力なクロノ・オブジェクトにより、断片の王同士の戦いである『七曜の戦い』に備えて盤石の態勢を整えていたわけだが。
「ボク達の活躍で、その態勢は大きく傾いたのです」
蒼狐・珠萌(猫狐な天使・g03640)はスケッチブックに、今までのいくつもの戦いを記していく。
強大なクロノ・オブジェクトを生み出していたジェネラル級エンネアド『大いなるトート』を撃破。
『巨大砂上船スフィンクスの奪取』『アスワン大城壁の破壊』『トループス級エンネアドの生産地であったナセル湖の機能停止』……。
更には信仰の礎であった『死者の書の破壊』により、クロノ・オブジェクトの有意性を失い、人々の信仰を失い。ルクソール会戦に勝利しテーベの城壁を破壊、クフ王を守護するべく出撃して来た『神域の守護神』マフデトも撃破し、断片の王である『クフ王』を追い詰めたのであった。
「追い詰められた『クフ王』は、七曜の戦いに勝利する為に準備していた『太陽の船』を始め、歴代のファラオの名を持つジェネラル級マミーを解き放ち、決戦態勢に入ったのです」
更にこの決戦に乗じるように、排斥力の弱まった獣神王朝エジプトの土地を奪おうと、幻想竜域キングアーサーのドラゴン、断頭革命グランダルメの自動人形も戦いに介入。南からは『巨獣大陸ゴンドワナ』の巨獣の群れが押し寄せ、東のシナイ半島からは『蹂躙戦記イスカンダル』のジェネラル級ディアドコイ『救済者プトレマイオス』が、多数の亜人を率いて攻めてきているようだ。
「獣神王朝エジプト奪還戦では、エンネアドやマミーに加えて、4勢力のクロノヴェーダとも戦う事になるのです」
これらの軍勢に対して戦争直前に攻撃を仕掛けて戦力を削ることが出来れば、戦争の機先を制することが可能となるでしょう。
敵は大戦力である為、引き際を間違えず、充分な打撃を与えたらすぐに撤退する事が重要になります。
ジョセフィーヌは占領したオアシスの街に拠点を作り、そこに建造した宮殿の中にいます。
周囲を『解体少女』の大群が護っており、中に侵入することが出来ませんがその数を減らし戦力を削ることが出来れば、戦争の機先を制することが可能となるだろう。
獣神王朝エジプトとの決戦を行う事ができたのは、攻略旅団の功績も大きい。
「これまでの戦いで、敵は大きく弱体化しているのです。ですが複数の勢力が押し寄せている今確実に戦力は削っていきたいとこなのです」
これまでの奪還戦と違い、獣神王朝エジプトの断片の王である『クフ王』が健在であることは十分に警戒して欲しい。
そう付け加え、珠萌はスケッチブックを閉じるのであった。
リプレイ
月下部・鐶
スケッチブックを開いて、まずは戦場を描いていくよ
さんざん世界を荒らして人を苦しめたくせに、旗色が悪くなったよそに逃げますなんて、許さないよ!
[情報収集][偵察][観察]、絵かきの目でしっかり敵の動きを見たら、まずは隠れて敵の動きを見るよ
スケッチブックに敵の姿を描きながら、他の味方の攻撃のタイミングでパラドクス発動!
描いた絵の中の解体人形にキズをつければ、描かれた本体にもキズがつく……
戦いの中で混乱してるうちは、どこから攻撃されてるかわからないでしょ?
味方が撤退を初めて、敵が反撃に移ったら、タネがバレる前にあたしも撤退!
ぜったい、戦場ではトドメを刺しにいくからね!
アドリブ、連携、大歓迎!
アンゼリカ・レンブラント
淫魔ジェネラル達強敵たちを乗り越えてきたことは、
確実に奪還に繋がっている
今日の作戦も大きな勝利に繋がると信じ、
気合十分、いざ!
仲間と仕掛けるタイミングを合わせ敵陣に突入するっ
飛翔でのダッシュで接近、パラドクスの近接戦を挑むよ
大型武器の間合いの内側に入り込み、光剣で斬るっ
パルマ等で戦った解体少女との戦闘経験も活かし立ち回る
囲まれないよう位置取り、
一度に多くの攻撃を受けないように注意
時にフェイント攻撃などでの攪乱にも努め、
仲間に必殺の攻撃を当ててもらう等臨機応変に動く
敵陣に打撃を与えた、もしくは竜騎皇妃が現れたら
引き際は間違えず撤収
取り残される仲間がいないよう注意だね!
次は戦場で――必ず討ち取るよ
シャルロット・アミ
エジプトは取り返すわ
でも、それ以上にグランダルメを勢いづかせるわけにはいかない
しっかり此処で釘を刺しておかなくちゃ
モーラットのモラさんを上空に浮かせて
敵の数や状況の確認をしてもらうわ「もきゅ!」
できるだけ数の少ないところから狙っていくつもり
大勢のところを狙ったら反撃をくらうだけだもの
愛用のバイオリンを構えて
おいで、暗い雲
オアシスに似つかわしくない暗い雲
雨を降らせ、孤独に苛ませて
私にできるのは人形を心から壊すことだけ
動きが鈍るくらいかもしれないけれど
少しでも力になれれば
戦況が悪くなれば即時離脱 深追いはしないつもり
バイオリンを弾きながらは走れないもの
アドリブ、連携歓迎です
リドリー・バーディ
君達の忠誠心を揺るがせようなんて思わないよ
ちょっとやそっとじゃ翻りそうもないしね
だから、勝負は真っ向から
……ううん、ちょっと斜めからかな?
囲まれちゃうと面倒だから、単体か少人数の相手を狙うよ
見回りしてる子とかいないかな!
見つけたらまず褒めます!第一印象大事!
そのドレス素敵だね
鋸剣すごくカッコいいね
君達が守る御方は素晴らしい人なんだろうね
──なんて『串刺し公の愚弄』が聞こえた?
ごめんね、僕の髪は真っ直ぐな捻くれ者なんだ
褒めた傍から刺し貫いて、ほらもう印象最悪じゃない?
反撃に髪を切られたら乙女みたいに傷心したフリしようかな
適度に数を減らしダメージを残したら撤退するよ
ばいばい、またね、さようなら!
●少女は泣かない
美しい緑に囲まれていたオアシスは、薔薇の花が咲き乱れていた。
その周りには、沢山の解体少女の大群が広大な砂漠から来るであろう襲撃を警戒していた。
その光景を、月下部・鐶(さいつよのお姉ちゃん・g00960)は〈お絵かきの道具〉を取り出し、スケッチブックに描いていく。
そこにマミーの姿は無いが、怒ったように眉をひそめている。
「さんざん世界を荒らして人を苦しめたくせに、旗色が悪くなったよそに逃げますなんて、許さないよ!」
それにグランダルメに、エジプトから戦力を持っていかれたくない。
モーラット・コミュ『モラさん』にも手伝ってもらいながら、シャルロット・アミ(金糸雀の夢・g00467)は、敵戦力と状況を確認していた。
「エジプトは取り返すわ。でも、それ以上にグランダルメを勢いづかせるわけにはいかない。しっかり此処で釘を刺しておかなくちゃ」
確実に敵を削れる、そのぐらいの規模の一群を狙う為に。
狙いをつけた一群が程良く、巡回してくるタイミングに合わせ愛用のバイオリン〈シャコンヌ〉を構えた。
鋸状の刃を持つ大剣を軽々と携え巡回する解体少女の一群の前に、リドリー・バーディ(chitter-chatter・g08402)は散歩でもしてるかのような、気軽な雰囲気で少女共の前に姿を見せ軽く手を振った。
小さな一群で体数は少ないが、油断ならない。
(「だから、勝負は真っ向から。……ううん、ちょっと斜めからかな?」)
突然現れたリドリーに、解体少女らは遠慮なく刃を向けるが、相手が単身であることに惑い即座に攻撃に移れないでいると。
「そのドレス素敵だね。鋸剣すごくカッコいいね」
第一印象大事! と、ばかりに褒めてくるではないか。
何が目的か真意が掴めず、解体少女らの注意がリドリーに集まり切ったところで、一気に仕掛ける。
砂の上を滑るような真横への飛翔ダッシュで、アンゼリカ・レンブラント(黄金誓姫・g02672)は肉薄するように、その手に光の剣を輝かせ『光剣閃波(セイバーフラッシュ)』を。
「どんな相手でも、この光剣で叩き斬るよっ!」
閃光と衝撃波を放つ一閃は複数を巻き込み、肉薄したまま鋸大剣を簡単には振り下ろせない位置に食らいつく。
グランダルメで遭遇した経験より、機械人形の動きはある程度把握している。
仲間の身体を踏み台や足蹴にしても構わず、飛び掛かってくる解体少女らの腕が脚が突然傷つき、球体関節部で外れ落ちた。
「絵の中にとじこめて、昔の時間にぎゃくもどり。きっとここにはキズがあって、きっとここにはだれかがいて。それから今につながって」
鐶は筆を動かし描いた『作品名【ふるきず】』の解体少女に、傷を描き加える
「描いた絵の中の解体人形にキズをつければ、描かれた本体にもキズがつく……どこから攻撃されてるかわからないでしょ?」
絵の傷と同じように、関節を傷つけ腕を脚を奪っていって。
まるで今の彼女らを現すような、暗く陰鬱な悲しさを秘めたバイオリンの調べが辺りに響く。
「おいで、暗い雲。オアシスに似つかわしくない暗い雲。雨を降らせ、孤独に苛ませて」
その音色に導かれ、『暗い雲は漂う』。
人形に心があるか謎だが、降りしきる雨は冷たく寒く、寂しさと孤独を植えつける。
(「私にできるのは人形を心から壊すことだけ。動きが鈍るくらいかもしれないけれど」)
少しでも力になれればと、奏で続ける。
だがそれで十分、僅かでも動きに綻びがあればディアボロス達は見逃さない。
「君達の忠誠心を揺るがせようなんて思わないよ。ちょっとやそっとじゃ、翻りそうもないしね」
砂漠に不釣り合いな、薔薇の庭園。
砂漠に不自然な、暗い雨。
水を吸った髪を掻き揚げ、軽く絞るよう振るってリドリーは笑顔を向ける。
「君達が守る御方は、素晴らしい人なんだろうね──なんて『串刺し公の愚弄』が聞こえた?」
彼が契約したアークデーモンの一部である髪が、鋭く棘のようになり解体少女の胸を貫く。
「ごめんね、僕の髪は真っ直ぐな捻くれ者なんだ。褒めた傍から刺し貫いて、ほらもう印象最悪じゃない?」
機械人形で無ければ、悲しい悲鳴や苦悶の声が上がっただろうか。
串刺しにされながらも解体少女は、鋸剣の刃を高速振動させ切り崩そうと迫る。
引き抜かれる彼の髪に刃が届くも人形の限界が訪れる。数本の髪を削ったところで、力尽きたように動かなくなり、その身体は瓦礫に。
同時にシャルロットが弓とバイオリンを降ろし、再び砂漠に太陽の日差しが戻ってくる。
一瞬の静寂の向こう。薔薇園の奥より、誰かの強烈な敵意をディアボロス達は感じた。
「深追いは良くないわね。バイオリンを弾きながらは走れないもの」
次の巡回や増援が来る前に。
「ばいばい、またね、さようなら!」
「タネがバレる前にあたしも撤退! ぜったい、戦場ではトドメを刺しにいくからね!」
聞こえているか分からないが、いつまでも優雅に寛いでいられると思わないようにと釘を刺し。
「次は戦場で――必ず討ち取るよ」
宣戦布告するように、オアシスの薔薇園にアンゼリカは告げ、ディアボロス達はその場を後にした。
相手が誰であっても、クロノヴェーダの好きにはさせないと。
強い意志を残して――。
大成功🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵
効果1【過去視の道案内】LV1が発生!
【泥濘の地】LV1が発生!
【水源】LV1が発生!
【アイテムポケット】LV1が発生!
効果2【ダメージアップ】LV1が発生!
【能力値アップ】LV1が発生!
【命中アップ】LV1が発生!
【反撃アップ】LV1が発生!